536:2013/02/28(木) 01:55:49 ID:
フェネット「それで?どうなったのかな?」

フェネット「確か助けてもらった頃は准尉だか少尉だったはずだが…」

シャーリー「軍隊はよく分からないや」

フェネット「このワインが祝杯に出来るね」

フェネット「ルルーシュ君、さあ教えてくれたまえ」

ルルーシュ「…中佐です」

フェネット「は?」

CC「ちなみに、子爵位もいただいております」

シャーリー「し、子爵?」

フェネット「じ、冗談ではなく?」

ルルーシュ「…はい」


537: :2013/02/28(木) 02:04:57 ID:
フェネット「これは驚いた…」

フェネット「17歳にしてそこまで…」

フェネット「私はとんでもない人物に命を救われたのだな」

ルルーシュ「いえ、そんなことは」

フェネット「いやいや、謙遜することはないさ」

フェネット「大したものだ、本来ならば私の目通りが叶うか怪しい」

フェネット「何せ貴族だからね」

ルルーシュ(…だから話したく無かったのに)

CC(嘘を付けば良かったじゃないか)

ルルーシュ(好意で招待してくれた人間に嘘がつけるか)

CC(…律儀なやつだ)

シャーリー「……本当に遠くなっちゃう」ボソ

543: :2013/03/03(日) 22:17:36 ID:
シャーリー「……」

ルルーシュ「ん?どうした、シャーリー」

ルルーシュ「具合でも悪いのか?」

シャーリー「え!?」

CC(……ほう)

ルルーシュ「顔色が優れないようだが」

シャーリー「ううん、何でもないの……」

シャーリー「……ちょっと風に当たってくる、気にしないで」ガタ

ルルーシュ「…何でも無い、訳は無いか」

ルルーシュ「すみません、私はシャーリーを追いかけます」

フェネット「ん?いや、別に放っておいても」

ルルーシュ「大切な友人ですから」

ルルーシュ「CC、後は頼む」

CC「分かったよ」

ルルーシュ「助かる」カタッ

544: :2013/03/03(日) 22:30:45 ID:
フェネット「気の回る人だね、彼は」

フェネット「呑むかね?」

CC「ええ、ご相伴させていただきますわ」

フェネット「ふふ、うちは妻も余り酒を呑まないのでね」

フェネット「もっぱら一人酒なのだが」

フェネット「…はい、どうぞ」

CC「ありがとうございます」

CC「奥さんは、今どちらに?」

フェネット「本国にいるよ、私も時たま帰るからね」

フェネット「シャーリーも長期休暇等は会いに行くこともある」

545
:2013/03/03(日) 22:39:42 ID:
CC「失礼ですが、ご夫婦仲は?」

フェネット「ふふ、心配しなくとも良好だよ」

フェネット「こちらに来たのは私の仕事が原因さ」

CC「確か、サクラダイトの研究でしたか」

フェネット「詳しいんだね」

CC「ナリタの時に少し聞きかじっただけですが」

フェネット「……ああ、その通り」

フェネット「こちらに来たのも、エリア11の治安が比較的落ち着いて、研究に支障はないと判断したからだ」

フェネット「最初、シャーリーは置いてくるつもりだったのだがね」

フェネット「嬉しいことに、お父さんと一緒がいい、とこちらの学校へ入学したんだ」

CC「それが、アッシュフォード学園ですか」

フェネット「うむ」

547:2013/03/03(日) 22:53:18 ID:
フェネット「私はね、この国に来たことがあったのだよ」

フェネット「戦争前にね」

フェネット「自然の多い、いい国だった」

フェネット「日本人は当時ブリタニア人にも親切で、私はこの国が大好きだった」

フェネット「だが戦争が始まり、私は本国に戻った」

フェネット「次にこの国の大地を踏んだ時、まるで別の世界に迷い込んだような錯覚をしたよ」

フェネット「茂っていた緑は荒れ果て、かつて私のいた場所の上には租界が聳えていた」

フェネット「愕然としたよ、戦争の恐ろしさを、まさに目の当たりにしてしまったのだからね」

CC「……」

フェネット「そして、あのナリタでの事件」

フェネット「私はあそこで死んでいたかもしれない」

フェネット「そう思うと、今でも魘される」

548:2013/03/03(日) 23:00:20 ID:
フェネット「だから、ルルーシュくんと、その仲間の方々には感謝してもし切れない」

フェネット「私がこうして、美味しく酒を呑めるのも、シャーリーを見ていられるのも」

フェネット「全ては彼らのお陰だ」

フェネット「人柄もいい」

フェネット「身分も実力もあるのに、驕らない」

フェネット「…貴女が居なければ、シャーリーの夫になってもらいたい所だ」

フェネット「……というのは、失礼すぎたか」

549:2013/03/03(日) 23:18:04 ID:
CC「いえ、そんなことはありませんよ」

CC「シャーリーさんはとてもいい子です」

CC「明るくて前向きで、いつも一生懸命で」

CC「……まあ、それでも渡す気は有りませんが」

フェネット「ふはは、正妻の余裕というやつですかな?」

CC「……そんなものじゃありませんよ」

CC「私も、最近になって感じ始めたことですから」

フェネット「?」

CC「…いえ、なんでもありません」

CC「何はともあれ、ご無事で何よりでした」

CC「改めて乾杯いたしましょう」

CC「これからのご健康に」チンッ

フェネット「ふふ、貴女とルルーシュくんの親交に」チンッ

550:2013/03/03(日) 23:22:22 ID:
~バルコニー~

シャーリー「……はぁ、何やってんだろ、わたし」

ルルーシュ「全くだな」

シャーリー「……ルル、来たんだ」

ルルーシュ「気になってな」

シャーリー「CCさん放っておいていいの?」

ルルーシュ「あいつも子供じゃない、大丈夫さ」

シャーリー「……わたしも子供じゃないもん」ボソッ

ルルーシュ「シャーリー?」

シャーリー「なんでもないよーだ」

551:2013/03/03(日) 23:25:49 ID:
シャーリー「ねぇ見て、ルル」

ルルーシュ「ん?何だ?」

ルルーシュ「あれは、ゲットーか?」

シャーリー「うん」

シャーリー「遠いけど、少し明るくなってるから見えるの」

シャーリー「わたし、よくここから見てるんだ」

ルルーシュ「ゲットーを?」

シャーリー「…変だと思ったよね」

ルルーシュ「そんなことはないが…」

ルルーシュ「理由があるのかい?」

552:2013/03/03(日) 23:29:17 ID:
シャーリー「見ておきたいと思って」

ルルーシュ「ゲットーを?」

シャーリー「それもそうだけど」

シャーリー「わたしたちがここにいることで、辛い思いをしている人が居るってこと」

ルルーシュ「……別にシャーリーがここにいることと、ゲットーは関係無いだろう」

シャーリー「ううん」

シャーリー「ゲットーなんて、ブリタニアが戦争をしなければ出来なかったもん」

シャーリー「租界があるから、ゲットーがあるんだし」

ルルーシュ「……むぅ」

553:2013/03/03(日) 23:36:17 ID:
シャーリー「別にね、可哀想とかそういうのじゃないの」

シャーリー「ただ、事実だから」

シャーリー「だから、遠くから見るだけなんだ」

ルルーシュ「そんなことを考えていたんだな」

シャーリー「わたし、目標とかないし」

シャーリー「……ううん、忘れて」

ルルーシュ「は?」

シャーリー「久しぶりに二人なんだもん、ちゃんとわたしを知って欲しい」

ルルーシュ「?」

554:2013/03/03(日) 23:42:47 ID:
シャーリー「最近、ルルもカレンもスザクくんも」

シャーリー「何だかすっごく大人になっちゃって」

シャーリー「わたし、取り残されちゃうみたいに感じてたんだ」

ルルーシュ「そんなことはないさ」

ルルーシュ「俺たちは昔のままだよ」

シャーリー「……全然違うもん」

ルルーシュ「え?」

シャーリー「ルル、気付いて無いだけだよ」

シャーリー「前よりも、ずっと…」

ルルーシュ「ずっと?」

シャーリー「……言えない」

ルルーシュ「おい」

シャーリー「言えないの!」

ルルーシュ「……はぁ」

555:2013/03/03(日) 23:47:59 ID:
シャーリー「とにかく、わたしは皆と一緒でいたいの」

シャーリー「だから、難しいことを考えて見ようかなって」

ルルーシュ「それが、ゲットーを見ていた本当の理由か?」

シャーリー「笑ってもいいよ?」

ルルーシュ「笑わないさ」

ルルーシュ「むしろ、気付かされたよ」

シャーリー「え?」

ルルーシュ「ブリタニア人と、日本人の間にある溝」

ルルーシュ「それをどうやって解消していくのか、な」

シャーリー「…ルルは、何をするために今軍人さんをやってるの?」

シャーリー「別に、これ以上何もしなくたってCCさんと暮らしていくのには困らないでしょ?」

556:2013/03/03(日) 23:55:32 ID:
ルルーシュ「……確かにそうだな」

ルルーシュ「俺が軍人をやっているのは、目的に一番近付きやすいからだ」

シャーリー「答えになってないよ」

ルルーシュ「……話せることじゃない」

シャーリー「わたしが学生だから?」

ルルーシュ「それもあるな」

ルルーシュ「だが、それが全てじゃない」

シャーリー「それじゃあ、何なの?」

ルルーシュ「シャーリーが知る必要の無いことだ」

ルルーシュ「俺はそう思う」

558:2013/03/04(月) 00:04:02 ID:
シャーリー「……そんなの、ルルの勝手だよ」

ルルーシュ「そうだな」

ルルーシュ「だが、俺の目的には」

ルルーシュ「シャーリーみたいな普通の子が、何の心配も無く生きていける」

ルルーシュ「そんな世界を作ることも含まれているんだ」

シャーリー「普通…」

ルルーシュ「一般人が戦火に怯えるのが、今の世界の実情だ」

ルルーシュ「俺は、戦争で何かを失ったり、奪われるような人の居ない時代を作りたい」

シャーリー「…やっぱり、遠いよ」

ルルーシュ「?」

シャーリー「ルルが、遠い」

ルルーシュ「隣にいるじゃないか」

シャーリー「そうじゃなくて!」

559:2013/03/04(月) 00:09:41 ID:
シャーリー「……初めてCCさんが来た時、言われたんだ」

シャーリー「わたしはライバルだって」

シャーリー「……でも、今のわたしじゃルルの隣には立てない」

ルルーシュ「シャーリー……」

シャーリー「……ごめん、本当のわたしを知って欲しかったけど」

シャーリー「やっぱり、知られない方が良かった」

シャーリー「わたし、ずっと子供のままだった」

シャーリー「……」

ルルーシュ「…シャーリー」ポン

シャーリー「ルル…?」

560:2013/03/04(月) 00:23:06 ID:
ルルーシュ「俺の本音を言わせてもらえるかい?」

シャーリー「……うん」

ルルーシュ「俺は、シャーリーの言う子供とか大人とかは、よく分からない」

ルルーシュ「だが、シャーリー風に言わせてもらうと」

ルルーシュ「俺の求めるものは、シャーリーが子供のまま居られる世界なんだよ」

ルルーシュ「だから、君は君のままでいて欲しい」

ルルーシュ「俺が遠いと思うなら、君は俺が帰って来られる場所でいて欲しい」

シャーリー「る、ルル…」

シャーリー「とんでもない事言ってない?」

ルルーシュ「そうか?」

シャーリー「だって、それじゃあまるで…」

ルルーシュ「?」

561:2013/03/04(月) 00:51:19 ID:
シャーリー「……ううん、いいや」

シャーリー「そろそろ戻ろ?」

シャーリー「二人とも心配しちゃうかもしれないし」

ルルーシュ「あ、ああ」

ルルーシュ(機嫌は治ったようだが……)

シャーリー(ルルは帰る場所になって欲しいって言ったけど)

シャーリー(……わたしは、待っているだけじゃないんだから)

シャーリー(そうだよ、悩んで止まるなんて全然わたしらしくない)

シャーリー(ルルのために、ルルと一緒に居られるように)

シャーリー(やれるだけのこと、やってみなくちゃ)

562:2013/03/04(月) 01:00:22 ID:
~生徒会室~

ニーナ「……」カタカタ

ニーナ(皆帰ったよね)

ニーナ(………)

ニーナ(……)ゴソ

ニーナ(………)

ニーナ「………やめよう」

ニーナ(……何で隠し撮りなんかしちゃったんだろう)

ニーナ「……ルルーシュ」

563:2013/03/04(月) 01:20:09 ID:
ニーナ(変だよね)

ニーナ(ルルーシュには、CCさんがいるのに)

ニーナ(……うん、やっぱりダメだよ)

ニーナ(もやもやは研究にぶつけちゃえばいいんだから)

ニーナ(ルルーシュ、見ててね)カタ

ニーナ(私も、あの時の貴方みたいに、カッコよくなりたい)

ニーナ(……早く、基本理論だけでも完成させたいな)

ニーナ「……私頑張るよ」カタカタ

ニーナ「ね、フレイア?」

573:2013/03/04(月) 14:18:18 ID:
カレン「……はぁ」

女生徒「カレン、どうかしたの?」

カレン「え?」

女生徒「何だか疲れているみたい」

女生徒「やっぱり、軍人さんの仕事のせい?」

カレン「え、いや、そういうわけじゃないんだけど……」

女生徒「辛いなら辞めちゃいなよ」

女生徒「ただでさえ、身体弱いんだから」

カレン「……うん、ありがとう」

574:2013/03/04(月) 14:33:30 ID:
~中庭~

カレン(ダメね、周りに気付かれる程悩んでちゃ)

カレン(……ルルーシュ)

カレン(うじうじしてたって仕方ないんでしょうけど)

カレン(でも、もし本当にルルーシュがゼロなんだとしたら)

カレン(……あたしはどうすればいいんだろう)

カレン(ゼロがブリタニア軍人なんて、騎士団の皆も黙っていないだろうし)

カレン(限りなく黒に近いグレーだけど、あたしが黙殺すれば、何事もなくいられるんじゃない?)

カレン(……でも無理)

カレン(誰でも無く、あたしがそれを知りたがっている)

カレン(だって、気になるもの)

カレン(軍人としてだって十分力があるのに、なんで黒の騎士団なんて率いる必要があるの?)

カレン(それを確かめたい)

575:2013/03/04(月) 14:40:22 ID:
カレン「そうと決まれば、行動あるのみよ」

カレン(分かりやすい確証が必要だものね)

カレン(ちょっと気が引けるけど、携帯電話を手に入れられれば)

カレン(あたしのメールをゼロに送信して確かめられる)

カレン(ただ、ルルーシュはかなりガードが固いし)

カレン「……どうしよう」

カレン(……確か、今日は体育があったわね)

カレン「ちょっと難しいけど、狙ってみよう」

576:2013/03/04(月) 14:47:16 ID:
~教室~

カレン「よし!」

ルルーシュ「ん?何をそんなに張り切っているんだ?」

カレン「る、ルルーシュ!?」

ルルーシュ「…そんなに驚くことはないだろう」

ルルーシュ「次の授業は体育だ」

ルルーシュ「…まあ、その病弱キャラクターを返上してしまえば、遺憾なく活躍出来るとは思うが」

スザク「え?カレンも体育やるのかい?」

カレン「う、ううん」

カレン「せ、せっかくだから仕事進めようかなってさ」

577:2013/03/04(月) 14:48:44 ID:
ルルーシュ「……構わないが、咎められないよう注意するんだぞ」

ルルーシュ「ロイドさん達にも迷惑が掛かる」

カレン「わ、分かってるわよ」

スザク「ルルーシュ、そろそろロッカールームに行かないと」

スザク「着替える時間が無くなっちゃう」

ルルーシュ「そうだな」

ルルーシュ「それではな、カレン」

カレン「ええ」

カレン(…こういう日に限って、いつもより気遣いしてくるんだから、もう)

カレン(とりあえず、授業に出ましょう)

カレン(話はそこからね)

578:2013/03/04(月) 14:55:48 ID:
ルルーシュ「……」タッタッタッ

スザク「やあルルーシュ」

ルルーシュ「スザクか」

ルルーシュ「すまないが、ペースが乱れる、話は後にしてくれ」

スザク「いやぁ、なんだか感慨深くてさ」

ルルーシュ「感慨深い?」

スザク「だって、以前のルルーシュは体育の授業なんて殆どサボっていたじゃないか」

スザク「でも、今は僕と会話しながら長距離走だって出来るでしょ?」

ルルーシュ「訓練よりましだからな」

ルルーシュ「装備もないし、身軽だ」

ルルーシュ「初めて訓練を受けた時は、それこそ死ぬ覚悟をしたよ」

スザク「あはは、見ていたから覚えてるよ」

たったったっ…

リヴァル「なんか、ルルーシュがルルーシュじゃねぇって感じするぜ」

リヴァル「っと、置いて行かれちまう」タッタッ

580:2013/03/04(月) 14:58:50 ID:
女生徒A「ねぇ、最近のルルーシュくんって、前よりカッコ良くない?」

女生徒B「前からカッコ良いじゃない」

女生徒A「そうなんどけど」

女生徒A「逞しくなったし、以前より優しい感じなするの」

女生徒B「うーん、まあそうかもね」

女生徒B「でもそれって、あの婚約者さんの影響なんじゃない?」

女生徒A「え!」

女生徒A「逞しくなったって、もしかしてそういう?」

女生徒A「優しいのは所謂賢者……」

女生徒B「はいはい、邪推はそこまで」

カレン(……アホらし)

581:2013/03/04(月) 15:03:42 ID:
カレン(ま、昔みたいに張り詰めてないってのは分かるかな)

カレン(で、それがCCの影響だってとこも……)ズキ

カレン(……)

カレン(あたしって、結構独占欲強い女だったのね)

カレン(ルルーシュとCCなんて、あたしがルルーシュと普通に話し始めるより前に知り合ってるのに)

カレン(まあいいわ、本来の目的を果たさないと)

カレン「先生、気分が優れないので、保健室に行って来ていいですか?」

先生「あら、一人で大丈夫?」

カレン「はい、大丈夫です」

582:2013/03/04(月) 15:17:00 ID:
~男子ロッカールーム~

カレン「……よし、余裕ね」コソ

カレン「この位の鍵じゃ、セキュリティ甘過ぎよ」チャリ

カレン「さて、ルルーシュのロッカーはっと……」

カレン「……あった」

カレン「この鍵も……」カチン

カレン「ふふ、やったわ」

カレン「携帯はどこかしら…」

カレン「…!上着の中に……」

カレン「発見!」チャッチャラー

583:2013/03/04(月) 15:21:22 ID:
カレン「当然のごとくロック掛けられてるわね」

カレン「文字かしら、数字かしら」

カレン「むー、分からない……」

カレン「ルルーシュの好きなものとか?」

カレン「……ナナリーっと」ポチポチ

カレン「エラー、成る程」

カレン「それなら、シャーリー」ポチポチ

カレン「これもダメか」

カレン「も、もしかして……」ポチポチ

カレン「……はいはい、知ってた知ってた」

585:2013/03/04(月) 15:26:03 ID:
カレン「というか、なんであたしは女の名前ばっかり入れてるんだろ」

カレン「…ま、でもここまで来たらあいつも試しておこうか」ポチポチ

カレン「……うそ、当たり?」

カレン「……何だろう、嬉しいのに嬉しくない」

カレン「まあいいや、気にしないでおこうっと」

カレン「さっさとメールを送って…」

カレン「…あれ、でももしルルーシュがゼロじゃ無かったら」

カレン「ゼロに何てメールすればいいのよ」

カレン「……ご機嫌いかがですか?とか」

カレン「よし、それでいこう」

カレン「よし、送信」ポチ

586:2013/03/04(月) 15:31:12 ID:
ぶぃーん

カレン「!!メールが届いた」

カレン「や、やっぱりルルーシュがゼロ?」ポチポチ

カレン「えっと、今日は何か食べたいものはあるか?」

カレン「ちなみに、私というのは無しだ」

カレン「って、CCからじゃない!」

カレン「それに、何てメールなのよ全く」

カレン「……はぁ、何かどっと疲れたわ」

カレン「それに、よく考えたら別の連絡用を持っている可能性だってあるじゃない」

カレン「……バレないように戻しておこう」

カレン「はぁ、でもちょっと羨ましいなぁ……」

587:2013/03/04(月) 15:39:32 ID:
カレン(結局、骨折り損のくたびれ儲けね)

カレン(ちょっとイノシシすぎちゃったかな)

カレン(……そうよ、別に方法はいくらでもあるはずだし)

カレン(焦っても仕方ないか)

カレン(もう少し様子を見てみよう)

カレン(タイミングが合えば、きっと分かる)

