692:2017/08/06(日) 00:50:11.27 ID:
提督「えーと…ほうれん草が一箱……「ホウレンソウ」や「法蓮草」じゃなくて「ほうれん草」なのが錬金術士的には大事よ♪」

トレント「?」

提督「…分からなかったら後でガリレイやトリチェリ辺りに聞くといいわ♪」一人でクスクス笑いながらチェックを付ける提督

フレッチャー「ねぇ、マーム…これスピナッチ(ほうれん草)じゃない?」さっきから面白がってのぞいていたフレッチャーがすっとんきょうな声をだした

ミッチャー提督「そうだね、ほうれん草がどうかした?」

フレッチャー「いや…これ食べたら強くなれるんじゃないかって思って……」

ミッチャー提督「あははっ、あれはあくまでも海軍の啓発漫画……それにフレッチャーは十分強いよ♪」そう言うとにやにやしながら腕に力こぶを作り、「ポパァーイ・ザ・セーラーメェン!」と塩辛い声の真似をした

フレッチャー「うわ、そっくり!?…ね、もう一回やってよ♪」

ミッチャー提督「喉に来るからまたあとでね…ほら、フランチェスカたちの邪魔になるから、行くよ?」

フレッチャー「アイアイ・マーム……それじゃあ、バーイ♪」提督たちに軽く手を振った

提督「またね、フレッチャー…大事な「オリーブ」のこと、守ってあげてね♪」

ミッチャー提督「あたしがオリーブなの?…まぁいいけどさ」フレッチャーと手をつないで戻っていった

トレント「…仲が良いみたいですね」

提督「ね♪…さぁ、続きを進めましょう?……野菜は以上で、今度は缶詰とか瓶詰ね…イチゴジャム一箱」

セラ「ん…しょ……ちょっと重いので大変です…」

提督「セラ、大丈夫?」

セラ「はい…私だって駆逐艦の一人ですから」

提督「偉いわね♪」少し身体を屈めると、戻ってきたセラのほっぺたに軽いキスをする

セラ「ふわぁ…ありがとうございます。セラ、もっと頑張りますね♪」

提督「無理しなくても大丈夫、力仕事は得意な人に任せればいいのよ♪」

セラ「ですが、せっかくお手伝いするのなら一生懸命やらない…と!」

提督「うふふっ…いい娘ね♪」

カヴール「セラ、大きいのはあとで私やドリアがやりますから」

セラ「いえ、せっかくなのでわたしも頑張ります…っ!」大きい段ボール箱を肩に乗せ、瓶をかちゃかちゃ言わせながらゆっくり歩いて行く…

提督「…トレント、ちょっとリストの方をお願い」

トレント「はい」

セラ「ん……しょ…」慎重に歩を進めるセラ…と、後ろから提督が腕を回し、箱の下を支えるように持った

セラ「提督っ!?」

提督「…セラ、あなたがしっかり者の頑張り屋さんなのは分かってるけど、せめて私にも手伝わせて?」そのまま二人で歩調を合わせて食料庫まで歩いた…

ディアナ「セラ、また持ってきてくれたのですね……今度は、えーと…」

セラ「アンズジャムです……はぁ…ふぅ…」

提督「…♪」セラには見えないようにディアナにウィンクすると、ディアナもさとったように軽くうなずいた

ディアナ「この重たい箱を運んできたなんて、すごいですね…♪」

セラ「ふぅぅ…私だって…36000馬力はありますから…ふぅ……」

提督「さすがね、セラ…しばらく休んでいいわ」

セラ「でも、まだ終わっていませんし…」

提督「…なら、カヴールの荷降ろしを手伝ってくれる?」

セラ「はい、もちろんです♪」



693: :2017/08/06(日) 01:29:43.65 ID:
カヴール「モッツァレラ・チーズの箱をお願いしますね」 

セラ「はい…ドリアさん、いいですか?」 

ドリア「はい、いいですよ」 

提督「大丈夫?…次はブルーチーズの塊が四個」 

セラ「よいしょ」 

提督「パック牛乳が四箱と、リンゴジュースが三箱」 

カヴール「はい♪」淑女らしい気配りで、さりげなく重いものやかさばる物をセラの代わりに降ろすカヴール 

提督「♪」思っていた通りに気を使ってくれたカヴールに向けウィンクを投げた 

カヴール「ふふっ♪」どうやら意図が分かっていたらしく、さりげなく投げキッスで返してきた 

セラ「…提督?次は何でしょうか」 

提督「あぁ、はいはい…えーと……何、これ?」 

カヴール「どうかしました?」 

提督「ヴーヴ・クリコの白、十二年もの。六本入り…一箱」 

カヴール「えーと…はい」 

提督「バルバレスコの赤、十年物。六本入り、一箱」 

カヴール「はい」 

提督「キァンティ、十二本入り…一箱」 

カヴール「はい」 

提督「ナポレオン一箱…十年もの」 

カヴール「あります」 

提督「スウィート・シードル、ドライ・シードル、各一箱…十二本入り」 

トレント「はい、あります」 

提督「ルジェ・クレーム・ド・ペシェ…六本入り、一箱」 

トレント「はい…」 

提督「ウォッカ「ズブロッカ」一箱…」 

トレント「はい」 

提督「…誰かポーラを呼んできて」 

ポーラ「ポーラはここですよぉ~?…お呼びですか、提督ぅ~?」 

提督「ええ、呼んだわ……これは何?」 

ポーラ「お酒ですがぁ?」 

提督「それは分かっているわ…この量について聞いているのだけど?」 

ポーラ「それはですねぇ…せっかく月のお小遣いをいただいたのでぇ~…飲みたいものを買ってみましたぁ!えへへぇ♪」 

提督「あー…「お小遣い」で足りるようなお酒じゃないわよね?」 

ポーラ「はい♪…それでぇ、みんなから選んでほしいとお金を預けてもらったのでぇ~…ポーラが選びましたぁ♪」 

提督「…はぁ、分かったわ」 

ポーラ「ご用はそれだけですかぁ?」 

提督「ええ…飲んでいないうちから頭が痛くなってきたわ……」
694: :2017/08/06(日) 02:09:21.67 ID:
…しばらくして… 


士官「では、失礼します」 

下士官「また補給に来ますので、その時に」 

提督「ええ、待っています」答礼の後にこりと微笑み、トラックが出て行くのを見送った… 

提督「……さてと」食料庫に向かって歩いて行く提督 


…食料貯蔵室… 


提督「手伝いに来たわ、ディアナ」略装の上着を脱いで、灰色のタンクトップ姿で貯蔵室に入る…暑い表から戻って来たばかりなので冷蔵室はちょうどいい具合に涼しかった… 

ディアナ「あぁ、助かります…前の補給品を手前に、今日の補給品を奥に並べますので、手伝っていただければ助かります」 

提督「了解♪」背丈ほどの棚が林立する貯蔵室の中で、古いものとおかしくなり始めているものをディアナが出していく…それを適当な箱に入れると厨房の冷蔵庫に運んで行って、すぐ使えるようにする… 

ディアナ「今日は何が召し上がりたいですか、提督?」 

提督「何が食べたいかより、消費期限が近いもので何ができそう?」 

ディアナ「まぁ…ふふ。提督はよく分かっていらっしゃいます♪」 

提督「そうね…転属して部屋を借りた時にはよく料理したから」 

ディアナ「それで意中の女性の心を射止めた訳ですね…いけない方♪」 

提督「ふふっ♪…じゃあ今は私がディアナに射止められたわけね♪」 

ディアナ「あら、お上手ですね♪……とりあえずひき肉を使ってしまいたいので、肉入りの「パスタ・ポモドーロ」を考えています」 

提督「いいわね…あとはこのイワシの缶詰で……サーディンとパン粉の重ね焼きにでもする?」 

ディアナ「タラント料理ですね…わたくしも好きですよ」 

提督「じゃあ決まりね…ところでこれは?」少し古くなったスポンジ生地と生クリームの大きい紙パックが箱に入っている 

ディアナ「あ…これですか……実は、数日前お菓子に使おうと思っていたのですが、すっかり失念してしまいまして……今日にも期限が来てしまうのです。美味しいお菓子になるはずがもったいない事をしてしまいました…」 

提督「…一人で切り盛りしているんだもの、仕方ないわ…私も手伝ってあげられればいいのだけど」 

ディアナ「よしなに。そのお気持ちだけで嬉しく思います……ですが人数が増えた分、食事をまかなうにはもう一人…いえ、これがわたくしの任務ですから、文句を言うのはおかしいですね」 

提督「…いいのよ、ディアナ。なにか方策を考えておくわ。それと、このスポンジとクリーム、使っていいかしら?」 

ディアナ「ええ、もちろんです…できたら美味しくしてあげて下さい」 

提督「ええ、そうするわ……じゃあ、これは夕食の後に♪」 

ディアナ「何ができるのでしょう?…ふふ、楽しみになってきました♪」 


695: :2017/08/07(月) 01:21:22.11 ID:
……… 

…夕食後… 

チェザーレ「いやはや…実にうまい夕食だった!」肩からまとったトーガから、火照っていくぶん桜色になった胸元がのぞくチェザーレ…ワインとよく合うナポリ風ポモドーロに舌つづみをうち、あとは厨房でかちゃかちゃやっている提督お手製のデザートを心待ちにしている… 

バウサン(ピサニ級中型潜)「いやはや…久しぶりのナポリ料理は最高でした♪」艦名が中世ナポリの提督「ジョバンニ・バウサン」というだけあって、ナポリ料理にはうるさい彼女も充分満足していた… 

リットリオ「よかったですね♪……それにしても提督、「お腹を空けておいて」と言っていましたけど、一体何でしょう?」こちらはタラント料理「イワシとパン粉の重ね焼き」を堪能し、ゆったりとくつろいでいるが、ときおり厨房をのぞこうと首を伸ばしていた 

サウロ「詳しくは分からないですが…提督の特製ドルチェ(デザート)らしいですよ?」 

ディアナ「ふふ…わたくしも提督のドルチェ、楽しみですよ」エプロンを外し、ゆるいガウン風の服でくつろいでいるディアナ 

カヴール「うふふっ…全身にクリームがたっぷりのった提督でしょうか♪」しとやかな淑女らしい微笑を浮かべつつ、さらりと言ってのける 

ドリア「残念だけどそれはないでしょう、カヴール……この間あれだけ怒られていましたもの」 

ガリバルディ「…残念ね、提督なら美味しいドルチェになるでしょうに」 

スクアロ(スクアロ級中型潜)「いやいや、諸君…提督はドルチェよりメインディッシュにふさわしいよ。…あのむっちりした胸…お尻、ふともも……かぶりついたら肉汁がこぼれ、噛み跡を残せそうな桃色の柔肉……たまらないね♪」…艦名の「スクアロ」(サメ)にふさわしく、真っ黒な瞳をどろりとした欲情にぎらつかせ、白い牙のような歯を剥きだして、にっと笑った 

エウジェニオ「うふふ…それもいいけど、ドルチェは提督のとろとろな蜜を……ね、いいと思わない?」 

ピサニ(ピサニ級中型潜)「ほほぅ、それは…たまらないな♪」 

足柄「な、何なのよ…ここの連中は……」食後のゆったりとした空間とは思えない会話に、神戸生まれのモガ(モダン・ガール)は冷や汗を垂らしている… 

百合姫提督「…ま、まぁ…何ていうか、その…イタリア流のちょっとした冗談なのよ。ね、龍田もそう思うでしょう?」 

龍田「うふふ…イタリアの提督はみんなからこんなに愛されて……私も見習わないといけないわねぇ♪」百合姫提督に妖しげな視線を向けた 

百合姫提督「…で、出来るだけ応えられるよう頑張ります……」龍田のリクエストを想像して、恐怖半分、わくわく半分の百合姫提督… 

龍田「それは楽しみねぇ♪」 

足柄「あのねぇ、龍田…提督をあんまり……」 

龍田「来たみたいよぉ?」 

足柄「こら、龍田……まぁ、すごいじゃない!」食堂のカウンターに次々と並べられた提督の「ドルチェ」に感心したような声をだした 

百合姫提督「あれは…」 

足柄「パフェーよ、パフェー!…すごい!ハイカラじゃない!」大正生まれの淑女からすれば「ハイカラ」の極致にある「パフェー」を見て、思わず歓声をあげた… 

龍田「すごいわぁ…!」専用のグラスがなかったので、提督がカクテルグラスやら大きい赤ワイン用のグラスを代用して盛ったパフェだが、龍田も嬌声を上げて笑みを浮かべた 

チェザーレ「ほう…なにやら涼しげなドルチェが来たな?」 

マメリ(マメリ級中型潜)「ガリバルディ、これは美味しそうではありませんか!」 

ガリバルディ「ええ、カラフルで可愛い♪」 

アスカリ(ソルダティ級駆逐艦)「こんなドルチェは初めて見ただ…美味そうだな♪」褐色の「アスカリ」(植民地兵)も興奮のせいか、いつもよりさらに訛っている 

提督「ふふ♪一個づつ取っていってね……二つ取ったりしちゃだめよ♪」 


…冷たいドルチェと言えばジェラートが定番のイタリアで、日本風にフルーツが乗せてあるパフェは目新しく、たいていの艦娘たちは甘い物好きということもあって、たちまちカウンターの周りできゃあきゃあ言う嬌声と歓声が響き渡った… 


ライモン「美味しい…美味しいです♪」 

コレオーニ「あぁ…甘くて幸せ♪」 

696
:2017/08/07(月) 02:10:06.45 ID:
百合姫提督「どう、足柄?…パフェは美味しい?」

足柄「あぁ、もう言い表せないくらいよ!…ねぇ、よかったら提督も一緒に食べて?」

百合姫提督「いいの?」

足柄「一つのパフェーを二人で分け合うのって、すっごくハイカラじゃない!…一度やってみたかったのよね」

百合姫提督「ふふ…じゃあ、「あーん」して?」長いスプーンもなかったようで、百合姫提督は普通のスプーンでしゃくって差しだした…

足柄「うぇっ!?…ちょ、ちょっと待って、そんなこと出来そうにないわよ///」

百合姫提督「ほら…早くしないと落ちちゃうから……ね?」

足柄「じ、じゃあ…行くわよっ!」目をつぶって口を開けた…

百合姫提督「はい、あーん…っ♪」

足柄「あーん…」

百合姫提督「…で、味はどうだった?」

足柄「あ、味なんて分からなかったわよ///」

龍田「もう……足柄ってばぁ、布団の上では狼なのに「あーん」で赤くなって可愛いわぁ♪」

足柄「う、うるさいわね!……あぁぁ、どうしよう…恥ずかしくて顔から火が出そうよ…///」ほっぺたを押さえて顔を赤らめている…

百合姫提督「まぁまぁ…はい、今度は龍田よ……あーん♪」

龍田「あーん♪」

百合姫提督「ふふ…龍田の「あーん」可愛いわ♪」

龍田「あらあら///…それにしてもとっても美味しいわぁ♪」

提督「本当?よかった…うろ覚えで作ったからうまくいったか心配だったの」…自分のパフェを持ってやってきて、すとんと椅子に腰かけた

百合姫提督「心配いらないわ。とっても美味しい♪」

足柄「それに何しろハイカラよね!……そう、提督と腕を組んで銀座の街を歩いて…お洒落なフルーツパーラーでこんな感じのパフェーをつつくの…それから恋愛ものかなんかのキネマを見て……ダンスホールで踊った後は、夜の街で街燈の灯りを背景にキッスする…なんて……あぁ、もう///」

龍田「理想よねぇ…♪」

提督「ふふ…乙女心ね♪……ディアナ、お味はいかが?」

ディアナ「はい、大変美味しいですよ…スポンジを下に、チョコレートソースとバニラのアイスクリーム…上にホイップクリームとイチゴ、てっぺんにはマラスキーノ・チェリーですか」食べながら一層ずつ確認して、感心したようにスプーンを入れる…

提督「ええ。チョコレートソースは残っていた板チョコレートを湯せんで溶かして、バニラアイスも中途半端に残ってたからそれを使って……下の部分はシリアルみたいなのでやることも多いそうだけど、あのスポンジ生地を使うつもりだったから…」

百合姫提督「…日本でもコーンフレークより舌触りがいいから、スポンジを使うお店もあるの…私もスポンジの方がしっとりして好きよ♪」

提督「そう…ならよかったわ♪」

ディアナ「美味しいですし、大成功ですね♪」

提督「みたいね…ん、本当……美味しい♪」

百合姫提督「あら…足柄、口の端にクリームがついてるわ」

足柄「本当?どっちに?」

百合姫提督「待って?……動かないでね」ちゅっ、ぺろっ♪……口の端についていたクリームを舌で舐めとった…

足柄「!?」

百合姫提督「はい、とれたわ♪」

足柄「あ、あ、あ…っ///」

提督「ふふふっ♪」

カヴール「まぁ…♪」

エウジェニオ「うふふ…良いものを見せてもらったわ♪」

697:2017/08/09(水) 01:15:00.46 ID:
提督「カヴール、早く食べないと溶けてきちゃうわよ?」

カヴール「それはいけませんね…では、いただきます♪」

提督「…どう?」

カヴール「まぁまぁ♪…甘くて冷たいですし、果物もいっぱいで美味しいです♪」満面の笑みでパフェにスプーンを入れる

提督「それはよかったわね♪……あら、リベッチオ。どうしたの?パフェは美味しかった?」

リベッチオ「うん…とっても美味しかったけど、もうちょっと食べたかったなって……ううん、ちゃんと自分の分は食べたから、わがままは言わないことにする…ね」そうは言っているものの、ときおり物欲しげに提督のパフェを眺めている

提督「ふー…おいで?」半分ばかり残っているパフェとリベッチオを交互に眺めると、ひざをぽんぽんっ…と叩いた

リベッチオ「いいの!?」

提督「特別よ?」ひざの上にリベッチオを乗せるとパフェのグラスとスプーンを渡し、腰に手を回して落ちないように支えた

リベッチオ「じゃあ、いただきまーす。んー…」

提督「パフェは逃げないから、味わって食べて?…お味はいかが?」片手で頭を撫でつつ、張りのある褐色の身体を抱きしめる…ぴちぴちのヒップとぱちんと跳ね返りそうな脚がふとももの上に優しく乗っている

リベッチオ「…提督が分けてくれたからかな、さっきよりも美味しいよ♪」

提督「まぁ…!」ちゅっ♪

リベッチオ「えへへ…だって提督は優しいんだもの♪」

カヴール「…あら、リベッチオもお上手ですね♪」

リベッチオ「ふふん♪」

提督「…可愛いわね♪……ねぇ、リベッチオ♪」甘ったるい声で呼んだ

リベッチオ「んー、なぁに?」

提督「よかったらこの後、一緒にお風呂に行きましょう♪」

リベッチオ「いいよ?……じゃあ、洗いっこでもしよっか?」

提督「ふふ、リベッチオは洗いっこしたいの?」

リベッチオ「うん♪」

提督「なら決まり……」

カヴール「…♪」口もとは笑みを浮かべているが、視線が冷たい…

提督「んー…そう思ったけど、今日はお皿も洗わなくちゃならないし、またの機会にしましょうか?」

リベッチオ「そうなの?…残念」

提督「ごめんなさいね、言い出したのは私なのに」

リベッチオ「いいよ、今度は一緒にお風呂入ろっ?」

提督「ええ、そうしましょう♪」

リベッチオ「それじゃあ、パフェをごちそうさま…また作ってね?」ひょいと滑り降りると、ちゅ♪…と唇にキスをし、空いたグラスを片づけるために駆けて行った…

提督「もちろん……うふふっ♪」

カヴール「もう…さっきからにやけすぎです」軽く手の甲をつねった

提督「ふふ…ごめんなさい♪」

カヴール「いいですよ、許してあげます♪」

提督「ありがとう♪…ディアナ、お皿は私が洗っておくわ」頬にキスをすると、椅子の背もたれにひっかけていたエプロンを取り上げた…

………
698:2017/08/09(水) 02:56:22.78 ID:
…翌朝…

カヴール「…建造、ですか?」

提督「ええ、資材に余裕はあるし…ディアナの苦労を減らしてあげなくちゃいけないと思うの」コーヒーカップと「海軍公報」、「コリエーレ・デラ・セラ」紙、コリドーニが作って持って来た鎮守府新聞を見ながら言った

カヴール「なるほど…ですが、補助艦艇と言っても幅が広いですよ?」

提督「ええ。まぁ、ある程度の目星はつけてあるわ」

カヴール「なるほど…でも、先に朝食にいたしましょう♪」

提督「んー…それもいいけど、まずはシャワーを浴びたいわ……昨夜は暑くて、身体がべたべたしているの」

カヴール「そうですね、私も昨晩は身体が火照って…うふふっ///」

提督「…そう、聞かないでおくわ」

カヴール「久しぶりにチェザーレと寝室を共にしてみたのですが…ふふ、姉妹ですからお互いに弱い所がよく分かっていて……ああ見えてチェザーレも意外と積極的なので、結構汗をかいてしまいました♪」

提督「あー…海軍公報のお堅い文章が頭に入らなくなるからちょっと静かにしていてもらえる?」

カヴール「あら…提督ならきっと聞きたがるかと♪」

提督「聞きたいけど、先にこっちを片づけたいから…ね?」

カヴール「もう、仕方ないですね……面白い記事はありました?」

提督「…もしかして退屈なの?」

カヴール「退屈…ではありませんが、提督とお話がしたいですから♪」

提督「分かった、負けたわ…各国海軍のニュースを読んであげる」

カヴール「ふふ、嬉しいです♪」

提督「えーと…この記事はフィンランド海軍の人事みたいね……「フィンランド海軍のエイノ・アカーザ・アッカネン少将…昇進」だそうよ」

カヴール「そうですか」

提督「じゃあ、これは?…「ロシア海軍、カスピ小艦隊司令官のユリア・レズノヴァ少将は講演を行い、チョウザメの不漁について「深海棲艦のせいで漁が不可能なので品薄は避けられない」と発言。さらに記者から「深海棲艦」の跋扈に関して質問されると「まとめて浅瀬の隅に追い詰めて吊るし切りにしてやる」と言って物議をかもした」

カヴール「…キャビアはそんなに好きではないので」

提督「そうね…あんまり食べられる身分でもないし。なら…「日本の海上自衛隊「佐世保鎮守府」で交流イベントが行われ、好評を博した…カレーライスの食べ比べ、艦娘の戦艦たちと腕相撲、ビンゴ大会…空母、「蒼龍」「飛龍」などと声の大きさを競う「シャウト大会」などが行われ、三日で一万数千人が会場を訪れた」

カヴール「面白そうですね♪」

提督「一万数千人はすごいわね。…それからこれは「チリ海軍練習帆船「エスメラルダ」、メキシコ海軍練習帆船「クウォテモック」が揃ってスペイン・カルタヘナを訪問…海の貴婦人である「エスメラルダ」「クウォテモック」がスペイン有数の軍港カルタヘナを訪問、歓迎を受けた…写真もあるわよ?」

カヴール「まぁ…綺麗な船型です。艦娘の二人も清楚で……提督はスペインには?」

提督「ええ…士官学校時代に修学旅行みたいな形で。もっとも、軍港めぐりで観光地はマドリードくらいだったけど」

カヴール「そうですか…スペインというと「情熱の国」だと言いますが、どうでした?」

提督「んー…まぁ、そうね。長い黒髪の情熱的なお姉さま方がいっぱいいたわ///」

カヴール「その様子だと、旅の思い出をたくさん作ったようですね♪」

提督「まぁね…さ、これ位でいいでしょう?シャワー浴びて来るわ」

カヴール「はい…では、行きましょう♪」
699:2017/08/11(金) 01:09:13.68 ID:
…大浴場…

提督「おはよう、みんな」黎明哨戒組だったバルバリゴ級大型潜の「提督たち」がシャワーを浴びに来ていたので声をかけた

カヴール「おはようございます。哨戒、お疲れさまです♪」

バルバリゴ「あぁ…おはよう、提督。おはよう、カヴール…見事な身体だな♪」提督とカヴールを上から下までじっくり眺めまわすと、称賛するように言った

提督「ふふ、ありがとう…でも、ちょっと恥ずかしいわね///」

マルチェロ「なに、恥ずかしがることなどありませんよ、提督。中世ヴェネチアでは見目麗しいコルティジャーナたちが橋の上で胸をさらしていたんですからね♪」ぱちりとウィンクをしてみせた…

(※コルティジャーナ…クルティザンとも。ルネサンス期ヴェネチアの超高級娼婦。胸を露出したり透け透けの衣装を競ったが、高い教養があり、嫌いな客ならたとえ王侯貴族でも相手をしなかった)

提督「ここはヴェネチアじゃないのよ?…でも、ありがとう♪」ちゅ…♪

マルチェロ「朝から提督のキスとはついてるわ♪」キスされたほっぺたを押さえてにやにやしている

バルバリゴ「ふぅむ…私にもキスしてくれるかな?」

提督「はいはい…哨戒、ご苦労様♪」

バルバリゴ「うむ…これは、いいものだ……♪」

ダンドロ「私にもぜひいただきたいですね…甘い提督のくちづけを♪」

ナーニ「私も♪…ナーニに、キスしてくださいな」

カヴール「あらあら…人気ですねぇ」少し不満げに頬をふくらませた…

提督「…キスは挨拶でしょう、カヴール?」

カヴール「むむ…いつもそう言ってキスをおねだりしていますから、文句は言えませんね」

バルバリゴ「しかし…せっかくだから私のあいさつも受けてもらおう♪」ぐいっ…と提督を壁に押し付け、両頬に手をあてて押さえると舌をねじ込んだ…

提督「きゃ…っ!……んんっ、んっ…///」

バルバリゴ「ちゅ…じゅるっ……んっ…ぷはぁ……どうだったね?」

提督「ふふっ♪…気持ち良くて……腰が抜けちゃいそう///」

バルバリゴ「それは良かった……では、そろそろ上がらせてもらおう…チャオ♪」ふっ…と微笑してウィンクをすると、マルチェロたちを連れて出て行った…

提督「…」

カヴール「提督、大丈夫ですか?」

提督「え、ええ…いきなりだったからちょっと驚いただけ……結構上手だったし///」

カヴール「まぁ、ふふ♪…立てます?」腕をつかむように見せかけて、むにゅ…と胸を押し当てて触らせるカヴール

提督「大丈夫、立てるわ…相変わらず柔らかくて良い触り心地♪」

カヴール「あら、提督ったら嬉しい事を言って下さいます…」と、視線を感じたカヴールが横を見ると、いちゃつく二人を真っ赤になって眺めている小柄な姿が浴槽に見えた…

カヴール「…提督」

提督「なーに?…どこを触って欲しいの♪」

カヴール「いえ…浴槽に」

提督「…浴槽?」

セラ「……あの、セラは見てませんから…向こうのお風呂に行っていますね///」頭にタオルを巻いた小柄な駆逐艦、セラとクリスピが首筋まで真っ赤になっている…

クリスピ「あ…あの、大丈夫なので…どうぞ続けて下さって結構です///」

提督「大丈夫よ、止めるから…ごめんなさい、朝からちょっと刺激が強かったわね?」手を胸からどけると、改めてシャワーに向かおうとする提督…

カヴール「……向こうのお風呂もいい湯加減ですよ?…セラ、クリスピ…よかったら入って来てはいかがです?」

セラ「は、はい…そうします。…クリスピ、行きましょう?」恥ずかしげな様子でお湯の中をじゃぶじゃぶ渡っていった…

提督「ち、ちょっと…カヴール///」

カヴール「…いいじゃありませんか……欲しくなってしまったのですもの♪」提督の身体を引き寄せるカヴール…

提督「もう、今日は忙しいのに……んっ、んんっ///」

………

700:2017/08/11(金) 01:49:16.16 ID:
…午前中・工作室…

提督「あぁ…もう、朝から疲れたわ……」工作室の椅子に力なく腰かけ、補助艦艇建造のサポートに来てもらったディアナにぼやいた…

ディアナ「まぁ…いかがなさったのです?」建造の残り時間を眺めていたが、提督の方に水色の瞳を向けた

提督「あー…とある戦艦とちょっとね…」

ディアナ「喧嘩ですか?それはいけませんね」

提督「喧嘩やいさかいではないけど…もうぐったり」

ディアナ「最近は異常なほど暑いですから…お疲れなのでしょう……よかったら建造はわたくしが見ておきますが?」

提督「ありがとう…ディアナ。でもここにいるわ」

ディアナ「そうですか。では、よかったらこれを…」水差しいっぱいの冷たいレモネードを用意してくれていた

提督「助かるわ…こくっ、こくっ、こくんっ……はー…」

ディアナ「いかがですか?」

提督「おいしい…沁みるわ……ありがとう、ディアナ」

ディアナ「ふふ、よしなに♪」

提督「ふー…それにしても暑いわね…」夏用の白い制服は見た目はいいが暑いことこの上ない…脇や胸まわり、ふとももの間に汗がたまってべたべたする…

ディアナ「よかったらお使い下さい…制服を脱いで軽く拭けばさっぱりするかと…」

提督「濡れタオル?…ありがとう、ちょっと脱ぐわね」しゅる…っ…

提督「あら…何だかひんやりして気持ちいい……それにいい香り」

ディアナ「ふふっ、暑いかと思ってミント水を作っておきましたので…いかがですか?」

提督「ふー…さっぱりするわ……もう、胸の間とか下とかが蒸れて…」汗でアンダーシャツが張りつき、胸の形がはっきり分かる…

ディアナ「…そのようですね…よろしければ背中はわたくしが」

提督「お願いできる?」

ディアナ「はい、よしなに」タオルを受け取ると、アンダーシャツをまくりあげた…

提督「ふー…気持ちいいわ…」ディアナが控えめにすーっ…と撫でていくと、ねっとりしたような感じが無くなって扇風機の風が爽やかに吹き抜ける

ディアナ「それは良かったです…では」さわっ…するっ…

提督「ふふ…もう、くすぐったいわ///」

ディアナ「さようですか?」しゅる…さわ…っ…

提督「あっ…あの、ディアナ///」

ディアナ「はい、いかがなさいました?」さわ…っ

提督「その…触り方が…///」

ディアナ「出来るだけ丁寧に…と思ったのですが、痛かったでしょうか?」

提督「あぁ、いいえ…大丈夫よ///」(普通に拭いているだけなのね…)

ディアナ「さようですか…では、残りも」

提督「んっ…」

ディアナ「脇も汗がたまりやすいかと…腕を持ち上げて頂けますか?」繊細でほっそりしたディアナの指がタオルごしに動く…

提督「あっ、あ…んっ♪」触っているかいないか程度の優しい撫で方が愛撫のように感じられ、甘い声が漏れる…

ディアナ「…はい、おしまいです。いくらか涼しくなりましたか?」

提督「はぁ…はぁ…ふぅ……ええ、表面は涼しくなったわ///」汗は引いたが、身体の中はディアナの無意識かつ的確すぎる愛撫で火照りきっていた…

ディアナ「それは良かったです」

………
701:2017/08/12(土) 01:43:05.18 ID:
…数時間後…

提督「さて…そろそろね。ディアナ、これであなたも少しは楽できるようになるはずよ♪」

ディアナ「ありがたいお言葉ですが…皆さんが喜んでくれるので、私は忙しくても充実していますよ♪」

提督「……本当にありがとう、ディアナ♪」ぎゅ…っ

ディアナ「あっ……提督の身体、暖かくて柔らかいです…///」

提督「ディアナはひんやりしているのね…よかったら今度、私のベッドを涼しくしてくれる?」

ディアナ「ふふ…私は氷まくらですか?…それと、そろそろ新しい娘が出てきますよ?」

提督「いっそのこと見せつけてみる?」

ディアナ「だめです。そういうのは慣れてからにしてあげないと、驚いてしまいますからね」手際よく提督の白い夏用制服のホコリを払い、優雅な姿勢で待ち受けた…

提督「あ、来たわ…」


…最初に出てきた艦娘は少し小柄ながら、ハイヒールに黒ストッキング、淡いグレイの吸いつくようなドレススタイルもモデルのような優雅でスマートな艦娘。アフリカの民芸品のような木とガラス玉の首飾りをしていて、くりくりした瞳は愛らしい…


第一の艦娘「こんにちはぁ、植民地スループ(通報艦)の「エリトレア」です♪…追跡をかわすのと潜水艦の皆さんへの補給は得意でしたので、戦後も長らくフランス海軍で頑張りました♪…ここが新しい任地であってます?」えくぼを浮かべて小首を傾げつつ、茶目っ気たっぷりに膝を曲げて挨拶をした

提督「ええ、初めまして…タラント第六鎮守府、司令のカンピオーニ少将です。よろしくね♪」

ディアナ「高速スループ、ディアナです…よく来てくれましたね」

エリトレア「あぁ、ディアナなのね!久しぶりです♪」

提督「ふふ、仲良くしてあげてね?…そちらのお二人は?」


…「エリトレア」の隣に並んでいるのは小柄な艦娘が二人。着ているのは淡いグレイと複雑な幾何学迷彩のかなり短いミニワンピースで、片方は白い髪に一部だけ黒い房が交じっていて、どこかアンニュイな黄色い瞳をしている。もう一人は同じタイプのようだが、白にピンクの髪の房が入っていて、どういう訳かお買い物袋を提げている…どちらも小柄でぽっちゃりした体つきの割に、脚は長くてほっそりしている…


黄色い瞳の艦娘「コルヴェット、ガッビアーノ級…ガッビアーノです。…白い翼はないけれど、忍び足は得意だったから対潜任務は任せて欲しいね」

買い物袋の艦娘「同じくガッビアーノ級、チコーニャですっ。よろしくね、提督♪…まぁ爆雷運びで忙しかったので、今度は楽な任務ならいいなぁ…って思ってます♪」

提督「あら、ガッビアーノ級が来てくれるとは嬉しいわ…暇な鎮守府だけど、よかったら色々手伝ってね?」

ガッビアーノ「了解した」

チコーニャ「んー…できるのは対潜哨戒くらいだけど、頑張るわねっ♪」んちゅっ♪…つま先立ちするとほっぺたに唇を当てた

提督「あらあら♪…素敵なあいさつをありがとう♪三人とも、これからよろしくね」

エリトレア「はいっ♪」

ガッビアーノ「あぁ、どうかよろしく」

チコーニャ「こちらこそ♪」

提督「さぁ、お昼が出来ているから食堂に行きましょう?みんな待ちくたびれているはずだもの♪」

チコーニャ「早速お昼とは嬉しい限りです♪」

ガッビアーノ「出されたものは何でもいただくよ」

エリトレア「久しぶりのイタリア料理…楽しみです♪」

ディアナ「では、参りましょう」

………
702:2017/08/12(土) 02:32:36.82 ID:
…食堂…

カヴール「ようこそ…お待ちしておりましたよ♪」

アオスタ「タラント第六へようこそ…心から歓迎します」

コリドーニ「さ、今のお気持ちをどうぞ!ここの雰囲気はどうですか!タラントでよかったと思いますか!提督とベッドを一緒にしたいと思いますか!」ライカのフラッシュを焚きまくり、矢継ぎ早に質問を浴びせる…

提督「…ちょっと、コリドーニ」

コリドーニ「提督!…提督はこちらの艦娘の方々を可愛いと思いますか!抱きしめたいと思いますか!あと提督のスリーサイズと体重を教えて頂けますか!」

提督「…三つの質問には、それぞれ「はい」、「はい」、「いいえ」で」

コリドーニ「むむぅ…せっかくですのでもう一言!」

提督「早く座ってお昼にしましょう」

コリドーニ「う…分かりました、では一枚!」…パシャ!

