1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:42:14.45 ID:Kyx2CSJi0
1.ナツメ「もうすぐレッドが帰ってくる」
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414974841/

2.ナツメ「どうしてレッドといると邪魔が入るの?」
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418565688/

この2つの続きです




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423492934

引用元: ・ナツメ「レッドと私の話なのにグリーンが主役なの!?」

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:42:45.69 ID:Kyx2CSJi0

ほとんどのキャラが暴走して何がしたいかわからなくなります

そこは想像で補ってください

こちらもあれっこいつ何したいんだってなることがあるから

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:43:20.34 ID:Kyx2CSJi0

前回はレッドとナツメのところで終わりましたがグリーンのところから始まります

別にほったらかしとかじゃないです

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:44:45.61 ID:Kyx2CSJi0
レッド:ナツメ大好き、いつも一緒にいる、離れると気絶しかけるぐらいやばい

ナツメ:レッド大好き、いつも一緒にいる、離れると気絶しかけるぐらいやばい

グリーン:今回は主役(?)、でもこいつに悲劇が(予定)、エロ注意

タケシ:歌って踊れて高速移動が使える

カスミ:レッドとナツメにちょっかいをかける、水着

エリカ:レッドが好きだがグリーンにもいろいろする

アンズ:ジムリーダーで一番下のためいろんなことをされる、でも嬉しい

ユウキ:エロガキからのエロパパ、バトルした女性(上限あり)とは必ず…

ハルカ:子どもを抱いているので基本両手がふさがってる、そんなことはどうでもい

シロナ:残念な美人、そして変態である

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:45:11.37 ID:Kyx2CSJi0
レッド「なんでグリーンなんだよ」

ナツメ「そうよ、おかしいじゃない」

レッド「グリーンだけはどう考えてもおかしい、どうせならタケシにしろよ」

ナツメ「いや、それもおかしいけど…」

グリーン「ははは!黙れ脇役ども!」

グリーン「教えてやる!この俺様が!今回から主役ってことなんだよ!」

レッド「どこか頭をうったようだな、変なこと言いだした」

グリーン「うってねえよ!」

レッド「どうせ最初だけだろ…」

始まります

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:46:17.37 ID:Kyx2CSJi0
トキワジム

グリーン「ったくたまにジム開けたと思ったらたいした挑戦者は来ないし」

グリーン「ブルーもいそがしいからカントー来れないって…」

グリーン「あーあ、つまんねー」

グリーン「もうこんな時間か」

グリーン「昼飯は…家に帰って食うか」

グリーン「こんなやつらばっかだったら昼からはジム閉めようかな…」

グリーン「まあ俺が強すぎるってのもあるな」

グリーン「なんたってポケモンマスターになるぐらいだからな」

グリーン「それにしてもいつになったらなれるんだ?」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:46:46.75 ID:Kyx2CSJi0
グリーン「それから女と親しくしちゃいけないってのもつまらん」

グリーン「親しくしたらなんだってんだ」

グリーン「姉ちゃんは親しいとかじゃなくて家族だからもうどうしようもないしな」

グリーン「いや、そもそも普通に話してるけど何にもないし」

グリーン「やっぱ大丈夫なのかな」

グリーン「他人はだめってことか?わからん…」

グリーン「ポケモンマスターってのはモテるためじゃねえのか?」

グリーン「ま、いいや、一回帰るか」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:48:09.47 ID:Kyx2CSJi0
グリーン「最近はいいこともないし」

グリーン「ジム戻ってもなんもねえし、今日は寝るかな」

ナナミ「何言ってんのさっさと食べてジムに行きなさい」

グリーン「だってさぁ…」

ナナミ「だってもないの」

グリーン「姉ちゃんもジムリーダーになればわかるよ」

ナナミ「じゃあ私には一生わかんないわね」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:48:38.73 ID:Kyx2CSJi0
グリーン「ふぃー食った食った」

ナナミ「食べたらすぐ行く、今来てる人もいるかもしれないでしょ」

グリーン「ねえ、なに読んでるの?」

ナナミ「話そらさない、すぐ行く」

グリーン「教えてくれよー」

ナナミ「ったく、占いの本よ」

グリーン「占い~!?そんなもんに金つかってー、いくらしたんだよ」

ナナミ「300円」

グリーン「いい買い物だな…」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:51:51.96 ID:Kyx2CSJi0
グリーン「それでそれで、どうやって占うの?」

ナナミ「名前よ」

グリーン「俺は?」

ナナミ「グリーンは14だから…」

グリーン「何が14なの?」

ナナミ「いいから、えーと…いいことがあるでしょう」

グリーン「なにその適当な占い」

グリーン「じゃあ姉ちゃんは?ナナミだとどうなるの?」ピキーン

ナナミ「えっと私は…」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:54:39.77 ID:Kyx2CSJi0
グリーン「あれ、どうなってんだ…」

ナナミ「あったあった、私はね、きゃっ」

ナナミ「ちょっとグリーン何してんの」

グリーン「いや…体が勝手に!」

ナナミ「いやっ…だめよグリーン!やめなさい」

グリーン「え?…おわっいつの間に…あれ…パンツがあがらない、それどころか脱げていく」

ナナミ「ふざけてなんっ…」

グリーン「ぎゃっ!姉ちゃんごめん!違うから!」

グリーン「お、おいなにしてんだ、なめないでくれ」

ナナミ「…ほんとはこういうのあんまりよくないけど、しかたないわ」ペロペロ

ナナミ「一回だしたらちゃんとジム行くのよ」

グリーン「いや、俺こういうのしたいわけじゃないから!」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:56:23.08 ID:Kyx2CSJi0
ナナミ「……」ちゅぽちゅぽ

グリーン「ちょっ…姉ちゃん…」

グリーン「くっ…あっ…」びゅる

ナナミ「けほ…すごい量…」

グリーン「うわわ…姉ちゃんごめん、大丈夫?」

ナナミ「グリーンも大きくなったのね…今までの誰よりも大きい…」

グリーン「今までのって誰!それ誰!」

グリーン「ってまたなめるんじゃない!」

ナナミ「きれいにしてあげないと…」

グリーン「いいから、やめてくれよ!」

ナナミ「自分からしてきておいて、なにそれ」

グリーン「それは俺だけど、俺じゃない!」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:58:15.32 ID:Kyx2CSJi0
グリーン「とにかく体が勝手に…」

ナナミ「あっやめなさい、これ以上やったら駄目よ」

ナナミ「グリーンやめて、そっちは…んぐ…んううっ」ずぶっ

グリーン「ノーーーー!」

グリーン「ち、違う!ごめん!とにかくごめん!今抜くから!」

グリーン「っつ…あれ、全然抜けない…」グチュグチュ

ナナミ「ふ、ふざけないで…」

グリーン「体が勝手に動いてぬけねえんだ、姉ちゃんから脱出してくれ」パンパン

ナナミ「グリーンが…んっ離してくれないと…ああっ」

グリーン(やばいやばいやばい…)

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/09(月) 23:59:31.26 ID:Kyx2CSJi0
グリーン「ふぐうっ…ふうん!だめだぬけない…」

グリーン「体がいうこと聞かん」

グリーン「姉ちゃんやばい…なんとかしてくれ」グチュグチュ

ナナミ「あんっ…っく、まって…だ、だめ…」

グリーン「そんなこと言われたって…俺は今すぐやめたいのに…」パンパン

グリーン「ぐっ…もう…限界…あっ」どぷっ

ナナミ「ああ…」びくっ

グリーン「あかーん!これはあかーん!」

グリーン「あれっなんで…どうなってんだまだぬけない…」

ナナミ「グリーンの…さっきより大きく…」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/10(火) 00:00:36.53 ID:J2wtIGn80
2時間後

グリーン(もう終わりだ…)

グリーン(さっきからかなりのハイペースで、それも大量にだしてる…)

グリーン(つーかなんで俺こんなでるの?どんだけ…いや、なんかもうよくなってきた…)

ナナミ「んふっいいい~っんぐっ…」パンパンパン

グリーン「なんか…こんな状況で言うのおかしいけど…姉ちゃん大丈夫?」

ナナミ「あはっ…ぐ、ぐりーんの…もっと…」

グリーン「しっかりしろぉぉ!何言ってんだぁぁ!」

グリーン「って言ったけどごめん!また…」どぴゅぴゅ ちゅぽ

グリーン「やった!ぬけたぞ!」

ナナミ「……」ぴくぴく

グリーン「あ…」

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/10(火) 00:01:35.54 ID:J2wtIGn80
グリーン「いやあああああああああーーー」(BGM自転車)

グリーン「俺はなんということをしてしまったんだ!」

グリーン「だれかたすけてください!!」

グリーン「俺はいったいどうしてしまったというんだ…」

グリーン「たしかに姉ちゃんで…いやいや今はそんなもんじゃない…」

グリーン「おもわず家をとびだしてしまった、これじゃあ家に帰りづらい」

グリーン「と、とりあえずジムにこもるか…」

グリーン「ここは…ハナダシティか、いつの間にこんなところまで

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/10(火) 00:07:25.31 ID:J2wtIGn80
グリーン「いや、待てどこでおかしくなったか考えてからでも遅くはない」

グリーン「ジムリーダーとしてジムトレーナーに俺の動揺を見せるわけにはいかない」

グリーン「冷静になれ!俺!」ガンガン

グリーン「今日の行動を考えるんだ、一体何があったかを…」ガンガン

女「あの人です!さっきからジムの壁に頭打ちつけてる人は」

カスミ「あれ、グリーンじゃない、何してんの?」

グリーン「え…」

カスミ「ちょっと頭から血が出てるじゃない!」

グリーン「あ、ほんとだ」

カスミ「あー!ジムの壁が血で赤く!どうしてくれんのよ!」

グリーン「お、俺も頭血で赤くなってるぜ」

カスミ「知るか!責任とってきれいにしろ!」グリグリ

グリーン「ぎゃああああああああああああ」

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/10(火) 00:11:44.07 ID:J2wtIGn80
グリーン「おい、ほんとにこれ白ペンキか?」

グリーン「塗っても塗っても白くならない、それどころか真っ赤だ」

カスミ「それは血が流れっぱなしだからよ」

グリーン「そうか、手当てぐらいしてくれても」

カスミ「勝手に頭うちつけてケガしたんでしょ、知らないわよ」

カスミ「そんなことはいいから早く血を消してよ」

カスミ「壁が血だらけのジムなんて誰もよりつかないでしょ」

グリーン「そりゃそうだ」

カスミ「あと地面にも血がたれてるからそれもね」

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/10(火) 00:16:13.23 ID:J2wtIGn80
グリーン「ねえねえ、壁白い?」

女「え?まあ白いですけど…それよりあなた頭から血が…!」

グリーン「そうそうこれ全然止まんねえんだよ」

グリーン「どうにかしてくれねえかなぁ?」

女「いっ…いやぁぁー!」

グリーン「あっちょっと…」

グリーン「ま、壁は白くなったんだし、これでいいか」

グリーン「とりあえず知らせにいくか」

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/10(火) 00:19:48.53 ID:J2wtIGn80
グリーン「おーい、壁白くなったぞー」

カスミ「血!血!たれてるたれてる!」

グリーン「え?」

カスミ「頭をふるな!よけい飛び散る!」

グリーン「ああ、悪い悪い」

カスミ「ていうかあんたどんだけ血出してんの!」

カスミ「あー…ジムの中まで血が…」

グリーン「すまん」

カスミ「謝るんだったら血を止めろ!」ゲシッ

グリーン「おわっ」ジャボンッ

カスミ「あー!プールの中にまで血がー!」

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/10(火) 00:24:10.50 ID:J2wtIGn80
カスミ「みんなごめん、今日はジムはお終わりね」

カスミ「大丈夫明日までにはこのバカがキレイに掃除してるから」

グリーン「っしゃ、おつかれさんしたー」

カスミ「まて、バカってのはお前のことだ」ガシッ

カスミ「手当てしてあげたんだからもう血はたれてくることはないから安心しなさい」

グリーン「あーい…」

グリーン「あっ俺ちゃんとやっとくからカスミは帰ってもいいよ」

カスミ「あんたがサボらないようにちゃんと監視しとくわ」

グリーン「俺今はあんま女とかかわりたくないんだけどな…」

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/10(火) 00:28:34.06 ID:J2wtIGn80
1時間後

グリーン「ふぅ、終わった」

グリーン「俺やっぱおかしいな、出るものが常識を超えてでてくる」

グリーン「ありえねえだろこれ、俺がんばったよ」

グリーン「おい終わったぞ…」

カスミ「スー…スー…」

グリーン「ったく人に掃除させといて寝るんじゃねえよ」

グリーン「しかも水着で寝やがって、落書きしたろか」

グリーン「はぁ…おい起きろ」ゆさゆさ

グリーン「そんなので寝てたら風邪ひくぞ」

グリーン「おい、カスミ」ピキーン

グリーン「あれ…これはまさか…」

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:06:40.49 ID:aEn3S1PV0
グリーン「やべえ!おいカスミ起きてくれ!」

グリーン「また体が勝手に…」

グリーン「このままじゃいきなり入っちまうぞ」

グリーン「おきてくれ~、起きて逃げろ!」

グリーン「水着だからズラしただけでいいな…ってバカか俺は!」

グリーン「おきろ~!」ペシペシ

カスミ「う~ん…掃除終わった?」

グリーン「それどころじゃない!早く逃げろ!」

カスミ「あ、あんた何やってんの!」ずぶっ

カスミ「ひぐっ…」

グリーン「ぎゃあああ」

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:07:19.93 ID:aEn3S1PV0
カスミ「このバカ!早くぬきなさい!」

グリーン「ま、まただ…ぬけねえ…!」グチュグチュ

カスミ「いいいっ…やめて、おねがいだから」

グリーン「俺もこんなことしたくないけど体が勝手に」ぬちゅ

カスミ「何バカなこと…ぐっうごかない…で」

グリーン「ごめん、体が言うこときかなくて」パンパン

カスミ「んっ…やめっんぐうっ…」

グリーン「ぐう…カスミ、ちょっときつい…」

カスミ「あ、あんたのがバカでかいんでしょ…」

グリーン「ってかぬけねー!」

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:07:51.84 ID:aEn3S1PV0
カスミ「も、もういいでしょ生で私とやれたんだし、誰とも生はないのよ!」

カスミ「あぐっ…んんっ!いい加減にして…っ」

グリーン「ふぬぬぬぬぬ!言うこときけぇ!俺の体!」

カスミ「ちょっ…ちょっと!ぬくとか言って、さっきよりも激しっ…」

グリーン「あっ…やばっ」

カスミ「じょ、冗談でしょ…それだけはやめてよ!」

グリーン「俺もこれだけはやめ…くっおお」びゅるっ

カスミ「ああっんんんっー…」

グリーン「オーノー…」

カスミ「はぁ…はぁ…信じらんない…」

グリーン「俺も信じたくない…」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:08:36.64 ID:aEn3S1PV0
カスミ「何してんの、早くぬいてよ…」

グリーン「おかしい…まだぬけない…」

カスミ「はぁ!?何言って…ぐふぅ」

カスミ「ま、まだやる気なの!?やめて…!」

カスミ「これ以上あんたので突かれたら」

グリーン「とにかくなんとかしてくれ!俺じゃどうにもできない」

カスミ「ペンキ塗りさせたこと怒ってんの?だったら謝るから」

グリーン「いや、そうじゃなくて」

カスミ「だったらなんで…」

グリーン「それがわかったら苦労しないんだよ…」

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:09:30.22 ID:aEn3S1PV0
カスミ「ぐう…こんな大きいの体がもたない…」

グリーン「そ、そんなこと言わないでなんとかぬけだしてくれっ」

カスミ「でも、もうここまでやられると…」

グリーン「あきらめるなぁぁ!」

カスミ「そんなこと言って…んっ、何回出したの?私の中気持ちいいんでしょ…」

グリーン「そ、それは…」

カスミ「ああんっそれにしても…もうパンパンよ、あんたすごい量出すわね…」

グリーン(まじで姉ちゃんの時と合わせるとすごい量…ってそんなことじゃなくてこの状況を少しでもよくしないと…)

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:10:57.22 ID:aEn3S1PV0
始めてから1時間後

カスミ「はぁ…はぁ…気がすんだ?も、もうこれ以上は…」

グリーン「で、でも体が…あっぬけた!やった!」

グリーン「うっ…俺こんなに出したのか…めっちゃあふれ出てる…」

カスミ「こ…今度こんなことしたら…許さないから…」

グリーン「いや、俺じゃないんだけど…俺が悪いよな…」

グリーン「ほんとすまん!」

カスミ「ちゃんと謝って…ちょっとバカ!そっちの穴は!」

グリーン「え?おわっ完全に無意識!」

カスミ「このバカ!そっちはまだ経験ないの!それにあんたの大きさじゃ」

カスミ「っああ…う、うそでしょ…あっ」

グリーン「やべえ…こっちに入った…」

30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:11:36.81 ID:aEn3S1PV0
カスミ「いやっいいいっぬいてよ!」

グリーン「ぐぬぬ…くそっまただ…」

カスミ「ひぎいいっ、そ、そんな動かないで!」

グリーン「まじでどうなってんだ」

カスミ「あ、あんたもう許さない!」

グリーン「待って、聞いてくれ、確かに俺がやってるけど」びゅびゅっ

グリーン「……」

カスミ「さ…サイテー…」

グリーン「なんでこうなるんだ…」

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:12:12.59 ID:aEn3S1PV0
さらに1時間後

カスミ「あぎいいいっ!」

グリーン「い…いつになったら終わるんだ…」

グリーン「今日だけで3年分ぐらい…いやもっと出してるかも…」

グリーン「俺やべえな…」

カスミ「な…なに言ってんの…集中しなさいよ…」

グリーン「だから俺はこんなことするつもりはないの!」

カスミ「あー…もう両方の穴にこんな…んっ…に出しておいて」

グリーン「信じてくれ、全部俺の意志じゃない」どぴゅ にゅぽっ

カスミ「ぐんん…無意識で私をこんなふうにしたってこと?」

グリーン「そう!ほらこれも自然と今ぬけたんだ!」

カスミ「…これどうしてくれんの」

グリーン「あがっ…」

32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:18:12.41 ID:aEn3S1PV0
グリーン「い、いますぐかきだす!」

カスミ「もうこんな大量の、どうしようもないわよ…」

グリーン「いやっ…」

カスミ「それより、またジムがあんたので汚れたんだけど」

グリーン「……」

カスミ「わ、私もう帰るから、ちゃんと掃除しとくのよ、終わったら帰っていいから」

グリーン「だからおまえ」

カスミ「もういいって言ってるでしょ、明日私が来て汚れてたらどうなるかわかってるでしょうね」

33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:26:29.09 ID:aEn3S1PV0
グリーン「おーい終わったぞー」

グリーン「あいつ本当に帰ったのか…」

グリーン「カスミとまで…」

グリーン「くそおおおおぉぉぉ」

グリーン「俺そんな責任とれねえよぉぉぉ」

グリーン「今日の俺はおかしい…」

グリーン「考えろ、どうしてこうなったかを…」

グリーン「……」

グリーン「うわああああああああああああああああああああ」(混乱)

グリーン「はっ…お、落ち着け俺…」

グリーン「深呼吸…深呼吸…」

グリーン「あれ?ここは?」

グリーン「ひたすら自転車をこいでわけのわからんところに…」

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:32:20.60 ID:aEn3S1PV0
グリーン「あっここ見覚えがある、セキチクシティか?」

グリーン「しばらく見ないうちに変わったな…」

グリーン「……」

グリーン「よし、叫ぼう」

グリーン「こういうのは海にむかってが一番だよな」

グリーン「なんにしようか…」

グリーン「よし、チクショーーーーーーーーー!!!!!」

グリーン「……」

グリーン「全然スッキリしない…」

35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:40:54.32 ID:aEn3S1PV0
グリーン「ジムにもどろう…」

グリーン「さっきは変なルートできたけど、久しぶりにサイクリングロードを思いっきり行くか」

アンズ「あれ、グリーンさんこんなところで何をしてるんですか?」

グリーン「ん?ああ…ちょっとね、そっちこそどうしたの?」

アンズ「私は父上に晩御飯を届けに行くところなんです」

アンズ「今日は挑戦者が多くて、いつもより遅れてるんです」

グリーン「へーやさしいね、それじゃあ急がなくていいの?」

アンズ「そ、そうですね、すみません私はこれで」

グリーン「ああ…」

36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:46:36.19 ID:aEn3S1PV0
グリーン「はぁ…」

グリーン「ん?さっきアンズちゃんとは普通に話したけど何ともなかった」

グリーン「どういうことだ?」

グリーン「さすがに今日はもう無理ってことかな…」

グリーン「でも仮に今日は無理だってなっても今後またあるかもしれない…」

グリーン「原因を考えるんだ…」

グリーン「うーん」

グリーン「ここで考えても仕方ないし行くか」

アンズ「あれ?グリーンさん?」

グリーン「はやっ俺まだ動いてないのに帰ってきた」

37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:18:17.37 ID:rMC+20eh0
グリーン「ここは試してみるか…」

グリーン「でもまたさっきみたいになったら…」

グリーン「原因がわからんとどうすることもできん…」

アンズ「グリーンさん?」

グリーン「このまま話すのは危険だけど、どうしよう…」

アンズ「グリーンさん!」

グリーン「えっ…あ、何?」

アンズ「どうしたんですか?さっきからブツブツと」

アンズ「考え事ですか?私にできることなら協力しますよ」

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:18:52.77 ID:rMC+20eh0
グリーン「いやなんでもないよ」

アンズ「ほんとですか?かなり考えてたようですけど」

グリーン「大丈夫大丈夫、たいしたことじゃないから」

アンズ「そうですか」

グリーン「そうなんです、それより早くジムに方がいいんじゃない?」

グリーン「こうしてる間にも来てるかもよ」

アンズ「グリーンさんほどジムは空けてないんですけどね」

グリーン「まあそりゃそうだ、俺もジムに戻るとするか」

グリーン「じゃあねアンズちゃん」ピキーン

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:19:26.69 ID:rMC+20eh0
アンズ「では私も」

ガシッ

アンズ「グ、グリーンさん!?何を…」

グリーン「ええー!嘘だろ!何が原因だってんだ」モミモミ

アンズ「きゃっ…は、離してください!」

グリーン「くそぉ!なんでだぁ、せめて足!足だけ動いてくれ!」

グリーン「ここじゃいつ人が来るか…」

アンズ「グリーンさんこれはいったいどういうつもりですか」

グリーン「違うの!俺だけど違うの!」モミュモミュ

アンズ「んはあぁ…グリーンさん…」

グリーン「俺こんなつもりじゃないのに~!」

40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:20:20.07 ID:rMC+20eh0
アンズ「や、やめてください人呼びますよ!」

グリーン「そんなこと言うんだったら止めてくれ!」

グリーン「そうだ忍術かなんか使って!」

アンズ「そんなことこの状況で」ビリビリ

アンズ「グリーンさんなにするんです!」

グリーン「ほんと信じて!俺じゃないの!」

アンズ「グリーンさんはこんなことする人じゃないと思ってました…」

グリーン「俺もこんなことするつもりなかったよ!」

アンズ「だったらなんで…」

グリーン「それはわかんないの、あと胸かくして!丸見えになってる!」

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:20:49.84 ID:rMC+20eh0
アンズ「かくしてって…グリーンさんが私の服を破ったからでしょ」

グリーン「ごめん!ほんとごめん!俺もふぐぐ…」

アンズ「グリーンさんはこんな人だったんですか…」

グリーン「ひがふひがふ!ふがふごふふふ!」

アンズ「わかりました…だったらグリーンさんを私の胸ではさみころします…」

グリーン「ふごごぉー!はふけてー!」ペロペロ

アンズ「んふっ…グリーンさん…」

グリーン「ぷはあっ…はぁ…はぁ…まじで胸にころされるとこだった…」

グリーン「でも状況が一向に良くならない…」

グリーン「むしろ悪くなっていく…」

42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:21:23.48 ID:rMC+20eh0
アンズ「グリーンさん何がしたいんですか…」

グリーン「俺はこんなことしたくない!家に帰って部屋で泣きたい!」

アンズ「だったら…」

グリーン「だから勝手に」

アンズ「そんな言い訳聞きたくないです…」

グリーン「い、言い訳になるけどほんとなんだよ!」

アンズ「こんなことして…きゃっ」

グリーン「また…俺こんな変態じゃねえのにー…」

アンズ「人が来たらどうするんですか!」

43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:22:07.33 ID:rMC+20eh0
グリーン「あああ…どうしよう…こんなとこに人が来たらやばいよ…」

グリーン「あっ足だけ自由に動く!ふぬうっ!ズボンははけないのね…」

グリーン「アンズちゃん、今のうちにせめて建物の中に」

アンズ「……」にぎっ

グリーン「うっ…な、なにしてんの」

アンズ「こ…これが男性の…昔見た父上のより大きいです…」

グリーン「アンズちゃん?」

アンズ「ま、前にカスミさんが見せてくれたのでたしか…」

グリーン「ちょっとアンズちゃん…」

アンズ「私こういうのは初めてなんで上手くできるかどうか…」

グリーン「やらなくていいー!」

44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:22:58.67 ID:rMC+20eh0
アンズ「これぐらいですか…?」ギュッ

グリーン「ぎゃっ!」

アンズ「す、すいません力いれすぎました」

アンズ「これでいいですか…?」しこしこ

グリーン「やめてー!ストーップ!」

アンズ「な、何かでてきましたよ」

アンズ「この調子ってことかな…」シャシャシャ

グリーン「ちょっ…速いし強いし…きもち…あ、いや、やめて」

グリーン「あっ」どぴゅ

アンズ「……」

グリーン「ごめん!もろにかかった…」

アンズ「これが男性の…なんだか変なにおいです…」

45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:23:49.99 ID:rMC+20eh0
グリーン「拭くもの拭くもの…」ビリビリ

アンズ「や、やめてください下まで破るなんてひどいです…」

グリーン「ぎゃああああああ!なんでこうなるううぅぅぅ!」

アンズ「ぐすっ…なんで私がこんな目に…」

グリーン「だめだ…体が完全に言うこと聞いてくれない…」

グリーン「こうなったら、俺を動けないようにして逃げるんだ!」

アンズ「でも私こんな格好じゃ一人で動けないです…」

グリーン「このままだと俺にもアンズちゃんにもよくないことが起こるの!」

グリーン「なんとかがんばってくれ!」

46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:24:44.13 ID:rMC+20eh0
アンズ「よくないことですか…?」

グリーン「そう、ほら見て!このままじゃあぶない!」

アンズ「……」

アンズ「グリーンさん…やさしくおねがいします…」

グリーン「ちっっっっっっっがーーーーーーーーう!!!!!!」

グリーン「う、受け入れるんじゃなくて…」ペロ

アンズ「ひゃあ!」

グリーン「ほらこうなるから、逃げるんだってば!」ペロペロ くちょくちょ

アンズ「あっ…やぁあ…ああ…っ」プシャッ

グリーン「どうしてこうなるんだ…まじで」

47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:25:29.67 ID:rMC+20eh0
アンズ「グリーンさん…なんだか私…」

