1: 名無しさん 2014/08/24(日) 00:12:43.61 ID:IKuVKNFK0
P「はい。その様子だと、二人も知らなかったんですね」

キリオ「初耳でにゃんすー」

九郎「プロデューサーは知ってたんですか?」

P「ええ。といっても、昨日履歴書を見て気づいたんですけど」

P「せっかくなので、誕生日パーティーとかできればと思って」

キリオ「おお!それはないすあいであでにゃんす!」

九郎「誕生日のお祝いとなると、やはりお菓子などを用意するべきでしょうか?」

P「ふふふ…実は、すでに誕生日ケーキは用意してあるのです!」

キリオ「プロデューサークン、用意がいいでにゃんすね!」

P「じゃじゃーん!Cafe Paradeの東雲さんに特別注文した、抹茶ベースの和風ケーキです!」

九郎「これは…見事なものですね」

P「最初は餡子ベースでお願いしようと思ったんですが、なぜか卯月君に怒られまして」

九郎「あ、あの方餡子が苦手らしいですよ」

P「そうなんですか!?」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408806753

引用元: ・【SideM】清澄九郎「え、今日は華村さんの誕生日なんですか?」

2: 名無しさん 2014/08/24(日) 00:14:27.71 ID:IKuVKNFK0
華村翔真
no title


清澄九郎
no title


猫柳キリオ
no title

3: 名無しさん 2014/08/24(日) 00:17:09.55 ID:IKuVKNFK0
P「でもこのケーキなら、清澄さんの点てるお茶にもばっちり合いますよ!」

