※佐天「ホワイトスネイクかぁ…」〔ジョジョ〕(前編)

561: 名無しさん 2013/09/30(月) 20:57:58.09 ID:YCyHqW2e0
キングクリムゾン!時間は消し飛び!帰宅後! 


ディオ「…と、そんな事件があり、その過程で、この娘に(勇気を出して佐天涙子のもとまでたどり着く)命令ディスクを与えたわけか…」ゴゴゴゴゴ… 

ディオ「このディオには(遊びに行く)と言ったのにか?」 


佐天「…はい」正座 

フレンダ「ひ…ひゃい!」正座 

みさきち「あい☆」正座 


ディオ「まぁいい…そして、なんとか自体を収拾し、第4位を叩きのめした上で、構成員を1人奪ってきたと?」 


佐天「…はい」 

フレンダ「あ…ぁぁ」 

フレンダ『気配だけでこんなに圧倒的威圧感を感じるなんて…』 

みさきち「あい♪」 


ディオ「ふむ…それで…何故連れて来た…?」 


フレンダ「ひぁ…!」ビクビク… 

佐天「フレンダが辞めたいって言ったから、辞めさせてあげました」 


ディオ「なるほど、先ほどの話通り、話し合いでは解決できなかったので、力を行使したと…」 


佐天「ごめんなさい!!でも、放っておけなかったの…フレンダは身よりもないし…」 

フレンダ「…」ぶるぶる… 


ディオ「そうか…いいだろう。…君」 


フレンダ「はいぃ!!」 


ディオ「今日からここで暮らしなさい」 


フレンダ「え!?」 

佐天「いいの!!お兄ちゃん!!」 

みさきち「いぇ~い♪ビクトリィ~☆」 


ディオ「ただし!!!」ドン!!!! 


ビクッ!!×3 

シーン… 


ディオ「私に相談せずに、勝手に危険な目にあった罰だ。2人は今日の外食は抜きだ」 


佐天「そんな!?」くどくど… 

みさきち「そ、それだけはかんべんしてぇ~!!」くどくど! 


ディオ「駄目だ」 


シーン… 


引用元: ・佐天「ホワイトスネイクかぁ…」〔ジョジョ〕

564: 名無しさん 2013/09/30(月) 21:06:25.88 ID:YCyHqW2e0
ディオ「うむ。聞き分けのいい妹たちを持って、私は嬉しいよ。フレンダ…と言ったかな?」 


フレンダ「は、はい!!!」 


ディオ「君は一緒に来い。なに、ただ…私のいきつけの店に、外食に行くだけさ…」 


みさきち「ずるいよぉ!おにぃちゃ~ん!」 

佐天「あたしたちは何を食べれば…?」 


コトン… 


みさきち「ふぇ…」 

佐天「…ぅぅ」 


ディオ「おいしそうだろう?一個500円もするカップめんだ。2つある…仲良く2人で食べなさい」 


みさきち「…」 

佐天「…はい……」 


フレンダ「あ…あの…るい…」 


ディオ「心配はいらない…さぁ、来なさい…」 


フレンダ「…はい」 


ガチャ…バタン…

567: 名無しさん 2013/09/30(月) 21:23:59.91 ID:YCyHqW2e0
スタスタ… 


ディオ「…」 

フレンダ「…」 

フレンダ『か…会話がないってわけよ!!』 

フレンダ『どうしよう…来る途中にお兄さんが居るって聞いて…涙子のお兄さんだから、優しい人かと思ったら…』 

ディオ「…」 

フレンダ『こわーい!!麦野なんか比にならない怖さ…』 

フレンダ『どうしよう…みさきちも、優しい人って言ってたのに…』 

フレンダ『はめられたってわけよぉー!!』 

フレンダ『どうなるんだろう…あの家で暮らして良いって言ってたけど…まさか一生奴隷とか言い渡されるんじゃ!?』 

フレンダ『いやぁ…助けて涙子…』 

ディオ「着いたな…」 

フレンダ「はっ!?はい!!」 

ディオ「?」 

フレンダ「ド、ドア開けますってわけよ!!」 

ディオ「?…ありがとう」 


ガチャ…チャリ~ン♪ 


トニオ「いらっしゃいマセ!」

573: 名無しさん 2013/09/30(月) 22:02:25.99 ID:YCyHqW2e0
トニオ「ディオさん♪お待ちしていましタヨ♪」 


ディオ「やぁトニオ、今日の景気はどうかな?」 

トニオ「おかげ様で大繁盛デス!これも、ディオさんのおかげでス♪」 

ディオ「そうか?私はただ、散歩でいつも寄る古教会で、ここの話を学生たちにしているだけさ」 

トニオ「それでも、学生サンから、教師の方々マデたくさん来てくれるようになりマシタ!」 

ディオ「ふふふ…それも、トニオの腕あってこそさ…では、いつもの能力なしコースで二人前、一つは量を少なめ、デザート付きで頼む。もう一つのほうは、いつものままでいい」 

トニオ「かしこまりました。今日は貸切デスからネ!あれ…?妹サンたちは…」 

ディオ「あぁ…今日はあの子一人なんだ…フレンダといってな、よろしく頼む」 

トニオ「おぉ!知りませんデシタ!まだ、妹サンがいらしたんでスネ!」 

ディオ「まぁな…では、頼むよ…」 

トニオ「はい♪」ス… 


コツコツコツ… 


フレンダ「わぁ…きれいなレストラン…」 

ディオ「見た目は気に入ったようだね…ほら?座りなさい」スス… 

フレンダ「あ、ありがつ…ありがとうございます!」ストン!↓ 

ディオ「さて…」ストン↓ 

ディオ「…」 

フレンダ「…」 

フレンダ『また、会話が…あうあうあー…!!』

576: 名無しさん 2013/09/30(月) 22:43:07.40 ID:YCyHqW2e0
ディオ「…」 

フレンダ「…」 


コトン… 


フレンダ「あっ…」 


トニオ「お待たせしまシタ♪前菜の主婦風サラダでス♪魚介たっぷりで、おいしいデスヨ!では…次もスグ作ってまいりますノデ…」スス… 


カチャリ…パクリ… 


フレンダ『あ…おいしそう…』 

ディオ「うん…素晴らしい…!!ん?どうした?フレンダの分もある。遠慮なく食べなさい」もぐもぐ 

フレンダ『そういえば…おなかペコペコなこと今気づいたってわけよ…』 

フレンダ「はい…いただきます…」カチャリ…パク… 

フレンダ「」 


フレンダ「んまぁぁぁぁ~い~ってわけよ~♪」とろん… 


フレンダ「このさっぱりとして酸味の効いたドレッシングが!海老やトマトをさらにおいしくしているぅ!!」 

フレンダ「…は!?」 

ディオ「ふふ…」ニコ… 

ディオ「やっと…緊張の糸が切れたかな?」 

フレンダ「あの…はい!」 

ディオ「それでいい。普通に話してくれたほうがこちらも楽だ」 

フレンダ「はい。ビクビクしてて…すみませんでした!」 

ディオ「うむ…今は料理を楽しもう。話はそれからでいいだろう?」 

フレンダ「はい♪」

583: 名無しさん 2013/10/01(火) 00:38:48.66 ID:9tbWoFmw0


フレンダ「けぷ…ごちそうさまでした!!」 

ディオ「ご馳走様でした」 

フレンダ『なんだか…さっきまでの自分がバカみたいなわけよ』 

ディオ「フレンダ…」 

フレンダ「はい?」 

ディオ「先ほどの話に戻るが、いいかな?」 

フレンダ「…はい、大丈夫です」 

ディオ「よし、では…このノートを読んでくれないかな?」 

フレンダ「ノート?」 

ディオ「そうだ…ここには、涙子がいままで集めてきた、数々の機密情報、ホワイトスネイクの能力実験データなどが記されている…」 

フレンダ「機密…情報…」 

ディオ「はじめに言っておくが、このノートを読むことができるのは、涙子に信頼された、限られたごく一部の人間だけだ」 

フレンダ「はい…」 

ディオ「そしてフレンダ…君にはこのノートを読む資格がある…」スッ… 

フレンダ「引力…ですね」パシ… 

ディオ「そう、引力だ。涙子と操祈は引力に惹かれあい、いま行動を共にしている…それと同じように、引力に惹かれ、結びついたのは 麦野 沈利 ではなく…君だったというわけだ」 

フレンダ「私が…」 

ディオ「さぁ…ノートを開いて…それらの情報を重ね合わせ、未完成ではあるが、そこに涙子の描く(天国)がある」 

フレンダ「(天国)…」ペラ… 


ペラ…ペラ…ペラ…

585: 名無しさん 2013/10/01(火) 01:11:26.97 ID:9tbWoFmw0


フレンダ「こ…これを…全部、涙子が…」 

ディオ「そうだ…何か感じたかな?」 

フレンダ「まず…ノート…お返しします」スッ… 

ディオ「ん…」パシ… 

フレンダ「私…絶対に涙子を守るってわけよ!!この命に代えても…!!」 

ディオ「それでは駄目だな」 

フレンダ「え…?」 

ディオ「涙子を守ってくれることは、私としても喜ばしいことだ。だが、命は大切にしたまえ。それは、涙子が命懸けで紡いだ大切な命ではないのか?」 

フレンダ「…!!」 

ディオ「涙子は、皆一緒に幸せになることを一番に望んでいる子だ。私は、そんな涙子を(天国)連れて行く」 

フレンダ「う…ぅあ…るい…こっ…」ぼろぼろ(涙 

フレンダ「誓います…涙子を守ります…わ、私の命も…大切にするって…するって、わけ…よ…(天国)に…みんなで…」えぐえぐ(涙 

ディオ「そうか…ありがとう。涙子も喜ぶ」 

ディオ「…今をもって…フレンダ、君も涙子や操祈と同じ、私の妹だ。麦野 沈利には私が何もさせない。だから、安心して欲しい」 

フレンダ「あ゛い…」 

ディオ「ところで…」 

フレンダ「?」ごしごし… 



ディオ「何故こうも、金髪の娘が集まるのか…不思議だ…涙子の趣味なのか…いや、これも引力か…?」 

ディオ「む…そういえば、私も金髪だったか…うーむ…」 

フレンダ「た、たしかに…てっ…わけよ」クスッ♪

591: 名無しさん 2013/10/01(火) 09:21:46.20 ID:9tbWoFmw0

佐天「ずるるるるー…」 

みさきち「ちょるるるるるん…ちょるん…」 


佐天「おいしいね…さすが一個500円だけあって…」 

みさきち「…ねぇ、涙子…」 

佐天「なに?」 

みさきち「涙子って…ケンカ強かったりするぅ?」 

佐天「弱いけど、なんで?」 

みさきち「だって、遠くから見てたけど、麦野にむだむだむだー!ってやってたじゃない?」 

佐天「うん」 

みさきち「あれやる前に、迫ってくる麦野をこう…アッパーで打ち上げてたわよね?涙子が」 

佐天「そうだね。そのあと無駄無駄やったんだよ?」 

みさきち「あれ、誰かからならったのぉ?」 

佐天「うん。ちょっと前に、お兄ちゃんから習った護身術なの。無駄無駄はお兄ちゃんの見よう見まね♪」 

みさきち「え!?元祖ってお兄さんなのぉ!?」 

佐天「そうだよ!あたしのなんか比較にすらならないけどね…」 

みさきち「想像しただけで怖くなってきたわぁ…ちょるるるん…」 

佐天「いつ見たのかは忘れちゃったんだけどね…ずるるるる…」 

みさきち「ま、いっかぁ…あ、そうだ」 

佐天「?」 

みさきち「フレンダ仲間にしたけど、あんまり仲良くしないでねぇ…」 

佐天「…あぁ、そゆこと…大丈夫!一番はみさきちなんだから!」 

みさきち「///」 

佐天「あ…あれ…?なんかまずいこと言った?」 

みさきち「べつにぃ♪」にへ~☆ 


みさきち「ねぇ…るい…」 


とぅぉるるるるるるるるるるるん! 


佐天「あ、電話だ」 

みさきち「むー…」ぶすっ…

592: 名無しさん 2013/10/01(火) 10:37:02.71 ID:9tbWoFmw0
佐天「はい、もしもし」 


佐天「あ!垣根さん!お久しぶりです」 

みさきち「!?」 

佐天「いえいえ大丈夫ですよ。時間は気にしないでください…はい…」 

みさきち「…」イライラ 

佐天「そうですねぇ…明後日なんかどうですか?」 

佐天「はい、わかりました。では、おやすみなさい」 


佐天「垣根さんだったよ。明後日に会ってお話することになった…んだけど…」 

みさきち「つーん」 

佐天「怒ってる?」 

みさきち「べっつにぃ?」 

佐天「…ごめんね」 

みさきち「はぁ…そうやって謝られると、弱いのよねぇ…」 

みさきち「でも!危ないのはもうダメ!ゼッタイ…」 

佐天「…うん」 

みさきち「…麦野…絶対また来るよ…」 

佐天「だろうね…」 

みさきち「もぅ!心配してるのに!あの場では黙ってたけど、どうしてあそこで何もしなかったのぉ!?命は取らずとも、能力抜くとか、記憶抜くとか、命令入れたりしちゃえばよかったのに!」 

佐天「確かにね…それもできたけど…それをしちゃったら、もっと危なくなるかもしれないから…」 

みさきち「…」 

佐天「たぶん監視されてただろうし、あそこであたしが メルトダウナー〔原子崩し〕のディスクを手に入れちゃったら、どこかの組織の標的にされるかもしれないし…」 

みさきち「まぁ…それは…」 

佐天「だから、何もしなかったの。でもいいじゃない?あたしは(天国)にみんなと行ければそれでいいから♪」 

みさきち「…そうよねぇ♪ごめんね?こっちこそ野暮なこときいちゃってぇ☆」

600: 名無しさん 2013/10/01(火) 16:40:00.47 ID:9tbWoFmw0

垣根「ふふふ…」 


垣根『いろいろと面倒ごとがあって…連絡を取れなかったが、ついに!!』 

垣根『この交渉は、絶対に成功させねば…よし、こんなときのために用意しておいた新品の一張羅を着て行くか…食事も最高の場所を…』 

垣根『何せ…彼女と俺が組めば、この学園都市に敵は無くなる!』 

垣根『そして、あのクソ第一位をぶっころし、上へ揺さぶりをかける…』 


垣根『ふっ…麦野め…そもそもあいつに佐天さんを倒すなど、土台無理な話だったんだよ…能力うんぬんの前に器の問題だからな』 

垣根『今、襲撃すれば、(アイテム)は壊滅だが…やつらはどうでもいい!問題は…』 


垣根「佐天さんだッ!!」バァーーーン!! 


垣根『明後日が待ち遠しいな…ホワイトスネイクとダークマター…名前も相対的で実にいいじゃないか!映える!』 

垣根『ふっはははは…!明るい未来が目の前に輝くようだぜ!!』 


垣根『それに…佐天さんは…美しい…』 

垣根『間違いない…!俺が今まで会った女性の中でもっとも美しい…』 

垣根『かつ、彼女には外見以外の不思議な魅力がある…明後日は、それも見極めなければ!!』 

垣根『佐天さん…俺たちは出会う運命だったんだ…』 


垣根『必ず、(スクール)に迎え入れる…もちろん、彼女は副リーダーとして、俺のそばに…』 

垣根『ゆくゆくは…このッ…学園都市…!!いや、世界を手中に納めるのも、俺と彼女なら夢ではない!!』 


垣根「やっと報われる…全てが!!」 


ハァーッハッハッハッハッハッハッハッハ…!!! 


部下A「垣根さん…部屋の中で何を…」 

心理定規「さぁ?宝くじでも当たったんでしょ…ほっとこ」

606: 名無しさん 2013/10/02(水) 05:36:57.37 ID:B4HkqXUF0


キングクリムゾン!時間は消し飛び!後日だ! 


フレンダ「これなんかどう?」 

佐天「う~ん…どうだろう…でも、フレンダはホワイトスネイクが見えるみたいだし…」 

みさきち「レベル3くらい、いけるんじゃないのぉ?」 

佐天「それもそっか!じゃ…いくよ…フレンダ…」ドキドキ…! 

フレンダ「う…」ドキドキ! 

みさきち「はやくはやく!」わくわく! 

佐天「む~…」 

佐天「それ!」ズイ! 


シャコ…ズズズ…ズプン… 


佐天「…」 

みさきち「…」 


フレンダ「…」 

フレンダ「とぅっ!」バッ! 


ヒュゥ~!!! 


佐天「うわっ!」しましま 

みさきち「きゃん♪」黒 

フレンダ「使えた!空気を操るレベル3!!」白 

佐天「うん!成功!!でも、やっぱり能力ディスクで能力を使えるようになっても、慣れるまで制御は難しいかぁ…」メモメモ… 

みさきち「ね!ね!つぎ、わたしぃ♪」 

佐天「いいよ!じゃ~みさきちはね~…これ!」 

みさきち「え~…それはいやだなぁ~…わたし、炎とか電気とか出してみたいんだゾ♪」 

フレンダ「ロマンってわけよ!」 

佐天「炎とか電気かぁ…あんまりおすすめ出来ないけど…火を操るレベル2なら…」 

みさきち「だいじょうぶ!やってみて☆」 

フレンダ「楽しみってわけよ…」ドキドキ… 

佐天「では…」 

佐天「えい!」ズイ! 


ズズ…パキン!! 


佐天「あ…」 

みさきち「え゛…もしかして…」 

フレンダ「失敗ってわけよ…」 

みさきち「なんで!?わたしレベル5なのにぃ!!」ぷんぷん!! 

佐天「相性にレベルは関係無い…と」メモメモ…

610: 名無しさん 2013/10/02(水) 09:34:48.76 ID:B4HkqXUF0
佐天「やっぱり、ホワイトスネイクに選ばせた方が早くないかなぁ…」 

みさきち「いいじゃなぁい☆楽しんでるんだから!こうなったらわたしに合う能力ディスク、片端から探すのぉ!」 

フレンダ「じゃ、次は肉体強化ってわけよ!」 

みさきち「ちょ…ムキムキはいやぁ!」 


…… 


佐天「…ねぇ、みさきち。落ち込まないで、偶然そうなっただけなんだから…ね?あたしも1枚だけだし…」 

フレンダ「結局、みさきちに適合したのは、念力のレベル1だけってわけよ」 

みさきち「う~…フレンダがうらやましぃ…」 

佐天「結構な数に適合したからね、全部で5枚かな?能力ディスクたくさんあるけど、その中で5枚も適合するなんて、滅多に無いと思うよ」 

フレンダ「運がいいってわけよ~♪」 

みさきち「…ぶぅ……」 


トントン… 

佐天「どうぞ」 

ガチャ… 


ディオ「研究中にすまない…涙子、買い物を頼まれてくれないか?」 

佐天「いいよ、トマジューといつものワックスとピンクダークの少年の最新巻ね?ついでに今日の夕飯と明日の朝食の食材も買いにいくね」 

ディオ「ん…ではたのんだ…金はここに置いて行くからな…あぁ、そうそう…」トス… 

フレンダ「?」 

みさきち「?」 

ディオ「余ったおつりは返さなくていい、三人で甘いものでも食べなさい」 

みさきち「やた☆みんなで甘いもの♪」 

フレンダ「お兄さんふとっぱら!」 

佐天「じゃ、ディスクのことは置いといて、買い物いこっか」 

フレンダ「みんなで普通にお買い物…」 

みさきち「りょーかい♪」 

612: 名無しさん 2013/10/02(水) 13:54:31.07 ID:B4HkqXUF0
垣根「…」 

垣根『ついに明日か…』 

垣根『彼女に会えることは喜ばしい…が…』 

垣根『逆に好印象を与えられなければ…手痛いしっぺ返しを食らうことになる…』 

垣根『最悪…他の組織に入り…俺の敵となってしまう…それだけは避けなければ…』もわわーん… 


佐天(妄想)「垣根さん…あたし…あなたみたいな人…タイプじゃないんです!ごめんなさい!」 


垣根「」 


垣根「違う!!」 


垣根『これは違う!あくまで彼女には(スクール)に入ってもらうんだ!!』 

垣根『確かにそれは望むところだが…まだ早い…普通に勧誘だ…普通、普通だ…』もわんわん… 


垣根「どうですか?我が(スクール)は…」 

佐天(妄想)「う~ん…洗剤とかお醤油とか付きます?」ペラ… 

垣根「えぇ!そりゃもう!今なら最新作の映画のチケットもお付けします!」へコヘコ 

佐天(妄想)「ほんとですか!じゃあ、3ケ月契約します!」 


垣根「」 

垣根「ちっがぁぁう!!!」 


垣根『これじゃ、新聞の勧誘じゃねぇか!しかも3ヶ月かよ!!』 

垣根『…ダメだ…こんなことでは…いつもの余裕を取り戻すんだ!』 

垣根『俺は学園都市、第二位…ダークマター〔未元物質〕だ…やってやれねぇことはねぇ…』 

垣根『まぁいい…こんなこともある、どれ、イメトレはいまいちだったが…明日の準備でもするか…』 

垣根「ん?」ごそごそ… 

垣根「ない…?」 

垣根「無い!無いぞ!どこにもねぇ!!」がさがさ! 

垣根『しまった…いつも使ってるワックスを切らしちまった!!あれしか使いたくねぇってのに!!』

613: 名無しさん 2013/10/02(水) 14:19:17.00 ID:B4HkqXUF0

ガチャ! 


垣根「心理定規!!」 


しーん… 


垣根「おい!!!誰かいないのか!?」 


しーん… 


垣根「ま、まさか」 

垣根『なんということだ…ッ!!こんな時に限って、構成員が皆出払っているとは…!!』 

垣根『いつも、あいつらに買わせてたから、どこに売ってるかもわからねぇ…海外の高級品ってのが仇になったか…クソ!!』 

垣根『だが、落ち着け…ただネットで調べるだけでいい…通販は間に合いそうにねぇが…販売店くらい…』ピッピ… 


検索結果:売り切れ 売り切れ 売り切れ 売り切れ 売り切れ 売り切れ 売り切れ 売り切れ 売り切れ…… 


垣根「なぁにいーーーッ!!」 


垣根『バカな…!?何故こんな時に限って、ワックスのひとつやふたつ…』 

垣根『この俺が…こんな重要なときにこんな窮地に立たされるとは…ッ!!』 

垣根『…ん?まだ下にスクロールできるのか…』ピッ… 


↓ 
↓ 
検索結果:在庫あり 


垣根「これだぁーーーーーーッ!!」 


垣根「ば、場所はどこだ!?営業時間は!?一体…」ピッ… 

垣根「…」 

垣根「ふふふふふ…」 

垣根「なるほど…盲点だったぜ…」ゴゴゴゴゴゴ…!!! 

垣根『最近オープンしたばかりの、学園都市有数の巨大デパート…』 

垣根「カメユー百貨店!!」 

垣根「ここにあるッ!俺の求めているものがッ!!」 

垣根「うぉおおおおおおおお!!!!」ダダダダダダーーーーッ!!

