1: 名無しさん 2013/12/15(日) 14:16:41.35 ID:X+0W61by0

進撃のssです

エレンとミカサの性別が入れ替わってます

至らぬところは脳内補完してください…



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387084601

引用元: ・ミカサ「僕はミカサ」エレナ「私はエレナ・イェーガー」

2: 名無しさん 2013/12/15(日) 14:24:57.70 ID:X+0W61by0

ミカサ「エレナ」ユサユサ

エレナ「zzz」

ミカサ「エレナ、起きて」ユサユサ

エレナ「うーん…あと10分…」

ミカサ「ダメ」ユサユサユサユサ

エレナ「わかったよ…気持ち悪くなってきたから揺らさないで…」ウッ

ミカサ「エレナの吐瀉物ならむしろウェルカム」

エレナ「なにワケわかんないこと言ってんの」

4: 名無しさん 2013/12/15(日) 14:39:37.88 ID:X+0W61by0

エレナ「あれっ?ミカサ髪伸びた?」

ミカサ「違うけど。もしエレナがそういう髪型が好きなら伸ばすよ?」

エレナ「いや、私は普通が好きだよ、普通が」

ミカサ「そう…ところで」

エレナ「?」

ミカサ「どうして泣いているの?」

エレナ「えっ?」グスッ

ミカサ「ハンカチを貸そう」スッ

エレナ「ありがとう…」ゴシゴシ

ミカサ(あのハンカチは家宝にしよう)


5: 名無しさん 2013/12/15(日) 14:56:06.35 ID:X+0W61by0

エレナ「怒ってる?」

ミカサ「怒ってはいない」

エレナ「ほっ…」

ミカサ「ただ、言わせてもらえば女の子が一人で人気のないところに行ってはいけない。寝るなんてもってのほか。人さらいに連れて行かれでもしたら?」クドクド

エレナ「スイマセン」

ミカサ「分かればいい」

エレナ「…ちなみにあそこにある血まみれの塊は?」

ミカサ「きっと芸術家が作った前衛的なモニュメントだろう」

人拐い「」チーン

エレナ(本当にごめんなさい…)

ミカサ「ここは寒いから上着を貸そう」イソイソ

エレナ「大丈夫。家までもう少しだから」

ミカサ「じゃあせめて薪を持とう」

エレナ「これくらい背負えるよ!!」

6: 名無しさん 2013/12/15(日) 15:06:25.85 ID:X+0W61by0

エレナ「私だってそんなやわじゃないんだよ!?」

ミカサ「でも僕は男の子だから…エレナは泣いてたし」

エレナ「…お母さんには泣いてたって言わないでね」

ミカサ「考えておこう」(おばさんには報告するけど)

エレナ「絶対だよ、言わないでよ?」

ミカサ「あ、ほらアルミンと駐屯兵があんなところに」

エレナ「本当だ!!アルミーン!!」

ミカサ(単純…)

8: 名無しさん 2013/12/15(日) 18:52:04.97 ID:X+0W61by0

ハンネス「おー。エレナにミカサ」

アルミン「やあ、2人とも」

ミカサ「ここでなにをしていたの?」

アルミン「駐屯兵さんと僕でゲームをしてたんだ」

エレナ「ゲーム?」

アルミン「そうだよ、ちょっと大人なゲームだよ」ニッコリ

駐屯兵A「くそっ…フルハウスからのロイヤルストレートフラッシュだと…?」

駐屯兵B「嘘だろ…10歳の子に有り金全部持ってかれるなんて…」

ハンネス「お前らいい加減諦めろよ」

駐屯兵C「はい…すいませn―」

ゲスミン「ここで諦めるの?まあ所詮駐屯兵だよね。ゲームにさえ勝てない負け組の」

ハンネス「アルミン、いくらこいつらでもそんな見え透いた煽りにのるわけ―」

駐屯兵ABC「上等だァァァガキィィィ!!」

ゲスミン「美味しく料理してあげるよ、ネギを背負った鴨さん逹」ニヤリ

エレナ「なるほど。これが巷で噂のゲスミンね」

9: 名無しさん 2013/12/15(日) 18:54:18.69 ID:X+0W61by0

コメントありがとうございます!!
なんとか期待に添えるように頑張っていきたいと思います!!

10: 名無しさん 2013/12/15(日) 19:45:53.30 ID:X+0W61by0

ハンネス「というか、ネギを背負った鴨ってどういう意味だ?鍋のメニューか?」

エレミカアル「えっ?」

ハンネス「…?」

ゲスミン「バカな飲んだくれなら意味を知らないのも当然か」

ハンネス「…おい」

エレナ「兵士って言うより壁工事団だもんね」

ハンネス「あー、うん…確かに」

ミカサ「将来性もなければ生産性もない。そう…」

エレミカアル「存在が不毛!!」

ハンネス「おじさん泣いちゃうよ?」

エレミカアル「あと、数年で不毛!!」

ハンネス「いいもん!禿げても生きていけるもん!!」

駐屯兵A「ハンネスさん、落ち着いてください!!」

駐屯兵B「まだフサフサです!!禿げてません!!頭皮を確認してください!!」

11: 名無しさん 2013/12/15(日) 19:58:02.43 ID:X+0W61by0

エレナ「あははっ!ハンネスさんいじけちゃった」アハハ

アルミン「大人なのにね」アハハ

ミカサ「やっぱりハンネスさんは面白い」アハハ

ハンネス「俺、ガキに弄ばれる…」ズーン

駐屯兵ABC「ハンネスさん凹まないでください」ヨシヨシ

エレナ「あははっ。ごめんねハンネスさん、からかって。」

ハンネス「…うん」

エレナ「いつも遊んでくれるハンネスさん、大好きだよ」ニッコリ

ハンネス「!!そうか…そうか!!うん!!おじさんお仕事頑張っちゃおうかな!!うん!!」

13: 名無しさん 2013/12/15(日) 20:12:00.54 ID:X+0W61by0

駐屯兵ABC「いいなーハンネスさん」

エレナ「駐屯兵さん逹もいつも遊んでくれてありがとう!!」ニッコリ

駐屯兵ABC「」キュン

駐屯兵ABC「っしゃ!!今日も仕事やるぞー!!!!」

カベノナカニハエレナガイルンダ!!
シヌキデキョウカスルゾ!!

エレナ「…?みんな仕事しに行っちゃった」

ミカサ「エレナ、僕は!?ねぇ僕はどうなの!?もちろん大好きだよね!?ねえ!!」ガクンガクン

エレナ「ちょっ…ミカサっ!首がぁっ」ガクンガクン

ミカサ「答えてエレナ!!」

エレナ「あぅ…」ブクブク

アルミン「ミカサ!!やめなよ!!エレナ泡吹いてる!!」

ミカサ「!!」ハッ

エレナ「」バタンキュー

14: 名無しさん 2013/12/15(日) 20:12:27.01 ID:X+0W61by0

駐屯兵ABC「いいなーハンネスさん」

エレナ「駐屯兵さん逹もいつも遊んでくれてありがとう!!」ニッコリ

駐屯兵ABC「」キュン

駐屯兵ABC「っしゃ!!今日も仕事やるぞー!!!!」

カベノナカニハエレナガイルンダ!!
シヌキデキョウカスルゾ!!

エレナ「…?みんな仕事しに行っちゃった」

ミカサ「エレナ、僕は!?ねぇ僕はどうなの!?もちろん大好きだよね!?ねえ!!」ガクンガクン

エレナ「ちょっ…ミカサっ!首がぁっ」ガクンガクン

ミカサ「答えてエレナ!!」

エレナ「あぅ…」ブクブク

アルミン「ミカサ!!やめなよ!!エレナ泡吹いてる!!」

ミカサ「!!」ハッ

エレナ「」バタンキュー

15: 名無しさん 2013/12/15(日) 20:13:59.21 ID:X+0W61by0

うわっ連投すいません…

16: 名無しさん 2013/12/15(日) 20:33:38.05 ID:X+0W61by0

カーンカーン

アルミン「あっ調査兵団が…」

エレナ「帰ってきた音!!」ガバッ

ミカサ「エレナ!!」

アルミン「いきなり起きて大丈夫!?」

ミカサ「さっきはとても申し訳ないことをした。エレナの華奢な体になんという愚行をしたのだろう。悔やんでも悔やみきれない―」

エレナ「私、見に行ってくる」

アルミン「おばさんにダメって言われてなかったっけ」

エレナ「うん、だから黙ってて」

アルミン「僕はそろそろ帰るからついていけないけど…」

エレナ「家のすぐ近くだから危ないことはないと思う。心配しないで」

アルミン「じゃあ、気をつけて」バイバイ

ミカサ「だから理解して欲しい…僕の行動のすべてはエレナを思うからであって危害を加えたくて加えたわけでは…―」

シーン

ミカサ「エレナがいない?」

17: 名無しさん 2013/12/15(日) 20:55:54.09 ID:X+0W61by0

ザワザワ

住民A「ひどいな…」

住民B「今回もこれしか帰って来れなかったのか」

ブラママ「あの…あの…うちのブラウンは…」

キース「…持ってこい」

エレナ「あっ」

住民A「腕だけ…」

キース「これだけしか取り返せませんでした」

ブラママ「わ…私の息子の死は役に立ったのですよね!?何か直接の手柄は立てていなくても人類の反撃の糧となったのですよね!?」

キース「はい…いや」

キース「今回の、壁外、調査でも、我々は!!何の成果も!!得ることが!!出来ませんでした!!」

キース「私が無能なせいでいたずらに兵を…―」

エレナ「無能じゃないよ!!」

一同「!?」

18: 名無しさん 2013/12/15(日) 21:13:11.87 ID:X+0W61by0

キース(あれは、グリシャとカルラの一人娘の…)

リヴァイ「なんだあのガキは」

ハンジ「まぁまぁ聞いてみようじゃないの!」

エレナ「あの、ここにいる人はあなたがいたから帰ってこれたんでしょ?」

ハゲヴィン「…」

エレナ「ありがとう!生きて帰ってきてくれて!!」

リヴァイ「!!」

ハンジ「言うねぇ?」ニヤ

キース「こ、こんな私でも…生きて…うっ、うわぁぁぁぁあああああ!!」

エレナ「どうして泣いてるの…?」

住民(あのこ天使かなんかかな?)

19: 名無しさん 2013/12/15(日) 21:29:01.20 ID:X+0W61by0

ハゲヴィン「君…」

エレナ「はい…?」

ハゲヴィン「スキンヘッドは嫌いかな?」

エレナ「ヘッ?」

ミカサ「エレナに近付くな…ハゲ…」ゼエハア

エレナ「ミカサ!?いつの間に!?」

ミカサ「走ってきた」ハアハア

エレナ「落ち着いて…」

ミカサ「いいから、行くよ!!」ガシッ

エレナ「えー…」ズルズル

ハゲヴィン(カツラ被ろっかな)

20: 名無しさん 2013/12/15(日) 21:42:50.86 ID:X+0W61by0

エレナ「痛い!腕痛いよミカサ!!」

ミカサ「エレナ、僕の目を見て答えて」

エレナ「えっ…うん」

ミカサ「まさかとは思うけど、調査兵団に入りたいの?」

エレナ「」ビクッ

ミカサ「エレナ?」

エレナ「…お母さんには言わないで」フイッ

ミカサ「今も見ただろう。調査兵団とは常に危険と隣合わせの恐ろしい職業だ。エレナを行かせるわけには―」

エレナ「あー!!家!!家についたよ!!」

ミカサ「まったく…話題をそらして…」ハア

25: 名無しさん 2013/12/16(月) 15:42:09.70 ID:U7xFk/mN0

エレナ「ただいまー!!お母さん、お父さん!!」

ミカサ「ただいま、おばさん、おじさん」

グリシャ「お帰り、二人とも」

カルラ「おかえりなさい。危ないことはなかった?」

エレナ「全然なかったよ!!」ニコッ

グリカル「…」

カルラ「…ミカサ、実際は?」ヒソヒソ

ミカサ「人拐いがいた」ヒソヒソ

グリシャ「エレナはカルラそっくりで可愛いからな、仕方ないさ」ハア

カルラ「やだっ…あなたったら///」ヒソヒソ

ミカサ「相変わらずお熱い夫婦」ヒソヒソ

グリシャ「世界一の嫁です」キリッ

カルラ「もう///で、そいつはどうしたの?」ヒソヒソ

ミカサ「ボコった」ヒソヒソ

グリシャ「ミカサがいれば安心だな…エレナを頼むよ」ニコッ

ミカサ(これは両親公認ということ…!?あとは既成事実さえ作れば…)

26: 名無しさん 2013/12/16(月) 15:56:37.52 ID:U7xFk/mN0

エレナ「何こそこそしてるの?」

カルラ「大人の話」

エレナ「私も話に入りたい」ウーッ

ミカグリカル「それはダメ」

エレナ「えー…」

カルラ「そういやエレナ、あんた逹帰ってくるの遅かったわね」

エレナ「」ギクッ

ミカサ「ハンネスさんと遊んでた」

カルラ「あー、ハンネスね。今度お礼持って行きなさい」

エレナ「うん」

ミカサ「それとエレナは調査兵団を見に行った」

エレナ「ちょっと!!ミカ―」

ミカサ「エレナは調査兵団に入りたいらしい」

カルラ「!?」


27: 名無しさん 2013/12/16(月) 16:29:35.97 ID:U7xFk/mN0

エレナ「ミカサ、言わないでって言ったのに!!」

カルラ「あんた、何考えてるの!?本当に調査兵になりたいの!?」

エレナ「」コクン

カルラ「壁の外に出た人類がどれだけ死んだか分かってるの!?それに、野郎だらけの訓練兵団になんてあんたを行かせられる訳ないじゃない!!」

ミカサ「訓練兵団、ダメ、絶対」

エレナ「だって、壁の中にいるだけなんてまるで家畜だよ!私逹、自由なのに!!アルミンが教えてくれた、塩の湖とか、氷の大地、砂の雪原が見てみたい。広い、どこまでも続く地平線を眺めたい!!それに…」

カルラ「それに?」

エレナ「私が土地を増やして、偉い人になって、お金持ちになったら、お父さんが遠い町に診療に行かなくてもすむから、お母さんも寂しくないよ…」

カルラ「だからって―」

グリシャ「カルラ、人の好奇心は抑えようとして抑えられるもんじゃないよ」

カルラ「でも、あなた…」

グリシャ「エレナ、お父さんこれからまた診療に行かなきゃいけないんだ。ごめんな」

エレナ「うん」

グリシャ「代わりに帰ってきたら地下室をみせてやろう」

エレナ「本当に!?やった!!」

28: 名無しさん 2013/12/16(月) 16:38:15.70 ID:U7xFk/mN0

あ、すいませんID変わってますが1です
申し遅れました

29: 名無しさん 2013/12/16(月) 16:56:54.66 ID:U7xFk/mN0

グリシャ「ミカサ、エレナとカルラを頼むよ」

ミカサ「任せておじさん」

グリシャ「」ジー

カルラ「どうしたの?」

グリシャ「私もカルラと離れるのは寂しいんだよ?」

カルラ「へっ?」

グリシャ「幸い船の時間には余裕があるんだ、一時間位なら大丈夫」

カルラ「あの…あなた?」

グリシャ「エレナも姉妹が欲しかったらしいし」チラッ

ミカサ「エレナ、寝ようか」

エレナ「?いや、まだ夕食食べてないs―」ムグッ

ミカサ「いいから。おやすみなさい」

エレナ「!?」(何で!?)ズルズル

グリシャ「ミカサは本当に気がきくね。大人みたいだ」ハハハ

カルラ「あなたが子供っぽいだけよ」ハァ

30: 名無しさん 2013/12/16(月) 17:23:53.66 ID:U7xFk/mN0

エレナ「お母さん、おはよう」

ミカサ「おばさん、おはよう」

カルラ「おはよう」ツヤッ

エレナ「お腹空いた…昨日、夕食抜きだったせいだよ…。お母さん、私って夕食を没収されるほど悪いことしたっけ…すいません…」ウウッ

カルラ「ちょっと都合があっただけだから…朝食頑張って作ったから食べて元気出して」

エレナ「…うん」グスッ

ミカサ「おじさんは今どこに?」

カルラ「そうねぇ、今ごろは船に乗ってシーナじゃないかしら」

エレナ「すぐに帰って来るかなぁ」

ミカサ「エレナには僕がついている」

カルラ「さすがミカサね。心強いわ。エレナ、心配しなくてもお父さんはすぐに帰ってくるわ」

エレナ「うん!!ミカサ、ご飯食べたらアルミンのとこに行こう!」

ミカサ「そうしよう」

カルラ「お昼には帰ってくるのよ」

エレナ「はーい」

カルラ「…あ、そうだ。」

エレナ「…?」

カルラ「妹と弟だったらエレナとミカサはどっちが欲しい?」

40: 名無しさん 2013/12/17(火) 20:24:57.49 ID:xJVXhrXz0

エレナ「まさか、弟か妹ができるかもしれないなんてね!!嬉しい!!」ピョンピョン

ミカサ「僕も嬉しい。エレナはずっとお姉ちゃんになりたがっていたから」

エレナ「きちんとした報告は後日って言ってたね」

ミカサ「確実に分かるまでには時間がかかるから」

エレナ「そういうものなんだ…。コウノトリさんまだ来てなかったししょうがないのかな…」

ミカサ「…!?」

エレナ「ん?どうしたの?」

ミカサ「エレナは本当に良い子…」ナデナデ

エレナ「ありがとう?じゃあさっさとお母さんに頼まれた用事を済ませてアルミンのところに行こう」

ミカサ「いや、ハンネスさんに菓子折りを持っていくおつかいは僕がやろう。エレナはアルミンと遊んでいて良いよ」

エレナ「でも…」

ミカサ「僕は邪な自分への罰としてひとっ走りしたい」

エレナ「…?」

ミカサ「エレナはいつまでもそのままで…」


43: 名無しさん 2013/12/17(火) 20:47:51.61 ID:xJVXhrXz0

アルミン「その本を返せ!!それは僕が駐屯兵から巻き上g―ゲフン…勝ち取ったお金で買った本だぞ!!」

悪ガキA「なに言い返してんだよ異端者が」ガスッ

悪ガキB「調査兵になりたい?死にたいんだろ、なら今すぐ殺してやるよ」アハハ

悪ガキC「だいたいなぁ目障りなんだよお前は…いつもミカサとエレナをガードしてさぁ…あいつ売れば高く売れるぜ?その前にちょっといたずらしても良いがな…」フフッ

アルミン「エレナをそんな目で見るな!!」

悪ガキA「黙れよ」ドンッ

アルミン「ガハッ…」

悪ガキA「頭の沸ききったお前なんぞエレナがいなかったらな…―」

エレナ「私がなんだって?」

悪ガキABC「えっ!?」

アルミン「来ちゃダメだ!!」

エレナ「それは無理だよアルミン」

エレナ「とうっ」エレナパンチ!!

悪ガキA「おわっ…殴られた…」ドサッ

悪ガキBC「立てるか!?」

44: 名無しさん 2013/12/17(火) 21:12:28.49 ID:xJVXhrXz0

エレナ「どうしてアルミンにひどいことしているの!?いつも優しいからいい人だって信じてたのに…許してあげないんだから!!」プンプン

悪ガキA「くっ…ほっぺたを膨らませて腰に手を当ててるだと…」

アル悪ガキ(ただただ癒されます本当にありがとうございます…)

悪ガキA「ハッ…いけねぇいけねぇ…毒気が抜けるところだったぜ」

悪ガキA「バレちまったなら仕方ねぇな。覚悟しろよ?」

エレナ「望むところよ!!アルミンを虐めるあなた逹なんか、大っ嫌いよ!!私が全員倒してやるわ!!」

悪ガキABC「―…ハハハッハハッ」ゲラゲラ

エレナ「な、なによ…」

悪ガキB「エレナー。まさか俺らに勝てるって考えてるの?」ゲラゲラ

悪ガキC「冗談きついぜー。エレナ1対3だよ?しかもそんなに細い腕でどうするの!?」

アルミン(悔しいけどあいつらの言う通りだ。客観的には絶体絶命…どうすればいい?思考を止めるな…策をだせアルミン・アルレルト…)

46: 名無しさん 2013/12/17(火) 21:31:26.66 ID:xJVXhrXz0

悪ガキA「おい、お前らは異端者を押さえてろ」

悪ガキBC「ほいほーい」ガシッ

アルミン「離せ!!」

エレナ「アルミン」

悪ガキA「おーっと…人の心配してる場合か?」ドンッ

エレナ「キャッ」

アルミン「やめろ!!ミカサがただじゃおかないぞ!!」

アルミン(!!そうだ!!最強のセコムのミカサがいるじゃないか!!)

アルミン「エレナ、ミカサはどこに!?」

エレナ「おつかいに…」ボソッ

アルミン(あの野郎ぉぉぉおおおお!!大事な時に限ってぇぇえええ!!)




47: 名無しさん 2013/12/17(火) 21:52:54.55 ID:xJVXhrXz0

エレナ「今すぐ私逹から離れて」ギロッ

悪ガキA「涙目で睨まれても怖くねぇなぁ」ニマッ

悪ガキB「早くしろよー!!」

悪ガキC「がっちり腕を掴んだら折れちゃうだろ、気をつけろよ!!」ゲラゲラ

アルミン「まずいまずいまずい。その…逃げてエレナ!!」

エレナ「殴るなら殴りなさいよ!!ただ、その隙に反撃するから!!」

アルミン(エレナ!!ちがーーーーーーう!!!!)

悪ガキA「ふはっ…エレナが純粋で助かった。自分がどういう目に会うか分からないなんてな。しかも今日はミカサもいないしな…ついてたぜ…」ニヤニヤ






ミシッ





悪ガキABC「?」

48: 名無しさん 2013/12/17(火) 22:13:38.80 ID:xJVXhrXz0

エレナ「?」



ミカサ「ダレガ、イナイッテ?」<●><●>




悪ガキA「」バタン

悪ガキB「ヒッ…あいつが一撃で…?」

アルミン(ミカサの背後にくっきりと阿修羅が…)ブルッ

エレナ「ミカサ、来てくれてありがとう…」

ミカサ「もちろん。家族だから。」ドカベキッメショッ

アルミン「片手が深紅に染まってるよ、ミカサ」

エレナ「…怪我した?」

ミカサ「怪我はしてない。アルミン、これは不可抗力」

悪ガキA「」チーン

ミカサ「僕は何故こんなことになったのか説明が欲しい」ドカベキッメショッ

アルミン「殴りながら事情を片手間に聞く、そんなミカサが僕は好きだよ」b

ミカサ「ありがとう」b

エレナ「あの…私が喧嘩に…負けて…」

ミカサ「エレナは少し黙ってて」ニッコリ

エレナ「…ハイ」

49: 名無しさん 2013/12/17(火) 22:40:30.79 ID:xJVXhrXz0

ミカサ「どうせ、アルミンの来るなという忠告を無視してこのクズを殴ったんでしょ。家に帰ったらお説教ね、エレナ。さて、アルミン」

アルミン「なんだい?」(まるで見ていたかのような…)

ミカサ「このクズどもはいつものようにアルミンを虐め、さらに僕らのエレナに手を出そうとした。この認識であってるかな?」スッ

悪ガキB「長い、ナイフか…?」ガタガタ

ミカサ「これは日本刀。母さんから貰った」チャキッ

悪ガキBC「ひぃっ!!」

アルミン「わぉ。持ち歩いている理由はあえて聞かないね」

ミカサ「アルミン、どうなの?」

悪ガキB「勘違いだってミカサに言ってくれよ!!」

悪ガキC「俺逹、殺されるほど悪いことはしてねぇ!!」

オコミン「…で?」

悪ガキBC「!?」

オコミン「君逹は自己保身ばかりでエレナに一言も謝ってない。クズだよ、醜いね。ミカサ、あってるよ君の見解。」

ミカサ「そう…」

悪ガキA「」

悪ガキBC「」ガタガタブルブル

エレナ(アルミンが怖い…)ブルッ

51: 名無しさん 2013/12/17(火) 22:57:44.89 ID:xJVXhrXz0

アルミン「…あ、UFOがあんなところに(棒」

エレナ「えっ!?どこどこ!?」

ミカサ「本当だ、あっちの方に(棒」

アルミン「エレナ、あっちだよ見たいなら急がないと(棒」

エレナ「あっちだね、アルミン!!」タタタッ

アルミン「エレナについてくね」

ミカサ「よろしく」

タタタッ

ミカサ「さて…」

悪ガキBC「」ガタガタ

ミカサ「」ザシュッ

悪/ガ/キ/A

悪ガキB「バラバラ…!?」

ミカサ「バラバラダトオモッタ?」<●><●>

…/ガ/キ/A

悪ガキC「粉々…!?」

ミカサ「こうなりたくなかったら、エレナに近づくな」

悪ガキB「はい!すいませんでした!!」タタタッ

悪ガキC「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」タタタッ

ミカサ「」ハァ…

56: 名無しさん 2013/12/19(木) 20:10:31.21 ID:3d/0QdWH0

エレナ「UFO、いないよー」キョロキョロ

アルミン「うーんそうだねー(棒」(ごめん、嘘だよ、エレナ…。本当にごめん…)

エレナ「やっぱりとんでっちゃったのかなぁ」ハァ

アルミン「そうかもなぁ(棒」(あぁ、心が痛い、純粋すぎるよ…ミカサ早く帰ってきて)

ミカサ「アルミン、呼んだ?」ドロン

エレアル「ぎゃっ!?」

ミカサ「どうして叫ぶの?僕は呼ばれたはず」

エレナ「だって!!煙がモクモクしたと思ったらわいたから!!」

アルミン「心の中が読まれたから!!」

ミカサ「読心術も瞬間移動も僕にとっては簡単なこと」

アルミン「簡単!?人の域を越えてるよ!?」

ミカサ「越えてはない。実は僕には不可能を可能にする不思議なパワーがある」

エレナ「なにそのパワーって!?」

ミカサ「エレナへの愛!」ドヤァ(`・ω・)

アルミン「やかましいわっ!!」

ミカサ「愛は世界とエレナを救う」キリッ

58: 名無しさん 2013/12/19(木) 20:31:59.92 ID:3d/0QdWH0

ミカサ「じゃあエレナ帰ろう家に」

??「…そうだね、帰ろう故郷に」

ミカサ「…?故郷…エレナの故郷はシガンシナでしょ?」

エレナ「私の故郷?どうしたの急に?」

ミカサ「今、何か聞こえたような?」

アルミン「僕は何も聞こえなかったよ?」

エレナ「うん、空耳じゃない?」

ミカサ「あっ!!」

アルミン「どうしたの、ミカサ。また何か?」

ミカサ「壁の上に…」

エレナ「んー…。UFO?」

アルミン「エレナ、UFOは一旦忘れよっか?ね?」

ミカサ「よく見て…」

エレナ「あっ…」ペタン

ゴゴゴゴ

エレミカアル「巨人…!?」

超大型「ゴアアァァ」

59: 名無しさん 2013/12/19(木) 20:39:22.34 ID:3d/0QdWH0

ドガーン!!!

アルミン「壁、よりお、大きな超大型の、巨人が開閉門を蹴って…」ガクブル

ドカッドカッドッ…グキッ

ミカサ「ぐきっ?」

超大型(イタッ!!イッタ!!なにこれ硬い!?)グアァ

アルミン「蹴ってるっぽいけどなかなか壊れないね」カベッテスゴイ

エレナ「壁って硬いんだね」

ミカサ「駐屯兵達が毎日、壁の強化を(エレナの為に)頑張ってたから」

エレナ「さすがハンネスさん!!!」

超大型(壊れろよっ!くそっ泣きそうだ!!)ドカッドカッ

グキッ

超大型「ギャアアアア」イタイヨ!!

鎧女型「ベルトルト苦戦してるなぁ」

60: 名無しさん 2013/12/19(木) 20:51:32.54 ID:3d/0QdWH0


上の2つ、名前いれ忘れてました…



超大型(こっちだって…こっちだって早く故郷に帰りたいんだよ!!このっ!!壊れろ!!)コンシンノイチゲキ!!

ドッカーン!!!!

エレナ「あっ…そんな…壁が壊れた?」

超大型「よっしゃぁあい!!!!!」

ワーイワーイ

ミカサ「ガッツポーズしてる」

アルミン「相当嬉しかったんだろうね」

女型「ベルトルト…任務の自覚あるのかな?」

鎧「いつも影に隠れてばかりのあいつが初めて任務を成功させたんだ。少しくらいよろこんでもバチはあたるまい」ウンウン

女型「お母さんみたいなこと言うね、あんた」

鎧「包容力があるって?」

女型「違うよ、キモいってこと」

鎧「」

超大型「わーい!!きゃっほ!!故郷に帰れる!!」

女型(お父さん、こんなガキっぽいやつが兵士でいいの…?)

62: 名無しさん 2013/12/19(木) 21:02:14.96 ID:3d/0QdWH0

アルミン「うわっ、危ないっ」

エレナ「綺麗なシガンシナの町がぼろぼろに…」

ミカサ「壁の破片がいたるところに飛んでる」

アルミン「もうここには、住めないかもしれない…」

エレナ「…!!ぁ、あの破片が飛んでった方向…まさか…」ブルッ

ミカサ「エレナ、アルミン!!早く逃げないと巨人が壁の中に入ってくる!!」

アルミン「そうだ…、早くウォールマリア内部に逃げなきゃ!!!」

ミカサ「エレナ、僕が背負って運ぶから早く背中へ」

エレナ「…。」ガクガク

ミカサ「?足が生まれたての小鹿のようだけど…」

エレナ「は、破片が、わたっ、私達の、い、家の方向に…。」ガクガク

ミカサ「!!!」

エレナ「い、家にはお母さんが、お母さんが、いて…」ガクブル

エレナ「お母さん…おかあさん、おかあさん!!」タタタッ

ミカサ「急ごう!!!!」タタタッ




アルミン「ダメだ、早く、逃げなきゃ…。」

イヤ!!アンタ、シッカリシテ!!
ママ、オキテヨ…ウワアアアアアッ

アルミン「人類は巨人に、負けるんだ…。」

64: 名無しさん 2013/12/19(木) 21:16:20.77 ID:3d/0QdWH0

9時になってしまった…ペースがさがってしまう…宣言とはなんだったのか…



エレナ(家に壁の破片なんて当たるわけ無い)

ウワァアアン、イタイヨイタイヨ…

エレナ(大丈夫、大丈夫。家についたらお母さんがなんで早く逃げなかったの!!!って怒るだけ。)

タスケテ…

エレナ(一緒にシガンシナとは別の場所で暮らせばいい…いるかもしれない新しい妹弟といっしょに。きっと楽しい日常になる…)

エレナ(よし、この先を曲がったら私のいぇ…)ピタッ

エレナ「ぁ…ぁあ…。わた、しの家が…。」

ミカサ「…。」

エレナ「っ壊れ、て…。」ヒックグスッ

カルラ「うぅ…。」

エレミカ「おかあ(おば)さん!!」

65: 名無しさん 2013/12/19(木) 21:26:24.36 ID:3d/0QdWH0

ミカサ「エレナ、瓦礫をどかそう!」

エレナ「うん!」ゴシゴシ

ミカサ「…。」グググッ

エレナ「…。」グググッ

カルラ「無理よ!!二人とも逃げて!!エレナ!!!」

エレナ「いや!!おかあさんと家族を見殺しになんてできるわけない!!!!」

カルラ「ミカサ!!エレナを止めて!!」

ミカサ「嫌だ、嫌だ…」

カルラ「二人とも…」

巨人「」ニヤニヤ

エレナ「ひっ…」ガタッ

カルラ「…巨人が…入ってきたんだろう、エレナ?」

エレナ「違っ…。」ブンブン

カルラ「聞いて。私の足は潰れてる。助けてもらえても私は逃げられないの。だから…」

エレナ「おかあさん、を、み、見捨てるくらいなら、わた、私もここで死ぬ…」グスッ

カルラ「エレナ…。」

67: 名無しさん 2013/12/19(木) 21:38:42.89 ID:3d/0QdWH0

ハンネス「エレナ、ミカサ、カルラ!!!」

カルラ「ハンネス、お願い!!二人をつれて逃げて!」

ハンネス「おぉーっとなめてもらっちゃ困るぜ、カルラ。俺は兵士だ!!巨人をぶっ殺して3人とも助ける!!」

カルラ「やめて!戦わないで!!」

巨人「」ニヤニヤ

ハンネス(そういや、俺、立体軌道装置使ったのウン十年ぶりだ…。)ハッ

カルラ「ハンネス!!!」

ハンネス(どう足掻いたって巨人は殺せねぇだろ…兵団入ってからは壁強化しかやったことねぇ)

巨人「」ニヤリ

ハンネス(ヒッ…おれは、俺は…。カルラを救えねぇ…。ただのチキンだ…。)

ハンネス「…。」クルッガシッ

エレミカ「!?」

カルラ「ハンネス、ありがとう…」

エレナ「何すんの、ハンネスさん!」

ミカサ「戻って!!」

ハンネス「二人とも、もうカルラを見るな…」

エレナ「何でよ!!!!」

カルラ「二人とも、生き延びるのよ…」ウルウル

エレナ「おかあさん!!!」


しばらく消えます…すいません12時までには帰って来ます!!

