1: 名無しさん 2018/07/28(土) 18:48:11.42 ID:EGK9/zyo0

京太郎「は?」

咲「もうっ!とぼけないでよ……部活前に一回行かせてっ」

京太郎「最後に行ったのいつだっけ」

咲「昨日の夜だよ」

京太郎「なんだ、まだ24時間たってないじゃん」

咲「ううっ……でも……もれそうなんだから……仕方ないよ……」モジモジ

京太郎「今日は1日我慢するって言ったよな。どういうつもりだよ」

咲「ごめんなさい……でもっ……」

俺はスマートホンを起動してアプリを開いた。

最終排尿時刻 昨日の22:59。

晩飯食い終わった後に咲から10回くらいラインが来て、面倒だから既読スルーしていたら電話をかけてきたんだ。

その時、咲は次こそは1日頑張ると約束したから、許可を出したのに。

約束を守れない奴は最低だ。

咲「お願い、京ちゃん……トイレ行かせて……」

咲は涙目になりながら、上目遣いで俺を見ている。

↓1
許可しますか?

引用元: ・咲「京ちゃん、おしっこの許可を…」

2: 名無しさん 2018/07/28(土) 18:49:52.26 ID:edRpIAFy0
許可する

3: 名無しさん 2018/07/28(土) 19:12:56.51 ID:EGK9/zyo0
咲の好感度が1上がった!


京太郎「はぁ……仕方ねえな。練習始まる前には終わらせて帰って来るんだぞ」

咲「う、うん!ありがとう、京ちゃん!」タッタッタ

咲は小走りに廊下を駆け出して、トイレへ一直線と向かっていった。


京太郎「こんにちわーっす」ガチャ

放課後。俺は麻雀部の部室にやってきた。

優希「遅いじょ、犬!一年坊は30分早く来て部室の掃除だじぇ!」

京太郎「お前も同じ一年坊だろうが!」ビシッ

和「咲さんは一緒じゃないんですか?」

京太郎「咲は図書館に本返してから来るってよ」

優希「咲ちゃん来ないと練習始められないじょ」

和「そうですね……国麻も近いのに……」

10分くらい部室の手入れや、雀卓の起動、牌譜の準備などをしたが、咲は一向にやってこない。

4: 名無しさん 2018/07/28(土) 19:15:36.59 ID:EGK9/zyo0


京太郎(ラインすっか……早く来い、っと)

ピコン

咲『いまおしっこ終わりました。証拠の写真送ります』

京太郎(遅い!もう先輩方も来てもおかしくない時間だぞ!あの方向音痴、また迷ってたな……)

京太郎『早くしろ!練習始まるぞ!』

咲『あ』

咲『写真ファイルが大きくて送れないよ』

咲はいつもどんくさい。そんなこと後でもいいのに。早く来ないと練習に遅刻だ。

京太郎『後でいいから先、部活!』

咲『はーい』


↓1 コンマ
50以上 練習に間に合う
50未満 練習に遅れる

5: 名無しさん 2018/07/28(土) 19:17:53.86 ID:32OgFQVVo

6: 名無しさん 2018/07/28(土) 20:09:41.48 ID:EGK9/zyo0

咲「はぁ、はぁ……はぁ……遅れてっ、ごめん」ハァハァ

咲は息も絶え絶えに部室にやってきた。

トイレから全力疾走してきたのであろう、顔は真っ赤に紅潮していた。

優希「咲ちゃん、本返すのはお昼休みにしてくんだじょ」

咲「本?」

京太郎「そ、そんなことより早く!先輩方が来るぞ!卓につけ!練習始めるぞ!」

咲「わわっ」ワタワタ

ガチャッ

久「それでねー、まこ、あのセクハラ教師がこう言った訳よ。何卒、何卒命だけはお助けを……ってね」

まこ「どこの時代劇じゃ」

和・優希・咲・京太郎「お疲れ様です!!」

久「今、南何局?」

京太郎「東2局2本場、親は咲です!」

久「親から順に点数」

咲「はいっ!18600点です!」

和「33000点」

優希「48000点だじぇ」

京太郎「400点っす」

7: 名無しさん 2018/07/28(土) 20:12:20.68 ID:EGK9/zyo0

久「ぶはっ!須賀君めちゃ弱いわねー、相変わらず」

久「よーし、ラスは抜けで校庭50周ねー」

京太郎「ええっ!?外の気温、39.8℃っすよ!野球部さえ室内で筋トレに変更になったのに!」

久「なによ、ウチは麻雀部よ?外の気温は関係ないわ!」

和「部室はクーラーよく効いてますね」

久「ここのクーラーねー、私が入部した時はなかったのよー」

優希「評判だじぇ!麻雀部がこの学校で一番いいクーラー使ってるって!これも部長の力だじょ」

久「そうそう、そうなのよーで、須賀君、頑張りなさいよ。トビは倍の100周だからね」

背中を冷たい汗が伝う。この真夏日にそれは命に関わる。

負けるわけにはいかない。でも、勝てる気がしない。

俺は咲の方を見た。何とかしてくれ、咲!

