500
: :2014/10/04(土) 03:17:28 ID:
・・・・・。


シンジ「ヒカリ!ヒカリぃいい!」モミモミモミモミモミモミモミモミ

ヒカリ「あ、やんっ!ふぁああ!////」



トウジ「………」イライライライライライライライライライラ

ケンスケ「トウジ、人間の顔じゃない表情になってるよ」

トウジ「あかん…羨ましすぎてワシちょっと…ホンマに…!」イライライライライライラ



501: :2014/10/04(土) 03:20:09 ID:
綾波「平和…」マクマク。

カヲル「それにしても。ファーストはいいねぇ?シンジくんに弁当作ってもらえて」

綾波「羨ましいの?」

カヲル「うん」

綾波「なら少しあげるわ」つ\\

カヲル「……ファースト、その緑のヤツは食べられないんだけど」

綾波「そうよ…」

カヲル「ファースト、僕怒ってもいい?」

綾波「ダメよ…」

カヲル「…じゃあその大根サラダを少し」

綾波「ダメよ…」ガシッ

カヲル「…ファースト、やっぱ僕怒ってもいい?」

綾波「ダメよ…」



502: :2014/10/04(土) 03:32:33 ID:
トウジ「よし、一言言ったる…!」ガタッ!


ピンポンパンポーン♪


『2年A組の鈴原トウジ、及び相田ケンスケ。』

『鈴原トウジ、相田ケンスケ。至急、校長室まで。』


ピンポンパンポーン♪


トウジ「……は?」

ケンスケ「え…?」




503: :2014/10/04(土) 03:38:47 ID:
シンジ「ん?またなんかやったの?」モミモミモミモミ

ヒカリ「はふぅん!」

トウジ「いや?なんも心当たりないわ」フルフル

ケンスケ「僕も」フルフル

シンジ「だよねぇ。ケンスケだけならアレがバレて呼び出しってわかるけど…」

シンジ「それなら僕も呼ばれそうだし…」ウーン



シンジ「それか、さっき僕が校長室にトラック3台分の納豆を窓から入れた件かな」

トウジ「なんでそないな事したん?」

シンジ「ムシャクシャしてやった。反省も後悔もしないがニコニコに公開はする!!」

トウジ「それ、全部校長センセに言うとくからな」



504: :2014/10/04(土) 03:42:37 ID:
~校長室~


トウジ「鈴原トウジ、入りま、くっさぁッッ?!」

ケンスケ「相田ケンス、くっさぁッッ?!」

リツコ「ネルフ本部、技術開発局一課所属赤木リツコよ」

リツコ(ダメね…口を開くと臭いが)ウプ

リツコ「…場所を、ウプ…変えましょうか……」ウプ

トウジケンスケ「「賛成っす」」ウプ


校長「……私は、一体誰からこんなに恨まれて……」シクシクシクシク



505: :2014/10/04(土) 03:52:40 ID:
\『ざ~んーこーくーな♪天使のよーおーにー♪しょーおーねーんーよ』/

シンジ「ん?」

\『し、ん、わにっ!なーれっ!』/

シンジ「はい」ピッ

ミサト『シンジくん?この前言った太平洋に弐号機出迎えの件だけど』

ミサト『今そっちに迎えに行くからねん♪』

シンジ「…えー」

ミサト『レイとカヲルくんも連れてきてねー』

シンジ「はーい」



506: :2014/10/04(土) 03:58:13 ID:
シンジ「はー…」ピッ

シンジ「綾波ー?渚ー?今から太平洋沖にクルージングだってさー」クルッ



カヲル「はあっ!!」つ\\

綾波「させない」つ\\


ガキン!ガキンガキンガキンガキンガキン!!

カヲル「いいじゃん!せめて一口!!」つ\\

綾波「だめ。これは私のおべんとうだから」つ\\


ガキンガキンガキンガキンガキンガキン!!!


シンジ「わかったよ…今度渚にも作ってくるからその箸バトルやめろよ…」

カヲル「っし!!やった!」ガッツ!



507: :2014/10/04(土) 04:05:49 ID:
・・・・・。


~太平洋沖、ヘリ~

アスカ「アレが『オーバー・ザ・レインボー』?」

ミサト「そうよー」

カヲル「へぇ…こうやって海や艦を見るのは初めてだ」

綾波「物々しいわね」

シンジ「ん゙ー!!ん゙ん゙ー!!!」ジタバタジタバタ!

カヲル「…なぜシンジくんは服を着せられた上で拘束具を」

ミサト「海軍にまでウチの恥部を晒したくないからよ」


シンジ「ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ッッッッ!!!!」ジタバタジタバタジタバタジタバタ!

シンジ(死ぬ…!死んでしまう…!こんな窮屈なのは耐えがたいよ!!!)

カヲル「……」



508: :2014/10/04(土) 04:09:43 ID:
アスカ「はー…でもアレよね、シンジはずっとそうしてた方がいいんじゃないの?」

アスカ「あたしもすっごく楽だしー」

ミサト「よねー(笑)」

カヲル「……」

カヲル「…」チラッ。

かちっ。

シンジ(! なぜか拘束具が外れた?!)

シンジ「どりゃああああ!!!」ビリビリブチーン!!!

ミサト「?! 拘束具が!?」

シンジ「ウォォオオオオオオオンン!!!」

綾波「暴走…!」


シンジ「ウォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンン!!!」




509: :2014/10/04(土) 04:16:11 ID:
シンジ(全裸)「とおっ!!!」ガラッ!

ミサト「ちょっとぉっ!?何する気?!」

シンジ「全てを解放せよ!!全てを解放せよぉぉおおお!!!」ピョイン!


シンジ「トリャー!」


\ジャパァアン!!!/

カヲル「……」ニヤリ

アスカ「…飛び降りたわね、海に」

綾波「大丈夫。いつもの碇くんだわ」

ミサト「ちょっと!誰かすぐに救命ボートを!早く彼を保護して!!」

ミサト「何でよぉぉおおお!何でヒトのチカラでは絶対開かない万全の拘束具が開いちゃうのよぉぉおおお!?」


カヲル(大丈夫だ、シンジくん!僕は君の味方さ!)bビシッ!



510: :2014/10/04(土) 04:25:54 ID:
~海中~


シンジ(…母なる海)プクプク

シンジ(プールみたいなちゃちな場所じゃない。こんな広大な海で泳げるなんて)

シンジ(僕は幸せだな…)スイスイ




サメ(ホホジロサメ)「……」ジー

シンジ(おっきいサメだなー)スイスイスイスイ



511: :2014/10/04(土) 04:34:16 ID:
サメ(5m級)「っ」アーン

シンジ(歯並び悪いなコイツ)




シャチ(7m級)「ッッ」バクンッ!!

サメ「がはっ?!」


シンジ(わー…真下から泳いできたシャチがサメに食いついたや)

シャチ「がぶっ……はぐっ……がぶ、むしゃ…!」グチャッグチャッ!

サ/メ「」

シンジ(エグいなー)スイスイ


シャチ「……」ギロ

シンジ(お、こっち見た)



512: :2014/10/04(土) 04:39:15 ID:
シャチ「…」ギュン!

シンジ(あ、こっち来た)

シンジ(そういえばシャチって別名『海の殺し屋』って言われてるくらい獰猛で危ない生き物なんだよね)

シンジ(僕は黒と白の外見とか可愛いなって思うけどさ)

シャチ「…」ギュン、ギュン!

シンジ(可愛いなー。めっちゃスピード出してこっちに来てるけど…)



513: :2014/10/04(土) 05:26:19 ID:
シャチ(あそぼっ♪)ゴスッ!

シンジ「ごぼっ?!」

シンジ(そういやイルカの仲間だったっけ。人懐っこい部分もあるらしいが…!)

シンジ(野生でこんな慣れてんのはおかしっ、ああっ!?)



シャチ「キュ♪キュ♪」ポーン!ポーン!

シンジ「ごはっ!ぐはっ!」


ミサト「パイロット救出急いで!シンジくんがシャチにボールにされてるの!!」

艦長『救出はするが、一体何がどうしたらそんな事態になるのだ!?』



514: :2014/10/04(土) 05:30:55 ID:
シャチ「キューン!キューン!」



アスカ「…悲しげな声出してまで呼ばれてるわよ」

シンジ「わからん…何故あのシャチは僕をそんなに気に入ったんだ…」ゲホッ、ゴホッ

カヲル「君は人外から好かれやすいからじゃない?」

綾波「そうね」

シンジ「? 僕皆の前でそんな動物に好かれた事あったっけ?」

カヲル「気にすんなよ、こっちの話さ」

シンジ「?」


ミサト「はー…寿命が5年くらい縮んだわ…」ゲッソリ



515: :2014/10/04(土) 06:04:23 ID:
アスカ「それでー?あたしの新しい弐号機γは!?」ワクワク

ミサト「あとでね…私今からちょっち艦長と話つけてくるから」ヨロヨロ

スタスタ……


シンジ「ミサりんは大変だなぁ(他人事)」

アスカ「あんたバカァ?ぜーんぶあんたのせいじゃない!」

シンジ「えー?そうかなー」

シンジ「てーか君はくる必要なかったんじゃない?弐号機γだってどーせ乗るのは本部でだろ」

シンジ「何で来たのさ?僕は嬉しいけど」

アスカ「碇司令に言われたのよ。『行け』って」

シンジ「容易に想像できるなぁ…あの説明不足親父…」

アスカ「てゆーか。やーっぱ、あんたあたしの事好きでしょ?」ドヤ

シンジ「別に」プイ 

516: :2014/10/04(土) 06:10:25 ID:
アスカ「いい加減観念しなさーい?あんたの気持ちはバレバレ愉快よシンジくーん?」ダキ

シンジ「う、後ろから抱きついてくるなよ!恥ずかしいだろ!///」バッ

アスカ「あんたにも羞恥心があった事にビックリしたわ」


カヲル「……」

カヲル「…」チラッ

ぶわあっ!!

アスカ「きゃ!風が……」バサァッ!

シンジ「」

アスカ「」

シンジ「」

シンジ「縞パン……か」

アスカ「ッッ!!//////」ブンッ!

バチィイイイイン!!!!



517: :2014/10/04(土) 06:14:30 ID:
ミサト「ただいまー…ハァ、あの石頭艦長め、ぬぅあにが『日本に着くまでが我々の仕事だ!』よ…」

ミサト「ん?何で頬に紅葉がついてんの?」



ミサト「カヲルくん」

カヲル「別に。ちょっと盾になっただけ」ヒリヒリ


アスカ「避けんな!あんたも殴られなさいよッッ!!」ブンッ!ブンッ!

シンジ「はっ!よっ!はーっ!」ヒョイヒョイヒョイ!



518: :2014/10/04(土) 06:49:23 ID:
壁|アスカ(式波)「……」ジー


綾波「…」ボヘー


式波「…あれがエコヒイキで選ばれた零号機パイロット…と、」チラリ


カヲル「シンジくん、そこだ!今ならトドメを刺せる!

シンジ「怖ッ!?さすがに刺さないよ!?やっ!はっ!どりゃー!」

惣流「何よ!手を抜くな!…つーかまずコサックダンスしながら避けんな!!」ブンッ!ブンッ!


式波「…ナナヒカリで選ばれたクセに、全ての使徒殲滅に貢献した、変態パイロット…」

式波「白いのは知らないけど。まあいいわ」スタスタ



519: :2014/10/04(土) 07:14:04 ID:
・・・・。

~弐号機α格納庫~

シンジ「あれ?この機体ってさ…この前の使徒との戦いで出張ってきたヤツじゃない?」

惣流「あら?ホントね…これ式波のじゃない?」

惣流「何よ!ミサトのヤツがこっちの艦にあたしの弐号機があるって言うから来たのに!」

綾波「間違えたのね」

カヲル「へぇ…弐号機って赤いんだ」



「違うのはカラーリングだけじゃないわ!」


「「「「?」」」」クルッ。



520: :2014/10/04(土) 07:22:53 ID:
式波「所詮零号機と初号機は開発過程のプロトタイプとテストタイプ」

式波「けど、この弐号機は違う!」


式波「これこそ、実戦用に造られた世界初の本物のエヴァンゲリオンなのよ!正式タイプのね!」ドヤッ!


シンジ「…」

綾波「…」

カヲル「…」


シンジ「…拍手してあげようか。ね?」パチパチ

綾波「そうね」パチパチ

カヲル「そうだね」パチパチ

式波「やめなさいよ!そういうのやめなさいよ!!」



惣流「…何よ、元々この弐号機α(旧劇版)はあたしのだったのに。あんたが来たから…」ブツブツ



521: :2014/10/04(土) 07:29:51 ID:
式波「大体!アンタ常時全裸でいる事を恥とも思わないなんて!」

式波「アンタはどこの奥地の部族よ!」ビシッ!


シンジ「あー…うん、すっげー『え、今更?』な事つっこんでるけど、『そうだね』って顔してあげて?」

綾波「そうね」ソウダネ

カヲル「そうだね」ソウダネ

式波「だから!そういうの!!やめなさいよ!!!」


惣流(なんか自分が言われてるみたいで恥ずかしいわね)



522: :2014/10/04(土) 07:33:24 ID:
シンジ「じゃ、こんなとこ用もないし行こっか」ペタペタ

綾波「そうね」スタスタ

カヲル「そうだね」スタスタ

式波「あっ…ちょっ…、もうちょっとアタシの話を聞いていきなさいよ!」


惣流(知らなかった…あの子ああいう残念な子だったのね…)ズーン



523: :2014/10/04(土) 07:44:12 ID:
式波(ちなみにQの格好)「見なさい!この猫耳帽子とジャンパー!」

式波「ま、服を着ないアンタには良さがわかんないかもしれないけど!」

シンジ「うんそうだね、僕はよくわかんないからそういう話を振らないでくれるかな」ニッコリ

式波「やめなさいよ!そういうカンジの対応すんのやめなさいよ!」

綾波「私もわからないわ。…オシャレ、しないもの」

カヲル「あいにく僕も女の子のファッションはわかんないよ」

惣流「あっ!そういえばシンジ、お昼なんだけどさ」

シンジ「ああ、どうする?」


式波「だから!示し会わせたように『自分にフッてくるな』的態度をするんじゃないわよ!!」



524: :2014/10/04(土) 08:08:20 ID:
~食堂~

シンジ「あれ…なんか食堂着いちゃったね」

惣流「じゃ、ついでだし食べてく?」

綾波「私、ニンニクラーメンチャーシュー抜き」スタスタ

カヲル「僕は鯖味噌」スタスタ

惣流「あんたら早いわね!?」

式波「ふん!目的を達成しない内から休憩しようなんて…これだからプライドのない奴は」

シンジ「っせーな、じゃあお前だけ来んなよ」

式波「はン!行かないわよ!」

惣流「その…あんたも来なさいよ!あたしはここの勝手を知ってるあんたに来て貰えると嬉しいわ!?」


シンジ(まさかアスカが気を使うレベルの人に会うとはな…)



525: :2014/10/04(土) 08:17:04 ID:
~食堂、券売機~


シンジ「あれ?またアスカ?」

惣流式波「「え?」」

シンジ「いや君らじゃないよ。アレ」




アスカ(貞本)「……」




526: :2014/10/04(土) 08:24:05 ID:
シンジ「あの、」

貞本「Scheiβe(シャイセ)!!」ガンッ!

貞本「ちょっと!何で券が出ないのよっ!」ガンッ!ガンッ!ガンッ!

シンジ(うわ、券売機蹴りまくってる…あぶねー…ヤンキーかよ)

貞本「あん…?」ジロ

貞本「あら、あんたたちも来たの」

式波「悪い?」アァン?

惣流「まあね。で、どうしたのよ?」

貞本「ん、お金入れたのに券売機が券を吐かないのよ」



527: :2014/10/04(土) 08:35:59 ID:
惣流「素直に係りの人呼んだら?」

式波「待ちなさいよ。それで自分達の操作ミスだと恥ずかしいじゃない!」

貞本「ん…じゃあ、とりあえずはもっかい見てみるわ」



綾波「物事の判断を3人の自分で決めてる…まるでMAGIシステムね」

シンジ「常識的な自分(惣流)、武人的な自分(式波)、不良的な自分(貞本)ってトコかな」

カヲル「何でもいいけど早くしてくれないかな。僕は早く鯖味噌食べたいんだよ」



528: :2014/10/04(土) 08:42:51 ID:
惣流(ちなみに格好はレモン色ワンピ)「うーん…」

貞本(タンクトップにホットパンツ)「どう?」

式波「まだるっこいわね…」

アスカ'S「「「よし!」」」


シンジ「あ、可決したみたいだ」


アスカ'S「「「何よ!この機械壊れてるんじゃないの!?」」」ガンッガンッガンッ!

アスカ'S「「「そこの全裸!係りの人呼んで来なさいよ!」」」


シンジ「…うん、なんかそんな気はしてた」



529: :2014/10/04(土) 08:51:56 ID:
・・・・・。


惣流「さ!食べよっか!いただきまーす」

式波「そうね」

貞本「いただきまーす」

カヲル「鯖味噌美味しいよ」モキュモキュ。

綾波「ふーっ、ふーっ、あむ」ズルルルルル!


シンジ「くそ、僕の秋刀魚定食が最後かよ…」



530: :2014/10/04(土) 09:01:08 ID:
カヲル「…鯖味噌、食べる?」つ\\

シンジ「いやいいよ…たぶんもうすぐ来るし。気持ちだけもらっとく」

カヲル「そう」シュン

シンジ「そんなしょげるなよ…」

貞本「なぁに?『あーん』がしたかったって?あんたらそーいうカンケイ?」

シンジ「ちげーよ」

カヲル「違うよ」


シンジ「やだねー友情とか親しみを性的な意味だと勘違いしたり思い込みたがる奴って」

カヲル「全くだよ。すぐ恋慕に持っていきたがるのは悪いクセだよ。やめろよそーいうの」

貞本「ああ、ケンカ売ってんなら早く言いなさいよ…!」ガタッ



531: :2014/10/04(土) 09:04:41 ID:
カヲル(ボッコボコ)「そうだね、お互いに理解を示す事が大事だね!」

シンジ「うん、ちょっと僕も言い過ぎたよ。そういうのが好きな人だってたくさんいるしね!」

貞本「何の考えもなく質問しただけのあたしをそう決めつけて非難したあんたらこそやめなさいよ」ゴキゴキ



532: :2014/10/04(土) 09:21:59 ID:
食堂のおばちゃん「お待たせしました!秋刀魚定食の方ー」

シンジ「はい!はいはいはーい!」ガタッ!

食堂のおばちゃん「はだかっ?!どーしたのあんた!」

シンジ「いいから!そーいうのいいから!はよはよ!」バンバン!

/『緊急事態発生。緊急事態発生。』\


シンジ「え?」

惣流「ん?」

式波「…」ガタッ

貞本「んん?」

カヲル「…」モキュモキュ

綾波「…」ズルルルルル


/『敵性生物が現れました!総員、第一種戦闘配備!繰り返す!総員…』\




533: :2014/10/04(土) 09:31:20 ID:
/各艦、艦隊距離に注意の上、回避運動!\

式波「エヴァへ行くわよ!」ダッ

惣流「そうね!」ダッ

貞本「ま、あたし達にしか出来ないわよね!」ダッ


シンジ「行っちゃったよ…僕らはどうしろってんだ」

カヲル「ごはん食べてから葛城一尉のとこ行けばいいんじゃないの?」

綾波「そうね」ズルルルルル

シンジ「綾波…もうちょっと喋ろうよ」

綾波「そう?」ズルルルルル



534: :2014/10/04(土) 09:40:07 ID:
~ちょっと前~

艦長「おやおや、ボーイスカウト引率のお姉さんかと思っていたが、それはどうやらこちらの勘違いだったようだな」

ミサト「ご理解いただけて幸いですわ。艦長」

艦長「いやいや、私の方こそ久しぶりに子供たちのお守りができて、幸せだよマジでー(棒)」

ミサト「…此度はエヴァ弐号機らの輸送援助、ありがとうございます」

ミサト「こちらが非常用電源ソケットの仕様書です」

艦長「ハッ、大体この海の上であの人形達を動かす要請なんぞ聞いちゃおらん」

ミサト「…万一の事態に対する備え、と理解していただけますか」

艦長「その『万一の事態』に備えて我々太平洋艦隊が護衛しておるんだがなー?わかんないかなー?」

ミサト「…」イラッ



535: :2014/10/04(土) 09:41:41 ID:
艦長「はーやれやれ…いつから国連軍は宅配屋に転職したのか」

艦長「オモチャ一つ運ぶのにたいそうな護衛だよ。まさかの太平洋艦隊勢揃いだからな」

ミサト「エヴァの重要度を考えると、足りないくらいですが…」

ミサト「では、この書類にサインを」

艦長「まだだじゃい!!エヴァ"弐号機"α~γの3機及び同操縦者は、ドイツの第3支部より本艦隊が預かっているんだ!」

艦長「君らの勝手は許さんワイ!」

ミサト「ッチ、では、いつ引き渡しを?」

副長「規定では新横須賀に陸揚げしてからになります」

艦長「海の上は、我々の管轄だ。黙って従ってもらおう」

ミサト「…分かりました。ただし、有事の際は我々ネルフの指揮権が最優先であることを」

ミサト「お忘れな―――


ガグンッッッッッッッ!!!




536: :2014/10/04(土) 09:46:57 ID:
ゴポ………ン。

ズズ、ズズズズズズ、

ズズズズズズズズズズズズ!!!!



ガギエル「グルルルル……!」


……ゴポン。ゴポゴポ……


ザパ………!


ザザザザザザザザザザザザザザザザ!!!!!


ガギエル「グォォオオォオオォオオォオオ!!!」




537: :2014/10/04(土) 09:50:44 ID:
副長「敵性生物が我々艦隊に衝撃波を飛ばしてきたようです!」

艦長「全艦任意に迎撃だ!急げぃ!」

ミサト「無駄なことを…」

ミサト「にしても。何故使徒がここに?……やっぱ、弐号機達?」




~甲板~

加持「………」



538: :2014/10/04(土) 09:57:13 ID:
加持「いやはや…こんな所で使徒襲来とは、ちょっと話が違いませんかね?」

碇司令『そのための弐号機だ。予備のパイロット達も追加してある』

碇司令『最悪の場合、君だけでも脱出したまえ』

加持「ええ…分かってます」プツ


加持「…ああ、わかっているさ。お前が何を探し、何故ここに出現したかくらいは、な」

加持「……」チラッ


鞄『………』


加持「…どうやらもう行った方が良さそうだな。アスカ達や他のチルドレン、」

加持「葛城にも挨拶していきたかったが…時間切れだ」

加持「…ま、人類が滅びなきゃ本部で会おうぜ、マイハニー?」スタスタ



539: :2014/10/04(土) 10:01:39 ID:
シンジ「」

食堂のおばちゃん「……」


衝撃で床に散らばった定食


食堂のおばちゃん「てへぺろ♪」

シンジ「ぶるぁああああああぁああああああ!!!」



540: :2014/10/04(土) 10:08:21 ID:
艦長「撃て!撃て撃て撃てー!」

艦隊<ズドォン!ズドォンズドォン!

ガギエル「グォォオオォオオ!!」

艦長「くっ!何故沈まん!」ダンッ!

ミサト「あ~ら?お忘れですか?艦長?」ニヤニヤ

ミサト「使徒にはA.T.フィールドというのがあって、通常兵器の火力じゃ貫通できないんですよー?」

艦長副長「「ぐっ…!」」


ミサト「ほら、有事なんですから、とっとと全指揮権とそのマイク寄越せよコルァ」




543: :2014/10/04(土) 16:19:49 ID:
/『エヴァパイロット全員に告ぐ!』\


シンジ「あれ?ミサりんの声?」


/『今回は各エヴァに搭乗するアスカ達と、』\


/『"バディ"を組んでもらうわ!』\


綾波「また葛城一尉が妙な事を言い出したわね」

カヲル「いつもの事だよ」

綾波「そうね」


/『アスカ達は各自シンジくん、レイ、カヲルくん』\


/『その3人の内から誰か一人選んでプラグに乗せて!』\


アスカ'S「「「………」」」



544: :2014/10/04(土) 16:20:58 ID:
惣流(ミサトが言うならやるけど…アレよね)

式波(これ、競争になるわね)

貞本(間違いなく誰よりも速く到達してパートナーを決めなきゃいけない…)


(((そう、何故なら)))



(((サードチルドレンとだけは絶対イヤ!!!)))





545: :2014/10/04(土) 16:29:34 ID:
アスカ'S「「「エヴァンゲリオン"弐号機"、緊急起動!!!」」」


"弐号機"「「「ッ!」」」カッ




546: :2014/10/04(土) 17:43:36 ID:
弐号機α「…」ググッ…

弐号機α「…」ズシ…

弐号機α(マント)「…」バサッ!



547: :2014/10/04(土) 19:41:14 ID:
弐号機β(新劇版)「…」ググッ…

弐号機β「…」ズシ、

弐号機β(マント)「…」バサッ…




548: :2014/10/04(土) 19:44:14 ID:
弐号機γ「…」ググッ…

弐号機γ「…」ズシ…

弐号機γ(素体+外国人の段ボールガンダ●コス)「…」バタバタ



アスカ『結局またダンボールゥゥウウッッ?!!』



549: :2014/10/04(土) 19:49:33 ID:
アスカ『一応人間の形にはなったけど!!』

アスカ『そのダンボールへの飽くなき探究心はなんなのよぉぉおおお!!!』



ミサト『アスカ!がんば!』

アスカ『うるせぇ!!!』



550: :2014/10/04(土) 19:57:44 ID:
ザパァアアアアンン!!!


ガギエル「グォォオオォオオォオオォオオ!!!」


弐号機γ『やっぱりあたし?!イヤぁああ!!』


ドポーン!!

ミサト『使徒の体当たりでダンボールが落ちたわ!急いで引き上げて!』

弐号機γ『せめてあたしの名前を呼びなさいよ!!』



551: :2014/10/04(土) 22:48:20 ID:
弐号機α『お先ぃっ!』ズタンッ!

ドズンッ!

弐号機α『ジャパニーズ・ハッソートビってね!』

ズダン!ズダンッ!

弐号機α「っ」ガチャン、バシャッ!


弐号機α『ファーストか白いの!どっちか乗んなさい!』ブシュー!



シンジ「わかったぁあああ!!!」ヨジヨジヨジヨジ

弐号機α『は!?バッ、ちょっ、アンタは来んなぁあ!!!』

シンジ「僕は!!自分の身が一番可愛い漢!碇シンジです!!」

弐号機α『最低か!!』



553: :2014/10/04(土) 23:16:09 ID:
シンジ「突入!!」ザポン!

アスカ(式波)「イヤッ!!ちょっと出なさいよ!アンタなんか呼んでないでしょ!」

シンジ「ヴァカめ!僕が貴様の言うことを聞いてやる程寛大だと思ったか!」

アスカ「知るか!出ろ!」

シンジ「おい、いいから早く閉めろよ!使徒くるって!」

アスカ「チッ!」

弐号機α「」ウィム、バシャン!


ガギエル「グォォオオォオオ!!」バカアッ!



554: :2014/10/04(土) 23:21:17 ID:
弐号機α『アスカナッコォ!!』ブンッ!

バキャァッッッ!!

ガギエル「ッッ」

ドパァァアアアーン!!!

アスカ「チッ…中々デカイわね…」プルプル…

アスカ(…ふん!別に、怖くなんかないわよ!!!)ブルブル


シンジ「そうかな?よく小振りのウインナーって言われるんだけど」チラッ

アスカ「アンタバカァ!?アンタの股間の話なんざしてないわよ!!使徒の話よ!!!////」



555: :2014/10/04(土) 23:30:34 ID:
アスカ「ふん!」ぷいっ!

