1:2013/06/02(日) 12:15:57.07 ID:
片桐早苗(28)
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P(……早苗さん。可愛くて、ちょっと飲んだくれで、巨乳で)

P(駐車禁止とられた時にアイドルにスカウトして、いっしょに頑張って)

P(……いつの間にか、アイドルとしてじゃなく、女性として魅力を感じて)


P「それで――」


早苗「Pくんどうしたの?」


P「いろいろあったけど、早苗さんと結婚しました」




3: :2013/06/02(日) 12:24:00.28 ID:
早苗「おーい」 

P「え? あぁ、なんでもないですよー」 

早苗「そう? お仕事疲れてるのかなーって思ったんだけど」 

P「ははは、余裕ですよ?」 

早苗「ならいいんだけど……うーん」 

P「それじゃあ、仕事いってきますね」 

早苗「あ、うん。じゃあ……」スッ 

P「……その、早苗さん」 

早苗「なにかな?」 

P「流石に照れくさいですし、やめませんか?」 

早苗「えー、大丈夫だよ? 誰も見てないし……ほーら、いってきますのチュウは?」 

P「……いってきます」チュッ 

早苗「ん……いってらっしゃい」 

5: :2013/06/02(日) 12:31:19.43 ID:
P(……早苗さんはアイドル引退したんだし、俺がしっかり稼がなきゃだよな) 

P(男の子なんだから頑張らないと、ってね) 

  タッタッタッタッタ… 



早苗「……Pくんがんばってるなぁ」 

早苗「さて、旦那様を送った後はお仕事だ!」 

早苗「ごはんの後片付け……やってあるし」 

早苗「洗濯物干すかなー。うん、いい天気!」 

6: :2013/06/02(日) 12:46:41.12 ID:
早苗「これでよし……ふぅ。もう少し背があると楽なのになぁ」 

早苗「自分のだったら結構適当にやってても平気だったのに、まったくもうPくんたら……」 

早苗「……えへへぇ、まぁこれも奥様の特権ってやつよね。うんうん♪」 

早苗「で……次は……」 

早苗「……」 

早苗「………」 

早苗「…………やることがない」 

早苗「また朝ドラタイムか……あ。暴れん坊将軍やってる」ピッ 

早苗「家でゴロゴロって性に合わないのよねー。昔はいつも忙しかったしなー」 

早苗「Pくんは今も忙しくお仕事中かなー」 


早苗「……ひらめいちゃった」 

9
:2013/06/02(日) 13:01:53.64 ID:
早苗「Pくんのお仕事っぷりを見学~っと♪」

早苗「……っていうか、お弁当忘れてたしね。うん」

早苗「この道通るの久し振りだなぁ……」

  ブロロロロ…

早苗「……独り言が増えてるのっておばさん化が進んでる証拠ってみのさんがいってた気がする」

早苗「いやいや、ないない……あたしまだ20代だし」

早苗「ない……よねぇ?」

11:2013/06/02(日) 13:10:28.21 ID:
早苗(さてと……ちひろちゃんにオッケーもらったけどPくんは……)

早苗「レッスンスタジオ……おぉ、懐かしい」

早苗「今のPくんの担当の子ってどんな子なのか聞いてなかったし楽しみかな……うふふっ」


  ガチャッ…

早苗(ちょっと覗いてみようっと……えーっと)


P「今後の計画なんですけれど……」

トレーナー「なるほど……わかりました。それじゃあ休憩終わって再開しますよー!」


??「はーいっ!」

13:2013/06/02(日) 13:20:16.85 ID:
早苗(あれ? あっちの子はなんだか見覚えがあるような……)


拓海「ったく……なんでアタシが……」ドタプーン

雫「そんなこといわずにー、いっしょにがんばりましょーっ!」モタプーン


早苗「って拓海ちゃん!?」ガチャッ!