69: 名無しさん 2013/12/19(木) 23:04:21.94 ID:3d/0QdWH0

カルラ(今、私が一番大切なのはあの子逹…)

巨人「」ドシンドシン

カルラ(これで良かった。私が食べられている間に三人は逃げられる。)

エレナ「おかあさん!!!!!!」

カルラ(もうあの子達があんなに遠く…)


─いつかの母の日

─ミカサ『おばさんがいつもいるから、優しくしてくれるから、寂しくない…その、大好き…//』

─グリシャ『二人を育ててくれて本当に感謝してる…家をあけがちですまない。でも思いは離れてても変わらない。愛してるよ、カルラ』

─エレナ『お母さん大好き!!これからもずっとね、ずっと一緒!!』

─エレナ『いつか私が大きくなったらウエディングドレス作ってね!!』ニッコリ

─カルラ『はいはい、みんなありがとう。私もみんなを愛してるわ。言われなくてもドレス作ってあげるわよ、エレナ』

─エレナ『やったー!!』

─カルラ『あんたはどんなドレスが似合うかねぇ』フフッ



カルラ「待って…エレナ、ミカサ…。」

70: 名無しさん 2013/12/19(木) 23:14:47.86 ID:3d/0QdWH0


─グリシャ『こら、エレナ。今日はカルラの日なんだからな!ドレスの話もいいけどお祝いしなきゃだめだろう?』

─ミカサ『おじさんの言うとおり。エレナ、あれ、だして。あれ。』

─エレナ『分かってるよ。じゃーん!!』

─カルラ『ケーキ…?』

―エレナ『みんなで作ったの!!』ドヤッ

─エレナ『じゃあ行くよ?!せーのっ!』


カルラ「い、行かないで…。」

─エレミカグリ『おかあさん、いつもありがとう!!』

エレナ「やめて!!!!!」

ハンネス「エレナ、ミカサ、見るな!!!」

カルラ「」ピキッパキッ

ミカサ「っ…」スッ

カルラ「」

巨人「」ニヤッ

エレナ「あっ…おかあ…」

ハンネス「エレナ!!見るんじゃねぇ!!!」

巨人「」パクッ

エレナ「いやぁあああああああ」

ミカサ(あぁ、まただ)ズキンズキン

ハンネス(カルラ、すまねぇ…)

74: 名無しさん 2013/12/21(土) 20:07:02.93 ID:CvVFBZF30



タタタタッ

エレナ「…て」

エレナ「…おろして」

ハンネス「そいつは出来ねえ相談だ」

エレナ「降ろして。ハンネスさん」

ハンネス「…。」

エレナ「降ろしてよ!!ハンネスさん!!!!!」

ハンネス「…。」ピタッ

エレナ「ハンネスさんはミカサを連れて先に行って。お母さんは私が助ける」スッ

75: 名無しさん 2013/12/21(土) 20:13:38.77 ID:CvVFBZF30


ハンネス「それは無理だ。カルラは死んだからな」ガシッ

─カルラ『エレナ、おかえり。どう?今日も楽しかったかい?』ニコッ

エレナ「死んでない!!おかあさんは死んでない!!」

─エレナ『うん!!アルミンと一緒に遊んだよ!でもね、二人だけだったの。ねぇお母さん。』

ハンネス「エレナ、カルラは死んだんだ。お前もみただろ?」

─カルラ『なぁに?』

─エレナ『アルミンがいなくなったら私、一人になっちゃうよ?他の子は怪しい医者の子だって遊んでくれないし…』グスッ

─カルラ『あらあら、それは違うね』フフッ

─エレナ『違う?』

エレナ「じゃあ、なんでおかあさんを見殺しにしたの!?生きてたのに!!!」

76: 名無しさん 2013/12/21(土) 20:19:19.79 ID:CvVFBZF30

─カルラ『あんたにはお母さんがいる。お父さんも。あなたが離れたくても離してあげないんだから』ギュッ

─エレナ『ずっと一緒?』

─カルラ『そう、ずっと一緒。だから心配しなくてもいいの』ナデナデ

─エレナ『絶対だよ?私もお母さんと一緒にいるから…』ギュッ

エレナ「ずっと一緒にいるっておかあさんと約束したのに!!!私は…私は!」

エレナ「助け、られなかった…約束守れなかった」

エレナ「ねぇ!どうして逃げたの!?ハンネスさん!!」

ハンネス「…。」

エレナ「答えて!」

77: 名無しさん 2013/12/21(土) 20:29:31.76 ID:CvVFBZF30


ハンネス「…お前がカルラを救えなかったのはお前に力がなかったからだ。」

エレナ「…このっ」ブンッ

ハンネス「俺が!!!巨人に立ち向かえなかったのは!!!」ガシッ

エレナ「…。」

ハンネス「俺に!!勇気が!!無かったからだ!!!」ボロボロ

エレナ「…。」

ハンネス「すまねぇ、すまねぇ…」グスッ

エレナ「…。」

エレナ「…ごめんね、ハンネスさん。私、言い過ぎちゃった。ハンネスさんのおかげで生きてるのに。」

エレナ「ありがとう。ハンネスさんも無事で良かった。だから、せっかく生きてるんだから、元気をだして…」

79: 名無しさん 2013/12/21(土) 20:37:09.81 ID:CvVFBZF30

ハンネス「俺はお前に慰められる資格なんてねぇよ、ねぇんだ…すまねぇ…すまねぇ…」

エレナ「いいよ、別に資格なんて気にしないで。」ニコッ

ハンネス(エレナの方が辛いだろうに、なんつぅ優しい子なんだ…俺はこの子の大切なお母さんを見殺しに…情けねぇ…)クッ

エレナ「ミカサ、さっきから頭を押さえてるけど大丈夫?」

ミカサ「…少し頭痛がするだけ」ズキン

エレナ「ごめんね。私が家に行ったせいでミカサにまで…その…目撃させちゃって…」

ミカサ「エレナのせいじゃない。僕が勝手について行っただけ」ズキンズキン

エレナ「そっか…」ナデナデ

ミカサ「…?」

エレナ「避難船にはきっとお医者さんがいるから。それまで頭痛は我慢して。私は撫でること位しかできないから…」

80: 名無しさん 2013/12/21(土) 20:39:43.78 ID:CvVFBZF30

ハンネス「よし、背負うぞ。二人とも」ヨッコラセ

エレナ「ハンネスさん、ミカサを背負って。私は走れるから」

ミカサ「でもっ…エレナの方が!!っつ…」ズキンドサッ

エレナ「ほら、無理しない!心配してくれて嬉しいけど、私は元気よ!!」ニコッ

ミカサ(嘘だ…)

ハンネス「分かった、ミカサを背負う。エレナは右手に掴まっててくれ」

エレナ「よしっ!!出発しよう!!ハンネスさん」ニコッ


81: 名無しさん 2013/12/21(土) 20:43:47.27 ID:CvVFBZF30

エレナ(私がしっかりしなきゃ。皆が弱ってるんだから、私が助けなきゃ。泣いちゃダメだ。笑わなきゃ。)ギュッ

テクテクテクテク

エレナ「…。」

ミカサ(エレナは嘘つきだ。)

エレナ「…」ニコッ

ミカサ(どうして泣きそうな顔で笑って、元気だなんて言うの。あんなに寂しそうな顔で。僕を気にかけるの。)

─カルラ『今日からあなたは私の家族!!ここはあなたの家!!よろしくね、ミカサ!!』ニコッ

ミカサ(あんなに優しかったおばさんが死んだ。この世界は残酷だ)

─カルラ『エレナをよろしくね。』

─カルラ『生き延びるのよ…』

ミカサ(弱肉強食の世界。戦わなければ勝てない世界。僕とエレナが生きているのはそういう世界)

ミカサ(ならばこの残酷な世界で僕はたった1人の家族のエレナを守るために戦おう)

82: 名無しさん 2013/12/21(土) 20:51:55.04 ID:CvVFBZF30

エレナ「避難船って広いんだね…!」

ミカサ「これならシガンシナに住んでる人もかなり逃げられる」

アルミン「エレナ!!ミカサ!!無事だったんだね!!」タタタッ

エレナ「アルミン!!」

ミカサ「アルミンも無事で良かった」

エレナ「うん!アルミンまでいなくなったらと思うと…私…」

ミカサ(不謹慎かもしれない、だがあえて言おう。今のエレナめちゃくちゃ可愛い。)

アルミン「僕の家は壁に近いけど奇跡的に無傷だったんだ。だから巨人がくる前に全員で避難できた」

エレナ「そうなんだ!!」

83: 名無しさん 2013/12/21(土) 20:54:30.44 ID:CvVFBZF30

アルミン「エレナとミカサもここにいるってことは結局、家は無傷だったんだね?」

エレナ「…ううん。お母さんが、その…ダメ、だった。瓦礫のせいで、助けて、あげられなかった…」

アルミン「あっ…」

ミカサ「…。」ギロッ

アルミン(アルミン・アルレルト史上、最大の失敗。)サァッ

エレナ「そんな顔しないで、アルミン。アルミンの家族が無事で良かったよ!!大切な友達が悲しい思いをしないですんだもん!!」ニコッ

アルミン「エレナ…。」

エレナ「ミカサの頭痛も治ったし。後は巨人がここまでこなければ良いなぁ…なんてね」アハハハッ

ミカサ「エレナ、マリアまで来たのだから巨人の心配なんてしなくても…」

84: 名無しさん 2013/12/21(土) 20:57:20.10 ID:CvVFBZF30

ゴゴゴゴッ

駐屯兵A「なんだ!?こいつ武器がきかないぞ!?」パキッ

駐屯兵B「早く門を閉じろ!!」

駐屯兵C「しかしまだ住人の避難が!!」

駐屯兵B「ここを破られれば人類の活動領域がローゼまで後退するんだぞ!?」

駐屯兵A「来るぞ!!閉じろ!!」

鎧「グワァア」ドカンッ

駐屯兵B「か、壁が…。」

シーン

鎧「…。」ドンッドンッガンッガスッ

駐屯兵B「壁がなかなか破れなくて苦戦してるな」

駐屯兵A「俺たちの補強した壁だ!!簡単に壊されてたまるか!!」

駐屯兵C「イェーガー先生の娘さんに応援されたら不思議とやる気になるんだよなぁ」

85: 名無しさん 2013/12/21(土) 21:01:13.93 ID:CvVFBZF30

鎧(嘘だろ?壁ってこんなに硬いのか?涙目だったあいつの気持ちがやっとわかった…)

駐屯兵B「なんか可哀想になってきたな」

鎧(でも、俺は壁を壊して、帰るんだ…故郷に!!)

ドッカーン

鎧「…」ゴゴゴゴ


アルミン「マリアが破壊された…?」ゾッ

エレナ(巨人…私の、皆の大切な人達を奪った奴…巨人さえ、いなければきっと皆幸せだったのに…)ギリッ

住人「終わりだ…また人類は巨人に食われる…」

エレナ(食べさせやしない…私がみんなを助けるんだ…!!)

エレナ「…。」スクッ

ミカサ「エレナ?」

エレナ「駆逐してやる…」ギロッ

ミカアル「」ゾワッ

エレナ「私が…この世から、一匹残らず…」ゴゴゴゴ

91: 名無しさん 2013/12/24(火) 23:03:27.46 ID:DJ7PdFW/0

訓練兵団入団式

キース「おい、貴様!貴様は何者だ!?」

アルミン「シガンシナ区出身!アルミン・アルレルトです!!」

キース「そうか!バカみてぇな名前だな!!親がつけたのか!?」

アルミン「祖父がつけてくれました!」

キース「アルレルト!貴様は何をしにここに来た!?」

アルミン「友人(エレナ)を守り人類の勝利の役にたつためです!!!」ジーッ

キース(誰をみている?)チラッ

エレナ(私が巨人を駆逐してやる)キッ

キース(あ、あの子は…あの時の…)ハッ

アルミン「教官…?」

キース「それは素晴らしいな!!頑張れよ!!」

一同(誉めただけ…?)

92: 名無しさん 2013/12/24(火) 23:05:56.69 ID:DJ7PdFW/0

キース「三列目後ろを向け!貴様は何者だ!!」

ミーナ「ハッ!トロスト区出身ミーナ・カロライナです!!チャームポイントはおさげです!!生粋のMです!!」

キース「そんなことは聞いとらん!!お前は雌豚以下だと言われれば嬉しいのか!?!!」

ミーナ「公衆の面前で罵倒されるなんてご褒美です!!ありがとうございます!!ただ、私は野郎に興味はないので!!教官が女だったらもっと興奮しました!!!!」

キース「そうか!!それはすまなかったな!!!そのかわりといってはなんだがお前は豚小屋出身家畜以下を名乗ることを許そう!!女子にそう呼んでもらえ!!!!」

ミーナ「ハッ!自分は豚小屋出身家畜以下であります!!教官最高です!!!」

93: 名無しさん 2013/12/24(火) 23:07:22.27 ID:DJ7PdFW/0

教官A「あの恫喝には意味は何の意味があるのでしょうか?」

教官B「あぁ、あれは通過儀礼だ。それまでの自分を否定するのに必要な過程だ。」

教官A「言われて無い子もいますが…。」

教官B「恐らく二年前の地獄をみてきた者達だ。面構えが違う」

94: 名無しさん 2013/12/24(火) 23:12:01.88 ID:DJ7PdFW/0

教官A「では、先ほどからキース教官がちらちら見てる少女はいったい?」

教官B「…どの子だ?」

教官A「あの、焦げ茶色で長めの髪の緑色の瞳の少女です。珍しい顔立ちの黒髪の少年の隣にいます」

エレナ(あの馬面のジャンって人は内地に行きたいんだ…マルコって人は王様に身を捧げたいらしいけど全否定されてる…)カワイソウ

教官B「…かなり可愛いな、そうかキースはああいうちょっと勝ち気っぽいのが好きなのか」

教官A「私的には今、芋を盗んで怒鳴られている子がタイプです。天然っぽいのがいいです」

教官B「あそこにいる小さな金髪の少女もなかなかだぞ?」

メガスルドイコデスカ?バトウサレタイデス
アノコモキレイダガ
ワタシガイッタノハメガミダ

ミカサ「アルミン、あんなのが教官でいいのだろうか」ヒソヒソ

アルミン「とどのつまり、教官も男ということだよ」ヒソヒソ

95: 名無しさん 2013/12/24(火) 23:14:54.33 ID:DJ7PdFW/0

コニー「おい、あの芋女まだ走らされてるぞ?」

エレナ「えっ?すごい。五時間ぶっ通し…」

コニー「しかし、死ぬ寸前まで走れと言われた時よりも、今日は飯抜きと言われた瞬間の方が悲壮な顔したよな」

ミーナ「あー、確かにそうだったね!!!あ、君可愛いね。ショタ需要ありそう。君も家畜以下って呼んでいいよ!!」

アルミン「あーうん…」

アルミン(この子、恫喝のせいでさらに悪化しそうだ)

96: 名無しさん 2013/12/24(火) 23:18:31.07 ID:DJ7PdFW/0

マルコ「思えばそこのお嬢さん。まだ君の名前は聞いてなかったね」

エレナ「」キョロキョロ

マルコ「君のことだよ」

エレナ「あっ」

エレナ「私はエレナ。アルミンと同じシガンシナ区出身よ。」

ミーナ「よろしくエレナ!!私は豚小屋出身家畜以下ー♪」

エレナ「家畜以下?よろしくね」

ミーナ「ぃい!!いい!!いぃいい!!!美女に罵倒されてる!!!」ハアハア

アルマル「変態だ…」

コニー「なぁなぁエリナ!?」

エレナ「なに?あと、私はエレナね」

コニー「シガンシナ出身ならいたんだろその日も!見たのか!?超大型巨人!!!」

エレナ「うん、みたよ」

97: 名無しさん 2013/12/24(火) 23:21:11.07 ID:DJ7PdFW/0

エレナ「だから…見たことあるって」

トーマス「エレナ、本当かい?」ポンッ

ミカサ「トーマス、エレナの肩に手をかけない」ギロッ

エレナ「手くらいいいでしょ」

ハンナ「どのくらい大きいの!?」

ミカサ「ハンナ、エレナをよろしく。こうみえて結構…」

エレナ「ミカサ、いい加減やめて。そうだなぁ、壁から首をだすくらいかな」

フランツ「何っ!?僕は壁を跨いだと聞いたぞ」

ミーナ「私も!!!それよりエレナ、ちょっと私のベッドにぜひ…グエッ」ドサッ

ミカサ「させるか」キッ

アルミン(家畜以下をミカサが締め落とした…。)

コニー「俺の村でも跨いだって!!」

100: 名無しさん 2013/12/24(火) 23:24:18.24 ID:DJ7PdFW/0

ダズ「鎧の巨人は!?」

アルミン「ちょっと可哀想だった」

ライナー(可哀想だと…!?)

エレナ「なかなか壁が破れなくてないてたね…」

アニ(あいつも泣いてたんだ…)

ベルトルト(わかる、分かるよライナー。壁って硬かったよね)ウンウン

サムエル「じゃあ、じゃあ!!普通の巨人は!?」

─カルラ「」ピキッパキッ

エレナ「…ウッ」カラン

ミカサ「エレナ!大丈夫!?」

アルミン「落ち着いて息をはいて!」サスサス

マルコ「みんな質問はやめにしよう?女の子だし繊細だし思い出したくないこともあるだろう」

101: 名無しさん 2013/12/24(火) 23:26:50.35 ID:DJ7PdFW/0

コニー「ゴメンな!テレパシーなかった!!」

ミカサ「デリカシーだと思う」

アルミン「テレパシーがあったらそれこそ奇跡だと思うよ?」

エレナ「マルコ、ありがとう。コニーも、私は大丈夫だから。謝らなくて良いって」

ミカサ「また、無理を…」

エレナ「違うね!さっきは思わず感極まっただけ!」

102: 名無しさん 2013/12/24(火) 23:29:29.59 ID:DJ7PdFW/0

ジャン(あっちのほう、さっきから騒がしいな…)

マルコ「そうなの?」

エレナ「あんなの私達が立体機動装置を使えるようになればなんともないよ!!」キッ

一同(眉間にしわ寄せても迫力がないなぁ…)

エレナ「私は調査兵団に入ってあいつらを駆逐して…」

ジャン「おいおい、そこのお嬢さん正気か?」

ジャン(どうせそんなバカなこと言うのはブスだろ…)

エレナ「なぁに?」クルッ

ジャン「」

エレナ「…?」キラキラキラ

ジャン(か、可愛いじゃねぇかぁあああ//)

111: 名無しさん 2013/12/25(水) 23:17:57.75 ID:2Gz6lcIB0

エレナ「あなたは…憲兵団に入って楽したいんだっけ?」

ジャン「あぁ、俺はジャン・キルシュタイン。内地に行きたい」

ジャン(突っかかっちまったぁ!引っ込みがつかねぇ!!)

ジャン「正直者なんでね…心底怯えながら勇敢なフリしてるお嬢さんよりよっぽど爽やかな」
ジャン(俺、バカなのか!?何言ってんだ!?)
エレナ「そ、それは私のこと?」

112: 名無しさん 2013/12/25(水) 23:21:32.33 ID:2Gz6lcIB0

ミカサ(アルミン、聞こえる?)ミカサテレパシー

アルミン(あぁ聞こえるよ)アルミンテレパシー

ミカサ(僕はあの馬面野郎を馬刺にしてやりたくてたまらない)

アルミン(奇遇だね。僕もだよ)

キース(奇遇だなアッカーマン。私もだ)

ミカアル(こいつ…直接心の中に…?ってキース教官!!?)

ジャン「あーすまない」

ジャン(謝れ!謝るんだ俺!!)

エレナ「…?」

ジャン「正直なのは俺の悪い癖なんだ。お嬢さんの気を悪くさせるつもりじゃなかった」

113: 名無しさん 2013/12/25(水) 23:32:34.36 ID:2Gz6lcIB0

カーンカーン

ベルトルト「晩飯は終わりだね、片づけるよ」

ジャン「お嬢さんの考えを否定したいわけじゃないんだ」

エレナ「わかったよ。私も喧嘩腰だったし」

ジャン(よかったぁ…)

エレナ「これで手打ちにしよう!」

ジャン「お、おう//」パンッ

ミカサ(エレナとハイタッチ!?)プルプル

アルミン(ミカサが怒りにふるえてる…)

エレナ「あ、それともジャン!!」

ジャン「ん?」

エレナ「私、お嬢さんじゃなくてエレナだから!!名前で呼んでね」ニッ

ジャン(可愛い」

マルコ「声に出てるよ…」

野郎共(…この子良いかも)ドキッ

ミカサ「やはりモテモテ…訓練兵団にいれるべきではなかったかもしれない」ウーン

114: 名無しさん 2013/12/25(水) 23:35:08.81 ID:2Gz6lcIB0

エレナ「あ、家畜以下!同じ部屋だね!!そこの金髪の子もよろしく!!」

アニ(この子家畜以下なの!?)

ミーナ「私、エレナと同じ部屋になれてめちゃくちゃ幸せだよー!!」

アニ「アニ・レオンハート、よろしく」

エレナ「エレナ・イェーガーだよ!よろしく!」


115: 名無しさん 2013/12/25(水) 23:38:28.80 ID:2Gz6lcIB0

ミーナ「エェーレェナァ!!私をめちゃくちゃにして!!!」ギュッ

エレナ「へっ?」ダキツカレタ?

ミカサ(慎め…雌豚モブのくせにエレナに迫るな…エレナがそっちに目覚めたらどうする…)

ミーナ「」ブルッ

エレナ「どうしたの?」

ミーナ「なんか寒気が…」

エレナ「ブランケットあるよ?貸そうか?」

アニ(いいなぁブランケット…この宿舎、すきま風が冷たいもんね)ブルッ

117: 名無しさん 2013/12/25(水) 23:46:19.96 ID:2Gz6lcIB0

ミーナ「ううん、ありがとう!やっぱりエレナは優しいね!!」ギュッ

エレナ「抱きつくほど寒いなら使えばいいのに…アニも震えてるけど大丈夫?」

アニ「別に。あんた、おせっかいだよ」プイッ

エレナ「あっ…ごめん」ショボン

アニ(違うよ!!本当は嬉しかったよ!)

エレナ「家畜以下ー来て」クイッ

ミーナ「何?エレナ?デートの誘い?」

エレナ「いや、違うよ?」コショコショ

ミーナ「ひゃうっ…そんな耳元で囁かないで…//」

エレナ「どうかしたの?てか、家畜以下は私の話きいてる?」

ミーナ「えへへ…」

アニ(私の悪口言ってるのかな?冷たい態度とっちゃったもんね…)シュン

118: 名無しさん 2013/12/25(水) 23:47:48.23 ID:2Gz6lcIB0

エレナ「じゃあ、よろしくー。あ、私は一番端のベッド使うから」

ミーナ「合点承知!!そのかわりといってはあれだけど今夜は一緒に…」

エレナ「…」ムニャムニャ

ミーナ「寝てるし」

アニ「早いね」

ミーナ「寝顔もたまらない!!」ハアハア

アニ(変態だ…)

119: 名無しさん 2013/12/25(水) 23:49:26.83 ID:2Gz6lcIB0

ユミル「おーい、誰か開けてくれ」

アニ「どうぞ」ガチャッ

ユミル「すまんな。芋女を背負ってるせいで手が塞がってたもんで」

クリスタ「ユミル!!サシャは芋女じゃないよ!!」

サシャ「…ふかした芋ぉ」ムニャムニャ

アニ「芋女であってるんじゃない?」

ユミル「同感だ」

クリスタ「もぅ!!」

122: 名無しさん 2013/12/26(木) 00:16:28.88 ID:uNZ3WxER0

おまけ短編
調査兵団のメリークリスマス

ハンジ「ジングルベール、ジングルベール、鈴がなるっ♪へいっ!」

リヴァイ「うるせぇぞ、クソメガネ。てめぇは黙ることもできねぇのか…」イライラ

ハンジ「あれ?リヴァイ知らないの?今日は、昔でいうクリスマスって日なんだよ。それでね、クリスマスだけは騒いだり賑やかにするのが義務なの!!」

リヴァイ「昔の話なんて知らねぇな。その真っ赤な服と付けひげ、底抜けに明るい曲も耳障りだ」

ハンジ「なら、曲を変えるよ。真っ赤なおっはっなっの?♪トナカイさ?んは?♪」

リヴァイ「口を閉じろという意味だ」チッ

ハンジ「やだね。きぃいよしぃいくぉおのよぉるううう♪」

リヴァイ「どうやら体で覚えなきゃわからねぇようだな…」チャキッ

ハンジ「キャー!リヴァイこわーい♪」ゲラゲラ

ハゲヴィン「リヴァイもハンジも落ち着きなさい」

リヴァイ「俺をこの奇行種と同じくくりにするな、ハゲ」

ハゲヴィン「そういう君はチビだろう」ハッハッハ

リヴァイ「…」(やっぱり兵士長の割には身長足りねぇよな…)チッ

ハゲヴィン「…リヴァイ?」

ハンジ「リヴァイはこれから成長期なんだよ!!ね!?」

ミケ「…ハンジ、絶妙にフォローできてないぞ

123: 名無しさん 2013/12/26(木) 00:28:33.35 ID:uNZ3WxER0

ハンジ「うおっミケいつのまに!?」

ミケ「いい匂いがしたものでな」

リヴァイ「ミケ、分かったのか?今日はいつもと違う洗剤で掃除したのだと」

ミケ「いや、俺の鼻がキャッチしたのは食べ物の匂いだ」

ハゲヴィン「この果物みたいな匂いか?」スンスン

ミケ「いや、それは恐らくリヴァイの使った洗剤だ。バターと肉と生クリームと焼いた小麦…あと苺?の匂いがする」

ハンジ「…さすがミケ、隠せるわけなかったかぁ」アハハ

リヴァイ「ハンジ、俺の部屋に何を持ち込んだ?」ギロッ

ハンジ「よくぞ聞いてくれました!!ジャジャーン!!」スッ

ミケ「やはりホールのケーキか」フッ

ハンジ(相変わらず腹立つどや顔)

ハゲヴィン「高級品じゃないか、よく買えたな。調査兵団は薄給なのに」

ハンジ「クリスマスだからね!!景気付けにどばっとさ!!」

リヴァイ「財布の紐が緩い女だな」

ハンジ「太っ腹という誉め言葉として受けとるね、リヴァイ。更に七面鳥と、シャンパンもあるよ!!」

ミケ「さすがだハンジ!!未来の分隊長と名高い女!!」

ハンジ「だろ?」ドヤッ

ハゲヴィン「クリスマスがどんな行事だったのかは分からんが、これはもうここでパーティーするしかないな!!」

ハンミケ「ないなっ!!」イェーイ

124: 名無しさん 2013/12/26(木) 00:36:11.58 ID:uNZ3WxER0

リヴァイ「待て、お前ら」

ハンジ「なに?リヴァイ」

リヴァイ「そのパーティーとやらは俺の部屋でするつもりか?」

ハゲヴィン「当たり前だろう」

ミケ「…」コクン

リヴァイ「部屋がよごれるだろうが!」イライラ

ハンジ「─と、言うとおもいまして?ハンジさんは買収を視野に入れつつ君への誕生日プレゼントも買いました!!」

リヴァイ「金の使い方を学べ。このままいくとお前いつか破産するぞ?」

ハンジ「その時はリヴァイにたかるよ」

リヴァイ「やめろ」

125: 名無しさん 2013/12/26(木) 00:41:39.32 ID:uNZ3WxER0

ハゲヴィン「で?プレゼントとは?」

ハンジ「ウォールシーナ製、最新お掃除セット!!」ジャーン

リヴァイ「…ほぅ、悪くない」

ハンジ「あげるから!リヴァイにそれあげるからー!パーティーしてもいいでしょ?ね?」

リヴァイ「…勝手にしろ」

ハンジ「やったぜ!!」

ミケ「ケーキ切ってくる」テクテク

リヴァイ「綺麗に四等分しろよ」

ハゲヴィン「…珍しいな、リヴァイがものに釣られたとはいえ自室の使用許可をだすなんて」

ハンジ「今日がクリスマスだからだよ。知ってた?今日は奇跡が起きるんだって」

リヴァイ「奇跡なんてありえねーだろ」

ハンジ「わかんないよー?」

ハゲヴィン「ためしに、願い事してみるか…」

ハゲヴィン(髪髪髪髪髪髪髪髪!!)

リヴァイ「てめぇ、ロマンチストの真似とかやめろ、気色悪い」

ハンジ「まぁまぁ、リヴァイ。良いじゃないの別に。ロマンチストでも(棒」スッ

ハゲヴィン「ハンジ、私から離れなくてもいいんだぞ?菌とか空気感染するようなものはでてないからな?」

ミケ「ケーキ切れたぞ!!」

リヴァイ「ケーキ食うか」ガタッ

ハンジ「ケーキキターー!!」ガタッ

ハゲヴィン「露骨なシカトをするな!!引いたならそう言え!!」

127: 名無しさん 2013/12/26(木) 00:47:51.52 ID:uNZ3WxER0


翌朝

エルヴィン「酔いつぶれてしまった…。リヴァイとハンジとミケもか。リヴァイとミケはともかく、全く、ハンジは…。手鏡も出しっぱなしだし女としての自覚が足り…─」

エルヴィン「!?」

リヴァイ「おい…どうかしたか…」モソモソ

エルヴィン「どうしよう、リヴァイ。叶った」

リヴァイ「なんだ…─!?」

ハンジ「は!?」

エルヴィン「髪、生えた…」フサフサ

リヴァハン「はぁーーーーーーーーっ!?」

ミケ「…zzz」

128: 名無しさん 2013/12/26(木) 00:55:36.90 ID:uNZ3WxER0
まさかのふさふさエンドで終わりです
良かったね、エルヴィン!!でも定期的に髪はむしる予定です
よく考えてみるとエレナモテモテですね
昨日も今日もクリスマスなのに読んでくれるかたがいて嬉しかったです。昨日急いで書いたので内容グチャグチャ…すいません
ありがとうございました!!

131: 名無しさん 2013/12/28(土) 22:28:37.51 ID:z2wMqiiE0

ミーナ「それにしてもこの部屋は全員個性的なメンバーだねー」

ユミル「ん?六人部屋だろ?あと一人はどこにいる?」

ミーナ「そこにいるよー」クイッ

エレナ「…駆逐ぅ」ムニャムニャ

アニ(なにこの子の寝顔、すごい可愛い)

ユミル「あー食堂で囲まれてた魅惑の美少女、死に急ぎお嬢さんか」

ミーナ「死に急ぎお嬢さん?魅惑の美少女っていうのはエレナのことだと思うけど」

ユミル「わざわざ調査兵団希望の死に急いでるお嬢さんだから死に急ぎお嬢さんだな」

クリスタ「ユミルったら!エレナに失礼だよ!」プンプン

ユミル「へいへい。女神様はお優しいことで」

132: 名無しさん 2013/12/28(土) 22:34:31.06 ID:z2wMqiiE0

ミーナ「ていうかさ、起きてる人で簡単に自己紹介しない?」

クリスタ「いいね!!」

ユミル「これから三年間一緒なわけだしな」

アニ「私からで良いかい?さっさと終わらせて寝たいんだ」

ユミル「無愛想なやつだな」

アニ「別にあんたに言われる筋合いないよ。私はアニ・レオンハート。ウォールマリア出身。これでいい?」

ミーナ「趣味とか話してよー」

アニ「うるさいね、この家畜以下は」

ミーナ「うー、ひどい!!けど、ぃいい!!」ハァハァ

クリスタ「息あがってるけど大丈夫!?」キラキラキラ

ミーナ(あ、この子後光がさしてる…)

133: 名無しさん 2013/12/28(土) 22:38:57.38 ID:z2wMqiiE0

ユミル「ほっとけよクリスタ、そんなやつ。次、私な。私はユミル。同じくウォールマリア出身」

クリスタ「ユミル、名字は?」

ユミル「あー…名字はないな。孤児だったから」(って言っとけば誰も深くつっこまないだろ)

アニ「!?」

アニ(孤児って…?ユミルはお父さんがいないの?)

