322: SSまとめマン 2018/02/27(火) 22:27:29.49 ID:C5gH7ueso
未央「うん、なんだかちょっと気になって」 

武内P「そう、言われましても……」 

卯月「噂によると、今よりもちょっぴり強引だった、とか……」 

武内P「そう、ですね……そうかもしれません」 

凛「プロデューサーが強引だなんて、想像出来ないよね」 

未央・卯月「うんうん」 

武内P「はぁ……」


引用元: ・武内P「結婚するなら、ですか」

323: SSまとめマン 2018/02/27(火) 22:29:55.60 ID:C5gH7ueso
未央「ねえ、ちょ~っとだけ昔の感じ出してみてくれない?」 

武内P「えっ?」 

卯月「あっ、私も同じこと考えてました!」 

武内P「ですが……」 

凛「その位良いんじゃない。減るものじゃないんだし」 

武内P「……」 

武内P「……わかりました、努力してみます」

325: SSまとめマン 2018/02/27(火) 22:32:54.03 ID:C5gH7ueso
武内P「……」 

未央・卯月・凛「……」 

武内P「……」 

未央「……あの、プロデューサー?」 

武内P「? はい、何でしょうか?」 

卯月「強引な感じは……まだですか?」 

武内P「そう言われましても……何も強引にする状況では無いので……」 

凛「確かにそうだよね」 

武内P「……申し訳、ありません」

326: SSまとめマン 2018/02/27(火) 22:35:58.01 ID:C5gH7ueso
ガチャッ 

ちひろ「おはようございます」 


未央・卯月・凛「おはようございます」 

武内P「おはようございます、千川さん」 

ちひろ「プロデューサーさん、ちょっとお話が」 

武内P「? はい、何でしょうか?」 

ちひろ「昨日、またサービス残業してましたね?」 


武内P「はい。何か、問題でもありますか?」 


ちひろ「……えっ?」 


未央「強引……」 

卯月「と、いうか……」 

凛「……開き直り?」

327: SSまとめマン 2018/02/27(火) 22:41:21.78 ID:C5gH7ueso
武内P「私がサービス残業をするのに、何の問題が?」 

ちひろ「もっ、問題あるに決まってるじゃないですか!」 

武内P「いいえ。むしろ、サービス残業をしない方が問題です」 

ちひろ「どうしてですか!」 

武内P「千川さんと退勤時間が重なってしまったら――」 

ドンッ! 

ちひろ「っ!?」 


未央・卯月・凛「壁ドン!?」 


武内P「――もっと、貴女を困らせてしまうかもしれませんから」 

ちひろ「……!?///」 


未央・卯月・凛「強引!///強引!///」

328: SSまとめマン 2018/02/27(火) 22:45:13.21 ID:C5gH7ueso
武内P「だから、サービス残業を許して頂けますか?」 

ちひろ「あ、あの……顔が近……///」 

武内P「千川さん、私は貴女を困らせたくないのです」 

ちひろ「あ……う……///」 

武内P「サービス残業しても、構いませんね?」 

ちひろ「わ……わかりました!///わかりましたからっ!///」 

武内P「……ありがとう、ございます」 

ちひろ「わっ、私……ちょっと用を思い出しました!///」 

ちひろ「しっししっ、失礼します!///」 


ガチャッ! バタンッ! 