拓海「うおっ!? へっ? か、片桐……」

雫「あれー、お客さんですかー?」

P「さ、早苗さん!?」

早苗「Pくん、拓海ちゃんの担当してたの!? っていうかそっちの子も……うわ、おっきい……じゃなくて、あ、うん!」

トレーナー「えっ、どういうことですかこの状況……」


向井拓海(18)
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及川雫(16)
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20161120214856


14:2013/06/02(日) 13:38:24.16 ID:
P「さ、早苗さん……なんでまた?」

早苗「いや、お弁当忘れてたから……じゃなくて、今の担当ってこの子たちなの?」

P「はい、そうですけれど……」

拓海「えっ……え? アンタ、今……」

早苗「いやぁ、拓海ちゃんがアイドルとは驚いたわ……うん。あたしは今この人のお嫁さんしてるんだけど」

拓海「ハァッ!? マジかよ!?」

P「え、うん」

拓海「……いや、マジかよ」

早苗「そっかー、いや、懐かしい……じゃなくて!」

雫「あのー、レッスンはどうするんでしょうかー……」

早苗「うん、邪魔してごめんね? ちょっと見てていいかな?」

P「それは……トレーナーさん」

トレーナー「うーん……まぁ、問題ないでしょう。再開しますよ!」

雫「はーいっ」

拓海「……おう」

20:2013/06/02(日) 14:14:16.57 ID:
P「………」

早苗(真剣な顔してるなぁ……でも……)


トレーナー「ステップ、遅れてますよ! もっと高く!」

雫「は、はーいっ」ユッサユッサ

拓海「くっ……んの!」ユサユサ



早苗(2人とも……大きいなぁ……あたしよりも若いし大きいとは……ぐぬぬ……)

P「うーん……」

早苗(というか、拓海ちゃんがアイドルとはねぇ……人生って何があるかわかんないなぁ)

P「早苗さん、意見を聞きたいんですけれど」

早苗(まぁ、あたしこそ警察やめてアイドルして、それすらやめてお嫁さんってどうなのってお話だけど)