ミーナ「そうなんだ…」

クリスタ「あ、えーっと!」アタフタ

ユミル「別に良い、気にすんな」(孤児っていうのは嘘だしな)

クリスタ「ごめん」グスッ

ユミル「良いから泣くな」

アニ「…。」グスッスッ

ユミル「お前も泣きながら無言で金を差し出すな。同情したのは分かったから」

ミーナ「じゃあ気にしないや。次、クリスタが自己紹介ね」ケロッ

ユミル「お前は少し気を遣え」ハァ

134: 名無しさん 2013/12/28(土) 22:46:35.17 ID:z2wMqiiE0

クリスタ「うん…クリスタ・レンズです。ウォールシーナ出身だよ。ユミル、本当にゴメンね…」キラッ

ユミル「だから大丈夫だって」

ユミル(良心の呵責が半端ないからそれ以上謝らんでくれ)ズキッ

アニ「…」スッ

ユミル「だ、か、ら、同情したのは分かったから金はいらん!!家畜以下!!さっさと終わらせろ!!!」

ミーナ「はーい!!最後は、私!!ミーナ・カロライナ改め家畜以下です!!」テヘペロ

クリスタ「なんでミーナはそんなあだ名なの?」

ミーナ「そう呼んで欲しいからだよ!!」

クリスタ「?どうしてそんなひどいこと言われてるのにミーナは嬉しそうなの?」

ミーナ「こう、無慈悲な言葉と待遇のおかげでね!!体の随から沸き上がってくる甘い痺れがね…私を悦ばせるの」

クリスタ「?…どうしてミーナは─」

ユミル「クリスタや、この世は不思議で満ちたりておるんじゃよ」

ミーナ「じゃよー!!!」

クリスタ「ふーん」

アニ(お父さん、私がきた壁の中は不思議でいっぱいです)

135: 名無しさん 2013/12/28(土) 22:49:20.26 ID:z2wMqiiE0

ミーナ「あー、話してたら、人恋しくなっちゃった!!」ジー

アニ「…こないで」スッ

クリスタ「えっ?」キョトン

ユミル「私とクリスタに触ったら一生後悔するような目に遭わせてやる」ギロッ

エレナ「…zZZ」

ミーナ「ターゲット発見」

ミーナ「エレナ!!抱きついていい?!!!ダメ?なら蹴って!!蹴飛ばして私を拒絶して!!」ビョーン

ユミル「あいつ、ルパンダイブで死に急ぎに覆い被さろうとしてるぞ!」

クリスタ「止めなきゃ!!」

エレナ「」ムニャムニャ

ガラッ

ミカサ「こんばんは」ガシッ

ミーナ「えっ…?」ピタッ

アニクリユミ「いつの間に!?」

140: 名無しさん 2013/12/29(日) 05:53:42.27 ID:tlDrEXbA0

ミカサ「自己紹介しよう。僕の名前はミカサ・アッカーマン。家畜以下のど畜生が抱きつこうとしてる可愛いエレナの家族」

一同「…」

ミーナ「え?窓から入ってきたの?ここ、二階だよね?」

ミカサ「宿舎の壁を這い上がってきた。木造だったから簡単だった」

アニ「ここ、男子寮じゃないんだけど」

ミカサ「知ってる」

クリスタ「私の目には男子が映ってるんだけど、ユミルには見える?」

ユミル「残念ながらな」

ミカサ「僕はここにいる」ピース

141: 名無しさん 2013/12/29(日) 05:55:34.26 ID:tlDrEXbA0

ユミル「早くも夜這いか?」

ミカサ「違う。釘をさしにきた。エレナは僕の大切な人。襲おうとするならそれ相応の覚悟をしてもらおうかということを」チャキッ

クリスタ「刃物はしまって!?ね?」

ユミル「日本刀じゃねーか。アブねーもん持ってるなぁ。あんた死に急…エレナの彼氏か?」

ミカサ「かれし…?彼氏!やはりそう見える!?」パアァ

クリスタ(花の咲いたような素敵な笑顔…刃物が片手になければ)

ミーナ(あれ?ヤンデレ?)
アニ(これってストーカーっていうのかな)

142: 名無しさん 2013/12/29(日) 05:58:07.86 ID:tlDrEXbA0

ユミル「もちろん。お似合いなんじゃねぇの?」

ユミル(こいつ、単純だな…案外すぐ引き取ってくれるかも)

ミカサ(彼氏と彼女…出かけてあんなことしたり、一つ屋根の下でこんなことしたり…)ポワポワ

脳内エレナ『ミカサ、マフラーほどけてるよ!!私が巻いてあげる!!』

脳内ミカサ『エレナの方が首もとは寒いはず。僕のマフラーはエレナが巻いて。もともとエレナがくれたものだし』

脳内エレナ『それじゃミカサが寒くなっちゃう…あ、そうだ!!』

脳内ミカサ『…これは?』

脳内エレナ『こうやって二人で巻けば温かいでしょ?///』

脳内ミカサ『…僕がこれからもっと温めてあげよう』ギュッ

脳内エレナ『へっ?あっ…んっ…ミ、ミカサァ…//』

ミカサ(悪くない。むしろ、最高//)

143: 名無しさん 2013/12/29(日) 05:59:49.78 ID:tlDrEXbA0

ユミル「よし、じゃあ今はエレナ寝てるからな。彼氏さんには帰って貰おう…」

ミカサ「それはできない」キッパリ

ユミル「は?」

ミカサ「僕はエレナと一緒に寝たい。いつも隣にいたから。そちらが迷惑ならエレナを男子寮に連れて行こう」

クリスタ「そ、それはダメだよ!男の子の中にエレナは連れていっちゃいけないよ!!」

ミーナ「そうよ!!私が襲うより大問題じゃない!!」

ミカサ「心配ない。僕は誰よりも強いから野郎に指一本ふれさせやしない」

アニ「そのあんたがこの子に手を出さない保証がないって話だよ」

144: 名無しさん 2013/12/29(日) 06:01:41.13 ID:tlDrEXbA0

ユミル「そういうことだ。おひきとり願おうか」

ミカサ「…僕は君たちより強い。」

ユミル「はっ?」

ミカサ「ので目にも止まらぬ速さで君たちを気絶させられる」

アニ「なにを…」

ユミル「」ドサッ

アニ「」ドサッ

クリスタ「」ドサッ

ミーナ「」ドサッ

エレナ「…おかぁさん」ムニャムニャ

ミカサ「エレナ、迎えにきたよ。大丈夫、朝にはここに戻ってきてるから」ナデナデ


ミカサ「よし、全員ベッドに入れた。エレナ行こう」ギュッ

146: 名無しさん 2013/12/29(日) 06:13:02.51 ID:tlDrEXbA0

ガラッ
ヒックグスッオカアサン…

ジャン(うっせーな…)チッ

ジャン(あーもう、起きちまったよ。男の癖にホームシックか?)ムクリ

ミカサ「あ…馬面…」

アルミン「起こしちゃったか…ごめんね、ジャン」

ミカサ「アルミン、こんな奴に何故あやまるの?」

アルミン「睡眠を邪魔されるのは誰だって嫌だからだよ」

ジャン「本当だよ、どーしてくれんだ。つか、さっきのホームシック声はミカサと、アルミンの声か?」

アルミン「あー…それはね…」

ミカサ「アルミン、やっぱり僕が締め落とそうか?」

ジャン(締め落とす!?)ビクッ

アルミン「やめなよミカサ…記憶は消せないし事情を説明したほうが─」

ミカサ「…記憶、消せるよ?」

アルジャン「なんですと!?」

147: 名無しさん 2013/12/29(日) 06:16:02.32 ID:tlDrEXbA0

アルミン「え、まっさかぁ」アハハ

ミカサ「冗談ではないよ?」

アルジャン「!!??」

ミカサ「例えばこんな感じで額に横向のピースを持ってきてあのゴリラに…」ミカサビーム

ライナー(なんだ!?俺の記憶が…!?俺は鎧の巨人?いや新米兵士だ。違うだろ?戦士だろ?あれっ俺は?)グワーッ

ベルトルト「ライナー!?」

ライナー「僕はライナー?そんな名前だった気がするぅ♪兵士になったからには壁を守らなくちゃな!!!」

ベルトルト「え?」

ライナー「おまえ誰だ?まぁいいか。寝よっと」ヨッコラセ

ベルトルト「そんなバカな…何かの間違いだ!!愛し合ってるのに!!僕のことをライナーが忘れ、た、なん、て…」

ジャン「ライナーが同期の目を無視し、ホモホモなことをして、一緒に寝てたベルトルトを忘れただと!?」

148: 名無しさん 2013/12/29(日) 06:19:25.64 ID:tlDrEXbA0

ゲスミン(この能力があれば傀儡が簡単に作れそうだな…)ニヤッ

ジャン(これ人間技じゃねぇだろ)

ミカサ「これも愛の力!」キリッ

ジャン「愛じゃ片付けらんねぇよ」

アルミン「うーんでもさ、ミカサ…ジャンには事情を説明しようよ」

ミカサ「アルミンがそういうなら…。ジャン、はやく立ち直って僕らがいるベッドにきて」

ジャン「ベッドだ?」

ミカサ「そう」

ジャン「俺にはライナー&ベルトルトとは違ってそういう趣味はねぇぞ」ニヤッ

ミカサ「気持ち悪い。呪い殺されたいの?」ゴゴゴゴ

ジャン「サーセン…」

149: 名無しさん 2013/12/29(日) 06:23:11.29 ID:tlDrEXbA0

ミカサ「二人とも静かに」

アルミン「分かってる」

ミカサ「ジャン、大きな声は出さないでね?」パサッ

エレナ「うーん…」ギュッ

ジャン「えっ?」

ジャン(エレナ!?なんで男子寮にいるんだ?)

ミカサ「声を出すなと言ったはず」ギロッ

ジャン「サーセン…」

アルミン「ミカサ、顔が般若だよ」


エレナ「…おかあさん…ご、めんね…」グスッ

ジャン(普段元気な女の子が俺の前で無防備に泣きながら寝ていて…)ズッキューン

ミカサ「」ジトッ

ジャン(あ、ヤバい落ち着けジャンのキルシュタイン!!衝動を抑えろ!!まだ生きていたいだろ!!?)ドキドキ

150: 名無しさん 2013/12/29(日) 06:25:45.97 ID:tlDrEXbA0

ミカサ「エレナ、泣かないで」ヨシヨシ

ジャン(あのミカサが慈愛に満ちた表情だと…!?)

アルミン(ミカサはね、エレナに対する慈しみだけは聖母も顔負けなんだ)アルミンテレパシー

ジャン「お前、テレパシー使えんのか!?つか人の心読めんのか!?」

アルミン「僕はミカサと違ってテレパシーと読心術しか出来ないけどね」アハハ

ジャン「愛の力?」

アルミン「愛の力」キリッ

ジャン(愛の力パネェ…)

ミカサ「二人ともうるさい。エレナが起きたら大変だ」ギロッ

アルジャン「…サーセン」

151: 名無しさん 2013/12/29(日) 06:31:52.87 ID:tlDrEXbA0

ジャン「にしても…今の状態…食堂にいたエレナからは想像できねぇな」

アルミン「普段は強がってるからね」

ミカサ「たまに怖い所もあるけど本当は優しい子」

ジャン「…怖い?ミカサが怖がるって相当だな」

アルミン「あれはね…普段とのギャップが…」

ジャン「そういやシガンシナの避難船で美しい少女が夜叉に変わったっつう都市伝説があったような…」

ミカサ「ジャン!!」

ジャン「!?」ビクッ

ミカサ「それは禁忌だ。ふれてはいけない…」ガクブル

ジャン「あぁ、了解だ」

ジャン(めっさ気になる)

ミカサ「ゴホン…気を取り直して…シガンシナでの出来事以来エレナは新しい場所にくるたび魘される」

エレナ「」グスッヒック

アルミン「開拓地を転々としていたから僕らはよく知ってるんだ。特に初日のうなされかたはひどいよ。よく、二人はどこにも行かないでって抱きついてきた」

ジャン「なにその役得」

ミカアル「本当にごちそうさまでした」

152: 名無しさん 2013/12/29(日) 06:47:36.75 ID:tlDrEXbA0

アルミン「エレナが初めて新天地に行った理由はウォールマリアの破壊だったからね。見知らぬ場所に行く度にトラウマが蘇るのかな」

ジャン「…」

ミカサ「明日からは訓練が本格的になって夜間の見回りも強化されるから僕といえどもここにつれてきて二人で見守るのは難しい」

アルミン「自己満足だっていうことは分かってる。でもせめて今日くらいは一緒にいてあげたいんだ」

ミカサ「教官には黙っていてほしい」

ジャン「…」

ミカサ「お願い」

アルミン「…」

ジャン「あーぁ俺、眠くなっちまったわ。きっと朝になったら寝ぼけて夜中に起きたことなんざ忘れちまうんだろーなぁ」ファア

ミカサ「…ジャン!」パァア

ジャン「どうかしたか?」ハテ

ミカサ「馬面と呼ぶのはこれから控えよう」

ジャン「やめるわけではないのな」

153: 名無しさん 2013/12/29(日) 06:50:45.69 ID:tlDrEXbA0

ジャン「あ、それと」

アルミン「どうしたの?真剣な顔して」

ジャン「おまえら、エレナは襲わないよな?つうか開拓地にいたとき本当に襲ったことないのか?」

アルミン「…ジャン、よく聞いてほしい」

ジャン「…あぁ」

アルミン「僕ら男は皆、平等に変態という名の紳士だ。」

ジャン「」コクン

アルミン「たまにベルトルト&ライナーみたいな事もあるけど、僕らの多くが恋い焦がれるのは弱くて可憐で愛くるしい女の子。力の強い僕らが抑えつけて欲を解消するなんて…そんなの紳士じゃない!!世の中のクズだ!!ゴミだ!!男失格だ!!!君もそうは思わないか?」

ジャン「」ゴクリ

154: 名無しさん 2013/12/29(日) 06:54:59.25 ID:tlDrEXbA0

アルミン「そりゃあ僕だってエレナが抱きついてきたとき何回ガバッとやっちゃいたいと思ったか分からない。女の子って柔らかいんだなって考えちゃったよ!!だって男だもん!!だけど…彼女達が自分を愛し、欲してくれるまでは自分のイマジネーションを膨らますだけで我慢する…それが!!真の変態紳士(ジェントルマン)だと思わないか!!?」

ジャン「」ジーン

ミカサ「さすがアルミン。正解を導く力のある紳士」

ジャン「お前こそ真の変態紳士だ。お前を少しでも疑った過去の自分を殴り倒したいよ」グッ

アルミン「気にしないで…ジャン。どんな立派な紳士でも間違いを犯すものさ」フッ

ジャン「ありがとよ。じゃあおやすみ、紳士達」

ミカアル「おやすみ、ジャン」

160: 名無しさん 2014/01/05(日) 15:19:16.64 ID:pEgBXR5W0

キース「今日は立体機動訓練の素質をみる。これができない奴に食わせる飯は(1人をのぞいて)ないと思え!」

一同「ハッ」

エレナ(巨人の駆逐にまた一歩近づける)キリッ

ミカサ(自分が男子寮にいたことに微塵も気がついてないエレナ可愛い。ペロペロしたい。抱きしめたい」

アルミン「ミカサ、途中から声に出ちゃってるよ!?」

161: 名無しさん 2014/01/05(日) 15:33:35.74 ID:pEgBXR5W0

ライナー「よぉ!ベルトルト訓練楽しみだな!!」

ベルトルト「おはようライナー、昨日は…その熱い夜だったね?」

ベルトルト(夜中のライナーは寝ぼけていただけ…きっとそうだ)

ライナー「?何言ってるんだお前?訓練所のせんべい布団のせいで涼しい夜だったぞ」

ベルトルト「!?」

ライナー「おー!あそこにいる子可愛いな。目が大きくて、金髪で。まるで女神みたいだ」

ベルトルト「…。君は…ノン、ケなの…かい?忘れて、しまったのかい…?」フルフル

ライナー「なんだその俺がホモであるかのような尋ね方は?俺はノーマルだぞ?しかも何を忘れるって?」

ジャン(いやいや昨日までは確実にホモだったぞお前)

162: 名無しさん 2014/01/05(日) 16:45:16.84 ID:pEgBXR5W0

ベルトルト「故郷でライナーが夜這いしてきたせいで3僕は、目覚めたのに…ライナーの、ライナーの馬鹿ぁ!!」ウワーン

ライナー「おいっ!?」

コニー「ライナー、ベルトルトを泣かせたな?俺の水くみ一回代わらねえと教官に奉公しちゃうぞ?痴話喧嘩で風紀乱してますって」

ジャン「コニー、奉公じゃなくて報告な。なんでお前は痴話喧嘩なんて難しい単語知ってるのにもっと単純な単語を間違えんだよ」ハア

ライナー「…なぁ、ジャン。俺のせいか?」

ジャン「いや、ミカサのせいだろ」

ライナー「?」

163: 名無しさん 2014/01/05(日) 16:49:46.16 ID:pEgBXR5W0

教官A「今期は素質のある子が多いようですね」

教官B「そうだな…おい、あれを見ろ」

ミカサ「眠い…エレナを眺めすぎた…」ピタッ

教官B「寝不足なのにどこをどうすればいいのか分かってる。素質とはそういうものだ」

フランツ「ミカサは、まるで使い慣れてるかのようだね…これが天才かぁ…」フムフム

ハンナ(ミカサって人すごい…あたしも装置つけてるけどあんなに制御できないし…よく観察して真似しよう)ジーッ

フランツ「君、危ない!!制御姿勢が崩れてる!!」

ハンナ「えっ!?きゃーーーーっ!!」グラッ

164: 名無しさん 2014/01/05(日) 16:52:11.18 ID:pEgBXR5W0

フランツ「…っ」ガシッ

ハンナ「あっ…」

フランツ「大丈夫!?」

ハンナ「あ、ありがとう…///」

ハンナ(抱き止められちゃった…///)カアァッ

フランツ「怪我はない?」

ハンナ「うん…あの、私ハンナ。助けてくれてありがとう///」

フランツ「良かった!ハンナが無事でなによりだよ!!僕はフランツだよ」ニコリ

165: 名無しさん 2014/01/05(日) 16:53:21.72 ID:pEgBXR5W0

ハンナ「フランツ…良い名前///」

ハンナ(…ついに私にも王子様が//)カァッ

サシャ「エンダーーー」パチパチ

コニー「イヤーーーーーー」パチパチ

ジャン「リア充氏ねっ!!!」クワッ

ミーナ「男といちゃつくなんて、乙女として恥ずかしくないのかっ!!!」クワッ

ベルトルト「吹き飛べ!!はぜろ!!」クワッ

ジャン「うおっベルトルトおまえいつから居たんだよ」ビクッ

166: 名無しさん 2014/01/05(日) 16:57:19.79 ID:pEgBXR5W0

教官A「今期は豊作ですね…」

教官B「まぁ、誰しも制御ができるとはかぎらないがな」

教官A「教官、あの子…」

エレナ「キャー!!」ドンガラガッシャン

アルミン「エレナ!!頭から血が!!」

ミカサ「血!?エレナの!?!看護プレイのチャンス!!マルコ、はやく装置を外して!!一秒以内に!!」

マルコ「そんなむちゃな!?」

エレナ「ミカサ、何わけの分からないこと言ってんの!?装備を自分で外して医務室に行くからこなくていいよ」ジタバタ

167: 名無しさん 2014/01/05(日) 17:00:30.81 ID:pEgBXR5W0

アニ「あんた、動かない方がいいんじゃないかい?悪化しているよ…」

アルミン「そうだよ、エレナ、動いちゃだめ!!絡まるよ?!」

エレナ「絡まらないよ!これさえ外せばとれるはずだから」ヒョイッ

ジャン「ばか!!その体勢と絡まり方でその部品を外したら、首が絞まるぞ!!!!」

エレナ「…クェッ」ジタバタ

ミカアル「エレナァァア!!?」

アニ(ほら、いわんこっちゃない。)

ジャン「俺、キース教官呼んでくる!!」タタタッ

168: 名無しさん 2014/01/05(日) 20:26:27.68 ID:G5t0RdFw0

エレナァア!!ミーナ、ナカナイデ!!アトヲオウ!!ヤメロ、オチツケ!!
エレナヲタスケロ!!ミカサ、クビニマキツイテルヒモキレ!!!

教官A「愛されてますね」

教官B「可愛いは正義だからなだからな」

教官A「…私達も助けにいきませんか?」

教官B「そうだな。それが紳士たるものの務めだろう。ラッキースケベも期待できるかもしれないしな」キリッ

教官A(この人に一生ついてこう)

169: 名無しさん 2014/01/05(日) 20:28:30.58 ID:G5t0RdFw0

ユミル「おーおー。死に急ぎお嬢さんがさっそく死に急いでやがる」クック

クリスタ「ユミル!!笑っちゃだめだよ!!エレナは怪我したんだよ!?」

ユミル「だってさ、クリスタ。傑作すぎるだろ!?頭から落ちたんだぜ!?さらに自分で文字通り首を絞めると」ククククッ

キース「ユミル…」

ユミル「ハッ!?」(こいつ…いつから背後に!?)

キース「その態度に減点」

ユミル「はぁっ?何故ですか!?」

キース「アッカーマン、キルシュタイン、エレナちゃ…ゲフン─イェーガーを運ぶぞ、丁重にな。アルレルト、ボット、レオンハートは他の教官の指示に従って片付けを頼む」

ミカアルジャンアニマル「ハッ」

教官AB(触れなかった)チッ

170: 名無しさん 2014/01/05(日) 20:44:57.08 ID:G5t0RdFw0

いい忘れた…サムエルファンの人すいません、すごい人になっちまいました



エレナ「」ズーン

ミカサ「エレナ、食が進んでないけれど大丈夫?血がたくさんでたんだから栄養を摂取しなくては」

エレナ「いらない…訓練所には出来ない人に食べさせる余裕はないだろうし」フルフル

サシャ「あの!!エレナ、いらないなら私にください!!」

ジャン「黙れ芋女」バシッ

サシャ「ひどい!!」

コニー「サシャ、空気が読めないのは人として重大な結婚だと思うぞ」

アニ(それをいうなら結婚じゃなくて欠陥じゃないのかな…?)

171: 名無しさん 2014/01/05(日) 20:47:12.53 ID:G5t0RdFw0

アルミン「エレナは運動神経良いんだし、落ち着いてやればできるよ!!!」

ミカサ「あんな訓練、実は簡単。気負わなくても平気」

ミーナ「私だって出来たもの!エレナなら大丈夫!!」

エレナ「そうかな…?」ウルッ

マルコ「もちろんさ」

サムエル「そうよ、気にすることないわ!!」ウフッ

アルジャン「!?」

エレナ「あのーごめんなさい、私まだあなたの名前知らないの…」

172: 名無しさん 2014/01/05(日) 20:48:57.14 ID:G5t0RdFw0

サムエル「あら、自己紹介まだだったかしら?私の名前はサムエルよ。トロスト区二丁目出身。サム姐さんって呼んでね、エレナちゃん」

エレナ「よろしくね、サム姐さん」ニコリ

サムエル「あら、可愛い子…」キュン

ミーナ「サム姐さんは悩み解決のスペシャリストなんだよ!!悩みを相談すると楽になるって評判なんだ!!切り口が斬新だからね!!!」

サムエル「困ったことがあったらいつでも来なさい。私で良かったら力になるわ」フフッ

エレナ「ありがとう…でも、私もう少し考えてみるよ。最初からたよっちゃだめだし」

マルコ「分かった。みんな、そっとしておこう」

ジャン(俺、制御訓練は結構うまくいったからなぁ…エレナ、相談してくるかな?)チラッ

178: 名無しさん 2014/01/09(木) 23:34:10.82 ID:bJU0DwW60

エレナ「他の人に迷惑をかけたらだめだって…見栄を張っちゃったけど、正直不安だよ…」ハァ

アルミン「エレナ、僕とミカサにはさっき言えなかった本音をぶちまけちゃって相談して良いから」

エレナ「迷惑じゃない…?」ウルッ

ミカサ「むしろウェルカム、どんとこい」

エレナ「うん…じゃあ…。今日、私、以外はできたようなんだ…明日…明日もできなかったら…その、私…どうすればいいんだろうって…」

アルミン「不安になるのは理解できるよ。でも、今は悩んでもしかたないよ、元気だして食事をして」

ミカサ「ポイントは上半身の筋肉は固く、下半身は柔らかくということ。あとは前後のバランスにだけ気をつけてゆっくり体重を乗せるだけ。簡単」

エレナ「そうだね…でもね…ミカサが簡単に解説して、やって…のけられることが…私には…出来ないの…あの後も何回もやったのに…」ズーン

ミカサ(僕としたことがエレナの傷をさらにえぐってしまった!?)

179: 名無しさん 2014/01/09(木) 23:37:49.96 ID:bJU0DwW60

エレナ「情けないや…こんなんじゃできない。巨人を…根絶やしになんて…」ギリッ

ミカサ「…なら、良い機会だ。エレナはそんな危ないこと目指すべきじゃない」

エレナ「えっ…?」

アルミン「ミカサ!?」

アルミン(慎重に単語を選んでね!?)アルミンテレパシー

ミカサ(分かってる)ミカサテレパシー

ミカサ「向いていないなら仕方ない。ようやくできる程度では無駄に死ぬだけ。幸いエレナなら兵士じゃなくても将来の職業として他の選択肢があるだろう。無駄死にするくらいなら他の職についたほうがいい」

アルミン(接客業はもちろんだけど、エレナならモデルとかアイドルとかも出来そう)

180: 名無しさん 2014/01/09(木) 23:45:56.75 ID:bJU0DwW60

エレナ「どうしてそんなこと言うの!」

ミカサ「命をなげうつことだけが戦うことじゃないから。さらに個人的な意見を述べて良いのなら僕はエレナに死んで欲しくない」

エレナ「ミカサ…お母さんは巨人に殺されたんだよ?今もたくさんの人が家族を亡くしたことで苦しんでる…ミカサの言葉に納得できないよ、私は。誰かが戦わなきゃいけないんだ!!」

ミカサ「…」ジー

エレナ「…」ムッ

アルミン(僕、いる意味あるのかな…)

181: 名無しさん 2014/01/09(木) 23:47:47.74 ID:bJU0DwW60

ミカサ「でも、兵士になれるかは他の人が判断するから…」

エレナ「…」

ミカサ「正直、今のままじゃ兵士になるのは無理だと思う。ここにいる誰よりも」

エレナ「そう…!」ジワッ

アルミン「ミカサ!!!」バンッ

アルミン(エレナに謝れこの野郎!!!)ギロッ

ミカサ(しまった、言い過ぎた)

182: 名無しさん 2014/01/09(木) 23:50:08.07 ID:bJU0DwW60

エレナ「サシャ、私は用事が出来たからちょっと遅れて帰るね。それと、パンあげる」ガタッ

サシャ「天使!!」

ミカサ「僕はその、何も、エレナを1人に、しようとするわけではなくて、」オロオロ

エレナ「アルミン、制御訓練の上手かった人おしえて。コツを聞きに行くから」

アルミン「僕が知ってるのは男子だけなんだけど…」

エレナ「良いから」

アルミン「えっと、ジャンとコニーかな?」

エレナ「ありがとう。アドバイスをもらいに行ってくる」

アルミン「えっ、今から!?皆、男子寮に帰ってると思うよ?」

エレナ「だから男子寮にいくつもりだけど?」キョトン

183: 名無しさん 2014/01/09(木) 23:52:44.16 ID:bJU0DwW60

ミカサ「僕は、エレナが笑ってくれるなら何にでもなる。開拓地にもいく。1人にさせはしない。だから、心配しないで…」クルッ

サシャ「それも、もらって良いですか?」モグモグ

ミカサ「…サシャ、どうしてここにいるの?」

サシャ「パンがここにあるからです」キリッ

ミカサ「で、エレナは?」

サシャ「私にパンを託してどこかに行きました」

ミカサ「それはエレナのパン?」

サシャ「はい」モグモグ

ミカサ「頂戴」ガシッ

サシャ「パァーン?!!」

ミカサ「僕のパンをあげるから」ムググ

サシャ「なふぁひひれふへほ(なら良いですけど)」

184: 名無しさん 2014/01/09(木) 23:55:25.31 ID:bJU0DwW60

コニー「俺は天才だから感じろとしか言えんな」フッ

エレナ「んー…フィーリングねぇ」ホカホカ

ジャン「おい、アルミン」ヒソヒソ

アルミン「なんだい?」ヒソヒソ

ジャン「どうしてエレナいるんだよ!!しかも…」ヒソヒソ

コニー「わかったか?」

エレナ「全然」ホカホカ

ジャン「風呂上がり!!」ヒソヒソ

アルミン「…不味かったよね?」

ジャン「当たり前だ!!見ろよ!ウブなマルコのそわそわっぷり!!ダズなんか鼻にティッシュ詰めてるし!!ミリウスもナックもチラ見しすぎだし!!」

アルミン「平常心なのはライナー&ベルトルトとバカなコニーくらいだもんね」

マルコ(今、アルミンがさらっとバカって言った)

185: 名無しさん 2014/01/09(木) 23:57:35.06 ID:bJU0DwW60

エレナ「コニーの話だけじゃさっぱりわかんない…具体性?がないよー」

コニー「じゃあジャンも上手いからききに行けばいいジャン?」

エレナ「そうだねー」

ジャン「!!」パアッ

アルミン(ずっと、声がかかるのを待ってたんだろうな…)

エレナ「ジャーン!そっちいって良い?聞きたいことがあるんだ!!」

ジャン「し、仕方ねぇなぁ!そんなに言うなら構わないぜ?」ニコニコ

マルコ(…ツンデレ?)

186: 名無しさん 2014/01/09(木) 23:58:45.86 ID:bJU0DwW60

エレナ「はーい、お邪魔しまーす」チョコッ

アルミン「なっ!?」

ジャン(ベッドの上だと…?)

ナックミリ(馬面は裏山死刑)

アルミン「…エレナ、下に降りようか?」

エレナ「え?やだよ。ただでさえ寒いのに湯冷めしちゃう」

ジャン(湯冷めよ、ありがとう…)

192: 名無しさん 2014/01/11(土) 23:45:20.26 ID:OvUaPnjV0

エレナ「布団に足入れていい?」ヌクヌク

ジャン「おぉ」

ジャン(キター(゚∀゚)ーー!!!!!)

マルコ「今夜のジャンの布団、いい匂いだろうな…」

ナック「そんなラッキーな展開は我々モブには今後こないだろう…悔しいがそれもさだめ…」

ダズ「ジャン、布団を売ってくれぇえ」

トーマス「お前だけいい思いするのは許さん。むしろ大気圏に突入して燃え尽きてしまえばいい」

ジャン「ハッハッハ!!だが断る!!!」

193: 名無しさん 2014/01/11(土) 23:47:51.22 ID:OvUaPnjV0

アルミン「エレナ、寒いの?涼しいけどそれほどじゃあないよね?」マガオ

ジャン「おいエレナ、背中が湿ってるけど…寒いのはそのせいじゃないか?」

エレナ「…あ。髪の毛濡れたままだった…」キュッキュ

アルミン(お団子にしただとっ…!?)

エレナ「どう?アルミン、変じゃない?」フワッ

マルコ(石鹸のいい匂いがここまで…)

アルミン「さ、最高だと思う」イロッポイ

ジャン(うなじが白くて滑らか!ふわふわでいい匂いすぎるだろ!!そんな子が手の届く距離に!!俺のベッドに!!!…落ち着け、ジャンのキルシュタイン!!)クッ

194: 名無しさん 2014/01/11(土) 23:50:01.70 ID:OvUaPnjV0

エレナ「…どうかした?おなか痛い?」

ジャン「いや、何でもない、気にするな」キリッ

マルコ「それが前屈みになっていう台詞かい?」ハァ

アルミン「おい、馬面あとで面貸せ。エレナをなんていう目で見てくれてんだ」ギロッ

コニー「こえぇ…アルミンのキャラが違う」

マルコ「あれは完全に娘に手を出そうとする男を消し炭にしようとするお父さんの顔だね」

ナック「彼を消し炭にしたくなるのも仕方のないこと…」

195: 名無しさん 2014/01/11(土) 23:52:06.60 ID:OvUaPnjV0

アルミン「エレナ、馬面は具合が悪いらしいから他のところに行こう」グイグイ

エレナ「具合悪いの?」

ジャン「いや…」

アルミン「じゃあその姿勢、止めてくれるかな?」ニコッ

ジャン「メッチャオナカイタイデス」

アルミン「よろしい」

マルコ(アルミンのバックに鮮明な鬼神が見えた…)

ダズ(ママ、怖いよ、怖い怖い)オロロロ

コニー「ちょっ汚ぇなダズ!!」

ナック「泡を吹くのもまた彼の運命…」

ミリウス「なんかお前、さっきから悟ってるな」

197: 名無しさん 2014/01/11(土) 23:53:41.19 ID:OvUaPnjV0

エレナ「ジャンは無理だよね…他に良い感じな人はいないの?」

アルミン(男子でエレナに興味がなくて運動ができるが人思いつかない…もういっそ女子寮に返した方が良いよなぁ…)

マルコ「うーん…ベルトルトとライナーも上手だったよ?」

アルミン(!!あいつらはホモだから大丈夫だ!!!最適じゃないか!!!)

エレナ「ライナーとベルトルト?」

マルコ「あそこの背の高い二人だ」

エレナ「へー」

アルミン「よし、行ってみよう!!」

198: 名無しさん 2014/01/12(日) 00:01:47.06 ID:9B17I9zA0

ベルトルト「ひどいよ…ひどいよライナー…どうして覚えてないの?僕のこと嫌い…?」グスッ

ライナー「どうして泣いているんだ?」

ライナー(あれ?ちょっと可愛いかも?)

ベルトルト「…心当たりはないの?」ウルッ

ライナー「それはまったくないな」キッパリ

ベルトルト「うわぁああん!!」ビエーン

ライナー「えっ!?おいっ!!」アタフタ

199: 名無しさん 2014/01/12(日) 00:03:29.56 ID:9B17I9zA0

エレナ「…いわゆる痴話喧嘩?」

アルミン「…とりあえず事情を聞いてみよう」

エレナ「私が話しかけようか?」

アルミン「それは僕がいくよ」

アルミン(喧嘩の仲裁にエレナが行くと大抵悪化するんだよね…)

エレナ「そっか!!アルミン、頑張れミン!!」グッ

アルミン「頑張るミン!!」エレナカワイイ

200: 名無しさん 2014/01/12(日) 00:05:01.83 ID:9B17I9zA0

アルミン「あの、ベルトルトだよね?」トントン

ベルトルト「…?」クルッ

ベルトルト(なにこの子…金髪碧眼でアニみたい…可愛い…)

アルミン「あ、自己紹介してなかったね。僕はアルミンだよ」ニコッ

ベルトルト「」キュン

ベルトルト(なにこの子!?可愛い可愛い可愛い可愛い!!!)

アルミン「あの…大丈夫?」ウルッ

ベルトルト「」ズッキュン

202: 名無しさん 2014/01/12(日) 00:10:43.08 ID:9B17I9zA0

ベルトルト「もうホモゴリライナーなんかどうでもいい!!!君はただの友達だ!!!」

ライナー「そうだな、友達だ。当たり前だろう?」キョトン

アルミン「?」キョトン

ベルトルト(アルミン可愛いなぁ可愛い。受けでも攻めでも…なかなか)

アルミン「」ゾクッ

ベルトルト(男同士だし、ちょっと抱きしめてお触りするくらいなら…)ジーッ

アルミン(なんだろう、さっきから悪寒が…)

ベルトルト「あのさ、アルミン…」ガシッ

アルミン「えっ…?」ゾッ

エレナ「…あのー」ヒョコッ

ベルトルト「き、君は、だ、誰!?ど、ど、どうして女の子が!?」ドサッ

ライナー「ベルトルトがキョドトルトだな」

エレナ「いきなりごめんね…なんか友を救うなら今だ!!って天啓が…」

アルミン「なぜだろう…エレナがベルトルトに話しかけたおかげで僕の貞操が守られたような気がする」

208: 名無しさん 2014/01/12(日) 23:45:44.25 ID:v5wfTqi30

ライナー「うーん…制御姿勢のコツかぁ」

エレナ「お願い、ライナーもベルトルトもすごく上手いって聞いたよ!」

ライナー(…この子も可愛いが、あの金髪の子…クリス?ほどタイプではないかなぁ)

アルミン「僕からも頼むよ」

ライナー「うーん…」

ベルトルト「…」アルミンカワイイ

アルミン「」ブルッ

アルミン(寒気が…風邪かな?)