ぶぃーん

カレン「あれ?メール……?」ポチ

カレン「えっと、どうしたんだ?何かあったのか?」

カレン「って、ゼロの方忘れてたしー!」



CC「とうとう変になったのか?、カレンは」

588:2013/03/04(月) 15:50:36 ID:
ミレイ「ついに、ついにこの時がやって来たわね」

ルルーシュ「おいスザク、会計書類が上がってないぞ」

スザク「え!?確かそこに置いて…」

シャーリー「えー!さっき出し物のと纏めちゃったよ」

カレン「あたし探しておくから、ルルーシュは作業続けて」

ルルーシュ「わかった、頼む」

ニーナ「ポスター印刷終わったよ」

スザク「それじゃ、僕貼ってくるから」

ニーナ「あっ!」

リヴァル「あちゃー、散らばっちまった…」

スザク「僕が拾うよ」

リヴァル「手伝うって」

ニーナ「ごめんなさい……」

ミレイ「って、聞きなさいよ!」

589:2013/03/04(月) 16:01:02 ID:
ルルーシュ「会長も手伝ってください」

シャーリー「そもそも、ルル達が忙しいの知ってたのに毎日適当にやってるからこうなるんですよぅ」

スザク「僕たち、これ貼って来ます!」

リヴァル「いいから、サッサと終わらせようぜ」

カレン「よくこれで学園祭延期しませんでしたね……」

ルルーシュ「大々的に広告してしまっているからな、引っ込みがつかなかったんだろう」

カレン「行き当たりばったりなんですから……」

ニーナ「ミレイちゃん、そういうとこあるから」

ミレイ「あーもう!悪かったわよぉ」ブワッ

590:2013/03/04(月) 16:03:35 ID:
CC「それで、午後まで出てこなかったのか」

ルルーシュ「すまんな」

CC「気にすることはないさ」

CC「そもそもかなり混雑していたからな、ロクに何も見られなかった」

CC「なあ?ユーフェミア」

ユーフェミア「はい」

ユーフェミア「それと、ユフィと呼んで下さいな」

ユーフェミア「見つかってしまうと困ります」

CC「そうだったな」

ルルーシュ「相変わらず順応の早い奴らだ」

ユーフェミア「それはそうと、スザクはどうしたのですか?」

591:2013/03/04(月) 16:11:47 ID:
ルルーシュ「スザクは目玉イベントの打ち合わせだ」

ルルーシュ「ここで待っていればそのうち来るだろう」

ユーフェミア「そうですか…」

CC「案内の予定はあるのか?」

ルルーシュ「いや」

ルルーシュ「お前の好きな所に行こうと思ってな」

ルルーシュ「スザクも同じだろう」

CC「なんだ、随分紳士的じゃないか」

ルルーシュ「俺たちはここに通っているしな」

ルルーシュ「これがパンフレットだ、適当に目星をつけるといい」

ユーフェミア「何だか平和ですわね」

ルルーシュ「それが一番だ」

599:2013/03/05(火) 02:15:29 ID:
スザク「おーい、皆ー!!」ダダッ

ルルーシュ「スザク、打ち合わせは終わったのか?」

スザク「うん」

スザク「後三時間くらい時間があるから」

ルルーシュ「ユフィ、CC、行きたい所は決まったか?」

ユーフェミア「はい、幾つか決めました」

CC「私もだ」

ルルーシュ「丁度いいな」

ルルーシュ「スザク、ユフィの警護頼んだぞ?」

スザク「もちろん、何と言っても騎士だからね」

600:2013/03/05(火) 02:16:59 ID:
ユーフェミア「……はぁ」

CC「仕方ないさ、こういう奴らなんだよ」

ユーフェミア「そうでしたわね……」

ルルーシュ「ん?何の話だ?」

CC「少しはそういう機微に聡くなったと思っていたのだがな」

スザク「?」

ユーフェミア「まあ、とにかく行きましょう」

ユーフェミア「CCさん、それではまた後ほど」

CC「ああ、またな」

ルルーシュ「随分親密になったじゃないか」

CC「お互い、似たような悩みがあるからな」

ルルーシュ「……女は大変だな」

CC「本当に今そう感じるよ」

601:2013/03/05(火) 02:21:21 ID:
~仮装屋~

ルルーシュ「む?ここか?」

CC「ああ、その通りだ」

ルルーシュ「…成る程、貸衣装で学園祭を楽しめるのか」ペラ

CC「知らなかったのか?」

ルルーシュ「俺も全ての出し物を把握しているわけじゃない」

ルルーシュ「しかし、お前にこういう趣味があったとはな」

CC「…うむ、まあ意外かもしれんな」

ルルーシュ「別に馬鹿にしているわけではないぞ?」

CC「気にしてはいないさ」

CC「さあ、入ろう」

ルルーシュ「ああ」

602:2013/03/05(火) 02:24:42 ID:
CC「先に入っていてくれ」

ルルーシュ「?何かあるのか?」

CC「女には色々ある」

ルルーシュ「…そうか」スタスタ

CC(よし、行ったな……)

CC「おい、そこの奴」

女生徒「はい?」

CC「少々仮装に注文があるのだが」

女生徒「はい、大丈夫ですよ」

CC「実はな……」ゴニョゴニョ

女生徒「え?ルルーシュさんを、ですか?」

女生徒「さすがに怒られるんじゃ…」

CC「心配するな、責任は私がとる」

女生徒「…まあ、そういうことなら」

CC「頼んだぞ」

603:2013/03/05(火) 02:28:31 ID:
ルルーシュ「………」

CC「おお、似合うな」

女生徒「あの、……」

CC「気にするな、良い仕事ぶりだ」

CC「こちらは任せろ」

女生徒「は、はい」

ルルーシュ「……」

CC「どうした?言いたいことはないのか?」

ルルーシュ「……何から言えばいいか迷っている」

CC「そうか」

CC「まあ一つずつ言ってみるといい」

ルルーシュ「……一つ目は、何故俺の衣装がドレスなのか、ということだ」

604:2013/03/05(火) 02:32:18 ID:
CC「簡単だ」

CC「私が注文した」

ルルーシュ「…やはりそうか」

CC「どうせなら思い出に残りそうなものがいいと思ってな」

CC「下に小さく、女装も可とあったのでここにしたんだ」

ルルーシュ「…くっ、見落とした」

CC「他は?」

ルルーシュ「…お前は男装なんだな」

CC「一緒に歩くならその方がいいだろう?」

ルルーシュ「…それなら、普通でいいじゃないか」

CC「言っただろう?思い出に残りそうなものが良かったんだ」

605:2013/03/05(火) 02:35:34 ID:
CC「それで全部か?」

ルルーシュ「いや、後一つある」

CC「何だ?」

ルルーシュ「…タキシード、似合うな」

ルルーシュ「本職のようだ」

CC「ふふ、当然だ」

CC「なにせ、私はCCだからな」

ルルーシュ「…まあ、今回はお前に楽しんでもらうのが目的だからな」

ルルーシュ「好きにさせてやる」

CC「殊勝な心掛けだ」

ルルーシュ「最近、微妙に不機嫌だっただろう?」

606:2013/03/05(火) 02:43:03 ID:
CC「そうだったか?」

ルルーシュ「シャーリーの家に行った後からな」

ルルーシュ「自覚が無いとは思わなかったが」

CC「どこでそう思ったんだ?」

ルルーシュ「メールが増えた、ベタベタして来なかった」

ルルーシュ「この前の休みの時も、いつもなら本を読んでいると腕の中に入って邪魔をするのに」

ルルーシュ「隣に座っていただろう?」

CC「こ、声が大きい」

CC「わ、私の行動パターンはそんなに分かり易かったのか……」

ルルーシュ「まあ、一緒に暮らしているからな」

ルルーシュ「自然と気付いただけだ」

CC「…うう……」

607:2013/03/05(火) 02:47:51 ID:
ルルーシュ「さて、それでは」スッ

CC「ん?何だその手は」

ルルーシュ「今はお前が男だ」

ルルーシュ「エスコートはそちらの仕事だろう」

CC「……妙に落ち着いているな」

ルルーシュ「こういうのは恥ずかしがる方が見苦しいものなんだ」

ルルーシュ「折り合いさえつければ、そう気になることもない」

CC「くっ、むしろ私の方が恥ずかしいじゃないか」

ルルーシュ「ふはは、策に溺れたなCC」

CC(まあ、何をどう言おうとお前が女装している事実はかわらないのだがな)

CC「…よし、それでは次に行こう」

ルルーシュ「次?どこだ?」

CC「ついてくれば分かる」ギュ

ルルーシュ「……仕方ないな」ギュ

620:2013/03/05(火) 17:58:40 ID:
???「………」コソッ

???(よし、気付かれてないわね)

???(今日は学園祭、いかなルルーシュと言えども、きっと気が抜けているはず)

???(それに、CCとあんなにニコニコしちゃって……)

???(……うう、何かものすごい邪魔してる感じだなぁ)

女生徒(ねぇ、あれってカレン先輩なのよね?)

女生徒(何をしていらっしゃるのかしら)

男子生徒(おい、あんまり触れない方がいいぜ)

男子生徒(先輩にも色々あるんだろ)

カレン(あ、ルルーシュ達が動く…)テテテ

女生徒「別に着ぐるみを選ばなくても、色んな服を用意してあるのになぁ」

621:2013/03/05(火) 18:06:56 ID:
CC「よし、到着したぞ」

ルルーシュ「ここは、屋台スペースか」

CC「入って来た時からいい匂いがしていたんだ」

CC「私には馴染みのないものも多くあるようだし」

ルルーシュ「俺も子供の頃に食べた切りのものがあるな」

CC「さあ、端から制覇しよう」

ルルーシュ「そんなに食べ切れるとは思えないが」

CC「一つを半分こしていけばなんとかなる」

ルルーシュ「……まあ、努力してみるか」

CC「ふふ、私はりんご飴に心惹かれるのだ」グイ

ルルーシュ「おいおい、あまり引っ張らないでくれよ」

622:2013/03/05(火) 18:16:29 ID:
ルルーシュ「……ふぅ、満腹だ」

ルルーシュ「この服は食事に向かない」

CC「ふふ、キツイか?」

ルルーシュ「かなり絞られているからな…」

CC「私はそこまで気にならんな」

CC「このかき氷というやつはシンプルながら美味いぞ」

ルルーシュ「季節にはそぐわないがな」

ルルーシュ「夏になったらまた食べればいい」

CC「売っているのか?」

ルルーシュ「そう時を待たずに、この国はもう少し日本人の過ごしやすい国に変わる」

ルルーシュ「きっとあるさ」

CC「その時はお前の奢りで頼むぞ」

ルルーシュ「構わんさ、好きなだけ食え」

ルルーシュ「腹は壊さないようにな」

623:2013/03/05(火) 18:26:10 ID:
カレン「……」コソッ

カレン(何を話しているんだろう)

カレン(ここからじゃ分からないや)

カレン(それに、そろそろ生徒会ピザの方に行かないとだし…)

カレン(あの二人も、食べ歩いたり射的したり、遊んでるだけだったもんなぁ)

カレン(……うーん、本当にルルーシュはゼロなのかしら)

カレン(何だか、呑気過ぎるような……)

カレン(…とりあえず、見つからないうちに会長のところに合流しておこうっと)タッ

ルルーシュ「……行ったか」

CC「……そのようだ」

626:2013/03/05(火) 18:37:30 ID:
CC「あの様子、明らかに疑われているぞ?」

ルルーシュ「恐らく、話を聞かれていたんだな」

CC「どうする?」

ルルーシュ「とりあえず大きく動くつもりはないようだし、放っておこう」

CC「危険じゃないか?」

ルルーシュ「誤魔化しようは幾らでもある」

ルルーシュ「それに、今の俺からゼロを辿るのは不可能に近い」

ルルーシュ「お前や咲世子、ラクシャータと」

ルルーシュ「もはやゼロに実体は存在しないも同然だ」

CC「それはそうだが……」

ルルーシュ「元々ゼロは切っ掛けにすぎない」

ルルーシュ「居てもいなくても変わらないからゼロなんだ」

627:2013/03/05(火) 18:43:11 ID:
ルルーシュ「……時間だ、生徒会に行こう」

ルルーシュ「お前の好きなピザもある」

CC「……ああ」

ルルーシュ「もう食えんか?」

CC「ピザは別腹だ」

CC「…よし、ゴミは片付けたぞ」

ルルーシュ「さて、それでは向かおう」

CC「ああ」

CC(…ゼロは無存在の存在なんだ)

CC(居ても居なくても変わらないわけでは無い)

CC(……まあ、それが何になるかと言われれば……)

CC(まあ、私がフォローすればいいだけの話だ、問題はないか)

628:2013/03/05(火) 18:47:33 ID:
ミレイ「………はぁ」

リヴァル「どうしたんですか、会長?」

ミレイ「……べっつにー」

ニーナ(…ミレイちゃんも、かな)

リヴァル「せっかくのお祭りなんだし、もう少し明るく行きましょうよ」

ミレイ「分かってるんだけどさ」

ミレイ「どうも調子が出なくって…」

ミレイ「…はぁ」

リヴァル「会長……」

シャーリー「ただいま戻りましたー」

シャーリー「会長、ナナちゃん連れて来ましたよ」

ナナリー「こんにちは、皆さん」

ミレイ「ああ、生徒会に天使が舞い降りたわ…」

629:2013/03/05(火) 18:52:13 ID:
ミレイ「咲世子さんもお疲れ様です」

咲世子「いえいえ、これが私の仕事ですから」

シャーリー「それにしても、ルルがナナちゃんじゃなくてCCさんを選ぶとは思わなかったなぁ」

ナナリー「うふふ、それは私もお願いしたんですよ」

シャーリー「え?」

ナナリー「お兄様は、昨年のように一緒に居て下さると言っていましたが」

ナナリー「今年はCCさんがいるのですから、CCさんを楽しませてあげて欲しいと」

ミレイ「くぅ、出来た妹よねぇ」

ナナリー「CCさんはよく私に会いに来て下さいますし」

ナナリー「最近はお兄様は忙しくて余り会えませんが、おかげで寂しくありませんでした」

ナナリー「それに、今夜はお二人ともクラブハウスで泊まっていって下さいますし」

630:2013/03/05(火) 18:58:15 ID:
シャーリー(さすがCCさん、順調に外堀も埋めてる……)

リヴァル「しっかし、ウチのメンバーはかなり凄いことになってますよね、会長」

ミレイ「スザクくんとカレンとルルーシュ?」

リヴァル「はい」

リヴァル「俺、この前ルルーシュの軍服見たんですけど」

リヴァル「こう、マントみたいの付いてましたよ」

ミレイ「……嘘、でしょ?」

リヴァル「本当ですって、何か声かけにくくてそっと帰りましたけど」

ニーナ「マント?」

631:2013/03/05(火) 19:04:09 ID:
ミレイ(軍服にマントって、騎士候以上ってこと?)

ミレイ(もしかして、ルルーシュの正体がバレちゃって……)

シャーリー「あ!そう言えばルル、中佐で子爵って…」

ミレイ「ぶべらっ!!」

リヴァル「か、会長!」

ニーナ「ミレイちゃんがあり得ないほどのオーバーリアクションを!?」

ミレイ「ち、中佐ですって?」

ミレイ「それに子爵って、どれだけ昇進したのよ……」

咲世子「ちなみに、スザクさんは少佐、CCさんは特尉、カレンさんは中尉ですよ」

ナナリー「詳しいんですね」

咲世子「よくお使いで特派にも行きますから」

632:2013/03/05(火) 19:09:37 ID:
ミレイ「……リヴァルの言うとおり、半端じゃなかったわ」

リヴァル「いや、俺もまさか貴族になってるとは……」

ミレイ(いやまあ、元の身分を考えればそれでも低いんだけどね)

ニーナ「ということは、ナナリーちゃんも貴族さんってこと?」

ナナリー「そ、そうなんでしょうか?」

咲世子「扶養家族ではありませんので、厳密には違いますね」

咲世子「CCさんはそうなるのかもしれませんが」

シャーリー「そう言えば、咲世子さんはCCさんのこと様付けしないんですね」

シャーリー「会長とルルだけ?」

咲世子「ふふ、打ち解けるよう言われていますので」

シャーリー「……え?誰に?」

咲世子「秘密です」

638:2013/03/05(火) 23:07:46 ID:
ルルーシュ「……おや、どうしたんだ入口で」

CC「なんだか混み合って居ますね」

ミレイ「今の声、ルルーシュ!」バッ

ミレイ「ちょっと話を……」

ミレイ「って……」

ルルーシュ「?どうかしましたか?」

リヴァル「る、ルルーシュ、その格好はどうしたんだ?」

ルルーシュ「……しまった」

CC「ああ、そのまま来てしまいましたね」

シャーリー「うわぁ、男女逆転祭りを思い出すなぁ」

ニーナ(……)パシャパシャ

639:2013/03/05(火) 23:11:52 ID:
咲世子「ルルーシュ様、いえ、ルル子様、お似合いです」

ナナリー「私も見たいです」

咲世子「お写真を撮っておきましょう」

咲世子「そうすれば、後で楽しめますから」

ナナリー「咲世子さん、ありがとうございます!」

ルルーシュ「な、ナナリー、それは……」

ミレイ「…ぷっ……ブリタニア軍中佐が女装……くくっ…」

ミレイ「もうだめ、あははははっ」

ルルーシュ「会長も、そんなに笑わなくても…」

CC「どうやら、タイミングが悪かったようですね」

ミレイ「はぁ……なんだかどうでも良くなっちゃった」

640:2013/03/05(火) 23:19:08 ID:
ミレイ「そうよね、ルルーシュはルルーシュだもの」

ミレイ「これからも、コキ使わせてもらうからね!」ビシ

ルルーシュ「?は、はぁ」

ユーフェミア「まあ!ルルーシュ、その姿は一体?」

ルルーシュ「げっ……」

CC「ルルーシュさんがげっとか言うのを初めて聞きました」

シャーリー「あれ?貴女は確か…」

ミレイ「ゆ、ユーフェミア様?」

ユーフェミア「お久しぶりです、皆さん」

カレン「あら、もう勢揃い?」

咲世子「どうなさったんですか?凄い汗ですが…」

カレン「え?あ、あはは、ちょっとね…」

リヴァル「カオス過ぎるぜ、こりゃあ」

641:2013/03/05(火) 23:24:29 ID:
ミレイ「よし、とりあえず皆席に着いたわね?」

ミレイ「あ、ユーフェミア様はご自由になさってください」

ユーフェミア「いえ、私のことは気にしないで下さい」

ユーフェミア「今はプライベート、ただのユフィです」

ユーフェミア「ねぇ?シャーリーさん」

シャーリー「ふぇっ!?あ、はい」

カレン「そんなに警戒しなくても、罰せられたりしないわよ?」

カレン「あたしもユフィユフィ呼んでるし」

ミレイ「何だか、今日のカレンは随分凛々しいというか、元気ね」

カレン「あ……まあ、ちょっとテンション上がってました…」

642:2013/03/05(火) 23:31:34 ID:
ミレイ「んんっ、まあいいわ」

ミレイ「この後の予定、皆把握しているわね?」

CC「巨大ピザ、ですか?」

ミレイ「そのとーり」

ミレイ「しかも、今回は去年の2メートルを超えて、12メートルよ」

ミレイ「それに、ガニメデを動かすのもスザクくん」

ミレイ「いろいろパワーアップってところね」

ルルーシュ「素材や機材は既に手配していたはずですが」

シャーリー「うん、さっき確かめてきたから間違いないと思います」

ユーフェミア「スザクは最後のチェックをすると言っていましたよ?」

ニーナ(そういえば、ユーフェミア様の騎士になったんだっけ……)

ニーナ(イレブンなのに、変なの…)

644:2013/03/05(火) 23:36:39 ID:
リヴァル「にしても、スザクは補習に掛からなくて良かったな」

シャーリー「ルルとカレンも危なかったって聞いたよ?」

ルルーシュ「最近は作戦行動が多かったからな」

カレン「まあ、私たち、一応ナイトメアパイロットだし」

リヴァル「生徒会にナイトメア乗りが三人、うひゃー」

CC「私もいますよ?」

ルルーシュ「お前は生徒会じゃないだろう」

CC「あ、そうでした」

ミレイ「ピザ製作班は誰だっけ?」

シャーリー「えっと、会長とわたし、あとは…」

カレン「私もです」

ミレイ「おっけー、それ以外は観客の整理よろしくねぇん」

リヴァル「分かりましたー」

ルルーシュ「了解です」

ニーナ「私は撮影しておくから…」

645:2013/03/05(火) 23:41:17 ID:
CC「それでは、私とナナちゃん、咲世子さん、ユフィさんは観客席の方に行きましょうか」

ユーフェミア「何かお手伝いをしようと思っていたのですが」

咲世子「船頭多くして、船山に登ると申します」

咲世子「ユーフェミア様は全体を見るお仕事をされてはいかがでしょうか?」

ユーフェミア「!何だか凄そうです」

ミレイ(咲世子さん、ナーイス!)

シャーリー(皇女殿下なんて、どう扱っていいのか分からないもん……)

ニーナ(ユーフェミア様は様付けなんだ…)

ユーフェミア「それでは皆さん、各々頑張りましょう!」

ミレイ「お、おー!」

シャーリー(会長が押されてる…)

654:2013/03/06(水) 14:31:32 ID:
セシル「……せいっ!」ポコッ

男子生徒「いてっ」

セシル「えい、えい、えいっ!」

男子生徒「ぎゃっ、うわっ、やめっ……」

ラクシャータ「ちょっとお、真ん中狙い過ぎじゃなぁい?」

セシル「だって、何だかロイドさんに似ている気がして」

ラクシャータ「…確かに」

セシル「日頃の鬱憤を、晴らさせて、もらいます!」ピコッ

男子生徒「か、勘弁して下さいー」

ラクシャータ「ご愁傷様…」

ラクシャータ「……ま、そのロイドの所にでも行こうかねぇ」

655:2013/03/06(水) 14:37:10 ID:
ラクシャータ「……あ、居た」

ロイド「うーん、このフォルム、かつて戦場を席巻した由緒ある設計…」

ロイド「まさに芸術だよぉ」

ラクシャータ「…近寄りたくないオーラびりびりくるねぇ」

ロイド「あ!ラクシャータ」

ラクシャータ「そしてバレるし」

ロイド「凄いでしょお、このガニメデ!」

ロイド「あのマリアンヌ様も使っていたナイトメアなんだよ」

ラクシャータ「あー、はいはい」

ラクシャータ「あたし、その辺の歴史あんまり興味ないし」

ロイド「いやぁ、これ目当てにアッシュフォードのお嬢さんとお見合いしたっけねぇ」

ラクシャータ「……マジ?」

ロイド「うん、まあ断られたけどねぇ」

ラクシャータ「…そりゃあそうでしょう」

656:2013/03/06(水) 14:40:46 ID:
セシル「あら、お二人ともここにいらしたんですか」

ロイド「あ、セシルくん」

ロイド「いやぁ、やっぱりガニメデの魅力に勝てなくてぇ」

セシル「本当、ナイトメア馬鹿って言葉がピッタリですね」

ロイド「んふふぅ、何とでも言っていいさぁ」

ラクシャータ「こいつ、機械と結婚するつもりだったんだって?」

セシル「あはは、そんな事もありましたね…」

セシル「何せ、異性って感覚が全然無いんですもん」

657:2013/03/06(水) 14:45:00 ID:
ラクシャータ「……ふぅん?」スタスタ

ロイド「?どうかした?」

ラクシャータ「…よいしょ」モニュン

ロイド「え?」

セシル「はい?」

ラクシャータ「ありゃ、本当に反応無し?」

658:2013/03/06(水) 14:45:32 ID:
ロイド「ら、らららラクシャータぁっ!?」

セシル「ちょっと、ロイドさんの手を何て所に……」

ラクシャータ「いや、胸くらいいいじゃん、減るもんじゃなし」

ラクシャータ「それに、反応あるってことは、興味あるってことよねぇ?」

ロイド「ぼ、僕だって概念くらいは……」

ラクシャータ「はは、単に初心なだけでしょ、ロイドは」

ロイド「ば、馬鹿にするなー!」

ラクシャータ「はいはい、童貞乙童貞乙」

ロイド「きぃーっ!」

セシル「……着いていけない」

659:2013/03/06(水) 14:52:11 ID:
ナナリー(それにしても)

ナナリー(ユーフェミア様って、ユフィ姉様のことですよね?)

