658: SSまとめマン 2018/04/07(土) 23:31:51.58 ID:JpkQfEvTo
凛「うん、ハナコ――犬を飼ってると、気になってさ」 

アーニャ「ダー。ハーフなので、どうしても気になります」 

武内P「お二人とも、ですか」 

凛「だから、お願いなんだけど」 

アーニャ「イズヴィニーチェ、迷惑、だと思いますが」 


凛「匂い、嗅がせてくれない?」 

アーニャ「パジャールスタ、お願い、します」 


武内P「意味がわかりません」




引用元: ・武内P「クローネの皆さんに挨拶を」

659: SSまとめマン 2018/04/07(土) 23:35:20.69 ID:JpkQfEvTo
凛「意味がわからないって……なんで?」 

アーニャ「匂いを嗅がせては、くれないのですか?」 

武内P「待ってください」 

武内P「あの……どうして、私の匂いを嗅ぐ必要が?」 

凛「さっきも言ったでしょ。犬を飼ってるから」 

アーニャ「私が、ロシアのハーフだから、です」 

武内P「……」 

武内P「あの、説明に、なっていないと思うのですが」

660: SSまとめマン 2018/04/07(土) 23:38:39.82 ID:JpkQfEvTo
凛「そんな事ない。これ以上ない理由だと思うけど」 

アーニャ「ダー。リンの言う通り、です」 

武内P「あの……お二人の理由は、ですね」 

武内P「自分の体臭が気になる理由だと、そう、思うのですが」 


凛・アーニャ「……」 


武内P「あの……渋谷さん? アナスタシアさん?」 


凛「……ふーん、プロデューサー、私の匂いが気になるんだ」 

アーニャ「……アー、プロデューサーなら、良いですよ?」 


武内P「……」 

武内P「!?」

661: SSまとめマン 2018/04/07(土) 23:43:12.97 ID:JpkQfEvTo
武内P「待ってください! 何故、そういう流れに!?」 


凛「考えてみたらさ、不公平かと思って」 

アーニャ「ダー。私達だけ、匂いを嗅ぐのは、ずるい、です!」 

凛「うん。お願いしたのは私達だから、先に嗅いで良いよ」 

アーニャ「ハラショー! アー、譲り合い、ですね?」 


武内P「……何故、私の匂いを嗅ぐことは決定しているのでしょうか?」 


凛・アーニャ「えっ!?」 


武内P「……驚かれるような事を言ったつもりは無いのですが」

662: SSまとめマン 2018/04/07(土) 23:48:38.57 ID:JpkQfEvTo
凛「待って……ちょっと待って?」 

アーニャ「プロデューサー……私、何か、してしまいましたか?」 

凛「ふーん。そういう事、言うんだ」 

アーニャ「イズヴィニーチェ、すみません、謝ります」 

凛「正直、匂いを嗅がせないって、意味がわからない」 

アーニャ「悪い所は直しますから、どうか……お願い、します」 


凛「アンタ、私のプロデューサーでしょ!?」 


アーニャ「私を……アーニャを嫌わないで、ください!」 


武内P「お、お二人とも! 落ち着いてください!」 

武内P「ますます意味がわからなくなってきましたから!」

663: SSまとめマン 2018/04/07(土) 23:54:33.26 ID:JpkQfEvTo
凛「誤魔化さないで。私、冷静だから」 

武内P「だとしたら……非常に、残念です」 

アーニャ「アーニャは、プロデューサーの言うことは、何でも聞きます」 

武内P「……では、アナスタシアさんは一旦、退室を」 

アーニャ「!?」 

武内P「アナスタシアさん?」 


アーニャ「……ダー、わかり、ました」ウルウル 


武内P「!?」

664: SSまとめマン 2018/04/07(土) 23:58:32.33 ID:JpkQfEvTo
武内P「あ、アナスタシアさん……!?」 

アーニャ「プロデューサーは、私が嫌い、ですか?」ウルウル 

武内P「!? 決して、そんな事はありません!」 

アーニャ「……ニェート、大丈夫、です」ウルウル 

武内P「……!」 


武内P「アナスタシアさんは、私の大切なアイドルの一人です」 

武内P「申し訳ありません。退室とは、軽率な発言でした」 

武内P「アナスタシアさんがこの場に居ても、何の問題もありません」 


アーニャ「……本当、ですか? 迷惑では、ないですか?」 

武内P「はい。私は、貴女を迷惑だと思ったことは一度もありません」 

アーニャ「……スパシーバ!」ニコッ! 