627: 名無しさん 2013/10/04(金) 00:57:47.37 ID:kT0mTf4Q0
みさきち「つ~いた!」 

佐天「最近オープンしたカメユー百貨店!」 

フレンダ「初めて来たってわけよ!」 



みさきち「バスで20分なんて結構近いのねぇ」 

佐天「うん!近くにこういうお店があると、便利だよね!」 

フレンダ「でも、なんでここまで来たの?別にもっと近所のお店にも、目的の物くらい…」 

佐天「それがね…お兄ちゃんがいつも髪をセットするのに使ってるワックスがあるんだけど…」 

みさきち「あぁ!あの、ポルナレなんとかワックスってやつぅ?」 

佐天「そうそう。あれは海外の製品らしくて、売ってるお店が少ないの…さっき調べたんだけど、近所のお店は全部売り切れで、ここにしか在庫が無かったの…」 

みさきち「なるほどねぇ、でもぉ、ここなら色んなものが揃ってるしぃ☆買い物が済んだら見て回れていいじゃなぁい♪」 

フレンダ「楽しみってわけよ~♪じゃあ、効率よくするために、手分けして買うのを提案する!」 

みさきち「さんせー!」 

佐天「あたしも!じゃ、フレンダがトマトジュースと食材で、みさきちがピンクダークの少年の最新巻。あたしがワックスね?」 

フレンダ「わかった!じゃ、買い終わったら連絡を取り合うってわけよ!」 

みさきち「りょーかい☆じゃ、のちのちほどほど~♪」 


佐天「お願いね~!」ノシ 

佐天「さて!あたしもワックス買わなきゃ!」スタスタ… 


629: 名無しさん 2013/10/04(金) 01:45:14.31 ID:kT0mTf4Q0

垣根「はぁ…はぁ…着いたぞ…カメユー百貨店…こんな締まらないカッコで来ちまったが、背に腹はかえられねぇ…」 

垣根「明日だからな…これを逃したら、もうチャンスはねぇ…いくぜ!!」 



ダッダッダッダッ!! 



佐天「へ~…やっぱり、カメユーの系列店はみんなすごいな~!品揃えがダンチだ…」 

佐天「お?あったあった!男性化粧品店!」 

佐天「っと…ん~?」キョロキョロ… 

佐天『店員さんに聞けばすぐわかるのに、なんか自分で見つけたいんだよね~…』 

佐天「!」 

佐天「あった!ポルナレフ・ワックス!」 

佐天「よかった~…これが最後の一個かぁ…」スッ… 


ガシッ×2 


佐天「あれ?」 

垣根「あ…」 

佐天「…」 

垣根「…」 


佐天『垣根…さん?もしかして垣根さんもこのワックスを?…そういえばこないだと髪型が違う…ぺっちゃんこだ…』 


垣根『な…何故だ!?なぜ、彼女がこんなところに!?男性化粧品売り場だぞ!?』 

垣根『はッ…!あのとき…』 


ディオ(やぁ…可愛い後輩諸君…義妹が、迷惑をかけていないかな…?) 


垣根『お義兄さんのかァーーーーッ!!!』

643: 名無しさん 2013/10/04(金) 21:14:25.45 ID:kT0mTf4Q0

佐天「ど、どうも、こんにちは。垣根さん」 

垣根「え…いやぁ、こんにちは…奇遇ですね、こんなところで…」 

佐天「あっ!そうですよね…ここ男性化粧品売り場ですし…」 

垣根「いっ…いえ!そんな意味で言ったわけでは…お使いでしょう?偉いなー!!」パッ! 

佐天「…いいんですか?これ…最後の一個じゃ…」 

垣根「ははは!気にしないでください。たかがワックスじゃないですか、代わりならたくさんありますし…ほ、ほら!これとか!」ガシ! 


佐天『わかる…この人は、あたしに気を使ってくれて…無理をしてるんだ…』 


佐天「垣根さん。お優しいんですね…でも、なんだか違う垣根さんを見れた気がして、あたし、得した気分です♪」にぱっ♪ 

垣根「」 


垣根『なんだ?この子は…天使なのか?そう、たとえるなら…』コォ~ン♪コォ~ン♪ 

垣根『世界中の画家が彼女を絵で表現しようとして、その100年後には名画という名画全てがこの子をモデルとしたものになってしまうんじゃあないか?そう思わせてならない、この笑顔…』ハーレルヤ!ハーレルヤ!ハレルヤ!ハレルヤ!ッハッレールーヤー♪ 


垣根「…そんな大袈裟ですよ。それに、だらしないところを見られてしまいましたし…」 

佐天「そんなこと無いです!こないだのキリっとした髪型もクールですけど、あたしはこっちの方が好きです!垣根さん髪さらさらですし、似合ってますよ♪カッコイイです!!」 


垣根『「似合ってますよ♪」「似合ってますよ♪」「似合ってますよ♪」「似合ってますよ♪」「似合ってますよ♪」「似合ってますよ♪」「似合ってますよ♪」「似合ってま………』 

垣根『…ちょ…に、似合ってるって………なんだかとても…』 

垣根『ありがてぇじゃねぇか……!』プルプル…

649: 名無しさん 2013/10/04(金) 23:28:01.98 ID:kT0mTf4Q0

とぅおるるるるるるるるん! 

佐天「あ、電話が…すみません」ササ… 

佐天「はい、涙子です」ガチャ 

みさきち<あ、涙子ぉ、わたしとフレンダは買い物終わったんだゾ♪14Fのレストランで集合して、そこでスイーツたべなぁい?> 

佐天「いいね!じゃ、あたしもそっちいくよ!」 

みさきち<りょうかい!じゃあねぇ~☆> 


プツン… 


佐天「すみません。垣根さん…あたし、もう行かなきゃ…」 

垣根「あ!いえいえいえいえ!!お構いなく!」 

佐天「垣根さん…よかったら、その髪型…また見せてくださいね♪」 

垣根「え……わ、わかりました」 

佐天「ありがとうございます!では、あたし、これ買ってもう行っちゃいますね。話してくれてありがとうございました。おまけにワックスまで…」ペコ 

佐天「垣根さん」 

垣根「は、はい…」 

佐天「またあした♪」ペコリ…タッタッタッタッ… 

垣根「あ…あぁ」 

垣根「」 

垣根「そうだ、たしか、ここ花屋もあったな…」 

垣根「花を…買いに行こう」

652: 名無しさん 2013/10/05(土) 00:04:08.28 ID:yrv15IO30
佐天「エレベーター混んでてちょっと遅くなっちゃった…あ、いたいた!」 



☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ 


佐天「ごめーん!まったぁ?」キラキラ…しゃら~ん 


☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ 



みさきち「…」 

フレンダ「…」 



みさきち『フレンダもわかる?涙子の魅力…』ゴクリ… 

フレンダ『うん…同性にグッと来るなんて、思っても見なかったってわけよ…もしかして、涙が出るほどかわいい子だから涙子なんじゃ…』 

みさきち『それ、あるかも』 

フレンダ『生きててよかった…』 



佐天「?」 

佐天「どしたの?ふたりとも?」 

みさきち「んーん?ほらぁ☆三人そろったしぃ♪入りましょ♪」 

フレンダ「うにゃ」 

佐天「うん♪」 

655: 名無しさん 2013/10/05(土) 01:27:43.36 ID:yrv15IO30


垣根「…」 

花屋「いらっしゃいませ!何をお求めでしょうか?」 

垣根「ここには、どんな花があるんだ?」 

花屋「はい、ここは学園都市でも三本の指に入るほど品揃えがいいですよ。お客様のお求めのお花も、きっと見つかるかと…」 

垣根「そうか」 

垣根「では、花束にしてくれ」 

花屋「かしこまりました!何をまとめましょうか?」 

垣根「そうだな」 

垣根「薔薇の紅、黄、白、青。ハナモモ。ペチュニア。アジサイ。ソリダスター。ゼフィランサス。リナリア…あと、ツバキを頼む」 

花屋「10種類もですか!?さすがに大きすぎますよ…組み合わせもこれでは…」 

垣根「いいからさっさとやれ!金払うんだからいいだろうが!!」 

花屋「はい!申し訳ありません!!すぐ、用意いたします!」 


バササン! 


花屋「お待たせしました!お会計、3万8000円です」 

垣根「おらよ」パサッ! 

花屋「ありがとうございました!またのお越しをお待ちしています」 

垣根「…」スタスタ… 



花屋「あの人…あぁまであからさまな選び方を…愛ってすごいのね…」 



ガー…スタスタ… 


垣根「よし…完璧だ…」 

垣根「目的のものは手に入らなかったが、それ以上のものを手に入れた」 


佐天(またあした♪) 


垣根「あの子が麦野を倒した…だったな…それも命を奪わずに…」 

垣根「…」 

垣根「もし…もっと早く彼女に出会っていたら、俺は(スクール)にいなかったかもしれない…」 



垣根「だが、明日は必ず成功させる!絶対に!(スクール)に!」 


656: 名無しさん 2013/10/05(土) 01:29:15.96 ID:yrv15IO30
ブチャラティ「花言葉にはこういったものがある。しかし、ほとんどの花が、ふたつくらい言葉がある。花一輪に言葉一つとはかぎらない。誤解するなよ?」 


紅=死ぬほどあなたに恋焦がれています 

黄=あなたの全てが可憐 

白=私はあなたにふさわしい 

青=神の祝福 

ハナモモ=あなたに心を奪われた 

ペチュニア=あなたといると心が和む 

ソリダスター=振り向いてください 

ゼフィランサス=清らかで純粋な愛 

リナリア=この恋に気づいてください 

ツバキ=完全なる愛 


セッコ「しってんだよォーーーッ!!お花屋さんか!?テメーはよォーーーッ!!!」 


661: 名無しさん 2013/10/05(土) 12:43:52.41 ID:yrv15IO30
キングクリムゾン!!後日!ラブコメかと思ったか?そんなもの…これにて終了だッ!! 



垣根「よし、準備は整った…」 

垣根「このチャンスに全てを賭けるぜ」 

垣根「さすがにクサイ演出が多過ぎるが…これぐらいやらなければ印象になど残らねぇからな!」 

垣根「…時間も約束の10分前に到着だ。早すぎず遅すぎず、これがベストだぜ」 

垣根「あとは佐天さんが来るのを待つだ…け……」 

佐天「おはようございます」 

垣根「うおあ!」 

佐天「どうしました?」 

垣根「い、いえ!なんでもないです!…いや!今日は良い天気でよかったですね!」 

佐天「そうですね、絶好のデート日和です」 

垣根「で…デート!?あ、いや…僕はただお話がしたいと…!」 

佐天「?」 

佐天「男女が2人で出かけることをデートというんじゃあないんですか?」 

垣根「そ、そうですね…たしかにそう…」 

佐天「では、いきましょうか。垣根さん」 

垣根「は、はい!エスコートします!」 

佐天「よろしくお願いします」 




チラ… 



みさきち「ふふふ…」ニヤ…

664: 名無しさん 2013/10/06(日) 13:42:29.25 ID:mDK9Gxse0

ピッ! 


みさきち「もしもしぃ?フレンダ?こっちはOKよぉ、追跡かいし!」 

フレンダ<了解!みさきちは引き続き、遠くからの監視、お願いってわけよ!> 

みさきち「わかってる☆わかってる♪じゃあね」プツン… 

みさきち「……ま、仕方ないわよねぇ…?ふふ♪」ケタケタwww 



??「いいのかなぁ…」 

フレンダ「安全のためってわけよ…離れすぎないように…でも、近づきすぎず、追跡ってわけよ」 

??「うん…」

665: 名無しさん 2013/10/06(日) 14:16:31.01 ID:mDK9Gxse0
ぺらぺら…あはは!へぇ~… 


みさきち『なかなか楽しそうにしてるわねぇ…くくく…♪』 

みさきち「フレンダ?次は映画館に入るみたぁい。お願いね」 


フレンダ<了解…> 


フレンダ「…ふむ、映画館に入る…か…」 

??「これ使う?」 

フレンダ「うん、このディスクがあれば…」ズズズ…ズプン… 



フレンダ「…」ドギュゥン…! 



フレンダ「だんだん…1枚だけなら、制御できるようになってきたってわけよ…」 

??「5枚のディスクの中のひとつ…」 

フレンダ「ロックオン〔標的施錠〕…視界に入った人物をロックして、解除するまで決して逃がさない…どこに逃げても正確に標的の座標が感覚でわかるってわけよ」 

??「攻撃力は無いけど、便利だよね。1人しかロックできないけど」 

フレンダ「それは言いっこなし」 

??「あ!フレンダ!急ごうよ!!20m からでちゃうよ!!」 

フレンダ「だいじょぶ、だいじょぶ…まだ17m 余裕は3m もあるってわけよ…ゆっくり歩いても平気だよ」 

??「…うん、わかった」 


スタスタ…

669: 名無しさん 2013/10/06(日) 22:33:44.06 ID:mDK9Gxse0
キングクリムゾン!時間は消し飛び!ただいま18時だ! 


垣根『あぁ…なんだろうな…佐天さんの反応が、最初から不自然な気がする…』 

垣根『もしや…楽しめていない!?』 

佐天「…」 

垣根『次のレストランが最後…ここでなんとかせねば!!』 


ウィーン… 


店員「いらっしゃいませ。お名前をお伺いします」 


垣根「垣根だ」 

店員「2名様でお越しの、垣根様ですね?承っております。こちらへどうぞ」 



じー… 

みさきち「次が最後かしらね…むむ!!あのレストランは!?」 


ピッ 


みさきち「フレンダ!緊急事態よぉ!あのレストランは、学園都市でもトップクラスの高級レストラン!予約しなきゃ入れない!」 

フレンダ<えぇー!?どどど、どうするってわけよ!?> 

みさきち「なんでもいいから!足止めして!」 

フレンダ<り、了解!> 


プツン! 


みさきち「恐れていたことが…くぬぅ…!」

671: 名無しさん 2013/10/06(日) 23:19:35.24 ID:mDK9Gxse0
垣根「ここのステーキとオムレツは絶品なんですよ」ニコ! 

佐天「そうですか、たのしみです」 


スタスタ… 




フレンダ「あ!…や、やばい…距離が…15…16…17…18…どんどん離れている!?」 

??「…」 

フレンダ「な、なんとかするって…どうすればいいわけよ!?」 

フレンダ『落ち着け…幸い、ディスクの能力のおかげで、垣根帝督の位置はわかる…』 

フレンダ『冷静になれば…きっとなにか…』 

1、みさきちがカバーしてくれる。 

2、超美少女、フレンダが逆転のアイディアを思いつく。 

3、作戦は失敗する。現実は非情である。

672: 名無しさん 2013/10/06(日) 23:27:49.81 ID:4q05Y11AO
安価なら2

674: 名無しさん 2013/10/06(日) 23:42:44.68 ID:mDK9Gxse0

フレンダ『ダメ!何も思いつかないーッ!!』 

答え3 

答え3 

答え3 

答え3 

答え3 

フレンダ「…あれ?そういえば、さっきまで後ろにいたのに…」クルッ… 

フレンダ「居ない!?」 



みさきち「今すぐ、2人分予約を…ッ!」 

とぉるるるるるる!ピッ! 

みさきち「どう!?なんとかした!?」 


フレンダ<そ…れが…る…が、いな……て…>ザー! 

みさきち「ノイズでよく聞こえないわよぉ!もぅ!なんでこんなときに!」 

みさきち「…ん?…あれは!!??」 

みさきち「そ、双眼鏡…!」ガバ! 


ダッダッダッダッ…!! 


みさきち「や…やっぱり…はぁ、ほんと…やさしいんだからぁ…」はふぅ… 


フレンダ<あ!やっと安定した!みさきち!どうするってわけよ!?> 


みさきち「フレンダ、作戦中止。そこで待機してて…わたしもそっちいくから…」 


フレンダ<?…了解ってわけよ> 

プツン…

675: 名無しさん 2013/10/07(月) 00:21:30.89 ID:9OmvCQrR0

垣根「佐天さん、ここならきっと満足…ん?」 

佐天「…」グイ… 

垣根「ど、どうしました?」 

佐天「すみません、店員さん。予約はキャンセルします」 

店員「え…よ、よろしいのですか?」 

垣根「あ…いや」 

垣根『ななな!ここを予約するのに俺でさえ手間取ったのに…!?』 

垣根「さ、佐天さん…なにか気に食わないことでも…うぉ!?」グイィ!! 

佐天「予定が変わった。こい」グイ!ダッダッダッ!! 

垣根「佐天さん!?ちょ…」 


ダッダッダッダッ… 


垣根「佐天さん!?一体どこに…」 

垣根『見た目に似合わず、力強いな…って、路地裏だと?ま、まさか、こんな暗がりに誘うってことは!?』 

佐天「…」ピタ 

垣根「佐天さん…どうしました?こんなところに、連れて来て…ん?」 


ザッ… 


垣根「誰だ…?」 

??「…」 

佐天「連れて来た」 

垣根「は?」 

??「あ!ごめんなさい…フード取ります…んしょ…」パサ… 

垣根「な!?あ、あなたは…」 



垣根「佐天さん!?」 



佐天「はい…」 

垣根「じゃあ今まで一緒だった佐天さんは…」 

佐天(白)「そういうことだ」 

垣根「何が…どうなって…」 

佐天「ごめんなさい!垣根さんを騙すつもりは、無かったんです…ちょっと事情があって…」ペコペコ!! 

佐天(白)「涙子の安全を考慮した上での皆の判断だったのだ。しかし、バラすのは予定に無かったと思うが…」 

佐天「もう!そんなこといいから!あなたも謝って!」 

佐天「ホワイトスネイク!」 

垣根「へ…ホワイトスネイク〔白蛇円盤〕?」

676: 名無しさん 2013/10/07(月) 00:44:01.53 ID:9OmvCQrR0

ホワイトスネイク「涙子の姿になるのはいいが、この男の相手をするのはもう御免だな…」ボワァ~… 

垣根「こ、こんなことが…」 

佐天「失礼でしょ!もういいから、休んでて!」 

ホワイトスネイク「ふん…」フォン… 

垣根「佐天さん…これは」 

佐天「ごめんなさい…ごめんなさい…垣根さん、一から説明しますから…あの、あそこのファミレス行きませんか…?」 

垣根「…」 

垣根「わかりました。行きましょう…」 


スタスタ… 


じー… 

みさきち「…」 

フレンダ「今回ばかりは…ちょっとこっちが悪かったってわけよ…」 

みさきち「フンだ!第二位にまで、優しくすること無いのに…そこが涙子の魅力でもあるけど…」ボソ… 

フレンダ「まぁ…帰りを待とうよ」 

みさきち「そーね…でも、あのやさ男が涙子になんかしたら、すぐあのファミレスに突撃だかんね…!」 

フレンダ「がってん!ってわけよ!ロックはまだ解除してない…!」 

みさきち「あんなにお互い慌ててたのに、能力解除しないなんて…成長したんだね☆フレンダ♪」 

フレンダ「うん♪もうマンモーニとは言わせないってわけよ!」

681: 名無しさん 2013/10/07(月) 18:05:04.36 ID:9OmvCQrR0



佐天「あの…まず、改めて謝ります。ごめんなさい…」 

垣根「いえいえ…こうして説明してくれるんですから…では、お願いします」 

佐天「はい…実は…」もわもわ~ん 


↓過去 

友達1「ねぇ☆涙子、やっぱり1人は危険よぉ?第二位のとこに行くのやめちゃいなよぉ」 

友達2「確かに…レベル5を仲間にできる可能性があるのはいいけど…」 

友達2「結局、麦野みたいになるのがオチってわけよ」 

佐天「そうかなぁ…でも、垣根さん、良い人そうだし…」 

友達1「それよぉ!一番危ないのは!きっと涙子の良心につけこんでくるに決まってるものぉ!」 

友達2「レベル5は涙子を除いてみんな変態ってわけよ」 

佐天「でも、約束は約束だし…」 

友達1「う~ん…そだ!ホワイトスネイクに身代わりしてもらえばいいじゃなぁい♪」 

友達2「おぉ!変身能力!!それ名案ってわけよ!」 

佐天「そう?だって、あたしのホワイトスネイクの射程って、20mくらいだよ…?もしそれ以上離れたら…」 

友達1「だいじょーぶ!そこらへんはわたしとフレンダがカバーするからぁ!」 

友達2「ぜひ、そうしたほうがいいってわけよ!安全第一!」 

佐天「…うん、2人がそこまでいうなら…そうするね…」 



↓現在 

佐天「ってわけなんです…」 


682: 名無しさん 2013/10/07(月) 18:09:02.69 ID:9OmvCQrR0


垣根「そんなことが…いえ、お友達が不審がるのも、しょうがないことですよ。何しろ、得体の知れない組織に、スカウトされそうになっているんですから」 

垣根『あれ…?』 

佐天「あの…ごめんなさい。やっぱり…」 

垣根「いえいえ!お気になさらず…佐天さんにも、目指すものがあるでしょうし…」 

垣根『俺…まるで、彼女が(スクール)に入らないほうがいいと思っているのか…?』 

佐天「でも…垣根さん、怒ってますよね…せっかく誘って頂いたのに、身代わりじゃ…」 

垣根「とんでもない、結局は佐天さんの能力ですし、同じですよ!とても、充実した一日でした…」 

佐天「垣根さん…」 

垣根「かく言う僕も、1人ではありませんでしたし…」パチンッ!! 

佐天「え?」 


サササッ!! 


佐天『な、なんか後ろから2人組みの人が…!?』 

部下A「…花束です」サッ! 

垣根「あぁ…」 

部下B「垣根さん。曲はメヌエットで…」ボソ… 

垣根「すまないが…バイオリンの生演奏は必要ない…2人とも、任務完了だ…あぁ、そうだ…」 

部下A「はい?」 


かきかき…ぺら… 


垣根「このメモを、心理定規に手渡してくれ。中身はあけるな。そして、2人ともかえっていい」 

部下A「了解しました。では…」 


ババッ!! 


