1: 名無しさん 2017/09/17(日) 00:25:55.16 ID:VYeyAGA80
リヴァイ「…セイリ?」

ペトラ「ふぇぇっ?!知らないんですか?」

リヴァイ「何だそれは」

ペトラ「えっ…と…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1505575555

引用元: ・リヴァイ「腹が痛いのか?」ペトラ「せ、生理…ですっ//」

2: 名無しさん 2017/09/17(日) 00:28:32.16 ID:VYeyAGA80
ペトラ「…その…月に一回…一週間くらい続くもので…」

リヴァイ「腹が痛くなるのか?」

ペトラ「えっま、まぁ…人によっては痛くない人もいますけど…」

リヴァイ「お前は痛いのか?」

ペトラ「は、はい…」

3: 名無しさん 2017/09/17(日) 00:33:24.07 ID:VYeyAGA80
リヴァイ「なんで痛くなるんだ」

ペトラ「ええっ?!そ、それは…」

リヴァイ「そういえばハンジも、セーリってやつがどうとかこうとか言ってたな…ケツから血が出るって」

ペトラ「ええええっ」

ペトラ(…ハンジさん…)

リヴァイ「ケツから血が出るのか?手当てしねぇとじゃねぇか」

ペトラ「ち、ち違います!それは出ていいんです!」

リヴァイ「…なんでだ?」

ペトラ(ほ、本当に何も知らないの…?)

4: 名無しさん 2017/09/17(日) 00:35:57.55 ID:VYeyAGA80
ペトラ「その、子宮ってところから…いろいろあって…おしりじゃなくて、その前のほうから…で、出るんですよっ」

リヴァイ「…あ?前のほう?」

ペトラ(ゔあああああああああ)

5: 名無しさん 2017/09/17(日) 18:13:49.19 ID:VYeyAGA80
ペトラ「もう!いいですから!訓練戻ってください!」

リヴァイ「今日は訓練は休みだ」

ペトラ「ええっ」

リヴァイ「だからきっちり症状を聞く。どうして痛いんだ」

ペトラ(ああ…)

6: 名無しさん 2017/09/17(日) 18:16:41.53 ID:VYeyAGA80
ペトラ「…だから…カクカク シカジカ」

リヴァイ「…ほう」

リヴァイ「…子供が作れる、と?」

ペトラ「…まぁ、はい」

リヴァイ「…ほう」

リヴァイ「…子供はどう作るんだ」

7: 名無しさん 2017/09/17(日) 18:21:10.25 ID:VYeyAGA80
ペトラ「…な?!な何を言ってるんですか」

リヴァイ「…なんだ?子供は作れないのか?」

ペトラ「そ、そそそんなわけないじゃないですか」

リヴァイ「じゃあどう作るんだ」

ペトラ「…知りません」

リヴァイ「…ほう」

リヴァイ「じゃあハンジに聞いてくる」

ペトラ「やめてください!!」

9: 名無しさん 2017/09/17(日) 18:29:14.22 ID:VYeyAGA80
リヴァイ「…なぜだ?ハンジに聞いちゃだめなのか?」

ペトラ「えっ…えっと、た、多分ハンジさんも知りませんから」

リヴァイ「…ほう」

リヴァイ「なぜ知らないんだ」

ペトラ「えっ…」

ペトラ(えっ?えっ?え、まじで知らないの?ヤバくない?でもハンジさんに聞いたらまたデマ言うかもしれないし?…あ、そうだ)

ペトラ「子供の作り方は、か、仮説しか…ないんですよ!」

リヴァイ「…仮説?」

ペトラ「そうですそうです!いろいろ仮説はあるんですけど、本当の作り方を知ってる人はあまりいないんです!だから子供は宝って言うんです!」

リヴァイ「…なるほど」

ペトラ「だ、だから!知ってる人は!勇者っていうか神っていうか…尊敬すべき人なんです!」

ペトラ(えっ?!私何言ってんの?!)

リヴァイ「…そうか…」

10: 名無しさん 2017/09/17(日) 18:34:40.91 ID:VYeyAGA80
ーー食堂

ペトラ「みんな~ご飯できたよー」

エレン「はーい」

ペトラ「…あ、ごめんちょっとトイレ行ってくるね」

エルド「おう」

グンタ(ありゃ女の子の日ってやつだな…)

リヴァイ「…おい、お前ら」

オルオ「はいなんでしょう兵長!」

リヴァイ「この中に…」

リヴァイ「…子供の作り方を知っているやつはいるか」

エルグンオルエレ「?!」

リヴァイ「やはり…いないか?」

エルド(えっ?!何?!兵長もそういうの気にすんの?!)

エレン「な、なぜ急に」

リヴァイ「この中に勇者がいるか確かめたくてな」

グンタ(これまたなんだ?!勇者?!)

