1: 名無しさん 2017/10/31(火) 16:07:27 ID:ewAnxZ0s
女騎士「悪戯してくれ」

引用元: ・女騎士「お菓子などいらん」

2: 名無しさん 2017/10/31(火) 16:09:16 ID:ewAnxZ0s
~オーク宅、玄関~

オーク「…」

女騎士「悪戯してくれ」

オーク「そうか、ハロウィンの時期だったな…」

女騎士「うむ」

オーク「はぁ…」

女騎士「さぁ、早く悪戯してくれ」

3: 名無しさん 2017/10/31(火) 16:16:17 ID:ewAnxZ0s
オーク「本来なら『お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ』じゃないのか?」

女騎士「むっ、冷静に指摘されると急に恥ずかしくなってきた」

オーク「ツッコミどころは他にも沢山あるんだがな…その格好とか」

女騎士「ん?あぁこれか。製作期間二週間の力作…カボチャアーマーだ!」

オーク「アーマー?」

ジッ

オーク「乳頭をカボチャの皮で隠しているだけにしか見えないが。下半身にいたっては隠す気すらないのがな…」

4: 名無しさん 2017/10/31(火) 16:20:00 ID:ewAnxZ0s
女騎士「乳頭をギリギリ見えるか見えないかのバランスにする為、二週間もかかったのさ!」

オーク「かかったのさ!とか言われても…」

ハァ

オーク「とりあえず今日は帰ってくれないか。こんな遅くに来られるのは正直迷惑だ。俺にも家庭があるんだ」

女騎士「うっ…」

オーク「子供はまだ手がかかる年だ。お前の相手ばかりしてやれんのだ…分かってくれ」

5: 名無しさん 2017/10/31(火) 16:24:20 ID:ewAnxZ0s
女騎士「うぅ…分かった…帰る」

オーク「あぁ、じゃあな。ドア閉めるぞ」

バタン
ガチャッ ジャララ
プシュー プシュー プシュー プシュー

女騎士(チェーンロックしてファブリーズ吹きまくってる…)

プシュー プシュー プシュー プシュー

女騎士(吹きすぎちゃう?)

7: 名無しさん 2017/11/01(水) 13:21:49 ID:YBQaEg82
女騎士「…」

女騎士「帰るか」

テクテクテク

・ ・ ・ ・ ・

オーク「…」

プシュー プシュー プ…

オーク「こんなもんか」

オーク「ふぅ、こんな夜遅くに来るなんて…」

オーク「どうかしてるぜ!」

8: 名無しさん 2017/11/01(水) 13:26:02 ID:YBQaEg82
テクテクテク
スワリ

オーク「はぁ」

?「苦労させられますね、あの人には」

オーク「僧侶…」

僧侶「一緒に冒険していた頃は、あんな風じゃなかったんですけどね」

オーク「何が彼女を…いや、分かっている、か…」

僧侶「…」

9: 名無しさん 2017/11/01(水) 13:31:50 ID:YBQaEg82
オーク「勇者の存在はこんなにも大きいものだったのだな…今更ながら思い知ったよ」

僧侶「えぇ。皆が彼を頼り…信頼し…」

ブンブン

僧侶「いえ、そんな綺麗なものじゃない…依存、していたのでしょうね」

オーク「依存…」

僧侶「彼の言葉は誰にでも心地よいものでした。信じて従えば間違いは無い…まるで神の啓示…」

オーク「そりゃまた…」

10: 名無しさん 2017/11/01(水) 13:36:52 ID:YBQaEg82
ガサゴソ
シュボッ
タバコ スパー

オーク「改めて思うよ。とんでもない奴と戦っていたんだな、俺は…俺達魔王軍は」

僧侶「あなた…」

オーク「ははっ、大丈夫。今更魔界に未練は無いよ。ただあの頃の俺は魔界の王たる魔王様に心酔していた。君が勇者に依存していたように…俺も魔王様に心酔していたのさ」

11: 名無しさん 2017/11/01(水) 13:41:09 ID:YBQaEg82
オーク「その考えを…俺の全てをひっくり返したのが勇者だった…」

オーク「結果的に魔王様を裏切る事になったが…魔界の為に取った今の道を後悔はしていない」

僧侶「そうですね…人と魔物…手を取り合い共に生きる事は出来る。私達のように…」

ギュッ

オーク「あぁ…」

12: 名無しさん 2017/11/01(水) 13:45:35 ID:YBQaEg82
オンギャー オンギャー

オーク「おっと、起きたか」

ガタリ

オーク「俺がやろう。君はもう少し休んでいるといい」

僧侶「はい…お願いしますね、あなた」

オーク「あぁ」

テクテクテク

僧侶「…」

僧侶(私は)

