1: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:23:40.13 ID:UApj2+Tz0


ちなつ「あかりちゃん、練習よ、練習」

あかり「ちょ、ちょっとちなつちゃーん!?」


引用元: ・【ゆるゆり】あかり「あかり、風俗に売られちゃった・・・」

2: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:24:40.66 ID:UApj2+Tz0


ちなつ「んっ」チュー

あかり「ンーーーッ!?」


ガラ

結衣「今日はー」

京子「ちなつちゃん居るー?って・・・」


3: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:25:15.21 ID:UApj2+Tz0


ちなつ「え?京子センパイに結衣センパイ!?」

結衣「な、何をやってんの・・・?」

京子「あ、あかりとそんな・・・」

ちなつ「ち、違うんですこれは・・・」


4: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:25:57.42 ID:UApj2+Tz0


結衣「・・・どうぞごゆっくり」ソソクサ

京子「じゃ、じゃあねちなつちゃん・・・」


ちなつ「結衣センパイ?京子センパーイ!?待って、違うんですこれはー!」



あかり「」チーン


5: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:27:06.00 ID:UApj2+Tz0


あかり(・・・あれから、半年後)





あかり(あかりは今、風俗で働いてる・・・)


客「ウッフッフ・・・かわいいわねアナタ」

あかり「あ、い、いえそんな事は・・・」


6: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:28:05.65 ID:UApj2+Tz0


客「写真見て、一目で気に入っちゃった」

客「まだ慣れてないんでしょ?大丈夫よそんな緊張しなくたって」ナデナデ

あかり「あ、いえ緊張だなんて、そんな・・・」

客「フフッ・・・。時間まで、たーっぷりかわいがっちゃうからね」ナデナデ

あかり「あ、よ、宜しくお願いします・・・」


7: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:28:38.52 ID:UApj2+Tz0


あかり(あかりがちなつちゃんにキスされた所を、結衣ちゃんと京子ちゃんに見られて)

あかり(その噂は、あっという間に学校中に広まった)

あかり(あかり、学校に居られなくなって自主退学・・・)

あかり(お姉ちゃんは随分かばってくれたけど、お家からは勘当)

あかり(ううん、自ら飛び出した。お姉ちゃんと、お父さんお母さん達が毎日ケンカするのに耐えられなくて・・・)


8: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:30:17.35 ID:UApj2+Tz0


あかり(あかりはこの歳で、自分の力で生きていかなくちゃならなくなった)

あかり(中学校もロクに出てないようなあかりが、働ける場所と言ったら・・・)


客「ウフフ・・・。じゃあ、そろそろいいかしら」

あかり「あ、は、はい・・・。」


9: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:31:10.28 ID:UApj2+Tz0


客「じゃあ、じっと目を見て?」

あかり「・・・はい」


客「・・・」

あかり「・・・」


客「・・・」

あかり「・・・」カァァ


客「ウフフッ・・・」

あかり「・・・」サッ


10: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:31:43.52 ID:UApj2+Tz0


客「照れてるの?本当にかわいいわねあなた・・・指名してよかった」ナデナデ

あかり「ご、ごめんなさい、じっと見られると恥ずかしくて・・・」


あかり(恥ずかしがるあかりをいたぶって楽しんでるんだ)

あかり(お客さんの服は派手だけど、メイクと髪は比較的地味)

あかり(仕事でストレスを溜めた、OL風・・・)


11: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:32:35.93 ID:UApj2+Tz0


客「・・・まぁ、いつまでもこうしてたいけど」

客「やる事はやっちゃわないとね。お金も払ってるし」

客「じゃあ、恥ずかしいなら目を閉じていいわよ?」

あかり「はい、すみません、ありがとうございます・・・」スッ


12: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:33:04.86 ID:UApj2+Tz0


客「・・・」ナデ…ナデ…

あかり「・・・」


客「・・・」ナデ…ナデ…

あかり「・・・」


客(ウフフ・・・)ナデ…ナデ…

あかり(い、いつ来るんだろう?)ドキドキ


13: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:33:40.10 ID:UApj2+Tz0


客「じゃあ・・・行くわね」

あかり「は、はい・・・」


客「ンッ・・・!」チュゥ

あかり「ンーーッ!」

客「ンッ、ンフッ」チュッチュッ

あかり「ン、ンッ」


客「ンッ、ふはっ、ンッ」

あかり「ンンッ・・・!」

客「ンッ・・・!」チュゥーー

あかり「ンンーーーッ!」


客「プハッ、ハァ、ハァ・・・」

あかり「ハァ、ハァ・・・」


14: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:34:08.05 ID:UApj2+Tz0


あかり(キス専用風俗店、『キッシング』)