オルオ「え、えっと…知ってはいますけど」

リヴァイ「?!」

エルド「い、一応俺も知ってます」

グンタ「俺も…」

エレン「俺も知識くらいは…」

リヴァイ「??!!」

11: 名無しさん 2017/09/17(日) 18:38:10.96 ID:VYeyAGA80
リヴァイ「……」

ヘイチョウ ドゲザ

エルグンオルエレ「?!」

オルオ「兵長?!」

リヴァイ(そんな…知らなかった…この班には、こんなにも勇者が溢れているなんて…)

エレン「兵長!だめです立ってください!」

エルド「急にどうされたんですか!!」

グンタ「悩みなら聞きますよ!!」

リヴァイ「だめだ…一生このままでもいい…」

エレン「へーちょー??!!」

12: 名無しさん 2017/09/17(日) 18:56:02.71 ID:VYeyAGA80
リヴァイ「お前ら…このまま話を聞いてくれないか」

エレン「えっ…そんな」

エルド『いいんだこれで!兵長が判断されたんだからな!土下座のままで話すべきだと!』コソッ

エレン『…エルドさん…そうですね!』コソッ

エレン「…わかりました…何ですか兵長」

リヴァイ「…セーリはいつくるんだ?」

エルグンオルエレ「??!!」

グンタ(何?えっ何?兵長意外とヘンタイ?)

オルオ(兵長も俺らと同じ男だ…少しくらいそういうことも気になるんだ!きっと!)

エレン(男なら誰だって、女の子の日に興味を持ったりするものだよな!ああそうだ!)

エルド「えっと…個人差があるんですけど、早い人だと10歳とかからくるらしいですよ」

リヴァイ「…10歳?」

エレン「お、俺の幼馴染は14歳できたそうです!」

リヴァイ「…14歳?」

13: 名無しさん 2017/09/17(日) 18:58:43.29 ID:VYeyAGA80
リヴァイ「……」

リヴァイ「…セーリは、ケツの少し前の方から血が出てくることなんだろう?」

エルグンオルエレ「??!!」

グンタ(これまた何?!)

エレン(男ならみんな気になるもんだ!ああそうだ!)

オルオ(兵長に親近感を感じる…)

エルド「え、えっと…そうですけど」

14: 名無しさん 2017/09/17(日) 19:02:01.55 ID:VYeyAGA80
リヴァイ「…そうか…」

リヴァイ「……」

リヴァイ「…そうなのか…」

エルド「…兵長?どうしました?」

リヴァイ「…遅い人でどれくらいなんだ?」

エルド「えっ…と、遅くても17とか18にはくるんじゃないですかね?せめて20までには…おそらく」

リヴァイ「……」

リヴァイ「…セーリがこない病気もあるのか?」

グンタ「えっ…ないこともないんじゃない…ですかね?」

リヴァイ「……」

15: 名無しさん 2017/09/17(日) 19:06:53.21 ID:VYeyAGA80
リヴァイ(…どういうことだ)

リヴァイ(…俺は30をこえている)

リヴァイ(なのに…)

リヴァイ(…セーリがこねぇ!!)

リヴァイ(俺は病気なのか?!そうなのか?!

17: 名無しさん 2017/09/17(日) 23:03:06.00 ID:VYeyAGA80
リヴァイ「なぁおめぇら、セーリは痛いのか?!」

エレン「ふぇっ?!」

リヴァイ「どこがどう痛い?!まず、どうして血が出るんだ?!」

グンタ「えええっ」

リヴァイ「血管が破れるのか?!破裂するのか?!」

エルド(これまた恐ろしいことを言いだしたな兵長…)

18: 名無しさん 2017/09/17(日) 23:08:31.96 ID:VYeyAGA80
エレン「それは、よくわからないんで…ペトラさんに聞いてみたらどうですか?」

リヴァイ「さっきペトラに聞いたが、あいつがなんかパニクっててよくわかんなかったぞ」

エルド(…聞いたんだ兵長…)

オルオ「まぁ…あまり知らなくていいんですよ。兵長は男ですし」

リヴァイ「……」

リヴァイ「…?」

エルグンオルエレ「…?」

リヴァイ「…なぜ男なら知らなくていいんだ」

エルグンオルエレ「??!!」

リヴァイ「知る必要があるだろう…男女問わず(セーリがくるから)な」

エレン「…なんでですか?」

リヴァイ「…は?」

エレン「なんで男の兵長まで、そんなに知る必要があるんですか?」

リヴァイ「…当たり前だろう?(自分にもくるんだからな)」

エレン「……」

エレン(そういうもんなのか?)

19: 名無しさん 2017/09/17(日) 23:13:13.61 ID:VYeyAGA80
リヴァイ「…そうだ、もし血が出るんなら、ズボンが汚れないか?」

オルオ「えっ」

リヴァイ「しかし(お前らのズボンが)汚れてるところを見たことがねぇ…」

グンタ(兵長ペトラのどこ見てんですか?!)

リヴァイ「どうするんだ?ティッシュでも詰めんのか?」

エルド(兵長、自分で何言ってんのかわかっているのだろうか)





20: 名無しさん 2017/09/17(日) 23:14:55.56 ID:VYeyAGA80
オルオ「えっと、その…ソレ用のがあるらしいですよ」

リヴァイ「…そうなのか?」

エレン「あ、幼馴染も言ってました!『なふきん』とか何とか…」

グンタ(エレン!普通に言わないでくれ!!)