僧侶(私は、穏やかで幸せな生活を手に入れた…かつて勇者様と壮絶な冒険をした、この私が)

僧侶(あの日々が嘘のような、平穏で静かな暮らし…)

僧侶(なのに、どうして女騎士さんは…)

13: 名無しさん 2017/11/01(水) 13:49:51 ID:YBQaEg82
フワァ…

部屋に残っていたタバコの煙が
なかなか消えず、漂っていた。
まるでそれが女騎士のように
いまだ行く当ての無いかのように
ゆらゆらと、漂っていた…

【続く】

16: 名無しさん 2017/11/02(木) 09:55:57 ID:ofuCZND2
・ ・ ・ ・ ・

~女騎士の家~

女騎士「…」

トントントン
ギュッギュッギュッ

白菜、豚バラ
白菜、豚バラ、白菜
白菜、豚バラ、白菜、豚バラ
白菜、豚バラ、白菜、豚バラ、白菜

女騎士「よし…鍋一杯に!白菜と豚バラを!交互に敷き詰めたぞ!」

17: 名無しさん 2017/11/02(木) 10:04:56 ID:ofuCZND2
女騎士「ふっふっふ…いわゆる白菜と豚バラのミルフィーユ鍋というやつだ!」

女騎士「便利…実に便利!クックパッドというものは!」

ジュルリ

女騎士「ききっ…ふひっ…くききききき!」

ヨダレ ダラァ

女騎士「加熱!土鍋ゆえに、じんわりとまんべんなく加熱!絶対に加熱!例外無く加熱!逃れられぬ加熱!」

ジョバババババ
シッキン! シッキン!

女騎士「水など無粋な物は入れぬ…白菜から出る水分のみ…それのみ…だからこそ到達できる高み!甘みという高み!」

18: 名無しさん 2017/11/02(木) 10:09:44 ID:ofuCZND2
ジンワリ

女騎士「ほぅら、じくじくと…水分…出てくる…まるでダイヤモンド…まじりっけなしだ!」

フク ヌギィ

女騎士「あぁ…私もこの中に…入りたい…だが入れない…」

ハッ

女騎士「いや…果たして…入れないのだろうか?」

女騎士「決めつけ…思考の停止は死と同様…やる前から無理などと…」

女騎士「やれるかどうかは分からない…だが!やってみなければ!一生分からない!」

19: 名無しさん 2017/11/02(木) 10:39:33 ID:ofuCZND2
グツグツ

女騎士「は、入る…私は…このミルフィーユ鍋の中に…アッツアツの鍋の中に!」

ギリッ

女騎士「全身は入らない…だが…あるいは…あるいは!」

女騎士「私の願いを叶える、気まぐれな神がいたとして…突然時空が歪んだとして…あらゆる事象が偶然重なりあったとして!」

女騎士「ありえない事なんて…無い!」

20: 名無しさん 2017/11/02(木) 10:43:20 ID:ofuCZND2
女騎士「…」

チチ モミモミ セルフモミモミ

女騎士「乳神様…私に力を…!」

ミギチチ モミィィィィィ
ヒダリチチ オマメ~ クリクリッ

女騎士「ぶるあああああああああああああああ!」

ビクンビクン

女騎士「今だ!」

ピョーン

女騎士「鍋にダイブ!」

21: 名無しさん 2017/11/02(木) 10:46:33 ID:ofuCZND2
グッグッグッ

女騎士「!」

女騎士(頭が…入った!)

女騎士(このままねじ込めば…腰くらいまでは…)

女騎士(どうやらこの鍋は亜空間に繋がっているらしいな…ならば…全身が入る事は可能だな)

22: 名無しさん 2017/11/02(木) 10:50:16 ID:ofuCZND2
グッグッグッ

女騎士(尻も入った…あとは足…)

バタバタ

女騎士(いける…全身が鍋の中に…入る…)

グワン

女騎士(あ…?)