提督「ふー……アオスタ、式次第は決まっているのよね?」

アオスタ「もちろんです、歓迎委員会のみんなで用意しましたので」

提督「それは良かったわ…さ、こちらへ」エリトレアの手を取って自分の正面に座ってもらう…その隣にはガッビアーノ級の二人が座り、向い合せにカヴールとアオスタが座る…

チコーニャ「わぁぁ…美味しそうっ♪」目をきらきらさせてごちそうの山を眺めた…

提督「アオスタ、みんなもう待ちきれないようだから…♪」

アオスタ「はい…では、シャンパングラスを持って起立願います!…提督、乾杯の音頭を」

提督「はいはい……えー、本日ここに集まったみんなで新しい三人の艦娘を迎えられることは大変うれしいことです。…心からの歓迎を込めて、乾杯♪」

一同「「乾杯!」」全員でグラスを空けると席に着き、さっそく豪勢なお昼が始まった…

提督「エリトレア、よかったらイノシシのあばら肉はどう?」香ばしい田舎風に仕立てたイノシシのあばら肉はオーブンから出したばかりでじゅーじゅーと音を立て、脂身から沁みだした肉汁がぷちぷちと表面にはじけている…

エリトレア「はい、いただきます♪」

カヴール「ガッビアーノ、牛タンといんげん豆のゼリー寄せはいかが?」

ガッビアーノ「もらいます。…ここの食事はどれも美味しい♪」

アオスタ「ペンネ・アラビアータは美味しいですか?」

チコーニャ「はい、とってもボーノです♪」

アオスタ「結構です…ちゃんと野菜も食べて下さいね」

チコーニャ「はい、分かってます♪」

提督「…ワインは?」

エリトレア「はい…もう一杯だけ……美味しいワインです♪」

提督「ポーラの趣味なの…よかったら空けちゃって?」残り少ないワインを注ぐ

エリトレア「はい、ならいただきます…ねぇ♪」とろりととろけたような表情も可愛らしいエリトレアが、なみなみと注がれたワインを美味しそうに傾ける…

提督「ふふ、ご協力に感謝するわ♪」(ほろ酔いの顔も可愛い…♪)

カヴール「…」さりげなく提督のふとももをつねった

提督「痛っ…カヴール?」

カヴール「いけませんよ…ワインの力を借りようだなんて♪」

提督「べ、別にいやらしいこと考えていたわけじゃないわ…ただ、一口だけ飲み残しても仕方ないから……」

カヴール「なら提督が召し上がればよかったのです♪」

提督「酔うほど飲んだら午後の執務に差し支えるもの…」

カヴール「ふふ、そうなったら私が優しく介抱してあげます…♪」つねったばかりのふとももを今度はさわさわと撫でた…

提督「あんっ…もう♪」

カヴール「午後は長いですから、お昼寝なさるのもいいかも知れません…ね♪」

提督「ふふ…考えておくわ♪」テーブルクロスの下でカヴールの手をそっと握り、撫でて欲しい所にそっと導いた…
705:2017/08/14(月) 01:00:56.95 ID:
…食後…

提督「これ美味しい…ムツィオが作ったの?」ドルチェに出されたのは甘い桃をスライスして飾ったフレッシュピーチ・パイで、提督はあっさり誘惑に負けて二切れ目を味わっていた…

アッテンドーロ「ええ、そうよ?おかしいかしら?」戦前はナポリ所属で今でもちゃきちゃきのナポリ人、ライモンの妹アッテンドーロが「にっ」と笑った

提督「いいえ…ディアナに負けないほど美味しいし、もっと作ればいいのに♪」

アッテンドーロ「私は姉さんと違ってそういうこまごましたのがあんまり好きじゃないのよ」

提督「ふふ、ナポリっ子らしい言い方ね…ムツィオのそういう所、好きよ♪」

アッテンドーロ「ち、ちょっと口説かないでよ///」

提督「あら、赤くなって可愛い…♪」ほっぺたに手を当ててそっと撫で上げた…

アッテンドーロ「あっ…だ、だめよ……姉さんだっているし、止してちょうだい///」

提督「だって…♪」

アオスタ「こほん…提督」後ろで咳ばらいの音が聞こえ、提督が振り向くとアオスタがいた

提督「あぁ、はい…なぁに?」しぶしぶアッテンドーロを放した…

アオスタ「せっかくエリトレアとガッビアーノ、チコーニャが来てくれたので、食後に何か出し物を…と、思いまして」

提督「私…?」

アオスタ「ええ、みんなからも「ぜひ見たい」と…お願いできますか?」

提督「えーと…」

アッテンドーロ「いいじゃない♪…みんな、提督が脱いでくれるそうよ!」わぁぁーっ!!…嬌声のような悲鳴のような黄色い声が充満した

アオスタ「そういう不健全な催しはありませんっ!」

アッテンドーロ「ソ連組は固いわねぇ…少しは妹を見習ったら?」あごでしゃくった

エウジェニオ「エリトレア、その話とっても面白いわ♪……よかったら私の部屋でもっと聞かせ…て?」

アオスタ「あれは…きっとギリシャの暑さでやられちゃったに違いありません」

アッテンドーロ「あはは、面白いこと言うじゃないの♪」

提督「面白いこと…ねぇアオスタ、ちょっとしたジョークでもいいかしら?」

アオスタ「無論構いませんよ…いいですか?」

提督「ええ」


…演壇の前…


アオスタ「では、新任のエリトレア、ガッビアーノ、チコーニャ歓迎の催しものを行います…最初は提督からです、どうぞ♪」歓声が上がり、演壇の周りにぞろぞろと集まってくる…

提督「えーと…急に言われたので特に思いつく芸もありませんが…」

ニコ(ナヴィガトリ級)「じゃあ脱いじゃえ♪」

グレカーレ(マエストラーレ級)「賛成っ!…提督っ、脱いでー♪」

提督「いや、それは…」

チェザーレ「まったく…服一枚脱いで、自然から授かった身体を見せるのにどうして恥ずかしがることがあるのだ?」

アオスタ「……あんまりふざけていると、ソ連式教育の時間になりますよ」

ニコ「…」

グレカーレ「…」

エウジェニオ「それに柱が無いわ…残念♪」









706:2017/08/14(月) 01:59:01.65 ID:
アオスタ「んっ!…提督、どうかはじめて下さい」

提督「はいはい…じゃあ思い出した笑い話をいくつか…」

ミッチャー提督「期待してるよー♪」後ろの方から手を振ってきた

提督「あんまりプレッシャーかけないで♪……大戦中、日本、ドイツ、イタリアの将軍、提督たちが集まって「この中で一番勇敢な兵隊を持っている国はどこだ」と論争になりました」

セラ「イタリアじゃないでしょうか…爆装艇もありますし」

ムレーナ「同感、マイアーレで戦果あげたのもイタリアだけだもんな」

(※マイアーレ…豚。潜水工作員を乗せる水中スクーター「SLC」(人間魚雷)の通称。分離式の弾頭を船底にくっ付けた後の人間魚雷はひどくバランスが悪かったが、その訓練中に開発者で指揮官のテゼイ技術大尉が「そのブタ公にしがみつけ!」と言った)

フルット「ムレーナ、静かに聞きましょう…?」

ムレーナ「あ…悪ぃ、姉さん」

提督「まずドイツの提督が「一番勇敢なのはドイツに決まっている…おい、今からU-ボートで船団に攻撃しろ!」といい、ドイツ兵は命令通り突入してしまいました」

コレオーニ「ずいぶんな話だね…兵隊さんがかわいそうじゃないか」

ドリア「まぁまぁ、お話ですから」

提督「すると日本の将軍が「なんだ、そんなことなら日本の兵士の方が勇敢だ…今から敵艦に特攻してこい!」といい、日本兵も命令通り突入してしまいました」

フレッチャー「カミカゼ・アタックってやつね…ここまではあんまり笑えないかも」

提督「そして、日本とドイツの提督と将軍は「どうだ、やっぱり我が国が一番勇敢だろう」と自慢をしました」

レオーネ「ふむふむ…しかし小噺とはいえイタリアが馬鹿にされると無性に腹が立つな……」

提督「するとイタリアの将軍は「なに、我が国の兵隊はもっと勇敢だよ」と、一人の兵隊を呼んできて命令しました…「おい、今から向こうのイギリス軍に銃剣突撃をかけろ!」すると兵隊は「ふざけるなこのとんちきの馬鹿野郎、そんなにやりたきゃ手前でやれ!」と、どなりましたとさ」

ザラ「…ぷっ…ふふふっ♪」

バリラ「うふふふっ♪」

チェザーレ「あっはははは、こいつは傑作だ!」

ポーラ「ふぇ?…ザラ姉さまぁ~…今のはぁ、何が面白かったんですかぁ?」

ザラ「ひぃー、あはははっ♪…あの…ぷふっ、あのね……将軍に…ふふ……口ごたえする兵隊が…うっふふ……一番…勇敢だっていう…ふふっ…しゃれなの…よ」

ポーラ「おぉ~♪…ポーラ、ワインが美味しくて…ちょっととろけちゃってたのでぇ~……ふふ、面白いですねぇ~…♪」

オリアーニ「あははっ、何それっ♪反応薄いわねぇ♪」

提督「じゃあもう一個…かつてチェザーレが勝利の報告をローマに書き送ったときの報告が「来た、見た、勝った」でした」

チェザーレ「うむ…ローマ軍団華やかなりしころだな」

提督「第二次大戦時のイタリア陸軍も北アフリカでロンメルと肩を並べて、ローマ軍団と同じように戦いました…」

フォルゴーレ「どこが!?「補給を寄こせ」って泣きついてきて、私たちを船団護衛に駆け回らせたくせに」

フレッチア「まぁまぁ…雷を落とす前にまずは聞きましょうよ……」

提督「…つまりドイツ軍が「来た」…ドイツ軍が戦うのを「見た」…ドイツ軍が「勝った」」

フォルゴーレ「ぷっ♪…あっははは、違いないわ!」

バリラ「うふふっ♪ぷっ……ふふふっ♪」

提督「アオスタ、これでいい?」

アオスタ「ふふふっ…はい、充分です……くくっ♪」

提督「ふー、受けたようで何よりね…しーんってなったらどうしようかと思ったら、すごく嫌な汗かいたわ……」壇上から降りて、グラスの冷水を一気に飲み干した…

アオスタ「えー…お次は……アルキメーデ級のガリレイ、フェラリスが実験の成果を見せてくれるそうです」

提督「えっ…アオスタ、待って!」

アオスタ「はい、何でしょう?」

提督「二人から何をするか聞いているの?」

アオスタ「いえ…何でも「錬金術」がどうとか……」

ガリレイ「ふふ。心配いらないですよ、提督♪…ちゃんと安全なものにしてありますから」

提督「……分かったわ」
707:2017/08/14(月) 02:50:26.27 ID:
ガリレイ「えー…提督からも許可が出たところで」

フェラリス「早速始めていきますよ♪」丸底フラスコに試験管…ふんわりしたケープとそれぞれデザインの違う可愛い帽子を被った二人が緑や赤の液体を混ぜていく…

提督「あぁ…マリア様、サンタ・ルチア様、ドルニエ校長、イングリド先生、ヘルミーナ先生……誰でも構いません、お願いですから二人が食堂をオープンカフェにしないよう見守って下さい…」フラスコから煙が上がり始め、提督は両手を組んだ…

ガリレイ「ここに試薬を垂らすと…?」ぽん!…と小さな音を立てて、綺麗な紫の煙が噴き出した…

フェラリス「はい、大成功♪…みんな、拍手は?」わー!…喝采を受けると指を振った

フェラリス「ちっちっちっ、実はもう一つ…この金属棒に磁気をまとわせると……?」煙に棒を近づけると、誘導されたように煙が棒の方に流れていく…わーっ!!もっと大きな歓声と同時に、安心した提督も大きな拍手をした

ガリレイ「盛大な拍手をありがとう…理科と錬金術を教えて欲しかったらいつでもどうぞ♪」

エリトレア「すごいですねぇ、面白いですっ♪」

ガッビアーノ「素晴らしいね…私のような旅のカモメにまで……」

チコーニャ「すごいですね、後で何か持って行ってあげないと♪」

アオスタ「お二人の「錬金術」でしたか?…見事なものでしたね、さて…お次はマメリ級中型潜のピエル・カッポーニです」

カッポーニ「紹介ありがとう♪」片手にスケッチブックを持ち、反対側に鉛筆を持っている…

カッポーニ「芸術の街フィレンツェと縁がある私ですので、よかったらみなさんのお顔でもスケッチしますよ…まずは新着艦のエリトレア、ガッビアーノ、チコーニャの顔を描くことにしましょう…」

提督「そう言えば、カッポーニの絵は見たことが無いわね?」

カヴール「当人いわく、見せびらかすのは好きではないらしいです」

アッテンドーロ「そう言っておいて、実は理解不能な絵なのかも知れないわよ?」

提督「…ダリみたいな?」

アッテンドーロ「そのダリとやらは知らないけど…ほら、この前見せてくれた……叫んでいる人みたいな」

提督「ムンク?」

アッテンドーロ「それそれ…ほっぺた押さえて気味悪い背景に立ってるアレ」

提督「えーと…それも芸術だから…」

アッテンドーロ「勘弁してよ…少なくとも私は欲しくないわ」

カッポーニ「さてさて…どうやら三人のお顔が出来上がりました」提督たちが話している間に絵が描けたらしく、カッポーニがさっとスケッチブックを振り向けた…三人ともうまく特徴がとれていて、よく描けている

提督「あら…すごい上手♪」

アッテンドーロ「へぇ、やるわね♪」

カッポーニ「お褒めにあずかり恐縮です…では、何かリクエストは?」

ドリア「デュイリオを描いていただけますか?」

ザラ「私たちザラ級に…ボルツァーノも入れてくれる?」

ボルツァーノ「ザラ…///」

ライモン「…提督をお願いします!」

リットリオ「言われちゃいましたね…私も言おうと思ったのですが」

カッポーニ「よろしいですよ、ちゃんと描いてあげます…」さらさらと鉛筆を走らせていく…

カッポーニ「まずはドリアのリクエスト…カイオ・デュイリオ」にこやかに微笑むデュイリオの絵が渡された

ドリア「まぁ、そっくり…♪」

デュイリオ「ふふふ…本物より綺麗に描けていますよ」ちゅっ♪

カッポーニ「…淑女の口づけは、何よりの褒め言葉です♪…で、これがザラ級とボルツァーノ」五人が仲良く並んでいる…

ザラ「はい、ボルツァーノ…これからもあなたは私たちの姉妹同然よ♪」

ボルツァーノ「嬉しいです…ザラ///」

ポーラ「むぅ、ザラだけですかぁ~…?」

ボルツァーノ「もちろん、ポーラもフィウメもゴリツィアもですよ♪」




708:名前:自動あぼーん : 自動あぼーん
709:2017/08/15(火) 01:49:53.06 ID:
提督「さぁて…と♪」じゅるりと舌舐めずりしそうな様子でジャンヌに近寄った…

ジャンヌ「ひぃ…っ!」

提督「もう、そんなに怖がることはないわよ♪」

百合姫提督「まぁ、悪い笑顔ね…」

ミッチャー提督「まったく「シャイニング」そこのけじゃないの」

提督「さぁさぁ、目をつぶって…?」

ジャンヌ「うぅ…主よ、なぜジャンヌをお助け下さらないのです……」

提督「行くわよ……ちゅっ♪」軽くほっぺたにキスをした…

ジャンヌ「………え?」

提督「はい、おしまい♪」

ミッチャー提督「…嘘でしょ、フレンチ・キスしないとか……なに、明日は雪でも降るわけ?」

エクレール提督「フランチェスカ、あなた…」

提督「嫌がっているのを無理にするのは好きじゃないの…マリー、私の分までキスしてあげて♪」背中を軽く押した

エクレール提督「わ、分かりましたわ……ジャンヌ///」ちゅっ、ちゅぷっ♪

ジャンヌ「…コマンダン///」…ちゅっ…ちゅぅぅ♪…二人が全員の前でキスすると、歓声と悪意のない軽口、口笛が飛び交った…

エリトレア「お…おぉぉっ!?」

ガッビアーノ「ひゅぅ…これは驚いた」

チコーニャ「わわわっ、なんて綺麗な眺めなんでしょう♪」

提督「どう、気に入った?」

エリトレア「…最近はこういうのもあるんですね、いいと思いますっ♪」

ガッビアーノ「私のようなさすらうカモメにも、こういう止まり木のような女(ひと)が欲しいものだね…」

チコーニャ「すごいですね…何だか顔が熱いです///」

提督「ふふふっ、だんだん慣れていきましょうね♪」

チコーニャ「はい…そのうちに、提督とも……キスしたいですね///」

提督「待ってるわ♪」

アオスタ「えーと…以上で、歓迎会の催しものを終わります……この後波止場で進水式を行いますから、移動してください///」

エウジェニオ「…ふふ、見てたら姉様もキスしたくなっちゃった?」

アオスタ「よ、余計なお世話です…さ、早く行くわよ///」

エウジェニオ「…真っ赤になって可愛いわ、私のお姉様♪」ふーっ…と耳に息を吹きかけた…

アオスタ「///」

………
710:2017/08/15(火) 03:08:16.16 ID:
…とりあえず一区切りついたところで新着艦紹介です。イタリアの補助艦艇は日本語資料があまりないので間違いがあるかも知れませんがご勘弁を…


…艦娘紹介…


植民地スループ(通報艦)…エリトレア。37年生まれ。単艦


1934年の計画で、当時かなり強引に植民地を拡大していた「イタリア領東アフリカ」(エチオピア)で、警備、国威発揚を目的としたアヴィソ(通報艦)で、それまでの旧型巡洋艦や海防艦を代替した。船型は客船のようなスマートな二本マスト、一本煙突で、艦内容積を多く取れるよう長船首楼型をとった。また、燃料事情や航続力を考え、当時は珍しいディーゼル主機/ディーゼル電気推進の併用としたが、速度を求める艦種ではないと20ノットと控えめ。

排水量2165トンで武装は艦首、艦尾に120ミリ連装砲を一基づつと、40ミリ機銃、13.2ミリ機銃数基ずつ。


大戦中は紅海警備艦隊としてマッサワ(エチオピア)にいたが、イギリスからの圧力が増してきたことから40年2月(イタリア参戦前)に仮装巡洋艦(艤装商船)「ラムⅠ世」「ラムⅡ世」を連れて脱出。途中で「ラムⅠ世」は失ったが、スマトラを経由して無事に神戸へ入港。
43年にはインド洋でイタリアから日本へ重要物資を運んでいた潜水艦「コマンダンテ・カッペリーニ」「レジナルド・ジュリアーニ」「ルイージ・トレーリ」と合流、洋上補給を行った

43年9月のイタリア降伏時にはボルネオ・サバンにいたが、「このまま日本に捕まって捕虜にされるくらいならイタリアに戻ろう」と脱出。軽巡「那珂」の追撃をかわしきり、コロンボで英軍に投降した。戦後の47年にフランスに引き渡され66年まで「フランシス・ガルニエ」として在籍した…高速ではないわりに英軍や日本軍の追跡をたびたび振り切り、戦後も長く在籍した幸運艦…艦名「エリトレア」は植民地「エリトリア」のイタリア語読み

…艦娘「エリトレア」は、くりくりした目とぴったりした淡いグレイのカクテルドレス風の服、黒ストッキング、首にかけたアフリカの民芸品らしい首飾りが似合う可愛らしい艦娘。隠れた幸運の持ち主で、フランス語や日本語も堪能


………


コルヴェット…ガッビアーノ級。40年~43年生まれ。計画60隻(うち43年のイタリア降伏までに完成29隻…ドイツ占領下で完成10隻)


有名なイギリスの「花」級(「フラワー」級とも)や、日本の丁型海防艦に似た対潜コルヴェット。戦時下に急造され、護衛艦艇の不足に悩んでいた輸送船団を支えた。戦時急造の量産型にしては「デザインが凝り過ぎ」と言われることもあるが、地中海向けコルヴェットとしては極めて優秀…排水量が660トンと「花」級や丁型海防艦に比べて小さいが地中海での活動に支障はなかった。

優れた点として評価されるのが3500馬力のディーゼル主機(速度18ノット)の他に150馬力の電動機2基を備え、6ノットの静粛航行が出来ることで、音波探知機を使っての潜水艦捜索時に役立った。また、爆雷投射機が片舷に四基あり、強烈な爆雷攻撃を行うことが可能。


武装は100ミリ単装砲一基、20ミリ機銃数基(増備した艦も多く数はまちまち)、爆雷投射機8基(片舷4基…爆雷76発)、爆雷投下軌条2列と対潜専門の武装だったが、一部は「敵艦に雷撃する機会があるかもしれない」と、450ミリ単装魚雷発射管2基(片舷1基)を装備していた


艦名は鳥や獣から…ネームシップの「ガッビアーノ」はカモメのことで、戦中には英潜一隻を爆雷攻撃で損傷させている



…艦娘「ガッビアーノ」級は小柄でふくよかな身体つきをしていて、グレイ系幾何学迷彩のミニワンピースからふとももが見えている…鳥が由来の艦名が多いからか、ぽっちゃり気味なのに脚は細く、ふとももから上のむちむち具合と対照的

「ガッビアーノ」は黄色い瞳に白に近い薄灰色の髪で、こめかみの所にひと房だけ黒髪が垂れている…憂鬱気味な台詞が多いが、カモメの寂しげなイメージからそうなっているらしい。意外と何でも食べる悪食な所は実際のカモメ譲りか…「チコーニャ」はコウノトリの事で、買い物袋を提げているのは「赤ちゃんを連れてくる」という欧州の言い伝えから…髪は白で桃色の髪がひと房入っている。煙突の上みたいな高い所が好き


711:2017/08/15(火) 23:49:34.46 ID:
…始める前に訂正を一つ…

43年にエリトレアが振り切った軽巡は「那珂」ではなく「球磨」でした。どうもすみません…

712:2017/08/16(水) 01:13:28.04 ID:
…別の日・厨房…


…エリトレアの配属で食事の準備が楽になったディアナは、今までよりも凝った料理や一品ものを出すことができるようになり、エリトレアのアフリカ風料理のおかげで献立のレパートリーも広がっていた。そんなある日の朝…


ディアナ「あら…?」エプロン姿で朝食の支度に余念がないディアナがふと首をかしげた…

エリトレア「どうしたんです、ディアナっ♪」さっそく厨房で活躍しているエリトレアは、動きやすいようにと緩いシャツと綿の長ズボンを着ていた…飾りのついたパステルピンクのエプロン姿を付けて小首をかしげる様子に、普段は落ち着き払っているディアナも「きゅん♪」とした…

ディアナ「エリトレア、可愛いです……こほん。…いえ、ここに朝食用のゆで卵を盛ってあったのですが……」柳のカゴにピラミッドのように盛られている卵だが、てっぺんの数個が無くなっている…

エリトレア「落ちちゃったんでしょうか…探してみますね!」よいしょと厨房の床にしゃがみこみ、卵を探すエリトレア…履いている綿パンからぷりぷりしたヒップラインがはっきり分かる…

ディアナ「朝から刺激が強いですね///……そうです、嫌いなものを思い出しましょう…キャベツのゆで汁…剥けないニンニクの薄皮…焦げたパン…敵潜の雷撃……」

エリトレア「おかしいですね、ないですよっ……ディアナ?」しゃがみこみ、下から見上げるようにのぞきこんだ…緩いシャツから薄桃色ですべすべした胸がのぞき、ディアナの理性が吹き飛んだ…

ディアナ「エリトレア…っ♪」ぎゅぅぅっ…♪

エリトレア「うわわっ…どうしたんです、ディアナ!?」

ディアナ「貴女は…本当に無邪気なんですから……もう、我慢できなくなってしまうじゃありません…か♪」抱きしめてしっとりした乳房を優しく揉みほぐす…

エリトレア「うぅ…ん、あっ…あふっ♪…あのっ、ディアナってそんなに積極的でしたっけ!?」

ディアナ「もう、あなたがいけないのですよ…朝食も作りかけなのに、こんなに誘惑して…♪」

エリトレア「誘惑なんて…あん…ディアナっ…んんっ♪」

ディアナ「わたくしったらいけませんね…厨房でこんなことを……でも、可愛いんですも…の……?」ふと視線が片隅の段ボール箱に止まった…

エリトレア「あんっ…どうして止めちゃうんですっ……もっと、もっと触ってくださいっ♪」目を潤ませておねだりするエリトレア

ディアナ「ごめんなさい、エリトレア…今、そこの段ボール箱が気になって」名残惜しげに離れると、壁に立てかけてあった弓を取った

段ボール箱「…!」ごとっ…

ディアナ「誰です?…素直に出て来たら「月光蝶」は勘弁してあげます」弓に矢をつがえた…

段ボール「やれやれ…静粛航行モードでも見つかってしまうとはね……脱帽だ」段ボール箱の中から出てきたのはガッビアーノで、片手には半分食べかけのゆで卵、反対の手には冷蔵庫に残っていたカスタードとアプリコットのパイを持っている…

ディアナ「素直でよろしいですね…で、どうしてゆで卵とパイの残りを?」

ガッビアーノ「んむんむ…ごくんっ。…朝の光が眩しくて、少し空腹になってね……」言いながらゆで卵を口に放り込んだ

ディアナ「…だからと言って盗み食いはいけませんね」

ガッビアーノ「それは悪かったよ…すまない」

ディアナ「ふぅ、わたくしも心苦しい限りですが……さすがに提督に報告させていただきます」

ガッビアーノ「仕方ないね…謝りに行くよ。ついでに詳細も話すことにしよう」

ディアナ「詳細…と言いますと?」

ガッビアーノ「それはもちろん一部始終さ…ディアナとエリトレアの微笑ましい光景や甘い言葉もね」

エリトレア「えっ!?…ガッビアーノ、そんな恥ずかしいことまで報告しちゃうんですかっ!?」

ガッビアーノ「いや、私が提督の所に報告が行かなければいいだけさ…お互いになかったことにして、白く泡立つ海にでも流さないかい?」

ディアナ「…」

ガッビアーノ「…どうかな?」

ディアナ「ダメです」

エリトレア「ディアナ!?」

ディアナ「謝ったことは良しとしましょう。でも、エリトレアが恥ずかしがる気持ちを使って黙らせようというのはいただけません…それに」

ガッビアーノ「?」

ディアナ「…アプリコットパイの残りは私とエリトレアでいただくつもりだったので」

ガッビアーノ「しまった…食べ物の恨みか……」

713:2017/08/16(水) 02:08:48.92 ID:
…しばらくして・執務室…

ディアナ「…という訳でして」

提督「なるほど…まぁ、つまみ食いだけならともかく……」

カヴール「…それが楽しみにしていたお菓子だったのでは、なかなか許してあげられませんか」くすくすと笑った

ディアナ「それもそうですが…エリトレアの恥ずかしさにつけ込もうというのは…」

提督「許しがたい…と」

ディアナ「そこまでではありませんが…しかし全くおとがめなし、というのでは少し納得しがたいのも事実です」

提督「分かったわ…で、エリトレアは?」

ディアナ「恥ずかしかったようですね」

提督「ふふ…そうじゃなくて♪」

ディアナ「ええ、素敵でしたよ…///」

提督「うふふっ…また機会があるといいわね♪…とりあえずガッビアーノには何かさせるから、それでいいかしら?」

ディアナ「はい、お任せします」

提督「了解…下がっていいわ」

ディアナ「では、失礼します」

カヴール「ふふ…冷静なディアナが厨房でエリトレアと……見たかったですね♪」

提督「こらこら…さてと、今度はガッビアーノを呼びましょう」内線でガッビアーノを呼び出した

…数分後…

提督「と、いう訳で…貴女には施設の掃除を頑張ってもらうことにします」

ガッビアーノ「了解…まぁ、仕方ない」

提督「そうね。それと…」

ガッビアーノ「?」

提督「来たばかりのエリトレアやあなたには刺激が強いかも知れないけど、たいていのみんなは慣れっこだから口封じにはならないわよ?」

ガッビアーノ「ん?…つまり、どういうことかな」

提督「ふー…カヴール?」

カヴール「はい♪」ん…ちゅぅ♪

ガッビアーノ「お…おぉ///」

提督「ん…ぷはっ……つまりこういうことなの♪」

ガッビアーノ「お…おぉぉ!」

提督「ガッビアーノ?」

ガッビアーノ「…こんなにいい所に来ることができたのに、私の心には何か足りないと思っていた。……いや、うすうす気づいてはいたが、これも海原のエトランゼ(異邦人)、カモメの生き様とあきらめていた……が、今の光景を見て完全に理解した…」

提督「えーと…」

ガッビアーノ「美しかった…窓を背にして二人がくちづけをした瞬間は、息を飲むほど美しかったのだ……!」

カヴール「あらあら…ガッビアーノったら完全に目覚めてしまったようですね♪」

提督「嬉しそうね…♪」

カヴール「ええ♪」

ガッビアーノ「これで分かった…提督」

提督「え…ええ」

ガッビアーノ「私は悪いことをした…二人の女性が見つめあい、唇が触れる…その瞬間を邪魔してしまったのだ……罰直で済むかは分からないが、一生懸命やらせていただく!」

カヴール「…」

提督「…分かったならいいわ、下がってよろしい」



714:2017/08/17(木) 11:27:11.17 ID:
…午前中・待機室…


ガッビアーノ「すまない…そこをどいてもらえるかな……君のような美しい姫の足下に塵一つあってもいけないから…」

…ガッビアーノは頭に三角巾を巻き、モップを持って真面目に掃除をしていた……が、すっかり百合に目覚めてしまったおかげで、掃除しながらキスを振りまいている始末だった…

サウロ「えっ…は、はい///」脚をあげた

ガッビアーノ「ありがとう。私のようなエトランゼの唇が触れることを許してくれるなら、その滑らかなおみ足にキスさせてもらえないだろうか…」

サウロ「その……どうぞ///」赤いエナメルのパンプスを脱ぎ、白いストッキングに包まれた脚をそっと差しだした

ガッビアーノ「…ちゅっ♪」両手で脚を包み込み、脚の甲にうやうやしくキスをする…

サウロ「はぁぁ…っ///」

コレオーニ「……ガッビアーノは一体どうしちゃったんだい。暑さで参っちゃったのかな…?」

提督「確かに気温は30℃を超えてるけど、そうじゃないの……ちょっと目覚めちゃったみたいで」

コレオーニ「また提督が何かしたんだろう…もう、悪い提督だね♪」ちゅ…っ♪

提督「そう言いながらキスしてくれるコレオーニの方がもっとイケナイ娘ね♪」…ん、ちゅっ♪

コレオーニ「ふふ、ボクをイケナイ軽巡にしちゃったのは提督だよ…でも、もっと色々教えてほしいな♪」

提督「…待機中は駄目だから、後でね……んっ♪」ちゅっ…♪

コレオーニ「あ…ふぁぁ、相変わらずとろけそうなキスだね///」

提督「そう?よかった…だって今日のこのキスは一回きりだもの、ちゃんと甘いキスにしてあげなきゃ」

コレオーニ「そういう口説き文句も一流だよね…かなわないよ///」

アッテンドーロ「はぁ、全く…ライモンド姉さんがのぼせるのも無理ないわ……どこでそんなこと覚えたのよ?」

提督「んー…やっぱり母親とおばさまのおかげなのかしら……それから幼なじみとか、学校の先生…士官学校の教官にミラノの通信隊にいたお姉さま方……」

アッテンドーロ「とりあえず女の人はみんな口説いて回ってたのね…あきれた……テレビでも見るわ」大げさに肩をすくめてテレビのチャンネルを回した…

テレビ「…本日の気温ですが、ローマは最高気温32℃と記録的な暑さになるでしょう……トリノも30℃を越える気温で……」

アッテンドーロ「暑い話は聞きたくないわ」…ピッ

テレビ「今日の映画はアジアン特集!第一弾は香港映画「燃えよアタゴン!」をお送りします!…ひょんなことから香港に入港したぽっちゃり重巡「アタゴン」の痛快アクションとコミカルなストーリーに抱腹絶倒雨あられ!…」

アッテンドーロ「この暑いさなかに香港映画なんてやってられますかっての…」ナポリっ子らしいキレのあるべらんめえ調でぼやくと、次々にチャンネルをまわした…

提督「…新聞でも読んだら?」

アッテンドーロ「もう読んじゃったわ…だいたい、今日の新聞に「ナポリ三失点で黒星」って出てるのよ?一回読めば充分よ」

提督「昨日のサッカー?」

アッテンドーロ「そうよ…全く、インテルナツィオナーレとか言って外国人をかき集めたミラノのチームに負けるなんて……全くだらしないったらありゃしないわ」

コレオーニ「まぁまぁ…そう熱くならないで」

提督「…昨日はインテルとの試合だったのね」

アッテンドーロ「そういう訳でスポーツ新聞は見たくないし、鎮守府新聞はもう隅から隅まで読んじゃったわ」

提督「それはご愁傷様…まぁ、もう少しだから我慢してね」

アッテンドーロ「分かったわ…はぁ……」

ガッビアーノ「聖女のような貴女のお手にくちづけをさせて下さい…そして私の唇を清めさせていただきたいのです…」

提督「ガッビアーノったら、すっかり「ロメオとジュリエッタ」ね…」

715:名前:自動あぼーん : 自動あぼーん
716:2017/08/19(土) 10:58:46.50 ID:
…体育館…


チェザーレ「ふっ…はっ!……相変わらずさえているな…!」キンッ…カシーン!