209: 名無しさん 2014/01/12(日) 23:48:19.72 ID:v5wfTqi30

ライナー「すまんが、ぶら下がるのにコツがいるとは思えん。期待するような助言はできそうにないな」

エレナ「そんな…」

アルミン「やっぱり明日に懸けるしかないみたいだね…」

ベルトルト「あ、あの…君たちはシガンシナ区出身だよね」

エレナ「うん…そうだけど…」

ベルトルト「じゃあ巨人の恐ろしさも知っているはずだ。なのに…どうして兵士を目指してるの?」

アルミン「えーと、僕は直接巨人の脅威を目の当たりにしたわけじゃないんだ…」

ベルトルト「…アンニュイなアルミン可愛い」ボソッ

エレナ「…ベルトルト?」

210: 名無しさん 2014/01/12(日) 23:49:12.04 ID:v5wfTqi30

アルミン「開拓地に残らなかったのも奪還作戦を強行した王政があることを考えるとじっとしていられなかったし、エレナと離れたくなかっただけで…」

アルミン「自分に何ができるかわからないけど…この状況を黙って見てることなんて出来ないよ」

ベルトルト「そ、そっか…」

ベルトルト(真面目な顔もなかなか…眉毛を剃れば今以上に…)

エレナ「私も似たようなものかなー」

211: 名無しさん 2014/01/12(日) 23:50:32.75 ID:v5wfTqi30

アルミン「僕も聞いて良い?二人はどこの出身なの?」

ライナー「ん?あぁ…すまんが分からん。俺は昨日から記憶喪失でな。自分の名前位しか思い出せてない」ズキッ

ライナー(なんだ?頭が痛い…俺の故郷について…重大な秘密がある気がする…)

エレナ「…昨日から?」

ライナー「あぁ。原因もまったく分かっていない。まだ二日目だし、日常にも訓練にも支障はでないから教官には言ってないが」

アルミン「そういえばそうだったね」

ライナー「原因さえわかれば…」クッ

エレナ「ライナー…辛いね…」

アルミン(原因はただのとばっちりだって教えたら、ぶん殴られそう)

212: 名無しさん 2014/01/12(日) 23:52:02.30 ID:v5wfTqi30

ベルトルト(ライナーはきっと重圧でおかしくなってしまったんだろうな…僕がしっかりしなきゃ)

ベルトルト「僕達はウォールマリア南東の山奥の村出身なんだ」

ライナー(…違う。俺達の故郷はそこじゃない…)ズキッ

エレナ「えっ?南東の山奥ってたしか…」

ベルトルト「そうだよ、川沿いの栄えている町と違って連絡がこなかった。情報より先に巨人が来たからね」

アルミン「そんな…」

ベルトルト「明け方、やけに家畜が騒がしくて目が覚めたんだ、耳慣れない地響きが大きくなっていて窓をあけたら…」

ライナー(ベルトルト、その話題はあまり話してはいけないボロがでる…俺らは…?あれ…俺らは…なんなんだ?)ズキッ

213: 名無しさん 2014/01/12(日) 23:53:07.63 ID:v5wfTqi30

ベルトルト「それからは、えっと、あんまり覚えてない。ひどく混乱したんだ。僕達は馬に乗ってウォールシーナまで逃げた」

アルミン(…どうしてシーナまで行ったんだ?ローゼで充分じゃ…)

ライナー「おい、ベルトルトどうしていきなりそんな話したんだ。しなくてもいいだろ」

ライナー(バレたらどうする。…?何がバレるんだ?誰に?)

ベルトルト(あれ?この反応…)

214: 名無しさん 2014/01/12(日) 23:54:43.57 ID:v5wfTqi30

ベルトルト「ごめん、とにかく!僕が言いたかったのは君達は他の人とは違うだろってことさ」
エレナ「他の人?」

ベルトルト「ウォールマリア陥落後、12歳になっても訓練兵に志願しないやつは臆病者という逆転した世論に流された彼らのことさ」

アルミン(この人よく喋るなぁ)

ベルトルト「僕も人のことは言えないんだ…体を動かすのが得意だから特権階級狙いで兵士になった…僕には自分の意志がない…」

エレナ「そんな体験したんなら仕方ないよ」

アルミン「自分を守るのも大切なことだって」

ゲスミン(自分の意志がない割にベラベラ喋るなぁ)

216: 名無しさん 2014/01/12(日) 23:57:41.48 ID:v5wfTqi30

エレナ「私達なんか壁が壊される前からずっと外に行きたかったんだよ?調査兵希望で。こっちの方がよっぽどおかしいって」

ライナー「ん?ってことは巨人に遭遇してからもその考えは変わらなかったのか?」

エレナ「そうだよ」

ライナー(…なぜ、俺はこんなに巨人のことが、気になるんだ?)

ライナー「…巨人を見てどうおもった?」

エレナ「私はあの時、力がなかったから、お母さんを死なせてしまった。私はただ見てるだけだった。状況に流されていただけの無力な最低な自分…」

ベルトルト「…」

ライナー(俺はどうして、こんな、ヒドイ、気分になるんだ…?)ズキン

217: 名無しさん 2014/01/12(日) 23:59:04.21 ID:v5wfTqi30

エレナ「自分にとって大切な人を誰かが守ってくれる訳じゃない。私がこのまま弱かったら皆いなくなっちゃうんだってやっとわかったの」

エレナ「私は好きな人達とずっと一緒にいたい。だから、私が皆を守れるぐらい強くなって、巨人を一匹残らず駆逐してやらなきゃいけないって思ったよ」

アルミン「エレナ…」

ベルトルト「…」

ライナー「俺にも…俺にも譲れない物があるぞ」

エレアル「?」

ライナー「まだはっきりとは思い出せないが、俺は目的を果たす…そして帰る…どんな手を使ってもだ」

ベルトルト(ライナー…!やっぱり記憶を徐々に取り戻してるんだ…)

218: 名無しさん 2014/01/13(月) 00:01:07.42 ID:CJtg5Mdz0

エレナ「そっか…早く記憶が戻ると良いね。私にできることがあれば言って!!協力する!!」キラキラ

アルミン(輝くオーラが…)

ライナー「ありがとう…なんか、その、すまんな。俺に役にたてることがあるか分からんが、あれば協力するぞ」

エレナ「じゃあ…もっと真剣に考えて、制御姿勢のアドバイスを私に頂戴な!!」ニッ

ライナー「そう言われてもなぁ…あ、他に心当たりがないなら装備から見直してみたらどうだ?」

エレナ「なるほど…装備かぁ…」

アルミン「調べてなかったね」

エレナ「明日確認しよっか!ありがとう…えっと…ライナー!!」

ライナー「おう、頑張れよ!エレナだったよな?」

223: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:15:57.61 ID:CJtg5Mdz0

エレナ「ただいまー!!」ガチャッ

クリユミミー「おかえりなさーい」

サシャ「ほひゃへいははい(お帰りなさーい)」 ガツガツ

アニ「おかえり」

ミーナ「今、クリスタが内緒でもちこんだお菓子を皆で食べてるんだー」

エレナ「私も食べて良い?」

クリスタ「もちろん!!」

224: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:17:24.04 ID:CJtg5Mdz0

ミーナ「サシャ、エレナも食べるからちょっとペース落として」

サシャ「美味しすぎて無理ですよ!!まさにやめられない、とまらないです!山からおりて良かった!!」ガツガツムシャムシャ

ユミル「もう綺麗に食えとは言わんからせめてクリスタの慈悲に感謝して食えよ、芋女」ムシャムシャ

サシャ「ありがとうございます、神様!!」バタッ

クリスタ「ご、五体倒地はしなくても良いんだよ!!」アワアワ

ユミル「死に急ぎ、今のうちに自分の食べるぶん確保しとけ」

エレナ「死に急…?うん」

225: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:18:22.88 ID:CJtg5Mdz0

アニ(甘くていい匂い…)チラッ

ミーナ「アニもおいで!!」

アニ「仕方ないね…」

アニ(やった、お菓子だ!!ミーナ、話しかけてくれてありがとう!!)

226: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:20:22.76 ID:CJtg5Mdz0

サシャ「ところでエレナはどこに行ってたんですか?」

エレナ「男子寮だけど?」

クリスタ「!?」ゴホッゴホッ

ユミル「大丈夫か?」サスサス

ミーナ「怪我はない!?野郎共に変なことされなかった!?」

エレナ「へ?」

クリスタ「脅されたり、怖い目に遭ってない?」

エレナ「どうして?」

クリスタ「だって…その…」

ユミル「お前なぁ…男子と女子の部屋をどうして分けてるか分かるだろ?」

227: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:21:46.51 ID:CJtg5Mdz0

エレナ「うーん…」

エレナ「人数が多いから2つに分けたんじゃない?違う?」

クリユミミー「…」

サシャ「」ムシャムシャ

アニ(友達とお菓子食べるの初めて…嬉しい…)パクパク

エレナ「あれ?違ってた?」キョトン

ミーナ「…あってるよ。正解だよ、大正解」ナデナデ

ユミル「…お菓子、もっと食っていいぞ。私の分も食べて良い」スッ

クリスタ「なんか、その、ごめんね…」ナデナデ

ユミル「知らないことは知らなくてもいいんだからな。大人になるのはまだ先なんだから」ナデナデ

エレナ「うん、そうだね?」

228: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:23:27.56 ID:CJtg5Mdz0

サシャ「フガッ!!」ガバッ

アニ「…どうしたっていうんだい。急に豚みたいな声だして」

ミーナ「呼んだ?」ヒョコッ

アニ「呼んでない」

サシャ「全員お菓子を机の下に隠してください!!早く!!」

ユミル「おう…」ガサガサ

クリスタ「分かった!!」ガサガサ

ミーナ「そうだったねー、豚以下だったよ、忘れてた」ガサガサ

アニ(包装はどこに捨てればいいんだろ…)ガサガサ

229: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:24:54.58 ID:CJtg5Mdz0

サシャ「布団へ潜って!!」

ユミル「おいおい…いったいなんだってんだ芋女…」

サシャ「ユミルうるさいです!!あと10秒くらい!!急いでください!!」

クリスタ「なんだか分からないけど今はサシャの言うことを聞こう!!ユミル、ベッドに!!」

ユミル「はいはい…」

230: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:26:22.94 ID:CJtg5Mdz0


ガチャ

キース「…消灯時間だ。貴様等は…全員床についているか。うむ、殊勝な心がけだ。灯りを消すぞ」

キース(床にお菓子の包装が転がっているが黙っておこう)

キース「おい、イェーガー」

エレナ「はっ!」

キース「明日は頑張れよ。貴様なら落ち着いてやればできるはずだ」

エレナ「ありがとうございます、キース教官!!」

キース(可愛い…)ピシャン

231: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:28:06.54 ID:CJtg5Mdz0

サシャ「やっとどこかに行きましたね…」ムシャムシャ

ユミル「おい、芋女どうして分かった…」

サシャ「野生の勘です」

ミーナ「さっすが狩猟民族!!」

エレナ「ねー、みんな、そろそろ寝ようよ。消灯時間だし」

クリスタ「そうだね。明日も訓練だもんね」

アニ「…おやすみ」

サシャ「おやすみなさーい!」

232: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:29:56.70 ID:CJtg5Mdz0

エレナ「…」ゴロン

エレナ(どうしよう、明日もダメだったら…私、ここにいれない…)

エレナ(…緊張して寝れない)モゾモゾ

ミーナ「…エーレナ!!明日が不安なのー?一緒に寝てあげるよ?」ギュッ

エレナ「ちょっ!?」

ユミル「なにやってんだお前は…また化け物が出てきたらどうする。死に急ぎ、まぁ心配すんな。コツを掴めば案外すんなりできるさ」

クリスタ「きっとエレナなら出来るよ!!今日は調子が悪かっただけ!!」

233: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:31:27.52 ID:CJtg5Mdz0

サシャ「エレナにはパンの恩があります!!もしうまくできなくても私が背負って立体機動しますから!!ここからは追い出させません!!ご安心を!!」

ミーナ「サシャ、縁起の悪いこと言わないの!!エレナは絶対できるんだから!!ね、アニ?」

アニ「…自分を信じれば制御姿勢くらい保てると思うけどね」フイッ

エレナ「…皆ありがとう」

サシャ「では、明日も早いのでそろそろ寝ますよ!!皆さんおやすみなさい!!」

エレナ「おやすみー」

ミーナ「ぐんないっ♪」

ユミル「お前は自分の布団に戻れ」ガシッ

ミーナ「いやー!首の根っこつまなないでよー!私は猫じゃないんだよ!!」ズルズル

エレナ「…ふふっ」

234: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:32:59.74 ID:CJtg5Mdz0


キース「」ジーッ

キース「…ユミル、ブラウス、レンズ、カロライナ、レオンハート訓練兵、態度点加点っと」メモメモ

キース「さて、寝るか」

235: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:36:13.07 ID:CJtg5Mdz0

エレナ「…おかあ、さん…ごめん」グスッ

アニ「…」

アニ(エレナは…シガンシナ出身だっけ…)


アニ「ライナー、ベルトルト」

ベルトルト「あ、アニ…!!」パアッ

アニ「ちゃんと約束を忘れずにきたんだね」

ベルトルト「当たり前だろ」

ライナー「何だ?ベルトルトはこのアニって奴と付き合ってるのか?二人で会うなら俺は邪魔だろ?なんで連れてきた?」

アニ「は?何言ってんだい?ベルトルトと付き合ってるのはライナーだろ」

ライナー「お前、初対面なのに冗談キツいぞ?俺は男を襲う趣味なんか無っ…」ズキッ

ライナー(また頭痛が…)

アニ「まったく、いい加減にし…」

ベルトルト「待って、アニ!!実はライナーは…」

236: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:37:45.30 ID:CJtg5Mdz0

アニ「記憶喪失?そんなバカな」

ベルトルト「本当のことだよ。君のことも覚えていない」

ライナー「話を聞く限りだと、俺はアニの幼なじみなのか?」

ベルトルト「そうだよ。三人で故郷を出発したんだ」

アニ「…忘れられてるなんて少しショックだね」

ライナー「すまん…」

ベルトルト「アニに会ったらまたなんか思い出すかなと予想してたんだけど」

アニ「効果なしみたいだよ」

237: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:39:45.79 ID:CJtg5Mdz0

ライナー「…二人に質問があるんだが」

ベルトルト「なに?」

ライナー「…俺の故郷ってどこなんだ?」

ベルトルト「故郷は…」

アニ「待って、ベルトルト。ライナーに記憶がないならうかつに話したらダメだろう」

ライナー「俺が信用できないってか?」イラッ

アニ「それは違う!!…違うけど…ただ、知らない方が、あんたは、幸せかもしれない…」

238: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:41:33.30 ID:CJtg5Mdz0

ベルトルト「…」

アニ「…」

ライナー「なんだそれは?ふざけてるのか?」

アニ「…思い出したらあんたも分かる…。ごめんなさい…私は、私達はなんて…ひどいことを…」ガタガタ

ベルトルト「アニ!アニは悪くないよ!!実際にやったのは僕らだ!!」

アニ「でも、でも、私は聞いたんだ!!部屋を抜け出す時に、エレナが、寝言で『おかあさん…』って言って泣いていたのを!!あいつは、話してた、シガンシナ出身だって!それって…ねぇ、やっぱり、エレナのお母さんは、巨人に襲われたの!?」

ベルトルト「…そんなの知らないよ」フイッ

アニ「目を逸らさないでよ、ベル!!ねぇ、違うよね?違うんだよね?私達があいつの人生を狂わせた訳じゃ、あいつの家族を奪ったわけじゃないんだよね?そうだよね?」

239: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:42:55.08 ID:CJtg5Mdz0

ベルトルト「…」

アニ「そうだって!!言ってよ!!!私達は関係ないって!!」

ライナー「おい、アニ…」

アニ「分かってるさ!!私だって、ベルにすがったってどうしようもないことくらい…でも、でも!!」

ベルトルト「アニ、声が大きい。みんな起きちゃう」

アニ「あっ…ごめんなさい」

ベルトルト「アニが自分で言ったように一度やったことは、もうどうしようもないんだ。だから何も考えないようにしよう。僕らには使命があるんだから」

アニ「…そうだったね」

240: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:44:16.98 ID:CJtg5Mdz0

ベルトルト「ライナー、僕らが幼なじみだということは秘密だ。もちろん集まって話している事も話している内容も」

ライナー「どうしてだ?」

ベルトルト「きっとすぐにその意味が理解できるから、待ってて」

ライナー「…あぁ」

ベルトルト「とりあえず今は様子見だ。アニは周囲に気を配って怪しいことやものがあったら報告してくれ」

アニ「了解。じゃあもう解散でいいね?次は来週の始めでいいかい?」

ベルトルト「そうしよう。ライナーも連れてきていい?」

アニ「もちろん」

241: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:48:54.47 ID:CJtg5Mdz0

ベルトルト「じゃあ僕らは男子寮に帰るね」

ライナー「またな、アニ」

アニ「今日は取り乱して悪かったね…ライナーは、怪我に気をつけて訓練しなよ」

ライナー「…?そうだな。ありがとう」

アニ「ベルトルトはライナーをよろしく」

ベルトルト「…」コクン

ベルトルト(ベルって昔の愛称で呼ばれたの久しぶりだな…アニも壁の中にきてからはいろいろ我慢してたのかな…)

242: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:50:07.75 ID:CJtg5Mdz0

キース「エレナ・イェーガー、覚悟はいいか?」

エレナ「はい!」

キース「立体機動装置を操ることは兵士の最低条件だ。できなければ開拓地に戻ることになるかもしれない…」

エレナ「…」コクン

キース「だからといって不安になることはない!貴様が万が一出来なくても教官の補佐としてここで雑用をしながら他の教科をうけることもできる!!」

マルコ「なにその新制度、初耳」

243: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:52:19.61 ID:CJtg5Mdz0

ユミル「ただのえこひいきじゃねぇか!!」

キース「何を言うか!!私が権力にものをいわs─…ゴホン厳正なる審査の結果、昨日できた制度だ!!」

ユミル「今、権力にものをいわせって…」

キース「何のことか分からん!!お前は死ぬ寸前まで走ってこい!!」

ユミル「」

コニー「教官ってロリコンなんだな」

ジャン「ジジイでハゲで変態か」

マルコ「救えないね」

キース「お前らの話、聞こえてるぞ」

コニー「」

ジャン「」

マルコ「」

キース「お前ら三人も死ぬ寸前まで走ってこい」

244: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:54:18.62 ID:CJtg5Mdz0

エレナ(やる!私は絶対にやる!)

エレナ(私には素質がないかもしれないけど)

ミーナ「私のエレナ!!頑張れっ!!」

ミカサ「ど畜生腐れ家畜以下のエレナじゃない。僕のエレナ」

アルミン「二人とも、みんなのエレナだからね…エレナファイト!!」

クリスタ「きっとできるよ!!ユミルもそう思うよね!!…あれっ?ユミルがいない」キョトン

アニ「…」

サシャ「応援してますよー!」

エレナ(皆が応援してくれているから、負けない!!)

245: 名無しさん 2014/01/13(月) 21:55:54.58 ID:CJtg5Mdz0

キース「始めろ」

エレナ(理屈なんか知らない!根拠もない!)

エレナ(でも私には皆がいる!!)

ライナー「あっ、おい待て!!」

キース「なんだ」ギロッ

ベルトルト(教官怖い…)

ライナー「一度、装備を見直した方が良いのではないかと…」

キース「整備項目は全て点検済みだが?」

ライナー「しかし昨日の様子を見ると高さ的に不可解な点が…」

アルミン「!!なるほど、腰までつるした状態で反転しても頭を打ちつける訳がない!!」

246: 名無しさん 2014/01/13(月) 22:00:54.21 ID:CJtg5Mdz0

ミカサ「エレナ、装備を取り換えよう」チャッ

キース「…ワグナー、イェーガーと装備を取り換えろ」

トーマス「教官、本来なら美少女が俺の装備つけるぜヤッホイと喜びたいところなんすけど…」

キース「貴様は言葉遣いを直した方が…この際どうでもいいか。どうかしたか?」

トーマス「最高に気が立ってる歴戦の獅子並におっかないミカサさんが俺をただひたすら睨んでるんすよね」オッカナイ

ミカサ「エレナは僕の装置を使うべき。他の男が使った装置を使うなんて許さない…そんな男の存在が許せない」ゴゴゴ

アルミン「トーマス逃げてー!!!!」

キース「やはりイェーガーはアッカーマンの装置を使用すること」

エレナ「はい!!」

ミカサ「ッシャ!!!」ガッツポーズ

247: 名無しさん 2014/01/13(月) 22:04:12.93 ID:CJtg5Mdz0

エレナ「で、できたぁ」パアッ

キース(無垢な笑顔、可愛い」

アルミン(途中から声に出てる…)

エレナ「これは、一体…?」

キース「装備の欠陥だ。貴様の使用していたベルトの金具が破損していた。ライナー・ブラウンの忠告に従って正解だったな」

クリスタ「ライナーありがとう!おかげで私の友達が怪我しなくて済んだよ!!」ニコッ

ライナー「お、おう。まぁな//」テレッ

ライナー(クリスタ可愛いなぁ…)

ベルトルト「…」

248: 名無しさん 2014/01/13(月) 22:05:19.36 ID:CJtg5Mdz0

エレナ「じゃあ適性判断は…」

キース「問題ない!!よかったな!!」

サシャ「教官がめっちゃ良い笑顔してますね」

アルミン(どんだけ嬉しかったんだ。このロリコン)

ミーナ「教官に私のエレナは渡さない!!」

アニ「あっそ…」

ミーナ「なにー妬いてるの?アニも渡さないから安心して!!」ギュッ

アニ「ちがっ、きゅきゅ、急に抱きつかないで」
ミーナ「アニも可愛い(確信)」

249: 名無しさん 2014/01/13(月) 22:07:26.00 ID:CJtg5Mdz0

エレナ(どうだっ!ミカサ!私は巨人と戦える!!)

エレナ(守ってもらうだけじゃない!!)

ライナー「なんとかなったようで本当に良かった」ウンウン

アルミン「目でどうだ!って言ってるよ」

ミカサ「いや、違う」

ミカサ「これで僕と離れずにすんだと思って安心してる…」

アルミン(これで平常運行な危険人物、それがミカサ)

ライナー「」ヒキッ

ベルトルト「」ドンビキ

254: 名無しさん 2014/01/14(火) 20:55:00.65 ID:vtXYyrq/0

カポーン


ユミル「あぁー!!疲れたなぁ全く!!あのハゲ走らせすぎだっつうの!!」

クリスタ「教官にハゲとか言っちゃダメだよユミル!!」

ユミル「クリスタ、お前は良い子だなぁ。癒やされまくるなぁ。よし、私が体洗ってやろう!!」

クリスタ「…ひゃあっ!!やめて!!くすぐったい!!」アハハ


ミーナ「」ピーン

ミーナ「百合の匂いがする!」

サシャ「石鹸の匂いしかしませんよ?」

ミーナ「なーんだ…サシャも純情かぁ…今日の夕食のことしか考えてなさそうだもんね」

サシャ「失礼な!!」

255: 名無しさん 2014/01/14(火) 20:58:32.78 ID:vtXYyrq/0

ハンナ「そうだよミーナ!」ニュッ

ミーナ「出たな!!妖怪、色ぼけ女!!」

ハンナ「サシャだって女の子だし恋愛とか恋愛とか恋愛のことも考えてるって!!」

ミーナ「全て恋愛に聞こえた私は耳鼻科に行くべきなのかしら…」

サシャ「そうです!!恋愛ではないですが、私はお菓子のことも!!明日の朝食のことも!!休みの日に食べに行くお店のことも!!人生最後の晩餐は何が良いかまで考えてます!!」

ミーナ「…」

ハンナ「oh…」

ミーナ「予想の遥か上をいく食欲」

サシャ「うーん…お腹減りましたねぇ」グー

アニ(そんなに食べ物のこと考えるからお腹がすくんじゃないのかい…)

256: 名無しさん 2014/01/14(火) 21:04:34.61 ID:vtXYyrq/0

エレナ「遅れちゃった!!」ガラッ

クリスタ「あはははっ!!エレナ、ユミ、ユミルを、止めてぇ!!」

ユミル「なんだぁ…クリスタは、足の裏とわき腹がが効くのか!!」コチョコチョ

クリスタ「あはっ、ひゃっ、ユミルゥ」

ユリダァアア!!ユリダァアア!!フォオオオ!!スバラシイイイネ!!ユリサイコウ!!!モットヤレェエエエエ!!ウツクシイィイイ!!

エレナ(ごめん、クリスタ。なんかちょっと止め辛い…)イソイソ

ミーナ「…ほぉおおお!!素晴らしいプロポーションですなぁ!!」サワサワ

エレナ「キャッ!!」

ミーナ「伸びやかな細くて長い手足!!控えめな胸!!陶器のように滑らかな肌!!これはロリ需要あるで!!」

エレナ「ひ、控えめとか言わないでよ!!水かけるよ!!」バシャァアアア

ミーナ「へっへっへ、かかるものか!!眼福、眼福!!女に生まれてよかったぁぁああ!!」

サシャ「…?ミーナ、どうしました」?

257: 名無しさん 2014/01/14(火) 21:06:07.69 ID:vtXYyrq/0

ミーナ「あれ?エレナその左首もとから右胸にかけての傷跡って…?」

エレナ「あぁ、これね」

サシャ「ずっとシャツを着ていたから分かりませんでした」

アニ「あの…」

エレナ「どうしたの、アニ?」

アニ「その傷、ウォールマリアが壊れた時にできたのかい?」

ミーナ「アニー!どうした泣きそうな顔して」ヨシヨシ

サシャ(アニもウォールマリア出身やし、思うところがあるんかね)シミジミ

アニ「別に…」

エレナ「…うん、これはね…もうちょっと前かな」

ミーナ「あ、ごめん…デリケートな話だった?」

エレナ「ううん、全然!ちょっと長いだけの昔話だから」ニコッ

258: 名無しさん 2014/01/14(火) 21:07:46.26 ID:vtXYyrq/0

ミカサ「マフラーがほつれてきた」

アルミン「裁縫箱は机の上ね」

マルコ「縫えるの?」

ミカサ「一応……編み物も一通りいける」

アルミン「僕のセーターは全部ミカサ作だよ」

ジャン「マジか!これ売り物とほぼ同じクオリティじゃねぇか」

コニー「女子力たけぇえ」

サムエル「私にも教えてくれないかしら?」

ミカサ「もちろん。なにが良い?ニットのワンピースから初歩的なマフラーやストールまでなんでもできるけど」

ライナー「ワンピースって……ミカサ、お前は男だろ?」

ミカサ「僕は着ない。エレナ用」

ジャンマル「ですよねー」

アルミン「一週間かけて作ってたよね」

ミカサ「寝る間も惜しんで頑張った力作」

マルコ「どうしよう、愛が重い」

259: 名無しさん 2014/01/14(火) 21:10:43.75 ID:vtXYyrq/0

ダズ「怖い」オロロロ

トーマス「げっ、また吐瀉ってるっすよ…ミリウス!ナック!運ぼうっす」ズリズリ

ナック「トーマスさ、女の子の前だと紳士口調になるのに俺らにはちゃらい口調だよな」ズリズリ

トーマス「男は女性に紳士であるべきって俺のママが言ってましたっすから」ズリズリ

ミリウス「トーマスがちゃらい紳士なのも、僕らがモブが退場するのも運命……」ズリズリ

ナック「ミリウス、そのキャラは三年間もたねぇぞ……?」ズリズリ

ベルトルト「ミカサのマフラーは大分傷んでるね」

ミカサ「夏も冬もいつも巻いてるから」

ジャン「ボロボロだし捨てて、新しいのを編めば…」

ミカサ「だめっ!!!!」

ジャン「っ……いきなりでかい声出すなよ」キーン

コニー「いつも静かに気持ち悪いミカサが大声だすなんて…動転境地だ」キーン

マルコ「驚天動地ね」コソッ

ライナー「難しい言葉を使うのは控えようか」コソッ

ミカサ「これは僕の宝物……捨てない。絶対に」

──エレナ『これ、あげる』スッ

ミカサ「僕の大切なものだから……」ギュッ

260: 名無しさん 2014/01/14(火) 21:17:59.73 ID:vtXYyrq/0

【数年前】

子供A『なんだ、あいつら……目も髪も真っ黒だぞ』ヒソヒソ

子供B『カラスみたいな色だな』ヒソヒソ

子供C『私、怖い』ヒソヒソ

親A『みんな、関わっちゃいけませんよ』ヒソヒソ

親B『あれは森の奥に住んでる親子ですから……』ヒソヒソ

ミカサ『ねぇお母さん』

ミカサ母『どうしたの、ミカサ?』

ミカサ『僕達って怖いの?』

ミカサ母『どうして?』

ミカサ『……だって僕とお母さんは他の人とは違う外見をしてるから』

ミカサ母『気になるの?』

ミカサ『……』コクン

ミカサ母『……』ニコッ

ミカサ『……?急にどうしたの?抱きしめて』

261: 名無しさん 2014/01/14(火) 21:20:28.47 ID:vtXYyrq/0

ミカサ母『……』

ミカサ母『ねぇ、ミカサ温かい?』

ミカサ『うん』

ミカサ母『温かいのは生きてるってこと。あなたも他の人も温かいわ。同じよ、生きてる。何の違いもない』

ミカサ母『生きてるって大切なの。だから食べないものを[ピーーー]なんてやっちゃいけないわ。感情に負けて手をかけるなんて人間じゃないもの』

ミカサ『人間じゃないって…?死に神とか、悪魔とかに変身しちゃうの?』

ミカサ母『例えの話よ』フフフッ

ミカサ母『それくらい生きてるってことが大切だって言いたかったの。生きてれば誰がなんと言おうと同じ。色や形なんて些細なことよ』

ミカサ『ふーん…そうだといいな…』

262: 名無しさん 2014/01/14(火) 21:22:19.54 ID:vtXYyrq/0

ミカサ『っつ……』

ミカサ母『はい、よく我慢しました。ミカサも子供ができたらこの印を伝えるのよ?」

ミカサ『うん!!』

ミカサ(でも、僕、結婚できるかどうかが分からないよ…)

ミカサ母『ご褒美にお菓子でも作りましょうかね。材料買ってくるわ』

ミカサ『町に行くの?』

ミカサ母『えぇ』

ミカサ『ぼくもついてく。いざとなった時には僕を頼って』

ミカサ父『ミカサは頼りになるなぁ』アハハ

ミカサ母『ありがとうね』ウフフ

263: 名無しさん 2014/01/14(火) 21:26:06.72 ID:vtXYyrq/0

ミカサ(二人とも笑うけど、僕は本気。だって僕には……)

─子供A『来るなよ!気持ち悪いんだよ!!』カツン

─ミカサ『イタッ……』

─子供C『真っ黒けで怖い……あっちいけ!!』カツン

─子供D『おいら知ってるぞ!!母さんがいってた!!悪魔は黒くて鋭い冷たい目をしてるって!!』カツン

子供達『悪魔!!どっかいけ!!』

─ミカサ『僕は何もしてないのに石を投げなくたって……』ギロッ

─子供B『ひっ…悪魔だ!!やっぱり悪魔だ!!』

─子供A『逃げろ!!!』

―子供A『消えちまえ!!悪魔ー!』


タタタッ

─ミカサ『……』グスッ

ミカサ(お父さんとお母さんしかいないから……)

264: 名無しさん 2014/01/14(火) 21:31:05.02 ID:vtXYyrq/0

ミカサ父『いや、二人共待ちなさい。今日はイェーガー先生が来る日だから、検診をうけてから行きなさい』

ミカサ母『そうだったわね!ミカサ、今日はイェーガーさんのお嬢さんも来るそうよ』

ミカサ『……!!』ギュッ

ミカサ母『仲良くね…ってどうしたの?』

ミカサ『やだ……』

ミカサ(石を投げられたり、冷たい目で見られたり、嫌われたりしたくない……)

ミカサ父『優しいお嬢さんらしいから心配するな』ヨシヨシ



コンコン

ミカサ父『お、いらしたみたいだな……いらっしゃ……─』ギイッ

265: 名無しさん 2014/01/14(火) 21:34:05.83 ID:vtXYyrq/0

ミカサ父『……』

ミカサ母『……?』

ミカサ『お父さん……?』

ミカサ父『』ドサッ

ミカサ『お父さん!!』

人攫いA『邪魔するぜ』

ミカサ『お父さん!!お父さん返事して!!』

人攫いB『話通り、黒髪黒目の珍しいな親子だなぁ』

人攫いC『住みかを教えてくれた街の奴らに感謝しなきゃな』

ミカサ『街の……?』

ミカサ母『ミカサ逃げなさい!!』ダッ

ミカサ『お母さん、立ち向かっちゃダメ!!』

人攫いA『ひっ…このアマっ』グサッ

ミカサ母『……グッ』バタン

ミカサ『……お母さん?』

人攫いB『こいつまで[ピーーー]ことねぇだろ!!』

人攫いA『刃向かってきたんだしかたねぇだろうが!!』

ミカサ『お母さん!?お父さん!?嫌だっ……嫌だ!!嫌っ…』

人攫いA『もう守ってくれる奴はいないんだ。お前はおとなしくしろよ…』

ミカサ『……』

266: 名無しさん 2014/01/14(火) 21:46:52.91 ID:vtXYyrq/0

ミカサ(お父さんとお母さんはどうして死ななきゃいけなかったの?僕らは普通に暮らしてたのに……)

ミカサ(僕を受けとめて抱きしめてくれた、唯一の人だったのに)

ミカサ(優しいお母さんとお父さんが、なんで、人に石をぶつけるような、私欲のために人を売るような!!)