ナナリー(大丈夫なのかしら)

ナナリー(確か、CCさんはお兄様が記憶喪失だということに、と……)

ナナリー(ということは、私も覚えていないフリをした方がいいのでしょうか?)

ナナリー(ユフィ姉様も反応が無いようですし、お兄様にご迷惑をかけるような我が儘を言うわけにはいきませんものね)

咲世子「さて、ナナリー様、参りましょうか」

ナナリー「え?何処にですか?」

咲世子「ナナリー様とお話をしたがっている方の所に、ですよ」

ナナリー「?」

660:2013/03/06(水) 15:01:59 ID:
ユーフェミア「ああ!ナナリー!」ガシッ

ナナリー「え?この声は…」

CC「ユフィだよ、ナナリー」

CC「生徒会室で仲良くしている所を見せる訳にはいかないだろう?」

ユーフェミア「ルルーシュに言われていたんです、ナナリーの正体が露見しないようにしてくれって」

ユーフェミア「ああ、一体いつ振りかしら」

ユーフェミア「生きていてくれて、本当に嬉しいです」

ナナリー「ユフィ姉様…」

ユーフェミア「これからは、もっと仲良く出来ますよ」

ユーフェミア「そのために、ルルーシュも私も頑張っているんですから」

ナナリー「お兄様が?」

ユーフェミア「ええ」

ユーフェミア「それだけではありません、この国にいる皆が、同じように仲良く出来る世界を作るんです」

ユーフェミア「ですから、もう少し待っていて下さいね」

ナナリー「?は、はい」

661:2013/03/06(水) 15:07:22 ID:
CC「……」

ルルーシュ「…合流出来たんだな」

CC「ああ、ナナリーも嬉しそうだ」

CC「お前はいいのか?こんな所に居て」

ルルーシュ「いや、少々小細工をしようと思ってな」

CC「自分で小細工呼ばわりか?」

ルルーシュ「ちょっとした保険だからな、そんなものだ」

ルルーシュ「ナナリーとユフィを頼む」

CC「任せておけ、咲世子もいる」

CC「それより、例の計画とやらについては話してくれないのか?」

ルルーシュ「ここで話す訳にはいかない」

ルルーシュ「そうだな、今日の夜にでも話そう」

CC「…ふふ、楽しみにしておく」

ルルーシュ「…それではな」タッタッ

669:2013/03/07(木) 00:56:38 ID:
CC「……しかし」

CC「あいつはいつまであの格好のままなんだ?」

CC「気に入っているのか、それとも……」

ナナリー「CCさん、どうかなさいましたか?」

CC「ん?あ、いや」

CC(まあ、たまにはいいか)

ユーフェミア「CCさん、ナナリーと一緒に写真を撮りましょう」

咲世子「私が撮影します」

CC「ああ、分かった」

670:2013/03/07(木) 01:00:21 ID:
ルルーシュ「……いた、ラクシャータ!」

ラクシャータ「ああん?あんた誰?」

ルルーシュ「冗談を言っている場合じゃない、話が……」

ラクシャータ「その声…ルルーシュ?」

ルルーシュ「当然だ、他に誰がいる」

ラクシャータ「……ぷっ」

ラクシャータ「ち、ちょっとセシル、見てご覧よ」チョイチョイ

セシル「はい?今ロイドさんの機嫌をなおすのに……」

セシル「って、誰ですか?この女の子」

ルルーシュ「女の子?」

セシル「…え?もしかして」

ラクシャータ「くくく……あーなんかお腹つりそう」

671:2013/03/07(木) 01:04:31 ID:
ルルーシュ「……ん?」

ルルーシュ「…しまった、着替えを忘れていた」

ラクシャータ「そんな漫画みたいなこと本当にしないでよ」ゲラゲラ

ラクシャータ「それに、似合ってるじゃなぁい?」

セシル「まさか、ルルーシュくんはそういう?」

ルルーシュ「この格好については色々ありますが、セシルさんが考えているような理由はありません!」

セシル「そ、そうなの…私はてっきり…」

ルルーシュ「……もういいです」

ルルーシュ「それより、これを使いたいんですが」チャリ

ラクシャータ「?何に使うのよぉ」

672:2013/03/07(木) 01:06:03 ID:
ルルーシュ「使うかもしれないというだけだ」

セシル「うーん、別に構わないけど」

セシル「皆さんに迷惑は掛けちゃダメよ?」

セシル「それは守って下さい」

ルルーシュ「了解です」

セシル「それなら、トレーラーは向こうに停めてありますよ」

ルルーシュ「ありがとうございます」タッタッ

ラクシャータ「くくっ、歩きにくそう」

セシル「ヒールのある靴なんて、男の子は履かないでしょうし」

セシル「それにしても、何に使うのかしら」

ラクシャータ「盛り上げたいんじゃないのぉ?」

673:2013/03/07(木) 01:12:48 ID:
ミレイ「皆、生地の用意は?」

カレン「既にガニメデの前にセットしてあります」

カレン「シャーリー、オーブンの方は?」

シャーリー「うん、準備出来てるよ!」

カレン「ニーナ、撮影はスザクがガニメデに乗る所からだからね」

カレン「それと、報道陣は機材搬入の邪魔になるから、専用スペースから出さないように」

ニーナ「は、はいぃ」

ミレイ「も、燃えてるわね、カレン」

カレン「あたし最近オペレーターやらされてるんで」

カレン「このインカムがしっくりくるというか」

ミレイ「そ、そう」

ミレイ(何だか、わたしのキャラが薄くなってる?)

ミレイ(と言うより、皆が濃くなってる?)

674:2013/03/07(木) 01:15:21 ID:
スザク「カレン、そろそろ始めていいのかい?」

カレン「もうちょっと待って、後観客の整理が残ってる」

スザク「了解」

スザク「……あれ?ロイドさん」

スザク「そんなところで何をしているんですか?」

ロイド「……プリンがね」

スザク「はぁ」

ロイド「二つのプリンが、僕を挟んでね…」

スザク「…何で無いているんです?」

ロイド「プリンが二つでプリンプリン……」

スザク「?とりあえず危ないからどけておこう」

ロイド「ぷりんぷりーん……」

675:2013/03/07(木) 01:19:50 ID:
カレン「よし、全部オッケーね」

カレン「会長、開始の挨拶をお願いします」

ミレイ「う、うん、分かったわ…」

ミレイ「会場にお集まりの皆様、本日は……」

カレン「さ、スザク、ガニメデ持って来て」

カレン「生地も忘れずに、よ?」

スザク「分かってるよ」

スザク「よいしょ……っ」ガチャン

スザク「これは、結構動かしにくいな」

スザク「まあ、何とかなるか」

676:2013/03/07(木) 01:31:22 ID:
ユーフェミア「あ、スザクが来ましたよ!」

CC「おお、あれでピザを作るのか」

咲世子「昨年のものより、さらに大きいようですね」

ユーフェミア「あれ、ちゃんと焼けるのかしら」

ナナリー「私も見てみたいです……」

咲世子「取材も沢山来ていますから、後で報道を録画しておきましょう」

ナナリー「ありがとうございます!」

CC「………?」

咲世子「……!」

677:2013/03/07(木) 01:31:52 ID:
CC(咲世子、気付いているか?)

咲世子(はい)

咲世子(ユーフェミア様が目当てでしょうね)

CC(…ナナリーを連れて離れておけ)

咲世子(了解しました)

ユーフェミア「あら?ナナリーは……」

CC「ユフィ、こっちだ」

ユーフェミア「はい?あの、どちらへ…」

CC「少々面倒事だ」

678:2013/03/07(木) 01:39:14 ID:
スザク「よっ、ほっ……」クルクル

ミレイ「おお!どんどん生地が伸びていきます!」

カレン「いい調子ね、そのまま頑張って」

スザク「オッケー、任せてよ」クルクル

スザク(ここからだと、結構観客が見えるなぁ)

スザク(おっと、集中集中)

スザク(……あれは、ユフィ?)

スザク(隣はCCさんかな?)

スザク(何か急いでいるみたいだ)

スザク(ん?……後ろに居るのは記者?)

スザク(!囲まれている)

スザク「ユフィ!」ズルッ

スザク「しまった!」

カレン「馬鹿、何やってんのよ!」

ミレイ「ああっ、ピザが……」

680:2013/03/07(木) 01:45:22 ID:
???「ふっ、俺に任せろ!」ギャルルルッ

カレン「あれは!?」

スザク「プロトじゃないか!」

ルルーシュ「ふはは、やはりスザクには荷が重かったようだな」

ルルーシュ「見よ!この素晴らしい生地捌きを!」クルクルクルッ

ミレイ「凄い、生地が自由自在に!」

ルルーシュ「俺がピザを完成させてやる」

ルルーシュ「待っていろ、CC!」

女生徒「あれ、ルルーシュ先輩?」

女生徒「どうしてドレスなんて」

男子生徒「似合ってるからいいんじゃね?」

女生徒「……確かに」

男子生徒「ナイトメアの操縦すげぇな」

男子生徒「コックピットから出てるのに、ピザ回してるぜ?」

女生徒「ステキ……」

681:2013/03/07(木) 01:46:55 ID:
カレン「……何やってんのよ、もう」

スザク「……!そうだ、ユフィ」

スザク「ちょっと、ごめんなさい」

スザク「ユフィ、こっちに!」

ユーフェミア「え?スザク?」

スザク「CCさんも一緒にガニメデの手へ!」

CC「いや、私は…」

ユーフェミア「よ、よく分かりませんが、こちらです」

CC「だから、私は別にいいんだと……」

683:2013/03/07(木) 01:53:12 ID:
スザク「大丈夫かい、ユフィ?」

ユーフェミア「はい」

ユーフェミア「でも、どうして?」

CC「……記者どもが集まってきていた」

CC「おおっぴらに学園を歩き回り過ぎたな」

ユーフェミア「まあ、そうでしたか」

ユーフェミア「よく見ると、凄い数のテレビカメラですね」

CC(…お気楽なお姫様だな)

ユーフェミア「……ちょうどいいかもしれません」

CC「は?」

スザク「え?」

ユーフェミア「テレビの関係者の皆さん」

ユーフェミア「わたくしは、ユーフェミア・リ・ブリタニアです」

ユーフェミア「お願いがあります、今から言うことを、全国に流していただけませんか?」

CC「何を言うつもりだ?」

684:2013/03/07(木) 01:56:27 ID:
ルルーシュ「む、ここで発表するつもりか……」

ルルーシュ「確か、ここにはディートハルトも来ていたはず……」

ルルーシュ「メールしておこう」ポチポチ

ルルーシュ「しかし、この格好は役に立つな」

ルルーシュ「これなら、正体もバレないだろう」

ルルーシュ「ふふ、皆が俺を見ているじゃないか」

ルルーシュ「ふははは、もっと見るがいい!」クルクル

シャーリー「うわーん、ルルが変になったぁ……」

リヴァル「いや、大概あんな感じじゃね?」

リヴァル「にしても、ユーフェミア様の発表って何かな?」

685:2013/03/07(木) 02:04:21 ID:
ユーフェミア「それでは、おほん」

ユーフェミア「わたくし、ユーフェミア・リ・ブリタニアは、富士周辺に行政特区、日本を設立することを、ここに宣言いたします!」

CC「なんだと!?」

ユーフェミア「この行政特区では、イレヴンは日本人という名前を取り戻すことになります」

ユーフェミア「イレヴンへの規制並びにブリタニア人の特権は、行政特区日本には存在しません」

ユーフェミア「イレヴンにも、平等な世界なのです!」

ニーナ「………え?」

スザク「ユフィ、君は……」

ユーフェミア「ゼロ、貴方もこの特区に参加して下さい!」

ユーフェミア「貴方が何者であるかは関係ありません」

ユーフェミア「わたくしと共に、ブリタニアの中に新しい未来を作りましょう!」

686:2013/03/07(木) 02:09:54 ID:
~総督府~

ギルフォード「姫様、これは……」

コーネリア「……仕事中は総督と呼べ」

コーネリア「それと、この話は既に了承した、問題はない」

ギルフォード「しかし、これではエリアの支配が……」

コーネリア「問題無いと言っている」

コーネリア「ギルフォード、下がっていい」

コーネリア「部下にもこの話は私が了承していることを周知させておけ」

ギルフォード「………」

コーネリア「聞こえなかったか?」

ギルフォード「……は、了解いたしました!」

687:2013/03/07(木) 02:13:50 ID:
コーネリア「……はぁ」

コーネリア「全く、私の弟と妹には困ったものだ」

コーネリア「ルルーシュめ、騎士の位で脅すなどと、小癪な…」

コーネリア「……」ウズウズ

コーネリア(うー、頼みに来た時の二人、まるで昔のままだったなぁ!)

コーネリア(ああやって、よく私にイタズラのとりなしを頼んで来たものだ……)

コーネリア(ふふ、エリアの支配など、私とユフィとルルーシュが居れば、どうとでもなる)

コーネリア(好きにやればいいさ)ジタバタ

ダールトン(……また、ああやって一人でジタバタしておられる)

ダールトン(…おいたわしや……)パタン

688:2013/03/07(木) 02:18:13 ID:
CC(まずい、これはまずいぞ)

CC(このまま特区に参加すれば、騎士団は事実上壊滅だ)

CC(しかし、参加しないとなれば日本人の心を裏切ることになり、騎士団とゼロの求心力は失われる)

CC(ルルーシュ、どうするつもりだ?)

ユーフェミア「さて、ルルーシュのところに戻りましょうか」

CC「あ、ああ」

ユーフェミア「ふふ、心配しないで下さい、CCさん」

ユーフェミア「ルルーシュとは、キチンと話し合って決めたことです」

CC「!……わ、分かっている」ズキ

CC(……私は何を…ユーフェミアとルルーシュは……)

CC(…今はこんなことを考えている場合では無いか)

CC(ルルーシュに話を聞かなければ…)

689:2013/03/07(木) 02:21:05 ID:
???「ふふっ、なるほどねぇ」

???「そうやって隠れていたわけだ」

???「ようやく見つけたよ、CC」

???「おやぁ?なぁにをされているのですか?」

???「いや、CCがどこにいるのか、やっと分かったんだよ」

???「シャルル、僕はこれからエリア11に向かう準備をしないと」

シャルル「兄さん、あまり無茶はなされないようにぃ、お願いします」

VV「うん、分かっているよ」ダッ

シャルル「………」

696:2013/03/07(木) 18:08:41 ID:
~クラブハウス~

ミレイ「いやー、みんなお疲れ様」

ミレイ「色々あったけど、イベントは大成功だったし」

ミレイ「今日はじゃんじゃん飲んじゃって!」

シャーリー「まあ、ジュースしか有りませんけど」

ミレイ「アルコールは二十歳になってから」

ミレイ「勢いと気分で酔いなさい!」

ミレイ「それにしても、ニーナも来れば良かったのに」

カレン「体調が悪いなら、無理に参加させるのも可哀想ですよ」

ミレイ「それは分かってるけど……」

697:2013/03/07(木) 18:16:55 ID:
リヴァル「スザクも大変だよなぁ」

リヴァル「ユーフェミア様も呼び出されたみたいだし」

ルルーシュ「……大丈夫、何も言われやしないさ」

リヴァル「お、さすがランペルージ卿は落ち着いてますなぁ」

ルルーシュ「……からかうな」

ルルーシュ「全く、これだから言いたく無かったんだ」

リヴァル「はは、悪い悪い」

リヴァル「でも、本当今年は色々あったよな」

リヴァル「何より、ルルーシュがCCさん連れて来たってのが……」

698:2013/03/07(木) 18:22:14 ID:
ミレイ「そうよねー」

ミレイ「ま、今となっては成るべくして成ってる感じだけど」

シャーリー「……」

ミレイ「あら、ごめんなさいねシャーリー」

シャーリー「…?あ、そういう事じゃなくて」

シャーリー「テロに巻き込まれたりもしたんだなぁって」

ミレイ「ああ、そういうことね」

ミレイ「あの時は驚いたわ、本当に」

ミレイ「ルルーシュが人質に志願したって聞いた時は、心臓止まるかと思っちゃった」

カレン「……相当無茶したわね」

カレン「ナリタでもさ」

ルルーシュ「……そうかもしれんな」

699:2013/03/07(木) 18:28:31 ID:
ミレイ「それでいくと、やっぱり今年で一番変わったのはルルーシュかもね」

ルルーシュ「俺が?」

ミレイ「皆もそう思わない?」

シャーリー「……私は、そう思います」

シャーリー「前より落ち着いてるっていうか」

ミレイ「余裕がある?」

シャーリー「そんな感じです」

カレン「後は、前みたいに斜に構えて無い感じするわね」

リヴァル「そりゃあ、嫁さんいるんだし」

リヴァル「大人になったってやつじゃ無いですか?」

ルルーシュ「……知らん」

700:2013/03/07(木) 18:33:32 ID:
ルルーシュ「それに、CCはまだ俺の妻では無い」

リヴァル「でも、あと何ヶ月かでそうなるんだろ?」

シャーリー「……!」

ルルーシュ「それはそうだが」

リヴァル「ま、俺は応援してるよ」

リヴァル「CCさんが来てから、お前にあんまり壁感じなくなったしさ」

ルルーシュ「壁?」

ミレイ「あー、あったわね」

ミレイ「何というか、一歩引いてる感じ」

ルルーシュ「そうですか?」

ミレイ「少なくとも、今までのルルーシュなら、今日のピザみたいなことしないと思うわね」

ミレイ「ふふ、あれは傑作だったわ……」

ルルーシュ「思い出し笑いしないで下さい」

ルルーシュ「ピザは美味かったでしょう」

カレン「そういう問題なんだ」

701:2013/03/07(木) 18:37:46 ID:
ミレイ「それにしても、ナナちゃん達遅いわね」

シャーリー「でも、何だかサプライズをしたいみたいでしたよ?」

ミレイ「うーん、それが無ければお手伝いしに行くんだけどね」

リヴァル「CCさんも居るし、大丈夫じゃないですか?」

カレン「CCって、料理出来るの?」

ルルーシュ「かなり上手い」

ルルーシュ「最近も咲世子や近所の主婦から習って来たりするからな」

ミレイ「……へぇ」

ルルーシュ「何ですか?」

702:2013/03/07(木) 18:40:31 ID:
ミレイ「いやぁ、初めてルルーシュから惚気っぽいこと聞いたなぁって」

ルルーシュ「そんなつもりは……」

ミレイ「このこのー、ちゃんと同棲してんのねー」

ミレイ「あー、あたしも相手がいればねぇ」

リヴァル「か、会長には俺がいるじゃないですか」

ミレイ「あーん、突然難聴になっちゃった」

リヴァル「ひ、酷い…」

シャーリー「でも、それなら凄いの来るのかな?」

カレン「あくまでナナリーが主導なら、可愛らしいものとかじゃない?」

710:2013/03/07(木) 23:07:43 ID:
ナナリー「みなさん、お待たせしました」

咲世子「ナナリー様特製クッキーです」

ナナリー「生地を捏ね、形を抜くのも全て、ですよ?」

シャーリー「凄い色んな形があるね」

ミレイ「なるほど、焼いてたから時間かかったのかぁ」

ナナリー「もう少し前に焼き始めれば良かったです」

リヴァル「俺は星形の貰いー」

カレン「そんなに焦らなくても、こんなに沢山あるじゃない」

シャーリー「あれ?CCさんの持っているのは?」

CC「…料理の方は咲世子さんが作っていたので」

CC「お土産用にシフォンケーキを」

カレン(……あんた、凄いわね)

CC(昔よく作ったんだ)

CC(これが好物の奴がいてな)

711:2013/03/07(木) 23:08:37 ID:
ミレイ「これ、貰っていいんですか?」

CC「ええ」

CC「明日位までは持ちますよ」

リヴァル「うへへ、今日は女の子の手作りお菓子が大量だー」

シャーリー「うう……完全に負けてる……」

咲世子「お料理は下に用意してありますので」

咲世子「お飲物は私が移動しておきます」

ミレイ「よーし、ナナちゃんクッキーは私が運ぶわよ!」

シャーリー「あ、わたしが車椅子押してあげる」

ナナリー「ありがとうございます」

カレン「ほら、リヴァルも幾つか飲み物持って」

リヴァル「オーケー、任せとけ」

713:2013/03/07(木) 23:16:11 ID:
CC「………」

ルルーシュ「…………」

CC「ルルーシュ」

ルルーシュ「分かっている」

ルルーシュ「ここでする話でもない」

ルルーシュ「外に行こう」

CC「……分かった」

ルルーシュ「……シフォンケーキか」

ルルーシュ「俺の好物の一つだ」

CC「…それは良かった」

カレン「……」コソッ

714:2013/03/07(木) 23:20:57 ID:
カレン(あの雰囲気、いつもの二人じゃない…)