グリーン「おい!それは駄目だろ!こういうのは俺なんかとじゃなくて」ジュブ

アンズ「ぐっ…いいい…」

グリーン「ぎゃあああ血があああああ!」

アンズ「だ、大丈夫です…少し痛いですけど…」

グリーン「何も大丈夫じゃねえよ!俺の経験上これ当分ぬけないからな!」

グリーン「まずいぞ…これはまずい…」

アンズ「んっ…あっ…グリーン…さん…」

グリーン「体が勝手に始めてるぅぅ!なんで言うこと聞かねえんだ!」

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:26:27.75 ID:rMC+20eh0
アンズ「ああんっああ!…グリーンさん…なんだか変な気分です…」

グリーン「俺も変な気分だよ!助けてほしいぐらいだ!」グチュグチュ

アンズ「んっ…これで…赤ちゃんが…」

グリーン「嫌なこと言うなあああ!」パンパン

アンズ「ああっう、動かれるとまた…」

グリーン「くっめちゃくちゃきつい…こんなしめつけ…」

グリーン「じゃない!あきらめるな俺!もしかしたらぬけるかもしれない!」

グリーン「うおおおお!」ビュクッ

アンズ「あうっ…こ、これは…?」

グリーン「なんで…」

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:27:01.78 ID:rMC+20eh0
アンズ「はっ…ああっ…ひぐっ…」

グリーン「だめだ…当たり前のようにもう何発も…」

アンズ「私…これっ…なんだか…き、気持ちいいです…」

グリーン「俺はもう…」

ポーン コロコロ

グリーン「モンスターボール?」

グリーン「いったいどこから…」キョロキョロ

男「ったくお前はろくにボールも投げれねえのか?」

男の子「うるさいな、手がすべっただけだよ」

男「おい、早くひろってこいよ、あっちの方に飛んでいったぞ」

男の子「そいつ絶対ゲットするから逃げないように見張っててよ!」

グリーン「これって…」

50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:33:29.39 ID:rMC+20eh0
男の子「あれーこっちに飛んだと思ったんだけどなー」

男の子「もうちょっと行ってみようかな」

グリーン「まずい!一番じゃないけど、かなり恐れてたことが!」

アンズ「グリーンさん…んんっ…このまま…つづけましょう…」

グリーン「バカかー!こんなとこ見られたら終わりだろ!」

グリーン「ぐぬっ…やっぱぬけねえ…さしたまま移動するのか…でもどこに」

アンズ「大丈夫です…もし来たら、私の忍術で」

グリーン「使えるならこうなることを回避するために使えー!!」

51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:38:52.70 ID:rMC+20eh0
男の子「どこだろう」キョロキョロ

ガサッ

男の子「えっ何?ポケモン?」

グリーン「お、おい、せっかく隠れたのに動いたら意味ねえだろ…」

アンズ「このまま我慢なんて…私できません…」

男の子「どんなポケモンだろ…ぼくがまだ見たことないようなポケモンかな?」

グリーン「違うよ、人間だよ」

グリーン「人間だけど君ぐらいの年齢にはみせられないことしてる人間だからこっち来ちゃだめだよ」

アンズ「もっと大きく言わないと聞こえないですよ」

グリーン「いいんだよ聞こえなくて!」

男の子「あれ、人の声が」

52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:45:15.44 ID:rMC+20eh0
男の子「なんだポケモンじゃないのか、つまんないの」

グリーン「よし、あっちいけ」

男の子「でもなにしてるんだろ」

グリーン「来るなー!」

アンズ「私に任せてください、あの子の目的はボールを探しにきただけです、ボールはさっきひろっておきました」

グリーン「おお、拾わなかったらあの子ここまで来なかったと思うけど」

アンズ「ボールの存在に気づかせてむこうに投げればいいんです」

グリーン「よし、忍術でもなんでもないけど頼む」

53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:53:46.36 ID:rMC+20eh0
アンズ「あれれー、こんなところにモンスターボールがあるー」

アンズ「でもあたいはこんなのいらないなーそれっ」ポイッ

ゴンッ

男の子「いたいよーうわーん」

グリーン「なんで当てるんだよ」

アンズ「そ、そんなつもりはなかっ…ぐひいぃ、いきなり…」

グリーン「おい俺の体!すぐそこで男の子が泣いてるのに」

アンズ「わ、私はこれの方が…」

グリーン「よくない!」

グリーン「でも…が、我慢できない…ぐっ」ビュビュッ

アンズ「またグリーンさんのが…これでもう何回目でしたっけ…」

グリーン「俺はそんなつもりじゃないのに…」

54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 00:59:57.03 ID:rMC+20eh0
男の子「ぐすんっ…あっぼくのモンスターボール、こんなところに」

男の子「早くもどらなきゃ」

グリーン「とりあえず行ったようだな…」

アンズ「これで思いっきりできますね…」

グリーン「なんでだよ!」

アンズ「始めたのはグリーンさんです…」

グリーン「そ、そうだけど…勘弁してくれ俺今日だけでとんでもない数と量出してるから」

アンズ「グリーンさんなら問題ないですよね…」

グリーン「そ、そんなわけ…ちょっと、おい…ぎゃああああああ」

55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/12(木) 01:06:06.60 ID:rMC+20eh0
グリーン「アンズちゃん、おいしっかりしろ」ゆさゆさ

グリーン「とんでもないことをしてしまった…」

グリーン「気を失ってる…」

グリーン「俺も途中から調子に乗ってしまった…もしかしたらあの時やめることができたかもしれない…」

グリーン「ここら辺にもう俺のとアンズちゃんのででかい水たまりみたいなのが…」

グリーン「どうしてこうなるまで…」

グリーン「いや、考えるのはやめよう、とにかくアンズちゃんを何とかしないと」

グリーン「どうする…ジムにつれて行くか、いやさすがに今のアンズちゃんをつれていくのは」

グリーン「でもアンズちゃんの家知らないし…」

グリーン「俺の家…?バカ!それはダメだ!何を考えてるんだ俺は!」

56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:00:51.45 ID:8fOnuaql0
グリーン「よく考えろ…俺の全てを使って正解を導きだすんだ…」

グリーン「一番いいのは起きてくれることだけど」

グリーン「とにかくここじゃいつ人が来るかわからん、移動しないと」

グリーン「うわっめっちゃたれてきてる、あーもう俺のバカ!」

グリーン「どこかいい場所…」キョロキョロ

グリーン「なんかもう嫌だ」

グリーン「だれか!TASUKETE!」

アンズ「ん…うーん…グリーンさん…?」

グリーン「やった!起きた!」

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:01:40.11 ID:8fOnuaql0
グリーン「と、とりあえず何があったか覚えてる?」

アンズ「はい…グリーンさんといっぱい」

グリーン「もういい、それ以上は言わなくていい」

グリーン「ここじゃ人が来るかもしれないから早く移動しないといけない」

アンズ「でも私グリーンさんに服をやぶられて、こんな格好じゃ…」

グリーン「そうでした…」

グリーン「じゃあ家どこにあるの?そこにピジョットで飛んでいく」

アンズ「私の家はジムの裏です」

グリーン「そんなとこにあんのか…誰にもバレずに家に入る方法は真上から突入していくしかない」

アンズ「家に穴をあけるってことですか?」

グリーン「悪いけどもうそれしかない」

58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:02:43.12 ID:8fOnuaql0
グリーン「あそこだな」

アンズ「は、はい…でも本当に…」

グリーン「これは君のためでもあるんだ、修理はまかせといてくれ」

アンズ「でも」

グリーン「しっかりつかまっててよ、ピジョット突撃!」

どぎゃーん

グリーン「いてて…大丈夫?」

アンズ「は、はい…でもこれなら突撃する前にグリーンさんがドアさえ開けてくれたら誰にも見られず私なら入れたんですけどね」

グリーン「それ先に言ってよ…」

59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:03:40.03 ID:8fOnuaql0
グリーン「ごめん、時間かかったけど直せた」

アンズ「グリーンさんすごいですね、あっという間に」

グリーン「まあ、こういうのはけっこう得意だし、その気になればなんでもできるからね」

アンズ「グリーンさん、じゃあもう一度」

グリーン「何言ってんだよ!でもあれは俺が悪かった、ごめん!」

グリーン「は、早くジムに戻った方がいいよ」

アンズ「グリーンさん…」

グリーン「ほんとにごめん!きょ、今日のことは忘れよう!」

アンズ「父上を忘れろというのですか」

グリーン「そっちじゃねえよ」

60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:04:35.15 ID:8fOnuaql0
グリーン「はぁ…今日はもう…なんだってんだよ…」

グリーン「家にも入りずらいし…」

グリーン「こうなったら姉ちゃんに気づかれることなく家に入り、そして自分の部屋にこもる」

グリーン「それしかない!」

ガチャ

ナナミ「さっきから何家の前でさわいでんの?」

グリーン「のぉー…」

ナナミ「早く入んなさい」

グリーン「た…ただいま…」

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:05:37.67 ID:8fOnuaql0
グリーン「……」

ナナミ「……」

グリーン(気まずい…)

ナナミ「も、もう気にしてないからね…」

グリーン「えっ」

ナナミ「グリーンも男の子なんだし…たまにはそんなことあると思うけどこれからはお姉ちゃんとはダメよ…」

グリーン「……」

ナナミ「レッド君みたいにグリーンもいい子みつけたらね…」

グリーン「……」

62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:08:01.82 ID:8fOnuaql0
グリーン「ごめんなさい…」

ナナミ「もういいってば、これ飲んだし、もう問題ないわよ」

グリーン「それは?」

ナナミ「今日グリーンがやったことを防ぐものすごいもの」

グリーン「……」

グリーン「それどこで売ってんの?」

ナナミ「…まさか他の誰かに手を出す気?」

グリーン「ち…違う違う!そんなことするわけないじゃん!」

ナナミ「…まあ…いいか、トキワシティで一番大きいお店よ」

グリーン(トキワで俺がそんなもん買ってたらいろいろ面倒だな…)

グリーン「ほ、他ない?」

63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:09:28.44 ID:8fOnuaql0
ナナミ「あとは…タマムシかな」

グリーン「タマムシか、よし」

ナナミ「ちょっとどこ行くの、今から行っても開いてないわよ」

グリーン「大丈夫、えーと今日タケシのとこに泊まってくる」

ナナミ「男には使えないけど…」

グリーン「そんなことするわけないだろ!」

グリーン「じゃ、行ってくる」

64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:11:12.19 ID:8fOnuaql0
タマムシシティ

グリーン「開いたと同時に店に入って買ってやる」

グリーン「もうちょっとで日付も変わるなー、でもこんなときに寝れないし」

グリーン「ていうかけっこう人いるから寝れないってのもあるけど…」

グリーン「そもそもこんなとこで寝るってのがおかしいな」

グリーン「ん?なんだこのラフレシアとキレイハナ」

ラフレシア「ネムリゴナヨウイ!ハッシャ!」

グリーン「なんだ?俺になんかよ…う…グー」zzz

ラフレシア「ヨシ ハコベ」

65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:12:02.49 ID:8fOnuaql0
グリーン「うーん…はっ!ここは…」

グリーン「えっどこだ、なんで裸!?」

エリカ「スー…スー…」

グリーン「……」

グリーン「嘘だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

グリーン「落ち着け落ち着け落ち着け…」

グリーン「深呼吸…深呼吸…」

グリーン「ついに記憶すら残っていないというのか…!?」

グリーン「いやいや…違う違う…これは偶然だ」

グリーン「俺がたまたま裸で寝てたら、そこにたまたま…無理があるな…」

66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:13:38.63 ID:8fOnuaql0
グリーン「そうだ俺はタマムシで姉ちゃんが言ってたあれを買うためにタマムシに来て…」

グリーン「そしたらラフレシアとキレイハナが俺に近づいてきて」

グリーン「気がついたらここにいた…」

グリーン「……」

グリーン「なんで裸?」

グリーン「ってもうこんな時間になってる!」

グリーン「くそ…なんか悪いけどとりあえずここから出ないと」

グリーン「服…服…俺の服がなーい」

グリーン「どうなってんだよ!」

67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:14:49.98 ID:8fOnuaql0
グリーン「こうなったらしかたない一回家に帰るか…」

グリーン「…裸で」

グリーン「俺と俺のピジョットなら誰にも見られず外に出て家に入ることぐらいできるはず!」

グリーン「いくぞおおおおおおおおおさむいいいいいいいいいいい」

グリーン「やべえええ」

グリーン「あっこんなので家入れねえ」

グリーン「窓開いてるかな…」

グリーン「裸で2階の窓開けようとしてるやつ見たら確実に通報されるよな…」

グリーン「よし…割ろう…ピジョットで突撃だ」

68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:15:39.19 ID:8fOnuaql0
ガシャーン

ナナミ「!」

グリーン「ごめん姉ちゃん!窓割れた!」

ナナミ「グリーン!?何してんの!」

グリーン「ちょっといろいろあって」

グリーン「悪いけど俺また出かけるから、窓なおしてて」

ナナミ「何勝手なことばっかり…」

グリーン「ほんとごめん、許して」

グリーン「なんか俺最近物壊してばっかだな…」

69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:20:26.08 ID:8fOnuaql0
服着ていろいろ…
男「6000円になりまーす」

グリーン「高けぇ…」

男「お客さん若いのにこんなのが必要なんてねぇ」

グリーン「いいから早くしてくれ、それ24時間以内って書いてるから」

グリーン「いそげいそげ…」

グリーン「くそっこれよく効くけど24時間以内なんて姉ちゃん言ってなかったじゃんか」

グリーン「最初にやっちまったのがカスミだったな…」

グリーン「時間は…まだ大丈夫」

グリーン「探すの面倒だからジムにいてくれよ…」

70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:22:09.74 ID:8fOnuaql0
ハナダジム

グリーン「よかった~いた~」

グリーン「おーい…っと」

グリーン「こんなもん堂々とジムの中で渡すのはマズイよな」

グリーン「ねえねえ、俺トキワジムでジムリーダーやってるグリーンってんだけど」

ジムトレ「はい、なにかご用でしょうか?」

グリーン「カスミ呼んでくれないかな、俺外で待ってるって言って」

ジムトレ「わかりました、でもカスミさんは今ジム戦の途中なんです」

グリーン「いいよ、待ってるから」

71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 00:22:58.02 ID:8fOnuaql0
カスミ「ったく、何の用?

グリーン「ああ、渡したいものがあってさ」

カスミ「渡したいもの?」

グリーン「これなんだけどさ」

カスミ「これって…」

グリーン「そう、昨日さ、まあ…あれじゃんか」

カスミ「……」ぷるぷる

グリーン「カスミ?」ピキーン

カスミ「あんたね…これがあるからあんなことしたっての!!」

グリーン「えっ…ち、違う違う!あれは体が勝手に…」

72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 23:44:11.83 ID:8fOnuaql0
カスミ「じゃあこれは何」にぎっ

グリーン「えっいや…その…」

カスミ「ちょっとこっち来なさい」ぐいっ

グリーン「いたいいたい!ひっぱんなちゃんと歩くから」

グリーン「おい、どこ行くんだよ」

カスミ「黙ってついてきなさい」

73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 23:44:50.01 ID:8fOnuaql0
ガチャ

グリーン「おい、ここって」

カスミ「そ、私の家」

グリーン「なんでこんなところに」

カスミ「いいから入んなさい、女の子が家に連れてきてあげたのよグダグダ言わない」

グリーン「なんなんだよ…もうすぐ24時間になっちまうのに…」

シュル

グリーン「え」

カスミ「動かないで、目隠しがずれるでしょ」

グリーン「いや、目隠しする意味ないだろ」

カスミ「いいからあんたは一切抵抗するな」

カスミ「じゃないと私にしたこと言いふらすから」

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 23:45:27.78 ID:8fOnuaql0
ガチャガチャ ヌギヌギ ギュッギュッ

グリーン「おい何してんのか説明してくれ」

カスミ「だいたいわかるでしょ、ったく想像力が足りないわね」

グリーン「はぁ!?そうじゃなくて何する気なんだってことだよ」

カスミ「自分で見てみなさい、これぐらい見なくてもわかるでしょ普通」シュル

グリーン「なるほど、ベッドに手足が縛られてたのか、どうりで動かなかったわけだ」

グリーン「…あとさ俺をすぐ裸にするのやめてくれない?」

カスミ「私としてはそっちの方がおもしろいから」

グリーン「おもしろいからって…俺はお前のおもちゃじゃねえぞ!」

カスミ「今のあんたはそんなこと言える立場?」

グリーン「ごめんなさい…」

75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 23:46:01.21 ID:8fOnuaql0
カスミ「それでよろしい」

グリーン「じゃあもういいだろ…解いてくれよ」

カスミ「それじゃあ縛った意味ないじゃない」

グリーン「カスミさまーゆるしてくださーい」

カスミ「ふざけてんの?」

グリーン「ふざけてるわけないだろ、俺の持ってきたやつ特別なやつだから早く飲まないと」

グリーン「頼むよ、一粒6000円とかのやつ何個も用意したんだから…」

カスミ「たしかにいっぱいあるわね、あんた箱買いしてるけど私いらないから」

グリーン「おい、ふざけてんのお前だろ」

76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 23:46:41.05 ID:8fOnuaql0
カスミ「そんなこと、とてもこんなことになってる人が言えたもんじゃないと思うけど」

グリーン「それは…」

カスミ「裸になって縛られてこんなことになるあんたって変態じゃないの?」

グリーン「違う!俺は変態じゃなくてドMなだけだ」

グリーン「この後のこと考えると…あ、いや」

カスミ「やっぱりね…変態じゃないの」

グリーン「そんなこと言ったらこんなことするお前の方が変態だろ!」

カスミ「えーとバナナカッターあったかな?」

グリーン「待って待って!それはやめて!」

カスミ「何?私はバナナを切っちゃだめなの?」

グリーン「お前は別の使い方しようとしたからだろ!」

77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 23:47:32.83 ID:8fOnuaql0
カスミ「まあバナナカッターは使わないとして、メジャーでいっか」

グリーン「?」

カスミ「えっと長さが…太さ…直径…」

グリーン「おいやめろ変態」

カスミ「なに?」

グリーン「すいません、どうぞご自由にしてください」

カスミ「ふむふむ、全てにおいて私が今まで見たなかで一番大きい」

グリーン「お前他のやつにもこんなことやってんのか」

カスミ「いや、やったことないわ」

カスミ「あんたのが一番だなんて見て瞬間わかんのよ」

78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 23:48:18.74 ID:8fOnuaql0
グリーン「こいつ何がしたいんだよ」

カスミ「さてじゃあ私シャワーあびてくるから」

グリーン「えっ何?放置プレイ?」

カスミ「勝手に放置プレイとか言うな」

カスミ「プールで泳いでた時に挑戦者が来て、そん時にあんたが来たからまだ軽く体拭いた程度なの」

カスミ「今日はもうジムに戻れるかわかんないから」

グリーン「俺は?」

カスミ「当然そのまま」

カスミ「あっそうそう、さっきの数値全部メモしといたから、私が戻ってきたときそれより下回ってたら…」

グリーン「おい、なんだよ言ってけよ!」

79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 23:49:29.56 ID:8fOnuaql0
グリーン「こんなことしてる場合じゃないんだよな…」

グリーン「おーいカスミーこれ解いてよ」

………

グリーン「聞こえてないのかな…のんきにシャワーなんかあびやがって…」

グリーン「時間がないってのに…」

ガチャ

カスミ「~♪」

グリーン「あっ出たみたいだな」

グリーン「おい!早く解いてくれ!俺は行かなきゃなんないとこがあんだよ!」

カスミ「っさいわね…ちょっとぐらい待ちなさいよ」

80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 23:50:51.84 ID:8fOnuaql0
カスミ「言っとくけど、ちょっと間あんた帰す着ないから」

グリーン「ふざけんな…っておい!服着ろ!なんで裸なんだよ!」

カスミ「何さわいでんの、あんたなんか裸のうえに縛られてんじゃない」

グリーン「全部お前がやったことだろ」

グリーン「お前がこんな変態女とは思わなかったぞ」

カスミ「裸だの変態だのさっきからうっさいわね」

カスミ「昨日あんたにやられたことと比べたらマシよ」

カスミ「ほんと昨日まではあんなことするやつじゃないと思ってたのにな~」

グリーン「だから何度も言うけどあれは俺じゃ…」

81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/15(日) 23:56:23.52 ID:8fOnuaql0
カスミ「さーてと」ドスンッ

グリーン「おふっ…」

カスミ「あら、グリーンって結構腹筋あるのね」

グリーン「おい、俺の上に座るのはかまわんが服着ろよ」

カスミ「ほんとにそう思ってんの?これカチカチじゃない」

カスミ「あっそうだ、大きさとか計っとかないと」

カスミ「それとバナナカッター」

グリーン「バナナカッターはもういい!」

カスミ「ほんとにするわけないじゃない」

82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/16(月) 00:11:54.95 ID:nGgHlGHb0
カスミ「小さくなるどころか少し大きくなってるわね…」

カスミ「この状況で何考えてんの?」

グリーン「うるせえ、俺の持ってきたあれ飲んで俺を解放しろ」

カスミ「いーや」

カスミ「私が今こうやってる理由としてはやり返しだから」

グリーン「やり返しって…」

カスミ「当然倍返し!」

カスミ「さーて、私の気が済むまでやらしてもらうわよ」

グリーン「悪い予感しかしない…」

83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:12:11.44 ID:HI6zXbK90
3時間後

カスミ「あー楽しかった」

グリーン「こっちはなんも楽しくねえよ…」

カスミ「なーに?あんたもしかして私が妊娠するとでも思ったの?」

カスミ「こういうのはしやすい時期としにくい時期があるのよ」

カスミ「ま、私はいつとかそんなのあんま気にしないから」

グリーン「おい…」

カスミ「もしかしたらできちゃうかもね~」

グリーン「ふざけんなよ…」

84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:12:41.39 ID:HI6zXbK90
セキチクシティ

グリーン「もうすぐアンズちゃんが24時間たつ…」

グリーン「しやすいとかしにくいとか知らねえけど、これ飲めば絶対大丈夫なんだ…」

グリーン「ん…これって安全なやつなのか?危険な成分とか入ってないよな…」

グリーン「姉ちゃんも飲んだし…たぶん安全だと…普通のんがよかったかな」

グリーン「今はこんなこと言ってる場合じゃない急がないと」

グリーン「……」

グリーン「なん…だと…」

グリーン「今日はお休みですってふざけんなよ…」

85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:14:30.02 ID:HI6zXbK90
グリーン「いや…まだだ…」

グリーン「アンズちゃんは必ず家にいる、俺はそう信じている」

グリーン「えっと入口はどこだ?」

グリーン「あっインターホンがあった」

ピンポーン ……

グリーン「……」

ピンポーン ……

グリーン「?」

ピンポーン ……

グリーン「寝てるな…うん、そうだまだ寝てるんだ、直接ドア叩いてやろう」

86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:15:19.99 ID:HI6zXbK90
グリーン「インターホンがあるのに玄関が見当たらないぞ」

グリーン「どっから入るんだこの家」

プンッ

グリーン「今なんか音がしたような」

シャキーン ザクッ

グリーン「うわっ…槍がふってきた…恐ろしい…」

グリーン「ころそうとしてんじゃんか…誰に対しての罠だよ…」

グリーン「気をつけないと生きて帰れるかわからんぞ…」

87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:15:48.66 ID:HI6zXbK90
グリーン「おわっ」

グリーン「ぎゃあっっっ」

グリーン「いやぁぁぁーーー」

グリーン「はぁ…はぁ…だめだ…やられる…」

グリーン「…ん、話し声がする」

グリーン「アンズちゃんか?やっぱいるじゃんか」

グリーン「うーん、どうしようか」

グリーン「ここ壁が薄いせいか声聞こえるし、叩けばきずいてくれるかな」

グリーン「……」

グリーン「何話してんだろ」

88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:17:05.04 ID:HI6zXbK90
キョウ「なるほど」

アンズ「はい、そうです」

キョウ「グリーンか」

アンズ「グリーンさんです」

グリーン(えっ俺の話してんの?)

キョウ「む、曲者!」

グリーン「うわああっ」

アンズ「グリーンさん!?」

グリーン「ど、どうも」

89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:17:37.59 ID:HI6zXbK90
キョウ「娘から全部聞いた」

グリーン「なにを…」

キョウ「きさまと言うやつは」ガシッ

グリーン(ころされるーーーーーー!)

グリーン「す、すみません!俺もあんなことするつもりじゃ」

グリーン「キョウ…いや、キョウさん!許してください!」

キョウ「グリーン!」

グリーン「は、はい」

キョウ「今日から父上と呼ぶがいい」

グリーン(アンズちゃん何言ったんだーーー!)