ミカサ(クズに殺されなきゃならない!!?)

ミカサ(許さない。許さない……許さない!!!)ギリッ

ミカサ(僕の日常を返して!!)

ミカサ(僕の家族を返して!!!!!)ズキッ

ミカサ(この世が理不尽な弱肉強食の世界だというのなら…)ズキッ

ミカサ(…僕は戦う!!お前ら……全員、殺してやる!!)ズキッ

人攫いA『どうしてこいつをさらったんだ?』

人攫いB『昔、人間にも種類があってな。こいつの目を見ろ……こいつは東洋人っていう…』チラッ

人攫いB『…いない?ロープはここにあるが』

人攫いA『はっ?嘘だろ?あんなにきつく縛ったんだ─』ゴフッ


……ヤメッ…ギャ…グシャ


ミカサ「……」ジトッ

269: 名無しさん 2014/01/16(木) 22:17:49.77 ID:T7I/tiS80

エレナ『お父さん、早く早く!!』

グリシャ『エレナ、ミカサ君に会うのが楽しみなのか?男とあうのを楽しみに……父として複雑だ』

エレナ『何ブツブツ言ってるのお父さん!!新しい友達ができるんだよ!!急いで!!』ダダダッ

グリシャ『走ったら転ぶぞ!!』

エレナ『転ばないy…』ビターン

グリシャ(顔面から地面にめり込んだな、型が取れそうなくらい綺麗に)

エレナ『……』ムクリ

エレナ『……』ジワッ

グリシャ(ほれ、みたことか)

グリシャ『……お父さんと手をつないで歩こうか?』

エレナ『』コクン

グリシャ『もう走るなよ?』

エレナ『』コクン

270: 名無しさん 2014/01/16(木) 22:20:04.66 ID:T7I/tiS80

コンコン

エレナ『お邪魔します!』

グリシャ『お邪魔します。診察に来ました、イェーガーで……』

グリシャ『……エレナ、下がりなさい』

エレナ『えっ?』

グリシャ『早く!!お父さんの言うこと聞きなさい!!』

ミカサ母『』

ミカサ父『』

エレナ『あっ……』

グリシャ『アッカーマンさん!!アッカーマンさん!!』

エレナ『……』

グリシャ『……ダメだ。二人とも死んでる……』

271: 名無しさん 2014/01/16(木) 22:26:31.59 ID:T7I/tiS80

エレナ『そんな!?じゃあミカサは!?』

グリシャ『恐らく誰かに攫われた…父さん、憲兵を呼んでくるから、エレナはここに!!』

エレナ『……分かった』

グリシャ『約束だからな!!』


タッタッタ


エレナ『……』

エレナ『……』フイッ

エレナ(ごめん、お父さん。約束破る)

エレナ『早く行かなきゃ……』タッタッタッタ

272: 名無しさん 2014/01/16(木) 22:29:01.65 ID:T7I/tiS80

エレナ『……結局迷った』ポツン

エレナ『さすがに初見の森をあてもなく探すのは無理だったよね……』

エレナ『寒いなぁ……マフラー締め直そうっと』キュッ

エレナ『あ、あそこに小屋がある!!頼めば暖をとらせてくれないかな!?』

エレナ『とりあえず行ってみよう』


エレナ『あのすいません……私迷っちゃって……』ギイッ

シーン

エレナ(あれ?誰もいない)

グサッグサッグサッ

エレナ(奥にいるのかな?これ何の音だろう?)

273: 名無しさん 2014/01/16(木) 22:33:04.25 ID:T7I/tiS80

エレナ『あの……あっ!君、ミカサ!?良かった!!無事だったんだ!!』

ミカサ『……』

エレナ『……血、血まみれだけど大丈夫?』

ミカサ『近づくな!!!!!』

エレナ『』ビクッ

人攫いA『』

人攫いB『』

人攫いC『』ヒューヒュー

エレナ(ミカサについてる血って返り血……?)

ミカサ『僕は、僕は……こいつらを殺した。まだ一人だけ息があるけどこれから[ピーーー]』

人攫いC『た、助け…け……』

エレナ『』ビクッ

ミカサ『君は誰?用はないでしょ……帰って……』

エレナ(……悲しそうな顔)

274: 名無しさん 2014/01/16(木) 22:34:19.93 ID:T7I/tiS80

ミカサ『早く帰って』

エレナ『……やだ』

ミカサ『殺されたいの?』

エレナ『……それもやだ』

ミカサ『選べないなんて言うな。世界は残酷だ。選択を誤れば死ぬだけ』

ミカサ『そう、それだけ』

エレナ『……ねぇ、その人を、[ピーーー]のは…もうやめて?』

275: 名無しさん 2014/01/16(木) 22:36:31.29 ID:T7I/tiS80

ミカサ『君に何が分かるの?さっさと消えてよ?僕はお母さんもお父さんも殺された。この辛さがわかる?でも誰も助けなかった。僕にとっては重要な事は、全て他人にとっては他人事』

ミカサ『なら、僕がこいつらを殺した所で君にとっては他人事だ。関係ないだろう?じゃあ関わらないで。君に関わる資格はない』

ミカサ『そもそもこれは己の欲の為に他者を犠牲にしてさらにはその汚れた手で幸せを掴み取ろうとする醜い害獣。駆除してるだけ……!!』

ミカサ『僕は少しも悪くないんだ!!』

人攫いC『……』ヒューゴヒュッ

ミカサ『僕はこいつを殺して!!敵を討って!!それでそれで……!!』

ミカサ『それで……』




ミカサ『……』





ミカサ『……その後、僕はどうすればいいんだろう』ポツリ

276: 名無しさん 2014/01/16(木) 22:37:46.82 ID:T7I/tiS80

エレナ『ミカサ……』

ミカサ『近づくな!!』

エレナ『嫌!!』

ミカサ『いい加減にして!!!』

ミカサ『僕はこうしたいんだ!!邪魔をするな!!』

エレナ『嘘だ!!』

ミカサ『嘘じゃない!!君に何が分かる!!』

エレナ『じゃあ!!』




エレナ『あなたはどうして泣いているの……?』

ミカサ『……』ポロポロ

277: 名無しさん 2014/01/16(木) 22:43:33.79 ID:T7I/tiS80

エレナ『怖がらないで……』

ミカサ『来るな……』

エレナ『もう悲しいならやめよう……?』

ミカサ『違う!僕は喜んでる!!』

エレナ『……』

ミカサ『来るなぁああああ!!』


ザクッ

ミカサ『あっ……』カランカラン

エレナ『っ……』ポタッポタッ

ミカサ『ご、ごめ……僕、そんな…君に……そんな、つもり』ガタガタ

エレナ『大丈夫、全っ然……痛く、ない』ニコッ

ミカサ『でも、血がっ……!』ガタガタ

278: 名無しさん 2014/01/16(木) 22:46:19.91 ID:T7I/tiS80

エレナ『大丈夫、震えないで……』

ミカサ『……』

エレナ『マフラー……あげる』

ミカサ(温かい……)

ミカサ(……お母さん…お父さん…)ジワッ

ミカサ『……った』

エレナ『ん?』

ミカサ『……怖かった』ギュッ

ミカサ『お母さんもお父さんもあっけなく死んでしまうことが』

ミカサ『周りの人が僕らに驚くほど冷たいことが』

ミカサ『日常が束の間の気休めでしかないことが』

ミカサ『怒りに駆られて人を容易く殺してしまった自分が!!』

ミカサ『とってもとても怖かった……!!』

279: 名無しさん 2014/01/16(木) 23:02:55.35 ID:T7I/tiS80

ミカサ『街の人の言ったことは正しかった。僕は悪魔だったんだ』

ミカサ『あいつらを殺めている時、心底嬉しいと感じたんだ!!苦しんでいる顔をみて満ち足りた気分になった!!!』

ミカサ『お母さんとお父さんじゃなくて僕が死ねば良かったんだ!!!!』

エレナ『……悪魔じゃないよ。ミカサは人間らしい、人間だよ』

エレナ『人間だから憎い気持ちがあるし、人間だから辛い気持ちがあるんだよ』

ミカサ『でも……』

エレナ『少なくともあなたは悪魔なんかじゃないし、あなたが生きてて良かったって私は思ってる。……それだけじゃダメかな?』

ミカサ『……ダメじゃない』

エレナ『人を殺すのはいけないこと。でもあなたの家族が理不尽に奪われたのは絶対に許しちゃいけない。だからミカサがもし一人で背負うのが辛いのなら、私を頼って…力になるから……』

ミカサ『どうして?得にはならないでしょ?』

エレナ『どうしてって…逆にどうして人を助けるのに理由が必要なの?』

ミカサ『……!!』

エレナ『……?』キョトン

ミカサ(こんな人もいるんだ……僕でも受け入れてくれる人が……)

280: 名無しさん 2014/01/16(木) 23:09:45.13 ID:T7I/tiS80

エレナ『よし!!じゃあ私のお父さんと合流して帰ろっか!!』

ミカサ『……怪我は?』スッ

エレナ『……本当は痛い』

ミカサ『ごめん……僕、背負うよ』

エレナ『うん、ありがとう。ぶっちゃけ歩くの辛かった』

ミカサ『君……名前は?』

エレナ『私はエレナ・イェーガーだよ』

ミカサ『そっか……エレナ、助けてくれてありがとう……』

エレナ『たいしたことしてないよ』

281: 名無しさん 2014/01/16(木) 23:23:14.11 ID:T7I/tiS80




アルミン「ミカサ!!ミカサ!!」

アルミン「ミカサ、どうしたの?ボーっとしちゃって」

ミカサ「……考えごと」

ジャン「エレナか?」

ミカサ「えっ!?どうしてバレてるの!?君もエスパーなの!?」

ジャン「いや……なに言ってんだよ……俺だけじゃなくて周りのやつらも察してるぞ」

ミカサ「恥ずかしい……//」

アルミン「今さらだよ」

マルコ「そんなミカサの脳内を一度で良いから見てみたいよ、僕」

ライナー「やめとけ、どうせ八割はエレナだろ」

ミカサ「残念。十割エレナ」

マルコ「やっぱり怖いよぅ」

ベルトルト「狂気じみてるよぅ」

282: 名無しさん 2014/01/16(木) 23:25:58.40 ID:T7I/tiS80

アルミン「昨日なんかもエレナの匂いがするって理由で」

ジャン「俺の布団強奪してきた…その夜はマルコに布団半分こしてもらって一緒に寝たわ」

マルコ「あの時のジャンは蜜柑箱に入れて棄てられた子猫の顔をしてたよね」

コニー「俺なんて不憫すぎて煮干しあげちまったもん」

ジャン「煮干し美味しかった。涙出た」

アルミン「元気だして」

ベルトルト「励ますアルミンまじ天使」


ライナー「まずお前ら、匂いで判別って所に突っ込めよ。人間技じゃねぇだろ」

ジャン「だって!!!」

コニー「ミカサだし!!!」

ライナー「……」

ライナー「そうか!ミカサは人間じゃねぇのか!!」

ミカサ「うん」

アルミン「だめだ、ライナーが考えることを放棄した」

ジャン「よくきた!ここは考えるより感じる世界だ!!」

コニー「フィーリング界の師匠は俺な!」

ミカサ「……」クスッ

ミカサ(エレナのおかげでこんなに面白いみんなに会えた……嬉しい)

ミカサ(いつか、恩返しできるといいな……)

289: 名無しさん 2014/01/19(日) 23:45:32.44 ID:/TEb44NN0

キース「今回は対人格闘技の訓練だ。二人組のペアを作れ。組み合わせは任せる。手順は先ほど教えた通り。開始!!!」

一同「はっ!!」

ミーナ「エレナァー、私と一緒にやる?」

エレナ「ごめん、今回はパス」

エレナ(……女の子を投げ飛ばすのかわいそうだし。怪我させちゃうかもしれないし……)

ミーナ「そっかぁ。じゃあアニ!!って……アニもいないし」ハァ

290: 名無しさん 2014/01/19(日) 23:47:48.58 ID:/TEb44NN0

フランツ「ハンナ、君さえよければ僕と組まないか?」

ハンナ「もちろん…///」

フランツ「あ、ありがとう」ニコッ

ハンナ(……嬉しい、嬉しい!!)

ハンナ「私、もっとフランツのことを知りたい……///」

フランツ「僕もだよ、あの日からずっと君のことが頭から離れないんだ……///」

ハンナ「私も……///」

トーマス「リア充は雲散霧消しろっす。つぅか二人の体内の静電気の力がなくなって電子と陽子がバラバラになって粒子に還元すればいいっす」

アルミン「すごく具体的だね」

ミーナ「一目惚れで両思いだと!?ふざけやがって!!」

サシャ(カップルが側にいるときのミーナのキャラは怖いんよ)

ジャン「HAZERO!!」クワッ

マルコ「みんな、嫉妬ほど醜いものはないよ?やめよう?」

キース(ボットは104期の良心だな……)

291: 名無しさん 2014/01/19(日) 23:50:34.04 ID:/TEb44NN0

アルミン「エレナ、僕と対人格闘やる?」

エレナ「うーん……ごめん」

アルミン「だよね」アハハ

エレナ(アルミンは私より弱いし軽いから訓練にならないんだよね……)

ベルトルト「アルミン、僕とヤらないか?」キリッ

アルミン「うん、良いよ。他にいないし」

ベルトルト「っしゃっ!!」ハァハァ

アルミン(あれ?なんだか僕の直感がアラームを発してる…)ビービー

292: 名無しさん 2014/01/19(日) 23:52:21.68 ID:/TEb44NN0

コニー「サシャ、俺と対人格闘組もうぜ!!!」

サシャ「良いですよ!!!」

コニー「どっちがすげー技を出せるか勝負だ!!」

サシャ「負けません!!!」

ミーナ「……このペアは不思議と嫉妬しないんだよなぁ」

ジャン「バカ同士で気が合うだけだからじゃね?」

ミーナ「なるほど、類は友を呼ぶってことだね」

マルコ「さらっと失礼だよ、君達」

293: 名無しさん 2014/01/19(日) 23:54:19.42 ID:/TEb44NN0

ミカサ「エレ……!!」

エレナ「ごめん、無理」キッパリ

ミーナ「うわっ、即答」

ミカサ「」ドサッ

エレナ(ミカサはここぞって時に手加減してくるから論外)

ジャン「悲しみとやるせなさのあまりミカサが灰と化したぞ」

ミカサ「拒否された……」グスッ

マルコ「よしよし、また今度誘おう?今日はたまたまダメだっただけだよ」

ミカサ「マルコォオ……」ウワーン

マルコ「僕と組もう?」

ミカサ「……うん」グスッ

マルコ「はい、良い子良い子」ナデナデ

ジャン「おかん!?」

ミーナ「はっ……!マルコ……なんたる包容力」

294: 名無しさん 2014/01/19(日) 23:56:49.51 ID:/TEb44NN0

コニー「いくぞサシャ!!超超破壊流星群[ウルトラスーパーデストロイシューティングスターズ]!!」

サシャ「くっ……やりますね。でも私も!!偉大なる陽光水[グレートサンライトアクア]!!」

コニー「うわっ汚ぇ!!おまっ、それカッコ良く言ってるがよだれじゃねぇか!!!」

サシャ「だってお腹空いたんですもん!!生理現象ですよ!!しょうがないじゃないですか!!」

キース(いやいや、その理屈はおかしい)

コニー「うーん……なら、仕方ねぇか」

キース(納得した!?)

サシャ「ですよ!!」

キース「……ブラウス、少し来い」

サシャ「えっどうしたんでしょうか?」

キサマ、イチオウオンナナンダカラヨダレヲカケルノハヤメロ。ドウシテモ?カチタイカラ?ダメダ、ツギヤッタラメシヌキダ

コニー「早く来ねぇかなあ……」

295: 名無しさん 2014/01/19(日) 23:58:11.10 ID:/TEb44NN0

アルミン「なんか、向こうが騒がしいね」

ベルトルト「ソウダネー」

アルミン「ベルトルト?なんか皆から離れてってない?」

ベルトルト「ソウカナー?」

アルミン「もう、森の中だし……」

ベルトルト「あぁ、ここならちょうど良いね」ニコッ

アルミン「へっ?」ゾクッ

アルミン(僕の危機関知センサーのアラームが最高潮に達しております)ビービー

297: 名無しさん 2014/01/20(月) 00:01:01.73 ID:Qm+KubrL0

ベルトルト「ミカサが灰になってる今しかないんだ……君と添いとげるチャンスは」ガシッ

アルミン「そい?とげっ?」フルフル

ベルトルト「君もきっと目覚めるよ」ドンッ

アルミン「うわっ、やめっ!!服を脱がすなぁっ!!」

ベルトルト「反応も可愛いね……」ハァハァ

アルミン「ああっ!やめろっ!!!お願いっ、やめてっ!!!!いやぁっ!!」


アーーーーーッ

ミリウス「純真で純粋なる麗しき白百合の聖霊が邪悪たる幻魔王の子息に汚される予兆を天の霊王が選ばれし我に……」

ナック「運命論者から厨二にキャラ変えしたのか?」

ミリウス「遠方の地より運命の導きによって集いし同朋諸君が大正義たる我が主に変わり天啓を下したまで……」

ナック「なるほど、俺たちの影響か」

ミリウス「」コクン

ナック(そういや最初にミリウスが言ったのはどういう意味だっだろ)

ダレカタスッ…アーーーーーッ

298: 名無しさん 2014/01/20(月) 00:02:38.75 ID:Qm+KubrL0

ライナー(あの子……)チラッ

クリスタ(対人格闘かぁ、痛そうだなぁ……。はっ!!ダメダメ!!私は兵士なんだから嫌がっちゃダメ!!)フルフル

ライナー(可愛いなぁ)ホッコリ

ユミル(なんだあのゴリラ、チラチラ見やがって!!クリスタ狙ってんのか!?)

ライナー「……あのっ」

ユミル「クリスタァアア組もうぜっ!!」ガシッ

クリスタ「あっ、ユミル」

ライナー「……」ショボン

ユミル(悪いがクリスタは渡さん)ギロッ

299: 名無しさん 2014/01/20(月) 00:06:44.69 ID:Qm+KubrL0

ジャン「アー…ダレカ、オレトクンデクレルヤツイナイカナー」チラッチラッチラッ

ミーナ「はい、露骨な馬面きました」

エレナ(ライナーなんか悲しそうだし……誘おうかな)

ジャン「……」チラッチラッ

エレナ「ライナー!!一緒にやらない?」

ジャン「!?」

ライナー「……エレナか?」

エレナ「クリスタの方みて悲しそうな顔してたから……」

ライナー(あの可愛い子はクリスタっていうのか)

ライナー「あー、ありがとう。でも俺と対人格闘なんてやったらお前、折れちまわないか?」

ジャン(そうだそうだ!!!)

エレナ「ううん。逆に私が誰かを折っちゃわないか不安だからライナーがいいの」

ライナー「折る!?」

310: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:14:36.44 ID:LKg//kXL0

ライナー「まぁお前がそういうなら良いが……」

エレナ「やった!!」

エレナ(ライナーは投げ飛ばしがいがありそう!!)ワクワク

ジャン(なんでだっ!?どうしてエレナはライナーなんかと組んでワクワクしてるんだ!?)

キース「おい」

ジャン「……はっ」

ジャン(やべぇ、教官だ)

キース「貴様の相手は誰だ」

ジャン「……えーっと」

ジャン(マズイマズイマズイ……また走らされるのだけはごめんだ!!)

311: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:16:13.59 ID:LKg//kXL0

????「私です」

キース「貴様か。ならいい訓練に励め」

????「はっ!!」

ジャン(誰だ?俺を助けてくれた女神は!?)ドキッ

ジャン(べ、別に、全然こんなシチュエーションにドキドキなんてしてねぇし!!)チラッ

サムエル「危ない所だったわね、ジャン」

ジャン「」

サムエル「じゃあ私とくみましょうか。お手柔らかに、お・ね・が・い・ね?」ウィンク

ジャン「」

サムエル「……?」

ジャン「うわぁあああ!!いやだぁあああ!!!」ダッシュ

313: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:19:19.71 ID:LKg//kXL0

ライナー「本気でいくぞ!」

エレナ「お願いね、ライナー!!」

ライナー(とは言うものの)

エレナ「まだかなーまだかなー」ルンルン

ライナー(女子に本気を出して良いものか……)ウーン

ライナー(エレナに怪我をさせたら鬼神と化したミカサに嬲り殺されそうだしなぁ)

エレナ「早く!!」

ライナー「わかった」

ライナー(……本人の希望なら仕方ないか。悪く思うなよ、未来の俺!!!)

ライナー「おらぁっ!!」

エレナ「……」ガシッ

ライナー「……!?」

エレナ「とりゃあっ!!」バシーン

ライナー「」ドンッポキッ

一同「!?」

キース「えっマジ?」

アルミン「教官、素が出てます」

314: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:21:50.66 ID:LKg//kXL0

ライナー「イテテテ……ほら、次はお前の番だ」

エレナ「ごめん、力加減が下手で……ライナー立てる?」

ライナー(……?なんだ?足に力が入らない。これは一体……?)

ライナー「……ちょっと疲れたから座ってるよ」

エレナ「疲れたの?これだけで?」

ライナー「あぁ」

エレナ「ライナーっておじさんみたい」クスリ

ライナー「ライナーおじさん?なぜかしっくりくるのが嫌だな」

315: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:24:27.86 ID:LKg//kXL0

ライナー「にしてもお前、この体格差でよく投げ飛ばせるな」

エレナ「力はある方なんだよね。それに開拓地でミカサに稽古もつけて貰ったし」

ライナー「稽古?」

エレナ「うん、私の力で誰かを守れたら良いなって思って」

ライナー「人のためにか……偉い偉い」ナデナデ

エレナ「えへへっ」ニッ

エレナ「けど、ライナー。この訓練ってどうなんだろうね。兵士が人間の相手ってあんまりしないでしょ?」

ライナー「教官に聞こえないようにな」

キース(実は一言一句漏らさず耳に届いているぞ)

316: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:26:10.90 ID:LKg//kXL0

ライナー「実戦では使ったことない……よな?」

エレナ「うん、失敗しそうで使いたく無いんだよね」

ライナー「失敗?どうしてだ?これなら大半の男に勝てるだろう?仮に相手が獲物を持ってても勝てそうだ」

エレナ「うーんとさ、私は相手に一生ものの怪我させちゃいそうで嫌なんだ」

ライナー「エレナは優しいんだな……」

ライナー「でもな、それじゃあ少し無責任だと思うぞ?」

エレナ「無責任?どうして?」

317: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:29:26.55 ID:LKg//kXL0

ライナー「俺たちは兵士だろ?」

ライナー「いくら戦うのが嫌でも逃げられない状況がある。もし守る対象がいる時は手加減してはいけないだろう?」

ライナー「一瞬一秒の迷いで他の人の命を危険にさらすことになる。砲術も格闘術も身に付けて力をつけても立ち向かわなかったら意味がない」

ライナー「躊躇いなく戦うのも、兵士としての……責任だと思う……俺は」

エレナ「兵士といての責任……」

エレナ(私は子供だ)

エレナ(誰かを守るには誰かを傷つけてしまう……私はそれを知っていたのに両方とらない方法を探してたんだ)

318: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:32:37.52 ID:LKg//kXL0

ライナー「あーいや、俺が偉そうに説教する筋合いは無いんだけどな……」ズキッ

エレナ「ううん、ありがとう。真正面から向き合ってくれて嬉しい」ニコッ

ライナー「そういって貰えると助かるな」ハッハッハ

ライナー「じゃあ訓練に戻るか」スッ

ライナー(やっと立てたか……)

エレナ「よし、次も負けないよ!!」

ジャン(なんだあの兄貴と妹みたいな微笑ましい雰囲気は)

ミカサ(ライナー……羨ましい!!)キリキリ

マルコ「ミカサ締めすぎ!!僕、死んじゃう!!」バタバタ

319: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:35:52.03 ID:LKg//kXL0


アニ(対人格闘技は無駄やっても点にならないし……)スッ
ライナー(アニ?……ひとりで何やってんだ?)

ライナー(はっ!!まさかぼっちなのか!?誰とも友達になれていないのに二人組を組めと命令されて……!?そんな寂しいのはだめだ!!こうしちゃいられん!!)

ライナー「……」

エレナ「ライナー?」

ライナー「おい、あいつ……」

エレナ「あれはアニだね。またサボって!!もう!!」

アニ「……」ヒョイヒョイ

ライナー「……」

ライナー「よし、俺たちでアニに短刀の対象を教えようぜ」ニッ

エレナ「賛成!!」

ライナー「あの不真面目なやつにも兵士とはどうあるべきか教えてやろう」

320: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:38:18.83 ID:LKg//kXL0

アニ(一体なんなのライナーは、こっちに来いとか言って……エレナもいるし……)

ライナー「おいアニ、頭突きでその小さい身長を更に縮めたくなかったら真面目にやるんだな」

アニ(はぁ?何言ってんのこいつ……構うなって言ったのに)ギロッ

エレナ(アニ、やっぱり私のこと嫌いなのかな……睨んでる……。この間もおせっかいって……)

アニ「はぁ……」

アニ(全くライナーは。嬉しくない、訳じゃないけど……)

エレナ(私が諦めたらダメだ。せっかく仲よくなれるチャンスがあるんだから!!)

アニ「しょうがないね……」

エレナ「じゃ、じゃあ!!私が相手をやる!!」

エレナ(対人格闘術を通じてコミュニケーションを!!)グッ

アニ(最初だし手加減するかな……)

321: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:42:12.88 ID:LKg//kXL0

ライナー(エレナは大分強いが、アニは大丈夫か?いざとなったら俺が助けに行くか……)

エレナ「行くよっ!!」ダッ

アニ「……」ゲシッ

エレナ「…イッ!?」ズテン

ライナー(なんだ!?蹴ったのか!?)

アニ「行っていいかい?」ハァ

エレナ(ダメ!!仲良くなるチャンス!!)

エレナ「待って、アニ!!これにはやり方が!!」

322: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:43:23.32 ID:LKg//kXL0

アニ「……」ガシッ

エレナ「モガッ!?」

アニ「……」ゲシッ

エレナ「えっ!?」ツルッ

エレナ「あっぶ……!?」ビターン

アニ「……」

エレナ「イッ…タァァァい!!!」バタバタ

ライナー(一回転か……アニ、容赦ねぇ)

323: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:44:45.28 ID:LKg//kXL0

ミカサ「あの女……!!やっぱりあの時始末するべきだった!!」

マルコ「ミカサ!?そのブレードどこから持ってきたの!?ねぇ!?何する気!?コニー!!サシャ!!君らも止めて!!」

コニー「俺らの狩人の勘が」

サシャ「ミカサに近づくなと囁いています」

コニー「すまん、マルコ。俺ら必殺技を作らなきゃいけないんだ」スッ

サシャ「そういうことですので」スッ

マルコ「薄情者ぉ!!!!」

324: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:47:04.12 ID:LKg//kXL0

アニ「次はあんたの番だね」

ライナー「お、俺は……」ズズッ

ライナー(これは……予想を遥かに……)

エレナ「さっさとやりなよ、ライナー」

ライナー「!?」

エレナ「躊躇っちゃだめなんでしょ?」ニッ

ライナー「……」

ライナー「あぁ、そうだ。エレナ。躊躇わずに戦うのが必要とされる時……」

ライナー「それが今だ……」カッ


ズッテーン!


ライナー「」

エレナ「すごい!!アニの倍近くあるライナーが宙を舞ったよ!!」

325: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:48:59.62 ID:LKg//kXL0

アニ「はぁ……」

エレナ「どこで習ったの!?」キラキラ

アニ「お父さんが」

ライナー「……」ズキッ

ライナー(どこかで小さなアニが訓練している光景……?そばで見てるのは俺とベルトルトと、……誰だこいつは?)

エレナ「お父さんがこの技術の体現者なんだね!?すごい!!」

アニ「……どうでもいい」

エレナ「え?」

アニ「こんなことやったって意味なんか無いよ」

エレナ「この訓練のこと?」

326: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:51:24.18 ID:LKg//kXL0

アニ「……」クイッ

アニ「対人格闘術なんか点数にならない。私を含め熱心な内地志願者はああやって流すもんさ」

ジャン「やめろぉおおおおおおおお!!」

サムエル「もぅ……連れないわねぇ。良いじゃない仲良くしましょうよぉ」ガシッ

ジャン「くんなぁあああ!!!頼むからぁああ!!」ゲシッゲシッ

エレナ「……あれ、流してる?」

アニ「……多分、流してると思う」

327: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:53:35.49 ID:LKg//kXL0

アニ「それ以外はあんたらのようなバカ正直な奴らか」

フランツ「あぁ、ハンナ。君の可憐な姿は白鳥をも凌駕するね」

ハンナ「フランツ、あなたが抱き止めてくれるから私は安心して格闘術ができるの!」

フランツ「ハンナ!!」ダキッ

ハンナ「フランツ!!」ダキッ

エレナ「……あれってバカ正直?」

アニ「……自分の想いには正直なんじゃないかい?多分」

トーマス「やぁミーナ、今リア獣共を駆逐しにいく所なんだけど一緒にどうかい?」ジャキッ

ミーナ「奇遇だね!!私もちょうどリア獣を狩りに行くところだったの」ジャキッ

キース「えっそのモデルって憲兵団で使ってる銃じゃ……」

トーマス「一狩り」クワッ

ミーナ「行こうぜっ」クワッ

キース「待てお前ら!!銃の入手方法を吐け!!どんだけ腐敗してんだあの兵団!!!」

328: 名無しさん 2014/01/23(木) 22:57:05.40 ID:LKg//kXL0

アニ(なんか締まらない……いや、続けなきゃ)フルフル

アニ「も、もしくは!!単にバカか」

コニー「リア獣?何だそれ?」キョトン

サシャ「美味しいんですか?」キョトン

ミーナ「うん!!私達のおかげできっとご飯が美味しくなるよ」暗黒微笑

トーマス「だから僕らが狩ってくるから戻ってくるまで教官押さえててね」暗黒微笑

コニサシャ「了解!!」

キース「おい!!そこのバカ二人を騙すな!!それに馬鹿げた理由で銃器を使うな!!!危険だろ!!……一発でシトメるから心配無用?って……何言ってんだ!!……お前らもやめろ!!今日の飯抜きにするぞ!!」

エレナ「教官って大変な仕事なんだね……」シミジミ

アニ(さっきから空振りしてばっか!!もう嫌!!恥ずかしいよお父さん!!)