武内P「良い、笑顔です」 


凛「……」

665: SSまとめマン 2018/04/08(日) 00:02:29.23 ID:Sk6lNcQOo
凛「……ふーん、アーニャには随分優しいんだね」 

武内P「あ、いえ、今のは……」 

アーニャ「ダー♪ プロデューサーは、とっても優しい♪」 

アーニャ「プロデューサーが、私のプロデューサーで、幸せ、です!」 

武内P「……」 

凛「……」 


凛「……だったら、勝手にすれば?」 


武内P「……渋谷さん?」

666: SSまとめマン 2018/04/08(日) 00:06:48.93 ID:Sk6lNcQOo
凛「プロデューサー、アーニャみたいに素直な子の方が良いんだよね」 

武内P「いえ、その様な事は……」 

アーニャ「……プロデューサー?」ウルッ 

武内P「……ある、事は、あります」 

凛「……」 


凛「良いよ。ごめんね、邪魔しちゃってたみたいで」 

凛「私が出ていけば、それで済むんでしょ」 


武内P「……」 


凛「……」 

凛「……私が出ていけば、それで済むんでしょ!」 


武内P「……」 

武内P「……渋谷さん?」

667: SSまとめマン 2018/04/08(日) 00:12:01.01 ID:Sk6lNcQOo
武内P「あの……」 


凛「私が出ていけば、それで済むんでしょ!?」チラッチラッ 


武内P「……」 


凛「わっ、私が出ていけば! それで済むんでしょ!?」チラチラチラッ 


武内P「……」 


凛「ふうううぅぅぅん!?」ジタバタ! 

