1: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/25(木) 00:57:34.84 ID:oUBAPt+P0


※咲-saki-のSS

※京太郎もの

※基本非安価

※のんびりまったり



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495641454

引用元: ・京太郎「臨海高校!」智葉「麻雀部!」

4: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/25(木) 01:03:46.44 ID:oUBAPt+P0


―――【辻垣内家】


京太郎「……」セイザ

智葉「……ふふっ」ヨリソイ


辻垣内父「……」


京太郎「……」

辻垣内父「友達、だよな?」

智葉「ああ、友達だ……な、京太郎?」ニコッ

京太郎「あ、はい」

辻垣内父「……須賀君、君に折り入って頼みがある」

京太郎「ですよね、もうちょっと友達って言っても距離が必要だと思います!」

辻垣内父「その、頼む、智葉のこと」


京太郎「おい話が違うぞ!」

智葉「?」


辻垣内父「もうもらってやってくれ」

智葉「そ、そんな、友達同士だし……な?」カァッ

京太郎(満更でもねぇ顔してるじゃねぇか!)タスケヲモトメルメ

辻垣内父「……」メソラシ

京太郎「おい!」

辻垣内父「もうな、ダメなんだ……」

京太郎「あきらめるなよ! こんな男に大事な智葉さんはやれないだろ! もっと娘大事にしろ!」

辻垣内父「ごめん、お願い」

京太郎「オォイ!」

智葉「京太郎、そんな大事に思っててくれたなんてっ」カァッ

京太郎「違ぇよ! いまどう聞いたらそうなるんだよ!」

バンッ

ハオ「話は聞かせてもらいました!」

明華「異議あり!」

京太郎「ややこしくなるから出てくんなぁっ!」


京太郎(ああ、なぜこうなったのか……数ヶ月前はもっと、こう……)


5: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/25(木) 01:16:26.00 ID:oUBAPt+P0


―――そして時は数ヶ月前に遡る



―――【東京駅】


京太郎「ということで、来たわけだ」

??「ん、来たね」

京太郎「おお、久しぶりですトシさん!」


トシ「ああ……2年ぶりぐらいだね。あんたの母親は着いてくると思ったんだけど」

京太郎「一人暮らしに今の内に慣れとくのもありだって」

トシ「なるほどね」

京太郎「アパートですけどね」

トシ「高校生が一軒家で一人暮らしとか事件の匂いしかしないよ」

京太郎「違いない」アハハ

トシ「とりあえず行こうか」

京太郎「ところでなんでトシさんが? 母さんからなに言われてんです?」

トシ「特になんでもないよ、ちょっと気になっただけだから」

京太郎「はぁ……」

トシ「とりあえず行くよ」

京太郎「うっす!」


10: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/25(木) 01:22:41.34 ID:oUBAPt+P0


―――【街中】

テクテク

京太郎「ふうむ、さすがコンクリートジャングル……暑い」

トシ「まだ3月だよ?」

京太郎「それでも暑いもんは暑いでしょうに……ほら、あの子日傘差してる」

トシ「確かに……ってあれは」

京太郎「知りあいっすか?」

トシ「いいや」

京太郎「なんで意味深なこと言ったんですか……って」


??「……」タユン


京太郎(おっぱい……)

トシ「……あいつを見てみな、どう思う?」

京太郎「凄く、おおきいです……じゃなくて!」

トシ「相変わらずだねぇ」ハァ

京太郎「相変わらずってなんっすか!?」

トシ「そのまんまの意味さね」ケラケラ

京太郎「おのれ……っていうか巨乳が周りになかったから飢えてんですよ」

トシ「あんたの母親はかなり大きいでしょ?」

京太郎「母親って……そういう目で見れないっすよ」ゲッソリ

トシ「あらそう……意外」

京太郎「トシさんの中の俺って」

トシ「酒池肉林の主」

京太郎「董卓か!?」

トシ「まぁ……うぅ~ん」

京太郎「悩むの!?」


京太郎「っていうか、女友達がぺったんこだったもんでその反動が」

ピリリリリ

京太郎「ん?」ピッ


差出人:咲
件  名:
本  文:殺すよ?


京太郎「こわっ! なに!? どっかから見てるの!?」バッバッ

トシ「こわいよ京ちゃん」

京太郎「俺のがこわいよ!」

11: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/25(木) 01:30:54.80 ID:oUBAPt+P0


トシ「まったく、どうせあの子だろ、咲ちゃん」

京太郎「あんたもよくわかるな!」

トシ「京ちゃんがそんな反応する相手って言えばねー」


ブワッ


京太郎「っと」

トシ「ん、風か……」

フワッ

京太郎「え、お……っと」パシッ

トシ「日傘、飛んできたね」

京太郎「で、ですね……これどうしよ」

トシ「なんていうか、さすが京ちゃん」

京太郎「え、なにが?」


??「す、すみません……それ、私のです」

京太郎「え、あ……あの、おっ」

??「お?」


京太郎(っぶねー! おっぱいって言うとこだった!)

トシ「……クッ、ククッ……」フルフル

京太郎(こいつ、気づいてる!)


??「えっと、なにか……?」

京太郎「ああ、いや……お、お綺麗ですね」ニッ

??「……」

京太郎(……あれ)

??「これがナンパというものですね!」

京太郎「違うから!」

??「え、違うんですか?」

京太郎「ああいや、なんつーか……と、とりあえずこれ」スッ

??「あ、ありがとうございます、危うく日傘が飛んで行ってしまうところでした」ニコッ

京太郎「可憐だ」

??「へ?」

京太郎「うっ」

トシ「くくっ……」プルプル

京太郎(こいつどついたろか!)


??「やはり、ナンパ?」

京太郎「違いますから! 確かに綺麗で可憐だとも思いましたけど!」クワッ

??「さ、さすがにそんな風に言われると……」カァッ

京太郎「すみません!」

13: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/25(木) 01:40:03.35 ID:oUBAPt+P0


京太郎「と、とりあえずナンパじゃないんです! 本当に!」

??「そ、それはわかりましたからっ」アハハ…

京太郎「うごご……」

??「日傘、本当にありがとうございました……またどこかで会うことがあれば」ニコッ

京太郎「あ、はい!」ニッ

??「では……」



京太郎「……ああ~ああいう子とお近づきになりたい」

トシ「なれるなれる」

京太郎「適当だなぁ」

トシ「バカだねぇ、根拠があるのさ根拠が」

京太郎「どんな?」

トシ「統計」

京太郎「どこの!?」


14: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/25(木) 01:54:01.39 ID:oUBAPt+P0


―――【じゃん壮】


京太郎「なにこの雀士のためにあるようなアパート」

トシ「ほぉ……因果だねぇ」

京太郎「なにが?」

トシ「まぁともかく……うん、帰るかね」

京太郎「なにしに来たんですか」

トシ「見に来ただけだよ、そしたらまた“麻雀を教えてあげられる”だろ?」

京太郎「そうですけど、岩手に暮らすとか言ってませんでした?」

トシ「まぁたまに来るってことさ」

京太郎「まぁ、了解っす」

トシ「そんじゃ……くれぐれも気をつけなね」

京太郎「なにが?」

トシ「刺されないように」

京太郎「俺なにすんの!?」

トシ「それじゃあね」フリフリ

京太郎「なんか不安残して帰るんじゃないよ!」


15: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/25(木) 02:07:14.65 ID:oUBAPt+P0


―――【じゃん壮:自室】


ガチャッ


京太郎「おお、意外と綺麗だ……にしても」チラッ

ドッサリ

京太郎「……さて、部屋作りといきますか」

ピリリリリ

京太郎「ん、電話?」ピッ

?『京ちゃん今どこー?』

京太郎「咲……迷子かい?」

咲『ちょっとした冗談だよ、そんな深刻そうな声で聞かなくても』

京太郎「聞くよ。お前の今までのことを統計した結果だよ」

咲『まったくもう、それで新しい家どうかなって』

京太郎「普通だよ普通」

咲『良いなぁ一人暮らし』

京太郎「そうだろそうだろ」ハハハ

咲『もうえっちな本隠さなくて済むね』

京太郎「おいこら」

咲『京ちゃんの隠してある場所、知ってるからね?』

京太郎「マジで!?」

咲『知ってたからね』

京太郎「えっ」

咲『貧乳幼馴染ものばっかだったね』

京太郎「嘘つけ! それ知っててなんで一緒にいた! 好きなのか!?」

咲『いや……それはちょっと』

京太郎「本気で否定すんなよ!」

咲『まぁなんていうか……巨乳のお姉さんものだよね』

京太郎「やっぱ知ってたのね」

咲『まぁね、ていうか巨乳ばっかだよね』

京太郎「あ、はい」

咲『……貧乳、嫌い?』

京太郎「えっ」ドキッ

咲『はい今ドキッとしたー!』

京太郎「ううう、うるせぇよ! ばーか!」

咲『バカって言った方がばきゃ』ガリッ

京太郎「舌噛んでんじゃねーよばーぎゃ」ガリッ


16: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/25(木) 02:08:36.18 ID:oUBAPt+P0


京太郎「むなしい争いだったな」

咲『だね……そんじゃまたね』

京太郎「おう、東京来い」

咲『うん……また麻雀しようね』クスッ

京太郎「おう」フッ

ピッ

京太郎「……明日から咲がいない生活かぁ、退屈だなぁ……」ハァッ


京太郎「……ま、なるようになるかぁ」


35: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/26(金) 00:33:08.76 ID:/CWRIIEK0


―――数日後【臨海高校前】


京太郎(思ったよりデカい……てかやっぱ長野の中学とは比べ物にならんな)フム


???「……金髪で、大きくて」

京太郎「ん?」クルッ

京太郎(お、大人の女……胸も尻も無いが)

???「……優男顔」

京太郎(開幕ディス!?)

???「……熊倉さんの」

京太郎「え、トシさんの知りあい?」

???「そ、私はアレクサンドラ・ヴィンドハイム……まぁここの麻雀部の監督」

京太郎「え……これ俺麻雀部に入るパターン?」

アレク「そう聞いてたけど?」

京太郎「……ふむ、なるほど……」

京太郎(まぁ良いか)



???「あ、監督が男に絡んでる」

??「ホントですね……見ない顔ですし、留学生枠じゃなさそうですね」

???「意外と帰国子女だったり?」

??「それはなさそうですね」クスッ


36: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/26(金) 00:40:51.94 ID:/CWRIIEK0


テクテクテク

アレク「まぁ、麻雀部続ける気になるかどうかは話別だから」

京太郎「ええ~なんですかそれ、修羅の国?」

アレク「誰がカイオウよ」

京太郎「おお、わかりますね……じゃなくて、実際なんでですか?」

アレク「女子だらけだし、それなりに強い子ばかりだし?」

京太郎「大丈夫大丈夫、俺なんて魔王とババア相手に修行してましたし」

アレク「なにその微妙な難易度」

京太郎「鬼みたいな強さしてますけどね」

アレク「へぇ……とりあえず今日、始業式終わったら麻雀部の部室来て」

京太郎「うっす!」

アレク「熊倉さんの紹介だし、期待してるから」フッ

京太郎「期待にそえればなによりで」

アレク「あと熊倉さんから」

京太郎「ん?」

アレク「心配ないと思うけど二股はダメだよって」

京太郎「あのババア!」


38: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/26(金) 00:49:31.74 ID:/CWRIIEK0


京太郎(くっそう、てかトシさんなんで俺にこの学校紹介したんだ……なんか理由があるのか?)テクテクテク


??「新作のカップ麺を部室で食べマス」

??「なんの宣言だ、ダメだと言ってほしいのか」

??「非道な真似を!」

??「なにがカップ麺だ」


京太郎(でか、俺より……)


??「おや、男子生徒とは珍しいデスネ」

??「一年だろう」

京太郎(俺の話、だよなぁ……まぁ絡んでもしょうがないしとりあえずクラスに行くか)テクテクテク


スッ


??「……」

??「どうしました?」

??「いや、妙な感覚が……」


39: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/26(金) 01:00:46.45 ID:/CWRIIEK0


―――【1年B組】


京太郎(金八先生~)

ガラッ

???「坂本先生~!」

京太郎「なぜそこで苗字呼び!」

???「おおっ!」

京太郎(くそっ、咲との日常の成果でついうっかり知らない奴にツッコミいれてしまった!)

???「あ、誰かと思えば監督と話してた」

京太郎「へ、ああ、ヴィンドハイムさんのことか」

???「麻雀するの?」

京太郎「まぁ、麻雀部入るみたいな感じだったぞ」

京太郎(小さいな、髪長いけど)

???「へぇ~ナイスツッコミだったし今後を期待だねハオ!」

??「なにを期待したんですかなにを、ていうかよく初対面でそこまでぐいぐいイケますね」

???「大丈夫なオーラ出てるし!」

京太郎「それ褒めてる?」

???「褒めてる褒めてる!」アハハ

京太郎「……まぁなんつーか、そっちも麻雀部?」


???「まぁね、すでに一週間前から挨拶済みの麻雀部さ!」

??「麻雀留学ですからね」

京太郎「なにそれ」

???「とりあえず、私はネリー・ヴィルサラーゼ!」

京太郎「へぇ……なんかあれだな、新しい」

ネリー「なにが?」

京太郎「なにかが……」

??「麻雀部に入るなら一応仲間ですね……ハオ・ホェイユーです」

京太郎「一応って……」

ハオ「まだ続けるかもわからないでしょう?」

京太郎「みんな言うなそれ、こわいんだけど」

ネリー「大丈夫大丈夫」ケラケラ

京太郎「信用ならね~」


40: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/26(金) 01:10:54.48 ID:/CWRIIEK0


―――始業式も終わって……


京太郎「麻雀部の部室ってどこ?」

ハオ「知らないんですか?」

京太郎「今日来たばっかだからな」

ネリー「まったくしょうがない子だなぁ……教えて欲しければそれなりの報酬を」


京太郎「行こうぜホェイユー」

ハオ「そうですね」シレッ

ネリー「……無視しないでよ」

京太郎「するわ」マガオ

ネリー「真顔やめてよ! ちょっとした茶目っ気だよ!」

京太郎「本当に?」

ネリー「ちょっと本気だった」

京太郎「こいつはダメだ、置いて行こう」

ネリー「ひどっ! お金が欲しくてなにが悪い!」

京太郎「余の中ほどほどが一番だよ!」

ハオ「……ちょっと仲良すぎじゃありません?」


京ネリー「どこが!?」

ハオ「そこ」

41: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/26(金) 01:27:09.13 ID:/CWRIIEK0


京太郎「まぁせっかくだし、こっから麻雀部行った時とか世話になるしジュースぐらい買ってやるか」

ネリー「さすが! 神様須賀さま! 奢ってもらえるなら悪魔に魂だって売るよ!」

京太郎「お前それ早めにやめとけよ?」

ネリー「なんで?」

京太郎「……その、なぁ?」

ネリー「……やらしいこと考えてるでしょ」ジト

京太郎「多少はね?」

ネリー「ふぅーん……」

ハオ「えっと、先に部室に言ってますね?」

京太郎「お、ホェイユーはいらないか?」

ハオ「ええ、私は」フッ

京太郎「それじゃネリーに案内してもらってあとで行くわ」

ハオ「はい、それではまた」


京太郎「それじゃなー」

ネリー「あとでねー!」


ハオ「……ホント、出会って3時間ぐらいとは思えませんね」


42: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/26(金) 01:36:33.21 ID:/CWRIIEK0


―――【臨海高校麻雀部部室】


ハオ「というわけで新しく入る男子がさっそくネリーと仲良く」

アレク「やるなぁ、須賀……」

ハオ「智葉とメグの二人もきっと仲良くなれると思いますよ」

智葉「……特徴を聞く限り」

メグ「デスネ……」

ハオ「?」

アレク「で、その二人はどこに?」

ハオ「飲み物を買いに行ってそろそろ戻ってくるはずで」


ガチャッ


ネリー「おー! いつもの部室より低い!」

京太郎「お邪魔しまーす」カタグルマ

ハオ「思ってた三倍は距離つめてる!?」

ネリー「さぁ入れ京太郎!」

京太郎「失礼しまーす!」スッ

ネリー「へぼっ!」ガンッ


メグ「天井にぶつかった!」

京太郎「ネリーぃぃぃぃ!」

ネリー「京太郎、私が死んだら私の骨をオーストラリアの」

京太郎「長澤ま〇み気取りとはふてぶてしいぜ」ケッ

ネリー「突然冷たい!」


ハオ(しかも名前呼びに……)


43: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/26(金) 02:02:28.11 ID:/CWRIIEK0


京太郎「それじゃほれ、とりあえず冷やしてとけ」ピトッ

ネリー「ひゃぅっ、つめたい……」

京太郎「かわいいやつめ」

ネリー「……うわぁ」ジト

京太郎「俺の優しさをなんて目で返すんだお前」

ネリー「いやぁ、だって、ねぇ?」

ハオ「軟派な人ですね」ススッ

京太郎「距離とられた! おいどうするネリー!?」

ネリー「知らないよ」


智葉「……まずは自己紹介からはじめないか?」

メグ「同感デス」

京太郎「すみません!」


44: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/26(金) 02:20:33.57 ID:/CWRIIEK0


京太郎「改めまして、須賀京太郎です!」

智葉「お前が監督期待の、というわけか……辻垣内智葉だ」ファサッ

京太郎(結構、デカいな……)

メグ「メガンダヴァン、デース! 気軽にメグで結構ですヨ!」

京太郎(デカいな……)

アレク「……まぁ、とりあえず麻雀を」

ガチャッ

??「遅れました」

アレク「ああ、こっちが最後の一人」

京太郎「最後って?」

メグ「ああ!」

ハオ「それってハネクリ……じゃなくて!」

智葉「臨海のレギュラー最後の一人だ」ハァ


京太郎「で、最後の一人は……」

??「あ……」

京太郎「……こ、この間の可憐な人」

??「そ、その呼び方はやめてくださいっ」カァッ

京太郎「す、すみません」

アレク(手、早くない?)


京太郎「須賀、京太郎です」

??「明華……雀明華です」ニコッ

京太郎「す、数日ぶりです」

明華「はい!」ニコッ


ネリー「手が早いなぁ」

ハオ「やはり軟派士」ススッ

京太郎「誤解だから!」

53: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/27(土) 01:46:06.10 ID:JH2Mj2mw0


―――それから


京太郎「おっし、ロン!」

智葉「支配系か?」

京太郎「なにその麻雀」

ハオ「あなたが言いますか」

明華「そうですね、須賀君がいる卓の場合……」


アレク「なるほど、これが熊倉さんの言ってた」

京太郎「くそ、俺の麻雀ステータスが全部バレてら」

ネリー「なになに、京太郎ってコネ入学?」

京太郎「人聞き悪いな!」

メグ「実力で留学してきた叩き上げは伊達じゃないデス!」

京太郎「なんか対抗心燃やされてる……」

智葉「麻雀はいつから?」

京太郎「小さい時に、確かトシさんと会ったから……10年ぐらい?」

アレク「ん、結構長いな」

京太郎「まぁ……あ、でもその前にちょっとやったとかなんとか」

智葉「ともかく10年以上となれば期待だな」

京太郎「ところで一つ良いですか?」

明華「どうしました須賀くん?」ニコッ タユン

京太郎(おっぱい)

京太郎「その、俺以外の男子は……?」

智葉「いないな」

ハオ「いません」

メグ「ないデス」


京太郎(女子だらけ……き、キツいかもしれないぞこれは!)

54: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/27(土) 02:09:08.44 ID:JH2Mj2mw0


京太郎「そっかぁ……」

智葉「となると個人戦で頑張ってもらうことになるな」フッ

京太郎「マジっすかぁ……ま、団体戦より個人戦のが得意なんだろなってとこありますけど」

メグ「そうなんデスカ?」

京太郎「まぁ団体戦で色々ありましたから……」

ネリー「麻雀?」

京太郎「違う違う、スポーツ……」

智葉「なにはともあれ、良い手際だった……少しばかり印象が変わったぞ」フッ

京太郎「マジですか!」

智葉「ああ、良い後輩ができた」

京太郎「おお~! 自慢の後輩になれるように頑張りますよ!」

明華「その息ですよ須賀くんっ」グッ タユン

京太郎(おっぱい)


ハオ「……」ジト

京太郎「ハッ!」

ネリー「どうしたのハオ?」

ハオ「……いいえ」ジト

京太郎「お、お待ちになって」

ハオ「いえ、別になにも……ただ私は印象が変わりそうにないなーと」

京太郎「ホェイユーさぁん!」


ネリー「?」

メグ「?」

アレク「二人とも……ラーメン食べに行くか?」トオイメ


55: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/27(土) 02:18:05.60 ID:JH2Mj2mw0


智葉「ふむ……なるほど」

メグ「どうしたんデスカ?」

智葉「先ほどの須賀だ」

京太郎「俺ですか?」

明華「そうですね……こちらが本気では無かったとはいえ、ここまでとは」

京太郎「……褒められてます?」

ネリー「割とね」

京太郎「やったぜ!」

ネリー「やったね京ちゃん! 評価が増えるよ!」

京太郎「おいやめろ」

ハオ「確かに麻雀の腕は確かですね」

京太郎「“は”って……」

ハオ「当然です」ヤレヤレ

京太郎(おっぱい……)

ハオ「……っ」カァッ

京太郎「正直すまん」

ハオ「ま、まったくこれだから男は……」ボソボソ

智葉「どうした?」

ハオ「い、いえなんでも」フイッ

智葉「?」

京太郎「俺のせいなんです」ポン

智葉「っ」ビクッ

京太郎「あ、すんません」

智葉「あ、ああいや……」

アレク「処女だな」

ネリー「処女の反応だね」

メグ「バージンデスネ」

智葉「ううう、うるさいお前らもだろ!」

京太郎(女子高じゃあないんだぜ)


56: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/27(土) 02:24:30.62 ID:JH2Mj2mw0


京太郎(にしても、麻雀麻雀麻雀麻雀だな……てか他の人たちと話してないや)

ネリー「どうしたの?」

京太郎「いや、なんかネリーたちと他の人たちってちょっと違う?」

アレク「留学枠の四人と、プラス女子個人戦三位のサトハ……そりゃ違うってもんよ」

京太郎「女子個人戦三位!?」

智葉「ん、ああ……」

京太郎「凄いっすね! いや、ほんと!」

智葉「そ、そうか?」テレッ

ハオ「おお、照れてますね」

明華「珍しい」

智葉「うるさい」


京太郎「でも、それで壁ってできるもんですか?」

アレク「麻雀部だとどうしてもね、練習にしたってあんまり他の子と打たないし」

京太郎「そういうもんですか?」

智葉「たまには打つけどな」

京太郎「ふぅむ……でも本気のみなさんと渡り合えるようになるまでは俺、こっちにいない方が良いんじゃ?」

アレク「そうね……須賀は好きにすれば良い」

京太郎「え、フリーダム?」

アレク「セクハラはダメよ」

京太郎「わわわ、わかってらぁ!」

ハオ「わかってなかった顔ですね」ジトー

京太郎「違うって!」アタフタ

ネリー「私狙われてる~!」キャー

京太郎「いや、違うから」マガオ

ネリー「あ、はい」


60: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/27(土) 03:28:49.34 ID:JH2Mj2mw0
(ちょっと外してた
(>>58 雑なつもりはなかった……(震え声)


智葉「ふぅ、今日はこれで……終わりだな」

明華「今日はいつもより打ちましたね~」ノビー

京太郎(おっぱい!)