佐天「…」 

垣根「驚かせてしまいましたね…これ、手で持っているのは大きすぎるもので…ああして、部下に持っていてもらっていたんですよ…」 

佐天「こ、こんな立派な花束…」 


684: 名無しさん 2013/10/07(月) 18:58:59.09 ID:9OmvCQrR0


垣根「新しくレベル5になった…佐天さんへの贈り物です。受け取ってください…」 

佐天「わぁ…ありがとうございます!」 

垣根「佐天さん…もうこの話はやめにしましょう…よかったら、ここで食事しませんか?」 

佐天「……はい!あたしでよければ、喜んで!」 



垣根『そうだ…こんな綺麗なひとは、俺達の世界に来てはならない…何が100年後の名画だ…芸術だ…』 

垣根『それを…自分で黒く塗りつぶそうとしてしまったんだ…俺は!!』 



佐天「あたし、やっぱりこういうとこの方が落ち着いて…垣根さん?」 

垣根「…いや、なんでもないです。僕はAセットで♪」ニコッ♪ 

佐天「じゃ、あたしもそれにします!店員さーん!!」ノシ 

店員「はい!ご注文承ります!」 

佐天「Aセットがふたつで…」 



垣根『直感でわかる』 

垣根『佐天さん…君は、間違いなく、俺が出会った女性、いや、人間の中でもっとも素晴らしいひとだ…』 

垣根『そして…今日一緒にいて確信した、ホワイトスネイクとは…』 


垣根『彼女の…(漆黒の意思)そのものだ…』 


垣根『しかし…こうして目の前にいる彼女からは(黄金の精神)を感じるッ!』 


垣根『だが、驚くべきは…それらが彼女の中で共存していることだッ!!』 

垣根『たぶん、俺と彼女が戦えば、俺は負けるだろう…弱気とかそういうのではなく、負けるべくして俺が敗北する…そう感じてならない…』 

垣根『彼女は…穢れ無き人間を絵に描いたような存在だ…それでいて、気高く、優しく…覚悟しているッ!』 

垣根『俺ごときが、近づくことすらおこがましいことだったんだ…』 


店員「お待たせしましたー、Aセットふたつでーす。ごゆっくりどーぞー」コトン…

685: 名無しさん 2013/10/07(月) 19:13:14.96 ID:9OmvCQrR0
佐天「いただきます!」 

垣根「いただきます…」 


垣根『だが…今だけは…佐天さんと食事を楽しみたい…会話を楽しみたい…それぐらいいいはずだ…』 


佐天「ん~チーズハンバーグおいし~♪」モグモグ 

垣根「そうですね、たまにはファミレスも、いいものですね♪」パクパク 

佐天「そうでしょう!いいですよね~♪」 

垣根「あはは」 

佐天「えへへ」 


カチャリ…モグモグ…それおもしろいですね!…えぇ~!?…キャハハ!!ははは! 


佐天「あれ?…垣根さん…」スッ↑ 

垣根「!?」 


フキフキ… 


佐天「ほっぺに、ソース、ついてましたよ!」 

垣根「あ、ありがとう…」 

佐天「いえいえ~!あたしもよくやっちゃうから、わかりますよ!」 

垣根「そうですか…はは!」 

佐天「あはっ!」 

垣根『美しい…』 

わいわい…

687: 名無しさん 2013/10/07(月) 19:33:42.60 ID:9OmvCQrR0
佐天「あ~おいしかったですね~!ドリンクバーもっと飲もうかな…?」ボソ… 

垣根「はい、とても…すみません。ちょっと失礼…」 

佐天「あ、はい!お構いなく」 


スタスタ… 


店員「はい!お会計、2600円です!」 

垣根「ちょうど…」 

店員「はい!ちょうどお預かりします!ありがとうございました!」 


ガー! 


垣根「…」 

垣根「いるんだろ?メンタルアウトと、アイテムの裏切り者よぉ…」 


ガサッ!! 


フレンダ「失敬な!きちんと辞表出したってわけよ!!」ぷんすか! 

みさきち「…随分あっさり引き下がるのねぇ?」 

垣根「へっ…彼女には向いてない。そう思っただけだ」 

みさきち「ふーん…」 

フレンダ「このまま帰るの?」 

垣根「いや…俺は、この学園都市から消える」 

フレンダ「!?」 

みさきち「興味本位で聞くけどぉ…なんで?」 

垣根「彼女は…佐天さんは、眩しすぎるのさ…」 

フレンダ『うわ…』 

みさきち「…」 

垣根「おそらく、佐天さんには、目的…夢があるんだろ?俺はその邪魔をしたくねぇし、組織の都合で佐天さんと戦いたくねぇ…だから、消えるんだ」 

みさきち「へぇ…」 

フレンダ「涙子のために…」 

垣根「後悔は無い。だが、もし佐天さんに巨大な危機が訪れたとき…俺は必ず駆けつける…ッ!!!」 

フレンダ「…」うるっ… 

みさきち「何故…そこまでできるのぉ?」 

垣根「これは憶測だが…お前らと一緒だ…じゃあな」ゴォォオオ…バサンッ!! 

フレンダ「は、羽!?」 

みさきち「…ちゃお」 


ヒュー…バサ…バサン! 


垣根「ふっ…ダークマター(未元物質)は…」うる…ぽろっ… 


佐天(そんなこと無いです!こないだのキリっとした髪型もクールですけど、あたしはこっちの方が好きです!垣根さん髪さらさらですし、似合ってますよ♪カッコイイです!!) 


垣根「クールに去るぜ…」 


699: 名無しさん 2013/10/07(月) 21:59:45.76 ID:9OmvCQrR0


佐天「垣根さん…おそいなぁ…」 

みさきち「涙子」 

佐天「あ、みさきち!フレンダ!どうしたの?」 

みさきち「わたしたち☆外でまってたんだけどぉ、垣根さん帰っちゃったんだゾ」 

フレンダ「急に仕事が入って行かなくちゃって言ってたわけよ」 

佐天「そうなんだ?じゃ、仕方ないね…あたし達もかえろっか?」 

みさきち「そうしましょー☆」 

フレンダ「一件落着ってわけよ」 


スタスタ… 


みさきち「ねぇ?涙子」 

佐天「なに?」 

みさきち「今日のこと、ごめんね…こんなことになるなんて、思ってなくて…」 

フレンダ「ごめん…」 

佐天「いいよいいよ!2人とも、あたしのためを思ってくれたんだし!」 

みさきち「るいこ…」うるうる… 

フレンダ「めがみさま…」うるうる… 

佐天「ほ、ほら!今日は疲れたし!入浴剤いれてお風呂はいろ!ね?」 

みさきち「おー☆」 

フレンダ「おー!」

700: 名無しさん 2013/10/07(月) 22:22:59.56 ID:9OmvCQrR0


部下A「心理定規さん、ただいま戻りました」 

心理定規「お疲れ様…?垣根は?」 

部下A「は?まだ…戻られていないのですか?てっきり我々より早く帰還しているものだと…」 

部下A「あ、そうそう…こんなメモを渡されましたが…心理定規さんに渡せと…では、私はこれで…」スタスタ… 


心理定規「メモ…というか…手紙?」 


垣根(心理定規へ 真の目標を見つけた。俺は(スクール)を去る。後のことは全てお前に一任する。以上) 

心理定規「…はぁーーーーーーッ!!」 

心理定規「な…なんで私がこんな目にぃーーーーッ!」 




絹旗「…zzz」 

絹旗「ハッ!」ガバ↑ 

絹旗「…」 

絹旗「いま…同志の念波を感じたような…あ…」 

絹旗「そうだった…書類にサインかいて…始末書かいて…部下に指令も送らなきゃ…」 

絹旗「うぅ…超…重…労働です…」クスンスン…

701: 名無しさん 2013/10/07(月) 22:36:18.97 ID:9OmvCQrR0

キングクリムゾン!時間は消し飛び!後日となる! 



佐天「朝ごはんってなんでこんなに美味しいんだろ~」あむあむ 

みさきち「フレンダ、この目玉焼きのせトースト、すっごくおいしいよぉ♪」ぱくぱく 

フレンダ「子供の頃じぶりでみた簡単料理ってわけよ~!お兄ちゃんにはトマトスライスをトッピング!」 

ディオ「うむ…たまにはシンプルなものもいいな」はむはむ 

佐天「今日は休みだし、何しようか?」 

フレンダ「ディスクの研究はこの前したし…」 

ディオ「操祈、テレビをつけて、ニュースを見せてくれ」 

みさきち「はぁい♪」ピッ! 


それでは、朝のニュースです。一昨日の夜。能力者の不良グループ同士の抗争が起きていた事がわかりました。 

けが人の中には、巻き込まれた一般の学生も複数人いる、とのことです。 

事件は、アンチスキルが直ちに鎮圧しましたが、取り押さえたのは、一部の学生のみで、抗争は続く可能性がある。 

とのことです。抗争のあった学区には、夜中など、人の少ない時間帯に近づくのは、危険ですので、注意してください。 

次のニュースです… 


佐天「……また…」 

みさきち「決まり」 

フレンダ「ってわけよ!」 

ディオ「3人とも、気をつけてな…」 

3人「はーい!」

703: 名無しさん 2013/10/07(月) 23:00:53.82 ID:9OmvCQrR0


佐天「とりあえず、あたしの部屋で準備しよっか」 

みさきち「わたしは身一つでいいけどねぇ~☆」 


フレンダ「ふんふんふ~ん♪」ごそごそ… 


佐天「?…フレンダ…なにしてんの?」 

フレンダ「久々に戦闘になりそうだから、準備してるってわけよ…私は2人みたいにレベル5じゃないし…」しょぼん… 

佐天「それにしても、いっぱいあるんだね~…なにこれ?水筒?」 

フレンダ「あぁ、それはクレイモア」 

佐天「くれいもあ?」 

みさきち「指向性地雷のことよぉ、いろいろと便利なのよねぇ」 

佐天「じ、地雷…」 

フレンダ「私は基本的にトラップで相手を追い詰めるのが得意戦法ってわけよ!あと…これとか」 

佐天「バズーカ!?」 

みさきち「対戦車携行無反動砲ねぇ」 

フレンダ「そのとーり!安いし、軽いし威力も申し分ないってわけよ!」 

佐天「戦争にいくんじゃないんだから…」 

フレンダ「あと普通にハンドガン…これは弾が麻酔弾だから、安心ってわけよ、全員分あるから、渡しとくね…はい」ズィッ! 

佐天「まぁ…麻酔銃なら」 

みさきち「ありがとー♪」 

フレンダ「極めつけは、ディスクホルダー!」 

佐天「へぇー!能力のディスクが入ってるんだね」 

フレンダ「自作ってわけよ!ここから、ディスクを取り出して、頭に入れるってわけよ」 

みさきち「えっとぉ…確か、ディスクを二枚以上入れると、新しく入れた能力は暴走気味になるのよねぇ?」 

佐天「そうそう、実験したことだから、間違いないよ」 

みさきち「既に、能力のある人が適合した能力ディスクを入れたらどうなるの?」 

佐天「練習さえすれば、問題なく使えるとおもうよ?つまり、ふたつの能力を使えるってこと」 

フレンダ「いいなぁ…私なんか、5枚の中から選ぶことはできるけど、一度入れたら涙子に取り出してもらわないと、能力チェンジできないし…」 

佐天「まぁまぁ…とりあえず、今は用意して、ニュースで言ってた学区に行こうよ」 

みさきち「りょうかい!」 

フレンダ「了解!」 

704: 名無しさん 2013/10/07(月) 23:09:10.82 ID:9OmvCQrR0



佐天「ここかぁ…」 

みさきち「日中はなんてことないわねぇ?」 

フレンダ「軽装でよかったってわけよ!」 

佐天「すごいね…あれだけの装備がみんなこの服の中に納まってるなんて…」 

フレンダ「これぞ、フレンダ式収納術!」 

みさきち「ところでぇ…時間どこでつぶすぅ?」 

佐天「あそこにゲームセンターがあるから、あそこでいいんじゃないかな?」 

フレンダ「さんせー!」 

みさきち「じゃ☆行きましょ♪」

705: 名無しさん 2013/10/07(月) 23:24:51.54 ID:9OmvCQrR0



美琴「くの!この!…おらぁあああああ!!」 

ドゴン!! 

オメデトウゴザイマス!パンチ力300キロデス!! 

美琴「はぁ!まったく…私もなまったわね…」 


美琴「あのバカ…」 


↓過去 

上条(え?週末ヒマかって?上条さんはおバカなので、週末も学校で補習ですよ~) 

吹寄(こら!上条当麻!貴様が勉強を教えてくれというから教えてあげてるのに!女の子と電話とはどういう了見か!!) 

青ピ(かみやんもてもてやな~いっそのこと、かみやんと一緒におったら幸せになれるかもしれん!) 

土御門(それは名案だにゃ~) 

上条(ヤメロ!お前ら…絡みつくんじゃな…うぉッ!ってことで!わりいなビリビリ!また今度な!)プツン! 

美琴「」 

↓現在 


美琴「くっ…うおおおおお!!」 

美琴「おらおらおらおらおらおら!!!るぅあッ!!!」 


ドゴゴゴゴゴゴン!!ドゴォ!! 

パンチ力320キロデス! 

美琴「はぁ…とうまぁ…」 

美琴『この掛け声だって…とうまが意識してくれるかと思ったのに…』 

美琴『きっと…こんな子…嫌いだよね…』 

美琴「…メダルゲームでもやろ…」

707: 名無しさん 2013/10/07(月) 23:54:27.17 ID:9OmvCQrR0

佐天「ゲームセンターって久しぶりだな~」 

フレンダ「私はアイテムのころにしょっちゅうサボるのにつかってたよ」 

みさきち「わたしは久しぶりかもぉ…あ」 

美琴「あ…」 

フレンダ「い!?」 

佐天「御坂さん?」 

美琴「こんにちは…奇遇ね?佐天さん」 

佐天「はい♪奇遇ですね!」 

美琴「佐天さん…食蜂はもういいとして…そいつは?」ゴゴゴゴゴゴ…!!! 

フレンダ「ひっ…」 

佐天『…なるほど』 

佐天「えと…!親戚のフラニーです!」 

みさきち「…」 

美琴「親戚?…なんか今、私をみて顔色変えたと思ったけど…どっかであったような…」 

佐天「と、常盤台のエースですから!ね?みさきち!」 

みさきち「そうよぉ?フラニーちゃんはねぇ、学園都市レベル5の大ファンで、御坂さんのことも大好きだそうよぉ?もちろんわたしもよねー?」 

フレンダ「も、もちろんにゃー!御坂さんも食蜂さんも大好きで…親戚の涙子ちゃんがレベル5になって、食蜂さんともお友達っていうからにゃー!」 

佐天「そうそう!みんなで親睦を深めるために、遊んでるってわけです!」 

みさきち「さっきは御坂さんを見て、ついつい舞い上がっちゃったのよぉ」 

フレンダ「うんうん!」ぶんぶん! 

美琴「…そ」 

美琴「他人の空似ってわけね…悪かったわよ」 

佐天「いえいえ!いいんです!じゃ!あたし達はこれで!」 

みさきち「ばぁい♪」 


スタスタ… 


美琴「はぁ…そうよね…闇組織の構成員が佐天さんと一緒にいるわけないしね…」 

美琴「なにイラついてんだろ…私…」 


ぴりりりりりりりり! 


美琴「電話…10032号…あの当麻にしっぽ振ってる子か…」 

美琴「はい、もしもし」

710: 名無しさん 2013/10/08(火) 00:27:59.24 ID:2j9fPkq90


美琴「…うん…うん…えぇ!!生き残り!?」 

美琴「うん…わかった…私がその子を起こして、助ければ良いのね…えっ!?能力者の抗争!?…わかった…なんとかする…じゃあね」プツン… 

美琴「…さて、仕事仕事…」クル! 



上条「よ、ビリビリ」 



美琴「うにゃん!?!?!?!?!?!?」ビリィ! 

上条「うわっと…お前…その癖直した方がいいぞ」そげぶ 

美琴「ううう…うるさい!あんたこそいきなりなによ!補習なんじゃ…」 

上条「いや…こないだ御坂が教えてくれたとこが当たってさ…補習も今日は免除ってことになってんだ。だから、お礼しようとお前を探してたんだよ」 

美琴「///け、携帯に連絡すれば…」 

上条「不幸な出来事により、上条さんの携帯は水没でお亡くなりです…」 

美琴「そう…」 

美琴『これはチャンス!邪魔も入らず、告白パートまでもっていけるかも!!』 

美琴「も、もう…しょうがないんだから、ほ、ほら、お礼してくれるんでしょ…受けてあげるから、とっととエスコートしなさいよ…」 

上条「エスコートって…そんな大そうなもんか?はっはっは!」 

美琴「…!」 

美琴『が、がまん…とうまが空気読めないのは仕方ない…ッ!プライドなど捨てて…とうまを想えば…きっと勝機は…』 


711: 名無しさん 2013/10/08(火) 01:02:45.98 ID:2j9fPkq90

上条「ほら、ちょうど割引券も持ってるし、おいしいラーメン屋が…」 


ビリリリリィッ!! 


美琴「私はあんたの同じ部活の友達か!?もっと誘うとこあんでしょーがぁあああああ!!!!」ビリビリ! 

上条「うわぁあ!?なんだよ!いきなり怒って…ひっ…こりゃまずい!」 

美琴「え…ちょっと!?どこ行くのよ!?」 

上条「お礼にきたのに電撃浴びるなんて御免だ!にぃげるんだよォーーーッ!!」ダッダッダッダッ!! 

美琴「あっ!ご、ごめ…まっ…まって!とう…」 


ピューーーーッ……!!! 


美琴「…逃げ足…速すぎでしょ…ん?とうまの落し物…」ピラ… 


ーカラオケ料金半額券ー 


美琴「かっ!?…あ…あぁ…」プルプル…! 


↓過去 


スタスタ… 

上条「へぇ、常盤台ってそんなことも教えてるのか」 

美琴「そうよ、歌なんか、特に自身あるのよ!」 

上条「御坂が?ほんとかな~でも、聴いてみたいなぁ」 

美琴『キターーーーーー!!!』 

美琴「じ、じゃあ、今からカラオケ行かない?そこにちょうどシグックスが…」 

上条「あぁ、ダメダメ。カラオケは、スーパーとかで半額券もらった時しか行かないって決めてるからな」 

美琴「そ、それぐらい、私が出してあげ…」 

上条「ダメだ。女子中学生から奢ってもらうなんて、上条さんのプライドが許しませんのことよ~」 

美琴「で、でも…聴きたいって…」 

上条「お、じゃ、俺こっちの道だから、じゃあな、御坂」スタスタ… 

美琴「」ぽつーん 


↓現在 


美琴「わたしのアホォーーーーッ!!バカ!!マヌケ!!!こんの…!!!」 

美琴「ド低脳がッ!!!」

713: 名無しさん 2013/10/08(火) 01:20:17.82 ID:2j9fPkq90

美琴『も、もし、あのまま素直にラーメン屋に行ってれば…』もわわわーん… 


↓妄想 


上条「どうだ?なかなかいけるだろ?ずるる~」 

美琴「うん!おいし~!ずるる~♪」 


美琴『ってなって…2人きりでラーメン食べて…』 


美琴「そういえば、こないだのカラオケの話どうなったのよ?」 

上条「ん?…あぁ!そういや、そんな話しあったな…どれ…財布財布…お!半額券がある!じゃ、いっちょ行くか!」 

美琴「わーい♪」 


美琴『ってなって…』 


美琴『狭い密室…歌をうたい…いいところを見せて…寒いとか口実つけて寄り添って…深まる愛情…』 

美琴『とうまに私の気持ちを伝えて…気持ちに気づいてもらって…燃え上がる若い2人…』 

美琴『そして…そのまま都合の良い部屋とかビルの一室を用意してそこで…//////』 


↓現実 


美琴「ってなるはずだったのに…私のバカ!!」 

美琴「い、いや!まだ間に合う!」 

美琴「ちょ!!まってー!さっきのウソ!!ホントウソだからぁーーーーッ!!!まってよー!とうまーーッ!!!」 



ダッダッダッダッダッ!!! 



プツン… 


御坂妹「連絡完了…これで、残った妹も解放されます…お姉さまなら安心です…と、ミサカはホッと胸をなでおろします」 


715: 名無しさん 2013/10/08(火) 10:06:00.36 ID:2j9fPkq90


佐天「さてと…色々と時間もつぶしたし…」グッ! 

ホワイトスネイク「また能力ディスクが増えるというわけだな」 

フレンダ「そろそろってわけよ」 

みさきち「そうねぇ…ん?」 


みさきち「…」 


佐天「どうしたの?みさきち」 

みさきち「なんか…感じるのよぉ…念ってやつぅ…」 

フレンダ「念?」 

佐天「抗争がはじまるってこと?」 

みさきち「それは感じないけど…なんか感じるのよねぇ」 

みさきち「なんだか、もやもやするぅ…」 

フレンダ「あーもー!じれったい!じゃ、そこまで見に行くってわけよ!」 

みさきち「わたしとしても見に行ってみたいけどぉ…あの廃れた研究所っぽい建物から感じるのよねぇ…」 


佐天「たしか…あの研究所は…」 

ホワイトスネイク「御坂美琴のクローンと、一方通行による絶対能力進化計画の一端を担っていた研究所だな。御坂美琴によって破壊され、今は閉鎖されているはずだ」 

フレンダ「あぁ…アレか」 

みさきち「そんなこともあったわねぇ…」 

佐天「あはは…みんな知ってるんだね…じゃ、まだ時間もあるみたいだし、ちょっぴり探検といきますか!」 

フレンダ「お宝見つかるかもってわけよ♪」 

みさきち『でも…どこかで感じたものに似てる…御坂さん?…まさかねぇ…』 

スタスタ… 


717: 名無しさん 2013/10/08(火) 12:08:26.66 ID:2j9fPkq90


佐天「自動ドアは開かないか…じゃ、非常口で…ホワイトスネイク」 

ホワイトスネイク「任せろ」スゥ… 


カチ!…ガチャ! 


ホワイトスネイク「開いたぞ」 

フレンダ「ふぇ~…」 

みさきち「相変わらず便利ねぇ…」 

佐天「裏に回って鍵開けただけだよ?…さ、行こ!」 


タッタッタッ… 


フレンダ「むーん…中は埃っぽくてむせるってわけよ…」 

佐天「そうだね…ん!?」 

ホワイトスネイク「…あぁ…涙子…強力なAIMを感じる」 

みさきち「やっぱりぃ…発生源はここだったわけねぇ…」 

フレンダ「?」 

佐天「じゃ、この施設をいろいろ探してみよ!」 


ガサゴソ…ガチャ… 


佐天「みさきち、フレンダ。この部屋、誰かいるかも知れないから、気をつけて…」ゴン! 