あかり(名前の通り、キス専門の風俗店)

あかり(こんなのでお客さんが来るのかな?と最初は思ったけど)

あかり(結構、繁盛しているらしい)


15: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:35:01.67 ID:UApj2+Tz0


客「ンッ・・・!」チュゥー

あかり「ンンッ!」

客「ンフッ、ンッ」チュッチュー

あかり「や・・・激し・・・ンッ!」


客「フンッ・・・」チュー

あかり「ンンーッ!」

客「フッ、ンッ」チュッチュー

あかり「ンッ、ンンッ!」


16: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:35:58.13 ID:UApj2+Tz0

(30分後)


客「はぁ、最高・・・」ナデナデ

あかり「うう・・・」

客「また、指名するわね」サワサワ

あかり「あ、ありがとうございます・・・。あの、触るのは禁止で・・・」

客「それじゃまたね、あかりちゃん」

あかり「はい、ありがとうございました・・・」

バタン

あかり「・・・ふぅ」


17: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:37:56.44 ID:UApj2+Tz0


あかり(あかりが想像してたより、すっとお客さんは多い)

あかり(きっと、寂しい人が多いんだろう)

あかり(あかりは、そんな心に寂しさを抱えた人たちに毎日キスされる)

あかり(くる日も、くる日も・・・)

ガチャ

客2「今日は」


18: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:39:16.54 ID:UApj2+Tz0


あかり「あ、い、いらっしゃいませ」

客2「今日も来ちゃった」

あかり「あ、ありがとうございます」

客2「ウフフ・・・。相変わらず可愛いわね、あかりちゃん」


19: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:40:23.43 ID:UApj2+Tz0


あかり「あ、いえそんな・・・」

客2「まだ慣れないの?」ナデナデ

あかり「い、いえ・・・」

客2「ウフフ・・・。大丈夫なのに、そんな硬くならなくっても」ナデナデ


20: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:40:59.47 ID:UApj2+Tz0


あかり(たまにあかりを指名してくる、このお店の常連さん)

あかり(一見優しそうだけど、どこかキツい雰囲気が漂う)

あかり(仕事でストレスを溜めた、OL風・・・)


21: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:41:37.75 ID:UApj2+Tz0


客2「じゃあ」ダキ

あかり「あ・・・」

客2「ん・・・」ピト

あかり「んっ」


22: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:42:17.28 ID:UApj2+Tz0


客2「ウフフ・・・」

あかり「・・・はぁ」

客2「はぁ、あかりちゃんのほっぺ、柔らかくって暖かくって・・・フフ・・・」

あかり「ん・・・」カァ


23: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:43:10.10 ID:UApj2+Tz0


あかり(このお客さんは、キスよりとにかく密着してくる)

あかり(時間を、たっぷりかけて・・・)

あかり(そして、さんざん時間をかけてじっくり密着した後)


24: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:44:44.58 ID:UApj2+Tz0


客2「・・・じゃあ」

あかり「・・・はい」

客2「ん・・・」チュ

あかり「ん・・・」


25: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:45:41.11 ID:UApj2+Tz0


客2「んっ・・・」チュ…チュ…

あかり「んんっ」

客2「ん・・・」チュ

あかり「ふっ・・・」


客2「・・・ふぅ、ふふ・・・」ギュ

あかり「あ・・・」

客2「ん・・・」チュ

あかり「んっ・・・」


26: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:46:13.18 ID:UApj2+Tz0


あかり(ゆっくり、ねっとりとしたキス・・・)

あかり(時々休んでは、あかりの頭を撫でたり手を握ってきたり)

あかり(あかりの事を、彼女のつもりでこうしてるんだそう)

あかり(そうやって、時間一杯まで過ごしていく)