21: 名無しさん 2017/09/17(日) 23:21:13.75 ID:VYeyAGA80
リヴァイ「…そうか」

リヴァイ「…いきなり変な話してすまなかったな」

オルオ「いえ!兵長の聞きたいことならなんでも言ってください!できる限り答えますから!」

グンタ「悩みも相談してくださいね!」

リヴァイ「…ああ」

リヴァイ(なんていい奴らだ…いつもこんなに俺のことを大切に思って…)

リヴァイ(そして…今の俺の悩みは一つ)

リヴァイ(…セーリがこないことだ)

リヴァイ(俺が悩んでいると、こいつらはそれを見破って、話を聞こうとしてくれる)

リヴァイ(…なら!このこともいっそ、打ち明けてしまえばいいんじゃないのか)

22: 名無しさん 2017/09/17(日) 23:23:16.01 ID:VYeyAGA80
リヴァイ「お前ら!」

エレン「ハ、ハイ!」

リヴァイ「…隠してて悪かった…実は…」

エルグンオルエレ「…?」

リヴァイ「…実は…!」

エルグンオルエレ「…?」ゴクン

リヴァイ「…セーリが!きていないんだ!!」

エルグンオルエレ「」

エルグンオルエレ「」

エルグンオルエレ「」

23: 名無しさん 2017/09/17(日) 23:27:24.34 ID:VYeyAGA80
リヴァイ「だからセーリのことについて何も知らなかった!」

エルグンオルエレ「」

リヴァイ「…悪いな…俺はおそらく何かの病気だ」

エルグンオルエレ「」

リヴァイ「そして、20から10年以上たっている…それくらい病気をほっといていたわけだ」

エルグンオルエレ「」

リヴァイ「…だから、俺が兵士長という立場を降り、入院して過ごさねばならない時が来るかもしれん」

エルグンオルエレ「」

リヴァイ「…もしかしたら…巨人についての真相が暴かれる前に!死ぬかもしれん!!」グスッ

エルグンオルエレ「」

24: 名無しさん 2017/09/17(日) 23:32:06.44 ID:VYeyAGA80
リヴァイ「…その時を覚悟しておいてほしい」

エルグンオルエレ「」

リヴァイ「…でも、俺はお前らが好きだ!」

エルグンオルエレ「…!」

リヴァイ「…お前らとはいい時間を過ごしたい」

エルグンオルエレ(アレなんでだろ、なんか泣けてきた)グスッ

リヴァイ「…だから、なんか悩んでることとかは、お前らもちゃんと俺に言ってくれ」

エルグンオルエレ「」

リヴァイ「…約束だ」

エレン「兵長」

リヴァイ「…なんだ?」

エレン「…ひとついいですか?」

リヴァイ「ああ、なんでも言ってみろ」

エレン「…あの」

25: 名無しさん 2017/09/17(日) 23:32:52.94 ID:VYeyAGA80
エレン「…男に生理はきません」

リヴァイ「」

26: 名無しさん 2017/09/18(月) 23:01:26.53 ID:A1crBMu60
エルグンオル「…!!!」

エレン「……」フゥ

リヴァイ「……」

エルグンオルエレ「……」

リヴァイ「…!!」

エルグンオルエレ「…!!!」

リヴァイ「…??」

エルグンオルエレ「…???」

リヴァイ「どういうことだ?」

エルグンオルエレ「」

27: 名無しさん 2017/09/18(月) 23:04:18.59 ID:A1crBMu60
エレン「…だからぁ…」

~~えれんのながぁ~いおせっきょう~~

~~えれんのきびし~ぃおせっきょう~~

エルド(最近の若者は勇気があるな)

グンタ(人類最強に立ち向かうとは…一生エレンについてこっと)

オルオ(すげぇ…兵長が圧倒されてる)

28: 名無しさん 2017/09/18(月) 23:23:31.02 ID:A1crBMu60
扉の外
ペトラ(いったい何の話してんだか…入れないじゃんっ//)


こうして、リヴァイ兵長(30くらい)は、新兵エレンくん(17)のお説教により、異性のことについて頭に叩き込まれたのだった。


ペトラ(やっと終わったか…)

ペトラ「ごめんねーお待たせー」

リヴァイ「……」

ヘイチョウ ドケザ

ペトラ「?!兵長?!どうしたんですか立ってください!!」

リヴァイ「すまなかったペトラ!俺はセーリのことについてよく理解した!!」

ペトラ「ふぇっ?!//」

リヴァイ「…子ども、できるといいな!」グッ

ペトラ「」

リヴァイ「……」グッ

ペトラ「な、な何言ってるんですかぁ!!」バッシ-ン

リヴァイ「いでっ」


そんなこんなで、まだまだ未熟なリヴァイ兵長は、マナーも学んだのであった。


終わり