90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:18:23.04 ID:HI6zXbK90
キョウ「さて、あとは二人にまかせる」

グリーン「何を…」

キョウ「では拙者はリーグに戻る」

グリーン「お、おい…」

グリーン「ねえ…何話してたの…」

アンズ「グリーンさんのことです」

グリーン「うん、それはちょっと聞こえてた」

グリーン「俺のなにを話してたの?」

アンズ「昨日グリーンさんとしたことや、カスミさんともやってたことです」

グリーン「うん、いろいろ言いたいことがある」

91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:19:41.72 ID:HI6zXbK90
グリーン「まずさ、そういうこと親に言う?」

アンズ「何かあったら知らせろと昔から言われてきたので」

グリーン「それは違うだろ…」

グリーン「次になんでカスミのこと知ってんの」

アンズ「見てました」

グリーン「え?」

アンズ「見てたので知ってます」

グリーン「待って…見てたの?」

アンズ「はい」

グリーン「こわ…」

92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:20:28.24 ID:HI6zXbK90
グリーン「な、なんで?」

アンズ「普通かなっと思いまして」

グリーン「どこの世界の普通だよ、聞いたことないよ」

アンズ「私たちの世界では普通です」

グリーン「嘘つけぇ」

アンズ「でもカスミさんともしてたのは事実じゃないですか」

グリーン「それは…うん…」

アンズ「なにも間違ってません」

グリーン「そう…だね…」

93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:22:14.02 ID:HI6zXbK90
アンズ「では」

シュルル ギュッ

グリーン「おわっ」

グリーン「あ、あの…アンズちゃん?」ピキーン

アンズ「あ、カスミさんの言ったとおりですね」

アンズ「グリーンさんってほんとに縛ると大きくなるんですね」

グリーン「いや、カスミと縛り方違うし…じゃなくてちょっとやめてくれよ」

グリーン「俺が何したってんだ、ミノムシみたいになってるじゃんか」

アンズ「ここはちゃんとでてるから大丈夫ですよ」

グリーン「やめてーーーなんも大丈夫じゃなーーい」

94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/17(火) 00:36:55.69 ID:HI6zXbK90
グリーン「ねえ聞いてる?俺を解放して」

アンズ「まあ、待ってください」

グリーン「せめてこの宙ぶらりん状態をなんとかしてよ」

アンズ「グリーンさん暴れないでください」

グリーン「こんな状態でじっとしてられるかー!」

アンズ「あきらめてください」

グリーン「うるせー!俺はあきらめない男だ!」

アンズ「甘えないでください」

グリーン「甘えてねえよ!」

アンズ「しかたないですね…」

グリーン「おっ解放してくれんのか」

アンズ「いいえ」

グリーン「ちょっとどこ行くの?いや怖い怖い!」

アンズ「それっ」

グリーン「ぎゃあーーー」ガクッ

95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/18(水) 00:24:56.61 ID:T5wkxPHD0
グリーン「う…ん…ん?」

グリーン「あれ…何してたんだ?」

グリーン「アンズ…ちゃん…?」キョロキョロ

グリーン「あ…」

グリーン「意識がなかったのに…とんでもない量出してる…」

グリーン「こうなったらもうどうしようもないじゃないか…」

グリーン「ちくしょーーーーー」

96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/18(水) 00:25:25.12 ID:T5wkxPHD0
タマムシシティ

グリーン「エリカとはマジで記憶がないけど…」

グリーン「あんなのになってたらどう考えても…」

グリーン「いやいや、今はそんなことより、せめてエリカだけでも」

グリーン「ジムは…あいてる、よしっ」

グリーン「じゃあさっそく」

ラフレシア「ヨウ」

グリーン「げっ…このラフレシアは」

ラフレシア「マスターガオヨビダ」

グリーン「つ…ついてこいってか?」

97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/18(水) 00:26:00.34 ID:T5wkxPHD0
グリーン「でけえ家」

ラフレシア「ボサットスルナ」

グリーン「おいっやめろ!ひきずるな!」

グリーン「いって…」

エリカ「あら、グリーンさんようこそ」

グリーン「これはどういうことだ」

エリカ「私あの後グリーンさんがどうなったのか心配になりまして」

グリーン「ちょ、ちょっと一回このラフレシアたちどけて」

エリカ「だめです、グリーンさんが逃げるかもしれませんから」

グリーン「いや、逃げないから、ていうか俺が何したってんだ」

エリカ「…昨日したこと忘れたとは言わせませんよ」

グリーン(やっぱ何かしたのかーーーーー)

98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/18(水) 00:26:54.18 ID:T5wkxPHD0
エリカ「それにカスミさんともアンズさんともずいぶんと楽しそうでしたね」

グリーン「そんなわけ…ってなんで知ってんだよ!」

エリカ「見てました」

グリーン「お前もか…」

エリカ「カスミさんのときは私とアンズさんで、アンズさんのときは私とカスミさんで見てました」

エリカ「たぶんカスミさんとアンズさんも今ここを見てるんでしょう」

グリーン「こわっ!なんのシステムだよ!」

エリカ「ですが残念ですわ」

エリカ「私あの二人から聞くまでグリーンさんがあんなことをするなんて知りませんでしたわ」

グリーン「いや、あれは俺の意志じゃないの…」

99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/18(水) 00:28:50.99 ID:T5wkxPHD0
エリカ「さてと、縛り終わったので始めましょうか」

グリーン「やめて、俺何回縛られたらいいんだよ」

グリーン「ちょっとエリカ、いやエリカさんエリカ様!」ピキーン

エリカ「あらあら実際に見るとかなり大きいですね」

エリカ「すみません、私今までこうしたらグリーンさんが興奮するなんて気がつきませんでした」

グリーン「しないって言ったら嘘になるけど、助けてーー!」

エリカ「あっ言い忘れてました、私とグリーンさんはまだしてません」

グリーン「は?」

エリカ「昨日のあれはグリーンさんが本当に私を襲うのかという実験です」

グリーン「じゃああれは事後じゃなくて…」

エリカ「はい、違います、でも今から始めます」

100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/18(水) 00:29:51.18 ID:T5wkxPHD0
エリカ「あれはもう何年前のことでしょうね、初めてグリーンさんが私のジムに来たとき以来ですね」

グリーン「な、なにが?」

エリカ「あのときも大きかったですが、さらに大きくなって」にぎっ

グリーン「怖い怖い!やめて!」

エリカ「安心してください、私ミカンさんを1分間で180回イカせたことがあります」

グリーン「それ今言うことじゃないよ!」

エリカ「ミカンさんものすごいペースだったせいか、とてもピクピクしておもしろかったですわ」にやっ

グリーン「おいやめろその笑み!」

エリカ「グリーンさんは1分間で何回…ふふっ」

101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/18(水) 00:30:17.59 ID:T5wkxPHD0
エリカ「じゃあいきますよ」

グリーン「いきますよとか言ってもう…くっ」

エリカ「あら、これはすごいですわ、まるで噴水のようです」

グリーン「えっ…えええええええーーーーー!どうなってんだーーー!」

エリカ「もっともっと」

グリーン「ちょ…バカ…」

エリカ「ふふ…だいぶでましたね」

エリカ「きれいにしましょうね」ペロペロ

グリーン「あ、あの…ここで終わりってのは…」

エリカ「これからですよ」

102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/18(水) 00:30:52.72 ID:T5wkxPHD0
3時間後

グリーン「……」ズーン

エリカ「グリーンさん、終わったことはしかたがありませんよ」

グリーン「誰のせいだと思ってんだよ!」

エリカ「あんなにだしたグリーンさんですよね」

グリーン「はぁ…」

グリーン「一応もう一回聞くけど」

エリカ「飲みません」

グリーン「まじでなんでだよ…」

エリカ「安全とは思えません」

グリーン「いや安全だから、飲まない方が危険だし…」

エリカ「何か?」

グリーン「いえ、なんでもありません!」

103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/18(水) 00:40:19.32 ID:T5wkxPHD0
グリーン「くそ…力づくで飲ませるって手もあるけど…」

グリーン「さすがに乱暴はよくないし、そもそも俺が力でエリカに勝てると思えないな…」

エリカ「何をブツブツと言ってらっしゃるんですか?」

グリーン「い、いや…」

グリーン「ここはしかたない、もう無理やりいくしかない」

グリーン「エリカ!これを飲むんだ!」

エリカ「いやです」バキッ ガシッ

グリーン「あがっ…もっと…じゃない、ごめんなさいごめんなさい!」

エリカ「もうしませんか?」

グリーン「はい!しません!」

104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/18(水) 00:47:53.53 ID:T5wkxPHD0
カントーのどこか

グリーン「もう嫌だ…」

グリーン「なんでこんなことになったんだよー…」

グリーン「俺が何したってんだ」

グリーン「俺は女に何も悪いこと…」

グリーン「女…?そういや…」

グリーン「もしかして異性と親しくしちゃいけないって言われたのと何か関係が…」

グリーン「よし…レッドなら何か知ってるかも…」

グリーン「レッドは…ナツメといっしょにいるからヤマブキか」

105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/18(水) 00:53:34.82 ID:T5wkxPHD0
ヤマブキジム

ジムトレ1「あっグリーンさんこんにちわ、どうしたんですか?」

グリーン「ごめん、いそいでるから通してもらうよ」

ジムトレ1「ちょっと今日はレッドさんもナツメさんも…」

ジムトレ1「行っちゃった」

グリーン「おいレッド!」

ユウキ「レッドさんならいませんよー」

グリーン「あれ…お前何してんだ?」

ユウキ「グリーンさんこそ何の用ですか?」

106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:06:12.44 ID:ahzb1n5m0
グリーン「いないってまたどっか行ったのか?」

ユウキ「はい、しかも日帰りとか言っておきながら泊まってるんすよ」

グリーン「レッドは何もしてないけどナツメはジムリーダーだろ、フラフラしてんじゃねえよ」

ユウキ「それよく言えますね」

グリーン「俺はいいんだよ」

グリーン「くそぉ…あいつらが俺の電話に出るかわからんけど、かけてみるか」

ユウキ「何言うか知らないですけど、ついでに早く帰ってくるよう言ってください」

ユウキ「挑戦に来る女の子にいちいちムラムラしちゃって」

グリーン「なんだそれ…あっ」

107: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:06:56.76 ID:ahzb1n5m0
ユウキ「だから女の子が来たときはハルカにかわってもらってんですけど、ハルカもいそがしいんで、そんときはってなりますね」

グリーン「別に聞いてないし、何の話してんだよ」

ユウキ「でも絶対に避妊はさせますね、俺そういうことに関しては天才かも」

グリーン「だから聞いてな…あぁ…」

ユウキ「そんなことできないやつは最低ですからね、ハルカは別として」

グリーン「……」

ユウキ「グリーンさん?」

グリーン「いや…そうだよな…そんなこともできないやつは最低だよな…」

ユウキ「どうしたんすか?急に元気なくなって」

グリーン「なんでもない…外で電話かけるわ…」

ユウキ「ちゃんと帰ってくるよう言ってくださいよー」

108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:07:50.23 ID:ahzb1n5m0
プルルルルル ガチャ

グリーン「もしもし、レッド」

レッド「きるぞー」

グリーン「まてこら!お前今どこにいんだ」

レッド「ジョウトだけど」

グリーン「ジョウト!?せめてカントーにいろよ」

レッド「なんでお前にそんなこと言われなきゃなんないんだよ」

ナツメ「ねえレッドあっちの方にも行ってみようよ」

レッド「うん、あーじゃあきるぞ」

グリーン「まてまて、直接話たいことがある、ジョウトのどこだ?」

109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:08:33.10 ID:ahzb1n5m0
レッド「お前こっちに来る気かよ」

グリーン「だから直接話したいって言ったろ」

グリーン「たのむ緊急なんだ」

レッド「まあ…そこまで言うなら」

グリーン「よし、で、ジョウトのどこにいるんだ?」

レッド「グリーンフィールド」

グリーン「俺ん家か?」

レッド「きるぞ」

グリーン「まて、冗談だ」

レッド「緊急とか言ったくせによく冗談とか言えたな」

110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:10:45.15 ID:ahzb1n5m0
グリーン「それどこあるんだ?」

レッド「めんどくせえやつだな、じゃあコガネシティで合流だ」

レッド「あんま遅いとどっか行くからな」

グリーン「よっしゃわかった」プチッ

グリーン「あれ?ユウキに何か言ってくれって言われてたような…」

グリーン「ま、いいか、たいしたことじゃないだろう」

グリーン「それより早くジョウトに行かねえと」

111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:11:21.04 ID:ahzb1n5m0
コガネシティ

グリーン「だいぶ暗くなってしまった」

グリーン「早くしないとあいつらどっか行っちまうな」

グリーン「どこだ?あのバカども」

レッド「おい」

グリーン「おっレッドじゃねえか、よう!」

レッド「ようじゃねえよ、なんだよ」

ナツメ「私たちまだ行くところあるんだけど」

グリーン「まあそう言うな、ナツメ」ピキーン

112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:11:52.92 ID:ahzb1n5m0
ボゴオッ

グリーン「ぐふっ」

レッド「おい…今…ナツメの胸さわろうとしたよな…」

グリーン「いや、すまん!無意識なんだ」

レッド「無意識だったら許すってことじゃねえよ」

ナツメ「まあ、待ってよレッド、ほんとに無意識だったみたいだし」

レッド「…ナツメが言うなら」

グリーン「おいお前らこんな街中でイチャつくな」

レッド「これが普通なんだよ」

グリーン「いや、お前らのくっつき方は異常だ」

113: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:12:39.11 ID:ahzb1n5m0
レッド「で、話たいことって何?オーキド博士になんかあったの?」

グリーン「いや、俺のことなんだけど…」

グリーン「そのさ…ポケモンマスターになろうとするとさ…なんかあんの?」

レッド「?」

レッド「どういうこと?」

グリーン「えっと、その…うん…」

レッド「なんだよ、はっきりしろよ」

グリーン「だから…うん…」

ナツメ「はぁ…レッド、私にまかせて、グリーンが何を言いたいか読んでみるから」

グリーン「待て!それは待ってくれ!」

レッド「なんでだよ、お前全然言わないし、これじゃあ時間の無駄だからな」

114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:13:12.90 ID:ahzb1n5m0
グリーン「落ち着け!はやまるな!」

レッド「お前が落ち着けよ」

ナツメ「じゃあちゃんと言ってよ」

グリーン「ああ…ちょっと言いにくいんだけど…」

レッド「ナツメお願い」

ナツメ「うん」

グリーン「ぎゃあああまてえええええええええええええ」

レッド「うるさい」

ナツメ「……」

レッド「どう?」

ナツメ「……」カァァ

115: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:13:51.95 ID:ahzb1n5m0
レッド「ナツメどうしたんだ、おいグリーン、お前何考えてたんだ!」

グリーン「一回おちつけ」

ナツメ「レッド…グリーンが…」カクカクシカジカ

レッド「おまえ…」

グリーン「違う聞いてくれ!俺の意志じゃねえんだよおおおおお」

レッド「いくら彼女ができないからって…」

グリーン「うるせえよ」

グリーン「そうじゃなくて、これは絶対ポケモンマスターのせいなんだよ」

ナツメ「ポケモンマスターの精?」

レッド「精霊のせいだってか」

グリーン「そうじゃねえよ!」

116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:15:11.16 ID:ahzb1n5m0
グリーン「お前なんか知ってるんじゃねえかと思って…」

レッド「逆になんで俺が知ってると思うんだよ」

グリーン「だってあれお前の親父だろ」

レッド「……」

グリーン「だから聞いてくれよ」

レッド「俺はあいつとは話たくもない…」

ナツメ「…グリーン、レッドはそれはしたくないみたいだから悪いけど直接自分で聞いてくれないかな」

グリーン「…そうか」

グリーン「邪魔をしたな」

117: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:15:49.97 ID:ahzb1n5m0
グリーン「おい」

レッド「なんだ」

グリーン「俺邪魔したなって言ったんだ」

レッド「聞いてた」

グリーン「なんかそれ言ってお前らと一緒に帰ってるのって恥ずかしいんだけど!」

ナツメ「グリーン、電車の中では静かに」

グリーン「あっ悪い、ってかお前らも公共の場所ぐらいそういうのやめろ」

レッド「やだ」

グリーン「ふざけんな」

レッド「一時的に主役になってるからって調子乗ってんじゃねえぞ」

グリーン「一時的じゃねえよ!」

ナツメ「グリーンの主役なんてもうすぐ終わるわよ」

グリーン「まじで!?」

118: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:16:19.48 ID:ahzb1n5m0
翌日

グリーン「もう一回シンオウに行くしかないな」

ナナミ「シンオウに行くの?」

グリーン「まあすぐ帰ってくるつもりだけど」

ナナミ「お土産買ってきてね」

グリーン「ああ」

ナナミ「女の子に手を出しちゃだめよ」

グリーン「は?」

ナナミ「カスミさんにアンズさんにエリカさんだっけ」

グリーン「え…なんのこと…」

ナナミ「今は何も言わないわ」

グリーン「……」

119: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:17:24.71 ID:ahzb1n5m0
キッサキシティ

グリーン「おふ…気持ち悪い…船酔いした…」

グリーン「しかもさむっ、俺はレッドみたいにいつも半袖じゃねえのに、こんなときに限って半袖にしちまうとは…」

グリーン「今日のシンオウはあったかいって言ってたんじゃねえのかよ」

グリーン「猛吹雪じゃねえか!くっそぉぉぉぉぉ」

グリーン「早くこんな街…というか吹雪の範囲から出ねえと」

グリーン「たしか槍の柱だったな、よしピジョットでてこい!」

ピジョット「コンナトコデダスナヤ」カチンコチン

グリーン「ピジョットォォォォォォォォォォォ!」

グリーン「おのれ吹雪め!こうなったら走ってぬけだしてやるぜ!」

グリーン「ちょうど半袖でいいぜ!うおおおおお!」

ビュオオ

グリーン「……」カチンコチン

120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:18:25.95 ID:ahzb1n5m0
グリーン「う…あ…こ、ここは…」

スモモ「あっ気がつきましたか」

スモモ「スズナさーん、気がついたみたいですよ」

スズナ「あっよかったー、どうしてそんな格好であんな吹雪の中いたんですか、しんじゃいますよ」

グリーン「たすけてくれたの…?」

スモモ「はい、でも驚きました、私以外にもあの修行法をしてる人がいたなんて」

グリーン「修行?」

スズナ「この人は別に修行してたわけじゃないと思うけど」

スモモ「ち、違うんですか…じゃあつねにあんな修行、いやあれを修行とも思わない…すごい…」

グリーン「?」

121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:19:18.47 ID:ahzb1n5m0
グリーン「あっまだ言ってなかったな、俺の名前はグリーン、助けてくれてほんとにありがとう」

スズナ「やっぱり本物ですよね」

グリーン「本物?」

スモモ「私たちシンオウでジムリーダーやってるんですけどこの前のPWTでは少ししか見れなかったんで」

グリーン「もしかして俺のファン?」きりっ

スズナ「……」

スモモ「私はファンです!」

スズナ「えっうそ」

スモモ「あの吹雪の中耐えるのも修行だと私は考えてました」

スズナ「だから違うと思うけど」

122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:19:56.35 ID:ahzb1n5m0
スモモ「でもグリーンさんはあの程度修行でもなんでもないレベル」

スモモ「すばらしいです!ぜひお手合わせ願いたいです!」

グリーン「ああ、(ポケモン)バトル?」

スモモ「はい、(格闘の)バトルです!」

グリーン「ああ、いいよ」

スズナ「グリーンさん、やめた方が」

グリーン「大丈夫大丈夫」

スモモ「じゃあ私からいきますよ」

グリーン「えっとボールは…」

スモモ「せいっ!」ドスッ

グリーン「ぐほっ」

スモモ「てやあっ」ゲシッ

グリーン「ぎゃふっ」ばたっ

123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 00:30:30.58 ID:ahzb1n5m0
グリーン「……」ぴくぴく

スモモ「えっグリーンさん!?」

スズナ「こりゃ当分おきそうにないわね」

スモモ「そんな、この程度で倒れるなんて」

スズナ「スモモちゃん、グリーンさんソファに運んで」

スモモ「おかしいな…」

スモモ「あっもしかして手加減していただいたんですか、そんなことしていただかなくてもよかったのに」

スズナ「スモモちゃん、たぶんグリーンさんの言ったバトルはポケモンの方だと思うよ」

スモモ「え、ええ~私が勘違いしてたんですか…」

スズナ「きっとそうだよ」

124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 23:43:41.81 ID:ahzb1n5m0
スモモ「……」

スズナ「どうしたの」

スモモ「やっぱり、グリーンさんを倒してしまったのにこんなのをしてるのはちょっと…」

スズナ「うん…でも、スモモちゃんのモロにくらっちゃったし当分は起きないと思うし」

スモモ「でも、あんっ…シ、シロナさんたちだって来るんじゃないですか」

スズナ「シロナさんたちなら遅くなるって、それにシロナさんならまざってきそうだけど」もみもみ

スモモ「シロナさんは激しすぎてスズナさんみたいにやさしい方が」

ドサッ

グリーン「いてっ」

スズナ「グ、グリーンさんが起きたのかも、スモモちゃん早く服着て」

スモモ「私の服どこやったんですか~」

125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 23:44:15.03 ID:ahzb1n5m0
グリーン「っつ~…あれ、俺何してたんだっけ…」

グリーン「あ、そうだシンオウのジムリーダーに助けてもらったんだった」

グリーン「おーい」

スモモ「ちょっと待って…」

グリーン「え?」ガチャ

スズナ「間に合った…」

グリーン「ん?なにか違うような…」

スモモ「あっ…スズナさん、服が私たち逆になってますよ…」

スズナ「ほんとだ、これスモモちゃんの服だ、なんかおかしいと思った」

126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 23:45:04.02 ID:ahzb1n5m0
スズナ「なんで気がつかなかったんだろ」ぬぎぬぎ

スズナ「ほら、スモモちゃんも」ぬぎぬぎ

スモモ「あっちょっと、グリーンさんがいるんですよ」

スズナ「グリーンさん何見てるの!」

グリーン「え、ええ~」

スズナ「いくらグリーンさんでもやっていいこととダメなことがあるでしょ」

グリーン「お、俺が悪いの!?落ち着いてくれスズナちゃん」ピキーン

グリーン「あっこれは…やばい、二人とも逃げて…」

127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 23:45:51.15 ID:ahzb1n5m0
スズナ「おっきい~」

グリーン「ちょっと」

スズナ「ほらスモモちゃんも見てよ」

スモモ「男の人のってこんなに大きいんですか…」

スモモ「スズナさんのもってるこれより大きいですね」

スズナ「あ、ちょっとそんなの今ださないで」

グリーン「二人はそんなの使ってるんだ…」

スズナ「これはシロナさんにもらったやつだよ!」

128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 23:47:40.38 ID:ahzb1n5m0
1時間後

グリーン「とか言っただけで終われると思ったけど…」

グリーン「やっぱり二人とやっちゃう結果に…」

スズナ「何終わったみたいなこと言ってんの、まだまだこれからでしょ」

グリーン「やばいよ、これ以上やったら…」

グリーン「あ、そうだ、あれが…家におきっぱなしだ…」

グリーン「とにかくだめだろ、ほら妊娠とかしたらいろいろ問題あるだろ!」

スモモ「妊娠ってなんですか」

グリーン「なんでその歳で知らねえんだよ!」

スズナ「子どもができるの、私たち同士じゃできないことよ」

スモモ「それはすごいです!」

グリーン「おい…」

スズナ「さあ、まだ一回ずつしかやってないんだし、再開再開」

129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 23:48:45.81 ID:ahzb1n5m0
グリーン「もうやだ…」

スズナ「そんなこと言って、体は正直じゃない」

グリーン「もうこの体は俺の言うこときかないから俺のじゃねえよ…」

スモモ「そんなこと言ってもやめるわけじゃないんで」

グリーン「あっそう…」

ガチャ

シロナ「ごっめーん、イッシュ組が来るの遅れちゃって」

カトレア「シロナが寝坊しなきゃもうちょっと早く来れたんだけどね」

シロナ「私のせいじゃないでしょ」

カミツレ「少なくともイッシュ組のせいではないわ」

ヒカリ「やっぱりシロナさんのせいか」

130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 23:49:35.27 ID:ahzb1n5m0
シロナ「あれ?スズナとスモモ出てこないわね」

ヒカリ「スズナさーん、スモモちゃーん勝手にあがるよー」

スズナ「んっ…みんな来たみたい」

グリーン「み、みんな!?」

スズナ「シロナさんたち」

グリーン「そ、そんなのすぐやめねえと…」

スモモ「だめですよ、これも修行ですよグリーンさん」

グリーン「もはやこんなの何を鍛える修行だよ!」

131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 23:50:35.15 ID:ahzb1n5m0
スズナ「あん…また、大きく…」

シロナ「あの二人またやってるわね」

ヒカリ「特に仲がいいですからね」

シロナ「じゃあ一汗かきますか」ぬぎぬぎ

ヒカリ「ええっ雪まつりに行くためにキッサキに来たんじゃないですか」

シロナ「あとあと、明日も明後日もやってるんだし」

シロナ「シロナいっきまーす!」ガチャ

スズナ「んっ…ああっ…」

グリーン「……」

スモモ「シロナさん…なんでぬいでるんですか…」

シロナ「オスがいるじゃないの」じゅるり

132: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 23:51:41.96 ID:ahzb1n5m0
グリーン(やめるにはやめれたけど…)

グリーン(女に囲まれて裸で正座ってもう…)

シロナ「……」レロレロ

グリーン(こいつにいたっては意味わかんねえし)

ヒカリ「何があったんですか」

スモモ「3人で修行してました」

グリーン「あの…俺帰っていいすか…」

シロナ「何言ってんの、せっかくこの中に男がいるんだから」

シロナ「二人に何回出したの?私もほしーな」

133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 23:52:29.31 ID:ahzb1n5m0
ヒカリ「シロナさん、やめてください」

ナタネ「そんなにするなんて同じシンオウとして恥ずかしいですよ」

カトレア「それにその言い方だとあなた一人だけみたいじゃない」

グリーン「は…?」

フウロ「どうせならみんなでの方が楽しいしね」

グリーン「ちょっと待て…」

カミツレ「みんな待ったなしだから」

スモモ「じゃあみんなで修行ってことですか」

スズナ「私たちもまだまだやれるし」

シロナ「じゃあよーいスタート」

グリーン「だからちょっとま…いぎゃああああああああ…」

134: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 23:53:18.41 ID:ahzb1n5m0
3日後・早朝

スズナ「すやすや」

スモモ「スー…スー…」

シロナ「くかー」

ヒカリ「むにゃむにゃ…」

ナタネ「すぴー…」

カトレア「…zzz」

フウロ「うーん…」どすっ

カミツレ「ぐふっ…ふぅ…ん…」

グリーン「……」むくっ

グリーン「……」キョロキョロ

グリーン「よし、みんな寝てるな」

135: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 23:53:48.88 ID:ahzb1n5m0
グリーン「くそぉ…こんなにいるつもりはなかったのに…」

グリーン「毎日のようにハーレムに…いやいや、大変な目にあった」

グリーン「はやく出て行かねえと」

グリーン「今日は天気がいいな、今から行けば昼すぎにはつけるだろう」

グリーン「もっと早くつけるかな、寒いとこぬけたらピジョットも飛べるだろうし」

ガサッ

グリーン「!」びくっ

シロナ「あーん…ヒカリちゃんもっとぉ…」

グリーン「んだよ、驚かせやがって…」

グリーン「こんなこと言ってる場合じゃない、昨日はここでつかまったんだ」

136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/20(金) 00:00:27.09 ID:pOIkW02L0
一時間後

グリーン「はぁ…寒いとこもぬけたし、女どもからも離れられたし」

グリーン「なんで俺があんな目にあわなきゃなんないんだ」

グリーン「はやく槍の柱に行って、対策たてねえとな」

グリーン「よし、でてこいピジョット」

グリーン「槍の柱まで飛ぶぞ」

137: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/20(金) 00:12:06.16 ID:pOIkW02L0
槍の柱

グリーン「やっぱりまだここにいた」

ゲンゾー「あ?なんだグリーンか、どうした」

グリーン「どうしたってか、なんかこう」

ゲンゾー「あーわかるわかる、何人とやったの?」

グリーン「ってことはやっぱりポケモンマスターってのが関係あんのか」

ゲンゾー「あるよ」

グリーン「なんでそんなことにしたんだよ!」

ゲンゾー「なんでってポケモンマスターになるんだろ」

ゲンゾー「ポケモンマスターが自分のポケットモンスターすら制御できんようじゃだめだろ」

グリーン「ポケモンマスターってそういう意味なのかよ!なんて最低な称号だよ!」

ゲンゾー「いや、もちろん強くないとだめだぞ」

グリーン「下ネタはもういいんだよ!」

ゲンゾー「今のは普通の意味なんだが…」

138: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/20(金) 00:25:00.07 ID:pOIkW02L0
ゲンゾー「そうか…やっぱりお前もやってしまったか…」

