90: SSまとめマン 2018/04/21(土) 19:31:24.53 ID:pK1qKcNgo
未央「うん、やっぱり気になっちゃってさ」 

卯月「はい。もし良かったらなんですけど、聞かせて貰えませんか?」 

凛「無理にとは言わないけど、どう?」 

武内P「……」 


武内P「……わかりました、お話します」 


未央・卯月・凛「!」


引用元: ・武内P「あだ名を考えてきました」

91: SSまとめマン 2018/04/21(土) 19:33:57.64 ID:pK1qKcNgo
武内P「ですが、名前の方は伏せさせていただきます」 

武内P「個人情報ですし、もう、一般の方なので」 

未央「オッケーオッケー! 全然問題ないよ!」 

卯月「でも、本当に良いんですか?」 

凛「プロデューサー、まだ、気にしてるんだよね?」 

武内P「……気にしていないと言えば、嘘になります」 


武内P「……ですが、今は、貴女達が居ますから」 


未央・卯月・凛「……!」ジーン!

92: SSまとめマン 2018/04/21(土) 19:37:27.63 ID:pK1qKcNgo
武内P「そうですね……一人は、本田さんに似ていました」 

未央「えっ、私に?」 

武内P「とても明るく、快活で、周囲の人に活力を与えるような人でした」 

未央「そ、そんな人が私と似てるって?」 

卯月「ふふっ! 未央ちゃんって、そういう所ありますよ!」 

凛「そうだね。うん、そうかも」 

未央「いやー、ははは……照れますなー///」 


武内P「私には、彼女の笑顔が……とても輝いて見えました」 


未央・卯月・凛「……」

93: SSまとめマン 2018/04/21(土) 19:40:48.10 ID:pK1qKcNgo
未央「それでそれで? 他には?」 

武内P「そうですね……ある、トラブルがあった時です」 

凛「あっ、なんだか覚えのある話だね」 

未央「ちょっと、しぶりん!? あの時の話はもうやめよう!?」 

卯月「そうですよ! だって、未央ちゃんは戻ってきたんですから」 

未央「うん、プロデューサーのおかげでね!」 


武内P「あの時は……彼女には随分と助けられました」 


未央・卯月・凛「……」 

未央・卯月・凛「ん?」

94: SSまとめマン 2018/04/21(土) 19:45:32.81 ID:pK1qKcNgo
武内P「諦め、くじけそうになった時」 

武内P「……その時、彼女は笑ったのです」 

武内P「輝くような笑顔で……私が居るから大丈夫だ、と」 


未央「お……おう、そっか」 

卯月「……なんか、物凄く頼れるリーダーって感じですね」 

凛「なんだろう、なんかこう……」 

未央「……何? ねえ、どうして二人共、私を見てるの?」 

卯月・凛「……」 

未央「……」 


武内P「彼女は、全てを照らす太陽のような、そんな存在でした」 


未央・卯月・凛「……」

95: SSまとめマン 2018/04/21(土) 19:51:09.59 ID:pK1qKcNgo
未央「そ、そっかぁ、す、スゴイネー、オヒサマハスゴイヨー」 

卯月「みっ、未央ちゃん! しっかりしてください!」 

凛「でもさ! ほら、もう辞めたんだから!」 

武内P「そう……ですね」 


武内P「月に二度程会う機会があるので、説得してはいるのですが」 

武内P「アイドルのままだと、手に入らない欲しいものを見つけた、と」 

武内P「……いつも、そう、笑って誤魔化されてしまっています」 


未央・卯月・凛「……プロデューサー」 

未央・卯月・凛「……」 

未央・卯月・凛「えっ!? 今も会ってるの!?」 


武内P「? はい」 


未央・卯月・凛「……!?」

96: SSまとめマン 2018/04/21(土) 19:56:50.17 ID:pK1qKcNgo
未央「月に二回!? 隔週じゃん!」 

武内P「ああ、いえ、御実家に住まわれているので、泊まりの時は月一ですね」 

卯月「もっとひどいですよ! じ、実家にお泊り!?」 

武内P「はい。ご兄弟の方や、お父様も一緒に、飲みに付き合わされ……」 

凛「家族公認なの!? えっ、何……何なの!?」 

武内P「……彼女が辞めてしまったのは、私の責任ですから」 


武内P「泣かせるなと、ご家族の方からも何度も言われてしまっています」 


未央・卯月・凛「……!?」

97: SSまとめマン 2018/04/21(土) 20:03:01.96 ID:pK1qKcNgo
卯月「……みっ、未央ちゃん! 頑張ってください!」 

凛「……そうだよ、未央! 頑張って!」 

未央「無理だよ! だって……なんか凄いもん!」 


武内P「……必ず、彼女とまた、階段を」 


未央「想像してた感じじゃないじゃん!」 

卯月「ちょっと気になった程度で、聞かなければよかったです!」 

凛「ね、ねえ! 欲しいものの、心当たりとかは!?」 


武内P「私にも、わかりません」 

武内P「聞いた時、一度、はにかみながら駐車場を指さしていたのですが……」 

武内P「車ではないそうで――」 


未央・卯月・凛「ぴいいいいいいいい!!?」

98: SSまとめマン 2018/04/21(土) 20:06:33.76 ID:pK1qKcNgo
武内P「? あの、皆さん?」 

武内P「! まさか、彼女が欲しいものが……わかったのですか?」 


未央「わっかんないなぁ! ほんと、全っ然わかんない!」 

卯月「車じゃないなら、バイクですかね! あっ、自転車かも!」 