P「早苗さん?」

早苗「へ? あぁ、うん。何か言った?」

21:2013/06/02(日) 14:22:25.32 ID:
P「早苗さん、あの2人があと一歩足りないんですけれど……なにか感じるもの、ありませんか?」

早苗「えー、あたし専門家じゃないしなぁ……」

P「でも、アイドルとしての経験はあるじゃないですか」

早苗「……うーん。そこまで人気だったわけじゃないんだけど、そうだなぁ」


雫「とん、たたた、とん……うーん」

トレーナー「はい、下を向かない!」

雫「あ、はーいっ」

拓海「タタタン、タン、タタン……あれ? なぁ、なんかおかしくね?」

トレーナー「足がタタタタンになってますね。ステップのテンポがズレてますよ」

拓海「うげ……あーもう、めんどくせー」


早苗「……2人とも真面目にやってるみたいだし、特にいえることはないかなぁ」

P「そうですか……すみません」

早苗「んーん、いいの。あたしこそ力になれなくてごめんね?」

25:2013/06/02(日) 14:35:35.20 ID:
早苗「というか、Pくんは一応あたしを頼ってはくれるんだね」

P「え?」

早苗「いやぁ、家でお仕事の話をしないからあんまり触れてほしくないのかなって思ってた」

P「それは……まぁ、早苗さんを引退させちゃったわけですし」

早苗「あー、あれは……合意の上でだし?」

P「……」

早苗「お仕事も楽しかったけど、それ以上にPくんの隣にいるのがよくなったっていうか……ってもーっ、何言わせるのよ!」

P「あぁ、すみません」


トレーナー「……」

雫「トレーナーさん、大丈夫ですかー?」

トレーナー「うん……こう、ね?」

拓海「アイツらなにするためにあそこにいるんだよ……」

27:2013/06/02(日) 14:43:10.33 ID:
トレーナー「それじゃあ、レッスンはここまでにしましょう。お疲れ様でした」

雫「おつかれさまでしたー」

拓海「なんか無駄に疲れた気がするぜ……」


P「だけど早苗さんはやっぱり……ってあれ、終わり?」

早苗「あれ?」

拓海「アンタと片桐さんがお話してる間に終わっちまったよ……ったく」

早苗「拓海ちゃん、拓海ちゃん」

拓海「……なんだよ」

早苗「もうあたし、片桐じゃないんだなぁ~」ニヤニヤ

拓海「………」

P「た、拓海。落ち着いて……早苗さんも、何やってるんですか」

早苗「いやぁ、よく考えたらこういう自慢を身近な人にするっていうのもしてなかったし~?」

29:2013/06/02(日) 14:57:00.78 ID:
拓海「っていうか、まさかアンタの奥さんがこんなんだと思わなかったよ」

早苗「こんなんとはなによ、お姉さん傷ついちゃうぞ?」

拓海「お姉さんってキャラじゃ……おい、待てよ。アタシだってもう暴力とかそういうのは卒業したんだからその手はやめろよ」

早苗「いやぁ、軽いマッサージだよ? 大丈夫、ツボを突くだけだから……」

拓海「ちょ、まっ……いでででで!? な、なんだこれ痛い! やめっ……」

早苗「あー、ちょっと悪いところあるんだねー。足つぼだけがつぼじゃないってこと」グリグリ

P「早苗さん、あまりひどいことしないであげてくださいね? 拓海、真面目にがんばってるんですから」

早苗「あぁ、うん。わかるよ? だからこれ……ほい。どう?」

拓海「どうって……え、なんだこれ肩が軽い……」

早苗「若いからって疲労をため込むのはだめよー。ねっ?」

拓海「……あぁ、うん。ありがとよ」

31:2013/06/02(日) 15:06:17.69 ID:
雫「でもー、確かに少し驚きましたけどー」

拓海「な? だっていつも言ってるのとはかなりイメージ違うしよ」

早苗「え?」

P「……」

早苗「Pくん、なんて説明してるの?」

雫「えーっと、とっても優しくてー、可愛い奥さんでー、頼りになるお姉さんみたいだーっていってましたー」

P「………」

拓海「家のことについて口をひらいたらすぐにノロケ話だしよ……だから正直イメージと違ったんだよ」

早苗「なーるほど……Pくん、顔赤いよ?」

P「いや、だってほら……ねぇ?」

雫「本当に素敵な奥さんみたいでうらやましいですねー」

早苗「そ、そう? あはは、いやぁ、あなたいい子だね。お姉さん応援しちゃう!」

雫「じゃあ実家の牛乳を買ってくださーい。最近、ネット通販っていうのを始めたのでー」

32:2013/06/02(日) 15:08:45.33 ID:
早苗「しっかりしてる子だなぁ……うん。いい子の担当なんだね」

P「その……恥ずかしいんですけれど」

早苗「うん? 何がかな?」ギュッ

P「さ、早苗さん。当たってます」

早苗「当ててるんだってばー。ねぇねぇ、どんなことを話してたのかなー?」


拓海「……あの鬼の片桐がこんなんなってるとはなぁ」

雫「そんなにすごかったんですかー?」

拓海「そりゃあもう。1晩に3つのチームをつぶしたとかって伝説も……」

雫「わー、強い女の人って素敵だって言ってましたもんねー」

拓海「そういう意味合いでじゃねぇと思ってたけど……そうとしか取れないわ……」

34:2013/06/02(日) 15:18:24.58 ID:
早苗「それじゃあ、お弁当おいておくから食べてね?」

P「はい、ありがとうございます」

早苗「待ってるわ、ダーリン♪ ……なんちゃって」

P「早苗さん、2人もいるんですから……」


拓海「」

雫「仲良しですねー……あれ、拓海さーん?」

拓海「いや……うん。あれ? アタシがおかしいのか?」

P「2人ともどうした?」

拓海「いや、うん。なんでもねぇよ……って、帰ったのか?」

P「あぁ、うん。一応部外者だからな」

拓海「あぁそう……ところで弁当って、そういやいっしょに飯食ったことなかったな。ちょっと見せてみろよ」

P「え? いや、かまわないけど」

35:2013/06/02(日) 15:32:43.40 ID:
パカー

 [がんばって?]