女騎士(意識…が…)

女騎士(そう、か…酸素…鍋の中は白菜と豚バラで満たされている…圧倒的に酸素が…足りない…)

クラッ

女騎士(も…だめ、だ…し…ぬ…のか…私は…)

24: 名無しさん 2017/11/02(木) 18:58:31 ID:ofuCZND2
キィン…

女騎士(駄目だ…私はまだ死ねない。約束も…果たせないうちに…死ぬ事は…)

キィン…

『平和な世界?』

『そうさ、人も魔物が争わない平和な世界だよ』

『ははっ、無理な話だな』

『でも、やらないうちから無理だって決めつけたら、本当に何もできなくなるよ』

25: 名無しさん 2017/11/02(木) 19:04:11 ID:ofuCZND2
『む、そうには違いないが…』

『やれるかどうかは分からない…でも、やってみなきゃ一生分からないよ。この世界にね、ありえない事なんてのは無いんだ』

『お前は…まっすぐな奴だな』

『そうかな…だったら君も同じさ。揺るがないその信念…そうだ、僕らは皆、似ている』

『私達が…似ている…?』

26: 名無しさん 2017/11/02(木) 19:09:15 ID:ofuCZND2
『あぁ。僕も君も、僧侶も戦士も魔法使いも…皆、似ていたから…惹かれ合ったんだよ、きっと』

『ふふ、惹かれ合う、か…案外ロマンチストなんだな』

『夢見がちな勇者ってのも面白いでしょ?』

『ふっ…ふふっ…』

『ははっ…ははは…』

『なぁ勇者…約束、しようか』

27: 名無しさん 2017/11/02(木) 19:20:27 ID:ofuCZND2
『約束?』

『必ずこの世界を平和にする…やり方は皆、互いに違うかもしれないが…己が信念に基づき…いつか辿り着こう…私達が望み願った…理想に』

『うん…』

『その為にはまず、魔王に会わなければな。倒すにしろ、話し合うにしろ…』

『そうだね』

『進まねばなるまい、わた

『そうだね』

『幾多の困難がま

『そうだね』

28: 名無しさん 2017/11/02(木) 19:22:45 ID:ofuCZND2
『わた

『そうだね』

『め

『そうだね』



『そうだね』

キィン…
キィン…

29: 名無しさん 2017/11/03(金) 21:26:35 ID:Mk/iHr92
・ ・ ・ ・ ・

女騎士(…)

女騎士(そうだ、私は約束を果たすまでは…死ねない…)

カッ

女騎士(だから…力を…力を貸せ…)

女騎士(イフリート…)

ミギチチ…ピカァ…

女騎士(ポセイドン…)

ヒダリチチ…ピカァ…

30: 名無しさん 2017/11/03(金) 21:29:03 ID:Mk/iHr92
女騎士(女騎士の名の元に命ずる…)

ポワァ…
ブクブクブク!

女騎士「出でよ、イフリート!ポセイドン!」

ブクブクブク!
バビュリュッセルゥゥゥゥゥ!

31: 名無しさん 2017/11/03(金) 21:34:58 ID:Mk/iHr92
ナベ パリーン
ハクサイ ブタバラ グッチャグチャ

女騎士「っぶはぁぁっ!」

ハァハァハァ

女騎士「あ、危なかった…もう少しで窒息死するところだった…」

女騎士「ようやく応えてくれたか…イフリート…ポセイドン…」

イフリート『ふん、勘違いするなよ半人前』

ポセイドン『宿主が死ねば我らも消える…それを阻止したまでよ』

女騎士「まったく…久しぶりに口を利けばそんな言い方を…まぁお前達らしいがな」

32: 名無しさん 2017/11/03(金) 21:38:30 ID:Mk/iHr92
・ ・ ・ ・ ・

説明しよう!
女騎士の右乳にはイフリート
左乳にはポセイドンという精霊が宿っているのだ。
彼らは基本的に実体を持たず
宿主の精神力に感応し様々な力を発揮するのである。
イフリートは炎の魔神。
ポセイドンは海洋の神。
どちらも最上位の精霊に位置する。

33: 名無しさん 2017/11/03(金) 21:41:30 ID:Mk/iHr92
女騎士「さて、鍋からの脱出に成功したんだ…何だか腹が減ったな…」

キョロキョロ
パカッ

女騎士「冷蔵庫には…白菜と豚バラか…よし!白菜と豚バラのミルフィーユ鍋でも作るか!」

>>16に戻る…

35: 名無しさん 2017/11/04(土) 21:18:11 ID:6VAhCzTY
・ ・ ・ ・ ・

そして何度目かのループの果てに
女騎士の肉体は鍋に溶けて混ざった。
その意識はスープと一体化していた。
自ら動く事が出来ない彼女は、もはや
誰かが女騎士宅を訪ね、鍋に冷や飯と卵を投入し
雑炊を作るのを待つしかなかった…

36: 名無しさん 2017/11/04(土) 21:23:59 ID:6VAhCzTY
・ ・ ・ ・ ・

何度目の桜か?

何度目の滅びか?

何度目の新生命体の誕生か?

もはや、数えていた事も忘れた…
私は…?俺は…?僕は…?オイラは…?
誰?だれ?ダレ?DARE?

