1: 名無しさん 2019/03/23(土) 10:52:12.03 ID:nVPl9tZ2o
美優『はい……! 皆さん、かなり酔っていて……!』

武内P「成る程」

美優『私、もうどうしたら良いかわからなくて……!』

武内P「そうですか」


武内P「……頑張ってください」


美優『……』

美優『それだけ……ですか……!?』

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1553305931

引用元: ・武内P「泥酔、ですか」

2: 名無しさん 2019/03/23(土) 10:54:35.89 ID:nVPl9tZ2o
美優『あ、あのっ……! 凄く、大変なんです……!』

武内P「成る程」

美優『だから、こうやってお電話を……!』

武内P「そうですか」


武内P「……頑張ってください」


美優『……』

美優『いえ、だから……あの、本当にそれだけですか!?』

3: 名無しさん 2019/03/23(土) 10:56:30.65 ID:nVPl9tZ2o
美優『私一人じゃ、手に負えないんです……!』

武内P「成る程」

美優『お願いします……! もう戻らないといけなくて……!』

武内P「そうですか」


武内P「笑顔です」


美優『……』

美優『笑ってられる状況じゃないんですよ……!?』

5: 名無しさん 2019/03/23(土) 10:59:16.96 ID:nVPl9tZ2o
美優『いつ、何が起きてもおかしくないんです……!』

武内P「成る程」

美優『私だけしか、冷静な人が居なくて……!』

武内P「そうですか」


武内P「……笑顔で、楽しんできてください」


美優『……』

美優『楽しむとか、そういう事じゃなくてですね……!?』

6: 名無しさん 2019/03/23(土) 11:01:27.84 ID:nVPl9tZ2o
美優『私の言いたいこと、わかりますよね……!?』

武内P「はい」

美優『! だったら――』

武内P「三船さん」


武内P「貴女の担当プロデューサーには、連絡しましたか?」


美優『……』

美優『すみません、ちょっと電波状況が悪いみたいで』

7: 名無しさん 2019/03/23(土) 11:03:16.97 ID:nVPl9tZ2o
美優『もしもし? もしもし? 聞こえますか?』

武内P「はい」

美優『良かった! じゃあ――』

武内P「三船さん」


武内P「貴女の担当に、連絡は、しましたか?」


美優『……』

美優『あれ? もしもし? もしもーし?』

8: 名無しさん 2019/03/23(土) 11:07:50.68 ID:nVPl9tZ2o
美優『本当にすみません……聞こえますか?』

武内P「はい」

美優『お願いします! すぐ、来てくだ』

武内P「三船さん」


武内P「貴女の担当プロデューサーは、どんな方ですか?」


美優『とっても素敵な方です///』

美優『頼りがいがあって、でも、少し抜けてる所もあって……///』

美優『だから、お互いが補い合っていければ……な、なんて///』


武内P「今の状況も、補って貰えば良いのでは?」


美優『……』

美優『もしもし? あれ? もしもーし?』

9: 名無しさん 2019/03/23(土) 11:14:10.10 ID:nVPl9tZ2o
美優『ここなら大丈夫かしら? あの、聞こえますか?』

武内P「はい」

美優『……お願いします! 助けてく』

武内P「三船さん」


武内P「貴女の担当は、その状況で役に立ちませんか?」


美優『そんな事ありません!』

美優『でも、皆さん本当に酔っているんですよ!?』

美優『全員魅力的なのに、酔ってとっても大胆になってて……』

美優『……だから私、心配なんです』


武内P「私の心配は、して頂けないのでしょうか?」


美優『あれ? 電波が本当に……もしもーし?』

10: 名無しさん 2019/03/23(土) 11:20:29.84 ID:nVPl9tZ2o
美優『……はい! これで、大丈夫です!』

武内P「はい」

美優『助けてください! 貴方の力が、必要なんで』

武内P「三船さん」


武内P「他にも、担当に連絡を入れない理由はありますか?」


美優『……迷惑をかけたく……無いじゃないですか』

美優『だって、来たら確実に辛い思いをするんですよ?』

美優『私、プロデューサーさんには笑っていて欲しいんです』

美優『それが……私の笑顔にも、繋がりますから///』


武内P「それを聞いて、私はどんな表情をしたら良いのでしょうか?」


美優『……笑顔です?』


武内P「笑えません」

11: 名無しさん 2019/03/23(土) 11:24:09.47 ID:nVPl9tZ2o
武内P「しかし、お話はわかりました」

美優『! それじゃあ!』

武内P「はい」

美優『待ってますから! 私、待ってますから!』


武内P「可能な限り、急ぎます」


美優『はいっ! お願いします!』


ピッ!