拓海「」

雫「わー、愛妻弁当って感じですねー」

P「うん、昔は結構できあいのものだったんだけどどんどん料理が上達してるんだよ。それで最近はこんな感じ……って拓海、どうした?」

拓海「いや……アンタはこれでいいのか?」

P「うん。すごい美味いんだよ……いや、味じゃなくてさ、俺のためにって思うとこう……なぁ?」

拓海「……やっぱアタシ、パス」

雫「えー、もっとお話聞いてもいいと思うんですけれどー」

拓海「腹いっぱいだわ」

雫「ごはんはちゃんと食べないとダメですよー?」

拓海「そういうことじゃねぇよ!」

38:2013/06/02(日) 15:50:02.77 ID:
早苗(ふふーん、そっかそっか。Pくんたら事務所ではあたしのことを自慢しちゃったりしてたのかー)

早苗(あたしったら自慢の奥さん? いやぁん♪)


早苗「……でも、家でお仕事の話しないのはなんでかなぁ」

早苗「拓海ちゃんも丸くなってたし、2人とも若いし……」

早苗「……うーん、腕っぷしで勝っても仕方ないよねぇ」

早苗「はぁ……あぁ、また独り言……」

早苗「家に帰ったらドラマでも見ながらPくん待ってよ……」

39:2013/06/02(日) 15:58:56.26 ID:
TV『ねぇ、見てよ……あなたが育ててくれたんだよ? 晴れ舞台、なんだから』

TV『やめろ……やめろよ! もう、やめてくれよ! お前はもうっ……』

TV『大丈夫……まだ、飛べるから……見てて……』

TV『待て! 俺は――』

早苗「グスッ……あぁ、これどう考えても昼ドラ向きじゃないけど面白いなぁ……」

早苗「……ふぅ。うーん、やっぱり純愛ってのもいいわぁ」

早苗「略奪愛とか、こうして若奥様してるとされる側に……」

早苗「………」

早苗「……あはは、ないない。うん、ない」

42:2013/06/02(日) 16:06:37.06 ID:
早苗「でも……この前見た昼ドラだと……」

早苗「職場の若い子が無意識に誘惑しちゃって、旦那のほうが奥さんに不満をぶつけられず」

早苗「結果として、若い子に襲い掛かっちゃって、でもそこから恋が……ってのがあったわね」


早苗「……あれ? シチュエーション的にはあうの?」


早苗「いやいや、ないない。Pくん弱いし、拓海ちゃん強いし」

早苗「でも雫ちゃんのほうはおっぱい大きいし、そんなに強くないんじゃ……」

早苗「……実はただれた関係とか!」

早苗「………」

早苗「……我ながらすごい妄想力よね。ないない」

44:2013/06/02(日) 16:16:17.25 ID:
早苗「きょ、今日のごはんはちょっと凝ってみようかなー」

早苗「えーっと、そうそう。ルッコラ!」

早苗「ルッコラ……ルッコラってなに?」

早苗「……このレシピ、本当にご家庭にあるものでできるのかなぁ」

早苗「あたしの女子力が足りないせいか、まったく聞き覚えのない野菜がいっぱい……」

早苗「えぇい! こうなったら買い出しよ! 胃袋をつかんでれば大丈夫なはず!」

早苗「ご飯もおいしいって食べてくれるようになったんだからできるってところをみせなきゃね!

46:2013/06/02(日) 16:24:39.17 ID:
早苗「……売ってなかった」

早苗「仕方ないからなんか似てるもの買ってきたけど……」

早苗「ルッコラってチンゲン菜で代用できるのかなぁ?」

早苗「それともほうれん草のほうがいいのか……うーん」

早苗「まぁいいや。Pくんのためにも、あたしのためにも! しっかりご飯を作ってやるのよ!」

早苗「だいじょうぶだいじょうぶ、Pくんはあたしのことすっごくよくいってたみたいだし。不満があるならそんなことないもんね!」

早苗「……ないわよね?」

47:2013/06/02(日) 16:33:19.29 ID:
ガチャッ

P「ただいまー……って、あれ?」

早苗「……Pくん? おかえり」

P「早苗さん、どうしたんですか? ぐったりして……」

早苗「ごめんね……今日の晩ご飯、ピザでもとってくれるかな」

P「え?」

早苗「あたし、少しは料理もできるようになったと思ったんだけど……これはちょっと、Pくんには食べさせられない出来だから」

P「……」

早苗「だいじょうぶ、量もそんなに多くないし! ね? なんだったら出前のお寿司とかでもいいよ? あたしに構わなくても――」

P「早苗さん」ギュッ

早苗「は、へ?」

50:2013/06/02(日) 16:40:53.41 ID:
P「何言ってるんですか。早苗さんが作ってくれたものを無駄にするなんてとんでもない!」

早苗「いや、でも本当にこれ、まずいから……」

P「そんなことありません」スッ

早苗「あ……」

P「え?」

早苗「ううん。なんでも。だけど食べたら後悔するよ? あたしも驚く出来なんだから」

早苗(もうちょっと……ギュってしててもいいのになぁ……)