カレン(今日のユフィの宣言といい、やっぱりこれは……)

カレン(おっと……)

ルルーシュ「……」スタスタ

CC「……」カツカツ

カレン(…追いかけて、今度こそ尻尾を)グイ

カレン「え?」

咲世子「カレンさん、どちらへ?」

カレン「え、いや……」

咲世子「ルルーシュ様とCC様は、大切なご用事があります」

咲世子「お邪魔をするのはやめましょう」

715:2013/03/07(木) 23:24:55 ID:
カレン「咲世子さん、貴女は……」

咲世子「私はただのメイドです」

咲世子「…ですが、今はもう一つお仕事があるので」

カレン「CCの様付けはやめたんじゃなかったんですか?」

咲世子「ふふ、主には従うのがメイドの務め」

咲世子「今は下女の咲世子ですから」

カレン「……分かりました、追いかけるのはやめます」

カレン「何故か咲世子さんを振り切れる気がしないので」

咲世子「ふふ、ありがとうございます」

716:2013/03/07(木) 23:27:13 ID:
~クラブハウス外~

ルルーシュ「…そこのベンチで良いだろう」

ルルーシュ「座るか?」

CC「……今はいい」

ルルーシュ「そうか」

ルルーシュ「それなら、俺も座らずに話すとしよう」

ルルーシュ「それで?何が聞きたい?」

CC「全てだ」

CC「私に隠していることを全て話せ」

ルルーシュ「……隠しているつもりは無かったのだがな」

717:2013/03/07(木) 23:29:22 ID:
ルルーシュ「まあ、今のところ気になっているのは」

ルルーシュ「行政特区日本、だろう?」

CC「その通りだ」

CC「分かっているのか?あんなものを作られては……」

ルルーシュ「騎士団はどのみち崩壊する」

ルルーシュ「まあ、確かにそうだな」

CC「……何を悠長なことを」

718:2013/03/07(木) 23:36:10 ID:
CC「これまで築き上げたものが、全て崩壊しかかっているんだぞ?」

CC「お前は、それを……」

ルルーシュ「そう興奮するな」

ルルーシュ「お前は大きな勘違いをしている」

CC「勘違いだと?私は……」

ルルーシュ「考えてもみろ、俺がそれを分かっていて容認すると思うか?」

CC「容認したからこうなったんだろう!」

ルルーシュ「違うな、間違っているぞ」

ルルーシュ「ユーフェミアとは協議した、騎士団は無くならないし、日本は作らせてもらう」

CC「………!」ギリ

719:2013/03/07(木) 23:41:39 ID:
CC「……それなら、これからはそのユーフェミアとやればいい」

ルルーシュ「なんだと?」

CC「私より役に立つだろう」

CC「咲世子がいれば、騎士団と特派の両立だって出来るだろうし」

CC「ラクシャータがいれば騎士団の連絡は出来る」

CC「そうだ、ガウェインにもカレンを乗せればいいじゃないか」

CC「私の力なんて、もう必要ない」

ルルーシュ「CC、お前は何を言っているんだ?」

CC「…お前にはもう、十分な力がある」

CC「地位も名誉も、実力も、仲間も」

CC「私が手伝うことなど、もう」

CC「何も無いではないか」

ルルーシュ「…………」

721:2013/03/07(木) 23:46:34 ID:
ルルーシュ「……はあ」

CC「ふん、何だそのため息は」

ルルーシュ「…いや」

ルルーシュ「俺は勝手に勘違いをしていたようだ」

ルルーシュ「お前はもう少し賢い女だと思っていた」

CC「……何だ、私を馬鹿にしているのか?」

ルルーシュ「ああ、そうだ」

ルルーシュ「この大バカ女め」

ルルーシュ「お前は何も分かっていない」

ルルーシュ「好き勝手にペラペラ喋って」

ルルーシュ「……何でこんな女を……」グシャ

CC「……やはり、これ以上は無理だな」

CC「これまでのようにはいかない」

ルルーシュ「……そうだな」

722:2013/03/07(木) 23:52:00 ID:
CC「……さよなら、ルルーシュ」クルリ

ルルーシュ「させるか」ガシッ

ルルーシュ「ふんっ!」グルン ドサッ

CC「きゃあっ!」

ルルーシュ「ふはは、格闘訓練は継続しているんだ」

ルルーシュ「不意打ちで躱せるものか」

CC「や、やめろ!」

CC「大体、こんな格好で…」

ルルーシュ「ふふ、まるで子供だな」

ルルーシュ「面白いベンチの座り方だ」

CC「離せ……っ」

ルルーシュ「断る」

ルルーシュ「俺の目を見ろ」

723:2013/03/07(木) 23:54:51 ID:
CC「馬鹿が、私にギアスは…」

ルルーシュ「ギアスをかける為じゃない」

ルルーシュ「いいからこっちを見ろ」

CC「……」

CC「はぁ」

CC「分かった、暴れないから腕をどけろ」

CC「顔が近い」

ルルーシュ「…仕方ないな」

CC「仕方ないも何も、これは対面座…」

ルルーシュ「わざわざ言わなくていい」

ルルーシュ「まあいい、抵抗は諦めろ」

CC「……分かったよ」

724:2013/03/07(木) 23:58:31 ID:
CC「それで?何が言いたいんだ?」

CC「目も見たぞ?」

ルルーシュ「何が映っている?」

CC「は?」

ルルーシュ「俺の目には何が映っているか聞いているんだ」

CC「……それは」

ルルーシュ「お前だ、CC」

ルルーシュ「それで、……お前の目には何が映っている?」

CC「……そんなの、この体勢だから…」

ルルーシュ「そうだ」

ルルーシュ「向かい合えば、当然だな」

ルルーシュ「俺は、ずっとそのつもりだったのだが」

CC「………?」

725:2013/03/08(金) 00:05:20 ID:
ルルーシュ「だから、俺はずっとお前を見てきた」

ルルーシュ「……お前もそうだと思っていたが」

CC「私だって……」

ルルーシュ「それなら、何故自分の力が必要ないと思う?」

ルルーシュ「俺が軍に入れたのは何故だ?」

CC「……お前がロイドに認められたから…」

ルルーシュ「スザクを動かせたからだ」

ルルーシュ「理由無しに軍の仕事を回そうとするほど、あいつはお人よしじゃない」

ルルーシュ「それでは、ラクシャータを仲間に出来たのは?」

CC「お前が仲間にしようと…」

ルルーシュ「お前がいたから、ここまでの協力関係を作れたんだ」

ルルーシュ「カレンのこと、紅蓮を作らせたのも、ガウェインを作らせたのもお前だ」

ルルーシュ「騎士団の旗揚げ宣言は?お前でなければあそこまで劇的な演出は出来なかった」

CC「……」

726:2013/03/08(金) 00:16:13 ID:
ルルーシュ「説明すればいくらでもあるぞ」

ルルーシュ「全部お前だ」

ルルーシュ「今、俺の周りに仲間がいるのも、地位も名誉も」

ルルーシュ「お前がいなければ殆ど手にしていない」

ルルーシュ「そもそも、ユーフェミアを生かそうと言ったのはお前じゃないか」

CC「……私は」

ルルーシュ「まったく、本当に馬鹿な女だ」

CC「…そんな言い方しなくてもいいじゃないか」

ルルーシュ「いいや、今日という今日は言わせてもらう」

ルルーシュ「いつも余裕ぶっているくせに、急に気弱になるし」

ルルーシュ「かと思えば、勝手に暴走した挙句勘違い」

ルルーシュ「俺はな、そういう論理的じゃない思考は嫌いだ」

ルルーシュ「……ああもう、俺の調子まで狂ってきた」

727:2013/03/08(金) 00:29:00 ID:
ルルーシュ「とにかく」グイッ

CC「…!」

ルルーシュ「俺には、お前が必要なんだ」

ルルーシュ「誰にも代わりはできない」

ルルーシュ「俺の前から居なくなることなんて許さない」

ルルーシュ「共犯者らしく、最後まで付き合ってもらうぞ」

CC「……」

CC「おい、腕をどけろ」

ルルーシュ「……断る」

CC「苦しいんだが」

ルルーシュ「我慢しろ」

728:2013/03/08(金) 00:33:15 ID:
CC「……」

ルルーシュ「……」

CC「…耳が赤いぞ?」

ルルーシュ「!」

CC「……う、そ」

ルルーシュ「CC!」

CC「ふふ、照れるな照れるな」

CC「お前の腿に座らせろ、それで顔は見えないだろう?」

ルルーシュ「…構わんが」

CC「…ふう、やっと解放された」ペタン

CC「意外と強引な所もあるじゃないか」

ルルーシュ「俺はいつだって俺のままだ」

ルルーシュ「知らなかったなら、お前の観察が足りなかったということだろう」

CC「……そうかもしれないな」

729:2013/03/08(金) 00:45:59 ID:
CC「……ふふ」

ルルーシュ「何だ突然」

CC「いや」

CC「まさか、お前がそこまで私を必要としていたとはな」

ルルーシュ「……少しは察しろ」

CC「否定しないのか?」

ルルーシュ「もう疲れた」

ルルーシュ「今回のように思い詰められても嫌だしな」

ルルーシュ「何処にもいくな、ここにいろ」

ルルーシュ「俺の隣に立ち、俺を見て居られる奴なんて」

ルルーシュ「……お前くらいしかいない」

CC「………っ」

730:2013/03/08(金) 00:57:44 ID:
ルルーシュ「ふっ、まだ足りないか?」

CC「か、からかうな」

ルルーシュ「俺は本気だ」

ルルーシュ「言っただろう?もう疲れた」

ルルーシュ「面倒な駆け引きなんて、もう要らない」

CC「……そんなにか?」

ルルーシュ「ん?」

CC「私は、お前にとって必要なのか?」

ルルーシュ「……ああ」

ルルーシュ「お前が居なければ始まらないし、終われないんだよ」

ルルーシュ「分かったら少しは小出しに悩め」

ルルーシュ「俺よりも自分のことを話さないじゃないか」

CC「……それは」

ルルーシュ「……別に、お前の過去に何があっても」

ルルーシュ「俺は詮索するつもりはない」

731:2013/03/08(金) 01:10:19 ID:
CC「いいのか?知らなくても」

ルルーシュ「知る必要のあることなら」

ルルーシュ「もう、とうに話しているだろう?」

CC「……そこまで言われると、私が物凄くちっぽけに思えるじゃないか」

ルルーシュ「今更気付いたか」

ルルーシュ「もっと俺を信じろ」

ルルーシュ「これから先、そうでなければやっていけん」

CC「……うん」

CC「ごめん」

ルルーシュ「気にしてない」

ルルーシュ「……」グイ

CC「…ん?どうした?」

733:2013/03/08(金) 01:51:40 ID:
ルルーシュ「……綺麗だ」

CC「え?」

ルルーシュ「お前は美しい」ナデ

ルルーシュ「俺は、お前が思っているよりずっと」

ルルーシュ「今が気に入っているぞ?」

ルルーシュ「もちろんこれからも、な」

CC「……」

ルルーシュ「それではダメか?」

CC「…ふん」

CC「とりあえず、ユーフェミアと何を話した?何を企んでいる?」

CC「それだけは聞いておかないと」

CC「納得できん」

ルルーシュ「…分かったよ」

735:2013/03/08(金) 01:55:43 ID:
ルルーシュ「………どうだ?」

CC「…ふむ」

CC「単刀直入に言おう」

CC「出来るのか?」

ルルーシュ「無論だ」

ルルーシュ「不可能ならばそもそも作戦段階でやめている」

ルルーシュ「既に準備は済ませているさ」

ルルーシュ「ユフィが今日発表するとは思わなかったがな」

CC「そうなのか?」

ルルーシュ「まあタイミングは一任していたからな」

ルルーシュ「驚きはない」

CC「……」

ルルーシュ「信じられないか?」

CC「……いや、信じるよ」

CC「お前を信じる」

736:2013/03/08(金) 01:59:55 ID:
ルルーシュ「…それならいい」

ルルーシュ「名誉挽回となるか?」

CC「成功させたら考えてやる」

ルルーシュ「……ふっ、口の減らない奴だ」

ルルーシュ「だが、任せておけ」

ルルーシュ「簡単なことだ」

CC「……」

CC「……えい」チュッ

ルルーシュ「………は?」

CC「頬くらいで狼狽えるな」

CC「その余裕っぷりが気に食わなかっただけだ」

CC「あまり調子に乗るなよ、童貞坊やめ」

ルルーシュ「………」

ルルーシュ「……分かった、降参だ」

ルルーシュ「悪かったよ」

737:2013/03/08(金) 02:03:14 ID:
CC「いいや、まだ許せないな」

ルルーシュ「どうすればいい?」

CC「罰として、もう少しこうしていてもらうぞ」

ルルーシュ「……いいだろう」

CC「……もっと気にしろ、唐変木」

CC「頬ずりしてやる」スリ

ルルーシュ「馬鹿、変なことはやめろ!」

CC「そうだ、そうやって反応してくれないと、面白くない」

CC「うりうり」

ルルーシュ「くっ、やはり言いすぎたか……」

CC「ふははは」

ルルーシュ(……うむ、まあ別に俺は得しかしていないのだがな)

ルルーシュ(CCが喜んでいるなら、そのままにしてやろう)

738:2013/03/08(金) 02:06:34 ID:
カレン「………」

咲世子「………」

カレン「ねえ」

咲世子「何でしょう」

カレン「あたしの気のせいかもしれないから聞くけど」

カレン「……ただ、いちゃついてるだけじゃない?」

咲世子「……どうでしょうか?」

カレン「突然ルルーシュはCCに抱きつくし、それからイチャイチャイチャイチャ…」

カレン「てか、何で一部始終見届けてんのよ、あたし」

咲世子「まあまあ、仲良きことは美しき哉、ですよ」

カレン「……あんなのがゼロだったら、あたし寝込むかも」

咲世子「はい?」

カレン「……なんでもない」

739:2013/03/08(金) 02:11:12 ID:
~ナナリーの部屋~

咲世子「それでは、そろそろお休みのお時間ですので」

ナナリー「え!もうですか?」

ナナリー「まだCCさんとお話したいのに…」

CC「……一緒に寝るか?」

ナナリー「いいんですか?」

CC「別にルルーシュの所で寝る必要もないしな」

CC「たまにはそういうのも面白いだろう」

ナナリー「嬉しいです!」

咲世子「それでは、ルルーシュ様にはそのように」

CC「ああ、よろしく頼む」

ナナリー「ふふふ、寝るまで沢山お話しましょうね?」

CC「…お手柔らかに、な」

740:2013/03/08(金) 02:16:55 ID:
CC「……よし」カチ

CC「入るぞ?」

ナナリー「はい、どうぞ」

CC「ふふ、広いな」

ナナリー「はい、私一人では使い切れません」

ナナリー「不思議です、誰かが同じ布団にいるというのは」

CC「ルルーシュは入ってこないのか?」

ナナリー「お兄様は、そういうことはしてきません」

ナナリー「手を繋いでくださるくらいです」

CC「寂しいか?」

ナナリー「…いえ」

ナナリー「それに、今はCCさんが居てくれますから」

741:2013/03/08(金) 02:20:37 ID:
CC「……嬉しいことを言ってくれるじゃないか、こいつめ」ナデナデ

ナナリー「ふふ、本当のことですから」

ナナリー「……CCさん」

CC「何だ?」

ナナリー「お兄様への想いは、変わりましたか?」

CC「…?どういうことだ?」

ナナリー「私、知っていたんです」

ナナリー「CCさんに初めて会った時…」

CC「……」

ナナリー「……ですが、今はどうなのかな、と」

742:2013/03/08(金) 02:24:56 ID:
CC「……どうだろうな」

CC「…変わった所もあるし、変わっていない所もある」

CC「そんな感じだ」

ナナリー「…そうですか」

ナナリー「……私は、CCさんがお姉様になってくだされば嬉しいです」

ナナリー「もちろん、お二人のお気持ち次第ですが」

CC「……」

ナナリー「ふふ、そんなに考えこまないで下さい」

ナナリー「……CCさん」

CC「何だ?」

ナナリー「お兄様を、よろしくお願いしますね」

CC「ナナリー……」

743:2013/03/08(金) 02:27:51 ID:
CC「……全く」

CC「よく出来た妹だよ、お前は」ギュッ

ナナリー「CCさん…」

ナナリー「……とても温かいです」

ナナリー「まるで、お母様のよう」

CC「覚えているのか?」

ナナリー「ええ」

ナナリー「ほんの少しですが」

CC「……懐かしいか?」

ナナリー「はい」

CC「………」

744:2013/03/08(金) 02:31:38 ID:
CC「……もう遅い、寝るんだ」

CC「子守唄でも歌うか?」

ナナリー「…いえ」

ナナリー「そのままでいてくだされば、それで」

CC「…分かった、そうしよう」

ナナリー「……」スゥスゥ

CC「……」ポンポン

745:2013/03/08(金) 02:34:52 ID:
ナナリー「………」スゥ…

CC「…寝付いたか」

CC「……ふふ、寝付きがいいのは変わらないな」

CC「……私も、まさかこんな形でお前達に会うことになるなんて」

CC「あの時は思っていなかったさ」

CC「……どうして、お前達なんだろうな」

CC「……何か知っているのか?」

CC「……応えてくれ、マリアンヌ…」

CC「……」

CC「お休み、ナナリー」

775:2013/03/09(土) 23:40:00 ID:
~騎士団本部~

玉城「あー、だるい」

井上「何がだるいよ、何が」

杉山「玉城も仕事してくれよな」

杉山「ただでさえ、この前の宣言のおかげで騎士団揺らいでるってのに」

玉城「……わあってるよ」

玉城「ゼロはゼロで忙しそうだしなぁ」

南「ま、それはそうだろう」

南「むしろ、殆ど何も言っていないのに組織が空中分解しないのは、ゼロの求心力があるからだろうし」

井上「珍しくあなたも真面目ね」

南「一応幹部みたいにして貰ってる訳だし」

南「その分、ヤバい時は頑張らないとな」

杉山「…だってよ?」

玉城「へいへい、やりゃあいいんだろ、やりゃあ」

776:2013/03/09(土) 23:45:55 ID:
玉城「にしても、カレンは何やってんのかな?」

井上「報告は定期的に上がってきてるわよ」

井上「順調に昇進しているみたいだし」

玉城「ちぇー、あいつどっちの味方か分かってんのかな」

井上「玉城!」

杉山「お前も知ってるだろ」

杉山「カレンは、本当なら俺たちみたいなのと一緒にいるべきじゃないんだ」

井上「それに、カレンの情報でゼロがブリタニアの動きを掴んでるのもあるんだから」

井上「あまり無責任なこと言ってると、容赦しないからね」

玉城「わ、悪かったよ」

玉城「別に俺だってカレンに文句があるわけじゃねぇし」

玉城「ただ、このままよ」

玉城「もしゼロが特区に参加したら、俺たちどうなんのかなって」

777:2013/03/09(土) 23:48:54 ID:
杉山「それは……まあ騎士団は解体されるんじゃないか?」

玉城「そしたら、俺たちって何すりゃいいんだよ」

井上「普通に働けばいいんじゃない?」

玉城「ブリキ野郎共の顔色伺ってか?」

玉城「そんなの、結局日本を取り戻したことになるのかよ?」

南「……ま、それは皆同じ思いだろうさ」

杉山「でも、参加しなきゃ日本を作ることに反対していることになりかねないじゃないか」

杉山「ユーフェミアはゼロが誰でもいいって言ってんだぜ?」

778:2013/03/10(日) 00:08:06 ID:
井上「やめましょう」

井上「私たちがここで話し合ったって、どうにかなるものじゃないわ」

杉山「そうだよな」

杉山「俺たちはゼロがすぐ動けるように、騎士団を纏めるのが仕事だろ」

玉城「……くそー、俺にも頭があればよぉ」

井上「ま、その気持ちがあるなら、グダグダしてないで働きなさい」

井上「ね?」

玉城「…はぁ、それしかないのか」

杉山「ま、仮にこのまま特区に参加するとしてもさ」

杉山「少しはマシだろ?」

杉山「どんだけ大きくなっても、結局俺たちはレジスタンスに代わりは無いんだから」

779:2013/03/10(日) 00:16:42 ID:
ゼロ「残念だが、君達がそんな弱気では困るな」ウィン

井上「ゼロ!」

杉山「珍しくCCも一緒か」

CC「私も仕事があってな」

ゼロ「待たせてすまない」

玉城「ゼロ、あのよ……」

ゼロ「分かっている、ユーフェミアの事だな?」

ゼロ「すぐに方針を発表したい」

ゼロ「南、今すぐ藤堂と四聖剣を会議室に集めてくれ」

南「わ、分かった」

ゼロ「井上、杉山、お前たちはこのデータをプリントアウトしてきてくれ」

杉山「よっし、行くぜ井上」

井上「そうね」

玉城(あいつら、ゼロが来た途端に元気になっちまいやがって)