27: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:47:04.09 ID:UApj2+Tz0


客2「・・・ああ、良かったわ、ふぅ」

あかり「はぁ・・・」

客2「ふふ・・・。どう?あなたも良かった?」ナデナデ

あかり「え、あ、はい・・・」


28: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:47:34.37 ID:UApj2+Tz0


客2「ねぇあなた、私の本当の彼女にならない?」ナデナデ

あかり「え、いえ・・・」

客2「たっぷり、可愛がっちゃうわよ?」ナデナデ

あかり「あ、ご、ごめんなさい、そういうのは禁止されてて・・・」


29: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:48:40.32 ID:UApj2+Tz0


客2「フフ、わかってるわよ」

あかり「はい、すいません・・・」

客2「あーあ、残念ね。それじゃまたね?」

あかり「はい、ありがとうございました・・・」

バタン

あかり「・・・ふぅ」


30: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:49:51.77 ID:UApj2+Tz0


店長「皆さん、今日もお疲れ様でした」

NO1「はい、お疲れ様」

NO2「お疲れ様でした」

NO3「はー、あの客何なの一体、禁止なのに触ってきて」

NO4「あー、今日も疲れたな」

あかり「はぁ・・・」


31: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:50:33.76 ID:UApj2+Tz0


店長「今日もまずまずの売り上げね」

NO1「常連さんも増えたわね」

NO2「みんな頑張ってるからですよ」

NO3「やな客も増えたけどね。酔っ払いとか」

NO4「ああ、たまに居るよな、唇噛んでくるヤツとか」

あかり「ふぅ・・・」


32: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:51:19.72 ID:UApj2+Tz0


あかり(さんざんキスをされて、やっと1日が終わる)

あかり(時間は、夜12時を回ってる・・・)

あかり(けど、あかりがキスされる時間は終わらない)

あかり(いつも、これから・・・)