凛「そ、その人の話はもう良いから! 別の人の事教えてよ!」 


武内P「……はぁ、わかりました」 


未央・卯月・凛「……ふぅ」ホッ

99: SSまとめマン 2018/04/21(土) 20:10:43.83 ID:pK1qKcNgo
武内P「そうですね……一人は、渋谷さんに似ていました」 

凛「ふーん、そうなんだ」 

武内P「凛とした佇まい、涼やかな空気の、夜風のような人でした」 

凛「わ、私って、そんな感じ?」 

未央「あー、わかるわかる。しぶりん、そんな感じだよ?」 

卯月「はいっ♪ 凛ちゃんは、私の憧れのアイドルの一人です♪」 

凛「も、もう……でも、悪くないかな」 


武内P「私には、彼女の笑顔が……とても輝いて見えました」 


未央・卯月・凛「……」

100: SSまとめマン 2018/04/21(土) 20:13:41.28 ID:pK1qKcNgo
凛「それで? 他には?」 

武内P「そうですね……これも、先程のトラブルの時です」 

未央「おっ、しぶりんが怒鳴った時の事ですな」 

凛「ちょっと未央! 仕返しのつもり?」 

卯月「でっ、でも! それがきっかけで、何とかなったんですから!」 

凛「まあ……そうかも知れないけど」 


武内P「あの時は……彼女には随分と支えてもらいました」 


未央・卯月・凛「……」 

未央・卯月・凛「ん?」

101: SSまとめマン 2018/04/21(土) 20:17:41.45 ID:pK1qKcNgo
武内P「立ち上がろうにも、力が入らない時」 

武内P「……その時、彼女は笑ったのです」 

武内P「輝くような笑顔で……私が支えるから安心して、と」 


凛「何? ねえ、何?」 

未央「まだ何も言ってないって!」 

卯月「なんだか……なんだか、モヤモヤします」 

凛「言いたいことがあるならハッキリ……待って、言わないで!」 

未央・卯月「……」 

凛「……」 


武内P「彼女は、全てを優しく見守る月のような、そんな存在でした」 


未央・卯月・凛「……」

102: SSまとめマン 2018/04/21(土) 20:21:57.39 ID:pK1qKcNgo
凛「月だったら、満ち欠けするよね、うん、新月とか」 

未央「しぶりーん! 気を確かにもって!」 

卯月「でっ、でも! もう辞めちゃいましたから!」 

武内P「そう……ですね」 


武内P「彼女とも、月に二度ほど会う機会があるので、説得しています」 

武内P「ですが、支えるためには、時に離れる必要もある、と」 

武内P「……いつも、そう、笑って誤魔化されてしまっています」 


未央・卯月・凛「……プロデューサー」 

未央・卯月・凛「……」 

未央・卯月・凛「もう一人の方とも、今も会ってるの!?」 


武内P「? はい」 


未央・卯月・凛「……!?」

103: SSまとめマン 2018/04/21(土) 20:28:56.36 ID:pK1qKcNgo
凛「何なの!? 週ごとに、違う女と会ってるってこと!?」 

武内P「彼女も御実家住まいなので、愛犬と遊ぶのも、はい、楽しみです」 

卯月「また家族公認!? 愛犬って……まさか、お花関係も!?」 

武内P「よく、わかりましたね。華道の家元だと、聞いています」 

未央「これ、絶対犬はいっぱい居る! 私わかる! いっぱい居る!」 

武内P「……彼女が辞めてしまったのは、私の責任ですから」 


武内P「責任は取れと、ご家族の方からも何度も言われてしまっています」 


未央・卯月・凛「……!?」

104: SSまとめマン 2018/04/21(土) 20:35:45.26 ID:pK1qKcNgo
未央「……しっ、しぶりん! ファイト! 超ファイト!」 

卯月「凛ちゃん! 死ぬ気で頑張ってください!」 

凛「無理だよ! だって……華道だよ!? うち、花屋だよ!?」 


武内P「……必ず、彼女とまた、階段を」 


凛「ふ、フラワーアレンジメントでも始める!? ねえ!」 

未央「歴史が違う感出ちゃうよ! 負け戦だよ!?」 

卯月「さ、支えるって、御実家の事ですよね!?」 


武内P「そう思ったのですが、違うらしいのです」 

武内P「今は、何やら修行中との事ですが、その内容も教えて頂けません」 

武内P「ですが、花には関係している、と」 


未央・卯月・凛「はなああああああ!?」

105: SSまとめマン 2018/04/21(土) 20:45:27.54 ID:pK1qKcNgo
武内P「? あの、皆さん?」 

武内P「! まさか、彼女の言う花が何なのか……わかったのですか?」 


凛「わかるわけない! 花屋の娘だけど、全然わからない!」 

未央「花じゃなくて、鼻なんじゃない!? ノーズ!」 


卯月「も、もうこの話はやめましょう! ねっ!?」 


未央・凛「……」 

卯月「なっ、何ですか? 未央ちゃん、凛ちゃん?」 

未央「……しまむー?」 

凛「……卯月?」 

卯月「だ、だって……仕方ないじゃないですかー!?」 

卯月「嫌な予感がするんですもん! わかりますよね!? ねっ!?」 


未央・凛「あと一人の事も教えて!」 

がしぃっ! 

卯月「んーっ!? むぐーっ!?」ジタバタ! 


武内P「……はぁ、わかりました」 


卯月「んんーっ!? やめ、むぐぐーっ!?」ジタバタ!

106: SSまとめマン 2018/04/21(土) 20:58:30.75 ID:pK1qKcNgo
武内P「そうですね……最後の方は、島村さんに似ていました」 