咲と目があった。誰だって校庭50周は嫌に決まっている。

でも、咲がラスなら部長も考えを変えるかもしれない。何とか理由をつけて校庭5周くらいに減刑になる可能性は高い。

国麻前に大事なエースが熱中症で病院に運ばれるのもバツが悪いはずだ。

俺は目で必死に訴えた。ここは俺を勝たせてくれと……

↓1 コンマ
50以上 咲、勝ちを譲る
50未満 咲「曲げられないところはあるよ」

8: 名無しさん 2018/07/28(土) 20:14:43.46 ID:i7Gttn2d0
ほい

9: 名無しさん 2018/07/28(土) 20:50:57.46 ID:EGK9/zyo0

咲「嶺上開花!ツモ!4000は4200オールです!」

咲への願いはとどかなかった……

まこ「あちゃー……」

優希「咲ちゃんえげつないじぇ」

京太郎「あっ……ああっ……」カタカタ

久「それじゃ、ラスは抜けてトビ賞付きで校庭100周ね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

京太郎「ぜー、ぜー、ぜー……もう指一本動かねぇ……」グター

日が沈み、部活が終わってみんなが帰るまで俺は校庭をランニングした。

咲「大丈夫?京ちゃん」

京太郎「大丈夫じゃねえよ……マジで死にかけているんだが」

この炎天下の中、一滴の水分補給もなく、延々と校庭を走り続けたのだ。

視界が霞み、筋肉が壊れていくのがわかる。

京太郎「咲、飲み物くれ」

咲「そう言うと思ってコンビニで買ってきたよ!キンキンに冷えたポカリスエット!」

それじゃだめだ。すでに熱中症を通り越して横紋筋の融解が始まったこの体には焼け石に水だ。

京太郎「咲……命令だ。俺の口に直接……しろ」

咲「えっ」

10: 名無しさん 2018/07/28(土) 20:54:50.90 ID:EGK9/zyo0

崩壊していく体を止めて、回復に持っていくにはこの方法しかない。

純度100%、エリクサーの直接補給。

だが問題点は1つ。部活前にすでに咲に排尿を許可してしまったことだ。

あの時の判断が悔やまれる。情け心を出して、俺の命をつなぐ栄養を、どぶに捨てるに等しい行為を許してしまうなんて!

咲「ううっ……///」

咲は恥ずかしそうに顔を俯いてしまった。

京太郎「咲……俺を、救ってくれ……」

咲「ごめんっ、京ちゃん……さっきしたばかり……だし、今、あまりしたくないから……貯まってない、かも」

ジーザス。やはり悪い予感が的中した。悔やんでも悔やみきれない。

俺に咲の排尿を管理する資格があるのか?これまで完璧に咲の排尿をコントロールし続けてきた自信を木端微塵に打ち砕かれた気分だぜ。

咲「でもっ……京ちゃんのために頑張ってみるよ……京ちゃん……恥ずかしいから、目、つぶって」

咲はそう言って倒れている俺の顔の上に立った。そしてゆっくり腰を下ろした。

咲の股が近づいてくるのがにおいでわかる。俺は口を広げて給油口を探した。

咲「ひゃぅ!そこ、ちがっ」

京太郎「すまん、もうちょっと上か?」

咲「あぅ、しゃべらないでっ、くすぐったいよぉ///」

京太郎「むぐっ」

咲「ううっ……///それじゃあ、出してみる、ね……」

咲の穴と穴の間に舌を突き出し、うまい具合にポジションを固定した。

後は咲のがどれだけ溜まっているかだ。最後に出してから約3時間。不安は大きい。でも、賭けるしかないっ…!

咲「んんっ」ブルッ

↓コンマ
50以上 排尿成功
50未満 残念ながら溜まっていなかった…… →DEAD END

11: 名無しさん 2018/07/28(土) 20:56:28.09 ID:CWfQD62kO

14: 名無しさん 2018/07/28(土) 21:03:38.94 ID:EGK9/zyo0

待てども待てども渇きは癒えない。

咲「ごめん、京ちゃん……出ない」

死刑宣告。

俺にはやはり咲の排尿をコントロールする資格がなかったのだ。

体が、熱で溶けていくのがわかる。

筋肉が解け始めるとその熱で一層、体温が上がる。

すると脳の細胞まで溶け出してくるのだ。

思考がぼんやりとしてきた。

喉はからっからに渇いていた。

咲は立ち上がって俺の側にいてくれた。

最後に目が合うと、咲は泣いていた。こんな俺のために泣いてくれる。

宮永咲はそういう女だ。

咲の曇り一つない瞳から涙がぽろりと流れて、俺の口に落ちた。

この世のものとは思えない甘露だった。


DEAD END