ガリバルディ「やっ……そちらこそ……えいっ!」キィーン、ガキンッ!…フェンシングのコートでで丁々発止と渡り合っている二人は一撃の重いチェザーレと、足さばきの軽やかなガリバルディで、スタイルこそ違うがほぼ互角に剣を交えていた…

スクアロ「チェザーレたちは相変わらずものすごいな…でも、本当にやる気ならナイフじゃないと…ね♪」こちらはゴム製模擬ナイフの刃を上に向け、フルット級のムレーナとフェイントをかけあっていた

ムレーナ「だな…さぁ、ウツボの恐ろしさを教えてやるよ♪」こちらも刃を上にし、ナイフのみねに人差し指を沿わせている…

スクアロ「ウツボじゃあサメには勝てないよ…ほーら、こっちにおいで……♪」

提督「…あら、やってるわね」体育館にやって来た提督は、運動器具やフェンシングのコートで汗を流している艦娘たちを見て一人うなずいていた

カヴール「うふふ…「やってるわね」ではなくて、提督もなさるのですよ」

提督「わ、分かってます…腹筋だって途中で止めないで30回出来るようになったじゃない」

カヴール「ええ、ですからもっと頑張りましょうね♪」

提督「えー…もういいんじゃないかしら」

カヴール「いけませんよ、提督は運動をなさらないと途端にお肉がついてしまうのですから…制服がはちきれちゃいますよ?」

提督「いや…だってまだ余裕があるから、それに今日はことさらに暑いし……」

カヴール「たっぷり汗をかいて、それからシャワーでさっぱりいたしましょう?…さぁ、どうぞ」優雅に、しかし容赦なく運動マットに寝かされた…

提督「はぁ…わかりました」提督はため息をついて上着をカヴールに渡すと、マットに横たわった…

カヴール「じゃあ、今日は30回休まずに出来たらキスしてあげます♪」

レオーネ「面白い、じゃあ私も手伝おう!」脇の椅子で休憩していた駆逐艦の「レオーネ」もやって来て吼えるように言った…運動で逆立った濃い茶色と黄金色の髪でなおのこと「レオーネ」(ライオン)めいている

デス・ジェネイス「ふむ…提督が運動不足とはいけないな。上手く行ったら本官もキスしてさしあげよう」中型潜「ピサニ級」の一人、デス・ジェネイスも寄ってきた

ピサニ「ちょっと待った、先任は私だから提督にくちづけするのは私だろう……だいたいジェノヴァよりヴェネチアの方が強いのだからな」…中世ジェノアの提督「デス・ジェネイス」にヴェネチアの提督「ヴェットール・ピサニ」が待ったをかけた

ジェネイス「む…ジェノアは偉大な航海者たちの故郷だぞ、あまりあなどらんほうがいい」

提督「……なんだか雲行きが怪しくなってきたわね。…二人とも、私はちゃんと二人にキスしてあげるわよ?」

ピサニ「優しいな、提督は……だが少し待っていてくれ。「ジェノバがヴェネチアより強い」などと言う寝言を止めさせたらすぐにでも甘いくちづけをしてあげよう」

ジェネイス「ほほう…クリストフォロ・コロンボがいなければ新大陸は見つからなかったのだぞ?姉上はジャガイモもトマトも唐辛子も食べないで過ごせるのか?」

(※クリストフォロ・コロンボ。…ジェノア人。英語ではクリストファー・コロンブス。スペイン名ではクリストバル・コロン。第一次大戦前にはイタリア巡洋艦「クリストフォロ・コロンボ」、スペインには「クリストバル・コロン」がいて、それぞれ「自国の」英雄として扱っている)

提督「あの…もういいから、ね?」

ピサニ「まぁ待て、提督……なぁ妹よ、かつてのヴェネチアより優れた海軍国などイタリア半島にあったためしがないのだ」

ジョバンニ・バウサン「何?…姉妹喧嘩に口を挟んですまないが、ピサニ提督。ナポリ王国を忘れてもらっては困るな」

提督「あー…これは面倒なことになってきたわ」

ピサニ「ははは、ナポリ王国か…しかしだ、艦名を見てもヴェネチア人が一番多いだろう?つまりそう言うことなのだ」

バウサン「何だと?」

ピサニ「勝負するかね?…質も量もヴェネチアが段違いだが」

ジェネイス「ジェノア人の意地を見せて差し上げますよ、姉上!」

バウサン「ナポリとヴェネチア、どっちが強いか決める時のようだな…!」

カヴール「…提督」

提督「…分かってます」
717:2017/08/19(土) 11:38:32.65 ID:
ピサニ「さぁ、どこからでも…うわっ!?」提督がピサニの脚を引っ張りマットに押し倒すと覆いかぶさった

提督「ん、んちゅぅぅ…♪」

ピサニ「ん、んっ…んーっ!」

提督「ぷは…ぁ♪」口から銀色の唾液を垂らし、それを手の甲で拭った…

ピサニ「あふっ、はへぇぇ…///」

ジェネイス「提督、一体どういうつも…んぅぅ!?」今度はジェネイスに抱き着く形で押し倒し、両手で頭を押さえて舌を入れた

提督「ちゅぅぅ…ん、ちゅっ……れろっ…ぴちゃ……っ♪」

ジェネイス「んんぅ…んっ、ん…んぁっ……ん///」

提督「ふー…」

ジェネイス「…あぁぁ、はひっ…ひぐぅ……///」

バウサン「提督、人の勝負に割り込むのは少し無粋じゃ……んっ、んんぅ///」腰が引けているバウサンを下から蛇のように撫でて行き、背中に手を回した…

提督「ちゅるっ…んちゅ……くちゅ…ちゅぽ…っ♪」

バウサン「…んっ、じゅるっ…ちゅ……んちゅ…///」

提督「ちゅぽ…っ♪」

バウサン「あひぃ…ひぅ……んぁぁぁ///」

提督「…ちゅうぅぅ♪」マットでへたっている三人にのしかかると、もう一度ねっとりと舌を絡めた…

提督「……もう、お互いに喧嘩しないの。今は同じイタリアなんだから…それと、みんな私を通して間接キスしたからもう仲直りできるわね?」

ピサニ「ひぅ…んぁぁ……はひぃ…」

提督「…できるわね?」

ピサニ「で…出来るとも………はぁ、はぁ、はぁ……」

提督「よろしい…ジェネイスは?」

ジェネイス「れ、れきまふ…あふ…ひぅ……」

提督「ん、結構…バウサンも大丈夫ね?」

バウサン「もとはピサニたちが原因なのに…何で私まで……」

提督「…もう一回キスしましょうか♪」

バウサン「…ぜひとも友好的に振る舞わせていただきます!」

提督「そう、よかったわ♪」

チェザーレ「ああいう解決法もあるのか…参考になるな」

ガリバルディ「すごいキスだったわね…♪」

カヴール「提督」

提督「なぁに?」

カヴール「確かに解決はしましたが…私は提督が説得なさるものと思っていました」

提督「んー…だってキスの方が気持ちい……こほん…お互いに親密感を高められるとおもったから」

カヴール「ふふ…全くもう♪」

提督「さてと…カヴール、無事に内戦の危機も回避できたことだから、食堂でお茶でも飲みましょうか♪」

カヴール「ええ、そうしましょう……その前にちゃんと運動をなさってからですが」

提督「…気づいた?」

カヴール「ええ♪」

提督「はぁ…分かりました、ちゃんと腹筋します……」
720:2017/08/20(日) 00:31:09.47 ID:
…しばらくして・大浴場…

提督「あー…」シャワーから流れる湯に身を任せ、ぼーっと立っている…

カヴール「ふふ…よく頑張ったではありませんか♪」

提督「そうね…体力を全部使い切ったわ…」

カヴール「もう…仕方ない提督ですね、洗って差し上げましょうか?」手に身体洗いのスポンジを持っている

提督「いい?」

カヴール「もちろんですとも…♪」スポンジでもこもこと泡をたて、汗でべたべたしている背中を洗い始めた…

提督「ふぁぁ…、気持ちいいわ…」気の抜けたようなあくびのような声で感想らしいものを口に出す

カヴール「そうですか…では、こちらも……♪」ずっしりと重くたゆんと揺れる乳房に手を伸ばした…

提督「あー…それもいいかも知れな……ん?…ちょっと待って、カヴール…あれは何かしら?」石けん入れに乗っかっていた「何か」を見つけて、ぐっと視線を近づけた…

カヴール「あら、惜しい所でしたのに……なんでしょう、海綿?」今でもギリシャあたりで取れる天然のスポンジ、「海綿」に似ているが、少し違った…

提督「んー…使ってみる?」穴だらけのそれを取り上げ、手に取った…海綿より固く、少しごわごわしているが悪くないような感じがした……

カヴール「提督がお使いになりたいのなら、流して差し上げますよ?」

提督「じゃあ、お願いするわ♪」カヴールがしゃこしゃこと手のひらで石けんの泡を立て、バラの香りがするそれを背中に付けると、謎の「海綿もどき」でこすった…

カヴール「いかがです?」しゃっ…しゃっ…

提督「あっ、あっ♪…ちょっとひりひりするけど、垢が落ちている感じがしていいわ……♪」

カヴール「ふふ、気持ちいいようで何よりです」…と、数人が連れ立ってやって来た

足柄「…おかしいわね…もしかしたらこの辺りに置き忘れたのかもしれないわ」

龍田「あらぁ…最近、足柄ったら物忘れがひどいわねぇ♪」

足柄「…いい度胸ね♪」

龍田「あらあら、怖いわぁ……って、あれじゃないのかしらぁ?」

足柄「どれ?…あっ、あった!」提督とカヴールの方を見てとんきょうな声をあげた

カヴール「お二人とも、何かお忘れですか?」

提督「必要なら手伝うわよ?…あっ、そこ気持ちいぃ…っ♪」

足柄「…探し物は今あなたたちが使ってるそれよ」

カヴール「これですか…どなたかのものかとは思ったのですが、興味深いので使わせていただきました……使い方はあっていますか?」

足柄「ええ、合ってるわよ…それ、へちまのスポンジなの」

提督「へちま…?」

足柄「えーと…何ていえばいいのかしら……あっ、そうそう!ズッキーニみたいな瓜よ!」

提督「そうなの…きっと中の繊維だけ取り出すのね?」

龍田「外の部分を腐らせたりして中を残すのよぉ…それ、気持ちいいでしょう?」

提督「ええ…慣れないからちょっと肌がひりつくけど、その分「汚れが落ちた」って感じがするわ」

足柄「…もう一個あるし、よかったらあげましょうか?」

提督「え、いいの?」

足柄「別にへちまの垢すりの一個や二個でそんなに驚かなくても」

提督「ふふ…ありがとう、足柄♪」むぎゅっ…♪

足柄「…ちょっと、何よこのむっちり柔らかい身体は///」

龍田「あらあらぁ…♪」

721:2017/08/20(日) 01:58:41.16 ID:
声「それにしても…マームは「イタリアはいい所でしょ」って…まぁスパゲッティはいいんだけど、たまには肉の厚いハンバーガーが食べたいわ……」

声「そうねぇ…私はペパロニのピザがいいわ。こってりしたチーズがとろけるようなのをね…」…湯気の向こうから声が近づいてきた

提督「あら、こんにちは…フレッチャー、エンタープライズ♪」

フレッチャー「ハーイ、提督さん…って、ホーリィシッ!(ぶったまげた!)一体どういうこと!?」提督が足柄を抱きしめているのをみて目を丸くした…

エンタープライズ「ワーオ…さすがイタリアの提督ね、日本のクルーザー(巡洋艦)まで抱きしめて…ガールハントに余念がないみたいね♪」

提督「だって…足柄の精悍な鋭いスタイルも好きだから♪」

足柄「ちょっと…止めてよ……って、いつまで抱きしめているつもり!?」

提督「ふふ…日本のレディは奥ゆかしいのが美徳なのよね♪」手の甲にうやうやしくキスすると、すっと放れた

足柄「も、もう…///」

提督「うふふ…ところでお二人もシャワーを浴びに?」

フレッチャー「そうなの。ここはハリウッドシャワーし放題だし、せっかくだからたくさん浴びてやろう…って♪」(※ハリウッドシャワー…水制限なしのシャワー。米艦では頑張った乗員やちょっとした功績にたいして「ごほうび」で与えられる)

エンタープライズ「そうなんです、マームが「いいからたっぷり浴びておいで」というので」

提督「そうよね、やっぱり真水だと気持ちいいものね…私も最初の練習航海で一番気になったもの。よく分かるわ」

フレッチャー「へぇ…提督さんもフリゲートとかに乗ってたの?」

提督「ええ、インパヴィド級とかね…ここは温泉はあるし、真水も使い放題だし…言うことなしよね」

フレッチャー「そうよね!…缶詰野菜じゃないのもすごいし」

エンタープライズ「個室に近い部屋があるのもすごいわ…ノーフォークにこれだけの施設があったら、海軍作戦部長から提督たちまで押し寄せてくるでしょうね」

提督「そうよね…さてと、よかったら背中流しましょうか♪」

エンタープライズ「大丈夫、こっちで洗いっこすれば済む話だから」

フレッチャー「そういう訳…ま、気持ちは嬉しいけどノーセンキューよ……どこ触る気か分かったものじゃないわ」

提督「あら残念…それじゃあ、ゆっくりシャワーを楽しんでね♪」いたずらっぽいウィンクを投げ、またカヴールとへちまの垢すりに身を任せた…

カヴール「かゆい所はありませんか?」

提督「おかげさまでないわ…あー、気持ちいい……♪」

カヴール「…胸の谷間とか、汗がたまっているのではありませんか?」

提督「いいえ、さっき流してもらったおかげで快調よ…ふー…♪」

カヴール「……乳房の下あたりも汗がたまりますよね、流して差し上げましょう」

提督「あっ……そうね、さっきから汗がたまってべたべたする…って思ってたの♪」

カヴール「そうだろうと思っていました♪…でしたら、なおのこと丁寧に流してあげませんと♪」へちまを置くと手に泡を取り、ゆっくりとした手つきで下から乳房を持ち上げた…

提督「あんっ…もう、触り方がいやらしいわね♪」

カヴール「そうですか?優しく洗っているだけですよ♪」

提督「まったくもう…♪」

カヴール「ふふっ…こちらはどうですか♪」

提督「あっ…ちょっとそこは……ひぅん♪」

カヴール「ここがよろしいのですね、それでは…カヴール、参ります♪」

提督「あっ、あっ、あぁっ♪…もう、また汗だくになっちゃう///」

カヴール「そうしたらもう一度洗ってあげますから…♪」

………

724:2017/08/21(月) 02:39:57.06 ID:
…昼下がり・会議室…

提督「えー…今日は「空母戦術」について勉強したいと思います」…鎮守府の「会議室」は扇風機と数少ないエアコンの内の一基が据え付けられていて、DVDの再生機器や大型のスクリーンも備えられている「視聴覚教室」のような部屋だった…

リベッチオ「えー…せっかくだし映画にしようよ!」

マエストラーレ「こら、本来ここは会議室なんだからわがまま言わないの…まぁ、少し残念だけど」…「会議室」とはいえ会議するようなことも少ない鎮守府なので、普段は午後や夜に映画を流していて、「涼しい会議室で映画でも」と集まっていた艦娘たちは不満そうな声をあげた

ミッチャー提督「なんだ…私も楽しみだったのにな」略式のカーキ色半袖シャツとズボン、頭には「CV-9・エンタープライズ」の野球帽をかぶっている

エンタープライズ「今日はことさらに暑いし、午後は映画でも見てのんびり…と思ったのにね」

提督「まぁまぁ…みんなが座ったら資料を流すわ」

百合姫提督「本来はそのための施設だもの…とりあえず、静かに見ましょう」真面目な百合姫提督は涼しげな浴衣姿で、きちんと膝に手を置いた…

提督「座ったわね…じゃあ、始めるわよ……」カーテンを閉め、DVD機器の電源を入れた…

スクリーン「TORA!TORA!TORA!……トラ!トラ!トラ!」大きな赤い文字が流れる…

リベッチオ「やった、映画だ!…もう、提督ってば優しいねっ♪」ちゅ…っ♪

提督「ふふ、さっきのは冗談♪…でも、題材はしっかりしているから勉強にもなるわよ」

百合姫提督「…懐かしいわ、昔よく見たもの♪」

ミッチャー提督「やっぱり映画だったのね…でも、「トラ!トラ!トラ!」かぁ……気分的には複雑かも」

提督「…そうだったわね。他に無くって、つい……」

ミッチャー提督「ノープロブレム…平気よ」肩をすくめた…

………

…映画・真珠湾奇襲のシーン…


映画「無電を打て!…ワレ奇襲ニ成功セリ…トラ、トラ、トラや!」…攻撃隊の淵田隊長が叫ぶ

リベッチオ「おぉぉ…!」

映画「…いっそこの弾に当たって戦死してしまえばよかった……」奇襲を受けた太平洋艦隊司令官・キンメル中将は、無能とされるくらいなら「名誉の戦死」をしてしまえばよかったと、司令部の窓ガラスを撃ちぬいた機銃弾をとりあげてつぶやいた…

ミッチャー提督「…」

………

…映画が終わって…

リベッチオ「うん…すごい迫力だったね!」

提督「そうね…それもそうだけど、開戦までの緊迫した外交のやり取りも歴史に忠実で良くできているのよ」

マエストラーレ「そうなのね…確かにリアルで見応えがあったわ」

ミッチャー提督「何しろ日米合作映画で、よくできてはいたんだけど……アメリカじゃあ「日本人がアンフェアな奇襲をかけたくせに、どうして開戦をためらっているような描写があるんだ!」って酷評でね…ちっともウケなかったのよ」

提督「らしいわね…さてと、せっかくだから空母についての話し合いもやりましょうか。飲み物もまだあるし」少しぬるくなってきた水差しのアイスティを注いで回った

ミッチャー提督「…まだ冷えてるし、これで十分よ♪」

エンタープライズ「私も隣にいるわ、マーム」

百合姫提督「いいわね。じゃあ、お菓子でも……」巾着袋をごそごそやり始めた

ミッチャー提督「何でも入ってるわよね、その巾着…もしかして四次元だったりしてね♪」

百合姫提督「いえいえ…普通の巾着ですよ。時々中身を入れ替えているから……はい」黄土色の袋を開け、お皿に梅鉢の形をした狐色のクッキーらしいものを出した…

提督「おいしそうね…どこのお菓子?」

百合姫提督「京都の「そばぼうる」っていうお菓子で、私の好物なの…素朴で、飽きが来なくて、安心感のある味がするわ」

提督「なるほどね…」少しぼりぼりしたクッキーのような焼き菓子は、ほのかに甘くて歯ごたえもいい…

ミッチャー提督「ほんとだ…なんだか日本的な美味しさね」

百合姫提督「ね?…舞鶴の先輩が送ってきてくれたの」

725:2017/08/22(火) 01:23:49.02 ID:
提督「美味しいわね…ジェーン、もう一杯いかが?」

ミッチャー提督「ありがと、もらうわ♪」…しばらくのんきなお茶の時間が続き、真面目な「空母戦術」論はどこへやら、最近見た映画の話や化粧品の話、たわいないジョークで盛り上がった

提督「…でね、ザラとポーラに「どうしてそんなにお小遣いがあるの?海軍からもらえる額は艦種ごとに一律でしょう?」って聞いたの」

百合姫提督「確かに、ザラとポーラはよく買い物をしているみたいね?みんなにもよくお菓子やお花、アクセサリーを買ってあげているみたいだし…」

提督「そうなの。そうしたら「ポーラはぁ、ちょっとお化粧品のメーカーと…えへへぇ♪」って言うのよ?」

百合姫提督「…ポーラ…化粧品……あー、なるほど」

提督「何か知ってるの?」

百合姫提督「ううん…けど、ブランドに名前でも貸しているんじゃないかしら?」

提督「そうなの?聞いたことないけれど…それで、ザラもこの間「提督、よかったらこのパールのネックレス、買ってあげましょうか?」っていうのよ?」

ミッチャー提督「買ってもらえばよかったじゃない、フランチェスカの首もとにピンクパール…似合うと思うけど?」

提督「そんな…指揮下の艦娘に買ってもらうなんていけないわ……それに、すごい値段だったのよ?」

ミッチャー提督「それを買ってあげるって?リッチなんだね」

提督「…それもまた謎なのよ。ザラもポーラみたいに「ええ、まぁ…服とか色々ありまして……」とかなんとか…」

百合姫提督「ザラ…なるほど……それで横須賀鎮守府のそばにショップができたのね…」

提督「とにかく不思議でしょうがないわ…」

ミッチャー提督「なるほどね「不思議鎮守府キン・ザ・ザ」ってわけね…ふふっ」

提督「?」

ミッチャー提督「…あぁ、何でもないの」…と、ドアが開いて優雅にエクレール提督が入って来た…30℃越えの暑さの中、ばかばかしいくらい優雅に決まっている白の制服と、恐ろしいことに白の長手袋まで付けている

エクレール提督「あら、皆さまおそろいでお茶の時間ですの?優雅でいいですわね…わたくしも少し暑さを覚えましたので、涼みに参りましたわ」横には相変わらずおしゃれだが奇抜なファッションのリシュリュー、白いサマードレスの涼しそうなジャンヌ・ダルクを従えている…

提督「ちょうどよかったわ、姫が持ってきてくれた日本のお菓子があるし…どうぞ座って?」

エクレール提督「メルスィ…リシュリュー、ジャンヌ、貴女方も掛けなさいな♪」

リシュリュー「では、失礼して」

ジャンヌ「は、座らせていただきます!」

エクレール提督「…それで、何をお話しなさっていたのでしょう?」

百合姫提督「ふふ…空母戦術を少し」

エクレール提督「まぁまぁ…確かに空母といえば「大艦巨砲主義」に幕を降ろした立役者……その活躍は歴史を変えたと言っても過言ではありませんわね」

ミッチャー提督「確かに。ノーフォークでも海軍士官が三人集まればその話になるよ…何しろハワイで高い授業料を払わされたからね」

百合姫提督「そうですね…でも、私は真珠湾で山口提督の言うようにもう一波攻撃隊を送るべきだったと思うのです」

ミッチャー提督「へぇ…意外だね、プリンセスはもっとアドミラル・ナグモ(南雲提督)みたいに「艦に損害が出てはいけないから…」って言うと思ってたよ」

百合姫提督「いえ…それはそうですが、あの機会でさらに艦爆を発進させて港湾・燃料施設を叩いておけばハワイは使用不能……サンフランシスコまで後退しなければ修理を行えない状態になったはずですから…もっとも、歴史に「もし・たら・れば」はありませんが…」

ミッチャー提督「なるほどね…でも、反撃の可能性は捨てがたかったはずよ?空母を失うリスクはどう考える?」

百合姫提督「一回の奇襲で太平洋艦隊を徹底的に叩くことが目的でしたから、空母一隻と引き換えにしてでももっと攻撃を行うべきでした。あれでは「不徹底」だったと山本司令長官がおっしゃったのも無理ないかと…それに後講釈ですが、ヒッカム(空軍基地)の混乱ぶりからして、機動部隊を発見できたかは微妙ですし…空母直掩の零戦も控えていましたから」

ミッチャー提督「むむ…フランチェスカ、どう思う?」



726:2017/08/22(火) 02:54:34.26 ID:
提督「そうねぇ…奇襲を受けた側としては何とも言いようがないわ。イラストリアスと20機そこそこのソードフィッシュにあれだけやられちゃったわけだし……」

(※フェアリー・ソードフィッシュ…イギリスの複葉・羽布張りの雷撃機。古めかしいデザインと保守的な設計だったが無類の頑丈さと使い勝手の良さから、後継機フェアリー・バラクーダや、アメリカから貸与されたアヴェンジャーなどより好まれた。ビスマルクの舵機に魚雷を当てたなど勇戦した記録も多い)

カヴール「お恥ずかしい限りです…」

提督「あぁ、別にカヴールを責めているわけじゃないの…ただ、あれのせいですっかりスーペルマリーナが怖気づいちゃったのは事実ね」

百合姫提督「タラント奇襲、「ジャッジメント作戦」ですか…」

(※1940年11月の夜襲…二波の攻撃隊によって主力の戦艦5隻のうち、リットリオ、コンテ・ディ・カヴール、カイオ・デュイリオの三隻が大破着底。特にカヴールは敗戦まで修理が完了せず、結局トリエステで修理中のまま爆撃され沈められた)

提督「そう、それで艦隊の大部分がナポリに動いたから、マルタに圧力が加えにくくなったわけね」

ミッチャー提督「で、補給線を断たれて北アフリカ、ひいては敗戦…と、でも結果はどっこいどっこいかな。あの「ミニ真珠湾」の成果から日本が勉強した、なんて意見もあるくらいだもの」

エクレール提督「やはり空母の持つアウトレンジ能力は有効だ…ということですわね」

提督「まぁ、そうね」

エクレール提督「…ふふ、何しろフランスは空母「ベアルン」を持っておりましたもの。そして「ベアルン」は日本の「赤城」やアメリカの「ヨークタウン」とほぼ同時期の生まれ…まぁ、列強の一国として当然ではありますが♪……イタリアはどんな空母をお持ちでした?」

提督「正規空母アクィラと軽空母スパルヴィエロ…どっちも未成よ」

エクレール提督「それでは英地中海艦隊にかなわないのも無理ありませんわ」

提督「イラストリアスは空軍がドイツのシュトゥーカ隊と協力して大破させたけれどね」

エクレール提督「…ところで、「奇襲」と言えばジェノバの砲撃は覚えておいでですか?」

提督「開戦早々にフランスがリグーリア地方のジェノバ、サヴォーナを砲撃した作戦ね」

エクレール提督「ええ、それですわ。イタリア側の反撃はお寒いものでしたが、一体どうしてだったのか教えていただけませんこと?」

提督「そうねぇ…こっちの戦艦はたいていタラントにいたし、歓迎する前にさっと逃げて行っちゃったから…フランス艦の高速性は逃げる時には役立つわね」

エクレール提督「くっ……それにしてもほぼ損害なしとは…イタリア海軍はやる気を疑われても仕方ないですわ」

提督「士気は高かったけど、イタリアは貧乏だったから装備が悪くて…でも四隻のMAS(魚雷艇)が艦隊に雷撃したとか、機雷敷設艦艇の護衛中だった水雷艇がただ一隻でフランス艦隊に切り込もうとしたとか…心配してくれて嬉しいけど、やる気は大丈夫よ」

百合姫提督「そうね、勇敢さはどこの国にも劣らないわ」

エクレール提督「…しかし、本当にフランス海軍と戦ったらイタリアに勝ちはなかったと思いますわ」

提督「そう?…リシュリューには悪いけど、こっちのリットリオ級は四隻建造の予定だったし、ドゥーチェが開戦の予定を繰り上げたりしなかったらもっと
整った戦力を用意できたはずよ?」

エクレール提督「…それをいったらフランス海軍も艦隊を植民地に逃がしたりせずに、全力でお相手できたはずですわ!」

提督「そうね、そうしたらドイツ艦隊もバランスのとれた戦力を持った状態だったでしょうし、そっちの大西洋艦隊はかなりの損害を受けたでしょうね?」

エクレール提督「…イギリスと共闘すればドイツ艦隊など、ノルウェイのように全滅だったと思いますわ!」

提督「どうかしら?…イギリスって不意打ちが苦手でしょう?「ツェルベルス作戦」を見れば分かると思うけど、イギリスのお役所仕事ぶりはよく分かっているはずじゃない」

(※ツェルベルス作戦…ツェルベルスは地獄の番犬「ケルベロス」のことで、英語名の「チャネル・ダッシュ」(海峡ダッシュ)作戦とも。在ブレストの戦艦「シャルンホルスト」「グナイゼナウ」重巡「プリンツ・オイゲン」が、ヒトラーの言う「ノルウェイへの連合軍上陸」を防衛するため白昼堂々とドーバー海峡を突破した。綿密な作戦もあったが、イギリスの官僚的な形式主義のおかげで成功し、「英国最大の恥辱」と言われた…が、戦略的に意味はなかった)

エクレール提督「くっ…!」

提督「ふぅ…パリ(フランス海軍省)にいた割には、まだまだ考え方がプロヴァンスの可愛い娘さんみたいね、マリー♪」美味しいお菓子をつまんでいたせいで気が緩んだのか、かみついてくるエクレール提督につい軽口をたたいた…

エクレール提督「…言いましたわね!」白手袋を脱いで叩きつけた

カヴール「!」

リシュリュー「…提督!」

ミッチャー提督「ヘイ、穏やかじゃないね…決闘を挑む合図でしょ、それ?」

エクレール提督「ええ、そうですわ…中世のように命までとは言いませんが、名誉のために勝負を挑みます!」

………
727:2017/08/22(火) 10:34:36.16 ID:
…トレーニング室…

提督「…本当に勝負するの?……暑いしまたの機会にしましょうよ」

エクレール提督「いいえ、わたくしを田舎娘扱いした態度は許せません、言っていいことと悪いことがあるのを教えて差し上げますわ!…それとも負けるのが怖いんですの?」

提督「…いいわ、お相手させていただくわ」

ミッチャー提督「やれやれ…大の大人が子供じゃあるまいし……だいたい、さっきは勢いに飲まれちゃったけど、「ベアルン」と同時期の空母って「ヨークタウン」じゃなくて「レキシントン」じゃないの?」