シンジ「アスカアスカ」チョンチョン

アスカ「あによ!」

シンジ「こっち見てみ?」

アスカ「…なによ」クルッ


もにっ。


アスカ「」

シンジ「おおっと、マイサンが失礼したね!ちょっとご挨拶させるだけのつもりが!」HAHAHA!

シンジ「でもまさか僕も君からち●こに頬ずりされるとは思わなかったよ」

アスカ「ぃ、」


弐号機α『イヤァアアアアアア!!!!』


ミサト『あんた達何してんのよぉお!!』



556: :2014/10/05(日) 01:26:32 ID:
シンジ「あ、ちょっと」カチカチ

アスカ「殺してやる!殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる!////」グギュウゥウウウ!!

シンジ「おい首絞めんなよ。出ちゃうぞ中身が」

アスカ「えっ」

シンジ「おい角付きのアスカ」

弐号機β『なぁに?あんま話しかけないでくんない?』

シンジ「もし乗せんなら白髪にしとけ」

弐号機β『なんでよ』

シンジ「同じ"貞本"版同士気が合うよきっと」

弐号機β『え?アイツも名字貞本って言うの?』



557: :2014/10/05(日) 01:34:45 ID:
貞本「…あの変態の意見を聞くのもシャクだけど」ウーン

貞本「ま、別に誰が一緒だろうがあたしは天才だしぃ?」

貞本「白髪にしといてやるか!」



弐号機β『とぉっ!』ズタンッ!

ドズンッ!

弐号機β『おりゃ!おりゃおりゃ!』

ズダン!ズダンッ!


弐号機β「っ」ガチャン、バシャッ!


弐号機β『そこの白髪!乗んなさい!』ブシュー!

カヲル「僕?」



558: :2014/10/05(日) 01:42:56 ID:
ドポン!


アスカ(貞本)「別にあんたなんかに助けを求めるつもりはないけど、」

アスカ「あの変態が『白髪を乗せた方がいい』って言った理由が知りたいのよね」

カヲル「シンジくんが?…どういうつもりだろ」ウーン

アスカ「ねぇ!あんたも貞本なんでしょ?」

カヲル「貞本?」

アスカ「名字よ!あたしも名字が貞本なの!」

アスカ「貞本同士仲良くしましょ!」ニコッ!

カヲル「何を勘違いしたか知らないけど、僕の名字は"渚"だよ。フルネームは渚カヲル、さ」

アスカ「騙したな!あんのヤロー!!」ムキー!




559: :2014/10/05(日) 02:05:03 ID:
弐号機γ「っ」ザパー

弐号機γ『な、何とか上がれた…か』

弐号機γ『ソケット、ソケット…』ガチャコ


アスカ(惣流)「ふー、やっと一息つけるわ…ん?」


綾波「……」

弐号機γ『…あんたが残ってるって意外よね』

綾波「セカンド」

弐号機γ『何よ』

綾波「はよ」

弐号機γ『…』イラッ



560: :2014/10/05(日) 02:17:11 ID:
~松代~


トウジ「は~んしーん♪タイガー●♪」ゴシゴシ

整備班のお兄さん「あれ、何してるんだい?」

トウジ「あ、なんやワシが乗るエヴァに赤いカビみたいなんついとったんで掃除しとったんです」

整備班のお兄さん「あ、そう?ゴメンねー俺の不始末だわ…」

トウジ「ええですよ、別に」ハハ


リツコ「トウジくん。そろそろ起動実験よ」

トウジ「あ、すんません」

リツコ「この紳士用プラグスーツを着用してちょうだい」

トウジ「あ、はいぃ!了解しました!」ビシッ



562: :2014/10/05(日) 02:40:53 ID:
ケンスケ「まーもるっも♪せーめるっもくーろがねーの♪」ゴシゴシ

整備班のおっさん「あれ、何してるんだい?」

ケンスケ「ハッ!自分の乗るエヴァに赤いカビみたいなものが付着していましたので掃除しておりました!」ビシッ

整備班のおっさん「それは申し訳なかった。我々の整備不足だ。すまない」

ケンスケ「いえ!」ビシッ


リツコ「ケンスケくん。そろそろ起動実験よ」

ケンスケ「あ、はい!」

リツコ「この紳士用プラグスーツを着用してちょうだい」

ケンスケ「了解しました!」ビシッ



563: :2014/10/05(日) 02:41:53 ID:
赤いカビ「………」



赤いカビ(クソッタレがぁああああああ!!!)




564: :2014/10/05(日) 02:58:48 ID:
リツコ「それではこれより、参号機、及び四号機の起動実験を行います」

リツコ「トウジくん、ケンスケくん。気を楽にしてちょうだい」

トウジ(黒プラグスーツ)『うぃっす!』

ケンスケ(黄色プラグスーツ)『うっひょぉおおおお!!!』

ケンスケ『夢みたいだ!あっは~~ん!!僕があのエヴァンゲリオンのパイロットだなんて!』

ケンスケ『最ッッッッ高ッッッッ!!!ヒョーーウ!!』

トウジ『ケ、ケンスケ!あかん!シンジみたいななったらあかん!』

トウジ『はっ…まさか、シンジがああなのって、エヴァに乗ったから…?』

トウジ『うわぁあああああああ!!降ろして!降ろしてくれんか!』

リツコ「じゃ、始めてちょうだい」


「「「「了解」」」」

トウジ『イヤァアアアアアア!!!』



565: :2014/10/05(日) 03:04:39 ID:
アオイ「第一次接続開始」カタカタ

リツコ「主電源コンタクト」

マヤ「稼働電圧臨界点を突破!」カタカタ

リツコ「了解。フォーマットをフェイズ2へ移行!」

サツキ「フィフス、参号機と接続開始!」

サツキ「及びスィクスス、四号機と接続開始!」

カエデ「両者パルス及びハーモニクス正常!」

マヤ「シンクロ、問題なし!」

トウジ『リツコさん…ワシがキチガイになってしもうたら…妹を、妹をたのんます…!』

ケンスケ『キョーッキョッキョッキョッ!!!にやけたツラが元に戻らないずぇ~?』

リツコ(後で精神汚染されたかチェックした方がいいかしら)



566: :2014/10/05(日) 03:09:06 ID:
マヤ「オールナーブリンク終了!中枢神経素子に異状なし!」

アオイ「参号機、リスト、2550までクリア。四号機、リストは2800までクリア」

カエデ「ハーモニクス、両者異常無し!」

マヤ「参号機が先に到達します。絶対境界線まで、あと2.5!」

サツキ「1.7」

カエデ「1.2」

マヤ「1.0」

「0.8」
「0.6」

「0.4」

「0.2」

「0.1、」

トウジ『神様神様神様神様神様神様!どーかワシの精神を守ったって下さい!』



567: :2014/10/05(日) 03:10:24 ID:
マヤ「絶対境界線、突破します!」



参号機「……」



参号機「ッ!」カッ!




568: :2014/10/05(日) 03:20:47 ID:
マヤ「参号機、起動しました!」

アオイ「引き続き、シンクロテストに入ります」


トウジ『あかんあかんあかんあかんあかんて!ワシがシンジみたいなんになったら妹泣くで!?』




569: :2014/10/05(日) 03:25:27 ID:
マヤ「四号機も到達します!絶対境界線まで、あと2.5!」

サツキ「1.7」

カエデ「1.2」

マヤ「1.0」

「0.8」
「0.6」

「0.4」

「0.2」

「0.1、」

ケンスケ『ハァはァハァハァハァあは…ハァハァ!…うっ!』



570: :2014/10/05(日) 03:28:54 ID:
マヤ「スィクスス、達しました!四号機、起動!」

アオイ「引き続き、四号機もシンクロテストに入ります」


ケンスケ『さ……最高だったよ…ハァハァ…』グヘヘ


マヤ「…」

マヤ「オエッ」

マヤ(気持ち悪い…)



571: :2014/10/05(日) 03:44:21 ID:
MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥|
FIFTH.c:∥|

【鈴原トウジ】シンクロ率:15%


MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥
SIXTH.c:∥∥∥∥

【相田ケンスケ】シンクロ率:28%


マヤ「すごい…!初エントリーでシンクロするなんて!」

リツコ(当然と言えば当然ね…)

リツコ(第壱中学の2年A組。)


リツコ(A組の"A"は"Aランク"のAだもの)フッ




572: :2014/10/05(日) 03:48:02 ID:
アオイ「…シンジくん以来、ね」

カエデ「シンジくんに影響されるとシンクロ率上がるのかしらね?」

リツコ「嫌よ!そんなのあり得ないわ!」


マヤ(シンジくんの話を出されると取り乱すセンパイはぁはぁ)カタカタ



573: :2014/10/05(日) 05:35:42 ID:
~太平洋~

弐号機α『あ゙あ゙あ゙あ゙!!!』


ミサト『何!?どうしたのアスカ!』


弐号機α『やめっ…やめなさいよ!やめなさいよぉ!』


ミサト「!? シンジくん!?またシンジくんなの!?」

弐号機α『イヤァアアアアアア!!!』

ミサト『まさか…エヴァからの精神汚染!?アスカ!!!』



574: :2014/10/05(日) 05:54:30 ID:
シンジ「これはさ、ちょっと前に聞いた話なんだけど。とある幽霊が見えるという二人が山へ入った。二人は『早朝に山から何かを啜る音が沢山聞こえる』という噂を聞いて『本当に幽霊か?』と確かめようとしたのさ。そして二人は早朝に山へ入り……大量のカブトムシを見つけた。そりゃもう、ビッシリ。木を埋め尽くす程のね。それを見た二人は『すごい大量発生だな』と思いつつ『ひょっとして、沢山聞こえる啜る音ってこれの事なんじゃないか?』と考えた。『珍しい事もあるもんだ』それで済まそうとしたんだ。だが気づく。『…あれ?』すぐ近く、その木の近くに虫取りをしてる子供達がいた子供達はこんな事を話していた。『ラッキー!見ろよカブトムシが一匹だけだけど取れたぜ!』……。……え?なんでだ?気持ち悪い程にビッシリとカブトムシが蠢いているじゃないか。なのに何故そんな一匹しかいないなんて言う?何かあのカブトムシは基準を満たしたレアなカブトムシなのだろうか。そして子供達の一人がこちらに来て、まさにビッシリいるカブトムシの大群に虫取網を被せた。『よかったな、カブトムシを大量ゲットじゃないか』そう声をかけると子供は不思議そうな顔をしてこう答えた。『蝉一匹だけじゃん。何言ってんの?』そして、気づく。子供がカブトムシ達に被せた虫取網の枠がカブトムシの体を貫通している事に。カブトムシの足が、無い事に。そう、そして子供には見えないのに自分達は見える。…ああ、そうだ。『ここにいるおびただしい数の大量のカブトムシは、今まで子供に取られてきたカブトムシの霊なのか』と。沢山の啜る音は、おびただしい数のカブトムシが樹液を貪る音だった。まだ食事をしたりないカブトムシの無念、未練がカブトムシ達を幽霊に変えたのだ。これだけの量だ。毎年毎年狩られてきたカブトムシ達はずっと…。永遠に満たされぬ腹を満たすために未だにこの樹木にしがみつき、必死に啜っていたのだ。二人は子供に『あまり虫を取るなよ。虫も生きてるし、幽霊になるんだぞ』そう言った後でダッシュで逃げ帰ったのだった……」ブツブツブツブツブツブツブツブツ


アスカ「いやっ…いやっ…!やめなさいよ…!怖い話するのやめなさいよ…!」プルプル



575: :2014/10/05(日) 06:01:46 ID:
シンジ「わかるかい、式波。一人じゃ怖いかもしれないけど…」

シンジ「今の話みたいに誰かが側に居ればダッシュで帰れるんだよ」

アスカ「それそういう話じゃなかったじゃない!」

シンジ「式波があのデカイ魚っつーかサメみたいにめちゃくちゃでかくてエヴァごと食べられそうなくらい怖くても」

アスカ「いや!やめなさいよ!そんな言い方するのやめなさいよ!」

シンジ「僕が側に居てやるから」テギュ

アスカ「ナナヒカ、いえ、…ヘンタイ… アンタ、アタシを元気づけようと…?」

シンジ「………」

シンジ(いや、単に怯え怖がる姿が見たかっただけだけど)



576: :2014/10/05(日) 06:06:27 ID:
式波「…その殊勝な心がけに免じて、」

式波「ナナヒカリって呼ぶのはやめたげるわ」

シンジ「そらどーも」

式波「よし、ヘンタイ!アンタは使徒との戦いはベテランでしょ!アドバイス頼むわよ!」

シンジ「余計悪くなってんじゃねーか!!」ペチン!

式波「! また来るわ!」


ガギエル「グォォオオォオオォオオ!!」




577: :2014/10/05(日) 06:15:18 ID:
シンジ「いいかよく聞け赤毛ルマン!」

シンジ「やつは魚故にA.T.フィールドが薄い!」

シンジ「更にこちら側はエヴァ3機!中和した上でお釣がくる!」

シンジ「だが肝心のコアはさっき見たけど口の中!」

シンジ「つまり、口を開かせて他の赤エヴァに攻撃させるんだ!」

アスカ「なるほど!すごいじゃない!」



シンジ「でもその口を開かせる役の奴は大体死ぬはずだから他の奴にやらせるんだ!」

アスカ「最低か!!」

シンジ「うるせぇ!!僕は絶対死にたくないんだよ!!!」



578: :2014/10/05(日) 06:22:47 ID:
ガギエル「グォォオオ!」ガブッッ!!


弐号機α『いだっ!!あ゙あ゙あ゙あ゙!!!噛ま゙れた…!!』

弐号機β『式波っ!!』つプログナイフ

弐号機β『どぉりゃあああ!!!』ブスッ!

弐号機β『このまま開きにしてやるわよ!!』ブシャアアアアア!!

ガギエル「ギャアアアア!!!」

弐号機γ『! 不味いわ!今ので足場にしてた艦隊がひっくり返る!!!』


グラッ…………!


ミサト『…へ?マジで?』

艦長「くそぉぉおおお!!だからあんなオモチャと子供に任せるべきではなかったのだ!!」

副長「これでジ・エンドか…」フッ…

ドパァァアアアアアアーン!!!




579: :2014/10/05(日) 06:38:57 ID:
~海中~


弐号機α『………』ゴポゴポゴポ…

弐号機β『……』ゴポゴポゴポ…

弐号機γ『……』ゴポゴポ…

艦隊「「「」」」ゴポゴポゴポ……




580: :2014/10/05(日) 06:40:18 ID:
カヲル「…どうやら、艦隊とケーブルごと海に沈んでるみたいだね」

アスカ(貞本)「さ、最悪…!」

カヲル「ねぇ、」

アスカ「あによ!」

カヲル「君にじゃないよ」

カヲル「ねぇ、シンジくん」

シンジ『何?』


カヲル「なんだか、おもしろい事になってきたね」ニヤッ

シンジ『だよね!チョー言えてる!!』ケラケラ


アスカ「あんたら絶対おかしいわよ!!!」



581: :2014/10/05(日) 06:49:55 ID:
ちょっと休憩。初期の爆発力はどこにいったやら。 

591: :2014/10/07(火) 01:59:17 ID:
貞本「大体なんでそんな余裕なのよ!このままじゃ皆死ぬのよ!?」

カヲル「え?君そんな事もわからないの?」

貞本「! 何か策があるの?あんならすぐに教えなさいよ!」ゲシゲシ

シンジ「え?僕が何故面白いと思うかって?」

式波「ヘンタイは聞かれてないでしょ」

シンジ「僕はね!難しい仕事を任されると燃えてくるタイプなんだよ!」

シンジ「『くっ…!コイツは誰もが嫌がるような難しい仕事だ!』」

シンジ「『…まてよ?だが…』」

シンジ「『―――もしこの仕事を僕がこなしてしまったら?』」

シンジ「『僕ってスッゲーェェエエエエ!!!』」

貞本「うるさい」カチ、off


シンジ「ってなるだろ!」ガッツ!

式波「ちょっと…無視はやめなさいよ」



592: :2014/10/07(火) 02:16:37 ID:
シンジ「というわけで式波、とりあえず脱げよ」クルッ

アスカ(式波)「ハァ!?アンタいきなり何言ってんのよ!!何で脱がなきゃなんないの!///」

シンジ「いや君、たぶん自分じゃエヴァで艦隊牽引しながら泳げないんだろ?」

アスカ「当たり前よ!そんなの世界中の全エヴァパイロットだって出来っこないわよ!大体B型装備なのよ!?」

シンジ「だろ?だから、ほら。脱げよ」グイグイ

アスカ「だから!!なんでよ!アタシが脱ぐとどうなるのよ!?」

シンジ「もーうるパイなー。ちなみに君はこの後どうするつもりなのさ?」

アスカ「…使徒の動き、内部電源量……それらを鑑み、機を見てエントリープラグを海中へ出すわ!」

アスカ「断言するけど、アタシ達が取れる行動選択肢は『エントリープラグで漂流する』しかない!」

アスカ「エヴァに供給されてる艦隊のリアクターはいつまで持つかわからないし!」

アスカ「水中でエヴァはロクに動けない!だから…」

シンジ「だろ?だから脱げよ」グイグイ

アスカ「な ん で だ 」



593: :2014/10/07(火) 02:24:11 ID:
シンジ「だーかーらー。今から僕も弐号機にシンクロする。そんで艦隊を牽引して泳いで戦うの!」

シンジ「だけど僕は服を着てる奴がプラグ内にいると超ノイズになってうまくシンクロ出来ない」

シンジ「つまり、僕が弐号機αへのシンクロに参加するために君に脱げっつってんの」

アスカ「……」

アスカ「は?」


シンジ「うわコイツマジで頭悪いよ」プヒー

アスカ「アンタの言動に驚いてんのよ!!」



594: :2014/10/07(火) 03:06:59 ID:
アスカ「大体!アンタと弐号機αがシンクロ出来るわけないじゃない!」

アスカ「コアの書き換えもしてないし、親和性とか…とにかく無理よ!」

シンジ「じゃ、ちょっと一回シンクロ解除するわ」カチャカチャ

アスカ「人の話聞きなさいよぉ!」



595: :2014/10/07(火) 03:31:34 ID:
~弐号機β~

アスカ(貞本)「んで?あんたは何でそんな余裕なワケ?」

カヲル「……」

カヲル(僕が使徒だとバレてしまうけど…僕が"同化"で弐号機βを動かせば)

カヲル(A.T.フィールドと合わせて…浮上するくらい訳ないからね)

カヲル(――まあ、そんな事は言えないけど。)

カヲル「実際どうするか、って手立てがある訳じゃないんだけど」

アスカ「? うん」

カヲル「…きっと、またシンジくんが凄い事をやってのけてくれるんじゃないかなって期待してんだよ」ニコッ

アスカ「…何よそれ。結局他力本願?期待して損したわ」

カヲル「まあ、見てなよ。僕らはどちらにせよじっとしてるべきだしね」チラッ


ガギエル「……………」ユラユラ…



596: :2014/10/07(火) 04:06:34 ID:
~弐号機γ~

アスカ(惣流)「ああーんもう!何よこれぇ!全然動かないじゃないの!」ガチャガチャ!

綾波「そうね、エヴァは水中では自由と機動性を失うもの。当たり前だわ」

アスカ「じゃあどーすんのよぉ!」

綾波「無理ね。何も出来ないまま私達は沈下していくしかないわ」

アスカ「いやぁ!なんとかしなさいよ!何か考えなさいよぉ!」

綾波「…あなたのA.T.フィールドがもっと強力だったら手はあったのだけど」

綾波「あとは…あの使徒が私達を運搬してくれるのを待つか」

アスカ「出来ると思ってんのぉ?!」

綾波「思ってないわ」

アスカ「ああ…もう…あんたよりシンジ乗った方が、…いや会話のし辛さはどっこいだけど」

綾波「言ってみただけよ~?フーウ。」ニタニタニタニタニタニタ

アスカ「うえ~ん!加持さん助けてよぉ!」



597: :2014/10/07(火) 04:14:15 ID:
~艦隊~

艦長「はいっ!ミサトちゃん『UNO』って言ってな~い!」

ミサト「あっホントだ!いっけな~い☆」テヘッ☆

ミサト「にしても…私達こんな現実逃避してていいのかしら」

副長「あっはっは!いいじゃん!もう我々に出来る事ってこれくらいしかありませんし!」アッハッハ!

艦長「そうじゃそうじゃー!どーせ魚雷撃ってもコア破壊出来んし!オモチャは動かんし!」

艦長「こんな太平洋のド真ん中、海中を沈下中の我々は死ぬしかないんじゃもーん!」

艦長「アッヒャッヒャ!!」

ミサト「大人として…というか艦長ハジケましたね」

艦長「ワシだって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいのだ」

ミサト「…ハジケ……そうね、せめてここに初号機があればシンジくんが…」



598: :2014/10/07(火) 04:58:39 ID:
ガギエル「……」ユラユラ

ガギエル「!」ピク…

ガギエル「ッッ!!」ギュン!



ミサト「? 使徒が海面へ凄い勢いで浮上していく…?」


艦長「UNO!!」

副長「さすがですね艦長!」



599: :2014/10/07(火) 05:14:17 ID:
~太平洋上空、ヘリ~

加持「おいおい…沈んじまったぞ」

パイロット「危なかったですね…この機の緊急機動が間に合って本当によかった…」

加持「ああ、君には感謝してるよ」

加持(…これは…葛城は死んだかもしれないな)

加持(悔しい事に、俺にはネルフに連絡するくらいしか出来ないが…)

プクプク…

加持「……?」

加持「! 避けろ!使徒が来る!!」

パイロット「は、はいっ!」ガシャッ

ガギエル「グォォオオォオオ!!!」ザパァアアン!!!

バクンッッ!!!

ガギエル「っ、」

ドパァァアアアァアアアアアン!!!



600: :2014/10/07(火) 05:25:24 ID:
ガギエル「グルルルル……!」ギロッ


加持(…見つかった、か)チラッ

鞄『……』

加持「ありがとう、助かったよ」

パイロット「いえ。ではネルフ本部へ…」

加持「ああ、それなんだが…寄り道をしてくれないか?」

パイロット「寄り道?!この状況でですか?!」

加持「ああ。葛城やエヴァをネルフに救わせるためにこの海域からは離れなきゃいけない」

加持「だが…だからといって今俺達が本部へ向かえばネルフはロクに戦えるエヴァが無い状態で迎撃する事になる」

加持「俺達が今するべき事は逃亡じゃない。『時間稼ぎ』という戦いなんだよ」

加持「頼む。やってくれないか?燃料ギリギリまででいい」

パイロット「…わかりました」



601: :2014/10/07(火) 05:42:31 ID:
ザパァアアアアアン!!!

ガギエル「グォォオオォオオォオオ!!!」

バクンッ!!!

ヘリ「」ヒョイッ


ガギエル「ッ」


ドパァァアアアアアアン!!!


加持「…だが、心してかかってくれよ?」

ガギエル「グォォオオォオオォオオ!!!」

加持「ここで俺達が喰われたとしても…終わるのは俺と君だけじゃなくて人類の歴史もだからな」ニヤ




602: :2014/10/07(火) 06:21:07 ID:
シンジ「Bewegung fngt an. Der Nervenanschluss fngt an. 」

   〔訳:起動開始。神経接続開始。〕

アスカ(…ドイツ語?へぇ…コイツドイツ語出来るんだ)

シンジ「Synchro-Start.」
   〔シンクロ開始〕

ビーッ!

『error』

シンジ「エラー?…思考言語にノイズが、ねぇちょっと!」

アスカ「何よ!アタシはちゃんとドイツ語で考えてたわよ!」

シンジ「いや日本語で考えてよ!僕がドイツ語しゃべれるわけないだろ!」

アスカ「えっ、でも今」

シンジ「いいから!!!!」

アスカ「…はい」



603: :2014/10/07(火) 06:43:37 ID:
シンジ「よし、これで僕もシンクロに参加出来る」

アスカ「あっそ…」

シンジ「じゃ、そんなインテリア(操縦席の事)の後ろにいないでこっち来てよ」

アスカ(全裸)「イヤよ!!!今アタシ裸なのよ?!」

シンジ「僕だって裸だよ!!!」

アスカ「アンタはいつもでしょう?!アタシはアンタと違って羞恥心があんのよ!」

シンジ「じゃあ動かせないだろ!」

シンジ「いい?あくまでシンクロ出来るのは君なんだよ!親和性とかコアの関係で!」

シンジ「そこに僕が混ぜてもらうだけなの!だから君がインテリアに座ってレバー握ってないと…」

アスカ「イヤ!絶対イヤよ!!」



605: :2014/10/07(火) 06:57:35 ID:
シンジ「へー?じゃあ君はこのまま使徒とロクに戦いもせずにプカプカ浮いてるんだ?」

アスカ「う…」

シンジ「戦う義務も責任も放棄して。君は逃げるのか」

アスカ「それは、」

シンジ「あえて言うけどさ、君の裸が僕一人に見られる事は、人類滅亡より重いのかい?」

アスカ「……!」

シンジ「…まあそこまでイヤならやめとこうか」

シンジ「やる気ない奴に無理強いしても、ね」ハッ

アスカ「……」


アスカ「わかったわよ…やるわ」



606: :2014/10/07(火) 07:16:21 ID:
アスカ「いい?!絶対見るんじゃないわよ?!」ヨイショ

シンジ「そりゃ無理だろ…色んな意味で」

アスカ「このヘンタイ!」

シンジ「違うよヘンタイじゃないよ!」

シンジ「ヘンタイという名の紳士だよ!」


アスカ「…シンジだけに?」

シンジ「そんなミサトさん的ギャグは求めてないよ」



607: :2014/10/07(火) 07:29:33 ID:
シンジ「それじゃ僕を背もたれにするように、僕の前に座って」

アスカ「…変な事したらコロスわよ」ヨイショ

シンジ「保証はできかねる。んでレバーを握って」

アスカ「こう?」

シンジ「違うよ」

アスカ「え?いつも通りに握ったんだけど…どう握るのよ?」

シンジ「握るモノが違うんだよ!」プンスコ!


シンジ「ほら、早く僕の股間のレバーを」

アスカ「ヘシ折っていいなら握ってやるわよ?」



608: :2014/10/07(火) 08:10:15 ID:
シンジ「僕がシンクロ率の補強とA.T.フィールドの発生、痛覚を担当する」

シンジ「操作自体はやっとくれ」

アスカ「わかった…」プルプル

シンジ「…そう固くなるなよ。固くなるとシンクロ率下がるよ」

アスカ「アドバイスどーも。」


シンジ「まあ僕のマイサンは君のお尻で固くなってるんだけどね」ドヤッ

アスカ「……」


ボグシャッ。


シンジ「ちょっとリラックスさせようとしただけなのに…」ボッコボコ

アスカ「ええ、おかげさまで」



609: :2014/10/07(火) 08:23:17 ID:
シンジ「じゃ、行くよ」

アスカ「足引っ張んないでよ」




弐号機α「……」


弐号機α「ッ」カッ!





610: :2014/10/07(火) 08:52:37 ID:
~弐号機β~


アスカ(貞本)「?! α機が泳いでる!?何よアレェ!」

カヲル「ふーん?やっぱりシンジくんがやってくれるか」ニヤ

アスカ「どうやってんのよ!エヴァは泳げないはずでしょ?!」

カヲル「シンジくんは不可能を可能にするのが得意なんだよ」ニコッ

アスカ「あんた何か知ってるんでしょ!私達もやるわよ!協力しなさい!」

カヲル「あいにくだけどわかんないよ。直接聞いてみれば?」

アスカ「そうね!」カチ



611: :2014/10/07(火) 08:57:05 ID:
ちょっと切る。 

615: :2014/10/07(火) 22:01:25 ID:
貞本「ちょっと式波!あんたどうやって――」


式波(全裸)『ハァアアアアアアアア!!!』

シンジ(全裸)『うふぅうううううん!!!』


貞本「」

カヲル「へぇ?」

式波『カムサハムニダカムサハムニダカムサハムニダカムサハムニダカムサハムニダカムサハムニダカムサハムニダカムサハムニダ』

シンジ『アニョンハセヨアニョンハセヨアニョンハセヨアニョンハセヨアニョンハセヨアニョンハセヨアニョンハセヨアニョンハセヨ』


式波シンジ『『シュッポッシュッポッシュッポッシュッポッ!!』』


式波シンジ『『ポッポォォオオォオオッッ!!!』』


貞本「壊れてるぅうーーーー!!!?」ガーン!