33: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:51:52.55 ID:UApj2+Tz0


店長「それで、あかりさん」

あかり「は、はい?」

店長「仕事は、大分慣れた?」

あかり「え、ええ・・・」


34: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:52:38.78 ID:UApj2+Tz0


店長「本当?まだだいぶ緊張してるみたいだけど」

あかり「え、いえ・・・」

NO1「そんなに緊張してたら、お客さんつかないわよ」

NO2「早いとこ、慣れた方がいいよ?」

NO3「そうよ。指名はけっこう取ってるらしいけど」

NO4「ちょっと可愛いからって、調子に乗るんじゃないよ」


35: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:53:28.04 ID:UApj2+Tz0


店長「じゃあ、今日も練習ね」

あかり「え?今日も・・・」

店長「そう。あなたが早く一人前になるためにね」

店長「これは、あなたのためを思ってやるのよ?」

あかり「は・・・はい・・・」


36: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:54:08.47 ID:UApj2+Tz0


店長「じゃあ、みんなお願いね」

NO1「ふー、やっと仕事が終わったと思ったのに・・・。しょうがないわね本当に」

NO2「慣れるまで頑張ろっか」

NO3「やれやれ、練習に付き合わされるこっちの身にもなって欲しいわよ」

NO4「ほら、みんなにお礼は?」

あかり「あ、は、はい、皆さんありがとうございます・・・」


37: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:54:47.00 ID:UApj2+Tz0


NO4「よーし、じゃあ私から・・・。たっぷり教えてやんよ」

あかり「は、はい・・・」

NO4「ンッ!」ヂュー

あかり「ンンーッ!」

NO4「ほら、もっとしっかりくっつけろ!・・・ンッ!」ヂュウウー

あかり「ンーッ!」


38: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:55:22.24 ID:UApj2+Tz0


NO4「・・・ふぅ、ガキのキスじゃあるまいし。そんなんじゃ全然ダメだね」

NO3「じゃー、次は私ね。ほら顔上げて」

あかり「はぁ、はぁ、あ、はい・・・」

NO3「ン・・・」チュゥー

あかり「ンンッ!」

NO3「ンッ、フッ」チュッチュッチュッ

あかり「ンッ、ンッ!」


39: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:55:58.89 ID:UApj2+Tz0


NO3「・・・ふぅ、待ってるだけじゃダメだからね?もっと積極的にならないと」

NO2「じゃ、私と練習しようね?」

あかり「はぁ、はぁ、あ、はい、お願いします・・・」

NO2「こうやって、指と指を絡めて。目を見つめて」

あかり「は、はい・・・」カァァ

NO2「ン・・・ンッ!」チュ…チュ…

あかり「ン、ンンッ・・・」


40: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:56:28.34 ID:UApj2+Tz0


NO2「・・・ふぅ。ムードって大切だからね?忘れないでね」

NO1「さーて、しょうがないから練習に付き合ってやるわ」

あかり「ふぅ・・・。あ、ありがとうございます・・・」

NO1「ンッ・・・」チュゥ

あかり「ンンッ!」

NO1「ンー・・・」チュゥゥー

あかり「ンッ、ンーッ!」


41: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:57:07.46 ID:UApj2+Tz0


NO1「・・・ふぅ。全然ダメ。もっとテクニックを磨きなさい」

店長「どう?勉強になった?」

あかり「はぁ、はぁ、ええ、はい・・・」

店長「なら、その成果を見せて貰おうかな?」

あかり「え?え、ええ・・・」


42: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:57:37.10 ID:UApj2+Tz0


店長「じゃ、私にして見て?」

あかり「は、はい・・・」

店長「ほら、早く」

あかり「・・・はい、じゃ失礼します・・・」


43: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:58:05.04 ID:UApj2+Tz0


あかり「んっ・・・」チュウ

店長「ん・・・うーん、まだまだぎこちないわねー。リラックスして。ほらもっと」

あかり「は、はい・・・んんっ・・・」チュウ

店長「んー・・・。んん。もっと」

NO4「ほら、店長が練習に付き合ってやってるんだぞ?気合い入れてやれ」


44: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:58:53.35 ID:UApj2+Tz0


店長「・・・ふぅ。やっぱりまだまだかしら。皆さんどうだった?」

NO1「ぜーんぜん駄目ね。話にならないわ」

NO2「最初は仕方ないから。慣れるまで頑張ろうね?」

NO3「これで新人のクセに意外に指名取るんだから。信じられないわね」

NO4「まったく、ちょっと顔がかわいいからって・・・。生意気なんだよ」

あかり「はぁ、はぁ・・・は、恥ずかしいよぉー、うう・・・」


45: 名無しさん 2017/12/28(木) 18:59:43.92 ID:UApj2+Tz0


店長「これじゃ、お客さん取らせられないわね。それじゃ」

店長「みんなの専属練習台としてお店に住まわせて。一日中ヒマさえあれば朝から晩までずっと・・・フフ・・・」

あかり「え?そ、それはやめてください、あかり、一生懸命頑張りますから・・・」


46: 名無しさん 2017/12/28(木) 19:00:43.89 ID:UApj2+Tz0


店長「そう。ならもっと練習しなきゃね?じゃ、悪いけど皆さんもう1回ね」

NO1「はぁ、本当しょうがないわね・・・仕方ないけど付き合ってやるわ。たっぷりと」

NO2「大丈夫。練習してる内にきっと上手くなるからね?一杯やって慣れよっか」

NO3「練習だからね、練習。仕方なくやってやるんだから。感謝しな」

NO4「次は、もっと激しく行くからな?覚悟しろよ?」

あかり「そ、そんなぁ・・・。うう・・・」


47: 名無しさん 2017/12/28(木) 19:01:37.80 ID:UApj2+Tz0

(帰り道)


あかり(さんざん練習させられて、2時間・・・)

あかり(これで、やっとあかりは開放される)

あかり(けど、あんなお店だけれど・・・。店長には感謝してる)


48: 名無しさん 2017/12/28(木) 19:02:40.87 ID:UApj2+Tz0


あかり(だって、明らかに未成年のあかりが18歳って嘘ついて面接して)

あかり(それなのに、何も言わないで雇ってくれて・・・)

あかり(どんな扱いされても、文句は言えない・・・。それに)

あかり(お店を追い出されちゃったら、きっと、他に働ける所なんて・・・)

