293: SSまとめマン 2018/11/19(月) 00:59:09.84 ID:Lm3+x8vm0






レーヴァテイン「あんまり私のマスターを見くびらないでよね」 








引用元: ・【ファンキル】レーヴァテイン「マスターの子供を産みたい」【ファントムオブキル】

294: SSまとめマン 2018/11/19(月) 01:00:31.66 ID:Lm3+x8vm0
スロゥス「・・・・一つ、訂正して」 

レーヴァテイン「なに?」 

スロゥス「『私の』マスターだから。あんたには渡さない」 

レーヴァテイン「欲しければ奪い取ってみれば?できるならね」 

スロゥス「・・・・その挑発、乗ってあげる。じゃあね」 

レーヴァテイン「はいはい。・・・・・・らしくないことしたかな」 

ロンギヌス「いえ、とってもよかったと思いますよ」 

レーヴァテイン「ロンギヌス、いつから?」 

ロンギヌス「今戻ってきたところです。・・・・・・・・・・」 

レーヴァテイン「・・・・・・・・・・」

295: SSまとめマン 2018/11/19(月) 01:02:08.60 ID:Lm3+x8vm0
エンヴィ「こっちのおもちゃの方が好きなんですか?」 

「や!」 

エンヴィ「じゃあこっち?」 

「あぶー!」 

エンヴィ「なるほど。じゃあこっちで遊びましょうか。・・・・・あ、終わりましたか?」 

レーヴァテイン「・・・・ねえ、私が言うのもなんだけどさ、それでいいの?」 

エンヴィ「はい。私にも私の計画があるので」 

ロンギヌス「ちなみに、どんな計画なんですか?」 

エンヴィ「一番最初はロンギヌスにとられたからもう無理ですけど、一番最後なら狙えますから」 

ロンギヌス(嫉妬のエンヴィさんが今まで動かなかったのは、そういう理由が・・・・なるほど) 

エンヴィ「ロンギヌスさん、あとであなたの子供にも会わせてもらっていいですか?」 

ロンギヌス「はい、大丈夫ですよ」 

エンヴィ「ありがとうございます」

296: SSまとめマン 2018/11/19(月) 01:05:09.80 ID:Lm3+x8vm0
セブンスの個性が強すぎてさらに過激なのはできないなと思いました。 
こんな感じでファーストがブラックを説得していく感じになる・・・・・のかな?セブンスの後だと薄味に感じるかも。 
新しい覚醒キャラはまだですか。待ってるんですが。ミトゥム様の覚醒はまだですか。

297: SSまとめマン 2018/11/19(月) 01:05:57.67 ID:Lm3+x8vm0
―おまけ― 
コイカツでロンギヌス作ってみた 
no title

300: SSまとめマン 2018/11/22(木) 00:43:31.85 ID:8FnSVv6n0






ラース「主君の子を孕みたい」 






301: SSまとめマン 2018/11/22(木) 00:44:03.44 ID:8FnSVv6n0
エンヴィ「はい、いいと思いますよ」 

ラース「うむ」 

エンヴィ「・・・・・・」 

ラース「・・・・・・」 

エンヴィ「・・・・・・?」 

ラース「そ、相談がある。聞いてくれないか」 

エンヴィ「嫌です」 

ラース「なっ・・・・・!?」

302: SSまとめマン 2018/11/22(木) 00:44:39.41 ID:8FnSVv6n0
ラース「我々は同じブラックキラーズとして苦楽を共にした盟友だろう!話しぐらい聞いてくれていもいいのではないか!」 

エンヴィ「『嫉妬』の私に相談に乗れとか拷問ですか殺しますよ」 

ラース「あいや、決して自慢などをするつもりはない。あくまでも同僚として、話を聞いてほしいだけなのだ」 

エンヴィ「・・・・・・しかたありませんね。貸し1ですよ」 

ラース「うむ。後日でよければ質のいいトマトを扱う飯屋に連れて行こう」 

エンヴィ「ちなみにそれは誰から聞いたんですか」 

ラース「主君でござる。エンヴィに頼みごとをしたいと言ったら教えてもらえた」 

エンヴィ「殺す」 

ラース「ま、待て!遠回りになったのは認めるが、内容が内容故直接主君に相談できるわけでもないだろうに!」 

エンヴィ「あなたがそれを言わなかったらマスターはきっと私を連れて行ってくれたに違いありません。その機会を奪ったあなたは死ぬべきです」 

ラース「いや、主君はロンギヌスを連れて行くと言っていたが」 

エンヴィ「ロンギヌス殺す」 

ラース(『憤怒』の拙者よりも怒りの沸点が低くないか・・・・・?)

303: SSまとめマン 2018/11/22(木) 00:45:13.71 ID:8FnSVv6n0
ラース「我々キラープリンセスは武器・兵器であり、人ではない。故に、主君からの寵愛を賜るなど決してあってはならないこと」 

ラース「・・・・・・かつては、そう思っていた」 

ラース「だが、我らが主君はそうは考えてござらん。我らを個人として尊重し、人として接していらっしゃる」 

ラース「そんな主君の元に来ることができたのだから、拙者自身も主君からの寵愛を賜りたい。故に、今回相談をしたしだいだ」 

エンヴィ「なるほど。どこぞの誰かさんみたいに妾になって冷たく捨てられたいとかそういう願望はないと」 

ラース「ああ。それと、あいつのことは言うな」 

エンヴィ「結果としてはただのマゾヒストに納まったからいいじゃないですか。名前を呼んではいけないあの人と違って」 

ラース「それもどうかと思うのだが・・・・・あとヴァナルガンドをそういう扱いにするのはやめてやれ」

304: SSまとめマン 2018/11/22(木) 00:45:54.57 ID:8FnSVv6n0
ラース「主君は我ら全員に等しくその愛を注いでくれている。拙者は主君を独占したいわけでも、一番に愛して欲しいわけでもないのだが・・・・」 

ラース「いかんせん、背負っている業が『憤怒』だ。子を成した後、はたしてうまく育てることができるのだろうか。それが一番の心配なのだ」 

エンヴィ「子供を作る方法とかは?」 

ラース「夜に主君の部屋に寝間着姿で向かえば大丈夫だという話を聞いている」 

エンヴィ「あまり間違っていないというのがなんとも・・・・改めて、マスターの見境のなさを感じます」 

ラース「そういうな、エンヴィ。そんな主君だからこそ、我らもこうやって争わずに子を孕むなどということを考えることができるのだ」 

ラース「その懐の深さに感心はすれど憤りを感じることなどないではないか」 

エンヴィ「あなた本当に『憤怒』の業を背負ってるんですか?」 

ラース「元より拙者は主君に対して怒りを向けたことはない」 

エンヴィ(これなら別に相談するまでもないんじゃ)

305: SSまとめマン 2018/11/22(木) 00:46:58.30 ID:8FnSVv6n0
ラース「とはいえ、主君相手と子を相手にするのでは別だ。時には子を躾ける時もあるだろう」 

ラース「果たして拙者は、そのときになって憤怒を見せずに叱ることができるのだろうか。怒りに任せて物を言ってしまわないだろうか」 

ラース「そんな不安が、ぬぐい切れないのだ」 

エンヴィ「それは・・・・難しいですね。憤怒の業を背負っているいないに関係なく、そういった親もいるわけですし」 

ラース「・・・・・それに、甚だ遺憾であり認めたくはないが拙者はあのマサムネと一応同一の存在だ」 

ラース「だから、もしかしたら拙者の持つ遺伝子のどこかにマゾヒスト・・・・のそしつが存在するやもしれん」 

エンヴィ「え?」 

ラース「もし、我が子がその性質を受け継いでしまったら、拙者はどうすればいいのだ・・・・!」 

エンヴィ「杞憂だと思いますが」

306: SSまとめマン 2018/11/22(木) 00:47:58.17 ID:8FnSVv6n0
ラース「拙者が叱れば叱るほど、それを快感に変えてしまうような子になってしまったら、拙者には手の付けようがない!」 

エンヴィ「それはどんな人でも手に負えない存在です」 

ラース「現にムラマサは主君がいくらしかりつけても拷問器具を持ち歩くことをやめず、むしろその場で使わせようとする始末!」 

エンヴィ「やっぱりセブンスキラーズって頭おかしいですね」 

ラース「エンヴィ!どうにかして、拙者の内から被虐趣味の性質を消し去る方法はないだろうか!?」 

エンヴィ「無茶を言わないでくださいよ・・・・」

307: SSまとめマン 2018/11/22(木) 00:48:42.31 ID:8FnSVv6n0
エンヴィ「そもそもラースさんにマゾの気質があるとは思えません。ですから問題はないかと」 

ラース「・・・・・・今、周りに人はおらぬな?」 

エンヴィ「ええ、どうかしました?」 

ラース「エンヴィ。其方がそう思ってくれていることは非常に嬉しい。だが、拙者はその信頼を裏切ることになってしまう」 

エンヴィ「は?」 

ラース「・・・・・先日の事だった。主君の元に異族退治の報告に行ったときのことだった」 

エンヴィ「たしか、異族があまりにも多くて取り逃がしてしまったとかいう話でしたっけ」 

ラース「うむ。その時の先導は拙者であったが故、報告も拙者が行った」 

ラース「たとえ相手の数が多かろうと、任務をこなせなかったのは拙者の責任だ。甘んじて罰を受けると主君に進言したのだが、主君にそのようなつもりはないと言われたのだ」 

エンヴィ「マスターでしたらそういうでしょうね」

308: SSまとめマン 2018/11/22(木) 00:49:10.28 ID:8FnSVv6n0
ラース「だが、それでは拙者に納まりがつかぬと言ったところ、主君は拙者にデコピンをしてくださった」 

エンヴィ「おっと、雲行きが怪しくなってきましたね」 

ラース「その時に、感じてしまったのだ。・・・・・主君が罰を与えてくれる喜びを」 

エンヴィ「話の流れから、大方予想はしてましたが・・・・・」 

ラース「だが、拙者はマサムネやムラマサのようになるわけにはいかぬ。主君に心労をかけてまで己の性欲を満たすつもりはないのだ」 

エンヴィ「今の言葉を隊のみんなに聞かせてあげたいですね」 

ラース「だが、それとは別にこの気質が子に受け継がれやしないか。受け継がれずとも、理不尽な怒りを子に向けてしまうことないだろうか」 

ラース「・・・・・それが、心配なのだ」 

エンヴィ「なるほど。だ、そうですが、そこのところどうなんですか?マサムネさん」 

マサムネ「む、気付かれていたか」 

ラース「なっ!?」

309: SSまとめマン 2018/11/22(木) 00:51:20.67 ID:8FnSVv6n0
マサムネ「隠れて聞いていたことについては謝罪しよう。だが、ラースよ。其方は一つ勘違いをしている」 

ラース「勘違い、だと?」 

マサムネ「其方は主君が罰を与えてくれたことに喜びを感じたのではない」 

ラース「なに?」 

マサムネ「叱るという行為は相手を思いやる心があってこそだ。其方に与えられた痛みは、主君がかけていた信頼そのもの」 

マサムネ「故に、主君からの信頼を文字通り肌で感じることができた。其方の喜びはそこにあるのだ」 

ラース「そう、なのか?いや、そうなのかもしれないな・・・・・」 

マサムネ「それに・・・・・拙者はただの被虐趣味ではない」 

ラース「?」 

マサムネ「主君に事を頼もうとすると、主君は必ずと言っていいほど申し訳なさそうな顔で行為をしてくれる」 

マサムネ「踏んでくれと頼んで全力で踏み抜くわけではなく、痛みを与えども傷がつかぬようにするその主君の思いやりに興奮するのだ!」 

ラース「なっ・・・・・!」 

エンヴィ(これ割と最低なこと言ってますよね)

310: SSまとめマン 2018/11/22(木) 00:52:47.75 ID:8FnSVv6n0
マサムネ「座ってくれと頼むとできるだけ体重をかけないようなす割り方を模索する」 

マサムネ「叩いてくれと頼むと痕が残らぬように叩き方も場所も考慮してくれる」 

マサムネ「拙者はそんな主君の気遣いに愛を感じている!だから興奮するのだ!」 

ラース「そ、そうか・・・・・主君の、愛を・・・・・肌で・・・・・」 

エンヴィ(あ、これはまずい方向ですよ) 

マサムネ「もちろん痛みにも興奮するがな!」 

エンヴィ(やっぱりこの人どうしようもないんじゃ) 

ラース「そうか・・・・・・それこそが、愛か・・・・・!」 

エンヴィ(ラースさんが何かに目覚めてしまったようですけれど、私には関係ありません。ロンギヌスはクールに去ります) 

マサムネ「そうとわかればやるべきことは一つ!」 

ラース「ああ」 

「「主君の愛を賜ろうではないか!」」

311: SSまとめマン 2018/11/22(木) 00:54:31.19 ID:8FnSVv6n0
エンヴィ「・・・・・・あ、マスター。お疲れ様です」 

エンヴィ「あの、お疲れのようですけれど・・・・・・ああ、なるほど」 

エンヴィ「例の件の事後処理をしていらしたんですね。・・・・・本来なら、私たちが負うべき責任なのに」 

エンヴィ「この隊の者たちがのびのびと過ごしていられるのは、ひとえにマスターのおかげです」 

エンヴィ「私たちキラープリンセスが各方面に頭を下げたところで、非難を受けるだけ。それを先頭に立って受け止めているマスターは、本当に大変だと思います」 

エンヴィ「部下の責任は上司の責任、ですか。・・・・そんなことを簡単に言ってしまうから、この隊のキル姫はわがまま放題なんですよ」 

エンヴィ「・・・・・・それを、信頼の裏返しと捉えますか。ええ、きっとそうなんでしょうね」 

エンヴィ「だからこそ、私たちはマスターを裏切るような行為はしません。それは、マスターが私たちを信頼してくれているから」 

エンヴィ「だから、もし疲れがたまっていたりだとか、そういうことがあったらおっしゃってください」 

エンヴィ「私が力になれることはなりますから。・・・・・・日給2万ゼニーで」 

エンヴィ「冗談です。またなにかあったら言ってください。私たちは、マスターが相談してくれるととても嬉しいんですから」 

エンヴィ「ロンギヌスにだけ相談、というのは無しですよ?私にも相談してください。じゃないと・・・・・」 

エンヴィ「私、嫉妬してしまいますからね。マスター」

316: SSまとめマン 2018/11/23(金) 02:08:13.48 ID:vHoZ9wAt0





ラスト「きゃんきゃんっ!」 





317: SSまとめマン 2018/11/23(金) 02:09:01.47 ID:vHoZ9wAt0
エンヴィ「・・・・・・・?」 

ラスト「どうでしょうか。今のは、犬っぽかったでしょうか?」 

エンヴィ「え、ええ。まあ」 

ラスト「よし・・・・・あとは犬の動きをマスターすれば、マスターのペットに・・・・・」 

エンヴィ「すいません、この隊はペット禁止なので保健所に連絡させていただきますね」 

ラスト「そんな規定が無いのぐらい知ってますよ」 

エンヴィ「これから進言してきます。経費もかさみますし」 

グリモワール「それはダメ!」 

ミネルヴァ「に、ニケはペットじゃないですから!相棒ですから!」 

ティルフィング「デュリン・・・・・寂しいですけど、保健所でも元気にしてくださいね」 

デュリン「あたしをペット扱いしてんじゃないわよ!」 

エンヴィ「どこから湧いたんですかあなたたちは」

318: SSまとめマン 2018/11/23(金) 02:09:56.11 ID:vHoZ9wAt0
ラスト「私、マスターのペットになりたいんです」 

エンヴィ「マスターのペット枠はアルテミスさんとシストルムさんとタスラムさんでいっぱいですよ」 

ラスト「何のために手足が2本ずつあると思っているのですか。一本ずつリードをつなぐためですよ」 

エンヴィ「それって牛裂きじゃあ・・・・・・」※両手足それぞれに縄をくくりつけて四方に牛を走らせて身体を裂く死刑法 

ラスト「最終的に家畜になるのもありですね」 

エンヴィ「そういう意味じゃないんですが」 

ラスト「マスターに乳しぼりをされるだなんて・・・・考えただけで興奮してきます」 

エンヴィ「今すぐ保健所に行きましょうか」

319: SSまとめマン 2018/11/23(金) 02:10:40.56 ID:vHoZ9wAt0
ラスト「そうね、やはりペットではダメ。家畜にならなくては、私の業は納まらない」 

エンヴィ「色欲ってそういうものでしたっけ」 

ラスト「家畜になってマスターに種付けされて、膨らんだお腹を垂らしながら乳しぼりをされるんです・・・・」 

エンヴィ「なぜでしょう、驚くほど嫉妬心が湧きません」 

ラスト「決めました。私はブラックキラーズを卒業します」 

エンヴィ「はぁ?」 

ラスト「そして私はモノクロキラーズに」 

エンヴィ「冗談ですか冗談ですよね冗談であってください」 

ラスト「いえ、私は本気です」 

エンヴィ(とりあえずラストさんは全世界の白黒じゃない牛に土下座すべきだと思います)

320: SSまとめマン 2018/11/23(金) 02:11:22.43 ID:vHoZ9wAt0
ラスト「さっそく白塗りのペンキを買いに」 

エンヴィ「待ってください。今来ている服を白くするつもりですか?」 

ラスト「ええ。それがなにか?」 

エンヴィ「少なくともペンキで塗るのは間違っていると思います」 

ラスト「・・・・・そうですね。やはり肌に直接」 

エンヴィ「そういうことじゃありませんよ脳みそ豚野郎」 

ラスト「豚ではありません!牛です!」 

エンヴィ「牛でもないと思います雌豚野郎」

321: SSまとめマン 2018/11/23(金) 02:12:06.49 ID:vHoZ9wAt0
ラスト「ああ、でもそうですね。家畜になる前に、家畜小屋を作らないと」 

エンヴィ「家畜になるのは確定なんですね」 

ラスト「ええ。ただのペットでは芸がありませんから」 

エンヴィ「アルテミスさんは玉乗りしながら弓を射るみたいですよ」 

ラスト「そういう芸ではなくて」 

エンヴィ「シストルムさんはどこからか狩ってきた異族をマスターの前に咥えて持ってきますし」 

ラスト「猫ですか」 

エンヴィ「タスラムさんは滑車を回して発電しています」 

ラスト「ハムスター?」 

エンヴィ「ところでここに滑車と玉と異族が」 

MAI「こ、子供だけは・・・・お腹の子供だけは、勘弁を・・・・・」 

ラスト「全部混ぜるのやめません?あと妊婦には優しくしましょう」 

エンヴィ「でも彼女、スパイですよ」 

ラスト「近くに手ごろな山ってありましたっけ」 

MAI「ひいぃっ!」

322: SSまとめマン 2018/11/23(金) 02:13:22.11 ID:vHoZ9wAt0
エンヴィ「さて、家畜小屋を作るといっても、どうするんですか?土地は?費用は?」 

ラスト「ゴールドラッシュ遠征を100周ぐらいすれば大丈夫でしょう」 

エンヴィ「嫌です」 

ラスト「だからちょっと手伝って・・・・・どうして言う前から断るんですか」 

エンヴィ「こういう時に巻き込まれるのは相談役の常だとロンギヌスさんに伺ってましたので」 

ラスト「私には近距離の攻撃手段がないから、周回するの厳しいんですよ」 

エンヴィ「弓で殴ればいいじゃないですか」 

ラスト「マスターのバイブスと共鳴してたらそれもありなんですけどね。まだそこまで力がありません」 

エンヴィ(冗談で言ったつもりなんですけど事と次第ではできるんですね・・・・)

323: SSまとめマン 2018/11/23(金) 02:14:08.55 ID:vHoZ9wAt0
ラスト「いいことを思いつきました」 

エンヴィ「どうせろくでもないことですよね」 

ラスト「私室を家畜小屋に改造すればいいじゃないですか」 

エンヴィ「相部屋のプライドさんに怒られますよ」 

ラスト「彼女も話せばわかってくれるはずです」 

エンヴィ「この世には話してもわからないことがあるんですよ」 

ラスト「私が彼女を説得すればいい」 

エンヴィ「巡り巡って私に被害が回ってきそうなのでやめてください」 

ラスト「じゃあどうすれば・・・・・あ、近くに手ごろな山って」 

エンヴィ「やめましょう。ね?」

324: SSまとめマン 2018/11/23(金) 02:16:38.97 ID:vHoZ9wAt0
ラスト「何か、何かいい手段はないものでしょうか。このままだと本気で自分の部屋に藁を敷き詰めるしかなくなってしまいます」 

エンヴィ「諦めた方がいいと思いますけど・・・・」 

アルテミス「そこで諦めてどうするの!」 

エンヴィ(またキチガイが増えた) 