780:2013/03/10(日) 00:25:13 ID:
ゼロ「玉城、扇はどうした?」

玉城「あいつはキョウトの方に呼ばれて行っちまったよ」

CC「どうする?」

ゼロ「恐らくは神楽耶だ、問題はない」

ゼロ「玉城、扇の代理で会議に参加してもらうぞ」

玉城「いいのかよ?俺は作戦とかについてはあんまり…」

ゼロ「君が騎士団について並々ならぬ思い入れを抱いているのは知っている」

ゼロ「騎士団がどうあるべきか、それが今回の全てだ」

ゼロ「他に適任はいない」

玉城「ゼロ……」

玉城「俺、やるよ」

ゼロ「ああ、先に行っているといい」

玉城「分かったぜ!」

781:2013/03/10(日) 00:35:16 ID:
CC「たいしたものだな、ゼロの力は」

ゼロ「俺の目的が順調に達せられている証拠だ」

ゼロ「彼らにとって、ゼロの中身ではなく、ゼロという存在が支えになっている」

ゼロ「いい傾向だ」

CC「お前がそう言うなら良いんだろうな」

CC「私は私に出来る事をしよう」

ゼロ「セッティングは任せる」

CC「ふふ、バッチリ決めてやるさ」

ゼロ「よし、行動開始だ」

782:2013/03/10(日) 00:39:47 ID:
~会議室~

ゼロ「揃っているな?」

藤堂「……ああ」

玉城「こっちも集めといたぜ」

ゼロ「ご苦労」

ゼロ「杉山、全員に資料を配布してくれ」

ゼロ「目を通す時間をとる、話はそれからだ」

杉山「分かった」

藤堂「……」ペラ

玉城「うーん……」ペラ

ゼロ「……」

千葉「藤堂さん、これって…」

藤堂「……うむ」

783:2013/03/10(日) 00:42:40 ID:
ゼロ「状況は理解したか?」

玉城「だ、大体は」

藤堂「……単刀直入に言っていいだろうか?」

ゼロ「構わない」

藤堂「正気か?」

ゼロ「もちろんだとも」

ゼロ「我々黒の騎士団は、行政特区日本に参加する」

ゼロ「これは決定事項だ」

藤堂「……それがどのような結果を生むのか、分かっているはずだが?」

784:2013/03/10(日) 00:50:43 ID:
千葉「そうだ」

千葉「フクオカと同じ結果になるのは目に見えている」

千葉「我らは命を賭けて戦地に立ったのだ」

千葉「同じ轍を踏まれるのは困る」

朝比奈「あの中華連邦の奴も大人しく返すし」

朝比奈「一体どういうつもりなんだ?」

ゼロ「奴は我々にとってあまり重要ではない」

ゼロ「我々に手を出すと手痛い反撃を食らわせると、中華連邦に知らしめる為のものにすぎん」

ゼロ「それに、資料にはキチンとその事について書いてあったはずだが?」

785:2013/03/10(日) 00:56:27 ID:
藤堂「行政特区ではなく、自治区を認めさせる」

藤堂「こんなものは絵空事だ」

藤堂「我々は現実の話をしている」

玉城「……あのよ」

ゼロ「どうした?玉城」

玉城「いくらなんでも、これは無理なんじゃないか?」

玉城「…なあ?」

井上「今の情勢を考えると、ねぇ?」

杉山「日本を落とせばアジア圏に踏み込めるからな」

杉山「ブリタニアがそんなもの認める訳が……」

786:2013/03/10(日) 01:02:47 ID:
ゼロ「なるほど」

ゼロ「ここにいる全員が、不可能だと思っているんだな?」

藤堂「当然だ」

ゼロ「では、このまま行政特区であるとして」

ゼロ「藤堂、お前ならばどうする?」

藤堂「……ここで特区に参加すれば、結局ブリタニアの支配からは逃れられん」

ゼロ「それでは、突っぱねるか?」

藤堂「それは……」

ゼロ「民衆は目先の利益を優先しがちだ」

ゼロ「形だけでも、今の抑圧された環境を脱することが出来るならば」

ゼロ「それは賛同されるだろう」

ゼロ「事実、日本人の中にもユーフェミアを救国の姫君と讃える派閥が出来つつある」

787:2013/03/10(日) 01:13:30 ID:
ゼロ「つまり、今の我々は既にチェック状態というわけだ」

ゼロ「チェスの常道であれば、ここでキングを逃がす」

ゼロ「だが、それでは解決しない場面もある」

ゼロ「今回はそのタイプだ」

ゼロ「騎士団の存続に拘ったところで、ブリタニアと戦うだけの力は残らない」

ゼロ「ここは攻めるべき局面、ということになる」

ゼロ「それには、この特区を我らに有利な物へと変えなければならない」

ゼロ「分かるか?」

藤堂「……理屈はな」

790:2013/03/10(日) 01:20:40 ID:
CC「……ゼロ」ウィン

ゼロ「終わったか?」

CC「ああ」

CC「すぐに出すか?」

ゼロ「そうしてくれ」

藤堂「…ゼロ、何の話だ?」

玉城「何が終わったんだよ?」

ゼロ「ブリタニアへの工作が、だ」

ゼロ「論より証拠、これを見てもらおう」

藤堂「………む」

千葉「捏造じゃないのか?」

ゼロ「ラクシャータに侵入させた」

ゼロ「これは決定事項、間違いはない」

ゼロ「最終的な決定は特区確定の式典で行われるがな」

791:2013/03/10(日) 01:23:02 ID:
玉城「あ、ありえねぇ…」

井上「本当に、日本が出来る……?」

藤堂「…ゼロ、一体どれだけの力を隠し持っている?」

藤堂「これは普通じゃない」

ゼロ「確かに、普通ではないな」

ゼロ「だが、私は不可能を可能にする男」

ゼロ「普通であるはずがないだろう?」

ゼロ「今後の騎士団の動向については追って通達する」

ゼロ「これは終わりではない、始まりだ」

ゼロ「各々、十分に理解するように」

793:2013/03/10(日) 01:27:57 ID:
CC「ゼロ、そろそろ時間が」

ゼロ「……そのようだな」ガタ

ゼロ「誰か、質問はあるか?」

ゼロ「私はこれからキョウトに向かわなければならない」

藤堂「……」

玉城「これで文句あるやつなんて居ないだろうぜ?」

玉城「やり遂げたら……まさに英雄だ」

ゼロ「今更そんな地位に興味はない」

ゼロ「あくまで日本人の為だ、それを忘れないでくれ」

ゼロ「私欲に走る人間を、私は容認するつもりがないのは、知っているな?」

CC「ゼロ」

ゼロ「話は以上だ、引き続き本部を頼む」バサッ

794:2013/03/10(日) 01:33:03 ID:
>>792必要なのよ、ここではね……

朝比奈「と、藤堂さん」

朝比奈「まともじゃありませんよ、こんなの」

藤堂「……そうだな」

藤堂「ゼロは、我らに計り知ることの出来ない何かを持っているようだ」

藤堂「…だが、ゼロが私欲で活動していないのは分かった」

千葉「……そうですね」

藤堂「玉城、といったか」

玉城「あ、はい」

藤堂「君たちは我らより長くゼロと共にいる」

藤堂「ゼロの目的は何なんだ?」

藤堂「あまりに利のない行動が多すぎる」

795:2013/03/10(日) 01:37:52 ID:
玉城「……俺も上手くは言えないスけど」

玉城「俺たちの誰より、日本のことを考えてて」

玉城「何より、言ったことは守ってます」

玉城「嘘を言う奴じゃありません」

藤堂「……」

藤堂「信頼に足るか?」

玉城「それは、もち……」

井上「あ、あの、私たちも」

杉山「ゼロは、何も出来なかった俺らをここまで連れて来てくれました」

杉山「今回だって、どうやったのかは分かりませんけど」

杉山「信頼していいと思います」

玉城「……ってことで」

藤堂「そうか…」

796:2013/03/10(日) 01:43:00 ID:
藤堂「部下は将を表す」

藤堂「君たちを見る限り、ゼロは大した指導者だ」

藤堂「千葉、朝比奈、我らも協力して騎士団を纏めるんだ」

千葉「…承知」

朝比奈「……承知」

藤堂「お互いの健闘を祈ろう」

藤堂「日本の為に」

玉城「に、日本の為に!」

797:2013/03/10(日) 01:46:45 ID:
玉城「……はぁ、あの人と話すの緊張するぜ……」

井上「でも、藤堂さんの言っていたこと、どうなんでしょうね?」

杉山「ん?何が?」

井上「ほら、ゼロの目的というか」

井上「ゼロって、騎士団で何か得してるのかしら」

井上「何も無しでやっているなら、それこそ人間かどうか怪しいと思わない?」

杉山「まあ、無欲のレベルは超えてるよな」

杉山「どうなんだろ」

玉城「案外、ブリタニアのやつだったりしてな」

井上「どうして?」

玉城「だって、それならこっちがどうなったって、自分の地位は関係無いってことあるだろうし」

杉山「まさか、あり得ないだろ」

玉城「……だよなぁ」

799:2013/03/10(日) 01:51:30 ID:
玉城「ま、でもよ」

玉城「このまま行けば、俺たち日本人に戻れるんだぜ?」

玉城「目標達成じゃんか」

井上「…もう、ブリタニア人に怯えることもないのね」

杉山「何かテンション上がってきたな」

杉山「もしかしたら、このまま偉い仕事につけたりして」

玉城「え?」

井上「騎士団の創設メンバーだものね、そのくらいはあるかも」

玉城「いや、それは……」

南「おい、お前たち仕事が残ってるんだけど?」

杉山「オッケー、すぐに行く」

井上「ふふふ、やる気出てきた」

800:2013/03/10(日) 01:53:46 ID:
玉城「なんだよ、あいつら……」

玉城「……」

玉城「あーもう!ダメだダメだ」

玉城「余計なことは後回し、今はやれることやるしかねぇ」

玉城「……」

816:2013/03/12(火) 01:06:46 ID:
~特区日本開催宣言式 会場~

カレン「凄い熱気ね……」

スザク「それはそうだよ」

スザク「これで、一部でも日本人に戻れるんだ」

スザク「皆嬉しいんだよ」

カレン「にしたって、ブリタニア主催の会なのに」

ルルーシュ「人なんてそんなものだ」

スザク「あ、ルルーシュ」

ルルーシュ「すまない、遅れた」

ルルーシュ「少々服に手間取ってな」

カレン「ああ、それ面倒っぽいもんね」

ヴィレッタ「すぐに慣れるさ」

カレン「ヴィレッタさん、驚かさないで下さいよ」

817:2013/03/12(火) 01:07:50 ID:
ヴィレッタ「仲良しこよしもいいが、そろそろ席につけ」

ヴィレッタ「開始まで時間はあるが、遅れるわけにもいかないからな」

ルルーシュ「了解です、ヴィレッタ様」

ヴィレッタ「様?」

スザク「どうしたんだい?ルルーシュ」

ルルーシュ「……いや、すまん、さんを噛んでしまった」

ヴィレッタ「器用なやつだな」

カレン「?」

ルルーシュ「さて、早く行こう」

ヴィレッタ「あ、ああ」

スザク「ちゃんと成功するかな」

ルルーシュ「大丈夫だろう」

818:2013/03/12(火) 01:12:46 ID:
~騎士団拠点トレーラー~

神楽耶「……退屈ですわ」

千葉「もう少しで到着します、しばしお待ちを」

神楽耶「もう、その科白は聞き飽きましたわ」

神楽耶「…貴女もゼロ様の愛人ですの?」

千葉「あ、愛人!?」

神楽耶「あら、その反応は違うのですわね」

千葉「あ、当たり前です」

千葉「それに、もって何ですか、もって」

神楽耶「ゼロ様が会いに来る時、よく連れているのですわ」

神楽耶「黒髪で、こう鼻持ちならない性格の女です」

千葉「ああ、CCですか」

819:2013/03/12(火) 01:21:01 ID:
神楽耶「有名なんですの?」

千葉「有名というか、まあよく一緒に居ますね」

千葉「噂では、騎士団創設期から共にいるとか」

神楽耶「なるほど、長い付き合いというやつですわね」

千葉「でも、CCには婚約者が居るという話もありますよ?」

神楽耶「あら、それは耳寄り」

神楽耶「どなたです?」

千葉「確かブリタニア人だったかと」

千葉「尤も、軍人らしいのでCCが合意の上で婚約しているのかは謎ですが」

神楽耶「あの方も、色々あるのですわね」

神楽耶「それにしても、貴女は結構事情通ですのね」

千葉「井上という噂好きが話しているのを聞いただけです」

千葉「さあ、そろそろ会場ですよ」

神楽耶「ふふ、わたくしのお仕事が始まりますわね」

千葉「仕事?」

820:2013/03/12(火) 01:28:58 ID:
スザク「!あの人は……」

ヴィレッタ「皇神楽耶か」

カレン(ゼロが言っていた通りね)

カレン(てことは、本気でやるつもりなのかしら)

カレン(といっても、あのメンツからして……)

ルルーシュ「ん?どうしたカレン」

カレン「…別になんでもないけど」

カレン(ルルーシュかCCが動いてるのは間違いないのよね)

カレン(でもなぁ、CCが言ったらルルーシュはホイホイ従いそうだから)

カレン(実際どうなのか分からないのよね)

821:2013/03/12(火) 01:31:51 ID:
カレン「…ねぇルルーシュ」

ルルーシュ「何だ?」

カレン「あんた、どうしてサインしたの?」

ルルーシュ「必要だと思ったからだ」

ルルーシュ「日本人のためには、な」

カレン(……くっ、こいつ結構親日家だし、余計分からん)

神楽耶「失礼しますわ」

カレン「神楽耶様!?」

神楽耶「あら、ブリタニアの方でもわたくしを知って下さっているのですね」

神楽耶「光栄ですわ」

千葉(神楽耶様、彼女は以前話した紅月です)

神楽耶(あら、そうでしたの)

神楽耶「お仕事、お疲れ様ですわ」

カレン「あ、ありがとうございます」

822:2013/03/12(火) 01:39:37 ID:
カレン「神楽耶様は、どうしてこちらに?」

神楽耶「さあ?暗殺対策とかではないでしょうか」

神楽耶「わたくし、公式の場に出るのは久々ですし」

カレン「暗殺ですか……」

神楽耶「仕方ありませんわ」

神楽耶「わたくしも、ゼロ様に言われた時はつい渋ってしまったものです」

ヴィレッタ「おいカレン、何を話しているんだ?」

ヴィレッタ「あまり親しげにしていると、問題にされかねないぞ」

神楽耶「ここは日本です、わたくしとカレン様に違いはありませんわ」

神楽耶「貴女は貴女の役目を果たしていなさい」

ヴィレッタ「……カレン、ほどほどにな」

カレン「え、ええ」

823:2013/03/12(火) 01:45:09 ID:
神楽耶「少しのお喋りくらい、許してほしいものですわ」

カレン「あの、神楽耶様」

カレン「ゼロに言われたというのは?」

神楽耶「この式典に参加することですわ」

神楽耶「これでも、決死の覚悟でここにいますのよ」

神楽耶「まあ、ゼロ様の言い分も分かりますし、結果承諾したのですけど」

カレン「あの、話が見えないんですが」

神楽耶「わたくしが来るということは、まさに錦旗、日本の総意を背負っているという証明なのです」

神楽耶「ゼロ様は、騎士団の決定が日本を代表していると強調したいんですわ」

神楽耶「わたくしの仕事は、式典の終わりまで五体満足でここにいることですから」

神楽耶「いざとなれば、よろしくお願いしますわ」

カレン「は、はあ」

824:2013/03/12(火) 01:49:53 ID:
ルルーシュ「どうやら、話が弾んでいるようだな」

カレン「っルルーシュ!」

ルルーシュ「心配するな、話は聞きていない」

ルルーシュ「盗み聞きをする趣味はないからな」

カレン「そ、そう」

ルルーシュ「悪いが、俺もこちら側に座るぞ」

ルルーシュ「一応監視も兼ねて、な」

神楽耶「あらあら、随分と警戒されているようですわね」

ルルーシュ「…初めまして、皇神楽耶様」

ルルーシュ「私はルルーシュ・ランペルージ」

ルルーシュ「コーネリア様の命により、貴方を監視せねばなりません」

ルルーシュ「ご無礼をお許しください」

神楽耶「……礼節は弁えているようですわね」

825:2013/03/12(火) 01:56:37 ID:
神楽耶「ええと、ランペルージ様?」

ルルーシュ「はい、何でしょうか」

神楽耶「監視、よろしくお願いしますわね」

ルルーシュ「お任せ下さい」

ルルーシュ「貴方を安全に帰すことも、私の仕事ですから」

カレン「そうなの?」

ルルーシュ「当たり前だ」

ルルーシュ「ともかく、ごゆるりとおくつろぎ下さい」

神楽耶「ええ、そうさせてもらいますわ」

826:2013/03/12(火) 02:03:17 ID:
千葉(神楽耶様)

神楽耶(どうしましたか?)

千葉(ゼロが到着しました)

神楽耶「本当ですの?」

カレン「何がですか?」

神楽耶「今、ゼロが…」

CC「ゼロが到着したらしい」

神楽耶「……あら、科白尻を取られるのは不快ですわね」

カレン「CCじゃない」

CC「すまない、少々遅れた」

CC「体調が優れなくてな」

ルルーシュ「休んでいてもいいぞ?」

CC「そういうわけにもいかないさ」

CC「これでも、職を与えられてしまったからな」

CC「ほら、ゼロもご登場のようだぞ」

827:2013/03/12(火) 02:08:43 ID:
カレン「公式に出て来るのは河口湖以来かしらね」

神楽耶「ああゼロ様、今日も凛々しいお姿……」

ルルーシュ「凛々しい、か」

カレン「あ、スザクが出てきた」

CC「ユーフェミアの所に連れて行くのだろうさ」

カレン「なるほどね」

カレン(…うーん、ゼロはあそこにいて)チラ

ルルーシュ「ん?」

カレン(ルルーシュはここにいる)

カレン(どっちか影武者?)

カレン(だとしたら、ゼロの方になるんだろうけど)

カレン(こんな大事な場面で影武者に任せるかしら?)

ルルーシュ?(……いやに疑われていますね)

ルルーシュ?(大丈夫かしら)

828:2013/03/12(火) 02:14:40 ID:
CC「……っ」フラッ

カレン「うわっ、と」

カレン「どうしたのよ、CC」

CC「…すまん、朝から頭痛がな」

カレン「そんなキツいなら、本当に医務室行く?」

カレン「あたしが連れてったげるわよ」

CC「随分優しいじゃないか」

カレン「だって、見るからに辛そうだし」

カレン「ルルーシュはここから動けないでしょう?」

ルルーシュ「ああ」

ルルーシュ「CC、そうした方がいい」

CC「……仕方ないな」

CC「だが一人で大丈夫だ、カレンはここにいろ」

カレン「でも…」

829:2013/03/12(火) 02:21:25 ID:
CC「あまり心配されると、余計に悪化しそうだ」

CC「ただの頭痛に介助はいらん」

カレン「そう?」

CC「悪いが、ここは任せるぞルルーシュ」

ルルーシュ「は…ああ」

カレン「気が抜ける返事ねぇ」

ルルーシュ「俺も心配なんだ」

ルルーシュ「気を付けてな、CC」

CC「ああ」

神楽耶(……なんだか、本当に体調が悪そうですわね)

神楽耶(いつもは鬼がきても平然としていそうな方ですのに)

830:2013/03/12(火) 02:26:06 ID:
スザク「……」

ゼロ「……」

ゼロ「そんなに警戒せずとも、武器などはもっていないよ」

スザク「これが、自分の仕事ですから」

スザク「……自分は、貴方が正しいとは思わない」

ゼロ「何の話かな」

スザク「黒の騎士団は、結局レジスタンスだ」

スザク「……でも、やり方は違っても」

スザク「見ている方向は同じだと思いたい」

スザク「貴方を信じていいのか?」

831:2013/03/12(火) 02:30:55 ID:
ゼロ「別に私を信じる必要はない」

スザク「え?」

ゼロ「同じ方向を向いているなら、君は自分を信じることだ」

ゼロ「やり方は違えども、お互い認め合うこともできる」

ゼロ「私はそう思うがね」

スザク「……この部屋だ」

スザク「ユーフェミア様、ゼロを連れて来ました」

ユーフェミア「ご苦労様です、スザク」

ユーフェミア「わたくしはこれから会談があります、式典の会場で待っていて下さい」

スザク「……了解しました」

スザク「ユーフェミア様に危害を加えるなら…」

ゼロ「貴方の騎士は心配症だな」

ユーフェミア「それもいいところなんです」

スザク「……失礼します」

832:2013/03/12(火) 02:34:18 ID:
ユーフェミア「……ふふ、もう大丈夫ですよ」

ルルーシュ「……ああ、そのようだな」カポ

ルルーシュ「どうにか姉上は誤魔化せたな」

ユーフェミア「ええ、書類は既に用意してあります」

ユーフェミア「後は、わたくしたちが自治区日本を宣言するだけです」

ユーフェミア「それにしても、自治区を作るのは思いつきませんでした」

ルルーシュ「普通なら無理だからな」

ルルーシュ「俺も特務騎士でなければ悩んでいただろう」

ルルーシュ「爵位保持者三名以上の同意と、総督権者の提唱」

ルルーシュ「まさに、俺たちの力を合わせて初めて、可能な策だ」

833:2013/03/12(火) 02:40:39 ID:
ユーフェミア「特派の方々にはお礼をしなければなりませんね」

ユーフェミア「ロイドさんに、ヴィレッタさん」

ユーフェミア「おかげで助かりました」

ルルーシュ「ヴィレッタさんは親族にも掛け合ってくれたようだ」

ルルーシュ「日本に思うところがあったのかは分からないが」

ルルーシュ「だが、これで姉上でも止められない」

ルルーシュ「後で何を言われるかは分からないが……」ズキ

ユーフェミア「?どうかしましたか?」

ルルーシュ「……いや、少し頭痛がな」

ユーフェミア「風邪ですか?」

ルルーシュ「……問題ない」

834:2013/03/12(火) 02:46:31 ID:
CC(……この痛み、これはギアスの共振か?)

CC(いや、ここで私に向くギアスはルルーシュのものだけだ)

CC(だが、病にならぬ身で頭痛になる訳がない)

CC(どういうことだ?)