NO4「おい」

NO3「ちょっと待ちな」


49: 名無しさん 2017/12/28(木) 19:03:29.50 ID:UApj2+Tz0


あかり「え・・・?NO3さんとNO4さん?」

あかり「ど・・・どうしたんですか?」

NO4「どうしたんですか?じゃねーよ」

NO3「何なんだ、お前のあの下手糞なキスは」


50: 名無しさん 2017/12/28(木) 19:03:57.50 ID:UApj2+Tz0


あかり「え・・・。そ、それはごめんなさい、あかりまだまだ慣れてなくって・・・」

NO4「そういう態度がイラつくんだよ!」

NO3「カマトトぶっちゃって本当に」


51: 名無しさん 2017/12/28(木) 19:04:34.57 ID:UApj2+Tz0


NO4「おう、ちょっと付き合えよ」グイ

あかり「え?ちょ、ちょっと何を?」

NO3「私たちが、もっと練習してやるって言ってんのよ」


52: 名無しさん 2017/12/28(木) 19:05:02.76 ID:UApj2+Tz0


NO4「ちょっと店長に気に入られてるからって、生意気なんだよお前!」

NO3「そうよ。下手糞なキスしかできないクセに指名多くてさ。さぁ来な!」

あかり「い、いやーっ!」

NO4「来いよ!近くの私のアパートでさ、そこでもっといい事してやんよ!」


53: 名無しさん 2017/12/28(木) 19:05:41.92 ID:UApj2+Tz0


NO4「さぁ来い、暴れんな!これから私のアパートでたっぷりと・・・」

あかり「いやーっ!」

NO3「いいから来な!」

警察「こらーっ、何をしてる!」

NO3「あ、や、ヤベ!サツだ!」

NO4「ずらかれ!」スタタ…

あかり「はぁ、はぁ・・・」


54: 名無しさん 2017/12/28(木) 19:06:29.27 ID:UApj2+Tz0


警察「キミ、大丈夫?」

あかり「え、ええ・・・ありがとうございます、助かりました・・・」

警察「今の人たちは知り合い?」

あかり「え・・・。いえ・・・。全然知らない人たちです・・・」


55: 名無しさん 2017/12/28(木) 19:07:19.76 ID:UApj2+Tz0


あかり「道を歩いてたら、いきなり腕を捕まれて・・・」

警察「・・・そう。キミみたいな子がこんな夜遅くうろついてちゃいけないよ?」

あかり「ええ、はい・・・」

警察「気をつけて帰るんだよ?」

あかり「ええ、ありがとうございました・・・。それじゃ・・・」


56: 名無しさん 2017/12/28(木) 19:09:03.56 ID:UApj2+Tz0

(あかりのアパート)


バタン

あかり「・・・ふぅ」

あかり「はぁ、つ、疲れた・・・」

あかり「すぐ、寝ちゃいたい・・・。けど・・・」

あかり「金魚さんに、ご飯あげなきゃね」


57: 名無しさん 2017/12/28(木) 19:09:31.00 ID:UApj2+Tz0


あかり「金魚さーん、お待たせー。遅くなってごめんね?」


あかりは、この仕事に就いてから金魚を飼い始めた。

あかりを頼る何かを飼う事で、少しでも気が紛らわそうと思って・・・。

仕事から帰ると、まず金魚にエサをあげる。

それが毎日の日課になっていた。


58: 名無しさん 2017/12/28(木) 19:10:15.72 ID:UApj2+Tz0


あかり「ふふ・・・。金魚さーん、いっぱい食べてね?」


水槽の中の金魚が、ゆらゆら、ゆったりと泳いでいる。

これを眺めている時だけは、以前の純真だった頃のあかりに戻れるような気がした・・・。











64: 名無しさん 2017/12/29(金) 19:53:32.40 ID:uxzfU5Xf0

(次の日)


客3「ンッ!ンンッ!」ヂュウウー

あかり「ンンーッ!」

客3「はぁ、はぁ、もっと・・・もっとよ!ンンッ!」ヂュウー

あかり「ンッ、ンーッ!」


65: 名無しさん 2017/12/29(金) 19:54:01.03 ID:uxzfU5Xf0


あかり(このお客さん、いっつもあかりを指名して・・・)

あかり(時間いっぱい乱暴にキスしてくる)

あかり(全体的に派手な格好と、派手な雰囲気)

あかり(仕事でストレスを溜めた、OL風・・・)


66: 名無しさん 2017/12/29(金) 19:54:49.75 ID:uxzfU5Xf0


客3「ね、ねぇ、あなた可愛いわ?私と付き合いましょ?」

あかり「い、いえ、ですからそれは・・・」

客3「お店の規則でダメとか、そんな事言わないで」

あかり「い、いえ、あかり、クビになっちゃいますから・・・」

客3「関係ないわ、私が飼ってあげるから!私のものにしてやるわ、ンッ!」ヂュウウー

あかり「ンンーッ!」


67: 名無しさん 2017/12/29(金) 19:55:36.95 ID:uxzfU5Xf0


あかり(このお客さんは、いつもあかりをしつこく口説いてくる)