P「そう、ですか? でもそんなことは……」パクッ

P「……※▲×◆!?」

早苗「あー、ね? だからほら、疲れてるんだから栄養があるものを食べたほうがいいって」

P「……い、いや。おいしいですよ!」パクッ

早苗「Pくん!?

53:2013/06/02(日) 16:48:40.07 ID:
P「お、俺のためにちょっとしゃれた料理とか、作ってくれようとしたんですよね?」モグモグ

早苗「そ、そうだけど本当にダメだってば! ね? ほ、ほら。捨てるから! あたしも食べるのやめるから!」

P「嫌です! 早苗さんがせっかくがんばったんだから、無駄にしたくありません!」パクッ

早苗「だからって、ダメだってば……なんか変な汗かいてるよ!?」

P「ふ、ふふ……お、おいしいですよ……体も、あったまって、いいじゃないですか……」

早苗「Pくん……じゃ、じゃああたしも食べよう! ついでに……」

P「お、お酒ですか? 明日は平日だし残るのはちょっと」

早苗「ちょっとぐらい麻痺させなきゃ無理だってば、はい一杯!」

P「……それじゃあ、少しだけですよ?」

早苗「うん。乾杯! ……うぅ、やっぱりひどい味」

54:2013/06/02(日) 16:57:16.24 ID:
P「……ごちそう、さまでした」

早苗「本当に、お粗末様……ごめんね?」

P「いえ。その気持ちが、本当にうれしかったですから……」

早苗「……やっぱり慣れないことはしないほうがいいのかなぁ。しゃれた料理なんかより、イカを炙ってた方があたしらしいのかも」

P「……早苗さん」

早苗「なーんて、ね。不相応なことしちゃったなーって反省してるの。ごめんね?」

P「いえ、大丈夫です……でも。何か悩みでもあるんですか?」

早苗「んー。違うよ、背伸びしてみたかっただけ」

P「嘘ですね」

早苗「えー、証拠は?」

P「……早苗さんのことは、だいたいはわかるつもりですよ」

早苗「あ、ちょっとずるい」

56:2013/06/02(日) 17:10:23.89 ID:
P「一応、長く見てきた相手ですから」

早苗「そっか……」

P「はい」

早苗「……ねぇ」

P「なんですか?」

早苗「あのさ、家であんまりお仕事の話をしなくなったじゃない?」

P「……そうですか?」

早苗「そうだよ。全然しようとしない……だから聞かなかったんだけど」

P「あはは……ありがとうございます」

早苗「うん。でも、なんでなのかなって気になっちゃった。どうして?」

P「どうしてって……」

57:2013/06/02(日) 17:18:23.05 ID:
P「……家に仕事は持ち込まないでいようって思ってたんです」

早苗「ふぅん……どうして?」

P「昔、親父が仕事がうまくいってないときにすごく荒れてて……すごく嫌な気分になったんです」

早苗「あぁ、うん……なるほどね」

P「俺は、違うぞ。ちゃんと家では仕事のことを言ったりしないぞって思ってたんですけれど」

早苗「……ねぇ、Pくん?」

P「なんですか?」

早苗「それって、お父さんは暴力をふるったりした?」

P「いえ、そんなことはないです。ただ、すっごく不機嫌で、俺も話しかけづらくて」

早苗「そう。なら……お母さんは、どうだったかな?」

P「母さん、ですか?」

58:2013/06/02(日) 17:24:21.72 ID:
早苗「そんなお父さんのこと、支えてあげてたんじゃない?」

P「……」

早苗「そんな奥さんがいるから、愚痴っぽくなっちゃったりすることもあって……なーんて、勝手な想像だけど」

P「……そうかも、しれません」

早苗「あっ、あってた? やーりぃ」

P「でも、早苗さんはもともとアイドルしていたわけだし……思い出す、かな、とか」

早苗「んー。確かに楽しかったけどね」

P「……」

早苗「でも今のほうが幸せだよ? 警官してたころよりも、ずっと」

P「……ありがとうございます」

早苗「こちらこそ」

59:2013/06/02(日) 17:28:33.17 ID:
早苗「だからさ、問題とか、そうじゃなくてもいいこととか悪いこととか、いっぱい話してくれてもいいかなーって」