329: 名無しさん 2014/01/23(木) 23:00:15.78 ID:LKg//kXL0

アニ「と、とにかく点数の高い立体機動術じゃなきゃやる意味がない」

アニ「目指しているのは立派な兵士ではなく内地の特権を得ることだから」

エレナ「あっ、アニも内地に行きたいんだね。ジャンとベルべルトとマルコもそうだったよね。調査兵団は寂しくなりそうだなー」

アニ「……?ベル……まぁいいか。あんた、軽蔑しないのかい?」

エレナ「全然?その人が導いた答えだもん。本人が正しいに決まってるよ」

アニ「そう……あんた変わってるね」

330: 名無しさん 2014/01/23(木) 23:01:38.91 ID:LKg//kXL0

エレナ「でもさ、成績優秀者ばっかり内地に引きこもれちゃうのも変な制度だよね」

アニ「それが人の本質だからでは?」

アニ「私の父も……何か現実離れした理想に酔いしれてばかりいた……」

アニ「幼い私は心底くだらないと思いながらも……無意味な技の習得を強いる父に逆らえなかった……」

エレナ「……」

アニ「私はもうこれ以上このくだらない世界で兵士ごっこに興じれるほど」

アニ「バカになれない」スタスタ

エレナ「待ってアニ!!」

アニ「……」

エレナ「理想って……馬鹿らしいかな?」

332: 名無しさん 2014/01/23(木) 23:03:05.94 ID:LKg//kXL0

アニ「あぁ。実現もしないことをのたまうのは馬鹿らしいよ」

エレナ「アニ、それはちょっと違うかもしれない」

アニ「どういうことだい?」

エレナ「アニの言葉を訂正するとね、理想って実現しないことじゃないよ。これから、実現するかもしれないことだよ」

エレナ「私にはアニのお父さんと同じで理想があるからアニはバカって軽蔑するかもしれない」

エレナ「でもさ、まだ始まってもいないんだから、バカにしちゃだめだよ」

アニ「……良い子ちゃんの正論だね。ヘドが出る」

エレナ「じゃあこれからやる兵士ごっこでどっちの主張が正しいか見極めよう!」

333: 名無しさん 2014/01/23(木) 23:05:30.55 ID:LKg//kXL0

エレナ「えへへ、実の所、私も私が正しいか分かんないし!!」

アニ「……は?」

エレナ「だからさ私と一緒に色々学ぼう?くだらないなんて諦めないでさ!!」

アニ「……」

アニ「……あんたバカだよ」

エレナ「バカで結構!!」ニッ

キース「集合しろ」

一同「はっ!!」

エレナ「行こう!!」ギュッ

アニ「えっ?手繋いで……?」

ライナー(俺の記憶が無い間に仲良くなれたようだな……良かった)

339: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:07:57.60 ID:8I5MOC240

アルミン「……やっぱりやだぁ……行きたく、ない……部屋、帰るぅ」グスッ

エレナ「えっアルミン!?どうしたの?」

ミカサ「アルミンは昨日から泣いてばかり。部屋でも僕のベッドで泣き寝入り」

エレナ「事情は言える?」

アルミン「……」フルフル

ミカサ「言えないらしい」

アルミン「……」グスッ

エレナ「な、泣かないで」アワアワ

アルミン「……怖いよぉ……痛いよぉ」ブルブル

マルコ「あ、アルミンまだ泣いてるんだ……大丈夫?」

ジャン「恐怖のあまり行動が幼児化してるな。重症だ」

ミカサ「僕がついてる、から、とりあえず今日一日頑張ろ?ね?」

アルミン「……」コクン

340: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:09:43.63 ID:8I5MOC240

キース「今日は突然だが筆記試験だ」

マルコ「教官!!」

キース「なんだ、ボット?」

マルコ「まだ僕らは兵法講義を一度も受講していませんが」

キース「だからだ。自分の無能さを実感しろ」

クリスタ「そんなぁ……」

ユミル「この無慈悲ハゲ!!」

キース「黙れユミル!!」

ユミル「なっ……?」

キース「だいたい貴様からは若々しいおにゃのこの香りがせんのだ!!」

ライナー「香りって言ったのか?あのジジイ」

ジャン「香りって言ったな、あのジジイ」

341: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:12:31.41 ID:8I5MOC240

エレナ「……変態さん?」

ライナー「そうだ。だからお前は近づいちゃだめだぞ?」

サシャ「鼻が良いなら私もですが?」

ライナー「サシャ、ニュアンスが若干違うんだ。あとお前もハゲジジイに近づいちゃだめだぞ」

キース「ユミルからはおばさんの加齢臭しかせん!!お前はこれが終わったら走ってこい!!」

ジャン「加齢臭はないだろ」

マルコ「ユミルだってティーンエイジャーだしね」

クリスタ「教官ヒドい!!」

ミーナ「自分のタイプじゃないからって暴言が過ぎる!!」

ユミル「あぁ、そうだな」アセ

クリスタ「?ユミル暑いの?」

ユミル「いや、まぁな」

ユミル(実は、60代以上でした、なんて絶対に言えねぇ)

342: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:14:01.13 ID:8I5MOC240

キース「では、筆記試験開始!!」

──兵団の名称四つを答えよ、またマークを書け

マルコ(最初はさすがに簡単だね)カキカキ

アニ(壁内の勉強、真面目にしてて良かった……)カキカキ

コニー(憲兵団と、訓練兵団と……なんだったか?駐屯兵団と調査兵団か?あれ?マークってどんなだったっけか?)ウーン

ライナー(まさかコニー、あの様子だと最初から迷ってのか!?大丈夫か!?)ハラハラ

サシャ(お腹が減ったから力が出んのよ……)グダッ

343: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:15:24.98 ID:8I5MOC240

──巨大樹の森に全個体それぞれ大きさの違う巨人が7体いる。その中に奇行種はいない。調査兵が3人いるのだが立体機動装置は2つしかない。どうすればこの状況で全ての巨人を倒せるか?全員が生き残れる可能性の最も高い方法を書け。ガスと刃は無限にあるものとする

ジャン(ガスが無限なら戦わずにどちらか一人が装置をつけてない奴を運んで逃げれば良いじゃねぇか)

アニ(分かんない。ガスで燃やせる?でも火種が無いから無理だし)

ライナー(一人が装置の無い奴を守って残りの一人が[ピーーー]っと)カキカキ

アルミン(これは、場所と大きさの違う巨人がポイントかな?……あー。なるほど)カキカキ

エレナ(……!!兵士の指定がないなら一人はきっとリヴァイ兵長なんだ!!兵長は調査兵だもん!!それなら解決!!兵長だったら7体いてもすぐ殺せる!!さっすがリヴァイ兵長!!)カキカキ

キース(この子、採点に困る解答を書いてる。どうしよう)

ミーナ「皆さんも考えてみて下さいね!」

キース「私語は謹め、カロライナ」

344: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:16:18.89 ID:8I5MOC240

──空欄になっている立体機動装置のパーツの名前を書け

ミカサ(これはどう足掻いても解けない問題。取り組んでも仕方がない)スッ

コニー(どのパーツも立体機動装置の一部だろ?なら立体機動装置で良いんじゃないか?)

ベルトルト(アルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミン)ハァハァ

345: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:18:25.35 ID:8I5MOC240

──目の前に巨人がいる。どうする?

サシャ(逃げますっと)カキカキ

アルミン(巨人か……どうしても連想しちゃう……ベル……)ウッ

ジャン(逃げる。絶対に)

ライナー(後ろに人がいるなら時間を稼ぐっと)カキカキ

ミカサ(近くにエレナや、アルミンがいるなら巨人は倒す。いないなら逃げる)

マルコ(状況によるかな……)

エレナ(駆逐するっと)カキカキ

346: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:19:15.50 ID:8I5MOC240

──次の計算の答えをかけ。4×8?

コニー(4×8は31だから、31だ!!俺天才!!)

クリスタ(32だね)

ユミル(私なんか16の段までいえるぞ?なめてんのか?……32っと)

ミーナ(これは32ではないね)カキカキ

トーマス(引っ掛けかな)カキカキ

347: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:20:49.91 ID:8I5MOC240

キース「終了」

キース「では各列、後ろの者が回収」

一同「ハッ!!」

エレナ「難しい!!頭が熱くなっちゃう!!」

アルミン「どうやっても解けない問題とかあったよね」

トーマス「分かるよ、エレナ……ってアルミンはほぼ埋まってるじゃないすか」

アルミン「アハハ」

エレナ「アルミンは頭が良いから」

ミカサ「アルミンは僕らの頭脳!」ヌッ

トーマス「うわっびっくりした」

キース「早く持ってこい」

エレトー「ハッ!!」

348: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:22:23.60 ID:8I5MOC240

キース「採点が終了した。返却する」

ジャン「早くね?」

キース「教官Aと教官Bにこれは全て女子生徒の答案だ、彼女達が待っていると話して渡したら人の枠を超えたスピードで採点してくれた」

アニ(すごい!!)パチパチ

ライナー「これでいいのか訓練兵団」

349: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:23:44.63 ID:8I5MOC240

キース「大半の者は可もなく不可もない成績だった……が!!」

キース「僅かに手のつけようの無いバカと純粋な女の子がいた」

キース「呼ばれた者は前の課題をとってこなすように!!」

キース「コニー・スプリンガー!!エレナ・イェーガー!!」

コニー「は!?」

エレナ「えっ!?」

ライナー「薄々そんな気はしたが」

キース「イェーガーはそんなに悪くもない成績だったが、頭脳戦のところが0点だったので課題をこなしてもらう」

エレナ「そんなぁ……」

350: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:25:20.81 ID:8I5MOC240

キース「巨人につっこむ!!とか、駆逐する!!とかみじん切りにする!!とかはさすがにダメだ」

ライナー「おい、最後」

ジャン「アホ可愛い」

ミカサ「エレナだから仕方がない」

アルミン「エレナだからね」

マルコ「君たちが甘やかしたからこうなったんじゃないかい?」

ミーナ「でも仕方ないよ、可愛いからね」

サムエル「愛でたくなるわよね」

アニ「……なる」

トーマス「可愛いは正義!!」

サシャ「エレナが一番美味しそうな匂いがしますしね」

マルコ「どうしよう。僕の周り、ダメな人しかいない」

351: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:27:01.67 ID:8I5MOC240

キース「そしてスプリンガー…」

キース「どうしてお前は左右も分からなければ九九も覚えていないんだ……」 ゴゴゴッ

コニー「たまに間違えちゃうんだよ!!」

352: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:28:24.53 ID:8I5MOC240

キース「では、解散。ユミルは夕飯まで走れ。カロライナとワグナーは教官室までこい!!」

一同「ハッ!!」

ユミル「くそっ!!サシャ、クリスタを頼むぞ。パンやるから!!」

サシャ「はい!!心臓を捧げます!!」

クリスタ「ユミル、頑張ってね!!」ニコッ

ユミル「おぅ!!」タッタッタ

ミーナ「銃の話かなー」

トーマス「めんどくさいね」

ナック「……バレるなよ?」ボソッ

ミートー「はーい」スタスタ

353: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:30:27.44 ID:8I5MOC240

ライナー「ナック?お前……」

ナック「あー、うん。俺が斡旋したんだよ」ボリボリ

ジャン「マジで!?」

マルコ「なんだ、このモブから漂うラスボス感は!!」

アニ「どうして斡旋したんだい?」

ナック「んーー。良い値を出してくれたからかな」

エレナ「お金?」

ナック「あぁ。金さえありゃ何だって渡りつけて持ってきてやるよ。依頼もこなす」

ライナー「こ、これがゼニゲバか!!」

アニ(かっこいい!!)

サムエル「……惚れたわ」

ナック「」ゾクッ

ジャン「台詞だけみりゃ寒々しいし、痛々しいけどな」

354: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:32:35.62 ID:8I5MOC240

エレナ「ねぇねぇナック?どれだけお金があれば巨人の駆逐って依頼受けてくれる?」

ナック「んー、これぐらいかな」

エレナ「えっ!?そんな金額……」

ナック「大丈夫、エレナならすぐ稼げるよ。ここの地図のお店で働けば……」

ミカサ「ダメっ!!!!!!」ビリビリ

ナック「あー地図が」

エレナ「ここ、銭湯だって……」

ミカサ「ダメ!!!エレナ、あってるけど違うの!!!!」

マルコ「案外ミカサが常識人……──」

ミカサ「それよりナック、エレナにつく悪い虫を払って。金ならある」

マルコ「じゃなかった」

コニー「ミカサから黒いオーラが出てるのが見えるのは俺がバカだからじゃねぇよな!?」

クリスタ「金ならあるっていうワンフレーズで一気に黒い印象になっちゃったね」

355: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:34:56.93 ID:8I5MOC240

アルミン「まったく、銃の密売っていう一大事なのにふざけすぎだよ」ハァ
????「やぁ、アルミン」

アルミン「あっ……」

ベルトルト「困り顔も素敵だね」ニッ

アルミン「……」ガクガク

ベルトルト「好きだよ、アルミン……」ジリッ

アルミン「来るな……来ないでっ……」

ベルトルト「その割に動かないなんて随分素直だね。調教した甲斐があったなぁ…
…またヤられたいんでしょ?」

アルミン「違っ……」フルフル

ベルトルト「嘘をつく子は嫌いだなぁ」フー

アルミン「ひゃっ……はぅっ……//」

ベルトルト「やっぱりそうじゃん」ドンッ

アルミン「あっ……」

アルミン(その時僕は思い出した。ベルトルトと僕の圧倒的な体格差を!!)

アルミン(森の中で汚されていた屈辱を!!)




アルミン「いやだぁああああ!!!助けてぇええええええ!!」





356: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:36:21.96 ID:8I5MOC240

アルミン「……」グスッヒック

クリスタ「よしよし、怖かったね」ナデナデ

エレナ「おいで、アルミン」ギュッ

アルミン「エレナァ……クリスタァ……僕は、女の子が……好きなんだよぉ……」ギュッ

エレナ「そうだよね」

ジャン「あの状況は羨ましいが、今回ばかりはな……」

ライナー「世界って残酷だよな。美人二人に慰められるご褒美くらいあって良いよな」

コニー「ベルトルト、ホモだったんだな」

ミーナ(実は腐女子だから不謹慎にも興奮したなんて考えてませんよ?えぇこれっぽっちも)

357: 名無しさん 2014/01/26(日) 18:39:31.33 ID:8I5MOC240

ベルトルト「……」セイザ

ミカサ「言い残すことはある?」ジャキッ

ベルトルト「我が人生に一片も悔いなし!!」キリッ

ジャン「むしろ清々しい」

ミカサ「遊び半分で弄んでおいてよくも……」

ベルトルト「遊びじゃない!!」バンッ

ミカサ「……」

コニー「まじかよ」

サシャ「余計に根の深い問題になった気がします」

ベルトルト「僕は、アルミン、アルレルトを愛してるんだ!!!」クワッ

アルミン「いやぁああああ!!!」

ミーナ「うーわ気持ち悪っ!!!!」ダクダク

アニ「あんた、鼻血出てるけど?」

ミーナ「これは鼻水だよ!!!!」

クリスタ(言い訳に無理があるよ)

ミカサ「……分かった」

マルコ(分かったの!?)

ミカサ「でも無理やり添い遂げてはいけない。相手の気持ちと周りの気持ちを考えて」

ベルトルト「ミカサ……」ジーン

ジャン「ミカサが華麗にブーメランしてるぞ」

ライナー「それも特大サイズのな」

363: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:27:43.62 ID:M04kO+6F0

ライナー「と、いうわけで今日は勉強会だ」

コニー「なんでせっかくの休日なのに」

エレナ「勉強しなきゃいけないの?」

ジャン「じゃあお前らは自分一人で提出日までに課題を片付けられるのか?」

エレコニ「無理」

ジャン「だろ?」

ライナー(ジャンが得意げに……本当はミカサに頭下げてゲットした勉強会講師なのにな)

364: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:28:25.81 ID:M04kO+6F0

エレナ「ミカサとアルミンは?」

ライナー「精神科の受診に」

ジャン「ミカサはつきそいな」

コニー「なんでだ?」

ジャン「ベルトルト……」

コニー「あ……そうか……」

エレナ「アルミン大丈夫かなぁ」

ライナー「男性恐怖症にならないといいな」

365: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:30:26.18 ID:M04kO+6F0

ライナー「よし、勉強を始めるぞ」

ジャン「とりあえず試験の復習からかね」

ライナー「二人共、試験問題は持ってきたよな?」

エレナ「……そうそう巧いね」オリオリ

コニー「手先は器用なんだよ。実家でも狩りの準備していたからな」オリオリ

エレナ「偉いね、コニー。あ、そこでこう開くの」

コニー「これが尾と頭になるんだな?」

エレナ「うん!あとは形を整えて……完成!!」

コニー「こんなもんか?」

エレナ「完璧!!天才だよ!」

コニー「だろ?」フフン

366: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:32:07.36 ID:M04kO+6F0

ライナー「……お前たち、これは何だ?」

エレコニ「折り鶴!!」ニコッ

ライナー「少し目を離した隙に……」ハァ

ジャン「いや、技術はすごいけども」

エレナ「でしょ!!ミカサの一族に伝わる折り紙って遊びなんだよ!!」

ライナー「一枚の紙からこんな綺麗な鳥が……東洋の神秘だな」

コニー「俺、これ得意だわ」

ジャン「あー、でもな問題用紙と答案は使っちゃダメだからな、戻すぞ」ヒョイッ

367: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:34:20.45 ID:M04kO+6F0

エレナ「……えっ?」

ジャン「……ん?」

エレナ「……」

ジャン「……」

エレナ「えっ……?」ウルッ

ジャン「あっ……」

コニー「あーあ」

ライナー「馬面てめぇ、後でミカサに報告だからな?」

コニー「ジャン、色々終わったなー」

エレナ(泣いちゃだめ、こんなことで)グシグシ

ジャン「あ、あのエレナ?やっぱり俺のを一緒に見よう?」ソッ

368: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:36:15.56 ID:M04kO+6F0

エレナ「い、いいよ全然。そんなのいらないし!!」

ライナー「笑顔がひきつってるけどな」

ジャン「お、俺が一緒にみたいんだ、た、頼むよ!!」

エレナ「……」

ジャン「……」ドキドキ

エレナ「じゃあ、鶴さんは崩さなくて良い?」

ライナー(鶴さん?ただただ可愛いな)

ジャン「おぅ」

エレナ「分かった!!」パアァッ

コニー(花みたいな笑顔だな)

ジャン(良かった……)ホッ

369: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:37:49.06 ID:M04kO+6F0

ライナー「よし、気を取り直して始めよう!」

ジャン「コニーとエレナは俺らの問題用紙を見ながら自分の答案を思い出せよ?」

コニー「いくぞー!!コニーバードアタック!!」

エレナ「エレナバードアタック!!」

ライナー「勉強!!これは没収!!」

エレコニ「はーい……」ショボン

ライナー「頑張って早く終わらせたらお菓子やるから」

エレナ「お菓子!!?」

コニー「マジで!?」

ライナー「本当だ。嘘はつかん。二人とも真面目にやるか?」

エレコニ「やるっ!!」

ジャン(なるほど、これが飴と鞭か……)

370: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:39:40.35 ID:M04kO+6F0

ジャン「最初の問題からやるか」

ライナー「四兵団の名前とマークを答えろ。兵士の基礎だな」

エレナ「私はできたよー」

ライナー「そうか!!えらいな!!」ナデナデ

エレナ「エヘヘ」ニコニコ

コニー「俺もだぞー」

ジャン「嘘つくなよコニー」

コニー「う、嘘じゃねぇし!」

ジャン「あ?お前は0点だろ?どうやって正解したって?」

コニー「うっ……」

エレナ「……ん?」

エレナ「コニーって0点なの?」

コニー「あー……まぁな」

ライナー「真面目にやって逆に0点をとるの難しいよな」

371: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:42:03.75 ID:M04kO+6F0

ジャン「で、第一問の答えは?」

コニー「憲兵団がジャンで、調査兵団がバラで……?」

エレナ「憲兵団はユニコーン、駐屯兵団はバラ、調査兵団は翼、訓練兵団は剣」

ジャン「エレナは正解。コニー、俺が憲兵団に行きたいことは事実だが一角獣ではないからな」

ライナー(ジャンが馬面ってことじゃ……いや、黙っとくか)

ライナー「0点の坊主にはプレゼントだ」スッ

コニー「なんだこれ?」

ライナー「ノートだ」

コニー「ウゲッ」

ライナー「ノートに覚えるまで書き取りだ」

コニー「くそっ!!」

ライナー「はい、エレナにはクッキー」

エレナ「わーい」ピョンピョン

コニー「いいなぁ……」

ジャン「なにこいつ可愛──ゲフン落ち着けよ。まったく、クッキーごときで……」ハァ

ライナー「途中まで心の声だだ漏れだったぞ」

372: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:44:06.66 ID:M04kO+6F0

ジャン「よし次!!」

ライナー「次は正答率が低いものにしよう」

エレナ「ふぁーひ!!」モグモグ

コニー「俺も次はお菓子を貰うんだ……」グッ

ライナー「じゃあ巨人の問題をするか」

ジャン「あれ、アルミンしか正答してないんだよな」

ライナー「俺は部分点だけだった」

ジャン「俺もだな」

ライナー「一人を誰かが守る、運ぶという記述で一点貰えたんだよな」

ジャン「模範解答が配布されたときは驚いた」

ジャン「調査兵団にはとっさの機転が必要なんだな。俺には無理だ」

エレナ「私、あの問題では得点貰えなかった……」ショボン

エレナ(こんなんで調査兵団に入団できるのかな……)

コニー「俺もー……」

373: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:46:15.22 ID:M04kO+6F0

ライナー「二人はなんて書き込んだんだ?」

エレナ「えーっと……」

エレナ「私、巨人の弱点とかは知らないんだよね」

ライナー(弱点……うなじだったっけか?……ん?俺こんなのいつ習ったっけ)

エレナ「だからね、とりあえずリヴァイ兵長にみじん切りにしてもらうって書いた!!」

コニー「みじん切り?」

ジャン「……俺は突っ込まないぞ。どうしてリヴァイ兵長がいるのかなんて聞かないぞ!!」

ライナー「エレナ、おじ専なのか!?」

ライナー(街で変なおじさんに連れて行かれないが心配だ)

エレナ「えっ?違うよ?」

エレナ「……兵長はカッコイいけどね!!」デレッ

ジャン(クソォオオオオ!!チビの癖にチビの癖に!!!!)ダンッダンッ

エレナ「どうしたの!?いきなり壁を叩いて!?」

ライナー「……コニー、解答は?」

コニー「俺はなんも書いてねえかな」

374: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:48:05.48 ID:M04kO+6F0

ライナー「よし、一緒に解くぞ」

エレコニ「はーい」

ライナー「まず、この巨人は奇行種じゃない。普通の巨人は何に反応する」

エレナ「人ー!!」

ライナー「二人と一人だったらどっちだ?」

コニー「多い方!!」

ジャン「て、ことは?」

エレナ「二人を囮にして……一人が退治する?」

ライナー「そうだ!!」

ジャン「ここで補足情報だ。巨人はうなじを削げば蒸発する」

コニー「囮が高い枝の上にいて一人が倒す?」

ライナー「だが、ここにいる巨人は大きさが違うぞ?下の方の囮から遠い巨人に近づく前に気がつかれるぞ」

コニー「あー……そっかー」

375: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:49:46.26 ID:M04kO+6F0

エレナ「……」

エレナ「じゃあ!!囮も一緒に下れば良いんだよ!!」

ジャン「正解!!」

ライナー「実際にやるとなるとガスも刃ももつか分からないが」

ジャン「こういう発想って生き延びるのに大事だよな」

コニー「すぐ思いついたアルミンすげー」

ジャン「あいつは運動神経、最悪だけど兵士じゃなくて策士にでもなれば評価出来そうだよな」

ライナー「二人とも頑張ったな!!はい、キャラメル」

エレナ「わぁーい!!」ピョンピョン

コニー「やったぜ!!」ピョンピョン

ジャン「……犬のしつけの風景とよく似ているのは気のせいだな。……きっと気のせいだ」

376: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:51:14.41 ID:M04kO+6F0

ライナー「やっと終わったな」

エレナ「長かったぁ」

コニー「でも美味しかったな」

エレナ「美味しかった!!」

ジャン(単純だな……そこが可愛いけどよ)

エレナ「だけど一日でこんなに勉強したら頭がパンクしちゃいそう」

コニー「エレナはアルミンに毎日教わればいいんじゃね?」

エレナ「そっか!!」

ジャン「おーい!!エレナ、コニー!!夕飯だぞ!!」

ライナー「折り鶴返してやるから早く来ーい」

コニー「お!!早く行ってバードバトルの続きしようぜ!!」

エレナ「よしっ!!負けないよ!!」

377: 名無しさん 2014/01/30(木) 22:52:23.65 ID:M04kO+6F0

ミカサ「……」コソコソ

マルコ「お父さんというか最早ストーk──言うだけ無駄かぁ」

ミカサ「仲良くなれて良かったね、エレナ……」チラッ

アルミン「ミカサァ帰ってきてそうそう何やってるの……今にでもあいつが……ヒッ」ブルブル

マルコ「アルミン、大丈夫だよ。僕だよ」

アルミン「あ……なんだ」

マルコ「お大事に」

384: 名無しさん 2014/02/02(日) 23:41:37.77 ID:HAmgW/YN0

兵站行進


パシャッパシャッタッタッタッ

ミーナ「ハァ、ハァ……しんどい……」

アニ「あんた大丈夫かい?息が上がってるけど」

ミーナ「普段、素っ気ない…ハァ……アニ、に、心配される…なんてね……嬉しいけど…ハァ……情けないや」ハァハァ

アニ「ペースを落としたらどうだい?上位に無理して食い込もうとしなくても……」

ミーナ「…でもさ……仲のいい、エレナ、とかサシャとか……ハァ…ユミルとか…もっと……前にいるんだよ?」

アニ「エレナとユミルとサシャの体力がエンカウントなだけだよ。普通の女の子は無理」

385: 名無しさん 2014/02/02(日) 23:46:24.22 ID:HAmgW/YN0

ミーナ「でも……ハァ、あんなに…小さな……ハァ…クリスタだって……」

アニ「あれはクリスタの荷をユミルがもってるからさ」

ミーナ「へっ……?」

クリスタ「ハァ……ハァ……」タッタッタッ

ユミル「ほら、クリスタ頑張れ!!もう半分きったからな!!」ファイト!!

クリスタ「なんか……ハァ、さっきから、荷が…ハァ、軽い、気が……」

ユミル「感覚が麻痺してるんじゃないか?」ケロッ

ライナー(俺がもっと早く気がついたらクリスタを助けられたのに……くそっ……)

エレナ(ユミルすごい!!荷を二個も……)ジーッ

ミカサ「エレナの分は僕が持とう」ヒョイッ

エレナ「ちょっとミカサ返して!!訓練にならないでしょ!?」

ジャン(せっかく近くにいるのにエレナに話しかける余裕がねぇ……くそっ……)

386: 名無しさん 2014/02/02(日) 23:48:55.79 ID:HAmgW/YN0

ミーナ「でも、そう言ってる…ハァ、アニもさ……顔色……ハァ…一つさ、変え、てないね」

アニ「気のせいだよ。私だって辛いさ」

アニ(ミーナが心配だったからペースをわざと落としているとは言えないね……)

ミーナ「ハァ……ハァ……」

キース「貴様ら!!足をテキパキと動かせ!!隊列を乱すな!!」

一同「……ハッ!!」

アニ「……」

アニ(今日は入団してから初めての兵站行進の日。初心者ばかりの集団がよくここまでできたもんだ)

アニ(当然、基礎体力のない中、走らせるので当初のペースで進める先頭集団と遅れてしまった集団ができてしまったし)

387: 名無しさん 2014/02/02(日) 23:50:38.70 ID:HAmgW/YN0

ハンナ「ハァ、ハァ…ハァ……ゼェ、ゲホッ…」

フランツ「ハンナ、君はこれ以上は無理だよ!!棄権して!!」

ハンナ「フラ……ハァ…ンツ…ゼェハァ」

フランツ「僕が抱っこで運ぶから!!」

トーマス「リア充ファックっすよね…ハァ……本当に!!」イライラ

ミーナ「あいつら……ハァ、後で…痛い眼、ゼハァ…見せてやる…ハァ…ヒュー……」

アニ「……あんたも棄権したらどうだい?」

ミーナ「……ハァ、嫌…ハァ……」フルフル

アニ「……」

388: 名無しさん 2014/02/02(日) 23:52:16.26 ID:HAmgW/YN0


ミーナ「……ハァ、ゼェ…ハァ」

アニ(これ以上はミーナは無理だ)

アニ(女子の過半数は既に棄権してるし。男子でもアルミンやナックみたいなインドアな奴は棄権している)

キース「訓練を続行する者はサボるな!!飯抜きにするぞ!!」

アニ(教官も走りつづける奴には発破をかけるけど、棄権する奴には叱咤激励しない)

アニ(つまり、今回はただの実力試験。棄権は悪くない。むしろ倒れる方が己の能力を把握できていないということで減点されるだろう……だから)

アニ「ミーナ、棄権しな。倒れたら私が運ばないといけないだろ?迷惑だ」

ミーナ「……ハァ…、ヒュー…ヒュー……」

389: 名無しさん 2014/02/02(日) 23:54:24.89 ID:HAmgW/YN0

アニ「……」

ミーナ「ゼェ、……分かっ──」

エレナ「ミーナ!!」

ミーナ「…ハァ、エレ……ナ?」

アニ(こいつ、ここよりずっと前方で走っていたはずなのに?)

エレナ「……大丈夫?」

ミーナ「……ハァ…ゼェ」コクン

エレナ「お願いだから、無理だけはしないでね」

エレナ「きっと初日は実力試験だから最高評価でなくても良いなら、ある程度、人が落ちたら棄権しても大丈夫ってアルミンも言ってたし」
アニ「あいつも気がついていたのか」

390: 名無しさん 2014/02/02(日) 23:59:14.80 ID:HAmgW/YN0

エレナ「それにね」

エレナ「ミーナのこと…心配だし……」ウルウル



ミーナ「……」キューン



エレナ「あれ?ミーナ……?」

ミーナ「キュンって何の音ですかぁぁぁああああ!!!」ダダダダダ

エレナ「目にも留まらぬスピードで……」

アニ「駆け抜けていったね」

エレナ「あの調子なら心配ないね」

アニ(さっきまでの私の心配は杞憂だったみたいだね)

ミーナ「ワン、ツー、スリー!!ワン、ツー、スリー!!恋が始まるっ!!ふぉー!!!エレナ!!!ふぉぉぉおおおおおおおお!!!!」

392: 名無しさん 2014/02/03(月) 00:03:12.22 ID:sHas4EJx0

キース「カロライナ、騒がしいぞ」

ミーナ「だってエレナが可愛いんですもん!!」

キース「……」ゴゴゴゴ

マルコ(これは教官、おこだよ)

キース「……家畜以下」

ミーナ「はい?」

ベルトルト「家畜以下って呼ばれるのに抵抗のないミーナって相当変態だよね、ライナー?」

ライナー「あ、あぁそうだな」

ライナー(こえぇ、自分のことをまともだって露ほども疑ってないところが超こえぇ…!!)

ミカサ「……」ジー

キース「……お前の言うことは……」

一同「」ゴクリ





キース「もっともだ!!」カッ

ミーナ「ですよね!!」

ジャン「うんうん」

マルコ(えぇーーっ!?)

393: 名無しさん 2014/02/03(月) 00:05:48.12 ID:sHas4EJx0

サムエル「何言ってるのよ!」

キース「ん?」

サムエル「さすがにそれはおかしいでしょ、このハゲっ!!」

マルコ(まだまともな人がいた!!良かった!!)

キース「なんだね、サム姉!!文句があるか!!」

サシャ(サムエルに対する呼び方がおかしいです、教官)

ユミル(サム姉ってサムエルのことか?)タッタッタッ

クリスタ「ハァ……ハァ…ゼェ」

サムエル「エレナはかっこいいのよっ!!」

キース「なぬっ!?」

マルコ「もうやだ、何この人たち」

クリスタ(こんな……きつい、訓練、の中で…ハァ……どうして、みんな……元気…なの?)

395: 名無しさん 2014/02/03(月) 00:11:51.64 ID:GDfUOQO60

サムエル「この間なんかね!!」

サムエル『夜は寒いわねぇ……ジャンかナックでも襲えば温かくなるかしら』

ジャン『』ブルッ

サムエル『でも無理矢理はさすがにどうかと思うのよねぇ……勝手にできるのはキスくらいまでよね』ウーン

サムエル『ベルトルトとは同じ男の子好き仲間だし、夜のうちにお話しでもしようかしら』バサッ

サムエル『……あら?』

サムエル『いないわね……夜這いでもしてるのかしら…?』

サムエル『あら、ライナーも……?』

サムエル『……』

サムエル『見なかったことにしましょう、えぇ』

396: 名無しさん 2014/02/03(月) 00:17:29.97 ID:GDfUOQO60

ジャン「……ライナーもやっぱりホモなのか」

キース「生徒の不純異性交遊は規則で……」

ミーナ「同性だからセーフですよ」ダラダラ

ユミル「うわっ!?」

キース「貴様、鼻血の量が尋常じゃないぞ?医務室へ行ったらどうだ?」ヒキッ

マルコ「レズで腐女子でどMの変態なの?」

ミーナ「私はバイだよ!!あと、薔薇だけじゃなくて百合もイケる!!」キリッ

キース(将来が有望すぎる)

ジャン「ミーナの人生って楽しそうだよな」

ミーナ「人間五十年!!太く短く!!」

ユミル「どこで覚えた、そんな言葉」ハア

サムエル「あのぉ……続けて良いかしら?」

397: 名無しさん 2014/02/03(月) 00:20:21.46 ID:GDfUOQO60

ハァ……トリャッ…


サムエル『外から音……?行ってみましょうか』

サムエル『……あっちからなら見えるかしら』テクテク

サムエル『……』パキッ

サムエル『……小枝を踏んだ音でバレるってありがちすぎてウンザリするわね……』ハァ

???『誰っ!?』

サムエル『邪魔しちゃったわね。ごめんなさい』スッ

???『あっ……!!』

サムエル『あら、エレナ?』

エレナ『なーんだ、サム姉か!!教官かと思ってビビっちゃったよ』アハハ

サムエル『ハゲジジイに間違えられるのは不本意ね』ウフフ

398: 名無しさん 2014/02/03(月) 00:27:34.16 ID:GDfUOQO60

サムエル『で、どうしてこんな所に?消灯時間はとっくに過ぎてるでしょう?』

エレナ『これは自主練かな』

サムエル『自主練……?』

エレナ『さっきはウォーミングアップに千五百位走ったあと対人格闘の練習をやってた!!』

サムエル『対人格闘って……一人で?』

エレナ『ううん。同じ部屋のアニって子がね!!つきあってくれたの!!アニはとっても強いんだよ!!』

エレナ『ついさっき用事があるとか眠いとか言って帰っちゃったけどね』

サムエル『そうなの。けれどあなた、少し寝たら?疲れてないの?』

エレナ『全然。私は強くなりたいんだもん』

サムエル『強く……?女の子でしょう?男子に守ってもらえば……?』

エレナ『サム姉、性別の差異なんて微々たることが弱くても良い理由にはならないよ』

サムエル『あら……』

サムエル『……あなた随分ストイックでボーイッシュなのね』

エレナ『可愛げが無いだけだよ』アハハ

サムエル『そんなことないわ!愛想を振りまいていざとなったら他力本願な性格より私はエレナの性格のほうがいいと思うわよ?』

エレナ『ありがとう』

399: 名無しさん 2014/02/03(月) 00:31:29.84 ID:GDfUOQO60

エレナ『サム姉はもう宿舎帰る?』

サムエル『えぇ。冷えるし』

エレナ『じゃあこれ、宿舎つくまで着てきなー』ヒョイッ

サムエル『上着?』

エレナ『風邪引いちゃだめだよ』ニッ

サムエル『……』キュン

サムエル『けど…エレナの分は?』

エレナ『あぁ私の分はねそろそろ来るよ、多分』

サムエル『そろそろ……?』

ミカサ『エレナァア!!風邪引くから上着着てぇぇええ!!』ダダダダダ

サムエル『ミカサが衣類と布団の山に埋もれながら全力ダッシュしてる……』

エレナ『まったく、あれはどこから調達してきたんだろうね……。と、いうかミカサには内緒にしてたつもりだったのになぁ』ハァ

401: 名無しさん 2014/02/03(月) 00:38:24.19 ID:GDfUOQO60

サムエル「ってことがあったのよ!!」

ユミル「へー!!」

ジャン「夜にエレナに会えるだと」ガタッ

ミカサ「僕に勝てたらエレナのそばに行かせてあげるよ、ジャン」ニッ

ジャン「くっ……悪魔めっ!!」

マルコ(恋路に試練はつきものってね)

ユミル(ミカサの表情が何気に楽しそうだな)

ジャン「切ねぇ……」

サシャ「仲間、です……ハァ…私もお腹が…すいて…切ないです」キュルル

クリスタ「ハァ……ハァ…ハァ」

クリスタ(苦しい……息って、どうやってすうんだっけ……)

405: 名無しさん 2014/02/03(月) 01:42:59.68 ID:GDfUOQO60
ユミル「あれっ?クリスタ?」キョロキョロ

マルコ「いないの?」

ユミル「あぁ」

コニー「クリスタならペースが落ちてここから離れてってたぞ?」

ユミル「なにっ!?」ドサッ

ユミル(ヤッベェ!!マントの下で隠して運んでたクリスタの荷が落ちた)

キース「……これはなんだ?」

ユミル「……」チッ

キース「足を止めるな。貴様は余程余裕があるのだな。先頭にいって走れ」

ユミル(このハゲっ!!!)