あかり(本当に、苦手・・・。けど常連さんだから、機嫌をそこねちゃったら店長に怒られる)

あかり(時間がくるまで、じっと耐えるしかない・・・)


68: 名無しさん 2017/12/29(金) 19:56:33.75 ID:uxzfU5Xf0


客3「・・・はぁ。ねぇ、本当にダメなの?付き合うの」

あかり「は、はい・・・」

客3「これだけじゃ我慢できないの。優しくするわよ?ベッドの中で」サワサワ

あかり「あ、い、いえ、あの、触るのは・・・」


69: 名無しさん 2017/12/29(金) 19:57:50.09 ID:uxzfU5Xf0


客3「もう。じゃ延長お願いね」

あかり「あ、は、はい、ありがとうございます・・・」

客3「私のキスで、あなたが堕ちるまでじっくりと・・・ね。フフ・・・」

あかり「あ、いえ、あの・・・」


70: 名無しさん 2017/12/29(金) 19:58:44.51 ID:uxzfU5Xf0

(2時間後)


あかり(・・・ふぅ、2時間も居た、今のお客さん)

あかり(そして、また明後日ぐらいには来るんだろうな)

あかり(これ以上しつこくなったら、店長に言って注意してもらって・・・)

ガチャ

「や、やぁ。元気だった?」


71: 名無しさん 2017/12/29(金) 19:59:12.81 ID:uxzfU5Xf0


あかり「・・・」

あかり「・・・うん。元気だよ」

あかり「結衣ちゃん」

結衣「良かった、安心したよ・・・」


72: 名無しさん 2017/12/29(金) 19:59:57.59 ID:uxzfU5Xf0


結衣「あかり、こういうお店で働いてるからさ、心配で・・・」

あかり「ありがとう。でも大丈夫だよ」

結衣「ちゃんとご飯食べてる?ちょっと痩せてない?」

あかり「うん。ちゃんと食べてるよ」


73: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:00:41.75 ID:uxzfU5Xf0


結衣「良かった、お姉さんも随分心配してるみたいで・・・」

あかり「あっ、お姉ちゃんには絶対言っちゃダメだよ?あかりがここで働いてる事」

結衣「うん。時々元気でやってるってあかりの手紙は庭に放りこんでるけどさ」

あかり「いつもありがとうね、結衣ちゃん」

結衣「ううん、お安いご用だって」


74: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:01:26.35 ID:uxzfU5Xf0


あかり「・・・京子ちゃんは、やっぱり来ないの?」

結衣「・・・うん。あかりとちなつちゃんがキスしたって噂が広まったのはあいつが元みたいなもんだし」

結衣「まだ、自分を許せないんだと思う」

あかり「そう・・・。もう、気にしなくていいのに」


75: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:02:27.68 ID:uxzfU5Xf0


あかり「ちなつちゃんは・・・。今、凄いんだってね」

結衣「ああ。描いた絵がフランスの美術大会で金賞取って」

結衣「今、芸術家として大活躍してるからね。フランスに移住するかも知れないって」

あかり「本当に凄いよね、ちなつちゃんは。凄い。凄過ぎるよ」


76: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:03:31.23 ID:uxzfU5Xf0


あかり「そっか・・・。みんな、元気なんだね」

結衣「ああ。みんなあかりの事心配して・・・」

あかり「うん・・・」

結衣「ごめんね?たまにしか来れなくて」

あかり「ううん、嬉しいよ。来てくれるだけで」


77: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:04:10.88 ID:uxzfU5Xf0


あかり「・・・」

あかり「・・・ねぇ、結衣ちゃん」

あかり「してもいいんだよ?折角、お金払ってあかりを指名してくれたんだから・・・」

結衣「あ、いやそのごめん、私ってさ、今・・・」


78: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:04:48.44 ID:uxzfU5Xf0


あかり「・・・うん、そうだよね」

あかり「結衣ちゃんって、今ちなつちゃんと付き合ってるもんね・・・」

結衣「うん。だからちなつちゃんを裏切れないからさ・・・。別にあかりとするのが嫌なわけじゃなくって」

あかり「うん。わかってるよ」