佐天「あた!…いったぁい…」 


みさきち「涙子!?大丈夫!?頭ぶつけたの?うん、痛かったねぇ…よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし…」なでなでなでなで… 

フレンダ「まぁ…薄暗いし、しょうがないってわけよ…むむ!」 

佐天「どしたの?」 

フレンダ「いま涙子がぶつかったソレが…大当たりってわけよ…」 

佐天「御坂さん!?…じゃない!」 

みさきち「これは……妹達!?」 

佐天「なんでこんな機械の中に…あれ、ラベルみたいのが貼ってあるよ…なになに…って英語じゃん!」 

フレンダ「しょうがないなぁ…じゃあここは…」 

みさきち「涙子、任せて」 

フレンダ「…」 

みさきち「ふむふむ…簡単にいうとぉ…」 


718: 名無しさん 2013/10/08(火) 12:21:43.51 ID:2j9fPkq90


ー異常個体ー 

正式番号=ミサカ310号…ミサカネットワークへ接続することができず、電力も自己生成不可。しかし、制御が難しく、他の個体に比べ、極めて凶暴な性格。 

無能力者と思われたが、この個体には、(特別な能力)が備わっており、アクセラレータ〔一方通行〕との接触はあらゆる意味で危険と判断され、新たな310号が代わりに造られた。 

他の研究所にも公開していない。最重要機密情報である。 


みさきち「…て、感じよぉ…ここからは、研究員のコメントみたいねぇ…」ゴクリ… 


おそらく、研究所への落雷事故が原因で生まれた個体である。他の妹達 レディオノイズ〔欠陥電気〕とは比較にならないほど、 

戦闘能力は異常なまでに高く、(特別な能力)の特性上、オリジナルである、御坂美琴 レールガン〔超電磁砲〕の打倒をも可能である。 

統括理事会の命により、来るべきそのときまで、ここに封印する。我々はこの個体とその能力に、こう名づけた。 

レッド・ホット・チリペッパー〔赤熱電池〕と。 


みさきち「…な、なんだか…すごく、危ない気配がするんだけど…」プルプル… 

フレンダ「れ、レールガンを倒せるって…この子は何者ってわけよ…」びくびく… 

佐天「…まって、ここにまだ何か書いてあるよ?」 

みさきち「あ、ほんとだ…えっと…追記…」 


ー追記ー 

洋楽が好きらしく、聴かせるとおとなしくなる。試しにエレキギターを与えてみたところ、手放さず、とても大事にするようになった。 

好きな食べ物は辛いもの。機嫌が良い時は、会話による意思疎通も可能。案外、他の個体よりも可愛げがある。外見も気にする性格のようだ。 

以上のことから、人格はそこまで破綻していないと思われる。 

しかし、一般教養、IQ等については、他の妹達に劣る。手のかかる子ほど可愛いものだ。(特別な能力)については、 

電力を自己生成できないという理由でレベル4。しかし、状況によってはレベル5を超え… 



佐天「どうしたの?」 

みさきち「ダメね…ここから先は、焼け焦げてて読めないわ…」 

フレンダ「いいとこなのに!」 

佐天「御坂さんがここで暴れて、ここの研究員がどうにかごまかして避難したってところかな?」 

みさきち「その線が濃いわねぇ…あとはここに置いてきぼりで、忘れ去られたってことかしらぁ?」 

みさきち『でも…さっきの感覚は一体…?』 

フレンダ「どっちにしろ、これは放っておくべきだと思うわけよ」 


ぺたぺた…カチカチ…ガサゴソ… 


みさきち「そうね。あんまり統括理事会とかと関わりたくないし…!?」 

フレンダ「ちょ!!涙子!あんまりその機械に触っちゃだめってわけよ!!」 

みさきち「そ、そうよ!もしかしたら、開いちゃうかもしれないしぃ!!」 


佐天「いやぁ…なんだか他人とは思えなくって…頭の良さとか…特に数字とか…ん?なんだろこれ?」 


740: 名無しさん 2013/10/08(火) 21:31:05.34 ID:2j9fPkq90


みさきち「あぁあ゛ー!なんでそんな大きくて真っ赤なボタンに限って日本語で(触るな!)て書いてあるのよぉーーッ!!」 

フレンダ「涙子!!や、やめるってわけよーッ!」 

ポチ! 

佐天「何が?」クル! 

みさきち「あ」 

フレンダ「あ」 


シーン… 


佐天「何も起きないね?」 

みさきち「はぁ…寿命が縮んだわよぉ…」ペタン↓ 

フレンダ「ふぅ~…よかっ…」 


ブシューーーッ!!!! 

佐天「わぶ!」 

みさきち「あん!」 

フレンダ「うひぃ!」 

佐天「けほっ…なに…この白い煙」 

みさきち「い、いわんこっちゃない…」 

フレンダ「げほげほっ…」 


ウィーン…パカ! 


310号「…」パチ!…ムク↑ 


フレンダ「で、でっで…でたぁーーーーッ!!」 

みさきち「ま…麻酔銃…!?」 

佐天「わぁあ…」パァ! 

741: 名無しさん 2013/10/08(火) 21:57:05.29 ID:2j9fPkq90

310号「…」キョロキョロ 


みさきち『ゆ…油断できない…カタログスペックとはいえ…御坂さんを打倒できるなんて…フレンダ…気をつけて!』 

フレンダ『わかってるってわけよ…みさきちのメンタルアウトの精神通信は奴には聞こえない…』 

フレンダ『攻撃する素振りを見せたら、私が磁力対策用の真鍮の弾をぶち込んでやる!ってわけよ…』 

みさきち『OK…涙子は…って!?』 


佐天「どーもー♪佐天 涙子です!はっぴー♪うれぴー♪よろぴくね♪」キラッ☆ 

310号「…?」 


フレンダ「あららっ…!?」ガクッ! 

みさきち「る…涙子!?危ないから…こ、こっちに…」ボソ… 


佐天「大丈夫だよ!もとが御坂さんなら、きっと良い子なはず…ん?」 


310号「…」クル!ごそごそ… 


フレンダ「自分が入ってたカプセルを漁ってるってわけよ…」 

みさきち「用心して…武器を出すかも…」 


スチャッ!! 


みさきち「!?」 

フレンダ「!?」 

佐天「うわー!かっこいい!」 


310号「///」ニヤリ 


みさきち『あれは…エレキギター…あれで一体何を…』 

フレンダ『さっきのラベル…能力の全貌がわからないんじゃ…辛いってわけよ…』 


310号「…!」パカ…じー…ピッピッ!サッサ…! 


みさきち『手鏡を見て…襟を立てて、服のしわを伸ばして…まさか…身だしなみを整えてる?』 


フレンダ『髪も…飛び出しナイフみたいな気取ったクシでとかしてるってわけよ…』 


310号「…コホン」 

310号「名乗られたならぁ……名乗り返さなくっちゃあなぁーーーッ!!!ってぇー!ミサカはぁーーッ!!」ジャカジャカ!! 


ギュゥウウウーーーーアアアアーーーイイイイイイイイイーーーーーーーーンンンン!!

744: 名無しさん 2013/10/08(火) 22:29:26.91 ID:2j9fPkq90


フレンダ「うひ~!耳が痛いってわけよ!?」 

みさきち「な、なんて素早い手の動き!?」 

佐天「イエーイ!!」 


ライトハンド奏法↓ 


310号「んんん~~~♪」ジャカジャカ! 


ギュワアアアン!!!ジャアーーーーン!! 


310号「ファーストコンタクトをーッ!!」 


ダダァァアアアアアン!!!! 


310号「ロックに飾ってみた…だぜ!」キュピーン! 


310号「あぁ…」ウットリ♡ 


みさきち「…」ぼーぜん 

フレンダ「…」ぽかーん 

佐天「アンコール!アンコール!!」ヒューッ! 


310号「///」テレテレ/// 


310号「ありがとう。ん~♪ありがとう。ファンの声が惜しいけどっ…とりあえず、名乗るぜ。と、ミサカは決めるとこは決める!…だぜ!」 

310号「俺の名前は レッド・ホット・チリペッパー〔赤熱電池〕!能力も名前も同じっ!覚えやすいだろ?と、懇切丁寧に説明しぃーッ!」 

310号「個体番号は310号!誕生日は3月10日!めくるめく、姉貴や妹達には悪いが…俺っち…かなりデキル子…と、ミサカは自己アピール!…だぜ!」ドヤwww 


フレンダ「な、なんか…ちがう…」 

みさきち「とてもあの説明じゃ、こんなの想像できないわよぉ…」 

佐天「いいな~!かっこいいな~!それにかわいい!」わくわく♪ 


レッチリ「ふふん♪愛と親しみを込めて、(レッチリ)って呼んで♪」 

レッチリ「あぁ、ちなみに、(レッチリ)ってのは、レッド・ホット・チリペッパーを縮めたものだから。わかる?どぅーゆーあんだーすたん?」 



746: 名無しさん 2013/10/08(火) 23:28:52.41 ID:2j9fPkq90


レッチリ「まっ!」 

レッチリ「このギターは気にしないでくれ。と、ミサカは魂を見せびらかす!…だぜ!」フリフリ♪ 


フレンダ『うざ!』 

みさきち『うざいわねぇ…』 

佐天「ねぇ!レッチリ!どうしてそんなところで寝てたの?」 


レッチリ「よっくぞ聞いてくれました!お姉さん、良い質問!」 

佐天「えへへ♪」 

レッチリ「それがそれが…聞くも涙、語るも涙…起こしてくれたみたいだし、この際だからあんたらに全部教えちゃう!と、ミサカは大サービス!…だぜ!」 

フレンダ「まぁ…それは」 

みさきち「興味あるかも」 


750: 名無しさん 2013/10/09(水) 00:21:16.60 ID:S2MJmwRJ0


レッチリ「今からほんのちょっぴり昔、とあるレベル5の能力者をレベル6にする!っていう、欲張りな計画があったの」 


佐天「うんうん…それで?」 

フレンダ『一方通行の絶対能力進化計画…』 

みさきち『いやな実験だったわねぇ…』 


レッチリ「まぁ、なんやかんやあって、その能力者が、同じくレベル5の姉貴…あ!姉貴ってのは俺のオリジナルの御坂美琴のことね?俺、クローンだし…あれ?どこまで話したっけ?」 


佐天「その能力者が、同じくレベル5の姉貴…ってとこだよ?」 


レッチリ「あー!そうそう!んで…」 

レッチリ「その能力者がレベル6になるには、俺の姉貴をたくさん殺せばなれる!って話だったわけ」 


みさきち「酷いはなしねぇ…」 


レッチリ「でも、姉貴はたくさんいないし、どうする?ってなことで代わりに造られたのが、俺ら妹達(シスターズ)ってこと。えーと…ここまでなんか質問ある?」 


フレンダ「んーん…ささ、続けてってわけよ」 

佐天『量産能力者(レディオノイズ)計画のことは…知らされていないんだ…』 


レッチリ「まぁ、その計画についてはこれ以上知らないんだけど…その最中!俺の生まれ故郷の研究所で、ヤバイ事故が起こった!」 


佐天「事故?」 


レッチリ「そう!あろうことか、学園都市で、落雷事故!火事にはならなかったけど、それはそれは大きな雷だったらしいんだな…これが!」ズイッ! 


みさきち「そ、そうなの…それでぇ?」 


レッチリ「ちょうどそのときだよ…妹達は14日で完成するんだけど…順調に育ってる妹達の入った培養液たっぷりの容器に、唯一、故障してる容器があって…なんと、その容器だけ、落 

ちた雷がコードを通じて通電しちまったじゃあねぇーか!?」 


佐天「へぇ…そ、そいで?」ドキドキ! 


レッチリ「予想外の事故に、当時の研究員も驚いたんだって…もったいない…一個無駄にした…損したってな…まるで物扱い…」 


佐天「…」 

みさきち「…」 

フレンダ「…」 

751: 名無しさん 2013/10/09(水) 00:29:41.62 ID:S2MJmwRJ0


レッチリ「しかぁし!その故障した容器の中の胎児は生きていた!これには研究員も大ビックリ!ただちに俺の研究が始まった…らしい…」 

レッチリ「おかげで、俺は完成しても別室で教育…妹達の顔を見たことはあるけど、話したこともない。あっ、姉貴にも直接会ったことはない」 


みさきち「苦労したのねぇ…」ぐすっ… 


レッチリ「誰の言うことも聞かなかったし、たくさん暴れた…時には研究所の部屋を吹っ飛ばしたこともあったなぁ…たまに食べれるカレーは大好きだったけど…」 


フレンダ「ひええ…昔は悪だったってわけよ」 


レッチリ「そう…でも、ある日、そんな廃れた日々に、終止符を打つモノが耳の中に入ってきた!」 


佐天「わかった!洋楽!」 


レッチリ「イエエエス!いぐざくとりー!これまた偶然研究員が聴いていた物に興味を引かれ…」 

レッチリ「いつしか、この魂、(おんりー・まい・ぺっぱー)もプレゼントしてくれて、俺は耳を頼りにひたすら練習した…」 


佐天「独学であんなに上手なんてすごいよ!」 


レッチリ「///」テレテレ/// 

レッチリ「ままま…それ以降は、結構真面目に研究されたし、能力もちょっとは見せてやった…やがて、一つの結論がわかった」 

レッチリ「それは…」 

佐天「うん…」わくわく! 


レッチリ「実は俺は!偶然の事故によって生まれた!スーパーミサカだったんだよ!」 


佐 みさ フレ 「「「な、なんだってーッ!」」」 


754: 名無しさん 2013/10/09(水) 00:58:14.85 ID:S2MJmwRJ0

レッチリ「あ、そうそう…なんでそこで眠ってたかだけど…あーと…んと…ごめん。忘れた」 


佐天「忘れた…じゃ、しょうがないかぁ…」 

フレンダ『バカだから…』 

みさきち『おバカだからぁ?…にしても、あのラベルは見せないほうがいいかもよ…』 

佐天『うん…』 

フレンダ『了解…』 


レッチリ「まぁ、ミサカネットワークに繋げなかったり、自分で電気作ったりはできないけど…」 

レッチリ「こっからが一味違う!普通クローンはテロメアってのが短くて、長く生きられないらしいんだけど…俺のはなっがい!つまり長寿!」 

レッチリ「さらに!俺自身の身体能力もオリジナルの姉貴より遥かに上!」 


みさきち「おぉ~」 


レッチリ「そして…一番の自慢は…!レッド・ホット・チリペッパーッ!」ジャアアアン!! 

ゴォオオオオオ!!! 

チリペッパー「ヤーッハーッ!!」バシィッ! 

レッチリ「周りの電気を吸ってぇーーーッ!!ほぉら!!」バチバチバチッ! 


ドゴォ…ガラガラガラ!! 


レッチリ「この能力!」 

レッチリ「以上!ためになるお話!と、ミサカは締めくくる!…だぜ!」 


ジャーン!ジャーン!!ジャアーン!!! 


みさきち「なんて威力…金属製の壁が粉々…」 

フレンダ「え!…これ…まるで、涙子のホワイトスネイクと同じような…!?」 

佐天「…」 

佐天『お兄ちゃん…感じる!引力を!』 

756: 名無しさん 2013/10/09(水) 01:37:30.06 ID:S2MJmwRJ0


ピシッ…ズズズ!ゴゴゴゴゴ!!! 


みさきち「!?」 

みさきち「て、天井が!?」 

フレンダ「今ので、この研究所が崩れるってわけよ!早く避難しないと!!」 

レッチリ「あれ…?あちゃー!ま、またやってしまった…あのさ、ここ必要な場所だった?それとも見たまんま廃墟ってやつ?と、ミサカはのんきに質問する…だぜ!」 

フレンダ「そうってわけよ!だからここは捨てて逃げるってわけよ!」 

みさきち「レッチリも早く!」 

佐天「…」 

フレンダ「涙子!こっちに…キャ!!」 

みさきち「くっ…こっちもダメ…!」 


ゴトン!!ズズズズズ!!!! 


レッチリ「ごめんごめん!命の恩人を危険な目に合わせちゃって…じゃ、俺が外に連れてってあげる!と、ミサカは恩返し!…だぜ!」 

レッチリ「チリペッパーァッ!!!」 


チリペッパー「ヒューッ!」ガシ!ガシ!ガシシィッ! 


レッチリ「しっかりつかまってろ!と、ミサカはすかさずカッコつける!…だぜぇっ!!!」 


ドヒューーーーーン!!!! 


ボゴン!!…トサッ…スサ…サササ… 


レッチリ「はい、外ね、結局、出口知らなかったから、屋内ぜーんぶ回っちゃった♪と、ミサカはドヤる!…だぜ!」 

佐天「ありがとう。レッチリ♪やさしく降ろしてくれて」 

みさきち「すごいスピードねぇ…」 

フレンダ「ちょっと…気持ち悪いってわけ…よ…う~」 

レッチリ「…はて?」 

レッチリ「ん?外…外!?やったー!自由だー!!!ってぇ!ミサカは大はしゃぎ!…だぜぇ♪」 


758: 名無しさん 2013/10/09(水) 02:21:07.20 ID:S2MJmwRJ0

佐天「そっか…いままでずっと部屋の中だもんね…ようこそ!外の世界へ!」 

レッチリ「うん…なんだか…あっさり欲しいものが手に入っちゃって…嬉しい!と、ミサカは大歓喜!」ぴょんぴょん! 


ブラン… 


フレンダ「あれ?そのギター…」 

レッチリ「うん?」 

みさきち「さきっぽしかないけど…」 


ボロ… 


レッチリ「」 

レッチリ「…あれ?俺の魂が…」 

佐天「脱出するときに…引っ掛けちゃったんだね…あの、大丈夫?」 


レッチリ「はへ?あが…にゃん?…ふあ…」ぐるぐる… 

レッチリ「たましい…ソウル…俺…私…ミサカ…ミサカはミサカは…ミサカは…ミサカは…はぁわわわわ!!!」ぷるぷる… 


バヂ…ヂヂヂ…!! 


フレンダ「お…落ち着くってわけよ!」 

佐天『これは!?錯乱している!』 


レッチリ「あわ…くかかかああああああああ…ひっひぃ…あぅあ…あぐぅっ…た、たましいが…こわれちゃった…」ぽろぽろ…(涙 


佐天「みさきち!」 


レッチリ「あ…ぐっ…ああああ゛…」 


みさきち「お願いだから…大人しくして…くっ…」 

みさきち「…!?涙子!ダメ!メンタルアウトを受けつけない!」 


バヂヂヂヂィッ!!ゴゴゴゴゴ!!!! 

レッチリ「ワタシノ…タマシイ…コワレチャッタ…ノ?」ガタガタ! 


佐天「フレンダ!」 

フレンダ「止む得ないってわけよ!麻酔銃で!!」ガチャ! 


バス!バス!バス! 

ヒュン!スカカカッ…!! 


フレンダ「避けた!?」 

佐天「違うッ!後ろッ!」 

フレンダ「え!?そんなバカな!?」クルッ! 

みさきち「も、もうあんなところに!?」 


レッチリ「うわぁああああああん!!こわいよぉおおおおおお!!!!」ダダダダダダーッ! 

バチバチバチバチ!!! 

759: 名無しさん 2013/10/09(水) 02:33:07.18 ID:S2MJmwRJ0


不良A「今日こそ決着つけてやんよ…このイモ野郎!」 

不良B「上等だ!てめぇのXXX刻んで川に捨ててやるぜ!!」 

不良C「へ、ヘッド!なんか変なやつがこっちに走ってきて…うわ!!!」 

不良A「なに!?てめぇ!奇襲とは卑怯だぞ!」 

不良B「ふざけたことぬかすな!てめぇの策略だ…ろ…わぁあああ!!!」 


バチバチバチバチーッ!! 


レッチリ「ひいいいいいいいいん!!いやあああああああ!!!」ダダダダダダダダーーッ!! 


ヂヂヂヂヂ…バリバリバリバリッ!!!! 



ズシャアアアアアアアーッ!!!! 



不良 両グループ 全員「「「「うぎゃああああああああああああああ!!!!」」」」

766: 名無しさん 2013/10/09(水) 18:34:41.95 ID:S2MJmwRJ0

>>1です。見てくれてありがとう。 

ぷふ~最近調子が良い。 

ちゃんと頭に血がいってるからかなぁ? 

今日は20~21時くらいに連投できそうだ。

768: 名無しさん 2013/10/09(水) 18:56:41.93 ID:S2MJmwRJ0

※これは異次元の佐天さんが自分の求める(天国)を創っていく奇妙なお話です。 

魔術があり、技術があり、科学があり、スタンドがあります。 

基本世界は(とある)だけれど、あらゆる次元を自在に行き来することができる者なら、登場しても何も問題ない。…よね? 

禁書ではアメリカ弱くて活躍ないそうだから、おもしろそうだし、おもいきることにしたぜ… 


えっ?鏡の中の世界は?って? 

そんなものありませんよ。ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから。 


マッ!おもしろいレスあったら積極的に取り入れたいから…物語が混乱しないレベルでまとめるし…ほら… 


じょろじょろじょろ… 


お茶でも飲んで…話でもしようや… 

773: 名無しさん 2013/10/09(水) 19:32:46.04 ID:S2MJmwRJ0

>>769 

この、佐天さんは(覚悟が幸福)だなんて思いません。どんな(天国)なのかは最後の最後でわかります。 


能力とスタンドの関係…さほど重要ではないけど、魔術と能力の違い、技術(波紋、回転)と幽波紋(スタンド)の違いくらいに考えてもらって大丈夫。 

スタンドにレベルつけたのは、インパクトあるかな?っておもっただけ。でも、関係だいぶ違っちゃうかwww 

でも、イエローテンパランスみたいに、完全異能系のスタンドもあるしね。許してください。 


部下についてはどれか把握してないです。どれかな? 


まぁ、おかしいと思ったらうまく脳内処理していただけるとありがたいッ!実にッ! 


どれくらいつづく…か、これだけしか教えられないけど、MIHでたら終わり。 


次スレ 
佐天「キラークイーンかぁ…」〔ジョジョ〕が始まります。(そのときにネタがかぶるスレが立ってたら自重する) 

おっと、しゃべりすぎた…まぁ気にしねーでくれ。 


ひょっとしたら、俺はウソをついてるかもなぁーッ!! 


あ、レッチリ編は気に召すかどうかはわからないけど見てやってください。 

780: 名無しさん 2013/10/09(水) 20:11:03.02 ID:S2MJmwRJ0

タッタッタッ!! 


フレンダ「これは!?」 


プスプス…ぷしゅ~… 


佐天「抗争騒ぎを起こしてた不良さんたち!!」 

みさきち「…大丈夫よぉ、まだ息があるわぁ」 

フレンダ「運の良い連中ってわけよ」 

佐天「ディスクは後回し!レッチリを止めなきゃ…関係の無い人が巻き込まれる!この学区から出すわけにはいかないッ!」 

フレンダ「でも…ロックオンしてないし…あんなスピードで走り回ってるんじゃ、見当もつかない…」 

みさきち「まかせて…ちょっと疲れるけどぉ…メンタルアウトであの子を探すわぁ…みさきちレーダー♪」ビビビー☆ 

フレンダ「なにそれ!?初耳!」 

佐天「どう…?みさきち…」 


みさきち「む~ん………いた…ここから北に500mくらい離れた工場群をグルグル走り回ってるわぁ…回ってるからあんまり遠くに行ってない…」 


佐天「OK!行こう!」 

みさきち「…ごめん…ちょっと休ませてぇ…はぁはぁ…」へろへろ~↓ 

佐天「みさきち!大丈夫!?」 

フレンダ「みさきち!しっかりするってわけよ!」 

みさきち「大丈夫…これ使うの…久々だったから…体がビックリしちゃっただけ…わたしはいいから、あの子を…」 

佐天「…」 

フレンダ「えっと…ど、どうしたら…」 

佐天「フレンダ」 

フレンダ「はっ、はい!」 

佐天「みさきちのそばに居てあげて…レッチリは…あたしが止める!」 

佐天「ホワイトスネイク!」 

781: 名無しさん 2013/10/09(水) 20:34:56.73 ID:S2MJmwRJ0

とぼとぼ… 


美琴「はぁ…結局…3kmくらい追い回したけど…とうまをつかまえらんなかった…もぉッ!!私が何したってのよォーーーッ!!チクショォーーーッ!!」ビリビリ! 