ラスト「私に諦めるつもりは毛頭ありません。そこのまな板が勝手に言っているだけです」 

エンヴィ「殺す」 

ラスト「できるものなら」 

アルテミス「それはともかく、マスターの家畜になりたいというのなら、いい場所があります」 

エンヴィ「は?」 

ラスト「なんと」

325: SSまとめマン 2018/11/23(金) 02:17:40.56 ID:vHoZ9wAt0
アルテミス「私も一時期雌犬に限界を感じ、雌豚になろうとしていたときがありました」 

アルテミス「そのときに見つけた場所が、そう」 

アルテミス「マスターの部屋です」 

エンヴィ「」 

ラスト「なっ、それはさすがに失礼では?」 

エンヴィ「まことに不本意ながらラストさんに同意します。頭沸いてるんですか淫乱犬野郎」 

アルテミス「ありがとうございます。ですが、こう考えてみてください」 

アルテミス「わざわざ家畜小屋までマスターに来させるなどという行為をさせなくて済むと」 

ラスト「!!!」

326: SSまとめマン 2018/11/23(金) 02:20:21.81 ID:vHoZ9wAt0
アルテミス「外部などにスペースを取ってしまうと、マスターがわざわざ足を運ばなくてはなりません」 

アルテミス「しかしマスターの部屋であればそう、マスターがわざわざ外に出ずとも自然と世話が可能になります」 

アルテミス「しかもマスターの部屋は最近広くなったので多少使う程度は全く問題もありません」 

ラスト「なるほど!」 

エンヴィ「部屋にずっと居座られるのはマスターもさすがに迷惑なんじゃ・・・・」 

アルテミス「部屋の南側に便器スペースと犬小屋とハム小屋と猫ケージがありますからその周辺に陣取ってはいかがでしょうか」 

エンヴィ「あ、すでに居座ってるんですね」 

ラスト「ありがとうございます。ではさっそく藁を集めてきます」 

アルテミス「ちゃんといちど蒸すなりして滅菌してから使うんですよ。マスターの部屋に菌を持ち込んだら承知しませんからね」 

ラスト「それくらいは承知しています」 

エンヴィ「・・・・・・・・・・」

327: SSまとめマン 2018/11/23(金) 02:22:48.19 ID:vHoZ9wAt0
エンヴィ「・・・・・・あの、マスター?これは、なんでしょうか」 

エンヴィ「イヌミミ・・・・・なのは見ればわかりますが。私にもペットになってほしいんですか?」 

エンヴィ「マスターが望むのなら、別にいいですけど・・・・・」 

エンヴィ「あ、そういうわけではないんですね。いえ、最近またペットが増えたと聞きましたので」 

エンヴィ「あと、これどうぞ。私の部屋の合鍵です」 

エンヴィ「余計なものは置いていませんから、プライベートで一人になりたいときは使ってください」 

エンヴィ「私は、部屋にいることの方が少ないですから」 

エンヴィ「お金を貯めているんです。だから、遠征に何度も行っていて」 

エンヴィ「・・・・・わかりました。マスターがそういうなら、しばらくは休みます」 

エンヴィ「でも、私も買いたいものがあるので・・・・・・やっぱりしばらくしたらまた再開しますよ」 

エンヴィ「とても、欲しいものですから。頑張りたいんです」 

エンヴィ「理解していただけて嬉しいです。では、今日はこのあたりで。おやすみなさい、マスター」

333: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:43:44.01 ID:isDV1EAi0





グリード「マスターのお嫁さんになりたいんです」 






334: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:44:10.49 ID:isDV1EAi0
ティルフィング「ならマスターと濃厚種付け孕ませセックスをしましょう!」 

グリード「・・・・・・へ?」 

ティルフィング「ですから、濃厚種付け孕ませセックスです。マスターにいおいしく召し上がってもらうんですよ」 

グリード「えっと、ごめんなさい。その濃厚豚骨脂マシエックス?って何なんでしょうか」 

ティルフィング「えっ」 

グリード「えっ?」

335: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:44:50.73 ID:isDV1EAi0
グリード「ということでマスターと濃厚豚骨脂マシエックスを食べればお嫁さんになれるらしいので、詳細を求めているんですが・・・・」 

エンヴィ「濃厚豚骨脂マシエックス?」 

グリード「はい。ティルフィングがそう言っていました」 

エンヴィ「話を聞くところによると、ラーメンかなにかなのでしょうか」 

グリード「だとは思うんですけど、ティルフィングの方も詳しく教えてはくれなかったので」 

エンヴィ「気になりますね」 

グリード「はい」

336: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:45:41.55 ID:isDV1EAi0
エンヴィ「一つ仮説を立ててみました」 

グリード「なんでしょう」 

エンヴィ「濃厚豚骨脂マシエックスを一緒に食べるとお嫁さんになれるということは、それほどまでにおいしいものである」 

エンヴィ「つまり、お嫁さんに毎日作ってほしくなるほどおいしいのでついついプロポーズしてしまうというものじゃないのでしょうか」 

グリード「なるほど!」 

エンヴィ「となると、詳しい話を調査する必要がありそうですね」 

グリード「そうですね。ありがとうございました、後は自分で探してみます」 

エンヴィ「いえ、折角ですしお手伝いしますよ」 

グリード「え、いいんですか?」 

エンヴィ「はい。どうせなら私も味わってみたいので」 

グリード「そうですね。強欲の業に懸けて必ずや濃厚豚骨脂マシエックスを手に入れて見せましょう!」

337: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:46:45.81 ID:isDV1EAi0
タスラム「濃厚豚骨脂マシエックス?なんだそれ?」 

エンヴィ「どうやら、とてつもなくおいしいものではないかと考えているものです」 

グリード「それをマスターと食べるとお嫁さんになれるそうなので」 

タスラム「ふーん、濃厚豚骨脂マシ・・・・・・あっ、そういえば、それに似たようなのは知ってるぞ」 

グリード「本当ですか!?」 

タスラム「ああ。今から食いに行くか?」 

エンヴィ「そんな気軽に食べに行けるものなんですか?」 

グリード「エンヴィ、考えても見てください。気軽に食べられるものじゃないと、マスターから毎日求められないでしょう」 

エンヴィ「なるほど、それもそうですね」 

タスラム「じゃあいくぞ!こっちだ!」

338: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:47:20.53 ID:isDV1EAi0
「ニンニク入れますか?」 

ティファレト「ニンニクヌキヤサイマシマシアブラマシカラメでお願いします」 

フェイルノート「ニンニクアブラマシマシヤサイヌキで」 

カシウス「全部チョイマシで」 

エンヴィ「ここで例のモノが?」 

タスラム「多分な。ちゃんとニンニク入れますかって聞かれたらさっき言った順番に答えるんだぞ」 

グリード「わかりました」 

「ニンニク入れますか?」 

エンヴィ「ヤサイマシマシニンニクアブラマシカラメで」 

タスラム「ヤサイニンニクマシマシアブラチョイマシで」 

グリード「ヤサイマシニンニクヌキアブラマシで」 

エンヴィ「これで目的のものが手に入るんでしょうか?ちょっと違う気が・・・・・・」 

タスラム「でもこれくらいしか似たようなの知らないしなー」 

グリード「野菜が山みたいですね。いただきます」

339: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:47:55.31 ID:isDV1EAi0
※タスラムは二軒目に行きました 

エンヴィ「確かにおいしかったですけど、毎日食べたくなるようなものではありませんでしたね」 

グリード「毎日食べたら、胸焼けしそうです・・・・・」 

エンヴィ「しかし、ヒントは掴めました。やはり濃厚豚骨脂マシエックスというのはラーメンのことなんではないでしょうか」 

グリード「そもそも、エックスというのが気になっていたんですよね。エックスというのは、もしかしてエキスのことなんじゃないでしょうか」 

エンヴィ「となると、ラーメン用のエキス?」 

グリード「一度ラーメンから離れた方がいいのかも。もう一度ティルフィングに話を聞きに行きましょうか」 

エンヴィ「やはり、それが一番の近道ですね」

340: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:48:43.04 ID:isDV1EAi0
ティルフィング「え、いや、ラーメン?何の話をしているんですか?」 

エンヴィ「え、あなたがグリードさんにしたんじゃないんですか?」 

ティルフィング「いえ、私はグリードがお嫁さんになりたいというから、濃厚種付け孕ませセックスを提案しただけですけど」 

エンヴィ「えっ」 

グリード「?」 

エンヴィ「・・・・・全然違うじゃないですか!」 

グリード「あれ、違いました?おいしく食べてもらうとか言っていたから、そういうものかと」 

エンヴィ「えっ」 

ティルフィング「えっ」 

グリード「えっ?」

341: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:49:08.72 ID:isDV1EAi0
ティルフィング「つ、つかぬことを聞きますけど、子供の作り方って知ってます?」 

グリード「もちろんです」 

エンヴィ「ちなみに、どうやって?」 

グリード「そ、その、き、き、・・・・ちゅーをしたらコウノトリがキャベツ畑から運んできてくれるんですよね」 

ティルフィング「・・・・・」 

エンヴィ「・・・・・」 

グリード「えっ?な、なにか間違っていました?」 

ティルフィング「エンヴィ、ちょっとこっちに来てください」 

エンヴィ「はい」 

グリード「えっ?えっ?」

342: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:49:35.24 ID:isDV1EAi0
ティルフィング「流石のメインヒロインの私も、彼女に真実を告げるのは残酷な気がしてきました」 

エンヴィ「とはいえ、このまま放っておいたらマスターの毒牙にかかってしまうのは事実でしょう」 

ティルフィング「その前に卒倒したりしてしまいそうな・・・・恥ずかしさのあまりマスターに危害が加わってもまずいですし、ちょっとずつ性知識について質問していきますか」 

エンヴィ「そうですね。場合によっては性教育をするという方針で行きましょう」 

グリード「あの、どうしました?」 

ティルフィング「いえいえ、なんでもありません。あ、ちょっと質問いいですか?」 

グリード「え?は、はい」

343: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:50:03.92 ID:isDV1EAi0
ティルフィング「オチンポって知ってます?」 

エンヴィ「ちょっとずつって言いましたよね?」 

グリード「オチン、ポ?」 

ティルフィング「オチンチンだとかチンコだとか言われる男性器のことです」 

グリード「お、おちんちん!?てぃ、ティルフィング、外でそういう話はしちゃだめですよ!」 

エンヴィ「よかった、それくらいは知っていましたか」 

ティルフィング「ちなみに、なんのためにあるのかって知ってます?」 

グリード「え?そ、それは・・・・・お、男の人が、おしっこを・・・・」 

ティルフィング「性知識がゼロですね。黒奏官は何をやっていたんですか」 

エンヴィ「アレが性教育なんてするはずがないでしょう」

344: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:50:31.05 ID:isDV1EAi0
ティルフィング「膣ってわかります?」 

グリード「膣?」 

エンヴィ「女性器のことです」 

グリード「???」 

ティルフィング「オマンコ、オマンマン、このあたりでどうでしょうか?」 

グリード「そ、そんなこと言っちゃだめですって///」カァァ 

ティルフィング「エンヴィ、私なんだか心がいたくなってきました」 

エンヴィ「奇遇ですね、私もですよ」 

グリード「あの、大丈夫ですか?体調が悪いならまた今度に・・・・」 

ティルフィング「いえ、これは私がやり遂げないといけない問題なんです・・・・・決意を、決意を固めろ、私・・・・・」 

エンヴィ「神よ、私にどうか真実を告げる残酷さを与えてください・・・・・・」 

グリード「そ、そんなになことなんですか?」 

ティルフィング「はい・・・・・心して聞いてください」 

グリード「・・・・」ゴクッ

345: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:51:09.23 ID:isDV1EAi0
ティルフィング「まず、子供はコウノトリが運んで来るわけじゃありません!」 

グリード「・・・・・・へっ?またまた、そんなわけ」 

ティルフィング「その証拠に、あそこで歩いているシタとミトゥムを見てください!」 

シタ「マスターの赤ちゃん・・・・・・生まれてくるのが待ち遠しいですね」 

ミトゥム「ねーちゃんはまだ先だろ?ミトゥムの方が一か月ぐらい早いからな!来週ぐらいが予定日だぜ!」 

ティルフィング「お腹が大きいでしょう?赤ちゃんはあそこに入っています!」 

グリード「!?!?!?!?」 

グリード「お、お腹の中に、どうやって入れたんですか!?」 

エンヴィ「入れたというよりは、お腹の中で大きくなった感じですね」 

ティルフィング「まあ挿れてはいますけど」 

エンヴィ「そういう話ではなくて」

346: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:51:35.30 ID:isDV1EAi0
その後も、ティルフィングとエンヴィによりグリードへの性教育は続いた 

ティルフィング「私たちのオマンコのこの部分、この穴にマスターのオチンポが入るわけです」 

グリード「こ、こんなところに・・・・痛くはないんですか?」 

エンヴィ「初めては痛いと思いますけど」 

ティルフィング「私たちは戦闘中の動きが激しいから大抵膜はすでに破れてるから、大丈夫だと思います」 

とてつもない苦難の道を乗り越え 

グリード「む、無理です無理です!こんな大きいものお腹に入れたら、死んじゃいます!」 

ティルフィング「大丈夫です。マスターは優しくしてくれます」 

ついに

347: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:52:02.46 ID:isDV1EAi0
ティルフィング「―と、こうやってマスターのザーメンの中の精子と私たちの卵子が合体して子供になっていくわけですが・・・・」 

グリード「・・・・・・・・・・・・」 

エンヴィ「顔が茹でだこみたいに真っ赤ですね」 

グリード「よ、世の中の人たちは、こんなエッチなことをして子供を・・・・・・」 

ティルフィング「はい。我々の母であるエイレーネも中出し孕ませセックスをしたんですよ」 

グリード「清純なる女神まで・・・・!」 

エンヴィ「あなたの目の前にいるティルフィングももうやってますけどね」 

ティルフィング「そろそろ二人目も欲しいです」 

グリード「わ、わ、わ」 

エンヴィ「わ?」

348: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:52:29.34 ID:isDV1EAi0







グリード「私にはこんなこと出来ませんっ!!!!失礼しました!!!!!」 






349: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:52:58.77 ID:isDV1EAi0
エンヴィ「・・・・逃げちゃいましたね」 

ティルフィング「時間が必要なんです。事実を受け入れる時間が」 

エンヴィ「そうですね。あの純真無垢なグリードさんには、今回の話は刺激が強すぎたんでしょう」 

ティルフィング「しかしながら、いつかは教えなければいけなかったこと。このタイミングでよかったのかもしれません」 

エンヴィ「そうかもしれませんね」 

ティルフィング「それにしても、エンヴィはあまりツッコんでくれないので面白くないですね」 

エンヴィ「私は挿れられる側なので」 

ティルフィング「うまいっ!」

350: SSまとめマン 2018/11/24(土) 02:53:31.95 ID:isDV1EAi0
―後日― 

グリード「あの、マスター・・・・その、ありがとう、ございました」 

グリード「私、子供の作り方を、この前知ったばかりで、とっても汚いものだと思ってて・・・・」 

グリード「でも、そうじゃないんですね。こうやって、お互いに愛を確かめ合える、素敵な行為だと知りました」 

グリード「まだあまり慣れませんけど、でも、わ、私、いっぱい練習しますから」 

グリード「それと、料理の練習も、掃除も、洗濯も、全部がんばりますから」 

グリード「だから、私を、マスターのお嫁さんにしてくださいっ!」 

グリード「・・・・・ほ、本当ですか?本当にいいんですか?」 

グリード「ああ、よかった・・・・・本当に、嬉しいです・・・・・これからも、よろしくおねがいします」 

ガラッ 

ティルフィング「マスター!ドスケベ種付けセックスしましょう!」 

グリード「!?」

354: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:14:45.83 ID:OyOYVCqE0





グラトニー「マスターに愛されたいんだ」 






355: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:15:19.00 ID:OyOYVCqE0
グラトニー「正直、すごく虫のいい話だとは思っている」 

グラトニー「かつてボクらはマスターを、そして隊の者たちを殺そうとした」 

グラトニー「そんなボクらを受け入れてくれるだけでも感謝しきれないほどだ」 

グラトニー「その上、愛して欲しいだなんておこがましいにもほどがある。傲慢の業を背負っているわけじゃないのにね」 

グラトニー「だけどもボクはもう、マスターの愛を求めずにはいられないんだ」 

グラトニー「・・・・・・どうすれば、いいのかな」

356: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:15:46.15 ID:OyOYVCqE0





ダモクレス「そんなの簡単だよ!愛さえあれば大丈夫!」 





357: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:16:27.67 ID:OyOYVCqE0
グラトニー「えっと、つまり?」 

ダモクレス「こっちが愛する気持ちがあれば、向こうだって愛してくれるよ!」 

ダモクレス「だって、クレス達のマスターだよ?あのマスターなんだよ?」 

グラトニー「な、なるほど・・・・・でも、やっぱり自信がないんだ」 

グラトニー「ボクは、はっきりいって女らしくない。大喰らいだし、胸もなければ口調も、武器も女らしくない」 

ダモクレス「そんなもの、愛があれば関係ないよ!」

358: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:17:01.34 ID:OyOYVCqE0
ダモクレス「グラトニーはどうしてマスターを愛してるの?筋肉があるから?口調が男らしいから?イケメンだから?」 

ダモクレス「違うよね。マスターは別にムキムキじゃないしカッコいいこと言うわけじゃないし、顔が特別いいわけじゃないよね」 

グラトニー「・・・・・それは、マスターを侮辱してるのかい?」 

ダモクレス「違うよ。クレス達のマスターの良さは、そんなところにあるんじゃないよねっていうこと」 

ダモクレス「愛っていうのは、その人自身に捧げるものなの。それは相手の長所だけを見てるわけでもなく、短所ばっかり見てるわけでもない」 

ダモクレス「両方ひっくるめて、まるごと愛するの。だから相手の容姿も、趣味嗜好も、性格も、全部愛の前には等しく無価値なんだよ」 

ダモクレス「ちょっと言い方は悪くなっちゃったけど、マスターを愛してるって気持ちさえあれば問題ないんだよ!」 

グラトニー「そう、なのかな」 

ダモクレス「そうそう!そうと決まれば、すぐに」 

エンヴィ「待ってください」

359: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:17:46.05 ID:OyOYVCqE0
グラトニー「うん?やあ、エンヴィ。どうしたんだい?」 

エンヴィ「どうしてダモクレスさんに相談してるんですか?エンシェント編はまだなんですよ?」 

ダモクレス「あははっ!何言ってるかわからないけど、愛さえあれば問題ない!」 

エンヴィ「あなたは黙っててください」 

グラトニー「どうして、って言われても。彼女は七元徳の1つである『愛』を司るエンシェントキラーズじゃないか」 

グラトニー「今回のボクの相談内容からして、彼女に相談するのは普通だと思うんだけど」 

エンヴィ「流れっていうものがあるじゃないですか!お約束って言うのがあるじゃないですか!」 

グラトニー「えぇ・・・・」

360: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:18:31.34 ID:OyOYVCqE0
エンヴィ「一番最初に私に相談を持ち掛けて冷たくあしらわれつつもなんだかんだ最後まで話に付き合って最後にファーストキラーズの面々に説得されて変態の道を歩むんでしょうが!」 

グラトニー「『嫉妬』の業を持つ君にこういう相談を持ち掛けるのは自殺行為だと思うんだけど」 

エンヴィ「確かに前回のグリードはいきなりティルフィングさんに話を持ち掛けていましたけれど、あれはティルフィングさんがメインヒロインだからこそ許される型破りな行動です」 

エンヴィ「××××に伏字が入らないのもティルフィングさんとその後輩であるアスカロンさんの特権なんです!」 

グラトニー「君はよく恥ずかしげもなくそんなことを叫べるね!?」 

エンヴィ「スロゥスさん、ラースさん、ラストさん。三人とも真っ先に私に相談を持ち掛けてきたお約束がわかっている人たちでした」 

グラトニー「はぁ」 

エンヴィ「そんな彼女たちはすでに懐妊しています。グリードは養育費をある程度溜めてから改めて子作りするそうです」 

グラトニー「強欲とはいったい」 

エンヴィ「愛がほしけりゃ××××、という流れに持っていくんでしょうが!」 

ダモクレス「それは違うよ!」反論! 