エンタープライズ「そうね、マームったら今さら気づいたの?」

ミッチャー提督「いや…「そうは言ってもフランスの空母って何してたっけかなぁ」って考えてたら指摘し損ねたのよ……」

エクレール提督「…人は誰でも間違いを犯すものですわ///」

提督「えー?…その程度の認識で空母論を語ってたの?」

エクレール提督「う…とにかく、「プロヴァンスの田舎娘」呼ばわりしたことを謝罪して頂きますわ!」

リシュリュー「やれやれ…コマンダンは火がつくと手に負えませんな…」

ジャンヌ「提督、この聖女ジャンヌがお側におります!イタリアなど蹴散らしてしまいましょう!」

提督「はぁ……で、トレーニング室まで来たわけだけど、何で勝負するの?」

エクレール提督「もちろん、フェンシングですわ♪」

提督「フェンシングねぇ…」

エクレール提督「幸いここにジャンヌとリシュリューがおりますし、軽巡、戦艦、そしてわたくしたちの三本勝負で勝敗を決めましょう!」

提督「分かったわ、じゃあ……アブルッツィ、来てくれる?」話を聞きつけ面白半分で集まっていた艦娘たちの中から、軽巡アブルッツィを呼んだ

アブルッツィ「私ね?…いいわよ♪」

提督「戦艦は…チェザーレ、いい?」

チェザーレ「無論だ、ガリア人の国だったフランス相手に遅れをとるものではない」

エクレール提督「決まったようですわね…ポイントは十点先取と致しましょう」

提督「いいわよ」

エクレール提督「でしたら防具をつけて、ここに集合しましょう」更衣室の方に歩いて行った…

提督「さてと…なら私たちも行きましょう?」

アブルッツィ「…フランス相手と聞いて、がぜんやる気が出てきましたよ!」

提督「ふふ、頼もしいわ♪」提督とアブルッツィも更衣室に入っていった…

カヴール「…チェザーレ」

チェザーレ「…どうした、カヴール?」

カヴール「いえ…ああは言っているものの、提督は運動が苦手でいらっしゃいます……それにわざわざフェンシングを指定してきたあたり、フランスの提督は相当お強いのではありませんか?」

チェザーレ「かもしれないな」

カヴール「…大丈夫でしょうか」

チェザーレ「なに、大丈夫さ♪…要は提督までもつれ込ませなければいいのだろう?…このチェザーレ、リシュリューだろうと何だろうと負けるつもりはない。それにアブルッツィも荒削りだが腕は確かだ」

カヴール「ならいいのですが…」

チェザーレ「心配するな、カヴール…悩むとしたら「ごほうびのキスをどこにするか」くらいなものだ」

カヴール「そうですね…チェザーレ、頑張って下さいね」ちゅ…っ♪

チェザーレ「うむ…///」

728:2017/08/22(火) 11:18:14.33 ID:
提督「さてと…判定はジェーン、それと姫にお願いするわ」

ミッチャー提督「オーケイ、任せて」

百合姫提督「しっかり見てますね」

エクレール提督「さて…では先鋒の軽巡からですわ、ジャンヌ?」

ジャンヌ「はい、コマンダン!」

エクレール提督「準備はいいですわね?」

ジャンヌ「無論です!…このジャンヌは主の啓示を受けたのです、勝利は約束されていると!」

エクレール提督「トレビァン(よろしい)。では、行ってらっしゃい」

提督「…アブルッツィ、相手はジャンヌ・ダルクよ。練習巡洋艦だからと言って気を抜かないようにね」

アブルッツィ「もちろんです!…それにフェンシングの腕前と艦種はあまり関係がないみたいだから」

提督「そうね…大丈夫、期待しているわ」

アブルッツィ「はい、フランスには負けません!」

ミッチャー提督「さて…準備はいい?」

アブルッツィ「いいですよ!」

ジャンヌ「ええ」

ミッチャー提督「じゃあ…始め!」

アブルッツィ「えい、やっ!」

ジャンヌ「ふっ…はぁぁっ!」猛烈に攻めまくるアブルッツィと実戦慣れしたような動きのジャンヌの勝負はほぼ互角…が、ひと息に片づけてしまおうと考えていたアブルッツィは意外と粘るジャンヌに手こずり、そのうちに余力がなくなってきた…

カヴール「あぁ…あの調子だと燃料切れといった具合ですね……」心配そうなカヴール

提督「…航続距離の短いイタリア軽巡だものね」

チェザーレ「ううむ…特に相手は航続距離が自慢の練習巡洋艦……一気に決められないと…」言っている間にもジャンヌのエペが鋭く伸び、防具に当たった…

ミッチャー提督「ジャンヌ、9ポイント!」

アブルッツィ「く…こうなったら!」猛烈な突きを見舞った

ジャンヌ「…はぁっ!」ひらりとかわすとしなるエペが胸を突いた……わーっ!イタリア勢から驚きと悲鳴のような声が漏れる

ミッチャー提督「はい、そこまで!……勝者、ジャンヌ・ダルク!」お互いに礼をすると面を外した…

エクレール提督「さすがジャンヌですわ!…よくやりましたわ」額にキスをした

ジャンヌ「…はい///」

アブルッツィ「ごめん、提督。勝負を焦っちゃった…」

提督「まぁ、仕方ないわ…相手がジャンヌ・ダルクだもの。…お疲れさま」ちゅ…♪

チェザーレ「…しょげることはない、アブルッツィ。いい勝負だった…チェザーレ、出るぞ!」

提督「応援しているわ♪」

チェザーレ「うむ」

エクレール提督「リシュリュー、ここで一気にかたをつけてしまいましょう!」

リシュリュー「承知しました。高速戦艦、リシュリュー…参ります」

ミッチャー提督「…用意、始め!」

リシュリュー「はっ…えいっ!」

チェザーレ「はっ、やぁっ!」高速で動きの読めないリシュリューだが、散布界の悪さはフェンシングでも変わらないらしく、チェザーレの素早い強烈な突きを幾度も浴びた…

カヴール「チェザーレ、応援していますよ!」

サウロ「頑張って!」
729:2017/08/22(火) 12:01:07.12 ID:
リシュリュー「く…!」リシュリューもつるべ撃ちに攻撃を繰り出すが命中率は悪く、たびたび剣先がそれる

チェザーレ「甘いな!…えいっ!」チェザーレが繰り出す猛烈な突きは高初速で、高速のリシュリューでもかわす余裕がない

ミッチャー提督「チェザーレ、9ポイント!……では、アレー!(始め!)」

リシュリュー「はっ、やぁっ!」

チェザーレ「…やっ!」突きを入れたリシュリューの腕の下から交差するように剣を撃ちこんだ

ミッチャー提督「勝負あった!…勝者、ジュリオ・チェザーレ!」

…わぁぁぁっ!…歓声と拍手が飛び交い、チェザーレはリシュリューと握手をすると戻ってきた

カヴール「さすがです、チェザーレ♪」むぎゅぅぅ♪

チェザーレ「う、うむ…柔らかいな///」

提督「チェザーレ、偉いわ♪」ちゅぅぅ…っ♪

チェザーレ「なに…リシュリューもいい腕だったが、外れた攻撃が多かったからな……さて、提督の番だぞ」

提督「ええ、行ってきます」

カヴール「勝ってください、とは言いません。…頑張ってきてくださいね」

セラ「応援してるね…勝ったらキスしてあげるから」

エウジェニオ「そうねぇ…勝ったら……私のこと、好きにしていいわよ♪」

バリラ「ふふ、お母さんも応援してますからね…戻ってきたら私のお胸で挟んであげます♪」

提督「ふふ、ありがと♪」

エクレール提督「…よろしいですこと?」

提督「ええ、いつでも」

ミッチャー提督「準備はいいね?……よし、じゃあ始め!」

提督「はっ!」

エクレール提督「ふふ…甘いですわ!」

ミッチャー提督「マリー、1ポイント!…始め!」

提督「えい!…やっ!」

エクレール提督「やぁっ!…はっ!」

提督「えい…っ!」

ミッチャー提督「フランチェスカ、1ポイント!……始め!」

…運動は苦手でフェンシングも得意ではない提督だが、フェンシングが「お家芸」かつ国民的スポーツのイタリアで「上手くない」程度で、意外とエクレール提督とも渡り合っていた…とはいえ、ずっしりと揺れる豊かな乳房とむっちりとしたふとももが動きを遅らせ、細身のエクレール提督に振り回されていた…

エクレール提督「えい!」小憎らしいほど優雅に立ち回ってくるエクレール提督…

ミッチャー提督「お…今のでマリーが8ポイント!……それじゃ、始め!」

カヴール「頑張って下さいね!」

チェザーレ「悪くないぞ、まだ十分戦えるとも!」…集まっている艦娘たちから熱い声援が飛んでくる

提督「…えいっ!…マリー?」剣を交えながら小声で呼びかけた

エクレール提督「はっ!…なんですの急に?」

提督「やぁっ!…もしマリーが勝ったら……私のこと、好きにしていいわ///」

エクレール提督「えっ!?」

提督「…はっ!」

ミッチャー提督「フランチェスカ、7ポイント!…用意、始め!」

730:2017/08/23(水) 01:25:44.11 ID:
提督「えい!……マリーって甘くていい匂いがするわね♪」

エクレール提督「えっ!?…き、きっと香水ですわ///」

提督「…やっ!」

エクレール提督「くっ!」キンッ、カシーン!…二人の腕が交錯し、剣戟の音が響く

ジャンヌ「どうなさったのです、モン・コマンダン!?」

リシュリュー「提督のフルーレは素晴らしい腕前だったはずですが…」

チェザーレ「…どうもフランスの提督に隙が多くなってきたな……提督、これなら勝てるぞ!」

フォルゴーレ「稲妻みたいな突きね!…提督っ、負けないで!」

ダルド「紫電の一閃ね!……提督が勝つ方に賭けるわ!」

パンテーラ「賭けにならないわよ、当然だもの…ほら、良い調子よ♪」

提督「…はいっ!……マリー、私が負けたらいっぱいお仕置きして…ね///」

エクレール提督「え、えっ!?」

提督「…やあっ!」

エクレール提督「くっ…!」

提督「……首輪をつけて、お散歩させてくれる…?」

エクレール提督「えっ!?…フランチェスカに首輪……首輪っ///」

提督「…えいっ!」

ミッチャー提督「フランチェスカ、8ポイント!…いい勝負になってきたじゃない……始め!」

エクレール提督「えい…やっ!」

提督「とう!……マリー、好きよ///」

エクレール提督「えっ!?…くっ!」カキンッ、カシン…ッ!

提督「はっ!…このまま、マリーに押し倒されて…着ているものを剥ぎ取られたらって思うと……えいっ!」

エクレール提督「くぅっ!……フランチェスカと…こうして見られている中……?」

提督(妄想)「…あぁ、だめ…カヴール、チェザーレ……見ないで…マリーに好きなようにされてしまう所なんて…見られたくないの……あんっ///」

エクレール提督「///」

提督「…はいっ!」

エクレール提督「あっ!?」

ミッチャー提督「フランチェスカ、9ポイント!…驚いたね。…マリー、暑くて動きが鈍っているみたいだし、休憩を挟もうか?」

エクレール提督「いいえ…フランチェスカ、あとは一気に決めさせていただきますわ!」

提督「そう?」

ミッチャー提督「いいのね?…なら、始めっ!」

エクレール提督「はいっ!とぉっ!」

提督「く…さすがマリーね……」

エクレール提督「はっ、やぁっ!」

提督「えいっ!…ねぇ、マリー……」

エクレール提督「やっ!…なんですの、素直に負けを認める気になりまして?」

提督「はっ!……ううん…こうしていたら……濡れてきちゃった…///」

エクレール提督「え!?」

提督「はいっ!」…びしっ!

ミッチャー提督「10ポイント!…フランチェスカの勝ち!」

…わぁぁ!!…大歓声を受けあっという間に取り囲まれた提督は、面を外すなりキスの雨を浴びた…
731:2017/08/23(水) 02:21:24.35 ID:
カヴール「あぁ、もう…心配したのですよ♪」ちゅぅぅ♪

チェザーレ「いやはや、見事な逆転劇だった!…勝利の口づけを受けてくれ♪」ちゅっ♪

バリラ「うふふ、とってもすごかったわ…いい子にはお母さんがごほうびに「ぎゅっ」て、してあげます♪」むぎゅ…っ♪

提督「ぷは…もう、みんな大げさなんだから♪」

百合姫提督「…とにかく、これで二人の名誉は回復できたわけだし、あとは仲直りをすればいいと思うの」

提督「そうね……着替えなきゃならないし、少し二人で話してくるわ」


…更衣室…

エクレール提督「むぅ…」

提督「…お疲れさま、マリー」

エクレール提督「…本当ですの?」

提督「何が?」

エクレール提督「そ、その…「濡れてきた」というのは…///」

提督「ええ…たっぷり汗かいたし」

エクレール提督「そういう意味ではありませんわ!」

提督「…え、じゃあどういう意味だと思ったの?」微笑を浮かべて聞き返した

エクレール提督「そ…それは///」

提督「…まぁ、私も悪かったわ。マリーはプロヴァンスの田舎娘なんかじゃないもの」

エクレール提督「ふぅ…構いませんわ。わたくしも少し短気になりすぎ……」

提督「…マリーは特別に可愛い田舎娘だものね♪」

エクレール提督「フランチェスカ、貴女はいつもそうやって…!?」

提督「さ、早く着替えましょう?暑くてかなわないわ」…しゅるっ……フェンシングの胴着を脱ぎ始めた提督。汗が湯気のように立ち上り、火照った肌が桃色に染まっている…

エクレール提督「…黒ですのね///」汗で張りついた下着を見て生唾を飲んだ…胸の谷間は汗ばんでいてブラが透け、お尻は黒いショーツが食い込んで、ヒップラインを際立たせている……

提督「ふふ…気に入った?」胴着を洗濯カゴに放り込むと、下着姿のまま近寄った…

エクレール提督「あの…そのっ……とっても色っぽいですわ///」

提督「よかった…じゃあ、仲直りのキスをしましょう♪」ちゅっ…ちゅるっ……♪

エクレール提督「ん…ふぁ……ん、んっ…ちゅるっ…ちゅぅ///」

提督「ふふ…マリー……大好きよ♪」

エクレール提督「あぅ…そんな顔で言われたら、怒るものも怒れなくなってしまいますわ…///」

提督「なら…ここでしましょうか♪」

エクレール提督「ちょっと、何を考えているんですのっ///」

提督「…ふふ、「もし誰かが来たら」って思って興奮してるでしょう?」エクレール提督の胴着を脱がせにかかる…白いサイドリボンつきのしゃれた下着と、しっとりと汗ばんだ細身の身体が現れる…

エクレール提督「…も、もう///」汗ばんだ提督の色っぽい様子と肩に垂れる長い髪、甘ったるい口説き文句にすっかり骨抜きになっていた…

提督「もう、可愛い…♪」小ぶりで形のいい乳房にそっと手を伸ばす…

リシュリュー「そろそろお着替えも終わりましたかな?」

エクレール提督「…もう少しですわ!」唐突に入ってきたリシュリューに驚き、提督から離れた…

リシュリュー「さようで……わたくしめがタオルをお持ちしましたので、お使いください」

提督「もう…せっかくマリーと甘い時間を過ごそうと思ったのに♪」…小声でつぶやいた

リシュリュー「カンピオーニ提督もタオルをどうぞ……申し訳ありませんな、エクレール提督はわたくしのモン・ナムール(愛しい人)でもありますので」タオルを渡しながら小声で言った

提督「…マリーってば可愛いものね♪」

リシュリュー「いかにも…それに、カンピオーニ提督にはカヴール候がおりますから」手際よく二人を引き離しにかかるリシュリュー

提督「ふふっ…さすが謀略の達人ね♪」

………
732:2017/08/24(木) 01:48:33.86 ID:
…夜・食堂…

提督「あー…お腹減ったわ、今日の夕食は何かしら……」

…わーっ!…歓声と拍手で迎えられ、たちまち周囲の艦娘たちから席を勧められる…

カヴール「さぁ提督、どうぞこちらへ♪」とろりと色っぽい流し目としどけない姿勢、吸いつくようにぴったりなクリーム色のカクテルドレスのおかげで、滑らかな身体のラインがはっきり見える…生地越しに胸の先端がつんと突き出て、身動きするたびに豊かな乳房が誘うように揺れる…

フォルゴーレ「提督っ、こっちに来て一緒に座りましょうっ♪」無邪気な笑みと、稲妻のような色をした白と紫の薄いドレス…二枚の生地が重なっているデザインだが全体が透けるようで、襟ぐりからは小ぶりな胸が見える…

フルット「さあ…ここなら波音が良く聞こえますよ、どうぞおかけになって…♪」胸元が泡立つ波のような白い飾りで覆われた、淡青色のカクテルドレス…フルットがドレスのスリットをつまみ上げると、白いストッキングとガーターベルト、すんなりとした白いふとももがちらちらのぞいた…

提督「えーと…何、これ?」

ライモン「それが…みんな「提督がフランスの提督に一泡吹かせた」と、すっかりお祭り騒ぎでして…」そう言うライモンも青灰色のすっきりしたドレススタイルで、髪には銀とアクアマリンの飾りをつけている…

提督「……なるほど…さて、どうしようかしら?」

ミラベロ「私たちと一緒に座りましょう?…ね、お願い♪」

デュイリオ「うふふ…提督、私がたっぷりサービスしてあげますよ♪」豪奢な桃色のドレスから、たゆんと揺れる胸元をちらりとのぞかせる…

ジュッサーノ「…私たちと一緒に座ってくれる?」きりりとした顔立ちにさっぱりした淡灰色のドレスが良く似合う…

ミッチャー提督「…ヒュゥ…モテる女はつらいねぇ♪」食前のマティーニをすすりながらからかう

フレッチャー「マームだってノーフォークではモテモテじゃないの」

ミッチャー提督「サンクス♪(どうも)…しかしまぁ、これだけモテると大変だねぇ」

提督「…うん、今日は駆逐艦のみんなと座ることにしましょう♪」

オリアーニ「待ってたわ、提督♪」

ニコ「本当にね……提督はいつも胸の大きいお姉さんの所に行っちゃうんだもの」

提督「ごめんなさいね…でも、そんなつもりはないのよ?」

エクレール提督「…聞いてあきれますわ」

ジャンヌ「くっ…この騒ぎぶりには我慢なりません、コマンダンからイタリアの提督に厳しく言ってやってください!」

エクレール提督「ジャンヌ…どうであれ結果はついたのです、蒸し返すのはいけませんわ……それに、ここでわたくしたちが平静を保っている方が「大人」というものですわ」

ジャンヌ「しかし!…分かりました、このジャンヌ……くっ!」

アッテンドーロ「さ、聖女さまも機嫌を直して…ね、一杯いかが?」ナポリ人でもなければできないような絶妙な煽り方でスプマンテを勧めた…

ジャンヌ「……いただきます!」滑らかに泡立つスプマンテをきゅーっとあおってグラスを置いた

エクレール提督「ジャンヌ、あまり急に飲むと…」

リシュリュー「まぁまぁ…わたくしめも一杯いただきましょう」

アッテンドーロ「はい、どうぞ♪」提督が苦手なスポーツで仇敵フランスを負かしたとあって、すっかりご機嫌なアッテンドーロ…

ジャンヌ「ごくっ、ごくん…もう一杯いただきます!」勢いよくスプマンテを飲み干した…

…一方・提督と駆逐艦のテーブル…

提督「…はい、あーん♪」

サウロ「あーん…提督に食べさせてもらうと倍も美味しいです///」

クリスピ「…よかったら、私にも「あーん」してくれないか…な?」

提督「ふふ、もちろんいいわよ♪」片手を隣に座っているフレッチアの腰に回し、空いている方の手でフォークやスプーンを伸ばし「あーん」してあげる提督

クリスピ「美味しい…故郷の味って言うのもあるけど、提督と一緒にいるから…かな///」

提督「あぁ、もう可愛いっ♪……このまま食べちゃいたいわ」

セラ「クリスピを食べちゃダメです!…セラの大事な妹ですから」

提督「ええ、そうね♪……でも…セラも可愛いわよ♪」

セラ「わ、私も食べてしまうのですか?……それなら…優しくしてくださいね///」

提督「…セラ、よかったらこのあと私のお部屋でお話でもしましょうか♪」

カラビニエーレ「ダメです!…提督、カヴールさんとライモンドさんに報告されたいですか?」

提督「むぅ…カラビニエーレは真面目ねぇ……でも、その頼れるところが好きよ♪」

カラビニエーレ「///」
733:2017/08/26(土) 00:42:13.08 ID:
ミッチャー提督「あーあー…やってるやってる。ナポリで出くわしたときもあんなだったっけ……」エンタープライズが先に部屋に戻ったので、ミッチャー提督はカクテルをちびちびすすりながらフレッチャーとおしゃべりしていた…

フレッチャー「…やっぱりあんな感じだったの?」

ミッチャー提督「まぁね…ほら、ああいう具合よ……」

提督「…ふふふっ、可愛いニンフ(妖精)さんたち、じゃあそろそろベッドに行きましょうか♪」

ストラーレ(フレッチア級)「…じゃあ、お手をどうぞ///」

提督「あらあら…♪」

トゥルビーネ「ならこちらの手は私が♪」

提督「まあ…優しいエスコートが二人も♪」

セラ「なら、私も随伴艦ということで…。いいですよね……お姉さま///」

提督「…今、何て?」

セラ「…お姉さま///」

提督「あぁ…可愛いわね、もう♪……じゃあ、お姉さんをベッドまでエスコートしてね♪」

ストラーレ「提督の護衛任務ですね…それでは行きましょう♪」

提督「お願いね♪」容姿や性格も様々な駆逐艦たちに手を取ってもらい、くすくす笑いながら出て行った…

フレッチャー「…」

ミッチャー提督「…うん、ああいう感じだった」

フレッチャー「よくあんなプレイガールの部屋に転がり込もうと思ったわね?」

ミッチャー提督「いや、別に害はなさそうだったし…それにホテルがひどかったからね」

フレッチャー「はぁ…時々わたしもマームの心臓が欲しくなるわ……ところで」

ミッチャー提督「ん?」

フレッチャー「この部屋…暑くない?」

ミッチャー提督「確かに…言われてみればね。……向こうにかなり際どい格好のもいるし…」

ポーラ「はぁ…風が涼しいですねぇ~♪」フリルブラウスの胸元をはだけ、誰かから借りた豪奢な羽の扇で気だるくパタパタしている…

ゴリツィア「ポーラ姉さま、ちょっといくら何でも…///」

フレッチャー「…///」

ミッチャー提督「あんまり見ると刺激が強いかな……表に行こう」そっと手を取り、ガラス戸を兼ねた大きな窓を開けて表に出た…

…波打ち際…

ミッチャー提督「おー…涼しいねぇ、星も綺麗だ♪」食堂の灯りも届かない暗い波打ち際にやって来た二人…上は満天の星空で、夏の星座がきらめいている

フレッチャー「そうね……わ、冷たっ!」フレッチャーは腕を組み、白く泡立つ波を脚で軽く蹴とばしては寄せ波をさっと避ける…

ミッチャー提督「……ねぇ、フレッチャー」

フレッチャー「なに?」

ミッチャー提督「少し夜風が冷たいから…もっとこっちにおいで?」

フレッチャー「…うん///」ぴたりと身体を寄せ、肩に頭を預けた…

ミッチャー提督「……ちゅっ」そっと唇を当てた…

フレッチャー「ん…ん、ちゅ…ちゅっ……///」

ミッチャー提督「…ん♪」暗い浜辺の草原に押し倒すと首のひもを解き、するするとカクテルドレスを降ろした……

フレッチャー「…夜でよかった…これ、すっごく恥ずかしいわ///」

ミッチャー提督「そう?私は残念かな…せっかくの顔が良く見えないから」

フレッチャー「…ばか///」

ミッチャー提督「…口が悪いな……誰に似たんだか♪」ひざをついた四つん這いで見おろしていたが、そう言うとしっとりと夜露の降りた草原としなやかなフレッチャーの上に身体を沈めた…
734:2017/08/26(土) 02:04:44.98 ID:
ミッチャー提督「…まずはキスから」唇にキスをし、優しく舌を絡めた…

フレッチャー「はぁ…んんっ……ん、ぴちゃ…んちゅ……///」

ミッチャー提督「ん、ちゅぽ…っ……れろっ、ちゅぅぅ…ぴちゃ…♪」しっかりした大きさの乳房に舌を這わせ、舐めたり吸ったりした…

フレッチャー「んっ、んっ……マームの…変態っ///」

ミッチャー提督「まぁね……正直こうやってたら我慢できなくなってきたし…じゃあ、こっちも行くよ」人差し指を舐め、フレッチャーの中に入れた…

フレッチャー「あぅ…うぅん、はぁ…ん……///」

ミッチャー提督「お…フレッチャーの中、とろとろで温かいね……」

フレッチャー「もう…言わないでよ、恥ずかしいから///」

ミッチャー提督「…そう言われてもね……かき回してる指が…温かくて気持ちいいよ……♪」

フレッチャー「あっ…あっ、あっ……マーム…私……とろけそう…腰が抜ける…っ///」くちゅ…ちゅくっ……

ミッチャー提督「ドンウォーリィ…ちゃんと運んであげるから、イっちゃっていいよ」じゅぷっ…ぐちゅ…

フレッチャー「あっ、あ…そんな言い方っ……アンフェアよっ…あっ、あっ、あぁぁっ♪」とろ…っ、ぶしゃぁ…ぁっ♪

ミッチャー提督「おーおー…ずいぶんと派手に噴き出したもんだね……でも、せっかくだからもうちょっと羽目をはずしていこうか♪」頭を下ろしていくとフレッチャーの秘部に顔を近づけた…

フレッチャー「マーム…ちょっと、何する気……?」

ミッチャー提督「そうだねぇ…シロップの味見って所かな……♪」じゅるっ…じゅぶっ……ちゅぽ…っ…♪

フレッチャー「今何て?…あぁぁぁっ!」

ミッチャー提督「…じゅる…っ……この…じゅるぅぅ…温かいシロップを……じゅる…出来たての…ぐちゅっ……パンケーキにでも…かけたら……じゅぽっ…いいかもね…♪」

フレッチャー「バカなこと言わな……ひぅっ、あっ…あっあ゛ぁぁっ♪」ぶしゃぁぁ…ぐちゅ…っ♪

ミッチャー提督「ちゅぽ…っ……うー、顔面にかかったわ…こんなにシロップをごちそうになったの、カナダのメイプルシロップ工場の見学以来ね…♪」顔を拭って手のひらに付いた愛蜜を舐めた…

フレッチャー「あぁぁ…もう、ドレスに垂れちゃったじゃない……///」

ミッチャー提督「大丈夫、私のもだから……ま、どうせ汚しちゃったんだし、あとは何回しても同じよね…♪」フレッチャーを上にのせ、秘所を重ねると勢いよく腰を動かした…ねっとりとした水音が波打ち際に響く…

フレッチャー「ちょっと待っ…あぁっ、あっ、あっ、ひぐっ♪」甘い喘ぎ声を出しながら身体ごと揺さぶられているフレッチャー…口では「待って」と言いながらもミッチャー提督のはち切れそうなヒップをわしづかみにして、動きを合わせた…

ミッチャー提督「…うん、いいよ……イェス♪…そこ…いいっ……エクセレンッ……あっ、あんっ…上手じゃない♪」とろとろと濡れた花芯を重ね、フレッチャーの動きをほめる…

フレッチャー「もう、訓練じゃないんだから///……そんなに…いい?」

ミッチャー提督「…あっ、あっ……いいよ、とってもい……あっあっ…あぁぁぁっ♪」じゅくっ、ぐちゅっ…ぶしゃぁぁっ♪

フレッチャー「…マーム、イったの?」

ミッチャー提督「ええ……しかしフレッチャーは何でも器用だね。初めてだっていうのに、とってもよかったよ…♪」

フレッチャー「…もう、おだてないでよ///」

ミッチャー提督「おだててないよ…ふぅ……」

フレッチャー「…まったく、ノーフォークの妹たちが聞いたらきっと腰を抜かすわ」

ミッチャー提督「今腰が抜けてるのは私たちだけどね♪」

フレッチャー「あはは♪…ところで、こんなありさまでどうやって部屋まで戻るの?」ぐしゃぐしゃに濡れそぼったカクテルドレスとストッキングを眺めた…

ミッチャー提督「ウェル…そこまで考えてなかったわ。私のドレスもめちゃくちゃだし…どうしよっか?」折れた草の茎で切ったのか黒いストッキングには大きな穴が開いていて、カクテルドレスも冷たく濡れて、ヒップにぴたりと張りついている…

フレッチャー「…マーム」

ミッチャー提督「ん、どうした?……あれ、おかしいな」途中で蹴とばして脱いだヒールを探して後ろを向いている…ぴったりと張りついたドレス越しにむちむちしたヒップが揺れるのが手に取るように見え、破れたストッキングからはみ出したふとももがみだらな雰囲気を出している…

フレッチャー「その格好…すっごくやらしい///」…くちゅっ、にちゅっ♪……後ろから腰に抱きつき、秘所を擦り付けた

ミッチャー提督「おっと…もう一戦交えたくなった?」

フレッチャー「もうドレスもめちゃくちゃなんだし…こうなったらね///」

ミッチャー提督「オーケー…じゃあもう一回しようか♪」

………
735:2017/08/26(土) 02:48:35.37 ID:
…一方…

セラ「ふふ、提督さんと踊れてとっても嬉しいです♪」

フルミーネ(フォルゴーレ級)「あははっ、提督はダンスも上手ね♪」

提督「うふふっ、そう?…それにしても、みんなのドレスが色鮮やかで花畑にいるみたい♪」…食堂で誰かがかけた音楽が切れ切れに聞こえてきて、提督と駆逐艦たちは廊下でロンドを踊り始めていた

トゥルビーネ「ふふ、楽しいっ♪」

提督「楽しい?よかったわ♪…トゥルビーネは白いドレスだから咲きはじめの清楚な白百合ね♪」

フレッチア「じゃあ私は?」

提督「白と淡い紫…ふんわりした花びらのトルコキキョウじゃないかしら♪」

クリスピ「しまったなぁ…私は黒いドレスだ……」

提督「黒いバラは近くで見ると光沢があって綺麗よ?」

クリスピ「ふふ…そうかな♪」

提督「ええ♪…甘い香りもするし、ドレスがひらひらして風にそよぐ花びらみたいよ♪」

リベッチオ「なら提督さんは花畑を飛び回るファルファッレ(蝶々)だねっ♪」

提督「あらあら、嬉しいことを言ってくれるわね♪…リベッチオのドレスはきれいな桃色だし、きっといい匂いのするスウィートピーなのね♪」

リベッチオ「えへへ、提督は優しいね♪」ちゅっ♪

提督「あら、チョウチョウからじゃなくて花の方からキスしてくれるの?」

セラ「ふふ、じゃあ私もキスしてあげるね…お姉ちゃん♪」ちゅ…っ♪

提督「うふふ…もう、お姉ちゃんじゃないわよ♪」

マエストラーレ「…ねぇ提督、よかったら一緒に寝ましょうよ♪」

提督「うふふ、それはいいわねぇ♪」

セラ「じゃあ、セラと一緒に寝よう?…お・ね・え・ちゃん♪」

提督「んふふっ、いいの?」

オリアーニ「あら、私たちと一緒に寝てくれるのよね?」

提督「そうね、オリアーニたちもいいわねぇ…♪」

フォルゴーレ「断然私たちよね?…提督♪」

提督「うふふっ、もう困っちゃうわねぇ♪」

ミラベロ「…私の所なら、きっと甘い夢を見られるわよ♪」

提督「ふふっ、もう…おませさんなんだから……じゃあ目をつぶって回ってみて、私が止まった先のお部屋にしましょう♪」目を閉じて腕をつかんでもらい、何回かくるくると回った…

提督「はい、このお部屋ね♪」

…提督がゆらゆらしながら目を開けると、ドアには「ナヴィガトリ級」とある。ソルダティ級を除けば最大級、十二人の大型グループで、「航海者」だけにチャレンジ精神が旺盛な「ニコ」こと「ニコロソ・ダ・レッコ」もこのグループにいる…