…わぁん… 


美琴「?」 

美琴「山びこ…?でかい工場とかでもおきるんだっけ…?」 

美琴「やっほー!!」 


……うわあああああああん… 


美琴「やっぱり私の声が!?でも(うわー)なんて言ってないし…」 


レッチリ「うわああああああああああああああああああん!!!」ぽろぽろ(涙 


美琴「でっ!?なにあれ!?…私!?じゃない!妹達…」 

美琴「ちょっと!あんた!止まりなさい!そんなに電気出して走ってたら危ないじゃない!」 


レッチリ「ひゃあああああああああああああ!!」ダダダダダーッ! 


美琴「ぷっつん」 


美琴「無視すんなや!ゴラァーーーーーッ!!」ラリアット!! 


レッチリ「うぎゃん!あう!いだ!」ビタン!グルグルグルグル…バタン↓ 


美琴「私、今すっごくイラついてんのよ…」 

782: 名無しさん 2013/10/09(水) 20:53:50.72 ID:S2MJmwRJ0


レッチリ「…」シーン… 

美琴「あれ…」 

美琴「…ちょっと、やりすぎちゃったかな…あーっと…ごめんね~…だいじょぶ?」 


レッチリ「…」 

レッチリ「…な」ブツブツ…ムク↑ 

レッチリ「…こめるな」 


美琴「え?」 


レッチリ「私をとじこめるなぁーーーッ!!!!」バリリッ!! 


美琴「きゃあっ!」ドサ! 

美琴「こんのぉ…意味不明なことを…こっちは謝ってるのに…いいわ!やってやろうじゃない!!こちとら(ぷっつん)きてんのよ!!!」ビリビリ!!! 


レッチリ「ぐがああああああ!!!」ヂヂヂッ!!…ゴォオ!!! 


美琴「速い!?」 


レッチリ「うがぁ!!」ブゥン!! 


美琴「ちょッ!?」スカッ! 


ドゴォ…ズゥウウン!! 


美琴「地面にクレーターが…!?パンチだけで…くの!!」 

美琴「頭冷やしなさい!!おらぁッ!」ビリリリリィッ!!! 


ボシュウウウウッ!!!! 


美琴「ふん!妹達だからって、おしおきには手加減無しよ!さすがにあの電撃じゃあ…」 


シュウウ…ヒュー… 


美琴「え…」 


レッチリ「…」バヂバヂバヂッ!!!ヂヂヂッ!! 


美琴「うそ…無傷!?」 


786: 名無しさん 2013/10/09(水) 21:25:41.64 ID:S2MJmwRJ0

レッチリ「うあ…私は…れっど・ほっと…うおおおがああああ!!!」バヂヂヂヂヂッ!!! 


ビカァーーーーーーッ!! 


美琴「う…そんな光で目潰しのつもり?目が見えなくても…同じ電気使いなら…電磁波で場所がわかるのよッ!!」 


レッチリ「があああうあッ!!」 


美琴「はぁ…わかった」チャリン♪ 

美琴「あんた…妹達じゃないわね…」ピーンッ! 

美琴「どうせ…またくだらない計画でしょうが…」 

美琴『とうまには頼らない…だから!』 

美琴「容赦しない!」 

美琴「おらぁーーーーーーッ!!!」レールガン!! 


ドギュオオオオオオオオーーーーーーン!! 


レッチリ「!?」 


ボムンッ!!!!…ドドドドドドドドン!!!!! 


美琴「10億ボルト…フルパワーよ」ド~ン! 

美琴「…」 

美琴「…なんだか、目覚め悪くなりそう…」クル… 

ビリ… 

美琴「…はッ!?」バッ! 


ドドドドドドドド…バァーーーーンッ!!! 


レッチリ「ハァ…ハァ…アフレるぅ…電力ガ…ミナぎギルルルルル…!!ガッウウウワアアア!!」 


美琴「そんな…ことって…」 


レッチリ「オマエガァ…ねむレェエエエエエエ!!!」ゴゴゴゴゴゴゴ!!! 

ヒュン…! 

美琴「!?…消え…」 

レッチリ「…」 

美琴『み、見えなかった…こんな接近…』 

美琴「う…ウソ…」 

レッチリ「ヴォオオオオ!!!」バヂヂヂヂヂッ!!!バリリリリーッ!! 

美琴「死…」 


ブゥン! 

ドゴォオ!! 

ガシィイイイイ!!!! 

レッチリ「ア?」 

787: 名無しさん 2013/10/09(水) 21:54:21.19 ID:S2MJmwRJ0


美琴「あ…あれ…」 


レッチリ「ぐごォ…アアア…」 


ガシ…グググググ…!! 


ホワイトスネイク「ぐっ…無様な第三位だ…」 


美琴「これは…ホワイトスネイク〔白蛇円盤〕!!…てことは…」 

美琴「佐天さん!?」 


佐天「ど…どーも…御坂さん…ぐ…間に合って…よかった…うぅっ!!」 


美琴「どうしてここが…」 


佐天「あは…あんなに大きな花火が上がったら…誰でも気づきますよ…うぁっ…」 

ホワイトスネイク「こいつの…スタンドビジョンが現れないのは…精神が安定していないからだ…が…!」 

佐天「不完全な状態で…ここまでのパワーがだせるなんて…予想外だった…」 

ホワイトスネイク「くぉお…ッ!ぱ、パワーでは勝てん…ッ!」 


レッチリ「ゴアアアア…」 


ギギギギギギギ…ビキィッ!!! 


ホワイトスネイク「ヌゥ…ッ!!…はッ!!涙子!?」ピシィッ!!! 


美琴「!?…ホワイトスネイクの腕にひびが!?」 


佐天「うっ…ぐぐ…ッ…うあああああああああああああああああああ!!!!」ブシューッ!!!バキバキボキッ!! 


美琴「さ、佐天さん!?う、腕が!!血が…!?」 

791: 名無しさん 2013/10/09(水) 22:35:30.82 ID:S2MJmwRJ0


レッチリ「オオオオオオオオオオン!!!!!」バヂィッ!! 


ブワァッ!!! 


ホワイトスネイク「ぐおお…る、涙子…」フォン… 

美琴「!え、エネルギーの余波だけで…きゃあ!!」ドシャーッ! 

佐天「あが…」ゴシャーッ! 


レッチリ「モウいやナンダよぉ…ソトが…空を…ミタクテ…があ…ウウウウッ!!」バヂバヂバヂ!!!! 


美琴「か、勝てない…私が…電力負けするなんて…」 

佐天「ホントは…すごく良い子なんです…あの子も妹達…」 

美琴「!?」 

佐天「…あの子は…レッチリは…電気を吸い取るんです…うぐっ…」ポタポタ… 

美琴「そ、そんな…じゃあ、あいつを強化したのも…さ、佐天さんが怪我したのも…私のせい…」 

美琴「そんなつもりじゃ…そんなつもりじゃなかったの…ご…ごめんなさいッ!…う…うぅっ…」ぽろぽろ(涙 

佐天「しかた…ありませんよ…知らなかったんですから…あはは…ちょっと…ヤバイかも…でも…」ズリ…↑ 

美琴「さ、佐天さん!やめて!腕が…!血がこんなに…動いちゃダメぇッ!」 

佐天「大丈夫ですって…死ぬほど痛くて…右腕っ…が、ちぎれそうな…だ、だけですから…」ニコ… 

佐天「ハァ…ハァ…息を…整えて…310 310 310 310 310 310 310 …」ぶつぶつ… 

佐天『ださなきゃ…ホワイトス…ううぅっ!!』ズキッ!…バタン!↓ 

美琴「あ…あぁ…」 

美琴『私のせいだ…でも…佐天さんは…バカな私をせめるどころか…く!!』 


レッチリ「ルロロロロアアアア゛…」バヂバヂバヂ… 


美琴「…待てよ」スクッ↑ 

美琴「あんたの相手は…ッ!!」 

美琴「私だぁーーーッ!!」ヴォン!ギュイイイイイイン!! 

美琴「電気はダメでも!この…!」 

美琴「砂鉄剣でっ!!切り裂けばーッ!!」ヴン! 

美琴「おらああッ!!!」 


ピタァ! 


美琴『素手で…!?』 

美琴「くそぉッ!!!この!この!削れなさいよぉッ!このぉッ!」 


レッチリ「コレハ…また…トジこめルドウグ…ナノカァーッ!!」ゴオオオッ!! 


バキィーンッ!…さらさらさら…… 


美琴「あぐッ!」ドサッ!!↓ 

美琴『たて…ない…あ…あ…意識が…と…うま…』ガク… 


794: 名無しさん 2013/10/09(水) 23:51:47.37 ID:S2MJmwRJ0

レッチリ「…」 


佐天「レッチリ…あたし…涙子だよ…さっき友達になったばかりじゃん…」 


レッチリ「が…アア!!」 

佐天「ダメかぁ…そうだよね。唯一の心の支えを、魂を…あたし達のせいで壊しちゃって…」 

佐天「こわくなって…逃げ出して…なのに、イジメられたんだもんね…」 

レッチリ「ハッが…バアアアア…」 

佐天「ごめんね…ごめん…ごめん」 

レッチリ「コワいンダ…!!」ゴゴゴゴゴ… 

佐天『ダメ…避けられない…やっぱ…強いや…』 


ドゴン!ドゴ!ドゴゴン!ズズズ!!!…ばしゃあああああああああああ! 


佐天「この音は…みず…水道管が…?」 


レッチリ「…?」びしょびしょ…ぽたり… 

レッチリ「ガ!?」ジュウ…ビリ…シュウウ… 


スタスタ…ピチャ…ピチャ… 


カチャ…ズズズ…ズププ…ズン… 

????「ここらはわけわかんない工場だらけ…そういうとこって、必ず決まった場所に太い水道管が通ってる…そんなもん、手榴弾なら楽々破壊できる…一枚目」 

ズズズ…ズプン… 

????「ま…さながら、冬場のセーターを水につけるようなもの…電気は散り散りになる…二枚目ぇ…」 

ズン!ズッズッズズズゥ…ズプ! 

????「くぅ…やっぱり!ちょっとは放電して弱くなると思ったわけよぉーッ!!コンニャロォーッ!!!!三枚目だァーッ!!」 

佐天「フレンダ!…まさか…能力ディスクを!?」 

フレンダ「お待たせ…涙子」 

佐天「フレンダ…かっこわるいよね…止めるとか言っといて…コレだもん…」 

フレンダ「ううん…あんなの相手に、よくやってたってわけよ…かっこよかった」 

佐天「うん…///ありがと」 

フレンダ「涙子…あのね…」ごにょごにょ… 



佐天「ははは…♪ずるいよ…それ」 



フレンダ「にひひ♪さて…」 

フレンダ「レッチリ!たしかスーパーミサカっていったな!さっき!」ビシィ! 

レッチリ「…」 

フレンダ「だったらこっちは、ディスク三枚入りの…スーパーフレンダだぁ!!」 

佐天「な、なんだってぇ~…」ボソ/// 

フレンダ「でもって、暴走には…暴走で勝負ってわけよ…!!!」ドギュウウウウウウウン!!!! 

フレンダ「ちなみに、全部レベル3♪〔空力使い〕〔水流操作〕〔脚力増強〕」 

795: 名無しさん 2013/10/10(木) 00:26:29.85 ID:QAwdp1mY0

レッチリ「イミわカラン…ダァ!!!」ビリリ! 

ザッ! 

フレンダ「電気を自分で作れないってとこにピンときた…」 

ザッ! 

フレンダ「近づいたな!その一歩が迂闊!とぅ!」ババッ!! 


ザバアアア!ゴボ…ゴポン… 


フレンダ「電気を作れない。つまり、そこらの街灯とか電線とか電気が通ってるものに近づけさせなければいい!」 

レッチリ「…ごぼ!?」 

フレンダ「水を操って…水槽を作り…閉じ込める!」 

レッチリ「んブワ!?」 

フレンダ「レベルが低くても…これだけ周りに水がありゃ、簡単よ…それに、今の私は常時パワー全開状態!加減できないし、むしろそれが辛いくらいってわけよ!ごほっ…ごほっ…」 


フレンダ「…ごぱぁっ!あ、吐血…」ダラー… 


佐天「ふ、フレンダ!?」 


フレンダ「気にしない気にしない!涙子はそのまま寝てるってわけよ…ごふっ……とぅ!」 

レッチリ「はぁはぁ!…ワブ…ッ!ガアアア…」じゃぶじゃぶ! 

フレンダ「そのまま水槽の中に…ッ!空気をぶち込むッ!そして…はじけろ!!」 


ブクブクブクブク…!! 


レッチリ「!?」グルグル! 

フレンダ「スーパーフレンダの、即席洗濯機ってわけよ…泡と水流の回転で!電気なんか全部拡散させちまえーッ!」 

フレンダ『回転…?なんか…ひっかかるってわけよ…』 

レッチリ「ガガガガガ!?」グルルルルル!ブクブクブクブク!!! 


佐天「いいよ!フレンダ!電気が目に見えて弱くなってきてる!」 

797: 名無しさん 2013/10/10(木) 01:43:38.00 ID:QAwdp1mY0


フレンダ『…は!?いけない、いけない!今は目の前の涙子の敵を…倒す!』 


フレンダ「そぉしてぇ!!動きを封じた相手に止めを刺すのは!」 

フレンダ「幻の左!もとい、スーパーフレンダとび蹴り!!」バァ~ン!! 

フレンダ「とーぅッ!見よ!この強化された脚を!もっとも、泡と回転で何もわからないだろうがなーッ!」ピョーン! 


レッチリ「ゴガガァ…」ブクブク…! 


佐天「フレンダが…跳んだ…!」 


フレンダ「しばらく眠ってもらうってわけよーッ!」キィイイン! 


フレンダ「さくれつし…ろ…」ぐら…ピュ~…ぽて↓ 


佐天「あれ…?フレンダが…落ちた?」 

フレンダ「…」 

フレンダ「…ごめん…前口上で時間使いすぎた…体がいうことを聞かないってわけよ…さ…3分も、もたないとは…げほげほ!る、涙子!マジにヤバイ!ディスク抜いて!」 

佐天「まって…ん」 

佐天「ホワイト…スネイク」 


ホワイトスネイク「バカなやつだ…ほら」シパパパン!! 


フレンダ「あぁ~助かった…」 

佐天「うん。良かったね」 


レッチリ「…」 


佐天「あぁ、そっか、フレンダから能力ディスク抜いたから全部解けたんだね」 

フレンダ「そういうわけよ~…ま、時間稼げたし、後は寝てるってわけよ」こてん! 


佐天「そうだね、すごく…安心…だって…」 


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・

801: 名無しさん 2013/10/10(木) 08:58:54.97 ID:QAwdp1mY0
レッチリ「ゴぁ?」ヂヂヂ… 

レッチリ「ひっ…」 



ディオ「…」┣¨┣¨┣¨・・・ 



佐天「お兄ちゃんだもん…」 

フレンダ「助っ人の助っ人に、助っ人呼ばせるなんて、たいした子だったってわけよ…1人きりで…」 


美琴『ん…なにこれ…冷たッ!はっ…あれは…佐天さんのお兄さん!?それに佐天さんの親戚!?私が気を失ってるうちに、一体何が…!?』 


ディオ「急に呼び出され…何事かと心配したが…」チラ… 

ディオ「小さなクレーターに…破裂した水道管…あちこち壊れた道路…公共物…」 

ディオ「そして…怪我人…」 

ディオ「これは、いけないな」 


レッチリ「くグゥ…」ビリビリ…! 


佐天「お兄ちゃん…その子は…」 

ディオ「あぁ…細かいことは後でな」 

佐天「お兄ちゃん…わかったよ…」 

ディオ「うむ」 

ディオ「さて…」クル! 


レッチリ「…!?」ビクゥ! 


ディオ「普通に罰を与えては、子供の喧嘩に割り込む大人のようで、このディオの好ましいところではない…」 

ディオ「どれ…少し相手をしてやろう…思い切りストレスを発散すれば、正気にも戻るかもしれん」コツ…コツ… 


レッチリ「ひグ…ウうう…!」じりじり… 


フレンダ「お…怯えている…!正気を失ってるのに…」 

佐天「きっと…恐怖が勝っているんだよ…狂気より…」 


レッチリ「ウ…」バリリ!バヂバヂ! 

レッチリ「ウオオオオオオオーッ!!!」ゴォオオオ! 


ディオ「…」 

レッチリ「れ…?」 


ディオ「ほう?…気合の入れ比べか」 

ディオ「すぅ…」 


ディオ「WRYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!! 


レッチリ「ひゃあああ!!!」しゅん… 


佐天「あらら…完璧に怯えちゃった…」 

フレンダ「勝てる気がしないってわけよ…」

812: 名無しさん 2013/10/10(木) 22:34:20.42 ID:QAwdp1mY0
レッチリ「ひ…う…う…ワアアアアア!!!」ブンブン!! 


フレンダ「ぐるぐるパンチ…いや、最後の手段ってわけよ…」 


バチバチバチィッ!! 


ディオ「なるほど…見た目はちっぽけだが、パワーはそれなりのようだな…どれ…」ゴゴゴゴゴ… 


キュオオオオオオオオン!! 

…バーン!! 


ザ・ワールド「…」 


ディオ「これが…ザ・ワールド〔世界〕」 


佐天「え!?ウソ…お兄ちゃん!」 

佐天「ザ・ワールドを!?」 

フレンダ「な…なに…?この背筋が凍るような…悪寒は…まさか…あれが、お兄ちゃんの能力…」はぁ…はぁっ…!! 


美琴『なに…あれ…?佐天さんのお兄さんは…テレポーターのはずじゃ…』 

美琴『こ…このまま気絶したフリをしてよう…なんでこんなことしちゃうのかは…自分でもわからない…』 

美琴「でも…」 


ザ・ワールド「…」 


美琴『あれから…途方もないほど恐ろしい何かを…感じる…あ…汗が噴出す…!』ダラダラ… 

美琴『水溜りの中で気絶しててよかった…』

813: 名無しさん 2013/10/10(木) 22:53:30.26 ID:QAwdp1mY0


ディオ「喧嘩騒動もこれまでだ…皆を(医者)のもとまで連れて行かなくちゃあ…ならないからな」 

佐天「お兄ちゃん…お願いだよぉ…」うるうる… 

ディオ「だから、安心しなさい。その中に…この子も含まれているさ…」 


ディオ「ザ・ワールド」 


佐天「あぁ…よか…」 


キュオオオオオオ………フゥン… 


ディオ「時は止まった」 


佐天「…」 

フレンダ「…」 

美琴「…」 

レッチリ「…」 


ディオ「ふむ…」コツコツコツ… 


レッチリ「…」 


ディオ「アレイスターではなく…涙子の引力に引かれたようだな…」 


ディオ「無…駄」ボソ… 


デコピン(小指で) 

ぺちん…! 


レッチリ「…」ぐら… 


ディオ「4秒経過…おや…まだ止まっているか…6秒経過…」 

ディオ「………そろそろか、これも…トニオのおかげかな…8秒経過…9秒目…」 


ディオ「時は動き出す」

827: 名無しさん 2013/10/11(金) 00:03:48.94 ID:x8RzXw9Y0
ー上条さん家前ー 


スタスタ… 


上条「やっと…寮についた…はぁ…はぁ…」 

上条「はぁ…今日も不幸だ…なんでお礼しようと思ったのに、追い回されなきゃあ、ならないんだ…あー……暑いなぁ」 

上条「ビリビリめぇ…!こんど仕返しに、シタ入れてキスしてやろうか!!…くそ…」ごそ… 

上条「あれ?」 

ごそごそ… 

上条「いけね…鍵…忘れてるな…」 

上条「おーい!俺だ!インデックス~!鍵忘れたから開けてくれ~!!」ドンドン! 


イン「とーま?はーい!わかったんだよー♪」てってってっ… 


上条「にしても…ほんとに暑いなぁ…大覇星祭の日はもっと暑いんだろうけど…」 


ピト…! 


上条「だッ!…冷てぇッ!!」クル! 

青ピ「よ!かーみやん♪」 

上条「なんだ、青ピか、脅かすなよ」 

青ピ「ははは!なぁ、フルーツのシャーベット作ったんやけど、ひとりで食べるのつらいんだわ~一緒に食べへん?」 

上条「お、いいのか?でも、うちには1人大食らいが…」 

青ピ「わかってるて!いつものことやん!ほら、タッパー10個分くらいあるから、な?」 


ガチャ! 


イン「とーま!お帰り!…あー!あおがみなんだよ!!」 

青ピ「ども~♪今日も可愛いやねぇ、インデックスちゃん♪」 

イン「とーぜんかも!ねぇねぇ!今日もアイスもって来てくれたの?ねぇ!」 

青ピ「そうやで~りんごにメロンにキウイに桃に…いろいろあるし、ほっぺた落ちるでぇ~♪」 

イン「やったー!ほら!入って入って!」ぐいぐい! 

青ピ「おっとと!僕は逃げたりせんへんよ~」 

インデックス「アイスはとけちゃうかも!!」ぐいぐい! 

青ピ「ははは…」 

青ピ『まぁ…僕が触ってる限りは…絶対溶けないんやけど…』 

上条「こら!インデックス!親しき仲にも礼儀ありだ!きちんとお礼いいなさい!」 

イン「はーい♪」 

青ピ「ほな、お邪魔しますわ♪」 

上条「おう!いや~上条さんも嬉しいな。青ピの手作り氷菓子は、本当に美味しいからな!」 

イン「アイス!アイス!」 

青ピ「みんなで食べるからおいしいんやで~♪」 

青ピ『かみやん…いや…ジョジョ…僕は君の味方やけんな…今までも、これからも、ずっと…』 


パタン…ワイワイ!!

829: 名無しさん 2013/10/11(金) 00:33:22.36 ID:x8RzXw9Y0


インデックス「あーおいしかったんだよー♪」 


上条「まったくだ!火照った体が一気に冷えたよ…ふぃ~」 

青ピ「砂糖使わず、素材の味を生かしてるんやで~!」 

上条「でも、良かったのか?あんなにたくさん…」 

青ピ「あーあー!気にせんと!親戚のおばちゃんから果物たくさん送られてくるから、むしろ食べてくれて助かるわ」 

イン「食べて人助けかも!」 

上条「なんだよそれ?ははははは!」 

青ピ「あっはははははは!」 

イン「うふふふ~♪」 



キュオオオオオオ………フゥン… 



上条「…はぁ!おもしろ……ん?」 


青ピ「…」 

イン「…」 


上条「おい…どうしたんだよ?」 

上条「!?」 

上条「インデックス!青ピ!どうした!?ふざけてんのか!?おい!」 


青ピ「…」 

イン「…」 


上条「なん…だよ…これ!!」 

833: 名無しさん 2013/10/11(金) 01:16:10.45 ID:x8RzXw9Y0


上条「2人とも…笑ったまま…止まってる!?はっ!」 


スフィンクス「…」 


上条「スフィンクスがまで…!?」 


上条「わからねぇ…まさか…魔術か!?…なら!俺の右手で!」ペタ! 