616: :2014/10/07(火) 23:24:03 ID:
貞本「まさか、精神汚染!?」

カヲル「シンジくんの精神が溶け出したか」

貞本「あんた何かわかるの?」

カヲル「ようするに。彼女は弐号機αとだけでなく、シンジくんともシンクロした事でシンジくん化してるって事」

貞本「な、なんて恐ろしいの…!」ガタガタガタガタ

カヲル「ダブルエントリー…もしこれがシステム化されたら強いかもね」チラッ


シンジ『ズンズズンズンズンズンズンズン♪』

式波『ドンドコドコドコドンドコドコドコ♪』



617: :2014/10/07(火) 23:27:33 ID:
弐号機α(フェイスオープン)「ウォオオオォォオオン!!!」

弐号機α「ウォオオオォォオオ」スイスイスイスイスイスイ

弐号機α「ウォオオオォォオオォオオ」ワキワキワキワキワキワキ


~艦隊~


艦長「なんと…!」

副長「報告!我々ごと引っ張って、海面へ浮上していきます!」

副長「我々は…!我々は!!彼のお陰で助かります!」

ミサト「…これがシンジくんの、力」



618: :2014/10/07(火) 23:38:43 ID:
シンジ「We are!♪」

アスカ「Fighting♪Dreamers!たっかみぃを目指して♪」

シンジ「Fighting♪Dreamers!♪」

アスカ「なりふり構わず♪」

シンジ「Fighting♪Dreamers!♪」

アスカ「信じるがままに♪」

シンアスカ「「Oli Oli Oli Oh-! Just go my Way~!♪」」



619: :2014/10/07(火) 23:39:03 ID:
シンジ「Right here!Right now!!(Bang!)」

アスカ「ぶっ放せLike a 弾丸ライナー!!!」

シンジ「Right here!Right now!(Barn!)」

アスカ「ぶった斬ってくぜ!Get the fire!」

アスカ「Right here!Right now!(Bang!)」

シンジ「ブッ放せLike a 弾丸ライナー!!」

アスカ「Right here!Right now (Barn!)

シンジ「ブッた斬ってくぜ!Get the fire!」

シンジアスカ「「Barn!!!」」



620: :2014/10/07(火) 23:42:12 ID:
弐号機α「ッ」ジャバッアアアア!!!



~艦隊~

副長「艦隊、他弐号機共々海面を飛び出しました!!」

艦長「総員、ショックに備えよォオオ!!!」

ミサト「ッッ!」


ダパアアアアアアアアン!!!!



弐号機β『イヤァア!?』

弐号機γ(ふやけた)『何よこれェェ!?』



621: :2014/10/07(火) 23:46:55 ID:
シンジ「ドンドコドコドコドコドコドンドコ♪」

アスカ「あんた達!今の内に艦板に上がりなさいっ♪」

アスカ「ドンドコドコドコドンドコドコドコ♪」

シンジ「このまま日本まで泳ぐぜぇええ!!!イヤッハァァァアアア!!!」


弐号機α「グォォオオォオオォオオォオオ!!!」

バシャバシャバシャバシャバシャバシャ!!


ミサト「待って!」

惣流『どうしたの?』

ミサト「……使徒は?」

惣流『…そういえば、見当たらないわね…?』



623: :2014/10/08(水) 00:03:36 ID:
~太平洋上空、ヘリ~


加持「いやぁ…ハハ」

加持「たまげたよ。これがサードの力か」

加持「なるほど、神聖視される訳だ」


ガギエル「グォォオオォオオォオオ!!!」

バクンッッ!!!


パイロット「ダメですッ!もうこれ以上は!!」

加持「ああ、ありがとう。丁度もう大丈夫みたいだしな」

加持(…これなら本部につく前に倒せそうだしな)



624: :2014/10/08(水) 01:05:05 ID:
~各現在地~



 β艦γ
  α
  ↓
  ↓
          A

          加
          ↓
          ↓






     日本



625: :2014/10/08(水) 01:43:03 ID:
~ネルフ本部行きリニア(VIP席)~


冬月「…街。人の作り出したパラダイスだな」

ゲンドウ「かつて楽園を追い出され、死と隣り合わせの地上と言う世界に逃げるしかなかった人類」

ゲンドウ「その最も弱い生物が、弱さ故に手に入れた知恵で作り出した、自分達の楽園だよ」

冬月「自分を、死の恐怖から守る為。自分の快楽を満足させる為に自分達で作ったパラダイス、か…」

冬月「この街がまさにそうだな。自分達を守る、武装された街だ」

ゲンドウ「敵だらけの外界から逃げ込んでいる臆病者の街さ」

冬月「臆病者のほうが長生きできる。それも良かろう」

冬月「第三新東京市、ネルフの偽装迎撃要塞都市…」

冬月「遅れに遅れていた第7次建設も終わる。…いよいよ、完成だな」

ゲンドウ「ああ」



626: :2014/10/08(水) 01:45:16 ID:
冬月「参号機と四号機の事故、"委員会"にはどう報告するつもりだ?」

ゲンドウ「事実の通り、"原因不明"さ」

冬月「しかし、ここにきて大きな損失だな」

ゲンドウ「何も問題はない。第2支部は今後シナリオに特に絡む訳ではなかった」

ゲンドウ「…いや、むしろ絡んでもらっては困るから"潰した"んだがな」

冬月「…"破壊工作員"、剣崎くんかね」

ゲンドウ「ああ。あれはまだ利用出来る」

ゲンドウ「いずれは始末しなければならない駒だがな」



627: :2014/10/08(水) 01:48:46 ID:
冬月「使徒の細胞を埋め込まれたヒト、か」

ゲンドウ「報告によればA.T.フィールドを展開したそうだ。己の意思ではないようだが」

冬月「そうか。むごい事をする」

ゲンドウ「だがこれでわかった」

ゲンドウ「使徒を取り込んだヒトは使徒になる」

ゲンドウ「…侵食されると言った方がいいか」

ゲンドウ「これで"届け物"を最も有効に活用し、絶対安全となる隠蔽方法がわかった」

冬月「…まさか、経口摂取するつもりかね?」

冬月「セカンド・インパクトを起こしたアレを」


ゲンドウ「ああ。きっと極上の味になるだろうな」ニヤ

冬月「…悪食ここに極まれり、だな」ハァ



628: :2014/10/08(水) 01:59:03 ID:
トゥルルルル。トゥルルルル。

ゲンドウ「…鳴ってるぞ」

冬月「そうだな、早くとった方がいい」

ゲンドウ「……」

冬月「はぁー……わかった、私がとろう」ガチャ

冬月「私だ。何事だね?」

『太平洋に現れた第6使徒が本部へ接近中です』

冬月「そうか、わかった。総員第一種戦闘配置だ。急げ」

『了解』



629: :2014/10/08(水) 01:59:59 ID:
冬月「……だそうだ。碇、一仕事だぞ」

ゲンドウ「…面倒だな、何のために弐号機パイロットとフォース、レイとシンジをつけたと思っているんだ」

冬月「来てしまったのだから仕方ないだろう」

ゲンドウ「使えんチルドレンだ」

冬月「面倒臭いのはわかるが口が悪いぞ」

ゲンドウ「…ふん」



630: :2014/10/08(水) 02:10:36 ID:
~第一発令所~

『繰り返す!総員第一種戦闘配置!総員第一種戦闘配置!』


青葉「現在、目標は新横須賀へ向かって侵攻中!」カタカタ

日向「パターン青!使徒です!」カタカタ

伊吹「尚、現在参号機と四号機、パイロット両名が新横須賀へ運搬されています!」

リツコ『ミサトは無事かしらね』ピッ

伊吹「大丈夫です!先程再び交信があり、弐号機αによる牽引でこちらへ向かっているそうです!」

リツコ『そう。ありがと』ピッ

ウィーム。

ゲンドウ「新横須賀に初号機と零号機も運べ」

日向「了解!伝令します!」カタカタ



631: :2014/10/08(水) 02:15:39 ID:
~参号機と四号機~

トウジ「なんてついてないんや…」

トウジ「まさか乗ったその日に使徒との戦いやとは」

トウジ「しかもシンジも渚も綾波も弐号機パイロットもおらん!」

トウジ「一人やないだけマシやけど…」

ケンスケ『そう悲観するなよトウジ!』

ケンスケ『何せ!!あのエヴァンゲリオンに乗って化け物と戦えるんだぜ!!?』

ケンスケ『興!奮!!が!!!』

ケンスケ『止まらない~ん!!!』ヒャッホー

トウジ「不安や……」



632: :2014/10/08(水) 02:24:29 ID:
トウジ「………」


トウジ(シンジもこんな気持ちやったんかな)


トウジ(人類存亡の危機をいきなり自分の肩に乗せられて)


トウジ(色んな大人に後押しされて戦場へ来て)


トウジ(何してくるかもわからん化け物と命懸けの殺し合い)


トウジ(エヴァの操縦方法なんて何にもわからんまま戦わなあかんくって、)




633: :2014/10/08(水) 02:26:33 ID:
シンジ『トウジくんだっけ?そんなにいうならさあ!君ならできるんだよな!?』

シンジ『今すぐ『全人類の存亡』を肩に担いで!!』

シンジ『理不尽と半強制、無茶ぶりの嵐の中で絶対の結果を残さなきゃいけない役目をホイホイ引き受けて!!』

シンジ『僕よりスマートにやれるんだよなあッッ!?』


トウジ「………」

トウジ「すまんなぁ、シンジ。ワイ、ほんまになんもわかっとらんかった」

トウジ「ごめんなぁ、シンジ」

トウジ「ほんまは、こんなに怖かったんやなぁ…」



634: :2014/10/08(水) 02:27:30 ID:
トウジ「……怖いなぁ…」





635: :2014/10/08(水) 02:33:23 ID:
~新横須賀~

加持「ありがとう!君は間違いなく英雄だよ」

パイロット「いえ、お役に立てて光栄です」

加持「それじゃ、俺はこれで失礼するよ」

パイロット「ハッ!」ビシッ

加持「…フィフスとスィクススには荷が重い」

加持「頼んだぜ、サード」スタスタ



636: :2014/10/08(水) 02:43:10 ID:
~第一発令所~

青葉「目標、約1600秒後に新横須賀港に到達します!」


日向「エヴァ参号機、及び四号機は指定配置位置につきました!」

日向「両機、装備はハンドバズーカとシールドです!」

日向「初号機は現在戦車脚部を装備して後方へ配置!」

日向「アタッチメントとして潜水艇を技術部が魔改造した潜水脚部を用意!」

日向「零号機は初号機の隣に配置!」


伊吹「参号機、四号機のシンクロ率、計測中!…出ます!」



637: :2014/10/08(水) 02:49:55 ID:
MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥|
FIFTH.c:∥|

【鈴原トウジ】シンクロ率:13%


MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥|
SIXTH.c:∥∥∥∥|

【相田ケンスケ】シンクロ率:32%




638: :2014/10/08(水) 02:52:47 ID:
冬月「…初日、そして初シンクロとわかっていても不満が残るな」

碇司令「ああ」

冬月「ふむ…、彼は問題児であるし、私個人としてはあまり好きではないが」

冬月「サードの存在はかなりありがたかったのだな」

冬月「ある意味、さすがはお前の息子だよ」

碇司令「ああ、あれは中々優秀な駒だからな」


冬月「…褒められて照れ臭いのはわかるが…口が悪いぞ、碇」

ゲンドウ「…ふん」



639: :2014/10/08(水) 03:02:07 ID:
碇司令『参号機パイロット』ピッ

トウジ「は、ハイッ!」

碇司令『お前は最もシンクロ率が低く、動きは遅い。早め、早めの行動を心掛けろ』

トウジ「わかりました!」

碇司令『バズーカを撃つタイミングはこちらで判断する』

碇司令『お前はバズーカを撃ち、使徒の足止めをする事に徹しろ』

トウジ「わかりました」

碇司令『上手くやれ』ピッ



トウジ「…上手く、て」

トウジ「ワシに出来るわけないやんか…」



640: :2014/10/08(水) 03:07:50 ID:
碇司令『四号機パイロット』ピッ

ケンスケ「ハイッ!!!」

碇司令『お前には多少は機動性が期待できる』

碇司令『常にアウトレンジで戦え』

ケンスケ「了解でありますっ!」ビシッ!

碇司令『…但し』

ケンスケ「?」

碇司令『シンジ達が間に合わない場合は使徒に近接した状態で、モード:Dを起動しろ』

ケンスケ「了解であります!」

碇司令『健闘を祈る』ピッ


ケンスケ「……」

ケンスケ「ん?……モード:D…?」

ケンスケ「…エヴァのモード:Dって、確か…自爆コード、じゃなかった、か…?」




641: :2014/10/08(水) 03:10:03 ID:
リツコ「……」

リツコ「…来るわね」





642: :2014/10/08(水) 03:12:09 ID:
ザパァアアアアアン!!!


ガギエル「グォォオオォオオォオオォオオォオオォオオォオオォオオ!!!」





643: :2014/10/08(水) 03:17:01 ID:
~第一発令所~

青葉「目標、新横須賀に到達!!」

ガギエル『グルルォオ…!』

青葉「!? 目標、宙へ浮遊!!体の周囲に水を纏っています!」

日向「目標の周囲にA.T.フィールドを確認!フィールドの中に海水と自らを内包しているようです!」


冬月「まるで巨大な水槽だな」

碇司令「ああ」



644: :2014/10/08(水) 03:23:25 ID:
冬月「弐号機はまだかね?」

日向「猛スピードでこちらへ向かってはいます!」

日向「ですが、MAGIの予測によると到達まで後、約360秒かかります!」

冬月「早いと言えば早いし、エヴァが泳いでるという時点で驚愕なのだがな」

碇司令「ああ、間に合わない可能性はある」

碇司令「…」カチ


碇司令「参号機、四号機パイロット。聞こえたな?」

『『はい!』』

碇司令「シンジ達が到達するまでの6分間。戦線を死守しろ!」

『『はい!』』



645: :2014/10/08(水) 03:28:13 ID:
ガギエル「グォォオオ…!」ギロ

トウジ「…あれが、使徒」

トウジ「あんなん、何も理解でけへんわ…」

碇司令『参号機パイロット、今だ。バズーカを撃て!』

トウジ「は、はいぃ!!」カチャ!


参号機「……」ノソノソ…

参号機「…」グイッ

参号機「……」ググッ、

ズドォン!!

ガギエル「…」

カキーン!!


冬月「…遅いな」

碇司令「ああ…」



646: :2014/10/08(水) 03:31:11 ID:
碇司令『四号機パイロット、フィールド中和距離まで接近!頃合いを見て撃て!』

ケンスケ「フィールド中和距離!?ど、どのくらい…?」

四号機「…」ノタノタ

ガギエル「……」ギロ

四号機『う、うわぁああ!こっち見たぁああ?!』ノタノタノタノタ

ガギエル「……」



リツコ「あり得ないわ」



647: :2014/10/08(水) 03:34:11 ID:
日向「四号機、一応は中和距離に入りました!!」

日向「参号機、次弾発射!!…外しました!」

青葉「目標は空中をたゆたっています!」

伊吹「四号機、シンクロ率が2%低下!!」


冬月「…不様だな」

碇司令「ああ……」



648: :2014/10/08(水) 03:42:34 ID:
ガギエル「……」

ガギエル「っ」キュォオオ……!

青葉「! 目標のA.T.フィールドに穴が開きました!」


ガギエル「ッッ!!」


キュパッッッ―――ッッ!!


参号機「

四号機「gっ


ズドォォォオオォオオォオオン!!!




649: :2014/10/08(水) 03:44:29 ID:
青葉「な、なんて威力!目標、水圧とA.T.フィールドで巨大な水塊を発射!!」

日向「新横須賀の町が吹き飛びました!!」

伊吹「エヴァ両機、肩部パーツ破損!」

伊吹「両機、シンクロ率更に低下!参号機は稼働域ギリギリです!」


冬月「…また地図を書き換えねばならんな」

碇司令「ああ」

冬月「既に限界に近いが…サードはまだか」

碇司令「……」



650: :2014/10/08(水) 03:51:35 ID:
青葉「! 目標のA.T.フィールド内の海水が減少!」

冬月「凶悪すぎる水鉄砲だな」

碇司令「ああ」


ガギエル「……」ギロ

参号機「…」ノソ……ノソ…


日向「! 目標、参号機に照準をつけたようです!!」

碇司令「四号機パイロット!目標に攻撃しろ!」


四号機『ひ……!う、わ……あ!』


冬月「いかんな…完全に怯えてしまってるぞ」



651: :2014/10/08(水) 03:52:24 ID:
碇司令「何をしている!撃て!!」


四号機『は、はひぃい!!』カチ!カチ!カチ!

ズドォォオオン!ズドォンズドォン!!!

ガギエル「…」

ガキーン!ガキンガキン!!


日向「ダメです!フィールド中和まで、まるで力が足りません!」

冬月「む…二機合わせてもか!」



652: :2014/10/08(水) 03:55:10 ID:
ガギエル「っ」キュォオオ……!

青葉「! 再び目標のA.T.フィールドに穴が開きました!!」

青葉「第二弾、来ます!!」


ガギエル「ッッ!!」


キュパッッッ―――ッッ!!


参号機『あかn――

四号機『マm――


ズドォォォオオォオオォオオン!!!




653: :2014/10/08(水) 03:58:33 ID:
ザザザ!ザザザザザザザザザ…


冬月「どうした!」

日向「今の砲撃でカメラがやられたようです!モニター回復まで少々お待ちください!」カタカタ

日向「……ん?」

日向「―――!」




654: :2014/10/08(水) 04:04:14 ID:
トウジ(あかん……確実にやられた)

トウジ(すまん、サクラ)

トウジ(ワシ死んで……)



トウジ「死んど、らん?」




655: :2014/10/08(水) 04:05:29 ID:
ケンスケ(ああ…エヴァなんて乗るんじゃなかった…)

ケンスケ(死んだな。今のは確実に僕らを潰せる弾だった)


ケンスケ「死ん……」


ケンスケ「…………で、ない?」



656: :2014/10/08(水) 04:06:15 ID:
トウジ「?」チラッ

ケンスケ「?」チラッ


トウジケンスケ「「!!!!」」




657: :2014/10/08(水) 04:07:17 ID:
シュウウウウウ…………




弐号機α「…………」つA.T.フィールド


シンジ「……ふっ」

アスカ「……はっ」


シンジアスカ「「おい!!クソッタレども!!!」」



弐号機α『『 待たせたな!!! 』』


トウジケンスケ「「シンジぃいいいいい!!!」」




658: :2014/10/08(水) 04:11:50 ID:
日向「…っ」ゴシゴシ!

日向「サードチルドレン!及びセカンドチルドレン!」

日向「弐号機αが!!到着し!!A.T.フィールドで防ぎました!!」

冬月「……ああ、わかるとも」

碇司令「ああ」


冬月「碇」

碇司令「なんだ」



659: :2014/10/08(水) 04:12:29 ID:
冬月「…勝ったな」

ゲンドウ「ああ」





660: :2014/10/08(水) 04:15:41 ID:
ミサト『シンジくん、アスカ!お疲れ様!』

ミサト『休んでいいわよ、と言いたいトコだけど、』


ガギエル「グルル……!」イライライライライライラ


ミサト『あれ、さっさと倒してもらえるかしら?』


シンジ「へーい」

アスカ「はーい」


シンジアスカ「「 了解 ! ! ! 」」




661: :2014/10/08(水) 04:24:11 ID:
弐号機α「っ」つプログナイフ


日向「弐号機α、プログナイフを装備!」

弐号機α『ナイフに接続!!A.T.ブレード!!!』

弐号機α『どりゃああああああ!!!』

ガギエル「?!」

ズパァアアン!!!


日向「弐号機α、目標をA.T.フィールドごと切り裂きました!」


弐号機α『どりゃ!どりゃどりゃどりゃどりゃどりゃぁあああ!!!』

ズパァアアン!ズパァアアン!ズパァアアン!!

ガギ/エ/ル「ガ……」


青葉「目標周囲の海水、霧散!!目標の下半身は切り取られました!!」



662: :2014/10/08(水) 05:26:08 ID:
弐号機α『『ぜぇえええい!!!』』

弐号機α『『貫け!!A.T.ランス!!』』

伊吹「弐号機α、A.T.フィールドを槍状へ変化させました!」

ガギエル「ッ、」

ガギエル「グォォオオォオオォオオ!!!」

ガブゥッッ!!!

弐号機α『いだっ?!あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!』


青葉「目標が弐号機αに噛みつきました!」


冬月「"溜め"を狙われたか。技キャンセルは鬱陶しいな」

碇司令「ああ…」



663: :2014/10/08(水) 05:31:28 ID:
弐号機α『あ゙っ……』

バギンッッ!!!

青葉「!? 信じられません!目標、A.T.フィールドごと弐号機αの胸部を噛み砕きましたッッ!!」

伊吹「弐号機α、沈黙!!」

弐号機β『シンジくん!!大丈夫か!?シンジくん!!』

ガギエル「グルルォオ!!!」バッ

ガブンッ!!!

弐号機β『ぐ、あああああ!!』

青葉「弐号機β、腕を食い千切られました!」


冬月「なりふり構わなくなってきたな」

碇司令「ああ」

碇司令「弐号機γ、参号機、四号機パイロット!援護しろ!!」



664: :2014/10/08(水) 05:35:32 ID:
参号機『こ、んの…!』ググッ

参号機『動…け!』

参号機『ぬぁあああ!』ガチャン!

ズドォン!ズドォン!

ガギエル「ッ」バッ

弐号機β『うわぁああ!!!』

参号機『しもた!?すまん!』


日向「弐号機β、参号機のバズーカ弾が命中!!沈黙!!」


弐号機γ『なんでよ!!なんで動かないのよぉお!!』

弐号機γ『私が乗ってるからだわ。ふふ、ふふ…』

弐号機γ『笑うなぁああ!!』



665: :2014/10/08(水) 05:39:46 ID:
冬月「…まさかサードがやられた途端に総崩れとはな」

碇司令「……」ガタッ

碇司令「シンジ」

碇司令「今すぐ脱出して初号機に乗り換えろ」

シンジ『マジでか』

碇司令「ああ」

シンジ『この子は?』

碇司令「あとで回収する。エントリープラグの緊急脱出装置を使え!」

シンジ「はーい」



666: :2014/10/08(水) 05:46:35 ID:
シンジ『そいやっさ!』ガチャン

バシュッ!!!

日向「エントリープラグ、排出!初号機方面へ向かいます!」

碇司令「レイ。お前も脱出だ。セカンド、お前が足止めしろ」

綾波『イエッサー』

惣流『何よ…あたしじゃ倒せないって?』

碇司令「…倒せるのであれば倒せ」

惣流『っし!了解!』

バシュッ!

日向「パラシュートでファーストは脱出しました!!」

弐号機γ「…」バシュ、ガチャン!

ガギエル「グォォオオ!」バ!



667: :2014/10/08(水) 05:53:24 ID:
弐号機γ「ッ!!」つA.T.フィールド

ガギエル「グォォオオ!」

ガブンッ!!!

弐号機γ『な?!何よコイツ!食い破ってくる!!』

青葉「目標の歯先にA.T.フィールドの発生を確認!!」

青葉「フィールドの力場を集中させる事で食い破るようです!!」

惣流『何よそれぇええ!!』

四号機『食らえ!!』ガチャン!

ズドォン!

ガギエル「?! グォォオオ!!」

四号機『っし、命中!!』

四号機『俺だって!パイロットなんだ!シンジだけに任せっぱなしにはしない!!』



668: :2014/10/08(水) 05:56:49 ID:
シンジ『よいしょ!』

初号機「ッ!」カッ!


綾波『よいしょ』

零号機(青)「ッ!」カッ!


日向「パイロットコンバート、完了!」

伊吹「サード、シンクロ率99.89%!」
伊吹「ファースト、シンクロ率48%!」


零号機「ッ!」ドンガドンガドンガドンガ


初号機『またこれかよぉおぉお!!!』ガロガロガロガロ



669: :2014/10/08(水) 06:06:20 ID:
参号機『ワシもやる!今度は外さへん!うりゃあああ!!』

参号機『うぉおおお』ノソノソ

参号機『うりゃあああ』ガチャン、

参号機『うんどりゃあああ』カチ。

ズドォン!

ガギエル「グォ!?」

参号機『くそ、かすっただけかいな!』


弐号機γ『何よ!役たたず!!』

参号機『やかましい!』



670: :2014/10/08(水) 06:10:26 ID:
MENTAL TOXICITY LEVEL

00  :∥∥∥∥∥∥∥∥∥
FIRST.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥
【綾波レイ】シンクロ率:48%

MENTAL TOXICITY LEVEL

01  :∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
THIRD.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
【碇シンジ】シンクロ率:99.89%

MENTAL TOXICITY LEVEL

02.γ :∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
SECOND.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
【惣流・アスカ・ラングレー】シンクロ率:50%

MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥∥
FIFTH.c:∥∥
【鈴原トウジ】シンクロ率:17%

MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥
SIXTH.c:∥∥∥∥
【相田ケンスケ】シンクロ率:33% 

671: :2014/10/08(水) 06:16:35 ID:
碇司令『サード以外の全パイロット!』

碇司令『全力で目標を押さえつけろ!』

『『『『了解!!』』』』

碇司令『シンジ、その後でA.T.フィールドの"槍"を使え!』

初号機『わかったぁああ!!!A.T.…』

碇司令『バカか!まだ早い!!押さえつけさせてから――』


ガギエル「グォ」

パクッ。

初号機『あ』



日向「初号機、目標の口内に侵入!」

トウジ『いやそれ喰われたんやろ』

碇司令「馬鹿が!!!」



672: :2014/10/08(水) 06:23:58 ID:
冬月「碇!落ち着け!」

碇司令「く…」イライライライラ

碇司令「全パイロット!その間抜けごと目標を始末しろ!」

冬月「碇?!」

碇司令「 か ま わ ん 」


『『『『り、了解!』』』』



673: :2014/10/08(水) 06:47:54 ID:
シンジ「うわ…マジか…」

ドゴォン!

シンジ「?!」

弐号機γ『今よ!』ボコスカボコスカ

ガギエル「グォォオオ?!」

零号機『フクロよ!フクロにするの!』ゲシゲシゲシ

ガギエル「ごぎゃああ?!」

参号機『カカト……落としや!!』ゴシャ!

ガギエル「グエッ」

四号機『パンチパンチパンチパンチ!』ゴスゴスゴス

ドゴォンドゴォンドゴォン!!

シンジ「何事?!ねぇ何事?!」

碇司令『バカは黙ってろ』

冬月「碇…」



674: :2014/10/08(水) 06:51:06 ID:
シンジ「くっそぉおお!!殺されてたまるかぁああ!!!」

初号機「ッ、ウォオオオォォオオォオオ!!」


伊吹「?! 初号機、シンクロ率上昇!!」

バキッ…!

