1: 名無しさん 2018/01/18(木) 21:23:23.43 ID:Sa6t/V2D0
キャラ崩壊は無いように気を付けますが、あったらごめんなさい。
卯月とPの仲がとても良いです。舞台は5階建ての事務所です。
タイトル通り、普通の話です。

恵比寿凛とかベストテンとか至極真面目なSSを書いてます。ですが独特な作風らしいです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516278203

引用元: ・【デレマスSS】島村卯月「卯月の1日」

2: 名無しさん 2018/01/18(木) 21:31:13.82 ID:Sa6t/V2D0
0階 23時・屋上

モバP「綺麗だ」
島村卯月「・・・それもまた嘘ですか」
モバP「本心だ」
卯月「・・・嬉しくないです」
モバP「・・・ふーん」

3: 名無しさん 2018/01/18(木) 21:55:55.95 ID:Sa6t/V2D0
1階 9時・事務所入り口

卯月「おはようございます、プロデューサーさん」

モバP「おはよう卯月、偶然だな・・・いや卯月、早くないか?」

卯月「・・・?」

モバP「・・・あれ、覚えてないとかやめてくれよ」

モバP「卯月今日夜から撮影だろ、だから午後から来ても構わないって」

卯月「・・・ああ、その件ですか」

モバP「・・・忘れてた?」

卯月「むう、忘れるわけ無いじゃないですか」

卯月「・・・ママと喧嘩したんです」

モバP「・・・マジ?」

卯月「・・・マジのマジです」

モバP「・・・何で?」

卯月「乙女に聞いちゃいますか?それ」

モバP「あ、悪い」

卯月「将来の旦那さんはプロデューサーさんがいいなって話してたら、怒られました」

モバP「」

卯月「それだけです」

モバP「・・・マジかよ」

卯月「・・・」

卯月「嘘ですよ?」

モバP「・・・」

モバP「ああそっか・・・だよなあ」

卯月「本当は、事務所にはプロデューサーさんに会いたくて早く来たんですよ」

モバP「・・・おう」

卯月「あ、でもママにはプロデューサーさんとの結婚の話しましたよ」

モバP「え」

卯月「そしたら応援されました」

モバP「・・・どこからどこまでが嘘なんだよ」

卯月「どうですかね、早く行きましょう♪」

モバP「・・・うす」

5: 名無しさん 2018/01/18(木) 22:26:03.97 ID:Sa6t/V2D0
2階 11時・レッスンルーム

卯月「ふう・・・頑張りました・・・」

安部菜々「あ、卯月ちゃん、お疲れ様です」

卯月「あ、菜々ちゃん!お疲れ様!」

菜々「菜々はもうヘトヘトです・・・」

卯月「私ももう疲れちゃったよ・・・」

菜々「いやいや、卯月ちゃんは若いです・・・」

卯月「えへへ・・・ん?」

菜々「」

卯月「菜々ちゃんは同い年でしょ?」

菜々「」

菜々(墓穴を掘る、とはこういうこと何でしょうか)

菜々(完全に気が緩んでいました)

菜々(落ち着いて、打開策を考えましょう、菜々、頑張ります!」

菜々「・・・実はですね」

卯月「・・・うん」

菜々「菜々、17歳じゃないんですよ」

卯月「・・・え」

菜々(これはもう賭けです)

卯月「・・・」

卯月「・・・あ!そういうことか!」

菜々(よし!、菜々、やりました!」

卯月「菜々ちゃん、今年はそういう嘘で行くんだね」

菜々「ええ・・まあ・・・はい!」

卯月「危うく騙されるところだったよ菜々ちゃん、嘘つくの意外に上手?」

菜々「・・・はい、まあ・・・?」

菜々(胸が痛いです)

卯月「後でそれプロデューサーさんにもやってきなよ、きっと驚くよ!」

菜々(それは無理です・・・!)

6: 名無しさん 2018/01/18(木) 22:27:13.71 ID:Sa6t/V2D0
>>5違います(ドヤ村卯月)