ニコ「やった!」

リベッチオ「あーあ…残念」

フレッチア「あん、もう!…提督、また今度ね」

アルピーノ「ま、仕方ないか…それじゃ、お休みなさい」

提督「はーい…それじゃあみんな、お休みなさい♪」

アントニオ・ダ・ノリ「ふふ、やったね…さ、入って入って♪」

提督「はいはい…それでは、お邪魔します♪」
736:2017/08/26(土) 11:36:32.62 ID:
…ナヴィガトリ級・居室…

ノリ「いらっしゃーい♪」

ピガフェッタ「ようこそ、ナヴィガトリ級の部屋へ♪」

提督「はぁーい、こんばんは…素敵なお部屋ね♪」

…十二人もいるナヴィガトリ級にはかなり大きな一部屋があてがわれていて、インテリアの代わりにアンティークの四分儀、二本の筒を伸び縮みさせる古い望遠鏡、金象嵌がほどこしてある骨董品のフリント・ロック式ピストル、壁掛け代わりの航海図などが置いてあって、いかにも「航海者」らしい部屋になっていた…

ウソディマーレ「提督はどのベッドで寝る?」

…部屋のあちこちにそれぞれの書き物机が置いてあって、真ん中あたりにベッドが据えてある…が、どれも「一品限り」の払い下げや寄付されたもので、はては脱税者から押収した高そうなベッドまである。おかげで並んでいるベッドは種類も形もバラバラで、クィーン・サイズのベッドが一つにダブルベッド、シングルベッドがいくつかに二段ベッドまで揃っている…

提督「んー…♪」小首を傾げて考えていると、あっという間に腕をつかまれた

ニコロ・ツェーノ「…はい、提督はここね!」

ルカ・タリゴ「そ、ここで決まり♪」一番大きいクィーン・サイズのベッドに押し倒された

提督「あんっ、もう乱暴なんだから♪…それと、服を脱がないとしわになっちゃう……んんっ」寝ながらルビー・レッドのカクテルドレスを脱ごうとじたばたしている…

ニコ「もう、提督ったら一人じゃお着替えも出来ないのかな?……脱がしてあげるよ♪」

提督「んふふっ、ありがと♪」小ぶりな手が身体のあちこちを這い回ってはスリップを外し、リボンを解き、ヒールを脱がす…ぴったりしたカクテルドレスなので当然下着はつけていない……最後にドレスをするりと脱がせると、メリハリのきいたド級戦艦並みの身体があらわれた

ツェーノ「おぉぉ…♪」

タリゴ「…魅力的な身体ね♪」

提督「もう、我慢しないで来て……ほーら♪」

エマニュエレ・ペッサーノ「…じゃあ、お言葉に甘えちゃおう♪」しゅる…っ、ぱさっ♪

提督「はい、いらっしゃーい♪……あれ?」小柄な駆逐艦たちの裸身をとろんとした様子で眺めて悦にいっていたが、ふと理性を取りもどした…

ニコ「…はぁ、はぁ…提督、この間からもっとうまくなったんだ……ためしていいよね♪」黒いリボンを取り出し息を荒げている

提督「ち、ちょっと待って……未成年とえっちしたら今度こそ軍法会議にかけられちゃう…」慌てて起き上がろうとする提督

タリゴ「大丈夫…私たちはみんな提督より大人よ?」裸に白いストッキング、ガーターベルトだけと、かなりあやしい格好で提督の胸元を優しく突いて押し倒した

ウゴリーノ・ヴィヴァルディ「…私たちはみんな29年から31年生まれだもの、平気平気♪」

提督「そういえばそうねぇ…ならいいか♪」

ランツェロット・マロチェロ「うんうん…全然問題ない♪」

提督「そうね……じゃあ改めて。…来て?」

ニコ「んふふ…提督の白い裸身に黒いリボン……きっと可愛いよ♪」手首にシルクの黒いリボンを結びつけた…

提督「あんっ…もう♪」

ジョバンニ・ダ・ヴェラサーノ「ふふ…れろっ♪」

提督「んふふっ、もう…くすぐったい♪」

アルヴィセ・ダ・モスト「こっちも味見させてもらうね…ん、じゅるっ……れろっ、ぴちゃ♪」

提督「あんっ……そういうイタズラなお姉さんにはお返ししてあげる♪」小ぶりな胸に舌を這わせた

モスト「あん…もう提督のえっち♪」

提督「ふふ、可愛いみんながいけないのよ♪」

ペッサーノ「きゃあっ♪」

ヴィヴァルディ「あんっ♪」

提督「うふふっ、可愛いお姉さんたちね…さ、もっとくっ付いて寝ましょう♪」

モスト「ひゃぁっ、どこ触ってるの…♪」

ヴェラサーノ「わぁ…提督のふともも柔らかい……舐めちゃおう♪」

ノリ「じゃあこっちはもちもちのお胸を…♪」

提督「うふふっ、遠慮しないでいいからね…好きなように召し上がれ♪」

レオーネ・パンカルド「それじゃあ…いただきまーす♪」

………

737:2017/08/27(日) 00:48:13.48 ID:
…翌朝…

カヴール「おかしいですね…」

ライモン「どうしました、カヴールさん?」

カヴール「それが…今日は建造と開発の予定があるのに、昨夜から提督が部屋に戻ってきていないようでして……ライモンドは何か心当たりはありませんか?」

ライモン「いえ、わたしは夕食の後早めに休んでしまったので…カヴールさんはご存じないのですか?」

カヴール「ええ…私はポーラを部屋に連れて行く手伝いをしておりまして……それに昨日は「提督が勝った」と大変な騒ぎでしたから…」

ライモン「じゃあ一部屋ごとに聞いて回るしかありませんね…」

カヴール「ふぅ…じゃあライモンド、提督のお着替えを用意しておいてもらえます?私が探しに行きますから」

ライモン「はい、わかりました」

………

…ナヴィガトリ級の部屋…

提督「うーん…♪」まだ半分眠っている提督は、身体にのしかかっている心地よい重さとほど良い柔らかさに身を任せていた…

カヴール「だれも起きていませんか?…ツェーノ?ヴェラサーノ?」

提督「んー…むにゃ……柔らか…い……♪」…声が聞こえたような気がしたが、ごろりと寝返りをうつと小ぶりなニコの胸にちょうど顔が当たった…ほど良い固さと温かさ、ベビーパウダーのような甘い匂いに包まれ、二度寝の誘惑に負ける気になった…

カヴール「…失礼しますね。誰か提督の居場所をご存じ……」入ってきたカヴールがぴたりと止まった…

カヴール「…あら、提督……おはようございます。…美少女たちをはべらせて、さぞ心地よい眠りだったことでしょうね♪」

提督「…んぅ?……あっ…カヴール…」ベッドの脇で腰に手を当て、こめかみに青筋を立ててこちらを見おろしながら、はなはだ穏やかでない微笑を浮かべているカヴール…提督ははっきりと目を覚まし、改めて周囲を見回した…

カヴール「おはようございます、提督…今日は快晴、風は南からの微風、波もなく、黎明哨戒の組も帰投しております♪」

提督「えーと…その……」

カヴール「…構いませんよ、提督が年下に見える幼い容姿の娘たちが好みだったとしても……ましてや全裸で絡み合って、身体中に黒いリボンを巻きつける…などという特殊な行為がお好みだったとしても…そして身体中に口紅の跡を残してにやけていたとしても……ええ、結構ですよ♪」

提督「いえ…本来私はお姉さんが好きなのよ……ただ、駆逐艦の娘たちって「大物殺し」なのね…身をもって実感したわ」

カヴール「…「甘い言葉に乗せられて、気づいた時にはベッドの中」でしたか?」

提督「そうなの。カヴール、探させてごめんなさい……」

カヴール「構いませんとも…ただ、少しお仕置きがいるようですね♪」

提督「え…痛いのはちょっと……」

カヴール「私は提督に手を上げたりはしませんし、それに提督のことです…意外と叩かれるのもお好きでしょう。それではごほうびになってしまいます」

提督「いえ…叩かれるのは苦手だけど……それと、部屋に戻りたくても着るものがカクテルドレスしかないわ…」カクテルドレスでは身体のあちこちに付けられたキスマークが隠せそうにない…

カヴール「ここにナイトガウンだけ持って来てありますから、とにかくこれをお召しになってシャワーを浴びてきて下さい…ライモンドが居室に制服を用意してくれています……とにかく早く着替えてもらえませんか、私まで劣情を刺激されてしまいますから///」視線をそむけがちにしてナイトガウンを差しだした…

提督「あー…そうね……よいしょ…」提督の腕を枕にしてすやすや眠っているニコの頭をそっと持ち上げ、腕を抜こうとした…

ニコ「…んんぅ、だめだよ……提督ぅ…もう一回……リボンで遊ぼう…よぉ♪」寝ぼけた様子で腕にすがりつくニコ

カヴール「…なるほど、さぞ楽しかったでしょうね♪」

提督「…」



738:2017/08/27(日) 02:08:24.18 ID:
…食堂…

カヴール「さぁ、どうぞ…召し上がれ♪」

提督「…ありがとう」…シャワーを済ませ、ライモンの「主人を見上げるスパニエル犬」のような恨めしげな視線を浴びながら着替え、食堂にやって来た…朝は紅茶かミルクコーヒーの提督だが、目の前には小さいジョッキほどもあるマグカップになみなみと注がれた真っ黒なコーヒー、小さい丸パンが一つに申し訳程度のバターとチーズが一切れずつ並んでいる…

提督「…他には何かあるかしら」

カヴール「ええ…どうぞ♪」こぎれいなサラダボウルにはレタスとトマトスライス、塩茹でのブロッコリーと提督が嫌いなアスパラガスがたっぷりと盛られている…

提督「…青虫なら喜んでくれそうな献立ね♪」

カヴール「ふふ…新鮮な野菜ですから美味しいですよ♪」

ディアナ「あの…カヴール……せめて卵でも付けてあげては…」

カヴール「ディアナ…これも提督のためですから」

ディアナ「…そ、そうですか」

シロッコ(マエストラーレ級)「提督…よかったら私の生ハム取ってもいいよ……?」

提督「シロッコ…ありがとう……」

カヴール「…シロッコ、提督は食事療法の最中です。誘惑したり、お邪魔してはいけませんよ…♪」

シロッコ「…くっ、なんというプレッシャー……ごめん、提督。…私は「歴史の立会人」だから介入できないみたい……」

提督「うぅぅ…」もそもそとお義理程度にドレッシングのかかっているサラダを食べ、眉をひそめてコーヒーをすすった…

提督「…!」アメリカ海軍お馴染みの塩入りコーヒーに顔をしかめた…

ミッチャー提督「あーあー…フランチェスカへのお仕置きは肉抜きの朝食とうちの海軍お馴染みのブラックコーヒーなのね」別の席ではミッチャー提督が厚切りのベーコンにマスタードを塗り、香ばしいパンに挟み込んでむしゃむしゃやっている…

フレッチャー「///」黙々と食べているが、昨晩のことを思い出しては左舷の航行燈なみに真っ赤になっている…

エンタープライズ「…救援には行かないのかしら、マーム?」半熟の目玉焼き四つとさくさくの食パン数枚、厚切りのハムを食べながら聞いた

ミッチャー提督「自分でまいたタネってやつだし、私が介入したらカヴールも納得しないでしょう…だから今はモンロー主義で……それに見ている分には面白いし♪」

エンタープライズ「なるほど…」そう言ってカヴールの「お仕置き」を興味深く眺めた…

提督「…カヴール」

カヴール「はい、何でしょう♪」

提督「これじゃあ午前の執務に支障をきたすわ…もう少し何かもらえないかしら」小さいパンとチーズでは空腹は満たされず、なまじよく噛んで食べたせいかむしろ空腹感が増していた…

カヴール「それは困りましたね…では、これならいかがでしょう♪」…ちゅっ♪

提督「んっ…///」

カヴール「はい、私からの愛情ですよ…これで頑張れますね♪」

提督「…」

チェザーレ「…なぁ、姉上よ」

カヴール「はい、何ですか?」

チェザーレ「さすがにそれは厳しいのではないか?…ここには可愛い娘たちがたくさんいるのだ、誘惑に負けて「ブンガブンガ」したとしても仕方あるまい」(※ブンガブンガ…乱痴気騒ぎ。かつて「迷言王」ベルルスコーニ元首相が外国要人に絵画を見せ、そう説明したことでひんしゅくを買った)

カヴール「ふふ、チェザーレは優しいのね…でもだめです」

チェザーレ「おや、今日は厳しいな……提督よ、今日はカヴールにうんと尽くしてやらんと、三食とも修道院の食事になるぞ?」

提督「ええ…すでに心から後悔しているわ」

カヴール「さぁ、チェザーレ…近くで美味しそうな匂いをさせているとますます提督が空腹になりますから」背中を押して別の席に追いやろうとする

チェザーレ「…それもそうだな。ではまた」

提督「あぁぁ…チェザーレでもだめなのね…」

………

739:2017/08/28(月) 02:18:24.24 ID:
…午前中・工作室…

提督「あー…お腹減った……」

エンリコ・タッツォーリ(大型潜カルヴィ級)「あらら…じゃあ私と入れ替わってみる?…幽霊ならお腹も空かないよ……?」後ろから冷たい手が触ってきて、提督の背中にぞわりとしたものが走った…

提督「…ひゃぅ!?……あぁびっくりした、タッツォーリなのね」

タッツォーリ「ふふ、びっくりしたら空腹感も吹き飛んだでしょう…」青白い肌に薄い緑色をしたドレスがはかない感じを強調していて、消え入りそうな声も幽霊らしい…

提督「涼しくはなったけど…お腹が減っているのは相変わらずかも……どこかにレーションでもいいから落ちてないかしら…」

タッツォーリ「もう…だめよ、提督……落ちているものなんか食べたら、毒が入っているかもしれないよ…ぉ?」

提督「もう、冗談よ♪……そう言えば、ここの棚にまだお菓子があったはず…!」百合姫提督からもらった銘菓の山から、いくらか抜いてきては工作室の食器棚に入れているのを思い出した…

カヴール「はい、私が預かっていますよ♪」

提督「むぅ…本当に夜まで続けるの?」

カヴール「ええ、本当です♪……とはいえ、反省の色も多少は見えたので、終わったらお茶にしてあげます……それまでは我慢してくださいね」

提督「まぁ…ありがとう、カヴール♪」ちゅ…っ♪

カヴール「いえいえ♪…ですが、それまでは建造と開発の時間ですよ」

提督「ええ、頑張るわ」

カヴール「今日の建造は…大型潜ですか、このところ大型潜の建造が続いていますね」

提督「んー…エリトレアも来て、日本派遣組の大型潜を呼びやすくなったから呼んであげよう、って思ったのよ」

カヴール「また食堂がにぎやかになりますね」

タッツォーリ「それはいいけど…肝心のエリトレアとカッペリーニはどうしたの……」

エリトレア「遅くなりましたっ!…エリトレア、ただいま到着っ♪」

カッペリーニ「同じくコマンダンテ・カッペリーニ…遅れて申し訳ありません」

提督「二人ともどうしたの?」

エリトレア「はい、軽巡の龍田さんやフィンチと日本の話をしていたらすっかり時間を忘れてしまいまして…」今日は淡いグレイのプリーツスカートにシンプルなブラウスと、気どらないがどこかあか抜けた服を選んでいる

カッペリーニ「何しろフィンチの日本の知識はかなり…いえ、せっかく楽しくやっているのにけなすこともありませんね」大人な対応のカッペリーニ……その「数奇な運命」からか、格好も時々ドイツ風だったり和風だったりするが、今日は黒革のパンプスに黒と紫のミニドレスと、小粋なお姉さん風で決めている

提督「ふふ、カッペリーニは気遣いが出来て偉いわね♪…さぁ、では建造に取りかかりましょうか」

カッペリーニ「せっかくですから日本派遣組の誰かが来てくれれば嬉しいですね」

提督「そうなるといいわね。じゃあ、行きましょうか…エリトレア?」

エリトレア「あっ、はい!…エリトレア、準備良しです♪」

提督「それじゃあ、建造開始…っ♪」

エリトレア「ほぁー…」装置をみて変な声をあげるエリトレア

提督「どうしたの?…建造は時間がかかるし、眠たかったら少し仮眠してもいいわよ?」提督は開発用「タロットカード」のセットを取り出し、カヴールと一緒に次々と青いカードをドローしている…

エリトレア「いえいえ…こんなふうに建造するんですねぇ……エリトレア、びっくりですっ♪」

提督「まったく不思議よね……ドロー!」カードを空中に放り上げ、パシッと受け止めるとカヴールに渡す…

カヴール「あらあら…空腹だと開発まで調子が悪くなるのですね」カードを受け取り、苦笑いしながら絵柄の出なかったカードを山に戻す…

提督「むむ…やっぱり空腹だと集中が途切れるのかしら」

カヴール「かもしれませんね…そろそろ止めましょう」絵柄なしのカードは山に戻し、絵柄の出たカードは種類別に棚に納めた

提督「そうするわ……いつもより疲れたし」くたりと椅子に座りこみ、漫画の一冊に手を伸ばした…

エリトレア「提督、漫画なら私も一緒に見たいですっ♪…いいですか?」

提督「ええ…いらっしゃい」…肩を寄せ合って漫画をめくる二人

カヴール「…ふふっ、なんとも可愛い光景です♪」

………
740:2017/08/29(火) 01:22:59.19 ID:
…数時間後…

提督「起きて…起きなさい、エリトレア♪」建造装置のタイマーはあと数分になっている…

エリトレア「…むにゃ……エリトレアが…いっぱい食べ物を持ってきてあげましたから……ね…」提督の肩にもたれてすっかり夢心地のエリトレアは、遣日潜水艦隊への補給作戦でも夢見ているらしい…

カヴール「提督、まだエリトレアは起きませんか?…建造完了までもう少しですよ?」

提督「分かっているわ……仕方ないわね。……れろっ、ぴちゅ…っ♪」

エリトレア「ひゃぅっ!?」

カヴール「…」

提督「おはよう、エリトレア…そろそろ新造艦の娘たちが来るから、目を覚ましてね♪」

エリトレア「はいっ、目はすっかり覚めました!……あのぉ…提督、もしかしてエリトレアの耳を…」

提督「何のことかしら?…きっと夢でも見たのね♪」

カッペリーニ「ええ…私は何も見ていませんよ」

タッツォーリ「ふふ、私も見てないよ…」

エリトレア「そ、そうですか///」

カヴール「ほら…エリトレアも並んでくださいな」

エリトレア「はいはいっ♪」

提督「さぁ、来たわ…今回はどんな艦娘かしら」


…出てきたのは4人の大型潜で、淡灰色をした競泳水着スタイルの「艤装」に、三人は将校風の軍帽、一人は黒の僧服と金の十字架を首にかけている…おかしなことに軍帽をかぶったうちの一人は上半身だけアオザイのような民族衣装を羽織り、首元にアジア風のネックレスを付けている…きゅっと引き締まった脚と艤装からはみ出しそうなぱんぱんに張ったヒップ、すらりと整った身体は遠泳の選手にも見える…


提督「ようこそ、タラント第六鎮守府へ…司令のフランチェスカ・カンピオーニ少将です。では、自己紹介をお願い♪」一列に並んで敬礼する大型潜に堅苦しくない程度に答礼すると、茶目っ気のある笑みを浮かべてウィンクした

大型潜「はい。大型潜リウッツィ級、コンソーレ・ジェネラーレ・リウッツィです…よろしくね、提督さん♪」真面目そうな瞳が急にきらめいて、にっこりと歯を見せて笑った

大型潜「同じく、レジナルド・ジュリアーニ…巡礼の道を遠路はるばるやってまいりました…すべての勇士たちに神のご加護を……」僧服の艦娘は十字を切った…

大型潜「同じくリウッツィ級、アルピーノ・バニョリーニ。よろしくお願いするよ…ところで提督、君はとっても可愛いね……一緒にめくるめく世界に旅立ってみないかい?」提督のあごに手を当てて、甘い微笑を浮かべた

提督「あらあら…素敵なお誘いね♪」

カヴール「…こほん」

提督「…ごめんなさい、また今度ね?」

バニョリーニ「それは残念…おや、これまた何と美しい……高貴な貴婦人よ、初雪のように白くて柔らかな貴女のお手にくちづけを…」

カヴール「まぁ…お上手なのね♪」優雅にかわした

バニョリーニ「おや…手厳しい♪」

大型潜「…いいですか、バニョリーニ?……大型潜リウッツィ級、カピターノ・タランティーニです…今度は最後まで頑張りたいものです」

提督「そうね、一緒に楽しく過ごしましょうね♪…それと、紹介するわね。こちらの素敵なお姉さまが私の秘書艦を務めてくれている、コンテ・ディ・カヴール」

カヴール「もう、ほめ過ぎです…カヴールです、仲良くしましょうね♪」

提督「こちらが植民地スループのエリトレア…ジュリアーニは色々と付き合いもあったでしょうね」

エリトレア「ジュリアーニ、私です、エリトレアですよっ…お久しぶりですねっ♪」

ジュリアーニ「お久しぶりです、エリトレア…心身共に健康そうで何よりです」

エリトレア「はい、おかげさまで素敵な生活を送っています♪」

提督「こちらがカルヴィ級のエンリコ・タッツォーリ…ベタソム派遣組なら顔見知りよね?」(※ベタソム…ドイツの占領後、フランス・ボルドーに整備されたイタリア潜水艦基地)

タッツォーリ「お久しぶり…会えてうれしいね……」

バニョリーニ「あぁ…タッツォーリがいなくて淋しかったよ」

提督「そしてカッペリーニ級のコマンダンテ・カッペリーニ」

ジュリアーニ「お元気でなにより…また会えるとは、きっと主のご加護があったのでしょうね」

カッペリーニ「ええ、おかげで愉快に過ごしています…会えてうれしい♪」…優しく頬にキスをした

ジュリアーニ「///」
741:2017/08/29(火) 02:11:58.53 ID:
…新着艦紹介…


大型潜…リウッツィ級。1939~40年生まれ。四隻


アルキメーデ級の発展型であるブリン級をさらに発展させたタイプ。船体形状の改善をほどこし、砲の配備箇所も建造当初から常識的な司令塔前部に改めてあるなど実用面で改良が施された。ブリン級と同じく性能も良好だったとされる

排水量は1148トン/1460トン。主機3500馬力(ディーゼル)/1500馬力(電動機)で18ノット/8ノット。兵装は533ミリ魚雷発射管を4門(艦首)/4門(艦尾)、100ミリ単装砲1基(司令塔前部甲板上)、13.2ミリ連装機銃2基(司令塔後部張り出し上)

………

「コンソーレ・ジェネラーレ・リウッツィ」と「カピターノ・タランティーニ」はそれぞれ40年に英軍と交戦し、「リウッツィ」は自沈、「タランティーニ」は撃沈されたが、残る二隻の「アルピーノ・バニョリーニ」「レジナルド・ジュリアーニ」は41年に司令塔の小型化を施し、ボルドー「ベタソム」基地へ進出、43年には「コマンダンテ・カッペリーニ」などと同じように日本への輸送任務に就くことになった。

…結局「バニョリーニ」は43年イタリアの休戦などでボルドーにいた所をドイツが接収、「UIT.22」として44年戦没したが、「ジュリアーニ」は日本やドイツの技術士官、貴重な図面などを積んでボルネオ・サバンに到着。ところがイタリアの休戦でこれも接収され「UIT.23」としてドイツ軍の指揮下に入り、最後は44年マラッカ海峡で英潜に沈められた…結局は撃沈されたとはいえ、「ドイツ潜に比べて性能で劣る」と言われたイタリア潜が見事にボルネオまで到着したあたりは、イタリア潜水艦乗りの技量が低くなかったことを証明している


…艦名は軍人で、「リウッツィ」がスペイン内乱に従軍した将軍、「ジュリアーニ」は第一次大戦でエチオピアに従軍した従軍僧、「バニョリーニ」は山岳兵(アルピーノ)の「アッティリオ・バニョリーニ」、「タランティーニ」は軍人「ラファエレ・タランティーニ」のことらしいが、日本では無名のためよく分からない…ちなみに「アルピーノ・バニョリーニ」はイタリア参戦早々の1940年6月10日前後に、ピットーニ中佐指揮のもとでイタリア潜初の戦果、英軽巡「カリプソ」を撃沈している


………

…艦娘の「リウッツィ」級は遠泳が得意で「ぼん・きゅっ・ぼん」の身体をしている。「リウッツィ」は行ってもいないアジアの民族衣装を羽織って出てくるなど、真面目そうで意外とお茶目、「ジュリアーニ」は従軍僧だけあって黒い僧服を羽織っている。「バニョリーニ」はイタリア潜初戦果を挙げた所からか女の子に対して手が早く、口説くのも上手。「タランティーニ」は戦没が早かったため少し影が薄い





742:2017/08/29(火) 11:24:53.65 ID:
…昼食…

提督「じゃあリウッツィの上着は…」

リウッツィ「全然関係ないの♪…なかなか面白かったでしょ?」本来羽織っているグレイグリーンの陸軍制服を椅子にひっかけると、「艤装」の水着の上から借りたワンピースを着こんで食卓についていた…

提督「お茶目さんなのね♪…カヴール、そのハムをもう少し切ってくれる?」

リウッツィ「…いいけど良く食べるのね?」

タランティーニ「提督は成長期なんでしょうか?」

カヴール「うふふっ…提督は朝食が少なかったので」

提督「はぁ、やっと人心地ついたわ…ワインをもう一杯いかが?」

ジュリアーニ「結構ですね…頂戴いたします」

提督「ボルドーの赤だけど、どう?」

バニョリーニ「うーん、懐かしいようなそうでもないような…」そう言いながら前に座った重巡トレントの手を撫でまわしている…

トレント「あの、バニョリーニ///」

バニョリーニ「どうしたんだい、可愛いお嬢さん?」

トレント「いえ…そんなに手を撫でないで///」

バニョリーニ「いけないかい?…こんなにすべすべしててきれいな手をしているのに♪」

カヴール「あらあら、これは提督並みの好色家ですね…♪」

提督「まぁ、失礼ね…私はちょっと愛が多いだけよ♪」

バニョリーニ「…おや、きみはなんて素敵な姿をしているんだろう…ぜひお名前を教えてくれないかな♪」今度は隣のフルットに目をつけ、ウィンクを送った

フルット「まぁ…嬉しいです……中型潜のフルットです…覚えておいででしょうか?」

バニョリーニ「なるほど…あのころから優雅で美しい姿だったが……よかったら私と波の向こうの新境地を開拓してみないかい?」

フルット「…それは素敵ですね♪」端正で優美なフルットはにこりとした…

トリケーコ「…提督、止めなくていいのですか?」ヒラメの香草焼きに没頭していたが、フルットの鈴を鳴らすような声を聞いて言った

提督「んー…まぁ、お互いに合意しているならいいんじゃないかしら♪」返事もそこそこにナポリ風のさくっとしたピッツァ・マルゲリータに取りかかり、それからヒラメに手を伸ばした

カヴール「それにしても…よく食べますね」

提督「ふふ…だってお腹が空いちゃって♪」

…隣のテーブル…

足柄「まぁ、よく食べるわねぇ…」足柄の位置からだと提督の様子がよく見える…テーブルマナーのいい神戸生まれの重巡は丁寧に食べながらも呆れたように言った…

カッペリーニ「ふふ、今朝はパン一個とサラダだけだったようですからね…♪」愛想がよく誰とでも仲良くできるカッペリーニは足柄とも親しく、日本にも詳しいのでいい話し相手になっていた

龍田「うふふ、かわいそうにねぇ♪……それにしても提督にはもっと食べて欲しいわねぇ…ほら、大きくなれないわよぉ?」百合姫提督にもっとハムを食べるか聞いた

百合姫提督「いえ、もう充分…美味しいけどお腹いっぱい」…レモン味のドレッシングがきいたサラダに始まり、さくさくして美味しいがとても大きなピッツァ二切れとスープ代わりのパスタ、メインはハーブのきいたヒラメにハムの厚切り、数種類のチーズ…百合姫提督はすっかり満腹で口元を拭った

カッペリーニ「おや、百合姫提督は少食でいらっしゃる…きっとそれがほっそりした体型の秘訣ですね♪」

足柄「あなたたちが良く食べるだけよ……もっとも、戦艦に限っていえばうちの鎮守府の方が食べるようだけど?」

カッペリーニ「イタリア艦は燃料搭載量が少ないですから…♪」

足柄「あー、なるほど…胃が小さいのね?」

カッペリーニ「いかにも…だからよく「お茶の時間」だとかでお菓子をつまんでいるんですよ」

足柄「なるほどね…」

カッペリーニ「さてさて…食後の甘い物に取りかかりましょう、今日はチョコレート・アイスクリームのようですね♪」

足柄「アイスクリンは白いのしか知らなかったから最初は驚いたわ…美味しそうじゃない♪」

龍田「イタリアはお菓子も美味しいものねぇ…いただきます♪」

カッペリーニ「ふふ、少しお待ちを…これをかけませんと」ガラスの小さい水差しには琥珀色の液体が入っている…
745:2017/08/30(水) 01:43:42.37 ID:
足柄「何それ?」

カッペリーニ「ラムです…少したらすと美味しいですよ」

足柄「いいわね、少しかけてもらえる?」

龍田「私もお願いするわぁ♪」

カッペリーニ「…では、頃合いになったらストップをかけて下さいね」

足柄「もういいわ」

カッペリーニ「では、龍田さんの方も…」

龍田「…はーい、ストップよぉ」

カッペリーニ「ではどうぞ♪」

足柄「んー、美味しいわ!…ほろ苦くて大人の味ね、とってもハイカラだわ♪」

龍田「本当ねぇ…風味がいいわぁ♪」

カッペリーニ「それはよかったです…♪」

…一方…

サウロ「うー…」

アヴィエーレ「どうしたんだい、サウロ?」

サウロ「何でもないの……うぇ…」チョコレートアイスクリームをにらみながら顔をしかめ、不味そうに舌を出している…

アヴィエーレ「…サウロ、交換しよう?……こっちはまだかけてないんだ」

サウロ「いいの?…いえ、でも私がかけちゃったんだもの…」

アヴィエーレ「サウロは先にかけちゃっただろう?かける前の味も知りたいと思ってね♪」

サウロ「ありがとう、アヴィエーレ…じゃあ、取り替えっこしてくれる?」

アヴィエーレ「もちろんいいとも…かわいこちゃんのためだからね♪」よくモテる「航空兵」らしく、格好よくウィンクしてみせた

サウロ「うん…じゃあ取り替えっこで」

アヴィエーレ「あぁ、いいよ♪」

ザラ「ふふ…微笑ましい光景ね……って、ポーラ?…どれだけ飲めば気が済むのよ?」

ポーラ「たまにはぁ、ラムもいいですよねぇ……それよりポーラはぁ…なんだか熱くなってきましたぁ~♪」食べ終えたアイスの器にラムを注ぎ、くいっと空けるポーラ…フリルブラウスの胸元を開き、とろんとした目でザラを見た…

ザラ「…ごくっ…ポーラ、お昼が終わったら……一緒にお昼寝しましょうね///」

ボルツァーノ「はぁ…ザラとポーラのべたべたぶりも相変わらずですね……」髪色が違う真面目なポーラ…のように見える重巡ボルツァーノは、参考になったザラたちとは従姉妹のようなもので仲良くしていた……とはいえ、しょっちゅうベッドやベッド以外の場所であんあんと嬌声をあげているザラたちには、半ばあきれていた…

…別のテーブル…

エクレール提督「なるほど…美味しいですわね」別の一角ではエクレール提督とリシュリュー、ジャンヌ…そして端正な姿の軽巡エウジェニオが一緒に座っていた

ジャンヌ「はい、美味しいと思います」

エウジェニオ「ふふ、それは嬉しいわ…でも、もっと美味しいものも……試してみない?」ぞくぞくするほど美しい顔をジャンヌに近寄せ、ふとももに手を置き、反対の手で頬を撫でた…