シンジ「ウォオオオォォオオォオオ!!」
初号機「ウォオオオォォオオォオオ!!」


伊吹「初号機の顎部拘束具、また壊れました!」



675: :2014/10/08(水) 06:53:54 ID:
シンジ「そうだよ…!よく考えたら僕お腹すいてたんだよッッ!!」

シンジ「秋刀魚定食食べれなかったし!」

シンジ「その後ずっと遠泳してたし!!」

シンジ「育ち盛りの中二だぞ僕はぁああ!!!」



初号機「あぐ。」ガブッ

ガギエル「グォ?!」ビクッ




676: :2014/10/08(水) 06:56:21 ID:
初号機「ウォオオオォォオオン!!」ガブガブガブッ!

伊吹「そんな…!初号機、目標を捕食してます!!」



リツコ「そんな…!まさか、S2機関を自ら取り込んでいるというの?!」

リツコ「あり得ないわ!!」クワッ!




677: :2014/10/08(水) 06:59:58 ID:
弐号機γ『皆!一気にボコすわよ!!』ゲシゲシ

零号機『リンチなら任せて。碇くんからいっぱい教えてもらったの』ゲシゲシ

参号機『ほんまシンジは余計な事ばっか綾波に教えとんな!?』ゲシゲシ

四号機『いいから蹴るぞ!』ゲシゲシ


ゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシ

初号機『食ったれ!食ったれ!』ガブガブガブッ


ガギエル「グォォオオォオオォオオ!?!」


冬月「…酷いな」

ゲンドウ「…ああ」



678: :2014/10/08(水) 07:01:58 ID:
初号機「ウォオオオ」ガブッ、

コア<ぐばっ!

ガギエル「」


ズドォォォオオォオオォオオォオオォオオン!!!


青葉「やりました!!目標、沈黙ですッ!!」




679: :2014/10/08(水) 07:08:43 ID:
・・・・・。

~総司令執務室~

加持「いやはや。また随分とドラスティックな戦いでしたね」

碇司令「ただの泥試合だ」ムス

加持「しかし…まさか、今回の件もシナリオ通りですか?」

碇司令「さあな」

加持「…初号機の覚醒、暴走とシンクロ率をほぼ自在に操るサード。」

加持「そして、今回の戦いで初号機はS2機関を自ら搭載した」

加持「間違いなく、ゼーレは黙っちゃいませんよ?」

冬月「初号機…いや、サードは我々の指示ではなく自らが知らずに勝手をやった」

冬月「これは偶然だよ」

加持「はは、"偶然"、ですか」



680: :2014/10/08(水) 07:16:13 ID:
加持「――――本当に、『偶然』なんですかね?」


冬月「…何が言いたいのかね」

加持「あまりにも不可解過ぎるんですよ、サードの言動全てが」

加持「彼は、彼が知るはずがない事をなぜかよく知っている」

加持「弐号機のプラグ内ログを観ましたが…」

加持「『ダブルエントリー』なんて、本部の技術局にすらない」

加持「なのに、彼はあたかもよく知っているかのようにセカンドに語った」

加持「私が知る他の情報から鑑みても…サードは、"異常"だ」



681: :2014/10/08(水) 07:19:36 ID:
加持「彼は何者なんです?」

冬月「…その件についてはまたこちらで調査する」

加持「しかし、」

碇司令「くどい。」ギロ

加持「…すみません、出すぎた真似をしました」

碇司令「シンジの事などどうでもいい。早くアレを渡せ」

加持「……かしこまりました」つ鞄



682: :2014/10/08(水) 07:23:30 ID:
プシュー……

加持「…既に、ここまで復元されています」

加持「硬化ベークライトで固めてありますが…間違いなく生きてます」

加持「……『人類補完計画』の要ですね」


ゲンドウ『そうだ。最初の人間…"アダム"だよ」ニタリ



683: :2014/10/08(水) 07:27:49 ID:
・・・・。


加持「では、失礼します」

プシュー。ガコム。


冬月「……」

ゲンドウ「……」

冬月「確かに、サードは謎だらけだ」

ゲンドウ「ああ」

冬月「だが、既に調べただろう?」

ゲンドウ「ああ。来た時にな。赤木博士がメディカル面を、諜報部が身辺を。」

ゲンドウ「だが…結果はシロだ」

ゲンドウ「老人達やシンジの伯父、その他組織と繋がりの類いはなかった」



684: :2014/10/08(水) 07:31:35 ID:
冬月「まさかとは思うが。あの子は我々に感づかれないために奇行に走っているのではないかね」

ゲンドウ「……わからん」

冬月「一緒に暮らしている実父でも、か」

ゲンドウ「親子関係などそんなものだ。いくら親でも子を完全に把握などしない」

冬月「…そうかね。私にはよくわからんよ」



685: :2014/10/08(水) 07:37:51 ID:
~医務室~

シンジ「…式波が?!」

リツコ「ええ。そっとしておいてあげて」

リツコ「精神に負担をかけすぎたのよ」

リツコ「…シンジくんとのシンクロ時間が長すぎたわ」

リツコ「限界ギリギリのダメージを受けたのよ。心の最深部までね」

リツコ「…元に戻るのは難しいわ」チラッ


式波(全裸)「ピン!ポン!パン!ポーン!」

式波「おおっとぉ!?これは生魚踊り食いタイムの時間タイムかー?!」

式波「フォーウ!!貪るわ!貪り喰うわよ!」

式波「そんなアタシ!COOL!めっさCOOOOOL!!!」



686: :2014/10/08(水) 07:40:35 ID:
シンジ「………」

式波「あ!シンジ!シンジくんじゃない!やっぽー!」オシリフリフリ♪

式波「あー!ラザニアくいてー!!!」


リツコ「…むごいわね」

シンジ「……なんか、ごめんね。式波……」


式波「アッポォォオオ!!式波選手、タッチダぁああウン!!」ビターン!!




687: :2014/10/08(水) 07:43:40 ID:
~ネルフ本部:某所~


ミサト「カヲルくん」

カヲル「?」

ミサト「…たった今から。あなたをエヴァンゲリオン弐号機αのパイロットに任命します」

カヲル「………」

カヲル「そう。やっぱ彼女、持たなかったんだ」

カヲル「わかりました。引き受けます」

ミサト「…ありがとう」



688: :2014/10/08(水) 07:52:36 ID:
次回予告

ミサト「日常も束の間、第7使徒が現れる」

ミサト「エヴァ全機が出撃し、余裕を見せる第一発令所」

ミサト「しかし、第7使徒は中々タフだった」

ミサト「ようやくコアの同時攻撃でしか倒せない事に気づいたネルフは。」

ミサト「そして、碇シンジとペアを組むのは誰なのか」

ミサト「鈴原トウジと相田ケンスケのエヴァ特訓の結果は」


ミサト「次回、シンジ「僕だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいんだよ」、」


ミサト「『相性悪そうな奴らほど意外と相性いいと見せかけて悪い』」


ミサト「さぁーって!?この次も!?サァービスサービスぅっ!?」




703: :2014/10/10(金) 00:47:23 ID:
~第7ケイジ~


リツコ「………」

初号機「……」

リツコ「S2機関搭載後…第6使徒の肉を取り込んだからなのかしらね」


初号機(下半身復活)「……」


マヤ「まさか失った下半身がまるまる生えてくるなんて」

リツコ「あり得ないわ!!」ガンッ



704: :2014/10/10(金) 00:53:29 ID:

         け
 相    見せか 悪い
  性  と     
   悪 いい性相と
    そ     外
    うな奴らほど意






705: :2014/10/10(金) 01:01:07 ID:
~第壱中~

ヒカリ「あら?今日は皆休みなのね」

綾波「ええ。今日は皆ネルフよ」

ヒカリ「エヴァのパイロットって大変よね…」

綾波「そう?」

ヒカリ「だって、学校や私生活と仕事を両立させなきゃいけないじゃない?」

ヒカリ「私だったら出来ないわ」

綾波「そう」

ヒカリ「綾波さんだって大変じゃないの?」

綾波「わからないわ」

綾波「私。前まではエヴァに乗るのために生まれ、生きていたもの」

綾波「大変と感じた事、なかったもの」

ヒカリ「そう…」



706: :2014/10/10(金) 01:09:54 ID:
綾波「…あ」

綾波「やっぱり私、大変じゃないわ」

綾波「今は前と違う理由で生きているし」

綾波「私生活なんてないようなものという理由もあるけど」

綾波「それがあったとしても大変ではないわ」

ヒカリ「そうなの?」

綾波「ええ」

ヒカリ「今はどんな理由で?」

綾波「…今は」

綾波「碇くんの生き様を眺めながら皆を守る…」

綾波「そのために生きているわ」

綾波「だから。どちらにせよ苦に感じないの」

ヒカリ「そう」ニコッ



707: :2014/10/10(金) 01:18:09 ID:
~ネルフ本部:第6実験室~


リツコ「それでは、弐号機αとフォース、」

リツコ「弐号機β、γとセカンドチルドレンのシンクロテストを始めます」

「「「了解」」」

リツコ「及び、参号機と四号機。フィフスとスィクススのインダクション・モードを開始」


「「「了解」」」

・ 

708: :2014/10/10(金) 01:39:28 ID:
MENTAL TOXICITY LEVEL

02.α.:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
FORTH.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥

【渚カヲル】シンクロ率:99.28%

MENTAL TOXICITY LEVEL

02.β :∥∥∥∥∥∥∥∥
SECOND.c:∥∥∥∥∥∥∥∥

【貞本.アスカ.ラングレー】シンクロ率:49%

MENTAL TOXICITY LEVEL

02.γ :∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
SECOND.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥

【惣流.アスカ.ラングレー】:シンクロ率:51.1%




709: :2014/10/10(金) 01:49:09 ID:
リツコ「やるわね、フォース」

マヤ「機体を選ばないパイロットは珍しいですね」

リツコ「コアの書き換えをしてもやはり相性というのは多かれ少なかれ数字に出るわ」

リツコ「にも関わらず。彼は零号機に乗った時と変わらない」

リツコ(彼女には悪いけれど降板してよかったかもしれないわね)



710: :2014/10/10(金) 01:55:39 ID:
リツコ「フィフスとスィクススはどうかしら?」

サツキ「現在プログラムを23%消化」

サツキ「参号機は100ポイント未満、四号機は600ポイント程度をマークしています!」

リツコ「あら、ケンスケくんやるわね?趣味が生きているのかしらね」


ケンスケ『ビュッゥウウウウンン!バリバリドッカーン!!』

四号機「ッ」バパパ!

マヤ「でも…よくまた乗ってくれる気になってくれましたね、ケンスケくんとトウジくん」

リツコ「最後に友達と共闘できたのがよかったわね」

リツコ「あれがあったから戦う事に光を見いだしたんだわ」



711: :2014/10/10(金) 02:06:01 ID:
トウジ『あかん!めっちゃムズいでこれ!』

参号機「っ、っ、」ノタノタ…パン!パン!

リツコ「彼はあまり射撃とは相性が良くないみたいね」

リツコ「元々シンクロ率が低いのも手伝って鈍重な動きになっているし」

リツコ「トウジくんには近接格闘をメインに教えた方がいいかもわからないわね」

リツコ「彼がシンクロ率をあげられればの話だけど」

マヤ「式波アスカちゃんが復帰したら弐号機αに戻して…」

マヤ「参号機にはフォースを乗せた方がいいかもしれないですね」

リツコ「そうね、復帰できたらの話だけど」



712: :2014/10/10(金) 02:10:42 ID:
マヤ「そういえば…シンジくんもシンクロテストをした方がよかったんじゃないですか?」

マヤ「元通りに下半身が生えたとはいえ動かせるかはわかりませんし」

リツコ「そうね、やりたかったのだけど」


リツコ「今、彼は居ないから」

マヤ「?」



713: :2014/10/10(金) 02:17:46 ID:
~某所~

シンジ(E:アコギ)「っんた、っんた、っんたっんた!」

シンジ「…」ジャラン…

ジャーンジャン♪ジャジャーン♪ジャジャジャーン♪

シンジ「この世に生まれ落ちた♪あの日ィーーにぃっ♪」

シンジ「ボクは世界を抱きしめる事をぉ誓っぁた♪」

ジャーンジャン♪ジャジャーン♪ジャジャジャーン♪

シンジ「『愛していく事』それが全てだと思っていたからぁー♪」

ジャンジャンジャン♪ジャージャーン♪

シンジ「ボクはその誓いの通りに今まで生きてきました♪」

ジャーンジャーンジャーン!