武内P「――と、このような感じです」 


未央・卯月・凛「なんだそれ!」

329: SSまとめマン 2018/02/27(火) 22:47:29.72 ID:C5gH7ueso
未央「何今の!? あれが強引!?」 

武内P「はい。サービス残業する権利を勝ち取りました」 

卯月「あんなのずるいです!」 

武内P「強引さとは、時にずるく感じてしまうものだと、そう、思います」 

凛「昔はずっとあんな感じだったの!?」 

武内P「はい……そうですね」 

未央・卯月・凛「……!?」

330: SSまとめマン 2018/02/27(火) 22:53:42.40 ID:C5gH7ueso
未央「もしかして……欠員が出た、ってさ」 

卯月「アレのせい……ですよね、絶対」 

武内P「……嫌がれて、しまっていたのでしょうね」 


武内P「プロジェクトを離れると言う時、三人共、泣いていましたから……」 

武内P「……本当は、離れたくない」 

武内P「けれど……一緒に居たら、きっと駄目になってしまう、と」 

武内P「潤んだ瞳で……そう、仰っていました」 


未央・卯月「……」 


凛「――ふーん。まあ、私は少し強引でも良いと思うけど?」ソワソワ 


未央・卯月「!?」

331: SSまとめマン 2018/02/27(火) 23:00:11.98 ID:C5gH7ueso
未央「落ち着いてしぶりん! あれはまずいって!」 

凛「どこが? 全然普通じゃない?」ワクワク 

卯月「アレがツボだったんですか!? そうなんですね!?」 

凛「ツボって……卯月、何言ってるの?」チラチラ 

武内P「渋谷さん……」 

凛「私は、プロデューサーは悪くないと思う」モジモジ 

武内P「……ありがとう、ございます」 

凛「だから、これからはさっきみたいで良いと思うな」ドキドキ 


武内P「いえ、やはり……強引なのは、よくありません」 


凛「……」 

凛「ふーん」

333: SSまとめマン 2018/02/27(火) 23:05:51.56 ID:C5gH7ueso
武内P「もう……同じ様な失敗は、したくありませんので」 

凛「プロデューサー、私達の事信用してないんだ」 

武内P「いっ、いえ! そういうわけでは……!」 

凛「そういう事でしょ。違うなら、試しに強引さを出してみてよ」 

武内P「ですが……!?」 

凛「出来ないんだ? そうだよね、信用出来ないから」 

武内P「……」 


武内P「……わかりました、では、少しだけ試しに」 


凛「……」ニヤァッ 


未央「うんわ~……悪い笑顔だあれ」 

卯月「凛ちゃん……とってもギラギラしてます」

334: SSまとめマン 2018/02/27(火) 23:10:44.88 ID:C5gH7ueso
武内P「それでは……」 

クイッ! 


未央「いきなり顎クイ!?」 


武内P「確かに、強引さも時には必要です」 


未央「顔近い!///見てるこっちが恥ずかしい!///」 


武内P「ですが……私は、貴女達に対しては不要と思うのです」 

武内P「どう、思いますか?」 

卯月「あっ、あわっ、わ、私は……///」 

武内P「島村さん」 


凛「待って」

335: SSまとめマン 2018/02/27(火) 23:16:20.42 ID:C5gH7ueso
武内P「渋谷さん? あの、何か?」 

卯月「私は……ご、強引なのも、その……///」モジモジ 


凛「そうじゃなくて。ねえ、違うでしょ?」 


武内P「違う?」 

クイッ! 

卯月「あっ///も、もう駄目……///」スッ… 


凛「流れ的に、そうじゃない。違うから」 

未央「しまむー、目を閉じて完全にやられてるよ」 


武内P「申し訳ありません。違うとは、具体的に何がでしょうか?」 

パッ 

卯月「あっ……!」 

卯月「……」ションボリ

336: SSまとめマン 2018/02/27(火) 23:21:29.73 ID:C5gH7ueso
凛「今、卯月に強引に行く流れじゃなかったよね?」 

武内P「ですが……この場での最年長ですし……」 

凛「二つ。二つしか違わないから、誤差だから」 

武内P「……しかし、現に島村さんは――」 


卯月「……」ションボリ 


武内P「私が強引に質問したせいで、あんなに落ち込んでいます」 

凛「あれは……」 


未央「オーケーしまむー! 頑張った! 頑張ったよー!」 

卯月「……島村卯月、頑張りました」ションボリ 


凛「まぐれ! まぐれだから!」 

武内P「まぐれ!?」

337: SSまとめマン 2018/02/27(火) 23:27:51.21 ID:C5gH7ueso
凛「だから、もう一回」 

武内P「ですが……」 

凛「そんなに、私たちが信用できない?」 

凛「それとも、たった一回のまぐれで駄目なの?」 

武内P「あの、渋谷さん……その、まぐれというのは……」 

凛「逃げないでよ! アンタ、プロデューサーでしょ!?」 

武内P「っ!?」 


武内P「……わかりました、では、もう一度だけ」 


凛「……」ニヤァッ 


未央「……しぶりんや、人はそれを強引と言うのだよ」 

卯月「凛ちゃん……凄いです」ションボリ

338: SSまとめマン 2018/02/27(火) 23:31:53.79 ID:C5gH7ueso
武内P「それでは……」 

凛「待って」 

凛「未央……ちょっと、部屋の隅まで行ってて」 

未央「それはちょっと扱いが悪すぎない!?」 

凛「お願い……私たち、友達でしょ」 

未央「……まあ、良いけどさ。だけど、その代わり――」 


未央「――しぶりん! 負けないでよね!」グッ! 