ここにあるのは…
温かな…雑炊…そうだ…
雑炊…私は…雑炊…

違う…雑炊ではない…
今はそうだとしても…かつて…
私は…そうだ…思い出せ…
あの日の約束を…果たすんだ…

37: 名無しさん 2017/11/04(土) 21:27:56 ID:6VAhCzTY
幾年、幾億、幾光年…
その果てが雑炊だとしても…私は!

ブリュリュリュリュ
ボブン! ボブン! ボブン!

そうだ、肉に魂を吹き込め…

ポワァ ブリュリュリュリュリュリュ ニチュ

魂を記憶で包み込め…

カシュン! カシュン! カシュン

想いを…願いを!構築しろ!

ズバババババババ!

38: 名無しさん 2017/11/04(土) 21:30:52 ID:6VAhCzTY
そうだ…かつて、ではない…私は!

バビュリュッセルゥゥゥゥゥ!

女騎士「私は…女騎士だ!」

ミギチチ グルルルルル ヤマヲクダク
ヒダリチチ ボブワァ ウミヲワル

女騎士「はぁっ…はぁっ…ここは…そうか…時の逆行…私は白菜と豚バラのミルフィーユ鍋を作る前に戻ったのか」

41: 名無しさん 2017/11/05(日) 10:09:55 ID:kMpmvry.
女騎士「しかし、一体誰が雑炊を…」

?「誰、だって?」

?「気づいている筈だよ…時を逆行させ、なおかつそれまでの記憶を保持させる…そんな事ができる奴は…僕しかいないだろう?」

クルッ

女騎士「お、お前…」

42: 名無しさん 2017/11/06(月) 00:16:29 ID:D2cRYf/E
そこにいたのは
上半身は光り輝く白銀の鎧をまとい
下半身は何も身につけていない
優男が立っていた、そして勃っていた。

女騎士「勇者…」

勇者「そうだよ、僕だよ!勇者だよ!」

コシ グルン
チンポ ビターン ビターン ビタターン

女騎士「くっ、相変わらずの巨根アピールだな」

43: 名無しさん 2017/11/06(月) 00:21:28 ID:D2cRYf/E
勇者「僕が時間魔法を使ったのさ…そうしなければ君は永遠に雑炊のまま、生命の輪廻から外れていたよ」

女騎士「そうか、礼をいう。だがな勇者、なぜお前がここにいる…お前は…」

勇者「そう、あの時…魔王と共に次元の狭間に飲み込まれた…」

女騎士「そうだ。次元の狭間は一方通行…二度と出られない筈だ」

勇者「ところがぎっちょん!」

ビンッ

44: 名無しさん 2017/11/06(月) 00:24:15 ID:D2cRYf/E
勇者「なんやかんやあって、僕は魔王の魔力を吸収し、次元の狭間から脱出できたのさ」

女騎士「なんやかんや…一体何があったというのだ、勇者!?」

勇者「なんや!」

ブルン チンポ ビタターン

勇者「かんやさ!」

ブルン チンポ ビタターン プリュッ

勇者「おっと勢い余って皮を被ってしまった…戻さないと」

ギュッ ムキッ

勇者「これでよし」

45: 名無しさん 2017/11/06(月) 00:28:19 ID:D2cRYf/E
女騎士「…」

女騎士「変わったな勇者…昔のお前なら皮を被っている事など気にしなかった筈だ」

勇者「変わるのさ…人も…ちんぽも…君だって、そうだろう?」

ニヤッ

勇者「僕との約束も忘れ、のうのうと…ぬくぬくと…ただ生きて…白菜と豚バラのミルフィーユ鍋なんぞ作る…酷い女だよ、君は」

女騎士「っ、ちがっ…」

勇者「違わないさ!君も!世界も!変わっていく…変わって、しまう!」

46: 名無しさん 2017/11/06(月) 00:31:32 ID:D2cRYf/E
クックック

勇者「魔王は正しかったよ…やはり人は支配されてこそ秩序を保てる…必要なんだ、絶対的な支配が…畏怖が…恐怖が…」

勇者「魔王という!存在が!」
ビンッ
チンポ フルマックス!

勇者「ならば…僕がなろう…絶対的な支配者に…恐怖の対象に…つまりは…魔王に…」

女騎士「ゆ、勇者…お前は…」

47: 名無しさん 2017/11/06(月) 00:38:26 ID:D2cRYf/E
勇者「違うさ…僕はもう勇者じゃない…」

勇者→魔王「僕は…私は…魔王だ!」

バビュリュッセルゥゥゥゥゥ!
ドゴゴゴゴ!