エンヴィ「!?」

361: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:19:03.39 ID:OyOYVCqE0
ダモクレス「それは愛じゃなくてただの性欲。愛を求めてるんじゃなくて性欲の捌け口を探してるだけ」 

ダモクレス「たしかに、性行為っていうのは愛を確かめる行為ではあるの。でも、それだけじゃないよね」 

ダモクレス「身体を重ね合わなくても、愛っていうのは確かに存在する。性行為がなくても、愛は感じられるの」 

ダモクレス「エンヴィも、グラトニーも。マスターの愛は十分に感じてるよね。だから、もうやることは一つ。こっちも愛をお返しするだけなんだよ」 

エンヴィ「・・・・・・・・・・」 

グラトニー「・・・・・・・・・・」

362: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:19:41.88 ID:OyOYVCqE0
エンヴィ「そう、ですね。私、ティルとかフィングとかつく姫の思想に軽く染まっていたのかもしれません。マスターが私たちを愛してくれているのなんか、明白なのに」 

グラトニー「・・・・そうだね。それにきっと、マスターはボクたちの愛を受け止めてくれるんだろう。あのセブンスキラーズさえ受け入れているんだから」 

エンヴィ「ええ。性奴隷アスカロン、肉便器グリモワール、監禁フォルカス」 

グラトニー「クンカーアフロディーテ、無知シユウ、ドエムラマサ。そして」 

「「ヴァナルガンド」」 

ダモクレス「いや、あれは愛ではない」 

エンヴィ「!?」 

グラトニー「!?」

363: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:20:24.35 ID:OyOYVCqE0
エンヴィ「あれ?でもダモクレスさんって>>160や>>218あたりで結構ヤバい人扱いだった気が」 

ダモクレス「風評被害だよ!だってクレスまだ処女だもん!」 

グラトニー「えっ」 

エンヴィ「えっ」 

ダモクレス「あっ・・・・・・これ、内緒だよ?」

364: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:21:11.80 ID:OyOYVCqE0
※ダモクレスは恋愛小説を買いに行きました 

グラトニー「さて、愛を伝えるといっても、ストレートに言うのは、やっぱり恥ずかしい、かな」 

エンヴィ「そうですね。こういう時は、プレゼントを渡して、その中にラブレターを入れたりするといいそうです。タスラムさんが言っていました」 

グラトニー「意外な所から話が来ているね。そして意外な交友関係だね」 

エンヴィ「先月から偶に暇を見つけてはラーメンを食べに行っている仲です」 

グラトニー「そして意外な内容だね。今度ボクも連れて行ってよ」 

エンヴィ「その時は十分にお腹を減らしておくことをおすすめします」 

グラトニー「ボクが『暴食』の業を背負っていると知っての言い草かい?」 

エンヴィ「余計なお世話でしたね。さて、ではさっそくプレゼントの中身とラブレターをしたためましょうか」

365: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:21:51.90 ID:OyOYVCqE0
パラシュ「おや、なんだか楽しそうなことをしてるね」 

グラトニー「パラシュ、ちょうどよかった。君はおいしいクッキーの作り方を知っているかい?」 

パラシュ「え?」 

エンヴィ「実はですね」カクカクシカジカ 

パラシュ「ああ、そういう流れが・・・・じゃあ隠し味にこれを入れるといいと思うよ」 

グラトニー「それは、バニラエッセンスか何か?」 

パラシュ「媚薬」 

エンヴィ「」 

グラトニー「」

366: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:23:46.98 ID:OyOYVCqE0
パラシュ「ていうかそもそも、ボクはエンヴィにこれを渡しに来たんだよ」 

エンヴィ「え、私にですか?」 

グラトニー「エンヴィ、キミは・・・・・」 

パラシュ「ロンギヌスから君とスロゥスが欲しがっていると聞いてね、ボクの方で入手できたからお裾分けに来たんだ」 

エンヴィ「ああ、そういえばそういうこともあったような気が」 

グラトニー「君たちはいったいなにをやっているんだ」 

パラシュ「黒奏通販が営業中止になるからって、最期に大量買いしたんだ」 

エンヴィ「ああ、黒奏官がまた無職に・・・・」 

グラトニー「元マスターがそんなことしてることに驚きなんだけど」 

パラシュ「風邪の噂によると次は黒奏縫いっていう裁縫教室を始めるみたいだよ」 

エンヴィ「迷走してますね」

367: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:24:15.24 ID:OyOYVCqE0
パラシュ「じゃあ渡すものは渡したから、ボクは戻るよ。マスターとうまくいくことを願っているからね」 

グラトニー「・・・・行ってしまった。で、これが残ったわけだけれど」 

エンヴィ「あ、これは私が持ち帰りますので気にせずにグラトニーさんはこのまま続けてください」 

グラトニー「・・・・・・・正直、ボクは他の姫に比べて、一歩・・・・いや、十歩も二十歩も出遅れている感が否めない」 

エンヴィ「え?」 

グラトニー「ダモクレスはああ言ってくれたけれど、やっぱりボクもマスターの愛を身体で直接感じたいんだ。そして、懐妊したい」 

エンヴィ「・・・・・・では」 

グラトニー「うん。そのためにも、おいしいクッキーを。そして、そのクッキーに仕込む!」 

エンヴィ(そういえば、パラシュさんやロンギヌスはどうやって媚薬をマスターに摂取させたんでしょうか)

368: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:24:42.89 ID:OyOYVCqE0
―後日― 

グラトニー「マスターに平らげられてしまったよ」 

エンヴィ「はぁ」 

グラトニー「あのクッキーを全部おいしいって言って食べてくれて、そのままボクも食べられたんだ」 

グラトニー「あの激しくボクを求めようとするマスター・・・・あれこそが愛だって教えられたよ」 

グラトニー「今日をもって暴食は卒業だ。ボクは食べる側じゃなくて食べられる側に回りたい」 

エンヴィ「・・・・・・」

369: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:25:16.20 ID:OyOYVCqE0






エンヴィ「一回死んでみませんか?」 

グラトニー「ええっ!?」 








370: SSまとめマン 2018/11/25(日) 02:26:17.22 ID:OyOYVCqE0
―おまけ― 

ダモクレス「~♪」 

ドサドサッ 

ミストルティン(あ、だ、ダモクレスさんが本を落として・・・・・あ、い、行っちゃった。気づかなかったんでしょうか) 

ミストルティン(どうしよう、届けないといけないですよね・・・・・ほ、他の人に頼んで・・・・・) 

ミストルティン(えっと、この本を・・・・ん?) 

『基礎から学ぶ、恋愛必勝講座!』 
『はじめての恋愛!愛しの彼に振り向いてもらう方法100』 
『これであなたも恋愛マスター!』 

ミストルティン(・・・・・・彼女の名誉のために、この本はこっそり届けましょう)

377: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:34:53.42 ID:9j8Vn8wD0





エンヴィ「おかしいですね」 





378: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:36:24.61 ID:9j8Vn8wD0
エンヴィ(今までのファースト~セブンスの流れだと、そろそろプライドさんが相談に来ていてもおかしくない時期です) 

エンヴィ(フライクーゲルさんにも最近プライドさんが相談に来ていないか確認しましたし) 

エンヴィ(となると、やはりまだ動いてないだけなんでしょうか) 

エンヴィ(しかしながら、プライドさんだけは元がよっぽどのド変態でない限りイロモノにならないのは面白くないですね) 

エンヴィ(フライクーゲルさんはグリードさんに次ぐピュアなキル姫ですし、彼女に説得されたらむしろまともな道を歩んでしまいそうです) 

エンヴィ(そうなると私の『変態共に囲まれて食傷気味のマスターに普通の女の子で接して癒しちゃうエンヴィちゃん』作戦がうまくいきません) 

エンヴィ(ですからぜひともプライドさんには変態の道を歩んで欲しいのですが・・・・)

379: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:36:54.72 ID:9j8Vn8wD0
エンヴィ(おや、あそこにいるのは・・・・) 

プライド「あとは、あれと、これと・・・・・あっ、これ買い忘れてる」 

エンヴィ(噂をすればなんとやらですね。私の主義には反しますが、少し声をかけ・・・・・) 

エンヴィ(!?!?!?!?) 

エンヴィ「ぷ、プライドさん!?」 

プライド「ん?ハロー、エンヴィ。どうしたの?そんなにサプライズして」 

エンヴィ「ぷ、プライドさん、そ、その、その」 

エンヴィ「そのお腹はなんですか!?」

380: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:37:23.59 ID:9j8Vn8wD0






プライド「あ、言ってなかったっけ?ワタシ、今妊娠してるの」ボテッ 






381: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:37:52.92 ID:9j8Vn8wD0
エンヴィ「え、ええ!?い、今何ヶ月ですか!?」 

プライド「8か月ぐらいかな。あまり目立つのは嫌だから外には出なかったんだ」 

エンヴィ「な、なんですって!?」 

エンヴィ(一番遅いと思っていた彼女が、誰よりも早く妊娠していただなんて!) 

エンヴィ「え、ええっと、つかぬことをお聞きしますがどんなふうに・・・・」 

プライド「どんなふうにって言われても、普通だよ?普通にデートして普通にえっちして」 

エンヴィ「そこのところを詳しく。そこのカフェでどうでしょうか。ご馳走しますよ」 

プライド「じゃあ、折角だしいただこうかな」

382: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:38:22.06 ID:9j8Vn8wD0
エンヴィ「なんだか遅くなってしまいましたが、まずはご懐妊おめでとうございます」 

プライド「センキュー。でも、意外だね。『嫉妬』の業を背負うエンヴィがそうやって祝ってくれるだなんて」 

エンヴィ「私にもいろいろと思うところがあるんです。それで、どんなふうにマスターと子作りしたのかを詳しくですね」 

プライド「オーケーオーケー、そう焦らないで。まずなんだけど、ここ1、2年ぐらいでいろんな姫が妊娠してるのは知ってるよね?」 

エンヴィ「ええ、当然です。既に出産した姫もちらほらいますしね」 

プライド「そう。ワタシたちの隊には空前のマタニティブームがあったわけ。で、ワタシはちょっと焦ったの。このままこの流れに取り残されていいのかって」 

エンヴィ「それが、いつ頃の話ですか?」 

プライド「だいたい1年ぐらい前かな。そこから、ワタシはしばらくゴールドラッシュ遠征に明け暮れた」 

プライド「マスターの子供を妊娠したら、しばらくは戦えないからね。戦えなかったらお金が入ってこない」 

プライド「自分のための物も、子供のための物も買えなくなる。もちろん、マスターに言えば工面してくれたんだろうけど・・・・」 

プライド「マスターはいっぱい子供作りすぎてお財布がサッドでベァッドだったからね。あんまり迷惑はかけられないよ」 

エンヴィ「な、なるほど」 

エンヴィ(今のブラックキラーズの中で業に忠実なのってラストさんぐらいじゃないでしょうか)

383: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:39:06.56 ID:9j8Vn8wD0
プライド「他人の不幸は蜜の味だけど、マスターの不幸はワタシのヘァピィじゃないからね」 

プライド「それに、これは巡り巡ってワタシにも帰ってくる問題だし。ってことでしばらく貯金をベリィ~がんばったの」 

エンヴィ「なるほど、グリードさんみたいな・・・・」 

プライド「それで、目標額がとりあえず貯まったからマスターのとこにいって、デートして、ちゅちゅっとやっちゃったわけ」 

エンヴィ「ものすごく健全な道を歩んでるじゃないですか」 

プライド「そういえば、スロゥスもラースもラストもグラトニーも今マタニティーなんだっけ?」 

エンヴィ「え、ええ。そうです」 

プライド「グリードは婚約してるみたいなものだし・・・・・エンヴィ、君は嫁き遅れだね」 

エンヴィ「はぐ!?」 

プライド「ハハハ!いい顔だね!そういうサッドな顔、ワタシだ~い好きだよ!」 

エンヴィ(訂正します。プライドさんはやっぱりプライドさんでした)

384: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:39:35.17 ID:9j8Vn8wD0
エンヴィ(こうなってしまうと、もはや私がしり込みしている理由はないのでは) 

エンヴィ(本当にマスターの一番最後になろうと思ったら、この先に続くであろうエンシェント編も経なければなりませんし) 

エンヴィ(正直、現実的ではありません。なにより、私の『嫉妬』がそれを許さない) 

エンヴィ(・・・・・・パラシュさんからいただいた、この媚薬。使ってしまいましょうか) 

エンヴィ(そうすれば、私は・・・・・) 

「ハァイ、隣、空いてる?」 

エンヴィ「ええ、大丈夫ですが・・・・フライクーゲルさん?」 

フライクーゲル「やっ。恋する魔弾ことフライクーゲルだよ」

385: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:40:43.13 ID:9j8Vn8wD0
フライクーゲル「あんまり、ヘァピィって感じじゃなさそうだね」 

エンヴィ「・・・・・ええ、そうですね」 

フライクーゲル「それって、ブラックキラーズのみんなが妊娠したのと関係ある?」 

エンヴィ「・・・・知ってたんですか?プライドさんのことも」 

フライクーゲル「オフコース。1年ぐらい前に相談を受けたから、アドバイスはしたよ」 

エンヴィ(なるほど、『最近』は相談されてなかったわけですか) 

フライクーゲル「ワタシはロンギヌスに相談してマスターと、そういう関係になった。もしエンヴィがそれを望むなら、ワタシもヘルプしたいと思ってる」 

エンヴィ「私に、ですか?どうして・・・・」 

フライクーゲル「ワタシは、みんなのヘァピィを見たいから。いや、ワタシたちは、かな。ね、プライド」 

エンヴィ「えっ?」 

エンヴィ(フライクーゲルさんの視線の先には、プライドさんが柱の陰に隠れるように立っていました) 

プライド「気付かれてたんだ。ワタシも隣に座るね」 

エンヴィ「は、はい」 

エンヴィ(ダブルクーゲルさんに挟まれているこの状況は何なんでしょう)

386: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:41:09.22 ID:9j8Vn8wD0
フライクーゲル「ロンギヌスから聞いたんだけど、世の中にはいろいろと拗らせちゃってるキル姫たちが多いみたい」 

フライクーゲル「やれ子供だけほしいだのやれ妾になりたいだの・・・・・一応聞くけど、エンヴィはそういうのじゃないよね?」 

エンヴィ「・・・・・はい。私は、マスターの一番になりたいんです」 

エンヴィ「マスターに一番愛されたい、私だけを見て欲しい。視線も情欲も、全て私だけに向けて欲しい。そう思っています」 

エンヴィ「この『嫉妬』の感情は、マスターとの相性が悪すぎる。だのに、私はマスターを好きになってしまった」 

エンヴィ「・・・・・・どうすれば、いいんでしょうか」 

プライド「別に、そのままでいいんじゃない?」 

エンヴィ「え?」

387: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:41:45.03 ID:9j8Vn8wD0
プライド「今のサッドな顔してるエンヴィは見ていて楽しいし・・・・」 

フライクーゲル「プライド、茶化すのはノーノォーウ」 

プライド「ソーリーソーリー。ただ、一番になりたいっていうのはベァッドなことじゃないと思うんだよね」 

エンヴィ「それは、どういうことでしょうか。この隊のみんなは、争うことも少なく・・・・」 

プライド「だって、一番になりたいって、独占したいって思い続けてたら、その分自分を磨けるわけでしょ?」 

プライド「マスターの視線を独り占めできるように、思うだけじゃなくて行動するのが君でしょ?」 

エンヴィ「・・・・わた、しは」

388: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:44:50.77 ID:9j8Vn8wD0
フライクーゲル「イン・エディション、マスターは君が無理して変わった姿を見たくはないはずだよ」 

エンヴィ「!」 

フライクーゲル「ワタシたちのマスターは、今の、ありのままのワタシたちを愛してくれている。だから、自分を押さえつけるようなことをすると、マスターがサッドになっちゃうよ」 

プライド「ワタシたちはマスターに救われた。マスターだからLOVEを感じてる。そんなマスターには、隠さないLOVEをぶつけないとね」 

エンヴィ「・・・・・そう、ですね。私、なんだか思い違いをしてたみたいです」 

エンヴィ「勝手な想像で、勝手に憶病になっていました。だから、相談役みたいな格好をして、『自分にはまだ早い』と自分に言い聞かせてたんだと思います」 

エンヴィ「でも、違いますね。早いも遅いもない。私は知っている」 

エンヴィ「私が、誰よりもマスターを愛しているということを!私が『一番』マスターのことが好きだということを!」

389: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:45:44.89 ID:9j8Vn8wD0
フライクーゲル「ソーグゥッド!その意気だよ!」 

プライド「ハハハ!グゥッドな顔になったじゃん!でも、マスターを一番に愛してるのはワ・タ・シ。プライドだよ!」 

エンヴィ「『嫉妬』の私に愛の深さで勝とうだなんて『傲慢』が過ぎますよ、プライド」 

フライクーゲル「それじゃ、ワタシはそろそろ部屋に戻るね。愛しのベイビーが待ってるから」 

プライド「ワタシもそうしようかな。明日はマスターに愛妻弁当を作ってあげなきゃだから、今日は早めに寝なくちゃ」 

エンヴィ「お二人とも、ありがとうございました」

390: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:46:15.67 ID:9j8Vn8wD0







エンヴィ「あなたの視線、いずれは独り占めしてみせます。だから、マスター。他の姫なんかじゃなく、ありのままの私を見てください」 







391: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:47:08.07 ID:9j8Vn8wD0
ロンギヌス「それで、無事懐妊したと」 

エンヴィ「はい。やっぱり、『嫉妬』の私が我慢することは無理だったみたいです。でも、これでよかったんだと思います」 

ロンギヌス「私もそう思います。だってエンヴィさん、今すごく晴れ晴れとした顔になってますよ」 

エンヴィ「ロンギヌス、あなたにも感謝しています。相談役、という役職を持たなかったら、きっと私は今も指をくわえていただけだと思います」 

エンヴィ「たくさん相談をされる中で、他の姫たちの行動をする姿を羨ましいと思っていました。私が動けたのは、その嫉妬があったから。『嫉妬』が私の一番の活力ですからね」 

ロンギヌス「ふふ、でもマスターの一番は私ですよ?」 

エンヴィ「一番早かっただけで、マスターの一番なわけじゃありませんからね」 

ロンギヌス「さて、どうでしょうね」 

エンヴィ「ふふ」 

ロンギヌス「うふふ」 

エンヴィ「・・・・・ん?あれは、ダモクレスさん?あの人にもお礼を言いたいですね」 

ロンギヌス「あ、本当ですね。もう一人は、ラグナロクさんでしょうか。どんな話を・・・・・」

392: SSまとめマン 2018/11/26(月) 01:47:46.68 ID:9j8Vn8wD0









ラグナロク「私、マスターの子供が産みたいの」 

ダモクレス「飛ばし過ぎじゃないかな!?」 









To be continued・・・

397: SSまとめマン 2018/11/27(火) 02:05:58.33 ID:pgLrW8aJ0






ラグナロク「マスターの子供を産みたいんだけど」 






398: SSまとめマン 2018/11/27(火) 02:06:41.73 ID:pgLrW8aJ0
ラグナロク「どうすればいいと思う?」 

ダモクレス「ど、どうすればって、やっぱりいろいろと過程を飛ばし過ぎじゃないかな。子供っていうのは愛の結晶だから、もっとこう」 

ラグナロク「そういう一般論は聞いてないの。我が真なる願いに過程なんか必要ない」 

ラグナロク「マスターの子を産むという結果、結果さえ得られればいいの。過程にも方法にもこだわらないわ」 

ダモクレス「そ、そうなんだ」 

ダモクレス(なんでそんな状態でクレスに相談してくるの!?)

