132: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:01:50.40 ID:EJeEqU69o
卯月「ああっ、そ、そこまで正式な感じじゃなくて!」 

凛「親がさ、プロデューサーに挨拶したいんだって」 

武内P「私に挨拶……ですか?」 

卯月「はい。普段お世話になってるから、って」 

凛「二人のこれからについても、じっくり話し合いたいって言ってる」 

武内P「成る程」 

武内P「……」 

武内P「ん?」


引用元: ・武内P「結婚するなら、ですか」

133: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:06:04.05 ID:EJeEqU69o
卯月「ママも、手料理を振る舞うんだ―って気合入ってて」 

凛「私の所も、お父さんが何かお見舞いするって気合入ってた」 

武内P「あの……島村さんの方の話は、了解しました」 

卯月「良かったー♪」 

武内P「ですが……その、渋谷さんの方は、その……」 

凛「何? 何か、問題でもあるの?」 

武内P「あっ、いえ……その……」 

凛「?」 

武内P「……」

134: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:09:46.62 ID:EJeEqU69o
武内P「少し、詳しくお話を聞いても宜しいでしょうか?」 

凛「良いよ」 

武内P「まず、先程おっしゃっていた、二人のこれから、というのは?」 

凛「勿論、私とプロデューサーのこれからについてだけど?」 

武内P「その……具体的には?」 

凛「具体的?」 

武内P「はい。可能な限り、具体的に」 

凛「プロデューサー、何か様子が変だよ?」 

武内P「……いえ、お気になさらず」

135: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:14:25.00 ID:EJeEqU69o
卯月「でも……プロデューサーさん、顔色が悪いですよ?」 

武内P「そう、ですか? 自分では、よく……」 

卯月「私、飲み物買ってきますね!」 

武内P「島村さん、私は大丈夫ですので……」 


卯月「いつもお世話になってるお礼です♪ すぐ戻ってきますね!」 

ガチャッ…バタンッ 


凛「そうだね……具体的……」 

武内P「はい、お願いします」 

凛「子供は二人が良い、とか?」 

武内P「戻ってきて下さい島村さ――ん!!」

136: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:17:59.77 ID:EJeEqU69o
凛「どうしたの? 急に大声出して」 

武内P「あの、何故……具体的な話で、子供が二人と!?」 

凛「えっ、三人が良かった? 一人っ子だと、寂しいだろうし」 

武内P「待ってください! 人数の問題ではありません!」 

凛「お母さんは、やっぱり一姫二太郎よね、って言ってる」 

武内P「渋谷さんは、ご家庭でそんな話を!?」 

凛「凄く不機嫌になるから、お父さんの前では最近しないけどね」 

武内P「……!?」

137: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:21:07.54 ID:EJeEqU69o
凛「なんでお父さんが不機嫌になるのか、わからないんだよね」 

武内P「それは……親ならば、当然かと」 

凛「どうして? お母さんは、すっごく楽しそうにしてるよ?」 

武内P「渋谷さんは、私の事をご家庭でどう言っているのですか!?」 

凛「それは……言わない」 

武内P「何故!?」 

凛「だってそれは……さすがに、照れくさいかな///」 

武内P「……!?」

138: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:25:06.96 ID:EJeEqU69o
凛「兎に角、私の所もお母さんが手料理をご馳走する、って」 

武内P「そう……ですか」 

凛「日時が決まったら、お父さんも教えて欲しいってさ」 

武内P「お父様も……同席なさるのですね」 

凛「なんか、大量に花を発注するから知っておきたいらしくて」 

武内P「大量に、花を?」 

凛「うん。菊を」 

武内P「そうですか……菊を……」

140: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:29:44.01 ID:EJeEqU69o
ガチャッ 

卯月「お待たせしました!」 


凛「おかえり、卯月」 

武内P「島村さん……」 

卯月「へあっ!? どうしたんですか、プロデューサーさん!?」 

卯月「まるで、お通夜みたいな顔をしてますよ!?」 

武内P「……」 

武内P「気分的には同じようなものだと、そう、思います」

141: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:32:55.94 ID:EJeEqU69o
凛「だったら、何故かお父さんも菊を発注するみたいだから、丁度良いね」クスクス 

卯月「菊を……ですか?」 

凛「おかしいよね。お葬式があるわけでもないのに」 

卯月「うーん、もしかしたら何か考えがあるのかも!」 

凛「そうかな? プロデューサーもそう思う?」 

武内P「はい! 思います!」 

凛「ふーん。男同士、わかり合う部分があるって事なのかな」 

卯月「なんだか、そういうのってちょっと素敵ですよね♪」 

武内P「……」

142: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:38:28.04 ID:EJeEqU69o
卯月「でも、ママもパパも楽しみにしてるんですよ♪」 

凛「卯月の所も、ウチと一緒だね」 

武内P「その……楽しみの仕方が、少し違うと思います」 

卯月「でも、ちょっと不思議な事があるんです」 

武内P「不思議、ですか?」 

卯月「この話をした時から、パパが毎日ゴルフの素振りをしてるんです」 

武内P「……ゴルフの?」 

卯月「はいっ」 

武内P「……」

144: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:42:45.33 ID:EJeEqU69o
凛「一緒に、ゴルフでも行くつもりなのかな?」 

卯月「でも、普通の振り方とは違うんです」 

武内P「スイングのフォームがおかしい、と?」 

卯月「こんな感じで……クラブを逆手に持って」 

武内P「成る程」 

卯月「島村ストラッシュ! って」 

武内P「成る程、よく、わかりました」 

凛「えっ、今のでわかったの?」 

武内P「はい、残念ながら」

145: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:46:29.98 ID:EJeEqU69o
武内P「島村さんは、ご家庭で私の事を何と?」 