グリーン「……」

ゲンゾー「今までにも何人ものポケモンマスター候補がお前と同じようなことになった」

ゲンゾー「そしてそいつらは失格になった」

グリーン「じゃあ俺も失格ってわけか」

ゲンゾー「いや」

グリーン「えっ」

ゲンゾー「レッドはならないって言ってるし、候補がお前しかおらん」

ゲンゾー「俺もはやくやめて家に帰りたいから次のやつに譲りたいんだ」

ゲンゾー「だから合格は決まってるんだ」

139: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/20(金) 00:41:21.91 ID:pOIkW02L0
グリーン「なんかゆるいな」

ゲンゾー「俺がルールだからな」

ゲンゾー「じゃあもうめんどうだし今からお前がポケモンマスターだ」

グリーン「今から!?」

ゲンゾー「そう、ここにいれば女性を襲っちまうなんてことはほぼない」

グリーン「そ、それって出会いがないってこと!?」

ゲンゾー「2、3人襲っちゃったんだろ、じゃあもしかしたら子供できるかもでいいじゃんか」

グリーン「最低の発想だな」

140: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/21(土) 00:36:13.30 ID:MtFo6REn0
グリーン「ポケモンマスターってのはこう、モテモテになれるんじゃねえのかよ」

グリーン「これじゃあ寄ってこられたら危険じゃねえか」

ゲンゾー「だから俺はここにいるんだ」

グリーン「ふざけんなよー…」

ゲンゾー「いいじゃんか、あれで子どもができたら」

グリーン「だめだって言ってんだろが!」

ゲンゾー「2、3人ぐらいいいじゃんか、俺の場合はレッドだけだったけど」

グリーン「2,3人ですまないかもしれないからだよ」

141: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/21(土) 00:36:43.95 ID:MtFo6REn0
ゲンゾー「何人?4人?5人?」

グリーン「その…ほぼ確実なのが…11人…」

ゲンゾー「11!?すげえ、普通だったら3人ぐらいの時点でおかしいと思うだろ」

グリーン「おかしいと思ったけどこうなっちまったんだよ!」

ゲンゾー「一人ずつできたとしても11人兄弟か、ははっ」

グリーン「笑い事じゃねえよ!」

グリーン「もう最悪だよ…」

ゲンゾー「はっはっは」

グリーン「だから笑うんじゃねえよ!」

142: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/21(土) 00:37:11.46 ID:MtFo6REn0
グリーン「くそぉう…」

ゲンゾー「泣くなよ」

グリーン「泣いてにゃーい!」

ゲンゾー「もっと喜べよ、ポケモンマスターだぞ」

グリーン「こんなことにならないんだったらもっと喜んでたよ」

ゲンゾー「まあ、でもよく考えたら全員ができるってのもないか」

グリーン「できないって言ってもとんでもない量…あ、いや」

ゲンゾー「まあそりゃそうだろうな、ポケモンマスターってのは体のあらゆるところが異常になるからな」

グリーン「異常になるようなことしたかな…」

ゲンゾー「とにかく、普通とは比べものにならないぐらいになる」

グリーン「何が」

ゲンゾー「いろいろ」

143: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/21(土) 00:37:51.40 ID:MtFo6REn0
グリーン「はぁ…」

グリーン「俺カントーに帰るわ」

ゲンゾー「12人目か?」

グリーン「違う!」

グリーン「あれ、今思ったけど、あんたがやめたらこの副作用みたいなのどうなるんだ」

ゲンゾー「それはなくなるんだ」

グリーン「都合いいな」

ゲンゾー「不思議だろ」

グリーン「まあいいや、どっちにしろカントーに帰る、気をつけたらいいんだ」

ゲンゾー「こどもは?」

グリーン「……」

144: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/21(土) 00:38:19.67 ID:MtFo6REn0
そのころマサラタウン

男「着きましたオーキド研究所です」

ブルー「おしりいたーい、さすがにクチバからずっと座りっぱなしも疲れるな」

ブルー「グリーン元気にしてるかな、なんにも言わず来ちゃったけど」

ブルー「せっかくだし、オーキド博士のところに先にいこっと」

ブルー「こんこん」

助手「はーい、どちらさまですか?」

ブルー「あっ、あなたは…私です、リーフ・ブルーです」

助手「もしかしてブルーちゃんかい?いやぁ久しぶりだね」

助手「博士に会いに来たのかい、でも今博士はジョウトの方に行っていてね」

ブルー「そうなんですか、じゃあいいか、ありがとうございました」

ブルー「直接家に行くか」

145: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/21(土) 00:38:48.23 ID:MtFo6REn0
ブルー「あれ、こっちじゃない?」

ブルー「あっちでもない…」

ブルー「あ、あれぇ…」

ブルー「私この町出身なのにまよっちゃった…」

ブルー「あーもう!」

ナナミ「あの、どうかしましたか?」

ブルー「あっ助けてください!道に迷っちゃって」

ナナミ「この小さな町で迷うって相当な…」

146: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/21(土) 00:39:15.84 ID:MtFo6REn0
ブルー「この町に住んでるグリーンっての知ってますか?」

ナナミ「はい、知ってますよ」

ブルー「よかったら場所教えてもらっていいですか」

ナナミ「はい、いいですよ」

ナナミ「ところでグリーンに何か用?」

ブルー「まあ、たいした用はないんですけどね、ただちょっと会いたいなーって」

ナナミ「まあ、グリーンにこんなかわいい子が会いにくるなんて」

ブルー「グリーンのことよく知ってるんですか?」

147: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/21(土) 00:39:47.68 ID:MtFo6REn0
ナナミ「知ってるも何もあの子の姉だからね」

ブルー「姉って…もしかしてナナミお姉ちゃん!?」

ブルー「私、ブルーよ、覚えてる?」

ナナミ「ブルーちゃん?全然気づかなかったわ、すごくかわいくなって」

ブルー「いやーありがとう」

ナナミ「でもせっかく来てくれたんだけど、グリーン今シンオウに行っててまだ帰ってきてないの」

ブルー(いないのに案内しようとしてたのか…)

ブルー「グリーンもいないのか…」

ナナミ「ブルーちゃんいつまでいるつもり?よかったら家にいていいわよ」

ブルー「ほんと!?じゃあそうする」

148: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/21(土) 00:40:16.07 ID:MtFo6REn0
シンオウ地方

グリーン「ポケモンマスターって具体的に何するの」

ゲンゾー「何って言われてもな…」

グリーン「そうなると俺はジムリーダーをやめることになるのか?」

ゲンゾー「そうなるな」

ゲンゾー「安心しろ、ジムリーダーより収入いいぞ」

グリーン「何するかわかんねえのに?」

ゲンゾー「ああ、とにかくいいもんはいいんだ」

グリーン「なんか適当な設定だな」

149: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/21(土) 00:40:47.50 ID:MtFo6REn0
プルルルル ガチャ

レッド「もしもし」

グリーン「なんだレッドか、どうした?」

レッド「さっき俺んとこに手紙が届いたんだけど、グリーン主役終了のお知らせって書いてあんだよ」

グリーン「は?」

レッド「なんかお前にもいろいろあったみたいだけど、そういうことらしい」

グリーン「ちょっと待て…」

レッド「待ても何も、そういうことなんだし…」

グリーン「…ばかな!ほんとうに終わったのか!」

グリーン「俺に起こったことはどうなんの!」

グリーン「せっかくこの話の主役になったのによう!もう…!」

グリーン「俺様の天下は終わりかよ!…そりゃないぜ!」

150: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/23(月) 00:07:35.69 ID:iOfBNryf0
レッド「これでグリーンの話はおしまいっと」

ナツメ「なんのこと?」

レッド「いやいや、なんでもない」

レッド「さて、次はどこに行こうか」

ナツメ「そうね…」

ユウキ「どこに行くとかじゃないでしょ!」

ユウキ「なんでまだ帰ってきたばかりなのにもう次どこか行こうとしてんの」

レッド「いいじゃんか」

ユウキ「よくない!ジムリーダーの仕事ほったらかしすぎです!」

ナツメ「最近はどこの地方のリーグもまともに動いてないわけだから特に問題はないのよ」

ユウキ「仕事しろー!」

151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/23(月) 00:08:34.01 ID:iOfBNryf0
ナツメ「正確にはリーグ本部だけかもしんないけどね」

レッド「ワタルと四天王の誰だっけ…」

ナツメ「カリンとイツキ」

レッド「そうそう、リーグだけで3人もいないんだ、ジムリーダーが旅行ぐらいいいだろ」

ユウキ「だからって…全部俺が代理やらなきゃなんないでしょーが!」

ハルカ「ユウキうるさい、起きちゃうでしょ」

ユウキ「あ、ごめん」

ユウキ「ってかいつの間に!」

レッド「ここなんかいいんじゃない?」

ナツメ「うん、次はそこにしようか」

ユウキ「ほら、もう次の目的地決めちゃった…」

152: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/23(月) 00:09:37.09 ID:iOfBNryf0
ハルカ「じゃあ私たちもどっか行こうか」

ユウキ「どっかって?」

レッド「えー、二人もどっか行くの?」

ユウキ「まあたまにはいいか、いっつもそっちの二人ばっかだし」

ナツメ「ジムはどうしよう」

レッド「じゃあ俺たちが帰ってきてから二人が出かけるってことで」

ユウキ「先に行くつもりですか」

レッド「ダメか?」

ユウキ「俺たちを先にしてくださいよ」

ナツメ「それよりハルカちゃんどうしたの?」

ユウキ「俺の話を…」

153: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/23(月) 00:10:24.20 ID:iOfBNryf0
ハルカ「晩ご飯ができたので、今日はずいぶん遅いから言いにきました」

ナツメ「ほんとだ、もうこんな時間」

レッド「他のジムトレーナーのみんなもなんで言ってきてくれなかったんだろ」

ハルカ「他のみなさんにはナツメさんが帰っていいって言ってたって言いました」

ナツメ「ありがと、でも許可ぐらいとってね」

レッド「じゃあこのジムもう誰もいないんだな」

ユウキ「俺の話を…」

ハルカ「そんなの後よ」

154: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/23(月) 00:14:17.59 ID:iOfBNryf0


ナツメ「ここに行った後、こっちに行って」

ユウキ「だからそっちは俺たちの後にして」

レッド「うるせえ、働け」

ユウキ「あんたもだろ!」

ピンポーン

ナツメ「こんな時間に誰かしら」

レッド「ユウキ出て」

ユウキ「何で俺が」

ハルカ「出れるのあんたしかいないでしょ、文句言わない」

155: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/23(月) 00:15:13.94 ID:iOfBNryf0
ユウキ「ったくなんで俺が」

ユウキ「はいはーい、新聞ならいりませんよーっと」ガチャ

ゴールド「あれ?」

ユウキ「なんでおまえが」

ゴールド「いや、それこっちが言いてえから」

ユウキ「で、何?新聞配達のバイトでもしてんの?」

ゴールド「バイトじゃねえよ」

ユウキ「普通に働いてんの?」

ゴールド「そういうわけでもない」

156: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/23(月) 00:16:30.81 ID:iOfBNryf0
ゴールド「ていうか、ここレッドさんたちの家じゃなかったの?」

ユウキ「俺の家だ」

レッド「いつお前の家になったんだよ」

ユウキ「いてっ…ははっ4分の1ぐらいはそうじゃないですか」

レッド「お前のなんて0だよ、この居候が」

ナツメ「ゴールド君じゃない、どうしたの?」

ゴールド「ああ、それが…あれ」キョロキョロ

レッド「どうした」

ゴールド「いや、ちょ…つれがいない」

ゴールド「どこ行ったんだよ、ちょっと探してくるんでまた来ます」

157: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/23(月) 00:18:01.45 ID:iOfBNryf0
レッド「なんだったの?」

ナツメ「さあ」

ユウキ「つれがいないって言ってましたよ」

レッド「中に入ってようか」

イブキ「ここか、やっとみつけた、久しぶり」

レッド「誰だっけ」

ナツメ「イブキよ」

イブキ「話があってきたんだけど…あれ?」

イブキ「おかしいな…」キョロキョロ

レッド「どうした」

イブキ「つれがいない、ごめんちょっと探してくるわ」

レッド「また…」

158: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/23(月) 00:19:09.22 ID:iOfBNryf0
ナツメ「たぶんゴールド君のつれってイブキね」

レッド「どうせまた戻ってくるんだから止めときゃよかったな」

ゴールド「あ、レッドさん、すいませんまだ見つかんないんで、もうちょっとかかります」

レッド「おい待て」

ゴールド「じゃあまたあとで戻ってきます」

レッド「おーい」

ナツメ「行っちゃった…」

ユウキ「バカだなー」

イブキ「おかしいな…全然見つかんない」

レッド「ストップ」

イブキ「ほんとごめん!こんな時間かけるつもりなかったんだけど」

イブキ「もうちょっと時間かかるみたい、またもどってくるから」

159: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/23(月) 00:20:08.95 ID:iOfBNryf0
ゴールド「まだ見つからないです、また戻ってきます」

イブキ「ごめん、まだ時間かかる」

ゴールド「ほんとこんなはずじゃなかったんですけどね」

イブキ「絶対今度こそつれてくるから!」

ゴールド「いやぁーおかしいなー」

イブキ「ごっめーん、嘘ついちゃった、でも次こそつれてくるから」

レッド「いい加減にしろー!」

レッド「おかしいだろ!なんで交互に来てんだよ!」

レッド「そもそもなんで一回一回戻ってきてんだ!」

ナツメ「次こそちゃんと止めようか」

160: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/23(月) 00:21:15.87 ID:iOfBNryf0
ゴールド「なんだ俺が行ったあとに来てたなんて」

イブキ「いやー、まさかそんなことになってるなんて」

イブキ「ゴーちゃん、おっちょこちょいだね」

レッド「ゴーちゃん?」

ゴールド「それで呼ぶんじゃねえよ」

イブキ「いつもそう呼んでるじゃない」

ナツメ「二人ってそういう関係だったの?」

ゴールド「違いますよ!俺はコトネのことが」

レッド「そういや、この前コトネちゃんとトウヤかなり仲良くしてたな」

ゴールド「そんなの…今いうことじゃないでしょ…」ズーン

レッド「結局何しにきたの?」

イブキ「そうだ、あんたに助けてほしいの」

レッド「俺に?」

161: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/23(月) 00:31:49.81 ID:iOfBNryf0
イブキ「最近ワタル兄様が行方不明になってるでしょ」

レッド「知らない、俺そんなの知らない、関わりたくない」

ゴールド「まあまあ話だけでも」

レッド「絶対めんどくせえもん」

イブキ「そんな面倒なことじゃないわ」

レッド「ほんとか~?」

ナツメ「話ぐらいいいでしょ」

レッド「よし、ナツメが言うなら話だけ」

イブキ「できれば協力もしてほしいんだけどね」

レッド「それは内容による」

162: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/23(月) 01:10:22.13 ID:iOfBNryf0
レッド「と言ってもどうせワタルを探すのを手伝ってほしいか?」

イブキ「いいえ、兄様がいるところは知ってるわ」

レッド「じゃあ何?」

イブキ「兄様を止めてほしいの」

レッド「なにを?」

イブキ「兄様はPWTの前から少しおかしかったの」

レッド「俺は初めて会ったときからおかしいと思ってたけど」

イブキ「それはあなたの見る目がないからよ」

レッド「そうかなぁ…」

163: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:07:12.32 ID:kI+H1wiL0
10分後

イブキ「と言うことなの」

レッド「わからん」

イブキ「今の兄様に勝てるのはあなたしかいないわ」

レッド「…俺よりグリーンの方が強いぞ」

ナツメ「そんなことないわ、レッドは全てにおいて最強よ」

レッド「だってあいつはポケモンマスターだから」

イブキ「グリーンが?さっき女の子に追いかけられててなんかなさけなかったけど」

ゴールド「そうそう、なんかおもしろかった」

ユウキ「えーそれなんか見てみたいな」

ゴールド「見るか?動画とってるから」

レッド「それ俺にも見せろよ」

イブキ「話がそれてる!」

164: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:07:58.62 ID:kI+H1wiL0
イブキ「兄様はせっかくPWTに優勝したというのにまったく嬉しそうじゃなかったし…」

レッド(そりゃあいつが棄権したからだろ…)

ナツメ「そもそもなんなの?ワタルが暴走でもしてるの?」

イブキ「よくわからない…でも止めてほしいの」

イブキ「兄様は何か恐ろしい研究をしている」

レッド「うーん…」

イブキ「とにかく考えといてね、じゃあゴーちゃんいこ」

ゴールド「だからここでそう呼ぶなよ…」

イブキ「恥ずかしがって~、いつもみたいに甘えていいのよ」

ゴールド「勝手に話つくるなー!」

165: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:08:33.53 ID:kI+H1wiL0
ナツメ「どうすんのレッド?」

レッド「そうだな…」

ユウキ「それぐらいいいでしょ、普段何もやってないんだし」

レッド「何もやってねえわけないだろ」

ハルカ「ユウキ失礼よ、あんたも何もしてないんだし」

ユウキ「俺はまだ未成年だからセーフだよ」

レッド「そんなの関係ねえよ」

ナツメ「もうどっちも何もしてないでいいわよ、レッドは私といてくれるだけでいいんだし」

ハルカ「……」

ユウキ「あれ、ハルカ?ハルカもナツメさんみたいなこと言ってくれないの!?」

ハルカ「私は働いてほしいから」

ユウキ「そう…ですか…」

166: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:09:49.09 ID:kI+H1wiL0
翌朝

レッド「ふわーあ…」

ナツメ「レッドしっかり歩いてよ…こけちゃうよ」

ユウキ「やっと起きてきた、遅くまで毎日のようにやってるから朝が眠いんすよ」

レッド(お前らが遅くまでギシギシとうるせえからだよ)

ハルカ「朝ごはんもうできてるんで、食べてくださいね」

ナツメ「毎日ありがとうね」

ハルカ「いえいえ、部屋かしてもらってるんでこれぐらいはしないと」

レッド「今日はパンがよかったな…あれ、俺の茶碗は?」

ゴールド「あ、これレッドさんのだったんですか、すいません」

ゴールド「おーいハルカー、ごはん入れなおして」

イブキ「じゃあそうなるとおそろいだから、これはナツメのか、ごめんごめん」

レッド「……」

ナツメ「……」

167: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:11:07.18 ID:kI+H1wiL0
レッド「なんでおまえらがいるんだよ!」

ゴールド「朝から大きい声出さんでください、ちゃんとインターホンは鳴らしました」

レッド「そうじゃねえよ」

ゴールド「まあ鍵がかかってたんでピッキングしましたけど」ムシャムシャ

レッド「それ俺の卵焼きなんだけど」

ゴールド「さすがに4時は早かったかな、イッ…イブキさん早起きだから」ムシャムシャ

レッド「それ俺のおひたしなんだけど」

イブキ「まあ悪いとは思ったけど勝手にあがらせてもらったの」

ナツメ「悪いと思ってるならしないでほしかったわね」

ゴールド「とにかくレッドさんはこっちから来ないと絶対無視するってわかってたんで来ました」

レッド「お前俺のごはん全部食いやがったな…」

168: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:12:32.52 ID:kI+H1wiL0
イブキ「で、もちろん協力してくれるよね」

レッド「俺の朝飯…」

ナツメ「どうすんのレッド」

ゴールド「レッドさん、答えてくださいよー」

ユウキ「おい、ちゃんと食器洗え」

ハルカ「あんたもちゃんと洗うの」

ユウキ「そういうならハルカもやれよ」

ハルカ「今はこの子がいるから、早くしないとナツメさんも怒るからね」

ユウキ「くそーにくたらしい顔しやがって…俺そっくりだな…」

ゴールド「子どもの話ばっかしてんじゃねえよ!」

169: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:14:09.97 ID:kI+H1wiL0
イブキ「ちょっとゴーちゃんうるさい」

ゴールド「だってイッ…イブキさん、こいつらが」

ユウキ「人のせいにすんな、子どもが一番なんだよ」

ゴールド「むちゃくちゃなこと言いやがって」

ナツメ「そういや、さっきから思ったけど、なんでゴールド君はイブキのこと呼ぶとき一回つまるの?」

イブキ「ゴーちゃんにさんづけで呼ばれるのなんて久しぶりね」

レッド「普段は何て呼んでんの?」

イブキ「それはね」

ゴールド「わーーー」がばっ

イブキ「ふぐっ」

ゴールド「とにかく!早く準備してください!ワタルさんのとこに行きますよ!」

レッド「えーまじかよー」

170: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:15:02.32 ID:kI+H1wiL0
ゴールド「お、俺も詳しいことは知らないですけど協力してください」

レッド「一緒にきといて知らねえのかよ」

ゴールド「おい、ユウキお前もだ」

ユウキ「はぁ!?」

ハルカ「困ってるみたいだし手伝ってあげなさいよ」

レッド「ユウキが行くなら俺が行かなくてもいいんじゃないか?」

イブキ「いいえ、一人でも多くの強いトレーナーに協力してもらいたいの」

レッド「それに俺が行くとナツメもジム離れないといけないし」

ユウキ(いっつも俺にまかせてるくせに)

イブキ「その心配はないわ、当然ナツメにも協力してもらう」

ナツメ「いや、ジムを離れても心配ない理由になってないけど」

171: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:15:31.08 ID:kI+H1wiL0
イブキ「すでに各地のジムリーダーやチャンピオンたちにも協力してもらうように言ってあるから他のジムも今日は休みになってると思う」

レッド「そんだけいるならいいんじゃ」

イブキ「言ったでしょ、一人でも多くの強いトレーナーの協力がいるって」

イブキ「ほんとならこんなのんきに朝ごはんなんて食べてる暇なんてないのよ」

レッド「俺食ってねえよ…」

イブキ「そんなことはいいわ、さあ行くわよ!」

ハルカ「じゃあ私はお留守番してますね」

ユウキ「えっせこ…じゃなくてなんで」

ハルカ「私トレーナーじゃなくて博士だから」

ユウキ「あっそう…」

172: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:16:42.09 ID:kI+H1wiL0
イブキ「さて、早く行きたいところだけど、グリーンもつれて行かないと」

ゴールド「ってことなんでレッドさん、グリーンさんのいるところ知りませんかね」

レッド「昨日グリーン見たとか言ったんじゃねえのか」

イブキ「あなたたちを連れて行く途中でいいかと思ったら時間かかっちゃって」

レッド「しかたねえな…」

プルルルル ガチャ

レッド「もしもし」

ブルー「あっその声はレッドね、どうしたの?」

レッド「あれ?」

ブルー「間違えてないわよ、これグリーンのだから」

173: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:17:34.74 ID:kI+H1wiL0
レッド「まあいいや、今グリーンどこにいんの?」

ブルー「マサラタウンだよ」

レッド「そうか、じゃあ一回グリーンにかわって」

ブルー「グリーン今寝てるから」

レッド「おこしてくれ」

ブルー「グリーン、おーい、おきて」

ブルー「全然おきない」

レッド「わかった、じゃあ今から行く」プチッ

レッド「グリーンはマサラタウンにいる、行くなら早く行くぞ」

イブキ「ええ、わかったわ」

174: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:19:40.42 ID:kI+H1wiL0
マサラタウン

ブルー「やっほーレッド」

がばっ

ブルー「おっとっと」

ナツメ「ちょっと、いくらレッドの幼馴染だからってさわろうとしないで」

ブルー「ナツメさんってけっこうケチなんだね、さわらしてもくれないなんて」

ナツメ「当然よ、レッドに何するかわからないからね」

レッド「まあまあ、二人ともおちつけ、それよりブルー、グリーンは?」

ブルー「さっきおきたよ」

ブルー「呼んでくるね」

レッド「そういやなんでブルーがグリーンの家にいるんだ?」

ナツメ「私に聞かないでよ」

175: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:20:14.52 ID:kI+H1wiL0
グリーン「お、おう…レッドか…」ボロボロ

レッド「おいどうしたんだお前」

グリーン「わからん、気がついたらこうなってた」

レッド「……」チラッ

ブルー「だって全然起きないから」

レッド「そうか」

グリーン「で、何の用だ」

レッド「まあ用があるのは俺じゃないんだけどな」

イブキ「ここからは私が話すわ」

176: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/24(火) 01:21:12.53 ID:kI+H1wiL0
イブキ「ということ」

グリーン「よくわからんな」

イブキ「詳しいことは後でまとめて話すから、二人にも協力してほしいの」

グリーン「そんなこと言われたってなぁ…」

レッド「いいじゃんか、俺とナツメもつれて行かれるんだから、お前らも来いよ」

グリーン「俺体今ボロボロだし」

レッド「そのわりには元気そうだ」

グリーン「体が異常になってるからな…」

レッド「お前が異常なのはもとからだろ」

グリーン「そういうことじゃねえよ」

177: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/25(水) 23:50:26.64 ID:Bf9qI/Sz0
コガネシティ

グリーン「なんか嫌な予感がするな…」

レッド「ここまで来て何言ってんだ」

ナツメ「それよりここは?」

イブキ「まあ私たちの本拠地ってとこかな」

ナツメ「ずいぶんと大げさね」

イブキ「そんなことないわ、兄様に対抗するにはこれぐらいじゃないと」

レッド「ワタルのやつ何したんだよ」

ゴールド「レッドさんとナツメさんはただでさえ歩くの遅いんですから早くしてください」

イブキ「ゴーちゃんの言うとおり、みんなもういるはずだから」

グリーン「嫌な予感が…」

ユウキ「グリーンさん、何してるんすか、早く早く」

178: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/25(水) 23:51:03.73 ID:Bf9qI/Sz0
シロナ「グリーンくん」ガシッ

グリーン「げっお前らは…」

シロナ「もうあの時急にいなくなったからみんな心配したんだよー」

カスミ「ずいぶんと人気者ねグリーン」

アンズ「グリーンさん、これは?」

エリカ「グリーンさんがここにいるみなさんにも手を出したということでしょう」

グリーン「出したというか出されたとういか…」

レッド「おい、お前の主役は終わったんだからむこうでやれよ」

グリーン「なんでだよ、助けろよ!親友のピンチだろ!」

レッド「俺の親友はドMでもなけりゃ当たり前みたいに女に手をださない」

グリーン「いや、俺の意志じゃねえって!まじで助けてくれ~」

179: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/25(水) 23:51:38.91 ID:Bf9qI/Sz0
ナツメ「グリーンつれていかれたけど…」

レッド「うん…」

イブキ「話が聞こえる範囲ならどこだろうと問題ないわ」

ゴールド「それよりはやくイッくん話を」

レッド「イッくん!?」

ゴールド「あ!いや…いっくんならはやく話してくれってことすよ」

ナツメ「何言ってるかわからないわ」

ゴールド「は…ははっ、そんなことはどうでもいいんですよ」

ゴールド「さあ早く話を」

イブキ「わかった」

180: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/25(水) 23:52:31.05 ID:Bf9qI/Sz0
レッド「イッくんだって」