ジャンヌ「やめてください!…このジャンヌ、そのような趣味はありませんっ///」

エウジェニオ「ふふ…それにしては顔が赤いのね♪」

ジャンヌ「いきなりそんなことをされたら赤くなるに決まっています!」

エウジェニオ「いいじゃない…イタリアなんだもの、ひとときの愛に溺れてみましょう…?」

ジャンヌ「コマンダン、助けてください…///」

エクレール提督「ジャンヌが嫌がっておりますわ……フランチェスカ…こほん、カンピオーニ提督も「合意なしはだめ」とおっしゃっていたはずですわね?」

エウジェニオ「ええ、そうでした…ジャンヌ、貴女があまりに初心で可愛いんだもの♪」

ジャンヌ「か、可愛い///……いえ、騙されはしませんよ!」

エウジェニオ「ふふ…なら午後はそちらで、フランス語でも教えてもらおうかしら♪」

エクレール提督「フランス語の勉強なら……まぁ、構いませんわ」

エウジェニオ「うふふ、メルスィ♪」

………
746:2017/09/01(金) 01:16:46.22 ID:
…午後・提督執務室…

提督「はぁぁ…それにしても、よくもまぁこれだけの申請書類を思いつけるわね…」

カヴール「文書便の直後はたいていこうですものね…」提督の執務机の上にある「未処理」の箱いっぱいに積まれた書類の山を見て、二人でため息をついた

提督「えー…「払い下げ家具使用申請書」、「艦娘食事手当申請書」、「艦娘被服手当申請書」…とにかく主計部からの申請書もろもろ……きっと海軍士官にフラれた恨みでもあるのね…」

カヴール「まぁまぁ……よく言うじゃありませんか、主計長と軍医長、機関長はたいてい暇人だ…って♪」

提督「私もそれは知ってるわ…でも、機関長と軍医長がヒマなのはいいことだけど、暇な主計はたいていこういう嫌がらせをしてくれるのよ……」やたら細かい表をひらひらさせて言った…おまけにたいていの見出しに「~は別項を参照のこと」と書き加えてある

カヴール「でも、これで最後ですから…さ、頑張りましょう♪」

提督「ふー…やっと終わりなのね……って、これは何?」山ほどあったファイルに混じって、大きな厚手の封筒が入っていた…提督がペーパーナイフで封を切ると、中からカラフルなカタログのようなものが出てきた…

カヴール「企業の通販カタログでしょうか?」

提督「それは文書便じゃなくて普通の郵便で来るはずだから……えーと、なになに?」…カタログの表紙には車いすから立ち上がっているあどけない少女に、抱きしめたくなるような子犬と子猫、それに松葉杖を置いて家族と抱き合っている感動的な写真が配されている……

提督「発行元は…社会福祉公社?」

カヴール「どうも海軍とはあまり関係がなさそうですね?」

提督「そうよね…あ、待って」封筒の中にはもう何枚か紙が入っていた…

提督「…ふーん。なるほどね」

カヴール「何と書いてありました?」

提督「読む?」

カヴール「はい……えーと、「海軍施設におけるアニマルセラピー、および捨て犬、捨て猫対策に係る「社会福祉公社」との協同プロジェクトについて」…つまり……」

提督「…鎮守府で犬か猫を飼うように、ってことね」

カヴール「なるほど…犬や猫は可愛いと思いますが、私たちは動物を飼った経験なんてありませんよ……提督はどうですか?」

提督「実家に大型犬がいるわ…まぁ、すぐにわんこやにゃんこが来るわけじゃないみたいだから、その間に飼育の手引きを読んだりして準備しましょう……確かに施設は広いし、みんなの遊び相手やマスコットにいいかも知れないわね♪」

カヴール「それもそうですね…さぁ、今度は報告書を片づけましょう」

提督「はー…」

………

…同じ頃・エクレール提督の客室…

エクレール提督「…そうです、この時は複数形の冠詞が付きますの」…午後は会議室で流している映画を見に行くことが多いエウジェニオが、どういう風の吹き回しか「フランス語を教わりたい」と言い出したので、エクレール提督とジャンヌがそばに付いて教えていた

エウジェニオ「…ル・ヴァトゥュー・エ・グリィ(その車は灰色です)」鼻かぜにかかったような鼻から抜ける音の多いフランス語も、エウジェニオにはたやすいらしい…

エクレール提督「ええ、正解ですわね…」きれいな発音に、さすがのエクレール提督も文句のつけようがない

エウジェニオ「ふふ…面白いわ」時々隣に座っているジャンヌのふとももを眺め、いたずらっぽい微笑を浮かべている

エクレール提督「さてと…これで冠詞の単数と複数、女性と男性の使い分けができるようになりましたわね?…サ・ヴァ(よろしい)?」

エウジェニオ「ウィ、大抵はイタリア語と同じですから…ところで」

エクレール提督「はい、なんですの?」

エウジェニオ「この複数の時は…えーと、何でしたっけ♪」含み笑いをしながら例文の一つを指差した

エクレール提督「さっき出来ていたではありませんか…この時の冠詞はル(Les)ですわね」

エウジェニオ「冠詞は「ル」…ですね」

エクレール提督「ビアン(よろしい)、今日はこの辺にしておきましょう……何がおかしいんですの?」

エウジェニオ「うふふ…定冠詞の「Les」を覚えて、お褒めの言葉が「ビアン」……なるほど、つながっているんですね♪」…Lesをわざと「レズ」と呼んで、ちろりと舌を出してウィンクした

エクレール提督「な…何を言っているんですのっ///」

ジャンヌ「え?……あっ///」

エウジェニオ「うふふっ…楽しいフランス語講座をありがとうございました。それでは、アデュー♪」

エクレール提督「あぁ、もう…結局からかいに来ただけですのねっ!?」

………
749:2017/09/02(土) 02:08:04.21 ID:
…廊下…

提督「それにしても…アニマルセラピーねぇ……飼うのは意外と大変だし、ちゃんとみんなにも勉強してもらわないと」…ドシン!

カヴール「そうですね、送られてきたパンフレットにも飼い方の手引きがありましたから勉強することにしましょう」…ドシン!

提督「それにしても、犬ねぇ…カヴールはどんなわんこがいい?」…ドシン!

カヴール「そうですねぇ……大きさは小さめで、なにより可愛いのがいいですね♪」…ドシン!

提督「…さっきから階段のほうでドシンドシン言っているけど、一体何の音?」…ドシン!

カヴール「さぁ…巨人でも現れましたか?」

提督「…見に行きましょう」

エウジェニオ「あら、提督…さっきから工事みたいな音がしてるけど、そういう予定ってあった?」

提督「ないから見に来たの…エウジェニオは、なにか心当たりある?」

エウジェニオ「ないわ。私はてっきり提督の足音かと……もう、冗談よ♪」…ギロリとにらまれて手をひらひらさせた

カヴール「だめですよ、エウジェニオ…提督ったら、せっかく減らした体重が元に戻ってしまったものですからおかんむりなんです」

提督「だってあれだけひーひー言わされて、体重計に乗ったら前と変わらないんじゃ…ねぇ?」そう言いながら広い中央階段を上から見おろした…

チコーニャ「…ふぅ、ふぅ…はぁぁ……やっぱりお昼寝の時間帯にやるんじゃなくて、もっと後の時間に誰か呼んだ方がよかったと思うなぁ…」

ガッビアーノ「はぁ、はぁ……ふぅ…仕方ないよ、私みたいなエトランゼは孤独を好むのさ……それに、みんなの時間を邪魔するのもよくないからね」音の正体はコルヴェット「ガッビアーノ」と「チコーニャ」で、がっしりした棚を両方から支えて、一段ずつ階段を登っている最中だった…が、小柄な二人では腕も回しにくく、とっかかりの少ない棚に悪戦苦闘していた……

提督「…ちっともそんなことないし、もっと遠慮せずに頼って欲しいわ♪」階段を下りて行ってガッビアーノにウィンクした

カヴール「ええ、同じ鎮守府の一員ですもの…言って下されば運んであげましたのに」

エウジェニオ「ふふ…何でも一人でこなせる女性は素敵だけど、無理することはないわ……それに、せっかくの棚に傷が付いちゃうでしょ♪」

ガッビアーノ「それもそうだな…ふふ、このカモメに手を差し伸べてくれるとは優しいことだね」

チコーニャ「ふぃー…ありがとうございます。もう腕が痛いですよ…」

提督「無理もないわ…じゃあ、上着をお願い……カヴール、そっちを持って?」ぱさりと制服の上着を脱いでチコーニャに預け、白いキャミソール一枚で棚の下に手を入れた…

カヴール「チコーニャ、私のもお願いします」きれいなレースの羽織りものを預け、お気に入りらしい袖なしの黒いタートルネックだけになった

提督「いい?」

カヴール「はい、いつでもどうぞ」

提督「了解…せーのっ!……うぐぅ!」提督はがっしりしているが小ぶりな棚と油断していた…大きさの割にかなり重く、変なうめき声が出る……酔っ払いのようなおぼつかない足取りで、円の半周分はある、広いらせん階段が向かいあった形の階段を一歩づつ登る…

カヴール「…なるほど、これは少し大変だったでしょうね……ね、提督?」

提督「…な…に」

カヴール「あの…大丈夫ですか?」

提督「…平気…だから……んぐぅ…」

エウジェニオ「あぁ、もう真っ赤になっちゃって…私も手伝ってあげる♪」すっ、と隣に手を差しいれて持ち上げた…

提督「ふぅ…すごいわね…」

エウジェニオ「高出力の主機だもの♪…って言うよりも、可愛い提督はちょっと腕の力が弱いんじゃない?」

提督「ふー…ひー……ええ、そうですとも…」

エウジェニオ「もう、すねないの…そんな提督も可愛いわよ♪」

カヴール「エウジェニオ、私の前でいちゃつくのはやめて下さいな……最後の一段に気をつけて下さいね」

エウジェニオ「ふぅ…これで階段はおしまい、と♪……さ、一旦下ろしましょう」棚をそっと置くと手に付いたほこりを払った

提督「ひー…ふー…はー…みんな力持ちねぇ……」

カヴール「まぁ、私も一応ド級艦ですし…」

エウジェニオ「さぁ提督、とっとと運びましょう…終わってからのんびりすればいいわ♪」

提督「えぇ…それも…はー……そうね…」

ガッビアーノ「もう階段はないし…提督、無理しなくても大丈夫だよ」

750:2017/09/02(土) 02:42:02.94 ID:
提督「…ふー…大丈夫、あとちょっとだもの」

カヴール「そうですか?……では、いきますよ」

エウジェニオ「…せーのっ♪」

提督「んぐぅ…んんっ!」

チコーニャ「針路そのまま…はい、もうちょっとです!」

ガッビアーノ「ドアの前に来たよ……カヴール、取り舵四十で後進微速…」

カヴール「はい…っ」

ガッビアーノ「提督、エウジェニオ…そのまま部屋に入って……ようそろー」

提督「ふうっ…んぐ…っ」

エウジェニオ「了解。…で、置き場所は?」

ガッビアーノ「その位置で壁際に置いてもらえる…かな」

エウジェニオ「いいわよ♪…提督、手を放して」棚をそっと下ろした

カヴール「位置はいいですか?…下ろしますよ?」

ガッビアーノ「うん…いいよ♪」

カヴール「…よいしょ……ふー、これで一件落着ですね♪」

エウジェニオ「ふふ、これからはもっと頼りにしていいのよ…それじゃあね♪」ほほに手際よくキスをすると、小さくウィンクして出て行った…

カヴール「そういうことですね。だって、お互い家族みたいなものじゃありませんか……ね、提督♪」

提督「ええ…ぜぇ…はぁ……ガッビアーノ、あんまり一人で…ふぅ……背負いこんではだめよ?…何でも聞いてあげるから、ね♪」

ガッビアーノ「優しいんだね…ここのみんなは……ところで///」

提督「…なぁに、他にも頼みごと?何でも聞いてあげるわよ?」

ガッビアーノ「いや…何ていうのかな……乳首が透けてるんだよね///」そう言って少し視線をそらした…

提督「…え」…見おろしてみると確かに汗だくになったキャミソールが張りつき、胸が透けている

カヴール「まぁ、ふふっ…きっと頑張ったごほうびですね♪」

ガッビアーノ「…綺麗なピンク色だと思うよ///」

チコーニャ「わわ…っ、胸大きいですね///」

提督「その…ほめてくれるのは嬉しいけど……あぁもう、着替えて来るわ///」

カヴール「あらあら…残念♪」

提督「…見回りの続きは通信室からだから…カヴール、先に行って待っていて」

カヴール「…いえ、私も提督のお着替えを手伝います♪」

提督「んふふっ…そう?……あー、でも駄目…きっと着替えが終わらなくなっちゃうから…」

カヴール「残念です…では、私も部屋で着替えてきますね」

提督「それならいいわ…じゃあ、通信室で」

カヴール「はい♪」
751:2017/09/02(土) 10:32:02.84 ID:
…通信室…

提督「あ、涼しい…♪」部屋の浴室で軽くシャワーを浴びて汗を流し、さっぱりとした気分で半袖ワイシャツの制服に身を包んだ提督…レーダーや電子機器に影響がないよう、エアコン完備の通信室は冷たい冷蔵庫のような匂いがした…

提督「これはいいわね、今日は暑いもの……カヴールはまだみたいね」大きなレーダー画面には民間船のコンタクトだけが映っている

提督「はー…座らせてもらいましょうか、と……うわっ!?」むぎゅ!…中央の大きな机に近寄った瞬間、何かを踏んづけた提督

声「痛った…ぁ!?」

提督「一体なにが…あら?」…床から誰かがむっくり起き上がった

シエスタ「…もう、ひどいですよぉ……せっかくいい心持ちでお昼寝していたのに…」ぱんぱんと服のホコリを払い、寝ぼけまなこで文句を言うのはバリラ級大型潜の「アントニオ・シエスタ」寝起きのぽーっとした表情と、はだけ気味のブラウスが妙に色っぽい…

提督「…シエスタ、どうしてこんなところに?」

シエスタ「いえ…この部屋は涼しいですから、お昼寝にいいかなぁ…って思ったんです」

提督「床で寝てたの?…固くて寝にくいでしょうに……」よく見ると床にビニールシートを敷き、ブランケットまで持ってきている…

シエスタ「見ての通りですよ…ぉ……ふわぁ…ぁ…」

提督「シエスタ…一応ここは通信室で、レーダー室でもあるわけ。当直で来ているならともかく、お昼寝に使うのはちょっと……」ゴト…すみっこの方で鈍い音がした

提督「…」近寄ると大きめのロッカーがある…

提督「…えい!」ロッカーを開けた…

リボティ「やぁ、提督…相変わらずきれいだね♪」…ショーツを足下にずりおろし、胸をはだけたままのリボティがロッカーの中に入っていた

バティスティ「これは…その……えへへぇ///」リボティと脚を絡め合ったまま、はにかんだような表情を浮かべている…上半身は裸で、身に付けているのはスカートだけ、それもリボティにめくりあげられている…

提督「あら、相変わらずきれいだなんて、リボティは上手ね♪……それで?」

リボティ「…恋の迷宮に閉じこめられた子羊を導いてあげていたのさ♪」

提督「…可愛い子羊を食べちゃう狼の間違いじゃなくて?……で、何をしてたの?」

リボティ「ロッカーが倒れそうなほど濃厚なレズセックスを…ね♪」

提督「はぁ……合意の上なら好きにしていいとは言ったけど、場所まで「好きな所で」とは言わなかったはずよ?」

リボティ「通信室はいけないとは言われなかったからね…密着感があって、視界いっぱいに可愛い相手の姿態が入ってくるからなんともよかったよ。提督もライモンドと試してみたらどうかな?」

提督「そうね、それもいいかもしれないわ♪……って、言うと思う?」

リボティ「言わないのかい?…てっきり大賛成すると思ったのにね」

提督「…ふふ、だってロッカーじゃ立ったままでしか出来ないでしょう♪」

リボティ「なるほどね…さすが提督だ」びっしょりと濡れたショーツを丸めると手に持ち、ブラウスを着直してひょいと出てきた…

バティスティ「ねぇ、リボティ……私、まだじんじんしてるの///」後ろからしがみつき、ねだるように腰を擦り付けている…

リボティ「ふふ…バティスティはイケナイ子羊ちゃんだね……♪」

提督「…二人とも」

リボティ「おや…どうしたんだい、提督も交じりたいのかな?」

提督「いいえ、二人の時間を邪魔したりしないわ♪……そうじゃなくて、あとでロッカーを掃除しておくこと」

リボティ「…了解。行こう、バティスティ♪」

バティスティ「うんっ♪…ね、今度はどこでするの///」

リボティ「さぁ、どこだろうね…♪」手を「恋人つなぎ」にして出て行った…

提督「…」

シエスタ「…はぁ…びっくりです……ロッカーの中でもするものなんですね…」

提督「普通はしないわ…目が覚めた?」

シエスタ「はい、はっきりと……何とも驚きました///」
752:2017/09/03(日) 00:54:08.95 ID:
カヴール「遅くなりました。……あら、シエスタがここにいるなんて珍しい…お昼寝はいいんですか?」涼しげな花柄の白いサマードレスに着替え、唇には桃色のルージュをさし、長い髪も内側にくるりとカールさせている…

シエスタ「あぁ、カヴール…私、ここでお昼寝してたの……寝起きにかなり強い刺激をもらったけど」

カヴール「と、言いますと?」

提督「んー、通信室の目的外利用って所だけど…まぁ、気にしないで♪」

カヴール「何とも腑に落ちない話ですね……電話が鳴ってますよ?」ルルルッ…ルルルルッ……鎮守府内の黒電話や壁掛け電話には慣れているが、まだボタン式の電話であたふたしてしまうカヴールは提督をうながした

提督「はいはい、私が取るわ……もしもし、イタリア海軍イオニア海管区・タラント第六鎮守府です」長い肩書をつっかえずに言えた提督はカヴールたちにウィンクした

カヴール「ふふっ…喜ぶ提督は可愛いですね♪」

提督「…はい、じゃあすぐ呼ぶから待っていてもらえる……ところで貴女の声、とっても素敵ね♪…呼ばないでずっと聞いていたいわ……あら、そう♪」受話器を押さえて振り向いた

カヴール「…どちらからです?」

提督「国際電話…日本からよ。姫と足柄、龍田を呼んでくれる?」

カヴール「はい♪」内線の黒電話を回した…

…数分後…

提督「あー…姫ならちょうどいまやって来たわ、それじゃあ代わるわね♪」息を弾ませている百合姫提督に受話器を渡した…

百合姫提督「ふぅ…横須賀から電話がかかっているそうね?」白地に藍の金魚柄を染め抜いた浴衣で駆けてきた百合姫提督…走りやすいように裾をめくっていたらしく、ちらちらと白いふくらはぎがのぞく…

足柄「駆逐艦の娘たちが会いたくてぴーぴー言っているんじゃない?」すみれ色の着流し姿で髪を結い上げた足柄…ほっそりした精悍な身体つきと着物がよく似合う

龍田「うふふ…案外天龍ちゃんかもしれないわねぇ…♪」こちらは一見すると地味な黒地の着物だが、背中いっぱいに荒々しい鯉の滝登りを染めてある…

百合姫提督「はい、代わりました…ふふ、久しぶりかもしれないわね。そっちはもう夜でしょうに、わざわざ嬉しいわ……あ、ちょっと待ってね」いったん受話器を離した…

提督「…スピーカーに切り替える?」

百合姫提督「ええ」

提督「はい、切り替わったわ」

電話の声「…もしもし、提督?」

足柄「あらま、誰かと思ったら間宮?」

龍田「まぁ、通信能力の高い船だものねぇ…」

百合姫提督「はい、聞こえてるわ。足柄と龍田も横にいるから、声を聞かせてあげるわね…」

足柄「もしもし、聞こえる?」

間宮「…聞こえてますよ、イタリアはどうですか?」

足柄「いい所よ。そっちに比べてカラッとしてて涼しいし、イタリヤだけあってハイカラな洋食がいっぱいあるわ…例のメモもちゃんとつけてるから安心しなさいね」

間宮「そうですか、ではイタリアからの「機密情報」に期待していますね♪」

足柄「はいはい…龍田、あなたも何かしゃべりなさいよ」

龍田「うふふ、そうねぇ……間宮、聞こえるかしらぁ?…イタリアはいい所よぉ。ちょっとだけイタリア艦のみんなと訓練する以外は一日中おしゃべりして、美味しいもの食べて、テレビ見たりしてだらだらしてるわぁ♪」

間宮「まぁ、そうですか…でも、あんまりテレビは見過ぎてはいけませんよ?目が悪くなりますから。それと、慣れない食べ物ですからあんまり量を過ごさないようにして下さいね…水も硬水でお腹を壊しやすいですから、時々正露丸を飲んだ方がいいですよ?」

龍田「うふふっ、まるでお母さんねぇ…分かってるわよぉ。そういえば、天龍ちゃんは私がいなくて平気かしらぁ……泣いたりしてないわよねぇ♪」

天龍の声「…おいこらぁ!自分の姉に向かって何てこと言うんだ…そっちこそ訓練でマカロニ艦相手に負けたりしてないだろうな!?」向こうで電話越しに啖呵を切る声が聞こえた

龍田「あらあらぁ…天龍ちゃんが怒ったぁ♪」

百合姫提督「ふふ♪…天龍、龍田も口ではこんなこと言ってるけど、ちゃんとお土産を買ったりしてるのよ♪」

天龍「…そ、そっか……悪いな///」

龍田「もう…天龍ちゃんがそんな風にしおらしいと、こっちまで恥ずかしくなってくるわぁ……///」

足柄「何だかんだで仲良しなのよね♪」
753:2017/09/03(日) 01:52:37.79 ID:
百合姫提督「ところで、ほかのみんなは元気?…せっかくだから声を聞かせて?」

間宮「はい、わかりました……さ、どうぞ?」

雷「もしもし、提督…元気にしてる?」

百合姫提督「ええ、雷は元気?」

雷「元気よ、電もいるわ」

百合姫提督「そうなの、電?」

電「はい、電も隣にいるのです♪」

百合姫提督「ふふ、二人とも元気そうね♪…横須賀で変わったことはあった?」

電「んー…あ、おやつに置いておいてくれたクッキーはとっても美味しかったのです♪…雷と「あーん」で食べさせあいっこもしたりして、楽しかったのです♪」

百合姫提督「ふふ、よかった♪」

足柄「何ていうか…あの「タメ」の二人は相変わらず仲良しみたいねぇ」

提督「…タメ?」

龍田「うちの鎮守府で雷と電を呼ぶときにそう呼んだりするの…雷電為右衛門からついたあだ名なのよぉ」
(※雷電為右衛門(らいでん・ためえもん)…江戸時代、不世出の大力士。大関までしかなかった江戸時代に16年も大関の地位にあった)

提督「でも、またどうして相撲の力士があだ名についたの?」

百合姫提督「帝国海軍は相撲を推奨してたから、みんな詳しくて…大相撲中継を見てても解説者顔負けなのよ♪」

提督「へぇ…」

百合姫提督「ふふ、声がきけて良かったわ…暁と響はいる?」

暁「いるわよ。提督、聞こえる?」

響「響もいるよ…元気そうで何より」

百合姫提督「ええ、元気いっぱいよ♪」

響「それは良かった……他のみんなにもかわるよ」

松「提督、お元気でいらっしゃるようで何よりです…あの焼き菓子は確かに美味しかったです」

竹「ふふっ、うーんと背が伸びそうでした♪」

梅「そうそう…わらわの梅酒は上手にできたのでな、暑気払いにみんなで飲んでおるぞよ♪」

百合姫提督「そう、飲み過ぎないようにね♪」

宗谷「あ゛ー……提督ぅ…こっちは暑くて死にそうです……身体は重いし、南極とか涼しい所に行きたいのー……」

百合姫提督「南極はちょっと無理ね…冷房を入れて頑張って?」

宗谷「はーい…あ゛づー……死ぬぅ…」

雪風「もう、私たちで冷ましてあげますよ…ふぅー♪」

吹雪「ふーっ♪」

初雪「ふー♪」

如月「…ねっ、如月の頃を思い出して涼しくなったでしょ?」

宗谷「あー…涼しい……という訳で、こっちは熱波で溶けかけてます…以上、横須賀の宗谷でした…」

赤城「…こんな具合でいつも通りです、提督♪」

百合姫提督「みたいね♪」

大淀「そうなんです、何しろ加賀さんときたら赤城さんと時雨が作ってあげたかき氷を急に食べたものですから…」

百合姫提督「…「頭にきました」って?」

大淀「あ、どうして先に言っちゃうんですか!」

足柄「ぷっ♪…またべたべたなダジャレを……くくっ♪」

大淀「…そう言えば提督、この前の夏場の作戦……」

百合姫提督「…お疲れサマー」

大淀「あぁ、もう!」
754:名前:自動あぼーん : 自動あぼーん
755:2017/09/05(火) 01:33:54.22 ID:
…夜…

提督「こほん…みんな、少し話したいことがあるの」立ち上がって声をあげると、周囲のざわつきが次第に収まる…

提督「はい、ありがとう……えー、もしかすると、この鎮守府にみんな以外の仲間が増えるかもしれません」…ざわざわがまた大きくなり、チェザーレが意味ありげに咳払いをした

提督「ありがとう、チェザーレ…ちなみに仲間っていうのは「艦娘」の事じゃなくて、捨てられたり、野良になっていたワンちゃんや猫ちゃんなの」送られてきた文書をかみ砕いて説明する提督

セラ「じゃあ、ここに犬か猫がやって来るの?」

提督「その予定よ」

サウロ「わぁ、可愛いネコちゃんがいいです♪」

アオスタ「利口な犬がいいわね♪」

パンテーラ「猫がいいわね…仲良く出来るもの♪」

ガリレイ「犬かな…色々教えられるし、「ネコのヒゲ」は素材にはなるけど引っかかれるし…」

提督「あぁ、待って。…そのことで言いたいことがあるの」

リットリオ「名前を決めるんですね♪」

ムレーナ「…なら私が名付け親(ゴッドファーザー)になろう」得意のマーロン・ブランドの物真似をして、周囲にいた艦娘たちにウケた

提督「そうね、名前も付けなくちゃいけないわね♪…でも、その前にみんなには犬・ネコの飼い方についてよく勉強して欲しいの……コリドーニ」

コリドーニ「はいはい、出来てますよ!…はーい、一部ずつね!早くしないとなくなっちゃうよ!」ハンチング帽に袖をまくったワイシャツ、ネクタイ姿で号外のように冊子を配る…

チェザーレ「ふむ…「犬と猫の飼い方マニュアル」か…」

アクィローネ「なるほど…これでお勉強すればいいわけですね!」

提督「そうなの。「可愛い」っていうばっかりではいけないもの…実際に譲渡されるまでによーく読み込んで、しっかり覚えておくこと!」

一同「「了解っ」」

提督「結構…それではお話は終わり、後は自由にどうぞ♪」席に着くとまた和やかな食事が再開した…

カヴール「…提督にしては珍しいですね」

提督「何が?」熱くてとろけそうなラザニアを取り、ふーふーしながら応えた

カヴール「いつもなら優しい言い方をなさるのに、このことに関してはとても真剣でいらっしゃいました」

提督「あー…そうね。……実は子供のころ、そういう境遇の犬を引き取ったの。以来実家で飼う犬はみんな保護された捨て犬とか野良犬で…言わなかったかしら?」

カヴール「初耳ですね…そもそも提督のご家族についてはあまり聞いたことがありませんでしたから」

提督「そういえばそうね。何しろここの暮らしは天国みたいだから「家族に会いたいな…」なんてホームシックになることもないのかも知れないわ」

カヴール「ふふ、天国ですか…ハーレムではなくて?」

提督「人聞きが悪いわね…私はハーレムみたいにはべらせてどうこうじゃなくて、みんなの一人ひとりが好きなの。…もちろんカヴール、貴女もね♪」ウィンクをとばし、それからラザニアに取りかかった

カヴール「もう♪…あ、もう少し冷まさないと熱いですよ?」

提督「あつっ!?……はひっ、はふっ!」あわててワインを流し込む…

提督「はぁー、熱かった…舌先に火傷したんじゃないかしら」

デュイリオ「ならデュイリオが冷ましてあげましょうね…んちゅっ、ちゅるっ……ぴちゅっ♪」隣に座っていたデュイリオが提督の顔を向けさせると、舌を滑り込ませた…

提督「んっ!?…んっ、ん……ちゅるっ、ぴちゅ…ん、ちゅ……///」

デュイリオ「うふふ…舌先は冷めました?」

提督「も、もう…いきなりするなんて……舌の熱いのは収まったけど、今度は身体が火照って…///」

デュイリオ「まぁ、ふふふっ…♪」

リットリオ「……提督、リットリオも舌先をやけどしちゃったの…ね、冷やしてくれる♪」

ドリア「あふっ…熱いラザーニアで火傷しちゃいました…♪」

エウジェニオ「あんっ…ラザニアを胸元にこぼしちゃったわ、冷やしてくれる?……ね、提督♪」乳房の下を手で支え、寄せあげて艶めかしい声をあげる…

カヴール「……やけどは冷水で冷やすのが一番ですよ…よかったらどうぞ♪」

リットリオ「むぅ…」

ドリア「あらあら…おばあちゃんの知恵袋ですね♪」

756:2017/09/05(火) 02:33:03.96 ID:
カヴール「あら、一歳しか違わないのに「おばあちゃん」とは少し言い過ぎですよ?」

ドリア「ふふ、怒らないでくださいな…言葉のあやですから♪」

提督「いやーな予感…」

エウジェニオ「まぁ、年を取ると気が短くなるものね♪」

カヴール「…エウジェニオ、何か言いました?」

エウジェニオ「いいえ?」

ドリア「……だいたい提督は年上がお好きなんですから。ド級戦艦と軽巡では火力も違いますし♪」…たゆん♪

エウジェニオ「今さら大艦巨砲主義?……第一次大戦でそういう時代は終わったわよ、それに火力でゴリ押しだなんて芸がないわ」

カヴール「…ドリア。エウジェニオはまだ若いのですから、そう目くじらを立ててはいけませんよ♪」

エウジェニオ「子供扱いとは恐れ入ったわ…さすが1915年生まれね♪」

カヴール「ふふ、軽口が過ぎるのはきっとギリシャ暮らしで文化的な生活から離れていたせいですね♪」

エウジェニオ「…私だって行きたくて行ったわけじゃないわ」

提督「ふぅ…あの……」

チェザーレ「…まて、提督。ここはチェザーレが」

提督「…そう?」

チェザーレ「うむ…姉上、ドリア、それにエウジェニオもだが…」

カヴール「何です、チェザーレ?」

チェザーレ「自分の経験がチェザーレのソ連暮らしより大変だったと思うなら、好きなように言いあいでも何でもするといい」

カヴール「…それは」

ドリア「…」

エウジェニオ「…悪かったわ」

チェザーレ「よろしい。…提督、三人とも仲直りしたそうだ」

提督「よかったわ…なら、ごほうびにキスしてあげましょう♪」…ちゅっ♪

カヴール「んっ♪」

ドリア「んっ、ん…♪」

エウジェニオ「…ちゅ…んんっ♪」

提督「はい、おしまい…まったく、みんないい年しているのに子供みたいな喧嘩して♪」

カヴール「提督にそれを言われると一番こたえますね……」

エウジェニオ「……私だって提督よりははるかに上だもの…参ったわ」

ドリア「あら…でもよく考えたら」

提督「?」

ドリア「…提督ったら私たちの子供……いえ、お孫さんでもいいくらいの年なんですよね?」

カヴール「ええ、そうなるわね」

ドリア「…自分の孫娘ほどのお嬢さんとベッドを共にするなんて、何というか……背徳感があってたまりませんね♪」

カヴール「ふふ、そんな可愛い「大人びた孫娘」といろいろしているわけですね…なんだかぞくぞくしてきました♪」

エウジェニオ「…言われてみれば、外見は同じような見た目なのにずっと年下って……そそるわね♪」

提督「チェザーレ…この変態なお姉さまたちをどうにか…」

チェザーレ「うむむ…年端もいかぬ娘っ子に色々手ほどきしてやる訳か……悪くない♪」

提督「あー…今夜から大変なことになりそう」

………
757:2017/09/06(水) 01:31:43.25 ID:
…翌朝…

提督「…こうなると思ったわ」ネグリジェの前をはだけさせられ、散々むしゃぶりつかれた提督…あちこちにキスされ、ほっぺたや鎖骨、人には言えないような場所にまでルージュの跡が残っている…下半身はべとべとで、まだじんじんうずいている……

カヴール「すぅ…すぅ……」提督の胸を揉みしだいたまま寝てしまい、まだ左の乳房に手を乗せている

ドリア「…むにゃ……提督…♪」こちらは子供のような寝顔で提督の身体を抱き枕にし、寝言をつぶやいている…

エウジェニオ「…すー…ふー……」提督とは上下逆さまで、ふとももを枕にぐっすり寝ている…

提督「…暑い」…むーん……

提督「…くっ…お願いだから動いて……っ」ぐぐっ…くっ付いてくるカヴールたちを引き離そうと、懸命に押したり引いたりしてみる

カヴール「…むぅ……むにゃ…行っちゃだめ…です……」ひし…むぎゅ……

提督「…あー…あづい……」汗でベタベタする裸体にしっとりもち肌のカヴールが抱き着いてくると、次第にむんむんと蒸れてきた…おまけに朝日が差しこんできて、じりじりと照りつけてくる……