卯月「ほらー! 言ったじゃないですか! ほらー!」 

武内P「いつも笑顔を絶やさず、穏やかで、優しい人でした」 

未央「そんな感じそんな感じ! まだ大丈夫だよ、しまむー!」 

凛「うん、まだいけるよ卯月! まだ負けてない!」 

卯月「まだ、って何ですか!?」 

卯月「っていうか、どうして二人共ちょっとワクワクしてるんですか!?」 


武内P「私には、彼女の笑顔が……とても悲しいものに見えました」 


未央・卯月・凛「……」 

未央・卯月・凛「悲しい?」

107: SSまとめマン 2018/04/21(土) 21:05:53.61 ID:pK1qKcNgo
卯月「笑顔なのに悲しいって……ど、どういう事ですか?」 


武内P「彼女の御実家は、日本でも有数の資産家だったのです」 

武内P「そして、彼女は……政略結婚のために、育てられていました」 


未央・凛「ぶっちぎりで普通じゃない感じきちゃった!」 

卯月「もうイヤー! 聞きたくないです! 助けてママー!」 

未央「日本でも有数って……島国vs島村ってこと!?」 

凛「だ、大丈夫だよ卯月! 村でも、頑張れば国に勝てると思う!」 

卯月「どれだけ頑張る必要があるんですか!?」 


武内P「自分には笑顔しかないと言った時の……彼女の笑顔」 

武内P「あの時は……はい、怒りを覚えました」 


未央・卯月・凛「……」

109: SSまとめマン 2018/04/21(土) 21:13:48.65 ID:pK1qKcNgo
武内P「そんな悲しげな表情は、笑顔とは言わない、と」 

武内P「……その時、彼女は泣いたのです」 

武内P「クシャクシャの顔で……私を見つけてくれてありがとう、と」 


卯月「笑顔なんて、誰だって出来るもん!」 

凛「卯月! このタイミングでそのセリフは違うよ!?」 

未央「しまむー! 笑顔! 笑顔を忘れてるよ!?」 

卯月「はい! 私、笑顔だけは自信があります!」 

未央・凛「……」 

卯月「何か言ってくださいよおおおお!」 


武内P「彼女は、儚くも美しく煌めく星のような、そんな存在でした」 


未央・卯月・凛「……」

110: SSまとめマン 2018/04/21(土) 21:18:11.63 ID:pK1qKcNgo
卯月「星だったら、燃え尽きたり流れたりします!」 

凛「卯月ー! 私達がそれを言っちゃ駄目だから!」 

未央「ほっ、ほら! もう辞めたんだし!」 

武内P「そう……ですね」 


武内P「彼女は、月に一度開催されるパーティーの場で説得しています」 

武内P「ですが、もう少しで願いが叶えられるようになるから、と」 

武内P「……いつも、そう、笑って誤魔化されてしまいます」 


未央・卯月・凛「……プロデューサー」 

未央・卯月・凛「……」 

未央・卯月・凛「…………パーティー?」 


武内P「? はい」 


未央・卯月・凛「…………パーティー?」

112: SSまとめマン 2018/04/21(土) 21:23:30.73 ID:pK1qKcNgo
卯月「パーティーって……ほ、ホームパーリィー?」 

武内P「かなり大規模なもので、各界の著名人も多数出席しています」 

凛「アンタ、そんな所に顔を出してるの!? なんで!?」 

武内P「主催の彼女に招かれるので……はい」 

未央「主催!? それ、実家乗っ取ってない!?」 

武内P「……彼女が辞めてしまったのは、私の責任ですから」 


武内P「そう言えば、彼女のご家族には、お会いしたことがありませんね」 


未央・卯月・凛「……!?」

115: SSまとめマン 2018/04/21(土) 21:31:46.59 ID:pK1qKcNgo