青ピ「…」ペタリ… 

上条「う…動かない…そんな…ウソだろ…」 


フゥオオオオオン! 


イン「…ふふふ~♪」 

上条「!?」 

イン「って…とーま、いつの間にあおがみのほっぺたさわってたの?」 

上条「インデックス!?動けるのか!?」 

イン「?」 

イン「とーま…なにいってるの?」 


上条『何事もない…俺の…錯覚だったのか?』 


青ピ「こっ…これは…」 

上条「あっ…わ、わりぃ!青ピ!ち、ちょっとした冗談だよ!」パッ… 

青ピ「あ…あぁ!そうなん!いややわ!かみやん、ついに男にまで手ぇ出すのかと思っちゃったわ♪」 

上条「そ、そんなわけあるか!」 


イン「とぉ~まぁ~!!」ドドドドド!! 


上条「いいっ!違う!誤解だ!これにはわけが!」 

インデックス「噛み切ってやるんだよ!メーッ!」 

上条「どわーッ!」 


青ピ「…あはは…取り込み中みたいやし、僕、そろそろ帰るわ…ほな!おおきに~♪」スッ… 


ガチャ…バタン… 


上条「まって!青ピ!たすけ…」 

イン「がるるぅッ!」ガジガジ! 

上条「うぎゃあああああああああ…!!」 

835: 名無しさん 2013/10/11(金) 08:35:49.66 ID:x8RzXw9Y0

ぴんぽーん! 


ガチャ 


舞夏「はーい。あぁ、青ピさん。どうしたんだ~」 

青ピ「つっちーおる?」 

舞夏「残念ながら帰ってきてないぞー?」くるくる 

青ピ「そう…邪魔したね」 

舞夏「うい」 


バタン! 


青ピ「…」ピ!とぉるるるるるるる…ピ! 

土御門<おう、どうしたにゃー?青ピ、> 

青ピ「土御門、不味いことが起こった」 

土御門<…エセ関西弁じゃねぇ…ってことは…マジなんだな?> 

青ピ「…いまさっき、ジョジ…かみやんと一緒にいたんだが…」 

土御門<それが?> 

青ピ「時間が止まった…」 

土御門<何っ!本当か!?> 

青ピ「嘘言ってどうする。かみやんはおそらく、時の止まった世界で動き…僕は、瞬間移動したかみやんを見た」 

土御門<…信じたくないが…その現象…ヤツか…> 

青ピ「ヤツとかみやんだけが、時の止まった世界で動ける…さっきのは…かつて感じた、(いつの間に!?)だった…」 

土御門<DIO…いまさら何を…> 

青ピ「わからん。だが、あれ以来、時間停止はおそらく使っていない…はずだが、現に、たったいま使われた…」 

土御門<わかった。こっちでも調査してみる。報告助かるぜぃ> 

青ピ「ははは…なに言ってはるの。じゃ…頼むで…ほなな」ピ! 


青ピ「…第六位ってこと…ばらさなあかんかな…だが…何かありゃ…」 

青ピ「この…ホワイトアルバム〔白の集結〕で…止める…!」 


青ピ「DIO…!!!」

847: 名無しさん 2013/10/11(金) 19:57:52.57 ID:x8RzXw9Y0



フゥオオオオオン! 


レッチリ「……にゃっ…ぱらぱ~…」トテ…↓ガクッ! 


フレンダ「あ、あれ!?…な、なんだかわからないけど!や、やった!お兄ちゃんがやったってわけよ!」 

佐天「はっ!…」 

佐天『今…つかったんだ…ザ・ワールド〔世界〕を…』 


美琴『何が起こったの!?…やっぱり…佐天さんのお兄さんは…テレポーターじゃなかったんだわ!!』 

美琴『こ…このことは…黙ってよう…そうだ、佐天さんは無事かな…』 


ディオ「終わったな…ん…」ガシ…グイ↑ 

レッチリ「…」ぷらーん 

佐天「やっと…おわった…ありがと、おにい…いった…!」 

フレンダ「涙子!?だいじょう…ぶふぉうっ!!…あーッ!また吐血が!?…う…気分が悪く…あうう…」 

ディオ「人間は、緊張している間は案外感覚が鈍くなるものだ、安心を得れば、本来の感覚に戻る」 

佐天「さっすが…おにい…ちゃん…」 

ディオ「大丈夫だ…ふたりとも。あともう少しの辛抱だ。救急車は呼んである…二台な」 

佐天「二台?」 

フレンダ「?…あ!来たってわけよ!たすか…ごふぅッ!も…もうだめかも…ってわ…けよ…」だらだら… 

ディオ「私達のものと、御坂さんのものだ。彼女はカエルのところにでも行ってもらう」 


美琴『よかった…みんなとりあえず無事なんだ…もういいや…いまは…呼んでくれた救急車を待と…厄介ごとが起きないように…寝てよう…』 


佐天「御坂さん…ごめんなさい…こんなとこに置いてっちゃって…また…」 


美琴『佐天さん…』 


フレンダ「しょうがないってわけよ…というか、逃げたレッチリが暴れたのも、もとはと言えばこいつのせいじゃ…」 


美琴『……とーまのせいだもん………』ぐす… 


ディオ「細かいことはもういい…ほら、私達の救急車だ。乗りなさい」 

佐天『あー…そうだよね…普通のお医者さんじゃ…ダメだよね』 

フレンダ「ふ、普通のワゴン車!?」 


キキキィ…!!ウィーン←→ 

ガー…(窓)↓ 


850: 名無しさん 2013/10/11(金) 20:22:49.91 ID:x8RzXw9Y0


ディオ「わざわざ来てもらって、すまんな。セッコ」 


セッコ「いいよぉ…ディオさんの、たのみ…だからさあああ…ふさしぶりじゃああん?」 

ディオ「そうだな…ドクターは元気か?」 

セッコ「うん元気だよお…うおっ…怪我人…いるんだろぉ…チョコラートんとこ…つれてくからさぁあ、急ぎなよぉお」 


ディオ「そうだな…」ひょいひょいひょい! 


佐天「いた…くない?わー!シートやわらかーい!」まよん! 

フレンダ「ほ、ほんとだ…普通のシートかと思いきや…これなら体もあんまりいたくない…」むゆん! 

レッチリ「…」 


セッコ「でへへ///…気に入ったあ?」 


佐天「はい…!つッ!…でも、痛いのが残念ですけど…」 

ディオ「よし、全員乗ったぞ。セッコ、出してくれ」 


セッコ「あいよお」 


ブルルルルルン!! 

ブロロロロロ… 


みさきち「はろー☆」 

佐天「あ!みさきち!」 

フレンダ「後部座席に乗ってたの?」 

みさきち「そうよぉ♪先にひろってもらったのよぉ♪」 


セッコ「うお、きみは、疲労だけっぽいしいよお、入院しなくていいよお。でも、見たかぎり、ふたりは入院だなあ」 

ディオ「さすが、ドクターの助手をしているだけあるな。セッコ」 

セッコ「だへへ///」 


佐天「はーい…」 

フレンダ「うう…しかたないってわけよ…」 

みさきち「だいじょーぶ☆みさきちが看護婦さんしてあげるし、果物もむいてあげるんだゾ♪」 


セッコ「でも、こまけぇことは、チョコラートに診て貰ってからだなあ」 

ディオ「涙子、操祈、フレンダ。ドクターのことなら心配いらない。チョコラータといってな…私の友人だ」 


佐天「なら」 

みさきち「あんしん☆」 

フレンダ「ごッ!ま、また吐血が!?…いいか…ら…はやく…口の中が鉄の味でいっぱいって…わけよ…」 


レッチリ「…」zzz… 


856: 名無しさん 2013/10/11(金) 21:08:52.83 ID:x8RzXw9Y0

キングクリムゾン!チョコ外科医院に到着! 

所在(第19学区= 蒸気機関や真空管など、前時代な技術の研究機関が並び、街並みは古く、再開発の失敗から寂れてしまった学区 )の某所。 


ディオ「すまないなドクター。ひさしぶりの再開がこんな形になってしまって」 

チョコ「気にしないでいい、ディオ。今は、3人のことが重要だ」 


コツコツコツ…! 


セッコ「チョコラートお!急患でえす!」がらがら! 

レッチリ「…」←各人車輪つきベッドで運ばれてる。 


チョコ「連絡は受けているんだ。知っている。セッコ!全身麻酔は済んでるだろーな?」 


セッコ「おーけえ」 


チョコ「ベネ!手術室へ連れて行く!」 


みさきち「がんばってね…みんな…!」がらがら! 

フレンダ「…」 


ディオ「チョコラータ。頼む…私の大切な妹たちだ」がらがら! 

佐天「…」 


コツコツコツ… 


チョコ「まかせろ…ディオ…」バッ!キュッ!シャッ!(手術着を着る効果音) 


チョコ「だが…んんん…これは…まずいな、セッコォ!」 


セッコ「あい!」 


チョコ「ICU(集中治療室)の準備をしておけッ!3部屋だッ!」 


セッコ「あいあい!」 


チョコ「3人のオペは、私が引き受けるッ!」 


みさきち「ええ!?3人をひとりでぇ!?そんなんで涙子の右腕元通りになるのぉ!?ねぇ!!!」 


857: 名無しさん 2013/10/11(金) 21:11:01.42 ID:x8RzXw9Y0


スッ… 


みさきち「あ…お兄ちゃん…」 

ディオ「大丈夫…今は、ドクターに任せよう…」 


ガチャ!ガラガラガラガラ! 


チョコ「では、しばらく待っていてくれ。何かあれば、セッコに言えば対応するだろう…」 


パタン… 


佐天「…」 

フレンダ「…」 

レッチリ「…」 


チョコ「…ふぅ~……」深呼吸… 

チョコ『この街は、まったく退屈させないな…』 


みさきち(ええ!?3人をひとりでぇ!?そんなんで涙子の右腕元通りになるのぉ!?ねぇ!!!) 


チョコ「……オペを開始する!」 


858: 名無しさん 2013/10/11(金) 21:24:23.19 ID:x8RzXw9Y0

ピ!ピ!トーン!トーン!(医療機械) 


チョコ「黒髪の子が…内臓にダメージ…右腕の損傷が特に酷いな…骨も折れている…」 

チョコ「次がブロンド…こっちは全身の血管にダメージ…」 

チョコ「最後が茶髪…あらゆる主要な筋肉が剥離寸前まで酷使…か」 


ピ!ピー! 


チョコ「さっきまで喋ってて、車で来たという話だが…もうすこし遅ければ手遅れだったかも知れんな…間に合ってよかった」 

チョコ「では…刃をいれるとするか…」スッ…キラン… 

859: 名無しさん 2013/10/11(金) 21:38:23.46 ID:x8RzXw9Y0


キングクリムゾン!3時間後! 


ー手術中ー 


ディオ「…涙子」 

みさきち「るいこぉ…」 


セッコ「…あ、あのさあ、コーヒーのむう?」スッ… 


みさきち「ありがとう…」ズズズ… 

セッコ「…ディオさんはあ?」 


ディオ「今は…何も喉を通りそうにない…」 

セッコ「そう…じゃあ、おれ休憩室にいるからさあ、よかったら、ふたりもよお…」 

みさきち「いい…」 

ディオ「すまん…」 

セッコ「…そおかあ…大丈夫だって。チョコラートならあの程度楽チンだよお…じゃ、いつでもよんで…じゃあね」 


スタスタスタ… 


みさきち「こんな小さな病院の地下に、立派な医療施設があって驚きだけどぉ…やっぱり、心配…るいこぉ…」 

ディオ「あぁ…涙子は…一番辛いときに、自分に厳しくなる悪い癖がある…私にとっては、それが一番の恐怖なのだ…」 

みさきち「涙子…レッチリ…あとフレンダ…元気になってね…」 

861: 名無しさん 2013/10/11(金) 21:53:49.52 ID:x8RzXw9Y0

キングクリムゾン!4時間後! 


ディオ「涙子…」 

みさきち「すぅー…zzz」膝枕 


セッコ「あのさあ、これ、毛布…」 

ディオ「ありがとう。この子にかけてやってくれ」 

セッコ「うん」 


パサ… 


セッコ「もう7時間だよお?そろそろディオさんも休んだほうが…」 

ディオ「私の妹たちのために、友が力を尽くしているのだ。私が眠るわけにはいかない」 

セッコ「そお…でも、まだかかるぜえ?3人だし…」 

ディオ「かまわない。セッコこそ、先ほどから心配して、こちらに顔を出してくれているだろう?もういい。休め」 

セッコ「…」 

セッコ「…わかったよお」 


スタスタ… 


ディオ「このディオを…ここまで恐怖させるの存在が…まさか妹だとはな…」 

みさきち「…んん…るい…こぉ…zzz」

862: 名無しさん 2013/10/11(金) 22:07:21.51 ID:x8RzXw9Y0


キングクリムゾン!さらに5時間後だ! 



ディオ「…」 

みさきち「すぴーzzz」膝枕 


ー手術中ー…フッ… 


ディオ「!?」ガタ↑ 


グラ…! 

ごとん! 


みさきち「あぁっ痛いっ…!んん…は!?…涙子!!」ガバ! 


カチャ… 


チョコ「ふぅ…」 


みさきち「ねぇ!どう?おわったんでしょお?涙子の右腕はだいじょうぶなの!?」 

ディオ「操祈…落ち着きなさい…ドクター」 


チョコ「大丈夫だ。手術は無事成功。12時間26分と、少し時間がかかったが…完了だ」 


ディオ「…ドクター…いや、チョコラータ。手間をかけたな」 

みさきち「ああ…よかったぁ」 

チョコ「3人はまだ眠っている。これからICUの医療カプセルに入ってもらうが、その前に、にしておきたいことがある」 

ディオ「あぁ…あれだな」 

みさきち「あれって…なに?」 

チョコ「私にもセッコにもディオにもできない…君にしかできないことだ。これは、彼女たちにとって重要なことなんだ…」 

みさきち「まっかせてぇ!わたし!なんでもやっちゃうんだゾ!」 


868: 名無しさん 2013/10/11(金) 22:55:28.28 ID:x8RzXw9Y0


佐天「…ん…」 


佐天『あれ…?どこだろ…?ここ』 

佐天『確か…手術受けて…!』 

佐天『右腕が…動く!なんともない!』 

佐天『なんだか、スゴク体調良い!』 


ゴボ… 


佐天『って…水の中!?口には…変なマスク…ふ…服がない!?い…いやぁー!なにこれ!?水着!?』 


ゴポポン… 


ディオ「涙子…気がついたか」トントン… 


佐天「んんーん!!」(お兄ちゃん!!) 


ディオ「あぁ、私だ。待っていろ、いま、ドクターを呼んでくる」スタスタ… 

869: 名無しさん 2013/10/11(金) 23:22:47.57 ID:x8RzXw9Y0

プシュー! 


セッコ「溶液排出…、チョコラートぉもうあけても大丈夫、だよぉ」 

チョコ「よし、開けるんだ」 

みさきち「わくわく!」 

フレンダ「どきどき!」 


レッチリ「涙子…」じり…どん! 

レッチリ「…」 


ディオ「…心配することは無い。さぁ、君のためにがんばった涙子を褒めてあげてくれ」 


レッチリ「はい…と、ミサカは…恐縮する…」 


チョコ「セッコ!ビデオカメラの準備できてるだろーな?後で撮れてませんでした。ってのが、最もムカつくからな?」 

セッコ「うぉっ!うお!おおおお!開けるぜえ!」ポチ! 


ウィーン! 

871: 名無しさん 2013/10/11(金) 23:26:00.07 ID:x8RzXw9Y0

佐天「…ぷはあ!…みんな!」タンッ!→ 


ディオ「涙子!」バッ!(両手を広げて愛する義妹を抱き止めるポーズ) 

佐天「わーい♪」ガタ! 

ディオ「るい…!」 


スッ…! 


ディオ「なっ!?」 


みさきち「大丈夫ぅ?涙子ぉお!もういいんだよね?治ったんだよね?そうだ!手!見せて!右腕!」 

フレンダ「私は1週間で、涙子はその倍の、2週間も医療カプセルで寝てたってわけよ!でもって、レッチリはチョコ先生の精神治療を受けたってわけよ!!さすがは学園都市!あぁ!そうそう!腕、腕!」 

佐天「大丈夫だよ!ホラ!」ス… 

みさきち「あぁ…綺麗な手…良かったわねぇ☆傷も残ってないし…はぁはぁ…涙子の手…ぺろぺろするぅ♪」 

佐天「えぇ!?ちょっと…」 

フレンダ「ずるいってわけよ!私もやる~♪ぺろ~り!」 

佐天「ちょッ!ひゃめ…!くすぐったいから!」 


キャッキャッ…!! 


レッチリ「う…」 


みさきち「…」 

みさきち「ほらぁ☆レッチリも!」グイ! 

レッチリ「あ…!うん!」 

レッチリ「ぺろぺろ…」 


佐天「だから!やーめてよー!キャハハ!」 


キャッキャッ!ウフフ♪ 


チョコ「そうだッ!見せろッ!私に喜びの表情をッ!!ん~!素晴らしい!この笑顔が見れるから、医者はやめられん!」 

セッコ「うぉ!うおおおッ!!うお!」ジー…●REC 



ディオ「…」 

ディオ「この…ディオが…」バタン↓ 

ディオ「」 

883: 名無しさん 2013/10/12(土) 00:48:33.94 ID:U9U/357T0
……… 

佐天「…あぁ…そういうこと!」 

フレンダ「私も初めて聞いたときにやっと納得したってわけよ」 

レッチリ「私も…と…ミサカは答える…」 


みさきち「そうそう、あの医療カプセルって、人体の自己再生能力を何倍にも高める機械なんだけど…裸体に近いほうが効果があるらしいのよぉ」 


佐天「それで、男の人たちにはできないから(みんなモラルのしっかりした大人なので)、みさきちが水着に着替えさせてくれたってこと?もう着替えたけど」 


みさきち「そゆこと~♪」 


チョコ「まぁ、当然だな。私は人が希望に満ち満ちた最高の笑顔を見るために医者をやっているからな…どうだ?セッコ!今撮ったの見せてみろッ!」 

セッコ「ふおおおお!うあお!うお!」ピッ! 


キャッキャッ!ウフフ♪←再生 


チョコ「うおおおおおおおおおお!!!」 


みさきち「あ!よしよしだ!」 


佐 フレ レッ「「「よしよし?」」」 


チョコ「よおおおおしッ!よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし…ッ!」なでなで! 

みさきち「やっぱり、元祖はちがうわねぇ♪」 

セッコ「うお!うあおおおおお!うお!うぉおッ!」 

チョコ「お?すまない…忘れてた…よく撮れたごほーびだ。2個でいいか?」チャッ…コロン… 

セッコ「うあ!うお!うおおお!」ぶんぶん! 

チョコ「なに?3個?甘いの3個欲しいのか!?…3個……」 



チョコ「いやしんぼめ!」 



チョコ「いいだろう」 

チョコ「いくぞ?セッコ!3個いくぞ?」 

チョコ「そら!」ポポポイ!! 


はぐッ!ばく!あぐぅッ! 


チョコ「よぉ~~し!よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし…!たいしたやつだ!セッコ♪オマエは!」なでなでなで! 


佐天「わぁあ!いいな!たのしそ~!」 

佐天「あたしも角砂糖投げたーい!」 

みさきち「わたしもぉ!」 


チョコ「ああ!いいとも!む!良い表情だッ!いただきッ!」ジー…●REC 


佐天「それぇ!」 

885: 名無しさん 2013/10/12(土) 02:40:33.59 ID:U9U/357T0


セッコ「うほっ!」 

ばくん! 



ディオ「…」 

ディオ「…む」 

ディオ「このディオとしたことが…あの程度のことで、気を失うとはな…ん?」 


佐天「よーし!よしよしよしよしよし!」なでなで♪ 

セッコ「ガリガリガリガリガリ!」 


ディオ「」 

ディオ「…」バタン!↓ 


チョコ「ふふふ…まぁ、今日は仕方がないな。みんな、この病院に泊まっていきなさい。怪我も病気もしてないのに病院のベッドで寝るのは、楽しいと思うよ」 


佐天「やったー!」 

みさきち「それ奇抜で良いかもぉ!」 

フレンダ「じゃ、早速部屋決めってわけよ!」 

レッチリ「…」 


チョコ「おおよかった。では…」 


セッコ「チョコラート?どこいくんだよお?」 


チョコ「私の精神治療はまだ終わっていない…あの子たちと、そこで気を失っている私の友を頼んだぞ、セッコ」ガチャ!バタン! 


セッコ「あーい」 


887: 名無しさん 2013/10/12(土) 09:41:26.14 ID:U9U/357T0


佐天「部屋は女の子組は一緒の部屋で、疲れて寝ちゃったお兄ちゃんは、セッコさんが別室に寝かしてくれたし」 

フレンダ「至れりつくせりってわけよ!」 



佐天「ところで、今何時くらいなんだろ?」 

みさきち「そういえば、ここ地下だし、感覚狂うわねぇ」 

フレンダ「涙子が起きるまで、心配だったから誰もここをでなかったってわけよ!」 

佐天「…ぅう、ありがとう」 


セッコ「ぅ、いまはさあ、18時32分だよお」 


佐天「じゃ、晩御飯のしたくしなきゃ!」 


セッコ「いいよお、俺が用意するからさああ、チョコラートから言いつけられてるし、みんなはまったりしてなよお」 


みさきち「そぅ?」 


セッコ「そおだよ。じゃなきゃあ俺がチョコラートに叱られるからさあ」 


セッコ「じゃあ、用意してくるからよお」スタスタ… 


佐 みさ ふれ「「「お願いしまーす!」」」 


レッチリ「…う」たったったっ… 



ーキッチンー 


セッコ「とは言ったものの…どおしようかな?女の子の好みとか、わからねえし…」 

セッコ「そーだ、ピッツァにしよお!これならみんな大好きだよなあ♪」 

セッコ「上の具から切ろ、ボルチニ茸切ってとお…」トントントン… 


つんつん… 


セッコ「あ?」クル! 