提督「…えぇい……うーごーけーぇぇ…!」目一杯の力でカヴールたちを押しのけた…と、引きずられたカヴールが寝ぼけまなこをこすって起き上がった

カヴール「…ふぁ…ぁ……おはようございます。ド級戦艦、カヴールです…」

提督「操作説明はいらないから、ちょっと身体を離して……あぁもう、汗でベタベタする…」クローゼットのタオルをとりあげ、執務室の隣にある浴室に向かう…

カヴール「…せっかくですから私もシャワーを♪」

提督「…いいわ、じゃあ行きましょう」

カヴール「はい♪」

…提督浴室…

提督「ぐっ…普段使わないせいか、蛇口が固くなってるわね」真鍮の小粋なシャワーだが、蛇口が固くなって動こうとしない…

カヴール「…では私が♪……あら、本当に固いですね…っ!」全裸よりよほど色っぽい、シースルー素材でピンク色のベビードールを着たまま前に屈み、蛇口をひねる…

提督「///」白くてもっちりしたヒップが目の前でぷるぷると揺れる…

カヴール「あっ…動きまし……きゃあっ!」蛇口の栓がいきなり回り、カヴールはしたたかに冷水を浴びた…ベビードールがぴったり張りつき、体のラインを浮き上らせる…

提督「…カヴール///」

カヴール「さぁ、シャワーを浴びましょう…どうせ濡れてしまいましたから、このままで♪」長い髪を乱し、完全に透けているベビードールごとシャワーを浴びた…

提督「ふふっ…カヴール♪」そのままカヴールに抱き着き、身体をこすりつけた

カヴール「あらあら、昨夜はあれだけしてまだ足りなかったのですか?……提督の色欲は超ド級ですね♪」

提督「だって…身体の芯がきゅうきゅう疼いて……んっ///」

カヴール「ふふっ、確かにすっかりとろとろです…♪」くちゅっ…ちゅぷっ……♪

提督「はぁ…はぁっ…あっ、あっ、あっ……///」ざぁ…っ、と夕立のようなシャワーを浴びつつ、浴室の壁に背中を預けてカヴールの責めるに任せた…

カヴール「よいしょ…♪」脚を開かせ、ふとももを両腕で支えると腰をゆったりと動かし始める…

提督「あ…っ、んっ…んあぁぁっ♪」じゅぶっ…ぐちゅっ♪…とろけきった表情の提督はカヴールに支えてもらい、優しくねっとりと秘所を責めてもらう…

カヴール「ふふっ……提督、大好きですよ…ちゅっ♪」じゅぶっ、ぐちゅっ♪…カヴールは優しいキスと同時に膣内をかき回した

提督「あっ、あぁぁぁぁっ…///」甘ったるい嬌声をあげ、くたりと浴室の床にへたり込んだ…

758:2017/09/06(水) 02:22:43.43 ID:
…午前中…

提督「全くもう…」昨晩の「夜戦」でぐしゃぐしゃになったシーツとタオルケット、枕カバーにネグリジェを抱え、洗濯場に向かっていた……うずくような火照りはもうないが、かわりにすっかり力が抜けきっている。そのせいなのか、提督は朝からくだらないミスばかりしていた…

カヴール「まぁまぁ…普段のそつなくこなせる提督もいいですが、今日みたいな提督だと私がお役に立てるので嬉しいですよ?」

提督「そうは言ってもね…ジャムはこぼす、グラスは倒す、パンは落とすし書類は書き間違える……はぁ」

カヴール「ふふ、じゃあ今日はお休みなさっては?」

提督「ありがたいけど、今日も開発しないと…戦力があって困ることはないもの」

カヴール「ええ、そうですね」

提督「特に大型潜はあと数タイプだし、哨戒や長距離の索敵にも向いているから…」

カヴール「なるほど…あら?」

提督「どうしたの、カヴール?……って、バンデ・ネーレ?」

バンデ・ネーレ「や、提督。カヴールもおはよう♪」中世の傭兵隊長「黒備えのジョバンニ」が艦名で、その影響もあるのか黒い服が好きなバンデ・ネーレだが、今日はどういう訳か、やたらセクシーな革のライダーススーツを着ている…

提督「どうしたの、バンデ・ネーレ…暑くない?」バイク用のぴったりしたスーツはきりっとしていて格好いいが、明らかに時期外れだった…

バンデ・ネーレ「いや、暑いよ…けど、黒い服がなくって……」ジッパーをおへそまで下ろし、おまけにぱたぱた手で扇いでいる…

提督「水着は?」

バンデ・ネーレ「いやぁ…まだ乾いてなくて……もうちょっとだからこれで我慢しているんだ」

提督「じゃあ私の服を貸してあげるわ…暑気あたりでも起こしたら大変だもの」

バンデ・ネーレ「黒いのはあるかな?」

提督「あるわ…カヴール、これお願いしていい?」洗濯物を預けようとする…

カヴール「ええ…ただ」

提督「なに?…こんな蒸れるような服を着てたらバンデ・ネーレが暑さで参っちゃうもの、貸し借りがどうこうとかいうのはなしよ?」

カヴール「ええ、そういうつもりではなく…失礼ながら、バンデ・ネーレの体型では胸やお尻が余ってしまうのでは……そう思いまして」

提督「……あ」

バンデ・ネーレ「そうだね…提督の色っぽい体型に比べたら棒みたいだもんね」

提督「……大丈夫、一着似合いそうなのがあるわ」

カヴール「そうですか?…じゃあ、洗濯物は持って行きますね」

提督「お願い…バンデ・ネーレ、行きましょう」

バンデ・ネーレ「了解だよ」

…数分後・提督寝室…

バンデ・ネーレ「で、どれがそれなのかな?」

提督「待ってね…確かこの辺に……」クローゼットや衣装箱をひっくり返す勢いで服を取り出す…

バンデ・ネーレ「私は構わないよ?…もう水着なら乾いただろうし……」

提督「大丈夫、もうすぐだから…ほら、あった♪」黒い服を取り出してベッドの上に置いた

バンデ・ネーレ「おぉ、どれどれ……って、これ?」広げてみると、きらりと光るラメが入った超ミニワンピースで、しかも提督のサイズより明らかに小さい…

提督「そう、それ…革のライダーススーツよりは絶対涼しいはずだから」

バンデ・ネーレ「そりゃ涼しいだろうね…じゃあ、借りるよ」

提督「ええ…着られそう?」

バンデ・ネーレ「…うん、胸は少し余るけど、他はちょうどいいくらいだよ」…が、裾が短いので身動きするたびに黒い下着がチラつく……

提督「そう、よかったわ///」

バンデ・ネーレ「でも、おかしいよね」

提督「んー?」
759:2017/09/07(木) 00:18:34.61 ID:
バンデ・ネーレ「いや…だってさ、私が着てちょうどいい大きさなんだよ……提督には小さすぎない?」

提督「あー…うん、まぁ……」

バンデ・ネーレ「まさかサバを読んで着られなかった…とかじゃないよね?」裾を引っ張ってみるがそれでも短い…

提督「そうじゃないわ……それ、ミラノの通信隊にいた頃に上官のお姉さまからもらったの///」

バンデ・ネーレ「…その頃の提督はまだ未発達だったとか?」

提督「ううん…胸こそもうちょっと小さかったけど、プロポーションはあんまり……」

バンデ・ネーレ「…その「お姉さま」って相当なスケベだったんじゃないのかな、だって提督が着たらぴちぴちだったでしょ?」

提督「ええ……通信隊でちょっとしたパーティをするから着て欲しいって///」恥ずかしそうに手をひらひらさせる…

バンデ・ネーレ「…で、着たの?」

提督「着たわ。…もうこの話はおしまいにさせて///」

バンデ・ネーレ「……ちょっと見てみたかったな。とにかく、ありがとね♪」

提督「どういたしまして…気に入ったら持って行ってもいいわよ?」

バンデ・ネーレ「いいよ、思い出の品だろうしちゃんと返すよ。じゃあね♪」

提督「またね……あー、恥ずかしい///」提督はミラノの通信隊時代を思い出して真っ赤になった…


………

…数年前・ミラノ…


少佐「…と、いうわけで夏季休暇に入る前に、ちょっとしたパーティをやりたいと思うの。食べ物は持ち寄りだけどお酒は私が用意するし、官舎で女だけの小ぢんまりしたパーティなら、メイクだなんだで気苦労もしなくて済むでしょ?」…通信科の女性陣を呼び集めると、目鼻立ちのはっきりした金髪の少佐がウィンクしながら言った

短髪の大尉「いいわね。男が入ってくると色目は使ってくるし、酔わそうとしてくるしでうっとうしいものね…私は参加するわ」さばさばした性格の大尉はうなずいた

少佐「はいはい…大尉、あなたもどうです?」ぽっちゃりした「肝っ玉母さん」の大尉にも声をかけた

おばさんの大尉「あははっ!こういうのはね、おばさんを呼んだって面白くないわよ?……家族の夕食も作ってやらなきゃいけないし、あんたたち若い娘たちだけで楽しみなさいな♪」

少佐「そうですか?……カンピオーニ中尉、あなたは来る?」…まだほやほやの中尉だった提督は電子機器がいまいち苦手で、せっかく作った表を消したりしては、主任の少佐に一緒に残ってもらったりとずいぶん助けられていた……その「何かと優しい少佐」がにっこりして聞いた

カンピオーニ中尉(提督)「ええ、時間もありますし…」

少佐「そう、よかった♪…少尉、あなたは?」色白の小柄な少尉に聞いた

少尉「いいんですか?」

少佐「もちろん。おばさんばっかりで嫌になったらすぐ戻っていいからね♪」

少尉「そんな!…じゃあ、少しだけお邪魔させていただきます」

少佐「決まりね……じゃあ夕方には部屋を開けておくから、いつでも来てね。以上♪」がやがや言いながらデスクに戻る……

提督「…ふぅ、なら少し食べ物でも作って……」

少佐「……フランチェスカ♪」

提督「あぁ、はい…何でしょうか?」

少佐「ふふ、フランチェスカはもう中尉になったじゃない?…せっかくだから昇進祝いにプレゼントしたいものがあるの。よかったら早めに来てくれる?」

提督「あぁ、はい。いいですよ…1900時くらいでいいですか?」

少佐「ええ、いいわ…♪」満面の笑みを浮かべた…

提督「ふふ、少佐ってば……優しい♪」

760:2017/09/07(木) 01:14:52.00 ID:
…夜・女性士官の官舎…

提督「…失礼します、少佐」料理上手な提督はピエモンテ風鶏の煮込みの入った鍋と、冷やした黒オリーブとタマネギのマリネを入れたボウルを抱えて入った……少佐の部屋は殺風景な官舎とは思えないほど上手に飾ってあり、急な転任でも引っ越しやすいように小ぶりな絵画や壊れにくい金属の花瓶などが置いてあった…

少佐「あら、いらっしゃい♪……まぁ、お料理まで持ってきてくれたの?じゃあテーブルに置いちゃって?」私服の少佐はファッションの本場ミラノらしく、さりげないおしゃれが見事に決まっていた

提督「はい」ごとんと鍋を置き、ボウルのラップをはがした…

少佐「…フランチェスカ、改めて昇進おめでとう……あなたの課題論文は読んだけど、いい出来だったじゃない♪」

提督「いえ、そんな///」

少佐「謙遜しないの…そうそう、忘れる所だったわ!……これ、私からの昇進祝いよ♪」ドレスらしい紙箱を棚から取り出した

提督「ドレスですか?…少佐にそんな高いものを買わせてしまっては……」

少佐「いいのいいの…せっかくの昇進祝いなんだし、もらっておきなさい♪」

提督「でも…」

少佐「いいのよ。私は独身の官舎住まいだからお金は余ってるし…ね♪」

提督「そうですか…では、ありがたくちょうだいします」

少佐「ええ、後で着てみてね♪」

提督「それにしても…少佐の私服はいつも完璧ですね///」ほのかに花の香りがする香水、ぱっちりしたまつ毛、緩くカールさせた髪、少し濃い目の紅いルージュ…秋のミラノにふさわしい栗色のスカートにクリーム色のハイネック、首元に巻いた朽葉色のスカーフ…

少佐「そう?……いけない、すっかり忘れてたわ!」褒められて嬉しそうな少佐…と、急にあたふたしてベッドに腰掛け、サイドテーブルから爪切りを取り出した…

提督「…爪切りですか?」

少佐「そうよ、身だしなみは大事だもの♪」ぱちん…ぱちんっ…丁寧に爪を切り、切り口が滑らかになるまでヤスリをかけた……

提督「そこまで大事にするなんて…やっぱりお洒落な人は違うんですね」

少佐「ふふ、フランチェスカもちゃんと爪は切らないとだめよ…よかったら切ってあげる、手を出して?」

提督「ええ…じゃあお願いします」優しく手を包み込まれ、ぱちり、ぱちり…と爪を切ってもらう

少佐「ふふ、きれいな指ね…」

提督「そうでしょうか?…少佐の指の方がずっときれいだと思います///」どういうわけか少佐はマニキュアを付けていないが、つやつやした爪とほっそりした指は美しい…

少佐「はい、おしまい…そろそろみんなも来るころね♪」そう言った矢先に、コンコンッ…とノックの音がした

少佐「どうぞ♪」さっと立ち上がって出迎えに行く…

提督「少佐の手、すべすべで柔らかかった…///」

少佐「どうしたの、フランチェスカ?乾杯するわよ?」

提督「あ、はい!」

…数時間後…

少佐「♪~ふふーん…ふー…ふふー…」ゆったりとワルツのリズムで踊る少佐と提督…色白の少尉は上官ばかりのパーティに遠慮して早めに戻ってしまい、短髪の大尉は飲み過ぎて「あ゛ー…明日が休みでよかった…」とぼやきながら引き上げてしまった……テーブルの食事とワインの残骸は片づけられ、静かになった部屋で控えめな音楽だけがかかっている…

提督「…少佐はワルツもお上手なんですね……私は運動はさっぱりなので」身体をあずけて踊る…

少佐「大丈夫、こういうのは慣れだから…私も運動は苦手だもの」

提督「そういえば、何だかんだでドレスを開け損ねちゃいましたね…」

少佐「そうね……よかったら、今から着てみてくれる?」

提督「そうしましょうか…せっかくですし」

少佐「ええ…似合っているとは思うけど、ぜひ見てみたいわ♪」

提督「分かりました…じゃあ、浴室をお借りしますね」ドレスの箱を持って浴室に入っていく提督…少佐はそれを見送ってにっこり笑うと、玄関のドアに鍵をかけた…

762:2017/09/07(木) 02:07:06.85 ID:
…数分後…

提督「あのぉ…少佐///」浴室のドア越しになさけない声が聞こえる…

少佐「どうしたの、フランチェスカ?」

提督「これ…着たのはいいんですが……ちょっと///」

少佐「似合わなかったかしら…出てきて私に見せてくれる?」

提督「はい…///」むちっ…♪

少佐「あら…ちょっと小さかった?」

提督「せっかくいただいたものですけれど…ちょっとどころか、だいぶ……」裾はずり上がってヒップが空気にさらされ、胸やふとももははちきれそうになっている…

少佐「まぁ、困ったわねぇ…フランチェスカのサイズを聞かなかった私がいけないのだけど、いきなり渡して驚かせたかったから……ごめんなさいね♪」(うふふっ、美味しそう♪)…内心にやりとしながら色っぽい身体を観賞する

提督「…もっと細身ならよかったのでしょうが、わわっ!」ぱっつんぱっつんの超ミニワンピースで上手く歩けなかった提督は絨毯につまずいて、少佐の胸元に飛び込んだ…

少佐「あんっ…大丈夫?」

提督「はい…すみません、ぶつかっちゃって///」(近くで見るとますますきれいな人…)

少佐「いいのよ♪…ところでフランチェスカ」

提督「はい?」

少佐「フランチェスカは女性同士のキスって、何回くらいしたことある?」

提督「えっ…!?」(…どうしよう、二ケタくらいなら驚かれないですむかしら……)

少佐「あぁ、変なこと聞いてごめんなさいね…何となく、映画のキスシーンみたいだったから♪」

提督「…あの、家族の挨拶でするキスは数えませんよね?」

少佐「そうね♪……ふふ、フランチェスカは家族以外とキスしたことはないの?……か…」

提督「…百回ではきかないかと思います///」

少佐「…可愛いわね♪……ん?」

提督「その…百回以上だと思います……数えたこともないので///」

少佐「…まぁまぁまぁ♪」一気に抱き寄せ、あごをくいっと持ち上げた

提督「あのっ、その…少佐もそういう……///」

少佐「んふふっ、着任初日から食べちゃいたいな…って思ってたわ♪」

提督「初日から…ですか///」(嬉しいっ、こんな素敵なお姉さまが…♪)

少佐「ふふっ、そうよ♪」…ちゅぅ、ちゅるっ、ちゅぷ…っ♪

提督「んっ…ふ……少佐のキス、上手です…♪」半開きの口からとろりと涎が流れ、甘ったるい表情を浮かべた…

少佐「あらあら、誰と比べて?」

提督「その…知り合いのお姉さんです///」

少佐「ふふ…じゃあその「お姉さん」よりもっと気持ち良くしてあげましょうね♪」

提督「はい…いっぱい気持ち良くしてください///」

少佐「あんっ、もう♪…そんな顔でそんなこと言われたら、教会のシスターだって襲って来るわよ♪」…ぐちゅっ、じゅぶじゅぶっ♪

提督「あっ、はんっ…あぁぁんっ♪」…

………


カヴール「…提督、提督っ?」

提督「…!」

カヴール「どうなさいました?」

提督「あぁ、カヴールだったのね……いえ、ちょっと昔のことを思い出して///」

カヴール「そうですか♪……でも、あんまりのんびりしていると午前が過ぎてしまいますよ?建造に行きましょう?」

提督「そうね、急ぎましょう」
763:2017/09/08(金) 00:54:02.47 ID:
…工作室…

提督「さて、ようやく建造に取りかかれるわね」

カヴール「そうですね…今日はアヴィエーレとフィエラモスカ、カッペリーニが一緒ですね」

アヴィエーレ「よろしく♪」…アヴィエーレは相変わらず革のブーツに地図と乗馬ズボンの裾を突っこみ、半袖の開襟シャツに軍帽姿でサングラスをかけている…手には煙草代わりに葉巻型の焼き菓子を持っていて、親指と中指で挟み込んだそれを、煙草をすぱすぱやるようにさくさく食べている…

フィエラモスカ「よろしくお願いします」白いフレアースカートにブラウス、手には教本を抱え、モノクル姿で一礼した

カッペリーニ「ふふ、誰が来るか楽しみですね」長い髪に日本らしい珊瑚のかんざしを差し、淡い青のサマードレスが涼しげに見える…

提督「じゃあ頑張りましょう…準備はいい?」

アヴィエーレ「この一本を食べるからちょっと待ってくれるかい?」さくさくさく…一気に口に押し込むと、両手をはたいてレバーに手をかけた

提督「…じゃあ、建造スタート♪」

カヴール「…はい、無事に動きましたね。ではこちらもお願いします」…カヴールは青い図鑑と絵柄のないまっさらなカードの山を取り出し、提督は図鑑を受け取り意識を集中した…

提督「ええ、開発の方も頑張りましょう……何しろ航空戦力が乏しいものね」

アヴィエーレ「飛行機は好きだから頑張って欲しいね♪」

カヴール「…空軍は役に立ってくれませんでしたが、まぁ…無いよりはあった方がいいですから」


(※イタリア空軍…なかなかの実績を残した第一次大戦後、列強に先駆けていち早く独立。陸軍・海軍・空軍の三軍体制になったが、その時に水上機や飛行艇を含めた海軍航空隊をパイロットを含めて吸収。案の定、第二次大戦では仲の悪さを発揮し、索敵には失敗、友軍に誤爆はするで全くアテにならなかった…どころか、戦後の軽空母「ジュセッペ・ガリバルディ」にハリアーを積むことになったときでさえ「空軍の所管だ」とゴネて、海軍を激怒させた)


提督「そうね…空軍はいつも邪魔ばかりしてくれるわよね……」

カッペリーニ「まぁ、役に立つこともありますよ…きっと」

提督「ふぅ、まぁいいわ…ドロー!」カードを投げ上げ、青い閃光と一緒に落ちてきたカードを受け止める…

アヴィエーレ「どれどれ…おっ、いい機材がきたよ」カードの絵柄を見せてくれる…

提督「なになに…Ju-87「シュトゥーカ」B2/R2仕様、と…」絵柄はドイツのグリーン系二色の通常カラーで、機首の黄色と国籍マークだけが違うイタリア仕様のシュトゥーカが急降下しているものだった…

アヴィエーレ「ドイツから供与されたシュトゥーカだね…タラントラもC202に乗り換えるまではシュトゥーカ乗りだったよ♪」


(※エンニオ・タラントラ…マッキC202のエース。スペイン内乱の1機を含めて撃墜10機で通称「バナナ」…戦前は広場の果物売りだったことから愛機にかけ声「Dai Banana!」(それいけバナナ!)と書き込んでいた)


提督「詳しいわね…じゃあ、どんどんドローするから解説をお願い♪」ひゅっ…とカードをドローする

アヴィエーレ「よしきた…あっ、いいね!マッキC202、セリエⅧだって♪」…絵柄はノッチォーラ・キアーロ(※明るい栗色…サンドイエロー)にヴェルデ・オリーヴァ(オリーブグリーン)で「煙の輪」(※日本では「ピーマンの輪切り」とも)迷彩を施したマッキがイギリス軍熱帯仕様のハリケーンに食いついている…

(※マッキC202「フォルゴーレ」(稲妻)…設計者カストルディが前作のC200「サエッタ」(電光)をリファイン、エンジンを液冷に換装して昇華させた傑作機。日本は三式戦「飛燕」から五式戦を作ったが、それを逆にしたようなもの…武装が機首の12.7ミリ機銃2挺(途中から7.7ミリ2挺を追加)と貧弱だったが速度や旋回性はよく、イギリス軍とも互角に渡り合えた。何より「飛燕」では全く使えなかったDB601エンジンを稼動できたあたりはさすがイタリア)

提督「それって主翼に7.7ミリブレダを追加したタイプ?」

アヴィエーレ「そうさ。航続距離はイマイチだけど、スピットファイアMk.Ⅴくらいならほぼ対等に渡り合える良い戦闘機さ。イタリア空軍の主力戦闘機だね…ハートはまぁ、ドイツ製だけどね」(※DB601エンジン…大戦後半はライセンスのアルファロメオ「モンソーネ」エンジン。出力は1134馬力ほど)

提督「なるほどね…まぁ、よく解説が出てくること」

アヴィエーレ「本職だからね♪」

カヴール「あの…戦闘機もいいですが、雷撃機や爆撃機がないと困りますよ?」

提督「そう言われても、こればっかりは運だから仕方ないわ……っ、と」

アヴィエーレ「へぇぇ、提督は引きがいいんだねぇ…サヴォイア・マルケッティSM79「スパルヴィエロ」だよ♪」

(※サヴォイア・マルケッティSM79「スパルヴィエロ」…元は戦前の高速レース機だった、イタリア軍の主力雷・爆撃機。750馬力の「アルファロメオ126RC34」エンジンをドイツのJu-52/3m「タンテ」(おばさん)のように三発搭載、機首部に各銃座が集中しているデザインをしている。武装は12.7ミリ機銃3挺、7.7ミリ機銃1挺、750キロ魚雷1発など…大戦終結まで船団キラーとして頑張った名作)

提督「スパルヴィエロなら有名よね。三発エンジンの雷撃機でしょう?」

アヴィエーレ「ご名答、ほら♪」絵柄は超低空で輸送船団に雷撃を敢行しているSM79「スパルヴィエロ」(ハイタカ)で、こうして見ると武骨なデザインながら確かにハイタカのような精悍さがある…

提督「こうして見るとなかなか格好いい機体ね…♪」

アヴィエーレ「この格好よさが分かるとは、さすが提督だね♪」

764:2017/09/08(金) 01:46:29.44 ID:
提督「こういうのは上手くいっている時に多めに出しておきたいわね…それっ!」

アヴィエーレ「おおぉ!…来たよ、提督!!」

提督「なに?」

アヴィエーレ「ほら…マッキC205「ヴェルトロ」だよ!」銀翼をひらめかせてイタリア本土上空に飛来するP-51「マスタング」に挑む、ヴェルトロの勇壮な絵柄が入っている…

(※マッキC205「ヴェルトロ」(グレイハウンド)…C202フォルゴーレのエンジンをより強力なDB605エンジンに換装した戦闘機。登場が遅かったが、フィアットG55「チェンタウロ」(ケンタウルス座)、レジアーネRe2005「サジッタリーオ」(射手座)と並ぶ「セリエ5」の中では一番活躍した…武装は12.7ミリ2挺と主翼にマウザー20ミリ機関砲2門)

カヴール「あの…さっきのC202フォルゴーレとどう違うのでしょうか……軍艦なら分かるのですが、戦闘機まではさすがに…」

アヴィエーレ「え、違いが分からないの?」

カヴール「え、ええ…そんな可哀相なものを見るような目で見ないでください……」

アヴィエーレ「はぁ…まぁ仕方ないか。とにかく、大戦後半の敵機とも渡り合える貴重な機体だよ」

提督「ふふ、今日は運がいいのね♪」

アヴィエーレ「…ね、提督。これ、よかったら持って行っていいかな」

提督「え?…持って行ってどうするの?」

アヴィエーレ「それはもちろん飾るに決まってるよ♪」

提督「んー…それはちょっと。使う時に慌てて取りに行くわけにはいかないもの」

アヴィエーレ「そっか……」

提督「ふふ、分かったわ。代わりに今度、ヴェルトロのイラストを注文してあげる……それでどう?」

アヴィエーレ「…やったね♪」

提督「ほら、開発の続きをしましょう♪」

アヴィエーレ「了解だよ、提督♪」…ちゅ♪

提督「んっ…もう///」カードを投げ上げたがアヴィエーレの唇に気が散り、全く意識が集中できていない…

カヴール「…二人とも、集中してください」カヴールが取ったカードは白いままで絵柄が入っていない…

アヴィエーレ「ごめんごめん」

提督「ふふ、カヴールったら妬いちゃってるのね……了解♪」

アヴィエーレ「ほら、頑張れ提督♪」

提督「そーれっ!」

アヴィエーレ「おぉ…C202だ、今度は初期型だね」

提督「じゃあ…それっ!」

アヴィエーレ「うんっ、フィアットCR42「ファルコ」だね…最後の複葉機だ」

(※フィアットCR42「ファルコ」(鷹)…1938年初飛行の戦闘機。数年前のスペイン内乱で思っていたより複葉機が(…共和政府側に戦闘機が少なかったこともあって)活躍したことと、パイロットたちが古くさい旋回戦にこだわり続けたことから開発された「世界最後に開発された複葉戦闘機」…密閉風防なしのコクピットに複葉、ずんぐりしたスパッツ付きの固定脚とレイアウトは古くさいが、840馬力と複葉機としては大きいエンジンのおかげで速度もそこそこ出たので量産された……が、当然のように大戦に入ると一気に旧式化、航続距離の長さを活かした船団護衛や、攻めてくるイギリスも旧式機ばかりだったエチオピア戦線やギリシャで頑張り、一部は性能不足ながら北アフリカにも投入された……世代を間違えた傑作機)

提督「うーん…クラシックな外見で素敵だとは思うけど……」

アヴィエーレ「…ちょっと物足りないかな」

提督「…ふぅ」

カヴール「疲れてしまいました?」

提督「ええ、気力を使った感じ…ちょっと、休憩にしましょう……」

………
767:2017/09/09(土) 01:28:08.17 ID:
…数分後・工作室…

カヴール「コーヒーをどうぞ…カプチーノですよ」

提督「はぁ、ありがとう…美味しい……」

カッペリーニ「淹れ方がとてもお上手ですね」

カヴール「ふふっ、提督のために練習しましたから♪」

アヴィエーレ「ひゅぅ…お熱いねぇ♪」

カヴール「もう、からかわないで下さい」

フィエラモスカ「…本当に美味しいです、先生は満点をあげますよ♪」

カヴール「そう言ってもらえると嬉しいです…では、お菓子も出しましょう♪」まだたくさんある百合姫提督のお土産…今日の和菓子は茶色の瓦のような焼き菓子で、表面に何か焼印が入っている…

アヴィエーレ「おやおや、ジァポーネでは瓦を食べるのかい♪」からかうように両手を上げた

カヴール「そういうお菓子だと思いますよ?…説明を読みましょうね」百合姫提督手書きの解説を読み上げた…

カヴール「えーと、兵庫県銘菓の「瓦せんべい」は…小麦と砂糖、卵で西洋風に仕上げた神戸の名物で、焼印は神戸で「楠公さん」と言われる日本の智将、「楠木正成」です」

アヴィエーレ「その…「クスコーサン」って誰なんだろ、うちの国は智将っていうとチェザーレとかだけど……ね、フィエラモスカ。普段潜水艦たちに色々教えてあげてるよね、「クスなんたら」さん…って誰か知ってるかい?」

フィエラモスカ「えぇと、「クスノキ・マサシゲ」ですか。ごめんなさい、先生もよく知りません…提督はご存じですか?」

提督「海軍提督ならともかく…焼印の格好からしたら戦国時代の人でしょう?さすがに知らないわ…」

カッペリーニ「…差し出がましいですが、カッペリーニは神戸にいたこともあるので知っておりますよ」

提督「本当、じゃあ教えてくれる?」

カッペリーニ「はい…楠木正成は幼名を「多聞丸」と言い、南北朝時代に後醍醐天皇の下に活躍した武将として「太平記」に記録されていて、少数を持って多数を撹乱させるゲリラ戦の達人でした。最後は足利尊氏と望まない広野での合戦を行い戦死なさってしまいました。…私が行ったころの日本では、物がない中で奮闘させるときには必ず「楠木公精神」などと言って、ずいぶん多用しておりましたよ」

提督「なるほど……って、あ!」

アヴィエーレ「うん…うまいね♪」

フィエラモスカ「こら、ちゃんとカッペリーニの話を聞きなさい!」

アヴィエーレ「わるいね…ぼり、ぼり……操縦士なんてものは勝手なものでね……ぼり、ごくんっ…お先にいただいているよ♪」

提督「もう、せっかく説明してあげたのにね?…カッペリーニ、丁寧な解説に感心したから一枚おまけ♪」

カッペリーニ「これはこれは…ありがたくちょうだいします♪」

提督「ふふっ、じゃあ私も……ん」ぼりぼりざくざくした食感の瓦せんべいはカプチーノにもよく合う…提督も二枚のせんべいをさくさくと食べてしまった……

提督「うん…美味しかったわ」

カヴール「ええ…さてと、そろそろ建造が完了するころですね」

提督「えぇ?…本当ね、ずいぶん早く感じたわ」

カヴール「裾は大丈夫ですか?食べかすはついていませんね?」

提督「子供じゃないんだから大丈夫よ♪」

カヴール「そうですか?…あら、口の端にお菓子のかけらが」

提督「え?…左舷側、右舷側?」

カヴール「今取ってあげますから…ちゅっ♪」舌で舐めとるようにしてかけらを取った

提督「ありがとう、カヴール///」

カヴール「うふふっ、これでさっきのキスを上書きできました♪」

アヴィエーレ「…む、協同撃墜は同時じゃないと認められないよ」

フィエラモスカ「なるほど…今度、潜水艦の娘たちに教えてあげましょう「食べ物のかけらが口に付いているわ」といえばキスできると♪」

提督「…もう出てくるから準備しなさい///」
768:2017/09/09(土) 02:45:56.25 ID:
カヴール「あ、出てきましたよ…っ、いけません!」建造装置からシューッと赤と緑の炎が噴き出し、カヴールはとっさに提督をかばう

提督「…消火器!急いで!」

アヴィエーレ「了解!」慌てて駆け出し消火器を渡した…

提督「…待って!……何ともないみたい…」提督は消火器を床に置いた…額からは冷や汗がどっと出ている……


…なんでもないように出てきたのは大型潜らしい競泳水着姿の六人。明るい金茶髪の髪に大型潜らしいボリュームたっぷりの胸、おまけに脚がすらりと長いので実際よりも大きく見える…一列に並んで敬礼している六人に、心臓がまだどきどきしたままの提督は答礼し、それから一人づつ順繰りに頬へキスをし手を握った…


提督「ようこそ、タラント第六鎮守府へ…司令官のフランチェスカ・カンピオーニ少将です、よろしくね」初対面の挨拶だと言うのにかたことで、頬へのキスもおざなりな感じになっていた…