ナツメ「やっぱりあの二人」

ゴールド「いつまでその話してんですか!」

ゴールド「イブキさんが話すから聞いてください」

レッド「そうかそのさん付けの呼び方は無理してるのか」

ナツメ「無理はよくないわよ」

ゴールド「無理してない!」

181: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/25(水) 23:53:20.76 ID:Bf9qI/Sz0
イブキ「みんな集まってくれてありがとう」

イブキ「みんなもう知ってると思うけど兄様がチャンピオンを辞退したわ」

レッド「俺知らない」

ナツメ「レッド聞いてなかったからね…」

イブキ「兄様は何かリーグの理事と問題を起こしたようだ」

イブキ「兄様はチャンピオンをやめた後各地の強いトレーナーを仲間にした」

イブキ「たぶんこの中にも誘われたのがいると思う」

イブキ「なんでそんなことをしているのかというと兄様の目的はリーグとレッドを潰すことらしい」

イブキ「兄様はやるなら徹底的にやる人だから、たぶんその後世界征服とか言い出すに決まってる」

イブキ「だって4歳のときにサンタさんに何がほしいって聞かれたらこの世とか言い出しちゃうぐらいだもん」

イブキ「そんなの世界征服とかいうの決まってんじゃん」

イブキ「そんなことさせないためにもみんな協力して!」

182: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/25(水) 23:54:00.97 ID:Bf9qI/Sz0
タケシ「一ついいですか」

イブキ「どうぞ」

タケシ「そういう人ってそっとしておいてあげた方がいいんじゃ」

イブキ「兄様はもう計画を進めてるわ」

イブキ「現にここにいないジムリーダーの数人はもう兄様の仲間になって各地で暗躍してるわ」

イブキ「襲われたジムだってあるぐらいだから」

ざわ…ざわ…

ユウキ「なんかめんどうだなぁ」

レッド「……」zzz

ナツメ「すやすや…」

ユウキ「あれ、ちょっと二人とも何寝てんですか」

183: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/25(水) 23:54:50.82 ID:Bf9qI/Sz0
レッド「ああ、いかんいかん、つい寝てしまった」

ナツメ「私もレッドの寝顔見てたら寝ちゃった」

レッド「で、いつになったら話は始まんの」

ユウキ「はぁ~…」

ナツメ「どうしたのよ」

ユウキ「さっき終わりました」

レッド「ふーん、どんな話だったの?」

ユウキ「えっとワタルって人がレッドさんをつぶすんですって」

レッド「……」

ナツメ「……」

ユウキ「ああ、あとなんかリーグも…」

ナツメ「れっどを…つぶす…?」

184: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/25(水) 23:56:06.39 ID:Bf9qI/Sz0
ナツメ「そんなことわたしがゆるすとおもってるの…?」

ユウキ「いや、俺じゃないですから…」

ナツメ「じょうだんでもいっていいこととわるいことがあるでしょ…」

ユウキ「く、苦しっ…ちょ…ナツメさん…」

レッド「ナツメストップ、落ち着きなよ」

ナツメ「あ…ごめん!ユウキ君、つい超能力が」

ユウキ「しぬかとおもった…」

レッド「まあよかった」

ナツメ「よくないわよ、理由は知らないけどワタルはレッドを狙ってんのよ」

レッド「なんならこっちから乗り込んでやってもいいぐらいだ」

185: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/25(水) 23:56:41.46 ID:Bf9qI/Sz0
イブキ「みんなー今聞いたー?」

イブキ「ということでレッドが先頭に行ってもらいまーす」

レッド「!?」

ナツメ「レッドがこっちから乗り込んでやってもいいって言うから」

レッド「俺はナツメといたらなんでもうまくいくから」

ユウキ「いつまでそんな初めてできたばかりの高校生カップルみたいなことやってんすか」

レッド「こんな高校生がどこにいるってんだ」

ユウキ「はぁ…そんなのいつまで続ける気ですか」

レッド「無論、死ぬまで」

ユウキ「はいはい」

186: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/25(水) 23:57:36.88 ID:Bf9qI/Sz0
イブキ「じゃあさっそく作戦をたてるわよ」

イブキ「ここにはカントー、ジョウト、ホウエン、シンオウ、イッシュの30人もトップレベルのトレーナーがいるんだから何かいい案出してよね」

レッド「みんなもっとしゃべれよ」

ナツメ「みんなちゃんと裏で話てるから」

イブキ「うんうん、なるほどそれはいい案ね」

ナツメ「ほら誰が言ったかはわからないけど話してるわ」

レッド「適当だな…」

イブキ「適当でもなんでも作戦が決まったわ、あなたがもちろん先頭で行くってことで」

レッド「やっぱあんなこと言ったのは失敗だったかな…」

187: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/25(水) 23:58:21.19 ID:Bf9qI/Sz0
ドガーン グラグラー

レッド「なんかしょぼい音がしたぞ」

ナツメ「なにいってんの、ものすごい衝撃よ」

ユウキ「遠くで何かものすごい爆発があったんでしょう」

レッド「なんでわかんだ?」

ユウキ「ほら今ニュースやってます」

ニュース「大変です!我々は今ポケモンリーグ本部のあるセキエイ高原に来ているのですが、なんと跡形もなく消えています」

ニュース「それどころか、ここはあのセキエイ高原なのかと疑いたくなる光景です!」

レッド「おお、ピッ●ロ大魔王でもきたのか?」

ユウキ「レッドさんふざけてる場合じゃないですよ」

188: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/25(水) 23:58:59.95 ID:Bf9qI/Sz0
イブキ「兄様…」

レッド「これはやっぱりワタルがやったのか?」

イブキ「たぶん…いや、間違いないわ…」

イブキ「今カイリューが上の方に映ったから」

ナツメ「いくらなんでもカイリューじゃこれは無理よ」

イブキ「兄様のならできると思う…」

イブキ「兄様はポケモンを強くする研究をしていたわ」

レッド「これが研究の成果だってか」

イブキ「そうなるかな…」

ユウキ「すげえ威力」

189: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/25(水) 23:59:41.59 ID:Bf9qI/Sz0
イブキ「もう兄様は行動し始めた…」

イブキ「こちらも動かないと、なんとしても兄様を止める」

ユウキ「なあおい」

ゴールド「なんだ」

ユウキ「なんであんなに必死なんだ?」

ゴールド「そりゃ…あれだ」

ユウキ「なんだよ」

ゴールド「えーと、悪いことしようとしてんだから止めるのは当たり前だろ」

190: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/26(木) 00:11:45.92 ID:+GK1qkls0
男「イブキ様」

イブキ「どうしたの」

男「かくかくしかじか」

イブキ「そう…わかった…」

イブキ「今新しい情報が入ったわ、本当にあれは兄様がやったことらしい」

レッド「さっきそう言ったじゃんか」

イブキ「兄様は関係のない人は避難させてたみたいだけど、理事のメンバーがみあたらないらしい」

ナツメ「それって…」

レッド「あーやっちゃったかー」

ナツメ「レッド、言い方」

イブキ「言い方はともかく間違いないわね…」

191: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/27(金) 00:48:13.12 ID:dentGsPh0
ナツメ「でもあんなことしたら止めるとかじゃなくてもう始めちゃってるじゃない」

レッド「たしかに今あいつが捕まったらどうなるのかな」

イブキ「いいえ、兄様は私たちで止める、そうじゃないとだめよ」

レッド「どうして」

イブキ「あんな兄様を他の人にまかせておいても被害が大きくなるだけだわ」

イブキ「だから相手もジムリーダーやチャンピオンレベルだから止める側もそれぐらいじゃないと」

レッド「それはいいけど、あいつらがどこにいるかちゃんとわかってんの?」

イブキ「それはわかってるわ」

ナツメ「でも全員必ずいるとは限らないわよ」

イブキ「それも大丈夫、みんなジムリーダーみたいな基本相手を待ってる側だからこっちから行こうとすれば待ってるわよ」

イブキ「あなたもジムリーダーだからわかるでしょ」

192: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/27(金) 00:48:56.42 ID:dentGsPh0
フスベシティ

イブキ「あそこが今に兄様がいる竜の穴よ」

レッド「あーほんとだ、いるわ、あれ誰だっけ見たことあるぞ」

ナツメ「あの人はたしかジョウトのジムリーダーのハヤオよ」

イブキ「ハヤトね」

ゴールド「ハヤトさんもむこうについてるのか」

レッド「今そんなことよりさ問題があるんだけど」

ゴールド「どうしたんです?」

レッド「なんでみんな俺たちを先頭にして並んでんだよ!」

193: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/27(金) 00:49:31.62 ID:dentGsPh0
レッド「普通こういうのっていくつかに分かれるだろ」

イブキ「むこうにはイツキがいるわ、私たちがどんなことをしても近づいてることはばれてるわ」

レッド「イツキって誰だっけ」

ナツメ「別に思い出さなくてもいいよ」

レッド「そうか」

レッド「それにしてもだ、こんなズラって並ぶことはないだろ」

レッド「間違えて普通の人が並んで来たらどうするんだ」

イブキ「ここははっきり言って田舎だし、そんな行列ができるような店ないわ」

ナツメ「だからこれが目立つのよ」

194: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/27(金) 00:50:28.47 ID:dentGsPh0
レッド「それにこんな固まってたらむこうから襲ってきたらよけようもないぞ」

イブキ「だからむこうはジムリーダーとかばかりだからこっちから話かけないと何も起こらないってば」

レッド「そんなわけあるか!」

ゴールド「レッドさん、せっかく隠れてんだからでかい声出さないで」

レッド「こんだけいたら隠れられるもんも隠れられねえよ」

レッド「そもそもさっきばれてるって言ったじゃんか!」

イブキ「いいえ、もしかしたらイツキが昼寝してるかもしれないから」

ナツメ「それはないわ、ちゃんとばれてる」

イブキ「どうしてわかんのよ」

ナツメ「透視してるから」

ナツメ「めちゃくちゃこっち見てる、向こうも透視してるみたい」

レッド「ほら、隠れる意味ねえよ」

195: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/27(金) 00:51:47.05 ID:dentGsPh0
イブキ「ばれてるなら仕方ないわ」

イブキ「ほら、突撃よ!」ドンッ

ナツメ「あっレッド…」ふにゃ

レッド「う…」ばたっ

イブキ「えっどうしたの!?」

ゴールド「あ…たしかこの二人離れるとだめなんだ」

イブキ「そんな…ちょっとしっかりしてよ」

レッド「お…俺を…ナツメの…」もぞもぞ

イブキ「ごめん、何言ってるかわかんない、はっきり言って」

レッド「だから…俺を…」がくっ

ゴールド「すごい、ナツメさんも同じタイミングで気絶した」

イブキ「え~、使い物にならないじゃないの」

196: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/27(金) 00:52:28.21 ID:dentGsPh0
1時間後

レッド「……」パチッ

レッド「…たしかナツメと離れてしまったから」

レッド「よかったナツメもなんともないみたい、もうちょっとで目を覚ますかな」

レッド「……」

レッド「みんなどこ行ったんだ?あんなにいたのに」

レッド「なんかめんどうだなぁ…」

レッド「ナツメが起きたら帰ろうかな」

レッド「さすがにそれはみんなに悪いか」

197: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/27(金) 00:53:02.67 ID:dentGsPh0
ナツメ「……」

レッド「あ、きがついたみたいだね」

レッド「気分はどう?」

ナツメ「ちょっとくらくらするわ…」

レッド「じゃあもうちょっと休もうか」

ナツメ「みんなは?」

レッド「たぶんみんな行ったんだと思う」

ドーン ドカーン

レッド「!」

ナツメ「誰かのマルマインが爆発したみたい、ケガをしてる人もいるわ」

レッド「そりゃ助けないとな…」

ナツメ「レッドがそういうなら早くしましょ」

198: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/27(金) 00:53:57.21 ID:dentGsPh0
竜の穴

ナツメ「かなりボロボロね」

レッド「足元きをつけてよ」

ナツメ「こんなとこでころんだりするわけないじゃない」

レッド「そういうのにかぎって…ってうおっ」つるっ

ドンッ

ナツメ「いたたー、もう気をつけてって言っておいて」

レッド「ごめんごめん、ケガはない?」

ナツメ「私は大丈夫、レッドは?」

レッド「俺も…あれ、なんか下に…」

199: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/27(金) 00:55:21.09 ID:dentGsPh0
ナツメ「どうしたの?」

レッド「いや、俺たちの下に何か…」

タケシ「う…くっ…」

レッド「タケシ!」

レッド「おい、しっかりしろ!どうしたんだ!」

ナツメ「そんな…レッドと私がのっただけでこんなケガを…」

レッド「そ、そうなのか!?」

タケシ「そ…そんなわけ…ないだろ…」がくっ

レッド「おいタケシ…タケシ!…タケシーー!!」

タケシ「うるさい」

レッド「……」びしっ

タケシ「ぐえっ」

200: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/27(金) 01:01:43.92 ID:dentGsPh0
レッド「ったくまぎらわしいことしてんじゃねえよ」

タケシ「起きようとしたところにお前たちがのしかかってきたからな、ちょっとしたしかえしだ」

ナツメ「それより何があったの?」

タケシ「ああ、みんなとはぐれてしまってな、気がついたらマルマインに囲まれてドカーンだ」

ナツメ「私が見たのはタケシだったのね」

レッド「そんなことがあったのによくその程度のけがで済んだな」

タケシ「一応鍛えてるからな」

ナツメ「鍛えてるからっていくらなんでも」

タケシ「正直おまえらがのしかかってきた方が痛かったなー」

レッド「うそつけ」

201: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/01(日) 00:35:26.65 ID:2GCLRk1a0
タケシ「とにかく相手も強い、お前たちの力も必要だ」

レッド「でも道わかんのか?」

タケシ「知らん」

ナツメ「だいたいだったら私の超能力でわかるわ」

レッド「さすがナツメだ、エスパーの力ってすげー!」

ナツメ「いきなりワタルのところに行く?」

レッド「そうだな、ワタルを倒せば終わりだし」

タケシ「おいおい、物事には順序があるだろデス●サロと戦うにはその前にキング●オやギガ●ーモンとか倒さないと先に進まないだろ」

レッド「?」

ナツメ「?」

タケシ「え…わかんなかった?」

202: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/01(日) 00:37:44.83 ID:2GCLRk1a0
レッド「おまえは何を言ってるんだ」

ナツメ「心を読むのも無駄としか思えないぐらいわからないわ」

タケシ「いや、だからさ」

ヒョウタ「僕にはわかるよタケシ君」

タケシ「あなたは…」

レッド「誰?」

ナツメ「ごめん、私も知らない」

タケシ「シンオウでジムリーダーをしているヒョウタさんだ」

レッド「なるほどジムリーダーか」

ナツメ「どうりで見たことがあると思ったわ」

ヒョウタ「嘘をつかなくてもいいよ、僕はカントーと離れたシンオウだしPWTでもたいして目立たなかったし、知らなくて当然だ」

203: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/01(日) 00:39:57.42 ID:2GCLRk1a0
タケシ「あなたはイブキさんが集めた中にいなかったのにここにいるということはそちら側ですか」

ヒョウタ「そうだよ」

レッド「おいおい、それじゃあむこうから話しかけてきてるからおかしいじゃねえか」

ナツメ「まあ全員そうとは限らないからね…」

ヒョウタ「?」

ヒョウタ「まあ、なんのことかわからないけど、タケシ君ひとつだけ言うと僕たちはキング●オやギガ●ーモンじゃないんだよ」

タケシ「これはこれはすみませんね、スラ●ムの方がよかったですか?」

ヒョウタ「……」

レッド「よし、タケシここはまかせた!」

タケシ「えっ」

ナツメ「がんばってね!」

タケシ「お、おう」

204: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/01(日) 00:41:30.97 ID:2GCLRk1a0
ナツメ「タケシ大丈夫かな…」

レッド「心配なのか?」

ナツメ「うん…」

レッド「タケシなら心配ないって」

タケシ「ぐああああーー」ドーン

タケシ「……」ぴくぴく

レッド「タケシがとんできた…」

ナツメ「…ってそんなおちついてる場合じゃないわよ」

レッド「あっ、おいタケシしっかりしろ!」

205: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/01(日) 00:42:09.00 ID:2GCLRk1a0
タケシ「うっ…」

レッド「よかった生きてる」

ナツメ「でもさっき見たときよりもさらにひどいけが…」

ヒョウタ「なんだこの程度かカントーのジムリーダーは」

ナツメ「タケシに何をしたの、こんな短時間で、ひどいじゃないの」

ヒョウタ「何ってバトルだよ、バトル」

ヒョウタ「でもこんな弱いと思わなかったから、軽くやっただけでとんでいっちゃった」

レッド「こんなのわざととしか思えないな」

ヒョウタ「いやいやわざとじゃないよ」

ヒョウタ「そうだ、タケシ君じゃ弱すぎて相手にならなかったから君が僕と戦うかい」

レッド「いいだろう」

206: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/01(日) 00:43:07.95 ID:2GCLRk1a0
ナツメ「待ってレッド、ここは私がやるわ」

レッド「えっ、どうして」

ナツメ「正直タケシなんてレッドに比べたらどうでもいいけど、カントーのジムリーダーをバカにされて黙ってるわけにはいかないわ」

レッド「ナツメのそういうところも好きだ…」

ヒョウタ「……」

ナツメ「やるからにはレッドにかっこいいところ見せるわね」

レッド「うん、がんばってね」

ヒョウタ「爆発しろぉ!」

レッド「お前が爆発しろ!」

207: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/01(日) 00:44:29.01 ID:2GCLRk1a0
ナツメ「じゃ、私でもいいわよね」

ヒョウタ「かまわないよ、カントーのジムリーダー程度ならどれだけ戦おうと負けるはずがない」

ナツメ「タケシに勝ったのがそんなにうれしいのかしら、できもしないこと言って」

ヒョウタ「僕は嘘はつかないよ」

レッド「うるせえな、ナツメができないって言ったら無理なんだよ」

ヒョウタ「むかつくね」

ナツメ「もうレッド、あの人の相手は私なんだから」

レッド「あ、ごめん」

208: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/01(日) 00:46:02.38 ID:2GCLRk1a0
ヒョウタ「ラムパルド、思念の頭突きだ!」

ナツメ「バリヤード、リフレクター」

ヒョウタ「突き破れ!」

バリヤード「マジカヨ」ばたっ

ナツメ「な、なんて威力とスピード…!」

レッド「俺のカビゴンと同じぐらいか…!?」

ナツメ「レッドのと同じぐらいのパワーなんて考えられないわ」

ヒョウタ「君たちの常識で考えてもらっちゃ困る」

ヒョウタ「それに君のポケモンが強いなんてもう昔の話」

ヒョウタ「このラムパルド一匹で君たちのポケモンを全滅させることなんて簡単だ」

ナツメ「……」

209: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 00:51:55.96 ID:eODkDiEw0
10分後

ヒョウタ「やっぱりこの程度なんだ」

ヒョウタ「そっちはあと一匹だってのにまだこちらのラムパルドに一撃も入れることすらできてない」

レッド「こんなはずはない、ナツメがこんな簡単に負けるはずないだろ」

ヒョウタ「でもこうして君の奥さんは僕に負けようとしている」

レッド「……」

ナツメ「おかしいわ…」

レッド「何かわかったの?」

ナツメ「何もわからないからおかしいの」

レッド「?」

210: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 00:52:49.11 ID:eODkDiEw0
ナツメ「あの人の心が読めないの」

ナツメ「あの人だけじゃない、ラムパルドもおかしいわ」

ナツメ「どちらも読もうとしても妨害…そう、スノーノイズみたいなのが邪魔してる」

ナツメ「こんなことは普通はありえないわ」

レッド「原因は?」

ナツメ「それがわかんないから困ってんの」

ヒョウタ「さっきからごちゃごちゃと言ってるんだ」

ヒョウタ「何をしようとしても無駄だよ」

ナツメ「そんなことないわ…」

211: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 00:53:19.06 ID:eODkDiEw0
ナツメ「お願いデオキシス、あとはあなたしかいないの」

ヒョウタ「デオキシスか、まあ何が来ようと同じだけど」

レッド「さっきからなんだ!ズルばっかしてんじゃねえのか」

ヒョウタ「ズルって…いくら勝てないからって言いがかりはよくないな」

レッド「あとでボコボコにしてやるよ」

ヒョウタ「楽しみだね」

ナツメ「それじゃあ私が負けるみたいじゃない」

レッド「でも…」

ナツメ「私をもっと信じてよね」

212: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 00:54:55.52 ID:eODkDiEw0
レッド「作戦でもあるの…?」

ナツメ「ない!」

レッド「ダメじゃんか」

ナツメ「余計な作戦なんていらないの」

レッド「ナツメらしくないね」

ナツメ「あなたらしいでしょ」

レッド「?」

ナツメ「あなたならこんな場面でもあきらめない、勝つことだけで、余計なこと考えてない」

レッド「そう…だな」

ナツメ「でしょ、だから私も同じ」

ナツメ「私も最後まで頑張る、そして勝手みせる」

213: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 00:55:35.32 ID:eODkDiEw0
ヒョウタ「あのさ~そういうの人前でやらない方がいいよ」

ヒョウタ「いい笑いものだ」

ヒョウタ「それに君もジムリーダーだ、実力差がわからないわけじゃないだろ」

ナツメ「そうね…たしかに今の状況からみてあなたの方が強いみたいだけどトレーナーとしてはダメね」

ヒョウタ「なに?」

ナツメ「これから逆転されるってのにのんきね」

ヒョウタ「そんなこと本気でできると思っているのか?」

ナツメ「本気じゃなきゃ言わないってば」

ナツメ「レッドちゃんと見ててよね」

レッド(大丈夫かな…ナツメはいつもちゃんと作戦立てるのに何にもないなんて…)

214: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 00:56:22.80 ID:eODkDiEw0
ナツメ「レッド」

レッド(それに相手のも…あの強さ、ナツメの言う通り何かあるとしか…)

ナツメ「レッドってば」

レッド「あっ…なに?」

ナツメ「ちゃんと見ててって言ったじゃない」

レッド「ごめんごめん」

ヒョウタ「まったく…君が見てないとバトルもできないなんてね」

ナツメ「い…いいじゃない」

レッド「俺もナツメが見てないとバトルなんてきないけどな」

ヒョウタ「この甘ちゃんどもが」

215: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 00:56:59.31 ID:eODkDiEw0
ナツメ「おしゃべりはここまで…」

ナツメ「さあ再開よ」

ナツメ「デオキシス、スピードフォルムよ」

ヒョウタ「関係ないね、ラムパルド逆鱗だ!」

レッド「デオキシスと同じぐらいの速さだ…」

ヒョウタ「こっちの方が速い!」

ナツメ「ほんとに考えなしにやっちゃったけど…これしかない…」

ナツメ「デオキシス、ディフェンスフォルム!」

ヒョウタ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」

216: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 00:58:01.32 ID:eODkDiEw0
ヒョウタ「たえた…!?そんなバカな…」

ナツメ「道具はちゃんと見なさいね」

ヒョウタ「きあいのタスキ…」

ナツメ「ピンポーン」

ナツメ「じゃあ次はこっちの番よ、デオキシスカウンター!」

デオキシス「ここで倍返しだ!」

ラムパルド「グヘェーー」ばたっ

ヒョウタ「なん…だと…」

217: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/03(火) 00:58:29.67 ID:eODkDiEw0
ナツメ「はぁ…」ガクッ

ナツメ「ごめんレッド、勝つなんて言ったけどこれは私の負けね…」

レッド「まだわかんないよ」

ナツメ「いくらなんでも無理があるわ、だって」

レッド「いやいや、ほらあれ見て」

ヒョウタ「そんなバカな…このラムパルドが…」

ヒョウタ「他のを使うか…いや、他のはまだ実験に成功していない…」

ヒョウタ「く、くそっ…今回は僕の負けだ!」

レッド「これでナツメの勝ちだな」

ナツメ「何考えてるのかしら…」

218: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/04(水) 01:04:59.85 ID:CTQ8OLTu0
タケシ「まあ勝つことには勝ったんだし、いいじゃないか」

レッド「タケシ!?いつのまに」

タケシ「ずっとここにいたじゃないか」

レッド「いるんだったら、ちょっとはでてこいよ」

タケシ「いや、今出たらおかしいかなって思って」

ナツメ「今いきなり出てくるのもおかしくない?」

タケシ「そんなこと言ったら俺出てこれなくなるだろ」

ナツメ「いいじゃない」

タケシ「よくない!」

レッド「もういい、タケシもなんともないみたいだし

219: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/04(水) 01:06:12.87 ID:CTQ8OLTu0
ナツメ「タケシがいなくなったからまた二人になれたと思ったのに…」

タケシ「そんなこというなよ、なあレッド」

レッド「いや、俺も二人の方がよかった」

タケシ「おい!俺は邪魔者か!」

レッド「どちらかというとそうだな」

タケシ「ひでぇ!」

ナツメ「こんなところで大声出さないでよ、響いてよけいうるさい」

レッド「そうそう」

タケシ「ごめん…」

220: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/04(水) 01:07:09.49 ID:CTQ8OLTu0
ナツメ「ここを左」

ナツメ「あ、そこ段があるから気をつけて」

タケシ「超能力って便利だな」

レッド「今ナツメは集中してるからあんま話かけんなよ」

タケシ「…お前は初めて会ったときはそんなこと言うやつじゃなかったのにな」

タケシ「あーあ…なんでレッドはこうなったんだろうなー」

レッド「……」

タケシ「おい、なんか言ってくれよ、ただでさえここ暗いんだから」

ナツメ「うるさい」

タケシ「……」

221: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/04(水) 01:08:25.99 ID:CTQ8OLTu0
レッド「……」

ナツメ「……」

タケシ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

タケシ「……」

レッド「ほんとに黙るなよ、静かすぎだろ」

タケシ「えっ」

ナツメ「タケシの心がこんなに弱いとは思わなかった…ごめん…」

タケシ「ちょ…いや…どっちなの、俺話つづけた方がよかったの?」

レッド「……」

ナツメ「……」

タケシ「何か言えよ」

222: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/04(水) 01:10:56.86 ID:CTQ8OLTu0
レッド「こんなところに祠が…」

タケシ「中には何もないぞ」

タケシ「道間違えたんじゃないのか?」

レッド「ナツメを疑うなよ」

ナツメ「こっちの方であってるはずなんだけど…」

タケシ「そういや他のを一人も見てないしな…」

ナツメ「とにかくもう一回やってみるわ」

タケシ「どう?」

レッド「はええよ」

223: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/04(水) 01:12:52.42 ID:CTQ8OLTu0
ナツメ「あっ」

レッド「どうした?」

ナツメ「あそこに穴が」

タケシ「どうやら下に続いてるようだな」

ナツメ「ここを何人も通ったみたい」

レッド「けっこう小さいな」

タケシ「しかし何もないのにここをどうやって…」

レッド「じゃあいくよ、ちゃんとつかまってて」

ナツメ「うん」

タケシ「おい待て危険だぞ」

レッド「じゃあ俺らは先に行ってるからな」

タケシ「マジか…あっそうだイワークだと安全に行けるぞ」

224: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/04(水) 01:15:42.33 ID:CTQ8OLTu0
ヒューン