凛「私が! 出ていけば!……出ていくんだよ!? 良いの!?」 

凛「ねえ! それで済むの!? どうなの!?」 


武内P「……渋谷さんも、ここに居てください」 


凛「ふーん。まあ、悪くないかな」 


武内P「……」

668: SSまとめマン 2018/04/08(日) 00:19:10.90 ID:Sk6lNcQOo
  ・  ・  ・ 

凛・アーニャ「最初はグー! ジャンケンポン!」 


武内P「……」 


アーニャ「ハラッ……ショオオオ――ッ!」 

凛「あっち向いてホイ!」 

アーニャ「プロデューサー! 私が、先です!」 

凛「向かなかったから、不戦勝で私が先だね」 

アーニャ「匂い、嗅がせてもらいますね?」 

凛「匂い、嗅がせてもらうから」 


武内P「……どちらが先、ですか?」 


凛・アーニャ「私」 

凛・アーニャ「!?」 


武内P「……」

669: SSまとめマン 2018/04/08(日) 00:25:47.82 ID:Sk6lNcQOo
武内P「お二人とも、一旦落ち着かれてはいかがでしょうか」 

武内P「先程から、そうやって順番を決められずにいます」 


アーニャ「リン? リン、リン、リン、リン?」 

凛「何? 勝負はもうついたはずだけど?」 

アーニャ「シトー? リンは、何を言ってるのですか?」 

凛「アーニャこそ、いい加減往生際が悪いよ」 


凛・アーニャ「……!」 


武内P「ケンカをする方は、出ていっていただきます」 


凛「何言ってるの。私達、もの凄く仲良しだけど?」 

アーニャ「ダー! 私とリンは、ズッ友、です!」 


武内P「……このやり取りは、もう五度目になります」

670: SSまとめマン 2018/04/08(日) 00:32:30.75 ID:Sk6lNcQOo
武内P「その……順番は、そこまで重要なのでしょうか?」 

凛「そんなの、言わなくてもわかるでしょ」 

武内P「……すみません、わかりません」 

アーニャ「後から嗅ぐと、前に嗅いだメスの匂いが、残っていますね?」 

武内P「……アナスタシアさん? あの、今……」 

凛「変な匂いが混じってたら、気分が悪くなるかも」 

アーニャ「ダー。リン、気が合いますね?」 


凛・アーニャ「……!」 


武内P「ケンカをする方は、出ていっていただきます」 


凛「アーニャっていい匂いがするよね。涼やかな感じの」 

アーニャ「リンは、とっても良い匂い! 花の匂い、です!」 


武内P「……六度目ですね」

671: SSまとめマン 2018/04/08(日) 00:39:03.83 ID:Sk6lNcQOo
武内P「同時に、では駄目なのでしょうか?」 

凛「プロデューサーの、首の傾ける方によるかな」 

武内P「待ってください……首?」 

アーニャ「ダー。私の方なら、アー、同時でも良い、です」 

武内P「……」 


武内P「首筋の匂いを嗅ぐつもりだったのですか!?」 


凛・アーニャ「えっ?」 

武内P「……」 

武内P「……お願いします、キョトンとしないでください」

672: SSまとめマン 2018/04/08(日) 00:45:22.04 ID:Sk6lNcQOo
武内P「私は、てっきり……手だと思っていました」 

凛「何言ってるの。手で良い訳無いでしょ」 

アーニャ「ダー。リンの言う通り、です」 

凛「だよね? 匂いを嗅ぐと言ったら、首筋だよね」 

アーニャ「ハラショー。やっぱり、リンはわかっています」 


凛・アーニャ「プロデューサー」 

凛「匂いを嗅ぐのは、首筋だから」 

アーニャ「これは、譲れない、です!」 


武内P「……それは、さすがに許容出来ません」 

武内P「この話は、無かったことn」 


凛「手の匂いね、悪くないかな」 

アーニャ「プロデューサーの手の匂い、気になって仕方ない、です」 


武内P「……」

673: SSまとめマン 2018/04/08(日) 00:51:36.49 ID:Sk6lNcQOo
凛「でも、やっぱりプロデューサーは凄いね」 

アーニャ「ダー! 手なら、二人一緒でも平気、ですね?」 


武内P「……それでは、手で」 


凛「待って。どっちが、どっちの手の匂いを嗅ぐか決めるから」 

アーニャ「プロデューサー、少しだけ、待っていてください」 


武内P「……」 


凛「それじゃあ私は、右手にしようかな」 

アーニャ「私は、右手で良い、です」 


凛・アーニャ「!」 


武内P「……」

674: SSまとめマン 2018/04/08(日) 00:56:36.15 ID:Sk6lNcQOo
凛「右手で良い? アーニャ、我慢しなくても、左手で良いよ」 

アーニャ「ニェート。リンが、左手の匂いを嗅ぐべき、です」 

凛「遠慮しないで良いってば」 

アーニャ「私は、右手で、アー、十分です」 


武内P「……」 


凛「……また、右手で首筋を触ったね」 

アーニャ「……ダー、匂いが染み付いていますね?」 

凛・アーニャ「……」 


凛・アーニャ「ジャーンケーン!」 


武内P「……」

675: SSまとめマン 2018/04/08(日) 01:04:50.05 ID:Sk6lNcQOo
武内P「お二人とも、少し、話を聞いて頂けますか?」 


アーニャ「シトー? 何、ですか?」 

凛「!……はい、パー! 勝ち!」 

アーニャ「!? リン、ズルい、です!」 

凛「ズルくないから。気を抜くほうが悪いと思う」 

アーニャ「プロデューサーが、話を聞いて欲しいと、言ってました!」 

凛「言ってたね。でも、私は話を聞きながら手を動かしてたから」 


武内P「……」 


アーニャ「ズル! リンは、ズルをする悪い子、です!」 

凛「ふーん。別に、それでも良いよ? 私の勝ちだけど」 

アーニャ「ニェート! 悪い子は、ここから出ていくべき、です!」 

凛「何それ!? 負けたほうが、出ていくべきじゃない!?」 

凛・アーニャ「……!」 


武内P「……」

676: SSまとめマン 2018/04/08(日) 01:10:05.02 ID:Sk6lNcQOo
武内P「……」 


凛・アーニャ「プロデューサー!」 

凛「アーニャと、アナスタシア、どっちが出ていくべき!?」 

アーニャ「リンと、シブヤ、どちらが出ていくべき、ですか!?」 

凛・アーニャ「!?」 

凛「負けたのは、アーニャでしょ!?」 

アーニャ「リンは、とっても悪い子、です!」 


凛・アーニャ「出てって!」 


武内P「……わかりました」 


凛・アーニャ「……プロデューサー?」

677: SSまとめマン 2018/04/08(日) 01:23:52.32 ID:Sk6lNcQOo
武内P「お二人の仰りたいことは、十分理解しました」 

武内P「渋谷さんは、負けた方が出ていくべきだ、と」 

凛「そう!」 

武内P「アナスタシアさんは、悪い方が出ていくべきだ、と」 

アーニャ「ダー!」 

武内P「お二人の主張を合わせると……」 

凛・アーニャ「……」 


武内P「貴女達の、強い想いに負け」 

カツカツカツカツ… 

武内P「ケンカを止めるのを諦めた、悪い大人」 

…ガチャッ! 

武内P「私が、この部屋から出ていきます」 


凛・アーニャ「!? せめて、匂いだけでも!」 


武内P「面倒臭いので、お断りします」 

…バタンッ! 



おわり