7: 名無しさん 2018/01/18(木) 22:40:34.58 ID:Sa6t/V2D0
3階 1時・食事スペース

卯月「・・・どうですか?」

モバP「・・・美味しい」

卯月「・・・よかったです」

モバP「まさか早く来ただけじゃなくて、弁当まで作ってくれてたとはな」

卯月「・・・迷惑でした?」

モバP「全然」

卯月「うれしいです」

モバP「朝早くから弁当作ってくれる卯月に俺は今猛烈に感動している」

卯月「・・・毎朝作ってあげてもいいんですよ」

モバP「・・・マジで?」

卯月「・・・お味噌汁を」

モバP「・・・マジか」

卯月「嫌ですか?」

モバP「嫌とかじゃなくて・・・その・・・」

卯月「えへへ、分かってます、冗談です、嘘嘘」

モバP「卯月・・・」

卯月「そういえばですけど、菜々ちゃん来ました?」

モバP「いや、知らんけど」

卯月「そうですか・・・」

卯月「あ、言い忘れてましたけどそのおいしい弁当、全部冷凍食品ですから」

モバP「それは流石に嘘だろ」

卯月「はい♪」

モバP「だろうな、・・・ぶっちゃけ冷凍食品はもっと美味いし、焦げないし」

卯月「・・・最低」

モバP「嘘嘘ごめんごめんまじでごめん美味しい美味しいマジ最高やばいやばい」

卯月「・・・ふん♪」

8: 名無しさん 2018/01/18(木) 22:54:03.14 ID:Sa6t/V2D0
4階 午後3時・仮眠室

モバP「・・・平然としてるな」

卯月「何がです?」

モバP「何がですじゃないよ」

モバP「平然と一緒の布団に入ってきたなって」

卯月「駄目ですか」

モバP「駄目だね」

卯月「でも私も寝たいんですけど」

卯月「今日夜から撮影なんですから」

モバP「・・・じゃあベッド変わるわ、俺寝なくていい」

卯月「・・・そうですか、おやすみなさい」

モバP「・・・」

卯月「・・・」

卯月「・・・おやすみなさい」

モバP「・・・」

卯月「何でそこに突っ立ってるんですか」

卯月「・・・一緒に寝たいんですか?」

モバP「違う}

卯月「そうですか、じゃあ出てってください」

モバP「・・・分かった」

モバP「・・・」

卯月「・・・」

モバP「・・・俺の負けだよ

卯月「さ、布団温まってますよ♪」

モバP「・・・今のは妥協だから」

モバP「・・・本当に俺が出ていったら悲しかっただろ」

卯月「自惚れないでください」

モバP「さようなら、おやすみなさい、一人で寝てください」

卯月「嘘です待って待って」

10: 名無しさん 2018/01/18(木) 23:13:38.74 ID:Sa6t/V2D0
5階 午後9時・オフィスルーム

モバP「菜々も早く帰れよ」

菜々「私はまだいいんですよ」

菜々「それより。菜々の気持ちにもなってくださいよ」

菜々「そんな自分の上司と自分の同僚のイチャイチャ話聞いて菜々は楽しいと思いますか」

モバP「幸せをシェアしたくて」

菜々「時に大人は17歳には残酷です」

モバP「あ、ここ俺しかいないんだからそういう嘘いいよ、17歳とか、ウサミン星とか」

菜々「・・・お気遣い感謝です」

菜々「そういや卯月ちゃんは私が17歳だって信じてます」

モバP「マジか」

菜々「マジです、今日もいろいろ口を滑らせたんですけど、私が17歳じゃないっていうのはエイプリルフールの嘘だと勘違いしてます」

モバP「そのピュアさがまたいい」

モバP「あ、それか、菜々が俺に話したいことがあるとか卯月が俺に言ってきたの」

菜々「ええ、それです」

モバP「どう反応していいかわからないよ」

菜々「・・・プロデューサーは何かつかないんですか?嘘」

モバP「え?」

菜々「卯月ちゃんに」

モバP「・・・ああ、軽い会話ではいっぱいついたり、つかれたりしたぞ」

菜々「それはただのイチャイチャです」

菜々「例えば、俺事務所辞めるんだとか、俺彼女できたんだとか」

モバP「良心が痛んで吐くから無理」

モバP「何が楽しくてあいつの心から傷ついた顔見なきゃいかんのよ」

菜々「・・・イチャイチャもここまでくるとすごいですね」

菜々「付き合っちゃえばいいのに」

モバP「まだ早いだろ、それに約束したからなあ・・・」

モバP「トップアイドルになるまで、全力で卯月を引っ張っていくって」

モバP「卯月にも、親御さんにも」

菜々「親御さんにも!?」

モバP「引退したらよろしくって応援されてる」

菜々「・・・凄まじいですね」

モバP「あ”あ”っ”うつ”きはかわ”い”い”な”あ”」

菜々「そういうのは良くないですよ、・・・そういえば卯月ちゃんは?」

モバP「ああ、着替えてるんだろ」

モバP「なんせ時間かかるしな」

菜々「え、何着るんですか」

菜々「・・・うそでしょ」

11: 名無しさん 2018/01/18(木) 23:32:14.28 ID:Sa6t/V2D0
屋上 23時過ぎ・撮影現場

卯月「・・・どうですか」

モバP「・・・すごい綺麗だ」

卯月「・・・それも嘘ですか」

モバP「本心だ」

卯月「・・・ふーん」

モバP「やっぱ似合ってるよ、東京の夜景と」

モバP「卯月のウエディングドレス」

卯月「5階建ての夜景ってちょっと低くないですか」

モバP「うるさいやい」

卯月「・・・でも、良かったです」

卯月「この衣装を一番先に、プロデューサーさんに見せることができて」

モバP「・・・うん」

卯月「・・・いつかまた、これ着ましょうか?」

モバP「・・・うん」

モバP「よろしくお願いします」

卯月「・・・本当?」

モバP「・・・エイプリルフールってことにしといて」

卯月「意気地なし」

モバP「・・・今日、いろいろと卯月に翻弄されてる気がする」

卯月「だってエイプリルフールですから、卯月の、一日目でしたから」

モバP「うまいこと言うじゃん」

卯月「えへへ」

卯月「でも、私の心はプロデューサーに翻弄されてるんですよ」

モバP「・・・好きだわ」

卯月「・・・」

モバP「・・・これもエイプリルフールってことにしといて」

卯月「むう・・・」

卯月「・・・ん?」

モバP「・・・?」

卯月「・・・今の」

卯月「時計見てください、時計」

卯月「もう、卯月の一日目じゃなかったです」

卯月「今の発言は四月二日のものでした」

モバP「・・・マジか」

12: 名無しさん 2018/01/18(木) 23:35:46.67 ID:Sa6t/V2D0
7階(菜々) 4月2日・事務所上空

菜々「Fooooooooooooo!」

菜々「ついにやっちゃいましたねプロデューサー!菜々、見ちゃいました!」

菜々「・・・それにしても、菜々が17歳ってのは嘘ほんとですけど、ウサミン星出身なのは本当ってこと誰も突っ込まないんですよね」

菜々「まあ、今日も独り、帰りますか」

13: 名無しさん 2018/01/18(木) 23:37:28.01 ID:Sa6t/V2D0
以上です。
卯月の1日についての話でした。
菜々さんかわいい、かわいいよマジで。

5階建てって言いましたけど屋上ありました、すいません