1: 名無しさん 2013/10/23(水) 22:50:51.55 ID:XVk68zlQ0
ガラッ

雪ノ下「…………」チラッ

雪ノ下「こんにちは、比企谷くん」

ペラッ…ペラッ…

八幡(平然と読書を続ける雪ノ下)

雪ノ下「…………」

八幡(……よし、やるか)

スタスタ

雪ノ下「……何かしら?用が無いのなら近づかないで欲しいのだけ」

パシィン!!

雪ノ下「っ……」

雪ノ下「……こ、これは一体何の」

パシィン! パシィン! パシィン!

引用元: ・八幡「暇だし無言ビンタでもするか」

9: 名無しさん 2013/10/23(水) 22:58:00.32 ID:XVk68zlQ0
八幡(……殴られでもしたらやめようと思ったが)

雪ノ下「ごめんなさい……もうやめて……おねがい……」ブルブル

八幡(床にうずくまって泣いてしまった)

八幡(まあ数十発は叩いたしな……当然か)

八幡(にしても泣き顔の雪ノ下、非常に可愛い……)

雪ノ下「なんでもするから……ゆるして……ごめんなさい……」

20: 名無しさん 2013/10/23(水) 23:05:41.41 ID:XVk68zlQ0
八幡「雪ノ下」

雪ノ下「ひっ……」ビクッ

八幡「そんなに怯えるなよ……その…なんだ、悪かったと思ってるから」

雪ノ下「……ほんとうに?」

八幡「ああ……もちろんだ」

雪ノ下「……そう……なら仕方ないわね」

八幡(……泣き止んだ)

雪ノ下「許してあげるわ……でも二度目はないから」

雪ノ下「本来ならあなたみたいな人間……口も聞きたくないのだけれど……その」

雪ノ下「私はあなたのことが好」

パシィン! パシィン!

八幡(生意気な雪ノ下にイラッとした、それだけだ)

31: 名無しさん 2013/10/23(水) 23:15:14.05 ID:XVk68zlQ0
雪ノ下「……」ガクガクブルブル

八幡「おい」

雪ノ下「……ごめんなさいごめんなさい」

八幡「聞いてるのか雪ノ下?」

雪ノ下「なんでもしますから叩かないで……いたいのいや……だから」

パシィン!
パシィン!

一時間後

八幡「……ふぅ」

八幡(どうやら俺はこの泣き顔の雪ノ下を気に入ったらしい)

八幡(雪ノ下はなんでもすると言ったので彼女にすることにした)

八幡(これからは俺の命令に絶対服従というおまけつきで)

八幡(まさかビンタで彼女ができるとは思わなかった…ビンタ恐るべし)

42: 名無しさん 2013/10/23(水) 23:28:26.41 ID:XVk68zlQ0
次の日

雪ノ下「比企谷くん……あの」

八幡「……」

雪ノ下「……お弁当作ってきたのだけれど」

パシィン!

雪ノ下「……あとこれ……今日の分……二万円」

八幡「よし……愛してるぞ雪ノ下」

雪ノ下「そう……嬉しいわ……とっても」

八幡「なあ雪ノ下、俺のお願い聞いてくれるか?」

雪ノ下「それは……流石に内容による」

パシィン!

雪ノ下「な、なんでも聞くわ……どんなことでも」

八幡「……由比ヶ浜のことなんだが」

51: 名無しさん 2013/10/23(水) 23:37:52.09 ID:XVk68zlQ0
八幡「雪ノ下……お前は由比ヶ浜に」

雪ノ下「そ、そんなこと……」

八幡「おい……」

雪ノ下「わかった……やるから」

八幡「この二万はそのための金だ。いいな?うまくやれよ?」

雪ノ下「はい……」




屋上

由比ヶ浜「どしたのゆきのん?こんなとこに呼び出して」

雪ノ下「単刀直入に言うわね」

雪ノ下「ここに二万円あるわ……ヤらせてちょうだい」

由比ヶ浜「……ゆきのん?」

雪ノ下「聞こえなかった?ヤらせてといったのよ」

55: 名無しさん 2013/10/23(水) 23:44:21.96 ID:XVk68zlQ0
由比ヶ浜「な、何かの冗談?ゆきのん熱でも」

雪ノ下「貴方のその胸……いやらしいわ」

由比ヶ浜「……ゆきのんあたし怒るよ」

雪ノ下「いつもシャブリつきたい、なめ回したい……そんな目で見ていたのよ」

雪ノ下「だからお願い……二万でヤらせて欲しいの」

由比ヶ浜「……ゆきのんがそんな人だと思わなかった」

由比ヶ浜「あたしそういう人とは友達……続けられない。ごめんなさい」

雪ノ下「…………」

雪ノ下「……由比ヶ浜さん、実はこれは!」

由比ヶ浜「ゆきのんなんて大嫌い!顔も見たくない!」

タッタッタッ

59: 名無しさん 2013/10/23(水) 23:56:21.95 ID:XVk68zlQ0
八幡「おい由比ヶ浜こんなところで何を」

由比ヶ浜「ヒッキー?……あっ」

八幡「……泣いてるのか?」

由比ヶ浜「いやこれ…その…違うの…はは」

八幡「なあ由比ヶ浜……俺が慰めてやろうか?」

由比ヶ浜「え?ヒッキー?」

八幡「俺は由比ヶ……結衣が泣いてるのは見たくないんだよ」

由比ヶ浜「いま結衣って……」

八幡「好きだ、由比ヶ浜」

由比ヶ浜「え……」

八幡「俺のこと嫌いか?」

由比ヶ浜「うんうんヒッキーのこと……あたし大好き……大好きだよ」

八幡「由比ヶ浜……キスしてもいいか?」

由比ヶ浜「うん……」

パシィン!パシィン!

69: 名無しさん 2013/10/24(木) 00:04:13.83 ID:remIEclX0
由比ヶ浜「ヒッキー……?どしたの?痛いよ……」ヒリヒリ

八幡(泣かない……少し弱かったか)

八幡「いや、これは元気が出るおまじないだ。気にするな」

由比ヶ浜「そうなんだ……びっくりしちゃった」


由比ヶ浜「でも痛かったからもう少し優しくして欲しかったな」

八幡「まあいい……それより」

八幡「ほら……目をつぶってくれ…結衣」

由比ヶ浜「うん……優しくしてね」

八幡「ああ……」

由比ヶ浜(ヒッキーとの……初めての……)

バシィン! 

由比ヶ浜「いたっ……!?」

78: 名無しさん 2013/10/24(木) 00:16:17.61 ID:887nTPqp0
由比ヶ浜「ヒッキー……うぅ……痛いよ……」

由比ヶ浜「うぇぇ……ん……ひぐっ……ひぐっ」

由比ヶ浜「も、もしかして……あたしのこと……嫌い……?」

八幡「好きだ」

由比ヶ浜「じゃあどうし」

バシィン! バシィン!

由比ヶ浜「い、痛い……やめ」

バシィン!バシィン!バシィン!バシィン!


二時間後

由比ヶ浜「……ヒッキー……ヒッキー……ヒッキー」ポロポロ

八幡「泣いてる由比ヶ浜は可愛い」