1: 名無しさん 2013/05/13(月) 06:48:05.26 ID:hpOwqeWb0
男「な、なんだここは!?」

ジャララララララ

男「な・・・足が・・・・・・」

ジグゾヴ「やややややぁ、やっと目が覚めようだね」

男「機械の声・・・?」

ジグゾヴ「私はジグゾヴ、ゲームマスターだ」

男「ここへ連れてきたのはお前か!?」

ジグゾヴ「そうだ、これから君にはあるゲームをしてもらう」

男「ゲーム?」

ジグゾヴ「君がここから生きて脱出するための、な」

男「くそっ、何がどうなっているんだ・・・・・」

ジグゾヴ「えっ」

男「・・・え?」

ジグソヴ「あ、あれ?」

男「な、なんだよ」

ジグゾヴ「えっと・・・君の今の状況を一方的に見させてもらってるけどさ」

男「・・・このカメラだな、それがなんだ」

ジグゾヴ「あのさ、君の今の状況をどこかで見た事や聞いた事ない?」

男「は?見た事も聞いた事もないぞ」

ジグゾヴ「あぁ・・・しら、知らない人選んじゃった」

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引用元: ・男「うぅ・・・はっ!?こ、ここは?」 ジグゾヴ「んんっ!?いきなり起きるな!」

3: 名無しさん 2013/05/13(月) 06:57:55.85 ID:hpOwqeWb0
ジグゾヴ「saw知らない人がいんのか・・・・・」

男「なんだかよくわからんが、ここから出せ!」

ジグゾヴ「・・・・ま、まぁいいや」

ジグゾヴ「こから出たければ、ゲームをクリアするのだな」

男「ゲームか、望むところだ!」

ジグゾヴ「よろしい、では始めよう」

カッカッカッ

男「階段を上がる音?誰か来るのか・・・・?」

トントントン

男「ドアをノックする音、ってあれ?音がスピーカーから・・・・・」

「母さんが晩御飯できたってさー!」

ジグゾヴ「あ、はーい」

男「え?」

ジグゾヴ「あ・・・・・・」

男「・・・・・」

ジグゾヴ「・・・さて、ゲームを始めよう」

男「なんで自宅にいるんだよ」

ガッシャーン

男「うおっ!?」

男「な、なんだ今の音は・・・おいジグゾヴ!」

ジグゾヴ「ば、ばかな!どうして私の居場所が・・・・」

男「どういう事だよ」

4: 名無しさん 2013/05/13(月) 07:09:57.55 ID:hpOwqeWb0
ジグゾヴ「とにかく!君には命を懸けたゲームをしてもらう」

男「なんだかなー」

ジグゾヴ「まず、君が何故ここに連れてこられたのか」

ジグゾヴ「それは、君が大罪を犯したからだ」

男「大罪だと?」

ジグゾヴ「そうだ、三か月前のあの事件を覚えているか」

男「三か月前・・・・?」

ジグゾヴ「君はお昼に立ち寄ったレストランで、何も頼まず水だけを飲んで帰って行った!」

男「た、大罪じゃない・・・だと」

男「それにあれは!財布を忘れて取りに帰っただけで、その後またレストランに行って食事をしたんだぞ!」







ジグゾヴ「私が休憩している時か・・・・・・」

男「働いてたのかよ」

ジグゾヴ「お前に復讐する為に辞めたんだぞ、自給良かったのに」

男「バイトなのかよ」

ジグゾヴ「だが、私とて鬼ではない」

ジグゾヴ「このゲームをクリアすれば無事に脱出できるようになっている」

男「本当なんだろうな?」

ジグゾヴ「ただし、クリアできなければ・・・・・・」

男「・・・・ま、まさか」

ジグゾヴ「非常口から脱出できるようになっている」

男「親切!?」

5: 名無しさん 2013/05/13(月) 07:16:31.96 ID:hpOwqeWb0
ジグゾヴ「ではゲームを始める、心してかかれ」

男「はぁ、頑張ります」

「おーい、まだかー!今日はタケシの好きなから揚げだぞー!」

ジグゾヴ「本当!?分かったすぐ行くからー!」

男「本名でてきた」

ジグゾヴ「ふふっ、それじゃゲームを始めちゃうぞ☆」

男「から揚げ好きなんですね、えっと・・・タケシさん」

ジグゾヴ「えっ、僕の本名・・・どこかでお会いしました?」

男「いいいいや、そういうつもりで行ったんじゃないですけど」

ガシャーン

男「うおっ!?」

ジグゾヴ「ど、どうして僕の本名が・・・・」

男「お茶目か」

6: 名無しさん 2013/05/13(月) 07:25:53.40 ID:hpOwqeWb0
ジグゾヴ「もう!ちょっとご飯食べてくるから!じっとしててよ!」

バタン

男「えぇ・・・・・」

男「はぁぁ、なんだってこんな事に」

男「殺風景なこの部屋に、ロッカーが一つ」

男「ギリギリ届くな、調べてみるか」

キィィ

男「お、紙だ」

パサッ

男「ふむふむ、これは暗号のようだ」

男「一番下にヒントまで用意されている、とりあえず解いてみよう」







男「これ進研ゼミでやったやつだ!」

男「ちょうど一年前か、案外覚えているもんだな」

男「なになに、ロッカーの後ろ?」

男「あ、カギだ」

カチャカチャ ガチャ

男「あ、足の鎖が外れた」

バタン

ジグゾヴ「お待たせ♪さっそくだけどまずはロッカーの中」

ガッシャーン

男「またか」

ジグゾヴ「お前、ピッキングか・・・・」

男「違うぞ」

7: 名無しさん 2013/05/13(月) 07:30:46.25 ID:hpOwqeWb0
男「タケシ、お前が大好きなから揚げを食べている間に暗号を解いた」

ジグゾヴ「あれ解いたの!?うそっ!?」

ジグゾヴ「進研ゼミの宿題なんだよね、答え教えてちょ」

男「お前もかよ、ってか一年下かよ」

ジグゾヴ「ねぇ、答えは?」

男「それが人にものを頼む態度か?」

ジグゾヴ「えっ」

男「ここから出してくれたら、教えてやろう」

ジグゾヴ「マジっすか、あ、じゃあ今から行くんで待っててください」

男「早く来いよ」









男「なんだこれ」

終わり