399: SSまとめマン 2018/11/27(火) 02:07:11.60 ID:pgLrW8aJ0
ラグナロク「レーヴァテイン、スロゥス。同じ『レーヴァテイン』のキラーズを持つ二人が、すでにマスターの子を孕んだ」 

ラグナロク「となれば、次は私が妊娠する番だと思うんだけど」 

ダモクレス「えっと、妊娠に順番があるかどうかはわからないけど、ラグナロクはマスターを愛してる?」 

ラグナロク「愛、してる?」 

ダモクレス「愛してるのだったら、後はこっちからも愛を示すだけでいいの。だって、マスターはクレスたちのことをずっと愛してくれてるんだから」 

ラグナロク「マスターを、あいしてる・・・・マスターを・・・・・」 

ラグナロク「うふ、うふふ、うふふふふ」 

ダモクレス「!?」ビクッ

400: SSまとめマン 2018/11/27(火) 02:07:52.19 ID:pgLrW8aJ0
ラグナロク「ええ。確かに私はマスターを愛してるわ」 

ダモクレス「そうだよね。だったら」 

ラグナロク「具体的にどれだけ愛しているかって言うと、マスターの頭の先からつま先まで起きてから眠るまで眠ってから起きるまで24時間365日じっと見ていられるほど。マスターの行動の一挙一動全てを細やかに詳細に目に焼き付けマスターの声を音をどれだけか細くとも耳で反響させ味も香りも感触もわたしの中に取り入れたいと思っているの。やっぱり好きな人のことは何でも知りたいじゃない。でもやっぱりマスターにもプライベートっていうのがあるから、それを邪魔するつもりは毛頭もないわ。あくまでも私が勝手にマスターのことを知りたいだけ。マスターのことを知るのにマスターの気分を害するなんてことは言語道断だもの。私が『裏切り』のキラーズを持つからなのかもしれないけど、決して人には裏切られたくないという想いがあるの。もちろんマスターが私を裏切るなんてことは森羅万象天地万物全てが逆転しようともありえないことではあるのだけれど、もしかしたら何かの拍子に私自身がマスターを裏切ってしまうということが素粒子レベルで存在しているかもしれない。そう思うとマスターの全てを知ることでより深く愛することができて裏切ろうなんて気持ちが兆が一にも怒らないようにしようと思って。最近はマスターの呼吸数とか心拍数も記憶して記録するようにしているの。今のマスターはどうやら平常時と同じく1分間に72回鼓動を打っているわ。つまり今マスターはとても落ち着いているということ。マスターが落ち着いていられる環境を私たちが作れているということを示しているわね。じゃあマスターが落ち着いていられる環境とはどういうものかというと隊のみんなが特別争うこともなく大きな悩み事があるわけでもない平穏な状態を保っていることが必要十分条件であるわね。それでマスターの子供の話に戻るんだけど私がマスターに子供を産みたいですって直接言ったらきっとマスターは性交してくれると思うの。でもそうするとマスターは私を孕ませたと責任を感じてしまうと思うのよ。それは私にとっても望ましくないことで、私の欲望にできるだけマスターを巻き込みたくはないのよ。だからマスターに気付かれないようにマスターの子供を孕んで産んで育てようと思ってるわ。あ、ちゃんと妊娠してても隊のためにひいてはマスターのために働くことはやめないし、子供ができても隊のことを最優先にするつもりではあるの。とはいえ子供の方をほったらかしにするつもりもなくて子育てプランと教育プランはちゃんと考えてあるわ。父親を明かすつもりはないからそこは不便をかけてしまうかもしれないけれど、寂しくないように兄弟はちゃんと作ろうと思ってるの。一姫二太郎とかいうし、上は女の子、下は男の子の姉弟だったらいいわね。やっぱり子供を産むとしたら女の子と男の子両方欲しいけど、マスターに迷惑を掛けずに育てるとなると3人ぐらいが限度かしら。子供がある程度大きくなってきたらペットを飼うのもいいわね。犬でもいいし猫でもいい。子供たちと仲良く触れ合えそうな動物を買いたいと思ってるわ。ああ、話が逸れたわね。結局何が言いたいかって言うと私はマスター愛してるの。マスターの全てを知りたいのと同時にマスターに一切の迷惑を掛けたくないと思うほどに。だからといって他の姫を非難するつもりもないわ。愛の形は様々だと思っているし、マスターからの愛を享受したいって思うのも当然のことだもの。でも私はもう十分にマスターから愛をもらっているし、これ以上望むなんてばちが当たってしまうわ。そもそもの話として私がマスターを愛するようになったのはこの隊に引き入れてもらってからのことが発端なんだけど、マスターって普段からすごく私たちのことを見ているって知ってるかしら?もちろん知ってると思うんだけど、マスターは私が隊に入ってから悩んでいることをずっと気にかけてくれていたのよ。エンシェントキラーズとしてマスターの隊に入ったはいいけれど、かつての仲間たち・・・まああなたたちと離れ離れになってしまったことから、私は絆を作るのがすごく怖かったの。でも、マスターはそんな私の本当の想いを看破してくれたの。その時、気付いたのよ。これは運命の選別だったんだと。私が共にいるべき人間の選別。私はこの人なしでは生きていけない。私はこの人と共にあらねばならない。それがわかったあのとき、このラグナロクはマスターに仕えマスターにすべてを捧げなければならないとそう思ったわ。私のすべてを使ってマスターに奉仕をして私の総てを用いてマスターの為になり私の全てをつかってマスターを愛さなくてはならない。だってマスターが私の心の奥底にあった無限の闇から救い出してくれたのだから。私はマスターの為に生き、全てにおいてマスターを優先し、マスターの為に命を使い、マスターが望むのならこの体を差し出そうと思ったわ。全てをマスターの為に捧げようと思えるほどに私はマスターを愛しているの。だってマスターだけが私のことをわかってくれるのマスターだけが私の子と理解してくれるのだから私もマスターのことを知ってわかって理解しないといけないのよ。それが義務であり私が生きる意味でもあるとそう思っているわ。ただ未だにマスターの遺伝子情報については詳しく知ることができていないのよ。だからこそ私の遺伝子と掛け合わせて知ろうとも思っているのだけれど、それとは別に単純に好きな人の子供を産みたいって言う気持ちもちゃんとあるのよ。ただその過程にこだわらないって言うだけで。過程にはこだわらないとは言ったけれど、マスターに迷惑が掛からないようにするというのが大前提なんだけれどね」 

ラグナロク「まあそういうわけだから、マスターの子供を産む方法、一緒に考えてくれないかしら」 

ダモクレス「・・・・・うん、そうだね!(思考停止)」

401: SSまとめマン 2018/11/27(火) 02:08:51.09 ID:pgLrW8aJ0
ダモクレス(これは、愛、なんだろうけど・・・・重すぎるよ~っ!) 

ダモクレス(バレずに子供作りたいって、要はバレないようにえっちしたいってことでいいんだよね?) 

ダモクレス(マスターの精子だけを身体に取り入れられればそれでいいとかそんなこと言わないよね?) 

ダモクレス(そもそもクレスだってまだ処女なのにラグナロクにこんな相談されてもどうしたらいいかわからないよ!) 

ダモクレス(でも、ラグナロクだって散々に悩んで来てるんだもんね) 

ダモクレス(ちゃんと真剣に考えないと。マスターがクレス達のことを考えて愛してくれるみたいに) 

ダモクレス(クレスが目指す『愛』はそこ!マスターの愛!) 

ダモクレス(・・・・・とりあえずこっちから質問するのはやめておこうかな。話が長くなりそうだし)

402: SSまとめマン 2018/11/27(火) 02:09:35.46 ID:pgLrW8aJ0
ダモクレス「えーっと、まず子供っていうのは男の人の精子と女の人の卵子が合体して、つまり受精卵になってそれが着床することでできる。これは大丈夫?」 

ラグナロク「ええ、もちろんよ。マスターの精子は今まで他のキラープリンセスが散々妊娠していることから、ものすごく元気だっていうこともわかっているわ」 

ダモクレス「そ、そうだね。それで、ラグナロクの最終目的が子供を産むことだから、とりあえずマスターの精子が必要なんだけど・・・・」 

ラグナロク「それをどうするかよね。ダモクレスなら持ってるんじゃないの?」 

ダモクレス「へっ?」 

ラグナロク「ていうか私、それを期待してあなたに話したんだけど」 

ダモクレス「ど、どういうこと?」 

ラグナロク「だってあなたって四六時中暇があればマスターと××××してるんでしょ?」 

ダモクレス「」

403: SSまとめマン 2018/11/27(火) 02:10:02.29 ID:pgLrW8aJ0
ラグナロク「ダモクレスは朝食にパンとマスターのしぼりたてミルクを、昼はマスターのソーセージを食べて夜はお腹いっぱいになるまでマスターの白湯を飲むって聞いただけど」 

ダモクレス「」 

ラグナロク「そんなあなたなら、マスターの精子ぐらい持ち歩いているんじゃないかと思って」 

ダモクレス「」 

ラグナロク「だから、もし余ってるなら分けて」 

ダモクレス「ゴ、ゴメンネ、ラグナロク。クレス、ソウイウノモッテナインダ」 

ラグナロク「ど、どうしたの?なんだか片言になって」 

ダモクレス「ダイジョウブ、キニシナイデ」 

ダモクレス(え、クレスってそういう風に思われてたの?みんなからそんなにエッチな子だと思われてたの?)

404: SSまとめマン 2018/11/27(火) 02:10:35.61 ID:pgLrW8aJ0
ダモクレス「えっと、それでなんだけどね。ラグナロクがマスターに迷惑かけたくないっていうのは確かにわかるの」 

ラグナロク「あら、そうなの?」 

ダモクレス「ウン。でも、マスターは迷惑かけてほしくないのかな」 

ラグナロク「それは、どういうこと?」 

ダモクレス「だって、クレスたちのマスターはどの姫と一緒にいても楽しそうだよ。世話したがりのシタも、わがままなシユウも。どれだけ迷惑をかけても怒らないの」 

ダモクレス「いや、怒らないんじゃない。きっと楽しんでるんだよ。迷惑を掛けられるってことをね」 

ラグナロク「でも、私は・・・・・」

405: SSまとめマン 2018/11/27(火) 02:11:33.21 ID:pgLrW8aJ0
ダモクレス「それに、マスターは子供ができたことを何度も喜んでる。どの姫でもそう、すっごく喜んでるんだよ」 

ダモクレス「ねえ、ラグナロク。マスターの子供を産んでさ、マスターに知らせないのと、マスターに知らせるのと。どっちの方が、マスターが喜ぶかな」 

ラグナロク「それ、は」 

ダモクレス「クレスはね、相手を喜ばせたいっていう気持ちが愛だと思うの。そしてそれは、悲しませたくないっていう気持ちでもあると思う」 

ダモクレス「ね、ラグナロク。一度考え直してみようよ。本当に、ただ子供を産むだけでいいの?違うよね」 

ラグナロク「・・・・・そうね。結局、私は独り善がりでまたマスターを裏切ろうとしていた。マスターが本当に望んでいることは、そうじゃないってわかってるはずなのに」 

ダモクレス「そうやって悩むのも、『愛』だよ」 

ラグナロク「そうなのかもしれないわね。さすが、『愛』を司るダモクレスだわ」 

ダモクレス「やっぱり、愛さえあれば問題ない!じゃあ、行こう!マスターのところへ!」 

ラグナロク「ええ。早速、行ってみるわ。私の想いを、伝えてみようと思う」 

ダモクレス「うん!がんばってね、ラグナロク!」

406: SSまとめマン 2018/11/27(火) 02:12:06.96 ID:pgLrW8aJ0
ダモクレス「・・・・・・こ、こんな感じでよかったんだよね?」 

ダモクレス「はぁ、説得できてよかった~。恋愛講座の本に子供だけ産みたい人の話なんて書いてなかったし」 

ダモクレス「でも最後はなんとかなったし、これでいいはず!」 

ダモクレス「やっぱ愛を伝えるのって大事だよね!言葉でも、形でも!」 

ダモクレス「言葉でも・・・・・・」 

ダモクレス「・・・・・・」 

ダモクレス「ラグナロクの想いって、あれ、だよね・・・・・・?」 

ダモクレス「ちょ、ちょっと心配だから見に行こうかな・・・・」

407: SSまとめマン 2018/11/27(火) 02:12:49.41 ID:pgLrW8aJ0







ラグナロク「マスター、突然だけど、私あなたのことを愛してるの。だから子供が欲しいと思ってるの。子作りしてくれないかしら?もしマスターが迷惑だって言うのなら身を引くけど、マスターはきっと私のことも愛してくれるって信じてるわ。それで、子供を作る話なんだけど、やっぱり子供は3人ぐらいは欲しいと思うわ。マスターの仕事や立場の関係上、あまり子供たちに構ってあげられる時間は少ないと思うの。だから子供たちが寂しくないように姉弟を作ってあげた方がいいと思うのよ。他の姫の子供も姉弟と言えなくはないと思うけど、やっぱり純粋な血のつながりって言うのはあると思うし―」 







408: SSまとめマン 2018/11/27(火) 02:13:19.33 ID:pgLrW8aJ0
ダモクレス「・・・・・・」 

ダモクレス「ま、マスターなら、大丈夫だよね!きっと、うん!」 

ダモクレス「愛さえあれば問題ない!」 

ダモクレス「・・・・・・たぶん」

414: SSまとめマン 2018/11/28(水) 01:57:59.13 ID:WV1Qt7zQ0





エルキュール「お願いがあるんです」 






415: SSまとめマン 2018/11/28(水) 01:58:44.24 ID:WV1Qt7zQ0
ダモクレス「なになに?クレスに何かご用事?」 

エルキュール「はい。ちょっと・・・・・あれ?服変えました?」 

[縦セタ]ダモクレス「あ、えっと、うん。いろいろあって」 

エルキュール「わあ、なんだか人妻っぽいですね!すっごくエロイです!」 

ダモクレス「エロっ・・・・・!?」 

ダモクレス(どうして!?肌が見えないような服にしたのに!?)

416: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:07:05.98 ID:WV1Qt7zQ0
ダモクレス「ま、まあそれはいいや。それで、クレスに何をお願いしたいの?」 

エルキュール「それなんですが、ちょっとここでは言いにくいので私の部屋まで来てもらえませんか?」 

ダモクレス「いいよ!」 

エルキュール「いい返事ですね!お願いします!」 

レーヴァテイン「・・・・あっちの空間、うるさい」 

ティルフィング「縦セタ・・・・・確かにあれはエロイですね。今度はアレを着てマスターと新婚セックスでもしますか」 

エロース「新婚さんごっこもいいけど、愛人ごっこもいいと思いますよ。ということで新婚ごっこをするときは言ってください。私、隣の部屋で声を聴きながらオナニーしてますから」 

ティルフィング「壁一枚挟んで浮気されてる設定で行くんですね。あとで交代もお願いします」 

レーヴァテイン「こっちもこっちでうるさい」

417: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:07:40.78 ID:WV1Qt7zQ0
―LQの部屋― 

エルキュール「これを見てください」 

ダモクレス「わぁ、なになに!?・・・・・なにこれ、マスター?」 

エルキュール「はい!等身大1/1マスター石像をただいま製作中なんです!」 

ダモクレス「すごいね!・・・・でも、どうして裸なの?」 

エルキュール「え?こういう像って裸じゃないですか?」※ヘラクレス像など古代ギリシャの像は大体全裸。エルキュールはヘラクレスのフランス語形。 

ダモクレス「そ、そうかな?そう、かも?」 

エルキュール「はい、そうなんです!だからそれはそれでいいとして、問題は・・・・」 

ダモクレス「は?」 

エルキュール「股間部分がまだ作れてないことなんですよ!」 

ダモクレス「」

418: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:08:07.66 ID:WV1Qt7zQ0
エルキュール「それで、ダモクレスなら細かい形から陰毛の本数までこと細やかに覚えていると思うんです」 

ダモクレス「」 

エルキュール「だから、製作を手伝ってもらいたくて」 

ダモクレス「」 

エルキュール「ダモクレスは何度もマスターの逸物を見ているはずですからね。大丈夫だと思います」 

エルキュール「・・・・・あれ?どうしたんですか?」 

ダモクレス「く、クレスはそういうのつくるのにがてだからおてつだいできないとおもうなー」 

エルキュール「大丈夫です。教えます!愛さえあれば問題ありません!」 

ダモクレス「そ、そうだよね、愛さえあれば・・・・・・・」 

ダモクレス(愛があってもわからないものはわからないよっ!)

419: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:08:39.46 ID:WV1Qt7zQ0
ダモクレス(そもそも、なんでエルキュールはこんなもの平気な顔して作れるの!?恥ずかしくないの!?) 

ダモクレス(しかもよく見たらこのマスター、石像なのに肌の細かいシワとかも全部掘られてるし・・・・) 

ダモクレス(本当に細かすぎだよ!なんでここまでできるの!?なんでそんなのわかるの!?) 

ダモクレス(クレスもマスターのことは愛してるけど、さすがにここまでは・・・・・) 

ダモクレス(ううん、こんなので弱気になってちゃダモクレスの名折れだよ。七元徳の『愛』を司るダモクレスがこんなところで負けちゃいけない!) 

ダモクレス(例え想像でも、マスターを再現してみせる!)

420: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:09:12.51 ID:WV1Qt7zQ0
エルキュール「というわけで、これで削っていきますよ」 

ダモクレス「はーい・・・・・斧っ!?」 

エルキュール「柱をも破壊できるこの斧なら、石を切り出すぐらい簡単です!」 

ダモクレス「クレスは剣だよっ!?」 

エルキュール「そういうと思って剣も用意しておきました!」 

ダモクレス「準備がいいね!?じゃあやるよ!」 

エルキュール「はいっ!」

421: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:09:56.10 ID:WV1Qt7zQ0
―2時間後― 

ダモクレス「・・・・・・」 

エルキュール「・・・・・・・・・・」 

石の残骸「」 

ダモクレス「全然うまくいかない・・・・・剣で石を削るとか無理だよ・・・・・」 

エルキュール「諦めてはいけません!希望を捨ててはいけないんです!希望は前に進むんですよ!」 

ダモクレス「せめて普通の道具使おうよ!ノミとか!金づちとか!ていうか買ってくるよ!」 

エルキュール「あ、はい」

422: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:10:30.66 ID:WV1Qt7zQ0
ダモクレス「持ってきたよー」 

エルキュール「わあ、早いですね!」 

ダモクレス「マスターが持ってたから借りて来たの」 

ダモクレス(ついでにちょっと資料を参考しようか迷ったのは内緒。さすがにそんな勇気はなかったけど) 

エルキュール「えっ、こ、これ、マスターのなんですか!?」 

ダモクレス「うん、そうだよ?」 

エルキュール「ということは、ついでに資料の確認もしてきたというところでしょうか。さすがダモクレスです!」 

ダモクレス(迷ったけどしてないよ!?)

423: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:10:59.68 ID:WV1Qt7zQ0
―5時間後― 

ダモクレス「・・・・・・・・・・」 

エルキュール「・・・・・・・・・・」 

つ円形の棒 

ダモクレス「クレス、なにつくってるんだろう・・・・・」 

エルキュール「落ち込まないでください、ダモクレス!時間はまだまだあります!」 

ダモクレス(本当に今やってることが愛なのかどうかわからなくなってきたよ・・・・愛ってなに・・・・)

424: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:11:25.74 ID:WV1Qt7zQ0
ダモクレス「そういえば、どうしてこんな像を作ろうと思ったの?すっごい大変だったよね、これ」 

エルキュール「はい!それは、マスターが希望の象徴だからです!」 

ダモクレス「えっ?」 

エルキュール「私たちのマスターは、知っての通りこの隊にいるキラープリンセスをまとめている存在です」 

エルキュール「そして、悩めるキル姫たちの悩みを片っ端から解決していってくれています」 

エルキュール「また、マスターは私たちキル姫が普通の女の子として過ごせるように尽力してくれています」 

エルキュール「その姿はまさに希望!私たちキラープリンセスにとっての希望の象徴が、私たちのマスターなのです!」 

ダモクレス(クレス的にはあれは『愛』だと思うんだけどなぁ)

425: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:11:54.99 ID:WV1Qt7zQ0
エルキュール「そしてその希望を、私たちは後世へと伝えなければなりません」 

エルキュール「そこで思いついたのが、このマスター像です」 

エルキュール「古代ギリシャでは英雄たちの勇姿を石像にして残していました」 

エルキュール「人々の希望の象徴である英雄は、みんなその姿を遺されているんです」 

エルキュール「つまり!マスターの姿も石像という形で残すべきなんです!」 

ダモクレス(なるほど、そのとおりなの・・・・かも?) 

エルキュール「そしてひいてはマスターの生き方を規範にするよう民衆にも呼びかけないといけませんね」 

ダモクレス「えっ?」

426: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:12:31.16 ID:WV1Qt7zQ0
エルキュール「希望の象徴であるマスターの生き方を規範にすれば、世の中は希望にあふれるに決まっています」 

エルキュール「また、毎日みんなでマスターの像を拝むようにしましょう。そうすればマスターの尊大さがわかるはずです」 

ダモクレス「それはもう『希望』じゃなくて『信仰』の域に達してないかな?フライシュッツの方だよね、それ」 

エルキュール「『信仰』は人々の『希望』になるので問題ありません!」 

エルキュール「ん?ならラグナロク協会なんていらなくないですか?」 

エルキュール「不確かで理不尽な神なんかよりマスターを崇め奉るように訴えかけるべきなんじゃないでしょうか?」 

エルキュール「そのためにも像を完成させないといけませんね!ということでダモクレス、続きをおねがいします!」 

ダモクレス「それは違うよ!」反論! 