レッド「……」

ナツメ「……」

ヒューン

レッド「……」

ナツメ「……」

ヒューン

レッド「あれ…」

レッド「なんか深くね?これじゃ着地するとき…」

ナツメ「大丈夫よ、着地寸前で浮翌遊使うから」

レッド「そうか、じゃあ安心だ」

レッド「……」

レッド「まだ?」

225: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/04(水) 01:16:53.12 ID:CTQ8OLTu0
ふわっ スタッ

レッド「やっと着地か、かなり深いな、どうやって帰ったらいいんだ」

ナツメ「こんなの登っていくのなんてとても無理よ、きっと別の出口があるはずよ」

レッド「それもそうだな」

ゴロゴロ

レッド「なんだ?」

ドーン

イワーク「コンニチハ」

レッド「やばい、イワークが出てきたせいで天井が崩れてく」

226: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/04(水) 01:18:08.73 ID:CTQ8OLTu0
タケシ「よし、よくやった戻れイワーク」

レッド「なにやってんだよ」

ナツメ「ほんと、今回はこれぐらいで済んだけど、もっと勢いよくきてたら崩れてたもしれないのよ」

タケシ「すまんすまん、今度から気をつける」

タケシ「それより早く行こう、ここを何人も通ったのならこのままいけばみんないるはずだ」

レッド「話ごまかすなよ」

タケシ「いやいやほんと、みんなが危ないかもしれないんだぞ」

227: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/07(土) 00:38:50.99 ID:ML4SjUNc0
そのころ別の場所

ユウキ「みんなとはぐれた~」

ユウキ「なんなんだここ、まるで迷路だな」

ユウキ「ん?なんかあっちが光ってる」

ユウキ「もしかいたら出口かも、行ってみよ」

ユウキ「……」

ユウキ「なんだただの水の石か、こんなの今何の役にも立たねえよ」ポイッ

ゴンッ

アスナ「いった~い!」

228: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/07(土) 00:39:28.49 ID:ML4SjUNc0
ユウキ「今聞いたことある声がしたような…」

ユウキ「まあいっか、気のせいだろ行こ行こ」

アスナ「いたたた…私に石を投げつけるなんてふざけたことして…」

アスナ「いったいどこの誰です…じゃなかった、誰だぁ!」

シーン

アスナ「たしかむこうの方向から飛んできたな…」

アスナ「それっ」ぽいっ

ガンッ

ユウキ「いぎゃっ」

229: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/07(土) 00:40:22.31 ID:ML4SjUNc0
ユウキ「くそ~っ、なんだってんだ…」

ユウキ「あっこれ…さっき俺が投げた水の石…」

ユウキ「こわ…もしかして投げたから水の石が怒って飛んできたのか!?」

ユウキ「まさかな」

ユウキ「おどかしやがってこのっ!」ぽいっ

アスナ「誰だか知んないけど女の子に石投げつけるなんてあたっ」ゴンッ

アスナ「……」

アスナ「ゆ…許さん…」

230: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/07(土) 00:47:00.61 ID:ML4SjUNc0
アスナ「このっ!」ポイッ

ユウキ「ぐおっ」

ユウキ「いちちちち…もうなんなんだよ!」ポイッ

アスナ「あてーっ」

アスナ「いい加減にしなさいよ…」

アスナ「うおりゃあ」

ユウキ「ぐあっ…このくそ石…」

ユウキ「ふざけんじゃねえ!」

アスナ「っつ…今までで一番痛い…」

231: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/07(土) 00:48:30.59 ID:ML4SjUNc0
アスナ「このやろがああー!」ドヒューン

ゴシャア

ユウキ「ごぼあっ!」ばたっ

ユウキ「ぐふっ」ぴくぴく

ユウキ「こ…こえーっ!水の石が…水の石が激怒してる!」

ユウキ「このままじゃ水の石に殺される…」

ユウキ「そうか、水の石は勝手に移動させたうえに投げたことを怒っているんだ」

ユウキ「早く戻すべきか…」ぴたっ

ユウキ「触ったら飛んできたりしないよな」

232: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/07(土) 00:49:56.84 ID:ML4SjUNc0
アスナ「……」

アスナ「今度はとんでこないな」

アスナ「仕留めたようだ」

アスナ「まったく石投げてくるなんてどんなやつか見てやる」

ユウキ「えっとこの辺だったか」

アスナ「まずはなめられないようににらみつけっ」

ごつんっ

ユウキ「また頭っ」

アスナ「また石!?」

233: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/07(土) 00:50:49.43 ID:ML4SjUNc0
ユウキ「なんなんだよ…」

アスナ「このっ…あっ」

ユウキ「アスナさ~ん!」

アスナ「ユウキく…ユウキか」

ユウキ「そのたんこぶどうしたの?」

アスナ「えっこれ?…そ、そっちこそ」

ユウキ「聞いてくださいよ、この水の石が襲ってくるんですよ」

アスナ「どういうこと?」

234: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/07(土) 00:51:16.81 ID:ML4SjUNc0
ユウキ「えっとみんなを探してて何か光ってたから拾ったら水の石だったんですよ」

ユウキ「そしたらなんかよくわかんないけど腹立って投げたら、水の石が怒って襲ってきたの」

アスナ「よくわかんないよ」

ユウキ「アスナさんはどうしたの」

アスナ「私はね歩いてたら急に水の石が飛んできたのよ、それも何度も」

ユウキ「うわっそれたぶん水の石の呪いだ」

ユウキ「ごめんなさい、アスナさんまで巻き込んじゃって」

アスナ「なんだ水の石の呪いだったわけか~」

アスナ「……」

アスナ「呪いぃぃぃぃぃぃ!?」

235: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/07(土) 01:12:45.25 ID:ML4SjUNc0
アスナ「の、呪いって…水の石にそんなのがあったわけ…?」

ユウキ「俺もそんなのがあること今日初めて知りましたよ」

アスナ「そんなの怖いじゃんか、早く捨ててよ」

ユウキ「捨てたら襲ってきたんですよ」

アスナ「い、いや!ユウキくん私から離れてよ」

ユウキ「そんなぁー、せっかく会えたんですからー」

アスナ「呪われたのと一緒にいたくない!」

236: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/09(月) 00:56:41.91 ID:uQQAl9oi0
ユウキ「待ってよアスナさん、どこ行くんですか」

アスナ「だから呪われてるのは嫌だってば」

アスナ「せめてその石捨ててよ」

ユウキ「捨てたらまた襲ってくるんだって」

アスナ「じゃあ私から離れてよー」

ユウキ「いいじゃないですか、一夜を一緒にすごした仲じゃないですか」

アスナ「何言ってんの、結局ハルカちゃん選んだんでしょ」

ユウキ「それはね、まあ…」

ユウキ「あっじゃあ今からしますか?」

アスナ「調子にのらない」

237: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/09(月) 00:58:01.29 ID:uQQAl9oi0
ユウキ「じゃあどうしたらいいんですか」

アスナ「どうもしなくていいの」

ユウキ「いやいやそういうわけにも」

アスナ「……」

ユウキ「アスナさんどうしたの?」

アスナ「……」

ユウキ「?」もみもみ

ユウキ「おかしいな反応がない」

238: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/09(月) 00:59:54.32 ID:uQQAl9oi0
ユウキ「アスナさーん、聞こえてるんでしょ」

ユウキ「なんか言ってくださいよ」

ユウキ「アースーナーさん!」

ユウキ「なんにも言わないならいれちゃいますよ」

アスナ「……」

ユウキ「ほんとに何にも言わないな…」

ユウキ「ほんとのほんとにいいってことですよね?」

アスナ「……」

239: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/09(月) 01:00:46.96 ID:uQQAl9oi0
ユウキ「じゃあいきまーす」

アスナ「あっ…」

ユウキ「うん?」

アスナ「いけコータス、オーバーヒート」

ユウキ「ちょっ、うわっ…」

ユウキ「もー冗談じゃないですか、何もそこまで怒んなくても」

アスナ「次、ストーンエッジ」

ユウキ「ア、アスナさん!いくらなんでもやりすぎですよー」

アスナ「バトル…」

240: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/09(月) 01:01:34.82 ID:uQQAl9oi0
アスナ「出して…」

ユウキ「なんだやっぱりアスナさんもしたかったんだ」ガチャガチャ

アスナ「コータス…」

ユウキ「軽いおふざけですよ」

ユウキ「まあ勝たなきゃやらせてもらえないのが常識だよな」

ユウキ「よっしゃ、じゃあやるか」

ユウキ「いっけぇラグラージ!」

アスナ「オーバーヒート…」

コータス「ブレストファイヤー」

ユウキ「ちょっ…いまひとつなのになんて威力…」

241: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/09(月) 01:02:22.26 ID:uQQAl9oi0
ユウキ「ラグラージ、地震だ!」

コータス「イマナニカシタノカ?」

ユウキ「?」

ユウキ「あれ、ダメージ受けた?」

ユウキ「自分で言うのもなんだけど俺のラグラージけっこう強いんだけど…」

アスナ「もう一度」

ユウキ「やべえ、特攻下がってるはずなのにまだあんなに…」

ユウキ「とにかく火技には水技だな」

242: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/11(水) 01:00:53.20 ID:T6fEoHQN0
ユウキ「それもちょっとどころじゃダメだな…」

ユウキ「なにかいい手は…」

ユウキ「あのコータスに大ダメージを与えられそうなのはないな」

ユウキ「強い技強い技…強い…」

ユウキ「強いといえばレッドさん…」

ユウキ「あっ、そういやちょっと前レッドさんが酔っぱらって…」

243: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/11(水) 01:02:09.10 ID:T6fEoHQN0
レッド『お~いユウキ知ってるか~?』

ユウキ『なんですか?』

レッド『ゲフッ』

ユウキ『酒くせっ』

レッド『……』

ユウキ『なんでなんも言わないんですか』

レッド『ぐー…』

ユウキ『ちょっと』

ナツメ『レッド寝ちゃったみたい』

ナツメ『じゃあ私もこのまま寝るね、おやすみ』

ユウキ『なんだったんだよ…』

244: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/11(水) 01:02:59.44 ID:T6fEoHQN0
ユウキ「あっこれじゃなかった」

ユウキ「えーと…」

ユウキ「そうだ次の日だ」

ユウキ『ねえレッドさん、昨日何言おうとしてたの?』

レッド『昨日?なんのこと?』

ユウキ『ほら、昨日知ってるかって聞いてきてそのまま寝ちゃったじゃないですか』

レッド『俺なんか言ったっけ?』

ユウキ『なんか言おうとして寝ちゃったんですよ』

レッド『そんなことあったっけ?』

ナツメ『あったような、なかったような…』

ユウキ『二人とも酔ってたんですよ!』

245: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/11(水) 01:03:38.26 ID:T6fEoHQN0
レッド『うーん…悪いわかんねえや、だからその話はなし』

ユウキ『なしって、まあいいけど…』

ユウキ『じゃあ代わりになにか強くなる方法教えてくださいよ』

レッド『トレーニング』

ユウキ『そうじゃなくて、えっとほらレッドさんのポケモンすごい能力持ってるじゃないですか』

ユウキ『ああいうのはどうやったらできるようになるんですか?』

レッド『だから全部トレーニングだよ、一回シロガネ山にでもこもって修行してきたら?』

ユウキ『しんどいのは嫌です、だからすぐできそうなやつがいいです』

レッド『なんだおまえ』

246: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/11(水) 01:04:23.92 ID:T6fEoHQN0
ユウキ『教えて教えて教えて!』

レッド『子どもか!お前は』

ユウキ『子どもですよ』

レッド『めんどくさいやつだな』

ユウキ『お願いします!このとおりです』

ナツメ『ちょっとぐらい教えてあげたら?』

レッド『でもなぁ…』

ナツメ『だっていつまでも机の上で土下座なんてされても迷惑よ』

レッド『まあいいか…』

ユウキ『よっしゃ!』

247: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/11(水) 01:05:13.05 ID:T6fEoHQN0
レッド『まあこれは俺のオリジナルじゃないんだけど』

ユウキ『えーそんなどこの誰のかわかんないようなこと教えるんですかー』

レッド『じゃあ教えねー』

ユウキ『冗談ですよ』

レッド『まあいいや、これはけっこうトンデモ翌理論なんだけど…』

レッド『簡単に言うとネットゲームで経験値2倍キャンペーン×ネットカフェプレイ経験値1.5倍サービス×取得経験値上昇課金アイテムで通常よりも多くの経験知をもらえるってことだな』

ユウキ『?』

レッド『だから、いくつものことを組み合わせて威力を上げるんだよ』

ユウキ『は?』

248: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/14(土) 00:35:37.54 ID:ztNezlqh0
レッド『うんと…実際に見せた方がいいかな…』

ユウキ『それでお願いします』

レッド『じゃあちゃんと見てろよ』

レッド『いけっカビゴン!ギガインパクトだ!』

レッド『とまあ、これが普通に攻撃した場合』

レッド『そんでもって次が俺の言ってるやつ』

ユウキ『やっぱり反動なしなんですね』

レッド『それは修行のおかげ』

249: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/14(土) 00:36:55.65 ID:ztNezlqh0
レッド『まずは経験値2倍キャンペーンの部分、いつもの2倍助走をつける』

レッド『次にネットカフェプレイ経験値1.5倍サービス、いつもの1.5倍力をためる』

レッド『最後に取得経験値上昇課金アイテム、ここは2倍として2倍のスピードを出す』

レッド『それで攻撃、これで150×1.5×2×1.5×2で威力1350だ』

レッド『変化技を使わなくても簡単にこれぐらいの威力を出せる、その気になればもう20倍ぐらい出せる』

ユウキ『じゃあそのすごいの見せてくださいよ』

レッド『いや、これはけっこう負担がかかる、最初のうちは2倍でもきつい』

レッド『はい、俺の教えること終わり、あんま無理しないように』

250: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/14(土) 00:38:51.76 ID:ztNezlqh0
ナツメ『そんなすごい技があったのにどうして今まで使わなかったの?』

ユウキ『それをレッドさんに教えたのって誰なんですか?』

レッド『同時に言うなよ』

ユウキ『なんでもいいから答えてくださいよ』

レッド『じゃあまずナツメの方はこっちじゃ使う必要がなかったから』

ナツメ『こっち?』

レッド『あ、いやめんどうだな…えーと…』

ユウキ『もしかしてレッドさん浮気ですか?』

ナツメ『うううううううううううううわきいいいいいいいいいいいいいいいい!?』

251: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/14(土) 00:40:20.47 ID:ztNezlqh0
ユウキ「おっと、余計なとこまで思い出してしまった」

ユウキ「そうそう、威力を数倍にする方法があったな」

ユウキ「結局一回も練習しなかったけど、なんとかなるだろ」

ユウキ「いけるよなラグラージ」

ラグラージ「モチロンダゼ」グッ

ユウキ「さすが俺の相棒だ」

ユウキ「よっしゃ!100倍いくぜ!」

ラグラージ「!?」

252: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/14(土) 00:42:02.74 ID:ztNezlqh0
ユウキ「えっとどうしたらいいんだ…」

ユウキ「めんどうだ、ラグラージ100倍の力をためるんだ!」

ラグラージ「ムリムリムリムリムリ」ブンブン

ユウキ「えー、じゃあ半分の50」

ラグラージ「……」

ラグラージ「ムリ」

ユウキ「じゃ、じゃあ何倍ならいけるんだ」

ラグラージ「……」サッ

ユウキ「おいおい何ピースしてんだよ」

253: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/14(土) 00:42:55.16 ID:ztNezlqh0
ユウキ「というかおまえピースできたんだな、じゃあ写真撮るときとかそれしろよー」

ユウキ「えーと、で、結局どれぐらいならいけんの?」

ラグラージ「……」サッ

ユウキ「だからピースはもういいってば」

ラグラージ「……」

ユウキ「……」

ユウキ「あーなるほどなるほど、にじゅ…」

ラグラージ「……」サッ

ユウキ「……」

254: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/14(土) 00:45:03.35 ID:ztNezlqh0
ユウキ「じゃあ気を取り直して…」

ユウキ「いくぞ!3ば」

ラグラージ「……」ビッ

ユウキ「い、言っただけだからだよ…」

ユウキ「2倍力をためろ!」

ラグラージ「ソレナラエエデ」

ユウキ「滝登りだ!」

ラグラージ「ショーリューケン」

コータス「ゴハッ」

ユウキ「2倍になるだけでかなり効いてるみたいだ」

255: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/14(土) 01:19:13.46 ID:ztNezlqh0
ユウキ「よし、このままいくぞ!」

ラグラージ「チョットタンマ」

ユウキ「おい、どうしたんだ」

ユウキ「そういや最初のうちは2倍でもきついって言ってたな、忘れてた」

ユウキ「しっかりしてくれラグラージ!」

アスナ「ストーンエッジ…」

ユウキ「おい、きたぞ、よけるんだ!」

ラグラージ「グオワッ」

ユウキ「ほらいわんこっちゃない」

256: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/14(土) 01:30:10.27 ID:ztNezlqh0
ユウキ「大丈夫か!?」

ラグラージ「……」コクっ

ユウキ「でもこの体力じゃまた大技は決めれそうにないな…」

ラグラージ「……」ブンブン

ユウキ「お前、ほんとに大丈夫なのか?」

ラグラージ「……」コクっ

ユウキ「よしじゃあ2倍の」

ラグラージ「……」ビッ

ユウキ「3倍って…2倍でもそんな状態でうまくいくかもわからないのに」

257: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/16(月) 00:49:06.44 ID:jZgf0JXR0
ラグラージ「バカヤロー」バシッ

ユウキ「いてっ、何すんだ」

ラグラージ「アキラメンナヨ…アキラメンナオマエ!」

ユウキ「ラグラージ…おまえ…」

ユウキ「ごめん、何言ってんのかわかんない」

ラグラージ「……」ぐわっ

ユウキ「おい、ムチャだぞ」

ラグラージ「トツゲキー!」

ドーン

258: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/16(月) 00:49:42.73 ID:jZgf0JXR0
プシュウウウ

コータス「カオガヌレテチカラガデナイ」ばたっ

ユウキ「コータスが倒れた…」

ラグラージ「カッタゾー!」ふらふら

ユウキ「……」

ユウキ「よくやったな、休んでてくれ」

ユウキ「ふぅ…」

アスナ「コー…タス…?」

ユウキ「アスナさん、おーい」

アスナ「……」ばたんっ

ユウキ「えっちょっと…」

259: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/16(月) 00:51:00.40 ID:jZgf0JXR0
レッド「なんかさっきむこうの方で音がしなかったか?」

ナツメ「そっちの方に誰か…二人いるわ」

レッド「誰かわかる?」

ナツメ「うーん…暗くてわからないわ」

レッド「とりあえず、行ってみようか」

レッド「あれ、タケシ?どこ行ったんだ」

ナツメ「さっきまでいたと思ったんだけど」

レッド「なんだ迷子か?」

260: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/16(月) 00:51:33.05 ID:jZgf0JXR0
タケシ「おーい待ってくれー」

レッド「あ、どこいってたんだよ」

タケシ「はぁ…はぁ…お前らちょっと速いぞ…」

ナツメ「だらしないわね、女の私だってちゃんとついて来てるのに」

タケシ「いや女の私だってとか言ってもナツメはずっとレッドが抱えてるじゃねえか!」

ナツメ「関係ないでしょ」

タケシ「関係あるだろ!」

タケシ「それに俺体ボロボロなんだぞ!歩くだけでも大変だってんだ!」

レッド「そんなこと言ったら俺ちょっと膝すりむいたぞ」

タケシ「規模が違う!」

261: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/16(月) 00:52:38.28 ID:jZgf0JXR0
レッド「ほら見て、これさっき貼った絆創膏」

タケシ「ちっさ!絆創膏ちっさ!こんな大きさで足りるってどんだけ小さいケガだよ!」

ナツメ「しっ、静かにして、近いわ」

タケシ「近いって何が?」

レッド「タケシ静かに」

タケシ「……」

………

ナツメ「ほら何か聞こえるでしょ」

レッド「たしかに誰かいるな」

タケシ「あんま聞こえないぞ」

ナツメ「だからタケシうるさいってば」

タケシ「……」

262: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/16(月) 00:53:20.19 ID:jZgf0JXR0
レッド「とにかく行ってみようか」

ナツメ「誰がいるかわからないのに危ないわよ」

タケシ「そうだぞ、これはナツメの方が正しい」

レッド「でもずっとここから動かないのもだめだろ」

レッド「だからゆっくりちょっとずつ進もう」

タケシ「おい待て…」

レッド「じゃあタケシはそこで休んでてくれよ」

タケシ「ったく、おい俺も行くぞ」

263: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/16(月) 00:54:31.44 ID:jZgf0JXR0
ナツメ「だいぶ近いわ」

レッド「じゃあここからはもっと慎重に行こう」

タケシ「慎重にって普通にがつがつ歩いてたじゃねえか」

レッド「細かいこと言うなよな」

ナツメ「ねえレッド、あれ」

レッド「どれどれ…」

ユウキ「アスナさんハァハァ…」

264: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/16(月) 00:55:41.03 ID:jZgf0JXR0
レッド「なんだユウキだったのか」

ユウキ「……」ビクッ

ユウキ「あ、レレレレッドさん…おつかれっす…」

レッド「何がおつかれっすだよ」

ナツメ「いやそれよりなんでパンツはいてないの…」

ユウキ「えっ…あーこれは…」

ユウキ「ナツメさんは女だからわかんないと思いますけど男には意味なく下半身を露出することだってあるんすよ」

レッド「ねーよ」

265: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/16(月) 00:56:06.65 ID:jZgf0JXR0
ユウキ「またまた~俺知ってますよ」

レッド「何をだよ」

ユウキ「レッドさんとナツメさんが毎日のように●●●で●●●ってこと」

レッド「はぁ!?」

レッド「そんなこと言ったらお前は●●●●●●●●●●!」

ユウキ「●●●●●●●●●●●●●●●!」

レッド「●●●●●●●●●●●●‼」

ユウキ「●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●!」

タケシ「もういい‼いい加減にしろ!」

タケシ「お前らだっきから何言ってるかわからん!」

タケシ「そしてお前は早くズボンをはけ!」

266: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/16(月) 00:57:21.07 ID:jZgf0JXR0
レッド「で、何があったんだ」

ユウキ「まあ、このアスナさんが」

レッド「服着せてやれ」

ユウキ「はい」

レッド「……」

ナツメ「じろじろ見ないの」

レッド「い、いやきれいな胸してんなって思っただけで」

ナツメ「……」

ナツメ「もうレッドに胸さわらしてあげない」

レッド「な、なんで!そんなの絶対いやだ‼」

タケシ「お前ら何やってんだ」

267: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/16(月) 00:58:03.76 ID:jZgf0JXR0
レッド「うう…ナツメ許してよぉ…」もみもみ

ナツメ「はいはい、許してあげるわよ」

ナツメ「じゃあユウキ君説明して」

ユウキ「何ていうか、急に目の色が変わってバトルしかけてきたんで戦ったんですよ」

ユウキ「で、俺が勝ったら倒れちゃったってわけですよ」

レッド「そこからなんでこの人が服脱いでるんだよ」

ユウキ「それは俺が勝ったから…いいかなって」

レッド「何がいいんだよ」

268: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 00:37:50.96 ID:x+vndAzR0
ユウキ「もうよくないですか?これ」

レッド「いやまてまて、これお前とらえ方によっちゃ犯罪だぞ」

ユウキ「ホウエンじゃ日常茶飯事ですよ」

レッド「それお前だけだろ」

タケシ「いや本当にもういいよ!」

タケシ「お前ら最初の目的忘れてんだろ」

レッド「最初の…」

ユウキ「目的…?」

ナツメ「タケシは逆にちゃんと覚えてると思ったの?」

タケシ「そうだよな…」

269: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 00:39:10.76 ID:x+vndAzR0
レッド「マジでなんだっけ…」

ナツメ「やっぱりね…」

ナツメ「しっかりしてよ、頼まれたからここに来てるんでしょ」

レッド「ああ、そうだった…」

ナツメ「思いだした?」

レッド「何頼まれたんだっけ」

ナツメ「もう…」

レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「……」

ナツメ「……」

270: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 00:39:40.29 ID:x+vndAzR0
レッド「……」

ナツメ「……」

タケシ「……」

ユウキ「……」

レッド「なんなの?」

ナツメ「うん…」

ナツメ「まあいいか」

タケシ「よくねえだろ!」

レッド「か~わいいなぁ~」

タケシ「いい加減にしろよバカども!」

271: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 00:40:37.10 ID:x+vndAzR0
ナツメ「あーもう大きい声出さないでって言ったでしょ響くんだから」

タケシ「いや、さっきまでの言い方だと完全に覚えてただろ」

ナツメ「人間忘れちゃうことだってあるわよ」

タケシ「忘れちゃうことあるって言ってることが逆じゃないか」

タケシ「いったいどっち側なんだよ」

ナツメ「レッド」

タケシ「だと思ったよ!」

レッド「まあまあ、何があったか知らないが落ちつけよ」

タケシ「落ちつけるか!」

272: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/19(木) 00:41:09.24 ID:x+vndAzR0
タケシ「はぁ…お前ら一体ここに何しに来たのか…」

レッド「それがわからないから困ってるんだろ!」

タケシ「逆ギレ!?」

レッド「とにかく進もう、あなぬけのひもがあるから帰れなくなる心配はない」

タケシ「目的もわかんないのにかよ…」

ナツメ「レッドが決めたことだからいいの、レッドが言ったら正しいの!とにかくレッドなの!」

タケシ「……」

タケシ「ナツメってこんなバカだったっけ…」

273: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/23(月) 00:21:21.33 ID:zJ4RM8qf0
レッド「……」

レッド「ナツメが…バカ…?」

レッド「おい…言っていいことと悪いことがあるだろ…」

タケシ「わ、わるかったよ、ごめんごめん」

レッド「それ…ちゃんと思ってんのか…?」

タケシ「あーもう…ほんとに思ってるよ」

タケシ「めんどくせ」ぼそっ

274: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/23(月) 00:22:19.27 ID:zJ4RM8qf0
ナツメ「レッドもちょっとしつこいわよ」

レッド「だってさ…」

タケシ(どうせナツメもレッドのこと言われたらレッドみたいに怒るんだろ)

ユウキ「タケシさん、タケシさん」

タケシ「ん?なんだ」

ユウキ「めんどくさいっすね」

タケシ「やっぱりお前もそう思うか」

ユウキ「タケシさんも大変っすね」

タケシ「あいつは昔はあんなんじゃなかったんだけどな」

275: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/23(月) 00:23:30.21 ID:zJ4RM8qf0
タケシ「やっぱあれだな、ナツメとくっつきだしてからだな」

