1: 名無しさん 2018/10/12(金)00:10:05 ID:XXA
──12月31日 深夜

P「仕事終わらねぇー!」カタカタカタ

ちひろ「職業柄仕方ないとしても大晦日にこれは堪えますね……!」カタカタカタ

P「仕事が、仕事が多すぎる……もう三日寝てない……」スタドリゴクゴク

ちひろ「だからこうなるって言ったんですよ。考えなしにPさんがスカウトしてきたんですから、責任もって面倒見てくださいよ」

P「そんなペット拾ってきたみたいな言い方やめてください」

ちひろ「はぁ、こんな歳になって年越しを職場でなんて……」

P「いいじゃないですか、仕事なくてもどうせ独りでしょ」

ちひろ「お、生きて年を越すつもりがないようですね」

P「すまんて」

ちひろ「もう……別に家族やお友達と過ごせばいいですしー……Pさんとでもいいですし」ボソ

P「w」

ちひろ「刺繍封筒、全部シュレッダーにかけときますね」ガー

P「」

引用元: ・モバP「茄子との出会いが思い出せない」

2: 名無しさん 2018/10/12(金)00:10:55 ID:XXA
──1月1日

P「お、そんなこと言ってる間に年越した」

ちひろ「あけましておめでとうございます」

P「おめでとうございます、今年もよろしくおねがいします」

ちひろ「ま、仕事はまだ山積みですけどね」カタカタカタ

P「ふむ……」

ちひろ「どうかしたんですか?」

P「休憩がてら初詣いってきます」ガタッ

ちひろ「は?」

P「初詣ですよ、初詣」

ちひろ「このくそ忙しい時に正気ですか? 仕事してください」

P「すぐそこですから。毎年やってることなんで」

ちひろ「今やらなきゃいけないのは仕事ですよ、仕事」

P「まあまあ、神頼みすれば妖精さんがやってきていつの間にか仕事が終わってるかもしれませんよ」

ちひろ「……可能性はゼロじゃないですよね」

P「でしょ?」

ちひろ「ぶっちゃけそんなわけないですけど、深夜テンションでそうなるかもなーという気がしますね!」

P「でしょ! じゃあ行ってきますね! 気づいたら仕事が終わってるように願ってきます!」

ちひろ「頼みましたよ!」

Pちひろ「「あははははははは!」」

3: 名無しさん 2018/10/12(金)00:11:32 ID:XXA
P(終わるわけないんだよなぁ……)

P「ま、せっかく来たんだし……」ガラガラ

P(しかし、何を願ったものか……)パンパン

P(うちのアイドルたちがもっと活躍できますように、ガチャ運がよくなりますように……一応ちひろさんにいいことがありますように、仕事が終わりますように……)

P「……」

4: 名無しさん 2018/10/12(金)00:12:01 ID:XXA


P「トップを目指せるアイドルと出会えますように!」

5: 名無しさん 2018/10/12(金)00:12:29 ID:XXA
P「ふぅ……あ、願い事口に出しちゃいけないんだっけ……」

茄子「そうですよー、お願い事は心に秘めておかないと」

P「ついやっちまったな……ま、別にいいか。神様が聞いてくれなくても自分でどうにかしよう」

茄子「ふふ、Pさんならきっとできますよ♪ じゃあ帰りましょうか、Pさん」

P「そうだな。……そういえば、茄子は何を願ったんだ?」

茄子「秘密です♪ ですけど、Pさんと同じようなことだと思いますよー?」

P「そうか」

茄子「お仕事まだ残ってますし、私も手伝いますね」

P「ありがとう、いつも悪いな」

茄子「Pさんのためですから♪」

P「うん。……うん……んん……?」

6: 名無しさん 2018/10/12(金)00:13:05 ID:XXA
茄子「どうかしましたか?」

P「……いや、なんだか、俺、ここに一人で来たんじゃなかったっけ……?」ウーン

茄子「そんな、ひどい……Pさんにとって私は隣にいても忘れられちゃう程度の存在なんですね……」ヨヨヨ

P「はいはい、忘れてないよ。……二人で、事務所からきたはずだもんな」

茄子「そうですよ♪」ギュッ

P「じゃあ、はやく早く帰ろうか。ちひろさんもそろそろ置いてかれたことに気づいてるだろうし」

茄子「ええ♪ ……Pさん」

P「?」

7: 名無しさん 2018/10/12(金)00:13:43 ID:XXA


茄子「アイドル、鷹富士茄子。プロデュースよろしくおねがいしますね♪」





ちひろ「あれ……なんだか仕事が一人分増えてる?」

8: 名無しさん 2018/10/12(金)00:15:33 ID:XXA
短いですが以上です。
まさか恒常が実装されるとは思いませんでしたが、なんとか引けたので満足です。