エルキュール「!?」

427: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:12:59.26 ID:WV1Qt7zQ0
ダモクレス「マスターはマスターだけど神様なんかじゃない!」 

ダモクレス「マスターはクレスたちにとっては希望かもしれないけど、普通の人間にとってはそんなの関係ないの」 

ダモクレス「マスターがクレスたちの希望になるのは、マスターがクレスたちを愛してくれているから!」 

ダモクレス「エルキュールはどうなの?マスターのこと、愛してる?」 

エルキュール「もちろんです!神を愛するかのように、マスターを愛しています!」 

ダモクレス「でもそれは、マスターの『希望』じゃないよね」 

エルキュール「・・・・・へっ?」

428: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:13:29.03 ID:WV1Qt7zQ0
ダモクレス「マスターは、クレスたちに普通の女の子になってほしい」 

ダモクレス「普通の女の子として、クレスたちと接したい」 

ダモクレス「でも、エルキュールがマスターのことをそんな風に想っちゃうと、普通の女の子としては接せなくなるよ」 

エルキュール「!」 

ダモクレス「そんなの、愛じゃない。クレス達がやらなきゃいけないのは、普通の女の子としてマスターを愛すること」 

ダモクレス「だからそれを、神様になんてしちゃいけないんだよ。エルキュール」

429: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:13:54.50 ID:WV1Qt7zQ0
エルキュール「・・・・・ダモクレス」 

ダモクレス「?」 

エルキュール「私、感動しました!」 

ダモクレス「へっ?」 

エルキュール「そうですね。私は『希望』を司るエンシェントキラーズ、エルキュール。その私が、マスターから希望を奪うなんてこと、あっちゃいけません」 

エルキュール「この像も、私が一人で完成させないと」 

ダモクレス「え?そ、そうなの?」 

エルキュール「はい。これが、私の希望の形であるのは変わりありませんから」 

エルキュール「そしてこれは、私の愛の形でもあります」 

エルキュール「だからこそ、マスターの希望を・・・・・いや、希棒を自分で完成させないと!」 

ダモクレス(うん、これで解決・・・・・だよね?) 

エルキュール「ということで、早速マスターのところに行ってきます!」 

ダモクレス「へっ?」

430: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:14:22.51 ID:WV1Qt7zQ0






エルキュール「マスター!マスターの希棒を見せてください!じっくり、ねっとり、詳細に!」 






431: SSまとめマン 2018/11/28(水) 02:14:50.27 ID:WV1Qt7zQ0
ダモクレス「・・・・・・」 

ダモクレス「セーターで露出を減らしてもエッチに見えるみたいだから・・・・・」 

ダモクレス「え、どうしたらいいんだろ?エッチじゃない服って何?」 

ダモクレス「ていうか、えっちな感じってどんなのなの?」 

ダモクレス「うーん・・・・・・・わからないよ・・・・・・」 

ダモクレス「また別の服を考えないと・・・・・」

435: SSまとめマン 2018/11/29(木) 01:59:59.49 ID:FVxLiVuS0





フライシュッツ「ねえねえダモクレスちゃん」 





436: SSまとめマン 2018/11/29(木) 02:00:33.33 ID:FVxLiVuS0
ダモクレス「あ、フライシュッツだ~!なになに?」 

フライシュッツ「今日はいつもの服じゃないんだね」 

[OL風]ダモクレス「でしょでしょ?昨日買ったばっかりなんだ!」 

フライシュッツ「でもダモクレスちゃんって目、悪かったっけ?」 

ダモクレス「あ、このメガネはね、伊達メガネって言うらしいよ。おしゃれでつけるんだって」 

フライシュッツ「へ~。それにしても、その恰好・・・・」 

ダモクレス「どうどう?真面目っぽい?」 

フライシュッツ「なんかぴっちりしててエッチだね!」 

ダモクレス「」

437: SSまとめマン 2018/11/29(木) 02:01:49.40 ID:FVxLiVuS0
フライシュッツ「あ、あれ?お姉ちゃん、なんか変なこと言っちゃった?」 

ダモクレス「う、ううん・・・・大丈夫・・・・愛さえあれば問題ない・・・・」 

フライシュッツ「あ、そうそう。ダモクレスちゃんに聞きたいことがあったんだよ。それで捜してたの」 

ダモクレス「え?クレスに用事?」 

フライシュッツ「うんうん。えっとね、お姉ちゃんねマスターくんのお姉ちゃんになりたいの」 

ダモクレス「へ~。・・・・へっ?」

438: SSまとめマン 2018/11/29(木) 02:03:41.77 ID:FVxLiVuS0
ダモクレス「えっと、それってつまり、お姉ちゃんって呼ばれたいってこと?」 

フライシュッツ「ううん。ちがうよ?」 

ダモクレス「じゃあ、えっと・・・・・」 

フライシュッツ「もっとはっきり言うとね、マスターくんの筆おろしをしてあげちゃうようなお姉ちゃんになりたいの」 

ダモクレス「筆おろし?」 

フライシュッツ「そうそう。マスターくんのおちんちんをマスターくんが頑張るたびに筆おろししてあげたいの」 

ダモクレス「・・・・・・・・」 

ダモクレス(あ、これってもしかしてエッチな話なの?そういう話なの?)

439: SSまとめマン 2018/11/29(木) 02:04:58.61 ID:FVxLiVuS0
フライシュッツ「おねえちゃんね、おねえちゃんっていうのは弟くんのためにごはんのお世話からおちんちんのお世話まで全部するものだと思うの」 

ダモクレス「えぇ・・・・」 

フライシュッツ「思春期になったら一番最初にエッチだと思っちゃうのはおねえちゃんに対してのはずなの」 

ダモクレス「でも、マスターは大人だよ?」 

フライシュッツ「マスターくんって結構子供っぽいところあるし、大丈夫だと思うんだけど・・・・・」 

ダモクレス「そういうことじゃないと思うな」

440: SSまとめマン 2018/11/29(木) 02:06:16.01 ID:FVxLiVuS0
フライシュッツ「それでね、普段からおねえちゃん、マスターくんにはお姉ちゃんっぽく接してるつもりなんだけど・・・・・」 

ダモクレス「うんうん」 

フライシュッツ「でもマスターくん、まだおねえちゃんの部屋からブラもパンツを盗んでくれないの!」 

ダモクレス「ふぇっ?」 

フライシュッツ「おねえちゃんいつ盗まれてもいいように衣装ケースの一番上に下着スペース作って待ってるのに・・・・」 

ダモクレス「ええ~・・・・」

441: SSまとめマン 2018/11/29(木) 02:07:53.51 ID:FVxLiVuS0
ダモクレス「でも、マスターは物を盗むような人じゃないよ。だから、フライシュッツが言ってることは難しいんじゃないかな」 

フライシュッツ「そうだよね。パンツも盗まなくてもいつでも見れるんだよね。それが問題だよね」 

ダモクレス「うんうん」 

フライシュッツ「ダモクレスちゃんもパンツいっぱい見せてるだろうし、おねえちゃんも自分から見せた方がいいのかな?」 

ダモクレス「クレスは自分から見せたことないよ!?」 

フライシュッツ「でも、木の上からぶらさがってぺろーんってなったことあるんだよね?」 

ダモクレス「え?そ、そうだっけ?」 

ダモクレス(まだマスターのこと別に気にしてなかったときのことだから覚えてない・・・・)

442: SSまとめマン 2018/11/29(木) 02:09:15.86 ID:FVxLiVuS0
フライシュッツ「はぁ、マスターくんがもっと甘えてくれないかな~」 

ダモクレス「確かに、マスターがあんまり甘えてるところって見ないよね」 

フライシュッツ「マスターくんがしたいならおっぱいちゅーちゅーもおちんちんシコシコもなんでもしてあげるのに」 

ダモクレス「それは甘えてるっていうの?」 

フライシュッツ「おはようからおやすみまでおねえちゃんのおっぱいまくらつかっていいのに」 

ダモクレス「それも甘えてるっていうの?」 

フライシュッツ「お風呂入る時もおねえちゃんがおっぱいで洗ってあげていいのに」 

ダモクレス「それって甘えてるの?」

443: SSまとめマン 2018/11/29(木) 02:10:18.38 ID:FVxLiVuS0
フライシュッツ「それで、百戦錬磨のダモクレスちゃんはどうすればいいと思う?」 

ダモクレス「へっ?ひゃ、百戦錬磨?」 

フライシュッツ「え、そうだよね?だってみんなダモクレスちゃんはマスターくんと週5でエッチしてる仲だって言ってるよ?」 

ダモクレス「どこからそんな噂が・・・・・」 

フライシュッツ「週5は多分盛ってるよね。噂だし、仕方ないけど。でも、ダモクレスちゃんまだお腹おっきくなってないってことは、ちゃんと避妊してるんだよね?エライエライ」 

ダモクレス「あ、あはは・・・・・」

444: SSまとめマン 2018/11/29(木) 02:11:34.12 ID:FVxLiVuS0
フライシュッツ「マスターくんのおねえちゃんになるための努力は欠かしてないんだよ?」 

ダモクレス「どんなことをやってるの?」 

フライシュッツ「まずね、マスターくんを抱きしめた時にちょうどおっぱいに顔が当たるようにするベストポジションの研究とか」 

フライシュッツ「マスターくんがいつ部屋に入ってきてもいいようにお部屋に毎日脱ぎたての下着を置いたりとか」 

フライシュッツ「マスターくんが通りがかりそうなタイミングを見計らってお着換えしてみたりとか」 

ダモクレス「すごく空回りしてるね」 

フライシュッツ「そうなの!だってマスターくんがおねえちゃんの部屋に入ってきてくれないんだもん!」 

ダモクレス「入る理由がないんだよねぇ」

445: SSまとめマン 2018/11/29(木) 02:12:47.71 ID:FVxLiVuS0
フライシュッツ「血のつながらない姉弟でいいから、おねえちゃんはマスターくんのおねえちゃんになりたいの!」 

ダモクレス「血をつなげるのは無理だよね?」 

フライシュッツ「・・・・・・輸血するとか?」 

ダモクレス「血がつながるってそういうことじゃないと思うな」 

フライシュッツ「あ、でもマスターくんの血液型って何型なんだろう?おねえちゃんはO型だからマスターくんが何型でもあげれるけど・・・・」 

ダモクレス「一旦そっちの話から戻らないかな?」 

フライシュッツ「あ、そうだね。ごめんね、ダモクレスちゃん」 

ダモクレス「ううん、平気だよ」

446: SSまとめマン 2018/11/29(木) 02:14:38.95 ID:FVxLiVuS0
フライシュッツ「『愛』のダモクレスちゃんからみて、どうかな。マスターくんとうまくいきそうな方法はない?」 

ダモクレス「クレスも、フライシュッツの愛がマスターに届くようにお手伝いしたいけど、クレスが思ってる愛とちょっと違うんだよね・・・・・」 

フライシュッツ「うーん、おねえちゃんの『信仰』もあんまり関係ないし・・・・・」 

ダモクレス「ていうか、マスターなら言えばやってくれるんじゃないかな?」 

フライシュッツ「ほんとに?」 

ダモクレス「だってほら、ヴァナルガンドが・・・・」 

フライシュッツ「あー、そういえばそんなのも・・・・・」 

フライシュッツ「・・・・・え、おねえちゃん、もしかしてヴァナルガンドちゃんとおんなじ感じになってる?」 

ダモクレス「まだ大丈夫だと思うよ」

447: SSまとめマン 2018/11/29(木) 02:16:25.84 ID:FVxLiVuS0
ダモクレス「とりあえず、一回マスターとお出かけしたらどうかな?それで、姉弟っぽくしてみるとか」 

フライシュッツ「ん~、そうしてみよっかなぁ。ありがとう、ダモクレスちゃん。お礼のハグだよ!」 

ダモクレス「~~~~~~~~!!!!!」 

フライシュッツ「ダモクレスちゃんももーっとお姉ちゃんに甘えても」 

ダモクレス「痛い痛い痛い!フライシュッツ、離して!」 

フライシュッツ「えっ!?ど、どうしたの!?大丈夫?」 

ダモクレス「うう~、メガネの鼻あてのとこが食い込んですっごく痛かった・・・・」 

フライシュッツ「ご、ごめんね?ダモクレスちゃんがメガネしてたの忘れてて・・・・」 

ダモクレス「大丈夫大丈夫。愛さえあれば問題ない!ほら、フライシュッツ!さっそくゴーゴー!」 

フライシュッツ「ごー!」

448: SSまとめマン 2018/11/29(木) 02:17:56.07 ID:FVxLiVuS0
―おまけ― 

―隊舎門前― 

ダモクレス「・・・・・・・・」 

全裸マスター像「」 

ダモクレス「これを門のところに置くのは危ない気がするな。いろんな意味で」 

ダモクレス「・・・・・・これが、マスターのなんだ」 

ダモクレス「・・・・・・」ジー 

ケラウノス(ダモクレスがマスターの股間を凝視してる・・・・ちゃんとできてるか確認してるのかな?) 

ダモクレス(本物、見たことないけど・・・・・こんな形なんだ・・・・・)

453: SSまとめマン 2018/12/01(土) 02:55:58.40 ID:PEGsqhOv0






ネス「おかしいんです」 






454: SSまとめマン 2018/12/01(土) 02:56:27.54 ID:PEGsqhOv0
ダモクレス「どうしたの?ネス」 

ネス「聞いてください、ダモクレス。マスターがおかしいんです」 

ダモクレス「えっ?ど、どうしたの?」 

ネス「いつまでたってもわたしに手を出してくれません」 

ダモクレス「・・・・・・・?」 

ネス「わたしはいつでもおにいちゃん受け入れOKのサインを出してるのに・・・・」 

ダモクレス(節制はどこにいったのかな?)

455: SSまとめマン 2018/12/01(土) 02:57:03.81 ID:PEGsqhOv0
ネス「そういえば、今日はいつもと違う格好をしていますね」 

[ジャージ]ダモクレス「でしょでしょ?さすがにこのかっこうなら・・・・」 

ネス「でもハレンチなのはかわりませんね」 

ダモクレス「えっ」 

ネス「だらしない服装は襲いたくなるものだと本に書いていました」 

ダモクレス(ジャージが!?ジャージがアウトなの!?)

456: SSまとめマン 2018/12/01(土) 02:57:30.68 ID:PEGsqhOv0
ネス「それでですね、わたし、最近マスターに猛烈なアプローチをかけているのです」 

ダモクレス「へぇ、どんな感じなの?」 

ネス「例えばですね、椅子に座っていたら膝の上に乗ってみたり」 

ダモクレス「うん」 

ネス「夜になると布団の潜りに行ったり」 

ダモクレス「うんうん」 

ネス「お風呂に入ってる途中に背中を流しに行ったり」 

ダモクレス「へぇ」 

ネス「いろいろやっているのにマスターは気付いてくれません!」 

ダモクレス「懐かれたって思われてるだけじゃないのかな?」

457: SSまとめマン 2018/12/01(土) 02:58:39.34 ID:PEGsqhOv0
ネス「もしかして、マスターはわたしみたいな体形には興味がないんでしょうか・・・・」 

ダモクレス「んー、それはないと思うなぁ」 

ネス「どうして?」 

ダモクレス「だってタスラムが」 

ネス「あー」 

ダモクレス「天沼矛、草薙剣、八咫鏡も」 

ネス「・・・・なんだか希望が湧いてきました!」 

ダモクレス「希望なら門の前に置いてあるよ」

458: SSまとめマン 2018/12/01(土) 02:59:07.95 ID:PEGsqhOv0
ネス「それでですね、ダモクレス。『愛』を司るあなたにお願いがあるのですが」 

ダモクレス「なになに?クレスにできることならなんでも協力するよ!」 

ネス「ありがとうございます。では、題して『おにいちゃんメロメロ大作戦』を決行します!」 

ダモクレス「わー!」 

ネス「・・・・・・・のですが」 

ダモクレス「が?」 

ネス「なにからはじめればいいんでしょう?」 

ダモクレス「さあ?」

459: SSまとめマン 2018/12/01(土) 02:59:45.56 ID:PEGsqhOv0
ネス「すでに結構過激なことをやってるつもりなんですが・・・・」 

ダモクレス「そうだよね。一緒にお風呂はね」 

ネス「大丈夫です。ちゃんと水着は着ていきましたよ」 

ダモクレス「あー、そこ着ちゃったらだめだよ」 

ネス「も、もしかして裸でですか?だ、ダメです!もうちょっと大人になってからじゃないと、こんな体じゃ・・・・」 

ダモクレス「手を出されるってことは全部見られるんじゃないの?」 

ネス「その時は杖で叩きます」 

ダモクレス「」

460: SSまとめマン 2018/12/01(土) 03:00:22.65 ID:PEGsqhOv0
ダモクレス「え、えっと、ちなみにネス?膝の上に座った時は・・・・」 

ネス「なんですか?」 

ダモクレス「そのー、なんか変なことしてない?」 

ネス「変なこと、とは?」 

ダモクレス「例えば、なにか警告したりとか・・・・」 

ネス「変なところを触ったらこの棒で叩きますと」 

ダモクレス「布団にもぐった時は?」 

ネス「こっちを向いたら棒で叩きますと」 

ダモクレス「お風呂に入った時」 

ネス「邪念を感じたら棒で叩きますと」 

ダモクレス「それが原因だと思うな」

461: SSまとめマン 2018/12/01(土) 03:02:18.66 ID:PEGsqhOv0
ネス「!?」 

ダモクレス「え、どうして驚いてるの!?普通そんなこと言われたら何もしないよね!?」 

ネス「そ、そんな・・・・おにいちゃんに素直になれないツンデレ妹を演出しようと思ってたのに・・・・」 

ダモクレス「ツンデレの度が過ぎてると思うな」 

ネス「じゃあ、どうすればいいんですか!」 

ダモクレス「とりあえずその杖、クレスが預かるね」 

ネス「えっ!?」 

ダモクレス「とりあえず困ったら杖で叩こうとする癖を直すのが先だと思うんだよね」 

ネス「そ、そんな!杖だけは、この杖だけは勘弁してください!わたしのアイデンティティが!」 

ダモクレス「ネスそんなにそれ持ち歩いてないよね?」※ネスが杖を持っているのは通常バージョンのみ。水着とハロウィンでは持っていない

462: SSまとめマン 2018/12/01(土) 03:02:53.04 ID:PEGsqhOv0
作戦その① 

とにかく甘えてみよう! 

ネス「ま、マスター。今、お暇ですか?」 

ネス「そ、そのですね、だ、ダモクレスから、お菓子をもらいまして」 

ネス「その、1人じゃ食べきれないので、一緒に食べてもらえませんか?」 

ダモクレス(いいよ、ネス。その調子!) 

ネス「これです。ほら、あーん」 

ネス「・・・・・わかりませんか?食べさせてください。あーん」 

ネス「んっ、おいしいです・・・・・・か、カロリー?いいんです!今は気にしなくても!この棒で叩きま・・・・」 

ネス「・・・・・・・・」 

ネス「いえ、なんでもないです・・・・・」

463: SSまとめマン 2018/12/01(土) 03:03:19.76 ID:PEGsqhOv0
ダモクレス「イイ感じだよ!」 

ネス「アレはダメです。ダメダメです」 

ダモクレス「えっ?」 

ネス「結局あれでは子ども扱いのままですし、やっぱり杖が無いと落ち着きません」 

ダモクレス「イイ感じだと思うんだけどなあ・・・・」 

ネス「次です、次!」 

ダモクレス「あ、でも杖はダメだよ」 

ネス「(´・_・`)」

464: SSまとめマン 2018/12/01(土) 03:03:49.52 ID:PEGsqhOv0
作戦その② 

誘惑してみよう! 

ネス「ま、マスター!その・・・・・」 

ダモクレス(いけ!そこで胸チラだ!) 

