1: 名無しさん 2016/10/27(木) 22:47:36.23 ID:tVIgEe7E0
「かな子がでねぇんだよぉぉぉ!」

携帯端末を片手に叫ぶ男

それは悲しみと、そして、怒りに満ちていた

「くそう、この恨みはらさでおくべきか……」

ふつふつとこみあげる怒りを隠さない男の前に、一匹の猫が現れた

「もう! 泥水かぶるとかついてないにゃぁ……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477576055

引用元: ・【モバマスSS】汚い猫を見つけたので虐待することにした

3: 名無しさん 2016/10/27(木) 22:54:08.32 ID:tVIgEe7E0
「あ、Pチャン」

「……」

目が合う男と猫

猫は早く気が付くべきだったのだ

この男の目がいつもとは違うことに……

「綺麗にしてやるぞ前川ァ!」

前川と呼ばれた猫が、がしりと掴まれ

「え? ちょ、何するのPチャン? あ、そこ触っちゃ駄目!」

素早い動きで運ばれていった

4: 名無しさん 2016/10/27(木) 22:58:40.02 ID:tVIgEe7E0
「ねぇPチャン? みくはどこに運ばれてるの?」

肩に担がれた猫が尋ねる

「俺の部屋、他人の目に触れるとまずいからな」

無駄にイケボな男が答える

「Pチャンの部屋!? ちょっと待って! まだ心の準備が……」

いやいやをする猫

「……?」

何言ってんだこいつ? みたいな顔をする男

6: 名無しさん 2016/10/27(木) 23:03:23.08 ID:tVIgEe7E0
「はい、到着!」

小さいとは言え、猫を担ぎながら尋常ではない速さで駆け抜けた結果

「うえ……気持ち悪……」

猫が先ほどよりぐったりとしているが、そんなことはおかまいなし

「ぬぎぬぎしましょうねぇぇぇ!」

男が猫に襲い掛かる

「やめるにゃ! おかあさぁぁぁん!! ……あれ?」

いつの間にかアイマスクを装着し、肌に一切触れることなく服を脱がす男

7: 名無しさん 2016/10/27(木) 23:10:32.15 ID:tVIgEe7E0
「まずはお湯攻めだよぉぉぉ!」

40度前後のお湯で猫を攻める

「わぷっ! ……あったかいにゃあ」

猫が蕩けた顔をするが、なおも攻めは続く

「次はこれだよぉぉぉ!」

何と、薬品を体と頭につけて力いっぱいこすりつけたのだ!

「ふわぁ……Pチャン気持ち良い」

この男、実に恐ろしい……


9: 名無しさん 2016/10/27(木) 23:15:12.32 ID:tVIgEe7E0
「おらおらぁぁぁ!」

この男、まるで容赦がない

「あ、まだシャンプー残ってるにゃ!」

「ウス……」

薬品の後は再び熱湯攻め……これでは猫の体力がもつまい

非人道的な行いにこちらまで気分が悪くなる

「はぁ……すっきりしたにゃ」

10: 名無しさん 2016/10/27(木) 23:26:45.80 ID:tVIgEe7E0
熱湯攻めが終わり、ぐったりした猫
 
「あ、このバスタオルふかふか~」

男はにやりと笑い、掌に収まる機械を用意した

そして、けたたましい轟音と熱風が猫を襲う!

「喰らいやがれぇぇぇ!」

「にゃあ~! このドライヤー良い感じかも」

猫の悲鳴をものともしない男に、肌が粟立つ

11: 名無しさん 2016/10/27(木) 23:33:59.19 ID:tVIgEe7E0
くぅっと猫のお腹が鳴る

「あ……」

恥ずかしそうな顔をする猫に、男が残虐な笑みを浮かべた

「おら、お前にはこれを腹に入れてもらうぅぅぅ!」

鉄板に乗せられた塊、煙をあげ、これが食べ物と呼べるものなのだろうか……

「Pチャン! これ美味しい」

まるで血のような赤いどろどろとしたものを無理やり猫に食べさせる

「このトマトソースも絶品にゃ♪」

13: 名無しさん 2016/10/27(木) 23:41:20.25 ID:tVIgEe7E0
「お腹いっぱい♪」

怨嗟の声をあげる猫の前に、男がマグカップを置く

「ほらよぉぉぉ!」

目を疑った……そのマグカップにはとてもじゃないが飲めないであろう白い液体が並々と注がれている

「ふぅふぅ……ホットミルクはあったまるにゃ」

猫が苦しそうな顔をして、液体をぺろりと舐める

誰かこの男の凶行を止めてほしい、ただそう願う


14: 名無しさん 2016/10/27(木) 23:46:19.93 ID:tVIgEe7E0
「お次はこれだぁぁぁ!」

男が取り出したのは、棒状の凶器

これでどんな暴行を行うというのか……

「何これ? ぼでぃぶれいど?」

猫が男の凶器に、凶器に……

「これ楽しいかも♪」

もう駄目だ、これ以上は見ていられない

15: 名無しさん 2016/10/27(木) 23:50:19.12 ID:tVIgEe7E0
「ふにゃあ……眠くなっちゃった」

猫の体力も限界なのだろう、それもそのはずだ

この男の凶行に付き合わされたのだから……

これを見て、男が嬉しそうな顔をした

「よいしょぉぉぉ!」

猫をかつぐ

「お姫様だっこ!? ま、待ってPチャン!」

18: 名無しさん 2016/10/27(木) 23:54:52.20 ID:tVIgEe7E0
そして、あろうことか猫を放り投げた

薄いマットの上にだ……これでは猫が……

「何これ!? 体がゆっくり埋まっていって……ふわぁ」

猫の声が弱まっていく……

そして、徐々に猫の瞼が閉じていく

「Pチャン、初めてだから優しくし……すぅ」

最後の言葉だろう、完全に猫の瞼が閉じた

19: 名無しさん 2016/10/28(金) 00:01:28.16 ID:Ovc5Nuwp0
「……」

猫の最後を看取り、男があくびをする

「さて、寝る前に単発ガチャするか」

携帯端末を取り出し、何やら操作をしている

まさかとは思うが、まだこの猫に何かするつもりなのだろうか

そして、ほんの少し時間が経った後だ

「……やっぱりかな子でねぇんだよな」

意味不明なことを呟き、男は猫の部屋から静かに出て行った




おしまい