九郎「そうですね。それでは、とっておきのお濃茶をご用意します」

キリオ「むむむ~、ワガハイもなにか特別なことをしたいでにゃんす」

キリオ「そうだ!ちょうちょさんが好きなメイド喫茶の」

九郎「却下です!」

キリオ「にゃんと!」

P「猫柳さんは落語を披露すればいいじゃないですか」

キリオ「…ちょうちょさん、喜んでくれるでにゃんすか?」

P「もちろんですよ!猫柳亭きりのじの生落語ですよ?絶対に喜びます!」

キリオ「それじゃあ、ワガハイもとっておきを披露するでにゃんす!」

P「そうと決まれば、早速準備しましょう!」

P「華村さんには、今日は夕方五時から打ち合わせと伝えてあります」

九郎「まだだいぶ時間に余裕がありますね。それなら、良いお茶をご用意できそうです」

キリオ「せっかくだし、ワガハイぱーてぃーぐっずという物を買ってくるでにゃんす!」

P「あと事務所の中も飾り付けとかしたいですね。ちょっと山村さんにお願いしてきます」

キリオ「にゃはは~、なんだかわくわくしてきたでにゃんす」

九郎「華村さん、喜んでくれるといいですね」

P「絶対に喜んでくれますよ!」

4: 名無しさん 2014/08/24(日) 00:19:49.92 ID:IKuVKNFK0
午後四時五十分


九郎「多分、そろそろ華村さんが来る頃ですね…」

キリオ「おお~、どきどきするでにゃんす」

P「いいですか、華村さんが入ってきたら、一斉にクラッカーを鳴らしますよ」

九郎「このようなものを触るのは始めてなのですが、大丈夫でしょうか…」

P「糸を引っ張るだけなので大丈夫ですよ」

キリオ「! 来たでにゃんすっ」

翔真「プロデューサーちゃん、来たわよ」

P「はい、入ってください」

翔真「こんな時間から打ち合わせなんて珍しいじゃない。で、次の仕事って…」

三人「「「華村(ちょうちょ)さんお誕生日おめでとうございます(でにゃんす)!!」」」

翔真「え、ええ!?」

5: 名無しさん 2014/08/24(日) 00:23:05.51 ID:IKuVKNFK0
P「ささ、中に入ってください」

翔真「ああ、そういえば今日アタシの誕生日…」

九郎「プロデューサーに聞いて、急いで準備したんですよ」

キリオ「お茶とケーキも用意してるでにゃんす」

翔真「あら、立派なケーキ!これ高かったんじゃないの?」

P「大丈夫です、同じ事務所のよしみで格安で引き受けてもらえました!」

キリオ「ちょうちょさん、あれやって欲しいでにゃんす!ローソクの炎を消すやつ!」

九郎「ちゃんと年の数を用意してますよ」

翔真「…少しくらい鯖読んでくれてもよかったんだけどねぇ」

6: 名無しさん 2014/08/24(日) 00:25:21.33 ID:IKuVKNFK0
P「それじゃあ、ケーキを切り分けますね」

九郎「お茶の準備もできてますよ。まだまだ暑いので、冷たいものにしました」

キリオ「ではワガハイも、お祝いの小咄をひとつ!」

翔真「おやおや、これは贅沢な組み合わせだ」クスクス

翔真(そういえば、誕生日をこんな風に祝ってもらうなんて、いつ以来かねぇ)

翔真(もうそんな歳じゃないと思ってたけど)

翔真(…案外嬉しいものだね)

キリオ「…っとさ!オアトがヨロシイようで」

P「お見事!…あれ?華村さん、どうかしましたか?」

翔真「え?ああ、なんでもないよ」

7: 名無しさん 2014/08/24(日) 00:29:51.35 ID:IKuVKNFK0
キリオ「ちょうちょさん、嬉しくなかったでにゃんすか?」

キリオ「ワガハイ、友達の誕生日をお祝いするのは初めてだから、どうすればいいのかわからないでにゃんす…」

翔真「馬鹿だねぇ、嬉しくないはずがないじゃないの」

翔真「キリオちゃんも九郎ちゃんも、本当にありがとうね!」ギュー

キリオ「にゃははー、くすぐったいでにゃんす!」

九郎「は、華村さん、やめてくださいっ!」

翔真「ふふふ、よいではないかよいではないかー」

P(本当に、三人とも仲がいいですね)

P(猫柳さんが盛り上げて、清澄さんがまとめて、華村さんが支える)

P(…いいユニットだなぁ)

8: 名無しさん 2014/08/24(日) 00:33:47.86 ID:IKuVKNFK0
翔真「ほらほらプロデューサーちゃんも、そんなところにいないでこっちいらっしゃいな!」

P「え、私もですか?」

キリオ「もちろんでにゃんす!プロデューサークンもワガハイたちのお仲間でにゃんすから!」

P「猫柳さん…」

九郎「こうなれば、プロデューサーも道連れです…」

P「ちょっと、清澄さん!?」

翔真「あはは、みんな本当にありがとうね!」

翔真「みんなの誕生日は盛大にお返しするから、期待しといてちょうだい!」

キリオ「それは楽しみでにゃんす~」

九郎「わ、私にはそんなに気を使わなくとも…」

P(華村さん、清澄さんに猫柳さんも)

P(今はまだ小さい仕事ばかりだけど、いつか…)

P(いや!すぐに大きな仕事を取ってきてみせます!)

9: 名無しさん 2014/08/24(日) 00:37:05.82 ID:IKuVKNFK0
P「待っててください、三人とも!」

翔真「うわ!どうしたのさ、いきなり大きな声出して!」

P「華村さん、私は絶対に、あなたたちを大舞台の真ん中に連れていきます!」

翔真「おやおや、ずいぶん大きく出るねぇ」

翔真「…でもねプロデューサーちゃん、あたしたちはプロデューサーちゃんに連れてってもらうんじゃないよ」

P「え…?」


翔真「四人で一緒に、上って行くんだよ」



おわり

10: 名無しさん 2014/08/24(日) 00:38:19.98 ID:IKuVKNFK0
翔真姐さん、お誕生日おめでとうございます
山村、彩の大きな仕事(SR)早くしろよ
読んでくれた人、ありがとうございました