ネス「えっとですね・・・・・」チラッ 

ネス「な、なにかありませんか?・・・・・本当に?」 

ネス「今なら怒りませんから、何を言ってもいいんですよ?」 

ネス「・・・・・・」 

ネス「で、出直してきます!」

465: SSまとめマン 2018/12/01(土) 03:04:19.99 ID:PEGsqhOv0
ダモクレス「なんであそこでやめちゃうの!もっとグイグイ行かなきゃ!」 

ネス「ダメです・・・・やってて悲しくなりました・・・・完全に無反応でした・・・・・」 

ダモクレス「そんなことないよ!マスターだって男の人だし、多少は何か思うところがあるって!(そう本に書いてあったし!)」 

ネス「あのマスターのほほえみは完全に年の離れた妹や娘を見る目でした!」 

ダモクレス「むー、じゃあどうするのさー」 

ネス「本当にどうすればいいんでしょうね・・・・」

466: SSまとめマン 2018/12/01(土) 03:04:58.71 ID:PEGsqhOv0
ネス「はあ、わたしもダモクレスみたいなファッキンビッチになれれば・・・・」 

ダモクレス「!?」 

ネス「マスターの前で胸をさらけ出すぐらいできればいいんでしょうけど・・・・」 

ダモクレス「クレス、こう見えてちゃんと大事なとこは隠してるよ?」 

ネス「あの紐みたいな服でどこが隠れるんですか。よしんば隠れたとしても中身を想像しちゃいますよ」 

ダモクレス「で、でもビッチではないよ!」 

ネス「マスター限定ファッキンビッチって言った方がいいですか?」 

ダモクレス「ビッチはやめて、本当に」 

ネス「あ、はい」 

ダモクレス(例えそう思われていたとしても口に出されると結構傷つく)

467: SSまとめマン 2018/12/01(土) 03:05:34.41 ID:PEGsqhOv0
ネス「本当に、どうしたら・・・・・」ジワ 

ダモクレス「まあまあ、まだまだやれることは・・・・」 

ネス「・・・・・わたしには、やっぱり無理だよ・・・・・」 

ネス「もうやだ~!お兄ちゃーーーん!!!」 

ダモクレス「わわっ、な、泣かないで!」 

ネス「わたしには無理だよ~!わーーーーん!!!!」

468: SSまとめマン 2018/12/01(土) 03:06:03.37 ID:PEGsqhOv0
ダモクレス「う~、今日のネス全然『節制』してないよ~!ていうか、普段からあんまりしてないよ~!」 

ネス「そんなことないもん!わーーーーん!!!!!」 

ダモクレス「あ、聞こえてるんだ」 

ネス「わたしだって、わたしだって!ちゃんとカロリー抑えてるもん!運動もしてるもん!でも、お腹がポッコリしちゃうんだもん!」 

ダモクレス「それってイカ腹なだけじゃ・・・・」 

ネス「おっぱい大きくしたいから豆乳も飲んでるし、身長伸ばすために牛乳も飲んでるし!」 

ダモクレス「そもそもキル姫って成長するの?」 

ネス「どうしてきれいな身体になれないの~!お兄ちゃーーーん!!!!」

469: SSまとめマン 2018/12/01(土) 03:06:41.42 ID:PEGsqhOv0
ダモクレス「あ、マスター!ねえ、ネスが見ての通りずっと泣いてて・・・・」 

ネス「ふぇっ?お、お兄ちゃん?」 

ネス「・・・・・・・・」 

ネス「マスター?」 

ダモクレス「いや、言い直さなくても」 

ネス「な、なんでもないです!泣いてなんかいません!」 

ダモクレス「さっきのあれで無理があると思うな」 

ネス「ダモクレス、うるさい!」 

ダモクレス「ひどい言われよう」

470: SSまとめマン 2018/12/01(土) 03:08:19.67 ID:PEGsqhOv0
ネス「とにかく、なにもありませんから!大丈夫です!」 

ネス「本当ですから、本当に・・・・・・わーーーーん!!!!」 

フォルカス「当身」 

ネス「うっ」 

ダモクレス「えっ?」 

フラガラッハ(恐ろしく速い当身。私じゃなきゃ見逃しちゃいますわね) 

フォルカス「赤ちゃんが寝たばかりなのに泣き声がうるさかったので寝かしつけに来ました」 

ダモクレス「ええ・・・・・」 

フォルカス「ということなのでマスター、さくっとやっちゃってください。アフロディーテみたいに」 

ダモクレス「えっ!?」 

フォルカス「私はこれで失礼します」 

ダモクレス「ええ~・・・・」

471: SSまとめマン 2018/12/01(土) 03:08:59.37 ID:PEGsqhOv0
―後日― 

ネス「お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん♪」 

ネス「だーめ♪今日はわたしとずーっといっしょにいてもらうからねっ!」 

ネス「おふろも、おふとんもだよっ!」 

ダモクレス「・・・・・・・・・・」 

ネス「なんですか、ダモクレス。叩きますよ」 

ダモクレス「いや、なんでもない・・・・・」 

ダモクレス(『節制』ってなんだったけ・・・・)

472: SSまとめマン 2018/12/01(土) 03:09:28.83 ID:PEGsqhOv0
―おまけ― 

エンヴィ「どうして、現実はこうにも残酷なんでしょうか・・・・」 

マナロンギ「しかたないですよ、それが現実です」 

水着ロンギ「この世には、運命っていうものがあると思います。私たちは、そういう運命だったんです」 

竜ロンギ「はぁ・・・・・天沼矛さんはああにも成長したというのに・・・・」 

海上エンヴィ「マスターの目線がいっさいここに向かわないことが妬ましいです」 

海上ロンギ「そんなに気にすることでもないと思うんですけど・・・・・」 

キルコレロンギ「諦めたらだめです。諦めたらそこで成長は終了するんです。そう思いませんか?」 

ガブロンギ「天沼矛さんは裏切り者です。審判を告げる必要があるでしょう」 

マナロンギ「ハルモニアはどうして私以外まな板はいないんですかね」 

エンヴィ「逆に、というわけではありませんが、ケイオスリオンは貧乳が多いみたいです」 

竜ロンギ「国主の胸の大きさが反映されてるんじゃ・・・・」 

ティファレト(出来るなら大きくしてあげたかった・・・・だけど、あなたは私が聖鎖したわけじゃないから・・・・)

476: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:05:42.09 ID:Tyxx+4jN0
※閲覧注意!!!

477: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:06:19.59 ID:Tyxx+4jN0






ミネルヴァ「珍しいですね、ダモクレス」 






478: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:06:47.50 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「あなたが私に相談なんて。どうしました?」 

ダモクレス「えっと、まず、今日のクレスの格好、どう思う?」 

ミネルヴァ「どう、と言われましても・・・・」 

[修道女]ダモクレス「ほら、何かあるでしょ?こう、いつもと雰囲気が違うーとか、そういうの」 

ミネルヴァ「確かにあまり見ない格好ではありますが、エロスがにじみ出てるのは変わりないですし」 

ダモクレス「この格好でもだめなの!?神に仕える格好なのに!?」 

ミネルヴァ「へ?」

479: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:07:16.61 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「はぁ、なるほど。周りからの評価に悩んでいると」 

ダモクレス「そうだよ~。確かにクレスは『愛』を司るエンシェントキラーズだし、愛さえあれば問題ないっていっつも言ってるけどさ~」 

ダモクレス「誰にでも股を開くようなビッチ扱いされるのは酷いと思うの!」 

ミネルヴァ「そうですよね。それは誰だって怒りますよ」 

ダモクレス「でしょでしょ?でもなんだか噂だとクレスが夜な夜な男を漁りに行ってるとか言われてるし・・・・」 

ミネルヴァ「ダモクレスもマスター専門なんですよね。誰にでもなんて言われたら流石に怒りますよね」 

ダモクレス(そうじゃない!そうじゃないの!)

480: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:07:52.94 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「私だってそうです。私の知恵や思慮を誰にでも貸しているわけじゃありませんし」 

ダモクレス「え、そうなの?」 

ミネルヴァ「はい。当然です。困っている人を助けるのには知恵を貸しますが、悪だくみには貸しませんから」 

ダモクレス「ああ、それはそうだよね」 

ダモクレス(でもクレスが悩んでるのはそっちじゃないんだけどな) 

ミネルヴァ「それに、結局知恵や思慮を一番うまく使えるのは自分についてですから」 

ダモクレス「ん?どういうこと?」

481: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:08:22.97 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「ふふ・・・・実は、私が料理当番のとき、マスターには私を食べてもらっているんです」 

ダモクレス「え?・・・・・・・・・・・え?」 

ダモクレス「あ、あのー、それって、せ、性的な意味で?」 

ミネルヴァ「いえ、本来の意味で」 

ダモクレス「えっ?えっ?」 

ミネルヴァ「もっと正確に言うと、マスターの料理には私に身体の一部を毎回混ぜ込むようにしているんです」 

ダモクレス「は?え?は?」

482: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:09:12.37 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「例えばですね、先週の料理にでたミネストローネは覚えていますか?」 

ダモクレス「覚えてるよ。あれおいしかったな~。また食べたい!」 

ミネルヴァ「ありがとうございます。それについてなんですが、マスターの分だけ別に作ってあったんです」 

ダモクレス「へ?」 

ミネルヴァ「そして、バレないように、なおかつ衛生にも気をつけて、私の血を、こう、とろっとですね」 

ダモクレス「ち、血って・・・・・ゆ、指でも切ったの?」 

ミネルヴァ「いえ、経血です」 

ダモクレス「」

483: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:09:44.25 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「ちゃんと顕微鏡を使って排卵された卵子がある部分のみを使ってますから、私の細胞が確実にマスターの体の中に入ったということですね」 

ダモクレス「へ、へぇ。そ、そうなんだ」 

ミネルヴァ「それに、ダモクレスが言った通り指からも血を入れています。私のヘモグロビンや赤血球、白血球、血小板なんかがマスターの身体に取り込まれるわけです」 

ダモクレス「う、うんうん」 

ミネルヴァ「それって、ものすごく興奮しませんか?」 

ダモクレス「く、クレスにはよくわからないけど、愛さえあれば問題ないよ・・・・・多分・・・・・」

484: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:10:11.80 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「私の知恵は、こういうことをするときに役立っていますよ。だってマスターにバレたら、ね」 

ダモクレス(あ、引かれるってわかってるんだ) 

ミネルヴァ「傷口は大丈夫かとか心配をかけるに決まっています」 

ダモクレス「あー、そっちだったかー」 

ミネルヴァ「どうしました?」 

ダモクレス「ううん、なんでもない、なんでも・・・・」

485: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:10:39.54 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「最近は、マスターの執務中に飲み物を差し入れすることも多いんです」 

ダモクレス「何を入れてるの?」 

ミネルヴァ「私の愛液を浸かって煮出したお茶を」 

ダモクレス「わーお」 

ミネルヴァ「もちろん加熱処理とカテキンによる殺菌効果で身体を壊す心配もありません。衛生的に問題があってはいけませんからね」 

ダモクレス「そうだねー(棒)」

486: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:11:20.64 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「よく創作なんかでは髪の毛をいれたりしてるみたいですが・・・・私から言わせてもらうと愚行でしかありませんね」 

ダモクレス「へ、どうして?」 

ミネルヴァ「目に見えるように髪の毛なんか入っていたら食べたくないじゃないですか。だから私はフリーズドライで凍らせてから粉末にして混ぜ込んでいます」 

ダモクレス「」 

ミネルヴァ「それに、調理に髪を使うと髪型もだんだんと変わっていくので、マスターが褒めてくれるのもまた・・・・」 

ダモクレス「そ、そうだよね!髪型変えたの気付いてくれると嬉しいよね!」 

ミネルヴァ「濡れますね」 

ダモクレス「どこが!?」

487: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:12:12.81 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「ダモクレスはどうなんですか?マスターに性的に沢山食べられているとは思いますが・・・・」 

ダモクレス「へ?ふ、普通だよ!普通に愛だよ!」 

ダモクレス(ていうかまだ処女だよ!) 

ミネルヴァ「普通・・・・普通とは、何なんでしょうか」 

ダモクレス(少なくともミネルヴァは普通じゃないよ) 

ミネルヴァ「普通というのはその人の中の基準値です。つまり、ダモクレスが普通だと思ってることは実は普通じゃないかもしれませんね」 

ダモクレス(ミネルヴァにだけは言われたくない)

488: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:12:57.65 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「最近は、ちょっと過激に・・・・尿に手を出してまして」 

ダモクレス「はっ?えっ?はっ?」 

ミネルヴァ「混布茶、ってあるじゃないですか。あれってもともと塩気が強いお茶なんですよ」 

ミネルヴァ「だから、多少尿を混ぜ込んでも塩分で気づかれることもなく・・・・・」 

ダモクレス「え、大丈夫なの?アンモニアとか・・・・」 

ミネルヴァ「尿にアンモニアが含まれると言われるのは迷信です。実際は有害なアンモニアを無害な尿素にしているので問題ありません」 

ダモクレス(そういうことじゃないと思うんだけどなぁ) 

ミネルヴァ「それにマスター、あのお茶をごくごくのんで、おいしいって言ってくれて・・・・」 

ダモクレス(マスター、気付いて!それは飲んじゃダメな奴だよ!) 

ミネルヴァ「ああ、思い出したらまた濡れてきました」 

ダモクレス(ツッコまない、クレスはツッコまないよ・・・・)

489: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:13:36.15 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「流石にそれ以外の排泄物に手を出すのは気が引けますが・・・・」 

ダモクレス(尿の時点で考え直してほしかった) 

ミネルヴァ「人中黄って知ってますか?」 

ダモクレス「聞きたくないからいいよ」 

ミネルヴァ「そうですか?なら詳しくは言いませんけど・・・・」 

ダモクレス(ミネルヴァってこんな子だったっけ・・・・?) 

ミネルヴァ「マスターと体を共有していくと考えると、やっぱり興奮しますね」 

ダモクレス「しないよ?」

490: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:14:09.08 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「ですが、さすがに最近レパートリーが少なくなってまして」 

ダモクレス「はぁ」 

ミネルヴァ「ですからそろそろ、肉に手を出そうかなと」 

ダモクレス「えっ」 

ミネルヴァ「私たちキラープリンセスの身体は多少のケガなら生命水を飲めば治りますからね」 

ミネルヴァ「それを利用して、一部を削いでは回復、削いでは回復としてみようかなと」 

ダモクレス「ひぃぃ~っ!そんな痛そうな話しないで!」 

ミネルヴァ「そこでお願いなんですが、さすがに自分で削ぐのは気が引けるので・・・・・」 

ダモクレス「ま、まさか・・・・」 

ミネルヴァ「次にあなたは、『まさかクレスに削いでくれっていうんじゃないよね!?』と言う!」 

ダモクレス「まさかクレスに削いでくれっていうんじゃないよね!?・・・・・はっ!」 

ミネルヴァ「そして私の答えは、『Exactry(その通り)』です」 

ダモクレス(や、ヤバいよヤバイよ、本格的にヤバいよ)

491: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:14:51.96 ID:Tyxx+4jN0
ミネルヴァ「やっぱり、削ぐなら柔らかいもも肉ですかね。斬るべきところに印はいれますから、ダモクレスの腕なら大丈夫でしょう」 

ダモクレス(本気でやる気だ!) 

ミネルヴァ「これが私の愛なんです。『愛』を司るあなたならわかってくれると思っています」 

ダモクレス(クレスはまだ処女の普通の女の子なんだって!ド変態性癖に付き合わされても困るよ~!) 

ミネルヴァ「えっと、ペン・・・・はダメですね。チョコでも塗りますか。ちょっとチョコペンを買って」 

ダモクレス「待って!」 

ミネルヴァ「はい、なんでしょう?」 

ダモクレス(止めるなら、今しかない!これ以上は、絶対に止まらない!クレスが、ミネルヴァを止めなきゃ!)

492: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:15:38.23 ID:Tyxx+4jN0
ダモクレス「た・・・・」 

ミネルヴァ「た?」 

ダモクレス「食べられるのもいいけど、食べるのもいいよねっ!」 

ミネルヴァ「・・・・・・・・」 

ダモクレス「・・・・・・・・」 

ミネルヴァ「と、言いますと?」 

ダモクレス「ほ、ほら。ミネルヴァってマスターにミネルヴァのことを食べさせてばかりだったんでしょ?」 

ダモクレス「だから逆に、食べるのもありだよねって。ほら、せ、精液とか、唾液とか・・・・」 

ミネルヴァ「・・・・・ふむ、そうですね」 

ダモクレス「そうだよ!今、ミネルヴァの愛は一方通行だけど、マスターからも愛をもらえるんだよ!」 

ミネルヴァ「それは・・・・・・」

493: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:16:11.48 ID:Tyxx+4jN0
ダモクレス「か、髪の毛とかもマスターのをちょっともらって食べればいいと思うし!」 

ダモクレス(う~、もうやけくそだよ!何言ってるかわからないけど、なるようになれ!) 

ミネルヴァ「ですが、はたしてそれで本当に興奮するんでしょうか・・・・・正直、聞いただけではあまり・・・・・」 

ダモクレス「考える愛より感じる愛だよ!興奮するかどうかはやってみてからじゃないとわからないって!」 

ミネルヴァ「・・・・・そうですね。つい考えてしまうのは私の悪い癖です。時には、ダモクレスのような場当たり的なやり方も必要でしょう」 

ミネルヴァ「わかりました。一度、試してみたいと思います」 

ダモクレス(考え直してくれてよかった~・・・・・後はマスターに任せよっと)

494: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:17:00.80 ID:Tyxx+4jN0
―後日― 

ミネルヴァ「ありがとうございました、ダモクレス」 

ダモクレス「へっ?なんのこと?」 

ミネルヴァ「あなたのおかげで、私は新しい扉を開けました。マスターを身体に取り込むということ、そしてマスターに性的に食べられるということ・・・・」 

ミネルヴァ「どちらも、実際に体験してみなければわからないものでした」 

ダモクレス「そ、そうでしょ!これでもクレスだって『愛』を司るエンシェントキラーズなんだから!」 

ミネルヴァ「はい。特に私、キスと69がお気に入りで・・・・・」 

ダモクレス「ん?」 

ミネルヴァ「お互いがお互いを身体に取り込むこれらの行為が、私を一番興奮させてくれます」 

ミネルヴァ「もちろん、いわゆる普通の行為も気持ちいし、マスターを感じられて好きですが・・・・」 

ミネルヴァ「ダモクレスはどうですか?お気に入りの行為なんかは・・・・」 

ダモクレス「あー、うん。そうだね、うん」

495: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:17:28.09 ID:Tyxx+4jN0



ダモクレス(そんなに言われても、クレス処女だからわかんないよ~っ!!!) 



496: SSまとめマン 2018/12/02(日) 02:18:32.97 ID:Tyxx+4jN0
―おまけ― 

~失われた千年王国~ 

ヘレナ「くふっ、アルマスはまだ妊娠していないんだね」 

アルマス「絶・うるさい!私はそういうのに興味がないだけよ!」 

カリス「やっほい!赤ちゃんマジ天使だよ!アルマスも早く作りなよ!」 

ソロモン「排卵日の計算ぐらいならさせてもらうけれど」 

アルマス「余計なお世話よ!そもそも、マスターの子供を妊娠する気なんてないし、子供も欲しくない!」 

ティファレト「でも、主様のお子を授かるのは素敵なことですよ?」 

フェイルノート「胸の大きさや体の形は関係ないみたいだから気にする必要はないわ」 

カシウス「虚構が生み出すのは真実の逃避のみよ」 

アルマス「ああ、もう!ティニもなんとか言ってよ!」 

ティターニア「そうですね・・・・・アルマス、私、孫が見たいです」 

アルマス「はぁ!?孫って・・・・」 

ティターニア「アルマスは私にとって娘みたいなものですからね。その娘が産んだ子供は、孫になるんじゃないでしょうか」 

モラルタ「ねえねえ知ってる?ねえ知ってる?マスターのアレってすっごくきもちいいんだよ」 

ベガルタ「ねえねえ知ってる?ねえ知ってる?思わず人格が統合されそうになるぐらいなんだよ」 

アルマス「ああもう、あんたらうるさーい!レーヴァテイン、なんとかいって!」 

レーヴァテイン「・・・・・・・・」 

アルマス「レーヴァテイン?」 

レーヴァテイン「え?ああ、そうね。私もこうみえて経産婦だし、なにか困ったら力になれるから。安心して」 

アルマス「ちがーう!そういうことじゃない!絶・四面楚歌なんだけど!」 

レーヴァテイン(記憶がなくなってもマスターはマスターなんだね・・・・この調子を見る限りは)

499: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:30:06.95 ID:onx7xNrq0





スイハ(甘いものが食べたいな・・・・・) 





500: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:30:32.18 ID:onx7xNrq0
スイハ(ちょうど小腹も空いてきたし、さっきマスターが買ってきてくれたおはぎでも食べますか) 

スイハ(最近は間食を控えてるし、ちょっとぐらいいいよね) 

スイハ(あっ、あったあった。最後の一個だ。残っててよかった) 

スイハ(それじゃあ、もら) 

ダモクレス「最後の一個だー、よかったー、間に合って」ヒョイ 

スイハ「・・・・・・あれ?」 

ダモクレス「ん?」モグモグ

501: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:31:13.79 ID:onx7xNrq0
ダモクレス「あ、やっほー、スイハ。あ、もしかして、スイハもおはぎ食べたかったの?」 

スイハ「ど、どうも、ダモクレス。別に気にしなくても―」 

ダモクレス「あー、そういえば、スイハって甘いもの好きだったよね。ごめんね?ど~してもお腹が空いちゃって・・・・」 

スイハ「い、いえ。わたくしは大丈夫ですk」グゥゥゥ 

ダモクレス「・・・・・・」 

スイハ「・・・・・・」 

ダモクレス「おはぎ、新しいの買いに行こっか」 

スイハ「・・・・・・はい(恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい~~~!!!穴があったら入りたいよ~っ!)」

502: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:31:53.88 ID:onx7xNrq0
スイハ「うう・・・・おはぎおいしい・・・・ありがとうございます、ダモクレス」 

ダモクレス「いやいや、これくらいいいよいいよ。愛さえあれば問題ない!」 

スイハ「愛、愛ですか・・・・・(うーん、ちょっと食べたりないなぁ・・・・でも、これ以上ねだるわけにもいかないし・・・・)」 

スイハ(はっ!妙案を思いついた!) 