凛「……私、卯月の事、忘れないから」 

未央「……しまむー、私達、友達だったよね」 

卯月「なんで消される感じになってるんですかああ!?」 


武内P「……必ず、彼女とまた、階段を」 


卯月「頑張ります! 島村卯月、頑張ります!」 

未央「いやー、その人のご家族もさ、最期まで頑張ったと思うよ?」 

凛「だけどさ、その人の方が、笑顔でもっと頑張ったんだよ」 


武内P「そう、ですね。彼女の笑顔には、深みが増した気がします」 

武内P「今は、346プロダクションに興味があり、購入しているそうです」 

武内P「野菜だとの話ですが、そんな部門はあったかと、疑問に思っています」 


未央・卯月・凛「かぶうううううう!?」

117: SSまとめマン 2018/04/21(土) 21:37:08.04 ID:pK1qKcNgo
武内P「? あの、皆さん?」 

武内P「……かぶー、とは?」 


卯月「違います! あの、か、かぶ……高木ブー!」 

未央「いっ、良いよね! 高木ブー、良いよね!」 

凛「そうだね! まあ、悪くないかな!? そう思うよね!?」 


武内P「は、はぁ……」 


未央・卯月・凛「ねっ!?」 


武内P「私も、とても素敵な方だとは思いますが……」 

武内P「芸能界では先輩にあたる方なので、年長者なので、さん付けをするべきかと」 


未央・卯月・凛「はいっ! すみません、高木ブーさん!」

118: SSまとめマン 2018/04/21(土) 21:44:38.20 ID:pK1qKcNgo
  ・  ・  ・ 

未央「……やばああ……やばああ……!」 

凛「何なの……!? どういう事……!?」 

卯月「……ママ……ママぁ……!」 


ちひろ「どうしたの? 三人共」 


未央・卯月・凛「ちひろさん!」 

未央「なんか、気になって聞いたら、妙に重くて!」 

凛「性能……そう! 性能が、なんだか違って!」 

卯月「私、大丈夫ですよね!? 消されませんよね!?」 


ちひろ「もしかして……辞めた三人の話、聞いたの?」 


未央・卯月・凛「……!」コクコク 


ちひろ「……あー」

119: SSまとめマン 2018/04/21(土) 21:53:42.80 ID:pK1qKcNgo
ちひろ「まだプロデューサーさんも気にしてるんだし、駄目よ?」 


未央「聞かなきゃ良かったって絶賛後悔中だよ!」 

卯月「今日の記憶が消し飛ぶような、スタドリってありませんか? へへ」 

凛「卯月、笑顔! 過去最高にまずい顔してるから!」 


ちひろ「あの三人なら、そんなに気にしなくて大丈夫よ」 

ちひろ「お互いライバル意識をもってて、牽制しあってたもの」 

ちひろ「共通の敵を見つけたら協力するだろうけど、基本的に協力しないもの」 

ちひろ「……うふふっ、だから、心配しなくても大丈夫よ♪」 


未央・卯月・凛「……本当に?」 


ちひろ「本当よ。隙を見せたらやられる、っていつも言ってたし」 


未央・卯月・凛「……」

121: SSまとめマン 2018/04/21(土) 22:16:33.63 ID:pK1qKcNgo
未央「……でも、ちょっと気が楽になったかも!」 

卯月「はいっ♪ 私は、まだ笑っていられそうです♪」 

凛「まだ、とかやめなよ。縁起でもない」 

未央・卯月・凛「……」 

未央・卯月・凛「あははははっ!」 


ちひろ「プロデューサーさんは、貴女達のおかげで、立ち直れた」 

ちひろ「それって、とっても凄い事なのよ」 

ちひろ「だから皆、自分に自信を持って!」 


未央・卯月・凛「はいっ!」ニコッ 


ちひろ「ふふっ、いい笑顔です♪」 


ちひろ「……貴女達の笑顔、忘れないわ」ボソッ 



おわり