レッチリ「あの…」 

セッコ「あれ?どーしてここにいるんだよお?」 

レッチリ「…手伝わせてください…と、ミサカはお願いする…」 

セッコ「…」 


セッコ「ディオさんから大まかなことは聞いたけどよお…」 


レッチリ「?」 

セッコ「あんまり、気にしすぎないほうがいいと思うぜ…俺とチョコラートだって…昔はワルモンだったもんなあ…」 

レッチリ「え!?」 


889: 名無しさん 2013/10/12(土) 11:14:45.84 ID:U9U/357T0



セッコ「あ!いけね!これ、内緒だったんだ…いまの、なしなあ?」 


レッチリ「…」 

セッコ「まあ…さ、元気になっちまえば、今が楽しくなるってことだよぉ」 

レッチリ「はい…」 

セッコ「だいじょーぶだって…ディオさんとチョコラートがなんか話してたの見たし…」 

セッコ「きみも元気になるよお」 

レッチリ「…」 

セッコ「ほら、トマト切るの手伝ってくれ」 

レッチリ「…はい!」 


スチャ…ブン!!…ズダアアアアアン!! 


セッコ「うげっ…まな板ごとっ!?…もしかして…最近の料理できない女の子ってやつかあ?」 

レッチリ「ごめんなさい…と、ミサカは謝罪する…」 

セッコ「…いいってさあ、俺も慣れるまで、よくキッチン壊して、叱られたしさあ…ほら、チーズかけるのはできるよなあ?」 

レッチリ「あ…はい♪」 


891: 名無しさん 2013/10/12(土) 12:32:03.82 ID:U9U/357T0


キングクリムゾン!皆で夕食だ! 


セッコ「できたぜえ!人数多いから、焼きすぎちゃったけど、(マルゲリータ)と(マリアーナ)と(ボスカイオラ)と(ロマーナ)だよお♪」 

レッチリ「私も…手伝った…と、ミサカは報告する…」 


佐天「わあー♪大きなピザ!おいしそー!」 

みさきち「ほんと☆本格的ねぇ!」 

フレンダ「ま…イタリア料理なら、トニオさんの方が…」しれ… 


佐天「…」しゅっ! 

みさきち「…」ひゅっ! 


ポカ!ぺシッ! 


フレンダ「あだ!いだ!……と、とってもおいしそうってわけよ!!!」 


ワイワイワイワイ!!! 

892: 名無しさん 2013/10/12(土) 12:38:35.94 ID:U9U/357T0


その頃… 


チョコ「ここだな…」 


タッタッタッ…!! 


チョコ「きたか」 


怪しい男「はぁっ…はぁー…アンタかい?…ディオの旦那のお使いってのは?」 


チョコ「そうだ…そして、あなたが(武器屋)さんかな?」 

武器屋「そうだよ…はぁ…はぁ…!…これが、頼まれた品だ…」ぜぇぜぇ… 

ス… 

チョコ「思ったよりも軽いな…?」ヒョイ! 

武器屋「当然だ…ゼェ…この街一番の…はぁ…俺が…作ったんだぞ?…軽くて丈夫で壊れねえなんて…標準装備さ…ゼェ…それに…弦を弾いて…ハイパワーな発電ができ…音だってマジにイカスぜ?」 

チョコ「それはそれは」 

武器屋「軽く流すなよ…!この街で武器作って売るのもヤベーってのに…んなもん作らされるとは…それも!」 


↓過去 

武器屋(あの…スタンガンとか…じゃなくて?) 

ディオ(<そうだ>) 

武器屋(確かに、旦那に借りはあるけどさあ!?無理だって!) 

ディオ(<駄目だ。半日時間をやる。頼んだぞ?>)ゴゴゴゴゴ…! 

武器屋(で、でも旦那!!オーダーメイドでさらに専門外の物を作れなんて!むちゃくちゃだあ!!!) 

ディオ(<礼なら弾んでやる…文句あるまい?>) 

武器屋(…だけどよ!) 

ディオ(<お前を一流の職人と見込んでの依頼だ…受けなければ…わかるな?>)ドドドドド…!!! 

武器屋(わ…わかったよぉーッ!!ひぃいーーッ!) 

↓現在 


武器屋「てなわけだよ!…確かに払いはいいけどさ…一睡もしてないんだぜ?…ゼェ…身がもたねえよ…」 

チョコ「心中察するよ…これでよかったよな?」ドサッ! 

武器屋「あぁ…これで、しばらく遊んでても食っていけるよ…じゃあな…俺は帰って寝るよ…」ふらふら~… 

チョコ「お疲れ様」 


スタスタ… 


チョコ「ふむ…これが、最後の薬だな」 

チョコ「なかなか高いものだな…ディオの頼みなら、断れないが…」 

チョコ「治療代は高くつくな!…ははは!」 


チョコ「しっかり請求するとしよう♪」 


896: 名無しさん 2013/10/12(土) 14:03:24.64 ID:U9U/357T0
キングクリムゾン!時間は消し飛び!翌日の朝だ! 


フレンダ「みんなそろって退院ってわけよ!」 

佐天「また、セッコさんのピザたべたいな!」 

セッコ「でっへへ///」 

みさきち「こんどから怪我したらここに来るわぁ☆」 

レッチリ「…ども…と、ミサカは軽く会釈する…」 

ディオ「世話になったな。ドクター」 

チョコ「今度は、ドクターの私ではなく、友としての私に会いにきてくれ」 

ディオ「あぁ、チョコラータ」 


チョコ「そうそう、涙子ちゃん」 

佐天「天国。がんばりたまえ」 

佐天「…はい!」 

フレンダ「じゃ、かえるってわ…」 

チョコ「待ちたまえ…これは、退院祝いさ♪」 

佐天「なんですか?この飴の小袋みたいの?」 

セッコ「それ、おいしいよお?チョコラートが作ったチョコレートキャラメル…」 

みさきち「キャラメル!?キャラメル大好き♪」 

フレンダ「私もー!」 


キャッキャッ! 


セッコ「…うぉ」ジー…●REC 


レッチリ「…」 

チョコ「君にはこれだよ…」ズイ! 

レッチリ「わ!…大きい…なんだろう…と、ミサカは驚いた…」 


ディオ「それは、退院祝いであり、私からのささやかなプレゼントさ…」 

レッチリ『この大きさ…この形は!?』 

レッチリ「あ、あけていい?と、ミサカは質問する…」ドキドキ 

ディオ「どうぞ。紙を取っ払ってごらん」」 


ピリ…ピリリ… 


チョコ「セッコ…逃すな…くるぞ!最高の喜びがッ!」 

セッコ「うお!おおおうう!!あおおお!!!」ジー…●REC 

ピカ☆! 

レッチリ「こ、これはッ!」 

佐天「うわ~かーっこいいー!!」 

フレンダ「す、すごいってわけよ!」 

みさきち「前の安物なんかとは、比べ物にならないわねぇ…ワンオフかしら?」ボソ… 


ギラーーン!!

901: 名無しさん 2013/10/12(土) 15:07:30.65 ID:U9U/357T0
キングクリムゾン!時間は消し飛び!翌日の朝だ! 


フレンダ「みんなそろって退院ってわけよ!」 

佐天「また、セッコさんのピザたべたいな!」 

セッコ「でっへへ///」 

みさきち「こんどから怪我したらここに来るわぁ☆」 

レッチリ「…ども…と、ミサカは軽く会釈する…」 

ディオ「世話になったな。ドクター」 

チョコ「今度は、ドクターの私ではなく、友としての私に会いにきてくれ」 

ディオ「あぁ、チョコラータ」 


チョコ「そうそう、涙子ちゃん」 

チョコ「天国のこと…がんばりたまえ」 

佐天「…はい!」 

フレンダ「じゃ、かえるってわ…」 

チョコ「待った…これは、退院祝いさ♪」 

佐天「なんですか?この飴の小袋みたいの?」 

セッコ「お、おいしいよお?チョコラートが作ったチョコレートキャラメル…」 

みさきち「キャラメル!?キャラメル大好き♪」 

フレンダ「私もー!」 


キャッキャッ! 


セッコ「…うぉ」ジー…●REC 


レッチリ「…」 

チョコ「君にはこれを…」ズイ! 


レッチリ「わ!…大きい…なんだろう…と、ミサカは驚いた…」 


ディオ「それは、退院祝いであり、私からのささやかなプレゼントだ」 

レッチリ『この大きさ…この形は!?』 

レッチリ「あ、あけていい?と、ミサカは質問する…」ドキドキ 

ディオ「どうぞ。紙を取っ払ってごらん」」 

ピリ…ピリリ… 

チョコ「セッコ…逃すな…くるぞ!最高の喜びがッ!」 

セッコ「うお!おおおうう!!あおおお!!!」ジー…●REC 


ピカ☆! 


レッチリ「こ、これはッ!」 

佐天「うわ~かーっこいいー!!」 

フレンダ「す、すごいってわけよ!」 

みさきち「前の安物なんかとは、比べ物にならないわねぇ…ワンオフかしら?」ボソ… 


ギラーーン!!

904: 名無しさん 2013/10/12(土) 15:47:45.22 ID:U9U/357T0
↓ドクターについて 

チョコラータ=みんなが呼ぶ普通の方。こっちが正しい名前 

チョコラート=この世界の、セッコが彼を呼ぶときに使う愛称のようなもの。 
(本当は、笑顔の可愛い女の子にそう呼んでほしい) 


↓お兄ちゃんについて 

ディオ・ブランドー ⇒ 佐天・ディオ 

DIO=この世界の裏で通じる。お兄ちゃんの通り名。一部の人間しか知らない。(知ったものは、早々に死ぬため) 
佐天さんはもちろん知っている。兄妹なので、お互い過去を包み隠さない。たとえ、黒い過去でも。 


↓ジョジョ 

この世界の裏では知る人ぞ知る、伝説の男。よほどの戦闘狂か、お人良しか、世界中のあらゆる戦いにこの名前があり、 
その全てを勝利に納めてきた。(例=イタリアの麻薬組織を壊滅させ、そのボスを倒す。等々…) 

が、突如として姿を消した。どんな能力を持っていたのかも、どんな人物かも定かではない。 
全てが謎のまま、消えてしまった。 

また、強い絆で結ばれた仲間が何人もおり、その中でも、ホワイトアルバム。Fallere825。 
と呼ばれる人物2人とは、特に親密だったという… 



当時の噂では、このジョジョとDIOには、並々ならぬ因縁があるとか… 



余談だが、ジョジョに倒された麻薬組織のボスは、今は改心し、能力を生かしてアイキャッチ(?)の仕事をしている。 
険悪だった娘との仲も良くなり、今は二人で仲良く暮らしているらしい。 

906: 名無しさん 2013/10/12(土) 16:10:35.15 ID:U9U/357T0


レッチリ「わ…わ…はわぁ…」うっとり… 


ディオ「アンプ無しでも音がでるそうだ。他にも、色々なギミックが隠されているらしい」 

ディオ「…これは、君のものだ」 


レッチリ「…うぅっ…」うるうる… 


佐天「わぁああ!お兄ちゃんありがとー!!」ダキッ!すりすり… 


ディオ「…」うっとり… 


みさきち「良かったねわねぇ…レッチリ…」うる… 

フレンダ「新しい魂が…うぅ…感動ってわけよ…」うるる… 


佐天「ね、レッチリ!それ、弾いてみてよ!」 


レッチリ「…」 


シュタ!パカ!…ピッピ!サッサ… 


みさきち「あれは!」 

フレンダ「初めて会ったときと同じ…ってことは!?」 


レッチリ「おぅ…いえ~す♪」スッ… 


レッチリ「イイイイイエエエエアアアアアッハァアアアアアアーーーーーーッ!!!」ジャカジャカ!! 

レッチリ「ってェーーーッ!!ミサカはァーーーーーーーーッ!!!!!」ジャンジャカ! 


ギュオオオオオオオオオオオオン!!!!ギュイーン!!ジャアーーーーン!! 


佐天「ヒューッ!!」 

みさきち「テクニックも音もイカシてるわぁ!!」 

フレンダ「ぎゃう~…やっぱ苦手~…でも、レッチリ、すごく幸せそうな顔ってわけよ…ふふっ…」 

フレンダ「イエーイ!!」 


907: 名無しさん 2013/10/12(土) 16:56:38.44 ID:U9U/357T0


佐天「それから、セッコさんに家まで送ってもらって、その日は家でレッチリ歓迎パーティをやりました」 

佐天「ギターで盛り上げてくれたり。ギターを取り上げるとしおらしくなったり」 

佐天「レッチリは楽しくて、とってもいい子です。それに可愛い♪」 

佐天「あたしは思い切って、天国と引力の話をレッチリにしてみた」 



レッチリ(うん。涙子がその(天国)を目指すなら、俺は全力でお助けするぜぇ?と、ミサカは好意を露にする…だぜ!) 

みさきち(じゃ~あぁ☆本音も聞いてみましょうかぁ?フレンダぁ?)パチン! 

フレンダ(合点承知の助!)バッ! 

レッチリ(あああッ!!!…あの…) 

レッチリ(涙子が…好きだから…手伝う…と…ミサカはつぶやく…) 



佐天「そんなこんなで、レッチリが仲間になってくれました。なんだか、(天国)がもっと近づいたような気がする」 

佐天「でも、負けず嫌いなホワイトスネイクは、ちょっと不機嫌でした」 


ホワイトスネイク(…ふん) 


佐天「これ、あたしも本当は負けず嫌いってことかな?気をつけよう」 

佐天「こうして、レッチリ騒動は幕を閉じた」 

佐天「そういえば、御坂さんは大丈夫かなぁ…?」 


912: 名無しさん 2013/10/12(土) 19:00:58.32 ID:U9U/357T0

ー冥土返しの病院ー 



美琴「はぁ…結局、私悪者みたいじゃない…怪我(軽症)もしちゃったし…いいことない…」 

美琴「最近…ついてないわぁ…」 


トントン… 


美琴『黒子かな?』 

美琴「どうぞー」 


ガー… 


美琴「にゃ!?」 


上条「よ!ビリビリ。佐天さんからここに入院したって聞いたから、お見舞いにきたぞ~♪ホラ!りんご♪」 


美琴『う、うれしい…学校の子達は知っててもお見舞いに来るほどじゃないのに…とうま…やさしいよぅ///』 

美琴「だ、誰が来いって頼んだのよ!ふんだ!」 


美琴『だあああああ!私のばか!!!なんでこんなこといっちゃうのよおおお!!!』 


上条「素直じゃないなぁ…やれやれだぜ…」ポスッ↓ 

美琴『あ…と、とうまが…わわわ…私のベッドに腰掛けて…うほおおおお!!!』 

上条「御坂だって、俺が入院したら、必ず来てくれるだろ?恩返しだよ」 

美琴『日々努力した私グッジョブ!!』 

上条「こうみえて、りんごの皮むき得意なんだぜ、ほらほら~」しゅるしゅる~ 

美琴「へ、へぇ~、意外じゃない…」 

美琴『ま、まさか…この流れは…!?』 

914: 名無しさん 2013/10/12(土) 19:19:14.31 ID:U9U/357T0

美琴『伝説のあ~ん♪では!?』 


上条「ほい、むけた…あとは一口だいに切ってと…」 

上条「よし、できたぞ。ほら、食べて良いぞ?」 

美琴「♪」ぱぁ! 


上条「はい、フォーク」ツイ… 


美琴「」 


美琴「…」 

美琴「!」ピコーン! 

美琴「いたた…両手がまた痛んできた…これじゃ、りんご食べたくても食べらんない…いつつ…」 


上条「痛むのか!?大丈夫か!?御坂!」 


美琴「だ、だいじょーぶ…でも…そのりんごがすごく!食べたいんだけど…あぁー、手が使えないから食べられない。どうしよう…」 


上条「そっか…じゃあしかたないな。ほれ!あーん♪」ツイ! 


パク!

918: 名無しさん 2013/10/12(土) 19:37:28.21 ID:U9U/357T0

上条「どうだ?おいしいか?」 

御坂妹「すごく…おいしいです…と、ミサカはうっとりします」うっとり♪ 

上条「そーかそーか。おいしいか…って!御坂妹!?」 

御坂妹「あま~い雰囲気を感じたので、ホイホイ入ってきてしまいました。と、ミサカは欲望に屈したことを暴露します」 


美琴「て…てめぇ…ッ!!」ぷっつん!! 



美琴「何をするだぁーーーーッ!!!許さん!!」 



御坂妹「んん~♪」シャリシャリ… 

美琴「かえせぇーッ!!私のりんごーッ!!」ビリリ! 

御坂妹「拒否します」シャリシャリ! 

御坂妹「そして、逃亡します。と、ミサカは目的を果たしたので帰還します」ピューッ!! 


美琴「くの!!あほ妹がぁーッ!!」 


上条「落ち着けって!!御坂!妹のことをそんな風にいうなよ!!」ガシ! 


美琴「HA・NA・SE!!一度序列ってやつをたたっこまなきゃ!あの子にはわかんないのよぉーッ!!」じたばた! 


上条「だから…!そこをなんとか!抑えてさ!な?」ガシィ! 


美琴「あんたこそ離しなさい!この!ウニあt…んむッ!?」バッ!(口塞ぎ) 


上条「いま…なんつった?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!! 


美琴『私としたことがぁーっ!』 


922: 名無しさん 2013/10/12(土) 21:26:12.32 ID:U9U/357T0


上条「俺のヘアースタイルが(マスオ)さんみてーだとぉーーーッ!!!」 


美琴『わかってたのに…ついうっかり!?ええい!!ままよ!!』 


美琴「な、何も言ってないっての!!だいたいあんたがいけないのよぉーッ!!!ごらああ!!!」 

上条「んだとぉ!!!さっきからうるせー!!!静かにしろっていってんだろが!!!じゃねえと!!」 



上条「シタ入れてキスするぞ!!!」ドォオオオン!!! 



美琴『ひっ…相変わらず、怒った時はすごい剣幕ね…』 


美琴「ん?」 


美琴『いま…なんて?』 


美琴『舌…入れて…キスぅ!!!』 


美琴『な、なんだかわからないけど!このチャンスは逃さあああん!!』 



ヒュン!!ダダダダダーッ!! 



美琴「望むところよ!!やれるもんなら…やって……」 

923: 名無しさん 2013/10/12(土) 21:26:56.76 ID:U9U/357T0


メギョ…ゴゴゴ…!! 



上条「おぶ…!!」 


黒子「…!!」ドロップキック! 


美琴『く…くろこおおおおお!!なんでっ!こんなっ!邪魔をーっ!!!』 


上条「ごへッ!!」 


黒子「この…」 

黒子「類人猿がアアア!!!お姉さまにキスぅ?…冗ぉおおお談じゃねぇえええええ!!!!!」 


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!! 


上条「ぐっはあああああ!!!」 


どさっ!↓ 


上条「ふ、不幸だ…」 


黒子「おととい通り越して永遠にくんな!ですの!!」ぷんすか!! 


美琴『おーまいごっど…』 


美琴「そうだ。りんご食べながら、ひとりオセロしよ♪」混乱中 

黒子「お姉さま♪黒子がお相手しますの~♪」 



上条「…」 


ー美琴の病室のすぐ外ー 


吹寄「…ジョジョの…バカ…」 

吹寄「ふん…!」 


スタスタスタスタ…! 

924: 名無しさん 2013/10/12(土) 22:02:59.29 ID:U9U/357T0


ー窓の無いビル・最深部ー 


???「そんなことのために、この私に通信してきた…ということか?」 

アレイスター「あぁ…残骸をめぐって、あらゆる組織がこぞって回収に乗り出している…もちろん、あなたの国からもだ」 

???「レムナント…そこまで魅力的なものか?」 

アレイスター「一部でもあれば、あらゆる事柄に応用が可能だ。そして、それを売却するために集める輩もいる…今は私も忙しいのでね…手が足りない」 

???「つまり、お前はこの私に、どうにかしろ。というのか?我が国の恥さらしどもを…」 

アレイスター「それもある…が、本題は…」 

???「…なんだ?」 



アレイスター「DIOだ…」 



???「DIO?奴はお前とは同盟関係にあるんだろう?奴は紛れも無い(悪)だが、理不尽な理由で約束を破る男ではない…何も恐れる必要は無いと思うが?」 

アレイスター「…(天国)…信じているか?」 

???「…違うな。我が国こそが、天国だ」 


アレイスター「そういう意味で言ったんじゃあない…奴が創造せん、としている世界のことだ」 

???「ふん…また、戦争をはじめるつもりか?言っておくが、わが国を脅かすつもりなら、容赦はしない…」」 

アレイスター「わかっているさ…今日は、そんな話がしたかっただけだ…では、いいかな?」 

???「よかろう…信頼できる部下を連れ…私自らが…(学園都市)へ行こう…均衡は、保たれなくてはならない」 

アレイスター「…」 

アレイスター「これは、驚いたな…まさか、あなた自身が出向いてくるとは…」 

???「私の行動は、アメリカ国民全てのために行われる(正義)なのだ」 

アレイスター「…了解した…あなたの学園都市入りが認められるよう手配しておこう…滞在期間は…」 

???「問題が解決されるまでだ」 

アレイスター「ほう…」 

アレイスター「では、大覇星祭も近い…その時は、ふふ…是非楽しんでいって欲しいものだ…」 

アレイスター「大統領閣下…」 

大統領「あぁ…明日の朝、滑走路を一つ開けておけ…さらばだ」 


プツン! 


アレイスター「戦争か…現実味を帯びてきたな…幻想…そのとき君はどうするのか…見ものだよ…」 

アレイスター「ジョジョ…」 


926: 名無しさん 2013/10/12(土) 23:09:08.13 ID:U9U/357T0


ーホワイトハウスー 

プツン… 


大統領「学園都市…か」 

大統領「随分と久しぶりだな…」 

大統領「リンゴォ」 


ガチャ… 


リンゴォ「はい」 


大統領「君に頼みがある。今夜、学園都市へ発つ。共に来てくれるな?」 

リンゴォ「喜んで」 

大統領「他にも、信頼できる人間が数名ほしい。君が選べ。私は文句はいわない」 

リンゴォ「わかりました」 

大統領「頼んだぞ」 

リンゴォ「はい…」コツコツ… 


ガチャン… 


大統領「さて…D4C〔いともたやすく行われるえげつない行為〕」バサン! 


D4C「…」ドヒュウウウ!! 


大統領「どじゃぁあああああん」 

大統領「私だ」 


大統領「そうだ。私が留守の間。この国を頼む」 



大統領「理解した」 


大統領「世界は…アメリカが中心であり、最も幸福でなくてはならない…」 

大統領「その通りだ…」 

935: 名無しさん 2013/10/13(日) 00:54:08.35 ID:TTFJc6fA0


キングクリムゾン!後日の朝。佐天さん家だ。 


佐天「…zzz」 


もぞもぞ…ぎゅ~ 


佐天「ん…?」 

レッチリ「…zzz」 

佐天「わ!レッチリ!!」ガバ! 


佐天「な…なんで…レッチリがあたしのベッドに…」 


レッチリ「んむ…あ、おはよう涙子…と…ミサカは…ふわぁ~zzz」 

レッチリ「ちなみに、涙子のベッドじゃないよ。俺の…と、ミサカは訂正…だぜ」 

佐天「いつの間に…あたしをこの部屋に連れてきたんだろう…?」 


ドンドン!! 