凛「――うん、わかってる」グッ! 


武内P「……」

339: SSまとめマン 2018/02/27(火) 23:36:42.57 ID:C5gH7ueso
武内P「それでは……」 

クイッ! 


未央「……おー、再度顎クイ」 


武内P「貴女が、今どんな思いで居るのか、私にはわかりません」 


未央「チカイヨー、カオチカクテコマルヨー」 


武内P「ですが……私は、貴女の笑顔のためならば、何でもします」 

武内P「私に……何か、出来る事はありますか?」 

卯月「な、何でもって……そんな……///」 

武内P「島村さん」 


凛「待って」

340: SSまとめマン 2018/02/27(火) 23:46:05.39 ID:C5gH7ueso
武内P「渋谷さん? あの、何か?」 

卯月「そ、それじゃあ……魔法をかけてください……///」スッ… 


凛「プロデューサー? バカにしてるの? プロデューサー?」 

未央「しぶりん、怒りで五・七・五のリズムになってるよ」 


武内P「待ってください!」 

クイッ! 

卯月「お姫様になれる、魔法を……///」ンーッ 

武内P「そんな事は、決して!」 

パッ! 

卯月「あっ……!」 

卯月「……」ションボリ

341: SSまとめマン 2018/02/27(火) 23:52:19.80 ID:C5gH7ueso
  ・  ・  ・ 

ちひろ「……すーっ……はーっ」 

ちひろ「――よし!」 


ガチャッ 


ちひろ「……ただいま、戻りました」 


凛「どうして強引じゃ駄目なの!? ねえ、答えてよ!」 

武内P「あのっ、襟を! 襟を掴まないでください!」 

ガクガクッ! 


ちひろ「あの……一体、どんな状況ですか……!?」 


武内P「助けてください! 千川さん!」 

凛「プロデューサーが、私には強引に来ないの! おかしいでしょ!」 

ガクガクッ!

342: SSまとめマン 2018/02/27(火) 23:59:36.47 ID:C5gH7ueso
凛「ねえ、ちひろさんも、ちょっと強引でも良いと思うよね?」 

ちひろ「えっ!? え、ええと……私は……」 

凛「さっきのプロデューサーと、普段のプロデューサー」 

凛「どっちが良いか、正直に教えてくれない?」 

ちひろ「……」 


ちひろ「私は――」 

武内P「千川さん」 

ドンッ! 

ちひろ「や……やだ……顔が///」 

武内P「強引なのは良くないと、そう、渋谷さんに仰って下さい」 

ちひろ「わ、わかりました……言います……言いますから……っ///」 


凛「……」

343: SSまとめマン 2018/02/28(水) 00:12:46.75 ID:PgLWsJZXo
武内P「では、お願いします」 

ちひろ「……すーっ……はーっ」 

ちひろ「……はい」 

ちひろ「凛ちゃん、強引なのはよくありませんよ!」 


凛「ふざけないでよ!」 


武内P「っ!? 渋谷さん……!?」 

凛「なんでそこで驚くの!?」 

グイッ! 

武内P「う、あっ!? ネクタイを離しっ……渋谷さんっ…・…!」 

凛「どうして私だけ!?」 

武内P「顔が……顔が近いです、渋谷さん……!」

344: SSまとめマン 2018/02/28(水) 00:19:42.23 ID:PgLWsJZXo
凛「私にも強引に接してよ!」 

武内P「し、渋谷さん……?」 

凛「アンタ、私のプロデューサーでしょ!?」 

武内P「っ!」 

武内P「……わかりました。貴女が、そこまで仰るのでしたら」 

凛「……本当に?」 

武内P「はい。渋谷さんの思いに関係なく、強引に」 

凛「そ……そう……ふ、ふーん?」 

凛「そ、それで? どう、強引に接するつもりなの?」 


武内P「昔の私でなく、今の私を強引にでも貫き通します」 



おわり