アレク「ん~疲れたぁ」ノビー

京太郎「そうですね」キリッ


ハオ「……」

ネリー「京太郎のこと苦手?」

ハオ「に、苦手とかそういう前になんというか……まだ会ったばかりですし、今日だけでネリーみたいにはなれません」

ネリー「京太郎、結構とっつきやすいと思うけど」

ハオ「まぁ明華やサトハもわりと打ち解けてはいますけど」

ネリー「まぁまぁ、これからこれから」

ハオ(やらしい目で明華やサトハや……わ、私の胸を見てますし……仲良く、なれるんでしょうか)

メグ「帰りどっち方面デスカ?」

京太郎「えっと、近場っちゃ近場なんですけど」



61: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/27(土) 03:45:17.09 ID:JH2Mj2mw0


―――【じゃん荘:自室】


京太郎「なんか……コンビニ弁当も数日間連続で食ってると飽きるな」モグモグ

咲『なんでこのタイミングで電話? 通い妻してほしいの?』

京太郎「お前の飯うまいよなぁ」

咲『でも東京は遠いからね、無理、出直してきて』

京太郎「冷たい奴め」

咲『本音出さないだけありがたいと思ってよね』

京太郎「本音って?」

咲『なんで京ちゃんのために私が御飯作るの?』

京太郎「……ごはんがしょっぱい」

咲『面倒くさい』

京太郎「おい! 前御飯作ってくれたじゃんか!」

咲『自分のついでにね』

京太郎「うっ、うぅ……そんなんだから幼馴染のくせにヒロインになれないだっ」

咲『うっさいなぁ! 幼馴染って時点で負けフラグなんだよ!』

京太郎「え、お前それだから俺を諦めて?」

咲『ごめん、気持ち悪いから切って良い?』

京太郎「冷たいなぁ」

咲『京ちゃんのホームシックを埋めるために電話付き合ってあげてる私の身にもなりなよ!?』

京太郎「ええ~頼むよ咲~頼りはお前だけなんだよ~」

咲『全然ときめかない、やりなおし』

京太郎「ひどい」

63: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/27(土) 04:00:15.03 ID:6tEiGXvf0


京太郎「ていうか咲さん」

咲『なに京太郎さん』


京太郎(気持ち悪いな)

咲(気持ち悪)


京太郎「俺相手に、ときめけるの?」

咲『無理だね』

京太郎「はなから無理なこと言わないでくれる!?」

咲『あはは、京ちゃんが無謀な挑戦をするのが見たかったんだよ』アハハ

京太郎「鬼か! もう良い俺こっちにずっと住む! おっぱいもあるし!」

咲『あ? つまりはあれかな? こっちにはなかったと?』

京太郎「はい」キッパリ

咲『夏、おぼえてなよ?』ゴゴゴゴ

京太郎「あ、はい」ガクブル

咲『っていうかおっぱいがあるってなに、そんな人と知りあえたの?』

京太郎「しょうがないなぁ、聞かせてやるか」フッ

咲『腹立つなぁ』

京太郎「俺もたまには傷つくからね?」

咲『絶妙なラインを狙ってるに決まってるじゃん』アハハ

京太郎「こいついつか泣かす」


64: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/27(土) 04:09:09.74 ID:6tEiGXvf0


京太郎「……と、うわけだ」

咲『へぇ、まぁ仲良くなった子は巨乳じゃないってことでしょ?』

京太郎「ぐはっ!」

咲『京ちゃん、どんな人とも大抵、ある程度は仲良くなれるし』

京太郎「ほ、褒め言葉だよな」

咲『絶対それ以上はいかないけど』

京太郎「ぐはぁっ!」

咲『まぁなんていうか、ガンバッテ』

京太郎「お前、頑張らせる気ないだろ」

咲『いやぁ、京ちゃんに彼女ができていじりまわすってのも楽しそうではあるんだけどねー』

京太郎「お前に彼女は紹介しないからな!」

咲『それはしなよぉ!』クワッ

京太郎「お、おう、それはする……」

咲『しなよ……』


京太郎「……そんなに俺に彼女ができたら、興味ある?」

咲『そりゃあるよ、あの京ちゃんの彼女となったら……それにさ』

京太郎「ん?」

咲『一応心配じゃん、京ちゃんが騙されてたりしないかどうかさ』

京太郎「咲……!」

咲『ていうか京ちゃんが美人と正攻法で恋仲になれるわけがない』

京太郎「おい」

咲『一応色々報告楽しみにしてるねー』

京太郎「はいはい」

咲『あと壁ドンはしてね!』

京太郎「しねぇよ」

73: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/28(日) 01:52:18.90 ID:QT1XEBm/0


―――数日後【臨海高校:1年B組】


京太郎「おはようさん」

ネリー「あ、おはよー」

ハオ「おはようございます」


京太郎(ううむ、ネリーとは仲良くなったけどホェイユーとはいまいちか……ぐおごご、だがおっぱいを見てしまうのは男の性)


京太郎「……はぁ」

ネリー「どしたの?」ストン

京太郎「ホェイユーとな、もうちょっと距離を縮めたい」

ネリー「好きなの?」

京太郎「いや、そういうわけじゃなくてな……ただ純粋に」

ネリー「まぁ他の人とより私たちと絡んでる方が多いからね、部室でも」

京太郎「だろぉ? それを思うと五人とは仲良くしておきたいじゃん」


クラスメイトA「ねぇ須賀君にネリーさん」

京ネリー「ん?」

クラスメイトA「……付き合ってたり」

京太郎「ないない」ハハハ

ネリー(真っ向否定、腹立つ)

ネリー「まぁ付き合ってはいないけど」

クラスメイトA「なら……なんで来て早々、須賀君膝にネリーさん乗ってるの?」

京太郎「気にしてなかったわけじゃないけど、まぁ良いかなって」

ネリー「座り心地以外と良いんだよね」

クラスメイトA「そ、そうなんだ……」


74: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/28(日) 01:57:53.48 ID:QT1XEBm/0


ネリー「でもお昼一緒に食べてるぐらいだし」

京太郎「ネリーと一緒に食べてればそりゃハオとも一緒になるだろ」

ネリー「そうだけど、ほんとに嫌なら私と一緒でも嫌だと思うんだけどなぁ」

京太郎「そういうもんか?」

ネリー「まぁなんていうか……うん、それじゃ私が一肌脱いであげようかな!」クルッ

京太郎「へぶっ」バチッ

ネリー「ああごめん京太郎!」

京太郎「か、髪びんた……そういうのもあるのか」

ネリー「ま、まぁこれに免じて私が一肌脱いであげるって!」

京太郎「すっごい不安」

ネリー「こんな美少女が脱いであげるとまで言ってるのに……不能?」

京太郎「そんなこと言うんじゃありません!」


75: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/28(日) 02:21:14.69 ID:QT1XEBm/0


―――そして放課後【麻雀部部室】


京太郎「ふぅむ……」タンッ

明華「どうしたんですか須賀君」タンッ

京太郎「ああいや、ちょいと思うとこありまして」

ネリー「例のこと?」タンッ

京太郎「まぁな」

智葉「なぜ二人だけでわかりあってる。こちらに説明一切なしに」タンッ

明華「仲良しですね」クスッ

京太郎「いや、まぁなんつーか……」タンッ

ネリー「ロン、平和ドラ2で3900」

京太郎「うお、マジか」

ネリー「ま、しょうがないから私が一肌脱いであげようって話だよ」

京太郎「お願いしますネリーさまっと……ほい」ジャラ

ネリー「まいどー」


アレク「……やらしい取引現場みたいになってるわね」

明華「確かに」カァ

京太郎「違いますから!」

ネリー「ふふふ、京太郎ったら好きだなぁ」

京太郎「お前否定しろおバカ!」

明華「そ、そういう……ご、ごめんなさい、ちょっと仲良くしたいなぁなんて思ってしまって、これじゃ浮気に」

京太郎「なりません! 仲良くしましょう! お互いもっと知りあいましょう!」ガシッ

明華「ふぇっ……は、はぃ」コクリ カァッ


メグ「おお、間髪いれずに手を握るとは……」

アレク「あれは危険だな」

ネリー「どういう意味で?」

アレク「いろんな意味で」

智葉「まったく……京太郎、うちの中堅と恋仲になるのは構わないが麻雀に支障がないようにな」

京太郎「はい!」

明華「こ、こいなかっ……そ、そういうのじゃありませんからっ!」

京太郎「真っ向否定ですか」ハハッ…

明華「え、いやそのっ、別に須賀君はそのっ、カッコいいし気立ても良いし言うことはないんですけどっ」

ネリー「おー、まんざらでもない?」

明華「か、からかわないでくださいっ!」カァッ

京太郎(かあいい)

76: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/28(日) 02:38:44.19 ID:QT1XEBm/0


智葉「まぁお前らがどうなるのも勝手だ、私の知るところじゃあない」フッ

明華「さとはっ、変なこと言わないでください!」マッカ

京太郎(ああ~こういう清楚な感じの子は周りにいなかった、しかもおもち)

(私がぺったんことでも、ん?)

京太郎(くっ脳内に直接!)


明華「もお、からかわないでくださいっ……須賀君も迷惑なら言って良いんですからね?」

京太郎「いや、明華さんみたいな美人相手ならむしろ嬉しいぐらいで」

明華「もぉ……」

京太郎「それにほら、東京着た日に運命的な出会いしてるし!」

明華「……そ、その、須賀君」

京太郎「はい!」

明華「……な、なんでもないですっ」ウツムキ

京太郎「え、明華さん?」

明華「す、少しお手洗いにっ」タタタッ


京太郎「え、え?」

メグ「あれですネ、京太郎は……明華のこと好きなんデスカ?」

京太郎「え、普通に好きですよ?」

ネリー「のわりに今の会話、口説き落とす気満々だったよね」

京太郎「……くくく、口説くってそんなわけないだろ!」

ハオ「やっぱりそういう男なんですね」ジト

京太郎「誤解だよ!」

77: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/28(日) 02:44:31.30 ID:QT1XEBm/0


ネリー「でもまあ、あれだねー」

京太郎「なんだよ?」

ネリー「京太郎がハオと仲良くなったらこれは私のおかげだから」

メグ「身体をささげろト?」

ネリー「違うよ!」

京太郎「いやん」

ハオ「地獄に落ちてください」

京太郎「そんなに!?」

ネリー「だから身体をささげるとかそんなんじゃなくて!」

京太郎「でもごめんなネリー、俺お前とは付き合えない」

ネリー「え……」

アレク「ん?」


ネリー「……告白してないのに振られた私!? 人生初の振られるのがこれ!?」

京太郎「ごめんな、でも初恋は実らないって」

ネリー「勝手に初恋扱いで挙句に振られた扱い!?」

京太郎「ごめん、俺……メグさん無しじゃ生きられない体に」

メグ「ハハハ、残念でしたねネリー」

ネリー「なんかムカつく! 私はまったく関係ないけどムカつく!」


78: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/28(日) 02:55:19.58 ID:QT1XEBm/0


智葉「仲良いな……」

アレク「なにしみじみと……」

智葉「友達って良いな、と思いました」

アレク「……いやあんたも友達でしょ」

智葉「なんかこう、私も京太郎と友達にはなりたいんですが……男友達というのができたことがなくて」

アレク「深く考えないで良いでしょ」

智葉「そういうものです、か?」

アレク「そういうもんよ」フッ

智葉「さすが監督、伊達に歳とっているわけじゃないですね」フッ

アレク「ん、殴って良いのか? これはディスられたわよね?」

智葉「年長者の言うことには耳を傾けるべきだ、よし……明日から頑張ろう」

アレク「よし、喧嘩なら買うぞこの難聴め……というより明日からってやらない奴の常套句じゃ」

智葉「なにを失礼な、私は明日やると決めたらやるんです」コクリ

アレク(サトハ、こいつこんなんだったか……?)

アレク「ていうか後半部分は聞こえてるのね」

智葉「なんの話です?」

アレク「こいつ……」ググッ


京太郎「おいネリー、なんで膝の上に乗ってる」

ネリー「この方が教えやすい」

京太郎「別に良いけどさ」

明華「そうしてると兄妹みたいですね」クスッ

ネリー「だって京太郎、お姉ちゃんと呼んで良いよ」

京太郎「なにいってんだお前、むしろお兄ちゃんと呼べ」

ネリー「お兄ちゃん!」

京太郎「お、おおう……意外と威力高い」

ネリー「褒めてる?」

京太郎「思ったより可愛いって話だ」

ネリー「普段可愛くないみたいな言い方だね!」

京太郎「普段からカワイイよ!」

ネリー「……あ、はぃ」カァッ

86: ◆3jlGSb6oVpwG 2017/05/30(火) 01:58:38.50 ID:1QQ80YlV0


―――数日後【渋谷】


京太郎(……せめてホェイユーと多少は打ち解けなければ、今後の麻雀部生活に関わる)

京太郎「たくネリーの奴、遅い」


京太郎(ネリーの作戦では、俺とネリーとホェイユーの三人で遊びに行って親交を深めようということだったが……)


京太郎「遅いなあいつ」

ハオ「あ、須賀くん……」

京太郎「ああ、ホェイユー」

京太郎(あいつ早く来て俺と作戦会議って言っただろうに)

ハオ「ネリーは?」

京太郎「遅いんだよなぁ、時間にルーズな奴だ」

京太郎(奢りなのに来ないってのは、不思議だな……)


ピリリリ


京太郎「あ、ネリーから?」ピッ

ネリー『もしもし』

京太郎「おうネリーか、お前待ち合わせの時間は」

ネリー『ごめん、しんどい』

京太郎「ファッ!?」

ネリー『てか熱ある』

京太郎「おいおいおい、元気だけが取り柄だろ!」

ネリー『そうでもないよ、ネリーはか弱い女の子なの』

京太郎「おいこら! ネリー! ネリーさん! ネリーさま!」

ネリー『健闘を祈る』

京太郎「うぉい!」プツッ


京太郎「……切れた」

ハオ「どうしたんですか?」

京太郎「え、えっとだな……」

87: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/30(火) 02:15:22.17 ID:1QQ80YlV0


京太郎「……ということだ」

ハオ「な、なるほどネリーが……」

京太郎「二人になるし……」

ハオ「そうですか」コクリ

京太郎「か、帰るか?」

ハオ「え?」

京太郎「ほら、俺とホェイユーだけってのもな」

ハオ「……嫌なんですか?」

京太郎「そういうわけじゃなくて、ホェイユーが」

ハオ「別に嫌ではありません」

京太郎「え」

ハオ「せ、せっかくなんですから予定していた映画でも見ますよ」

京太郎「い、良いのか?」

ハオ「なに言ってるんですか、ここで帰る方が意味が分かりません」フンス

京太郎「……お、おう!」


京太郎(良かったぁ、これでちっとは仲良くなれるように!)グッ

ハオ(……なんというか、下心が見える人ですし……ちょっと、心配ですけど)


88: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/30(火) 02:25:44.04 ID:1QQ80YlV0


京太郎「とりあえず映画だっけ……そもそも映画見るついでに遊ぶかって話だったんだよな」

ハオ「ですね。私の見たい映画だって言ったらネリーが一緒に行こうと」フッ

京太郎「ん、まぁ俺も気になってたけど……なんつーか意外」

ハオ「え、そうですか?」

京太郎「うん……ガッチガチのアクション映画だろ?」

ハオ「ストーリーも気になってるんですよ」

京太郎「まぁ俺も気になってたから丁度良いや」

ハオ「……須賀くんは、映画とか見るんですか?」

京太郎「ああ~ダチと良く見たよ、平日の休みとかあったら一緒に午後ローとかで」

ハオ「へぇ……」


京太郎(咲、大爆笑しながらB級映画見てたなぁ)

ハオ(仲の良い友達、ですか……こっちに来てからは麻雀部のみんな、ぐらい?)

京太郎(ま、同じ映画見れば感想言い合うぐらいはできるし……よし、頑張るぞ!)


90: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/30(火) 02:33:28.68 ID:1QQ80YlV0


―――【映画館】


京太郎「とりあえずポップコーンとか買うか?」

ハオ「そうですね……」

京太郎「一緒に買ってくるけどなに欲しい?」

ハオ「えっとそれじゃあ……」フム


京太郎(腕を組むハオ、たまらんな……)


ハオ「……っ」バッ

京太郎「っ」

ハオ「で、ですからっ」

京太郎「す、すまん……俺も見ないようには、そのしたいん……だが」

ハオ「も、もう良いです。とりあえずポップコーンとウーロン茶で!」フイッ

京太郎「ホント、ごめん……」ハァ

ハオ「……い、いいですよ、もう」マッカ

京太郎「うう、俺のばか……」ハァ

ハオ「……」


91: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/30(火) 02:47:20.15 ID:1QQ80YlV0


京太郎「と、とりあえず入ろうぜ」

ハオ「あ、お金」

京太郎「いいって奢るよ」フッ

ハオ「い、いえしかし」

京太郎「世話になってるしな」

ハオ「……せ、世話ってなんのですかっ!?」カァッ

京太郎「え、麻雀の」

ハオ「え……あ、そ、そういう」マッカ

京太郎「ん?」

ハオ「い、いえ……あ、ありがとう、ございます」

京太郎「お、おう……?」


京太郎(どうしたんだホェイユー……)

ハオ(うぅ、わ、私はなにをっ……)


93: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/30(火) 03:05:09.83 ID:1QQ80YlV0


―――【上映中】


京太郎(ほへー、アクションすんごい……この動き、頑張ればできそうだな)

ハオ(かっこいい……)

京太郎(使うことなんて絶対ないけどこのアクションおぼえとこ)

ハオ(へぇ……こんな感じのストーリーで、っていうかわりと難しい)

京太郎(バイクアクションかぁ、バイク……バイクの免許欲しいなぁ、取れるか)


ハオ「……ん?」

ハオ(なにやら、妙な雰囲気に……)

京太郎(定番っちゃ定番だよなぁ……濡れ場はあって当然だけど)

ハオ「っ」カァ

京太郎(なんつーか、デートコースの映画としても定番っていうか……こんなイベント望んでないんですが、気まずくなっても嬉しくねぇんだよ!)



94: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/30(火) 03:19:49.00 ID:9KVMX7JU0


―――【映画終了後】


京太郎(なんだかんだで濡れ場のあと、ちゃんとアクションシーンとかあったし流れ変わったな!)

ハオ「ふぅ……おもしろい映画でしたね!」パァッ

京太郎「だな、全体通して映し方が良かった気がする。ストーリー展開も……ハッピーエンドだったしなにより」フッ

ハオ「はい、恋愛物としてもしっかりしてました」

京太郎「だなぁ、王道を行きつつもって感じで」

ハオ「はい、意外と早くに、むす、ばれ……っ」カァッ

京太郎(流れ変わったな)シロメ


95: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/30(火) 03:38:50.37 ID:sPJ2oW380


―――【ファミレス】


京太郎「ふぅ……落ち着いたなぁ」

ハオ「ですね」クスッ

京太郎(ちょっと、変わったかな……)

ハオ「それにしてもおもしろかったです!」

京太郎「だなぁ、ネリーも来れれば良かったんだけど」

ハオ「……そうですね」クスッ

京太郎「あいつも運が悪いっていうかなんというか……でもまぁホェイユーと来れて良かったよ」

ハオ「え、そうですか?」

京太郎「おう、こうやって話せるしな。共通の話題あると色々と楽しいし」ニッ

ハオ「……はい」フッ



京太郎「男優が好きとかじゃないのか?」

ハオ「あ、はい、特には」

京太郎「そっか……女子はそういうので行くパターンが多いらしいからな」

ハオ「そうなんですか?」

京太郎「らしい」

京太郎(咲も好きな俳優とかいなかったしなぁ、おもしろそうなら見るみたいな感じだったし)

ハオ「でもかっこよかったですよね」

京太郎「ほう、ああいうのが好みか」ニヤ

ハオ「そ、そういうことではなくって! た、たぶんアクションとか見てたからっ」

京太郎「わかるわかる」

ハオ「須賀君はあの女優さん、好きなんですか?」

京太郎「え、特にそんなことは」

ハオ「胸が大きかったので」クスッ

京太郎「うっ……い、痛いとこつくな」

ハオ「あのシーンだって結構谷間が……」カァッ

京太郎「……自爆するぐらいなら言うなよ」ケラケラ

ハオ「あぅっ……」マッカ

京太郎(かわいいな、からかい甲斐がある。とは言いつつフォローするか)


京太郎「まぁあれだな……」

ハオ「な、なんですかっ」

京太郎「ああいうの興味ある歳だもんな!」

ハオ「……も、もう知りませんっ!」フイッ

京太郎「えっ!」


96: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/30(火) 03:57:42.86 ID:sPJ2oW380


―――【帰り道】


京太郎「ふぅ、電車乗って遠出ってのも久しぶりだったなぁ~」ノビー

ハオ「私もです。今日はありがとう須賀君」

京太郎「……いや、むしろこちらこそ」

ハオ「……でもお昼までご馳走になって」

京太郎「そこは男の子としてのプライドってことで……まぁ今度どっか行くとしたら割り勘かもーなんつって」

ハオ「なら今度はしっかり割り勘ですからね」クスッ

京太郎「……え」

ハオ「もう少し一緒でしたよね確か、わりと近かったはずで」

京太郎「ああいや、俺こっちに行くわ」

ハオ「そうなんですか?」

京太郎「ああ、ネリーの奴が心配だいsなぁ」

ハオ「……なるほど」フッ

京太郎「そういうこと、あいつも一人暮らしだし……」

ハオ「……優しいんですね」

京太郎「よせよくすぐったい」ハハッ

ハオ「それじゃ、ネリーのことお願いします」ニコッ

京太郎「おう、それじゃあな!」フリフリ

ハオ「はい、また学校で」フリフリ


タッタッタッ


ハオ「……ネリーが言っていた通りですね」フッ


97: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/30(火) 04:01:53.99 ID:sPJ2oW380

―――【今朝】


ハオ「えっ、須賀君と二人ですかっ!?」

ネリー『ごめん、具合悪い……』

ハオ「な、なら今日は中止にして」

ネリー『京太郎のこと、嫌い?』

ハオ「そ、そういうわけじゃなくてっ」

ネリー『京太郎ってさ、まぁちょっと大きい胸が好きすぎっていうかスケベなとこもあるけど……悪い人間じゃないよ?』

ハオ「それはサトハたちを見ればわかりますけど……」

ネリー『本当に嫌がるようなこと、京太郎はしない。気も使えるしそれなりにできた人間だよ京太郎は……それはネリーが保証する』

ハオ「……」

ネリー『それにさ、ハオと普通に仲良くしたいって思ってるんだよ、京太郎』

ハオ「わ、私とですか?」

ネリー『うん、だからネリーが今日のセットしたんだけど……面目ない』ケホッケホッ

ハオ「……」

ネリー『だから今日だけでも、付き合ってあげてくれない、かな?』

ハオ「わかり、ました……」コクリ

ネリー『えへへ、ありがと……ネリーも京太郎とハオが仲良くなったら嬉しいからっ』

ハオ「……わかったから今日は大人しく寝ててください」ハァ

ネリー『うん、ネリーのことは忘れて楽しんできてね~』


98: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/30(火) 04:05:55.39 ID:sPJ2oW380


―――夕方【マンション:ネリーの部屋】

ピンポーン

ネリー「うぅっ、誰だろ……勧誘だったら追い返してやろ」ピッ

京太郎『おーいネリー』

ネリー「……京太郎、なんで?」

京太郎『そりゃまぁ、普通に心配だから来たに決まってるだろ』

ネリー「移るよ、ああ移して治すってのも」

京太郎『なんでも良いから開けてくれ』

ネリー「はいはい」ズルズル


ガチャッ


ネリー「はい、どしたの?」

京太郎「看病っていうか、とりあえずお見舞い」

ネリー「ハオとのデートは?」

京太郎「成功、かな一応は……普通に友達程度にはなれたんじゃないか?」

ネリー「なんで京太郎、ネリーの家きたの?」

京太郎「そりゃ心配だったからな……ほれ早く入って寝ろ」

ネリー「起こしといて」ケホケホ

京太郎「悪かった悪かった、とりあえず……りんごでも食うか?」

ネリー「……うん」コクリ


115: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/31(水) 01:51:58.82 ID:EdchbSaW0


ネリー「うぅ~」フラフラ

京太郎「おいおい、大丈夫か」スッ

ネリー「……ベッドまで運んでぇ」

京太郎「……はいはい」フッ

スッ

ネリー「ありがとっ」

京太郎「お前軽いよなぁ……てか熱いなお前」

ネリー「私の膝裏に手を突っ込むなんて、へんたぃ……」

京太郎「お前が運べって言ったんだろ」ハァッ


テクテクテク スッ


京太郎「はいどうぞお姫様」

ネリー「えへへ、ありがとっ……」ポケー

京太郎「どういたしまして、ってお前……眼、赤いぞ?」

ネリー「んぅ、ちょっとしんどかったから」

京太郎「そっか、それじゃりんご切って……いやすりおろしてくるか」

ネリー「ぅんっ」コクリ

京太郎「ちゃんと寝とけよ」ナデナデ

ネリー「んっ」コクリ


116: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/31(水) 02:07:07.54 ID:EdchbSaW0


―――【台所】


京太郎「……思ったより良いとこだなぁ」

京太郎(っていうか小奇麗だな、幽霊とか出なさそう)


ジャリジャリ


京太郎(りんごすりおろすの、無心でできて楽だな)ジャリジャリ

ネリー「きょぉたろぉ~」

京太郎「ん? どしたー!」

ネリー「きょーたろー!」

京太郎「どうした!」ダッ


バッ


京太郎「どうした!?」

ネリー「うぅ~」ポロポロ

京太郎「お゛ぉ゛っ!!?」

ネリー「うぅ~」ポロポロ

京太郎「どどど、どうしたどうした!」ナデナデ

ネリー「うぅ、ねりー……しぬの?」

京太郎「か、風邪で死なないって、病院行ったか?」

ネリー「うんっ、朝……熱、38度あって、一応……行って」

京太郎「おう、良い子だ」ナデナデ

ネリー「ただの、風邪だって、言われたけどっ」

京太郎(あ~風邪って夜になると辛くなるよなぁ……熱も上がるし)

ネリー「うぅ~」グスッ

京太郎「大丈夫だって、死なない死なない」ナデナデ

ネリー「……うぅっ」グスグス

京太郎(心細くなるよなぁ、てか一人だし故郷じゃないしだし色々あんのかね)

京太郎「……んっ」ギュッ

ネリー「ふぇ?」

京太郎(ついつい抱きしめてしまったが、大丈夫だろうか……)


京太郎「……大丈夫だからな」ナデナデ

ネリー「うぅっ」ギュゥッ

京太郎(なんか子供ができたような気分だ)ナデナデ

ネリー「」グスグス

京太郎「ほら、ここにいるから……な?」

ネリー「うんっ……」グスッ


117: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/31(水) 02:17:41.59 ID:EdchbSaW0

ネリー「んぅ……」スゥスゥ


トサッ パサッ


京太郎(よし、落ち着いたし寝たし、りんご擦って帰るかなぁ)

カチッカチッ

京太郎「……もう7時だしなぁ、いやまだ7時か」

京太郎(とりあえずりんご擦って、9時までは待とう、うん!)

ピロリン

京太郎「ん?」


差出人:ハオ
件  名:なし
本  文:今日はありがとうございました。楽しかったです


京太郎(律儀な奴め)フッ

京太郎「こちらこそありがとうっと……」

ネリー「んっ、きょぉたろぉ……?」

京太郎「あ、起こしちゃったか……ごめんな」

京太郎(寝たばっかだったのに)

ネリー「んぅ……大丈夫、だけど……」

京太郎「とりあえずりんご擦ってくるからな」

ネリー「どこにもいかない?」

京太郎「おう、すぐそこにいる」

ネリー「かってに、かえらない?」

京太郎「大丈夫だよ」ナデナデ

ネリー「……ぅんっ」ニコッ

京太郎(かわいい)


118: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/31(水) 02:27:05.59 ID:EdchbSaW0

―――少しして


京太郎「ほれネリー、りんご擦ってきた」

ネリー「ん、ありがとっ」

京太郎「起きれるか?」

ネリー「んぅ……」

京太郎「ああもう」コトッ

スッ

ネリー「あっ」

京太郎「辛いなら頼れ、上体起こしてるの辛くないか?」

ネリー「……うん」コクリ

京太郎「ならなにより……それじゃほれ」

ネリー「……たべさせて」

京太郎「は?」

ネリー「腕あげるの、つらぃ……ネリーに頼って良いって言った」

京太郎「……しょうがないな」フッ

スッ

京太郎「ほれ、あーん」

ネリー「あむっ」ハムッ

京太郎(大丈夫か……?)

ネリー「ん……おいしい」エヘヘ

京太郎「まぁただのすりおろしたリンゴだしうまくて当然なんだけど」

ネリー「うぅん、京太郎がいてくれたから、おいしい……」エヘヘ

京太郎「かわいいこと言うな」

ネリー「かわっ」カァ

京太郎「ん?」

ネリー「な、なんでも……なぃ」ウツムキ

京太郎「食べれるか?」

ネリー「う、うん」コクリ

京太郎「それじゃ、ほれ……あーん」

ネリー「あ、あーん」


119: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/31(水) 02:37:28.39 ID:EdchbSaW0


京太郎「なんだかんだで全部食べちゃったな」アハハ

ネリー「うんっ、ありがと……」

京太郎「もう大丈夫か?」

ネリー「っ」

京太郎「……まだ不安か?」

ネリー「だ、大丈夫……」

京太郎「……なら俺の服の裾、離さない?」

ネリー「あぅっ……ご、ごめん」パッ

京太郎「寝るまで、寝るまでいるな」

ネリー「っ」パァッ

京太郎「たくもう、こんな甘えん坊だったかお前」フッ スッ

ネリー「んぅっ」ピクッ

京太郎「長い綺麗な髪してるよなぁ……」

ネリー「えへへ」ニコッ

京太郎「ん、とりあえず寝ろ」

ネリー「うんっ」ギュッ

京太郎「容赦なく手を握るなぁ」

ネリー「……だめ?」

京太郎「良いよ、ちょっと元気になってきたみたいだしゆっくり寝ろ」

ネリー「……うん」コクリ

京太郎「……」フッ ポンポン

ネリー「……ありがと、きょーたろ……」

京太郎「いつでも頼れ」ポンポン


120: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/31(水) 02:42:06.11 ID:EdchbSaW0


―――【翌朝:自宅】


ジリリリリリリリ…バンッ

ムクッ

京太郎「……実に快晴」

京太郎(にしても、なんだかんだで10時過ぎだったなぁ帰るの)

京太郎「……一応メールしとくか、大丈夫かっと……」


京太郎(結構、罪悪感抱くかね……ちょっと茶目っ気入れとこ、怒られるかもだけど)


京太郎「出かけるかなぁ、今日も……」ノビー


121: ◆Bc4KZX4MNU 2017/05/31(水) 02:51:28.95 ID:EdchbSaW0


―――朝【ネリーの家】


ネリー「……」パチッ

ネリー(あ、そういえば昨日……キョータロー、帰ったんだ)

ネリー「京太郎、優しかったなぁ」フッ

サワッ

ネリー「頭も、髪も、撫でてくれたし……って」カァッ


ネリー(なになになにっ!? なにいまの!? うわあぁぁぁっ! キョータロー相手になにやってんのネリー!? うわぁぁぁっ!!?)