卯月「えっ? ええと、とっても頼りになって、格好良くて……」 

卯月「私が駄目になっちゃいそうな時も、側で……」 

卯月「って、内緒っ!/// 内緒ですっ!///」 

凛「卯月、ほとんど言っちゃってるから」 

卯月「うぅ、凛ちゃんいじめないでください~!」 

凛「あはは、ごめんごめん」 

武内P「成る程……成る程……」

146: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:50:05.90 ID:EJeEqU69o
卯月「あっ、ママも褒めてたんですよ!」 

凛「ふふっ、誤魔化そうとしちゃって」 

卯月「……ゴホンっ!」 

凛「はーい」 

卯月「私が若かったら、放っておかなかったわー、って!」 

凛「だってさ。良かったねプロデューサー」 

武内P「あの……そのお話、お父様は?」 

卯月「はいっ、無表情で聞いてました♪」 

武内P「……そう、ですか」

147: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:55:19.77 ID:EJeEqU69o
セーイッパーイ、カガヤクー♪ カーガヤークーホシニーナーレー♪ 

凛「あっ電話……噂をすれば、お父さんからだ」 

武内P「どうぞ……出て、上げてください」 

凛「後で、プロデューサーと居たって言えば平気だから」 

武内P「お願いします! どうか、出て上げてください!」 

凛「? わかったけど……ふふ、何その勢い」 

武内P「……」 

凛「――はい、もしもし」 

武内P「……」

148: SSまとめマン 2018/02/19(月) 22:59:57.14 ID:EJeEqU69o
凛「うん……うん、わかった……ふふっ」 

武内P「……」 

凛「あ、今のは違うから。さっき、プロデューサーが面白くて」 

武内P「……」 

凛「うん、家に来てくれるって。まだ、日時は決めてないけど」 

武内P「えっ?」 

凛「えっ? プロデューサーに一言だけ?」 

武内P「……わかりました」 

凛「うん……うん、今代わるね」 

武内P「……もしm」 


『■■■■■■■■■■■■■■■■!!』 


武内P「バーサーカー!」 

武内P「……切れた」

149: SSまとめマン 2018/02/19(月) 23:05:12.99 ID:EJeEqU69o
ゴーインゴーインコノートマーラナーイ♪ ゴーインゴーイントマーレナーイーカラー♪ 

卯月「あっ、今度は私が……」 

武内P「……どうぞ、出てあげてくだ……あ、いや……」 

卯月「私は、ママからです」 

武内P「そう、でしたか。どうぞ、出て上げてください」ホッ 

卯月「それじゃあ、失礼します」 

武内P「……」 

卯月「――もしもし、ママ?」 

武内P「……」

150: SSまとめマン 2018/02/19(月) 23:09:53.33 ID:EJeEqU69o
卯月「えっ? パパからのLINE?」 

武内P「……!?」 

卯月「えへへ、プロデューサーさんとお話してて気づかなかった」 

武内P「あ、いえ、その情報は……!」 

卯月「パパもそこに居るの? って、送った動画を見て欲しい?」 

武内P「……動画?」 

卯月「プロデューサーさんに見て欲しい……うん、わかった」 

卯月「この後も、プロデューサーさんと一緒に頑張りますっ♪」 

武内P「……動画、ですか」 

卯月「ちょっと待ってください……っと、これですね」 


『知らなかったのか? パパからは逃げられない』 


武内P「天地魔闘の構えじゃないですか!」 

武内P「……完全に、待ち構えられている……!」

151: SSまとめマン 2018/02/19(月) 23:16:20.08 ID:EJeEqU69o
  ・  ・  ・ 

ちひろ「……それで、結局どうするんですか?」 

武内P「行くしか、無いでしょうね」 

ちひろ「でも……その様子じゃ」 

武内P「はい。現在、引き継ぎを始めています」 

ちひろ「……プロデューサーさん?」 

武内P「引き継ぎが終わり次第、ご挨拶に伺う予定です」 

ちひろ「あの……プロデューサーさん?」 

武内P「千川さん、お世話になりました」 

ちひろ「生きることを諦めないで下さい、プロデューサーさん!」

152: SSまとめマン 2018/02/19(月) 23:22:00.92 ID:EJeEqU69o
ちひろ「卯月ちゃんと、凛ちゃんの所だけでしょう!?」 

ちひろ「持ちこたえられるかも知れないじゃないですか!」 

武内P「いえ、メンバー全員のご家庭に伺う事になりました」 

ちひろ「!? どうして!?」 

武内P「話を聞きつけた皆さんが……私の所も、と」 

ちひろ「……!」 

武内P「お父様と、はい、電話でも会話をしました」 

武内P「もっとも、基本的に会話にはなりませんでしたが……」 

武内P「アナスタシアさんのお父様にロシア語でまくしたてられたのが、はい」 

ちひろ「わかりました……わかりましたから……!」 

武内P「……」

153: SSまとめマン 2018/02/19(月) 23:33:13.73 ID:EJeEqU69o
武内P「しかし……今回の事で、皆さんが愛されているのがわかりました」 

武内P「彼女達の輝きの秘訣は、それもあるのかも知れませんね」 

ちひろ「……でも」 

武内P「努力は、してみます」 

武内P「お話をすれば、わかっていただけると、そう、信じています」 

武内P「男同士……分かり合えるはずです」 

ちひろ「プロデューサーさん……!」 


武内P「同じ笑顔を愛し、本当に大切に思っているだけだという事が」 


ちひろ「それ駄目なやつです、プロデューサーさん!」 



おわり