大型潜「はい、よろしくお願いします♪…大型潜マルコーニ級、グリエルモ・マルコーニです……ここは百合の波長が強い気がしますね♪」

提督「…そうかしら?……さて、あなたの名前を教えてくれる?」にっこりしてくれたマルコーニにもうわの空で、操り人形そこのけのギクシャクした動きで隣の艦娘と挨拶した

大型潜「はい、同じくマルコーニ級。マッジォーレ・バラッカです、なにとぞよろしく…可愛い提督さん♪」

提督「ありがとう……はい、お次はあなたね…はじめまして」

大型潜「ミケーレ・ビアンキだ…貴君はイタリアを愛しているか!」仰々しい態度と叩きつけるような言い方に提督はまた驚いた…

提督「もちろん…イタリアは大好きよ、あなたと同じようにね……ん」ほっぺたにキスをするとビアンキは真っ赤になった…

ビアンキ「な…いきなり何を!……まぁ、その、何だ…とにかく結構だ///」

提督「よかった…さてと、あなたは?」

大型潜「大型潜マルコーニ級…そして歴史に残る大天才、レオナルド・ダ・ヴィンチだよっ!…よろしくねっ♪」羽根飾りつきの帽子、飾り付きの杖に試験管を持ち、ウィンクをしてキスをしてきた

提督「どうも…偉大な天才を迎えられて光栄です」

ダ・ヴィンチ「もう、提督さんは固いなぁ…もしかして着任の花火が地味だったかなっ☆」

提督「…え?」

ダ・ヴィンチ「イタリア色の花火…綺麗だったでしょ、ね♪」

提督「…あの、建造装置から噴き出したアレ?」

ダ・ヴィンチ「そうそう♪」

カヴール「…少し離れましょう」…すすっ

アヴィエーレ「あほ面下げて爆心地…って言うのはいただけないからね」…すすすっ

提督「そう、花火だったの…」

ダ・ヴィンチ「そうだよっ♪」

提督「すぅー……驚かさないでちょうだい、事故でも起きたのかと思ったでしょう!」

ダ・ヴィンチ「!」

提督「全くもう!…消火器を持ち出してとんでもない騒ぎになるところだったのよ!?」

ダ・ヴィンチ「……それは…ごめんなさい」

提督「……でも、花火と分かっていたなら綺麗だったわ…二度と建造装置ではしないでね♪」

ダ・ヴィンチ「…分かったわ、提督。驚いていたからあんなに固かったのね♪」

提督「あの、ダ・ヴィンチ…話し方が?」

ダ・ヴィンチ「ふふ…花火で驚いてくれなかったようだから、話し方も変えてみようかと思ったの。普段はこうよ、提督さん…改めてよろしくね♪」

提督「ええ、よろしく……ふふ、ようやくキスの感触が戻ったわ♪」

大型潜「ふぅ…ダ・ヴィンチはいつもこうだから…アレサンドロです、コモ・エスタ?」スペイン語で「ご機嫌いかが」と言ってきたアレサンドロはスペイン風の黒い三角帽子、袖口にレース飾りのついた上着を羽織って剣を提げている

提督「ムイ・ビエン(大変いいです)…ちょっと肝が冷えたけど……さて、貴女は?」

大型潜「ボンジョルノ、ルイージ・トレーリです。…これでも以前はジァポーネまで航海したものですよ♪」日本まで行った証か、髪にヒスイの髪飾りをつけ、きらきらした瞳と賢そうな顔立ちでぐっと美人に見える

提督「よろしく…そして、お帰りなさい♪」ちゅっ♪

トレーリ「んっ…ふふ、久しぶりのイタリアだからとっても嬉しいっ♪」

提督「そうよね…さ、準備は出来ているからお昼にしましょう♪」

トレーリ「了解、提督さん♪」

………
769:2017/09/09(土) 10:26:20.41 ID:
…食堂…

マルコーニ「わぁ、これはすごいですね♪…パルマの生ハムに……トマトの冷菜…♪」

ダ・ヴィンチ「蟹のニンニク風味…ごちそうなんてものじゃないわね♪」

アレサンドロ「すごい…パエーリャまであるじゃないの!」

フェラリス「ふふん…♪」

ガリレイ「…本場の味よ♪」

提督「海鮮が多いからワインは白にしましょう。ポーラ、どんなワインがいいかしら?」

ポーラ「そうですねぇ~、普段ならぁ、イタリアの白をすすめるところですがぁ~……さっぱりと冷やしたシャブリでどうでしょう~?」

提督「ポーラがそういうならシャブリで♪」

ポーラ「了解ですよぉ~…そ~れぇ♪」ポンと栓を抜き、グラスに注いでくれる…

提督「はい、ありがとう…さ、冷めないうちにどうぞ?」

トレーリ「では、いただきまぁす…♪」

バラッカ「はぐっ……んむんむ」

ビアンキ「どれ、頂くとしようか……んっ!」

提督「大丈夫?…喉につかえたの?」

ビアンキ「んんぅ♪…何と言う美味、制作者のイタリアへの愛がひしひしと感じられる!」

提督「…だそうよ、ディアナ♪」

ディアナ「よかったです…今日はガリレイとフェラリス、エリトレアにトリチェリも手伝ってくれましたから、いっぱい献立を増やせました」

提督「確かにすごいごちそうね…お皿がたくさん」

トレーリ「あぁ、久しぶりのイタリア料理…美味しいよぉ……」

エリトレア「わぁ、よかったです♪…そういえばトレーリ、私のこと覚えてます?」自分を指差したエリトレア…今日は青のプリーツスカートにピュアホワイトのブラウス、金の首飾りとシンプルで、身体のスマートさが際立っている

トレーリ「もしかして……エリトレアかな?」

エリトレア「そうですよぉ、トレーリもやっと来てくれましたねぇ♪…んー、ちゅぅぅ…ぷは♪」

トレーリ「んちゅぅぅ♪……ぷはぁっ、別れてから長かったけど会えて嬉しいっ♪」

提督「ふふ…素敵な光景ね♪」

カヴール「感動の再会が、ですか?…それとも、可愛い女の子同士の口づけが…ですか?」

提督「ふふ、もちろん両方ともよ♪」そう言って周囲の様子を見まわした…

ビアンキ「…これこそイタリアだ!……んー、うまい!」はす向かいのビアンキはディアナが生地から作った最高の「ピッツァ・マルゲリータ」を頬張っている

マルコーニ「トト…トトン…トトト、トントン…トト……」隣ではもぐもぐと口を動かしつつ、テーブルを指で叩くマルコーニ…

チェザーレ「…分かった、じゃあグラスを」

マルコーニ「トトト、トン…トトン、トントン…トト、トン…トン…」

ディアナ「そうですか、よかったです♪」

提督「マルコーニ、無電の発明者なのは分かるけど…ちゃんと口で言わないとだめよ?」たしなめる提督

マルコーニ「トトン…トトトト、トン…トトト、トン…」

提督「え?…「口に頬張りながらしゃべるのはマナーが悪い」……まぁ、それはそうね。でも、何か取って欲しいなら口で言わないと失礼にあたるわ♪」

マルコーニ「……トン、トトト…トントン…トト……トトト、トン、トト…」

提督「なになに?……「食事が美味しいから話している時間が惜しい」ねぇ…気持ちは分かるけど…ふふっ♪」よく見ると皿にたっぷりと料理を盛り、口にもいっぱい食べ物を詰め込んでいる…

チェザーレ「ま、今日だけは多めに見てあげようじゃないか。提督♪」

提督「ふふっ、そうね♪」

マルコーニ「…トトト…トン、トト…トントト…トン」

提督「えぇ?…「ありがたいお言葉。謝す」…ふふ、今回だけだから。それに慌てなくても料理はたっぷりあるわ♪」

マルコーニ「むぐ…ごくん……ふぅ、それなら安心ね」

770:2017/09/11(月) 01:08:14.85 ID:
…食後…

提督「ね、言った通りだったでしょう?」

マルコーニ「そうね……食べ過ぎたわ……」お腹をさすり、だらしなく椅子に座っている

提督「ふふ、ここの食事は美味しいものね♪」

カヴール「そうですね…でも、ごちそうもいいですが、もう少し歓迎の雰囲気を出してあげたいですね……」

チェザーレ「ふむ、確かにな……諸君!」席を立つと、つかつかと演壇に歩み寄って声をあげた…マイクを入れていないにもかかわらず、大きな食堂の端まで朗々と声が響く……

提督「わ!……チェザーレ、いったいどうしたの?」

チェザーレ「よくぞ聞いてくれた、提督…せっかくマルコーニ級の諸君が来てくれたこともあるし、食後に少しばかり娯楽が欲しいとは思わないかな?」

フレッチア「賛成!…楽しいのは好きよ♪」

フォルゴーレ「同感♪」

チェザーレ「それは結構♪…では、皆で何か披露しようではないか」

ダルド「じゃあ……提督、歌ってよ!」

アッテンドーロ「いいわね…提督の歌、聞きたいわよ♪」

提督「うぇ!?…そんなこと言っても……食べたばっかりで動きたくないし…」

カヴール「まぁまぁ…せっかくですし。一曲だけでいいですから…ね♪」

提督「…分かったわ。マルコーニたちの着任祝いにね……代わりに、みんなも何かやってよ?」

カヴール「はいはい♪」

アオスタ「では、進行は私、アオスタがお送りします!」戦後ソ連へ引き渡されたせいか、司会や演説、委員長役には目がないアオスタ……マイクを入れると演壇に両手を突いた…

チェザーレ「ふむ、では頼むぞ」アオスタに任せ、よっこらしょと席に座るチェザーレ

提督「もう……レコードはあるかしら…あった」カヴールたちに背中を押され立ち上がると、ごそごそとレコードプレーヤーの下にあるレコード入れから一枚取り出し、セットした…

アオスタ「えー、まずは我らが提督です!…穏やかな表情、優しい顔だちに似合わず有能、かつ無類の口説き上手である提督……曲は…」

提督「花のささやき(イン・ウン・フィオーレ)」

アオスタ「イン・ウン・フィオーレ!……この曲は66年サン・レモ音楽祭でウィルマ・ゴイクが歌って見事入賞した曲となっております、甘酸っぱい歌詞と歌声でお楽しみ下さい…提督、どうぞ!」言い終えるとちょうど前奏が終わって曲に入った…


提督「♪~セー、ノン、コッリ、トゥポタル、ヴェ、ディーレぇぇー…レー、コッセ、ベッレ、ケスタンノ、イントゥルノ、ア、テ…」
(急がなければ、あなたのまわりにある美しいものが見られるの)

提督「♪~ノンサぁぁ…イ、ケイウン、フィオーレ、チェ、ウン、モンピェノァモーレ!」
(あなたは知らない、一つの花の中にさえ愛いっぱいの世界があることを)

提督「…ノン・サイ、ケ、ニェメオッチィ、ケ・アモーレ、ペルテ…♪」
(あなたは知らない、私の瞳の中は、あなたへの愛でいっぱいなことを…)

…甘い歌詞に合わせてぱちりとウィンクと投げキッスを送る提督に、小柄な駆逐艦たちはきゃあきゃあ言って手を振る…

龍田「うふふ…♪」ふとももに置かれた手をそっと近づけると、手を握ってくれるようにうながした…

百合姫提督「まぁ、フランチェスカったら…可愛い♪」足柄、龍田やミッチャー提督、エクレール提督と一緒に前の方に座らせてもらった百合姫提督はそれに気づかないまま、投げキッスに応えてにっこりしている

龍田「…」

足柄「……ちょっと」

百合姫提督「どうしたの、足柄?…フランチェスカ、可愛いわよ♪」

提督「グラツィエ♪…みんな、拍手喝采をありがとう……ちゅっ♪」最後に両手で投げキッスを送ると、またきゃあきゃあと歓声が上がった…

百合姫提督「お疲れさま…とっても上手ね」

提督「そう?……姫がそう思ってくれて嬉しい♪」

龍田「………」

771:2017/09/11(月) 02:10:18.95 ID:
マルコーニ「上手でしたよ…///」

トレーリ「…とっても魅力的でした///」

ビアンキ「何だあの歌は!…軟弱な歌だな……その、まぁ…上手だとは思うが///」

アレサンドロ「ムイ・ビエン!(よくできました)…とっても上手だったわ♪」

提督「グラシアス…ほめてくれてありがとう♪」

百合姫提督「とっても綺麗な声だったわ…フランチェスカの歌、また聞かせて?」

提督「そうね、姫の頼みだもの♪」

百合姫提督「嬉しい…♪」

龍田「……私も一曲いいかしらぁ」

アオスタ「はい、もちろん!…あ、ただレコードやCDに日本の曲がないので……」

ミッチャー提督「なに、龍田は日本の曲を歌いたいの?……ソーリィ…フレッチャー、脚の速い所で部屋から私のラップトップとコード類一式を持ってきてくれる?」

フレッチャー「アイアイ・マーム!…そんなのピース・オブ・ケークよ♪」だっ…と駆けだしてすぐ戻ってきた

ミッチャー提督「センクス♪…で、曲のタイトルは?」ノートパソコンを立ち上げ、食堂の音響機器にコードをつないだ…

龍田「…」小声でタイトルを告げる…

ミッチャー提督「オーケイ♪……えーと、地域は…国際……コードよし、モデム状況…二次関数曲線とコリオリ変数からのデータ調整…フィボナッチ数列的換算処理からの……」ぶつぶつ言いながらキーを目まぐるしく叩く…

提督「すごいわね…私にはちんぷんかんぷんだわ……」

ミッチャー提督「…ここの光ファイバー通信、軍用の割にだいぶ遅いみたいね……まぁいいわ。龍田、こっちはオーケイよ♪」壁に字幕が出るように、置いてあったプロジェクターを据えてカーテンを閉めた…

龍田「うふふ…ありがとうございます」

足柄「…」冷汗をかき、ごくりと唾をのんだ…

アオスタ「つづいては、遠路はるばる日本からいらっしゃった百合野提督、そしてその随伴艦としてここに滞在しております軽巡「龍田」です…本来はお客様でありながら、マルコーニ級歓迎のためにステージに立っていただきました…どうぞ!」

龍田「うふふっ…この曲をうちの提督に贈るわぁ「天城越え」よぉ…♪」小袖姿の龍田に似合う、鼓と尺八の前奏が響く…


龍田「♪~隠し、きれない…残り香が…いつしか、あなたに……浸みついた…」

提督「まぁ…大人の雰囲気ね」しっとりした歌声に聞きほれ、小首を傾げて目をつぶった…

カヴール「…いわゆる「演歌」というものでしょうね」

龍田「♪~…誰かに盗られる…くーらーいなら…あなたを…殺して……いいですか…」百合姫提督に熱っぽい視線が向けられる…

提督「…えっ?」穏やかでない歌詞に目を開けた…どう見ても龍田のこめかみに青筋が立っている……

リベッチオ「うぇぇ……怖いよぉ…」

マエストラーレ「…確かに…脚ががくがくするわ……」

龍田「♪~…寝乱れて…隠れ宿…九十九折…浄蓮の滝ぃぃ……舞い上がりぃぃぃ!…揺れ堕ちるぅぅ…肩の向こうに、あなた…山がもぉぉえるぅぅぅ…!」こぶしの効いた歌声に殺気まで感じる……

足柄「あぁもう…やっぱり……駆逐艦なんか泣きそうじゃないの…」

百合姫提督「…あとで謝らないといけないわね」

足柄「まぁ…こういう所も含めて龍田なんだから、どうしようもないけどね……」


…歌い上げた龍田が戻ってくると、そばの駆逐艦や潜水艦たちがすっと引いた…


龍田「急に離れてどうしたのぉ?……もっとお話しましょうよ…ぉ♪」

フィンチ「…い、いや!…その、今はもう結構というか……あー、食べてすぐおしゃべりすると牛になると言いますから!」

龍田「ふふ、面白い潜水艦さんねぇ♪……牛さんなら牛鍋にしていただこうかしらぁ♪」

フィンチ「…ひっ!」

提督「…フィンチ、おいで?」

フィンチ「……おぉ怖かった…くわばらくわばら」

龍田「うふふ…♪」

………
772:2017/09/12(火) 00:57:45.23 ID:
…数十分後…

龍田「あらぁ?…提督、飲み物が空っぽよぉ。取って来るわねぇ♪」

百合姫提督「ええ、ありがとう……ふふ、でも嬉しい///」

足柄「何が?」

百合姫提督「龍田が嫉妬してくれるほど私のこと好きだなんて…あぁ、顔が熱くなってる///」真っ赤になった頬を両手で押さえている

足柄「はぁ…「あばたもえくぼ」とはよく言ったものね……私なら怖くて震え上がるわよ」呆れかえってステージの方を向いた…

提督「ふふ、姫はそういう所があるから…あら?」

ミッチャー提督「いやぁ、せっかくもてなしてもらっているから私たちも何かしないとね…♪」ビッグ・Eとフレッチャーを左右に引き連れ、マイクスタンドの位置を調整している…

アオスタ「曲は何でしょう?」

ミッチャー提督「うーん…最近の、艦娘がいる鎮守府といえば「入ったら出られない素敵な所」だけど……そうきたらこの曲よね「ホテル・カリフォルニア」♪」

アオスタ「分かりました…イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」です♪」

♪~…曲が流れ始め、ミッチャー提督の少しかすれたハスキーな声にエンタープライズのしっかりしたハスキーな声、フレッチャーのちょっと高めでクリアな声が上手く響く…

ミッチャー提督「♪~ウェルカム、トゥ、ザ、ホテル、キャーリフォーニア…サッチ、ア、ラヴリープレイス…サッチ、ア、ラヴリープレイス……」

提督「…まぁ、上手だったわ♪」スタンディング・オベーションで迎えた提督たちにミッチャー提督は苦笑いした

ミッチャー提督「よしてよ♪…サンディエゴでこれをやるとウケるからって覚えただけなんだから」

エクレール提督「シャンパンに氷を入れるなんてフランスでは絶対にしませんわ」へそ曲がりが自慢のフランス人だけあって、歌詞にまで文句をつける…

提督「ふぅ、相変わらずだこと…」

カヴール「まぁまぁ…エクレール提督もとっても素敵でいらっしゃいますよ♪」

エクレール提督「っ…冗談はいやですわ///」普段はお高く止まっているエクレール提督も、カヴールほどの美人にささやかれるとまんざらでもないらしい…

ジャンヌ「…コマンダンに手を出さないで下さい!」

カヴール「手なんて出しませんよ…私には提督がいますから♪」提督をぎゅっと抱きしめるカヴール

提督「わっ…んむぅぅ///」ずっしりした柔らかい胸に挟み込まれ、息も出来ない提督

カヴール「…さて、フランスの娘さんが嫉妬してしまうといけませんし……提督、そろそろ午後の執務に行きましょうね♪」

提督「むぅ、むぅー…ぷはぁ!…わかりました、執務ね」

アオスタ「では私が適当な所で切りあげさせますから」

提督「お願いね…それじゃあ、また後で」引っ張られるようにして提督は出て行った…


………
773:2017/09/12(火) 01:57:16.18 ID:
…あちこち脱線してばかりですが、とりあえず忘れないうちに艦娘紹介を…


大型潜水艦…マルコーニ級。1940年生まれ。六隻


単殻、サドル・タンク付き構造の大型潜水艦。大型潜水艦「ブリン」級、「リウッツィ」級の発展型で、「戦前に作られた航洋型イタリア潜の中では最良のタイプ」とされる、戦果を挙げた艦もあったが、戦局の厳しさから「ルイージ・トレーリ」以外の全艦が失われている

排水量1175トン/1465トン。
主機3600馬力(ディーゼル)/1500馬力(電動機)で速度は17.8ノット(水上)/8.2ノット(水中)

兵装は533ミリ魚雷発射管4門(艦首)/4門(艦尾)、100ミリ単装砲1基(司令塔前部甲板)、13.2ミリ連装機銃2基(司令塔後部張り出し上)


…特にエピソードとして有名なのは「ルイージ・トレーリ」で、大型潜「コマンダンテ・カッペリーニ」などと同じように実入りの少ない南大西洋での作戦行動から引き上げられ、ボルドーの前線基地「ベタソム」で輸送潜水艦に改修、貴重な戦略物資を搭載して日本へ出航…サバンまで到着した所でイタリアが降伏、一部乗員は志願して残留し、ドイツ軍「モンスーン・グルッペ」に編入されて「UIT.25」となったが神戸に来着した所でドイツも降伏…呉所属の「伊五〇四」潜として敗戦を迎えた……伊・独・日の軍艦旗を掲げるという数奇な運命をたどった潜水艦で、最後は米軍によって海没処分となった

…また、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」は英地中海艦隊のパトロールが厳しい地中海、途中からは戦果の少ない南大西洋やインド洋をドイツに割り当てられたなかで善戦し撃沈18隻、12万5633トンというイタリア潜で一番の戦果を残し、「アレサンドロ」はイタリア潜で大西洋初戦果をあげている

………

艦名の由来は

「グリエルモ・マルコーニ」が海軍的にも重要な無線通信の発明者でノーベル賞受賞の科学者
「ミケーレ・ビアンキ」は右翼活動家
「レオナルド・ダ・ヴィンチ」は潜水艦も発明していた歴史に残る偉大な大天才
「ルイージ・トレーリ」は1810~87年にいた愛国者で政治家
「マッジォーレ・バラッカ」は日本語の資料にはなく詳しいことはよく分からない…
「アレサンドロ」は当時のスペイン海軍の士官として世界を冒険した航海者「アレサンドロ・マラスピーナ」

………

艦娘「マルコーニ」級は可愛い顔に反して巨乳で、すらっと脚が長いので大柄に見える。


「マルコーニ」は時々しゃべらずモールスだけで会話することもある面倒くさがりで、「ビアンキ」は右派活動家だけあってイタリア的な物やことがらに熱心で声が大きい。甘々な生活を送っている提督たちを「最近の娘はたるんでいる」と怒るが、せまられると期待で真っ赤になってしまう所も…
「ダ・ヴィンチ」は戦果も多く、潜水艦たちの尊敬と大天才の名前をほしいままにしているが、怪しい実験やらトンデモな発明品で周囲を振り回す「嵐を呼ぶ錬金術士」である。「トレーリ」は日本特産のヒスイの飾りものを髪につけていて、甘い声にきらきらした瞳がチャーミング。とにかくイタリアに戻れたことが嬉しくて仕方ない様子で、堅苦しかったドイツや日本に比べ年中いちゃいちゃできる空気を歓迎している
「バラッカ」は穏やかな性格で姉妹にも愛されているが、他の偉人に比べて地味なのが気になっている…「アレサンドロ」はスペイン航海者風に黒と白いレース飾りのついた服に剣を差し、大きい帽子を斜めにかぶっている

………
776:2017/09/14(木) 01:52:47.23 ID:
…執務室…

カヴール「提督♪」

提督「はぁーい…どうしたの、にこにこして?」

カヴール「分かってしまいますか…ふふっ♪」

提督「ええ、分かるわよ♪…それで?」

カヴール「…明日は執務がありませんね?」

提督「そうね、ちょっと車のメンテをしたくて…」

カヴール「…と、言うことは車を動かしますよね?」

提督「まぁ、そうなるわね……何かお買いものでもしたいの?」

カヴール「あら…分かってしまいました?」

提督「それは、まぁ……車の運転を覚えたいって訳じゃあなさそうだもの。……タラントはちょっと距離があるし、近くの街でいいかしら?」

カヴール「ええ、もちろんいいですよ♪」

提督「ところでカヴール。悪いけど、お買い物だから他にも誰か乗ってもらうし「二人きりでデート」…っていうわけにはいかないけど、それでもいいかしら?」

カヴール「構いませんよ、私もお買いものがしたいだけですし……提督とはたくさん交戦させてもらっていますから満足です♪」

提督「もう…またそういう恥ずかしいことを言う///」

カヴール「ふふ、嘘はつけない性格ですから…提督は優しいですし、甘くって柔らかくって…とっても素敵ですよ♪」

提督「止めてよ…照れるわ///」

カヴール「まぁ、赤くなって可愛い…♪」提督の手をつかんで両手を包み込み、じっと眺めてくる…

提督「あぁ、もう…この書類、今のうちに終わらせたかったのに///」…ちゅっ♪

カヴール「ん、ちゅっ♪……さぁ、ベッドに行きましょう♪」

提督「もう、強引なんだから…」

カヴール「ふふ、提督が可愛いのがいけないんですよ……さ、脱ぐところを見せて下さいな♪」

提督「もう、せかさないで…っ///」上着を椅子にかけ、黒のレースがついたブラを外そうと身体をよじる…と、ノックの音が響いた

提督「!」

カヴール「…どうぞ寝室で着直してください、私が出ます……はい、どなた?」

提督「…お願いね」寝室に駆け込みドアを閉めた

ファー・ディ・ブルーノ「失礼します…おや、提督は?」

ブリン「こちらかと思って来たのですが……」

カヴール「提督ならシャワーを浴びに行きましたよ…何か御用ですか♪」

ブリン「いかにも。…例の「犬と猫の飼育マニュアル」で分からないところを潜水艦の間でまとめてきたから、それをお渡ししようと思って」

カヴール「まぁまぁ…しっかり読み込んでいて偉いですね♪」

ファー・ディ・ブルーノ「いやいや…まとめ役として少しはいい所を見せないといかんから、ね」

カヴール「ふふ、頼もしいですね♪…では、これは提督にお渡ししておきますので」

ブリン「よろしくお願いする……ところでカヴール」

カヴール「はい、何でしょう?」

ブリン「提督はシャワーを浴びるのにブラウスまで脱いで行ったのかね?」

カヴール「…いえ、これは汗ばんでいるので先に着がえて……これは私が、後で洗濯場に持っていくつもりですよ」

ブリン「そうかね…ま、ほどほどしたまえよ♪」

ファー・ディ・ブルーノ「うむ…「昼間砲撃戦が得意だから」といってあんまり昼から盛っていると、われわれ潜水艦は口さがないから「ド級戦艦」じゃなくて「ド級性欲艦」だ、などとからかわれるぞ?」

カヴール「むぅ……だったらリットリオはどうなのです?」

ブリン「ははは、あれはそもそもそういう艦だよ…「超ド級」の色ボケ戦艦だからな♪」

…リットリオ居室…

リットリオ「…くしゅんっ!」
777:2017/09/14(木) 02:04:10.92 ID:
>>777get
780:2017/09/15(金) 01:17:06.30 ID:
>>777 おめでとうございます♪

>>778 えーと、調べてみましたが、「PGC10」っていわゆる「初代」ですよね?……何となく運転は苦手な百合姫提督なので車は大人しいのを選ぼうかなと思っていたのでどうでしょう…?
……でもありがとうございます。小ネタとしてぜひ使いたいと思います



>>779 グラツィエ♪……ザラ級はWW2でツいてなかったですが、列強の一万トン重巡の中で群を抜いて(デザインも性能も)いい艦なので、せめてSSの中だけでも仲良く活躍させてあげたかったですし、気に入ってもらってよかったです……


…個人的にはイタリア艦に目覚めさせてくれたR・モンテクッコリ級軽巡がお気に入りですが、リットリオ級のたおやかで優雅なデザインも嫌いじゃありません……野上隼夫さんのイタリア軍艦の絵は写真かと思うほど写実的で美しかったです…あと、知らなかった頃はイタリア巡の主砲塔のコンパクトさと、主砲二門の間隔が狭いのが他国の砲塔に比べてお洒落に見えて……実際は悪影響が多かったと知ってがっかりしたものです……


ちなみに日本では妙高型重巡か改修前(15.5センチ三連装砲塔)の最上型重巡(実際は積み込み過ぎで窮屈かつトップヘビーだったと知って残念でした)、駆逐艦は旧峯風型・神風型(特型の前に作られた艦首楼があるタイプで、結構頑丈だったとか)、改松型あたりです…

…イギリスではE級(エメラルド級)軽巡か、「40ノットは出た」という最高の敷設巡アブディール級、ハント級4型駆逐艦とかです…

…アメリカは…趣味的にはあんまり……ミズーリは良く戦ったですし、エセックス級空母や護衛空母の数々、リバティ船なんかは戦勝の原動力ですしすごいなと思いますが……と言ったところです

781:2017/09/15(金) 02:20:21.27 ID:
…翌日…

提督「おはよう、みんな…昨日の夜伝えたけど、今日はそこの町で買い物をしてくるから、リストがある人はカヴールに渡してね♪」

セラ「ふふ、初めてのお小遣いが出ましたから…楽しみです♪」

エモ(マルチェロ級大型潜)「分かります…私もです♪」ぱぁっ…と明るい表情を浮かべるエモは、由来になった提督が「アンジェロ・エモ」だけに、アンジェロ(天使)のように無垢で可愛らしい笑みを浮かべた…

カヴール「よかったですね…さ、受け取りますよ♪」…大荷物でも動きやすいよう薄手のハイネックセーターと栗色スラックス姿のカヴールは、艦娘たちからの「お買いものリスト」を次々に受け取る…

提督「え…そんなにあるの?……ここのトラックにした方がいいんじゃないかしら」鎮守府にあるフィアットのぽんこつ小型トラックをひきあいに出した

カヴール「もう、提督はせっかくのお買いものにトラックを使うおつもりなんですか?」むぅ…と頬をふくらませてみせるカヴール

提督「いえ、だって…ねぇ。配送をお願いしても今日中にはつかないわよ?」南イタリアらしいのんきな気風は遊びにはいいが、注文や配送を頼むにはあまりむいていない…

カヴール「ふふ、みんな分かった上で頼んでいますから…♪」

提督「そう?ならいいけど…」

カヴール「それより、一緒に乗る娘たちですが…」

提督「ええ」

カヴール「機雷敷設潜のピエトロ・ミッカと、駆逐艦のアヴィエーレです」

ミッカ「今日はご一緒させてもらいます♪」大戦中は輸送任務に明け暮れた大型潜ピエトロ・ミッカはさっぱりした青いカットソーにひらひらした軽やかなスカートで、身体が動くたびに胸が弾んだ…

提督「ええ…いいわね♪」

カヴール「…♪」きゅっ…とふとももをつねる

提督「あいたっ!……で、もう一人はアヴィエーレね♪」

アヴィエーレ「最近は一緒になることが多いね…嬉しいよ♪」オールバックの髪にサングラス、砂色の開襟シャツと綿パン、革のサンダル…と、相変わらず航空兵らしいスタイルのアヴィエーレ…

提督「私もよ…護衛はよろしくね♪」

アヴィエーレ「お任せあれ」

カヴール「…では提督が車のメンテナンスを終えるまで、私たちはテラスで待機していましょう」

アヴィエーレ「シィ。了解だ」

ミッカ「はい、そうしましょう」

提督「じゃあ終わったら車を回すわね」

………

…しばらくして・車庫…

提督「ふぅ…どれどれ」…提督は髪をまとめて頭に巻きつけ、汚れてもいいように袖口のほつれたTシャツと余っていた軍用のつなぎ、作業用の手袋を身に付けてボンネットを開けた

提督「んー…コード類は大丈夫そうだし、ファンベルトも張ってる。オイルもバッテリー液もあるし……錆もオイル漏れもなさそうね……」今度はガレージによくある車輪付きの板で車体の下に潜りこんだ…

提督「こっちも大丈夫、と……」ディスクブレーキの汚れやすり減りを見て、タンクやパーツのガタつきがないか触ってみた……

提督「よいしょ…あら、どうしたの?」

ミッチャー提督「よっ…いや、車は好きだからのぞきに来たのよ♪」提督が下から滑り出ると、逆さまに見えるミッチャー提督がのぞきこんでいた

提督「この車、どう思う?」

ミッチャー提督「ランチア・フラミニア?いいんじゃない、格好いいわ♪……でも、結構なクラシックでしょ?よく見つけたわね?」

提督「ふふっ、中古のを捨て値で買って地元のガレージで直していったの…最初は目も当てられなかったわ♪」タイヤのドレッドと空気圧を確認する…

ミッチャー提督「へぇ…意外だね。…フランチェスカは油まみれになるようなことはあんまり好きじゃないと思ってたよ」

提督「どういたしまして♪…母の影響かも知れないわ、「車は女の子なんだから、優しくしてあげなきゃだめよ」って言うのが口癖だから」

ミッチャー提督「へぇ…いい心がけだね」

提督「あと…「せっかく可愛い女の子と約束してドライブデート…なんて時に、故障なんてしたら目も当てられないわよ?」って言ってたわ♪」

ミッチャー提督「ぷははっ!…フランチェスカのお母さんらしいね」

提督「ね、我が母親ながらおかしかったわ♪」

ミッチャー提督「…何か手伝おうか?」

提督「ありがとう、でも大丈夫…何にも問題なかったわ」

ミッチャー提督「そりゃよかったね。ドライブ、楽しんできなよ♪」