ネリー「殺して殺して殺してぇ! いっそ死なせてぇっ!」ゴロゴロゴロゴロ

ピタッ

ネリー「うぅ~ネリーとしたことがぁっ……あ、ああ、あんなっ」マッカ



ネリー『うぅん、京太郎がいてくれたから、おいしい……』

京太郎『かわいいこと言うな』


ネリー「……はうぅっ!?」ボンッ

ネリー(お、落ち着かなきゃネリー! 次会った時、普通に、普通なように!)スーハー

ネリー「……よしっ!」グッ

ピロリン

ネリー「あ、メール……京太郎からっ、お、落ち着けネリー……」スーハー


京太郎:風邪治ったか? 昨日は可愛くって危うく好きになるところだったぞ(笑)


ネリー「……ふぇっ!?」ボンッ


ネリー(ああ……次からいつも通りに、できるかなぁ、ネリー……)



132: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/01(木) 00:47:58.86 ID:l3cLUYaE0


―――【街中】


京太郎(家出てきたけど、行く場所無いんだよなぁ……)

トボトボ

京太郎(ネリーは風邪引いてるし、ホェイユーは昨日遊びに行ったし、てか誘って来てくれるとも思えない)

スッ

京太郎(あとは、明華さんにメグさんに智葉さん……どうすっか)フム

??「ん、京太郎か?」

京太郎「え?」

??「あ、やっぱりか」フッ

京太郎「……智葉さん」フッ


智葉「どうしたこんなところで」

京太郎「せっかくの休みだし外に出てきたんですけどやることなくって」

智葉「目的も無く出てきたのか」クスッ

京太郎「いやぁ、いま遊ぶ相手を探してたんですけど、麻雀部の誰か誘おうかなって思って」

智葉「丁度良い、買い物に行くところなんだが一緒に行くか?」クスッ

京太郎「お、いいですね!」

智葉「……」

京太郎「どうかしました?」

智葉「いや、男友達なんて初めてだから……少し距離感がわからなくてな」クスッ

京太郎「意外ですね、なんつーか沢山いそうなもんですけど」

智葉「京太郎がはじめてだ」フフッ

京太郎(あらやだ、やらしいこと連想しちゃう)


133: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/01(木) 01:01:18.68 ID:l3cLUYaE0


―――【街中】


テクテクテク

京太郎「なんか新鮮ですね、智葉さんと二人でこうやって歩くの」

智葉「そういえばそうだな」

京太郎「基本的にもう一人一緒にいますもんね」

智葉「……名前呼びこそしてるが、友達の友達感があったからな」フッ

京太郎「まぁ俺も先輩ってイメージの方が強かったし……」

智葉「……よし、京太郎!」グッ

京太郎「ん?」

智葉「今日は色々遊ぼう、せっかく麻雀部に入ってなおかつ同レベルで訓練になるという長い付き合いになりそうな男だしな!」

京太郎「……ですね、親交を深めといて悪いことはないですし」フッ

智葉「そうと決まればさっさと買物をしてどこか行くぞ!」ニッ

京太郎(サバサバしててカッコいいっていうか……でも笑顔はかわいいなぁ)

智葉「いくぞ!」

京太郎(正直、異性として見ちゃうよなぁ……)


134: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/01(木) 01:18:53.23 ID:l3cLUYaE0


―――【ショッピングモール】


京太郎「色々入ってますね」

智葉「とりあえず私の目的を済ます」

京太郎「目的って?」

京太郎(ああ! それってハネクリ)

智葉「服だ、私服」

京太郎「ですよね、二つの意味で」

智葉「?」

京太郎「いやいやなんでも……にしても私服ですか、今もですけど智葉さんの私服って新鮮ですね」

智葉「そうか?」

京太郎「はい、なんかやっぱりズボンなんだって感じはありますけど」フッ

智葉「バカにしてないよな?」ジト

京太郎「してませんよ!?」

智葉「わかってる」ハハッ

京太郎「からかわないでくださいよ」フッ

智葉「にしても京太郎はなんというか」

京太郎「ん?」

智葉「……チンピラくさいな」

京太郎「!?」ガーン

智葉「つ、強い方のな!」

京太郎「なんのフォローっすか!」


135: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/01(木) 01:35:13.72 ID:r9TsxRE30


京太郎「……」

智葉「ん~どうするか」フム

京太郎「……こう見ると、可愛い女の子ですね」

智葉「お前、私をなんだと思ってたんだ?」

京太郎「ああいや、カッコいいイメージの方が強いっていうか……」

智葉「まぁ良く言われるが」ムスッ

京太郎「不貞腐れなくても」ハハッ

智葉「……京太郎は、こっちとこっちどっちが良いと思う?」

京太郎「……こっちのカーディガンですかね」

智葉「ふむ、じゃあこっちにするか」

京太郎「良いんですか?」

智葉「せっかく、その……と、“友達”が選んでくれたものだしな」カァッ

京太郎「……はい」フッ

智葉「ところで、なんでこっちを?」

京太郎(そっちの方がおっぱいの形がわかるから)

京太郎「そっちの方が智葉さんが魅力的に見えるから、ですかね?」

京太郎(ものはいいよう!)


智葉「……そうか」フフッ

京太郎(よしよし切り抜けた!)


136: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/01(木) 01:53:22.74 ID:r9TsxRE30


智葉「持ってもらって良いのか?」

京太郎「そりゃ男として当然」

智葉「……そうか、これが男友達、なるほど」ニコニコ

京太郎(異性の友達がそんな嬉しいのか……完全に脈無しだって言われてるみたいで複雑だけど)

智葉「そうだ、京太郎の服も身に行くか?」

京太郎「あ~俺はまた今度で良いですよ」

智葉「そうか、ならどうするか」

京太郎「飯でも食べに行きましょうか、せっかくですし」フッ

智葉「もうそんな時間か、なら……うん、行こうか」フッ


京太郎(智葉さん、なんか浮かれてるなぁ……まぁ一緒に遊んでて浮かれてくれてるのは嬉しいけど)

智葉(男友達か、新鮮だな……大事にしなきゃな!)グッ


138: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/01(木) 02:14:29.74 ID:gw6LwvFj0


―――【ファミレス】


京太郎「こんなとこで良かったですか?」

智葉「ん……友達といったらファミレスだからな」フフッ

京太郎(そんなぼっちってわけじゃないだろうに……思ったより少ないのか?)

智葉「……友達はな、少ないぞ」

京太郎「えっ」

智葉「まぁなんというか、家がその……あ、なんでもない」

京太郎(え、なになに! こわい! チンピラ絞められる!? チンピラじゃないけど!)

智葉「い、いずれ、な?」

京太郎(一体なにがあるというんだ!)


智葉「とりあえず頼もうか」フッ

京太郎「あ、そうっすね……にしても」

智葉「ん?」

京太郎「……なんか嬉しいです」

智葉「どうした改まって」

京太郎「いや、智葉さんみたいな美人の先輩と遊びにいけるなんて思わなくて」アハハ

智葉「いつでも誘われれば行くさ、友達だからな」ニコッ

京太郎「」ゾクッ

智葉「ん、どうした?」

京太郎「あ、いやなんでも……なんだろ今の」ハテ?

智葉「どうした、風邪か?」

京太郎「あ~その可能性はあるかも」

智葉「そ、それは大変だいますぐ帰るか!?」

京太郎「え、いや、大丈夫ですって心配しすぎですから」アハハ

智葉「そ、そうか……?」

京太郎「そうですよ」フッ

智葉「むぅ……本当につらかったら言うんだぞ?」

京太郎「はい、優しいですね智葉さんは」フッ

智葉「そ、それは当然、だろう……と、友達、だからなっ」カァッ

京太郎(ん? 妙な違和感……)

139: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/01(木) 02:38:37.94 ID:SnFFDtmE0


―――その後


京太郎(まぁ普通に食事してるわけだが……いや、俺は食べ終わったけど)

智葉「ふぅ……ごちそうさま」

京太郎(ああいうの普通にやれる女の子は好感持てるよなぁ)


京太郎「……」ジー

智葉「ど、どうした?」

京太郎「ああいや、そういえば俺って智葉さんの連絡先知らないんですよね」

智葉「え、そ、そうだったか?」

京太郎「はい、やっぱ先輩のしかも智葉さんみたいな美人には言いにくいですから」アハハ

智葉「な、なんで今は?」

京太郎「友達になってくれるって智葉さんが言ってくれたから……良いかなとか思ったんですけど、ダメで」

智葉「ダメじゃない!」

京太郎「う、うっす」

京太郎(超食い気味)

京太郎「そ、それじゃ交換しますか」

智葉「あ、ああ!」パァッ

京太郎(かわいいな……てかマジで友達少ないのか)


……


京太郎「よっし完了、おお……俺の連絡先に」

京太郎(巨乳の美人先輩……もうなにもこわくない!)

智葉「ふふっ、メアドが増えたぞっ」ニコッ

京太郎「それじゃこれから気軽にメールとかできますね」ハハッ

智葉「め、メール……気軽にメールって一体なにを話せば?」

京太郎「何気ないことで良いんですよ、それじゃ俺から送っても良いですか?」

智葉「い、良いぞ! 待ってるからな!」

京太郎「は、はい」コクリ

京太郎(そんな嬉しいのか……)

智葉(メールで雑談! そんなのもあるのか!)パァッ


140: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/01(木) 02:55:34.12 ID:SnFFDtmE0


―――【夕方】


京太郎(まぁそのあとはゲーセン行ったりして遊んだわけだが……)

智葉「それじゃあ、またな」

京太郎「……」

智葉「あ、うちか?」

京太郎「はぇ~すっごい大きい」


京太郎(純和風の家、門も和の匂いしかしない……っていうか今時こんなの、仕事って?)

智葉「わざわざ送ってくれて、ありがとう……」

京太郎「え、ああいや別に」

智葉「そ、そのな……ここが家なんだが、その……」

京太郎「いや、別に」

智葉「勘違いしないでほしいんだ、別にそういうことじゃなくって!」


近所の子供A「あ、おじょーだ!」

近所の子供B「おじょーおかえりー!」


智葉「……そ、その」

京太郎「まぁなんつーか、また来ます」フッ

智葉「っ……基本的に、みんな引きつった笑いで去ってそのまま来なくなる……」

京太郎「そんなの知りません、俺にとっちゃどうでもいいことですから」

智葉「……道場なんだぞ?」

京太郎「え、そうなんですか? へぇ~道場かぁ」

智葉「本当だからな?」

京太郎「別に疑っちゃないですよ」アハハ

智葉「……その、これからも」

京太郎「……智葉さん」

智葉「ん?」

京太郎「それじゃまた明日、学校で……それとまた、一緒に出かけましょうね!」

智葉「……あ、ああ!」パァッ

京太郎「それじゃ! あとメールしますね!」

智葉「ま、待ってるからな!」

京太郎「はい!」タッタッタッ


智葉「メール……待ってるからな?」ニコニコ


近所の子供A「なんかおじょーがこわい」

近所の子供B「あれはアリだろ」


智葉「ふふっ……友達……」ニコニコ


141: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/01(木) 03:13:17.27 ID:6l7SUgDH0


―――【じゃん荘:自宅】


ガチャッ

京太郎「さて、ただいまーっと」

カピー「カピ」オカエリ

京太郎「おおカピーよ」ナデナデ

カピー「カピ」クスグッタイゾ

京太郎「さて、とりあえず」スッ

カピー「カピ!?」モウ、ホウチカ!?


京太郎「智葉さんにメールでも……いや、早すぎか? まぁ良いか」

スススッ タンッ

京太郎「よっし、今日のデートは楽しかったですよ、で良いよな」

ピロリン

京太郎「はやっ!」

スッ

智葉:友達同士でデートになるか、あまりからかうな(笑)


京太郎「なんだ、案外普通にメールっていうかできるじゃんか」

京太郎(あれ、他からもメッセージが、ネリー?)


ネリー:熱下がったよ! 今度お礼するね♥


京太郎「ふむ……ハートなんて使うキャラだったかネリー、まぁ良いか」

京太郎(こっちもうつってなかったし問題なしだし……とりあえずお礼期待してるぞっと)

京太郎「さて、智葉さんになんて返すかな~」


京太郎(ああ~東京に来てからなんか充実してる! あんな女っ気まで±0とは違うな!)

ピロリン

京太郎「ん?」


咲:なんかよくわかんないけど、失礼なこと考えたでしょ。嶺上するよ?


京太郎「こわっ!」


148: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/03(土) 00:23:27.22 ID:JoUGGMkx0


―――翌日【臨海高校:1年B組】


京太郎「おっす!」

ハオ「あ、おはようございます」ニコッ


(なんだと、ホェイユーさんが、須賀に!?)

(須賀ァ!)

(タタカワナケレバ!)

(オルァクサァヲムッコロス!)


京太郎「ん?」ピクッ

ハオ「どうしました?」

京太郎「ああいや……なんか妙な視線が」

ハオ「ああ、ネリーと仲良くしてると良く睨まれてるじゃないですか、男子に」クスッ

京太郎「いや、でも視線が多すぎな気が……6は感じた」

ハオ「男子は3人ですし気のせいじゃ?」

京太郎「そ、そうか?」

ハオ「そうですよ……あっ!」

京太郎「ん?」

ハオ「そういえば見に行った映画なんですけど」

ガラッ

ネリー「あ、キョータローおはよ!」ダキッ

京太郎「うおっ、後ろから飛び付くな! 俺じゃなかったら首折れてるわ!」

ネリー「キョータローだからやるんだよ?」

京太郎「お、おう」

ハオ「……なんだか、変わりました?」

京太郎「え?」

ネリー「……あ、え、なんのはなしっ!?」

ハオ「……い、いえ」

150: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/03(土) 00:36:06.96 ID:JoUGGMkx0


京太郎「ともかく、降りろネリー」

ネリー「え~なんで?」

京太郎「お前、俺の首に腕回して背中にぶらさがってるってことは、それだけ上にいるんだぞ」

ネリー「うん?」

京太郎「パンツ見えるぞ」

ネリー「っ!」バッ

京太郎「はい、おりたな……えらいえらい」ハハッ ナデナデ

ネリー「こ、子供扱いしねいでよ!」

京太郎「わかってるって」ポンポン

ネリー「もぉ!」

京太郎「かわいいやつめ~」ナデナデ

ネリー「かわっ……うっ」カァッ

京太郎「はははっ」

ハオ(まさかこれは……いえ、まさか)フッ

京太郎「どうした?」

ハオ「いいえ、なんでも」クスッ

京太郎「?」

ハオ「二人は仲良しですねってことです」

京太郎「お、おう、ありがとう?」

ネリー「えへへっ、だってキョータロー!」

京太郎「ん? おう」フッ


151: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/03(土) 00:55:31.35 ID:JoUGGMkx0


―――昼【教室】


京太郎「うむ……」モグモグ

ネリー「あ、それ頂戴! あーん」

京太郎「へ? まぁ良いけど……」スッ

ネリー「あむっ……甘い!」

京太郎「たまご焼き、結構甘めに作ったからなぁ」

ハオ(さすがに、近すぎる気が……)


(どういうことだ、須賀ぁっ!)

(俺達の敵!)

(私たちの敵!)

(でも須賀君、部室でもこっちに気を遣ってくれたりと助かるんだよねぇ)


ネリー「あ、そろそろ授業はじまる」

京太郎「ん、だな、それじゃ準備するか」ノビー

ハオ「ん……今日は」

京太郎「あ、そういえばホェイユーも風邪気を付けろよ」

ハオ「え、はい……ああ、そうですね」クスッ

ネリー「ホントだよ、死ぬかと思った!」

京太郎「死なない死なない、あれぐらいで死んでたまるか」ポンポン

ハオ「あれ、どうして須賀くんがそのことを?」

京太郎「まぁなんつーか、看病に行ってな」

ハオ「へぇ……優しいんですね」クスッ

京太郎「おう!」ニッ

ネリー「むぅ……」

152: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/03(土) 01:00:18.25 ID:JoUGGMkx0
(あ、違う看病行くって行って京ちゃんハオとわかれてるし……安価なら跳んでた

155: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/03(土) 01:11:35.32 ID:JoUGGMkx0


ハオ「看病ってなにしてあげたんですか?」

京太郎「え、なにって……普通に」

ハオ「……ま、まさか!?」カァッ

京太郎「おいなに想像した」

ハオ「その……ざ、ざや」

京太郎「ねぇから! むしろハオは普段やってんのか!?」

ハオ「……せ、セクハラです!」カァッ

京太郎「どっちがだ!? 俺か!?」

ハオ「京太郎です!」


ネリー「……ねえ?」


京太郎「え、どうした?」

ハオ「どうしましたネリー?」

ネリー「……なにナチュラルに名前呼びに以降してるのってネリーは疑問に思う」

京太郎「え、なにその喋り方」

ネリー「そうじゃなくて、なんで突然仲良くなってるの!」

京太郎「あ、そういや勝手に名前呼び……ご、ごめん」

ハオ「い、いえ……別にその、きょ、京太郎なら嫌では、ないですよ?」

京太郎「ハオっ!」パァッ

ハオ「す、少し恥ずかしいので、慣れるまでに時間がかかりそうですけどっ」クスッ

京太郎(おっぱい!)


ネリー「なにか感じた! ネリーの運気下がってる!!」

158: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/03(土) 01:31:44.36 ID:JoUGGMkx0
(>>153-154 イッチの信じる非安価スレはピョンピョンなんて存在しない!


―――放課後【麻雀部部室】


京太郎「大体そんな感じです」

アレク「なるほど、まぁ仲良くやってるようでなにより」


(どういう、ことだ!?)

(私は認めんぞ! ハオの腋を須賀のものにするなど!)

(須賀君、コミュ力高いなぁ)


京太郎「そして、監督」

アレク「ん?」

京太郎「俺は……なんでネリーに睨まれてるんでしょうか?」

アレク「ネリーだけじゃなくて私も心の中では睨んでるわよ?」

京太郎「マジで!?」

アレク「ついでにそれぞれ思うところはある感じだけど」ユビサシ

京太郎「え?」チラッ


智葉「ま、まぁ友達に深入りするのも……でも友達だからこそ包み隠さず」ブツブツ

明華「えっと、その……私たちじゃ、不足ですか?」カナシイカオ

ネリー「むぅ~!」ジトー

メグ「ラーメン」

ハオ「その、せっかく仲間なんですから、ね?」アハハ…


京太郎「あ~なんつーか」

アレク「ん?」

京太郎「俺が、本気出してないと?」

アレク「みんなそう思ってるみたいだけど?」

京太郎「違うんですよ、ちょっと違うんですって」

アレク「厳密には?」

京太郎「その……肉体に作用するって、いうか」メソラシ

アレク「……」

160: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/03(土) 01:45:25.69 ID:JoUGGMkx0


京太郎(ああ、あの日のことが思い浮かぶ……)


??『……ぷははははっ! なに肉体に作用するって!』

京太郎『事実言ったらこれか!? お前聞きたいって言ったよなァ!? オォン!!?』

??『普通の反応でしょ! にしてもっ中二病かっての……あ、中二だったね』

京太郎『この女……』グググッ

??『まぁしょうがないって、おねーさんがその能力を受けてあげるよ……まったく』ハァ

京太郎『これが普通の反応なのか……言わないようにしよ』


京太郎(ああ、黒歴史)

アレク「なるほど、そういうタイプか……昨今珍しいな」

ハオ「そういえば聞いたことがあります」

智葉「知っているのかハオ!」

ハオ「ええ、かつて麻雀で心肺停止者や怪我人が多かった理由です……見るのは初めてです!」

明華「麻雀で怪我人が出るって言うのが初耳ですよ」

ネリー「ネリーも」

メグ「ラーメン」

アレク「まぁ、一回は見せてもらうけどね……私がなんとかできる範囲なら、色々としてあげるからさ」フッ

京太郎(おっぱいないけど良い人だなぁ!)

ネリー「それじゃやろ! さぁこいキョータロー!」

京太郎「おう!」


京太郎(それに比べてあのポンコツレジェンドぉっ!)


161: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/03(土) 01:55:58.91 ID:JoUGGMkx0


―――??・???


??「くしゅん!」

?「どうしたの、風邪?」

??「ううん……なんだろう、イケメンが私の噂してるのかな!」

?「ハルちゃんの知りあいにイケメンなんていない」

??「ぐはっ! ひ、一人だけ! 一人だけいるから!」

?「はいはい~NTR、NTR」

??「 や め ろ 」


162: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/03(土) 02:16:59.79 ID:JoUGGMkx0


―――【臨海高校】


京太郎「……な?」

ネリー「……ぁっ」ピクッピクッ

アレク「こ、これは……!」

明華「お、恐ろしい能力ですっ」マッカ

ハオ「……」マッカ


京太郎「……ネリー」ポン

ネリー「ふひゃっ!?」ビクンッ


アレク(そういうプレイもあるのか!)

智葉「……京太郎」

京太郎「俺は悪くねぇ!」

智葉「……大丈夫、友達を疑ったりしない」ニコッ

京太郎「智葉さん!」パァッ

ハオ(疑うもなにも、京太郎の力でこうなったんでしょう?)チラッ

ネリー「ふぁ……」トローン

アレク「……熊倉さん、教えてくれて良かったんじゃ」

京太郎「ごもっとも!」


163: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/03(土) 02:30:49.81 ID:JoUGGMkx0


京太郎「まぁなんつーか、そういうわけで」

アレク「これは危険だな……使うなら好きな女相手だけにしといて」

京太郎「ふざけたこと言ってんじゃないんだよ!」

アレク「そんな怒らなくても」

京太郎「ネリーがこのザマだ!」

ネリー(きょ、京太郎が私のことを、す、好きな可能性、わんちゃっ……わんちゃんっ……)ビクンビクン


明華「きょ、京太郎くん……」ジト

京太郎(赤い顔でジト目してくるとかなにこれかわいい)

メグ「そこんどこどう思ってるんデスカ?」

京太郎「え、明華さんが可愛いってはなし?」

明華「へっ!?」カァッ

京太郎「あぁっ! すんません!」

ハオ「……」ジト

京太郎「あ~勘弁してくれ! せっかくまともな評価になってきたのに! やめてくれハオ! 捨てないでぇ!」

ハオ「!」ゾクッ

ハオ(……なんだか今、妙な感覚が)

京太郎「くっそぉ、この能力なんなんだよぉ、もう一個は普通なのに……」


(すごーい! 京太郎は女の子を絶頂させるのが得意なフレンズなんだね!)

(あれ、やられたい……)ゾクゾク

(そして蔑んで睨まれたい!)ゾクゾク


京太郎「どうしよう……」

智葉「きょ、京太郎」クイクイ

京太郎「な、なんですか?」

京太郎(服の裾引っ張るのやめてくれ、なんかクル)

智葉「……ど、どうしても今のを使いたくなったら、友達の私をその……頼っても、良いぞ?」

京太郎(わ~い、興奮してきたぞ!)グッ

智葉「ど、どうした突然前かがみになって!」

京太郎「は、腹が痛い」

京太郎(ということにしておくぜ!)

智葉「た、大変だ! 私がさすってやる。友達の出番だからな!」

京太郎(え、なにこのノリ、てかさすられるとヤバいから)


164: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/03(土) 02:48:37.26 ID:JoUGGMkx0


アレク「サトハ……放っておいてやれ」ポン

智葉「友達を心配するのが、なにかおかしいと?」ゴゴゴ

アレク「あ、なんでもないです」

京太郎(なんつーか、気を遣ってくれたのは嬉しいけど……俺の前かがみを理解されて辛い)

明華「大丈夫ですか京太郎くん?」タユン

京太郎「あ、はい!」

ハオ「本当ですか?」タユン

京太郎(あ、これ無理……)

ネリー「もうみんなキョータローに近づきすぎ!」

智葉「貴様のではなかろう!」

ネリー「なら雀士らしく、いただいていく!」

ハオ「雀士ってなんですか一体」

明華「ぞ、賊の一種だったんでしょうか?」

メグ「……ラーメン食べます?」

京太郎「あ、いただきます」

京太郎(なんつーか一連の流れでおさまってくれたぜ!)

智葉「体調は大丈夫か? クスリ、飲むか?」

京太郎「大丈夫ですから智葉さん、心配してくれてありがとうございます」アハハ

京太郎(おったててただけだってのが罪悪感ぱない)

智葉「……そうか」ニコッ

京太郎(なんつーか、妙な悪寒が)


165: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/03(土) 02:53:58.07 ID:JoUGGMkx0


―――【長野:清澄高校】


咲「むっ、おもしろそうなことが起こってる気配!」ピキーン

和「どうしたんですか?」

咲「なんでもない……はず」

優希「咲ちゃんって時々わけわかんなくなるじぇ」

まこ「たとえば?」

優希「……麻雀してる時とか」

咲「ああ~それは相手が悪いね、相手のせい」

久「へぇ、あの咲が麻雀仲間ね」

咲(あの咲……友達がいないみたいな言い方……だと!?)

久「どんな人だったの?」

咲「お調子者でデリカシーの足りない巨乳好きです」ギリリ

優希「さ、咲ちゃんがそこまで言うとは……っていうか男?」

咲「うん」

優希「……男ぉ!?」

久「こここ、これは意外なててて、展開ね」

まこ「落ち着け」

咲「いやぁ……まぁ弟みたいなもんですよ」フッ

和(どう考えても咲さんに姉を感じない……兄みたいなもんだったんでしょうか?)