みさきち「こらぁーーッ!!レッチリ!!涙子を攫ったのあなたでしょお!!鍵開けなさぁい!!」 


レッチリ「ちぇ…と、ミサカは先輩の言うことを渋々聞く…だぜ」 


チリペッパー「…ウィ」カチッ! 

佐天『よかった。精神が安定したからかな、スタンドビジョンがはっきりでてるし、制御できてる』 


ガチャン! 


みさきち「まったくもう!涙子を自分の部屋に攫うなんて!!このわたしに喧嘩売ってんの!!ねぇ!!」ガシ!ひょい! 


レッチリ「あああ!!……」 


レッチリ「…だって…1人で寝るの…嫌なんだもんって…ミサカは告白する…」 


佐天「レッチリ…」 

みさきち「…んもぅ…今回だけだからね?…はい、ギター」 

レッチリ「さあああんきゅううう!!!」 


ジャアアアアアーン!! 


佐天「あはは!元気が一番ってとこかな」 

みさきち「ちょっと卑怯よねぇ…境遇盾にするなんてぇ…」 


フレンダ「みんなー!!朝ごはんってわけよー!!」 


佐 みさ レッ「「「はーい!」」」 

936: 名無しさん 2013/10/13(日) 01:23:22.15 ID:TTFJc6fA0

佐天さん家 

レッチリ加入を機に、きちんと部屋わけをしたようだ。 


佐天さんの部屋=女の子らしく、かわいらしい部屋。ベッドの下には、今まで集めた(ディスク)の入った金庫がある。 
この中には、(ノート)もしまってある。この家に住む全員が暗証番号を知っている。広いので、作戦会議室にもなる。 


お兄ちゃんの部屋=窓が一切無い殺風景な部屋。壁一面に本棚があり、ベッド(キングサイズ)は最高級の一品。 


みさきちの部屋=あまり使われない。(みさきちはほとんど佐天さんの部屋を利用しているため)レイアウトは普通。 


フレンダの部屋=対麦野用の武器が、壁の至る所に配置されている。それ以外は普通。学校には行っていないので、 
何も無い日はお兄ちゃんのお世話をする。そのため、形から入る目的で、クローゼットにはメイド服が入っている。 
もちろん、武器、トラップの類も収納されている。 


レッチリの部屋=買って来た防音カーテンをその日のうちに取り付けた。一応防音部屋。布団派のようで、ベッドは無い。 
あとはギター立てがあるのみで、何もない。 


空き部屋=まだたくさんある 


リビング・キッチン・テラス・浴場・地下室…etc 

家というか、もはや屋敷である。

938: 名無しさん 2013/10/13(日) 01:39:29.70 ID:TTFJc6fA0


フレンダ「まったくもう、朝から騒がしいってわけよ…はい、お兄ちゃん♪トマトジュース」 

ディオ「ありがとう…ん?」ゴクゴク… 

ディオ「…銘柄を変えたか?」 

フレンダ「さすがってわけよ。最近出た銘柄だけど…どうですか?」 

ディオ「悪くない…が、前の銘柄も捨てがたいな」 

フレンダ「じゃ、次から半々で買ってきます」 

ディオ「それがいいな。頼む」ゴクゴク… 



佐天「お、ごはんもうできてる!」 

みさきち「しっかりメイドが板についてきたわねぇ♪」 

フレンダ「まぁね!って!みさきちだって家事するんじゃ!?」 

みさきち「たまにね~☆」 

レッチリ「あさごっはん!と、ミサカは皆でごはんを食べれることに感動する!…だぜ!」 


あはははははは!!わいわい!! 


ディオ「さぁ、座りなさい。…では、皆の今日の予定を聞かせてくれ」 

佐天「あたしとみさきちは普通に学校だよ」 

みさきち「うん☆」 

フレンダ「今日もいつもどおりってわけよ」 

レッチリ「えっと…ミサカは…なんにもない…」 

ディオ「わかった。では、朝食だ」 


いただきまーす!! 

943: 名無しさん 2013/10/13(日) 09:38:29.01 ID:TTFJc6fA0


ごちそーさまでした! 



佐天「学校いってきまーす!」 

みさきち「おなづく~☆」 


スッ… 


レッチリ「あ!お、俺!…は」 


フレンダ「さて…家の掃除して、洗濯して買い物いくってわけよ」 

ディオ「フレンダ。あまり気を張ることはない。暇になったら私のところに来なさい。続きを教えよう」 

フレンダ「はーい!学校いってないし、助かるってわけよ!でも、とりあえず、家事終わらせてから…」スタスタ… 


スクッ… 


レッチリ「え?え?な、何をすれば…」 

ディオ「レッチリ」 

レッチリ「は、はい!と…ミサカは元気に返事!…だぜ!」 


バン!! 


レッチリ「これは?何?お兄ちゃん?と、ミサカは質問する…だぜ?」 

ディオ「教科書だ」 


レッチリ「よいこのさんすうⅠ…あたらしいこくごⅠ…みんなのどうとく?…他にもいっぱいあるけど…」 


ディオ「ん~♪」鼻歌 

ディオ「懐かしい…涙子が昔使っていたものだ…とっておいてよかった」 

レッチリ「?」 


ディオ「今日からみっちり、このディオが勉強を教えよう。がんばるんだぞ?レッチリ」 


レッチリ「べ…勉強!?き、教育…ま、また研究所みたいな…」ビリリ…! 

ディオ「心配することは無い。これはみんなやったことなんだ。むしろ普通さ。なんてことは無い」 

レッチリ「普通…みんなやった…」 


レッチリ「お兄ちゃん!!勉強教えてください!って!ミサカはお願いする!…だぜぇ!」 


ディオ「うむ…良い子だ」 


ディオ「が」 

ディオ「自分が使った食器は自分で片付けなさい」 

レッチリ「はーい!」カチャリ

944: 名無しさん 2013/10/13(日) 10:08:38.60 ID:TTFJc6fA0

ーとある高校ー 


青ピ「…てなわけなんやで~♪」 

土御門「あっははは!いいな、それ!ま、俺の義妹の方がいいけどな」 

青ピ「まーた、そうやって自慢する!性格悪いで!つっちー!」 

土御門「ホントのことだぜぃ」 


ハッハッハッハッハッ!! 


ツカツカツカ…!ガララ! 


吹寄「…」 

青ピ「お、吹寄。おはよー」 

土御門「今朝もいいおでこ…うお!」 


ガシッ!! 


吹寄「HRまで、まだ時間はあるわ…2人とも…ちょっと来なさい」 

青ピ「…」 

土御門「お、OK!OK!穏便ににゃー…」 


945: 名無しさん 2013/10/13(日) 10:15:53.16 ID:TTFJc6fA0

ーとある高校(屋上)ー 


吹寄「昨日、偶然街で当麻を見かけて…ガラにも無く果物なんて抱えて歩いてるから…何かと思って追跡してみたら…」 

土御門「お?真面目な吹寄がここにきてジョジョのヤンデレストーカー化かにゃー?」 

吹寄『ジョジョ…///…はっ!?』 

吹寄「…!!!」 


ドギュウウウウン!!! 


クラフト・ワーク「グギギ…!」ガシィ! 

吹寄「あんまり、ふざけてると…潰すわよ?土御門」 


土御門「ちょッ!そのパワーはシャレにならんぜよ!!」胸倉掴まれてる 

青ピ「やめろ!吹寄!」 


クラフト・ワーク〔制止工作〕 

吹寄制理のスタンド。近距離パワー型 

能力=触れたものをその場に固定する。 応用の幅は広い。 


いつ発現したかは不明。基本性能はパワフルかつスピーディだが、それ以外は並以下。 

吹寄あってこその、強いクラフト・ワークである。 


【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - 2m / 持続力 - C / 精密動作性 - E / 成長性 - E】 

947: 名無しさん 2013/10/13(日) 11:12:28.63 ID:TTFJc6fA0


吹寄「スタンドも持ってないくせに!!当麻と一緒じゃあないくせに!!」 

土御門「く、苦しいって…それに…俺にゃあ、魔術と技術、能力もあるからいいんだよ…」 

吹寄「ふん!後者のせいで、前者ふたつを使えないんでしょ!?意味無いじゃない!」ギリリ…! 


青ピ「やめろや…」ズウウン… 


カチカチカチ… 


クラフト・ワーク「!?」フォン… 

吹寄「ホワイトアルバム!?…!くっ…」パッ… 



ホワイトアルバム〔白の終結〕 

青髪ピアスのスタンド。特殊攻撃型。 

能力= 超低温を自在に操る。 

持って生まれたスタンド。 単純ながら、恐ろしい能力。 

学園都市第六位にふさわしい。強力なスタンド(学園都市側からは超能力扱い) 


【破壊力 - A / スピード - C / 射程距離 - 10m / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - E】 



土御門「げほッ…なぁ、やめようぜ。こういうのは。俺ら、みんな仲間だったじゃねーか」 

青ピ「せやな…僕らがこういう特殊な能力を持ってることが、誰かに知れたらまずい…」 


吹寄「…私は、当麻の味方なだけよ…」 

青ピ「僕とてそーや」 

土御門「俺もだぜい」 


シーン… 

955: 名無しさん 2013/10/13(日) 12:21:01.94 ID:TTFJc6fA0


土御門「…でも、なんで、急にかみやんのことで、こんなに怒った?吹寄がここまで怒るのは珍しいだろう?」 

青ピ「確かに…」 

吹寄せ「…追跡の最中に…当麻が、また危険な目にあってるようなことを聞いたのよ…」 

青ピ『まぁ、かみやんやし…ジョジョの時と変わらんか…』 

土御門「仕方ないぜよ。あの性格だけは変わらない」 

吹寄「でも!!当麻を守らなくちゃ…!!」 

土御門「右腕だけはまだ健在だ。それだけで、かみやんは十分強い…むしろ俺達から、かみやんの過去がバレたらヤバイんだ…迂闊に動けるか」 

吹寄「…」 

青ピ「つっちーの言うとおりやで、ここは、静かにしてようやないの。な?」 

吹寄「あんたは昔へまして、今は第六位に祭り上げられてるじゃないの…」 

青ピ「ぎくっ!!」 

土御門「あれは、仕方がなかった。みんなの秘密を守るためだったんだからな」 

青ピ「そ…そうやで!皆のためにわざとバレたんやで!!」 

吹寄「もういいわ…心配した私がバカみたい…」 


キーンコーンカーンコーン! 


吹寄「予鈴か…ほら!なにしてんの!HR遅れるでしょーが!」 

土御門「へいへい」 

青ピ「あはは…」 


963: 名無しさん 2013/10/13(日) 13:24:49.17 ID:TTFJc6fA0


キングクリムゾン!フレンダは買い物に出かけた! 


フレンダ「ふぅ…家政婦の大変さが、よくわかるってわけよ…む!!あれは…」メイド服 



不良A「よお、メイドさーん。こんなとこでなにしてんの?」 

不良B「いいねえ、かわいいねえ」 


舞夏「なんだ~あんたら~?」ぐるぐる 


不良A「てかさあ、その掃除ロボなに?」 

不良B「なんで回ってんの?」 

不良A「そんなものからは降りてさー」 

不良B「俺らとあそぼーぜ?」 


舞夏「いいぞ~?」ぐるるる 


不良A「まじで!?」 


舞夏「ただし~」ぐるぐる! 


不良B「あ?」 


舞夏「私をこれから降ろせたらな~?」ぐるるん 


不良A「…」 

不良B「…おもしれぇじゃんか…」 

不良A「おりゃあ!!」 

不良B「うおお!!」 



フレンダ「危ない!!」 



舞夏「ニョホ…」くるるるるる… 

チャッ…○←鉄球 

964: 名無しさん 2013/10/13(日) 13:38:36.60 ID:TTFJc6fA0


舞夏「よっと」ブン! 



フレンダ「何か…投げた!?」 



ドッゴォーーーッ!!…ぎゅるるる…ドゴゴン! 



不良A「アベェッ!!」 

不良B「プビバァア!!」 


ドササッ! 


舞夏「痛かったろ~?これからはメイドを、厳密にはメイド見習いをナンパするのはやめるんだぞ~?」ぐるぐる 


フレンダ「ちょっと!!」 


舞夏「わ!こんどはなんだ~?あれ?メイド?」くるるる… 


フレンダ「えっと!その!あの!」 


舞夏「ん~?」ぐるる 


フレンダ「だから…だから、あっと…」あたふた! 


舞夏「……なんだ~?この土御門 舞夏に、言いたいことがあるならハッキリ言え~!」くるくる 


フレンダ「弟子にしてください!ってわけよ!」 


舞夏「は?」ぴた… 

舞夏「弟子~?」くるるんるん 


973: 名無しさん 2013/10/13(日) 18:56:53.42 ID:TTFJc6fA0

フレンダ「お願いします!」ぺたーん!↓ 


舞夏「ん~…」 


舞夏「だめ」 


フレンダ「なんで!?」 


舞夏「才能なさそうだからな~」 


フレンダ「…」 

フレンダ「そこをなんとか!」ガシ!! 


舞夏「わわ!はなせ!!この!」ぐるん! 


グルウウン!! 


フレンダ「!?」 


フレンダ『私の体が跳びあがった!?』 


ビタン! 


フレンダ『レッチリと戦ったときから…ずっとわだかまっていた…回転…』 

フレンダ『これだ!…この力があれば…みんなの…涙子の足手まといにはならないってわけよ!』 

ちゅみ~ん… 

フレンダ『なに?…今の音は…?』 


舞夏「あ、ごめんごめん…つい…でも、あなたも悪いんだぞ?いきなりひっつかんでくるから、それに、それ、コスプレだろ~?」ぐるぐる 

フレンダ「え!?」 

舞夏「今の身のこなしでわかったぞ~?ぜんぜんメイドしてない。私はメイドってものに誇りを持ってるし。偽者は嫌いなんだ~」くるるるる 


974: 名無しさん 2013/10/13(日) 19:40:30.74 ID:TTFJc6fA0


フレンダ「その誇りを汚してしまったんなら謝る!どうしても!必要なの!!お願いってわけよ!」 


舞夏「困ったな~…はい、じゃあやってみて?ってわけにはいかないんだぞ~」 

舞夏「それに、あなたとは初対面だし」 


フレンダ「うぐ…」 


舞夏「ニョホ…ま、ここで会ったのも何かの縁だし?一応説明はしてあげるけど」 

フレンダ「!」 

舞夏「さっきやったのは…(鉄球の回転)という技術」 

フレンダ「技術なら!練習すればできるようになるんじゃあないの!?」 

舞夏「あまいあま~い~!才能があるって言われた私でさえ、真の境地にたどりついてないってのに…」 

舞夏「まぁ、別に今のままで十分だし?メイドをやってく上で便利だから、忘れないように訓練はしてるけどな~」 

フレンダ「な、なぜ、そんな技術を…?」 

舞夏「おっとぉ、それは秘密だぞ~、家のワザとしか言えないな~」 

舞夏「とにかく。教えないったら、教えな~い」ぐるるるる! 


フレンダ「お金なら払う!!お願い!」チラ… 


舞夏「だめだって~確かにそれは魅力的だけど…そうだ!」ぽい! 


ゴトン! 


フレンダ「これは!?…さっき投げてた…鉄球!?」 


舞夏「そ!5キログラム。それ、今!手のひらで1分間回し続けられたら、教えてもいいぞ~♪」 

舞夏「無理だろうけど」 


フレンダ「…」 

フレンダ「…本当に、1分間これを手のひらで回したら…教えてくれるの?」 

舞夏「できたらね~」ぐるるるるるるるるるるるる!!!! 


フレンダ「…」ズズズ…ズプン… 


舞夏『ま、できるわけないけどね…こんなよくわかんないしろ…うと…に…』 


舞夏「!?」 


舞夏「これは…!?」 


976: 名無しさん 2013/10/13(日) 20:06:32.12 ID:TTFJc6fA0


くる…る…くる…るん…ノロノロ… 


フレンダ「…!」 


舞夏「ま…回ってる!?…ゆっくり…回ってる…」 

舞夏『嘘!?ゆっくり回ってるってことは、もう一方の手で勢いをつけていないということ!!』 

舞夏『そんな!?私だって小さい頃から練習してやっと半分習得できたようなもんなのに!!』 


舞夏『才能ないように見えたけど…実はすごい…』 


舞夏『天才!?』 


舞夏『こんなこと…はじめて…』 


フレンダ「これ…回ってるよね?…タイマー開始ってわけよ!」 


舞夏「は!?…わ、わかってるぞ~?」 


くる…るん…るるるるるん…ノローン… 


フレンダ「はぁ…!」 


舞夏『や、やっぱり!自分の意思で(回転)させている!!』 

舞夏『それも、ゆっくり、ノロノロってのがまた…わからない。何をしたの!?』 


フレンダ「残り40秒!」 


舞夏「はうっ!」 


舞夏『ま、まずい…このままじゃ、本当に教えることに…』あわわ…

980: 名無しさん 2013/10/13(日) 21:17:30.68 ID:TTFJc6fA0

キングクリムゾン!時は消し飛んだ… 


フレンダ「…1分経過…やった!」 


舞夏「そんな!?こんなんあり!?」 


フレンダ「ありってわけよ!アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ!!」ぴょんぴょん♪ 


舞夏「そんなぁ…」 


フレンダ「さぁ!…約束どおり」 

舞夏「はぁ~…負けた…はいはいわかってるよ…明日。またここにくるんだぞ~?じゃあね」 


とぼとぼ… 


フレンダ「涙子…ありがとう…」 


フレンダ『こんな能力が適合しちゃって…それも、涙子がディスクを手に入れていてくれたこと…涙子…これが引力ってわけね…』 


フレンダ「能力ディスク最後の一枚…」 


フレンダ「ローリング〔物体回転〕…」 



ローリング〔物体回転〕 


佐天さんがフレンダに渡した5枚の能力ディスクの内の一つ。レベル1 

能力=触っているものを回転させる。(回るスピードは遅いわりに、体力の消耗が激しく所謂、燃費が悪い。普通なら封印安定なディスク) 


【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - 0m / 持続力 - E / 精密動作性 - E / 成長性 - A】 

988: 名無しさん 2013/10/13(日) 23:32:57.96 ID:TTFJc6fA0

キングクリムゾン!一方その頃、上条当麻は! 


エツァリ「まったく…うまくいかないものですね…人を騙すって」 


上条「お前…」はぁはぁ… 


エツァリ「まさか本物が逃げ出すとは…殺しておくべきでしたよ…私としたことが、なまっちょろいことを…」 


上条『…ん?…(なまっちょろい)…?』 

上条『どこかで…』 


エツァリ「魔術師もね…人に化けることぐらいできるんですよ…」ぺらぺら 


上条「…」 


???(はッ!貴様の右腕など、なまっちょろいぞ!) 


上条『なんだ…これ…何か…おかしいぞ…ジョジョって誰だ?』 


エツァリ「戦いの最中に余所見とは…余裕がありますねぇ…ふん!」ドゥン!! 


上条「がッ…!」 

上条『しまっ…!』 


エツァリ「おぉ?やっと、あたりましたねぇ…くくく…どうですか?黒曜石を介した金星の光の味は?格別でしょう?」 


上条「ぐぅ…」 


エツァリ「結局、あなたがやってきたことなんて、全部、無駄、なんですよ」 


上条『無駄…?』 


???(無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄…!!!) 


上条『なんだ?こんなに、ヤバイ時だってのに…この浮かんでくる記憶は…』 

上条『いてぇ…だが、こんなもんじゃなかった…あいつは…!!…いや、誰…だっけ…?』 


スタスタ… 


エツァリ「ここまで近づけば、絶対に外しません。終わりです」 


???(終わりだ…ジョジョ…!!) 

上条『終わりだとッ…!!』┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・ 


エツァリ「御坂さんのことは安心してください。僕が守りますからね…くくく」 


スン… 


エツァリ「!?」 

エツァリ「奴が消えた!?どうやって!?」 

エツァリ「は!?」

989: 名無しさん 2013/10/13(日) 23:51:20.78 ID:TTFJc6fA0

ドゴンッ! 


エツァリ「ゲブッ!?」 

エツァリ『な、殴られた!?何が起こって…』 

エツァリ『なんだ!?あの…奴に重なって見える影は!?…右腕に…竜!?はっ!!』 

エツァリ「うっ!?うわああああああああああああああああああああ!?」 


上条「オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラァッ!!!」 


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!! 


エツァリ「がっ!…ばっ…ごげ…!!あばあああああああああ…!!!」 


上条「オォオオ…!!!」 

上条「オラァーーーーーッ!!」 


バギィッ!!! 


エツァリ「ぷぎゃぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ…!!!!」 


ドッシャアアアア…↓

992: 名無しさん 2013/10/14(月) 00:37:29.50 ID:vmwMd/iM0

キングクリムゾン!傍らに、それを見守る少女が1人。そして、反対の方向にももう1人。お互い存在を認知していないようだ。 



エツァリ「…なんなんだ…今の影は…鬼か…悪魔か…うっ…」ガク… 


上条「…」 


上条『わからねぇ…勝手に体が動いた…あの記憶はなんだったんだ?…だが、次に何で(これ)を言っちまうのかは…何となくわかる』 



上条「やれやれだぜ…」ド~ン!! 



ー鉄柱の裏ー 


美琴『ありがとう…とうま…(オラオラ)…かっこよかったよ…///』 

美琴「…」 

美琴『でも…なんだろう…一瞬…人が変わったみたいに…』 

美琴『それに…さっきチラッと見えたのは…佐天さんのお兄さんの…』 



ザ・ワールド(…) 



美琴『あの時のあれに…似てた…すごく…』 

美琴『なんでだろう…とうまが…どこかに行ってしまう気がする…』 

美琴「ううん…!!」ブンブン! 

美琴『考えすぎよ!現にストーカーを追い払ってくれたんだし…』 


美琴「まぎらわしいのよ…あの馬鹿…///」 



ーコンクリ壁の陰ー 


吹寄「なんで…こんなことに…」 

吹寄『土御門の連絡で…駆けつけてみれば…』 

吹寄『イマジンブレイカー〔幻想殺し〕は…まだ不完全か…ビジョンも薄かった…』 


吹寄「まったく…バレないようにどうやってクラフト・ワークで加勢するか必死に考えてたのに!!…はぁ、もう!!」 


吹寄「…」 

吹寄「…あなたは、いつ戻ってくるのよ…当麻」 

吹寄「もういい…帰ろう」 


スタスタ… 

999: 名無しさん 2013/10/14(月) 11:44:39.97 ID:vmwMd/iM0
ボス「最後だから教えてやろう…たった今、お前が目撃し、触れたものは、未来のおまえ自身だ…」 

ボス「数秒過去のお前が、未来のお前自信を見たのだ…」 

ボス「これが我が、キングクリムゾンの能力…」 

ボス「そして、ロリっ子護衛の任務も…」 

ボス「これにて終了だ!」 


ドズゥ!!!腹パン! 


一方「ぐわあああああああああああ!!!」