タケシ「それからおかしくなったな」

ユウキ「そんなことあの二人に聞こえたらどうなるか知りませんよ」

タケシ「大丈夫だ、あいつらを見てみろ」

タケシ「もう互いのことしか考えてない顔だ、おそらくまわりで何が起ころうとあいつらには聞こえないだろう」

ユウキ「ほんとだ…あ、チューした、マジで何しに来たんだあの二人」

タケシ「くそぉぉ!俺も彼女ほしい!」

ユウキ「作り方教えましょうか?」

タケシ「ナンパは成功しないんだよ!」

276: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/23(月) 00:25:33.31 ID:zJ4RM8qf0
ユウキ「じゃあこういうのは…」

タケシ「どんなのだ、教えてくれ」

アスナ「ん…うーん…」

ユウキ「まずはスリーパーを」むにっ

アスナ「おっうわっ」グラッ

ユウキ「つかっておぅっ」どさっ

アスナ「いたた…」

タケシ「大丈夫か?」

レッド「びっくりした」

ユウキ「もうアスナさん、急に動かないでくださいよ…」

レッド「そりゃお前のセクハラおんぶされてることがわかったら誰でもそうなるだろ」

277: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/23(月) 00:26:22.18 ID:zJ4RM8qf0
ユウキ「セクハラって俺がいつそんなことしたっていうんですか」

ユウキ「俺はただお尻に手を、おっぱいに頭をそえてただけですよ」

レッド「それだよ」

ユウキ「そんなことないですよ、ねえアスナさん」

アスナ「いやぁー、お尻もまれた時はビックリしたけど」

ユウキ「ちょ、ちょっと力がはいっちゃっただけですよ」

レッド「どんな言い訳だよ」

ユウキ「ほんとですって」

レッド「ナツメに頭の中読んでもらうぞ」

ユウキ「レッドさん、今はそんなことしてる場合じゃないです、先に進みましょう!」

278: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/23(月) 00:27:34.12 ID:zJ4RM8qf0
レッド「完全だな」

ユウキ「なにが完全なんですか…」

レッド「……」

ユウキ「……」

アスナ「ユウキ君、黙ってないで早くおこしてよ」

ユウキ「あ、すいません」

ユウキ「よいしょっと」コロンッ

レッド「あ、なんか落ちた」

アスナ「えっなになに?」ぱきっ

279: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/23(月) 00:28:09.61 ID:zJ4RM8qf0
アスナ「なんかよくわかんないけどつぶしちゃった」

ユウキ「なんですかそれ」

アスナ「見たことないな…」

ナツメ「あ、ちょっとそれ見せて」

アスナ「こわれちゃってるみたいだけど、はい」

ナツメ「これ…」

レッド「なんかわかるの?」

ナツメ「まあ催眠術みたいなものかな」

280: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/23(月) 00:29:05.00 ID:zJ4RM8qf0
レッド「催眠術ってこんな小さい機械みたいなのがか?」

ナツメ「うんとね、これはね他の人の頭につけて使うの」

レッド「だから今頭から落ちてきたのか、でもなんで?」

ナツメ「だから、アスナちゃんは誰かに操られてたってこと」

アスナ「わ、私操られてたんですか!?」

ユウキ「なんでそんなことわかるんです?」

ナツメ「私も使ったことあるからよ」

ナツメ「これがついてたってことはまったく記憶のない時間があるはずだけどあった?」

アスナ「あったようなないような…」

ユウキ「使ったことあるって何につかったんですか!」

レッド「おまえタケシみたいにちょっと黙ってろ」

281: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/23(月) 00:29:35.30 ID:zJ4RM8qf0
ユウキ「いや、それひどくないですか」

レッド「ひどくない」

ユウキ「レッドさんも気になるでしょ」

レッド「俺知ってる、たぶんあれだ、あれしかない」

ユウキ「教えて~~~」

レッド「やだ」

ユウキ「ドケチンボ」

ナツメ「いつまでその話してるの?こっちはもう終わったわよ」

ユウキ「ナツメさん教えて~~~~~」

ナツメ「レッドの誘拐よ」

ユウキ「ゆ…」

282: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/25(水) 00:14:32.48 ID:datOtXLa0
ナツメ「まあ失敗しちゃったけどね、レッドはすごいから」

ユウキ「すごいからとか関係ないでしょ」

ナツメ「まあその話は置いといて」

ナツメ「この機械を使うにはかなりのエスパーパワーが必要なの」

レッド「エスパーパワー?」

ナツメ「ものすごい超能力が必要って言いたいの」

ユウキ「そこの名前はもう少しなんとかならなかったんですか」

レッド「お前ナツメのセンスにケチつける気か!?」

ユウキ「そういうわけじゃないですけど…」

283: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/25(水) 00:14:58.98 ID:datOtXLa0
ナツメ「名前のセンスなんてどうでもいいの」

ナツメ「問題は誰がこんなことしたかってこと」

アスナ「誰なんですか!私を操ったっていう豚野郎は!」

ナツメ「ホウエンの人はちゃんと話を聞けないの?」

ユウキ「そんなこ」がばっ

レッド「おまえは喋るな、ややこしい」

ユウキ「もごもごっ」

284: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/25(水) 00:15:46.14 ID:datOtXLa0
ナツメ「これは私の予想の部分も入ってるんだけど」

ナツメ「おそらく今までに行方不明になった多くのジムリーダークラスのトレーナーのほとんどがここに集められて操られているはず」

ナツメ「それだけの人数をこの機械を使って操ろうとすればかなりのエス…超能力者ってこと」

ナツメ「だからこんなことができて、ここにいる可能性が高い人物はイツキしかいない…」

レッド「イツキって誰だっけ…」

タケシ「そうか、たしかに四天王であるイツキとカリンさんもワタルと同じ時にいなくなった、ワタルに協力している可能性はかなりたかいな」

レッド「急にしゃべるなよ」

285: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/25(水) 00:16:22.01 ID:datOtXLa0
アスナ「そのイツキってやつが私を操ったんですね!」

アスナ「ボコボコにしてやるぅー!」

ナツメ「まって」ピーン

アスナ「あ、あれ…うごかな…」

ナツメ「もどってきて」スイーッ

アスナ「うわわっ体が」バタバタ

ナツメ「勝手に行こうとしないで、行ってもバトルにもならないんだから」

アスナ「そんな…じゃあどうしたら」

ナツメ「特に作戦はないけど一人では行動しないようにね」

286: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/25(水) 00:16:55.04 ID:datOtXLa0
アスナ「う~…早く出てこい…」

ユウキ「まあまあ落ちついてよアスナさん」モミモミ

アスナ「今はふざけてる場合じゃないっ」ニギッ 

ユウキ「あーーーーーーーーーー!」ばたっ

レッド「でかい声だしてんじゃねえよ」

ユウキ「お…俺のた、た、タマタマが…」がくっ

ナツメ「たまのひとつやふたつで大げさね」

レッド「いや、ひとつでもふたつでも大変だからね」

287: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 00:17:42.72 ID:ibhHb6Pb0
レッド「そんなことより早く行こうよ」

タケシ「そんなことってレッドが言うなんて意外だな」

レッド「たまにしゃべったと思ったらひどいこと言うな」

ユウキ「俺のたまも…」

レッド「うるせえ」

ナツメ「あっ別に急ぐ必要はなくなったみたい」

レッド「なんで?」

ナツメ「むこうから来たわ」

レッド「なにが?」

288: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 00:18:37.34 ID:ibhHb6Pb0
ナツメ「二人近づいてくる」

レッド「知ってるやつ?」

ナツメ「知ってるというかこれは」

イツキ「まったく君たちのアホ声には心底うんざりさせられるよ」

カリン「ここは声が響いてうるさいからあんまり大きい声出さないでよね」

レッド「お前ら…!」

レッド「誰だっけ?何か見たことはあるような…」

ナツメ「はぁ…イツキとカリンよ」

イツキ「そんなに僕の名前を覚えてくれないなんてショックだな」

レッド「なんかこう…覚えにくいんだよ、お前」

289: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 00:20:03.17 ID:ibhHb6Pb0
イツキ「この…言わせておけば…」

イツキ「僕と勝負しろ!」

レッド「いいよー」

アスナ「待ってください、この人がイツキって人なんですよね」

レッド「そうらしい」

ナツメ「らしいじゃなくてそうよ」

アスナ「じゃあここは私にやらしてください」

レッド「あ、いいの?」

アスナ「私を操るなんて許せませんから」

290: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 00:20:29.15 ID:ibhHb6Pb0
アスナ「私がこの人たちを倒しますからみなさんは先に進んでください」

レッド「え…やっぱ進まなきゃだめなのか…」

タケシ「当然だろ、お前がワタルを倒すんだ」

レッド「なんで俺が…タケシがやれよ」

タケシ「それは無理だ」

レッド「なんで?」

タケシ「こんなとこに女の子一人おいて行くなんて俺はできないからな」

アスナ「タケシさん…」

タケシ「これで2対2、ちょうどいいじゃないか」

291: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 00:22:07.07 ID:ibhHb6Pb0
カリン「2対2ねぇ…」

カリン「私はかまわないけど」

イツキ「レッド!僕から逃げるのか!」

レッド「別に逃げるとかそういうわけじゃないけど」

イツキ「じゃあ戦え!僕が怖いのか」

レッド「だから怖いとかでもなくてさ」

イツキ「そう強がるなワタルにより強化された僕のポケモンが怖くないはずがない」

レッド「そんなちょっと強くなったぐらいで…」

イツキ「ちょっとどころじゃなさ、そこの女ジムリーダーもわかるだろ、自分のポケモンがどれだけ強くなっていたか」

アスナ「じゃあ私のコータスが強くなってたのは」

イツキ「そう僕たちが強化してあげたんだ」

292: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 00:22:49.18 ID:ibhHb6Pb0
カリン「イツキ、余計なことしゃべりすぎよ」

イツキ「いいじゃないか、知ったとこでどうすることもできないんだし」

アスナ「勝手に無理やり強くされたのは気に入らないけど、それより私の他のポケモンはどこよ!」

カリン「あーやっぱ知りたいよね」

イツキ「じゃあ教えてあげようか、この強化には特別な実験が行われる」

イツキ「それに耐えることができれば無事君のコータスのように強くなることができる、だが耐えられなければ…」

アスナ「まさか私のバクーダやマグカルゴたちは…」

イツキ「耐えられなかったんだろうね~」

アスナ「そんな…」がくっ

293: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 00:23:17.10 ID:ibhHb6Pb0
イツキ「何を悲しんでいるんだ?弱いからだめだった、それだけのことだろ」

アスナ「うう…」

ナツメ「最低ね」

ユウキ「アスナさんは頼んだわけでもないというのに」

レッド「お前ら」

タケシ「お前ら人間じゃねぇ!」

レッド「……」

レッド「俺が言おうとしたのに…」

ナツメ「今のは仕方ないわよ」

294: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 00:24:42.32 ID:ibhHb6Pb0
アスナ「しゃッらあああああああいッ!!!」

タケシ「!」びくっ

アスナ「絶対に許せない、タケシさん一緒に戦ってくれるんですよね」

タケシ「びっくりした…そうですけど」

アスナ「絶対勝ちましょう」

タケシ「もちろんです」

タケシ「そういうことだからレッド、お前たちは早く行け」

タケシ「可能性はかなり低いがもしかしたらだが、まだその実験とやらをされていないポケモンはいるかもしれない」

295: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 00:25:49.15 ID:ibhHb6Pb0
ユウキ「大丈夫なんですかね?」

レッド「たぶん道はあってるだろ」

ユウキ「いやそっちじゃなくて、タケシさんとアスナさん」

レッド「さあな…」

ナツメ「じゃあ私が見てあげるわ」

ナツメ「……」

ナツメ「あれ…?」

レッド「どうした?」

ナツメ(全然わからない…それどころか他のこともできない、こんなこと今までなかったのに…)

296: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 00:26:37.05 ID:ibhHb6Pb0
ユウキ「ナツメさん、どうなんですか」

ナツメ「えっあ…がんばってるみたいね」

ユウキ「そうですか、アスナさんがんばってほしいな…」

レッド「……」

レッド「ナツメは嘘つくとすぐわかるね」ぼそっ

ナツメ「えっ」

ナツメ「私が嘘つくわけないじゃない」

レッド「だってわかるもんはわかるから」

ナツメ「……」

297: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 00:27:18.11 ID:ibhHb6Pb0
レッド「何があったんだよ」

ナツメ「でも…」

レッド「いいから」

ナツメ「超能力が使えなくなった…」

レッド「なんで?」

ナツメ「わかんない」

ナツメ「こんなこと初めてだから、なんだか嫌な予感がする」

298: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/28(土) 00:27:55.02 ID:ibhHb6Pb0
レッド「考えすぎじゃない?」

ナツメ「だってこんなこと今までなかったんだし」

レッド「ほんとになんにもできないの?」

ナツメ「そういうわけじゃないけどテレパシーとかちょっとだけ考えてることがわかるぐらいの簡単なのはできるみたい」

レッド「十分じゃないの?」

ナツメ「全然ダメよ」

レッド「俺はあんまり気にしないよ」

ナツメ「私が気にするのよ」

レッド「そうかなぁ…なあユウキはどう思う?」

レッド「あれ、ユウキがいない」

299: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/29(日) 23:59:09.96 ID:CxusxE/Z0
レッド「ユウキのやつどこ行ったんだ」

ナツメ「ユウキ君がいなくなってることにも気がつかなかったなんて」

レッド「ここで他のトレーナーに会うと勝負をしかけらるけどユウキは強いし大丈夫だろ」

ナツメ「無責任よそれ」

レッド「いやいやでもさ」

レッド「ほらタケシも言ってたじゃん、まだ何もされてないポケモンたちがいるかもしれないって」

レッド「ナツメがそういうのわかんない今そっち優先すべきだよ」

ナツメ「そうなると先に進むことになるけど」

レッド「それはもう一度考え直す必要があるな」

300: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/29(日) 23:59:38.79 ID:CxusxE/Z0
ちょっと前

ユウキ「この二人状況わかってんのかな」

ユウキ「こんなことなら俺もハルカつれてくるんだった」

ユウキ「あ、でもハルカが嫌がるか…」

ユウキ「もおー顔近いよあの二人、ナツメさんもこんな時に顔赤くしてるんじゃないよ」

???「ユウキさん」ボソッ

ユウキ「えっ」

???「ユウキさん、こっちです」

ユウキ「どこどこ、てか誰?」

???「とりあえずこっちに来てください」

301: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/30(月) 00:00:25.47 ID:mC/A09cd0
ミツル「ユウキさんも来てたんですね」

ユウキ「やっぱりミツルだったか、俺のことさん付けで呼んでくれるやさしいやつお前しかいないもんな」

ミツル「……」

ミツル「まあそんなことよりユウキさん、早くここを離れてください」

ユウキ「なんでだよ」

ミツル「……」

ミツル「ワタルさんはこの洞窟を爆破するつもりです」

ユウキ「……」

ユウキ「うっそだ~」

302: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/30(月) 00:02:46.87 ID:mC/A09cd0
ミツル「本当です」

ミツル「ワタルさんの目的は最強になること、なぜそう思ったかは僕にもわかりません」

ミツル「おそらくワタルさんとリーグとの間に何かあったんでしょう」

ミツル「じゃないと何年もいたリーグをあんなことにするなんて僕には考えられません」

ミツル「話が少しそれました、ワタルさんはトレーナーとして最強のレッドさんを倒した後に爆破します」

ミツル「このことを知ってるのはワタルさんとカリンさん、イツキさんそして僕だけです」

ユウキ「おいまて、ここには数十人のトレーナーたちがいるんだぞ、そんなことしたら」

ミツル「はい、みなさん死んじゃうでしょうね」

ユウキ「おまえふざげてんのか」

ミツル「ふざけてなんかいません、僕はワタルさんがそれでいいならそれに従うだけです」

303: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/30(月) 00:03:44.03 ID:mC/A09cd0
ミツル「でも…ユウキさんは僕にいろんなことを教えてくれました」

ミツル「ユウキさんがいなかったら僕は…」

ミツル「だからユウキさんにはとても感謝しています、ユウキさんは助かってほしいんです」

ミツル「ワタルさんもそれぐらいは許してくれるはずです」

ユウキ「……」

ユウキ「やだね」

ユウキ「だいたいさぁそれだとレッドさんが負ける前提じゃねえか」

ユウキ「あの人が負けるわけないだろ」

304: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/30(月) 00:05:29.33 ID:mC/A09cd0
ミツル「無理ですよ、今のワタルさんに勝てる人なんていません」

ユウキ「だからそれがレッドさんなんだって」

ミツル「…もしワタルさんが負けた場合は僕がレッドさんを倒します」

ミツル「ワタルさんと戦った後なら僕でも」

ユウキ「お前本気か?」

ミツル「僕はいつでも本気です」

ユウキ「そうか…」

ユウキ「だったらレッドさんが勝つのはわかってるから、俺がお前を倒しとかないと…」

305: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/30(月) 00:06:59.99 ID:mC/A09cd0
ミツル「僕はもうユウキさんにも負けませんよ」

ユウキ「お前もあの強化ってのをされてるのか?」

ミツル「はい、僕が選びに選びぬいたポケモンたちなのでかなり強いですよ」

ユウキ「自分で強いって言ってるのにそんなポケモンたちを犠牲にしたようなことしないと勝つ自信がないのか」

ミツル「ユウキさんだってそうでしょう、悪い個体を使って何かいいことでもあるんですか」

ユウキ「そうか…お前はそうまでしないと俺に勝つ自信がないのか…」

ミツル「……」

306: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/30(月) 00:09:51.76 ID:mC/A09cd0
ユウキ「正直お前と初めて会った時こんな強くなると思ってなかった」

ユウキ「でも結局そんな無理やりあげるようなことに頼った時点でお前はもうそこまでだ、俺には勝てない」

ユウキ「自分でもわかってんだろ」

ユウキ「だから負けるとわかってる俺とは戦おうとしなかった」

ユウキ「まあ俺の推測だけどだいたいそんなもんだろ」

ミツル「…ふ」

ユウキ「ふっ」

ミツル「ふふふ」

ユウキ「ふはははは」

ミツル「ふふふふふふふっ」

ユウキ「ハーッハハハハハハ」

ミツル「何が可笑しい!!」

307: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 00:30:42.08 ID:o3udAnDN0
ミツル「ユウキさん、たしかに僕はあなたに一度も勝てなかった」

ミツル「あなたに勝つことが僕の最大の目標になっていた」

ミツル「でもあなたと戦うたびに差をつけられて…」

ミツル「本当はワタルさんにユウキさんを倒すように言われてました…」

ミツル「ユウキさんの言うとおりです…」

ミツル「勝てないと思ったから戦おうとしなかった」

ミツル「半分正解です」

ミツル「もう半分はユウキさんに勝つためにワタルさんに強くしてもらったのにユウキさんとの戦いで使いたくない」

ミツル「ははっ…変ですよね、なんとしても勝ちたい自分と正々堂々と勝ちたい自分がいるんです」

308: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 00:31:18.44 ID:o3udAnDN0
ユウキ「ふぅー…」

ユウキ「ずいぶん長くしゃべったな」

ユウキ「そういやいつも会ったときお前から一方的に話してたな」

ユウキ「その後にバトル、俺がいつも勝ってたな」

ユウキ「…やるか?」

ミツル「はい…だけど…僕はもう負けない!」

ミツル「今度こそユウキさんに勝ってみせる」

ユウキ「……」

ユウキ(ここはひいてくれると思ったのに…)

309: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 00:32:02.42 ID:o3udAnDN0
ミツル「それでは…いきますよ!」

ユウキ「あ、ちょっと待って回復…」

ミツル「ロズレイド、花吹雪!」

ユウキ「ちょっと待てってばぁぁ!」

ユウキ「っつ…」

ミツル「どうしましたユウキさん、早く立ってくださいよ」

ユウキ「何しやがんだ」
  
ミツル「毒突き!」

ユウキ「ぐあっ…」

ミツル「たとえ相手が人でも容赦するな…ワタルさんに教えてもらったことです」

310: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 00:33:35.76 ID:o3udAnDN0
ユウキ「ぐっ…ごふっ…」

ミツル「何してるんですか、早くポケモンを出して戦ってください!」

ミツル「手加減してるとはいえ、このままじゃ死んじゃいますよ!」

ユウキ「はぁ…はぁ…容赦するなって言われてたんじゃなかったか?」

ユウキ「教えられたことぐらい…ぐっ、ちゃんとやれよな…」

ミツル「何を…」

ユウキ「俺を倒せもしないんだったら最初っからそんなことすんじゃねえよ」

ユウキ「ほら、ちゃんとここ狙って、外すんじゃねえぞ」

311: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 00:34:07.10 ID:o3udAnDN0
ユウキ「ほれほれほれ、どした、早くしろよ」

ミツル「なんでそこまで僕にやられようとするんですか…」

ユウキ「……」

ユウキ「お前はワタルに俺を倒すように言われたんだろ、お前最初俺を逃がすなんて言ってたけどそんなことしたらお前ただじゃ済まないだろ」

ミツル「だからって命かけることないでしょ」

ユウキ「はぁー、お前はほんと甘いな、やるなら徹底的にやれよ」

ミツル「僕には…できません…」

ユウキ「中途半端な気持ちでできるか!こんなのが!」

ユウキ「というかロズレイドの毒でどうせもう無理だ」

ユウキ「一思いにやってくれ」

312: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 00:35:04.90 ID:o3udAnDN0
ユウキ「俺にトドメをさしてお前の勝ち、よかったな最後に俺に勝てて」

ミツル「僕は…」

ユウキ「こんな勝ち方は嫌ってか?ワガママ言うな」

ユウキ「いいか、なんでも生きてりゃ勝ち、死んだら負けだ」

ユウキ「俺をやったあとすぐワタルに報告に行け、ふりかえるな」

ミツル「ユウキさん…」

ユウキ「お前が自分で選んだ道なんだから自信もて」

ユウキ「俺がずっと見守っててやるから」

ミツル「……」

ミツル「ロズレイドおねがい…」ドスッ

313: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 00:35:42.26 ID:o3udAnDN0
ミツル「ユウキさん…」

ミツル「これで本当によかったのか…ユウキさんが死んでいいことがあるのか?」

ミツル「でも…」

ミツル「ユウキさん、ごめんなさい、僕行きます」

ミツル「……」

がさっ

ミツル「なんだ?」

ユウキ「おらっ!」がしっ

ミツル「えっえっえっ!?」

314: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 00:36:20.66 ID:o3udAnDN0
ユウキ「油断したなミツル!」

ユウキ「くらえ!パロスペシャル!!」ガキッ

ミツル「ユ、ユウキさん何を!?」

ユウキ「パロスペシャルって言っただろ」

ユウキ「二回言わせんな、恥ずかしい」

ミツル「そ、そうじゃなくて」

ミツル「どうして生きて」

ユウキ「ああ、それなら服の中にクチートを入れてた」

ユウキ「というか普通気づくだろ、形おかしいって」

315: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 00:36:49.63 ID:o3udAnDN0
ミツル「でもよかった…ユウキさんが生きてて…」

ユウキ「あたりまえだ、ハルカと小さい子ども残して[ピーーー]るかってんだ」

ミツル「あの…そろそろ解除してもらっても…」

ユウキ「何言ってんだ?勝負はまだついちゃいねえ」

ミツル「え?」

ユウキ「このままお前を倒す」

ミツル「まさか~こんな状態から」

ユウキ「俺ならやれるぜ」

ユウキ「ミツル、最後に覚えとくんだな」

ユウキ「勝つにはだますことも大切なんだよ」

316: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 00:37:24.45 ID:o3udAnDN0
ミツル「……」ぴくぴく

ユウキ「ちょっと強くやりすぎたかな?」

ユウキ「当分おきないぞ」

ユウキ「…はぁ」

ユウキ「この状態でミツルに何かあったら俺のせいになっちまうな」

ユウキ「あんま女の子以外おんぶしたくないけどしかたないか」

ユウキ「よいしょっと、さてレッドさんたちと早く合流しないと、だいぶ離れたはずだからな」

317: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 00:39:19.43 ID:o3udAnDN0
ユウキ「とは言ったものの…」

ユウキ「全然道がわからん」

ユウキ「これは迷ったというやつか」

ユウキ「……」

ユウキ「ミツルなら道わかるかも」

ユウキ「……」

ユウキ「起きるの…待つか…」

318: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/07(火) 23:53:04.83 ID:aR4+6VH60
ミツルが気絶してから10分後

レッド「ほんとここつまんないな、景色が変わらない」

ナツメ「そりゃそうでしょ、ここ洞窟よ」

レッド「だからってさぁ…もっとこう、ジャングルとか」

ナツメ「ジャングル!?」

レッド「いや言いすぎた、せめて草が生えてれば」

ナツメ「草って…あ、あった」

レッド「ほんとだ、引き抜いてやる」

ナツメ「なんで?」

319: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/07(火) 23:53:31.16 ID:aR4+6VH60
レッド「ふぬぬぬぬぬ」

レッド「くそ、片手じゃぬけねえな、ナツメは俺の腰のとこ持って」

ナツメ「だからなんで抜こうとするの…」

レッド「一度興味を持つと最後までやらないと気が済まないの」

ナツメ「よくわかんないけど、なるべく早くしてね」

レッド「まかしとけって」

レッド「おらあああああああああああああああああ!」

320: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/07(火) 23:54:01.86 ID:aR4+6VH60
ズボッ

ドン

レッド「あっごめん、大丈夫?」

ナツメ「うん、私レッドにならいくらふまれてもかまわないから」

ナツメ「それよりもう気が済んだ?」

レッド「ああ、正直なんでこんなに草抜くのに必死になったのかわかんないけ…」

ナゾノクサ「ナゾ?」

レッド「?」

ナツメ「?」

レッド「ナゾノクサだ」

ナツメ「見たらわかるわよ」

321: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/07(火) 23:54:31.28 ID:aR4+6VH60
レッド「なんでこんなとこに?」

ナツメ「それはわかんないけどかなりボロボロよ、手当てしてあげないと」

ナゾノクサ「!」びくっ

レッド「あ、おい」

ナゾノクサ「……」ガクガク

レッド「かなりおびえてるみたい」

ナツメ「でもこんな傷じゃいつ倒れちゃうかわかんないし…」

ナツメ「そうだ、フーディンに聞いてもらいましょ」

322: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/07(火) 23:55:00.20 ID:aR4+6VH60
フーディン「ジブンドナイシテン?」

ナゾノクサ「ナンカネ、マントツケタオトコニネイロイロサレルシ、マスタートハグレチャッタノ」

フーディン「ソウカソウカ、タイヘンヤッタナ」

ナツメ「どう?」

フーディン「カクカクシカジカ」

ナツメ「なるほどね…」

レッド「俺にも教えてよ」

ナツメ「このナゾノクサは人間にひどいことされてそこから逃げてきたんだって」

レッド「なんでうまってたの?」

323: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/07(火) 23:56:18.15 ID:aR4+6VH60
ナツメ「だいぶ人間を怖がってるみたい」