咲「元気かなぁ、元気だろうなぁ……おもしろい修羅場とか作って刺されたりしないかなぁ」クスッ

優希「さらっとこわいこと言ってるじぇ」


177: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/04(日) 01:33:48.46 ID:HTYMW4RP0


―――夕方


テクテクテク


ネリー「んぅ……あれ、外」

京太郎「おっ! 起きたか?」

ネリー「キョータロー……キョータロー!?」バッ

京太郎「うおっ、急に動くな危ない」

ネリー「えっ、なんでおんぶされてんの!?」

京太郎「その、だな……」アハハ

ネリー「……あっ」カァッ

京太郎「思い出した?」

ネリー「う、うんっ」グッ

明華「こうして見てると」

ネリー(明華いたんだ……てかハオもいる)

明華「“兄妹”みたいですね」クスッ

京太郎「あはは、確かに」

ネリー「……むぅっ!」ギリギリ

京太郎「ぐっ首しめんな!」

ネリー「……ばかっ」

京太郎「はぁ?」

ネリー「おろして!」

京太郎「大丈夫か?」

ネリー「大丈夫っ!」バッ

トンッ

ネリー「まったく!」プンスコ

京太郎「?」

ネリー「なんでもないっ!」フイッ

ハオ「女心には疎いんですね」クスッ

京太郎「え、ああ~……子ども扱いはしてないんだぞ?」

ネリー「そういうことじゃないよ!」

京太郎「?」

ハオ「やっぱり疎い」クスッ

京太郎「?」

178: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/04(日) 01:48:28.41 ID:HTYMW4RP0


京太郎「そういやここで駅方面か」

ハオ「はい、私たちは」

ネリー「それじゃあね!」

京太郎(智葉さんとメグさんも普段ならもうちょっと一緒なんだけどな……今日は用事あるらしいし仕方ないか)


明華「それではまた」フリフリ

京太郎「また明日な」フッ

ネリー「またね!」

ハオ「またメールしますね京太郎」

ネリー「えっなにそれは」

京太郎「またなー」フリフリ

明華「それにしても、今日は少し風が強いですね」

京太郎「ですね……雲行きも怪しいしさっさと帰りますか」

明華「ええ」クスッ


179: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/04(日) 01:56:37.38 ID:HTYMW4RP0


ポツ、ポツ

京太郎「とか言ってたら……」

明華「雨、降ってきましたね」

京太郎「さっさと帰らなきゃ」

明華「あ、傘持ってますけど入りますか?」

京太郎「え、良いんですか?」

明華「はい」ニコッ

京太郎(天使かと思ったぜ……)

京太郎「それじゃお邪魔して」

明華「小さいかもしれませんけど」クスッ

京太郎「いえいえ」フッ


ザー


京太郎「おお、案の定振ってきた」

明華「あ、肩濡れてますよ」

京太郎「良いですよ肩ぐらい」

明華「そういうわけにはいきません……もうちょっと寄りますか?」スッ

京太郎「う、うっす」

明華「ん、もうちょっと」ムニュ

京太郎「おっふ」

明華「あっ……」カァッ

京太郎「す、すみません」

京太郎(肘が胸に当たったら痴漢なのん?)

明華「だ、大丈夫ですっ、京太郎くんが風邪引くことにくらべたらっ」ギュッ

京太郎(あ~天使)

明華(は、恥ずかしいけど……し、仕方ありません!)カァッ

京太郎「……」

明華「っ……」ムニュムニュ

京太郎(これが天国か……)

明華(い、家までですし、恥ずかしいだけでっ、い、嫌なわけじゃありませんしっ……)バクバク

京太郎(あ~もう家につかなきゃ良いのに)

180: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/04(日) 02:05:51.61 ID:HTYMW4RP0


―――【じゃん荘前】


京太郎(ついてしまった)

明華「そ、それでは……またっ」ニコッ

京太郎「うっす!」

明華「大丈夫でした?」

京太郎「むしろ最高でした!」

明華「……そ、そういうことじゃなくって!」カァッ

京太郎「あ! す、すみません! おかげさまでほとんど濡れてません!」

明華「もう……」カァッ

京太郎「す、すんません……」アハハ

明華「良いですけど、前に……その、日傘、拾ってもらったお礼もかねて」

京太郎「……それじゃあまた入れてください!」

明華「ちょ、調子に乗りすぎですっ!」カァッ

京太郎「はい、ですよね」

明華「もうっ……そういうところなおさなきゃ女の子に嫌われちゃいますよ?」

京太郎「明華さんも嫌いになります?」

明華「えっ……ま、まぁその……だ、だらしないかなと」

京太郎「え~……それじゃ気を付けます!」ビシッ

明華(……えっ、それって、ままま、まさかっ!?)カァッ

京太郎「マジで気をつけよ」ウムウム

京太郎(智葉さんにはケジメつけさせられるかもしれんし、ハオからの印象をこれ以上落とすわけにもいかん!)

明華「……そ、それじゃまた明日!」タッ

京太郎「あ、ああはい」

京太郎(……あんなに急いで、そんなにダメだったかな)


181: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/04(日) 02:25:48.13 ID:HTYMW4RP0


―――【じゃん荘:自室】


京太郎「ふぅ~シャワーもあびてスッキリだな」ノビー

ザァー

京太郎「すげぇ雨だな……しかも風も」

京太郎(大丈夫かこれ、こんな荒れるか)

ピンポーン

京太郎「!」ビクッ

コンコン

京太郎「び、びびったぁ……はーい!」ノゾキコミ


京太郎「どちらさまでー……!?」

ガチャッ

京太郎「明華さん!?」

明華「こ、こんにちは……」ビッショリ

京太郎(おっふ、新鮮……こんな明華さんもええ)

京太郎「じゃなくて、どうしたんっすか!?」

明華「その、家の鍵を……なくしてしまったみたいで……くしゅっ」


京太郎「と、とりあえず入ってください! た、タオル! シャワー使います!?」

明華「あ、ありがとうございます……使わせてもらいます、ね」

京太郎「はい、服とか用意しときますんで!」

明華「はいっ、ありがとう……」ニコッ


京太郎(……あれ、俺とんでもないこと言ったんじゃ)


182: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/04(日) 02:37:32.80 ID:HTYMW4RP0


京太郎「……うむ」

京太郎(俺の家のシャワーを明華さんが使ってる……このなんとも言えぬ昂揚感よ)


『都内では豪雨により……』


京太郎「すぐ止まるなここの鉄道」

ガチャッ

京太郎「!」ビクッ

京太郎(明華さんが出た! しかしまぁ用意できたのなんて俺の服だからなぁ……)


京太郎「い、行きたい……見たい! いや落ち着け京太郎、焦るな! いや耐えろ、負けるな!」

悪魔京ちゃん『良いじゃないか、据え膳食わねばだぜ!』

天使京ちゃん『もしかしたら明華さんは俺のことを好きなのかもしれない! 和姦ワンチャンあんで!』

京太郎(くそ、天使のような悪魔の笑顔め!)


183: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/04(日) 02:46:30.76 ID:HTYMW4RP0

―――【脱衣所】


明華「……」フキフキ

明華(か、かなり大胆というか……すごいことを、してしまいました)カァッ

明華「……今日は厄日です」ハァ

明華(でもその、快く入れてくれたしその……しゃ、シャワーを浴びてとか言われましたしその……わ、別れ際のことを考えても……)

明華「そ、そういうこと、でしょうか……」カァッ


京太郎『明華さんも嫌いになります?』


明華「だ、だとしたら……こ、このあと」ボソボソ


京太郎『明華さんは嫌いですか?』


明華「きょ、京太郎くんと、初めて会った時からこんなことになるなんて……」


京太郎『明華さんは好きですか?』


明華「は、初めて会った時……あ、あんな運命的な……」


京太郎『明華は好きか?』


明華「運命的な出会い……まさか、風が私を導いている!?」ハッ


京太郎『明華、好きだぜ』フッ


明華「……運命の出会い! 運命の相手!」ハッ

明華(間違いありません、それに告白までされた……私も覚悟を決めますよ京太郎くん!)


184: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/04(日) 02:48:56.25 ID:HTYMW4RP0


―――【長野:宮永家】


咲「!」キュピーン

界「ん?」

咲「いま、言葉が走った」キリッ

界「……そういう時期があるかもしれないけどね、あとで後悔するよ?」

咲「……物置に入ってたお父さんの文字でルーンの瞳とか書かれてたノート」

界「」

咲「え、ラグナロクがなんだって?」

界「」

咲「……これ以上追いつめると亀ラップされそうだからやめとこ、あれ怖いし」

界「」


咲(にしても京ちゃん……面白い展開、間違いなくあるねこれ! 勘だけど!)


咲「カンだけに」ププッ


185: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/04(日) 03:00:42.50 ID:HTYMW4RP0


京太郎「……」


京太郎(座禅を組んで、ただ無心……無心、無心って?)

(ああ!)

京太郎(ただ、おっぱいのことだけを考えろ……いやダメだろ! 無心ってそういうことじゃねぇから!)

ガチャッ

京太郎「!?」ビクッ

明華「その、い、いただきましたっ」ニコッ

京太郎(ワイシャツと、だぼだぼのズボン……自分で置いておいてあれだけど、たまらん……)

明華「え、えっと……ず、ズボン大きすぎてっ」

京太郎「あ、え、ああ! す、すみません! それ以上小さいのなんてっ」

明華「いえ、穿きませんので大丈夫です」スルッ

京太郎「え?」

明華「……ワイシャツだけで十分そうですねっ」フフッ

京太郎(……なにこの展開、俺死ぬのん?)

明華「……ズボン、穿いた方が良いですか?」

京太郎「別にいらないと思います!」クワッ

明華「……そうですか」ニコニコ

京太郎(勢いあまってぇ!)

明華「っと」ストン

京太郎(と、隣に座るのか!?)

明華「彼シャツって奴ですね」クスッ

京太郎(彼じゃないけどぉ!)

明華「ふふっ」ニコニコ

京太郎(なにこれ、俺死ぬの!? マジで!?)

明華「……その、今日のところは泊まって行っても、良いですか?」ウワメヅカイ

京太郎「はい!」

明華「……えへへ、ありがとうございますっ」


京太郎(うわぁっ! やっちゃった! これは……俺、生き残ることができるか!)

明華(運命ですから、しょうがないですね!)


200: ◆3jlGSb6oVpwG 2017/06/06(火) 00:53:50.21 ID:5lObyMdX0


明華「えへへっ……」

京太郎(一体なにがどうなってるんだ……まったくテレビに集中できないぞ!)

明華「んっ……」ギュッ

京太郎(ぐおぉ!? 俺の腕が明華さんのワイシャツ越しのパイオツにはさまれて! なんだこれは!)

明華「……よく、みてますよね」クスッ

京太郎「はい!」

明華「げ、元気が良い返事ですね」

京太郎(しまった反射で!)

明華「……見ても、良いですよ。京太郎くんなら」ボソッ

京太郎「!!?」

明華「本当です」ニコッ

京太郎(天使かな? 天使だよ……そうだよ)

明華「んぅ」


モゾモゾ


京太郎(俺の片腕をどうするつもりなんだ、パイオツにはさまれてるだけで俺の京ちゃんはギンギンで痛いぐらいだぜ! このままじゃマズイ、とれちゃう!)

明華「んっ」

京太郎(だ、抱き枕のように、俺の手をふとっ、ふとっ、太股にはさっ、はさむっ!?)

明華「……あったかぃ」クスッ

京太郎(ぐおぉぉぉ!? 著作権的にアウトぉ!)

明華「さ、さすがにはしたなかったですか?」

京太郎「全然!」

明華「良かった」ホッ

京太郎(自分で自分の首をしめた! 明華さんにはさまれすぎぃ! 下ネタぁ!)


201: ◆3jlGSb6oVpwG 2017/06/06(火) 01:03:15.03 ID:5lObyMdX0


京太郎(冷静になれ、そもそもなにがおかしい?)

明華「んっ」ギュゥッ

京太郎(一端、俺の右腕の神経をシャットダウンしよう……そんな能力ないけど)

明華「えへへっ」スリスリ

京太郎(間違ったところだ……どこだ、日傘を取ったのは良い行動)

明華「んっ……」

京太郎(麻雀部に入って知りあったのも良いことだ)

明華「……ん」スリスリ

京太郎(そのあとか? ネリーやハオと仲良くなって、いやその前に明華さんたちと打ち解けたが今後のために良いことだ)

明華「ぁっ……」スリッ

京太郎(今日? 今日は途中まで一緒に帰ってきて、そのあと鍵がないから入れてシャワーに……そこか!?)

明華「ふっ……ん」ギュゥッ

京太郎(いやだが、風邪を引いてもダメだ……いや、俺が間違ったことを一体したのか?)

京太郎「ねぇ明華さん」チラッ

明華「んぅっ」スリスリ

京太郎「……なに人の手を使ってオ〇ニーしてんだお前!?」

明華「ひぅっ……し、してません!」

京太郎「言い逃れも甚だしいわ!」

明華「き、気のせいです!」

京太郎「どこが!?」

203: ◆3jlGSb6oVpwG 2017/06/06(火) 01:23:48.31 ID:5lObyMdX0


明華「お、女の子を前にオ〇ニーとか言うなんてひどいです!」

京太郎「俺の腕使っといてそっちのが酷いわ!」

明華「し、してませんっ」

京太郎「してたわはしたない!」

明華「……し、してっ」グスッ


京太郎(な、泣かせてしまった……女の子に『オ〇ニーしただろ』と言って……)


明華「ふぇっ、し、してませんっ……」ポロポロ

京太郎「いや、でもしてたね」

明華「!?」

京太郎「してただろ?」

明華「……」グスッグスッ

京太郎「……怒らないぞ、むしろ興奮する」

明華「してました」

京太郎「このド変態が!」

明華「……っ」カァッ

京太郎「え、なにその反応は」


204: ◆3jlGSb6oVpwG 2017/06/06(火) 01:36:21.54 ID:5lObyMdX0


明華「……運命、ですよ?」

京太郎「へ?」

明華「だってあの時の風、そして……出会い」

京太郎(な、なんだってんだ突然!)

明華「それで、同じ学校で同じ部活なんて」

京太郎「確かに運命」

明華「だから私たち、結婚した方が良いと思います!」ニコッ

京太郎「それは違うよ!」ロンパ!

明華「運命は運命でしょう! 風が吹いてます。こちら側に!」

京太郎「明後日の方向じゃねぇか!」


明華「嫌いですか?」

京太郎「いや、そういうわけじゃ、むしろ好きだけど」

明華「ならっ!」パァッ

京太郎「いやでもそういうことじゃないだろ」

明華「え?」

京太郎「え、むしろなんで今の流れで『なんで?』みたいな顔できるの?」

明華「良いですか?」

京太郎「はい」

明華「私は京太郎くんのことが好きですよね?」

京太郎「え」

明華「え」

京太郎「好きなんですか?」

明華「だってそういう感じじゃないですか!」

京太郎「いままでそんなそぶりなかったじゃん!」

明華「今さっき自覚したんです! それに好きな相手にこんなことすると思います!?」

京太郎「そういう人だったのかと思ったところ」

明華「しませんよ! 大好きです!」

京太郎「あ、どうも」

明華「あ、はい……っ」カァッ

京太郎「……どう答えるのが正解でしょう、この流れで」

明華「『俺も好きだった!』と言いながら襲い掛かるのが」

京太郎「このド変態が!」

明華「あぅっ」カァッ

京太郎「だからその反応なんだよ!?」

206: ◆3jlGSb6oVpwG 2017/06/06(火) 01:48:27.64 ID:5lObyMdX0


明華「京太郎くんは、その……嫌いですか?」

京太郎「……だから嫌いじゃありませんって、ついツッコミ入れちゃうだけで」

明華「突っ込み挿れちゃうだけ!?」

京太郎「こら」チョップ

明華「あぅっ」


京太郎(すっかり気安くなってしまった)フッ

明華(なんだかこの感じ……嫌いじゃないです)フフッ


京太郎「ともかく……嫌いになんかならない」

明華「本当ですか?」

京太郎「嘘はつかない」ポンポン

明華「んっ……逃げも隠れもしませんか?」

京太郎「逃げも隠れもするけど嘘はつかない……」

明華「むぅ、逃げ隠れしないでくださいっ」

京太郎「しなかったら俺……今日は貞操なくなるだろ?」

明華「えへへっ、私もはじめてですよっ」カァッ

京太郎「ネカフェ行ってくるかなぁ」

明華「嘘です嘘です! 変なことしません!」

京太郎「……」ジロ

京太郎(その姿で言っても説得力に欠けるな……)

明華「な、なんですかそんななめまわすように見てっ」カァッ

京太郎「違うから!」

京太郎(でも谷間と裾から伸びる太股は良いぞ!)

明華「……もぉ、しょうがないですね」プチ

京太郎「ボタン外すな!」


207: ◆3jlGSb6oVpwG 2017/06/06(火) 01:53:39.03 ID:5lObyMdX0


明華「うぅっ、京太郎くん暴力的ですよっ」ヒリヒリ

京太郎(デコピンぐらいは許して欲しいもんだぜ)


京太郎「はぁ……もう寝ますよ?」

明華「っ!」ドキッ

京太郎「あ、喋る前に言っとくとなにもしませんよ?」

明華「……」シュン

京太郎(くそ、かわいいからたちが悪い!)

明華「……せ、せめて一緒のベッドで」

京太郎「俺が耐える自信がねぇわ!」

明華「……耐えてなんて誰も頼んでませんよ?」

京太郎「お前その『なに言ってんの?』みたいな顔やめろ!」

明華「まぁまぁ、ほらそっちにつめてください……向き合って寝ましょう?」

京太郎「やだよ」

明華「……後ろからされるのが好きなんですね」カァッ

京太郎「この色ボケ神が! どこが風神だよ!」

明華「い、色ボケとはなんですかっ……きょ、京太郎くんがこんな風にしたんですよっ!」

京太郎「ああもう可愛いな!」

明華「かわっ」カァッ

京太郎「ああ! また自分で首しめた!」

208: ◆3jlGSb6oVpwG 2017/06/06(火) 02:02:41.62 ID:5lObyMdX0


京太郎(その後……寝ることにした。普通に……いや、普通か?)


京太郎「……」モンモン

明華「えへへ、やっぱり京太郎くんは優しいです」ニコニコ

京太郎(なぜ俺は、明華さんに腕枕をして寝てるのだろう)

明華「えへへっ」ギュッ

京太郎(おっぱい! おっぱぁぁぁぁぁい!!)

明華「好きにして、良いんですよ?」

京太郎「結構だ、そういうのはもうちょっとあとな」

明華「あ、あと……はいっ」ニコッ


京太郎(揉みたいぃぃぃ! 俺は、揉みたいぃぃぃぃ!)

?『そう言う時は逆に考えるのですだ……揉んじゃってもいいや、と考えるのです!』

京太郎(誰だこの脳内悪魔め!)

?『ドラゴンロードだよ!』

京太郎(電撃・稲妻・熱風!)


京太郎「も、もう辛抱なら……」

明華「……んぅ」スゥスゥ

京太郎「……寝てる?」

明華「ねてなぃです」zzz

京太郎「寝てる……寝ぼけてる」

明華「……」zzz

京太郎「……寝るか」


?『いくじなし!』

京太郎(黙れ)


209: ◆3jlGSb6oVpwG 2017/06/06(火) 02:07:36.22 ID:5lObyMdX0


ピロリン

京太郎「ん、メール?」

スッ

京太郎「智葉さんとハオから……返しとくか」

スススッ、スッ

京太郎(よし、寝るか)

ピロリン

京太郎(はえーよ……智葉さん)

京太郎「男友達が初めてとか言ってたし、ちょっとはしゃいでんのかな……まぁ飽きられなきゃ良いけど」フッ

京太郎(にしても、長いな……)

京太郎「ま、返して寝るか……」ススッ、スッ

ピロリン

京太郎「はえーよ」


京太郎(まぁかわいいとこでもあるけどなぁ……)


210: ◆3jlGSb6oVpwG 2017/06/06(火) 02:17:05.37 ID:5lObyMdX0


―――そして


京太郎「……んぁ」パチッ

京太郎(明るぃ……朝か)フゥ

スッ

京太郎「よっと」ググッ


京太郎(何時かなっと……)

スッ

京太郎「なんだ10時か……10時!?」

明華「あ、おはようございます」ニコッ

京太郎「おはよう明華さん……ってなんで起きてるのに平然としてんですか!?」

明華「いえ、今日ぐらい遅刻でも良いかなと」フフッ

京太郎「真面目そうな明華さんが!?」

明華「だって……二人の初めての朝じゃないですかっ」カァッ

京太郎「まぁそうだけど……そうだけどそうじゃない!」

明華「ふふっ、朝御飯作っておきましたよ♪」

京太郎(だが……良い! 起きたら女の子が御飯を作ってくれるなんて最高だ!)


京太郎「だが一つ」

明華「なんです?」

京太郎「なんでまだワイシャツ一枚なんですか?」

明華「……朝といったらこれかと」

京太郎「昨日の夜からだし!」

明華「そうですけど、雰囲気ですよ雰囲気!」

京太郎「なにがなんだか……でも朝御飯は嬉しい!」

明華「喜んでもらえるならなによりですっ」ニコッ


211: ◆3jlGSb6oVpwG 2017/06/06(火) 02:24:48.72 ID:5lObyMdX0


京太郎「おいしぃ……」モグモグ

明華「勝手に食材使って平気でしたか?」

京太郎「ん、全然オッケーっすよ」

明華「なら良かった……あと、実は怒られるかもしれないんですけどっ」

京太郎「……話せ」ゴゴゴ

明華「え、こ、こういう時は『怒らないからー』とかじゃ?」

京太郎「内容による」ゴゴゴゴゴ

明華(こ、この凄み……でもこのぐらいなら!)

明華「ね、寝てる京太郎くんを、撮ってその持ってても、良いですか?」

京太郎「は、恥ずかしいけど……まぁその、はい」カァッ

明華「よ、良かったぁ……待ち受けとかにはしませんけどっ」エヘヘ

京太郎(目の前でスマホ弄りだしたけどまぁ……待ち受けとかにしないなら別に“寝顔”ぐらい)


明華「こっちが寝顔で、こっちが……」カァッ

京太郎(は、恥ずかしいけどまぁ……ん?)

京太郎「二枚ですか?」

明華「あ、えっと……じゅ、十枚ほど」

京太郎(は、恥ずかしいけどそれはまぁ……)


明華「可愛い寝顔ですね」クスッ

京太郎「うっ」カァッ

明華「それに適度についた筋肉とか良いですね!」エヘヘ

京太郎「ん?」

明華「そ、それにその……き、聞いたことはありましたが……」マッカ

京太郎「……」


明華「朝はやっぱり元気なんですね!」

京太郎「!」ゴッ
no title

212: ◆3jlGSb6oVpwG 2017/06/06(火) 02:28:25.07 ID:5lObyMdX0


明華「あぅ~……な、なにも頭、ぶたなくてもっ」ナミダメ

京太郎「当然です! てか写真消してください」

明華「やです、私の大事な夜の御伴です!」

京太郎「お前頭ぶっとんでんな!」

明華「ひどい!」

京太郎「明華さんのがひどいよ!」

明華「……そ、そこまで言うなら消しますよ」スッスッ

京太郎「お、素直……」

明華「本当に嫌がってますし」

京太郎(ダレだって嫌さ……)

明華「でも良いです!」

京太郎「ん?」

明華「脳裏にやきつけましたからっ!」ドヤァッ

京太郎「おい、そのドヤ顔やめろ」


明華「なんていうか、京太郎くん」

京太郎「ん?」

明華「好きですよ。自覚したのは昨日ですけど」クスッ

京太郎「……おう」フッ

明華「えへへっ」ニコッ



京太郎「……とりあえずポケットからはみ出してる俺のパンツを返せ」ニコッ

明華「……」メソラシ

京太郎「おいこら」


225: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/09(金) 01:48:02.32 ID:kEJd4aa00


―――【臨海高校:三年教室】


休み時間


智葉「……」

智葉(寝たふりしようかな……)

モブ子「あ、辻垣内さん」

智葉「ん?」

智葉(わ、私に話しかけるなんて珍しい……というかこいつは麻雀部)

モブ子「須賀くん、今日来てないんだって」

智葉「なに!?」クワッ

モブ子「ひゃっ……そ、その……す、少し話をしようと思って教室行ったら、そう聞いて……」

智葉「京太郎の教室に行ったァ!?」

モブ子「ひぃっ! ご、ごごご、ごめん!?」

智葉「いや、謝る必要はない、少し驚いただけだ……」

モブ子(少しじゃない気がする)

メグ「……サトハは、最近ネジがゆるいんデス」

モブ子「あ、はい」

智葉「京太郎が休み……なにがあったんだ、昨日は雨……ハッ、風邪か!?」


メグ「にしても珍しいデスネ、サトハに喋りかけるなんて」

モブ子「まぁいつもキリッとしてて話しかけにくいから……話してみたら悪い人じゃあないんだけど」

メグ(……サトハ、ドンマイ)


智葉「風邪を引いたならちゃんとお見舞いにいくべきか……こうしていられん!」バッ

メグ「落ち着いテ!」


227: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/09(金) 02:09:56.11 ID:kEJd4aa00


―――【臨海高校:1年B組】


昼休み


ガラッ

京太郎「おーっす」

ネリー「ねぇ京太郎?」

京太郎「うおっ、ネリーどうした!」

ネリー「……なんで遅刻したの?」

京太郎「え、いや別におかしなこと」

ネリー「……なんで、明華と一緒に来たの?」

京太郎「え」

ハオ「……ずいぶん手が早いんですね」ジト

京太郎「」


京太郎(し、しかし明華に『一緒に行きましょう! 誰も気にしませんよ!』とか言われたから一緒に来たが、これか!)


ネリー「……ねぇ京太郎」

京太郎(しかしまぁ、なんか怖い)

ネリー「……うぅ~」グイグイ

京太郎「なんで腕を引っ張るんだお前は」

ネリー「なんかむかつく!」

京太郎「なんでだよ!」

ハオ「……」ジト

京太郎「やめろ! そんな目で俺を見るな!」

ハオ「……私と仲良くしたいっていうのは嘘だったと、遊びだったと」

京太郎「なんで彼女みたいになってんの?!」

ハオ「別に……」フイッ

京太郎「一体どうすればいいんだ!」


ハオ(別に良いんですけど……なんていうか、おもしろくないというか、なんでしょう……)


ネリー「うぅ~明華となにしてたのぉ! 遅刻するほど夜になにしてたの!」

京太郎「なにもしてねぇ! なにもしてねぇんだ!」

ネリー「嘘なんてすぐバレるんだからね!」

京太郎「嘘じゃねぇ!」


229: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/09(金) 02:41:15.07 ID:kEJd4aa00


―――放課後【臨海高校:麻雀部部室】


明華「実は私たち……昔、フランスにいた幼い頃の友達で結婚の約束をしてたんです!」

「キャー!」

京太郎「嘘なんてすぐにバレるんだからな!」


ネリー「やっぱり嘘! そりゃそうだよね!」パァッ

京太郎「喜ばれるのも嫌だな!」

ハオ「……」ジト

京太郎「なんでハオはそんなにご立腹なの?」

ハオ「別に怒ってはいませんよ?」

京太郎「そ、そうか?」

メグ「面倒なので明華の言うとおりで良いんじゃないデスカ?」

京太郎「あんた適当が過ぎるぞ!」

メグ「もうラーメン以外考えたくナイ」

京太郎「!?」


アレク「……なぁ、須賀ぁ……お前まさか」

京太郎「なにもしてない! 俺なにもしてない!」

明華「そんなっ、私の身体あんなに触ったのにっ」カァッ

京太郎「お前が勝手にひっついてきたんだろうがぁ!?」

ネリー「……イチャイチャしてたんだ、やっぱ」

京太郎「落ち着けなぜそうなる!」

智葉「なぁ?」

京太郎「ひぇっ!?」


231: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/09(金) 02:58:59.23 ID:kEJd4aa00


京太郎「しゃ、しゃとはさんっ!」

智葉「」ゴゴゴゴゴ

京太郎(こここ、これは……やはり智葉さんみたいな真面目なタイプだと許されない!?)


智葉「私たちは、友達?」

京太郎「え、はい」

智葉「なら……」

京太郎(と、友達だからこそぶち怒られるとか!?)