CC「…………まさか」

CC「いや、ルルーシュは殆どギアスを使っていない」

CC「馴染むには、まだ早過ぎ……」

CC「…!そうか、共振…」

CC「あいつはマオと共振を起こしている!」

CC「何故気付かなかった!」ダッ

CC(ルルーシュ!!)

835:2013/03/12(火) 02:50:10 ID:
ルルーシュ「しかし、こうも順調にいくと、恐ろしいものがあるな」

ユーフェミア「ふふ、確かにそうですね」

ユーフェミア「まるで魔法みたい」

ルルーシュ「……魔法、か」ズキ

ルルーシュ「なあ、ユフィ」

ユーフェミア「なんですか?」

ルルーシュ「俺にも魔法のような力があると言ったら、信じるか?」

ユーフェミア「ルルーシュに?」

ユーフェミア「あるんですか?」

ルルーシュ「……ああ」ズキズキ

ルルーシュ「絶対遵守といってな」

ルルーシュ「これを使っていれば、もう少し早くここまで来られたのかもしれない」

836:2013/03/12(火) 02:53:04 ID:
ユーフェミア「絶対遵守?」

ルルーシュ「俺の命令に、必ず従わなければならないということさ」

ルルーシュ「どんな命令でも、従わさせることができる」

ユーフェミア「ふふ、面白いお話ですわね」

ユーフェミア「でも、そんな便利な力、あるわけが有りません」

ルルーシュ「いや、有るんだよ」キュイィィィ

ルルーシュ「例えば、俺が君に」

ユーフェミア「わたくしに?」

ルルーシュ「今すぐ外で……」

852:2013/03/13(水) 11:24:23 ID:
ロイド「いやぁ、まいったまいった」

セシル「ロイドさん、みっともないからシャンとして下さい」

ロイド「えー?でもラクシャータだってだらけてるしぃ」

ラクシャータ「お祭りみたいなものでしょ?適当でいいのよ、適当でぇ」

セシル「二人ともそんなだから、いつまでたっても特派は窓際部署なんです!」

セシル「もう、転職しようかしら」

カレン「あれ?三人ともどうしたんですか?」

神楽耶「また妙な方々が揃い踏みですわね」

セシル「みょ、妙!?」

千葉(ラクシャータがいるということは、カレンの所属している所か)

853:2013/03/13(水) 11:31:27 ID:
ロイド「おやぁ?その人だぁれ?」

セシル「さっき聞いたでしょう?皇神楽耶さんですよ」

セシル「何の為の会議ですか、もう」

ラクシャータ「ま、ウチのデヴァイサーが頑張ってるのを見てただけよねぇ」

ラクシャータ「ルルーシュは何やってるわけ?」

ルルーシュ「神楽耶様の監視兼護衛だ」

ラクシャータ「あらぁ、お勤めご苦労さん」

カレン「会議に出席していたんですか?」

セシル「ええ」

セシル「今後の方針はユーフェミア様が発表されるみたいなんだけど」

セシル「私たちは騎士団が反乱を起こした……」

セシル「と、ここで言うことでもないわね」

神楽耶「ご心配なく、気にしていませんわ」

854:2013/03/13(水) 11:37:54 ID:
ロイド「あーあ、何だか嫌な感じがするんだよねぇ」

カレン「え?」

ロイド「嫌な感じだよぉ」

ロイド「何か大切なものを失うような」

ラクシャータ「何?感傷?」

ロイド「よく分からないけどさぁ」

ロイド「どういうことなんだろうねぇ」

ラクシャータ「あんたにしか分からないわよぉ」

セシル「二人とも、椅子は脚を上げないで座るものです!」

カレン「嫌な感じ?」

神楽耶「しますか?」

千葉「え?いや、どうでしょう……?」

855:2013/03/13(水) 11:45:06 ID:
ルルーシュ「ぐっ……」ズキン

ユーフェミア「ルルーシュ?」

ルルーシュ「いや、大丈夫だ」

ルルーシュ「どうしたんだろうな、俺は」

ユーフェミア「医務室に行きますか?」

ルルーシュ「ゼロが行く訳にはいかないだろう」

ルルーシュ「もう痛みもひいた、心配はいらない」

ユーフェミア「そうですか?」

ユーフェミア「それはそうと、何を言いかけたんですか?」

ルルーシュ「君ならやらないだろうと思うことだよ」

ユーフェミア「わたくしがやらないこと?」

ルルーシュ「ああ、日本人を皆…」

CC「やめろ!!」

ルルーシュ「……っ!CC!」

ユーフェミア「どうしてここに…」

856:2013/03/13(水) 11:48:41 ID:
CC「ルルーシュ、お前に言う事が……」ズキズキ

ルルーシュ「ど、どうした、CC」

ユーフェミア「凄い汗……」

ユーフェミア「わたくし、今人を呼んで来ます」

ルルーシュ「いや、こいつは特殊なんだ」

ルルーシュ「医者では治せない可能性が高い」

CC「…ルルー、シュ」

CC「もう、はな…」

ルルーシュ「はな?離れるな、か?」

CC「……」ブンブン

ユーフェミア「何なのでしょう」

ルルーシュ「一体……」キュイィィィ

CC「!!」

857:2013/03/13(水) 11:52:06 ID:
ユーフェミア「あの、わたくしにも何か……」

ルルーシュ「いや、俺だけで十分だ」

ユーフェミア「しかし、ただ見ているなんて……」

ルルーシュ「……仕方ないな」

ルルーシュ「君のしたいようにすればいい」キュイィィィイン

ユーフェミア「…………!」

ルルーシュ「え?」

CC「しまった!」

ルルーシュ「CC、大丈夫なのか?」

CC(共振も終わっている、やはり……)

858:2013/03/13(水) 11:57:22 ID:
ユーフェミア「はい、わたくし、したいようにして来ます」ダッ

ルルーシュ「おい!ユフィ!」

ルルーシュ「CC、これは……」

CC「待て、とりあえず仮面をつけろ」

CC「ユーフェミアを止めるんだ」

ルルーシュ「止める?」

ルルーシュ「……やはりギアスが?」

CC「話は後だ」

CC「とりかえしのつかないことになる前に」

ルルーシュ「しかし、ユフィのやりたい事なんてたかが知れて…」

CC「ギアスの力で、心の底の欲望が出てくるんだ」

CC「露出趣味でもあってみろ、この式自体が無くなるぞ」

ルルーシュ「ま、まさか……な?」

859:2013/03/13(水) 12:02:25 ID:
カレン「あれ?ユフィ?」

セシル「ユーフェミア様が出てきたということは、会談は終わったんでしょうか」

ラクシャータ「……何か、様子がおかしくなぁい?」

ロイド「どうしたんだろぉね」

カレン「揉めてる?」

神楽耶「相当お転婆なお姫様のようですわね」

860:2013/03/13(水) 12:05:48 ID:
スザク「ユーフェミア様、一体何を……」

ユーフェミア「わたくしは、したい事をするんです」

ユーフェミア「今すぐそのマイクを渡して下さい」

スザク「いや、あの……」

ユーフェミア「渡しな…さい!」

スザク「あっ」

ユーフェミア「日本人の皆さん!」

ユーフェミア「お願いがあります!」

スザク(お願い?)