ナツメ「私たちが手当てするより、同じポケモンのフーディンがやった方がよさそうね」

ナツメ「フーディンおねがいね」

フーディン「マカシトキ」

フーディン「ホレ、カイフクノクスリヤ」

ナゾノクサ「アザース」

ナツメ「ナゾノクサが言ってる男ってのはたぶんワタルのことだと思うわ」

レッド「じゃあこのナゾノクサはあの実験とかいうのやられてたわけ?」

ナツメ「たぶん」

324: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/07(火) 23:56:44.64 ID:aR4+6VH60
レッド「じゃああのナゾノクサは他のが捕まってる場所を知ってるんじゃないか?」

ナツメ「たぶんそうね」

レッド「よし、じゃあ案内してもらおう、早く他のも助けなくちゃ」

ナツメ「なんだかいつもと違ってずいぶん積極的ね」

レッド「ナゾノクサに興味持っちまったからそれに関連することをやりきらないと」

ナツメ「まあレッドが言うならなんでもついて行くけどね」

レッド「そういうことだから案内してくれナゾノクサ」

ナツメ「なんか変な語尾みたい」

325: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/11(土) 23:22:21.42 ID:bSjO5mYt0
ナゾノクサ「マスターイガイノニンゲンハシンヨウデキナイ」

フーディン「ダッテサ」

ナツメ「私たちの知り合いのポケモンたちも捕まってるかもしれないの、だからお願い」

ナゾノクサ「……」

ナゾノクサ「イイダロウ、ツイテコイ」

フーディン「ナンカエラソウニイッタケドツイテコイッテ」

ナツメ「ありがとうね」ナデナデ

ナゾノクサ「ベツニマダシンヨウシタワケジャナイカラナ( ≧∀≦)」

326: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/11(土) 23:22:54.66 ID:bSjO5mYt0
ナゾノクサ「ツギヒダリ」

フーディン「コッチダッテ」

レッド「……」

ナツメ「誰のナゾノクサかは知らないけど道がわかって助かるわ」

レッド「……」

ナツメ「レッド?」

レッド「おい…」

レッド「ナツメの胸から離れろ!!そこは俺の特等席だぞ!!」

327: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/11(土) 23:23:39.41 ID:bSjO5mYt0
ナゾノクサ「……」プイッ

レッド「……」イラッ

レッド「離れやがれ~!!」グイッ

ナゾノクサ「ランボウサレタ~」メソメソ

ナツメ「泣かしちゃダメじゃないの」

レッド「だって…」

ナツメ「よしよし泣かない泣かない」

ナゾノクサ「……」ニヤリ

レッド「あー!!今こいつ笑ったぞ!!」

ナツメ「え?」

ナゾノクサ「ナゾナゾ~」しくしく

328: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/11(土) 23:24:23.83 ID:bSjO5mYt0
レッド「こいつほんとはワタルの仲間なんじゃないか?」

ナツメ「どうして?」

レッド「なんでこんな道知ってんだ」

ナツメ「一回通ったんだしわかるでしょ」

レッド「それになんか気にくわない」

レッド「俺の特等席当たり前みたいにとりやがって…」

329: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/11(土) 23:25:39.89 ID:bSjO5mYt0
ナツメ「レッド、やきもちやいてるの?」

レッド「いやいやなんで俺がナゾノクサに」

ナツメ「じゃあいいんじゃない?」

レッド「よくない!」

ナゾノクサ「アンマデカイコエダスンジャネエヨ、コノバカチンガァ」

レッド「なんかこいつ今バカにするようなこと言ったんじゃねえか」

ナツメ「気のせいじゃないの?」

レッド「いーや間違いない、そうだよなフーディン」

フーディン「……」プイ

ナツメ「フーディンは私の言うことしか聞かないのよ」

レッド「じゃあナツメが聞いてよ」

ナツメ「フーディンなんて言ってたの?」

フーディン「ワスレタ」

330: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/11(土) 23:26:53.50 ID:bSjO5mYt0
ナゾノクサ「ソコノドアノサキ」

フーディン「ソコノドア」

ナツメ「この先にいるのね」

レッド「あきらかに誰かが作ったやつだな、けっこう新しいし」

レッド「じゃあさっそく」

ナツメ「何があるかわからないから慎重にね」

レッド「わかってるって」ガチャ

331: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/11(土) 23:28:00.70 ID:bSjO5mYt0
レッド「……」キョロキョロ

ナツメ「……」キョロキョロ

レッド「誰もいない?」

ナツメ「いないのかな…」

ギャー

レッド「なんか聞こえたような」

ナツメ「あっちから聞こえたわ」

332: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/11(土) 23:28:33.87 ID:bSjO5mYt0
ワタル「ん!?まちがったかな…」

ワタル「まあこの程度で悲鳴を上げるようなポケモンはたいしたことないな」

レッド「今のってポケモンのだったんだ…」

ワタル「誰だ!」

レッド「え!?誰かいるの」

ナツメ「たぶん私たちのことだと思うけど…」

レッド「じゃあバレたのか!?」

ナゾノクサ「オマエノセイデナ」

333: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/11(土) 23:29:03.52 ID:bSjO5mYt0
ワタル「これはこれはレッドくんにナツメちゃんじゃないか」

ナツメ「普段ちゃん付けなんてしてないのに急に言われると気持ち悪いわね」

レッド「ここにワタルがいるってことは道はあってたんだな」

ワタル「おや、それは逃げ出したナゾノクサじゃないか、つれてきてくれたのか」

ナツメ「あなたが実験に使ったポケモンたちを今すぐ解放しなさい」

レッド「なんかワタルの話かたが今までと違うかほんとに気持ち悪いな」

ワタル「ほらナゾノクサいい子だからこっちにおいで」

ナツメ「だいたいどうしてこんなことしてるの!」

レッド「ちょっと待て、誰も話がかみあってないぞ」

334: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/11(土) 23:29:49.92 ID:bSjO5mYt0
ワタル「それにしても一番最初にここに来るのはイブキだと思っていたが、まさか君たちとはね」

レッド「俺たち一番かよ~あいつら何やってんだ」

ワタル「少し道を変えただけなんだがな」

レッド「よけいなことしてんじゃねえよ!」

ワタル「でもちょうどいい、君が来てくれたことでこちらから行く手間がはぶけた」

レッド「なんだよ、めんどくさそうだったら帰っていい?」

ワタル「安心してくれ、すぐに終わる」

レッド「なにすんの?」

ワタル「きみをころす」

レッド「?」

335: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/11(土) 23:30:24.85 ID:bSjO5mYt0
レッド「ん?今なんて言ったの?」

ナツメ「つまり私がワタルをころせばいいのね」

レッド「違う違う、そういうのはだめだよ」

ワタル「レッド君、俺は本気だよ」

レッド「今お前と話してないからちょっと黙ってろ」

ナツメ「とにかく私以外がレッドに触れようとしたらその人はもう消すって決めてるの」

レッド「ころすとか関係ないんだ…」

336: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/17(金) 00:56:48.66 ID:1jMKUnqB0
レッド「なんかあれだな…ころされるためにわざわざ来たってバカバカしいな」

ナツメ「そうね、レッドころすなんて頭のパーツがぬけてるとしか思えない、というかぬけてる」

レッド「じゃあ帰ろうか」

ナツメ「うん」

レッド「じゃあ途中まででいいからまた道案内してくれ、ナゾノクサ」

ワタル「ちょっと待てええ!」

レッド「やだ」

ワタル「いやマジで待って」

337: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/17(金) 00:57:20.70 ID:1jMKUnqB0
ワタル「……」

ワタル「なるほど、仮にもポケモンマスターと言われた君が俺から逃げるというのか」

レッド「なにぃ~」

ワタル「どうした俺が怖いのか?」

レッド「全然怖くねえよ」

ワタル「なら戦えポケモンマスターレッド!」

レッド「いや、無理」

ワタル「なんだと」

レッド「だって俺ポケモンマスターじゃないから」

338: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/17(金) 00:58:07.99 ID:1jMKUnqB0
ワタル「は!?」

レッド「だから俺はポケモンマスターとかそんなんじゃない」

ワタル「……」

ワタル「ふ…ふふっ、俺を騙そうとしてもそうはいかんぞ」

レッド「だましてねえよ」

ワタル「前ポケモンマスターであったゲンゾーの後を継いだのはその息子の君ということはわかってるんだよ」

レッド「だから違うって」

ワタル「そうまでして俺と戦いたくないのか?」

レッド「そうじゃなくて」

ナツメ「今のポケモンマスターになってるのはグリーンよ」

レッド「そうそう、そゆこと」

ワタル「……?」

339: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/17(金) 00:58:53.75 ID:1jMKUnqB0
ワタル「は…?」

ワタル「ちょっと意味わかんない」

レッド「だーかーらー!俺じゃないって言ってるだろ」

レッド「なんでポケモンマスターを倒そうとしてるかは知らんけど、俺じゃないし帰るわ」

ワタル「……」

ワタル「…ける…なよ…」

レッド「?」

ワタル「ふざけるなあああああ‼」

レッド「ふざけてねえよ」

340: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/17(金) 01:00:04.38 ID:1jMKUnqB0
ワタル「君への対策に一体どれだけの金と時間を使ったと思ってるんだ!?」

レッド「しらん」

ワタル「こうなればポケモンマスターは関係ない」

ワタル「まずは君に勝ち、そしてころす」

ワタル「グリーンはその後でもいい…」

ワタル「さぁ…かかってこい…」

ナツメ「あのね、あなたさっきから何をふざけたこと」

レッド「いいよ、俺が勝ったら俺もグリーンも助かるってことになるんだろ?」

ナツメ「そういうことかな…」

レッド「ほんと、何が目的かはっきりしてほしいよ」

341: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/17(金) 01:01:16.98 ID:1jMKUnqB0
ワタル「いけ!ギャラドス‼」

レッド「なんかめちゃくちゃめんどくせえわ」

ナツメ「がんばってよ、さっきのちょっとのやる気どこにいったの」

レッド「なんか自分のことなのにポケモンに完全にまかせるってのもな…」

ワタル「何をごたごた言ってる!早く出せ!」

レッド「うるさい、それは俺の勝手だ」

ワタル「だったら…」

ワタル「ギャラドス、あのボールをうばえ」

ギャラドス「ガブッ」

レッド「うわっまさかのギャラドスにとられた!」

ナツメ「なにやってんのよ!」

342: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/17(金) 01:01:43.37 ID:1jMKUnqB0
ワタル「よし、よくやった」

レッド「おい返せ!」

ワタル「ふん…これはピカチュウだな」

レッド「なんでわかるんだよ」

ワタル「君のことは全て調べつくしたからな」

ワタル「君のものなら見ただけでわかる」

ナツメ「なんか気持ち悪い…」

343: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/20(月) 01:01:17.43 ID:Hb3ovUrW0
ワタル「さて、まず君への対策その1、弱体化だ」

ワタル「ピカチュウにはこれだ」

レッド「雷の石?」

ワタル「ただの雷の石ではない、俺が作った特別な石だ」

レッド「あったかいのか?」

ワタル「いやひんやりしている」

ナツメ「なんでこの状況でふざけてんの」

レッド「ふざけてないよ」

344: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/20(月) 01:01:46.30 ID:Hb3ovUrW0
ワタル「普通ピカチュウに雷の石を使うとライチュウになり全体的に種族値が上がる」

ワタル「まあ普通に考えれば強くなる」

ワタル「だが、この石はライチュウに進化することは進化するが普通のライチュウの強さの4分の1ほどになるだろう」

レッド「そんなこと聞いてさせるわけねえだろ」

レッド「フシギバナ、ボールをとりかえすんだ!」

ワタル「もちろんこちらも邪魔なんてさせない」

ワタル「ギャラドス、ブレイブバードだ」

ギャラドス「オラァァァ」

レッド「また使えない技しやがって、ちょっとぐらいまともなの使いやがれ」

345: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/20(月) 01:02:18.96 ID:Hb3ovUrW0
ワタル「君はそこで見ていたまえ」

ワタル「さあピカチュウ進化だ」

レッド「おいやめろ!」

ワタル「ん?こいつ出てこないぞ」

レッド「無理やり出そうとするな!」

ワタル「まあいい、出さなくてもいい方法をとるか」

ワタル「ギャラドス、もう少し足止めしておけ」

346: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/20(月) 01:02:48.04 ID:Hb3ovUrW0
レッド「くそっ、どけよ!バカでかいギャラドスだな」

レッド「ピカチュウ…」

ピカッ

ワタル「ふははははは!」

ワタル「レッド君、ボールは返そう」

ワタル「そして見るがいい、変わり果てたピカチュウ、いやライチュウをな」

ナツメ「あなたそんなことして楽しいの?」

ワタル「最高に楽しいね」

ワタル「それよりも早くどうなったか見せてくれよ、君のピカチュウがどんなライチュウになったか非常に興味がある」

347: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/20(月) 01:04:49.54 ID:Hb3ovUrW0
レッド「……」

レッド「ピカ…ライチュウ…でてきて」

ナツメ「レッド、ここで出したらあいつの言う通りのことやってるのよ」

ナツメ「そんなこと」

レッド「なってしまったことは仕方ないんだし、ピカチュウに何が起きたかを早く確認しとかないと」

ライチュウ「ウガァーー」

ナツメ「これは…」

レッド「ラ…ラ…ライチュウ?」

348: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/27(月) 00:12:33.33 ID:7i5nmyVx0
レッド「でけえ…」

ナツメ「これ2m…30はあるわね…」

レッド「いやいやいや…こんなのライチュウじゃねえよ」

レッド「だってでかすぎるもん」

ナツメ「じゃあなんなの?」

レッド「……」

レッド「えーと…」

ワタル「スーパーワタルライチュウだ!」

レッド「お前が入ってくんじゃねえよ!あと長いしダセェ」

349: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/27(月) 00:13:33.92 ID:7i5nmyVx0
レッド「だいたいポケモンの名前に自分の名前入れるってバカかお前は」

ナツメ「そのことはもういいんじゃ…」

レッド「それに五文字軽くオーバーしてるし」

ナツメ「最近は六文字らしいわよ」

レッド「え!?そうなの…」

レッド「それにしてもだ、文字多すぎだろ」

ナツメ「そうだね…」

350: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/27(月) 00:14:51.86 ID:7i5nmyVx0
ワタル「名前などどうでもいい!!」

レッド「自分でも考えてたくせによ」

ナツメ「名前がどうこうはレッドも悪いわよ」

ワタル「それ以上言うとまた話がそれる」

ワタル「俺が問題にしているのは強さだ」

ワタル「俺の実験は成功したかどうかを確認させてもらう」

351: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/27(月) 00:16:42.85 ID:7i5nmyVx0
レッド「はぁ!?ふざけんじゃねえよ」

レッド「だいたい何が実験だ!勝手に俺のピカチュウ進化させやがって」

レッド「元に戻せこんにゃろう!」

ワタル「ぎゃーぎゃーさわぐな、起こってしまったことはしかたがない」

レッド「さわぐだろ!」

ワタル「ふぅ…君はまだ子どものようだな…」

レッド「きっちり大人だ」

352: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/27(月) 00:17:36.45 ID:7i5nmyVx0
ワタル「こうして無駄に話していても時間の無駄だ」

ワタル「俺は無駄なことは嫌いなんだ」

レッド「無駄に無駄って言うんじゃねえよ」

ナツメ「二人とも無駄無駄うるさいわよ」

ワタル「無駄なことは無駄なのだ仕方ない」

ワタル「だから俺は今すぐ君を倒す!いけっギャラドス!」

レッド「だからって…全然わかんねえし、バトルってそれこそ無駄な気が」

ナツメ「それぐらいのことで…」

レッド「それぐらいでもめんどうなものはめんどうだ」

レッド「カットする」

ワタル「!?」

353: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/27(月) 00:18:12.79 ID:7i5nmyVx0
レッド 手持ち ライチュウ(でかい)

ワタル 手持ち カイリュー(改造) レックウザ(めちゃくちゃな改造)

レッド「なんで俺負けてんだよ!」

ナツメ「あのレックウザ、めちゃくちゃね」

レッド「だからめちゃくちゃな改造ってなってるじゃんか」

レッド「ころころタイプ変えやがって~、まともにダメージ与えられねえ」

ナツメ「ほんとせこい手ばかり使って、まともにできないわけ?」

ワタル「勝てばいいのだよ」

354: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/27(月) 00:19:41.20 ID:7i5nmyVx0
レッド「なにが勝てばいいだよふざけやがって」

レッド「そんなことで勝手うれしいか~10万ボルト!」

ワタル「地面」

レックウザ「きかん」

レッド「あー!もう!せっかくの不意打ちだったのに」

レッド「その一言でタイプ変えるっておかしいだろ」

ナツメ「レ、レッドならなんとかなるって!」

レッド「ちょっと厳しい…」

355: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/27(月) 00:21:18.03 ID:7i5nmyVx0
レッド「……」

レッド「そうだ!」

ナツメ「何か思いついたのね」

レッド「俺が直接あいつの口をふさいで殴り倒せばいいんだ」

ナツメ「ポケモン関係なくない!?」

レッド「あいつのルールだと勝てばいいんだ」

ナツメ「でもあのレックウザがいるのにどうやってワタルのとこまで行くの?」

レッド「作戦変更、正々堂々倒す!」

356: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/27(月) 00:22:20.82 ID:7i5nmyVx0
レッド「とは言ったけど、どうやってあれを倒すか…」

ワタル「レックウザ、地震だ」

レッド「考えてる時間もないな…」

ワタル「無駄に勝とうとしないことだ、時間が長くなるだけだ」

レッド「時間が長くなるのが嫌ならとっととやられやがれ」

ワタル「いや、勝つのは俺だ」

ワタル「これで終わりとする、レックウザ、ライチュウを食ってしまえ」

357: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/27(月) 00:23:38.96 ID:7i5nmyVx0
ライチュウ「キャー」

レックウザ「ゴクリ」

レッド「!」

ワタル「あのライチュウは実験のためにおいておきたかったが仕方ないか」

ワタル「さてと、これで君の戦える手持ちは0だ」

ワタル「これで俺の勝ちだ、そして君も終わり」

ワタル「少し時間をやろう、俺はナツメなどどうでもいい、逃がすなら今のうちだ」

レッド「……」

レッド「もっとナツメといたかったけど…残念だ…」

ナツメ「レッド何言ってんの、私たちはずっと一緒にいるって約束でしょ」

358: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/27(月) 00:25:27.93 ID:7i5nmyVx0
レッド「でもこれは…」

ナツメ「私今わかったわ、私が未来予知できなくなったのはきっと私もここまでだからよ」

ナツメ「私あなたと一緒なら生きててもそうでなくてもいい」

レッド「待て待て待て、つまり俺もナツメも…」

レッド「いや、ダメだ!俺がしんでもナツメだけはダメだ」

ナツメ「私はそっちの方が嫌よ」

ナツメ「だって私レッドのこと大好きだから離れたくない」

359: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/27(月) 00:26:42.37 ID:7i5nmyVx0
ワタル「決まったか?やっぱり君たちは仲がいいな」

ワタル「じゃあお望み通り二人で」

ワタル「レックウザ、破壊光線!」

レックウザ「……」

ワタル「どうした?何をしている」

レックウザ「ぐが…」

バリバリバリー!

レッド「電撃?」

ワタル「バカな、なぜ電気技が…まさか内部の装置が…」

ナツメ「装置…?」

360: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/27(月) 00:27:29.01 ID:7i5nmyVx0
レックウザ「おぐっ…ごぼっごえぇっ…」

ライチュウ「フッカーツ!」

レッド「ライチュウ!」

レッド「よかったー…うわベトベト…」

レッド「おいワタル!これで」

レックウザ「ぐおわああああああ!」

ドーン! ドーン!

ワタル「よせ!むやみに撃つんじゃない!」

361: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:08:50.42 ID:HZMIU3yE0
ドゴーン バコーン

レッド「あぶっ…なんなんだいきなり!?」

ナツメ「さっきワタルが内部の装置がって言ってた、きっとライチュウが中に入ったとき何かあったのよ」

レッド「なんにせよ危険だな、今の暴走したレックウザに近づくのは」

ワタル「ちぃ!一度ボールに戻すしかないか」

ワタル「戻れ…」

レックウザ「ぎゃおおおおおおお!」ドーン

ワタル「ぐぼあっ」

362: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:09:41.99 ID:HZMIU3yE0
ワタル「ぐっ…」

ワタル「馬鹿野郎ーーっ!レックウザ誰を撃ってる!?ふざけるなーっ!」

ワタル「俺はお前のマスターだ!撃つのは俺じゃない」

ワタル「わかったらそこにいるそいつらを撃て!」

レックウザ「あ?間違って撃ってたか」

ワタル「そうだ…撃てーーーーーっ!」

レッド「これは…」

ナツメ「うん、こっちにくるわね」

レッド「やばいな」

363: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:10:10.60 ID:HZMIU3yE0
レックウザ「破壊光線」

ライチュウ「オラァ!」

バーン

レッド「ライチュウ!まだベトベトだけど…」

レッド「まあいいや、よし!いくぞライチュウ!」

ライチュウ「オウ、レッドノダンナ!」

レッド「性格変わった?」

364: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:10:45.43 ID:HZMIU3yE0
レッド「レックウザが反動で動けない今のうちに大ダメージを与えてやる」

レッド「10万ボルトだ!」

ライチュウ「チッチッチ」

レッド「ん?どうした」

ライチュウ「イマノオレノデンゲキハ10マンナンテモンジャネエ」

レッド「……」

レッド「ナツメ、通訳して」

ナツメ「えっと…今のライチュウは10万ボルトどころじゃないってことかな」

ライチュウ「ソウイウコトダ、サスガダゼアネゴ」

365: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:11:41.30 ID:HZMIU3yE0
レッド「んー…まあいいや、とにかく電撃!」

ライチュウ「マカセンシャイ」

ライチュウ「2オクボルトヴァーリー」

レックウザ「ぐぎゃあああああ」

ワタル「だにぃ!?」

レッド「おお、ピカピカだ」

ワタル「そ、そんなはずはない…俺のレックウザが負けることなんてありえない…」

366: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:12:09.48 ID:HZMIU3yE0
レッド「形勢逆転だな」

ワタル「……」

レッド「ライチュウ、トドメのもう一発だ!」

ワタル「な…なぜだ…俺のレックウザが…」

ワタル「…!」

ワタル「そうだ…」にやっ

ワタル(カイリューで…)

ナツメ「……」

367: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:13:20.45 ID:HZMIU3yE0
レッド「いけぇライチュウ!」

ワタル「カイリュー、レッドをつかまえろ!」

ナツメ「やっぱりレッドを直接…」

ナツメ「レッドを守るにはこれしか」ドンッ

レッド「いてっ」

カイリュー「ツカマエタ」がしっ

ワタル「ちっレッドのかわりにナツメが捕まったか、まあいい」

368: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:13:52.87 ID:HZMIU3yE0
レッド「うえ~…」ぐったり

ワタル「ふはははは、どうだレッド見ての通り」

レッド「うー…………」

ワタル「ナツメはこちら側にいる、それ以上」

レッド「あ~~~~~~~~…」

ワタル「攻撃するならナツメの命はないぞ」

レッド「しぬ~~~~~~…」

ワタル「話を聞け!」

369: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:14:29.95 ID:HZMIU3yE0
ワタル「ライチュウが攻撃しようとした瞬間にカイリューはナツメを巻き込んで大爆発をする」

ワタル「生身の人間がそれを受ければどうなるかぐらいアホのお前でもわかるだろ」

ワタル「何もしなければナツメだけは助けてやろう」

ワタル「わかったか?」

レッド「ナツメどこ~…」

ワタル「ふっ…レックウザ、やれ」

レックウザ「破壊光線用意」

370: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:15:02.23 ID:HZMIU3yE0
ライチュウ「フザケンジャネエ」

レッド「ライチュウ…」

ライチュウ「ドウシタ、レッドノダンナ」

レッド「もういいよ…もどってて…」

ライチュウ「ナニイッテンダ!」

レッド「このままじゃお前も巻き込まれちゃうからさ…」

371: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:15:38.35 ID:HZMIU3yE0
レッド(あーあ、なんかしょぼいなー…)

レッド(もっとナツメと一緒にいたかったのにこんなことで…)

ナツメ(レッド、レッド…)

レッド(なんかナツメの声が聞こえる…もっと聞いてたいな…)

ナツメ「レッドにはダメか…」

ナツメ「だったらライチュウに…直接攻撃させるしか」

ナツメ「ライチュウが私の言うこと聞いてくれるかどうか…」

ナツメ「でも…うまくいけばレッドは助かる…」

372: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:16:27.52 ID:HZMIU3yE0
レックウザ「準備完了」

ワタル「よし…」

ワタル「レッド君、最期に言い残すことは?」

レッド「絶対…ナツメに何もするなよ…」

ワタル「俺は約束はちゃんと守る」

ワタル「……」

ワタル「よし発射だ」

ナツメ(お願い…!ライチュウ、もう一度さっきの技を!)

373: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:16:58.83 ID:HZMIU3yE0
レックウザ「破壊…」

ライチュウ「オリャリャリャア!」

ドギャン

レックウザ「ごぎゃあ…」ばたっ

ワタル「!?」

レッド「おい…何やってんだよライチュウ…」

ライチュウ「ダッテアネゴガ」

カイリュー「ア、バクハツノアイズダ」

ドーーーーーーーーン

374: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:17:32.93 ID:HZMIU3yE0
ガラガラ…

ライチュウ「プハッ、ケシトブカトオモッタ」

ライチュウ「レッドノダンナ、ドコダ」

ライチュウ「ア、コノアシハ」

ライチュウ「ウンショウンショ」

ライチュウ「オイ、シッカリシロレッドノダンナ」

レッド「……」

ライチュウ「デンキショック」ビリッ

375: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/04(月) 01:18:01.37 ID:HZMIU3yE0
レッド「ラ…ライチュウ…」

レッド「洞窟が」

レッド「あっ、ナツメは…」ばたっ

レッド「ダメだ…やっぱナツメがいないと力が入んない…」

ライチュウ「オレガサガシテキテヤル」

ライチュウ「……」キョロキョロ

ライチュウ「ミツケタ!」

レッド「い、いたのか…今そっちに…」

376: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 00:36:52.88 ID:667aB1PK0
ガラガラ

レッド「ナツメ、しっかりしろ俺だぞ」

レッド「ちゃんと手足は…あるな」

レッド「ナツ…」ネチョ

レッド「…?」

レッド「血…血が…」

レッド「ここからも…というか全身から」

レッド「え…えーと…その…」

ライチュウ「ビョウインツレテケヨ」

レッド「そう病院だ!」

377: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/09(土) 00:37:24.69 ID:667aB1PK0
レッド「たしかあなぬけのひもが80個ぐらいあったはず…」

レッド「あった!」

レッド「ライチュウはボールにもどって」

レッド「今すぐナツメを助けないと…」

レッド「……」

レッド「あなぬけのひもってどういう仕組みなんだろうな」