智葉「……別に、彼女がいてもいい」

京太郎「え、そうなんっすか」ホッ

智葉「ただ……友達なら、捨てないでっ」


京太郎(なにこれ……)

明華(まさか智葉!)

ハオ(これは、間違いない!)

メグ(ラーメン)

ネリー(問題があるように見えて、問題がない……とみせかけてやっぱりある!)


智葉「友達ならっ、恋人ができても……捨てないよなっ?」


―――恋心のないところでこれほどの重さを!


京太郎「……うそやん!」

232: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/09(金) 03:12:22.26 ID:kEJd4aa00


京太郎「なんだこれは!」

智葉「っ……そ、そうか、やはり恋人ができたら女友達なんて、邪魔だもの……なっ」

京太郎(なんだその切ない表情は! 初めて見る! ああかわいい!)


ネリー「ひ、卑劣な真似を!」

明華「自由業の娘が作った卑劣な展開です」クッ

メグ「ねぇハオ、広東麺でも食べにいきません?」

ハオ「いきません」

メグ「oh……」

ハオ(しかし智葉、一体どうしたっていうんでしょう……)チラッ


智葉「なぁっ! なぁ京太郎ぉ」

京太郎「捨てない! 捨てないよ! だって友達大事!」

智葉「京太郎ぉ!」パァッ

京太郎「智葉さん!」

智葉「ユウジョウ!」

京太郎「ユウジョウ!」

ネリー「え、なにそれは」

ハオ「……京太郎のなにがそんなに良いんですか?」ボソッ

ネリー「……えっ、ネリーに聞いてる!?」

ハオ「そりゃそうでしょう」

ネリー「べべべ、別に良いとか悪いとか! てか別にネリーは京太郎なんて!」

ハオ「その言い逃れは無理でしょう」

明華「私は京太郎くんのこと大好きですよ!」

ネリー「!!?」

京太郎「こじれるから黙ってろ!」

234: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/09(金) 03:23:51.09 ID:kEJd4aa00


ネリー「さ、さっきから明華は冗談が過ぎるよ!」カァッ 

明華「じょ、冗談なんてひどいですね」 

ハオ「……ほ、本気と!? 気をやりましたか!?」 

京太郎「お前酷いな!」 


智葉「どうでもいいことだ、私たちの絆は不滅だからなっ」ニコッ 

京太郎「う、うん……」 

京太郎(この笑顔は初めて見る。可愛い……俺の友達がかわいすぎて辛い) 


ネリー「ほ、本気って本気で京太郎のこと……っていうか京太郎の前でなに言ってるのさ!」 

明華「昨晩、もうすでに気持ちは伝えましたよ?」ケロッ 

ネリー「……へ?」 

明華「そして……私たちは結ばれたんです!」 
no title

ネリー「えっ」ガーン 

京太郎「ナチュラルに嘘つくなよ!」 

ネリー「だ、だよね!」パァッ 

ハオ「さては隠す気ありませんねネリー」 

235: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/09(金) 03:35:35.13 ID:kEJd4aa00


明華「むぅ……良いじゃないですかもう」

京太郎「良くねぇよ! 誰かなんとかしろ、救急車を呼べ、もう出てこれない奴! お前でいい!」

モブ子「わ、私ですか!?」

京太郎「早くしろ! 間に合わなくなっても知らんぞー!」クワッ

モブ子「ひっ、は、はぃ……い、良いのかな?」

メグ「ダメでしょう」

モブ子「だよね!」

京太郎「くっ! 頼れる仲間はみんな常識人!」

明華「そんなに、嫌ですか?」ギュッ ムニュっ

京太郎「なっ!?」カァッ


ハオ(抱き着いた!? 正面から!?)

ネリー(……おっぱいか)


明華「……嫌ですか? こんなにグイグイこられちゃ」

京太郎「い、嫌じゃないけどその……な、慣れてないから」

明華「ふふっ、照れ隠し、ですかね?」

京太郎「……そ、それに近い、かも……その」

明華「ん、どうしました? あっ、かたいのが……えへへっ、学校でなんて仕方ないですねぇ京太郎くんは」ニコニコ

京太郎「マジでネジ飛んでるとは思うけどね」


251: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/11(日) 02:26:52.68 ID:uWKQGH5V0


アレク「でも私は思うわけだよ京太郎」

京太郎「え、どうしたんです先生?」

明華「?」ギュゥ

京太郎(明華っぱい)


アレク「……不純異性交遊は禁止だぁ! 都内なめんな!」

京太郎「あ、はい」

明華「ただの嫉妬ですよ京太郎くん、いちゃつきましょう!」

アレク「ふざけるな! いちゃつくな!」

ハオ(嫉妬は否定しないと……)

京太郎(なんかどっかのレジェンド思い出すな、なんか……)


ネリー「そ、そうだよそういうのよくないよ!」

明華「ネリーは非実在青少年なので、それに比べて私はOKですね!」

京太郎「なにが!?」

明華「18歳以上でも十分通用しますよ!」ニコッ

ネリー「ね、ネリーだって18歳以上だって言い張るよ!」

京太郎「無理だな」

ハオ「無理ですね」

ネリー「!? ど、どうでもいいよ!」

京太郎「ていうかお前なに張り合ってんだ」

ネリー「は、張り合ってないよ!」

明華「じゃあ私たちは勝手にイチャイチャしましょう♪」

京太郎「しねぇよ!」

明華「昨日はしたじゃないですか!」

京太郎「お前が勝手にくっついてきただけだろうが!?」

明華「あんなに私のおっぱい見てきたくせに!」

京太郎「そそそ、それはなぁ!」

ハオ「否定しないんですね」ジト

京太郎「ご、誤解だ!」

明華「別に私のならいくらでも」カァッ

京太郎「余計なこと言うな!」


メグ「……ラーメン」ペタ

ネリー「……」ペターン

アレク「……」スーン


252: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/11(日) 02:45:45.76 ID:uWKQGH5V0


明華「だって京太郎くん……胸、みてますし、ね?」クスッ

ハオ「え……まぁ、そうですね」カァッ

京太郎「バレテルよね、ですよね!」

智葉「……」

ハオ「そりゃ、ばれますよ……明華と同じです」カァッ

明華「でも見られるのが今じゃ興奮して」

ハオ「明華と全然違います!」クワッ

京太郎「わ、悪い、見ないように気を付ける……」ハァ

ハオ「べ、別にそこまで怒ることじゃないんですけど」

明華「どんどん見て下さい!」

アレク「さてはお前、頭イカれてるな?」


京太郎「それじゃ明華さんのおっぱいしか見ない!」

明華「!」パァッ

ネリー「!?」ガーン

明華「う、うふふふっ……これで両想い♪」

京太郎「いや、そういうことじゃないですけど」

明華「!?」


253: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/11(日) 02:57:00.67 ID:uWKQGH5V0


明華「お、おっぱいをこんな凝視しておいて両想いじゃないなんて!?」

ネリー「だったら京太郎とそこらじゅうの巨乳が両想いだよ!!」ビシッ

モブ子「へっ?」タユン

ネリー「ふざけんな!」ベチンッ

モブ子「痛い! おっぱい叩かないでヴィルサラーゼさん!」


ハオ(わ、私と京太郎が両想い、ですか……)チラッ

京太郎「……ま、また!」バッ

ハオ(りょ、両想いということは……こ、恋人になる可能性が、そ、そうなったらお互い一人暮らしだし家も近いし)カァッ

京太郎「うおぉぉ、俺は最低だぁっ!」

明華「嘘です、私は両想いですよねっ!」

京太郎「え、両想いかって聞かれたら微妙だけど……」

明華「」ガーン

京太郎「……き、嫌いなわけじゃないけど、さ」カァッ

明華「」パァッ


智葉「きょぉたろう……」ヌッ

京太郎「ひぇっ!」


254: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/11(日) 03:13:46.73 ID:uWKQGH5V0


智葉「……」

京太郎「さ、智葉さん……!?」

智葉「……その、お……む、胸が好き、なのか?」カァッ

京太郎「え、あ、はい」


京太郎(しまった、馬鹿正直に話してしまった!)


智葉「な、なら……その、私の胸で良ければ、良いぞ?」

京太郎「……」

明華「……」

ハオ「……」


京明ハオ「ファッ!?」


255: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/11(日) 03:28:29.61 ID:uWKQGH5V0


明華(まままま、まさかっ!?)

ハオ(さささ、智葉まで!?)

メグ「ラーメン」

アレク(ネリーは一体!?)バッ

ネリー「」シロメ

モブ子「あっ(察し)」


京太郎「どどど、どうしたんですか智葉さん!」

智葉「きょ、京太郎にだから……京太郎にだけ、だから……」

京太郎(こ、これは、いつの間にフラグを!?)

智葉「……友達の役に、立ちたいっ」カァッ

京太郎(と、友達の範囲!?)

智葉「友達のためになら、色々してやりたいっ……だから、良いぞ、京太郎がどうしてもというならっ」ウワメヅカイ

京太郎「ぐふっ」

京太郎(な、なんてダメージだ……)ガクッ

智葉「ど、どうした京太郎!? どこか痛いのかっ!?」ヒシッ

京太郎(さとはっぱい)


256: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/11(日) 03:46:40.45 ID:uWKQGH5V0


智葉「大丈夫か?」ムニムニ

京太郎(気づいてないのか!? ぐっ、そのせいで余計に立ち上がれないっ)


ネリー「……京太郎のばかっ!」ゲシッ

京太郎「ぬおっ! なんだ、嫉妬か!?」

ネリー「……」カァッ

京太郎「え?」

ネリー「しらない!」

京太郎「えぇ~」

智葉「ダメだぞネリー、蹴るなんて」

ネリー「うるさいよこのヤンデレ!」

智葉「や、やん?」


明華「私は一緒ですよ!」ギュッ

京太郎「やめろこの痴女!」

明華「えぇ~……」

京太郎「俺の下半身に悪いんだよ!」

明華「夜の御伴にぴったりですよ!」

京太郎「うるせぇよ!」

ハオ「……」ジト

京太郎「やめてくれ!」


257: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/11(日) 03:55:47.21 ID:uWKQGH5V0


―――【じゃん荘:自宅】


京太郎「……なんか、疲れたよ」

咲『なにが、楽しくないの?』

京太郎「楽しいし嬉しい」

咲『嬉しい?』

京太郎「なんつーかその……告白、されたのかあれは」

咲『え、京ちゃんが?』

京太郎「えっとその、お泊りして告白されて俺の腕が一人エッチに使われて」

咲『なにその面白い展開!』

京太郎「それで俺の友達と巨乳が修羅場すぎる」

咲『詳しく!』

京太郎「その友達も巨乳なんだけど」

咲『はよ!』バンバン

京太郎「急くな!」


258: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/11(日) 04:03:40.04 ID:uWKQGH5V0


京太郎「まぁ大雑把に伝えるとこんな感じで……」

咲『~~~~!』ダンダンダン

京太郎「お前」

咲『ご、ごめっ……~~!』ゴロンゴロン

京太郎「大爆笑してるだろ!?」

咲『そ、そんなわけっ……ぷっ、ははははははっ!』ケラケラ

京太郎「この野郎、人の苦労もしらないで!」

咲『野郎じゃないし苦労なんて知ったこっちゃないよ! 京ちゃんが面白い目にあってるんだから笑わないと失礼だよ!』

京太郎「誰に!?」

咲『ああ~おもしろい』ゼェハァ

京太郎「こいつ……」

咲『全国で会うのが楽しみだよ!』

京太郎「俺もだよ、どうしてやろうか!」

咲『うわぁ、女の子に酷い子とする気なんだぁ』

京太郎「俺がお前を女の子として扱うと思うか?」

咲『思わないね……おっぱいがないと全員男だと思うんでしょ!』

京太郎「ネリーは普通に女扱いしてるよ!」

咲『貧乳なのに?』

京太郎「あのな咲、俺はお前を貧乳だから女扱いしてないわけじゃないんだ」

咲『え、ならなんで?』

京太郎「……純粋に興奮しない」

咲『私も』


京咲「HAHAHAHA!」


274: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/13(火) 00:58:29.17 ID:ZpDMUi5d0


―――朝【臨海高校:1年B組】


京太郎「ん~」ノビー

京太郎(眠い……)

京太郎「あと一限で昼休み、頑張らねば」フム

「あれ、須賀君眠そうだね」

京太郎「え、ああ……ちょっと電話してたら夜更かしをな」ハハッ

「へぇ~、彼女?」クスッ

「え、須賀君彼女いるの!?」

「麻雀部!?」


ハオ「……」チラッチラッ

ネリー「……」ピクッ


京太郎「違うって、あいつは別に彼女なんかじゃ」ハハッ

「あ、女の子なんだやっぱり」

「キャー!」

京太郎「え、あ~」メソラシ

「気になる~」

「あれ、それなに読んでるの?」

京太郎「え、ああ……麻雀の本」

「須賀君、麻雀部でも辻垣内先輩たちとやりあえるぐらい強いのに?」

京太郎「何事も基礎からっていうか、初心忘れるべからずか……」

「麻雀好きなんだね~」

京太郎「麻雀も楽しいけど……部活、楽しいし、仲間も良い奴ばっかだし」ハハッ


ハオ「っ」テレッ

ネリー「……」ニコニコ

275: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/13(火) 01:15:07.33 ID:ZpDMUi5d0


「え~せっかく須賀君をこっちの部活に引っ張ろうと思ったのに!」

「私も美術部に入って欲しいなぁ」

「女子陸上部のマネージャーやらない!?」


ハオ「!」オロオロ

ネリー「……」グググッ


京太郎「いやいや、俺は麻雀一筋だからさ」ハハッ


ハオ「!」パァッ

ネリー「……」ホッ


京太郎(女子陸上部はかなり惹かれるが……)


277: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/13(火) 01:34:01.15 ID:ZpDMUi5d0


京太郎(まぁ……麻雀が好きだしなぁ)

「残念だなぁ」タユン

京太郎(くっ、この巨乳の走っている姿……この巨乳が揺れる姿が見れるだと!?)

京太郎「いや、能力で揺れる場合もある……!」

「なんの話?」

京太郎「いや、こっちの話」


京太郎(なにはともあれ、トシさんに感謝だな……小さい頃から面倒見てくれたし、麻雀だってトシさんの影響だしなぁ)

??(私の影響もありえレジェンド!)

京太郎(ねぇよ!)


キーンコーン


京太郎「うお、時間か……」

「あ、それじゃ須賀君またねー」

京太郎「おーう」フリフリ


ネリー(キョータロー、盗られるかと思った……)

ハオ(ってなんで私はこんなに焦って!?)


278: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/13(火) 01:49:27.47 ID:ZpDMUi5d0

―――昼休み


京太郎(で、昼休み……今日はどうするかな)

「須賀く~ん一緒にお昼」

京太郎「ん?」

「ひっ」

京太郎「んん?」

「ご、ごめんなんでもない!」

ネリー「きょ、キョータロー、わわわ、私と」

ハオ「今日は引きましょうネリー!」

京太郎「?」

智葉「京太郎」

京太郎「!?」ビクッ

バッ

京太郎「さ、智葉さんかっ……」ホッ

智葉「ああ、お昼……たまには一緒にどうかと思ってな」クスッ

京太郎「ああ~良いですね」


ハオ(智葉、あんな顔しますか?)

ネリー(普段はしない顔、私たちには決して見せない!)


京太郎「それじゃえっと、ハオたちも」

ハオ(っし!)グッ

ネリー(私は!? 私は!?)


智葉「その……今日は、二人きり、が」カァッ

京太郎「はい!」キリッ


ハオ「!?」

ネリー(キョータロー……)シュン


智葉「そうと決まれば、行くぞ!」ギュッ

ハオ(手を握った!?)

京太郎(やっこい……)


279: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/13(火) 02:08:03.33 ID:ZpDMUi5d0


―――【中庭】


京太郎(まさか美人先輩と学校の中庭のベンチで御飯とは、俺も立派になったもんだ……)

??(まさにレジェンド!)

京太郎(黙ってろポンコツ!)

??(そういうとこがダメなんじゃないかねぇ)

京太郎(ババアまで!?)


智葉「京太郎、お昼は……」

京太郎「あ、そう言えば買うの忘れ」

智葉「ほら、お弁当を作って来たぞ♪」

京太郎「oh……」

京太郎(青いプラスチックのお弁当箱、中は……肉とか多めだがしっかりと野菜も入っている。完璧な……お弁当)

智葉「……ど、どうだろう?」

京太郎「幸せ」

智葉「そ、そうか……えへへっ」ニコッ

京太郎「かわいい」

智葉「かわっ!?」カァッ

京太郎(はっ、ついつい口走った!)


智葉「は、恥ずかしいが……友達に褒められるのは、悪くない」フフッ

京太郎(なんだか知らんがセーフなのか残念なのか!)


280: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/13(火) 02:23:32.08 ID:ZpDMUi5d0


京太郎「……にしても、おいしい」モグモグ

智葉「ふふん、こう見えても家事とかはできるんだぞ?」

京太郎「こう見えてって……できそうなイメージありますけどね」

智葉「……そうか?」

京太郎「はい、いい嫁さんになりそうです」モグモグ

智葉「嫁、か……結婚、想像もできないな」フッ

京太郎「案外、早くに結婚しててもおかしくないイメージがあるんですけど」モグモグ

智葉「……そう、だな」フッ


京太郎「?」

智葉「なんというか、私の家はその……」

京太郎「ああ……なんつーか、上流な感じしましたよね」

智葉「まぁそういうこともあって、道場やらのことも……父親が、決めた相手とかになる可能性も」

京太郎「今時、あるんですね」モグモグ

智葉「あるんだな、今時」フッ

京太郎「……高校生の内に恋愛して、お見合いとかさせられる前に紹介したら」

智葉「絶対反対されるだろうなぁ、とりあえずこの学校の男じゃダメそうだ」

京太郎「そりゃ俺が父親だとしても娘には良い生活してもらいたいですよね」モグモグ

智葉「……だな」


京太郎(なんとかしてあげたい気もするけど、俺じゃどうにもならんか……)


智葉「あ、野菜を残すな京太郎」ジト

京太郎「ニンジン、いらないよ」

智葉「あんまり野菜は入れてないだろ、食べろ」

京太郎「うっ……」メソラシ

智葉「食べろ……ほら、あ~ん」スッ

京太郎「へっ」

智葉「あ~ん」

京太郎「……」

智葉「あ~ん」

京太郎「……あむ」パクッ

智葉「ん、偉い」ニコッ

京太郎(結婚しよ)

281: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/13(火) 02:49:16.79 ID:ZpDMUi5d0


―――【物陰】


明華「イチャイチャイチャイチャと……」

メグ「なるほど、あれが友情」ズルズル

ネリー「どこが!?」

ハオ「あれは、しかし智葉、よくわかりません……」

明華「メスの顔晒してますよっ、私の京太郎くんをよくもっ!」

ハオ(あなたの方がメスの顔してますよね)

ネリー「キョータローの、馬鹿……」

明華「こうなったら私も強行策をとらざるをえないようですね」

ハオ「一体、なにを?」

メグ(どーせエロいことでしょうケド)ズルズル

明華「エロいことをします」キリッ

ハオ「な、なんてことを言うんですか貴女はっ!」カァッ

明華「勝つためなら手段を択ばない、麻雀中に歌とかグレーゾーンも良いとこですよ!」

メグ(場所によってはNGですしネ)ズルズル


ハオ「お、落ち着きましょう明華、さすがにそ、そういうことはっ」カァッ

明華「このまま京太郎くんが誰かに取られても良いんですかっ!」

ハオ「わ、私は別にそういうのは……す、好きになる理由もないですし」フイッ

明華「恋はミラクル! なにが起こるかわかりませんよ!」

ハオ「べ、別に私はっ」カァッ

明華「……まぁライバルが減るのは良いんですけど、ふふふ、覚悟してくださいね京太郎くん……!」


モブ子「……えっと、私必要ある?」

メグ「使えないモブですネ」ズルズル

モブ子「さっきからずっとラーメン食ってるし汁が私にだけかかってるんだけど!?」

明華「汁がかかってるとか卑劣な淫語を!」

モブ子「頭のネジどこに落としてきちゃったの!?」


ハオ(きょ、京太郎は、ただの仲間です……よね?)

282: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/13(火) 03:23:30.78 ID:ZpDMUi5d0


―――【臨海高校:麻雀部部室】


京太郎「ふむ……」タンッ

「……これで!」タンッ

モブ子「ととと、通らば立直!」タンッ

京太郎「あ、ロン……」

モブ子「ひぇっ、お、おやっぱね」

「やっぱ須賀君は強いなぁ」

「辻垣内さんたちが気に入るはずだよねぇ~、うらやましいねモブ子」

モブ子「へっ、わ、私?」

「私たちももうちょっと須賀君と」

アレク(モテるなぁあいつ……男子少ないってのもあるけど)


ガチャッ


明華「おはようございま~す」

アレク「ん、おはよ」

「おはよう」

「おはようございます雀先輩!」

モブ子「お、おはよ」

明華「京太郎く……じゃなくて」コホン

ガチャッ

智葉「おはよう、さて今日も部活だ」

メグ「ラーメン食べるんでお湯わかします」


京太郎「あ」

明華「きょ~くん!」

京太郎「ん?」

明華「セッ〇スしよっ♪」

京太郎「」


モブ子(ラブストーリーが突然スギィ!)ミナミ!

アレク(また明華か、こわれるなぁ)


284: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/13(火) 03:28:35.50 ID:ZpDMUi5d0


明華「……おかしい、これならいけるはずなのに?」

モブ子(おかしいのはあんたの頭だよ)


京太郎「みょ、明華さん?」

明華「な、なんで……チョベリバな展開ですよ!」

アレク「古いんだよ!」

明華「せっかく勉強したのに!!?」

アレク「古いんだよ、世代じゃ……ないだろ?」

明華「せ、世代?」


メグ「このカップ麺の作り方は……」クルクル

「あ~あるある」


京太郎「……ハッ、意識が飛んでいた!」

明華「九死に一生を得ました!」

モブ子(いや、死んでるよ……私の中では)

京太郎「え、でなんだって?」

明華「いえ、なんでも!」アセッ


智葉「明華ぁ……」ユラッ

明華「!?」ビクッ

智葉「……」

モブ子(これは、死刑!)

アレク(いや、私刑!)


智葉「……そ、そんな恥ずかしいことを、お、大声で言うなっ、女の子だろ!」マッカ

モブ子「なん……だと……」

アレク「卑劣な展開をっ」

明華「……あ、はい」

智葉「まったく、京太郎が変な勘違いをされたらどうする……なぁ?」

京太郎「え、なにがっすか?」

智葉「大丈夫、友達の名誉も体も私がしっかり守るからなっ♪」

京太郎「あ、はい」


モブ子(この部活こえー!)

アレク(私もそう思う)

モブ子(こいつ脳内に直接!)

285: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/13(火) 03:53:19.51 ID:ZpDMUi5d0


ネリー「え、なにこれは」

ハオ「私もそう思います」

京太郎「……二人とも!」パァッ

ネリーハオ「!」


ネリー(京太郎が!)

ハオ(私たちを見て嬉しそうな顔を!)キュンッ


京太郎「やっぱ二人がいなきゃな!」グッ

ネリー「だね!」ニコッ

ハオ「一年の上位三人ですからね」ニコッ


明華「……京太郎くん!」

京太郎「え、なに?」

明華「……セッ」

京太郎「言わせねぇよ!?」

明華「こういうのが人気あるって!」

京太郎「昔はな!」

明華「……京太郎くんは、どういうのが、好きですか?」ウワメヅカイ


京太郎(……そういうしおらしいの、とは言えない)メソラシ

モブ子「……」メガアッタ

京太郎(やべ、たまたま視線を逸らした先に)

モブ子「……」シュバッ

ハオ「えっ、な、なんで私を前に?」

明華「……視線が、は、ハオちゃん!?」

ハオ「え?」

明華「ハオちゃんが好きなんですか!?」

京太郎「ちょ、落ち着け!」

ハオ「ふぇっ!?」カァッ

京太郎「落ち着けお前も!」

ネリー「京太郎のばかっ!」ゲシッ

京太郎「蹴るな馬鹿っ!」

智葉「と、友達だよなっ、捨てないよな?」

京太郎「もちろんです!」

メグ「……ラーメン」スッ

京太郎「ありがとう」ズルズル

アレク「なんていうか、なんか奢るか?」

京太郎「……ありがとう」シミジミ

299: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/14(水) 01:15:47.09 ID:SsBbr6rm0


―――数日後:放課後【臨海高校:麻雀部部室】


京太郎「おーよしよし……」

「須賀君、サボテンに水あげてる」

「酸素欠乏症で」

モブ子「そこまで言う!?」



智葉「私が買ってきたサボテンがそんなに気にいるとは……」フフッ

明華「それは良かった、ですね」

ネリー(私もなにか買ってあげようかな?)

ハオ「……案外、優しい顔してますよね」

メグ「最初のハオからの印象は良くなかったんですか?」

ハオ「まぁ……い、今は普通ですよ? 良い友人ですし」

アレク「え」

ハオ「え」

メグ「……意外デス」

ハオ「え、どどど、どうしてですか!?」

ネリー「最近イチャイチャしてるもんね」ジト

ハオ「ふぇっ!? わわわ、私と京太郎がっ!?」

ネリー「身に覚えあるでしょ」ジト

ネリー(昼御飯一緒に食べてる時、おかず分け合ったりとか結構イチャイチャでしょ)


ハオ「ま、まさか……きょ、京太郎の膝に乗せてもらったのを見たんですか!?」

ネリー(さすがに予想外)シロメ

ハオ「まさか膝枕をしているところを見られたとか!?」

ネリー「」

智葉「膝枕、そういうのもあるのか」ブツブツ

メグ「絶対(ルート)入ってるヨネ」

アレク「ああ、間違いない」

ハオ「ま、まさかそんなとこ見られてたなんてっ」カァッ

智葉「そんなことをしていて友人とは片腹痛い! お前は確実に京太郎を異性として見ている!」

ハオ「そ、そんなっ!!?」ガーン

明華「ら、ライバルが増えた……私の独壇場だったのにっ!」

モブ子(悪い意味……いや、エロイ意味でね)


301: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/14(水) 01:35:32.37 ID:SsBbr6rm0


京太郎「ん、なんの話してんですか?」ヒョイ

ハオ「ひゃっ!?」ビクッ

京太郎「え、そんな避ける?」

ハオ「ちちち、違います!」

智葉「これで友達枠は私の一人勝ちだな……なぁ、京太郎っ」ニコッ

京太郎「え、あ、はい」


?(売ったのか、私を! 仲間を!)

京太郎(だーってろ!)


明華「恋人枠は私一人ですね♪」ギュッ

京太郎(腕を組むな!)