シンジ「だけどふと!立ち止まった時!」

シンジ「ボクは気づいてしまったぁああー、ああーあ♪」

ジャーンジャーンジャンジャン♪



714: :2014/10/10(金) 02:25:25 ID:
シンジ「『あれボクは愛をあげてばかりじゃねぇかな?』♪」

シンジ「『あれボクは愛をもらってないんじゃねぇか?』♪」

シンジ「そーしーてー♪この街で一番高いトコにぃー♪」

シンジ「ボクはすぐさまよじ登り♪」

シンジ「声高らかに 謳 っ た の さ ! 」


シンジ「『誰かボクを愛してください』とぉ!!♪」


シンジ「Oh♪year♪シェケナベイベェー♪」

ジャーン!ジャーン!ジャンジャンジャーン♪



715: :2014/10/10(金) 02:32:26 ID:
シンジ「声張り上げて!コ・エ・張り上げて!↑」

シンジ「愛しかたも愛されかたもワカラナイクセニ♪」

シンジ「ボクはただ♪叫んでっましたっ♪」

シンジ「Oh♪イエーぇええエェエエ!!!!」

ジャーンジャーン♪ジャーンジャーン、ジャーン♪


シンジ「…Thank You.」ジャンッ♪

SEELE01『………』

SEELE02『…』

SEELE03『……』

SEELE04『…』

SEELE05『……』

~~~~~

SEELE12『……』



716: :2014/10/10(金) 02:39:12 ID:
SEELE01『…青臭く、素人丸だしで…若い。だがいい曲だった』

シンジ「ありがとうございます!!」

シンジ「あ、もしよかったらCD買ってくださいね?」

SEELE01『…検討しておこう』

SEELE01『だが、我々は君の歌を聞く為に召喚した訳ではない』


SEELE01『先の第6の使徒との戦いについて問いただしたい事があるからだ』

シンジ「え、何故あの時発売予定のアルバムが発売延期になったかですか?」

シンジ「いや違うんだよアレさ、僕は発売してよって言ったんだけど使徒にビビった会社がさ」

SEELE01『違う』



717: :2014/10/10(金) 02:52:34 ID:
SEELE01『第6使徒を捕食し、S2機関を初号機に搭載した件だ』

シンジ「そう言えばアスカも言ってたけどS2機関ってなんなの?」

SEELE01『S2機関を知らんのか?いやそんなはずはないだろう』

シンジ「自分の常識が他人の常識と同じだなんて思うなよ」

SEELE01『…スーパーソレノイド機関。言ってしまえば"永久機関"だ』

シンジ「A級、帰還…?」

SEELE01『そうだ』

シンジ「それはどんな帰り方なの?ってかB級帰還とかの他が気になるっていうか」

SEELE01『…何と勘違いしたかは知らんが、ようは電源がなくとも永遠に動かせるようになるという事だ』

シンジ「へー…僕も欲しいなー」



718: :2014/10/10(金) 02:57:32 ID:
SEELE01『そこで本題だ』

SEELE01『あれは君の意思か。それとも』

SEELE01『碇ゲンドウの意思k シンジ「いや普通に僕の意思ですが」


SEELE01『…嘘をつくな。ならば何故あの状態で"捕食"という手段で殲滅した』

シンジ「いや…腕噛まれて動かなかったし、口しか動かせなかったからだけど」

SEELE01『………』



719: :2014/10/10(金) 03:47:22 ID:
SEELE03『ふん、どうせ碇ゲンドウと口裏を合わせているに決まっている』

SEELE05『拷問か何かでもするべきか』

SEELE04『待て、大事な最優秀パイロットを失ったらどうする』

やいのやいの

SEELE01『……』

シンジ「………」



シンジ「ねぇ、01の人」

SEELE01『なにかね』



720: :2014/10/10(金) 03:48:24 ID:
シンジ「僕は誰かの都合いいようには生きないよ」

シンジ「僕の行動の結果が誰かの都合に合ってもさ、それは偶々だよ」

シンジ「僕は、いつだって自分本意でしか動かない」

シンジ「人によってはそれを"幼稚"だとか"協調性がない"とか言うのかもしれない」

シンジ「でも、とかく僕はそうとしか生きられない」



シンジ「信じてください」

SEELE01『……』





721: :2014/10/10(金) 03:54:56 ID:
~ネルフ本部、B―1通路~


ミサト「はーつっかれたわねー…」

ミサト「家帰ったら汚い我が家がお待ちかね…」

ミサト「あ~。こう、掃除してくれて美味しいご飯作ってくれて家事をやってくれる人いないかしら」

ミサト「はー……」

式波「キャハハハハハ!!!」ペタペタペタペタペタ!

ミサト「全く…子供は元気ね」

ミサト「……」



ミサト「えっ」バッ



722: :2014/10/10(金) 04:00:37 ID:
ミサト「ちょっとぉ?!今あの子は隔離病棟に収容されてるはずでしょ!?」

ミサト「待ちなさい!」ダダダダダダ!


・・・・・。


式波(全裸)「はいはーい!今からアスカちゃん一発芸やりまーす!」

日向「う、うわぁ!?アスカちゃん何してんの!?」

式波「え?ドイツ語じゃないとエヴァ動かないって?」

式波「んんー!乳首クリクリッヒ!」クリクリクリクリクリクリ

日向「」ガタガタ

式波「バームクーヘン!バームクーヘン!」コマネチコマネチ

日向「」ガタガタ

式波「…笑えばいいと…思うわ?」

日向「へ…?へ、へへ…」ヒク、ヒク…



723: :2014/10/10(金) 04:04:35 ID:
シンジ「待たれい!」ドン!

式波「あ~んシンジ!まってたわよ~♪」ペタペタペタ

日向「い、今のうちに!」タタタ

シンジ「僕もさハニー!」ペタペタペタ

式波「好きよシンジ!シンジぃ~!」ペタペタペタ



式波シンジ「「ここで会ったが100年目ぇええエェエ!!」」バキャアアア!!!


日向「ク、クロスカウンター!?」



724: :2014/10/10(金) 04:09:51 ID:
シンジ「左右に首ふって、ワン・ツー!」ドズン!ドズン!

式波「ぐ、はぁっ!!」

日向「な!ボクシング!?やめるんだ君達!」

シンジ「出すぞ!今まで練習してきた事を出すぞォオオ!!!」

シンジ「2年前から今までワカサギ釣りをしてきたのは全てこの瞬間のため!」

日向「ボクシング関係ないよね?!」

シンジ「必殺――――」

式波「金的キッークッヒ!!」ゲシッ!

シンジ「はうっ?!」

式波「出すわよォオオ!今まで練習してきた事出すわよォオオ!!」



725: :2014/10/10(金) 04:15:42 ID:
~五年前~

式波「いっひりーべりっひ!いっひりーべりっひ!」

式波『ふう!今日も『楽しいドイツ語』を1ページ終わらせたわ!』

式波『…この教科書にミートソースかけたらいい臭い放つんじゃないかしら』

式波『ミートソースボンバぁああー!!』ドパァン!

式波『……』クンクン

式波『ミートソース教科書くさいっ!』ブンッ!



式波「…あの練習を!今こそ出すのよ!」

日向「まるで意味がわからないよ!?」



726: :2014/10/10(金) 04:19:36 ID:
式波「必殺喉つき!」ドスッ

シンジ「おぐぇっ」


シンジ「」ドサ

式波「勝ったわー!アタシは勝ったのよー!ママー!!」ガッツガッツ!

日向「し、シンジくん大丈夫かい?!」ササッ

シンジ「ご…ご…」

日向「ご?」


シンジ「ゴルバチョフ」

シンジ「」バタッ

日向「」



727: :2014/10/10(金) 04:25:13 ID:
式波「ねぇそこのオールバック眼鏡」シュバッ!

日向「うわぁ!な、なんだい?」

式波「……」

式波「眼鏡クラッシュ!!」チョキ

日向「ぐはぁっ?!」パリーン!

式波「眼鏡ゲーッツ」

日向「目が!?目がぁああ!!」

式波「何よ!二尉のクセに大佐の真似してんじゃないわよ!」ペチン!

日向「いたっ!」

式波「イヤッホー!このまま有明海まで行くわよー!」ペタペタペタペタペタペタ

日向「眼鏡が…持っていかれた」

日向「ダメだ、僕には手に負えない…」ガクッ

ミサト「!」

ミサト「日向くん!?どうしたの!」



728: :2014/10/10(金) 04:30:03 ID:
青葉「フンフン、フフーン…」

青葉「シンジくんにアコースティックギター貸してくれって言われて貸したけど」

青葉「楽器弾けたんだな。今度一緒にセッション誘ってみよっかな」


式波「ロン毛の背中にどーん!!」ドロップキッーク!

青葉「がっ?!」

ずしゃああああ!

式波「フォウ!フォウ!フォーウ!ビクトリー!」

青葉「な、何事…?」

シンジ「待ってよ式波ー!」ペタペタペタ

式波「シンジ!会いたかったわー!」ペタペタペタ

青葉「シンジくん?!」



729: :2014/10/10(金) 04:34:39 ID:
シンジ「会いたくーって♪会いたくーって♪」

式波「アスカも思わずビーストモード!」バキッ!

シンジ「ぐはぁっ?!」ドサ


式波「マぁンマミーヤ!」ピョイン!ピョイン

式波「イクワヨー」ペタペタペタペタペタペタ……


青葉「走り去っていった…シンジくん、大丈夫か?」

シンジ「まあ、なんとか…」

青葉「ギター、よかったかい?」

シンジ「あ、はい!ありがとうございました。また後で持っていきますね」

青葉「ああ…ところで彼女は?誰が彼女を隔離病棟から」



730: :2014/10/10(金) 04:37:31 ID:
シンジ「あ、僕が彼女の封印を解き放ちました」

青葉「何してんの?!」


           ハジケ
シンジ「だって…一緒に遊びたくて…」

青葉「うわぁ…とんでもないモノを檻からだしちゃったなシンジくん…」



731: :2014/10/10(金) 04:45:06 ID:
式波「うらぁああああ!!」ペタペタペタペタペタペタ!


ゲンドウ「……」スタスタ

式波「おっさーん!」ペタペタペタペタペタペタ!

ゲンドウ「む…?」クルッ

式波「髭が…」ガシ!

ゲンドウ「?!」

式波「もじゃいんじゃぁああ!!」ブチブチブチィッ!

ゲンドウ「いだだぁあああああ!!?」

式波「不潔よ!剃りなさいよ!あの髭剃りの時の超笑顔で!!」

ゲンドウ「ぐ、あ……!」

ドサッ。


式波「他愛ない」 ドン!




732: :2014/10/10(金) 04:51:20 ID:
SEELE02『キール議長。良かったのか?』
SEELE01『ああ。あれ以上の拘束は無意味だ』

SEELE03『…しかし、困りましたな』

SEELE03『もし補完計画の最後までいった時。最後の手段となり得ぬかもしれん』

SEELE04『左様。彼を"依り代"にするならば"欠けた心"と絶望がいる』

SEELE08『何を。人を絶望させる、壊す手段など幾らでもある』

SEELE011『…タブリスが成功させるやもしれんぞ』

SEELE01『うむ……』



733: :2014/10/10(金) 05:01:27 ID:
SEELE01『…タブリス』

カシャン……

カヲル「何?」

      エンジェルバスター
SEELE01『".同族殺し."が終わる時、こちらも奥の手を使う』

カヲル「へぇ、本当にアレをやんの?」

SEELE01『そうだ。ネルフのエヴァ…戦力を裂かねばならん』

SEELE01『必要なのは初号機パイロットの心を徹底的に折る事だ』

SEELE01『今後、シナリオもその方針をベースに修正する』

カヲル「ふーん」



734: :2014/10/10(金) 05:08:11 ID:
SEELE01『"友逹ごっこ"はそれまで、だ』
カヲル「…わかったよ」

SEELE01『一つ聞く』

カヲル「何?」

SEELE01『サードと親密でも彼の真意はわからぬのか?』

カヲル「わからないね」

カヲル「きっと誰にもわからないよ。元より、ヒトの心なんてモノは」


カヲル「…むしろ僕が知りたいくらいだし」



735: :2014/10/10(金) 05:14:16 ID:
・・・・・。

~第一中~

BGM:らららこっぺぱん


トウジ「ほんで?式波っちゅーやつは?」

ケンスケ「ミサトさんに麻酔銃撃たれて回収されたってさ」

シンジ「へー」

綾波「そういえば今日転校生が来るらしいわ」

カヲル「へーそーなんだ?」

シンジ「可愛い子かな!」

綾波「残念だけど、セカンドよ…」

シンジ「そっかー…」シュン

トウジ「お前ら失礼すぎちゃう?」



736: :2014/10/10(金) 05:21:25 ID:
根府川「今日は転校生を紹介する」

ガラッ。

ケンスケ「うあー…可愛いぃい!?」

トウジ「なんやごっつ可愛いやん!!」


アスカ(貞本)「貞本・アスカ・ラングレーです」

アスカ「よろしくお願いします」ニコッ


シンジ「あ、すげー外行き用のペルソナ被ってやがる」

綾波「やれやれ。女は怖いわね」

カヲル「君も女だろ」



737: :2014/10/10(金) 05:25:50 ID:
トウジ「うわーうわー激マブやん!」

ケンスケ「チョ―――好み!!」


シンジ「…? トウジ達はアスカ達と顔合わせしなかったの?」

カヲル「ああ、昨日?彼女が嫌がったんだ」

カヲル「『めんどいから』、だって」

シンジ「ふーん」



738: :2014/10/10(金) 05:31:30 ID:
シンジ「ん?でもさ、惣流には会ったろ?餃子の時」

シンジ「式波も合わせてだけど顔なんて殆ど同じじゃん。髪の色ちょっと違うくらいで」

カヲル「さあ?そこまでは知らない」フルフル

シンジ「ねぇ、トウジとケンスケ」

シンジ「惣流と変わらないじゃん?何でその反応なわけ?」

トウジ「アホぉ!ワシらは内面も見とるんじゃ!」

ケンスケ「そうだそうだ!同じ"アスカ"でも見た目と中身も伴って――」

シンジ「でも第6使徒の時にトウジ達に怒鳴ってたのアイツだよ?」

トウジ「マジで?なんやアイツ性格ブスやな!」

ケンスケ「見損なったよ!」

アスカ「…」ピキッ#



739: :2014/10/10(金) 05:42:16 ID:
「かっこいーよねー彼女!」
「見てあの髪!赤入った金髪よ?ほらサラサラ…」
「マジでカワイーじゃん」
「それに見ろよあのスタイル!」
「腰の高さが違うぞ」

ヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソ

アスカ「……」フフン

「帰国子女だって…やっぱススんでんのかな~~」
「オレぜったいアタックするぜ」
「バーカムリムリてめーじゃよ」

アスカ(ま!クラスのガキ騙すくらいわけないわよね~)

アスカ(あたしは加持さん一筋だしィ?見た目はサイコーだしィ?)

アスカ(ホーッホッホッ。精々高嶺の花と崇めなさい!)



740: :2014/10/10(金) 05:46:53 ID:
シンジ「でも実は性格超悪いんだよ」
「は?何言ってんだよ」

アスカ「…」ピキッ

綾波「マジよマジで」
ヒカリ「えーウソ~?でも本当なの?」
カヲル「本当だよ。あんな性悪は見た事ないね」
「うっそだー!」
「あんな女神みたいな子がそんなな訳ないだろ?」

ヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソ

アスカ「…」イライライライラ

トウジ「でもほんまやで?ワシ罵倒されたし」
ケンスケ「パイロット顔合わせの時、アイツぶっちしたし」
「えーやだーほんとー?」
トウジケンスケ「「ほんまほんま」」

アスカ「……」イライライライライライライライラ



741: :2014/10/10(金) 05:50:15 ID:
シンジ「あっ」ポロッ

シンジ(タッチペン落とした)

アスカ「…」ヒョイ

アスカ「はい」

シンジ「あ…ありがとう」


タッチペン←噛んだガム巻かれた

シンジ「」



742: :2014/10/10(金) 06:05:46 ID:
シンジ「酷いや!!貞本!!」ガタッ!

アスカ「?!」

シンジ「僕に何の恨みがあってこんな事したんだよ!」つ\

アスカ「え…?あたし、そんなの知らないです!」

シンジ「何かわいこぶってんだよ!」ぷんすか

カヲル「シンジくん、大丈夫だ!」

カヲル「彼は全てを撮っていたからね!」

ケンスケ「おうよ!」つカメラ

アスカ「くっ…!」

ヒカリ「…ちなみに何で授業中にカメラ回してたの?」

ケンスケ「………」

カヲル「……」

ケンスケカヲル「「……」」メソラシ

ヒカリ「ねぇ」



743: :2014/10/10(金) 06:25:53 ID:
ケンスケ「い!今大事なのは貞本がシンジに何かしたか確認する事だろ!?」

カヲル「そうだよ!論点のすり替えしてまでそいつ守りたいのかよ!」

ヒカリ「後で他に撮ったの見せなさいね?」ニコッ

・・・・・・・。



744: :2014/10/10(金) 06:27:22 ID:
「ないわー」
「ひっでー…同じパイロット仲間だろ?何であんな事」
「サイテーよねー」
「オレアイツ嫌いだわ」
「マジクソだよな」

ヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソ

アスカ「……」グスッ


トウジ「自業自得やな」

綾波「四面楚歌ね」

ヒカリ「因果応報よ」

シンジ「信賞必罰だよ」

ケンスケ「覆水盆にかえらずだな」

カヲル「禍福は糾える縄の如しだね」

アスカ(何よぉ!!ちょっとしたイタズラじゃない!)



745: :2014/10/10(金) 06:30:43 ID:
~昼~


アスカ「教室居づらい…」

アスカ「あーあ、あんな事やんなきゃ良かった」

アスカ「明日からネルフの用事だって言って学校休みまくっとこうかな…」

アスカ「……とりあえずはトイレでごはんを、」

シンジ「…ん?」ペタペタ




746: :2014/10/10(金) 06:32:45 ID:
~女子トイレ~


アスカ「誰も居ないわよ…ね」

アスカ「はー…このアスカ様が便所飯なんて…サイアク」ガチャ



シンジ「よ!」

アスカ「?!」バタンッ!




747: :2014/10/10(金) 06:36:34 ID:
アスカ(どういう事?!ねぇちょっと?!)

シンジ「入るんだろ?早くしろよ」ガチャ

アスカ「はあ?!何言って…」

アスカ「!」ニヤ

アスカ「あーあ。もし今あたしが叫んだら…あんたどうなるかしらね…?」ニヤニヤ

シンジ「へ?」

アスカ「せーの!」


シンジ「いつもの事だって言われるだけだと思うけど…」

アスカ「助 け ッ …ええ?!」



748: :2014/10/10(金) 06:40:11 ID:
アスカ「あ、あんたいつもここでご飯食べてんの…?」

シンジ「ンなわけねーだろ脳髄腐ってんのか」

アスカ「いや常時全裸の男に言われたくないわ」

シンジ「まあ気にせずゆっくりしてけよ」グイッ

アスカ「はあ!?やだちょ」


バタンッ。




749: :2014/10/10(金) 06:47:31 ID:
シンジ「まあ座れよ」

アスカ「触んないで!」ペチ

アスカ「あーっ!もうっサイアクッ!!」

アスカ「イタズラも許せないあんたの器が小さいせいであたし嫌われ者じゃない!」

シンジ「……」

アスカ「何よその顔!!」ゲシッ

シンジ「…まあいいや。それよかご飯食べよ?」ゴソゴソ

アスカ「はぁ!?あんたとなんか食べるワケないでしょ!」

アスカ「しかもこんな汚いトイレで!」

シンジ「ん?あ、そうだね。確かにわざわざここを使わなくてもいいや」

アスカ「…ッチ、早く出ていきなさいよ」



750: :2014/10/10(金) 06:58:53 ID:
シンジ「いや君もだよ」ガシ

アスカ「は?やだちょっ痛っ」


シンジ「走れー♪走れー♪シンジさん♪本命穴馬掻き分けてー♪」

アスカ「あああああ!?足を持つな!引きずるなぁああ!!」

ズルズルズルズルズルズルズルズルズル……


\あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!/


「「「………」」」


ケンスケ「ぱん」

トウジ「ツー」

カヲル「まる」

綾波「みえ」

ヒカリ「碇くん仕返しが酷いわ」



751: :2014/10/10(金) 07:01:40 ID:
~碇シンジ専用トイレ~

シンジ「どうせなら綺麗な方がいいよね!」

アスカ「あんたバカァ!?そういう意味じゃ…」

シンジ「早く食べないと時間ないよ?」ゴソゴソ

アスカ「…ちっ」ゴソゴソ



752: :2014/10/10(金) 07:07:36 ID:
シンジ「あ、それアレでしょ?ほが弁の『ガーリー弁当』」

アスカ「それが?」

シンジ「それ可愛い優先しすぎて量少ないし…良かったら僕の弁当ちょっとあげるよ」

アスカ「ふーん?むしろ全部寄越しなさいよ」

シンジ「それは許さん」

アスカ「…ってあんたの弁当…重箱?」

シンジ「うん。今日は奮発したんだ」



753: :2014/10/10(金) 07:12:59 ID:
シンジ「一段目がうな重で」

シンジ「二段目がイクラ丼」

シンジ「三段目が天ぷら丼」

シンジ「四段目が焼き肉丼」

シンジ「五段目はビビンバ」

アスカ「全部どんぶりもの?!」ガーン!



シンジ「好きな段あげるよ」

アスカ「段単位!?食べきれないわよ!」



754: :2014/10/10(金) 07:17:09 ID:
・・・・。


アスカ「美味しいけど…これ手作り?」モグモグ

シンジ「そうだけど」

アスカ「ふーん……」モグ

シンジ「あのさ、さっきの事なんだけど」

アスカ「…何よ」

シンジ「僕も変に騒いで悪かったよ。ゴメン」

アスカ「……なによ…」


アスカ「あたしも、その……悪かったわよ」



755: :2014/10/10(金) 07:22:24 ID:
シンジ(イヤホン)「シェケハー!」クイクイ

アスカ「話聞きなさいよぉおお!!」


シンジ「え?ゴメンなんだって?」

アスカ「…だからぁ、…あたしが悪かったわよ…」

シンジ「ん。じゃ、許す」

アスカ「…ふんっ」

シンジ「あー、色々あったけどさ」

アスカ「あによ」

シンジ「全部水に流して、これからは仲良くしようよ」ニコッ

アスカ「……」

アスカ「わかったわ。仲良くしてあげる」



756: :2014/10/10(金) 07:24:45 ID:
シンジ「お前さぁー、その上から目線やめロッテー」

アスカ「はーン?あんたは私より下だもーん?」


シンジ「へいへーい」ツンツン

アスカ「へいへーい」ツンツン



757: :2014/10/10(金) 07:37:37 ID:
/ウウー!!!ウウーウウー!!!\


アスカ「えっ?」

シンジ「へっ?」


/『特別非常事態宣言が発令されました』\


/『付近の住民は速やかに指定のシェルターへお急ぎください』\



/『繰り返します―――』\





758: :2014/10/10(金) 07:47:57 ID:
~第一発令所~


青葉「警戒中の巡洋艦『はるな』より入電!」

『紀伊半島沖にて巨大な潜航物体を発見』

『データを送る!』

日向(予備眼鏡)「分析波長パターン、青!」

日向「間違いありません!使徒です!!」


冬月「うむ。…総員第一種戦闘配置!!!」

冬月「エヴァパイロットを全員召集だ!」

碇司令「…エヴァ全機、発進準備だ」


「「「了解!!」」」



759: :2014/10/10(金) 08:01:35 ID:
ミサト『みんな!今回の敵はまだ海にいるの!』

ミサト『エヴァ全機が出撃する事もあるし、上陸直前の目標を水際で迎撃するわ』

ミサト『初号機と弐号機β、αと参号機、零号機と四号機でペアを組んで戦って!』

ミサト『もちろん状況によってまた変えるけど、各ペアで交互に目標に対し波状攻撃!』

ミサト『初号機と弐号機βは接近戦で行くわ!』

ミサト『地上に出たら電源補給、間髪入れずに、よ!いいわね二人とも!』

貞本『はーい!オッケーミサト!』

シンジ『うーす』ピコピコ

ミサト『シンジくん!何ゲームやってんの!切りなさい!!』

シンジ『ゲラゲラポー♪ゲーラゲラポー♪』ピコピコ

ミサト『妖怪ウォッ●やめなさい!』



761: :2014/10/10(金) 08:16:38 ID:
零号機「」バシャン!

初号機「」バシャン!

弐号機α「」バシャン!

弐号機β「」バシャン!

弐号機γ「」バシャン!

参号機「」バシャン!

四号機「」バシャン!


伊吹『零号機、初号機、弐号機αβγ、参号機、四号機がリニアラインよりリフト・オフ!』



762: :2014/10/10(金) 08:17:16 ID:
零号機「っ」ガシャン!

初号機「っ」ガシャン!

弐号機α「っ」ガシャン!

弐号機β「っ」ガシャン!

弐号機γ「っ」ガシャン!

参号機「っ」ガシャン!

四号機「っ」ガシャン!


伊吹『全機、アンビリカルケーブル接続完了!送電開始!』




763: :2014/10/10(金) 08:22:16 ID:
零号機「っ」ガチャ!

初号機「っ」ガチャ!

弐号機α「っ」ガチャ!

弐号機β「っ」ガチャ!

弐号機γ「っ」ガチャ!

参号機「っ」ガチャ!

四号機「っ」ガチャ!


伊吹『零号機、パレットライフル』

伊吹『初号機、トンファー』

伊吹『弐号機αβγ、ソニックグレイブ(長槍)』

伊吹『参号機、サブマシンガン』

伊吹『四号機、スナイパーライフル装備!』



764: :2014/10/10(金) 08:26:48 ID:
ズズズ……ズズズ…

ズザザザザ………


ドドドドドドドドドドドド!!!!


参号機『来よったで…!』

四号機『最初、僕が撃つよ』

零号機『私は牽制射撃を』

弐号機α『シンジくん、援護は任せろ』

初号機『ヨーデルヨーデルヨーデル♪』

弐号機γ『いやだからゲーム切りなさいよ!』

弐号機β『あたしが一番槍ね!』



765: :2014/10/10(金) 08:29:53 ID:
ズザザザザ………


ドドドドドドドドドドドド!!!!


イスラフェル「ッ」

ドバァアアアアアアン!!!

イスラフェル「フシュー…ルルル…」


ミサト『攻撃開始!!!』


『『『『『『『ウォオオオオオ!!!』』』』』』』




766: :2014/10/10(金) 08:30:58 ID:
今回はここまで 

769: :2014/10/10(金) 23:01:15 ID:
弐号機β『いっくわよ!』ザバザバザバザバ

シンジ「!」キュピピーン!

シンジ「A.T.フィールド!足の裏に形成!!」


初号機「ッ!」


シンジ「伸びろ!!」


初号機「っ!」ドンッ!


弐号機β『な、何よそれェ?!』


日向「初号機、A.T.フィールドを伸ばして目標へ高速接近!」



770: :2014/10/10(金) 23:02:36 ID:
イスラフェル「?」


初号機『一番槍は!』

初号機『僕じゃボケぇええ!!!』ブンッ!


めここっ。


イスラフェル「?!」


初号機『だらっしゃあああ!!!』バッキャアアアアア!!!

イスラフェル「ッッ?!」


フワッ……


サバァアアアアン!!!


日向「目標、初号機の殴打で後方へ吹き飛ばされました!」



771: :2014/10/10(金) 23:08:41 ID:
弐号機β『ちょっとぉ!?あたしがやるって言ってんでしょ!?』

初号機『うるせぇ黙れ!僕が一番!お前は二番!どぅーゆーあんだすたん!?』

弐号機β『あんだすたん出来ないわよ!!ふざけんな!』

弐号機γ『バカ!早く追撃しなさいよ!…もうっ!あたしが行くわ!!』

弐号機γ『でりゃあああ!!』ザバザバザバザバ

イスラフェル「」コォォオ…!


「青葉目標の体内に高エネルギー反応!!加粒子砲、来ます!」


四号機『援護するぜ!』ガチャ…パァン!!

イスラフェル「?!」ゴハッ


日向「目標に四号機のライフルが命中!」

青葉「高エネルギー反応、加速が一時停止!」



772: :2014/10/10(金) 23:10:10 ID:
× 「青葉目標の体内に高エネルギー反応!!加粒子砲、来ます!」


○ 青葉「目標の体内に高エネルギー反応!!加粒子砲、来ます!」




773: :2014/10/10(金) 23:16:07 ID:
弐号機β『どぅぉおりゃああああ!!!』

初号機『だがさせない!』ゲシッ

弐号機β『はぁ!?』コケッ!

弐号機β「」ザバァアアン!!


初号機『チェストォオオ!!!』バキョッ!!
イスラフェル「ッッ!?」

サバァアアアアン!!!


日向「初号機の水平チョップが目標に直撃!」

青葉「目標、更に後方へ吹き飛ばされました!」

初号機『三撃目……サードチルドレン…!』

初号機『三回目の攻撃は誰にも譲れないんジャイ!!』

弐号機γ『今までそんなの気にしてなかったじゃないの!』

初号機『当たり前だ!今から拘る事にしたんだもん!もんもんもーん!!!』



774: :2014/10/10(金) 23:33:42 ID:
ミサト『シンジくん!!!戦闘の邪魔しないで!!』

シンジ「( ・ 3・)~♪」

ミサト『シンジくんッッ!!!!!』ブチィッ!!

シンジ「うるせぇミサ婆さんだ」off

ミサト『あとdブツッ

シンジ「トウジ!ケンスケ!アスカ達は役に立たない!」

アスカ'S『『あんだと』』

シンジ「アンビリカルケーブルを取ってこっちに来てくれ!!」

参号機『せやかて命令と』

シンジ「屋上、パンチ、病院。……もっかい?」

参号機『よっしゃ行くでぇええ!!』バキャン!

伊吹「?! 参号機、アンビリカルケーブルを外して…目標へ!?」

ミサト『シンジくんんん!!!!おまっ…本当に後で殺すわよ!?』



775: :2014/10/10(金) 23:59:58 ID:
シンジ「ケンスケ!!」

四号機『悪いけど行かないよ!』パァン!パァン

イスラフェル「っ、っ、」

四号機『俺の上官はミサトさんだし、武器は遠距離用だし!』

四号機『シンクロ率も低いからスピード求められる接近戦は出来ないよ』

シンジ「頼むよ。S2機関積んでんのは初号機と参号機、四号機だけなんだ」

四号機『それが?』パァンパァン!

シンジ「あいつ…おかしいんだよ」

イスラフェル「…」グビュル

シンジ「あいつ、撃たれたり殴られても立ち直りや自己修復速度が今までの使徒と段違いなんだ」

シンジ「弐号機達の槍とか…"切断"をされたら増える気がする」

シンジ「ほら、ゲームの敵キャラとかでいるだろ?切っても切っても無限増殖する奴」



776: :2014/10/11(土) 00:05:03 ID:
シンジ「それに似てるんだよ。もし小さくなりすぎた人間サイズの使徒が街へ行ったら?」

シンジ『アスカ達には言っても聞かないだろうから実力行使したけどさ』

四号機『…憶測だろ?』

シンジ「推論だよ。後は使徒戦ベテランとしての勘」

四号機『…はぁー。わかったよ、後で俺も一緒にミサトさんに怒られるよ』

シンジ「ありがとう」

四号機『なあに、いいって事さ』


伊吹『初号機、四号機、アンビリカルケーブルを外しました!』

ミサト『あんた達言うこと聞きなさいよおんどれー!!!』



777: :2014/10/11(土) 00:27:54 ID:
四号機『うぉおおおお!!!』ドンガドンガドンガ

四号機『うぉおおおお!!』ザバザバザバザバ

弐号機α『シンジくん、僕に何か出来る事は』

シンジ「じゃあちょっとケーブルつけたまま来て」