スイハ「そういえば、マスターはいつもお菓子の差し入れをしてくれますが、わたくしたちはあまりしてないですよね」 

ダモクレス「んー、そうだね。クレス、そういうのにはあんまり気が回ってないかも」 

スイハ「ですので、たまにはわたしたちで差し入れをするというのはどうでしょうか」 

ダモクレス「それ、いいね!スイハの愛を感じるよ!」 

スイハ「では、さっそく材料を買わないといけませんね(よしっ!これで味見と称してつまみ食いができる!)」 

ダモクレス「え?既製品じゃだめなの?」 

スイハ「人数が人数ですので」

503: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:32:39.55 ID:onx7xNrq0
スイハ「まずはもち米ですね。それと、あんこ。あとはきな粉も買っておきますか」 

ダモクレス「さすがにあんこは既製品使おうね。今から仕込むと大変だし」 

スイハ「もち米も大変ではありますが・・・・まあそこはいいでしょう」 

ダモクレス「はい、あんこ。買い物かご入れておくねー」 

スイハ「ありがとうございま・・・・・・ちょっと待ってください」 

ダモクレス「ん?」 

スイハ「これ、粒あんじゃないですか。だめですよ、おはぎはこしあんじゃないと」 

ダモクレス「え?こしあんなんてあずきの食感が無いからダメじゃんか。ちゃんとつぶあんにしないと」 

スイハ「・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴ 

ダモクレス「・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴ 

スイハ「両方買えばいいですね」 

ダモクレス「そうだね」

504: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:33:05.59 ID:onx7xNrq0
スイハ「さて、まずはもち米を炊きましょうか」 

ダモクレス「ていうか、工程を考えたらそれさえ終わればほぼ完成みたいなものだよね」 

スイハ「そうですね。では、もち米を研ぎます!もち米を研ぐときはすばやく!米がとぎ汁を吸わないように!」 

ダモクレス「りょうかーいっ!クレス、マスターのために愛をこめてやっちゃうよーっ!」 

スイハ「へっ!?(ダモクレス、大胆だなぁ・・・・あんなこと物おじせず言えるのがうらやましい・・・・)」

505: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:34:17.01 ID:onx7xNrq0
ダモクレス「さて、研ぎ終わった・・・・・けど・・・・・」 

スイハ「・・・・・・やりすぎ、ましたね」 

ダモクレス「調子に乗って30キロ全部研いじゃった」 

スイハ「ま、まあ大丈夫でしょう。では炊きますよ。どうせだし、大釜で一気に炊きましょうか(その方が手間が少ないしね!)」 

ダモクレス「はーい。よいしょっと。どざざーっ」 

スイハ「それじゃあ、火を!」 

ダモクレス「あいさーっ!チャッカマンチャッカマン・・・・・あれ、ない。炎属性の子、いる?」 

スイハ「近くに誰かいないか探してきます!(早くしないと、もち米が!)」

506: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:35:50.89 ID:onx7xNrq0
※近くを通りかかったピナーカが火をつけてくれました 

ダモクレス「さてさてさてっと。あとは炊きあがるまで待つだけだね」 

スイハ「そうですね。炊きあがりが待ち遠しいです」 

ダモクレス「みんな、喜んでくれるといいね」 

スイハ「へ?・・・・・はい、そうですね(忘れてた・・・・これ、一応差し入れって名目だったんだ。危ない危ない)」 

ダモクレス「・・・・・それにしても、この量はやっぱり多いんじゃないかな」

507: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:37:22.48 ID:onx7xNrq0
ダモクレス「うわぁ・・・・・」 

スイハ「これは・・・・・」 

もち米の山「」 

ダモクレス「これ、全部潰すの?」 

スイハ「誰か、誰か手伝いを・・・・・いました(ちょうどいいところに!)」 

ミョルニル「およ?スイハと、ダモクレス?なにやってるの?」 

ダモクレス「ナイスタイミング!」 

ミョルニル「へ?」

508: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:38:32.54 ID:onx7xNrq0
ミョルニル「ぺったんぺったん!あはは、たーのしー!」 

ダモクレス「ぺったんぺったん!クレスも楽しくなってきた!」 

スイハ(疲れました。普段剣や斧を振ってる二人と違って、わたくしは弓だから余計に・・・・) 

ダモクレス「っと、あんまりやりすぎたらほんとうにただのおもちになっちゃうね。このあたりでしゅ~りょ~」 

ミョルニル「え~、もっとやりた~い!」 

スイハ「・・・・・きな粉もちも、いいですね」 

ダモクレス「ってわけでぞっこ~!あ、誰か呼んでこないと。クレスはおはぎ作らなきゃだから」 

ミョルニル「ん~?じゃあ、マスタ!・・・・は忙しいから、ラブリュス!呼んで来るね~!」 

ダモクレス「それじゃあ、クレスたちはこっちをやっちゃおうか!」 

スイハ「はい、そうですね(念願の、念願のおはぎが!)」

509: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:40:37.77 ID:onx7xNrq0
スイハ「んっ・・・・おいしいですね」モキュモキュ 

ダモクレス「うん、これならみんな喜んでくれると思うな!」 

ミョルニル「これ、みんなで食べるの?どうして?」 

ダモクレス「愛だよ、愛!」 

スイハ(作れば作るだけ食べられる・・・・・おいしい・・・・)モキュモキュ 

ミョルニル「んー、ミョルニルちゃんもそっちやりたい!ラブリュス、そっちはよろしく!」 

ラブリュス「えー!?どうせならみんなでやろうよ!」 

ダモクレス「そうだね。作るのも楽しいし、食べるのもおいしいし!みんなを呼んでこよ!ね、スイハ」 

スイハ「おいしい・・・・・え?そうですね(何の話だろう。聞いてなかった)」

510: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:42:47.26 ID:onx7xNrq0
ダモクレス「楽しかったね~、おはぎ作り大会!」 

スイハ「はい。とってもおいしかったです(おなかいっぱい食べられて、満足・・・・)」 

ダモクレス「毎回これくらい平和ならいいのになー」 

スイハ「・・・・あ、そういえば」 

ダモクレス「ん?」 

スイハ「いつもと格好が違いますね」 

[愛Tシャツ]ダモクレス「あ、これ?いいでしょいいでしょ?ここに愛!っておっきく書いてあるのが気にいちゃって!」 

スイハ「・・・・・『勇気』は置いてませんでしたか?」 

ダモクレス「そう言われると思って、じゃじゃーん!エンシェント全員分を買っておいたんだよー!」 

スイハ「さすがです、ダモクレス。愛に満ちていますね(勇気Tシャツ・・・・・かっこいい・・・・・)」 

ダモクレス「だよねだよね!わかってくれるのスイハだけだよ!みんなこの愛をわかってくれないんだよ!」 

スイハ「へ?」 

ダモクレス「みんなにもね、渡しに行ったんだ。そしたら・・・・」

511: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:44:27.04 ID:onx7xNrq0
ラグナロク【ありがとう。でも、ダサいわね】 

エルキュール【ありがとう!でも、あんまり希望は・・・・】 

フライシュッツ【ありがとう!お礼にハグしてあげるね!あ、でも、おねえちゃんこれ入らないかも・・・・】 

ネス【ありがとうございます。・・・・・・・いえ、決して不満があるわけでは】 

ミネルヴァ【ああ、いわゆるダサTというやつですね。ありがとうございます。部屋着にでもしようかな】 

グラーシーザ【ありがとう!・・・・でも、ダサいな】 

ダモクレス「って!」 

スイハ「かわいそうに・・・・(え、ダサいの?カッコ良くない?)」 

ダモクレス「あと、マスターにもちゃんとあげてきたんだよ。ぴったしの見つけたから!」 

スイハ「へぇ。なんて書いてあるんですか?」 

ダモクレス「奏官」

512: SSまとめマン 2018/12/04(火) 02:46:31.52 ID:onx7xNrq0
ロンギヌス「・・・・・あの、マスター。その服は?」 

ロンギヌス「なるほど、ダモクレスさんが・・・・彼女らしいですね」 

ロンギヌス「え、私にもですか?いいですいいです、大丈夫です」 

ロンギヌス「いえ、だから聖槍はやめてください。いや、脇腹もいいです。文字の問題じゃなくて」 

ロンギヌス「え、私以外のファーストの皆さんは受け取ったんですか?」 

ロンギヌス「・・・・わかりました。そこまで言うのなら・・・・・」 

ロンギヌス「でもせめて、せめて文字ぐらい自分で選ばせてください」 

ロンギヌス「・・・『蕃茄』で!」 

ロンギヌス「え?これですか?トマトって言う意味ですよ?」 

ロンギヌス「・・・・え、トマト祭り?マスターがやりたいというなら、準備はしますけど」 

ロンギヌス「わかりました。トマト祭りの予定、皆さんに知らせておきますね」

516: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:25:51.22 ID:C1QpYBx50







グラーシーザ「大人になりたい」 







517: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:26:33.37 ID:C1QpYBx50
グラーシーザ「ていうか、大きくなりたいんだ。どうすればいいとおもう?」 

ダモクレス「無理じゃないかな」 

グラーシーザ「!?」 

ダモクレス「ネスにも言ったんだけど、クレスたちってキラープリンセスだから、多少の体形の変化はあっても成長することってないと思うんだよね」 

グラーシーザ「そんな・・・・!」 

ダモクレス「仕方ないよ。でも、グラーシーザはおっぱいはおっきいしネスほど悩むこともないんじゃないかな」 

グラーシーザ「ちがうんだ、そうじゃないんだ・・・・」

518: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:27:02.80 ID:C1QpYBx50
グラーシーザ「この前のおおそうじをおぼえているか?」 

ダモクレス「覚えてるよ~。皆の部屋から危ないものがいっぱい見つかって・・・・・思い出したくない・・・・」 

グラーシーザ「そのときに、な。こう、たなの上をそうじしようとしたんだ」 

ダモクレス「ふんふむ」 

グラーシーザ「あたしは自分のしんちょうがひくいことはわかってるから、ひみつへいきのクイックルワイパーをもってそうじにのぞんだ」 

ダモクレス「あっ、たしかそのとき・・・・」 

グラーシーザ「・・・・ああ。たなの上にかざってあった、しゃしんたてをおとしてしまって、こわしてしまった」 

グラーシーザ「あたしのしんちょうがもっとたかければ、あんなことはおきなかったのに・・・・!」

519: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:27:28.70 ID:C1QpYBx50
グラーシーザ「それで、どうやったらおおきくなれるのかってずっとなやんでるんだ」 

ダモクレス「・・・・シークレットシューズでも履く?」 

グラーシーザ「しってるか、ダモクレス。今のあたしのしんちょうはふだんより5センチ高い」 

ダモクレス「あ、もう履いてたんだ」 

グラーシーザ「それでも気付かれないぐらいにちいさいじぶんがかなしい」 

ダモクレス「ご、ごめんね?」

520: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:28:27.34 ID:C1QpYBx50
グラーシーザ「いや、いいんだ。わかってるから・・・・・はあ・・・・」 

ダモクレス(う~ん、でもどうしてそれでクレスに相談しに来たんだろ?そういうのならクレスよりアスクレピオスとかの方が詳しそうだし・・・・) 

グラーシーザ「それに、おおきくないとできないことがあるんだ」 

ダモクレス「どんなこと?」 

グラーシーザ「マスターにキスができない」 

ダモクレス「え?」

521: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:29:11.94 ID:C1QpYBx50
グラーシーザ「毎日、こう、な?マスターとしゃべってると、くちびるがきれいだなーとか思ってしまうんだ」 

ダモクレス「へ、へぇ」 

グラーシーザ「あの口を、ふいうちでふさげたらどんなかおするんだろうかとか、どんな味がするんだろうかとか、考えてしまうんだ」 

ダモクレス「な、なるほど」 

グラーシーザ「だけど、あたしにはとどかない。せめてあと15センチ、15センチ高ければ・・・・!」 

ダモクレス「高望みしすぎじゃないかな」クレスヨリオッキクナルヨ?

522: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:30:20.64 ID:C1QpYBx50
グラーシーザ「もう、首から上とこかん以外にはやったんだ」 

ダモクレス「えっ」 

グラーシーザ「つまさき、すね、ひざ、ふくらはぎ、ふともも、腹」 

ダモクレス「え、あの、ちょっと」 

グラーシーザ「胸、手の甲、手のひら、うで、ひじ、かた、くびすじ」 

グラーシーザ「でも、そこから上がとどかないんだ!」 

ダモクレス(グラーシーザって、えっ、そんなことやっちゃう子だったの?) 

グラーシーザ「さすがにこかんにキスをしてから上っていうのはよろしくないしな」 

ダモクレス「そういうことじゃないと思うな」

523: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:31:40.02 ID:C1QpYBx50
ダモクレス「あの、それじゃあもうマスターにしゃがんでもらったらいいんじゃ・・・・」 

グラーシーザ「いままで全部ふいうちだぞ。じゃないとおどろいた顔がみれない」 

ダモクレス「そこまで驚いた顔に拘る必要性が見当たらないんだけど」 

グラーシーザ「でも、ダモクレスもマスターをおどろかせるのは好きだろ?」 

ダモクレス「クレスのとは違うでしょ!クレスは驚いた顔が見たいんじゃなくて、イタズラしたいだけ!」 

グラーシーザ「あたしも大人のいたずらをしてるだけだ」 

ダモクレス「大人ってそういうのだっけ・・・・・?」

524: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:32:55.15 ID:C1QpYBx50
グラーシーザ「そもそも、ダモクレスだってよく大人のいたずらはやってるって聞いてるんだが」 

ダモクレス「えっ?」 

グラーシーザ「朝ふとんにもぐりこんで尺八はあたりまえ、しつむ中にはストリップをはじめ、夜は初手がんめんきじょう」 

ダモクレス「」 

グラーシーザ「それにくらべたら、あたしのものはかわいいものだと・・・・」 

ダモクレス「・・・・・・・ないもん」 

グラーシーザ「ん?」 

ダモクレス「クレス、そんなことやってないもん!!!」 

グラーシーザ「え?じゃあ・・・・・」

525: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:33:44.05 ID:C1QpYBx50










ダモクレス「だって、クレスはまだ処女だもん!!!!!!!!!!!!」 











526: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:34:12.16 ID:C1QpYBx50
ダモクレス「えっちどころかキスだってしたことないし!」 

グラデーション「え」 

ダモクレス「そもそも男の人のはだかを生で見たこともない!」 

グラーシーザ「あの」 

ダモクレス「恋愛もえっちも本に載ってることしかわかんないし!」 

グラーシーザ「あたしが悪かったから」 

ダモクレス「ていうか、えっちな本もはずかしくて買えないし!」 

グラーシーザ「声が大きい」 

ダモクレス「みんながエロイとかビッチとかいうから服とかもいっぱい変えてるのに、結局みんなエロイってばっかし!」 

グラーシーザ「あ、あたしはそんなことないと思うぞ?」 

ダモクレス「クレスは、クレスは!」

527: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:35:07.25 ID:C1QpYBx50





ダモクレス「えっちな子じゃないもん!!!!!!!!!!!!!」 





528: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:36:25.40 ID:C1QpYBx50
ダモクレス「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」 

グラーシーザ「・・・・・・・あー」 

ダモクレス(言っちゃった・・・・・ついに、バラしちゃった・・・・・) 

ダモクレス(幻滅、されるかな・・・・・『愛』を司るダモクレスが、処女で初心だったなんて知られたら・・・・・) 

ダモクレス(マスターも、こんなクレスは、嫌なのかな・・・・・) 

グラーシーザ「なんていうか・・・・すまん」

529: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:37:40.14 ID:C1QpYBx50
ラグナロク「え、今の声、ダモクレス・・・・?」 

ラグナロク「となると、私かなりひどいことを彼女に言ってたんじゃ・・・・」 

――――― 

エルキュール「い、今のって、本当なんでしょうか?」 

エルキュール「ということは、私はたいへんなものを作らせようとしてたんじゃないでしょうか」 

エルキュール「謝らないと・・・・・謝って、許してくれるんでしょうか」 

――――― 

フライシュッツ「え、ダモクレスちゃん?今のって・・・・」 

フライシュッツ「う~、お姉ちゃん、そんなの知らずにひどいことを・・・・」 

――――― 

ネス「な、なんということでしょう・・・・ダモクレスが、まさか・・・・」 

ネス「・・・・なんだか、ものすごく言ってはいけないことを言った気がします」 

――――― 

ミネルヴァ「これは、ダメですね」 

ミネルヴァ「今聞こえたことは本当ならば、私とんでもない内容を投げかけてたんじゃ?」 

ミネルヴァ「ニケ。いちばん効果のある土下座を一緒に考えて欲しいんだけど・・・・」 

――――― 

スイハ「・・・・・今度は、わたくしからなにか甘いものをご馳走しますか」 

スイハ「彼女の胸の内を聞き出す『勇気』を(ダモクレスって純情派だったんだ・・・・かわいいかも)」

530: SSまとめマン 2018/12/07(金) 01:39:16.99 ID:C1QpYBx50
ダモクレス「・・・・・ひっぐ」 

グラーシーザ「!?」 

ダモクレス「うぇぇぇぇぇぇん!もうやだよぉ!なんでこんなひどいことばっかりなのぉ!?」 

グラーシーザ「あ、あの、ダモクレス?」 

ダモクレス「『愛』はそんなんじゃないのに!『性欲』と『愛』は別物なのに!」 

ダモクレス「どうしてクレスがビッチ扱いされなきゃいけないのぉ!?もうやだぁ!」 

グラーシーザ「その、イメージが先行して」 

ダモクレス「みんな、みんなひどいよぉ!クレスは、普通にみんなを、マスターを愛したかっただけなのに!」 

ダモクレス「もういやぁ!みんなキライ!キライキライキライ!!!」 

ダモクレス「キライィィィィィィィィィィィィィィイィィィィ!!!!!!!!」 

グラーシーザ「あ、まつんだ!ダモクレス!・・・・・・い、行っちゃった」 

グラーシーザ「追いかけないと!あたしの『正義』にかけて!」 

To be continued・・・

540: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:00:27.26 ID:2nYbmoZL0





ダモクレス「愛さえあれば・・・・・」 





541: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:00:54.01 ID:2nYbmoZL0
ダモクレス「大丈夫、なはずなんだけどなぁ・・・・」 

ダモクレス「つい、怒鳴っちゃった」 

ダモクレス「どうしよう・・・・・グラーシーザ、怒ってないかな」 

ダモクレス「ていうか、みんなあれ聞こえてたよね、絶対」 

ダモクレス「う~、誰とも顔を合わせたくない・・・・・部屋から出たくない・・・・」 

ダモクレス「1人部屋でよかった・・・・・」

542: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:01:29.09 ID:2nYbmoZL0
グラーシーザ「このさいなりふりかまってはいられない。あたしが悪者になってもいいから、ダモクレスを立ち直らせたい」 

グラーシーザ「というわけで、助けてくれ!」 

ラグナロク「・・・・どうしたらいいのかわからないというのが本音。思えばダモクレスが憤怒の炎をあらわにしたのははじめてかも」 

ネス「基本的に愛さえあれば大丈夫な人ですからね。今回に限ってはそうはいきませんけど」 

エルキュール「冷静に考えれば、私たちそうとうひどいこと言いましたよね・・・・知らなかったとはいえ」 

ミネルヴァ「知らなかったから、は免罪符ではありませんよ。もちろん、私自身もですが」 

フライシュッツ「ごめんね、ダモクレスちゃん・・・・・おねえちゃん、いっぱいハグするから・・・・」 

スイハ(話が見えない)

543: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:02:13.58 ID:2nYbmoZL0
ラグナロク「・・・・ということなの、マスター」 

ミネルヴァ「虫のいい話ではありますが、知恵を貸していただけないでしょうか」 

ネス「・・・・ありがとうございます、マスター。・・・・へ?い、今はおにいちゃんはなしです!」 

フライシュッツ「マスターくん、ありがと~!ハグだよ、ハグ~!」 

エルキュール「やはり、マスターは私たちの希望ですね!」 

スイハ(マスターの手作りおはぎおいしい) 

グラーシーザ「それじゃあ、いっしょにかんがえてくれるか。ダモクレスを救う方法を」

544: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:03:12.58 ID:2nYbmoZL0
―3日後― 

ダモクレス「・・・・・どうしよう。引きこもったまま3日経っちゃった」 

ダモクレス「みんな心配して声かけてくれたり、謝ってくれたりするけど・・・・」 

ダモクレス「正直、出にくい」 

ダモクレス「まあ、夜こっそり出てごはん食べたりしてるけど・・・・」 

ダモクレス「はぁ~、どうしたらいいんだろ・・・・もう怒ってないよとか言えばいいの?」 

ダモクレス「それもそれでクレスから言いに行くのはなんだかアレだし・・・・」 

<ナヤメルオトメノコエヲキキツケテ 

ダモクレス「?」

545: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:04:59.16 ID:2nYbmoZL0
┏━━━━━━━━━━━━━━┓ 
┃     (\  ∧_∧  / )    .┃ 
┃     \ \(三)Д`)/ /    ..┃<メインヒロインさんじょヴっ!? 
┃        \     \     ┃ 
┃          \     \   ┃ 
┃            \    \  ┃ 
┃              \      ┃ 
┃                      ┃ 
┃               防犯ガラス.┃ 
┗━━━━━━━━━━━━━━┛

546: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:05:37.88 ID:2nYbmoZL0
ダモクレス「・・・・・え?い、今の、ティルフィング?いや、気のせいだよね。ここ3階だし」 

ティルフィングサーン!!! 