京太郎「おっぱい」

明華「触りたいなら、触っても良いんですよ?」ウワメヅカイ

モブ子(それ、セ〇レ枠じゃ……)

ネリー「キョータロー! 私は!?」

京太郎「え、えっと……い、妹的な?」

ネリー「妹……」


ネリー(妹→ヨスガ→ 完 全 勝 利 )

モブ子「いや、それ完全勝利とは言い難い気が……」

ネリー「!?」


メグ「カップ麺おいしい……やっぱレッドデーモンズヌードルが一番デス」ズルズル

京太郎「あ、あとで頂戴」

メグ「良いですよ、箱買いしましたし」

明華「箱買いして他のものを渡すなんて無粋な、私なら口移し一択です!」

ハオ「くちうつっ」ボンッ

京太郎「余計なこと言うなお前!?」


303: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/14(水) 01:58:58.05 ID:SsBbr6rm0


ネリー「完全勝利だね!」ニコッ

京太郎「突然どうしたお前!?」

ネリー「なんでもっ!」ストン

京太郎(膝の上、なんだろう……ネリーの安心感)

ネリー「~♪」


明華「ああっ、ずるいですよ。私もノリます!」

京太郎「お前はダメだ、性的だから」

明華「えへへっ、それほどでもっ」カァッ

モブ子(褒めてないだろ!)

ネリー「むぅ、あんなネジが外れた巨乳共のどこが良いのさキョータロー!」ビシッ

明華「ネジの外れた……っ!?」

モブ子「妥当……って、私入ってる!?」ガーン


京太郎「おっぱい」

ネリー「」シロメ

アレク「あ~あ……なんかフォローしろ」

京太郎「え? ああ~そっか、ロリ体系だもんな」

ネリー「……」ウルウル

京太郎「!?」

メグ「あ~」

京太郎「か、ネリーは可愛いだろ!」

ネリー「」

京太郎「長い髪とかさらさらだし!」ナデナデ

ネリー「んっ」

京太郎「あ~かわいいな! おっぱいなんていらねぇ!」

京太郎(嘘です!)血涙


ネリー「えへへっ、えへへへへっ……しょうがないなぁ、キョータローがそこまでネリーを好きだったなんてぇ」ニコニコ

京太郎(どうにかなったぜ!)


304: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/14(水) 02:14:06.34 ID:SsBbr6rm0


京太郎「てかさ、ふと思ったんだけど……いや、思ってたんだけど」


モブ子(この展開は……逃げるべし!)バッ

メグ「!」バッ

モブ子「邪魔だよ、君」

メグ「邪魔しに参った」


京太郎「好きなの?」

ネリー「へ?」

京太郎「俺のこと」

ネリー「……っ~~!?」カァッ


明華「私は京太郎くんのこと大ふきで」ガシッ

アレク「少し黙ってよう、な?」

明華「むが~!」


ネリー「ななな、なに言ってんの!? なんでネリーたキョータローのことなんてっ」

智葉「そうだな、ネリーは別に京太郎が好きじゃないようだし、降りよう」

ネリー「へ?」

智葉「私が座る。友人としてはそういうことも経験しておいて損はない、な?」カァッ

京太郎「え、あ、はい」

ネリー「だ、ダメ! 今はネリーが座ってるから!」

ハオ「わ、私もたまには」カァッ

ネリー「たまにって言った! ダメだよ!」

京太郎「おいおい、ネリーなんでまた」

ネリー「キョータローはネリーのだもん!」ギュッ

京太郎「ファッ!?」

ハオ「やはり!」

智葉「……私は友人枠だから大丈夫だな」ニコッ


モブ子「胃が痛い、なんか痛い……」キリキリ

メグ「ラーメンおいしい」

モブ子「なんで邪魔した! なぁっ!?」


京太郎「えっと……」

ネリー「……」ギュゥッ

京太郎「ね、ネリー?」

305: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/14(水) 02:31:15.79 ID:SsBbr6rm0


ネリー「……だ、だってあんなに、優しくするからっ」

京太郎「へ?」

ネリー「あ、あの日……」

京太郎「え、あ、あれかっ!? あれだけのことでか!?」

ネリー「ネリーにとっては死活問題だったし、きょ、キョータロー、優しかったもんっ」ギュゥッ

京太郎(耳まで真っ赤、にしてもあれだな……こいつ、こんなにかわいかったか)


明華「そ、そんなこと言うなら私だって優しくしてもらいました!」

京太郎「また君か」

モブ子「壊れるなぁ」

明華「い、良いから聞いてください! 私が泊まった日に『先、シャワー浴びてこいよ』とか言ってくれました!」

京太郎「そんなこと言ったか俺!?」


智葉「お、お泊りイベントとは友達との方が先じゃないのか!?」

京太郎「落ち着いて!」

メグ「ら、ラーメンお泊り大会とかシマス?」

京太郎「思いつかないならやめろ!」

ハオ「わわわ、私もどどど、どこかにお泊り」グルグル

京太郎「錯乱してるならだーってろ!」

モブ子「……」

京太郎「……」

モブ子「……」

ネリー「この巨乳!」ベシッ

モブ子「私がなにをした?!」タユン

ネリー「キョータロー! アイツがネリーをいじめる!」ヒシッ

京太郎(意外とやっこい)

モブ子「私がなにをしたぁ!?」

京太郎「そ、その……巨乳でネリーをいじめるのはどうかと」

モブ子「わ、私が一体……」ガクッ

アレク「おのれ巨乳……」ギリギリ

モブ子「一体なんの恨みが……」

明華「巨乳は罪じゃありませんよ……京太郎くんはおっぱい好きですもんね♪」ニコッ

京太郎「はい!」

智葉「……っ」フイッ

京太郎「やべ、やらかした」

モブ子(こいつ……!)

306: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/14(水) 02:45:20.97 ID:SsBbr6rm0


智葉「だ、だが……その」

京太郎「?」

智葉「と、友である京太郎がどうしてもというなら、良いぞ?」

京太郎「へ?」

智葉「わ、私の胸で……良ければ」カァッ

京太郎(揺れるママママインド)

明華「お、落ち着いてください京太郎くん!」ギュッ

メグ「明華が落ち着いてくだサイ」

モブ子「どうにかして」

京太郎「……」

ネリー「キョータロー、巨乳なんかどうでも良いよね?」ギュゥッ


京太郎「……サボテンが花をつけている」

アレク「そんな子供、修正してやる!」バキッ

京太郎「これが熟女か……」キラキラ

アレク「嫌みか!」ポカッ

京太郎「普通にゲンコツ!?」


307: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/14(水) 02:58:34.54 ID:SsBbr6rm0


―――【じゃん荘自宅】


京太郎「ということがあったとさ」

咲『~~~!』バタバタバタ

京太郎「おいこら、笑ってるだろ転げまわって笑ってるだろ!」

咲『こ、これはやばぃっ……』ゼェハァ

京太郎「こいつ、裏声になるほど笑ってやがった……!?」

咲『ふぅ……まぁなにはともあれ京ちゃん』

京太郎「ん?」

咲『……さっさと誰か決めて童貞卒業すれば?』

京太郎「黙れこの処女が!」

咲『処女はプレミアなんだよね!』

京太郎「俺は処女厨じゃねぇし、てかお前の処女とか奪う奴……あ、どうしよう面接してからで良い?」

咲『私だって京ちゃんの彼氏は面接するよ!』

京太郎「嫌だなぁ」

咲『私もだよ……』


京咲(でも気持ちはわからんでもない)


咲『でもこんなモテキ二度とないかもしれないよ?』

京太郎「うっ……い、今の内に一人絞れってか?」

咲『まぁありていに言えば』

京太郎「これまた難しいことを……」

咲『だよね』

京太郎「一人絞れたら苦労しないんだけどなぁ」

咲『知ってた』


明華「京太郎く~ん、御飯できましたよ!」

咲『えっ、なに今の』

明華「えっ、なんですかいまの女の声」

京太郎「またな!」ピッ

プツッ

京太郎「よし! なんでもないぞ!」

明華「そ、そうですか? それじゃあ晩御飯にしましょう♪」

京太郎(なんで、明華さんが俺の晩飯作ってるんだろう……)


329: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/16(金) 02:32:32.22 ID:jRxLwZvC0


京太郎(まぁなぜか、明華さんが自宅にいて飯を作ってくれたわけだが……)モグモグ

明華「おいしいですか?」ニコニコ

京太郎「あ、はい」

明華「それは良かった、これからも食べることになりますからね」ニコッ

京太郎「……たまに作ってくれたら、嬉しいっす」フッ

明華「っ……そ、そう優しい返答をされるのは予想外でした」フイッ

京太郎「え、それじゃ二度と来るなって言います?」

明華「言わないでください! 泣きます!」

京太郎「え~……まぁおいしいんで助かりますけど」モグモグ

明華「ふふっ、その言葉のためなら明日も明後日も!」

京太郎「毎日は良いですけど」モグモグ

明華「……ま、今はその返答で許してあげましょう」クスッ


京太郎(にしても巨乳の美人先輩が飯を作りにくるなんて俺、幸せが過ぎるぞ)

明華「ふふっ」ススッ

京太郎(しかも割と近い、腕に胸があたるぐらいには……ハッ、これはまさか誰かの計画!)

??(それも私だよ)

京太郎(ババァ!?)


明華「ん、なんだか眠くなってきましたねー」

京太郎「あ、帰るなら送って行きますよ」

明華「……ですよね」ハァ

京太郎「……泊まらせないよ貞操が危ないし」

明華「……心配してくれてるん、ですか?」カァッ

京太郎「いや、俺の貞操の話」

明華「あ、ですよね」

京太郎「だって泊めたら……襲うでしょ?」

明華「襲います」

京太郎「帰って」

明華「はい」ガーン

京太郎「送るから」

明華「はい!」パァッ

330: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/16(金) 02:43:01.84 ID:jRxLwZvC0


―――【帰り道】


京太郎「にしても夜もわりと薄着で十分な時期になってきましたね」

明華「そうしたらプールとか行くのも良いですね」

京太郎「プール……」


京太郎(明華さん、ハオ、智葉さんの水着……この世に楽園は存在するかもしれない!)


京太郎「行きましょう、絶対!」

明華「はい、必ず」ニコッ


京太郎(今から楽しみだな!)グッ

明華(今から楽しみです!)グッ


ピタッ


京太郎「あ、ここですね」

明華「はい、ありがとうございます」ニコッ

京太郎「いえいえ、こっちこそありがとうですよ。晩飯」

明華「いえいえ、私は京太郎くんと同じ時間を過ごせたっていうだけで価値がありますから」クスッ

京太郎「っ」カァッ

明華「赤くなって、可愛い」フフッ

京太郎「か、からかわないでください」フイッ

明華「……」ニコニコ


京太郎「そ、それにしてもなんで、俺なんかその……好きになったんです?」

明華「……まぁ、運命ということもあって」

京太郎「う、運命?」

明華「色々とあるんです。途端に素敵に見えてきたり、もしかしたら好きだったのかなーとか思ったり」

京太郎「えっと……」

明華「まぁおかげで競争率凄いですけど」ハァ

京太郎「?」

明華「……いえ、京太郎くんは私たち以外にも女の子の友達が一杯いるんだなーと」

京太郎「まぁほとんど女子生徒ですしね、それに俺はコミュ力には自信があるんです!」エッヘン

明華「知ってます」

京太郎「あ、はい」

明華「……良いとこでもあるんですけど、困ったとこですよね」ボソッ


331: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/16(金) 02:50:07.30 ID:jRxLwZvC0


京太郎「え、なんて?」

明華「……教えてあげますから、もうちょっと腰落としてくれます?」

京太郎「ん?」スッ

明華「……んっ」チュッ

京太郎「!!!?」デデンッ


明華「……っ」スッ

京太郎「」

明華「素直なとことか、好きですよっ」ニコッ

京太郎(かお、あか……)

明華「そ、それじゃあまた!」タッ


京太郎「……ハッ、夢か!?」バッ

京太郎(……じゃない)マッカ


332: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/16(金) 03:03:45.98 ID:jRxLwZvC0


―――【明華部屋】


ガチャッ バタンッ


明華「……」

スッ

明華「……京太郎くんと、し、しちゃっ……」


明華「……~~~~っ!!?」カァッ

ストン

明華「うぁ……」マッカ


明華(よ、よっぽど恥ずかしいことしてた気がしますけど、なんでしょうこの、この感じっ……うぅっ~)


明華「穴があったら入りたぃ……~~~!」



333: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/16(金) 03:13:01.81 ID:jRxLwZvC0


―――【じゃん荘:自室】


京太郎「……」ポケー

ガチャッ

カピー「カピ」オカエリ

京太郎「おう、カピー……実家に置いてきたんだけどな」

カピー「カピ」キチャッタ♪

京太郎「そか……」ボスン

カピー「カピ」ドシタ?

京太郎「……キス、あれがキス……やらかい」

カピー「カピッ!?」カピッ!?


334: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/16(金) 03:28:45.46 ID:jRxLwZvC0


―――翌朝【じゃん荘:自室】


京太郎「さて、今日も一日頑張るか~」ノビー

カピー「カピ」ガンバ

京太郎「ん、ああそういえば来てたのか……おう」ナデナデ

カピー「カピ」ワスレテタノカ

京太郎「毎日顔あわせてたせいか一ヶ月会わないだけでしばらく会ってない感じするなぁ」

カピー「カピ」ソウダナァ


ピンポーン


京太郎「あれ、なんだろ……はーい」

ガチャッ

智葉「おはよう京太郎」ニコッ

京太郎「さ、智葉さん?」

カピー「カピ」ウソダロ…イッカゲツデ?


智葉「せっかくだし迎えに来たんだ。友達と登校というのも悪くない」フフッ

京太郎「で、ですね……てかメグさんとかネリーとか」

智葉「あっ……は、初めての男友達と登校、というべきかっ」フフッ

京太郎(な、なぜここまで男友達程度で嬉しそうなんだ!)

カピー「カピ」コレモインガカ…


京太郎「と、とりあえずあがります?」

智葉「は、入って良いのか!?」

京太郎「あ、はい」

智葉「そ、それじゃあ……お、お邪魔します」オズオズ

京太郎(しおらしい……かわいいな)


335: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/16(金) 03:50:16.72 ID:jRxLwZvC0


智葉「……」セイザ

智葉(京太郎、御飯作ったりもできるんだな)


カピー「カピ」ツジガイトサトハ…

智葉「っ、きょ、京太郎!」ユビサシ

京太郎「ああ、ペットのカピバラです」

智葉「こ、これが……」キラキラ

カピー「カピ」コノカンジ…

京太郎「噛んだりしませんし撫でたり抱いたりして良いですよ~」

智葉「そ、それじゃあ……」スッ

カピー「カピ」テイネイニナ

智葉「……」ナデナデ

カピー「カピ」ワルクナイ


京太郎「悪くないらしいっすよ……」コトッ モグモグ


智葉「そ、そうか……ふふっ、かわいいな」ナデナデ フフッ

京太郎「かわいいなぁ」

智葉「私もそう思う」ニコニコ

カピー「カピ」ソッチジャナイトオモウゾ モゾモゾ

智葉「んっ、嫌だったか?」

カピー「カピ」タイセイカエルダケ

京太郎「体勢変えるだけみたいです」

智葉「そうか」ムニュ

京太郎(うおっ、カピーが動いておっぱいが! ナイス!)

カピー「カピ」ソノツモリハナイ

智葉「……きょ、京太郎見すぎだ」カァッ

京太郎「またやらかしたっ!」

智葉「……い、言ってくれれば、友達だしっ」カァッ

京太郎「だめだめ! 誘惑に負けそうだから!」

智葉「が、我慢しなくて、良いんだぞ?」

京太郎「やめろ! ええい、メインモニターが死ぬ!」メカクシ

カピー「カピ」ナンギナセイカクダナ

345: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/17(土) 01:49:54.76 ID:LXvnO9d10


―――【臨海高校:1年B組】


ガラッ


京太郎「おーっす」

ネリー「キョータロー!」パァッ

京太郎「おう、おはよう」ナデナデ

ネリー「えへへ、おはよっ!」

京太郎「ホント、妹みたいなやつだなぁ」ナデナデ

ネリー「妹!? ホント!?」

京太郎「え、お、おう」

ネリー「……勝ったよ!」グッ

京太郎「なにが?」


ハオ「京太郎」

京太郎「おう、おはようハオ」

ハオ「おはようございます……しかし、なぜ智葉と登校してきたんですか?」

京太郎「ああいや、迎えに来てくれてな」

ハオ「なるほど……」フム

ネリー「えっ、サトハが!?」

京太郎「おう」

ネリー「……いや、でも友達、本当に?」ブツブツ

京太郎「ん、どうしたネリー?」

ネリー「な、なんでもないよっ!」

京太郎「そうか?」ストン

ネリー「うんっ!」ストッ

京太郎「……自然な流れで膝乗るな」

ネリー「うん! 妹役だからねっ!」ニコッ

京太郎「なんだそりゃ」ハハッ

「ホント、須賀君とヴィルサラーゼさんって仲良いよね」

「ネリーちゃん本当に妹みたいだし」アハハ

ネリー「だって!」

京太郎「嬉しいか?」

ネリー「うん!」ニコッ

京太郎「……そっか」フッ


京太郎(一人じゃ心細いんだろうな、しばらく兄役やっても良いか)フッ

ネリー(妹ってことは完全勝利だよね! ネットでも書いてあった!)


346: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/17(土) 02:00:58.03 ID:LXvnO9d10


ネリー「あ、ちょっと出てくる!」タッ

京太郎「ん、トイレか?」

ネリー「デリカシーないな!」

京太郎「正直すまん」

ネリー「ん」タッタッ


京太郎「……なんかあれだな」

ハオ「どうしたんです?」

京太郎「膝にさっきまであったものがなくなるとこう、違和感あるな」

ハオ「……なるほど」フム

「すっかりネリーちゃん依存症だ」

京太郎「なんだそら」ケラケラ

「なんかやらしー」

「ちょ、そんなんじゃないから!」

京太郎「ハハハッ」

ハオ「で、では失礼」ストン

京太郎「」

ハオ「な、なるほど……」カァッ

京太郎「」


348: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/17(土) 02:09:39.46 ID:LXvnO9d10


京太郎(な、なんじゃぁぁぁぁぁっ!!?)

ハオ「ふ、ふむ……」モジモジ

京太郎(他の奴もポカンじゃねぇか! どうする、ノリに乗ったんだよなきっと、恥をかかすわけにはいかん!)

ハオ「さ、さすがにネリーと比べると重いですよねっ」

京太郎「か、かわいいなぁハオは」ナデナデ

ハオ「~~~っ!?」カァッ


京太郎(正解か!?)チラッ

(せ、正解?)グッ

(そんな顔で見ないでよ……)

京太郎(き、きっと正解だな!)パァッ


ハオ「きょ、京太郎ぉ?」チラッ

京太郎(くっ、ダメージがデカい、いろんな意味で……この性的な感じはいかんが……当たらなければどうということはない!)ググッ

京太郎「ね、ネリーみたいに妹な感じはない、けどなっ」ハハハ

ハオ「……お、お兄ちゃん?」

京太郎「」キュピーン

ハオ「……あっ」

京太郎「」

ハオ「……」ウツムキ

京太郎「」

ハオ「そ、その……ごめんなさぃ京太郎」ボソッ マッカ

京太郎「」


キーンコーンカーンコーン

349: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/17(土) 02:29:22.92 ID:LXvnO9d10


―――休み時間


ネリー「ねぇキョータロー!」

京太郎「お、どうした?」

ネリー「なんで朝、私が立ってる間にハオを膝に乗せてたの」ジトー

京太郎「……深い理由があるんだ、聞くな」トオイメ

ネリー「え~なんでハオ!」

ハオ「聞かないでください」メソラシ

ネリー「……」ジー

ハオ「……っ」カァッ

ネリー「なにがあったの本当!?」

京太郎「聞くなって!」

ネリー「聞くよ!」

京太郎「えーっと……流れで、な?」

ネリー「えぇ~キョータローの膝の上にハオが乗る流れ?」

京太郎「ま、まぁ」

ハオ「ね、ネリーがそんなに座るならどれだけ座り心地が良いのかな~っと」アハハ

ネリー「……そっか」ハァ

京太郎「どうした?」

ネリー「ううん、まさかハオまでと思っただけ」ジト

京太郎「なんだよまでって」

ネリー「自分の胸に聞きなよ!」

京太郎「憶えがないから聞いてるんだろー」

ネリー「むぅ……どうだった、ハオ?」

ハオ「え?」

ネリー「キョータロー」

ハオ「……か、硬かった、です」カァッ

京太郎「……そうだな」メソラシ

ネリー(まぁ確かにちょっとは硬いかもだけど、そんなに?)


350: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/17(土) 02:59:00.13 ID:LXvnO9d10


―――【昼休み:教室】


京太郎「くる!」キュピーン

ハオ「なにがです?」

ネリー「お昼たべよー」

京太郎「私にも智葉が見える!」

ハオ「え?」


智葉「京太郎っ!」ニコッ

「え、笑顔が眩しい!」

「あの辻垣内さんがこれほどの笑顔を!」

「やめろめろめろ智葉めろ!」

京太郎「なんだこの状況は……!」

ハオ「その、テンションおかしいですよ京太郎?」

ネリー「ていうか今、なんで智葉がくるって?」

京太郎「いや、感覚だけど」

ネリー「なに言ってんのキョータロー……」


智葉「というより京太郎、いま私を智葉と呼んだか?」

京太郎「……すみません! 勝手に呼び捨てして!」ハッ

智葉「……なに、友達なんだから気にするな! むしろそのままでもいいぞ!」ニコッ

京太郎(かわいい、言ってることちょっとあれだけど)

ネリー(これ大丈夫だよね? 明華に次ぐライバルになったりしないよね?)


京太郎「ほ、ほらまだちょっとなれませんから、ね?」

智葉「……そうか、なら良いが……いつかは、な?」フフッ

京太郎「はい……」フッ

京太郎(結婚しよ)


ネリー「大丈夫だよね!?」

ハオ「……し、知りませんよ」

ハオ(なんだか、むぅ……)


351: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/17(土) 03:28:21.32 ID:LXvnO9d10


―――【中庭】


京太郎「なんつーか、連日ですけど」

智葉「ん?」

京太郎「……大変でしょうし」

智葉「そんなことないぞ?」ニコッ

京太郎「……あ、いや……その、でも」

智葉「いや、か?」


京太郎(ええい、重い! だが、この暖かい感覚はなんだ!?)

智葉「……京太郎のために、できることは、なんでも、してあげたい……」ギュゥッ

京太郎(乙女!? 胸がときめく!)

智葉「はじめての、男友達だしな!」ニコッ

京太郎(ぐふっ!)


明華「ぐぬぬぅっ……」ギリギリ

モブ子「痛い痛い! 肩がっ、肩に指がめりこむ!」

ネリー「智葉ぁ……」

ハオ「このままでは智葉が落ちるより早く京太郎が落ちます!」

メグ「ラーメンマン」

ネリー「京太郎が、落ちる……!?」

モブ子「振られそう、友達だからって理由で」

明華「京太郎くんが、サトハに、告白っ!?」ギリギリ

モブ子「割れる! 肩の骨が割れるっ!」ギャー

メグ「そういえば初期のブロッケンマンを殺した時のラーメンマンって」

ハオ( 京太郎、振られる→落ち込む→慰める→エンディング一直線! )

ハオ「勝った!」グッ

ネリー「なにが?」

353: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/17(土) 03:58:30.45 ID:LXvnO9d10


智葉「どうした京太郎、ほらあーん」

京太郎「あむっ」

智葉「ふふっ、良く食べる京太郎を見ていると幸せな気分になるなっ」

京太郎「そりゃ、ありがたい……」モグモグ

智葉「朝寝起きの顔や朝御飯を食べた時の京太郎や寝る前の京太郎を見て見たい気もするな」フフッ

京太郎「へ?」

智葉「……なぁんて冗談だ」クスッ

京太郎「で、ですよね!」

京太郎(死ぬかと思ったぜ! 生首ボートされるかと思った!)

智葉「でも、友達同士ならシェアハウスとかいうのもあるんだな!」ニコッ

京太郎(男女でやったら同棲になるんじゃ……いや、やめよう)

智葉「ふふふ、そういうのも良いな」

京太郎(そうなったら俺は生き残れんな……咲、俺を導いてくれ)

?(おもしろそうだから同棲しなよ)

京太郎(無理難題をおっしゃる!)


明華「京太郎くんと同棲……興奮でどうにかなっちゃいます、ね」ゴクリ

ハオ「処女膜から声でなくなります、ね」ゴクリ

モブ子「……え、同意求めないよね? 私はどーでも」

明ハオ「ね!」ギリギリ

モブ子「いだだだだ! そうそう! そう思うよ! 女の子は誰だってそう!」ナミダメ

ネリー「巨乳見せびらかさないでよ!」ベシッ

モブ子「理不尽!?」タユン

メグ「ラーメンマンがブロッケンマン倒した時というと笑い方が」

モブ子「ぐわああははは! だよ!」ナミダメ


明華「というより、ハオ?」

ハオ「はい?」

明華「あなたまさか」

ハオ「だ、誰が京太郎なんかっ!」マッカ

モブ子「なんという説得力のなさ!」

372: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/22(木) 00:31:29.27 ID:bf+j0bp00


―――放課後【臨海高校麻雀部】


京太郎「ふむ……結局、どうなんですかね」タンッ

智葉「なにがだ?」タンッ

ネリー「個人戦のこと?」タンッ

ハオ「京太郎ならほぼ苦戦はないと思いますけど……」タンッ

京太郎「逆だよ、逆」タンッ

ネリー「ポン……つまり、団体戦の方?」タンッ

ハオ「なるほど、集まりませんもんね……男子生徒」タンッ

京太郎「まぁしょうがないっちゃしょうがないけど……ロン」

ハオ「あ」


京太郎「いやぁその……大三元」

ハオ「……あ」

明華「ハオが飛びましたか」

メグ「奴は四天王の中でも最弱デス」

ハオ「失礼ですね!」


「須賀君って麻雀も強いし、優良物件だよねぇ」

ネリー「有料物件だよ! 京太郎を貸し出ししたければしっかり私に払ってよ!」

京太郎「いつからお前のになったんだよ」チョップ

ネリー「あぅっ」

373: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/22(木) 00:40:52.32 ID:bf+j0bp00


京太郎「たく」

ネリー「むぅ」

明華「私は京太郎くんのものですよ♪」

京太郎「おいこら」

智葉「私は京太郎の友達だからな、私のものも京太郎のものだぞ」ニコッ

京太郎「……」

モブ子「やらしいこと考えたな」

京太郎「!?」

ハオ「そ、そういうのはよくないですっ」カァッ

京太郎「すまん!」

ハオ「他の人は、嫌な思いするかもしれませんし……」

京太郎「うん」

ハオ「……わ、私でならその、別に嫌でも」モジモジ

京太郎「……え」ドキッ

明華「夜の御伴には私を使ってください!」

京太郎「なに言ってんのお前!」

明華「電話してくれればいつでも行きますよ♪」ギュッ

京太郎「お、おうっ」カァッ


ハオ(くっ、やはりストレートの方が効果ありですか!)