弐号機α『了解!』


冬月「碇、いいのか?独断専行が目立つが」

碇司令「……」

冬月「そうか。わかった、様子見しよう」

碇司令「……」



778: :2014/10/11(土) 00:34:09 ID:
弐号機β『よくもやってくれたわね!バカシンジ!』ブンッ

初号機『何感情的に味方に攻撃してんだよ!お前がバカだよ!』ヒョイ

弐号機β『あんた数十秒前の自分の行動思い出しなさいよ!』ブンッ

初号機『ゲーム?』ヒョイ

弐号機β『違うわ!』


零号機「…」パラタタタ!

イスラフェル「グギャアア!」

参号機『おらおらぁ!』バキッ……バキッ!


初号機『よいしょ』ガシ

弐号機β『へ?』

初号機『飛んでけぇええぇええ!!』ブンッ

弐号機β『は?!イヤァアア!!』

イスラフェル「?!」

   \ガシャアアアン!!/ 

779: :2014/10/11(土) 00:39:19 ID:
日向「弐号機β、沈黙!!」

初号機『よし、邪魔は消えた!』ガシ

初号機『ふん!』ポイ

弐号機γ『ちょっと!?あたしに投げないでよ!』

初号機『パスだよ。そこらへんに置いといて』

弐号機γ『扱いひどっ!』

初号機『妥当な扱いだよ』

初号機『ほら…アレだよ。「好きな子ほど弄り倒したい」ってやつ』

弐号機γ『わからなくはないけどTPO考えなさいよ!!』


貞本「あいつ……いつかコロス…」グスッ



780: :2014/10/11(土) 00:45:52 ID:
初号機『よし、トウジは後ろから羽交い締めにして!』

参号機『よっしゃ!』ガシ!

イスラフェル「?!」

初号機『絶対離すなよ?ケンスケは目標の両足を腕で絡めて離すな!』

四号機『よしきた!』ガシ!

イスラフェル「?!」

初号機『綾波もこっちに来てパレットライフルを至近距離から目標の頭に撃ち込み続けて!』

零号機『わかったわ』ドンガドンガドンガドンガ

初号機『渚とアスカは僕と一緒に腹パン祭りだ!!』

弐号機α『わかった!』ザバザバ

弐号機γ『何これいじめ?』ザバザバ



781: :2014/10/11(土) 00:52:09 ID:
参号機『おらぁ!動くなや!』ガッシリ!

四号機『離さないぞー?』ガッシリ

イスラフェル「っ、っ、」ジタバタジタバタ

零号機『動かないで』パラタタタタタ!

イスラフェル「ッ、ッ?!」ガガガガガガ

弐号機α『へいへーい!』ガンガンガンガン!

弐号機γ『なんか…凄い罪悪感があるんだけど…』バキッバキッバキッバキッ

初号機『いいから殴れ殴れ!コアを重点的に!!』バキャッバキャッバキャッバキャッバキャッバキャッバキャッバキャッ!

イスラフェル「ゴギャアアアアア!!!」


青葉「目標の体内に高エネルギー反応…いえ、消失!」

日向「初号機、弐号機αとγによる殴打でエネルギーの蓄積をキャンセルされてるようです!」


冬月「……やり口が汚いな。陰険で根性が腐ってる」

碇司令「ああ」



782: :2014/10/11(土) 00:59:49 ID:
ミサト「……」

リツコ「あら、ひょっとしていじけてる?」

ミサト「ンなわけないでショ」

リツコ「にしても…ずいぶんタフな使徒ね」

リツコ「何度も致命傷を受けたりコアを破壊されてるのに、すぐさま再生する」

リツコ「…コアが二つある事が関係しているかもしれないわね」

ミサト「うーん…どうしたもんかしらね」

リツコ「少し時間があればMAGIに調べさせる事も出来るわ?」

ミサト「わかった」

ミサト『みんな!やりながらでいいから聞いてちょうだい!』



783: :2014/10/11(土) 01:04:31 ID:
ミサト『わかってると思うけど、目標は超速再生してるの!』

ミサト『今詳細をMAGIに調べさせるからしばらくそのまま足止めしてて!』


『『『『『了解!!!』』』』』


初号機『っしゃ!殴れ殴れ!』ゴスゴスゴスゴスゴスゴス

弐号機α『ねぇ、なんだか楽しくなってこない?シンジくん』バキッバキッバキッバキッ

初号機『マジで?渚ちょっと人間性ヤバくね?』

弐号機γ『あんたよりは絶対マシよ』バキャッバキャッバキャッ


イスラフェル「ゴギャアアアアアあ゙あ゙あ゙!!!」




784: :2014/10/11(土) 01:11:17 ID:
~10分後~


初号機『へいへーい!くたばれくたばれ!』バキャッバキャッバキャッバキャッ

弐号機α『プログナイフ刺してみるよ』グサッグサッグサッ

弐号機γ『じゃああたしも…』グサッグサッグサッグサッ


イスラフェル「ギャアアアア!」


イスラフェル「いっそ殺せ」ボソッ

トウジ「?!」

イスラフェル「ゴギャアアアアア!!!」

トウジ『なあ、今なんか喋らへんかった?』

ケンスケ『え?さあ?』



785: :2014/10/11(土) 01:14:53 ID:
冬月「ダーティファイトだな」

ゲンドウ「…ああ……」


冬月「…碇、こういうのを見るのは辛くなるタイプなのか?」

ゲンドウ「ああ…冬月、しばらく頼む」

冬月「わかった、しばらく休め」



787: :2014/10/11(土) 01:25:15 ID:
弐号機γ『もダメ~…あたしちょっと休む…』

零号機『じゃ私が代わるわ』

弐号機γ『お願い!』

零号機『……』バキャッバキャッバキャッバキャッ

初号機『綾波!綾波!言葉責めしながら叩いてみてくれる?』

零号機『? わかったわ』


零号機『こんな風に惨めったらしく殴られて…可哀想ね』バキッ

零号機『でもあなたが悪いの』バキッ

綾波『あなたが生まれてきた事もそうだけど、私達の目の前に現れた事もダメなの』

綾波『ごめんなさい…早く死んで』バキッ

シンジ『ごめん綾波僕が悪かったよ使徒さんごめんなさい僕は君が生まれてきて良かったと思うし君の事好きだよ』




788: :2014/10/11(土) 01:36:48 ID:
~40分後~

参号機『あかん…ワシもそろそろ限界や』

四号機『僕も…ちょっと、』

弐号機β『あ゙~ったく、そういう意図があんなら言いなさいよ…』ズシン、ズシン…

初号機『ああ、惣流から聞いたの?』バキッバキッバキッ

弐号機β『まあね』

初号機『じゃあ丁度いいや。トウジと代わって。綾波はケンスケと』

弐号機β『しょうがないわね』

零号機『わかったわ』

参号機『すまんな』

四号機『すぐ戻るよ』



789: :2014/10/11(土) 01:53:13 ID:
初号機『全く…僕関連の通信だけシャットアウトしてるからわかんないんだよ』バキッバキッ

弐号機β『だってあんたムカつくんだもん!』バキッバキッ

初号機『仲良くしようって言ったばかりだろ?』バキッバキッ

弐号機β『説明なしに仕掛けてきたのはあんたじゃない!』バキッバキッ

初号機『スキンシップだよ』バキッバキッ

弐号機β『あんなスキンシップあってたまるか』バキッバキッ



790: :2014/10/11(土) 02:07:05 ID:
~2時間後~


リツコ「ある程度はわかったわ」

ミサト「何々?」

リツコ「目標は本来、二体に別れるタイプなのよ」

ミサト「二体?」

リツコ「そう。コアが二つあるのは二体が混ざりあって一体化しているから」

リツコ「そして…致命傷を受けても超速回復するのはお互いがお互いを補填しあっているからなのよ」

ミサト「…つまり、第7使徒を倒すには」

リツコ「二体を同時に倒す。二つのコアに、2点同時荷重攻撃を行うしかないわ」


ミサト『―――というわけ。シンジくん達!同時にコアを破壊して!』

シンジ「…………」



791: :2014/10/11(土) 02:14:34 ID:
シンジ『まヂ無理。』

ミサト『なんで?今は絶好のチャンスじゃない!』

シンジ『ミサりん…今までの戦闘見てなかったのかよ』

シンジ『僕らずっとコアをほぼ同時に攻撃してたんですよ』

シンジ『だけど…効かない』

シンジ『何度やっても破壊出来ないんだ』

ミサト『え…』

シンジ『たぶん二体に分かれさせないといけないんだと思う』

ミサト『そう…なら一度斬って!二体に別れた瞬間押さえつけて刺すのよ!』



792: :2014/10/11(土) 02:32:15 ID:
シンジ『わかった』

初号機『皆、斬る役だけど』

弐号機β弐号機γ『『あたしが斬る!!あたしが斬るぅっ!!』』

初号機『うるせぇ!お前らちっちゃい子か!じゃんけんで決めろ!』

弐号機βγ『『じゃんけんじゃんけんじゃんけんポン!あいこでしょ!あいこでしょあいこでしょあいこでしょ!』』


初号機『じゃあ僕斬るから、斬ったらすぐにトウジと渚で右を、ケンスケと綾波で左側を。……いいね?』

『『『『了解!』』』』


弐号機βγ『『あいこでしょ!』』

弐号機β『やった!あたしの勝ち!それじゃあ…』クルッ…


初号機『せい!』ズパン!

イスラ/フェル「」

弐号機β『うわぁあああああん!!』



793: :2014/10/11(土) 02:37:05 ID:
弐号機β『なんでよぉおお!じゃんけんで勝ったら斬らせてくれるんでしょぉおお!?』

初号機『いや君らめんどくさいし時間ないし…何より、』


初号機『僕が…斬りたかったから…』シレッ

弐号機βγ『『死ね!!!』』


弐号機α『ダメだ!コイツ別れた後の方が速いし強い!』

零号機『ダメ!こっちも逃げられた!』


イスラフェル(甲)「グルォオオ……」

イスラフェル(乙)「ゴルォオオ……」



794: :2014/10/11(土) 02:44:04 ID:
イスラフェル(甲)「ッ!」カッ!

イスラフェル(乙)「ッ!」カッ!


初号機『加粒子砲!?くっ、』つA.T.フィールド

カキィイイン!!

イスラフェル(甲)「っ」バッ!バッババッ!
イスラフェル(乙)「っ」バッ!バッババッ!

初号機『?! 狙いは僕じゃない!?綾波!』

イスラフェル(甲)「っ」ブンッ!ブンッ!

イスラフェル(乙)「っ」ブンッ!ブンッ!

零号機『キャアアアア!!!』

バシャアアアアン!!!

日向『零号機、沈黙!』

バシュッ!

日向『パイロットは脱出!』



795: :2014/10/11(土) 02:47:27 ID:
ウィーム。

ゲンドウ「…冬月、終わったか?」

冬月「ああ、終わった。今は目標が奮戦しとるよ」

ゲンドウ「そうか」ゴソゴソ

ゲンドウ「…」コト

冬月「…ああ、百草丸か。また気分が悪くなった時に服用するためか」

ゲンドウ「ああ」



796: :2014/10/11(土) 03:13:55 ID:
初号機『くそ!コイツら……!』ザバザバザバザバ!


イスラフェル(甲)「っ」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!

イスラフェル(乙)「っ」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!

初号機『クッソ速ぇええ!!!』ザバザバザバザバ!

弐号機β『なろっ』つソニックグレイブ

ズパンッ!

イスラフェル(甲)「」

イスラフェル(乙)「」カッ

イスラフェル(甲)「っ」ビュルン!

イスラフェル(乙)「っ」

イスラフェル(甲)「っ」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!
イスラフェル(乙)「っ」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!

弐号機β『うざぁあああ!!!何よこれ!!』



797: :2014/10/11(土) 03:18:33 ID:
イスラフェル(甲)「っ」ピョイーン!

イスラフェル(乙)「っ」ピョイーン!

イスラフェル(甲)「っ」バッ!
イスラフェル(乙)「っ」バッ!

イスラフェル(甲)「っ」クルクルクルクル!
イスラフェル(乙)「っ」クルクルクルクル!

イスラフェル(甲)「ッ」ビカッ!
イスラフェル(乙)「ッ」ビカッ!


弐号機β『キャアアアア!?』

参号機『が?!ああああ!?』

四号機『うわぁあああ!!!』

日向『目標、空中で回転!!エヴァ3機に加粒子砲!』

日向『弐号機β、参号機、四号機が沈黙!!』



798: :2014/10/11(土) 03:24:05 ID:
初号機『くそ、強い!意外と強い!』つA.T.フィールド

弐号機α『残ったのは僕らだけ、か』つA.T.フィールド

弐号機γ『いやあたしもいるから』つA.T.フィールド


イスラフェル(甲)「っ」ピョイーン!
イスラフェル(乙)「っ」ピョイーン!

初号機『来た!』バッ

弐号機α『よっ』バッ

弐号機γ『くっ』バッ

イスラフェル(甲)「ッ」ズバーン!
イスラフェル(乙)「ッ」ズバーン!

弐号機α『!』

弐号機γ『やだっ!』


伊吹『弐号機α、γのアンビリカルケーブルが断線!内部電源に切り替わります!』



799: :2014/10/11(土) 03:45:12 ID:
【弐号機α】
活動限界まで ACTIVE.TIME.REMAINING.
.          内  部//
あとL|・Γ口・冂冂  INTERNAL//
  |・コ.|・凵凵 主電源供給システム
STOP SLOW NOMAL MAINENERGYSUPPLYSYSTEM

【弐号機γ】
活動限界まで ACTIVE.TIME.REMAINING.
.          内  部//
あとL|・Γ口・冂冂  INTERNAL//
  |・コ.|・凵凵 主電源供給システム
STOP SLOW NOMAL MAINENERGYSUPPLYSYSTEM

アスカ『もう時間ないわね』

カヲル『よし…こうしよう、あいつらを囲んで二匹を背中合わせに。』

アスカ『あたしがリーダーやりた』

シンジ『よし、あとはユニゾンしてエヴァシャイニングアタックだね!』

カヲル『えっ、何それ』

初号機『行くぞぉおお!!』ザバザバザバザバ



800: :2014/10/11(土) 03:52:19 ID:
初号機『エヴァンヴァ、ヴァンヴァンヴァン♪』

弐号機α『えっ、えっ?!』オロオロ

初号機『ヴァヴァンヴァ♪ヴァンヴァンヴァン♪』

弐号機γ『何それ?!』

初号機『ノリ悪いな!もう!』プンスカ!

弐号機αγ『『だってわかんないし!!』』

イスラフェル(甲)「っ」ザバザバザバザバ
イスラフェル(乙)「っ」ザバザバザバザバ


初号機『ああもう来ちゃった!食らえダブルラリアット!!』ブンッ!

イスラフェル(甲)「っ」ピョイーン!
イスラフェル(乙)「っ」ピョイーン!

初号機『ちくしょぉおおぉおお!!避けんなよぉおお!!』



801: :2014/10/11(土) 03:53:12 ID:
・・・・・・。





802: :2014/10/11(土) 04:15:16 ID:
~ネルフ本部:作戦会議室~

マヤ『本日イチゴーゴーハチイチゴー、』

マヤ『初号機のダブルラリアットを避けた第7使徒:甲と乙はそのまま弐号機αとγへ』

マヤ『弐号機αは避け、γは沈黙』

マヤ『その後奮戦するが、初号機の高速戦闘についていけなくなったα機の内部電源が終了』

マヤ『その後、8時間に渡って初号機単機による戦闘』

マヤ『初号機パイロットの空腹に耐えかねた故の目標の捕食も効果はなし』

マヤ『更に6時間初号機が奮戦。復帰した弐号機αβγ、参号機、四号機も参戦』

マヤ『しかし俊敏な目標に翻弄され、初号機以外撃沈』

マヤ『その後2時間、初号機単機による戦闘』



803: :2014/10/11(土) 04:22:26 ID:
マヤ『翌日。ゼロハチゼロサンに初号機パイロットが奇行に走りだす』

マヤ『奇行に走りなからも初号機は戦闘を続行』

マヤ『イチロクゴーゴー、他の修理されたエヴァ全機出撃』

マヤ『しかしあえなく初号機以外撃沈』

マヤ『イチハチニーハチ、初号機パイロットが空腹により目標を再び捕食』

マヤ『効果はなし』

マヤ『その後再び初号機単機による戦闘』



804: :2014/10/11(土) 04:38:02 ID:
マヤ『初号機、武器とA.T.フィールドを駆使して奮戦を続ける』

マヤ『五時間後、目標が知恵をつけたのか二身一体の攻撃スタイルから交互に波状攻撃するスタイルに』

マヤ『初号機、尚も目標を鏖戦すべく健闘』

マヤ『そのまま四時間は初号機単機で戦闘』

マヤ『三度目のレストアを終えたエヴァ全機が出撃』

マヤ『しかし辛くも初号機以外全滅』

マヤ『以後、戦闘開始から翌々日のイチゴーマルマルにて初号機パイロットが限界を訴えました』

マヤ『しかし理由が「明日友人の誕生日だからパーティーの準備したい」だったため却下』

マヤ『以後五時間後まで初号機単機で戦闘』



805: :2014/10/11(土) 04:50:21 ID:
マヤ『同日ニーニーマルマル、「これ以上の戦闘は無意味」と本部は判断』

マヤ『同マルゴーを以て、ネルフは作戦継続を断念』

マヤ『国連第二方面軍を呼び、同ゼロキュー、』

マヤ『初号機により目標甲と乙を紀伊半島沖へ遠投』

マヤ『甲と乙の落下地点に新型のN2爆雷で目標を攻撃』

マヤ『これにより構成物質の28%の焼却に成功。』

マヤ『E計画担当者からのコメント、』

マヤ『リツコ「シンジくん…本当にお疲れ様でした」』


マヤ『以上、報告をおわります!』ビシッ!



806: :2014/10/11(土) 04:56:54 ID:
トウジ「頑張りすぎやろ…シンジ自身もS2機関搭載しとるんとちゃうか…」

ケンスケ「凄いよなぁ…一応俺たちも頑張ったけどさぁ」

綾波「結果が全てだもの」

貞本「ふん…」

惣流「満身創痍、ってカンジ?」



冬月「努力は認めるが…な」

ゲンドウ「…」イライラ



807: :2014/10/11(土) 05:05:11 ID:
貞本「死んでるんですか?これ…」

冬月「足止めに過ぎんよ。再度進攻は時間の問題だな」

碇司令「…全パイロット!」

「「「「「は、はい!」」」」」

碇司令「君達の仕事は何だ?」

惣流「え、エヴァーの…操縦?」

碇司令「違う」



碇司令「使徒に勝つ事だ」





808: :2014/10/11(土) 05:06:19 ID:
碇司令「…」ガタッ

碇司令「エヴァ全機を三度出撃し、それでも倒せず」

碇司令「シンジ一人は最初から最後まで戦闘。…にも関わらず全滅!」

碇司令「我々ネルフは使徒を倒せなければ無価値だ。どれだけ善戦しようとも、だ」

碇司令「以上だ」スタスタ…

碇司令「…」ピタ。

「「「「?」」」」


ゲンドウ「……次は、勝て」


プシュー……ガコン。




809: :2014/10/11(土) 05:10:29 ID:
トウジ「………」

ケンスケ「……」

貞本「………」

惣流「………」

綾波「………」


冬月「すまんな、アレはあいつなりの激励だ」



810: :2014/10/11(土) 05:13:01 ID:
トウジ「ん?そーいやシンジがおらんな?」

貞本「休んでるんでしょ?フルで戦い続けてたんだもん…当たり前よ」

ケンスケ「でも渚も居ないぜ?」

惣流「……まさか」

綾波「あ…碇くんなら、」




811: :2014/10/11(土) 05:30:16 ID:
~カヲル宅~


シンジ「誕生日おめでとう。渚」

カヲル「…ありがとう」

シンジ「物も一応用意してるけど…」ヨイショ

シンジ(E:チェロ)「……」

シンジ「バッハ、無伴奏チェロ。組曲第1番」

シンジ「………」スッ

~~♪~♪~~~♪~~♪

カヲル「わあ…」

シンジ「……」

~~♪~~~~♪♪~~♪



812: :2014/10/11(土) 05:44:08 ID:
シンジ「……」スッ

シンジ「…」ペコ

カヲル「ブラボー!」パチパチパチパチパチパチ

シンジ「あと、これ」

カヲル「へぇ…いいの?」ワクワク

シンジ「君のために用意したんだからいいに決まってるだろ?」

カヲル「何だろ?」ゴソゴソ

カヲル「……」

カヲル「わ…ヘッドフォンとウォークマンだ…!」

シンジ「iPodとかmp3だとパソない渚じゃ不便かなって」

カヲル「…大事にするよ!ありがとう!」

シンジ「喜んでもらえたよーで」



813: :2014/10/11(土) 05:57:37 ID:
~ネルフ本部~

ケンスケ「あいつ意外とマメなんだよな…」

ケンスケ「僕は9月12日で渚と一日ちがいなんだけど」

トウジ「何がや?」

ケンスケ「誕生日。シンジのやつ、戦ってる最中にさ、言うんだ」

ケンスケ「『僕のロッカーにケンスケへの誕プレ入ってるからって』」

トウジ「あ、そやったん?そらおめっとさんやな。おめっとさんー」パチパチ

ケンスケ「どーもー。」

トウジ「ちなみに何もらったん?」

ケンスケ「なんか『蒼龍』のプラモと村上龍の小説、『愛と幻想のファシズム』」

トウジ「ほー…二つもか」

ケンスケ「でも何でこれくれたんだろ?欲しいなんて言った事ないんだけどなぁ」



814: :2014/10/11(土) 06:17:20 ID:
~リツコの執務室~


リツコ「……」カタカタ

ギュッ…

リツコ「!」

加持「…少し、痩せたかな?」

リツコ「残念。1218gプラスよ?」クス

加持「そうかい?君が変わったか、わからなくなるくらい離れてたって事か」

加持「…こんな美女をほっとくなんて、NERVの男共は甲斐性なし揃いだな」ススッ…

リツコ「そ?」

加持「…オレが口説いちゃおうかな?」ツツー…

リツコ「ふふ?そんな事言って…本気で口説く気ないクセに」

加持「いやいや…オレはいつだって本気さ」スッ…



815: :2014/10/11(土) 06:27:25 ID:
リツコ「でもごめんなさい?私、今彼氏いるから」

加持「………」

加持「…マジで?」

リツコ「マジで」ニッコリ



リツコ「しかも年上で子持ち」ニコッ

加持「」



816: :2014/10/11(土) 06:35:28 ID:
リツコ「それに…私のトコより行くべきトコがあるんじゃないかしら?加持くん」

加持「…それもそうか」



加持「あ、でもマヤちゃんは今仕事中じゃ?」

リツコ「ミサトのトコ行ってあげて」



817: :2014/10/11(土) 07:25:11 ID:
加持「葛城…か」スタスタ

加持(元気でやってっかな…)スタスタ

加持「ん?」



剣崎「……」スタスタ



818: :2014/10/11(土) 07:39:49 ID:
加持「よう!久しぶりだな!元気かい?」

剣崎「! …久しぶりだな。大学以来か」

加持「NERVに入所してたんだな」

剣崎「ああ、まあな」

加持「黒スーツにサングラス…部署は保安諜報部か」

剣崎「似合わんだろ」

加持「いやいや、中々カッコいいじゃないか?似合ってるよ」

剣崎「お前はなぜ本部に?」

加持「オレもここに暫く勤務する事になったのさ。特殊監察部だ」

剣崎「…そうか」



819: :2014/10/11(土) 07:46:03 ID:
加持「しっかし…保安諜報部か…」

剣崎「…何か?」

加持「ん?いやな、悪い噂を聞いたのさ」

剣崎「悪い噂」

加持「ああ。ドイツ支部でチラリと聞いたんだが」

加持「『本部の保安諜報部に碇司令の人形がいる』ってな」

剣崎「…人形」

加持「イヤな比喩だよな」

剣崎「そうか?」

加持「オレはそう思う。しかもそいつ、所属は保安諜報部なんだが」

加持「その実、司令の指示なら何でもやる―――」

加持「―――"破壊工作員"なんだとか」チラリ
剣崎「………」



820: :2014/10/11(土) 07:50:49 ID:
剣崎「…残念ながら心当たりは居ないな」

加持「そうか。杞憂で良かったよ」

剣崎「だが」

加持「ん?」

剣崎「もし、その"人形"が本当に存在してるのなら」

剣崎「『生きる目的を見いだせない故の渇きを癒す』」

剣崎「そのために司令に従ってるのかもな。…人形だから」

加持「…ああ、そうかもな」


剣崎「じゃ、これで」

加持「ああ」



821: :2014/10/11(土) 07:54:05 ID:
加持「……」

加持(残念だよ、剣崎)


加持(…人の生き方に口を出せる生き方をしてない俺では何も言えない、か)


加持「お、いたいた」スタスタ




822: :2014/10/11(土) 08:16:58 ID:
~ネルフ本部:食堂~

ミサト「皆お疲れ様!大した物はないけど好きなの頼んでいいわよん♪」

トウジ「ホンマですか!」

ミサト「ホンマホンマ♪」

トウジ「うぉっしゃー!さすがミサトさんや!」

ケンスケ「何頼もっかな~」

貞本「ミサトありがと!」

惣流「ミサト太っ腹ね!」

綾波「…」


綾波「びーるっ腹?」

惣流「違う」



823: :2014/10/11(土) 09:01:08 ID:
ミサト「にしても…はぁ…」

トウジ「どないしたんですか?」

ミサト「ん?ちょっちね、この後でたーんまりお仕事しないとなーって」

トウジ「はー…お疲れ様です」

ケンスケ「何もお手伝いできないですけど…頑張ってください!」

ミサト「ん。ありがとね~」


「ほりゃ」グイ

ミサト「ほが?!ちょっと!誰よ!後ろから頭抱きしめてんのは!」モガモガ


加持「オ・レ♪久しぶりだな、マイハニー♪」

ミサト「か!!加持ぃいいい?!なななな!何でここにいんのヨぉ?!」

加持「君に会いたくて」ニコッ



824: :2014/10/11(土) 09:08:33 ID:
貞本惣流「「加持さーんっ!」」

貞本惣流「「むっ」」

綾波「私、ゴボウサラダ」

ケンスケ「え~っと、どなた?」

トウジ「なんや…ミサトさん彼氏おったんか…」ガックシ

加持「はは、悪いな」

ミサト「 ち が う わ よ ! 」

ケンスケ「え?それならどんな?」

ミサト「う…。昔付き合ってた事があるってだけよ…」

加持「俺としちゃあ、ヨリを是非戻したいんだがな?」

ミサト「あっそーへー」ケッ



825: :2014/10/11(土) 09:12:50 ID:
加持「ツレないなぁ、久々に会った旧友でもあるってのに」

ミサト「ふーんだ!何しに来たか知らないけどさっさとドイツに帰ったらー?」

加持「残念でした。当分帰る予定はないよ」

ミサト「あっそ…」ムムゥ


トウジ「なんやミサトさんエライキャラちがわへん?」ヒソヒソ

ケンスケ「ホントに気を許してる人って事だろ?」ヒソヒソ

貞本「むー!」

惣流「ぷー!」

綾波「あ、あと冷麺お願いします」



826: :2014/10/11(土) 09:18:30 ID:
加持「あれ?サードは居ないのか?」

ミサト「シンジくんならフォースの家に行ってるわよ。誕生日祝う約束してたらしくて」

加持「そっ、か」

ミサト「…?」

ミサト「随分残念そうね?」

加持「まあな。サードとは一度会ってみたかったんだが」

ミサト「なんでよ」

加持「そりゃ気にもなるさ。NERV関係の業界で彼を知らない人間はいない」



827: :2014/10/11(土) 09:24:10 ID:
加持「曰く、英雄。曰く、エヴァに乗るために生まれてきた少年」

加持「初エントリー、初シンクロ。にも関わらずの前人未踏の99%越え」

加持「全ての使徒殲滅に携わり、どの使徒との戦いも彼なくして勝利は出来なかった」

加持「毎回の戦闘で関係者誰もが思いもつかない技術を次々見せる」

加持「一部では彼を神聖視してるくらいにね」

ミサト「まあ、そうだけど……」

加持「彼こそ最優秀、最強のエヴァパイロットだろ?」

貞本「…うん…」

惣流「まあ、そう、なんだけど…」

加持「? なんか歯切れが悪いな?」



828: :2014/10/11(土) 09:30:41 ID:
トウジ「その…あいつ、オカシイんですわ」

ケンスケ「うん。間違いなく頭イカレてるよ」

加持「…そんなにかい?」

加持「まさか…『常に裸でいて、決して衣類を身につけない』なんて噂もあるが…」

ミサト「ホントよ。少なくとも私は彼が服を着たのを見た事ないわ」

加持「………マジ?」

ミサト「マジ。一回だけオムツ履いて絆創膏で乳首隠してたのを見た事があるくらいで」

トウジ「ええっ?!あのシンジが!?」

ケンスケ「局部を隠した事、あったんだ…」

惣流「どちらにしろド変態じゃないの」

ミサト「あ、あとパッと見服着てるように見えるボディペイントをしてた事もあったわ」

「「「へー…」」」



829: :2014/10/11(土) 09:37:26 ID:
ミサト「でもそれ以外はずっと全裸よ」

加持「はー…え、外でも?」

「「「「外でも。」」」」

加持「それは…また超ド級だな…」ハハハ




830: :2014/10/11(土) 09:41:45 ID:
惣流「あと、すぐ変な事するし」

貞本「加減を知らないし」

ケンスケ「けっこう腹黒いし」

トウジ「すぐエロい事しよるし」

ミサト「いたずらっ子だし」

綾波「バカで、エキセントリック。ポジティブの塊で変態なキチガイよ」


加持「酷い言われようだな」




831: :2014/10/11(土) 09:46:31 ID:
綾波「でも」

加持「?」

綾波「イカレく…碇くんは私達に希望をくれるの」

加持「…希望?」

綾波「誰もがダメだと思う時でも。辛い時でも」

綾波「碇くんが全部なんとかしてくれるの」

トウジ「ワシらも前の使徒ん時助けられたなぁ」

ケンスケ「うん…」

貞本「…」

惣流「ハチャメチャだけどね。うん」

加持「…へぇ?」



832: :2014/10/11(土) 09:49:14 ID:
トウジ「憎みきれん奴ですわ」

惣流「たまにブッ殺したくなるけどね」


「「「うん」」」


加持「はは、なんだかんだ愛されてんだな、彼は」



833: :2014/10/11(土) 10:45:50 ID:
加持「ところで…第7使徒はどうするつもりなんだ、作戦部長?」

ミサト「う~ん。それが今一番困ってんのよね~…」

ミサト「皆も何か案はないかしら?」

綾波「碇くんに全部任せる」

ミサト「信頼してるのはわかるけどそれでダメだったし…」

ケンスケ「落とし穴作って落とすとか」

ミサト「うーん一応検討はしてみようかしら」

貞本「何とか縛って精密動作する機械でコアを同時に壊す」

ミサト「うーん…リツコに頼んでみようかしら?」

惣流「設置型爆弾をコアにつけてリモコンでドーン」

ミサト「んー…下手すれば自爆、かもしれないけど一応検討」

トウジ「根性や!!根性でなんとかするんや!」

ミサト「そうね。それでなんとかなったらいいんだけど」

加持「……俺からもいいかい?」



834: :2014/10/11(土) 10:47:33 ID:
ミサト「聞いてあげる」

加持「ありがとう。こんなのはどうだ――?」





835: :2014/10/11(土) 10:53:50 ID:
~カヲル宅~


カヲル(E:ヘッドフォン)「ふんふん♪ふんふん♪ふんふんふーふん♪」

カヲル「ふんふん♪ふんふん♪ふーふふふん♪」

カヲル「ふんふん♪ふんふん♪ふーふーふーふーふん♪」

カヲル「ふんふん♪ふんふん♪ふーふふん♪」

シンジ「…それ、第九?」

カヲル「え?ああ。お気になんだよ」ニコニコニコニコ

シンジ「どうでもいいけど音外れてるよ?」

カヲル「えっ」



836: :2014/10/11(土) 10:58:03 ID:
シンジ「わかんないの?」

カヲル「うん」

シンジ「…今度カラオケ行こっか」

カヲル「いいね」


\ざ♪んーこぉくぅな♪天使のテーゼ♪/