P「いいんですか?」

早苗「うん。なんかねー、今日はPくんのお仕事現場を客観的に見て……こう、もっと話を聞いとけばよかったなーって思っちゃったんだ」

P「俺は、話さないでいたほうがいいのかなって思ってました」

早苗「不器用だねー」

P「あはは……すれ違いって怖いですね」

早苗「うん。でも、まぁ……こうやって話し合えたわけだし。まずいご飯も無駄じゃなかったかな?」

P「ちょっとお酒でごまかしすぎましたかね……顔赤いですよ」

早苗「んー。酔ってないよ? たぶん」

P「そういうときはたいてい酔ってるんですってば」

62:2013/06/02(日) 17:54:59.41 ID:
早苗「……ねぇ、Pくん」

P「なんですか?」

早苗「これからはさ、もーっと、お仕事のぐちとか言ってもいいからね?」

P「わかりました。困ったら相談しますね」

早苗「拓海ちゃんのおっぱいがすごいよー、とか、がまんできないぜー、っていうのでも、いいから」

P「はいはい、そうなったら大変ですもんね」

早苗「さては真面目に聞いてないなー?」

P「聞いてますよ。早苗さん、やっぱり結構飲んでますよね」

63:2013/06/02(日) 18:03:53.02 ID:
早苗「……飲んでないよ」

P「いや、でも」

早苗「わかってるよ。家に仕事を持ち込まないって、Pくんのやさしさだって」

早苗「でもさ……なんかこう、見に行ったら、可愛い子に慕われてるわけよ」

早苗「なーんか、寂しいなって思っちゃってさ……いっしょにいる時間、減ったかなーって思ったりとか……」

P「………」

早苗「あー、だめだねー。やっぱりあたしおばさんなのかなぁ……昼ドラで、意地悪言ったりするほうの……」

P「早苗さん」グイッ…

早苗「ん……ん、ぅっ……!? ふ、ぁ……」

P「ぷはっ……俺が好きなのは早苗さんですよ」

早苗「そこで……なんでそういうキスするかな……」

P「……つい」

64:2013/06/02(日) 18:07:24.65 ID:
早苗「……あのさ、あたしただ嫉妬してるだけだよ? こう、つまんないなーって」

P「そう思わせた俺が悪いです」

早苗「若い子に囲まれてるPくんみて、背伸びしようとして失敗したんだよ?」

P「そんなところも可愛いです」

早苗「それで、わけわかんないグチを聞かせてるんだよ?」

P「夫婦なんですから、当然です」

早苗「……ずるいなぁ。ホント、ずるい」

P「早苗さん?」

早苗「……好きだよ」

P「俺もです」

早苗「今日、いっしょに寝たいな」

P「………はい」

65:2013/06/02(日) 18:09:25.12 ID:
――――

――

  チュンチュン   チュン…


早苗「ん……朝……?」

早苗「はっ!? Pくん、ごめん! 遅刻しちゃう!」

P「へ? あ……」

早苗「起きたら、会社いって! あたし、あとからお弁当もってくから!」

P「は、はい! わかりました!」

早苗「朝ごはんは……あぁ時間がないけど、とりあえずウイダーだけでも飲んで!」

P「ありがとうございます!」

早苗(あーもう、夜更かしなんてするんじゃなかった……!)

早苗(……燃えたけど)

66:2013/06/02(日) 18:15:09.32 ID:
P「それじゃあ、いってきます!」

早苗「うん、ごめんね? いってらっしゃい!」

P「……あ、その前に」

早苗「?」

P「……」チュッ

早苗「え?」

P「……いってきます」

早苗「……もうっ、いってらっしゃい!」



おわり

67:2013/06/02(日) 18:16:14.85 ID:
以上、お粗末様でした
もっといちゃいちゃしたSSが読みたいです。だれかください

保守支援ありがとうございました