ネリー(私が抱き着いてもああはならない……)ズーン

モブ子「デリヘルか」

アレク「それな」

374: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/22(木) 01:03:03.61 ID:bf+j0bp00


ネリー「ん~」

京太郎「ん、どうした?」

ネリー「……ねぇキョータロー」

京太郎「だからどうした」

ネリー「ネリーは、可愛くない?」

京太郎「いや、可愛いだろ……」

ネリー「本当に?」

京太郎「おう」

ネリー「……」

京太郎「どうした、振られでもしたか?」ケラケラ

ネリー「違うけど……」


モブ子「どうしよう、胃が痛くなってきた」

メグ「ラーメン食べまスカ?」

モブ子「胃が痛い時にラーメン進めるのか……」

明華「いくらはどうでしょう」

モブ子「だから好きなもん言えば良いって話じゃないからね!?」

ハオ「え、えっと」

モブ子「好きなもんないなら」

ハオ「きょ、京太郎……」カァッ

モブ子「!?」

明華「!?」


377: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/22(木) 01:17:02.91 ID:bf+j0bp00


京太郎「ん、ほんとどうしたネリー?」

ネリー「……むぅ」

京太郎「?」

ネリー「……ばか」

京太郎「なぜだ……助けて智葉さん!」

智葉「ネリー、友達にバカなんて言うものじゃないぞ」

ネリー「友達じゃ、やだ……」ボソッ

京太郎「え、なんだって?」

智葉「……京太郎」

京太郎「ん?」

智葉「私だけはお前の友達でいてやるからな、お前から友達がいなくなっても私だけは」

京太郎「不吉なこと言わないでくださいよ!?」

智葉「冗談だ」クスッ


明華「……なんだか、智葉が一番危険な気が」

ハオ「危機感を持つのが遅いですよ」


378: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/22(木) 01:48:40.21 ID:bf+j0bp00


―――数日後・昼間【街中】


京太郎(なんか午後からネリーが遊ぼうってメール送って来たし、昼飯ここらで食うか)

京太郎「どうすっかなぁ~」

メグ「おや、キョータローじゃないデスカ」

京太郎「ん、メグさん」

メグ「お昼?」

京太郎「まぁ、この辺で食べようかと思ってたんですけど」

メグ「そういうことなら私の行きつけのラーメン屋へ招待しまショウ!」ニッ

京太郎「そりゃ期待ですね」ハハッ


379: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/22(木) 02:10:38.93 ID:bf+j0bp00


―――【ラーメン屋】

カランッ

メグ「ん、二人デス」

「こちらどうぞー」


京太郎「カウンター席……まぁ二人だと妥当っすね」

メグ「ええ、ここは豚骨醤油のこってりラーメンが一押しデスヨ」

京太郎「あ、じゃあそれで……てかメグさんと一緒で」

メグ「決まりデスネ」

「ご注文お決まりですか?」

メグ「こってりラーメン、カタメセアブラシチミネギオオメアジコイメ……を二つデ」

「かしこまりました」


京太郎「……なに、呪文ですか?」

メグ「この程度呪文ですらないデス……真の呪文は向かいの店で」

京太郎「……す、スタバ」


381: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/22(木) 02:29:19.26 ID:bf+j0bp00


「おまたせしましたー」

コトッ

京太郎「……凄いっすね、量は普通でうすけど威圧感」

メグ「このギットギトな感じ、まさにコッテリ!」

京太郎「あ、はい」

メグ「では……いただきます!」

京太郎「いただきます!」


ズルッ


京太郎(なんだ、スープが……濃厚すぎる! ドロッとしていて麺に絡みつくだと!?)

メグ「はふっ……んっ」ズルズルッ

京太郎(それでいてこのとんこつ醤油、これはもうスープじゃない、汁!)

メグ「んんっ」ズズッ

京太郎(光る油、レンゲですくった味玉を割れば……)

ピカァー

京太郎(黄金の黄身! 汁との融合!)ズズッ

メグ「はぁっ……んぅっ」

京太郎(美味い……この味わい深さ、それでいて……スープも、いける!)

メグ「んんっ……ぷはっ」ハァハァ

ズズゥ

京太郎「……ごちそうさま、でした」スッ

京太郎(皿のそこに『ありがとうございました』だと……)


382: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/22(木) 02:44:35.97 ID:bf+j0bp00


―――【店前】


カランッ

「ありがとうございましたー!」


京太郎「ふぅ、美味かった……」

メグ「御期待に添えたようでなによりデス」フッ

京太郎「また来ましょう、にしても……ラーメン、ざび家」

メグ「良い店です」

京太郎「……君の父上がいけないのだよ」

メグ「?」

京太郎「うっ、妙な電波が」

メグ「キョータローはこのあとどこへ?」

京太郎「え、ああ、ネリーと約束してるんですけど一緒にきます?」

メグ「やめておきまショウ……馬に蹴られたくはナイ」

京太郎「なにを言ってるんです?」

メグ「さて、それじゃあまた……」スッ

京太郎「はい、また」フッ


メグ「次はどのラーメン屋に行きますカネ」

京太郎(まだ食うのか……)


383: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/22(木) 02:55:08.88 ID:bf+j0bp00


―――【駅前】


京太郎「……」

ネリー「キョータロー!」

京太郎「ん、ネリーか……ってお前」

ネリー「ん?」ニコッ

京太郎「なんかオシャレだな」

ネリー「ふふん! 私を侮らないでよね!」

京太郎「侮っちゃいないだろ、元々可愛いとは思ってたし」マガオ

ネリー「……そ、そっか」カァ

京太郎「ほれ、そんなことよりどこ行く?」

ネリー「と、とりあえず」

京太郎「帰るか?」

ネリー「なんでそうなるの!?」

京太郎「冗談冗談」ハハハ

ネリー「んー買物行こ!」

京太郎「おう、なんなりと」フッ

ネリー「えへへっ!」


ネリー(キョータローとデート♪)

京太郎(俺、捕まらないよね?)


ネリー「いこっ!」ギュッ

京太郎「はいはい」フッ

397: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/23(金) 01:57:24.89 ID:fGlzQt2L0


ネリー「えへへっ」

京太郎「なんか嬉しそうだな」

ネリー「わかんないの?」ジト

京太郎「え……俺と出かけるのそんな嬉しかった?」ハハッ

ネリー「……」カァッ

京太郎「……そ、そうか」

ネリー「……だって、二人なんて久しぶりだし」

京太郎「お、おう」カァッ

ネリー「ど、どこ行こっか!」

京太郎「そういや考えてなかったな、映画とかカラオケとか?」

ネリー「カラオケ!」

ネリー(二人きりになれるし!)グッ


京太郎「そっか、そうと決まれば行くか」スッ

ネリー「うんっ! 二人きりだからってネリーにえっちなことしちゃダメだからね!」

京太郎「それはどうかな」ハハ

ネリー「……」ウツムキ

京太郎「ツッコミ無しですか」

ネリー「う、うるさぃっ」


??「ちょっといいですか?」


京太郎「はい?」

警官「ちょっとだけ、お時間とらせませんので」ニコッ

京太郎(これはまさか!)チラッ

ネリー「?」

京太郎(職質だとぉ!? なんで俺が……ロリ連れてるからか!)


398: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/23(金) 02:21:54.28 ID:fGlzQt2L0


警官「ありがとうございます。ごめんね……一応仕事だから」

京太郎「いやはい、理解してます」

ネリー「」シロメ

警官「……うん、ほんとごめんね、まさか高校生だとは」

京太郎「まぁ気持ちはわかりますから、ね?」

警官「うん……それじゃあ、お気をつけて」

京太郎「あ、はい」

警官「いや、でも仕方ない気が……」テクテク


京太郎「……ネリー元気出せよ」ポン

ネリー「……うん」ハァ

京太郎「まぁなんつーか」

ネリー「私、そんな子供っぽい?」

京太郎「まぁな」キッパリ

ネリー「!?」ガーン

京太郎「で、でも可愛いぞ!」

ネリー「ロリコン!?」

京太郎「違う!」


399: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/23(金) 02:42:37.05 ID:fGlzQt2L0


―――【喫茶店】


「暇だなぁ」

モブ子「まぁ赤字じゃないならそれで……」

モブ子(今日は麻雀部に悩まされない。心が躍るな!)


カランカラン


モブ子「いらっしゃ」

京太郎「良さげな喫茶店だなぁ……あ」

ネリー「もうカラオケ行くテンションじゃないからね……ってあ」

モブ子(しらけるぜ……)


400: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/23(金) 02:57:48.15 ID:fGlzQt2L0


京太郎「ま、たまたまあったけど問題ないな」

ネリー「最近良く絡むよね」

モブ子「そ、そうだね……」メソラシ

ネリー「絡まれてるって方が正しいけど」

モブ子(良くお分かりで)

モブ子「それじゃごゆっくりー」ソソクサ


京太郎「……なんつーか、お前も災難だったな」

ネリー「本当だよ! ネリーはキョータローと十分ラブラブカップルに見えてたはずだよ!」クワッ

京太郎「ラブラブカップル、ね」

ネリー「……ちがっ、今のは見えてたって話で私が見て欲しいとかじゃっ」

京太郎「わかったわかった」ハハハ

ネリー「むぅ、せっかくのデートなのに」

京太郎「デートだったのか」

ネリー「……ま、まぁ京太郎はデートとかしたことないだろうからネリーが特別に」チラッチラッ

京太郎「デートの基準を教えろデートの基準を」

ネリー「そりゃ男女で色々」

京太郎「それじゃ俺、デートの百戦錬磨だわ」フッ

ネリー「」

京太郎「……いや、やっぱなし、アイツとでかけるのはデートじゃない」

ネリー(アイツ!?)

401: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/23(金) 03:10:11.20 ID:fGlzQt2L0


ネリー(アイツ……何者……少なからずライバル!?)

京太郎「ってなるとまぁデート回数は少ないか」

ネリー(あるにはあるの!?)

京太郎「それじゃしっかりエスコートしなきゃだな」フッ

ネリー「……そ、そうだよ!」

京太郎「おう、かわいいかわいい」

ネリー「子供扱いしないでよ!」

京太郎「じゃあ何扱いしてほしいんだよ」ジト

ネリー「……お、女扱い?」

京太郎「……なんかやらしいな」カァッ

ネリー「うっ」カァッ


モブ子「おまたせしましたー、ミルクティーとブレンドのアイスでーす」タユン

京太郎(おおう、目の前にこの巨乳……)デレ

モブ子「それじゃあごゆっ」

ネリー「こいつめっ!」ペシンッ

モブ子「最近たたくよね、むね!」タユン

京太郎「格調高くおっぱいと呼べ!」

モブ子「うるせぇよ!」

京太郎「!?」

?(胸を掴め、お義兄ちゃん!)

京太郎(風を掴めみたいに言うな!)

ネリー「巨乳なんてほろんでしまえ!」

モブ子「理不尽!」


402: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/23(金) 03:29:41.02 ID:fGlzQt2L0


京太郎(イントゥ・ザ・おっぱい……いかん、下ネタが過ぎる)


ネリー「ばか……」ジト

京太郎「まぁお前の胸は確かに慎ましいが」

ネリー「唐突にデリカシーどこかに投げるよね!」

京太郎「まぁ最後まで聞け」

ネリー「このおっぱい魔人が」

京太郎「もっとこう、オリジナリティある呼び方をだな」

ネリー「……なにが言い?」

京太郎「……今の俺は須賀京太郎、それ以上でも以下でもない」キリッ

ネリー「……ケーキ! 一番高い奴!」

京太郎「おいばかやめろ」

モブ子「かしこまっ!」ビシッ タユン

京太郎「やめろ、痛い」

京太郎(おっぱい)

モブ子「ぐふっ」シロメ


ネリー「で、最後までってなにかったの?」

京太郎「ああそうだった。まぁ確かに俺がおっぱい大好きなのは認める。母性がこう、良い」

ネリー「へぇ」ジト

京太郎「でもおっぱいの魅力に負けないぐらい……お前は可愛いぞ」フッ

ネリー「……」

京太郎(臭かったか?)

ネリー「~~~っ!?」ボンッ

京太郎(大激怒かな?)


403: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/23(金) 03:32:54.97 ID:fGlzQt2L0

ネリー「ばばば、バカッ! なに言ってんのさ!」

京太郎「ああいや、なんかこう……本心からだぞ?」

ネリー「そそそ、それは嬉しいけど!」

京太郎「よかった」

ネリー「そうじゃなくてっ……」

京太郎「そんな怒らなくても」

ネリー「そ、そうじゃ、なくて……」モジモジ

京太郎(なんだ、なんか乙女だぞ)

ネリー「……ほ、ほんと?」

京太郎「ん、おう」

ネリー「ネリー、かわいい?」

京太郎「おう!」

ネリー「付き合える?」

京太郎「おう」

ネリー「……え、えっちなこととか、できる?」

京太郎「おう……ってなに言ってんだお前!?」

ネリー「ハッ!!?」

京太郎「ハッ! じゃねぇよ!」

ネリー「ごごご、ごめん! それじゃネリー帰るね! ばいばい!」ダッ

京太郎「おおい!?」

ネリー「またね!」ダッ


カランカラン


「ありがとうございましたー」

京太郎「……なんなんだ、嵐かあいつは」

京太郎(にしてもなんつーか、可愛い。おっぱいが無い女にときめいたのは初めてだ)フム

404: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/23(金) 03:36:10.51 ID:fGlzQt2L0


コトッ

京太郎「……?」

モブ子「ご注文のDXジャンボ・ダス・エクストレーム・トラウリヒ・ドラッヘです」

京太郎「……これはなんだ?」

モブ子「だからさっき注文したケーキ」

京太郎「大きいな」

モブ子「大きいよ」

京太郎「……ネリー、あいつ」

モブ子「それじゃあこれで」


京太郎「……ええい、胃袋の大きさが戦力の決定的差でないことを教えてやる!」

モブ子(もっと不幸になれ……)


405: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/23(金) 03:39:27.57 ID:fGlzQt2L0


―――夕方【街】


京太郎(なんとか食べきったぞ、半分ぐらいであの人に押し付けて帰ったけど)

京太郎「もう晩飯はいらないな」ケプッ

アレク「ん、京太郎」

京太郎「あれ、監督……」

アレク「暇か?」

京太郎「まぁ、これから帰るとこですし」

アレク「……せっかくだし、飯でも行くか?」フフッ

京太郎「いや、俺はもう」

アレク「そうか、それじゃ今日は一人でラーメンだな」フッ

京太郎「行きます!」

京太郎(くっ、あまりの哀愁に行くと言ってしまった!)


アレク「そ、そうか!」パァッ

京太郎(こいつ、ここまで嬉しそうに!?)

アレク「なら行こう、久しぶりに一人じゃない御飯だ」

京太郎「だから未だに一人身か……」

アレク「ん、なんて?」

京太郎「なんでもないです」


419: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/24(土) 01:40:00.12 ID:ED1n06vL0


―――【びすと家】


京太郎(さっきと違うラーメン屋で助かったぜ)

アレク「ハイボールとはらぷらすラーメン、にんにくましましで」

京太郎「あ、同じラーメンを、え、俺は酒は良いです」

アレク「……やっぱり私服だと学生に見られないんだ」ハハッ

京太郎「ちょっと気にしてるんですから」ハァ

アレク「その身長で、顔だしなぁ……」

京太郎「老けてます?」

アレク「良い意味でな……私と違って」グフッ

京太郎「いやいや、監督だってまだまだ20代で通用しますよ!」

アレク「そうか、ありがとう……そんなこと言ってくれる男はお前だけだ」トオイメ

京太郎(こりゃだめだ……)


420: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/24(土) 02:08:08.69 ID:ED1n06vL0


アレク「ぷっは~!」

京太郎「うまそうに」

アレク「まぁ私が一緒にいるときに飲ませるわけにはいかないしね」

京太郎「……俺が酒を飲んでいるというような言い方しますね」ジト

アレク「まぁ、飲んでるでしょ?」

京太郎「……飲んだことはありますけど、普通でしょ高校生なら」

アレク「そうだけど」


「お待たせしましたぁ! にんにくましましですよ!」

京太郎「ましましを頼んだけど、こんな匂い……食欲がそそられるじゃないですか!」

アレク「そのために頼んだのだよ! 今後、私と共に来たくなるように!」

京太郎「大人のやり方って!」


アレク「さ、食べよ」

京太郎「あ、はい」

ズルズル

京太郎(これは、キツすぎるにんにくの匂い、だが味はしっかりと味噌の奴が主張してきやがる!)

アレク「んっ、やっぱりスープだな」プハァ

京太郎(デート中にはまず来ちゃいけないようなラーメン屋! ここをひいきにしてる女教師!)チラッ

アレク「んっ」ズルズル

京太郎(正直ときめく……!)

アレク「うまいっ」ハァッ

京太郎(色っぽい……メグさんにしろアレクさんにしろ、ラーメンのプロか!)

アレク「ん、どうした? 麺が伸びるぞ?」

京太郎「ああ、いや食べます」

アレク「ん」フッ

京太郎(ええい、このままではやられる!)

421: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/24(土) 02:24:18.93 ID:ED1n06vL0


―――帰り道


京太郎(―――と思ってた時期がボクにもありました)

アレク「あはは、ごめんね~」

京太郎「はいはい、帰りますよ。うちどっちですか」

アレク「あっち~」ユビサシ

京太郎「本当っすか?」

アレク「疑ってるの~? 監督を~?」

京太郎(めんどくせぇな、うちに連れてくか? ……いや、アウトか?)

アレク「ん~」

京太郎(完全に酔ってやがる。1時間でハイボール5杯も飲めば強くもなければそりゃそうか)


アレク「いくぞぉ~」

京太郎「なんであんなに飲んだんですか」ハァ

アレク「きょーたろーと一緒だと楽しくてなぁ」アハハ

京太郎「……ま、まぁ悪い気分じゃない」

アレク「ん……ここどこだ?」

京太郎「……こりゃダメだ」

アレク「どりふ?」

京太郎「おい、世代じゃないだろ」


422: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/24(土) 02:41:09.27 ID:ED1n06vL0


―――翌朝


アレク「んぅ……」

アレク(あれ、どうしたっけ……私たしか、ラーメン屋行って、あ)ハッ

ガバッ

アレク「京太郎に送ってもらっ」

キョロキョロ

アレク(あれ、ここどこ?)


京太郎「あれ、起きましたー?」

アレク「……京太郎!?」

アレク(襖の向こうから声が聞こえる、てか布団! てか服着てないし!?)

京太郎「昨日大変だったんですからねー、服着たら出てきてくださいよー」

アレク「は、はい!」

アレク(な、なにした!? ナニしたのか!?)

京太郎「とりあえず朝飯作ってありますよー」

アレク(これは……教師と生徒とってのも珍しくないしな! これは来ちゃったな私の時代!)


423: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/24(土) 02:48:08.52 ID:ED1n06vL0


ガラッ

京太郎「あ、おはようございます」

アレク「おはよう」フッ

京太郎「コーヒー飲みます?」

アレク「ああ」フフフ

京太郎「二日酔いにはなってないようでなにより」ハハハ

アレク「ただ謝らなきゃいけないことが一つ」

京太郎「ん?」

アレク「……昨日のこと、いまいち憶えてないんだ」

京太郎「ああ、それで良いですよ。まぁおいおい」


京太郎(家に連れて帰ってきてそうそう脱ぎだして寝たなんて……言いにくいしなぁ)

アレク(おいおい……またいずれそういう機会もあるということか!)ハッ


京太郎「さて、まずは朝御飯食べましょ」

アレク「そうだな、そうしたら帰るとするよ」

京太郎「はい」フッ


アレク(朝帰りか……)フッ

京太郎(なんか、妙な気分だな……明華以来か、女の子が朝にうちいるの)


424: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/24(土) 03:02:45.87 ID:ED1n06vL0


ガチャッ


アレク「それじゃ、また」フッ

京太郎「はい」

アレク「久々に学校とか飲み会以外で誰かと一緒にご飯たべた」ハハハ

京太郎「……いつでも来てください!」

アレク「ん、そうする」


アレク(これはあれだな、ルート入ったな)

京太郎(悲しい、悲しい……)


アレク「しっかりと、麻雀を怠るなよ?」

京太郎「わかってますよ」アハハ

アレク「それじゃあな」フリフリ

京太郎「はい」フリフリ


ガチャンッ


京太郎「さて、といっても休日……ニチアサは終わった」

ノビー

京太郎「どこか出かけるかなぁ、連日だけどネリー誘ってみるかな昨日はあんなんだったし」フム


425: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/24(土) 03:20:23.05 ID:ED1n06vL0

―――【一方ネリー部屋】


ネリー「うぅ~なんで昨日あんなこと聞いちゃったんだろぉ」ゴロゴロ


ネリー(で、でも悪いのはキョータローだよね、あんなにデレデレして……でも)


ネリー「えへへっ、かわいい、かぁ……」テレッ


ネリー(ででで、でも明日どうしよう! どうやって声かけよう、いつも通りにできるかなぁ)


リンロン


ネリー「あれ?」チラッ

京太郎:昨日の埋め合わせってんじゃないけど、一緒にどっか行こうぜ!

ネリー「」

ネリー(ど、どうしよう。でも今日会って……こ、ここは一旦作戦を練って運がのった時に!)

タンッ

ネリー「あ」


ネリー:それじゃあ12時に駅前ね♥


ネリー「ち、違うこれはネリーが勝手に……ってネリーの仕業!」

ネリー(うわぁ~! どうしよう、どうしよう!)

ネリー「と、とりあえず気合入れてこ!」


426: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/24(土) 03:39:38.99 ID:ED1n06vL0


―――【駅前】


ネリー「……」ソワソワ

ネリー(ど、どこもおかしくないよね、昨日より俄然やる気だしちゃったけど空回りしてないよねっ!)

京太郎「おっす」

ネリー「ふひゃっ!?」ビクッ

京太郎「おうっ、へ、変な声だすな」カァッ

ネリー「ご、ごめんっ」カァッ


京太郎「まぁなにはともあれ、悪いな急に」

ネリー「ううんっ、嬉しかった!」ニコッ

京太郎(かわいい、なんだこの感覚は……)

ネリー「?」

京太郎「いやなんでも……」ナデナデ

ネリー「えへへっ」


京太郎(自然な流れで撫でてしまった……良かった、怒られなくて)

ネリー「京太郎の、大きいね」

京太郎(やらしいこと考えました)

ネリー「あ、そういえば今日はどこいくの?」

京太郎「昨日できなかったこと、カラオケ?」

ネリー「う、うん!」

ネリー(ふ、二人きり、さっそく……これはネリーの運のためし時だね!)


京太郎「いくぞ」

ネリー「うん!」グッ

京太郎(やけに気合はいってんな)

ネリー(よし! がんばれネリー!)


437: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/25(日) 01:22:16.24 ID:T4h1pD6A0


―――【カラオケ】


京太郎「二人だからかそんな広くないな」

ネリー「だね」

京太郎「……にしても近くないか?」

ネリー「ん~気にしない気にしない♪」


京太郎(なにこの子、俺のこと好きなの?)


ネリー「どうしよっかな~」

京太郎(いや、ないか……きっとない)

ネリー「最初歌う?」

京太郎「ん、ああそうだな、いいぞそっちからで」

ネリー「それじゃネリーから……」

京太郎「お前どんなの歌うの?」

ネリー「色々歌うよー、流行にのった歌とか」

京太郎「はやりんの歌?」

ネリー「歌おうか?」

京太郎「え、歌えんの? 歌って歌って」

ネリー「しょうがないなぁ」エヘヘ

京太郎「おおー期待してるぜネリーさん!」

ネリー「あんまりハードル上げないでよ?」

京太郎「いやぁ、期待大だな!」

ネリー「ちょっ!」


439: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/25(日) 01:46:57.28 ID:T4h1pD6A0


ネリー「~♪」

京太郎「おお~!」キラキラ

ネリー(きてる! 私の時代来てる。明華にも負けない……!!)


ガチャッ


「失礼します。お飲物お持ちしましたー」

ネリー「……」

京太郎「あっ」

「失礼しました~」

ガチャンッ

ネリー「~♪」

京太郎(わからんでもないが……)


441: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/25(日) 02:01:51.70 ID:T4h1pD6A0


京太郎「いやでも、上手かったぞ!」

ネリー「一番気持ちいい所歌えなかった……」

京太郎「店員に意識してるんだなって思われるのが恥ずかしい気がして普通を心がけるぞ俺は」

ネリー「そう言う考え方もあるね」

京太郎「ん、まぁなんつーか……乾杯」

ネリー「ん、乾杯……ってソフドリ同士でやるの?」

京太郎「やらないな、酒でしかやらん」

ネリー「飲むんだ」

京太郎「……ま、まぁ高校生だし多少は」メソラシ

ネリー「ちょっと前まで中学生だよね!」

京太郎「あ、いれるの忘れた。なににすっかな~」

ネリー(でもキョータローの歌なんてネリー以外聞いたことないよね!)

京太郎(女の子と二人でカラオケなんて初めてだしなぁ……咲はなんか違う、曲選も咲の趣味に寄るしなぁ)


442: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/25(日) 02:20:28.91 ID:T4h1pD6A0


―――【長野:清澄高校】


キュピーン

咲「京ちゃんか!」ハッ

??「なんの話してんだじぇ?」

?「オカルトオカルト、ないです」

咲「これだからオールドタイプは」ハァ

?「デジタルは最新式だと思うんですがそれは」

??「おっぱいだけの女はこれだからだめだじぇ」

?「私もそう思うわ、おっぱいだけの女」

咲「私は巨乳、好きじゃないんです」

?「なんでそんな切ない表情でそんなこと言われなきゃなんないんですか!?」


咲「にしても……これはあれるね」フッ

??「何の話じゃ」

咲「……麻雀の話ですよ」ハッ


443: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/25(日) 02:45:51.26 ID:T4h1pD6A0


京太郎「~♪」

ネリー(歌上手い……っていうか、カッコいいなぁ、声も)

ネリー「って声もってなに!?」

京太郎「?」

ネリー「な、なんでも!」

京太郎「~♪」

ネリー(でも、なんかこう、良い……彼女っぽい!)

京太郎「ふぃ~」

ネリー「おおー!」

京太郎「久々だったけど結構歌えたな」

ネリー「えへへ、それじゃ次はネリーこれで!」

京太郎「……はやりんか」

ネリー「ラブソングってこれ以降歌ってないんだよね、はやりん」

京太郎「なんか悲しい気分になってきたぞ。あの人なんの噂も聞いたことないし……」

ネリー「き、きっとアイドルだから」

京太郎「トシさんはたぶん恋すらしたこともないとか言ってたけど」

ネリー「アオハルこないの?」シロメ

京太郎「くればいいね……てか歌始まるぞ」

ネリー「うん、でもねキョータロー!」

京太郎「ん?」

ネリー「えへへっ、ネリーは自分の恋、しっかり成就させるからねっ♪」

京太郎「……そんな想われてる相手、幸せだな」ハハハ

京太郎(今のネリー、可愛かったな)

ネリー(な、なんか大胆なこと言っちゃった!)