79: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:05:25.76 ID:uxzfU5Xf0


あかり「結衣ちゃんとちなつちゃん、もう、熱々カップルだもんねー」

結衣「あ、うん。私もちなつちゃんと付き合えて幸せっていうか・・・」

あかり「ふふ・・・。もう。結衣ちゃん顔ニヤけちゃって」

結衣「あ、あはは・・・。いやぁ、今マジで幸せだからさ。ちなつちゃんと付き合えて」


80: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:06:06.70 ID:uxzfU5Xf0


あかり「あかりも祝福するよ。お似合いだよ、二人とも。いつまでもお幸せに・・・」

ガチャ

あかり「ん?」


ちなつ「おーっほっほ、お久しぶりねあかりちゃん」

あかり「ち、ちなつちゃん?」


81: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:06:34.10 ID:uxzfU5Xf0


ちなつ「まったく、小汚い店ね。大芸術家の私にはふさわしくないったらありゃしない」

あかり「た、確かにそうだけどね?そんな高級そうなドレス着て、何だか冠もかぶって・・・」

ちなつ「元気でやってる?こんな所で。私と比べたらまったく可愛そうね、あかりちゃん」

あかり「う、うん。今のちなつちゃんとあかりを比べたら、あかりなんて虫みたいなもんだよ」


82: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:07:32.70 ID:uxzfU5Xf0


ちなつ「今日は、あかりちゃんにいい話を持ってきたのよ。ひれ伏して感謝しなさいね」

あかり「いい話?いい話って何?」

ちなつ「私、今度フランスに引っ越す事になったの。向こうの貴族扱いでね」

あかり「へ、へー・・・。すごいね、さすがちなつちゃんだよ」


83: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:08:03.30 ID:uxzfU5Xf0


ちなつ「結衣センパイと一緒にね。それで私たちにお城が用意されてるから」

ちなつ「そこで一緒に暮らすのよ」

あかり「へ、へぇー・・・。何だか、もう雲の上の人になっちゃったね、ちなつちゃん」


84: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:08:31.04 ID:uxzfU5Xf0


ちなつ「本当にどうでも、どうでもいいんだけど。あかりちゃんがあんまりにも可愛そうだから」

ちなつ「特別にこの私が哀れんで、あかりちゃんを召使いとして雇ってあげようと思ってね」

ちなつ「給料は50円」

あかり「え、ええーっ?こ、こんなあかりを?召使として?」


85: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:08:57.57 ID:uxzfU5Xf0


ちなつ「ええ、そうよ。一生こき使うけどいい?」

あかり「ははーっ、ちなつちゃん、いえちなつ様、私なんかになんてもったいないお言葉・・・」

結衣「ちなつちゃん。本当に優しいんだね。こんな虫ケラ同然のあかりを。ますます惚れちゃったよ」

ちなつ「いやん、結衣センパイったら恥ずかしい・・・」

―――

――



86: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:09:29.54 ID:uxzfU5Xf0


ちなつ「・・・それで、私と結衣センパイは」

ちなつ「這いつくばって感謝するみすぼらしいあかりちゃんを伴って、一緒にフランスへ…」カキカキ

あかり(ちなつちゃん、授業中に授業も聞かずに一生懸命何書いてるんだろう?)



終わり


87: 名無しさん 2017/12/29(金) 20:11:33.53 ID:uxzfU5Xf0


もしこれより長く書いたらこの後

あかり部屋でNO4とNO3に襲われて金魚ガシャーン

死んだようになって働いてる所に結衣が来てあかりの方からキスして結衣が来なくなる

NO1が案外いいヤツであかり立ち直り気味になるけど店を辞めてしまう

お店に危機が訪れるけどあかりの頑張りで何とかなり周りから信頼される

あかりが仕事に誇りを持つようになって前向きになり

みんなに自分から会いに行く事を決意

オチはやっぱりちなつの空想・・・とかの展開が浮かぶけど、

書くと際限なくなりそうなので筋書くだけにしときます

ただダイジェスト書くかちょっと迷ってるんで依頼はしばらくはしないでおきます

読んでくれた方ありがとうございました