女騎士「挨拶代わりの射精が…大地を割った!?」

魔王「どうだいこの力…人々が恐れるに相応しい素晴らしい力だろう!」

女騎士「お前は…お前は!そんな暴力的な物言いで精子を!」

勇者「そうだと言っている!」

女騎士「何を!」

勇者「分からぬ奴だな、君も!」

48: 名無しさん 2017/11/06(月) 00:48:46 ID:D2cRYf/E
女騎士「てか勇者か魔王か表記をはっきりしろ」

魔王「すまん」

50: 名無しさん 2017/11/07(火) 19:02:11 ID:OeaQMiBM
魔王「…」

魔王「と、とにかくだ!」

魔王「私は魔王となり人間を支配する…これが私なりの平和の為の手段だ…」

女騎士「な、なにを!」

魔王「邪魔をするなら…君でも容赦しないよ?」

51: 名無しさん 2017/11/07(火) 19:06:12 ID:OeaQMiBM
女騎士「容赦しない、だとぅ?」

魔王「そうさ…君のアレをああして、こうして…その下のソレを引っ張って…」

女騎士「や、やめ…」

魔王「さらにアレのアレをああやって…無理矢理……さらに……奥……まだまだ……私の……右が……そうさ……泣くまで……」

女騎士「や、やめてくれぇ!脳内で私を辱めるのは!」

52: 名無しさん 2017/11/07(火) 20:17:18 ID:OeaQMiBM
魔王「やめないね!」

モウソウ モウソウ

魔王「ハァハァ…すごいじゃないか…そんなところを…あぁ…意外に…なんと…はぁぁあん!」

ドピュッ ドピュッ プレシャスタイム…
モッサン! ゴッサン! ドビュッシー!

女騎士「いやっ…半透明ヨーグルト!」

53: 名無しさん 2017/11/07(火) 20:22:54 ID:OeaQMiBM
ジュワッ

女騎士「っ!?肌が…!」

魔王「ンフフフフ…私の精液は強酸性…触れればたちまち焼け爛れる!」

女騎士「に、人間兵器!」

魔王「そう…性交もできぬ…哀れな体よ!」

女騎士「…いや魔王よ…実は私も…特殊な体質なんだよ…膣内が強アルカリの…人間兵器なんだ!」

54: 名無しさん 2017/11/07(火) 20:23:57 ID:OeaQMiBM
魔王「!」

シュバババ
クルッ スタッ ダダダダ キメッ

魔王・女騎士「「なんと奇遇な!!!!」」

55: 名無しさん 2017/11/07(火) 20:38:25 ID:OeaQMiBM
魔王「ならば!」

女騎士「あぁ!」

魔王「いくぞ!」

ピョーン バサァ チンポ フライアゥェイ

女騎士「きませい!」

ゼンラ ウケイレタイセイ リョウコウ

【【ファイナルフュージョン!!】】

56: 名無しさん 2017/11/07(火) 20:41:06 ID:OeaQMiBM
どるるるる!

ぐにゃぁぁぁん!

魔王「あ、あ、あああ!」

女騎士「んっ、んっ、んっ」

右回り、左回り、右回り
右、左、右、左
右右右右右右右右右右右
ナロナロナロナロナロナロ
左左左左左左左左左左左
ナエナエナエナエナエナエ

「「のわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」

57: 名無しさん 2017/11/07(火) 20:45:12 ID:OeaQMiBM
・ ・ ・ ・ ・

こうして
魔王は右に左に回りに回り
女騎士の中に入ったり出たりした。
入っては幾年、出ては幾年。
入っては幾千年、出ては幾千年。
入っては幾億年、出ては幾億年。
そのうち女騎士は摩擦で擦れ発火して灰となった。

58: 名無しさん 2017/11/07(火) 20:50:26 ID:OeaQMiBM
灰は灰に…【Ashes to ashes】

塵は塵に…【dust to dust】

魔王「虚しいものだな…人間兵器というのは…」

魔王「いや…虚しいのはこの世界そのものか…」

テレビ ピッ

『今日はハロウィンでーす!みんな仮装してバカ騒ぎしていまーす!』

魔王「ふふ…愚かな人間どもがハロウィンなどとのたまっている…滑稽だ」

59: 名無しさん 2017/11/07(火) 20:52:49 ID:OeaQMiBM
魔王「だがいっそ…姿だけでなく…心まで仮装できたなら…楽になれるのだろうか…」

魔王「あぁ…目をつぶれば…彼女の姿が…声が…」

『お菓子などいらん』

『悪戯してくれ』

【完】