444: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/25(日) 03:00:21.58 ID:T4h1pD6A0


―――その後【街中】


ネリー「気持ちよかったぁ!」フゥ

京太郎「てか、良かったのか?」

ネリー「ん?」

京太郎「好きな奴、いるんだろ?」

ネリー「……鈍感」ジト

京太郎「え、なに俺のこと好きなの?」

ネリー「……なんで聞こえるの!?」カァッ

京太郎「そんなこと言われましても」

ネリー「聞こえないのがお約束じゃないの!?」

京太郎「知らんし、てか、え、マジで?」

ネリー「……っ」コクリ

京太郎「え、あ……その」

ネリー「きょ、キョータローは、好きな人、いるの?」

京太郎「いや、その、いないけど……」カァッ

ネリー「そ、そっか……な、ならチャンスっ」グッ

京太郎「ちょ、え」

ネリー「明華に、負けない……負けてられないから、頑張るよ」

京太郎「なにを?」

ネリー「もう、隠さないからっ」グッ

京太郎「え、あ、はい」

ネリー「ま、またねっ……今日はカラオケだけになっちゃったけど、またデート……」

京太郎「お、おう」

ネリー「約束だからねっ!」

京太郎「はい」

ネリー「えへへっ、よろしい!」

京太郎(かわゆい)

445: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/25(日) 03:04:37.26 ID:T4h1pD6A0


ネリー「それじゃ……またねっ♪」

京太郎「お、おう」

ネリー「……大好きだよっ」


京太郎(ええい、このままでは落ちる!)


ネリー「~♪」


京太郎(ネリーは優しいからな、しかしこんな天下の往来で……)

ヒソヒソ

キャー

シネ…

京太郎(認めたくないものだな……自分自身の、若さゆえの過ち)


446: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/25(日) 03:19:46.16 ID:T4h1pD6A0


―――【公園:ベンチ】


京太郎「しかし、俺は……モテ期きちゃってるのか?」

咲『なんの話? てか部活中……ポン』

京太郎「いやな……二回も告白されりゃ」

咲『嘘乙、そもそも京ちゃんの周りなんて女の子、私しかいなかったくせに』

京太郎「そりゃそうですけど現状が違うんですよ咲さん」

咲『京ちゃんみたいな戦うしか脳の無い男に女の子がなびくなんて……』

京太郎「意外?」

咲『いやぁ、意外とそういうのがウケるのかもいねぇ』

京太郎「ウケるとかいう言い方すんなよ」

咲『だって、いやまぁびっくりだよ……でもわかることが一つ』

京太郎「なんだよ?」

咲『ロリでしょ』

京太郎「……俺が好きなのはおっぱい、それ以上でも以下でもない」

咲『否定にはなってないよ』

京太郎「……」

咲『このロリコンのマザコンのシスコン!』

京太郎「おいまて後の二つは誤解だろ!」

咲『京ちゃんみたいなやつ、生きてちゃいけないんだ!』

京太郎「そこまで言うか!」

咲『え、あ、怒ってないよ……うん、ついつい……それロン、清一色』

京太郎「ええ~」

咲『まぁなにはともあれまた報告楽しみにしてるよーおもしろい』

京太郎「なんつー奴だ」

咲『よろしくー』

ピッ

京太郎「なんつー奴だ」

??「なにがだ?」

京太郎「っ!?」ビクッ

??「どうした?」

京太郎「さささ、智葉さん!?」

智葉「ああ、私だ」ニコッ


448: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/25(日) 03:50:14.20 ID:T4h1pD6A0


京太郎「びっくりしたぁ」

智葉「私もだ」フフッ

京太郎「これから帰りですか?」

智葉「ん、ちょっと買い物しててな」

京太郎「へぇ~」

智葉「そっちは?」

京太郎「ネリーとデートです」

智葉「ネリーとデート……」


京太郎(言わない方が良かったか? でも別に隠す必要もないしな)


智葉「異性と出かけるのならではだな」フフッ

京太郎「ま、そうっすね」

京太郎(まさかの展開だったけど)

智葉「私もしてみたいな、京太郎とデート」クスッ

京太郎「う、うっす」カァッ

智葉「……ち、違うぞ! 友人同士でという意味だぞ!」

京太郎「わ、わかってますよ……」

京太郎(なんか、ショック……)


智葉「あ、そういえば京太郎は一人暮らしだったな」

京太郎「ん、そうですよ」

智葉「ふむ……よし!」グッ

京太郎「?」

智葉「晩御飯はどうするんだ?」

京太郎「このあと買って帰りますけど」

智葉「それじゃあ今日は……私が作ってやろう」ニコッ

京太郎「はい」キリッ

智葉「決まりだな!」パァッ


京太郎(キリッ、じゃねぇだろ俺ぇっ!)


461: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/27(火) 01:13:05.34 ID:XwdhUPZl0


―――【スーパー】


京太郎(なんつーか、俺がカート押して智葉さんについてくだけなんだよなぁ)

智葉「ふむ……」

京太郎(あ~なんか彼女が欲しくなる)


智葉「今日はどうしたい?」

京太郎「え、晩飯ですか?」

智葉「ああ、肉系が良いとか」

京太郎「え~なんでも良いですよ。作ってくれるんですし」

智葉「何でも良いが一番困る」ムムッ

京太郎「ん~それじゃあ、満漢全席」

智葉「作れるか」ジト

京太郎「冗談ですよ」アハハ

智葉「……もう良い、決めた」

京太郎「お、楽しみ!」

智葉「定番といえば定番だけどな」フッ

京太郎「?」

智葉「……お、良さそうなにんじん」

京太郎(主婦か……)

智葉「ん……」ウデクミ

京太郎(おっぱい)

智葉「あとは、これと」ガサッ

京太郎(おっぱい……)

智葉「胸、見すぎだぞ」カァッ

京太郎「すみません……こんなんだからいまだに彼女ももらえん」クッ


462: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/27(火) 01:31:50.42 ID:XwdhUPZl0


智葉「彼女、欲しいのか?」クスッ

京太郎「まぁ……」

智葉「お前に必要なのは彼女というより嫁さんだな」ハハッ

京太郎「いまだに嫁さんももらえん……30ぐらいになったら言います」

智葉「明華やネリーがいるだろ」フッ

京太郎「……なんつーか、あれっすね」

智葉「ん?」

京太郎「いや……あ、ポテチ買ってこ」

智葉「あまり遅い時間に食べるなよ?」

京太郎「あ~」メソラシ

智葉「……」ジト

京太郎「……でも智葉さんの料理があるんで食前には食べませんよ!」グッ

智葉「ん、それはなにより」フフッ

京太郎(にしてもこう、良いなぁ……女の子と晩飯買いにスーパーとか俺そろそろ死ぬん?)


463: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/27(火) 01:50:12.03 ID:XwdhUPZl0


―――【じゃん荘:須賀部屋】


ガチャッ


京太郎「ただいまーっと」

智葉「お邪魔します」

京太郎(なんか不思議な気分だ)


智葉「さて、さっそく作るか」

京太郎「もうですか?」

智葉「そのために来たからな……それとも二人でなにかするか?」

京太郎(なんか過剰に変なことを考えてしまうが俺は悪くない)

??(やれやれ、これだからDTは困レジェンド)

京太郎(だーってろ!)


智葉「包丁とかは、ちゃんとあるな」

京太郎「一応、料理とかはためにしますしね」

智葉「それじゃあ今度は一緒にやるか?」

京太郎「それも良いかもですね」ハハッ

智葉「でも今日はゆっくりしていろ、私が腕によりをかけて作る」フフン タユン


京太郎(おっぱい……)

智葉「さてと……エプロンがあるな」

京太郎「ああ、母親のがまぎれてて」

智葉「使っても良いか?」

京太郎「どうぞ」

智葉「それじゃあ」ススッ

京太郎(ああ、なんか良い……後ろから抱き着きたい衝動に駆られる……やったら殺されそうだけど)

智葉「?」

京太郎「かわいいなぁ」

智葉「……か、からかうなっ」フイッ

京太郎(かわいい)

464: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/27(火) 02:01:32.24 ID:XwdhUPZl0


京太郎(しかしまぁ、明華も飯作ってくれたけど……これはこれで新鮮)

京太郎「ってクズの発想か俺」ハッ


京太郎「……まぁなんつーか、そういうのなかったからなぁ、求めてたのに咲は友達紹介してくれたりしないし」

咲(戦うしか脳がない)

京太郎「ごもっともだったけど」ハァ

咲(童貞)

京太郎「処女のくせにあいつ……」


智葉「待たせたな京太郎」

京太郎「待ってました!」

智葉「それはなにより」クスッ

京太郎「この匂いは」

智葉「定番中の定番……肉じゃがだ!」

京太郎「おお!」

智葉「ところで京太郎って肉じゃがをおかずにできるか?」

京太郎「ん、できますよ」

智葉「そうか、一応おかずにと思って豚キムチを」

京太郎「それはそれで良い」グッ

智葉「まぁ手間もそれほどかからないしな、ということで」コトッ

京太郎「あ、運ぶの手伝いますよ」

智葉「ん、頼む」フフッ


465: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/27(火) 02:36:39.28 ID:XwdhUPZl0


京太郎「それじゃ、いただきます」

智葉「めしあがれ」フッ

京太郎(なんか、良いなぁこういうの……)パク


京太郎「おお……和だ」

智葉「和食だからな、豚キムチは微妙だが」

京太郎「これも良い、米が……米が進む!」

智葉「ふふっ、沢山食べろ」ニコニコ

京太郎「はい!」

京太郎(だがなんだろう、智葉さん食べないのか?)


智葉(かわいい……ごはんたべるきょうたろう、かわいい……)

京太郎(ふむ、しかしまぁ自分が作った飯食べてる相手が気になる気持ちはわかる。咲のときがそうだった)

智葉(カワイイ……)


466: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/27(火) 02:54:40.28 ID:XwdhUPZl0


京太郎「ごちそうさまでしたっ!」パンッ

智葉「お粗末さま」フフッ

京太郎「いやぁ、おしいかった!」

智葉「それじゃ片付けるが」

京太郎「ああ、てかそろそろ帰る時間じゃ」

智葉「……今日は泊まるぞ?」

京太郎「」


智葉「そのつもりだったんだが……」フム

京太郎「……べべべ、別に俺は構わないんですけど」

智葉「母には友達の家に泊まると連絡したし」

京太郎「男とは微塵にも思ってないでしょうね!」

智葉「話したが?」

京太郎(終わったビングだ俺ぇ!)

智葉「洗い物をしたらシャワーを借りるな」フフッ

京太郎「あ、はい」

智葉「は、裸の付き合いというのもあるし、一緒に、は、入るか?」カァッ

京太郎「いえ、今日はやめときましょう」

智葉「そ、そうか……背中ぐらい、流そうか?」ウワメヅカイ

京太郎「はい!」

智葉「!」パァッ

京太郎(うおぉ! なにやってんだ俺ェッ!?)

智葉「そうかそうか、とりあえず先に私が風呂に入るってくる!」ニコッ

京太郎「」

智葉「その前に、洗い物洗い物」


タタタッ


京太郎(た、耐えれるのか俺……)

?(おもちの女の子が目の前にいて手を出さないなんてどうかしてるのです!)

京太郎(うるせぇ!)

??(童貞の京太郎には百年早いレジェンド)

京太郎(黙ってろ!)

?(ヤっちゃって良いんじゃない? デキたらやばいけど)

京太郎(当たらなければどうということはない……じゃなくて!)


智葉「~♪」フリフリ

京太郎(ノリノリだ……おしりも、いいな)


482: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/30(金) 01:18:10.70 ID:0pSJ0A4+0


―――【じゃん荘:須賀部屋:風呂場】


京太郎「……」

智葉「さて、待たせたな!」ニコッ

京太郎(うーん、後ろ向きたい……けど曰く、下は下着のみって言ってたし……)

智葉「さ、さすがに恥ずかしいな……」

京太郎「無理しなくて良いですよ!」

智葉「無理なんてしてないぞっ、それにやると決めたらやる!」

京太郎(ちくしょい!)

智葉「それに、少しは役に立ちたいんだ!」ニコッ

京太郎(十分お役にたってくれてますよ! 夜のおともに!)

智葉「……肌、弱いか?」

京太郎「え、なんでまた?」

智葉「いや、弱いなら手でやった方が」

京太郎「弱い!」

智葉「そ、そうか、ならしょうがないな」フム

京太郎(俺のバカ、どこが弱いってんだ!)


484: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/30(金) 01:38:11.21 ID:0pSJ0A4+0


智葉「んっ……それじゃあ」

スッ ヌルンッ

京太郎「ふおぉっ!?」ビクッ

智葉「っ、だ、大丈夫か?」

京太郎「大丈夫です!」

智葉「なら、続けるぞ?」


京太郎(ええいなんだこのエロい状況は……ヌルヌルの智葉さんの手に撫でられるとか、隆起する!)カッ

?(ここでおもちチャンス!)

京太郎(ねぇよ!)


智葉「んっ」ヌルヌル

京太郎(ふおぉぉぉ!)

智葉「……あ、テガ」ツルッ

京太郎「っ!?」ビクッ

智葉「んっ」ギュッ ムニュッ

京太郎「なななっ、なんとぉ!?」

智葉「はははっ、驚いているな」ハハハッ


京太郎(なんつー、イタズラ! だがしかし、威力が高すぎる!)

智葉「えいっ」ツン

京太郎「ひゃわっ!?」

智葉「はははっ、さては腋が弱いな」クスッ

京太郎「ちょ、やめっ、ふぁっ!?」

智葉「はははっ!」ツンツン

京太郎「い、いいかげんっ!」ガシッ


ツルッ


智葉「きゃっ」

京太郎「ぬおっ!?」


485: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/30(金) 01:55:02.13 ID:0pSJ0A4+0


京太郎「……」

智葉「きょ、京太郎……」カァッ

京太郎(い、いかん、完全に押し倒してる……俺が智葉さんを)

智葉「きょ、きょぉたろぅ……」カァッ

京太郎(これは……すんごいイベント)


智葉「……あぶなかったな!」

京太郎「え」

智葉「けがはないか?」

京太郎(おおう、この人……この状況で普通に心配しだしてるのか)

智葉「し、しかし……この体勢、いつまでもは」カァッ

京太郎(よかった意識してる! よくない!)


486: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/30(金) 02:10:07.82 ID:0pSJ0A4+0


京太郎「……と、ともかくすんません」

智葉「だ、大丈夫……だけど……」

京太郎(ううん、太股やらかい……ナニには悪い)

智葉「あ、当たってる……」カァッ

京太郎「す、すみません」

智葉「……その、ち、知識はあるぞ!」マッカ

京太郎「なんの宣言じゃ!」

智葉「だ、だからその……や、役に立つぞ!」

京太郎「友達はそんなことせん!」

智葉「男女の友達なのに!?」

京太郎「ええい、さてはお前知識かたよってんな!」


487: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/30(金) 02:16:43.45 ID:0pSJ0A4+0


京太郎「と、ともかく俺これ……どうすれば良いですか?」

智葉「と、友達といってもさすがに下着姿を見られるのは恥ずかしい、と思う」

京太郎「な、なら目をつむってから離れれば良いですか?」

智葉「そ、そうだな」

京太郎「では……」


京太郎(開けたい……目の前に智葉さんがいるのになぜこんな、ええい俺は阿漕なことをやっている!)

?(情けない奴!)

京太郎(ええい、黙れ!)


スッ

京太郎「離れましたよ」

智葉「あ、ああ……ふぁっ!?」

京太郎「ど、どうしました?」

智葉「な、なんでも……」

京太郎(なんだ、一体なにがどうなったという、ええい俺もニュータイプのはずだ!)キュピーン


智葉「……」ジー

京太郎「見ないでください」

智葉「ふぇっ、す、すまん!」バッ

京太郎(正直、興奮する)

488: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/30(金) 02:26:01.52 ID:0pSJ0A4+0


京太郎「うっ……ふぅ」



京太郎「最低だ、これって」



ガチャッ



京太郎「ふぃ~」

智葉「あ、も、戻ったか」カァッ

京太郎(まだちょっと顔赤いし、俺もたぶん赤いんだろうなぁ)

智葉「……」

京太郎(くっ、気まずい!)ポタポタ


智葉「あ、しっかり拭いてないな」

京太郎「え、ああ、雑だったかも」

智葉「仕方ない、ほら……」ワシャワシャ

京太郎「わわっ」

智葉「拭いてやる」クスッ

京太郎「……うっす」


智葉(よし、なんだか変な感じだったけど普通にできてるな……大事なたった一人の男友達だからな、大事にしなきゃっ)

京太郎(なんだかお姉さんみたいだなぁ、にしても……後頭部に当たるんだよ、おっぱい)




489: ◆Bc4KZX4MNU 2017/06/30(金) 02:46:01.11 ID:0pSJ0A4+0


京太郎(頭ふいてもらって、それからテレビを見て時間は11時)

智葉「さて、そろそろ寝るか」

京太郎「ん、早いですね」

智葉「お前はそんな時間までなにをすることがあるんだ」

京太郎「ネトマとか?」

智葉「なるほど、そういうのもあるか……」フム

京太郎「まぁ実際に打ってみなきゃわからないこともありますけど、ネトマじゃなきゃわからないこともありますし」

智葉「そういえばお前の能力……ネリーに一回だけ使って、そのあとネリーがおかしくなった方だが」

京太郎「ああ、あれですか……使わないですよ」

智葉「やはり体に働きかけるからか?」

京太郎「まぁ、その手の力はさすがに……最悪不戦勝狙えるようなのなんで」ハァ

智葉「……お前はしっかりしてるな」フフッ

京太郎「そうですか? 正々堂々とやりたいってだけですよ」

智葉「それで良い。そういうところが気に入ってる」ニコッ

京太郎「……う、うっす」カァッ

智葉「しかしまぁ、それを使ったからと言って卑怯という気にもならないが」

京太郎「いやぁ、今言ったこともあるんですけど」

智葉「?」

京太郎(罪悪感、あるんだよなぁ)

智葉「そもそも、あれはくらうとどういう感じなんだ?」

京太郎「さ、さぁ、ネリーに聞いてください」メソラシ

智葉「ふむ、そうするか」

京太郎(許せ、ネリー)


智葉「……さて、話はここまでにして寝よう」

京太郎「はい、それじゃ俺は床で」

智葉「二人で一つの布団で良いじゃないか」ニコッ

京太郎「!?」

智葉「友達なら普通だ! 今は添い寝フレンドと言うらしい!」

京太郎(絶対也らしい奴だそれ!)

500: ◆Bc4KZX4MNU 2017/07/04(火) 00:50:37.54 ID:ozElSj2z0


京太郎(まぁ結果……智葉さんとベッドで寝ることに……)


京太郎「……」ギンギン

京太郎(俺が智葉さんを腕枕する感じで、なんか密着してる……お互い薄着だし、よろしくないぜ、こいつぁ)

京太郎「……」

智葉「起きてるのか、京太郎?」

京太郎「まぁ」チラッ

智葉「えへへっ、こうして寝るのも良いな……あたたかぃ」ギュッ フフッ

京太郎(かぁいい……うおぉぉ! 我慢できるのか俺ぇ!)

智葉「……んっ」スリスリ

京太郎(胸元に頬ずりしないでぇ! てか智葉さん、もっと凛々しく雄々しいキャラでしょ、キャラ崩壊!)

智葉「こうして甘えられる友達がいるというのも、良いな」ニコニコ

京太郎「そ、そうっすか?」

智葉「……ん」コクリ

京太郎「……ま、俺で良ければいくらでも甘えてください」フッ

智葉「……ありがとう」フフッ

智葉(それじゃあさっそく、お言葉に甘えるか……)ギュッ

京太郎(ぐおぉ!? 自分で自分の首を絞めるとは!)


智葉「おやすみ……」

京太郎「お、おやすみなさい……」


501: ◆Bc4KZX4MNU 2017/07/04(火) 01:08:01.39 ID:ozElSj2z0


京太郎(冷静になれ、キョウタロウ・スガ……私もニュータイプのはずだ!)

智葉「んぅ……」ギュッ

京太郎(ぐっ、短パンのせいで生の太股が足に……ええい、智葉さんの太股はすべすべか!)

智葉「……」スゥ

京太郎(だが、肉付きの良さが戦力の決定的差でないことを教えて)

智葉「んっ……」ムギュッ

京太郎(うわあああぁぁっ!)


智葉「きょぉ、たろぉ……」

京太郎「へっ?」

智葉「……」

京太郎(寝言で名前呼ぶとかかわいすぎんよ……起きてたら告白して振られてたな)


503: ◆Bc4KZX4MNU 2017/07/04(火) 01:27:41.64 ID:ozElSj2z0


―――【長野:宮永家:咲部屋】


咲「言葉が走った!」キュピーン

??『さてはZ見たね』

咲「さてなんのことやら、というよりなんでトシさんお電話なんて?」

トシ『いやね、京ちゃん繋がりで知りあって一応師匠なんてやってたもんで気になったんだよ』

咲「それは嬉しいんですけど、京ちゃん東京で元気やってます?」

トシ『たぶんね、そりゃもう元気すぎて』

咲「げんきげんきノンタン」

トシ『ふざけてる場合じゃないよ』

咲「ふざける以外の場合なんですか……」

トシ『京ちゃんに彼女ができ……いや、ハーレムを形成しかねない予感』

咲「なにそれおもしろそう、超かき乱したい」

トシ『さてはあんた頭のネジ吹っ飛んでるね』

咲「トシさんに言われちゃおしまいですよ」


トシ咲「HAHAHA!」


504: ◆Bc4KZX4MNU 2017/07/04(火) 02:08:26.15 ID:ozElSj2z0


―――翌朝【京太郎部屋】


京太郎「んぅ……」パチッ

京太郎(……うお、寝てたがまだこの感触、智葉さんか!)ハッ

智葉「んっ……」

京太郎「時間時間……って七時過ぎとか」


京太郎(遅刻じゃないですかやだー!)


京太郎「智葉さん、智葉さんったら……起きてください」

智葉「んっ……んぁ、きょぉたろぉ……」

京太郎(かわいい……)

京太郎「じゃなくって、もう七時過ぎですよ」

智葉「……たまには、さぼってしまうか」アハハ

京太郎「まさか智葉さんからそんな言葉を聞くとは……」

智葉「げ、幻滅したか?」

京太郎「いいえ、なんか……悪友っぽいなって」ハハハ

智葉「!」パァッ


京太郎(あ、ここポイント高かったのね)


505: ◆Bc4KZX4MNU 2017/07/04(火) 02:27:23.88 ID:ozElSj2z0


智葉「そ、そうか悪友か、そういうのもなんかこう、いいなっ……一緒に授業さぼったり、買い食いしたりっ!」

京太郎(別にうち買い食い禁止でもないし……)

智葉「ふふっ、これから楽しみが増えるっ!」ギュッ

京太郎「おっふ」


京太郎(……まずい! ええい、聞こえているならやめろ!)


智葉「……!?」

京太郎「……出ますか」

智葉「こ、これはその……き、聞いたことがある」

京太郎「知っているのか智葉!」


京太郎(つい咲との会話とかの癖で乗ってしまった!)


智葉「く、苦しい?」

京太郎「ちょっと」

京太郎(っておばか!)

智葉「な、なんとかしなきゃっ!」

京太郎(ですよね! 優しいけど……智葉は優しいから好きだ、けどこれはよくない!)

智葉「……た、確か……」スッ

京太郎(智葉さんの頑張りすぎだ!)


506: ◆Bc4KZX4MNU 2017/07/04(火) 03:01:10.83 ID:ozElSj2z0


智葉「京太郎、いま、楽にしてやるからなっ」

京太郎(エロ漫画みたいな台詞はやめろ!)

智葉「……っ」フルフル ピトッ

京太郎「ぐおぉっ!?」ビクッ

智葉「ひゃっ、い、痛かったか!?」

京太郎「だ、大丈夫です!」グッ


京太郎(なにが大丈夫だ、ダイジョブじゃないだろ!)

智葉「も、もう一回……」スッ

京太郎(ぐおぉ!)

智葉「……す、すごい、おおきい、な」

京太郎(サイズ自体は平均ぐらいだと思うけどね)

智葉「……へ、へぇ……」

京太郎(エロいことをしなくても納める道があるはずだ、それを探せ!)

?(あるわけないだろそんなの!)

京太郎(子供に付き合ってられるか!)


智葉「……す、すごぃな……」ナデナデ

京太郎(しかし、これは一体どうすれば良い……誰か、俺を導いてくれ!)

?(白いのが出るわ)

京太郎(咲はかしこいな……じゃねぇわ!)

智葉「こ、こうか!」

京太郎(出撃する!)


智葉「えへへっ、なんとなくわかってきたぞ! この調子で」

京太郎「あっ」

智葉「え?」

京太郎「」

智葉「……?」


507: ◆Bc4KZX4MNU 2017/07/04(火) 03:19:47.46 ID:ozElSj2z0


―――昼【街中】


京太郎(遅かれ早かれこんな悲しみだけが世界に広がって……それをわかるんだよ!)

ピリリリリ

京太郎「……」ピッ


京太郎「もしもし」

智葉『あ、京太郎か……その、あれから帰って学校に来てるんだがお前の姿が見えなくて、その』

京太郎「気にしないで、ください……」

智葉『あの……ご、ごめん、京太郎のためと思って』

京太郎「良かった、ああ良かったさ……気持ちよかった。最高だった!」

智葉『きょ、京太郎……?』

京太郎「しかしああも、情けない!」クッ

智葉『京太郎?』

京太郎「だから俺は宣言した!」

智葉『きょ、きょうたろぉ……?』

京太郎「ただあれだ」

智葉『え?』

京太郎「俺以外にやると大変なことになるからな!」

智葉『あ、はい……ところで学校は』

京太郎「病欠です!」ピッ


京太郎(さて、どうするかな……)トオイメ


ザッ


??(ふふふ、ついに見つけた京太郎……私の天空×字拳でお前を倒す!)シュバッ

京太郎「はっ!」バッ

??「覚悟!」

京太郎「なにをする赤土晴絵!」

??「ちょいさぁ!」

京太郎「中学生かお前は!」ポカッ

??「痛いっ!」

京太郎「ん、いま俺は晴絵と言ったのか!?」

晴絵「痛~なんで開幕げんこつ」ナミダメ

京太郎「開幕天空×字拳もどうかと思う」


508: ◆Bc4KZX4MNU 2017/07/04(火) 03:30:19.74 ID:ozElSj2z0


京太郎「てかなんで襲撃……それよりなんで東京に?」

晴絵「いやぁ、ちょっと用があって」

京太郎「……教師、首になったんですか」

晴絵「!?」

京太郎「そうか、だからあれほど生徒には手をだすなと言ったじゃないですか」

晴絵「違うわ! 女学院って言ってるでしょ!」

京太郎「……そういうのもあるのか!」

晴絵「ないから! ていうか久しぶりに晴絵お姉さんと会ったんだからなにかないの!?」

京太郎「……トシさんの知りあいの人」ユビサシ

晴絵「距離感エグ!」


???「あれ、なんで晴絵ちゃんが男の子と喋ってるの? そういう仕事の人?」

??「Oh……行き遅れるとそんな風に」

???「なんでだろ、はやりにダメージ」


京太郎「なんだこれは」

晴絵「知りあい」

京太郎「……瑞原はやりさんと戒能良子さんが?」

晴絵「そうそう、ちょっとした関係でね」

京太郎「……さすが晴絵さんだ」キラッ

晴絵「現金っていうか、もうなんつーか、泣いて良い?」