861:2013/03/13(水) 12:08:29 ID:
ユーフェミア「わたくしの歌を、聞いていただけないでしょうか?」

スザク「は?」

カレン「え?」

ロイド「ほぉ」

ラクシャータ「へぇ」

セシル「?」

神楽耶「歌?」

千葉「何が目的だ?」

ユーフェミア「それでは、聞いて下さい!」

862:2013/03/13(水) 12:10:43 ID:
千葉「うわっ……」

ロイド「どっひぇーぇ」

ロイド「うるさいぃ」

ラクシャータ「す、すんごい声量だねぇ」

カレン「この歌は?」

セシル「……ま、まさか……」

カレン「セシルさん?」

神楽耶「これは、伝説の曲!」

カレン「で、伝説?」

864:2013/03/13(水) 12:17:05 ID:
神楽耶「ええ」

神楽耶「この曲は、かつてインディーズで電撃デビューを果たしたにも関わらず」

神楽耶「その後活動せずにバンドが空中分解してしまった」

神楽耶「まさに、デスメタル界の伝説」

カレン「く、詳しいんですね」

神楽耶「あら、わたくしがブリタニアの文化を楽しんではいけないという法律はありませんわよ?」

セシル「あわわわわ…」

ロイド「どうしたの、セシルくん?」

ラクシャータ「顔が真っ青よぉ?」

カレン「そういえば、そのバンドって名前は何だったんですか?」

神楽耶「名前?それは……」

セシル「や、やめ……」

神楽耶「グルーミー・テンペスターズですわ」

865:2013/03/13(水) 12:19:43 ID:
カレン「グルーミー?」

ラクシャータ「クルーミー?」

ロイド「セシル・クルーミー?」

クルーミー「いやぁぁぁぁぁ!!」

神楽耶「!そのシャウト!」

神楽耶「まさか、貴女が……」

ロイド「……そういえば、ゼミ時代」

ロイド「一時期ものすごく付き合いが悪かったっけ」

ラクシャータ「なーるほど、そんなことしてたんだぁ」

セシル「やめて、傷口に塩を塗らないで!」

セシル「忘れたい過去なのに、なんでこんな所で……」

866:2013/03/13(水) 12:26:11 ID:
神楽耶「……ようし!」

千葉「か、神楽耶様?」

神楽耶「こうしては居られません」

神楽耶「わたくしも歌って来ますわ!」バッ

千葉「え?あの、ちょっと…」

カレン「は、速い…」

男1「おい、何かよく分からないけど、テンション上がらね?」

女1「演出なのかも…」

男2「おい、確かこれ入った楽譜持ってなかったか?」

男3「おう、あるぜ!」

女2「よっしゃ、演奏しに行くわよ!」

男4「任せろ!」

スザク「あ、君たち、勝手に壇上に上がらないで…」

867:2013/03/13(水) 12:26:49 ID:
ユーフェミア「あら、貴女も一緒に?」

神楽耶「ええ」

神楽耶「貴女の歌に、心打たれましたわ」

男2「おいお姫様達!」

男3「電ドラ用意出来たぜ」

男4「いつでも始められる」

女2「やってやりましょ!」

ユーフェミア「……ええ!」

うおおおおおおお

869:2013/03/13(水) 12:28:41 ID:
ゼロ「……まさか、ユフィにそんな願望が」コソ

CC「露出や殺人でなくて良かったな」

ゼロ「まあな」

ゼロ「それより、ギアスのことで聞きたい事がある」

CC「待て」

CC「とりあえず医務室に行くぞ」

ゼロ「医務室?」

CC「応急処置をしておかないとだからな」

871:2013/03/13(水) 12:48:50 ID:
~医務室~

CC「仮面を外せ」

ゼロ「しかし……」

CC「皆外で手いっぱいだ」

CC「鍵もかけてある、心配するな」

ルルーシュ「……分かった」カポ

CC「………やはり、順化しているな」

ルルーシュ「順化?」

CC「ギアスの力がお前に馴染んでいるという事だ」

CC「今、お前はギアスを常時発動している」

CC「自覚はあるか?」

ルルーシュ「…何となく落ち着かない感じがする」

872:2013/03/13(水) 12:55:52 ID:
CC「それは順化の影響だ」

CC「次第にその感覚もなくなり、やがて完全にギアスの力が安定する」

CC「そうなれば、お前はマオと同じくギアスに身体を蝕まれるようになる」

ルルーシュ「俺はギアスを殆ど使っていないぞ」

CC「ギアスは、謂わば病のようなものだ」

CC「身体にあるだけで、徐々に適合し、自分の居やすい環境を整える」

CC「…確かに、こうまで早く順化するのは珍しいが」

ルルーシュ「理由があるのか?」

CC「お前は一度マオと共振しているな?」

CC「共振によって、お前の中のギアスは活性化した状態にあった」

CC「……早く気付くべきだったのだがな」

873:2013/03/13(水) 13:01:03 ID:
ルルーシュ「それでは、このまま急速に侵食が進むのか?」

CC「それは無いだろう」

CC「今のお前は、既にギアスに適合した状態だ」

CC「これからは、ギアスがお前の精神を適合させようとする」

CC「これには、お前がギアスを使い、受け入れることが必要だからな」

ルルーシュ「……つまり、おいそれと使えば」

ルルーシュ「やがて、俺も自分を制御出来なくなる?」

CC「……ああ」

CC「そうなれば、ギアスによって死ぬか」

CC「……コードを奪うしか、生き残る道は無い」

874:2013/03/13(水) 13:07:06 ID:
ルルーシュ「制限はどの位だ?」

CC「……個人差がある、正確には分からない」

ルルーシュ「……そうか」

CC「…すまない」

ルルーシュ「何故謝る?」

CC「私と契約しなければ、こんなことには…」

ルルーシュ「…馬鹿な事を言うな」

ルルーシュ「俺は後悔していない」

ルルーシュ「絶対遵守なんて大それた力だ」

ルルーシュ「リスクはあって当然だろう」

ルルーシュ「分かったらくだらない話は終わりだ」

CC「くだらないなんて…」

ルルーシュ「要は今まで通りギアスに頼らなければいい」

ルルーシュ「問題は、この目をどうするか、だ」

875:2013/03/13(水) 13:10:33 ID:
CC「それなら、対策はある」

ルルーシュ「そうなのか?」

CC「その為に、ここへ連れて来たんだ」

CC「……よし、あった」

ルルーシュ「眼帯?」

CC「とりあえずはな」

CC「目さえ隠してしまえば、ギアスは発動しない」

CC「サングラスなどでもいいんだが」

CC「こちらの方が外れにくいだろう」

CC「後でもっとちゃんとしたものを用意する」

ルルーシュ「なるほどな」

ルルーシュ「視界は悪いが、困るほどではないか」

877:2013/03/13(水) 13:18:51 ID:
CC「……見えない分は、私が補ってやる」

CC「……」

CC「大丈夫だ、お前を死なせたりはしない」

CC「いざとされば、私のコードを渡せば……」

ルルーシュ「それは、渡すとどうなるんだ?」

CC「それは……」

ルルーシュ「コードを得れば死なない」

ルルーシュ「つまり、お前と同じ身体になるんだろう?」

ルルーシュ「だが、奪われれば…」

CC「……これまで止まっていた時が動き出す」

880:2013/03/13(水) 13:26:12 ID:
ルルーシュ「悪いが、それは御免だな」

CC「……」

ルルーシュ「…ともかく、今は外の騒ぎをどうにかしないとだろう」カポ

ゼロ「ギアスのことは考えておく」

ゼロ「余計な事はするな」

CC「……」

ゼロ「いいな?」

CC「……分かった」

ゼロ「俺は先に行く、後でカレン達に合流するといい」

ゼロ「……あまり思いつめるなよ」ガラッ

881:2013/03/13(水) 13:31:43 ID:
CC「……」

CC「私は、また同じ過ちを繰り返すのか?」

CC「ギアス……」

CC「饗団の研究がどこまで進んでいるのか……」

CC「適合検体があれば、あるいは…」

CC「……いや、それではルルーシュがルルーシュで無くなる」

CC「……何故こんな忌まわしい力を…」

CC「……くっ」ドンッ

CC「……」

882:2013/03/13(水) 13:37:11 ID:
~総督府~

ギルフォード「姫様!」バンッ

コーネリア「……仕事中は総督と呼べ」

ギルフォード「しかし、緊急事態です」

コーネリア「緊急でもなんでもない」

コーネリア「してやられたよ、ユフィには」

コーネリア「まさか、ここまで用意していたとは、な」

ギルフォード「議会では可決されたのですか?」

コーネリア「議長はヴィレッタ卿の親族だ」

コーネリア「事前に準備は終わっていた」

コーネリア「おそらく、ルルーシュの入れ知恵だろうが」

883:2013/03/13(水) 13:40:57 ID:
ギルフォード「それでは……」

コーネリア「ああ、私には止めるべくもない」

コーネリア「エリア11に、新しく自治区・日本が出来ただけだ」

コーネリア「ご丁寧に、監察権は私にある」

コーネリア「そつのない対応だよ」

ギルフォード「そんな……」

コーネリア「悪いことばかりでもないさ」

コーネリア「これで、黒の騎士団も少しはおとなしくなるだろう」

コーネリア「私はこれまで通り、エリアの統括を続けるだけだ」

ギルフォード「姫様……」

コーネリア「…総督と呼べ、馬鹿者」

884:2013/03/13(水) 13:46:33 ID:
~生徒会室~

リヴァル「じゃじゃーん」

シャーリー「な、何?」

リヴァル「見てくれよシャーリー、これをさ」

シャーリー「あ、これって会員証?」

リヴァル「おう、やっと手に入れたんだ」

リヴァル「虐殺☆皇女の限定版グッズも集めたんだぜ」

シャーリー「確か、今度全国ツアーやるんだっけ?」

リヴァル「その後は世界デビューも決まってるらしい」

リヴァル「何せ、ブリタニアの皇族と、イレ…と、今は日本だった、日本の皇族だからな」

リヴァル「話題性はバッチリだ」

885:2013/03/13(水) 13:51:45 ID:
リヴァル「歌も上手いし」

リヴァル「何よりキャラクターがいいんだ」

リヴァル「ほら、この記事とか最高だぜ?」

シャーリー「ん?えっと…」

シャーリー「ユーフェミア様に何故この道を選んだのか尋ねてみると、わたくしは自分のやりたいようにしているだけです、ときっぱり」

シャーリー「一方神楽耶様は、これからの対ブリタニア外交の架け橋になれたらと思います、と満面の笑みで応えた」

シャーリー「何だか、凄いことになってるんだね」

リヴァル「ユフィはMCだと落ち着いてて歌は激しく」

リヴァル「カグヤはMCでは毒があるけど、歌は甘く」

リヴァル「それがまたいいんだよ」

シャーリー「……私もファンクラブ入ろうかなぁ」

903:2013/03/14(木) 20:58:33 ID:
~特派トレーラー~

カレン「こんちわー」

カレン「あ、スザク」

スザク「やあ、カレン」

カレン「珍しいじゃない、あたしより早いなんて」

スザク「騎士としての仕事が今のメインだからね」

カレン「ああ、ユフィは全国ツアーなんだっけ」

カレン「着いていかなくていいの?」

スザク「いや、着いて行くんだよ」

スザク「その為の用意をしていたんだ」

カレン「なるほどね」

カレン「護衛ってこと?」

スザク「僕はマネジメント業は出来ないから」

スザク「僕は日本人だし、ちょうどいいって」

カレン「…日本人、か」

904:2013/03/14(木) 21:13:41 ID:
スザク「ユフィは凄いよ」

スザク「本当に、日本を作ってしまった」

スザク「しかも、ほぼ完璧な状態で」

カレン「黒の騎士団は、まだ好きになれない?」

スザク「……確かに、僕はゼロのやり方が好きじゃない」

スザク「でも、ユフィの行政特区を自治区にするよう働きかけたのはゼロだ」

スザク「…悔しいけど、僕がラウンズになるよりずっと早い」

カレン「スザク……」

スザク「それに、今回は正当だ」

スザク「法的にも何の問題もない」

スザク「彼に対する認識は改めるよ」

カレン「……あんたも随分、頭が柔らかくなったんじゃない?」

スザク「まあ、皆の影響かな」

スザク「本当、ここには色んな人がいるからね」

905:2013/03/14(木) 21:25:11 ID:
スザク「そういえば、ルルーシュは大丈夫かな」

スザク「今日は病欠していたけど」

カレン「CCもいるんだし、平気でしょ」

カレン「あたしとしては、ルルーシュが一番変わったと思うけどね」

スザク「それはそうかもしれない」

スザク「子供の頃のルルーシュからは想像つかないよ」

カレン「最近、特にCCとべったりよね」

カレン「仕事中ずっとくっついてるのは何なのかしら」

スザク「軍の方でも結構話題になってるんだよ」

スザク「ほら、二人とも目立つし」

スザク「ファンクラブがあるとか無いとか」

カレン「本当?気になるわね」

906:2013/03/14(木) 21:28:29 ID:
カレン「……そろそろ結婚するのかしら、あの二人」

スザク「もうCCさんは成人したって聞いたし、するんじゃないかな」

カレン「誕生会とかすれば良かったかもね」

スザク「まあ事件で忙しかったし、仕方ないよ」

スザク「お祝いとか用意しないとかな」

カレン「同級生が結婚っていうと、なんだか変な感じするわね」

スザク「確かに…」

スザク「おっと、あんまり長居すると時間に遅れそうだ」

カレン「ん、いってらっしゃい」

スザク「うん、いってきます」ウィン

カレン「……」

カレン「暇ねぇ」

907:2013/03/14(木) 21:31:36 ID:
CC「おや、カレン一人か」

カレン「え?CC?」

CC「他に何に見える?」

カレン「あ、いや、そうじゃなくて」

カレン「ルルーシュはいいの?病欠って……」

CC「心配いらんさ」

CC「なあ?ルルーシュ」

カレン「来てるの?」

ルルーシュ「……」

カレン「……何その眼帯」

ルルーシュ「……ものもらいだ」

カレン「も、ものもらい?」

ルルーシュ「ああ」

カレン「そ、そう……」

908:2013/03/14(木) 21:34:29 ID:
ルルーシュ「…言いたいことがあるなら、はっきり言え」

カレン「別に言いたいことってほどじゃないけど」

カレン「その、なかなかかっこ良い眼帯ね」

ルルーシュ「……CC、やはり無地にしておくべきだった」

CC「そんなことない、かっこ良いと言っているではないか」

ルルーシュ「しかし…」

CC「無地はシンプルすぎる」

CC「お前の軍服が派手だからな、バランスが悪い」

ルルーシュ「そもそも、眼帯にデザインは必要ないだろう」

CC「ブリタニアの紋章が気に入らんか?」

910:2013/03/14(木) 21:39:17 ID:
CC「…一応な」ゴソゴソ

CC「タイムリーに騎士団マーク」

CC「在学中はこれか?アッシュフォードマーク」

CC「この二つも用意してみた」

カレン「あ、騎士団マーク欲しい」

CC「と、言っているが?」

ルルーシュ「お前がいいなら渡せ」

ルルーシュ「俺は付けられん」

CC「それでは、これをカレンにプレゼントしよう」

カレン「やった!」

カレン「って、これ手作り?」

CC「もちろんだ」

CC「私と咲世子で一針一針刺繍して完成させた」

911:2013/03/14(木) 21:43:22 ID:
カレン「あたしも付けよっと」

カレン「どう?」

ルルーシュ「…マントも貸してやろう」

ルルーシュ「よし」

CC「田舎の海賊みたいだ」

カレン「えー、弱そうじゃない、それ」

ルルーシュ「その作業服が野暮ったいんじゃないか?」

カレン「楽だから最近こればっかなのよねぇ」

カレン「軍服必要なとこに、あたしあんまり行かないから」

CC「まあ、似合ってはいるが」

カレン「そう?」

ルルーシュ「ロッカールームに鏡がついていただろう、見て来たらどうだ?」

カレン「よし、ちょっと見てくる」

912:2013/03/14(木) 21:47:47 ID:
CC「……はしゃいでいるな」

ルルーシュ「意外とコスチュームに拘りのあるやつだからな」

ルルーシュ「気に入ったのだろう」

ルルーシュ「それより、俺のを替えないか?」

CC「駄目だ」

ルルーシュ「何故」

CC「私服の時は無地でもいいが」

CC「軍服ならそっちの方が統一感がある」

CC「ラウンズになったら新しく作ってやろう」

ルルーシュ「いつになると思っているんだ」

ルルーシュ「そもそも、何故ラウンズで変わる」

CC「ラウンズの軍服は白だからだ」

ルルーシュ「…確かに、この黒では合わないだろうが」

913:2013/03/14(木) 21:51:54 ID:
ルルーシュ「俺はあまり目立たないものを付けたいんだが」

CC「どうせなら、隻眼の騎士くらいの異名を取ろうという意識の表れだ」

ルルーシュ「それはお前の意識だろうが」

CC「どのみち、これからずっと付き合うことになるんだ」

CC「ファッションの一部と捉えた方が、気が楽だぞ」

ルルーシュ「それはそうかもしれないが…」

CC「いっそのこと、ゼロの仮面みたいなギミック付きの金属製にするか?」

CC「こう、シャキンと動くんだ」

ルルーシュ「お前の趣味は、どうしてそう子供っぽいんだ」

CC「格好良さを追求しているのさ」

ルルーシュ「……とりあえずはこれでいい」

915:2013/03/14(木) 21:55:50 ID:
CC「付けごこちはどうだ?」

ルルーシュ「問題ない」

ルルーシュ「視界が狭まる以外は、特にデメリットも無いだろう」

CC「それでは、私がそちら側に着いていよう」

ルルーシュ「…いや、それはやめだ」

CC「どうして?」

ルルーシュ「……見えないからな」

CC「まさに見えないから私が居ると言っているんだが」

ルルーシュ「とにかく、お前はこっちにいればいい」

ルルーシュ「眼帯の分くらい、自分でどうとでもなる」

CC「…まあ、そういうなら従うが」

917:2013/03/14(木) 22:00:31 ID:
カレン「うーん、なかなか良いわね」

ルルーシュ「戻ってきたか」

カレン「あら、お邪魔だったかしら?」

CC「そんなことはないさ」

カレン「あ、はいマント返すわ」

CC「その眼帯はどうする?」

カレン「これは貰っとくわよ」

カレン「ルルーシュのよりこっちのがかっこ良いし」

ルルーシュ「おい」

カレン「まあ、騎士様は仕方ないわよ」

カレン「あたしはこれ付けてても怒る人いないしぃ」

CC「そんなに気に入られると、作った身としては嬉しいものがあるな」

カレン「レジスタンスやってる頃に、付けてる人いたのよね」

カレン「憧れが叶ったわ」

ルルーシュ「複雑な経験の産物だったのか」

918:2013/03/14(木) 22:06:16 ID:
カレン「病欠はそれが理由?」

CC「正確には、この眼帯を見られたくないと駄々を捏ねてな」

CC「しかし、医療用はあまり意味が無くて」

カレン「意味がない?」

CC「色々事情があるんだ」

カレン「…まあいいけど」

ルルーシュ「少々特殊でな」

ルルーシュ「長引きそうなんだ」

カレン「なるほどね」

カレン「ま、ずっとあの編み編みはあたしもいやかな」

カレン「何だか痛々しいし」

ルルーシュ「…今は別の意味で痛々しいと思うんだが」

CC「何か言ったか?」

ルルーシュ「…いいや、何も」

919:2013/03/14(木) 22:13:46 ID:
カレン「さて、あたしもそろそろ紅蓮の所に行かないとね」

ルルーシュ「何かあるのか?」

カレン「フロートの研究よ」

カレン「ラクシャータさんに作ってもらう為に、データ集めてるの」

CC「そんなに欲しいのか?」

カレン「当たり前でしょ」

カレン「もう、置いてけぼりは嫌だし」

ルルーシュ「そうか…」

カレン「ま、単純に機械いじりも楽しいんだけどね」

カレン「あー、アヴァロンの設備が恋しいわ」

ルルーシュ「結局拠点はこちらのままだったな

カレン「最新の道具が揃ってたからね」

カレン「今度ロイドさんに注文してみるかな」

920:2013/03/14(木) 22:16:06 ID:
カレン「そんじゃ、またね」

カレン「あ、冷蔵庫の中のゼリーはあたしんだから、食べないように」

ルルーシュ「そんなことはしない」

カレン「あんた、前プリン食べたじゃない」

ルルーシュ「……何のことだか」

CC「おい、そんなことしてたのか」

ルルーシュ「プリンが悪い」

カレン「とにかく、ちゃんと言ったからね」カツカツ

ルルーシュ「……」

CC「……」

ルルーシュ「いや、食べないぞ?」

CC「何の話をしているんだ、お前は」

921:2013/03/14(木) 22:26:09 ID:
ルルーシュ「…ふう、妙な感じだ」

CC「眼帯か?」

ルルーシュ「いや、こうして平和でいられることが、だ」

ルルーシュ「本当は、もっと事後処理に追われると思っていた」

CC「そうなのか?」

ルルーシュ「ユフィが音楽活動を始めたことが影響したようだな」

ルルーシュ「噂ではシュナイゼルも動いたらしいが」

CC「?何か理由があるのか?」

ルルーシュ「分からない」

ルルーシュ「俺の所に回ってくる情報は、姉上レベル、つまり皇族に伝わる範囲までだ」

ルルーシュ「それでも分からないとなると、皇帝命令という可能性もある」

CC「ここはそこまで重要な土地なのか?」

922:2013/03/14(木) 22:34:26 ID:
ルルーシュ「法的手順は踏んでいるし、覆すのは難しいというのもあるのかもしれん」

ルルーシュ「富士はサクラダイト鉱脈としても重要地だ、ブリタニアも失うわけにはいかない」

ルルーシュ「それに、アジア地域への足がかりにも必要だろう」

ルルーシュ「……と、理由は様々思いつくのだが」

CC「…納得がいかない?」

ルルーシュ「ああ」

ルルーシュ「そもそもシュナイゼルは、今EU方面の攻略をしている」

ルルーシュ「わざわざ出張ってコーネリアを助けるほど慈悲深いとも思えん」

ルルーシュ「となれば、奴やシャルルにとって必要なものが、ここ日本にある可能性が高い」

CC「必要なもの、か」

ルルーシュ「思い当たるとすれば」

ルルーシュ「神根島の調査や、フェネット氏のサクラダイト鉱脈調査だ」

923:2013/03/14(木) 22:38:38 ID:
ルルーシュ「調べたが、やはりサクラダイトを求めていた可能性は低い」

ルルーシュ「つまり、何かを探しているのは間違いないと思うのだが」

CC「それが何かは分からない?」

ルルーシュ「その通りだ」

ルルーシュ「今の懸案事項としては、最重要だろう」

CC「…まあ、分からないものを突ついてやぶ蛇が一番危ないか」

ルルーシュ「尻尾を出すまで待ちの一手」

ルルーシュ「俺からすれば愚策なのだがな」

ルルーシュ「…如何せん、今の俺には守るものが多すぎる」

CC「…いいことじゃないか」

ルルーシュ「…まあな」

925:2013/03/14(木) 22:56:31 ID:
ルルーシュ「今はシュナイゼルの動きが途絶えた所を騎士団てま調査させている」

CC「どこだ?」

ルルーシュ「調査関連で言えば、式根島だ」

CC「式根島?」

ルルーシュ「何の変哲もない島のはずだが」

ルルーシュ「一体何を見つけるつもりなのか」

CC「遺跡からも何も出なかったんだよな?」

ルルーシュ「ああ」

ルルーシュ「文明があった、という証明がいまさら欲しいとも思えんし」

CC(……嫌な感じがする)

CC(ルルーシュのギアス順化、それに神根島、式根島)

CC(そして、シャルルが絡んでいるとすれば…)

ルルーシュ「ん?どうした?」

926:2013/03/14(木) 23:08:17 ID:
CC「ああ、夕食をどうするか考えていた」

ルルーシュ「何を気楽な…」

CC「さっきも言っただろう?分からないなら放っておくしかないさ」

CC(だが、今更掘り返したところで、あそこに価値は無いだろう)

CC(問題は、奴が動き始めたかもしれないということだ)

CC(警戒しておかなければ)

CC「しかし、騎士団も随分と地位をあげたものだ」

ルルーシュ「そうか?」

CC「今や公式機関に格上げだろう?」

CC「メンバーも喜んでいるんじゃないか?」

ルルーシュ「自治区内のみの公式機関だが」

ルルーシュ「まあ、今までよりは気分がいいだろう」

CC「腑抜けなければいいがな」

ルルーシュ「それは奴ら次第だ」

ルルーシュ「このまま日本を完全に取り戻す前に満足されるのは困る」

927:2013/03/14(木) 23:16:04 ID:
CC「自治区までいってしまうと、なかなか難しいんじゃないか?」

ルルーシュ「逆に考えれば、ここからは政治で解決できるとも言えるがな」

ルルーシュ「武力よりは俺の土俵だ」

CC「騎士団はどうする?」

ルルーシュ「騎士団にはこれからも存続してもらう」

ルルーシュ「神楽耶を含めて、あれは象徴なんだ」

ルルーシュ「これからの活動には便利だからな」

CC「便利?」

ルルーシュ「これからは、さらにブリタニアに食い込んでいくことになる」

ルルーシュ「代役を立てやすいのは利点だと思うが?」

CC「…そういうことか」

CC「ラウンズも近いかな?」

ルルーシュ「そう簡単にはいかないさ」

928:2013/03/14(木) 23:27:42 ID:
ルルーシュ「今までは運が良かっただけだ」

ルルーシュ「俺が今からラウンズになるとすれば…」

ルルーシュ「そうだな、国が滅ぶのを防ぐくらいはしないとだろうな」

CC「ぞっとしない話だ」

ルルーシュ「本当にな」

ルルーシュ「まあ焦ることはない」

ルルーシュ「このまま進めば、日本を奪還するのはそう遠い未来では無いだろう」

ルルーシュ「俺とお前ならば問題なくいけるさ」

CC「ふふ、任せておけ」

CC「なにせ、私はCCだからな」

ルルーシュ「そうだったな」

929:2013/03/14(木) 23:33:12 ID:
ルルーシュ「……結婚」

CC「ん?」

ルルーシュ「いや」

ルルーシュ「設定上の条件は満たされている」

ルルーシュ「お前は成人したし、俺も地位としては問題ない」

ルルーシュ「18にもなった」

ルルーシュ「どうする?」

CC「…必要なのか?」

ルルーシュ「正直にいえば、今までと何か変わるわけでは無い」

ルルーシュ「好みの問題といってもいいだろう」

CC「……」

930:2013/03/14(木) 23:44:45 ID:
CC「お前はどうしたい?」

ルルーシュ「…そうだな」

ルルーシュ「…俺は、してもいいんじゃないかと思う」

CC「微妙な言い方だな」

ルルーシュ「いつまでも名誉ブリタニア人というのも不便だろう」

ルルーシュ「それに、今の収入と地位を考えても、もう少し治安の良いところにも住めるし……」

CC「そういうことじゃない」

CC「気持ちはどうなんだ?」

ルルーシュ「……」

CC「大事なことだろう?」

CC「どうなんだ?」

932:2013/03/14(木) 23:52:14 ID:
ルルーシュ「…俺よりもお前だろう」

ルルーシュ「先に言え」

CC「女の私は後だろう」

ルルーシュ「レディファーストだ」

CC「男らしくスパッと言えばいいだろう」

ルルーシュ「いつもの余裕はどうした」

CC「お前こそ、はっきりしろ」

ルルーシュ「ぐぬぬ…」

CC「むぐぐ…」

933:2013/03/14(木) 23:54:59 ID:
ルルーシュ「……よし、分かった」

CC「何がだ?」

ルルーシュ「次の休み、出かけるぞ」

CC「どこにだ?」

ルルーシュ「……指輪を買いに行く」

CC「それは……」

ルルーシュ「そういうことだ」

ルルーシュ「それでいいな?」

CC「……うん」

ルルーシュ「急に恥ずかしがるな」

ルルーシュ「別に変なことは言っていない」

CC「……それでも、な」

ルルーシュ「…俺は仕事をする」

ルルーシュ「コーヒーでも淹れてくれ」

CC「わ、分かった」テッテッ

934:2013/03/14(木) 23:57:48 ID:
ルルーシュ「……魔女め」

ルルーシュ「……覚悟を決めるしか無いな」

ルルーシュ「すまない、ナナリー」

ルルーシュ「報告は遅れそうだ」



CC(…どうしようどうしよう)

CC(いつも通りはぐらかして終わりだと思っていたのに)

CC(まさか、こんなことになるとは…)

CC(次の休みか……)ニヤ

CC(……って、馬鹿か私は)

CC(うう、どうしようどうしよう……)

936:2013/03/15(金) 00:01:38 ID:
~式根島 ギアス研究機関~

VV「へぇ、ここでやってるんだ」

シュナイゼル「ええ」

シュナイゼル「それにしても、まさか貴方がここまで出てくるとは思いませんでしたよ」

VV「ふふっ、そろそろ実用段階って聞いたからね」

VV「で、これがそう?」

シュナイゼル「はい」

シュナイゼル「実際には、神根島の方に仕掛けることになるでしょう」

VV「これさえあれば…」

シュナイゼル「ええ、適合者の捜索は必要なくなります」

シュナイゼル「間引きは楽になるでしょう」

938:2013/03/15(金) 00:06:34 ID:
VV「これ、無差別用だっけ?」

シュナイゼル「ええ」

シュナイゼル「指向性研究はまだ構想段階でストップしていまして」

VV「そうか」

VV「君はどうするの?」

シュナイゼル「キャンセラーの方も進んでいます」

シュナイゼル「問題はありません」

VV「抜け目無いね」

VV「なるほど、これはいいや」

VV「サクラダイト反応で増幅させると、範囲はどの位になるんだい?」

シュナイゼル「富士に繋げれば、世界全土を覆うことができるでしょう」

シュナイゼル「…結果、人口は半減するかもしれませんが」

939:2013/03/15(金) 00:09:35 ID:
VV「ギアスに適合できないなら、そもそも存在する意味がないよ」

VV「優しい世界には、そんな人間は必要ないからね」

シュナイゼル「…相変わらず、冷酷な方だ」

VV「冷酷?まさか」

VV「僕は誰より、この世界の平和を望んでいるのに」

シュナイゼル「……そうでしたね」

941:2013/03/15(金) 00:14:19 ID:
VV「あの検体は、どうなったんだい?」

シュナイゼル「ああ、オレンジですか」

VV「オレンジ?」

シュナイゼル「コードネームですよ」

シュナイゼル「アレは失敗です」

シュナイゼル「恐らく、狂化には耐えられないでしょう」

VV「それは残念だね」

VV「まあいいや、問題はこっちが使えるかどうかなんだから」

シュナイゼル「もう少し案内しましょう」

VV「うん、そうしてくれるかな」

942:2013/03/15(金) 00:19:06 ID:
~バトレー研究所~

バトレー「ううむ」

研究員「依然、オレンジに反応はありません」

研究員「どうなさいますか?」

バトレー「狂化薬を二%増やすんだ」

バトレー「ギアス反応さえあれば、希望はある」

研究員「し、しかし」

研究員「これ以上は限界値を超えてしまいます」

研究員「力のギアスが暴走する可能性も……」

バトレー「…だが、やめれば我々もそこまでだ」

バトレー「我が君は使えない者を許しては下さらない」

943:2013/03/15(金) 00:21:42 ID:
研究員「……ですが、この研究はもはや無意味です」

研究員「人間でなくなるしか、耐える方法がありません」

研究員「いっそのこと、シュナイゼル様の元を離れれば…」

バトレー「ここまで知ってしまったのだ」

バトレー「五体満足、無事に帰れるとは思えん」

バトレー「進むしかないのだ」

研究員「そんな……」

ジェレミア「………」

バトレー「…すまない、これも仕方のないことなのだ」

945:2013/03/15(金) 00:30:37 ID:
~アヴァロン~

ロイド「うーん、なんだろうねぇ、これ」

セシル「ロイドさん、ちゃんと働いて下さい」

ラクシャータ「でも、アタシも気になるわねぇ」

ラクシャータ「こんなもの、急に運ばせるなんてさぁ」

ロイド「しかも、僕らに、だよ?」

セシル「まあ、シュナイゼル様は私たちのパトロンですし」

ロイド「うーん」

ロイド「気になるのはさぁ」

ラクシャータ「アタシたちでも、これが何の装置なのか分からないってことねぇ」

ロイド「そのとーり、さっすがラクシャータ」

ロイド「……嫌な感じがするねぇ」

ラクシャータ「知らないメカってのは、これだから嫌よぉ」

セシル「……もう、好きにして下さい」

946:2013/03/15(金) 00:35:10 ID:
ロイド「……これ、どこに運ぶんだっけぇ?」

ラクシャータ「確か、ブリタニアよ」

ラクシャータ「シュナイゼルの家じゃなかったぁ?」

ロイド「……」

ロイド「ねぇ、ラクシャータ」

ラクシャータ「うんうん、言いたいことはよぉく分かるわよぉ」

ラクシャータ「はい、図面にしてみましたぁ」

ロイド「早っ」

ラクシャータ「ま、アタシも気になってたからさ」

ロイド「よぉし、帰ってから研究してみよぉ」

ラクシャータ「あいよぉ」

セシル「……変なところで結託するんだから」

セシル「それにしても、本当に何の装置なのかしら」

947:2013/03/15(金) 00:50:29 ID:
~休日~

CC「……少し早く来すぎてしまったか」

CC(まさか、ルルーシュに呼び出し入るとはな)

CC(すぐに終わらせると言ってはいたが……)

CC(……今から浮かれてどうする、私)

CC(あいつはマリアンヌの子供なんだぞ?)

CC(というか、私はそもそも幾つ上だと…)

CC(しかし、結局今まで結婚は断って来たわけだし)

CC(…今回は忌々しいギアスもない)

CC(本当に、ルルーシュの意思で……)

CC(うう、どんな顔をすればいいんだ?)

948:2013/03/15(金) 00:58:51 ID:
CC(今日まではお互い話題に上げなかったが)

CC(今日はそういうわけにもいかない)

CC(指輪か…どんなデザインがいいんだろうか)

CC(やはりシンプルな方がいいのか?主張しすぎるのは品がないしな)

CC(それに、せっかく出て来たんだ)

CC(他にも記念になるものを…)

CC(…記念、か)

CC(……)

CC(私とルルーシュでは、生きられる時間が違う)

CC(……やがて、別れなければならない)

CC(私は、その先も)

CC(ルルーシュの居ない時間を過ごすことになる)

CC(…果たして、私は耐えられるのか?)