キース「貴様は返答もできんのか?」

ユミル「はっ!!申し訳ございません!!」

ユミル(クリスタ……大丈夫かな……)チラッ

406: 名無しさん 2014/02/03(月) 01:45:22.69 ID:GDfUOQO60

クリスタ(もう……だめっ……)グラッ

クリスタ「ハァ…ヒュー、ハァ…ヒュー、ハァ…ヒュー」バタン

クリスタ(……誰か……ユミル…)


???「……」



クリスタ「……誰?」

エレナ「やぁやぁ、クリスタ。地面で寝ちゃだめだよ。寒いでしょ?」ヒョイッ

クリスタ「…エ…レナ?」

アニ「あんた、クリスタを背負ってどうするんだい?」

エレナ「一緒に帰還するー。こっからならゴールの方が短いし」

407: 名無しさん 2014/02/03(月) 01:46:57.58 ID:GDfUOQO60


アニ「あのねぇ、クリスタは細いし軽いけど、荷の三倍近く重いよ?体力もつのかい?」

エレナ「んー。さぁね」

アニ「まったくあんたはとんだお人好しだね……」ハァ

エレナ「私の荷を背負って走ってくれてるアニに言われたくないなぁ」フフッ

アニ「私もとんだバカだよ……」

エレナ「優しいんだよーアニは!さっきも棄権者を介抱してたし、私の対人格闘の練習だってつき合ってくれる!!」

アニ「……別に」フイッ

エレナ「素直じゃないねー」アハハ

アニ(優しい……か)

408: 名無しさん 2014/02/03(月) 01:50:41.23 ID:GDfUOQO60

アニ「ねぇ」

エレナ「ん?」

アニ「……もしもの話だけどさ」

エレナ「うん」

アニ「……」

アニ「……私が、大量殺人者で」

アニ「これからも、人を殺める予定があって」

アニ「あんたのことも傷つける予定があるとしたらあんたはどうする?」

エレナ「どうするって?」

アニ「私を……」

アニ「…その、殺したり……」

アニ「……」

エレナ「しないけど?するわけないでしょ?」

アニ「……理由は?」

エレナ「え、いや……」

エレナ「普通に

アニ「普通に……?」

エレナ「……アニだってそんなことしないでしょ?」キョトン
アニ「……」

エレナ「さぁっ!!行こう」
クリスタ「ぅ……」グッタリ
アニ「……」
アニ(私だってそんなことしない……か)

412: 名無しさん 2014/02/03(月) 15:33:57.41 ID:GDfUOQO60

in医務室

クリスタ「エレナ、アニ!!本当にありがとう!!」ペコリ

ユミル「お前ら、大手柄だ!!死に急ぎと氷の女!!」

クリスタ「こらユミル!!二人をひどいあだ名で呼ばないで!!私の命の恩人なのよ!?」

ユミル「へいへい」

アニ「私は呼ばれ方なんてこだわりは特にないから別に……」

クリスタ「でも!!だめなのっ!!」

エレナ「まぁまぁクリスタとりあえず落ち着いて」ナデナデ

クリスタ「エレナっ」ダキッ

クリスタ(エレナの背中温かくて安心したなぁ……)

クリスタ(もし、私に家族がいたらそうなっていたのかな?おぶってくれる……優しい家族が…)

414: 名無しさん 2014/02/03(月) 15:36:14.05 ID:GDfUOQO60

エレナ「クリスタ?」

クリスタ「……」ギュッ

エレナ「クリスタは甘えん坊だね」ヨシヨシ

ミーナ「仲良しさんだね……むしろ恋人?」

ユミル「……」ムッ

ユミル「……なんだよ、私の方がクリスタと仲良いんだぞ?」ボソッ

サシャ「嫉妬ですか?」

ユミル「うるせぇ!!!」

ミーナ「……ハッ!?」

ミーナ「まさか三角関係の百合!?」ハァハァ

ユミル「お前みたいな変態は医務室から出ていけ!!!」

サシャ「事実だからムキになるんですかね、ミーナ?」

ミーナ「そうだよ、サシャ!!」

ユミル(もうやだこいつら)

415: 名無しさん 2014/02/03(月) 15:38:12.18 ID:GDfUOQO60

ユミル「そういやサシャ……お前、百合みたいな汚れたワードをいつ知った?この間までは無邪気だったよな」

サシャ「ミーナが色々教えてくれました」

ミーナ「ってことです」キリッ

ユミル「シネ!!このど変態!!」ガシッ

ミーナ「テヘッ☆」

ユミル「クリスタに変なこと吹き込んだらただじゃおかねぇからな!!!」ドスッ

ミーナ「ぐわっ……!!」

416: 名無しさん 2014/02/03(月) 15:44:57.08 ID:GDfUOQO60

クリスタ「い、医務室で暴れないで!!」

アニ「やらせておけば?」

エレナ「うーん。まぁいっか。様子を見よう」

クリスタ「えっ?」

エレナ「どうせ教官がきて止めてくれるだろうし」

クリスタ「で、でもっ!!」

サシャ「では試しに教官を呼んでみますか?」

アニ「そうだね」

クリスタ(えーーっ?)

サシャ「……エレナ、よろしく頼みます」

エレナ「はーい!!……ゴホンきょうかーん来て下さい!!」


シーン




サシャ「ってさすがにくるわけ無いですよね」

エレアニ「だよねー」



キース「はーい!!」ニコニコ

一同「」ポカーン

キース「……ハッ!?」

417: 名無しさん 2014/02/03(月) 15:47:37.62 ID:GDfUOQO60

エレナ「えっ……」


キース「──……ゴホン!!」

キース「今し方の物音はなんだ?」ゴゴゴゴゴ

ユミル「あっ……」

ミーナ「やっば……」

アニ「……」スッ

キース「なんだ、レオンハート?」

アニ「サシャが放屁した音です」

サシャ「なっ……!?」

キース「そうか貴様か」

サシャ「!?」

キース「少しは慎みを持て」ハァ

418: 名無しさん 2014/02/03(月) 15:50:53.00 ID:GDfUOQO60

ガチャッ

サシャ「アニィィイ!!」

アニ「原因はあんただし」フイッ

エレナ「オナラって……」フフッ

クリスタ「しかも教官も信じちゃうって」フフッ

ユミル「傑作だよなぁ」ニヤニヤ

ミーナ「慎みをww持てwwウケるww」ゲラゲラ

サシャ「皆さんのバカァアアア!!!!!」

一同「アハハハハハハ!!!」

419: 名無しさん 2014/02/03(月) 15:56:25.13 ID:GDfUOQO60

ミカサ「楽しそうで僕は何よりだよ」ホロッ

マルコ「もう最近ミカサが純愛なんじゃないかって思えてきた1。ジャン、殴ってくれ」

ジャン「おうよ!!」バシン

マルコ「ジャン……!!」

ジャン「マルコ、お前も俺を殴れ!!俺がやったように音高く俺を殴れ!!俺は一度だけお前がおかしくなったんじゃないかと疑った。俺にはお前と包容する資格さえないのだ!!」

マルコ「分かった!!」バシン

ジャン「っ……マルコ!!」

マルコ「ジャン!!」ヒシッ

ミカサ「……グレーゾーン」

ベルトルト「僕には君と包容する資格もあるのだよ!!アルミン!!」

アルミン「ひいぃぃぃ」ブルッ

ベルトルト「ウェルカムだよアルミン!!」

アルミン「ミカサァ助けて!!」

ミカサ「今行く、アルミン!!」

420: 名無しさん 2014/02/03(月) 15:57:59.85 ID:GDfUOQO60

アニ「ライナー、ベルトルトいる?」

ライナー「俺はいるぞ」

アニ「ベルトルトは?」

ライナー「ミカサに峰打ちされて医務室にいる」

アニ「またどうして」

ライナー「アルミンにな……」

アニ「あいつも懲りないね」ハァ

421: 名無しさん 2014/02/03(月) 17:29:39.32 ID:bdwQCdxn0

アニ「……まだ思い出せないのかい?」

ライナー「あぁ」

アニ「なら、あんたに話しても仕方ない」

アニ「……信じないだろうから」

ライナー「そんなことはない。さっさと話してくれ」

アニ「……」

ライナー「アニ……頼むから…」

422: 名無しさん 2014/02/03(月) 17:34:22.48 ID:bdwQCdxn0

アニ「……あんたは最近、怪我はしたかい?」

アニ「いつの間にか擦り傷が治ってたり、動かなかった指が動いたり、骨折したつもりでもなんともなかったり」

アニ「そういう経験はなかったかい?」

ライナー「……」

ライナー「あ。そういえば」

ライナー「…エレナに投げ飛ばされた時に受け身を取り損ねてしばらく動けなかったことがあったな」

ライナー「下半身がこんにゃくみたいにデロリとして意識しても動かせなかったんだ。まぁすぐに立てたが」

アニ「……それ」

ライナー「ん?」

アニ「脊椎が折れたんじゃないのかい?」

ライナー「はぁ?」

ライナー「脊椎なんてそんな簡単に折れるもんじゃないだろ?第一折れたら治らないし」

アニ「あんたなら治るんだよ」

アニ「それにあの子は力が強いから受け身を取り損ねたら折れるよ」

アニ「私だってまともに技を受けたら受け身をとっても痣だらけになる」

423: 名無しさん 2014/02/03(月) 17:37:14.47 ID:bdwQCdxn0

ライナー「痣?そんなものどこに」

アニ「もう治ったよ」

ライナー「面白い冗談だな」

アニ「私が冗談を言っているように見えるの?」

ライナー「あぁ」

アニ「そう……」スッ

ライナー「短刀?」

アニ「信じてもらうにはこうするしかないんでね」ギリッ

ライナー「アニ!!」

アニ「……っ!!」ボトッ

ライナー「自分の親指を……切り落としたのか……!?」

アニ「ま、あ。見てな……」

ライナー「早く!!早く医務、し…つへ……?」

424: 名無しさん 2014/02/03(月) 17:39:26.79 ID:bdwQCdxn0

アニ「……」シュウッ

ライナー「……生えてきている?」ドサッ

アニ「腰を抜かすなんて情けない男だね、ライナー」

ライナー「なんだ、その……巨人みたいな能力は?……まさか、俺にもそんな……力が?」ガクガク

アニ「そうだよ」

アニ「あんた、巨人みたいな能力って言ったね?」

アニ「その通りだ。私達は巨人化の能力者」

ライナー「巨人化!?嘘だろう!?」

アニ「本当さ」グサッ

ライナー「っ!?俺の腹に刺さなくたって良いだろ!?」

アニ「でも自分で体験をしたほうが納得だろう?」

ライナー「……」シュウッ

アニ「あんたも同じさ」

425: 名無しさん 2014/02/03(月) 17:42:27.85 ID:bdwQCdxn0

ライナー「……」

アニ「……」

ライナー「俺も化け物なのか」

アニ「そうだよ、あんたも私らと同じ化け物さ」

ライナー「……なぁアニ、俺らはどうしてここにきたんだ?」

アニ「……」

アニ「……壁を壊して人類を滅ぼすため。故郷を守らないといけないから」

ライナー「ハハッ……」

ライナー「……嘘だろ?」

アニ「……」

ライナー「嘘だよな?」

アニ「……」

426: 名無しさん 2014/02/03(月) 17:44:19.60 ID:bdwQCdxn0

ライナー「アニ、やっぱりお前って冗談のセンスないぞ?」

アニ「……」

ライナー「なぁ!?俺はエレナ達を[ピーーー]ためだけに来たのか!?違うよな!?」

アニ「あんたは覚えてないだろうけど私達はすでに壁を壊してる。あの子たちを[ピーーー]ためだけにきたんだよ」

ライナー「じゃあ!!お前は俺にあいつらを殺せっていうのか!?」

アニ「……そうさ」

ライナー「そんなことできるわけ無いだろ!!」バンッ

アニ「……」

ライナー「なんとか言えよ!!!」

427: 名無しさん 2014/02/03(月) 17:45:36.07 ID:bdwQCdxn0

アニ「……」

アニ「……私だって」

アニ「私だってできないよ!!」

アニ「殺せるわけないじゃない!!あの子たちは優しくて!!純粋で!!私を信じてくれてるのに!!」

ライナー「なら──」

アニ「……でも!!やらなかったら家族が死んじゃうんだよ!?」

ライナー「……」

アニ「私も、もう……何が正しいのかなんて……解らないよ……」グスッ

ライナー「……」

428: 名無しさん 2014/02/03(月) 18:08:14.05 ID:bdwQCdxn0

アニ「私はあんたたちに今日、あのこ達とどう接するべきか相談しにきたんだ」

アニ「私達は訓練兵をやめたら壁を壊さなきゃいけない」

ライナー「そんな……」

アニ「でもこのまま仲良くしていたら私はどうすればいいのかますます解らなくなってしまう」

アニ「距離をおくのが一番良いのかもしれない……けど!!」

アニ「そんなのもうできるわけないよ!!」

アニ「どうすればいいの……?」グスッ

ライナー「……」

ライナー「まだ、壁を壊すのに三年猶予があるんだよな?」

アニ「……」コクッ

ライナー「…俺も正直分からない……だから」

ライナー「期限までに考えよう。後戻りの出来ない俺らはどうするべきか」

ライナー「毎日考えていこう。俺らはあいつらとどう接するべきなのか」

ライナー「……距離をとっても、とらなくてもお前が考えて出した答えならきっと正しいはずだ」

アニ「ライナー……」

429: 名無しさん 2014/02/03(月) 18:44:19.44 ID:bdwQCdxn0


パシャッパシャッタッタッ



キース「どうしたアルレルト!!貴様だけ遅れているぞ!?」

アルミン「ハァ……ハァ……」

キース「貴様には重いか!?卒業出来なければ調査兵団には入れないぞ!?イェーガーにも会えないぞ!?」

キース「貴様のイェーガーへの想いはその程度か!?」

アルミン「クッ……ハァ…ハァ」

ベルトルト「貸して、アルミン!!」

アルミン「ベルトルト……!!そんなことしたら君まで不合格に!!」

ベルトルト「バレないようにつくして!!」

キース(「ベルトルト・フーバー」あらゆる技術をそつなくこなし……高い潜在性を感じさせるが……積極性に欠け自身の行動を他人に委ねることがある)

キース(……と、思われがちだが)

キース(アルレルトに関しては驚くほどの積極性をみせる。当初は嫌われていたが和解した模様。アルレルトは友人としか彼を見ていないがフーバーは未だに諦めていない)

アルミン「……」

アルミン「お荷物なんてごめんだ!!」

ベルトルト「えっ!?アルミン!?」

キース(「アルミン・アルレルト」体力面においては兵士の基準に達していないものの座学の受け答えにおいては非凡な発想をみせるときく)

キース(また、イェーガーと非常に仲が良い。イェーガーのためならばゲスミン状態になることもいとわない)

432: 名無しさん 2014/02/04(火) 22:08:07.27 ID:L0CWVUAB0

アニ「……」ヒュンッ

ジャン「……」ヒュンッ

アニ「あんたに獲物は譲れないよ」

ジャン「俺だって譲れねぇ。だからアニも本気だせよ」

アニ「……最初からそのつもりさ」ヒュンッ

ジャン「あぁ、そうかい」ヒュンッ

ジャン「……おらっ!!」ザクッ

アニ「……ふっ!!」ザクッ

キース(「アニ・レオンハート」斬撃の侵入角度に非の打ち所がない。目標を深くえぐり取る)

ジャン(やっぱり斬撃の深さではアニにはかなわねぇか)

アニ「私の勝ちだね」フッ

ジャン「何言ってんだ?まだまだ始まったばっかだぜ」ニヤッ

キース(連帯性に難があったがルームメイトを通じ少しずつ改善しているようだ)

433: 名無しさん 2014/02/04(火) 22:09:42.42 ID:L0CWVUAB0

ジャン(こうなったら数で勝負するしかねぇな)

ジャン「憲兵団になるのは俺だっ!!」ギュインッ

キース(「ジャン・キルシュタイン」立体機動装置の理解が深く、その性能を引き出す術に長けている。また、現状を認識する能力も持っている)

キース(同期のイェーガーの影響からか対人格闘術や、座学も優秀である)

ジャン(見つけたっ)

コニー「おっさきー」ヒュンッ

ジャン「なっ!?コニー、てめぇ!!三年間勉強を教えてやった恩はどうした!!」

コニー「何言ってんだ!!お前、ほとんどエレナに付きっきりだったくせに!!」

ジャン「……グッ」

コニー「ヘヘッジャンを上からつけてきて正解だったぜ」

キース(「コニー・スプリンガー」バランス感覚が良く小回りのきく機動が得意)

キース(しかし頭の回転は鈍く、作戦の誤認が多々ある。九九も言えない。四兵団も言えない)

434: 名無しさん 2014/02/04(火) 22:11:26.70 ID:L0CWVUAB0

コニー「もらった!!」

サシャ「ヒャッハーー!!!」ザクッ

ジャン「サシャ!?」

キース(「サシャ・ブラウス」身のこなしが素早く、型破りな勘の良さがあるが、型にはまらない故に組織的な行動にはむかない)

サシャ「コニーを上からつけてきて正解でした!!」

ジャン「くそっ!!お前らついてくんなよ!!」

コニー「そうだぞサシャ!!パンやるからくるな!!」

サシャ「はい!!!!!」

キース(ただ、餌があれば簡単につれる)

ジャン「コニーもついてくんな!!」

435: 名無しさん 2014/02/04(火) 22:13:50.22 ID:L0CWVUAB0

クリスタ「よしよし、良い感じよ」ナデナデ

ユミル「お前って本当に馬に好かれるよな」

クリスタ「あっちょっと、お馬さん!!引っ張っちゃダメ!!」

ライナー「クリスタ、大丈夫か?」ヒョイッ

クリスタ「あ、ありがとう!!ライナー!!」ニコッ

ライナー(天使、可愛い……)

ユミル(もれなくゴリラにも好かれるよな)

キース(「クリスタ・レンズ」生来の穏やかな気性のゆえか動物に好かれる。馬術はとても優秀)

436: 名無しさん 2014/02/04(火) 22:16:40.65 ID:L0CWVUAB0

ライナー「ユミル、お前の馬の鞍、ここが外れてるぞ?」

ユミル「あー、ほんとだ。よく気がついたな。さすがゴリライナーニキ」

ライナー「ユミル、お前……まぁいい。本番前に気がついて良かったな」ハァ

ユミル(お前は悪い奴ではないんだけどな。クリスタを任せるにはいかんせんゴリラなんだよ)

キース(「ライナー・ブラウン」屈強な体格と精神力をもつ。何より仲間から兄貴分として高い信頼を得る)

ユミル(馬術は手を抜くか……。クリスタに10位以内に入っていてほしいだけだしな)

キース(「ユミル」彼女からも高い潜在性を感じるが、故意に手を抜く癖がある。皮肉屋のふりをしてあるが仲間をよく見ている)

キース(特にレンズに対してはかなり過保護になる)

437: 名無しさん 2014/02/04(火) 22:18:32.86 ID:L0CWVUAB0

教官B「きたぞ」

ミカサ「……」チラッ

エレナ「ミカサ、本気だしてね!!」ヒュンッ

ミカサ「……」コクン

ミカサ「……ハッ!!」ズバッ

キース(「ミカサ・アッカーマン」あらゆる難解な科目を完全にこなす実現力がある)

キース(歴代でも類の無い逸材として最高の評価は妥当といえる)

ミカサ(エレナ、大丈夫かな?)チラッ

キース(ただ、イェーガーに対する異常な程の執着心は精神病の領域)

438: 名無しさん 2014/02/04(火) 22:20:11.32 ID:L0CWVUAB0

エレナ「……えいっ!!」ザクッ

キース(「エレナ・イェーガー」格闘術に秀でる他は目立った特技は見られないが他ならぬ努力で徐々に成績を伸ばした)

エレナ(やっぱりミカサには及ばないかな……でも、頑張らなきゃ!!)

キース(人一倍強い目的意識を持つ。明るく、前向きな性格で人望も厚い。そして……)

エレナ「がんばるぞー!!!おー!!」

キース(めちゃくちゃ可愛い)

教官A「キース教官、成績はつけましたか?」

キース「あ、あぁ」

教官A「……贔屓しちゃだめですよ?」

キース「分かっている」

439: 名無しさん 2014/02/04(火) 22:22:57.60 ID:L0CWVUAB0

キース「成績を発表する」

一同「ハッ!!」

キース「首席、ミカサ・アッカーマン!!」

ミカサ「……まぁ当たり前」

一同「ですよねー」

キース「二位!!ライナー・ブラウン」

ライナー「おっ」

エレナ「さっすがライナー!!」

コニー「兄貴だからな!!」

キース「三位!!ベルトルト・フーバー」

ベルトルト「やったよアルミン!!」

アルミン「おめでとう!!」

キース「四位!!アニ・レオンハート」

アニ(……やった!!)

ミーナ「おめでとうアニー!!」ギュッ

エレナ「良かったねー!!」ギュッ

クリスタ「私も嬉しい!!」ギュッ

アニ「……苦しいんだけど」フイッ

ユミル「照れてる照れてる」

アニ「うるさい」ゲシッ

440: 名無しさん 2014/02/04(火) 22:24:59.40 ID:L0CWVUAB0

キース「五位!!エレナ・イェーガー」

エレナ「……!!」

ミカサ「おめでとう!!」

エレナ「……私?」

アニ「あんただよ」

エレナ「本当に?」

ミーナ「そうだよー!!さっすがエレナ!!私のエレナ!!!」

エレナ「……」

アルミン「どうしたの?」

エレナ「……」ブワッ

一同「!?」ギョッ

エレナ「みんなのおかげだよぉ…ありがとうぅ……」グスッ

キース「六位!!ジャン・キルシュタイン」

エレナ「おめでとう!!ジャン!!」

ジャン「お、おぅ」テレッ

キース「七位!!マルコ・ボット」

ジャン「お前も十位以内か!!」

マルコ「これからもよろしくね、ジャン!!」

441: 名無しさん 2014/02/04(火) 22:26:50.73 ID:L0CWVUAB0

キース「八位!!コニー・スプリンガー」

ミカサ「これは意外」

エレナ「コニー!!一緒に勉強したかいがあったね!!」

コニー「だなっ!!」ブイッ

キース「九位!!サシャ・ブラウス!!」

サシャ「……ハフハフ」パクパク

アニ「それ、なんだい?」

サシャ「蒸かした芋ですが?」

ユミル「お前は何も変わらないよな」ハァ

キース「十位!!クリスタ・レンズ」

クリスタ「えっ……?」

エレナ「おめでとう!!」

サシャ「クリスタも頑張ってましたもんね!!!」

ユミル「……」

442: 名無しさん 2014/02/04(火) 22:29:09.01 ID:L0CWVUAB0

エレナ「あぁー!!」バタバタ

ミカサ「エ、エレナ落ち着いて」アタフタ

エレナ「でも、もう、皆と訓練兵でいられるのは……今日だけ、なんだよ?」

エレナ「巨人をやっと退治できる。やっと……やっと!!!」

エレナ「でも、やっぱり」


エレナ「……寂しいな」ショボン


アルミン「まあまあ、今日はせっかくの宴だし、ひとまず明るく行こうよ!!」

445: 名無しさん 2014/02/05(水) 18:34:05.21 ID:XTj8sJ6j0

ユミル「そうだぞ?死に急ぎぃ」グイッ

エレナ「うわっ!?」

ユミル「みぃ?んなお酒飲んでぇいい気分なぁんだからお前ものめぇ?」ベロンベロン

アルミン「完全に酔っぱらってるね」

ミカサ「ユミルがお酒、弱かったって意外」

ベルトルト「これ、完全に泥酔したおっさんだよね」

アルミン「あ、ベルトルト」

ベルトルト「ついでにこれも運んでおこうか?」

ミカサ「ついでにって?」

ベルトルト「ライナーがお酒ダメなのにトーマスに飲まされてさ、ゴリラに退化しちゃったんだよ」

アルミン「退化!?」

ライナー「ウホッウホッ、良い男!ウホッ」

ミカアル「」ゾワッ

ライナー「ウホッ」

エレナ「ライナァアアア!?」ガビーン

446: 名無しさん 2014/02/05(水) 18:36:02.97 ID:XTj8sJ6j0

ベルトルト「だから、ユミルもまとめて運ぼうかと」

アルミン「うん、じゃあ。あのお願いしようかな……」チラッ

エレナ「あんなのライナーじゃない」シクシク

ミカサ「エレナ、落ち着いて」サスサス

ベルトルト「僕は医務室行ったら戻ってくるね」

アルミン「うん!!あの、ベルトルト?」チョンチョン

ベルトルト「ん?」

ベルトルト(僕のシャツの裾を掴みながら上目遣いだと……!?)

アルミン「あの……わざわざ」

アルミン「ありがとうね」ニコッ

ベルトルト「」キュン

アルミン「……?」

ベルトルト「……ウホッ」ボソッ

447: 名無しさん 2014/02/05(水) 18:40:09.89 ID:XTj8sJ6j0

アルミン「それにしても食堂の中、すごい光景だね」

エレナ「ちょっと見て回る?」


エレナ「あっ、クリスタだ!!クリスター!!」

ドエスタ「なぁに?エレナ?」ニッコリ

エレミカアル「」ゾワッ

サシャ「クリスタ女王様、パンをください!!」

ミーナ「あぁ、私めは汚らしい家畜以下でございます!!その通りでございます!!」

ミリウス「僕なんて豚野郎です!!」

ドエスタ「ねぇ?ご主人様が喋ろうとしている時に喋るなんて頭おかしいんじゃないの?黙って」

下僕「ヒン!!」

ドエスタ「私、豚より犬が好きなんだけどなぁ……」

下僕「ワン!!」

ドエスタ「フフッ良い子」

アルミン「躾られた下僕達の謎の一体感」

エレナ「えっ!?何が!?ちょっとミカサ!!前が見えない!!」

ミカサ「エレナにはまだ早い。そしてこれからもこんなふざけた真似が存在することを教えるつもりもない」

448: 名無しさん 2014/02/05(水) 18:42:06.54 ID:XTj8sJ6j0

マルコ「やっと、けんぺー団になれるだぁ」グスッ

サムエル「はいはい、良く頑張ったわね」ナデナデ

マルコ「やっとだぁ……長かったよぉ」グスッ

アニ「あんた、飲みすぎじゃないのかい?」

マルコ「だってぇ」グスッ

ジャン「マルコは酒が入ると泣き上戸になるのか……」

エレナ「ジャン!!」

ジャン「お、おうエレナ!!」

エレナ「ここのテーブルに座って良い?私達、行くとこなくて」

ジャン「もちろん!!」

ジャン(っしゃ!!エレナ、隣にこいっ!!)

ミカサ「ジャンの隣は僕が座るから」

ジャン「!?」

ミカサ「男同士、仲良く……ね」ニコッ

ジャン「ソッスネ」ブルッ

アニ(ミカサの目が笑ってない)ゾオッ

アルミン(ジャン、ドンマイ)

エレナ「私はアニの隣に行こうっと」

アニ「……あ、そう」

アルミン「なら、僕はミカサの隣にしようかな」

449: 名無しさん 2014/02/05(水) 18:46:08.41 ID:XTj8sJ6j0

エレナ「アニ、これがお酒?」

アニ「そうだよ。嗜好品だから水と比べるとかなり高いね。訓練兵を卒業するお祝いってことで振る舞われたんじゃない?」

エレナ「ふーん……大分飲んでるみたいだけど、アニはキャラクターが変わらないね」

アニ「私は強かったみたいだから」

アニ「ミーナとかコニーとかジャンもあんまり酔ってなかったね。ちょっと気が大きくなる程度だ」

アルミン(えっ!?ミーナ、酔ってなかったの!?)

エレナ「今日はアニ、お喋りだね?」

アニ「酒の魔法さ。あんたも飲みな」スッ

エレナ「じゃあ遠慮なく」グイッ

450: 名無しさん 2014/02/05(水) 18:48:02.71 ID:XTj8sJ6j0

ジャン「……なぁ、ミカサ、アルミン」

アルミン「ん?どうかしたの?」

ミカサ「……」

ジャン「俺さ、十位以内に入れたんだよ」

ミカサ「知ってる。おめでとう」

アルミン「ジャンは実は努力家だもんね」

ジャン「……それがさ、あんまり嬉しくねぇんだ。十位以内に入るためになら何でもする気だったのに」

アルミン「憲兵になりたくないの?」

ジャン「いや、俺は憲兵になるつもりだ。俺は内地に行きたい」

ジャン「ガキの頃からずっと憧れてたんだ。内地に行って楽して暮らすことを……」

ミカサ「なら良かった。君はその夢を叶えられる」

ジャン「……でもな」

ジャン「俺、こいつらと離れたくねぇんだ」

アルミン「ジャン……」

451: 名無しさん 2014/02/05(水) 18:50:54.58 ID:XTj8sJ6j0

ジャン「ただの通過点としか考えてなかった訓練兵としての生活は予想以上に楽しかった」

ジャン「けど、それももう終わっちまう」

ジャン「俺らは選ばなきゃならねぇ。憲兵、調査兵、駐屯兵……。どの道に進むのかを……」

ミカサ「……」

ジャン「俺、ちょっと用事ができた……行ってくる」

アルミン「あっ……」

ジャン「……」スタスタ

アルミン「ジャンがエレナの方に行っちゃったけど良いの、ミカサ?」

ミカサ「……」

ミカサ「……少し経ったら一緒に様子をみにいこう、アルミン」

ミカサ「……」

アルミン「……君ってさ、案外優しいよね?」

ミカサ「エレナとアルミンが一番だけど、他の人も大切だから」

アルミン「そっか。ミカサも変わったね」

ミカサ「そうでもない」

452: 名無しさん 2014/02/05(水) 18:52:19.53 ID:XTj8sJ6j0

ジャン「エレナ、あの、今良いか?」

エレナ「んー?ジャン?」トロン

アニ「……」

ジャン「酔いを冷ましに散歩に行くんだが、一緒にどうだ?」

エレナ「良いねー。行こう!」

アニ「……ジャン、待ちな」

ジャン「ん?」

エレナ「ふぇっ?」

アニ「エレナに手を出したら、あんたの頭と体がお別れするからね?」ギロッ

ジャン「あぁ、承知してるさ」

453: 名無しさん 2014/02/05(水) 18:54:10.84 ID:XTj8sJ6j0

ジャン「今日は星が綺麗だな」テクテク

エレナ「そうだねー」テクテク

ジャン「バカ夫婦ならここで、君の方が綺麗だよ……なんて言うんだろうな」ハハッ

エレナ「その台詞、ミーナに囁かれたことあるー」

ジャン「えっ?」

エレナ「ん?」

ジャン(俺は女のミーナより出遅れていたのか……)

454: 名無しさん 2014/02/05(水) 18:56:55.35 ID:XTj8sJ6j0

ジャン「エレナはさ、所属兵科決まったか?」

エレナ「私は、調査兵団かなぁ」

ジャン「だよな。俺は憲兵団にしようと思ってる」

エレナ「そっか……」

エレナ(ジャンとは離れちゃうんだ……)

ジャン「それでさ」

エレナ「なに?」

ジャン「ただの提案なんだが」

エレナ「うん」

ジャン「……エレナもさ一緒に憲兵団に行かないか?」

エレナ「……」

エレナ「えっ?」


455: 名無しさん 2014/02/05(水) 18:58:05.87 ID:XTj8sJ6j0

ジャン「お前が調査兵を目指し続けていたのは知ってる。理由もな」

ジャン「でも、調査兵になれば壁外調査に出る」

ジャン「そこで新兵の半分は死んじまう……!!」

ジャン「俺は、お前に、死んで欲しくねぇ!!」

エレナ「ジャン……」

ジャン「お前が憲兵になったら絶対に俺が幸せにしてやる」

ジャン「今の腐った憲兵団なんてぶっ潰す!!」

ジャン「だからさ、だから……」

ジャン「……」

エレナ「ジャン、ありがとう」

エレナ「でも私は調査兵になって戦わなきゃ」

ジャン「ハハッ…だよな」

456: 名無しさん 2014/02/05(水) 18:59:20.31 ID:XTj8sJ6j0

エレナ「強い人が引き籠もってたらさダメなんだよ、きっと」

エレナ「私は巨人を駆逐して、世界を広げるの。新しい場所を見るの」

エレナ「それで私が作るの。皆が笑顔で暮らせる場所を……」

ジャン「そうか……」

エレナ「ジャンが心配してくれて嬉しかった。ありがとう」ギュッ

ジャン「……」

エレナ「じゃあ、私、アニを待たせてるから戻るね」

ジャン「おう」

エレナ「……」パタパタ

ジャン「……」

457: 名無しさん 2014/02/05(水) 19:01:03.93 ID:XTj8sJ6j0

ミカサ「……」テクテク

ジャン「……ミカサか」

ミカサ「……」スッ

ジャン「酒か?ありがたく貰おう」

ミカサ「……」

ジャン「見てたのか」

ミカサ「……」コクン

ジャン「俺、抱きしめられたぜ?」

ミカサ「殺そうかと思った」

ジャン「お前は正直だな」ハハハ

ジャン「そうそう、エレナを夜に一人で帰らせて大丈夫だったのか?」

ミカサ「アルミンに尾行させてるから」

ジャン「アルミンも苦労してるんだな」

458: 名無しさん 2014/02/05(水) 19:03:40.12 ID:XTj8sJ6j0

ジャン「俺さ、告白なんて出来なかったよ」

ミカサ「幸せにするとは言ってたけど?」

ジャン「エレナは理解できてないだろ」

ミカサ「確かに」

ジャン「……」

ミカサ「……」

ジャン「俺ってさ、チキンだよな」

ミカサ「今更?」

ジャン「今更だな」

459: 名無しさん 2014/02/05(水) 19:04:24.88 ID:XTj8sJ6j0

ジャン「所属兵科どうしよう」

ミカサ「調査兵団でも憲兵団でも好きな方を選べばいい」

ジャン「だよなぁ」

ミカサ「……」

ジャン「……なぁ」

ミカサ「……?」

ジャン「この酒しょっぱいな」

ミカサ「これは葡萄酒だから、どちらかというと甘いけど?」

ジャン「ハハッ……そういう意味じゃねぇよ」

460: 名無しさん 2014/02/05(水) 19:06:52.12 ID:XTj8sJ6j0





アニ「明日になっちゃったけど」

ライナー「そうだな」

アニ「二人はどうするか決めたかい?」

アニ「……私は、壁を壊す」

ライナー「アニ……」

アニ「でも!!」

アニ「兵士として参戦している間は皆を全力で守る!!」

ベルトルト「そうか」

アニ「矛盾しているよね」

ベルトルト「僕もちょうどそう言おうと思ってたよ」

ライナー「俺も」

アニ「皆殺しにしなきゃいけないのにね……私達戦士なのに」

ベルトルト「しょうがないよ、兵士だって戦士だって人間だ」

アニ「今日が永遠に続けばいいのにね」

ライナー「そりゃ出来すぎだよ」

ベルトルト「じゃあ明日は作戦通りに」

ライアニ「あぁ」

473: 名無しさん 2014/02/10(月) 23:08:31.11 ID:08UZR/Tt0

エレナ「眠いぃ……はっ!!ダメダメ。今は大事な整備の時間!!」

サシャ「でも壁上固砲定なんていったいいつ使うんですか?」

ミーナ「今でしょ!!」

コニー「ちげーよ、ミーナ。巨人が攻めてきたときだろ」

ミーナ「……そんなことは猿でもわかる」

サシャ「でも、超大物巨人なんていつ来るんですか……」

サムエル「今日かも知れないわよ?」

サシャ「まさかぁ」

エレナ「そういえば、皆はどこの兵科に進むの?」

サムエル「私は駐屯兵団ね。ママが実家でやってるバーを継がなきゃいけないから」

エレナ「……?」

エレナ「ねぇ、サム姉」

サムエル「なぁに?」

エレナ「兵士って抜けられるの?」

サムエル「そこは上手く怪我をするのよ」フフッ

ミーナ「さすがサム姐さん!!したたか!!」

474: 名無しさん 2014/02/10(月) 23:10:00.36 ID:08UZR/Tt0

エレナ「ミーナは?」

ミーナ「調査兵団だよ!!エレナとずっと一緒にいたいからね!」ギュッ

エレナ「もう、ミーナ。整備中に抱きついたら動きにくいでしょ?」ハァ

コニー「俺も調査兵団かなぁ。なんか憲兵団って腐ってるし、つまらなそうだし」

サシャ「私も、調査兵団ですかね」

エレナ「サシャはなんで?」

サシャ「私たちが土地を広げればその分食べ物が増えますから!!」

ミーナ「アホだ」

サムエル「サシャらしいわねぇ」

475: 名無しさん 2014/02/10(月) 23:14:21.32 ID:08UZR/Tt0

サシャ「ってことで上官の倉庫からお肉をとって来ちゃいました」ジュルリ

一同「」サアッ

コニー「お前!!今度こそ牢屋行きだぞ!?本物の牢屋行きだぞ!?」

ミーナ「私ももう庇えないよ!?」

サムエル「バカねぇ」

サシャ「これは先行投資です。なに、私達が土地をゲットして倍にして返せばいいんです!!」

サシャ「全員で食べましょう?……それとも皆さんは返済できる自信が無いんですか?」フッ

ミーナ「まったく……。なら、私も貰っちゃうよ」

コニー「分かったよ、俺も食う」

サムエル「まぁ借りるだけって考えれば良いわよね」

サシャ「そうです、そうです!!」

エレナ「サシャ、私も食べたい!!」

エレナ(皆、少しずつ変わっていってる。前向きで笑顔になっていってる)

エレナ(今の私達なら巨人にだって勝てる!!)グッ

エレナ(人類の反撃は!!!)



