雪がしんしんと降り、風が吹き荒れる中、1人の少年と1人の少女は目を閉じて互いの身を寄せ合っていた。いずれ来るその瞬間をひたすら待って――。
美琴「……ねぇ……向こうに行ったら……ずっと……一緒に……いようね……」
上条「……ああ……そうしよう……」
美琴「……でも……もしかしたら………私たちの妹に……会うかもね……10031人の妹たち……に」
上条「それもいいじゃん……優しくしてやったら……いい」
美琴「……そうだね……」
1人の少年――上条当麻と1人の少女――御坂美琴は笑みを作り静かに語り合う。
美琴「………当麻」
上条「………ん?」
美琴「……私……何だか……もう……眠い……」
上条「…………………そうか」
美琴「……………後で…必ず……来てよね……お願いだから……私を一人ぼっちにしないでね」
上条「…………ああ」
上条は悟る。自分の側にいる彼女はもう限界だと言うことを。そして、自分自身も長くないことを。
そう考え、上条は最後にこの世の景色を見納めておこうと1度だけ目を見開いた。
上条「…………………」
その時だった。
上条「!!!!!!!!!!」
美琴「……ねぇ……向こうに行ったら……ずっと……一緒に……いようね……」
上条「……ああ……そうしよう……」
美琴「……でも……もしかしたら………私たちの妹に……会うかもね……10031人の妹たち……に」
上条「それもいいじゃん……優しくしてやったら……いい」
美琴「……そうだね……」
1人の少年――上条当麻と1人の少女――御坂美琴は笑みを作り静かに語り合う。
美琴「………当麻」
上条「………ん?」
美琴「……私……何だか……もう……眠い……」
上条「…………………そうか」
美琴「……………後で…必ず……来てよね……お願いだから……私を一人ぼっちにしないでね」
上条「…………ああ」
上条は悟る。自分の側にいる彼女はもう限界だと言うことを。そして、自分自身も長くないことを。
そう考え、上条は最後にこの世の景色を見納めておこうと1度だけ目を見開いた。
上条「…………………」
その時だった。
上条「!!!!!!!!!!」
引用元: ・上条「二人で一緒に逃げよう」 美琴「………うん」【2】
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