シンジ「あ、スマフォ鳴ってる」

\かーなーしみぃがっそしてっはっじまるっ♪/

\だーきーし シンジ「はい」ピッ



シンジ「え、召集?」

カヲル「えー…」



837: :2014/10/11(土) 10:59:05 ID:
今回はここまで。ミサトさんが決めた作戦とは。 

848: :2014/10/14(火) 06:50:04 ID:
~ネルフ本部:作戦会議室~

ミサト「皆も知っての通り第7使徒は二体に別れた状態でコア二つを同時に破壊しなければ倒せないわ」

ミサト「ただし、丸二日かけても。皆が押さえつけての同時攻撃でもどうしても誤差が出て倒せなかった」

ミサト「そこで…」チラリ

シンジ「フォーオ!フォウオウオー!!」クルクル

ミサト「シンジくん、回転椅子の上にヨガの片足立ちしながら回転しないで!」

シンジ「醤油たっぷりつけた焼きとうもろこしで手をうとう」

ミサト「シンジくん!いい加減にしなさい!!!人類の存続がかかってるの!!真面目に聞けッッ!!」ダンッ!

シンジ「焼きとうもろこし一つで滅びるくらいなら滅びた方がいいよ人類なんて」

ミサト「」ブチッ



849: :2014/10/14(火) 06:56:15 ID:
ミサト「あんたねぇっ!!いい加減にしなさいよ!!」ブンッ

シンジ「はっ!」ヒラリ

ミサト「皆必死なの!戦う時だけ真面目でもダメなのよ!」

シンジ「焼きとうもろこし!余は焼きとうもろこしを所望しておるだけじゃ!」ピョインッ

ウィム。

シンジ「でゃー!」ペタペタペタペタ!

ミサト「待ちなさい!」

シンジ「…」ピタ


シンジ「あんなに誰よりも頑張って戦ったのにご褒美一つなしで次の戦いの最前線投入なんて」


シンジ「やってらんないよっ!!」ペタペタペタペタペタペタ!


プシュー、ガコン。



850: :2014/10/14(火) 07:02:55 ID:
ミサト「…なんか私お腹痛くなってきた…」

惣流「大丈夫?ミサト」

ミサト「ちょっちヤバイかもね」

トウジ「作戦ならワシらが聞きますよ」

ケンスケ「僕らも呼んだって事は何かできる事があるって事なんですよね!」

貞本「…あんだけやってもダメだったのに」

綾波「碇くんどこへ行ったのかしら」

カヲル「じゃ、僕が探して来るよ」ガタ

ミサト「待って。皆に作戦伝えておくわ」



851: :2014/10/14(火) 07:36:21 ID:
ミサト「まずはシンジくん用の作戦を行いますが、それが失敗した時」

ミサト「皆には対使徒キャッチャーで目標を拘束してもらいます」

「「「対使徒キャッチャー?」」」

ミサト「そうよ」

ミサト「ようは使徒を捕獲する事を目的とした檻ね」

惣流「それで捕まえたら?」

ミサト「リツコに頼んで作ってもらってる同時破砕装置、デュアルソーをその檻に取り付けてコアを破砕してもらうわ」

カヲル「もし檻が破壊されたらどーすんの?」

ミサト「使徒そのものに取り付けても破砕可能らしいから…その時は皆に直接つけてもらう事になるわ」



852: :2014/10/14(火) 07:46:45 ID:
※対使徒キャッチャー…サンダルフォン戦の時のアレ。今回のはその強化版と思え 

853: :2014/10/14(火) 08:14:22 ID:
ミサト「ちなみにそれが失敗した場合、またN2爆雷ね。効くかはわからないけど」

カヲル「質問」

ミサト「あら何?」

カヲル「最初にやるっていうシンジくん用の作戦ってどんなのなワケ?」

ミサト「ああ。シンジくん用の作戦内容はね、」



ミサト「式波・アスカ・ラングレーとシンジくんのユニゾンによる白兵戦でコア二つの同時攻撃を行うのよ」





854: :2014/10/14(火) 08:23:00 ID:
カヲル「彼女を起用すんの?でも…」

ミサト「確かに彼女は壊れているわ」

ミサト「でも攻撃精度が一番高いシンジくんを起用しなければならないという前提があるの」

ミサト「そして、シンジくんと一番精神性が近くてユニゾンの完成度が高くなる可能性が一番高いのも彼女ってワケ」

カヲル「それなら僕でも」

ミサト「そうね。彼女が無理そうならカヲルくん、あなたにお願いするわ」

カヲル(式波早く失敗すればいいのに)

ミサト「ああ、あと別件なんだけど…ケンスケくん、トウジくん!」

トウジ「なんです?」

ケンスケ「はい!」

ミサト「あなた達にはシンクロ率をあげる特訓をしてもらいます」



855: :2014/10/14(火) 09:11:59 ID:
トウジ「特訓…でっか?」

ミサト「そ。あなた達の平均シンクロ率をもっとあげて欲しいの」

ミサト「シンクロ率がシンジくん並みに高いカヲルくんに指導をお願いするわ」

ミサト「頑張ってね!」

トウジケンスケ「「はい!」」

トウジ「渚、頼むで!」

ケンスケ「僕らを強くしてくれよ!」

カヲル「まあいいけど」

ミサト「レイとアスカ達には捕獲用装置の扱い方を学んでもらうわ」

アスカ'S「「はーい」」

綾波「はい」



856: :2014/10/14(火) 09:28:50 ID:
ミサト「MAGIによると第7使徒は現在自己修復中」

ミサト「第二波は4日後と予測している」

ミサト「初号機は4日後に修復完了。他機は3日後に修復されるわ」



ミサト「…決戦は、4日後よ!」




857: :2014/10/14(火) 09:30:40 ID:
~1day~




858: :2014/10/14(火) 09:38:21 ID:
ミサト「シンジくん」

シンジ「…」プイ

ミサト「さっきは怒ってごめんなさい。でもシンジくんの頑張りを無下にした訳じゃないの」

ミサト「事態は切迫している。時間はもうあまりない」

ミサト「私は、…私達はそれだけ真剣なのよ」

ミサト「…焼きとうもろこし、用意させたわ」

焼きとうもろこし(醤油たっぷりこんがり)

ミサト「また頑張ってくれないかしら」

ミサト「もし頑張ってくれたら、次も何かご褒美を」

シンジ「わーい!焼きとうもろこしでゃ!焼きとうもろこしでゃー!!!」バクンッ!

シンジ「はふはふっ!ガツガツムシャムシャ!モキュモキュモキュ!」

シンジ「びゃあああああ!!美味いぃいいい!!!」

ミサト(…なぜ人類はこの子に命運を託さなきゃいけないのかしら……)



859: :2014/10/14(火) 09:41:19 ID:
シンジ「いいよ」

ミサト「!」

シンジ「僕また頑張るよ」

ミサト「シンジくん…!」

ミサト「……ありがとう」ニコッ



シンジ「だから焼きとうもろこしおかわり」

ミサト「わかったわ、いくらでも食べて?その代わり今度はちゃんと作戦聞いてね」



860: :2014/10/14(火) 10:04:00 ID:
~第1修復室~

マヤ「本当にボロボロですね」

リツコ「そうね。二日間ずっと戦い続けた結果がこれ」

4gうki「……」

リツコ「シンジくんは本当に頑張ったわ」

マヤ「肩部装甲は両方全壊。ツノはとれて顎部拘束具もとれちゃいましたね」

リツコ「おまけに胸部装甲も第5まで破損。右腕は吹き飛ばされた後にまた生えたし」

マヤ「膝部突起、腹部装甲。背部装甲もズタボロです」

リツコ「素体へのダメージが最終的に軽微で済んだのはよかったわね」

リツコ「装甲の取り替え、あとはヘイフリックの疲労回復を待つだけだもの」

マヤ「あれだけの長時間激戦をこなして軽微なんて…」

リツコ「まさにエヴァパイロットのプロ。といったとこかしらね」



861: :2014/10/14(火) 10:05:45 ID:
リツコ「さ、私達もプロの仕事をしましょう」

マヤ「はい!シンジくんに負けてられませんもんね!」フフ





862: :2014/10/14(火) 10:22:04 ID:
~ネルフ本部:二人部屋~

シンジ「ここは?」

ミサト「今日から決戦の日まで、二人でここで暮らしてもらうわ」

式波(全裸)「いやーんっ!寄せ鍋って事?あたし達はごった煮って事?!」イヤンイヤン

シンジ「『こんな変態と暮らせって?!イヤよ!』」

シンジ「――って言ってるけど」

ミサト「そうなの…?まあどちらにせよ従ってもらうからね?」

アスカ「ん~!グランツーリスモ!グランツーリスモ!」ンバッ!ンバッ!

シンジ「『最悪!しかもこんな変態となんて~!恨むからね、ミサト!』」

シンジ「―――だって」

ミサト「本当に?本当に言ってるのそれ」



864: :2014/10/14(火) 10:43:40 ID:
シンジ「ここで寝食共にしてあわよくば一次的接触してそのまま物理的に一心同体になれと…」

ミサト「シンジくーん?物理的に合体するのはNGだからね?」

シンジ「待ってください!それじゃ僕がムラムラきて夜中に襲ってしまっ」

ミサト「カメラで見てるし止めるからね」

シンジ「んだよチクショー!」ガンッ!

ミサト(立案しといてなんだけど本当に大丈夫かしら)

アスカ「フズバーッ!」

ミサト「ユニゾン特訓するから、支度したらすぐに訓練室来てね」

シンジアスカ「「ウリィイイイイイ!!!」」


ミサト(ああ…なんかお腹痛い)キリキリ



865: :2014/10/14(火) 10:58:34 ID:
プシューガコン。

シンジ「……行ったか」

アスカ「ちゃんこ鍋」

シンジ「…」チラリ

アスカ「…」チラリ

シンジアスカ「「うらぁああ!!!」」バキャッ!


シンジ「ヤらせろよ!全裸とか誘ってンだろぉ!?」ググググ

アスカ「シンジ…私、シンジといると胸がムキムキする」ググググ

アスカ「シンジにも、ムキムキしてもらいたいの」ググググ

シンジ「いいよ、僕のエントリープラグを剥き剥きしてくれ」ググググ

アスカ「ほんっっと、ウルトラ馬鹿ね!」ベチーン!

シンジ「くそっ!第5使徒より防御かてーぞこのアスカ!!」



866: :2014/10/14(火) 11:07:27 ID:
シンジ「チッ…勝負はお預けだな」

アスカ「メタンガスの七色の光ね」

シンジ「じゃ準備しよっか」ゴソゴソ

アスカ「セパレート欲しいわー」ゴソゴソ



シンジ「と見せかけておりゃー!」ガバッ!

アスカ「金的!」ゴスッ


シンジ「ペニィイイイイィイイ!!!!」


シンジ「す」ドサッ

アスカ「ったく油断も隙もカカロットもありゃしないわ」ゴソゴソ



867: :2014/10/14(火) 11:15:43 ID:
~訓練室~

ミサト「準備出来たかしら?それじゃ渡した紙を見て」

アスカ「ん~30点ってとこかしらね」モグモグ

シンジ「アスカダメだよ食べちゃ」

ミサト「意外と高い!じゃなくてアスカ!食べちゃダメ!見て!」

アスカ「私を見て!?」

ミサト「紙を見て!?」

シンジ「ねー、やっぱ無理があるんじゃないのー?」モグモグ

ミサト「お前も食うな!」ペチッ!



868: :2014/10/14(火) 11:44:48 ID:
ミサト「はー、はー、はー…いい?二人にはダンスをしてもらうわ」

アスカ「報酬は?」

ミサト「4日後も生きる権利」

シンジ「ご褒美は?」

ミサト「何か考えとくわ」

アスカ「エコヒイキ!エコヒイキ!」

ミサト「…じゃあアスカのも何か考えとくわね?」

シンジ「違うよミサりん、今アスカは『お腹すいて力がでないよ~』って言ったんだよ」

ミサト「そう。あとにしてちょうだい」



869: :2014/10/14(火) 11:55:36 ID:
・・・・・・。


ミサト「それじゃ、踊りは覚えたわね?」

シンジ「2、3個くらいなら」

アスカ「4、5個くらいなら」

シンジアスカ「「うへへへへ!」」

ミサト「いいわよーやっぱユニゾン力高いわねー二人ともー(棒)」

ミサト「じゃあ始めるわね?ミュージック、スタート!!」



870: :2014/10/14(火) 12:00:15 ID:
ずんたた♪ずんたた♪ずんたった♪

シンジ「」トントントントントントン
アスカ「」トントントントントントン

シンジ「ハッ!」バッバッバッ
アスカ「ハッ!」バッバッバッ

シンジ「そいやっさ!」バッバッバッ
アスカ「そいやっさ!」バッバッバッ

シンジ「メケメケメケメケ!」クルクルクルクル
アスカ「メケメケメケメケ!」クルクルクルクル

シンジ「スラマッパギ!」ヘイヘイ
アスカ「スラマッパギ!」ヘイヘイ

シンジアスカ「「かーらーのー?」」


シンジアスカ「「サノバビーッチ!!!」」ビシッ!


ミサト「」



871: :2014/10/14(火) 12:08:17 ID:
ミサト(指定の動きと全然違うのになにそのクオリティ!?気持ち悪ッ!)

シンジ「アノマロカリスアノマロカリス」ウネウネウネウネ
アスカ「ハルケギニア!ハルケギニア!」ウネウネウネウネ

ミサト(てゆーか動きが気持ち悪ッ!)

シンジ「アーンインストール♪アーンインストール♪」クネクネクネクネ
アスカ「この手ーを離さないでー♪アンインストール」クネクネクネクネ

ミサト「…まあこの際何でもいいか…最終的に戦う形になれば…」


シンジ「チーチ♪チッチ♪」
アスカ「オッパァ~~イ♪」

シンジアスカ「「ボインボイ~ン♪」」


ミサト「なんか私まで頭おかしくなりそう…」



872: :2014/10/14(火) 12:17:59 ID:
~第7実験室~


カヲル「それじゃ、始めてくれる?」


リツコ「わかったわ。シンクロテスト開始」

「「「了解」」」


トウジ『………』

ケンスケ『……』



873: :2014/10/14(火) 12:24:07 ID:
MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥∥
FIFTH.c:∥∥

【鈴原トウジ】シンクロ率:16%

MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥∥
SIXTH.c:∥∥∥∥∥

【相田ケンスケ】シンクロ率:34%



カヲル「ひっくー…」

カヲル「ねぇちょっと二人とも」カチ

カヲル「集中してる?それで本気出してんの?」

トウジ『チッ…せやで』イラッ

ケンスケ『そうだけど』



874: :2014/10/14(火) 12:29:31 ID:
カヲル「あのねえ」


カヲル「エヴァは心を開かなければ動かないよ」


トウジ『心、て』

ケンスケ『言われてもなぁ』


カヲル「エヴァは単なる兵器、人形じゃないよ。ちゃんと心がある」

カヲル「それにシンクロできないって事は君達が心を閉ざしてるって事さ」

トウジ『…"心を開く"ってどーやるっちゅーんや?』

ケンスケ『具体的に教えてくんない?』



875: :2014/10/14(火) 12:44:52 ID:
カヲル「そうだな、」ウーン

カヲル「シンジくんを思い浮かべてみなよ」

トウジ『まさか…ああなれと…?』ゴクリ

カヲル「真似をしろ、という訳じゃない」フルフル

カヲル「彼は常に"開放"してるだろ?」

トウジ『せやな、開放したらあかん部分も開放しとるわ』

ケンスケ『うんうん』

カヲル「ああいう感じさ。"自分"を出すんだよ」

カヲル「本当に親しい間柄の人と接する時のように」

カヲル「愛するように」

カヲル「遠慮をせず、遠慮をされないように」

カヲル「誰かに甘えるように」

カヲル「心の底からリラックスして心を放し飼いにして、自由にするんだ」

『『……自由。』』



876: :2014/10/14(火) 12:55:33 ID:
MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥∥∥
FIFTH.c:∥∥∥

【鈴原トウジ】シンクロ率:25%

MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥|
SIXTH.c:∥∥∥∥|

【相田ケンスケ】シンクロ率:38%

マヤ「参号機、四号機共にシンクロ率上昇!」


カヲル「歌う事も有効だ」

カヲル「好きな歌を全力で歌う時、ヒトは心を開放する」


トウジ『…タータラッタッタ~♪』~♪

ケンスケ『ガガガ♪ガガガ♪…』~♪




877: :2014/10/14(火) 13:28:02 ID:
MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥∥∥∥||
FIFTH.c:∥∥∥∥||

【鈴原トウジ】シンクロ率:27%

MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥∥∥
SIXTH.c:∥∥∥∥∥∥

【相田ケンスケ】シンクロ率:38%


マヤ「参号機、四号機共にシンクロ率上昇!」

リツコ「へぇ?やるわね、アドバイスだけでシンクロ率の限界値を5%以上伸ばすなんて」



878: :2014/10/14(火) 13:33:13 ID:
カヲル「あとは練度を上げるくらいかな」

カヲル「じゃ。僕はシンジくんのとこ行くから」スタスタ


トウジ『渚』

カヲル「…なに?」

トウジ『おおきにな』

ケンスケ『ありがとう』

カヲル「…」

カヲル「…まあ、頑張ってよ」スタスタ





879: :2014/10/14(火) 13:46:53 ID:
トウジ『なんやあいつ!いけ好かんやっちゃ!』プンスコ!

ケンスケ『まあまあ。教えてくれたんだしさ』

トウジ『…せやな。頑張るか』

ケンスケ『うん』

リツコ「フフ。成長が楽しみね」

マヤ「ですねー」カタカタ



880: :2014/10/14(火) 14:04:29 ID:
~第二実験室~

貞本『これが使徒キャッチャー…』

惣流『なんか頼りな~い』

綾波『使徒を捕縛なんて…できるのかしら』

サツキ「ええ、理論上はね!」

カエデ「やり方は覚えた?」

弐号機β『もちろん』

弐号機γ『あったりまえよ!』

零号機『ええ。問題ないわ』

アオイ「そう、展開の仕方も堂に入ってきたし…大丈夫そうね」カタカタ

アオイ「お疲れ様。あがっていいわよ」


『『はーい!』』




881: :2014/10/14(火) 21:11:55 ID:
~2day~




883: :2014/10/14(火) 21:20:37 ID:
カヲル「…」ムスッ


ミサト「いい?戦う動きに昇華するの。いい?変な動きばかりじゃ倒せないの。いい?」

シンジ「しつけーな何回聞くんだよいい加減にしてよ」
アスカ「ホントよねー?シンジとアタシなら無敵だし」

ミサト「私も言いたかないけど何回言ってもやってくれないから言ってンのヨー?」

カヲル「今からでも僕がやった方がいいんじゃない?」

ミサト「あとでね。じゃ、流すわね」

シンジ「わーったわーった。ほら、はよはよ」
アスカ「はよはよ!バンバン!バンバンバン」

ミサト「ミュージックスタート!」カチ

チャラーン♪タランタッタッタッ♪



884: :2014/10/14(火) 21:30:57 ID:
シンジ「はぁ~♪与作ぅは♪木を切るぅ~♪」チャンカチャンカ
アスカ「よっこらせーの♪ほいさっさ♪Oh」チャンカチャンカ

ミサト「おのれらは」

カヲル「ほらだからさ…シンジくんと僕のがよくない?」

ミサト「…なんでカヲルくんはシンジくんとやりたがるの?」

カヲル「シンジくんがとられた感じがするし、シンジくんいなかったら僕は誰と話せばいいんだよ」

カヲル「有り体に言うと寂しい」

ミサト「そう。ほら二人とも!真面目にやんなさい!」

シンジ「真面目に不真面目!」
アスカ「怪傑ゾ●リ!」

シンジ「すっぽこぺっぽこ♪」
アスカ「ぽこぽこぴー♪」

ミサト(ああ…私の自我境界ラインが崩壊寸前だわ…)

カヲル「ねぇ」



885: :2014/10/14(火) 22:06:59 ID:
トウジ『ヒーローになった夢見る少年は♪』

トウジ『何でも出来ちゃってつまんない飽きちゃってんだ♪』

トウジ『目が覚めてみた午前8時過ぎ何も出来ない退屈な日々に♪』

トウジ『巻き込まれ始める理想的な未来が見えない♪』

トウジ『愛想笑いには共感できないもうこんなカンジじゃそろそろヤバイぜ♪』


ケンスケ『君の声が聴こえる♪離れていてもなぜか♪』

ケンスケ『君の愛が聴こえる♪終わりのないエチュードのように♪』



886: :2014/10/14(火) 22:08:26 ID:
MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥∥∥∥||
FIFTH.c:∥∥∥∥||

【鈴原トウジ】シンクロ率:27%

MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥∥∥
SIXTH.c:∥∥∥∥∥∥

【相田ケンスケ】シンクロ率:38%


マヤ「参号機、四号機共にシンクロ率停滞!」



887: :2014/10/14(火) 22:15:16 ID:
アスカ'S「「あたし達も特訓?」」

ミサト「そうよん」

綾波「……メンドクセッ」

ミサト「? 何か言ったかしら?」

綾波「いえ」フルフル

ミサト「さ!時間ないし頑張ってちょーだいっ!」



892: :2014/10/15(水) 02:16:45 ID:
~第4実験室~

リツコ「インダクションモードを多少変更したわ」

リツコ「シンジくんのお陰で目標のデータはかなりとれてるから再現率は高いわよ」

ミサト「ありがと」

ミサト「さ、これで目標を捕縛&破砕の練習をするわ!皆準備はいい?」


~テストプラグ~

アスカ'S『『はーい』』

綾波『了解』

ミサト「ではスタート!」



893: :2014/10/15(水) 02:22:59 ID:
模擬イスラフェル(甲)『グルルォ』

模擬イスラフェル(乙)『ゴルルォ』


模擬弐号器γ『いくわよ!たりゃー!』

模擬弐号器β『待ちなさいよ!あたしが先!』

模擬零号機『連携とって。二人とも』


ミサト「大丈夫かしら」

リツコ「さあ?」


『『いやぁあああ!』』

ミサト「やられたわね」

リツコ「本番じゃなくてよかったわね」



894: :2014/10/15(水) 02:26:35 ID:
~3day~





895: :2014/10/15(水) 02:38:19 ID:
シンジ「ぐちゅぐちゅぺっ!ぐちゅぐちゅぺっ!」
アスカ「ぐちゅぐちゅぺっぐちゅぐちゅぺっ!」

シンジアスカ「「ぐちゅぐちゅぺっ!」」


シンジアスカ「「一緒にお風呂!頭を洗いあって体を洗いあう!」」

シンジ「僕が頭を!」
アスカ「あたしが体を!」

アスカ「あたしが頭を!」
シンジ「僕が体を!」

アスカシンジ「「洗顔は二人で!」」


シンジアスカ「「そして一つのベッドで寝て抱きあって寝る!」」

シンジアスカ「「ZZZ…」」


ミサト『くらぁ!!二度寝してんじゃないわよっ!』



896: :2014/10/15(水) 02:41:39 ID:
シンジアスカ「「歩く時は二人三脚!」」

シンジアスカ「「ハジケる時も二人三脚!」」


シンジアスカ「「冬月副司令の額に脱毛剤どーん!」」バッシャーン!

冬月「ぐあああああ!?」


シンジアスカ「「安心してください!効果が出て禿げはじめるのは14年後なんで!」」

冬月「!?」ガーン!



897: :2014/10/15(水) 02:44:08 ID:
トウジ『取り戻せ!♪』

ケンスケ『そして詞(うた)が 流れ出すよ um~』



マヤ「両者、共にシンクロ率は停滞!」



898: :2014/10/15(水) 02:47:30 ID:
模擬弐号機β『どぅおりゃあああ!!』

模擬弐号機γ『うぅおりゃああああ!!』

模擬零号機『そりゃー』


『『『あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!?』』』


サツキ「全滅です」

リツコ「無様ね」



899: :2014/10/15(水) 02:58:48 ID:
マヤ「まもなく初号機以外のエヴァが全機レストアされます」テクテク

ゲンドウ「そうか」コツコツ

シンジアスカ「「あ!父さん!」」ペタペタペタペタ

ゲンドウ「……なんだ」

シンジアスカ「「露骨にイヤそうな顔すんなよ」」

ゲンドウ「調子はどうだ」

シンジアスカ「「蝶☆サイコー!」」

シンジアスカ「「明後日は必ず勝つぜ!!」」

シンジアスカ「「イエー!」」

ゲンドウ「そうか、期待している」スッ…



900: :2014/10/15(水) 03:00:12 ID:
シンジアスカ「「あ、僕らこれからごはんなんだけど一緒にどう?」」

シンジ「父さん」
アスカ「義父さん」

シンジ(ん?なんか今違和感が)

ゲンドウ「悪いが、仕事がある」

シンジアスカ「「まあそう言うなって」」ガシッ

ゲンドウ「ぬ、うぉおおおお?!」ズルズルズルズル

シンジアスカ「「何食べよっかなー!」」

マヤ「…」クス



901: :2014/10/15(水) 03:08:21 ID:
シンジアスカ「「肉山盛りスペシャル定食2つ!」」

シンジアスカ「「あ、」」

シンジ「父さんは」
アスカ「お義父さんは」

シンジアスカ「「何にする?」」

ゲンドウ「…カキフライがいい」

シンジアスカ「「はいカキフライ一丁入りましたっ!イヤッフー!」」



902: :2014/10/15(水) 03:12:39 ID:
ゲンドウ(何故私は仕事放って食事なぞを)

シンジ「あ、父さんの奢りな!アスカのもな!」ニヤニヤ

アスカ「お義父さん、ごちになりゃーす!」ニコニコ

ゲンドウ「…ああ」


ゲンドウ(しかも全裸×2と)



903: :2014/10/15(水) 03:25:43 ID:
シンジ「父さんカキフライ好きなの?」

ゲンドウ「ああ」

シンジ「一番?」

ゲンドウ「ああ」

シンジ「じゃあ今度からもっと作るよ」

ゲンドウ「…ああ」



904: :2014/10/15(水) 04:17:16 ID:
アスカ「お義父さん。若いお嫁さんが来たら嬉しいですか」

ゲンドウ「いや」

アスカ「スタイル抜群の上に全裸でも?」

ゲンドウ「ああ、余計にな」

アスカ「あたしじゃダメですか」

ゲンドウ「ああ」

アスカ「どうしたら認めてくれますか」

ゲンドウ「二人で勝手に住め。私を巻き込むな」

アスカ「!」パァッ…!


シンジ「僕もカキフライ頼もっと。すみませーん!」



905: :2014/10/15(水) 05:18:37 ID:
シンジ「カキフライうめー」シャクシャクシャクシャク


ゲンドウ「…何故だ」

アスカ「はい?」

ゲンドウ「この変態のどこがそんなによかった」

シンジ「タルタルソースと醤油とソース!なんて贅沢!」シャクシャクシャクシャク

アスカ「…べ、別に頼もしいとか一緒にいて安心するとかじゃないんだから!」

ゲンドウ「……そうか」

アスカ「お義父さんは」

ゲンドウ「お義父さんと呼ぶな」

アスカ「碇司令は奥さんとどんな風に?」

ゲンドウ「…………」

ゲンドウ「…ナイショだ」



906: :2014/10/15(水) 05:31:55 ID:
アスカ「数年後には孫見せますね」

ゲンドウ「色んな意味で気が早い。まずは第7使徒を倒せ」

アスカ「はい!」


ゲンドウ「………」


ゲンドウ(ユイと私が結ばれた時の周囲の人間の気持ちが少しわかった気がする)




907: :2014/10/15(水) 05:44:31 ID:
~Final day~





908: :2014/10/15(水) 05:59:51 ID:
マヤ「初号機の換装、間もなく終わります」

リツコ「あと2時間くらいかしらね」

マヤ「明日…人類は生き残れるでしょうか」

リツコ「さあ?シンジくん達次第ね」

リツコ「それじゃ。私は司令に報告してくるから」

マヤ「はい!お疲れ様でした!」


リツコ「…」

リツコ「失礼します」

プシュー。



909: :2014/10/15(水) 06:15:12 ID:
ゲンドウ「…君か」

リツコ「副司令はいらっしゃらないのですか?」

ゲンドウ「今は出払っている」

リツコ「そうですか。では…」

ゲンドウ「……」

リツコ「最後になるかもしれませんし」

ゲンドウ「…ああ」




ンチュ、パ…ゴソ、ゴソゴソ… 

910: :2014/10/15(水) 06:33:46 ID:
~第7実験室~


トウジ『はー 中々あがらへんなー』

ケンスケ『ねー』

貞本『あたしもあんまり上がらないわね…』

惣流『シンジやフォースが羨ましいわ…なぁんであんなに高いのよっ!』

綾波『私…少しあがったわ』

『『なにぃ!』』



911: :2014/10/15(水) 06:47:33 ID:
カヲル「だから。皆が心を開放してないからだよ…ったく」

ミサト「無理もないわ。特に思春期の子なんて隠し事をしたがるもんよ」

カヲル「ふーん」

ミサト「カヲルくんはないの?そーいう"隠し事"」

カヲル「………」


『使徒』『人類補完計画』『同族殺し』『ゼーレ』『友達ごっこ』『最期に』


カヲル「…そりゃ、あるけどさ」

ミサト「でしょ?難しいのよ。人に自分のココロを見せるってのはね」



912: :2014/10/15(水) 07:05:47 ID:
~シンジとアスカ(式波)の部屋~


シンジ「…ねぇ式波」

アスカ「なに」

シンジ「なんで抱きついてきてんの」

アスカ「なんかダメ?」ダキ

シンジ「まあ僕が我慢できなくなってまたミサトさんが乗り込んでくるっていうか」

アスカ「いいじゃない。見せつけてやりましょうよ」ギュ

シンジ「えらいデレてるけどほんと君どうしたのねぇ」



913: :2014/10/15(水) 07:11:59 ID:
アスカ「何よもっと喜びなさいよ」

アスカ「スタイル抜群の日独クォーター美少女が裸で抱きついてんのよ?」

シンジ「いや喜んでるよ?歓喜の歌を鼻歌で歌いたいくらいには」

シンジ「ただやっぱ納得いかないっていうか」

アスカ「…意味わかんない」



914: :2014/10/15(水) 07:18:44 ID:
シンジ「ていうかさ」

アスカ「あによ」



シンジ「君、大分精神汚染から復活してるでしょ」

アスカ「……」



915: :2014/10/15(水) 07:40:38 ID:
アスカ(しゃくれ)「Yoチェケラッチョッ!!」クイックイッ

シンジ「思い出したように奇行に走るなよなんちゃってキチガイ」


アスカ「オーケー腹筋タイムね!」ヘコヘコヘコヘコ

シンジ「前よりキレがないし」

アスカ「モッツァ~レラァ~♪」

シンジ「僕が訳さなくても会話できてたし」

アスカ「………」

シンジ「……恥ずかしいの?」



916: :2014/10/15(水) 07:56:54 ID:
アスカ「ジェロニモ!ジェロニモ!」

シンジ「…まあ君が話したくないってんならいいけどさ」



シンジ「……」


シンジ「ユニゾン、大丈夫かな」



917: :2014/10/15(水) 08:32:47 ID:
~紀伊半島沖~


イスラフェル(甲)「………」

イスラフェル(乙)「………」

イスラフェル(甲)「………」

イスラフェル(乙)「………」


イスラフェル(甲)「!」
イスラフェル(乙)「!」


イスラフェル(甲)(乙)「「ゴギャァアアアアア!!!」」





918: :2014/10/15(水) 08:36:02 ID:
~第一発令所~

青葉「! 紀伊半島沖にて目標が覚醒した模様ですッ!」

日向「目標!!再び侵攻を開始ッ!」



冬月「来たな」

ゲンドウ「ああ」




919: :2014/10/15(水) 08:41:47 ID:
ミサト「そんな!MAGIの予想より3時間も早い?!」

ミサト「エバーは!?」

マヤ「発進準備中です!しかし初号機パイロットと式波アスカが、まだ…」

ミサト「んもぉおお!!ぬぅあにやってんのよ!あの二人は!!」ダッ!


ダダダダダ…


加持「子守をしながら人類を守る。いやはや、葛城の仕事は大変だ」

リツコ「そうよ。彼女のベビーシッターの腕に人類の存続はかかっているの」クスクス




920: :2014/10/15(水) 09:46:01 ID:
冬月「……碇」

ゲンドウ「なんだ」

冬月「タートルネックからキスマークが見えているぞ」

ゲンドウ「……」スス

冬月(やれやれ…私の仕事は人類を守る事とお前のお守り、か)




921: :2014/10/15(水) 11:00:19 ID:
プシュー!

ミサト「何してんのよっ!」


アスカ「あ」←覆い被さってる

シンジ「ZZZ」


ミサト「ナニしてんのよっ!」

アスカ「あ、アポストロフィをつけなきゃ!アポストロフィを」

ミサト「いいから!早く!!乗れ!!!以上!!!!」

シンジ「うるひゃあぞおい…ZZZ」ムニャムニャ

ミサト「起きろぉおおぉおお!!!」



922: :2014/10/15(水) 11:20:37 ID:
『進路クリア、オールグリーン!』

『エヴァ初号機及び弐号機α発進準備完了!』


ミサト「いい?使徒はまもなく上陸してしまうわ!」

ミサト「陸にあがった瞬間を叩くのよ!」

『了解』


シンジ「いくよ、アスカ。最初からA.T.フィールド全開、フル稼働最大戦速でいく!!」
アスカ「わかってる!こっちの内部電源が切れるまでの62秒でケリをつける!!」


ミサト「…? アスカが、まとも?」


ミサト「 ま さ か 」


シンジ『ミサンガーさん』

ミサト「…それ私の事?」



923: :2014/10/15(水) 11:24:07 ID:
シンジ『最初に言っとくけど…見たとーりアスカの精神が復帰してきちゃってるから…』

シンジ『練習で見せた時ほどユニゾンは上手くできないと思う』

シンジ『たぶんね、ガッタガタになる』

ミサト「」

シンジ『だから…精々ハラハラドキドキしながら人類終焉の瞬間を迎えてください!』

プツッ。


ミサト「」

リツコ「」

加持「」

オペレーター'S「「「」」」

冬月「」

ゲンドウ「」



924: :2014/10/15(水) 11:33:29 ID:
~紀伊半島(陸)~

イスラフェル(甲)「グルォォ」ズシ、ズシ

イスラフェル(乙)「ゴルォォ」ズシ、ズシ

イスラフェル(甲)「?」
イスラフェル(乙)「?」



キー――――――――――――ン…………



初号機「ッ!」ズダンッッッ!
弐号機α「ッ」ズダンッッッ!


イスラフェル(甲)「グル」
イスラフェル(乙)「ゴル」

ずんたた♪ずんたた♪ずんたった♪


初号機「ンハァ~~~~~~~~~~♪」
弐号機α「ンハァ~~~~~~~~~♪」




925: :2014/10/15(水) 11:51:09 ID:
初号機「パッパッパイナポっ♪」トントントントントントン
弐号機α「パッパッパイナポ♪」トントントントントントン


初号機「ハッ!」バッバッバッ!
弐号機α「ハッ!」バッバッバッ

初号機弐号機α「「ゼハハハハ!!!」」

バキャッ!

イスラフェル(甲)「グゴッ?!」
イスラフェル(乙)「グゴッ?!」




926: :2014/10/15(水) 12:00:33 ID:
イスラフェル(甲)「ッ!」ブンッ!
イスラフェル(乙)「ッ!」ブンッ!

初号機『そいやっさ!』バッバッバッ
弐号機『そいやっさ!』バッバッバッ

ヒョイヒョイヒョイヒョイ

イスラフェル(甲)「」イラッ
イスラフェル(乙)「」イラッ

初号機『フォウ!』つパレットライフル
弐号機『フォウ!』つパレットライフル

初号機『Cause this is thriller!♪』弐号機『Cause this is thriller!♪』
ババパパパババパパパ!!

イスラフェル(甲)「ゴギャァアアアア!」
イスラフェル(乙)「ゴギャァアアアア!」



928: :2014/10/15(水) 12:18:33 ID:
初号機『メケメケメケメケ!』クルクルクルクル
弐号機『メケメケメケメケ!』クルクルクルクル

バッバッ!!ババッ!!

初号機弐号機『『後ろに回り込みー♪』』

初号機弐号機『『勢いあまって延髄に肘ッ!!』』

ゴギャッッ!!!

イスラフェル(甲)「グギェッ?!」
イスラフェル(乙)「グギェッ?!」

初号機『スラマッパギ!』パンチパンチパンチ
弐号機『スラマッパギ!』パンチパンチパンチ

ゴスゴスゴスゴスゴスゴス!

イスラフェル(甲)「グギェッ!!」
イスラフェル(乙)「グギェッ!!」


初号機弐号機α「「かーらーのー?」」


ダダダダダダダダダダ!!!



929: :2014/10/15(水) 12:21:37 ID:
初号機「ツープラトンキッ―――」


弐号機α『あっ』ビタンッ



シンジ(式波こけたぁあああああああッッッッ!!!)




930: :2014/10/15(水) 12:28:25 ID:
シンジ(やっぱり無理があったんだ!)

シンジ(式波も優秀だから規定通りの動きは出来る)

シンジ(でもやっぱ真のユニゾンじゃないからアドリブは出来ない!)

シンジ(今のは規定から外れてもやらなきゃいけなかったのに!)


初号機『くそ!このままいったらぁあああああああ!!!』


初号機『A.T.フィールド、更に 全 開 ッッ!』


初号機『どりゃあああああああ!!!』


イスラフェル(甲)「…」
イスラフェル(乙)「…」




931: :2014/10/15(水) 12:30:28 ID:
イスラフェル(甲)「…」ヒョイ
イスラフェル(乙)「…」ヒョイ


初号機『当たんなかったぁああああぁぁぁ――――――……



ずどーん




932: :2014/10/15(水) 12:33:44 ID:
イスラフェル(甲)「……」
イスラフェル(乙)「……」

イスラフェル(甲)「……」
イスラフェル(乙)「……」



イスラフェル(甲)「グルォォ」ギロッ
イスラフェル(乙)「ゴルォォ」ギロッ


弐号機α『く、』



933: :2014/10/15(水) 12:43:53 ID:
~第一発令所~

日向「弐号機α、目標と交戦中!初号機は沖に発見!現在沈下中!」

ミサト「く…!」

ミサト「ユニゾン作戦は失敗!次の捕縛作戦を展開するわ!」

ミサト「エバー全機、出撃!!」

マヤ「了解!」カタカタ



カヲル「だから僕にしとけばよかったんだよ」ブスー



934: :2014/10/15(水) 12:49:45 ID:
弐号機α『でりゃああああああ!!!』つプログナイフ×2

ザクッ、ザクッザクッ!!

イスラフェル(甲)「」ビュルン
イスラフェル(乙)「」ビュルン


日向「弐号機α、目標へプログナイフで攻撃!」

青葉「しかし目標は自己修復!ダメージはありません!」


弐号機α『ちくしょう、なんなのよコイツぅうう!!!』

ザクッザクッザクッザクッ!

イスラフェル(甲)「」ビュルン
イスラフェル(乙)「」ビュルン



935: :2014/10/15(水) 12:57:24 ID:
零号機「っ」ズダンッ

弐号機β「っ」ズダンッ

弐号機γ「っ」ズダンッ

参号機「っ」ズダンッ

四号機「っ」ズダンッ


伊吹「エヴァ、零号機~四号機まで全機到着!」

日向「弐号機β、弐号機γ、零号機が対使徒キャッチャー装備、装着!」

ミサト「目標の捕縛、開始!」

参号機『ワシらは補佐やな!』

四号機『行くぞぉ~!』



936: :2014/10/15(水) 13:05:13 ID:
MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥∥∥∥||
FIFTH.c:∥∥∥∥||

【鈴原トウジ】シンクロ率:29%

MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥∥∥
SIXTH.c:∥∥∥∥∥∥

【相田ケンスケ】シンクロ率:40%


マヤ「参号機、四号機共にシンクロ率は自己記録更新!」



937: :2014/10/15(水) 13:19:36 ID:
弐号機α『このっ!このっ!』

ザクッザクッザクッザクッザクッ

イスラフェル(甲)「」ビュルン
イスラフェル(乙)「」ビュルン


参号機『加勢に来たで!』つサブマシンガン

四号機『いっくぞぉ!』つポジトロンライフル

バラタタタタタタ!ズドォン!ズドォン!

イスラフェル(甲)「」ビュルン
イスラフェル(乙)「」ビュルン

青葉「目標は自己修復!ダメージはありません!」

日向「ですが硬直状態に持ち込めています!!」

ミサト「よし!アスカ達!レイ!捕縛よ!」

『『『了解!』』』




938: :2014/10/15(水) 13:22:48 ID:
零号機『えいっ!』つ

弐号機γ『とりゃ!』つ

弐号機β『さっさと捕まんなさい!』つ


ガシャン!


【イスラフェル(甲)(乙)「「グガゴ…!」」】

日向「目標の拘束に成功です!」

ミサト「よし!デュアルソー起動!コアを同時破砕して!」

『『『了解!』』』



939: :2014/10/15(水) 13:24:42 ID:
※デュアルソー…電動ノコギリの刃が二つついた黄色い武器。
        エヴァ2、貞本エヴァ9巻と10巻に登場



940: :2014/10/15(水) 13:29:09 ID:
日向「対使徒キャッチャーと複合したデュアルソー、起動!破砕に入ります!」


ヴィイイイイイイイン!!!


【イスラフェル(甲)(乙)「グギェッ?!グギェェエエエッ!!」】


ガガガガガガガガガガガガ!!!


イスラフェル(甲)(乙)「「グルォォォオオ!!!」」

バキャッ!

青葉「ダメです!目標が対使徒キャッチャーを破壊!拘束失敗です!!」


ミサト「…これまで、か」



941: :2014/10/15(水) 13:37:53 ID:
ミサト「UNに連絡!N2爆雷の用意、急いで!」

日向「了解!」

ミサト「皆!作戦は全て失敗したわ!」

ミサト「今からUNがN2爆雷をまた落とすから皆それまで持ちこたえて!」


『『『了解!!』』』


トウジ『そんな…またワイらの負けなんか……』

ケンスケ『タフすぎ。キツいよ…』

貞本『やぶれかぶれでやってみる?ユニゾン』

惣流『そうね、どうせだし』

弐号機βγ『『行くわよぉおお!!』』ドンガドンガドンガドンカ!゙

日向「弐号機β、γが目標へ接近!」



942: :2014/10/15(水) 13:39:26 ID:
冬月「……もし生き延びられるようなら葛城一尉はクビにするかね?」

ゲンドウ「ああ、この戦いが終わったら解任だ」




943: :2014/10/15(水) 13:40:25 ID:
ちょっと
      キ
      ル 

948: :2014/10/16(木) 03:44:02 ID:
弐号機βγ『『くらえぇえ!!』』

ガンガンガンガンガンガン!


日向「弐号機β、γが目標のコアへ同時攻撃!」


イスラフェル(甲)「グルォォ!」

イスラフェル(乙)「ゴルォォ!」


青葉「目標にダメージは見受けられず!目標、侵攻に力を入れ始めています!」

ミサト「こっちの攻撃が効かないとわかったのね…!」

ミサト「皆!前回出撃時に初号機がやったように紀伊半島沖方面へ目標を遠投して!」



949: :2014/10/16(木) 03:49:31 ID:
トウジ『ミサトさん何言うてんねん…シンジじゃあるまいし出来るわけないやんそんなん』

ケンスケ『ようは追い返せ、って事だろ?』

綾波『目標を後退させる、ある程度なら遠くへ飛ばす事なら私達でも出来るわ』

惣流『シンクロ率低い奴はそこで指くわえてたらー?』

貞本『あたし達なら多少は遠くへ投げ飛ばせるわよ!』


惣流貞本『『でりゃああああああああ!!!』』




950: :2014/10/16(木) 03:53:00 ID:
日向「弐号機β、γが目標を掴み、遠投!」

青葉「目標は海との接地面まで投げ飛ばされました!」

ミサト「いいわよ!皆がんばって!」




冬月「しかし後任はどうする?作戦部の中にめぼしいのはいたかね?」

ゲンドウ「いや…どいつもこいつも度胸が足りんな」



951: :2014/10/16(木) 07:36:00 ID:
弐号機β『どりゃああ!』ドンガドンガドンガ

弐号機γ『でりゃああ!』ドンガドンガドンガ

参号機『おりゃあああ!』ドンガドンガドンガ

四号機『とぅおりゃあ!』ドンガドンガドンガ

零号機『たぁああああ!』ドンガドンガドンガ

イスラフェル(甲)(乙)「「グゴ…!」」


『『『『『どっせぇええェエエエい!!!』』』』』


日向「エヴァ全機、目標へショルダータックル!」

伊吹「全機、肩部パーツ破損!」

青葉「目標は海へ!」



952: :2014/10/16(木) 08:00:06 ID:
日向「N2航空爆雷、準備完了だそうです!」

日向「『タイミングはそちらで』との事!」

ミサト「了解!」


ミサト「エヴァ全機、目標をパレットライフルで硬直させながらポイント―ゼロまで退避!」

『『『『『了解!!』』』』』




953: :2014/10/16(木) 08:14:43 ID:
日向「どうぞ…スイッチはこれです」

ミサト「ありがと」

日向「……」

ミサト「……」

ミサト「あたし。これでクビかしらね」

日向「クビになったら…僕のとこに来てもいいですよ」

ミサト「…ありがと」



954: :2014/10/16(木) 09:41:20 ID:
【弐号機α】
活動限界まで ACTIVE.TIME.REMAINING.
.          内  部//
あと冂冂・¬コ・冂冂 INTERNAL//
  凵凵・コL・凵凵 主電源供給システム
STOP SLOW NOMAL MAINENERGYSUPPLYSYSTEM

式波(全裸)「………」

式波(…あと32秒)

式波(あんなに心を一つに出来てたのに)

式波(最後にアタシのミスで……)

式波(ヘンタイにも幻滅されたかな…)


式波(一緒にいる内に。精神が同じになって。一緒にバカやって。その内に惹かれたなんて)

式波「アタシってほんとバカ」



955: :2014/10/16(木) 09:46:32 ID:
式波(おかしいなアタシ、何でこんなに落ち込んでんだろ)

式波(たった一回のミスで無気力になるなんてアタシのキャラじゃないのに)

式波(でも…なーんか力入んない)

式波(まだヘンタイの精神が残ってるのかしら)

式波「……………あと30秒」


式波(もう、このまま死んじゃってもいいかな…)



956: :2014/10/16(木) 09:51:30 ID:
『おい、もっかいやるぞ』






957: :2014/10/16(木) 09:52:37 ID:
式波「――――え?」




958: :2014/10/16(木) 09:53:34 ID:
~紀伊半島沖、海中~



初号機「…………」



初号機「!!!」カッ!





959: :2014/10/16(木) 09:56:56 ID:
青葉「?! 紀伊半島沖の初号機から高エネルギー反応!!」

ミサト「?!」

マヤ「初号機のシンクロ率が上昇!」


マヤ「シンクロ率、125%!!」

マヤ「歴代シンクロ率でも最高値です!」




初号機「ウォオオオオオォオオォオオォオオ!!!」
シンジ「ウォオオオオオォオオォオオォオオ!!!」





960: :2014/10/16(木) 10:01:48 ID:
キュパッ……―――――――…


イスラフェル(甲)(乙)「「?!」」


ズドォォオオォオオォオオォオオォオオン!!!


日向「初号機の口腔から加粒子砲!!」

青葉「海域が一部蒸発ッッ!!目標に直撃!」

伊吹「初号機、咆哮!」


初号機「ウィウオ」
シンジ「いくぞ、」



961: :2014/10/16(木) 10:05:50 ID:
イスラフェル「「」」ビクビクビクビク


青葉「目標、尚も健在!しかし再生速度は通常時の2%以下!」


初号機「ウォオオ!」ドンッ!


日向「初号機、跳躍!弐号機αの元へ!」


初号機「ウィイアイ」
シンジ「式波」


初号機「ウィエンウィア!」
シンジ「リベンジだ!」


式波「へ…シン、ジ」



962: :2014/10/16(木) 10:18:07 ID:
伊吹「初号機からA.A.T.(アンチ・エーティー)フィールド発生!」

伊吹「弐号機αへ侵食!」

リツコ「まさか、式波アスカと精神を繋げる気なの!?」


リツコ「あり得ないわ!」


シンジ「式波。たぶん、もって10秒だ」

シンジ「それまでにケリをつけるよ!」

アスカ「………っ、」



シンジ「アイツ、地の果てまでケリ飛ばしてやろうぜ」ニヤ

アスカ「―――うんっ!」



963: :2014/10/16(木) 10:23:23 ID:
MENTAL TOXICITY LEVEL

01  :∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
THIRD.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
【碇シンジ】シンクロ率:125.07%

MENTAL TOXICITY LEVEL

02.α :∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
SECOND.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
【式波・アスカ・ラングレー】シンクロ率:125.07%


伊吹「シンジられませんっ!両機、共にシンクロ率125.07%!!」

リツコ「あり得ないわ!」



964: :2014/10/16(木) 10:26:22 ID:
初号機「ウォオオオオオォオオォオオ!!!」
弐号機「ウォオオオオオォオオォオオ!!!」


シンジ「だぁああああああああああ!!!」
アスカ「だぁああああああああああ!!!」


初ン機弐スカ機「「「「ウォオオオオオォオオォオオ!!!」」」」





965: :2014/10/16(木) 10:32:41 ID:
青葉「目標、コア部の修復完了!急速に再生速度が上がり――」



ラフェル(甲)「」グギュグギュ
ラフェル(乙)「」グギュグギュ


スラフェル(甲)「!?」
スラフェル(乙)「!?」


初ン機弐スカ機「「「「ウォオォオオ!!!」」」」ダッ――


初ン機弐スカ機「「「「ぁぁあああああああ!!」」」」


日向「両機、目標へドロップ・キック!!」


イスラフェル(甲)(乙)「「――――ッッ?!」」




966: :2014/10/16(木) 10:33:40 ID:
ドゴォオオオオッッッッッッッッッッッ!!!





967: :2014/10/16(木) 10:39:13 ID:
青葉「目標、そのまま太平洋沖まで!!……いえっ!」


ズドォォオオォオオォオオォオオン!!!


青葉「目標、殲滅を確認!!」


「「「わぁああああ!!!」」」


ミサト「やった!ねぇ!あの子達やったわよ!見てた!?バンザーイ!」ダキ

加持「ハハ…、ああ、見てたさ」ギュ。

日向「チッ」


リツコ「あり得ないわ!」



968: :2014/10/16(木) 10:42:49 ID:
日向「両機、華麗に着地!」

伊吹「シンクロ率は減少!初号機は99.89、弐号機αは48%!」



冬月「やったな」

ゲンドウ「ああ」



969: :2014/10/16(木) 10:54:49 ID:
シンジ「ふぃー………」

シンジ「あ゙ー………なんか」

シンジ「超疲れたわ………」

シンジ「はー…………」

シンジ「なんかぁ…アレ、温泉にでもゆっくり浸かりたいよ」

シンジ「ネルフからのそんなご褒美の一つや二つあってもいいと思うんだけど」

シンジ「はー………」



970: :2014/10/16(木) 10:58:01 ID:
シンジ(シンクロ率100%越えをするとキツいんだよね…)

シンジ(同化がちょっぴり始まるし)

シンジ(上げれば上げるほど疲れるし)

シンジ「はー…………」


式波『シンジ』ピ



971: :2014/10/16(木) 10:58:48 ID:
ちょっと斬る 

975: :2014/10/16(木) 14:57:10 ID:
シンジ「…やっと、名前呼ぶ気になったんだ?」

アスカ「それは…悪かったわよ」

シンジ「で?何?僕はもうおねむの時間にフェードインしたいんだよ」

アスカ「その……」

シンジ「何さ」

アスカ「えっと、」

シンジ「………」

アスカ「うう~~!」

シンジ「……」イライライライライライラ



976: :2014/10/16(木) 15:01:30 ID:
アスカ「ごめん。」

アスカ「それから…ありがと。」

シンジ「えっ何が」

アスカ「むぅ…察し悪すぎ!」

シンジ「いやでもマジでわかんねぇし」

アスカ「むぅー!」



977: :2014/10/16(木) 15:08:35 ID:
アスカ「あの時アタシが失敗したから皆に迷惑かけたし」

アスカ「なんか…前までシンジの事バカにしたアダ名で呼んでたし」

アスカ「ナナヒカリとかヘンタイとか…」

アスカ「全然、そういう事じゃなかったのに」

アスカ「だから…ごめん」

シンジ「ふーん…」

シンジ(いや『ヘンタイ』については大正解だと思うんだけどなぁ?)ハテ?



978: :2014/10/16(木) 15:18:01 ID:
アスカ「アタシさ…シンジの事誤解してた」

アスカ「シンジの事はただの頭おかしい奴だって思ってて」

アスカ「自分本意で、協調性なくって、キチガイ、ド変態のサイテー野郎だって」

アスカ「でも…同じ精神(ココロ)になって少しわかった気がするの」

アスカ「シンジはシンジなりにちゃんと皆の事考えてた」

アスカ「シンジは…まともだった」

アスカ「ただ、ちょっと変わってるだけのヤツ」


シンジ(どうしよう式波まだ精神汚染から復帰できてなかったよヤバイよ)



979: :2014/10/16(木) 15:22:35 ID:
シンジ(どう考えても僕がまともなわけねーだろ)

シンジ(どこの国にすっぱだかで街をうろつくヤツがいるんだよ!?)

シンジ(最近のジャングル奥地の裸族だって『街で全裸はマズイ』って知ってんだぞ?)

シンジ(家では裸の人だってちゃんと外では服着るんだよ!)

シンジ(つーか意味不明な言動と迷惑行為の連続でまとも?!はぁ?!)

シンジ(ねーだろ!!ねーよ!!アホじゃねーの!?)

シンジ(バーカバーカバーカバーカ!!)



980: :2014/10/16(木) 15:29:58 ID:
アスカ「シンジは自分の心に忠実なのよ」

アスカ「ううん。―――"魂に"かしら」

アスカ「素直で真摯。それで―――純粋。」

アスカ「それだけだった」

シンジ「…………」



981: :2014/10/16(木) 15:35:20 ID:
シンジ(何言っちゃってんのコイツいや何イッちゃってんのコイツ)

シンジ(心に忠実?そりゃ欲望の赴くままに暴走しとりますからなぁ!)

シンジ(人はそれを『自己中心的』って言うんですぅー)

シンジ(そんな奴は人間社会やコミュニティからは弾かれますぅー)

シンジ(魂?厨二病かテメー?いやリアル中二だけどもさ)

シンジ(あーはずかしー。アイツ将来ぜってー枕に顔埋めてバタバタするよ賭けてもいいね)

シンジ(録音でもしときゃよかったわーアスカさんの厨二語録的な)



982: :2014/10/16(木) 15:42:37 ID:
アスカ「それで、ありがとうってのはさ…」

シンジ(ッベーッベー、今からアスカさんのポエムが始まるぞー!録音録音!)カチ

アスカ「作戦が全部失敗した時。皆勝負を諦めちゃった時」

アスカ「アタシも諦めて…無気力になって、何もかも投げ出したくなったのよ」

アスカ「でも…シンジの声が聞こえたの」



アスカ「『おい、もっかいやるぞ』って」




983: :2014/10/16(木) 15:46:14 ID:
アスカ「アタシ、最初聞いた時は何の事か認識できなかった」

アスカ「だって、もう皆が諦めてたのよ?」

アスカ「撤退に向けて動いて、時間稼ぎの準備してたのよ?」

アスカ「なのにさ、シンジは全く諦めてなかった」

アスカ「この期に及んで、空気読まずにさ。」

アスカ「ミスったアタシとまだ戦うつもりだった」

シンジ「………」



984: :2014/10/16(木) 15:50:58 ID:
アスカ「シンジの言葉に、アタシは凄く救われたわ」

アスカ「同時に『負けるもんかー!』って戦う意志がわいてきて。」

アスカ「シンジの不思議な力でアタシもシンクロ率が跳ね上がって…何か見た」


アスカ「たぶん、『希望』だったんだと思う」


アスカ「アタシさ、シンジとユニゾン出来てよかった」

アスカ「シンジと出会えてよかったわ」

アスカ「だから―――――」




985: :2014/10/16(木) 15:52:01 ID:
アスカ「―――ありがとう」ニコッ





986: :2014/10/16(木) 15:53:54 ID:
『一件ノ音声データヲ録音シマシタ』ピ




シンジ「…どういたしまして」ニコッ

アスカ『ねぇ今なんか聞こえたんだけど』





987: :2014/10/16(木) 15:59:14 ID:
アスカ『え?何?今なんか……え?録音?』

シンジ「何が?気のせいじゃね?」ニコッ!

アスカ『ねぇ、今絶対録音って言ったわよね?え、何?したの?』

シンジ「つかれてるんだよアスカ。ほら早く帰ろう」ニコッ!

アスカ『ちょっと?何でそんないい笑顔してんの?ねぇ?』

アスカ『え?とった?ひょっとして今の全部とった?ねぇ?』

シンジ「じゃ、お疲れっしたー!」ピ

アスカ「けっ、消しなさい!!!////今す プツッ。


シンジ(いつ、誰に、どんな時に公開しようかなー)ワクワク




988: :2014/10/16(木) 16:04:03 ID:
冬月「ふむ…」

冬月「一応当初予定していた葛城一尉のユニゾン作戦が成功したな」

ゲンドウ「ああ」

冬月「解任はどうする?」

ゲンドウ「任せる」

冬月「そうか。ふむ…」




989: :2014/10/16(木) 16:07:41 ID:
加持「おいおい。自分から抱きついておいて殴るなよ」イチチ

ミサト「うっさい!ちょっと浮かれただけなんだから!////」プイ!

ミサト「忘れなさい!あんたとはもう終わったんだから!///」プリプリ!

加持「…はいはい。それじゃ、また始まるまで待つよ」ニコッ

ミサト「始まんないわよぉ!///」


日向「………」


日向「自分の仕事はします。でも…納得はできません」カタカタ



990: :2014/10/16(木) 16:11:14 ID:
冬月「やれやれ…」

冬月「では。首の皮一枚だけは繋げておこうか」フッ

ゲンドウ「そうか」



リツコ「ホント。子供ね?」

リツコ「シンジくん達よりよっぽど子供だわ?」

青葉「っすね」ハハ


ミサト「ふーーんだっ!」

加持「そんな恥ずかしがるなよ」ハハ



991: :2014/10/16(木) 16:14:03 ID:
カヲル(シンジくん、早く帰ってこないかな)

カヲル(この数日間ちっとも話せなくてつまんなかった)

カヲル(…まあ、)


ヘッドフォン


カヲル(これでずっと音楽聞けたけど)



992: :2014/10/16(木) 16:16:44 ID:
ヘッドフォン<~~♪~♪~


カヲル「…ふんふん♪ふんふん♪ふんふんふ~ふん♪」

カヲル「ふんふん♪ふんふん♪ふーふふん♪」

カヲル(歌はいいね)


サツキ「カヲルくん?音はずしてるわよ?」



993: :2014/10/16(木) 16:20:27 ID:
惣流『はーあ!けーっきょく!!"無敵のシンジ様"がいいとこどりかぁー』

貞本『ま!あたしはいつかアレに勝つ気でいるけどネ~』

惣流『はあ?それならあたしもだけどぉ?!』

綾波『無理無理』ノシ


『『ぬぅあんですってぇっ!?』』




994: :2014/10/16(木) 16:33:59 ID:
トウジ『……』

ケンスケ『……』

トウジ『ワシらはまだまだ力不足やなぁ』

ケンスケ『だね』

トウジ『また特訓せなあかんな』

ケンスケ『だね』



995: :2014/10/16(木) 17:09:45 ID:
トウジ『シンジみたいにはなれへんかもしれん』

トウジ『せやけど…いつまでも足手まといは嫌やわ』

ケンスケ『…だね』

ケンスケ『俺、エヴァのパイロットだーって浮かれてただけだ』

ケンスケ『ダメなんだよな、なったってだけじゃ』

ケンスケ『せめて使える駒くらいにはなりたいよ』



996: :2014/10/16(木) 17:13:30 ID:
零号機「」プシューガコン

初号機「」プシューガコン

弐号機α「」プシューガコン

弐号機β「」プシューガコン

弐号機γ「」プシューガコン

参号機「」プシューガコン

四号機「」プシューガコン

シンジ「あれ、皆出てきたんだ」

式波「ちょっとシンジ!さっきの消しなさい!早くッ!」

シンジ「絶対、イヤだ」プイ

式波「むきぃー!!」

綾波「諦めた方がいいわ。碇くんは『絶対、イヤだ』って言ったら絶対覆さないもの」

式波「ふざけんな!」



997: :2014/10/16(木) 17:20:02 ID:
惣流「あ、そう言えば。式波よく治ったわね?」

式波「はあ!?」

貞本「よねー?シンジ化して手がつけられないし隔離されてたし」

式波「う…////」

式波「ち、違うの!あれは全部演技だったの!」

式波「はん!このアタシがキチガイになるわけないじゃなーい!」ファサッ!



998: :2014/10/16(木) 17:20:47 ID:
ケンスケ「えー?じゃあなんでそんな事してたの?」

式波「ふぇ?!そ、そそそ、そんなの決まってんじゃない!」

式波「シンジの真似する事でシンクロ率が上がるか試したのよ!」


式波「それに…」

「「「「それに?」」」」




999: :2014/10/16(木) 17:31:38 ID:
アスカ「あたしだって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいの」


アスカ「それだけ。……何よ、文句あんの?」





1000: :2014/10/16(木) 17:47:57 ID:
次回予告

ミサト「『もうすぐ文化祭!』と日常を謳歌する碇シンジ達。」

ミサト「そんな中、死海文書に存在しない、第X使徒が現れる」

ミサト「第X使徒の陰険な攻撃により碇シンジに異変が。」

ミサト「文化祭は無事行われるのか」

ミサト「そして、第X使徒を倒せるのか」

ミサト「碇シンジは元に戻れるのか。」


ミサト「次回、シンジ「僕だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいんだよ」、」


ミサト「『イレギュラー。そして、ディスオーダー』。」


ミサト「さぁーって☆この次も☆サァービスサービスぅっ♪」