エレナ(これから!!!)




476: 名無しさん 2014/02/10(月) 23:16:23.90 ID:08UZR/Tt0






ズーン……





超大型「……」ニヤッ







477: 名無しさん 2014/02/10(月) 23:19:11.00 ID:08UZR/Tt0


エレナ「えっ……?」

エレナ(超大型巨人!!?)

ミーナ「!?」

サシャ「あっ……」

コニー「嘘だろ……?」

サムエル「なっ……」

超大型「……」バッ

エレナ(まずい!!)

エレナ「みんな!!!壁の下に飛んで!!」

ミーナ「うん!!」

サムエル「ぎゃっ!!」

478: 名無しさん 2014/02/10(月) 23:22:05.37 ID:08UZR/Tt0




ドーン




エレナ「壁上固定砲が……!?」

サムエル「」ヒュンッ

エレナ「サム姉!?サムエル!?」

コニー「破片にぶつかったのか!?」

ミーナ「しっかりして!!」

サシャ「そりゃっ!!」グサッ

サムエル「……うっ!!」ブラーン

コニー「お前、足に!?」

サシャ「こうでもしないと助けられなかったんですよ!!仕方ないじゃないですか!!」

コニー「でも……!!」

エレナ「いや、助かった。ありがとう、サシャ」

コニー「でも、サムエルが歩けなくなったらどうすんだよ!?」

エレナ「あのままだったら地面に激突してた。死んだら歩くも何もないよ」

479: 名無しさん 2014/02/10(月) 23:27:26.10 ID:08UZR/Tt0

エレナ「サシャはサムエルを連れ、一時撤退!」

サシャ「はい!!」



ドーン



ミーナ「扉が……!!トロスト区の、……私の町の!!」

エレナ「扉が破られた……」

―カルラ『い、行かないで……』

―エレナ『やめて!!』

エレナ「早く、早く、仕留めなきゃ……!!」ボソリ

コニー「エレナ?」

エレナ「壁上固定砲整備四班!!目標、超大型巨人!!」

コニー「!?」

ミーナ「正気なの!?」

エレナ「今のところ外側の扉を壊せるのはこいつだけ!こいつを倒せば少なくともシーナが破られることはない!!」バヒュン

コニー「待て!!落ち着け!!」

481: 名無しさん 2014/02/10(月) 23:30:08.47 ID:08UZR/Tt0

エレナ「久しぶりね……」スタッ

超大型「……」

超大型(訓練兵の女子。ここは四班だから……エレナかな?)

エレナ「……超大型巨人!!!」ゴゴゴゴゴ

超大型「!?」ビクッ

超大型(怖っ!?エ、エレナだよね!?あれ!?人違い!?え!?)ガクガク

エレナ「……大人しく」ダッ

超大型(まずい!!)

エレナ「くたばりなさいよ!!」バヒュッ

エレナ「おかあさんの敵がぁああああああ!!」ジャキッ
超大型(くっ……)ジュワッ

エレナ「えっ?湯気?」

超大型(またね、エレナ)シュウウウ

エレナ「あ、熱っ!!!?」シュンッ


483: 名無しさん 2014/02/10(月) 23:33:16.45 ID:08UZR/Tt0




シーン





エレナ「……?」

エレナ「消え、た……?」

エレナ「あいつは突然現れて、突然いなくなった」

エレナ「あの日も、今日も……!」

駐屯兵AB「エレナ!!」

エレナ「あ、お久しぶりです。シガンシナにいた時はお世話になりました」ペコリ

駐屯兵A「いえいえ」

駐屯兵B「今日も相変わらず可愛いね」ナデナデ

エレナ「えへへ……」

駐屯兵AB「じゃなくて!!」

エレナ「ん?」

484: 名無しさん 2014/02/10(月) 23:35:09.68 ID:08UZR/Tt0

駐屯兵A「もう作戦は始まっている!!超大型巨人と接触したものは本部へ!!」

エレナ「はっ!!」

エレナ「……あ、あのっ」

駐屯兵B「なに?……じゃなくて、なんだ?」

エレナ「ご無事でいて下さいね!!」ウルッ

駐屯兵AB「」キュン

エレナ「壁上固定砲整備四班!!一時撤退!!」ヒュンッ

コニー「了解」ヒュンッ



巨人「」パクパク

巨人「」ニコニコ

駐屯兵A「生きて、帰りてぇな」

駐屯兵B「エレナちゃんを泣かせたくねぇもんな」

駐屯兵A「ひよっこ共に見せつけてやろうぜ、大人の凄さと生き様ってやつを」ジャキン

駐屯兵B「あぁ」ジャキン

485: 名無しさん 2014/02/10(月) 23:37:21.34 ID:08UZR/Tt0

ジャン「くそっ……何なんだよ今日に限って……」

エレナ「……」ジーッ

エレナ(痛い……。赤くなってる……)

クリスタ「どうしたの?エレナ。袖を捲って……──きゃっ」ドサッ

ミーナ「エレナ、腕!!」

コニー「お前、火傷してんじゃねぇか!!」

エレナ「ん?大丈夫大丈夫。それより、サム姉は!?」

サシャ「あそこに寝かされてます。頭を強く打ったらしいので……」

マルコ「サムエル!!起きて、サムエル!!」

ユミル「マルコ、揺らすな!!安静にだ!!」

衛生兵A「訓練兵は教官が呼んでいるので行きなさい」

衛生兵A「負傷兵は私が引き受けます。誰か担架を」

衛生兵B「はい!!」タタタッ

エレナ「……」ジー

ミカサ「行こう」

エレナ「うん……」

486: 名無しさん 2014/02/10(月) 23:39:07.13 ID:08UZR/Tt0

キース「我々がただ飯のツケを払うときがきた。訓練兵は中衛部を任される」

キース「呼ばれたものから行け!!心臓を捧げよ!!ただし死ぬな!!」

一同「はっ!!」

ミカサ「エレナ、その腕はどうしたの?」

エレナ「えっ?えっと、何のことかなー(棒」

ミカサ「……」グイッ

エレナ「痛っ……」

ミカサ「広範囲に火傷がある。誰にやられたの?」ジーッ

エレナ「……」

エレナ「……超大型巨人」

アニ「……」ピクッ

ライナー「……」ピクッ

ミカサ(……超大型巨人、[ピーーー]。切り刻んで[ピーーー])ゴゴゴゴゴ

ベルトルト「……」ブルッ

489: 名無しさん 2014/02/11(火) 00:34:43.95 ID:WQ9HCYJn0

ベルトルト「それ需要あるの!?ねぇ!!?」ガクブル




アニ「ねぇ、ベルトルト」チョイチョイ

ライナー「来い」チョイチョイ

ベルトルト「なに?アニ、ライナー?」テクテク

ライアニ「なぁ(ねぇ)」

アニ「どうしてエレナに怪我をさせたの?」ゴゴゴゴゴ

ライナー「お前、どういう了見だ?あ゙?」ゴゴゴゴゴ

ベルトルト「」

ベルトルト(僕はもしかしたら一番やっちゃいけないことをやったのかも知れない)

ライナー「さっさと話せよ」ギロッ

アニ「そんなに蹴られたいんだ。へー」ギロッ

ベルトルト(怖いよぉ!!メーデーメーデー!!アルミン、メーデー!!)

490: 名無しさん 2014/02/11(火) 00:37:34.04 ID:WQ9HCYJn0

ベルトルト「……あの、僕がですね、あの、壁をドーンとしたらですね」

ライナー「で?」

ベルトルト「エレナさんがですね、ミカサも顔負けのそれはそれはおっかない顔で佇んでおりましてね」

アニ「……で?」

ベルトルト「くたばりなさいと目にもとまらぬ速さで削ぎにきましてですね」

ライナー「……で?」

ベルトルト「命の危機を感じて蒸発した次第でございます」

ライアニ「ふーん……」





ライアニ「で?」ギロッ





ベルトルト「えっ?」

ライナー「削がれれば良かったんだよ」

アニ「削がれても治るだろ?」

ベルトルト「……」ポカーン

ベルトルト「……いやいやいや、それはおかしい」

キース「ライナー・ブラウン!!アニ・レオンハート!!」

ライアニ「はっ!!」

ライナー「これが終わったら覚悟しとけよ」ヒュンッ

アニ「懺悔の言葉を用意しときな。神様にもう少しで会えるから」ヒュンッ



ベルトルト「……」ポツン

491: 名無しさん 2014/02/11(火) 00:40:15.49 ID:WQ9HCYJn0

ミカサ「エレナ、戦局が悪化したら僕のところに来て」

ミカサ「必ず守り抜くから……!!」

エレナ「何言ってるの?ミカサ」

ミカサ「だって!!エレナは僕がいないと早死にする!!」ギュッ

エレナ「痛い痛い痛い!!!力が強い!!!」

ミカサ「あ、ゴメ……」

イアン「アッカーマン!!貴様は我々精鋭部隊と共に後衛だ」

ミカサ「は……?」

エレナ「ミカサ、上官の命令にしたがって」

ミカサ「でも……!!エレナが中衛なら……!!」

エレナ「あのね、私だって大人なんだよ!?それに強いの!!五番なんだから!!」ゴツン

ミカサ「イタッ……」

ミカサ(頭突き可愛い)

エレナ「ほらほら」ズルズル

ミカサ「あー…」ズルズル

イアン(あの女の子に引きずられてる奴が104期の首席なのか……。不安だ)

493: 名無しさん 2014/02/11(火) 00:43:04.68 ID:WQ9HCYJn0

エレナ「えーっと、上官さん?」

イアン「イアンだ。イアン・ディートリヒ」

エレナ「イアンさん。ミカサを頼みます。それとミカサからあんまり目を離さないで頂けると助かります」ペコリ

イアン「あぁ」

イアン(こいつ、そんなに危険な奴なのか)

キース「中衛34班、班長エレナ・イェーガー!!」

エレナ「はっ!!」

エレナ「私、行かなきゃ」クルッ

ミカサ「エレナ、待って!!」

エレナ「ん?」

ミカサ「お願いだから、死なないで……」

エレナ「当たり前でしょ!!」ニッ

エレナ「……」タッタッタ

ミカサ「……」

キース「班員、アルミン・アルレルト、ミーナ・カロライナ、トーマス・ワグナー、ミリウス……──」

イアン「心配か?」

ミカサ「……」

ミカサ「いえ……エレナは嘘をつかないので」

イアン「信じてるんだな」

ミカサ「……はい」

495: 名無しさん 2014/02/11(火) 00:47:45.92 ID:WQ9HCYJn0

エレナ「装備つけてっと!!」

エレナ「よし、完璧!!」

ジャン「エレナ!!死に急ぐなよ!!絶対に死ぬなよ!!!」

エレナ「心配ご無用。私の方がジャンより成績良いもん。心残りもたくさんあるし!!」フフッ

エレナ「だから、ジャンは自分の心配をしてね!!帰ってこなかったら許してあげないんだから!!」ニコッ

ジャン「あぁ……」

ジャン(どうして、どうしてお前はいつも……)

アルミン「エレナ!!班員全員、用意ができたよ!!」

エレナ「……」ブルッ

アルミン「エレナ?」

エレナ「よし、初陣だね。派手にキメちゃおう」ニッ

ジャン(震えてるのに無理して笑ってんだよ……)

キース「イェーガー!!」

エレナ「はっ!!ただいま準備が整いましたので…──」

キース「死ぬな!!」

エレナ「……」

エレナ「ふぇ?」

キース「戦線の維持が厳しかったら引き返せ!!」

エレナ「あ、はい」

エレナ「わざわざ、お心遣いありがとうございます」ニコッ

キース「……」キュン

496: 名無しさん 2014/02/11(火) 00:49:13.06 ID:WQ9HCYJn0

エレナ「ねぇ、アルミン」

アルミン「なに?」

エレナ「これはチャンスだと思わない?調査兵団に入る前に手柄をたてればスピード出世間違いなしだよ」

アルミン「ハハハ、全くその通りだね」

ミーナ「忘れてるかもしれないけど調査兵団希望はエレナとアルミンだけじゃないんだからね」

トーマス「俺もそうっすよ。ナックもっすね」

ナック「そうだな。俺もその予定だ」

ミリウス「……」

ミーナ「誰が一番巨人を討伐できるか、競争よ!!」

497: 名無しさん 2014/02/11(火) 00:51:35.44 ID:WQ9HCYJn0

ミリウス「ね、ねぇ。私達中衛ですよね?」

ナック「今は、サシャの真似をしてんのか……」ハァ

エレナ「中衛だよ?それがどうしたの」

ミリウス「あ、あれ……!!私達訓練兵も前衛にかりだされてます……!!」

アルミン「前衛が総崩れじゃないか!!」

トーマス「何やってんすか!!普段、威張り散らしてる先輩方は!!」

エレナ(……まさか、全滅した?)ゾワッ

エレナ「……!!」ピクッ

エレナ「避けて!!奇行種よ!!」

巨人「」ダダダダッ

ミーナ「ひっ……」

アルミン「うっ……」

ミリウス「うわっ」

498: 名無しさん 2014/02/11(火) 00:53:30.78 ID:WQ9HCYJn0

ナック「……」チッ

エレナ「みんな大丈夫!!?」

巨人「」パクッ

トーマス「う、うぁ……」

エレナ「トーマス!!!」

トーマス「……こういうのってなんなんすかね?」

巨人「」ムグッ

エレナ「トーマス!!トーマス!!!」

アルミン「行っちゃだめだ!!」ギュッ

トーマス「あぁ……最悪っすか」

巨人「」ゴクン

ミーナ「そんな……」

ミリウス「……やっぱり巨人には勝てないのか……」

499: 名無しさん 2014/02/11(火) 00:55:17.84 ID:WQ9HCYJn0

エレナ「……だ」ボソッ

ナック「おい、エレナ?」

エレナ「……嫌だ。嫌だ。嫌だ!!!」

エレナ「嫌だっ!!!!!!!」バシッ

アルミン「エレナ!?」ドサッ

エレナ「嫌だ!!トーマス!!トーマス!!トーマス!!!」

エレナ「行かないでよ!!トーマス!!!」バシュッ

ナック「単騎行動はよせ!!エレナ!!」

巨人「」アーン

ミーナ「危ない!!」ドンッ

エレナ「ミーナ!?」

ミーナ「っつ……」ドサッ

アルミン「片足が!!」

ミーナ「あーぁ、私、義足決定じゃん」ハハハ

巨人「」ムシャムシャ

ミリウス「あぁ、ダメだ。ダメなんだ……」ブルブル

500: 名無しさん 2014/02/11(火) 00:56:46.47 ID:WQ9HCYJn0

ミーナ「エレナ、行って!!」

エレナ「ぁあ!!うわぁぁあああああ!!!!」

巨人「」グワッ?

エレナ「トーマスを!!!」

巨人「」アーン

エレナ「返してよ!!!」シュン

巨人「」キョロキョロ

エレナ「この野郎ぉぉおおお!!!」ザクッ

巨人「」シュウウッ

エレナ「……」

ナック「やった……」

アルミン「さすがエレナ」

ミーナ「…ハッ……ハハ。良かったねトーマス」

501: 名無しさん 2014/02/11(火) 00:59:18.43 ID:WQ9HCYJn0

エレナ「トーマス!!どこ!?トーマス!!」ザクッザクッ

ミリウス「うっ……気持ち悪い……」ウップ

アルミン「エレナ、巨人が蒸発するから逃げて!!」

エレナ「どこっ!?トーマス、どこ!?ねぇ!!返事して!!」

アルミン「逃げて!!!」





エレナ「見つけた!!!」





エレナ「トーマス!!!」

トーマス「……ゲボッ…」

エレナ「……良かった。本当に良かった!!」

502: 名無しさん 2014/02/11(火) 01:00:37.90 ID:WQ9HCYJn0

アルミン「……」ハァ

ナック「エレナはすげぇな……」

ミリウス「ナック!!後ろ!!」

ナック「!!」バッ

巨人「」ニヤニヤ

アルミン「ナック!!」シュンッ

ナック「……来るな、アルミン!!」

アルミン「……っ!!」

ナック「逃げろ!!」

503: 名無しさん 2014/02/11(火) 01:02:43.92 ID:WQ9HCYJn0

トーマス「……なん、すか?助、かったん……ゲボッ…すか?」

エレナ「喋っちゃだめ!!全身ただれてて、その、ひどい状態なの!!」

トーマス「そうっ、すか……」

エレナ「とりあえず、ミーナの所に運ぶから!!」

トーマス「……」

ミーナ「エレナ!!」

エレナ「ミーナ、ごめん……!!!私のせいだ……」

ミーナ「私の、片足の代わりに。トーマスの、命が助かったんだから……安いもんだよ」

ミーナ「それより……アルミン、達が!!巨人に!!!」

エレナ「!?」

エレナ「トーマスのこと、診ててくれる!?」

ミーナ「分かっ、た!!」

504: 名無しさん 2014/02/11(火) 01:05:19.33 ID:WQ9HCYJn0

エレナ「なるべく血を流さないように足の付け根を紐みたいなもので縛って!!すぐ迎えに行くから!!」シュンッ

ミーナ「うん……」

ミーナ「……」

トーマス「ゲホッ……」

ミーナ「トーマス!?」

トーマス「ミー、ナっすか?」

ミーナ「そう、だよ!!あんまり、喋っちゃダメ!!」

トーマス「……」ゲホッゲホッ

トーマス「俺、生きて、るん、すか……?」

ミーナ「うん、生きて、る。生きてるよ」

トーマス「エレ……ナが一瞬。一瞬、だけ。迷子の、子供に…っ……重なった、んすよ。それも親を、探して、泣いてる子……に」

ミーナ「……」

トーマス「そんなわ……っけ、ない……のに…っな」

ミーナ「……」ギュッ

ミーナ「エレナ……無事、でいて……」

513: 名無しさん 2014/02/14(金) 02:17:11.07 ID:Pn0d2I/00

ミリウス「」ガクガク

エレナ「ミリウス!!」シュンッ

ミリウス「エレナっ!!助けて!!」ガシッ

エレナ「ミリウス、他の皆は!?」

ミリウス「あ、あそこに」

ミリウス「ナ、ナックが……うわぁあああああああ!!」

巨人「」ガシッ

ナック「……ウグッ」

エレナ「ナック!!!」バシュッ

ミリウス「エレナ、待って!!俺を置いていかないで!!」

514: 名無しさん 2014/02/14(金) 02:20:46.45 ID:Pn0d2I/00

巨人「」ガシッ

ナック(……あぁ俺、死ぬのか)

ナック(訓練兵に入りたての頃はいつ死んでもいい。むしろいつか死ぬなら今の内に死にたい)

ナック(そう思ってた)

巨人「」アーン









ナック(でも、でも!!!)

ナック(死にたくねえ!!!ふんじばって、泥まみれで、血まみれで惨めな姿になっても生きてぇ!!!)

巨人「」パクッ

ナック「ぐっ……」ミシミシッ

ナック(頭蓋骨がみしみし軋んでやがる)

ナック(なんとか……顎の筋肉を削げないか……)

515: 名無しさん 2014/02/14(金) 02:23:21.56 ID:Pn0d2I/00

巨人「」グググッ

ナック「……やめっ」





パキッ




ナック(っべぇ。絶対に鳴ったら不味い音がした)ツーッ

ナック(視界が霞む……)



巨人「」ニヤニヤ

エレナ「やめて!!」

エレナ「やぁあっ!!」ザクッ

巨人「」ドサッ

巨人「」シュウウウ

エレナ「ナック!!」シュンッ

ナック「」

エレナ「しっかりして!!」

エレナ「どこか、屋根の上……あった!!」

516: 名無しさん 2014/02/14(金) 02:26:02.00 ID:Pn0d2I/00

エレナ「ナックナック!!」

ナック「……エレ、ナ」

ナック「助け、て貰うのは……二回目、だな。また、借り、が……」

エレナ「貸し借りで考えないで!!私がナックに助かって欲しいだけだから」

ナック「変わん……ねぇなぁ。でも、俺……無理だ」

エレナ「気を強く持って!!!」

ナック「無理だ、死ぬ」

エレナ「帰って、やりたいこと!!!やりたいこと無いの!?ねぇ!?」

ナック「……やりたいこと」

ナック「……」

エレナ「……」ゴクリ

ナック「……なぁ、帰ったら食事に…行って、くれねぇか?」

エレナ「……へ?」

ナック「一緒に……」

エレナ「うん!!良いよ!!」

ナック「……ミニスカートは?」ボソッ

エレナ「履く!!」

ナック「……ポニーテール」ボソッ

エレナ「するよ!!!」

ナック「そうか、なら……生き延びねぇとな」

517: 名無しさん 2014/02/14(金) 02:28:47.34 ID:Pn0d2I/00

エレナ「どうしよう……。さすがに私も三人は運べない……」

エレナ「アルミンも探さなきゃいけないし……」

キース「イェーガー!!」

ミリウス「エレナ!!」

エレナ「!!」

キース「心配になって来てみたんだが」

キース「ここにくるまで亡骸ばかりだった。なんて惨状だ……」

エレナ(……これで全員運べるかも)

エレナ「教官、お願いがあります!!」

キース「なんだ?」

エレナ「あっちに負傷したミーナとトーマスがいます」

エレナ「運んでください!!」ペコリ

キース「……」

キース「貴様はどうする?」

エレナ「アルミンを探してきます!!」

キース「……」

キース「わかった」

キース「イェーガー、いや、エレナちゃん。必ず無事で!!」

エレナ「はい!!」

518: 名無しさん 2014/02/14(金) 02:34:34.79 ID:Pn0d2I/00

エレナ「……ミリウス」

ミリウス「な、何?」

エレナ「ナックを運んで」

ミリウス「む、無理だよ!!」

ミリウス「俺は何をやっても人並み以下なんだよ!?」

エレナ「……」

ミリウス「訓練兵になってすぐに気がついた。嫌でも感じさせられた」

ミリウス「だから!!色んな人の真似をして少しでも空っぽを埋めようとしたんだ!!!」

ミリウス「最初にナックの真似をした……彼はそのキャラをすぐにやめちゃったけど」

ミリウス「次は街でみかけたでやけに黒い格好をしたひとの真似」

ミリウス「最近はミーナや、サシャの真似!!」

ミリウス「俺は臆病で自分がない!!成績は人並み以下!!」

ミリウス「ダメダメのダメ人間だ!!」

エレナ「立体機動の成績は悪くないでしょ?運べるよ」

ミリウス「無理だよ!!」

ミリウス「運べないよ!!人なんて!!」

ミリウス「落としちゃったらどうしようって!!」

ミリウス「それに人なんか運んでいたら襲われた時に逃げられないじゃないか!!」

ミリウス「最低だよ!俺!!ダメ人間だよ、罵れよ!!」

519: 名無しさん 2014/02/14(金) 02:39:59.43 ID:Pn0d2I/00

エレナ「……言いたいことはそれだけ?」

ミリウス「……え?」

エレナ「……」パンッ

ミリウス「……ってぇ!!」

エレナ「ビンタで少し目が覚めた?」

ミリウス「……い、いや、あの」

エレナ「ミリウス!!あなたってどうしてこうもお馬鹿さんなの!!」

ミリウス「へ?」

エレナ「自分がない、臆病、人並み以下の技術がある」

エレナ「そんなの私にだって当てはまる!!誰にだって苦手な分野だってある!!怖いものもある!!」



エレナ「どうして分からないの!?」




エレナ「あなたはダメ人間なんかじゃない!!」





エレナ「もっと自信を持って!!」

エレナ「あなたってサイコーよ!!」

エレナ「私もみんなもあなたのことをダメ人間だなんて思ってない!!」

520: 名無しさん 2014/02/14(金) 02:41:25.41 ID:Pn0d2I/00

ミリウス「……」

エレナ「……」

ナック「ウッ……早くしてくれ。俺はまだ[ピーーー]ないんだ……」

ナック(ミニスカ……ポニーテール……)

エレナ「……ナック、私にしがみついて……」

ミリウス「待って!!」

ミリウス「俺に捕まって、ナック!!」

ナック「……」チッ

ミリウス(舌打ち!?)

ナック「ありがとな」

エレナ「ミリウス……!!」

ミリウス「エレナは早くいって!」

エレナ「うん!!」

531: 名無しさん 2014/02/15(土) 03:06:44.30 ID:RJjHoDLd0

アルミン(どうして僕はあの場から動けなかったんだろう)

アルミン(仲間が巨人に食われそうなのに)

アルミン(誰か……そ、そうだ、エレナ。……ナックを助け……──)

アルミン(……!?)

アルミン(僕は今何を考えていたんだ?)

アルミン(僕はまたエレナに守って貰おうと思っていたのか!?)

アルミン(守られてばかりだったのに!?)

アルミン(今度は僕が守ってみせるって誓ったのに!?)

アルミン(エレナ、向こうに行ったみたいだ……。呆然と立ち尽くす僕なんか視界に入ってなかっただろうな……)

アルミン(エレナは人のために戦ってる)







アルミン(それなのに僕は……)







「誰か!!誰か来て」

アルミン「……」ピクッ

アルミン「この声聞いたことある……!!」

アルミン(104期の……思い出せないけど女の子の声だ……)

アルミン「……」シュンッ

アルミン(行かなきゃ……)

アルミン(僕も戦うんだ……)

532: 名無しさん 2014/02/15(土) 03:10:25.70 ID:RJjHoDLd0

巨人「」ガシッ

ハンナ「フランツ!!フランツ!!」

フランツ「僕は掴まれて逃げられない!!ハンナ、逃げて!!」

ハンナ「嫌ぁああ!!フランツ!!」

アルミン「フランツ!!」バヒュン

フランツ「アルミン!?」

アルミン(この位置ならいけるかも……!!)

アルミン「やぁああああっ!!」ズサッ

巨人「」グギャッ

フランツ「」ドサッ

フランツ「あ、ありがとう……」

533: 名無しさん 2014/02/15(土) 03:14:12.81 ID:RJjHoDLd0

アルミン「腱を切っただけだからすぐに再生する!!逃げて!!」

フランツ「うん!!」シュンッ

ハンナ「アルミン!!ありがとう!!」シュンッ

アルミン(行ったかな?)

アルミン「僕も逃げないと……」

巨人「」スッ

アルミン「うっ!!」

巨人「」ニヤニヤ

アルミン(掴まれた!?)

アルミン「離せ!!離せよ!!」プラーン

巨人「」アーン

アルミン「やめろ!!やめろ!!」

アルミン(僕、まだエレナに伝えられてないのに!!)

アルミン「やめろ!!」

巨人「」ボトッ

アルミン(ここ、巨人の口内!?)


アルミン「いやだ……」



アルミン「エレナ……」




アルミン(せめて一言だけでも……)

534: 名無しさん 2014/02/15(土) 03:18:14.86 ID:RJjHoDLd0







エレナ「アルミン!!」ガシッ

アルミン「エレ、ナ……?」

エレナ「……」

アルミン「……何、やってるの?」

アルミン「君は口の中から出て……?」

アルミン「ここにいたら、エレナまで……」ガタガタ

エレナ(腕の感覚が痛みを越えてなくなってきた……さっきの火傷、重傷だったみたい)

アルミン「エレナ、逃げて……僕なんか見捨てて……」

エレナ(……でもせめてアルミンだけは)

エレナ「……アルミンは私の初めての友達」

エレナ「優しくて賢くて時々狡くてとびきり可愛いくて」








エレナ「大好きよ」ニコッ






535: 名無しさん 2014/02/15(土) 03:20:25.96 ID:RJjHoDLd0

エレナ「……」ポイッ

アルミン「……っ」ドサッ

アルミン「エレナ!?」

エレナ「みんなに伝えて」

エレナ「大好き。生きて……って」

アルミン「え、縁起の悪いこと言わないでよ……」ガタガタ

アルミン「僕の手をとって……」スッ

エレナ「……」スッ

アルミン(届け!!届け!!)

巨人「」ニヤニヤ

アルミン「エレっ……」











巨人「」ゴクッ





536: 名無しさん 2014/02/15(土) 03:22:23.47 ID:RJjHoDLd0




ブチッドサッ


アルミン「エレナの腕……」

アルミン「落ち……」

アルミン「……」

アルミン「嘘だ」

アルミン「嘘だろ!?」

アルミン「エレナ!!」

アルミン「エレナ!!返事して!!」

アルミン「嘘だ!!!」

アルミン「そんなの嘘だ!!!」

アルミン「返事してよ!!」

アルミン「うわぁぁぁああああああああああああああああああ!!!」

537: 名無しさん 2014/02/15(土) 03:25:43.07 ID:RJjHoDLd0

エレナ「……」ベチャッ

エレナ「う……」

死体「」

「お母さん……」ブクブク

エレナ「ひっ……!?」

エレナ「こんな……」

エレナ(こんなのって、ないよ……)

エレナ(私達は5年前とは違うんだ……)

エレナ(必死に訓練した……必死に考えた)

エレナ(巨人に勝つために……巨人からもう大切なものを奪われないために……)

「お母さん、熱い。熱いよ……」

エレナ(どうして……)

エレナ(どうしてこうなるの……?)

エレナ(どうして私達は奪われなきゃいけないの……?)

エレナ(命も……)

エレナ(夢も……)

538: 名無しさん 2014/02/15(土) 03:28:02.70 ID:RJjHoDLd0

エレナ「うっ……」グスッ

エレナ「……」

エレナ「……会いたいよ」

エレナ「みんなに……会いたいよ……」

エレナ「諦め……たくない……」




エレナ「駆逐してやる」


エレナ「この世から……一匹残らず……」


エレナ「私が……」


エレナ「この、手で……!!」


※ミカサ「僕はミカサ」エレナ「私はエレナ・イェーガー」(後編)