ダモクレス(素振りで手元が狂った時用に窓を強化ガラスにしてるし、さすがに割って入ってくるってことはないと思うけど) 

ダメ、シンデル・・・ 

ダモクレス「・・・・マスター、怒ってないかな。ずっと部屋にひきこもっちゃって」 

ドウシテ、ドウシテコンナコトニ 

ダモクレス「いや、心配、してるよね。マスターだから・・・・」 

カタキハワタシガウチマス! 

ダモクレス(誠心誠意謝ろう。あと風評被害をなんとかしてもらおう) 

マドガダメナラ、トビラカラ! 

ダモクレス「そうと決まればさっそく―」

547: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:06:11.56 ID:2nYbmoZL0






「メインヒロインの後輩、さんじょっ!?」ドゴン!!!! 

ダモクレス「ひっ!?」ビクッ 






548: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:06:41.43 ID:2nYbmoZL0
ダモクレス「ど、ドアが力いっぱい叩かれた・・・・・?」 

アスカロンー! 

ダモクレス「や、やっぱり怒ってるんだ・・・・で、出たくないよ・・・・・おそとこわい・・・・」 

フォルカス・・・・ワタシノホネハ、マスターゾウノシタニ・・・・ 

ダモクレス「クレスがずっと出ないから怒ってるんだよね・・・・・?やだやだ、どうしよ・・・・」 

アレナラテッキョサレタワヨ 

ダモクレス「・・・・前までなら、怒られるのなんて怖くなかったはずなのにな」 

レーヴァテインガコドモノキョウイクニワルイカラッテ 

ダモクレス「愛・・・・愛が、ほしいよ・・・・・」

549: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:07:13.74 ID:2nYbmoZL0
ラグナロク「頼りになる姫たちを連れて来たって?」 

エルキュール「はい!マスターが紹介してくれたんです!」 

グラーシーザ「ピュア三銃士を連れて来たぞ!」 

ラグナロク「ピュア三銃士?」 

フライシュッツ「恋する魔弾、フライクーゲルちゃん!」 

フライクーゲル「ヘェイ、ヘァピィしてる?」 

ネス「貯金は順調、グリード」 

グリード「がんばります、よろしく」 

スイハ「近くを歩いていた天沼矛」 

天沼矛「よろしくおねがいします~」 

ミネルヴァ(スイハは主旨をわかっているんでしょうか?) 

グラーシーザ「それじゃあさっそくだけど、ダモクレスのせっとくをたのむ!」

550: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:08:10.51 ID:2nYbmoZL0
―2時間後― 

ラグナロク「どうだった?」 

グリード「ダメでした・・・・」 

フライクーゲル「あれは強敵だね」 

天沼矛「アスカロンがぐるぐる~ってしてましたね~」 

ラグナロク「そう・・・・やっぱり、ダモクレスの心は深淵の闇に囚われたままなのね・・・・」 

グリード「はい・・・・・ダモクレスは、こどもがコウノトリが運んでこないことを知っていたんです・・・・」 

ラグナロク「え?」 

フライクーゲル「別に恋人になりたいとかそういう話じゃないって言われちゃったよ」 

ラグナロク「そ、そう」 

天沼矛「とりあえず、怒ってはいないそうでしたよ~。ただ、風評被害をなんとかしてほしいとのことでしたね~」 

ラグナロク(まさかの一般通行矛が一番ためになる話を聞いてきていたとは) 

グラーシーザ「マスター、どう思う?」 

ミネルヴァ「・・・・わかりました。では、おねがいしてきますね」 

ネス「あの人だけでいいんですか?わかりました。お兄ちゃんがそういうなら・・・・」

551: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:08:37.78 ID:2nYbmoZL0
ダモクレス「・・・・なんだろ。いろいろと勘違いされてる気がする」 

ダモクレス「いや、それもこれもクレスが引きこもってるのが悪いんだよね・・・・」 

コンコンコン 

ダモクレス「え?だ、だれ?」 

ロンギヌス『ロンギヌスです。おはなし、いいですか?』 

ダモクレス「え?ま、待って!そ、その・・・・な、中で!中に入って!」 

ロンギヌス『いいんですか?』 

ダモクレス「いいから!大丈夫だから!」 

ダモクレス(クレス、なに焦ってるんだろ・・・・)

552: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:09:10.72 ID:2nYbmoZL0
ダモクレス「ごめんね、わざわざ」 

ロンギヌス「それをいうなら私の方ですよ。わざわざお茶まで用意してもらって、すいません」 

ダモクレス「ううん。だって、クレスがずっと引きこもってるから来てくれたんでしょ?」 

ロンギヌス「まあ、そうですね」 

ダモクレス「・・・・・ごめんね。めいわくかけちゃって」 

ロンギヌス「いいんですよ。私も、マスターも。そういうのは慣れっこですから」

553: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:09:45.82 ID:2nYbmoZL0
ロンギヌス「さて、何から話しましょうか。ダモクレスさん、今あなたが引きこもっている理由を当ててみて良いですか?」 

ダモクレス「へっ?」 

ロンギヌス「普段怒ったりしないあなたが、珍しく声を荒げて怒鳴ってしまった。その後のフォローの仕方がわからなくてとりあえず部屋に逃げ込んだ」 

ダモクレス「うっ」 

ロンギヌス「のはいいものの、それからしばらく顔を出すこともできずに、段々と引っ込みがつかなくなってしまった」 

ロンギヌス「なので、今となってはどう出ていったらいいかわからなくて引きこもってしまっている。・・・・違いますか?」 

ダモクレス「そ、その通り、だけど・・・・・」 

ロンギヌス「やっぱり、そうでしたか」

554: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:11:16.86 ID:2nYbmoZL0
ダモクレス「すごいね、ロンギヌスは」 

ロンギヌス「これでも、ファーストキラーズの相談窓口でしたから。消去法のロンギヌスといえば私の事です」 

ダモクレス「それは誇っていいことなのかな?」 

ロンギヌス「溺れたものが最後に掴む藁と自負しています」 

ダモクレス「ぽ、ポジティブ・・・・」 

ロンギヌス「そうじゃないとやってられないんですよ」フッ 

ダモクレス「そっちもそっちで大変だったんだね・・・・」

555: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:12:04.27 ID:2nYbmoZL0
ダモクレス「・・・・・ほんと、すごいよ。クレスは、そんな風にみんなの相談なんか受けれてないのに」 

ロンギヌス「・・・・・」 

ダモクレス「結局、クレスがなんとかして解決したことなんてひとつもないの。みんなが勝手に結論にいたってるだけで・・・・」 

ロンギヌス「本当に、そうでしょうか?」 

ダモクレス「え?」 

ロンギヌス「悩み、というのは自分だけだと堂々巡りをしてしまって収まりがつかないものです」 

ロンギヌス「ですから、聞いてくれる相手がいるだけで、頭の中で整理ができたりします」 

ロンギヌス「・・・・相手の話をむやみに否定せず、受け入れているのはひとえにダモクレスさんの『愛』の為せる業だと思いますよ」

556: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:12:32.37 ID:2nYbmoZL0
ダモクレス「・・・・・そう、なのかな」 

ロンギヌス「ダモクレスさんの無償の愛を、エンシェントキラーズのみなさんは享受していました。それは、彼女たち自身にも確認を取っています」 

ロンギヌス「ダモクレスさんに相談を持ち掛けたのは、『性』としての『愛』じゃなくて、『受け入れてくれる』『愛』を求めていたからだって」 

ダモクレス「・・・・・ほんとうに?」 

ロンギヌス「はい。心配なら、ほら。本人たちに聞いてみたらどうですか?」 

ダモクレス「えっ?」

557: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:12:59.18 ID:2nYbmoZL0
グラーシーザ「ダモクレス、あたしがわるかった!」 

ラグナロク「私も、ごめんなさい。あなたの『愛』はそういうものじゃないってわかっていたはずなのにね」 

フライシュッツ「ダモクレスちゃん、ごめんね~~~!!!!ハグだよ、ハグーっ!」 

エルキュール「勝手な思い込みで、私用につき合わせちゃってごめんなさい!」 

ネス「言葉を『節制』できなかったことをお詫びします。すいませんでした、ダモクレス」 

ミネルヴァ「長々と下の話ばかりして、ごめんなさい、ダモクレス」 

スイハ「おはぎ、また一緒に買いに行きましょう(またみんなでおはぎ大会しようね!)」

558: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:13:33.42 ID:2nYbmoZL0
ダモクレス「みんな・・・・・でも、クレスは・・・・」 

ロンギヌス「ファーストキラーズ相談窓口の私が保証します。ダモクレスさん、あなたは立派な相談係の一員です」 

ダモクレス「・・・・ほんと?」 

ロンギヌス「はい。その証として、これを」 

ダモクレス「・・・・これは?」

559: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:14:05.04 ID:2nYbmoZL0





ロンギヌス「タイムカードです」 






560: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:14:43.37 ID:2nYbmoZL0
ダモクレス「え?えっと?」 

ロンギヌス「今度から、相談を受ける時はこれを切ってからにしましょう。そうすると、お給料が出ますよ」 

ダモクレス「そ、そうなんだ」 

ロンギヌス「はい。それと、これも」 

ダモクレス「えっと、こっちは・・・・」 

ロンギヌス「媚薬です。もしヴァージンをロストしたかったら、マスターの食べ物にでも・・・・」 

ダモクレス「・・・・これは」 

ロンギヌス「ん?」

561: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:15:10.39 ID:2nYbmoZL0





ダモクレス「こんなの、クレスの知ってる『愛』じゃないよ~~~~!!!!」 





562: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:15:53.01 ID:2nYbmoZL0
―3ヶ月後― 

ダモクレス「も~、みんな相談事多すぎだよ~!」 

ロンギヌス「お疲れ様です、ダモクレスさん」 

フォルカス「お疲れ様」 

エンヴィ「お疲れ様です」 

ダモクレス「みんなもお疲れ・・・・この隊、まだまだ悩みを抱えてる子は多いんだね」 

ロンギヌス「そうですね。マスターが係の窓口を正式に作ってくれたことで、気軽に相談しやすくなったと言っていました」 

フォルカス「私はめんどうになったら夜のマスターのベッドに服を脱いで忍び込めって言ってますけど」 

エンヴィ「だからですか。昨日もデュランダルが入っていたのは。私の夜這いふたりきりエンヴィちゃん作戦が失敗したじゃないですか」 

ダモクレス「あはは!みんなも大変そうだね!ま、でも」

563: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:17:26.15 ID:2nYbmoZL0





ダモクレス「愛さえあれば問題ない!」 





564: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:18:09.94 ID:2nYbmoZL0
―おまけ― 

ロンギヌス「ちなみに、結局マスターとは・・・・」 

ダモクレス「・・・・まあ、やることはやったかな」 

天沼矛「今夜はお赤飯ですね~」ヒョコッ 

トライデント「クラッカーも用意しなきゃ!」ヒョコッ 

ダモクレス「やめてー!大事にしないでー!」

565: SSまとめマン 2018/12/11(火) 03:20:51.77 ID:2nYbmoZL0
これにて完結!だと思う! 
さすがにこれ以上はネタがないので勘弁してください。これ以上変態とか増やしてたら頭の中まで変態になっちゃう。 
次回スレを立てるならRじゃない方に立てたい。 
ロンギヌスメインのやつを書きたいな。若干シリアス気味な感じの。 
ロンギヌスは俺の嫁。異論は認めない。

570: SSまとめマン 2018/12/12(水) 03:05:54.81 ID:Qf8JW+lY0
通販で手に入れた媚薬の効果は覿面でした。マスターの執務作業を手伝っていると、だんだんと彼の息が荒くなり、眼光が鋭くなっていくのがわかります。 

「マスター、どうされましたか?」 

あくまでもなにもしらないという体を通し、マスターの体を気遣います。あたりまえのように体に触れ、額を付けて熱を測る。 

「・・・・・少し、体温が高いように思えます。今日はもうお休みなさるのはいかがでしょうか」 

こうして、部屋に戻るように促します。私も、はじめてはベッドの上がいいですから。愛しい人の部屋で純潔を散らすことを夢見るのは、乙女の性なんでしょう。 

マスターは納得してくれたようで、部屋に向かっていきます。私も付き添いとして、マスターの身体を支えながら一緒に部屋へ。さりげなく慎ましい胸を押し付けるのを忘れないように。

571: SSまとめマン 2018/12/12(水) 03:06:24.08 ID:Qf8JW+lY0
それにしても、マスターはかなり理性の強い人のようです。あくまでも体調が少し悪いだけだと言い、私を部屋から追い出そうとします。 

その理由は、きっと私を襲ってしまいそうだから。だけど、それが目的の私としては退くことはできません。 

「わかりました。今日必要な分は他の姫と分担して終わらせておきますから、マスターはゆっくり休んでいてください」 

とはいえ、仕事を投げ出すのはよくないし、マスターに負担を強いてしまうのもよくはありません。だから、ここであえて戦略的撤退を決行しました。 

「まだ、日も高いですしね」 

あとは他の姫がマスターの部屋に入らないように注意をしないといけません。マスターの体調が悪いと知れば、お世話しに行こうとする姫も多いでしょうから。

572: SSまとめマン 2018/12/12(水) 03:06:55.51 ID:Qf8JW+lY0
そうしてやることをすべて終えて、マスターに軽い夕食を提供します。隠し味は、遅効性の媚薬です。 

「どうぞ、マスター。食べにくいなら食べさせてあげますが・・・・」 

と言うと、拒否されてしまいました。私としてはあーんをしてあげたかったのですが、拒否するのなら仕方ありません。 

勝負は、まだですから。その時まで待たないといけません。急いては事を仕損じるのですから。 

「なにかあったら、いつでも呼んでくださいね」 

そう言って、部屋を出ます。さて、私の方の仕込みもしておかないといけませんね。

573: SSまとめマン 2018/12/12(水) 03:07:45.41 ID:Qf8JW+lY0
日が沈み、皆が寝静まったころ。私は静かにマスターの部屋を訪れました。 

「・・・・マスター、やっぱり心配で来てしまいました。今も息が荒いですし、今夜は私がつきっきりでお世話しますよ」 

そう言ってマスターの手をとった瞬間、私はベッドに引き倒されてしまいました。 

「ま、マスター?」 

ええ、当然でしょう。マスターは薬の効果で理性が弱くなっている上、私はネグリジェのみという薄手の格好で来たのですから。夜、女の子が一人でこんな姿で来るなんて襲ってくれと言っているようなものです。 

「・・・・・マスターなら、私はなにをされてもいいですよ」 

息を荒げ、私の上に覆いかぶさるマスター。もう抑えがきかないといった様子で、私の身体を見つめています。そしてマスターの股間は、ズボンを突き破るかのように固くそそり立っていました。 

それでも、マスターにはまだ理性が残っていたのでしょう。彼は最初に、やさしく、深いキスをしてくれました。そして私を抑え込んでいた手を、秘部に伸ばします。 

「んっ・・・」 

マスターの手が、私の膣に入っていく。大きくごつごつとした手が、私の中を優しく愛撫していきます。 

「あっ、ますたー・・・・」 

マスターが指を動かすたびに、淫靡な水音が耳に入ってきます。それと同時に私の体は段々と熱くなっていき、彼にもういちどキスをねだります。 

「んむっ・・・・ますた・・・・ん・・・・」 

互いに舌を絡め、互いを求めあう長い長い接吻。その途中で、私自身の身体が軽く振動し、絶頂に達したことを知らせます。 

「マスター、私、もう・・・・・」 

私がそういうと、マスターが下着を脱がし始めます。そして、彼自身も服を脱ぎ捨て、臨戦態勢へと入りました。

574: SSまとめマン 2018/12/12(水) 03:08:17.19 ID:Qf8JW+lY0
「マスター、来てください。私の、中に」 

マスターが逸物を膣口探るように秘部をなぞり穴の前で止まります。そしてそのまま一気に私の体を貫きました。 

「ああっ!」 

身体の奥まで、マスターが入ってきている。マスターの熱を、お腹の奥深くに感じる。私は今、愛しい人と一つになっている。 

私たちキラープリンセスは戦闘中の激しい動きの中で、処女膜は破れてしまうことが多いです。私も遠い昔に破れてしまった記憶があります。だからこそ、はじめてでもスムーズにペニスを受け入れることができるのではありますが。 

「あっ、んっ、ますた、んっ、んっ」 

マスターが、腰を動かし始めました。一定のリズムで、奥深くまで突き上げるように腰を押し入れます。出て、入って。出て、入って。 

卑猥な水音と腰を打ち付ける音、そして私の喘ぎ声だけが聞こえる空間。そんな状況に興奮しているのか、マスターのモノはより一層硬さを増していました。 

奥を突かれるごとに、お腹の奥が熱くなっていくのがわかります。私の体が、この人の子を欲しているのだと知らせています。 

「やっ、わ、わきばらは、いま、あっ、んっ、だめっ、あんっ」 

私の弱点は、とうの昔にマスターに知られています。そしてマスターは、執拗にそこを攻め立ててきます。 

「あっ、あっ、むね、ちいさくて、ごめんな、さっ、あっ、すっちゃ、や、あっ」 

私の小ぶりな胸を強く揉みしだき、また吸いつきます。乳頭が歯にあたり、軽い痛みが走ります。それと同時に、快感も。 

「ますたーっ、きす、きすしてくださっ、あっ、ん、んむっ」 

私の方からキスをねだると、マスターはかならずキスをしてくれます。口づけをしながら体を突かれると、頭が沸騰しそうになるほど気持ち良くなってしまいます。

575: SSまとめマン 2018/12/12(水) 03:08:54.26 ID:Qf8JW+lY0
「あっ、ますたー、あっ、わたし、きもちよくて、いっちゃいそうでっ、あっ」 

マスターの身体にしがみつき、与えられる快感に耐えます。だってイクなら、一緒がいいですから。 

マスターのペニスがさらに大きく固くなり、マスターの限界も近いことを知らせてくれます。 

「いいですっ、ますたっ、なかでっ、だし、あっ、わたしに、あかちゃんをっ、あっ、あっ」 

腕と足で、身体をがっちりホールドをします。マスターもしっかりと体を抱きしめて、奥の奥まで突き入れてくれます。 

「すきですっ、だいすきですっ、ますたー!あいしてますっ!きてっ、ますたー、わたしも、いくっ、ああああああっ!!!!」 

お互いの身体が跳ね、そしてお腹の中に熱いものが溜まっていきます。 

「あっ、熱いっ、ますたーの、熱くて、あっ、あっ・・・・」 

マスターの射精は長く続き、その間私たちはずっと強く抱き合っていました。ドクン、ドクンと脈を打ち、精を私の中へと吐き出していく。お腹が熱く、重くなっていくのを感じていきました。 

そうして、マスターの長い長い射精が終わり、お互いに意識を取り戻していきます。 

「あっ・・・・・あっ・・・・・・・ん・・・・ますたー、まだ、ぬかないで・・・・」 

それでもわたしたちは、抱き合ったまま。お互いの熱を、肌と粘膜でじっくりと感じていました。

576: SSまとめマン 2018/12/12(水) 03:10:14.14 ID:Qf8JW+lY0
翌朝の事。あのあと、3回ほど互いを求めあったところで私の意識が飛び、気が付くと窓から日ざしがはいってきていました。 

「ん・・・・わたしは、えっと・・・・・」 

起きようとすると、身体が少し重い。いえ、身体じゃなくて、お腹が。 

「そっか、私、ついにマスターと・・・・・」 

隣で眠っている愛しい人をみつめ、その身体だきついてもういちど布団をかぶります。 

「赤ちゃん、できてるといいですね」 

なんて、眠っている彼には聞こえてないでしょうけれど。それでも、いい。こうして、愛しい人との確かなつながりを感じられるのだから。 

「マスター。愛してますよ」 

その言葉を口にすると、またお腹の奥が熱くなっていくのを感じました。 




Episode0『ロンギヌスとの初夜』 

~Fin~

577: SSまとめマン 2018/12/12(水) 03:14:57.98 ID:Qf8JW+lY0
今度こそ終わりです! 
折角R板に立ったので、えっちぃのに挑戦してみましたが・・・・・こんなもんでいいんでしょうか?私の文章能力ではこれが限界でした。 
一応今回、擬音をなるべく少なくするように心がけてみました。あとハートマークに頼らないこと。///を使わないこと。 
エロイの書ける人マジで尊敬します。やっぱあれか、経験の有無なのか。 
次回以降があってもR版に立てるつもりはないので、今後エロを書くことはないと思いますが。 
ロンギヌスは俺の嫁。異論は認めない。