949:2013/03/15(金) 01:03:02 ID:
チンピラ1「おい、見ろよあれ」

チンピラ2「うおっ、すげぇ美人」

チンピラ1「いってみるか?」

チンピラ2「うへへ、いいんじゃね?」

CC「……はぁ」

チンピラ1「おねーさん」

チンピラ2「ため息なんて似合わないっすよ」

CC「…ん?私か?」

チンピラ1「そうそう」

チンピラ1「暇なら、俺たちと遊ばない?」

950:2013/03/15(金) 01:05:36 ID:
CC「悪いが待ち合わせをしている」

CC「他を当たってくれ」

チンピラ2「そっけないなぁ」

チンピラ1「ま、それもいいんだけど」

CC「……邪魔だと言ったんだが?」

チンピラ1「まあまあ、そうツンケンしないでよ」

チンピラ2「こう見えて、俺らめっちゃ紳士で通ってるし」

CC「……興味無いな」

チンピラ1「それは、これから持ってくれればいいからさ」

チンピラ2「それに、君見たところイレヴンでしょ?」

チンピラ2「俺らみたいなブリタニア人に逆らわない方がいいんじゃないかな?」

951:2013/03/15(金) 01:10:13 ID:
CC「……はぁ」

CC「小さい男達だな」

チンピラ1「あ?」

CC「身分に頼らなければ、女の一人も口説けないのか」

CC「相手が一人なのに、二人掛かりなのもダメだ」

CC「正々堂々一対一でこい」

CC「まあ、それでもお前達についていくつもりは無いが」

チンピラ2「なんかめちゃくちゃ言ってくれるじゃん」

チンピラ1「分かってんの?俺ら怒らせっとチームの奴等が黙って無いぜ?」

952:2013/03/15(金) 01:13:55 ID:
CC「すぐにそうやってバックを仄めかす」

CC「この根性なしどもが」

チンピラ1「……あー、俺今プチっときたわ」

チンピラ2「もうヤっちまうか」

チンピラ1「いつもんとこ連れてきゃいいだろ」ガシッ

CC「触るな」

チンピラ1「ばーか、女が男に敵うかよ」

チンピラ2「怒らせなきゃ、無理やりなんてしなかったのにさ」

チンピラ1「ここの連中は俺らには逆らわないからな」

チンピラ1「終わりだよ、アンタ」

CC(面倒な奴らだ……)

CC(どうしてやろうか)

953:2013/03/15(金) 01:18:04 ID:
チンピラ1「んじゃ、運ぶか」

チンピラ2「そうすっかね」

CC「くっ、離せ……」

???「俺も混ぜてもらえないか?」

チンピラ1「は?」

チンピラ2「誰だお前?」

ルルーシュ「とりあえず、頭が高いな」グリッ

チンピラ1「あでででで……」

ルルーシュ「そうだ、そうやって跪いているのがお似合いだぞ」

チンピラ2「てめっ、何しやがる!」

ルルーシュ「遅い、それではスザクに三回は倒される」パシッ

ルルーシュ「相手が俺で良かったな」グイッ

チンピラ2「うおっ!」

ルルーシュ「ふんっ!」ゲシッ

チンピラ2「ぐはっ……」

954:2013/03/15(金) 01:20:58 ID:
ルルーシュ「すまないCC、遅くなった」

ルルーシュ「何もされなかったか?」

CC「ああ」

ルルーシュ「それなら良かった」

チンピラ1「お、お前何者だ…」

チンピラ2「ぜってぇ後悔させてやる」

ルルーシュ「ほう、まだ懲りないか」

ルルーシュ「…あまりひけらかしたくは無いのだが」

ルルーシュ「これが何だか分かるか?」チャリ

チンピラ1「んだよ、ただのカギじゃ…」

チンピラ2「そ、それは……」

ルルーシュ「分かる奴がいてくれて助かった」

ルルーシュ「これ以上叩きのめすのは気が引けるからな」

955:2013/03/15(金) 01:27:05 ID:
チンピラ1「おい、何ビビってんだよ」

チンピラ2「あれは階級章だ、見りゃわかんだろ」

チンピラ1「軍人ってことか?」

チンピラ1「俺の親父は大尉だぜ?こんな奴なら言えば潰して…」

チンピラ2「馬鹿!あの人は中佐だよ!」

ルルーシュ「ブリタニア人なら、学校で習わなかったか?」

チンピラ1「ち、中佐?」

ルルーシュ「君の父親は大尉と言ったか」

ルルーシュ「お望みとあらば、潰してさしあげようか?」

チンピラ1「に、逃げんぞ!」ダッ

チンピラ2「ま、待てって、俺腹いてぇんだよ…」

ルルーシュ「……はぁ、くだらないことに時間を使ってしまった」

956:2013/03/15(金) 01:31:12 ID:
ルルーシュ「身分に頼りたくはないんだがな」

CC「すまない、私が上手くあしらわなかったから」

ルルーシュ「確かに、珍しいな」

ルルーシュ「いつもなら、絡まれる前にどうにかしそうなものだが」

CC「……少々考え事をしていたんだ」

ルルーシュ「まあいいさ」

ルルーシュ「普段身分なんて役にたっていないからな」

ルルーシュ「たまにはこういうこともある」

CC「……」

ルルーシュ「せっかくのデートだ、楽しく行こう」

CC「…うん」

ルルーシュ「ふぅ、まあいい」

ルルーシュ「ほら、店には連絡してある、行くぞ」

957:2013/03/15(金) 01:42:17 ID:
CC「あの、ルルーシュ?」

ルルーシュ「何だ?」

CC「本気か?」

ルルーシュ「何の話だ」

CC「その、指輪のことだ」

ルルーシュ「ああ」

ルルーシュ「そうでなければ、ここまで来るものか」

CC「……だが、私はお前より幾つ年上か……」

ルルーシュ「関係ない、今のお前がいるなら十分だ」

CC「……でも、私は不死身だし…」

ルルーシュ「確かに、お前にとっては辛いかもしれないが」

ルルーシュ「その分今を楽しくしてやる」

CC「……しかし……」

958:2013/03/15(金) 01:47:53 ID:
ルルーシュ「ああ鬱陶しい!」

ルルーシュ「俺はもう決めた、だがも、でもも、しかしもない」

ルルーシュ「俺はお前を選んだ、それだけだ」

CC「……そ、そうか」

ルルーシュ「…不安なのか?」

CC「……ああ、少し、な」

ルルーシュ「少し?」

CC「……いや、かなり」

ルルーシュ「…そう難しく考えるな」

ルルーシュ「共犯者の契約と、そう変わらない」

ルルーシュ「形に残るだけだ」

959:2013/03/15(金) 01:52:39 ID:
ルルーシュ「どのみち、何も無くてもお前には最後までついてきてもらう予定だった」

ルルーシュ「何も変わらない」

CC「そうか?」

ルルーシュ「…心境は少し違うが」

ルルーシュ「……俺は、それなりに嬉しい」

CC「それなりなのか?」

ルルーシュ「……分かった、そんな顔をするな」

ルルーシュ「ああ嬉しいとも、これでいいか?」

CC「……うん」

ルルーシュ「…調子が狂いっぱなしだ」

ルルーシュ「ほら、そろそろつくぞ」

960:2013/03/15(金) 01:58:29 ID:
ルルーシュ「予約していたランペルージです」

店員「はい、お待ちしておりました」

店員「こちらへどうぞ」

CC「何を予約していたんだ?」

ルルーシュ「一生ものだからな、オーダーついでに見積りまでまとめてやる方がいいだろう」

ルルーシュ「そのためにな」

CC「な、なるほど」

ルルーシュ「どんなものがいいかを言えば探せるし、無ければ作れる」

ルルーシュ「さあ、行こう」

CC「あ、ああ」

961:2013/03/15(金) 02:02:08 ID:
店員「どのようなものがお好みですか?」

店員「カタログはこちらにありますし、宝石の種類や形状から検索も出来ますよ」

ルルーシュ「何か要望はあるか?」

CC「私が決めていいのか?」

ルルーシュ「変なものはごめんだがな」

ルルーシュ「後に残る物だ、好きにしていい」

CC「……そうか」

962:2013/03/15(金) 02:08:42 ID:
CC「それなら、宝石が無いものがいい」

ルルーシュ「?値段は拘らないぞ?」

CC「落ち着いたデザインのものがいいんだ」

CC「それに、エンゲージリングは宝石が無いのが一般的だ」

ルルーシュ「そうなのか」

店員「少々お待ち下さい……」

店員「シルバーですか?ゴールドですか?」

店員「今ならイニシャルの刻印等も承りますが」

ルルーシュ「イニシャルか」

ルルーシュ(どうする?お互い名前は出せないようなものだが)

CC(……そうだな)

CC(ランペルージで入れるか)

CC(新しい始まりに出来たら、なかなかいいと思わないか?)

ルルーシュ(……そうだな)

963:2013/03/15(金) 02:14:29 ID:
店員「それでは、このままお作りしますね」

CC「すぐにできるんですか?」

店員「ええ、それもウチの売りなので」

店員「二時間ほどお時間いただきますが」

ルルーシュ「外に居ても大丈夫ですか?」

店員「それでは、電話番号をここに…」

ルルーシュ「これでいいですか?」

店員「はい、出来次第ご連絡させていただきます」

ルルーシュ「よし、行こうCC」

CC「どこか当てがあるのか?」

ルルーシュ「いや、特には無いが」

ルルーシュ「せっかくだ、何か記念品でも買ってみないかと思ってな」

CC「!」

964:2013/03/15(金) 02:21:29 ID:
ルルーシュ「どうした?」

CC「あ、いや」

CC「私も同じことを考えていたから…」

ルルーシュ「……今日はまるで少女だな」

CC「う、うるさい」

ルルーシュ「別に馬鹿にしたわけじゃない」

ルルーシュ「下に小物屋があった筈だ、行ってみよう」

CC「あ、引っ張るな」

ルルーシュ「少しくらい許せ」

ルルーシュ「こういう時は楽しんだ者勝ちだぞ」

CC「そ、それはそうかもしれないが…」

966:2013/03/15(金) 02:39:50 ID:
~小物店~

ルルーシュ「ここだ」

CC「あまり大きな店じゃないな」

ルルーシュ「こういうのは店舗の広さよりは内容だろう」

ルルーシュ「これなんかどうだ?」

CC「カップか…」

ルルーシュ「気に入らないか?」

CC「日用品を記念にしたくないと思ってな」

ルルーシュ「なるほど、一理あるな」

ルルーシュ「それなら、これはどうだ?」

CC「箱か?」

ルルーシュ「オルゴールだ」

ルルーシュ「開けてみるといい」

967:2013/03/15(金) 03:55:44 ID:
CC「……優しい音色だな」

ルルーシュ「オルゴールは、最近あまり見なくなったな」

ルルーシュ「馴染みがないか?」

CC「そうだな」

CC「そもそも、今まで娯楽品は殆ど知らずに来たから…」

CC「幼い頃は清貧で、その後は……」

ルルーシュ「どうした?」

CC「…いや、ともかくこういった物を贈られたことは無かった」

CC「なるほど、なかなか良い物だ」

CC「中に物を入れられるな」

ルルーシュ「これはケースタイプだからだ」

ルルーシュ「全体がメロディーボックスになっているものもある」

968:2013/03/15(金) 04:00:32 ID:
ルルーシュ「曲もそれぞれ違う、好きなものを選ぶといい」

CC「ふふ、全部聞いてみるぞ」

ルルーシュ「時間はある、ゆっくり決めればいい」

CC「ルルーシュの好みはどんな曲だ?」

ルルーシュ「そうだな……」

ルルーシュ「スローペースなものが好きだ」

CC「よし、それではこいつからだ」カパ

ルルーシュ「……」

CC「うーん、微妙だな」

CC「次に行くか」

969:2013/03/15(金) 04:05:24 ID:
ルルーシュ(…やっと、表情が和らいだな)

ルルーシュ(不安か……当然あるだろう)

ルルーシュ(だが、CCが不安ならば、俺はシャンとしておかないと)

ルルーシュ(最近のCCは、特に情緒不安定というか、感情の浮き沈みが激しい)

ルルーシュ(何というか以前より、人間らしくなった)

ルルーシュ(きっといい傾向だろう)

ルルーシュ(……支えてやらなければな)

CC「ルルーシュ、これはどうだ?」

ルルーシュ「…好みじゃないな」

CC「そうか、それでは別のものにしよう」

ルルーシュ(……)

970:2013/03/15(金) 04:08:09 ID:
CC「決めた、これにしよう」

CC「どうだ?」カパ

ルルーシュ「……この曲、もしかして」

CC「えっと、愛の讃歌というらしい」

ルルーシュ「その曲は…」

CC「あ、愛か、何だかストレートな曲名だな」

CC「だが気に入ったぞ、これにする」

ルルーシュ「……まあいいか」

CC「ん?何がだ?」

ルルーシュ「いや、買ってこよう」

ルルーシュ「待っていてくれ」

CC「……どうしたんだろうか」

971:2013/03/15(金) 04:16:45 ID:
ルルーシュ「まだ時間があるな」

CC「どうする?」

ルルーシュ「……写真でも撮るか」

CC「は?」

ルルーシュ「いや、今考えてみれば」

ルルーシュ「お前と写っている写真が無いと思ってな」

CC「確かにそうだ」

ルルーシュ「せっかくだし、撮ってみないか?」

CC「……いいぞ」

ルルーシュ「近くに写真館があったはずだ」

ルルーシュ「行ってみよう」

CC「ああ」ギュッ

972:2013/03/15(金) 04:22:32 ID:
ルルーシュ「……やはり眼帯があると人相が悪い感じがするな」

CC「ふふっ、確かに」

CC「私は完璧だな」

ルルーシュ「写真写りのいい奴だ」

ルルーシュ「くっ、謎の敗北感を感じるぞ」

CC「よし、この写真は飾っておこう」

CC「指輪を受け取る前に、写真立ても買おう」

ルルーシュ「そうだな」

ルルーシュ「ついでにアルバムも買おう」

ルルーシュ「写真も、これから増やせばいい」

CC「……そうだな」

973:2013/03/15(金) 04:39:54 ID:
店員「はい、出来ていますよ」

店員「こちらです」

ルルーシュ「ありがとうございました」

CC「アパートに戻るか」

ルルーシュ「そうだな」

ルルーシュ「結構な荷物になってしまったし」

CC「少し持とうか?」

ルルーシュ「いや、嵩張るだけで重くはない」

ルルーシュ「CCはそのオルゴールを頼む」

CC「うむ、任された」

CC「さあ帰ろう」

ルルーシュ「ああ、そうしよう」

974:2013/03/15(金) 04:45:35 ID:
CC「……ふふ」

ルルーシュ「どうした?」

CC「いや、指輪を見ていただけだ」

ルルーシュ「…気に入ったのなら何よりだ」

CC「早く付けたいものだ」

ルルーシュ「そうか」

ルルーシュ「それでは、早めに手配しないとだな」

ルルーシュ「会長達にも言っておかないと」

CC「やることは盛り沢山だな」

ルルーシュ「楽しいことなら歓迎だ」

ルルーシュ「見ているのは構わないが、落とすなよ?」

CC「そんなヘマはしない」

CC「……ふふ」

ルルーシュ「まったく……」

981:2013/03/15(金) 09:33:30 ID:
~アパート~

CC「ただいま我が家」

ルルーシュ「はいはい、おかえり」

ルルーシュ「いい加減認めたらどうだ?」

CC「何の話だか分からんな」

ルルーシュ「あの時言い間違いをしただろう」

ルルーシュ「結婚指輪はマリッジリングだ」

CC「いいや、私はちゃんとそう言った」

ルルーシュ「嘘はいかんな」

CC「ならば証拠を持って来い」

ルルーシュ「子供かお前は」

ルルーシュ「以前にダブルとツインを間違えた時もあっただろう」

CC「記憶にないな」

CC「何せ膨大な時間を生きているから」

982:2013/03/15(金) 09:38:47 ID:
ルルーシュ「その逃げ方は卑怯だぞ」

CC「ふふ、卑怯で結構コケコッコーだ」

ルルーシュ「…言い回しが古臭いぞ、CC」

CC「な!?」

ルルーシュ「ふはは、悔しいだろうな」

CC「く、悔しくなんかないぞ」

CC「ともかく、私はCC、完璧な存在だ」

CC「言い間違いなどしない」

ルルーシュ「……まあいい、今回も折れてやろう」

ルルーシュ「俺は寛容だからな」

CC「言っておくが、私の方が百倍お前に優しいからな」

ルルーシュ「ならば、俺はその百倍だ」

CC「後で言うのはズルいぞ」

ルルーシュ「ふはは、これが戦略だ」

983:2013/03/15(金) 09:46:56 ID:
CC「うー、私の方が、ずっとずーっと」

CC「……いい、不毛だ」

ルルーシュ「まあ、不毛で言えば元から不毛な話題だがな」

ルルーシュ「写真、飾っておくか?」

CC「…そうする」

CC「……これでいい」

ルルーシュ「棚の上が少し華やかに見えるな」

CC「飾り気の無い部屋だったからな」

CC「いい感じだ」

CC「オルゴールも並べておこう」

ルルーシュ「指輪はどうする?」

CC「オルゴールの中に入れておけばいいんじゃないか?」

ルルーシュ「ケースが引っかかるな」

CC「それなら、横に並べるか」

984:2013/03/15(金) 09:54:23 ID:
ルルーシュ「…いや、せっかくだからこうしよう」

CC「ん?どうするんだ?」

ルルーシュ「待て、確かここに」

ルルーシュ「あった、ネックレスチェーン」

CC「何でそんなものが?」

ルルーシュ「騎士章用と階級章用だ」

ルルーシュ「もっとも、使わなかったがな」

ルルーシュ「片方は詰めて……」

ルルーシュ「ほら、これで身に付けられる」

CC「なかなかいい案だな」

ルルーシュ「ほら、付けてやろう」

CC「そ、そうか?それなら頼む」

CC「お前のは、私が付けるからな」

ルルーシュ「ああ、構わない」

985:2013/03/15(金) 10:03:21 ID:
CC「……うむ、気に入った」

ルルーシュ「それは良かった」

ルルーシュ「指に付けるのは、また後でだな」

CC「それまでは、これで我慢してやる」

ルルーシュ「ふっ、そうしてくれ」

ルルーシュ「………っ!CC」

CC「地震か?」

ルルーシュ「かなり大きいぞ」

CC「とにかく、テーブルの下に…」

ルルーシュ「ああ」

CC「まったく、空気の読めない地震だ」

ルルーシュ「天災に妙なものを求めるな」

CC「余裕だな」

ルルーシュ「この国は地震が多い」

ルルーシュ「租界は構造上地震の影響も大きいからな」

986:2013/03/15(金) 10:06:49 ID:
CC「……どうやら収まったか」

ルルーシュ「そのようだが……」ピッ

ルルーシュ「事態はそう簡単でもないらしい」ピピッ

CC「どういうことだ?」

ルルーシュ「咲世子から連絡が来た」

ルルーシュ「…本当に空気の読めないタイプの災害らしい」

CC「?」

ルルーシュ「今すぐガウェインが必要だ」

ルルーシュ「着替えろ、CC」

CC「あ、おいルルーシュ!」

987:2013/03/15(金) 10:10:49 ID:
CC「何だ急に……」

CC「………何だあれは」

ルルーシュ「突然租界に現れたらしい!」

ルルーシュ「どうにかして止めないと、租界もゲットーも壊滅だ」

CC「……何でこんな時に」

ルルーシュ「俺もそう言ってやりたい」

CC「すぐに準備する」

ルルーシュ「ああ、そうのんびりもしていられないようだからな」

CC「待っていろ」

ルルーシュ「出来るだけ急いでくれ」

988:2013/03/15(金) 10:16:49 ID:
ルルーシュ(……本当に空気の読めない)

ルルーシュ(……これはどうするか)

ルルーシュ(持って行く訳にもいかない)

ルルーシュ(……オルゴールの中にしまっておくか)

ルルーシュ(ここなら、開けるのは俺かCCくらいだ)

CC「用意出来たぞ」

CC「ん?何をしているんだ?」

ルルーシュ「何でもない」

ルルーシュ「さあ、行くぞ」

CC「?ああ」

989:2013/03/15(金) 10:26:42 ID:
CC「ちゃんと眼帯も替えたんだな」

ルルーシュ「軍服と一緒に置いていたからだ」

ルルーシュ「まあ、何もないより特別感があるだろう」

ルルーシュ「…あいつは一筋縄ではいかないだろうからな」

CC「…それはそうだ」

CC「さっさと倒して、ディナーは豪華にいくぞ」

ルルーシュ「それは名案だ」

ルルーシュ「俺もバイクの免許を取れば良かったな」

CC「それも後で考えればいいさ」

ルルーシュ「そうだな」

ルルーシュ「今はアレに集中しよう」

990:2013/03/15(金) 10:32:43 ID:
~空港~

スザク「…!あれは…」

神楽耶「何ですの、物凄く大きなナイトメア?」

スザク「ナイトメアでしょうか?」

スザク「それにしては妙な形状ですが」

ユーフェミア「ツアーから帰ってきたばかりなのに、休む暇はなさそうですね」

スザク「ユーフェミア様、自分は…」

ユーフェミア「ええ、直ぐにランスロットの元へ」

ユーフェミア「わたくしは、したいことの優先順位が少し変わりました」

ユーフェミア「神楽耶、協力してくれますね?」

神楽耶「ふふ、国民の安全を守るのも、わたくしのお仕事ですわ」

神楽耶「もちろん、お手伝いしますわよ」

992:2013/03/15(金) 10:34:37 ID:
ユーフェミア「それでは、ユーフェミア・リ・ブリタニアが命じます」

ユーフェミア「この国を守り、必ず生きて帰って来なさい」

ユーフェミア「これはどんな命令にも優先します」

スザク「…はっ!」

神楽耶「……嫌な雲行きですわね」

ユーフェミア「……わたくしたちの歌で、吹き度ばしてしまいましょう」

神楽耶「そうですわね」

993:2013/03/15(金) 10:39:13 ID:
~特派トレーラー~

カレン「ロイドさん!あれ…」

ロイド「もう見てるよぉ」

ラクシャータ「カレン、すぐに紅蓮とランスロットの用意しといて」

ラクシャータ「あたしはガウェインやるから」

カレン「で、でもあいつ飛んでますよ?」

カレン「紅蓮じゃ…」

ラクシャータ「地上の避難誘導をしなさい」

ラクシャータ「それに、飛翔滑走翼の調整も最終段階」

ラクシャータ「すぐに完成させるから、少し待ってなさい」

カレン「りょ、了解です」

994:2013/03/15(金) 10:42:23 ID:
ラクシャータ「……あれ、アンタの作品?」

ロイド「いや、僕は関係ないよ」

ロイド「租界の真ん中から出るなんて、なかなか目立ちたがりやのようだ」

ラクシャータ「今回ばかりは、あの子達の自由にはさせられないわ」

ラクシャータ「自治区なんかとは訳が違うのよ」

ロイド「分かっているさ」

ロイド「いざとなれば彼らだけでも逃がそう」

ラクシャータ「おっけー、それでこそプリン伯爵」

ロイド「素直に褒めてくれてもいいのに」

995:2013/03/15(金) 10:45:11 ID:
ラクシャータ「それと、アレ作っといてね」

ラクシャータ「タイミング的にも、関連ありそうだし」

ロイド「急なスケジュールに、急な登場だからね」

ロイド「こっちは任せて」

ラクシャータ「んじゃ、お互いベストを尽くしましょう」

ロイド「……懐かしい言い方だ」

ロイド「ああ、疲れない程度に、ね」

ラクシャータ「ええ」

ロイド「……セシルくん」ピッ

ロイド「アヴァロンの用意だ」

ロイド「今日はサービス残業確定だよ」