武内P「…………」

武内P「……さて」


武内P「残った仕事を急いで片付けよう」

12: 名無しさん 2019/03/23(土) 11:29:05.97 ID:nVPl9tZ2o
  ・  ・  ・

prrrr!prrrr!

武内P「……はい、もしもし」


美優『ひどい……ひどすぎます……!』

美優『待ってるって、そう言ったのに……!』

美優『どうしてですか!? なんで、あんな嘘を!?』


武内P「三船さん」

武内P「私は、助けに行くとは一言も言っていません」


美優『言いました! 確かに、この耳で聞きました!』

美優『男の人って、どうして平気で嘘をつくんですか……!?』


武内P「本当の事です」

13: 名無しさん 2019/03/23(土) 11:35:26.59 ID:nVPl9tZ2o
美優『兎に角! すぐに来てください!』

武内P「検討します」

美優『いえあの、検討とかじゃなくてですね……!?』

武内P「三船さん」


武内P「そちらの状況を教えて頂けますか?」


美優『! はい!』

美優『皆さん、半裸で命燃やしてこ』


武内P「……」

ピッ!


prrrr!prrrr!

武内P「……」


美優『――どうして切ったんですか!?』


武内P「……すみません、つい」

14: 名無しさん 2019/03/23(土) 11:42:13.64 ID:nVPl9tZ2o
美優『一回歌う毎に、服が一枚ずつ脱げていくんです……!』

武内P「恐ろしい歌ですね」

美優『ほんの数人しか居ませんから! まだ間に合います!』

武内P「三船さん」


武内P「姫川さんは、どうしていますか?」


美優『全裸で、ずっとイチロー選手のモノマネをしています』

美優『ジョッキを持ち、振り子飲法と言ったり……』

美優『レーザービームと叫びながら、つくねを投げつけてき』


武内P「頑張ってください」


美優『…………冗談です』


武内P「間が」

16: 名無しさん 2019/03/23(土) 11:48:15.90 ID:nVPl9tZ2o
武内P「しかし、お話はわかりました」

美優『! それじゃあ!』

武内P「はい」

美優『助けてに来て頂けるんですよね!?』


武内P「貴女が困っているのなら、はい」

武内P「担当プロデューサーは、きっと駆けつけるでしょう」


美優『…………こ、困ってませんけど?///』

美優『でも、駆けつけてくれますかね……?///』


武内P「はい、必ず」


美優『ふふっ……そうですか///』

美優『……』

美優『いや、あの、だからですね……!?』

17: 名無しさん 2019/03/23(土) 11:56:44.76 ID:nVPl9tZ2o
美優『もうっ!……もうっ!』

武内P「しかし、皆さんかなり酔っているようですね」

美優『だから、そう言ってるじゃないですか……!』

武内P「三船さん」


武内P「貴女も酔ってしまう、というのはどうでしょうか?」


美優『……駄目です!』

美優『あれだけ酔ったら、プロデューサーさんの家に押しかけて……』

美優『それから……それで……』

美優『……』


美優『酔います』


武内P「笑顔で、楽しんできてください」

18: 名無しさん 2019/03/23(土) 12:02:40.67 ID:nVPl9tZ2o
  ・  ・  ・

武内P「……ふぅ」

武内P「今日は、これで帰るとするか……」


prrrr!prrrr!


武内P「……」

武内P「はい、もしもし」


美優『酔えないんです……!』

美優『皆さんがひどすぎて、心配で酔えないんです……!』


武内P「頑張ってください」

ピッ!……prrrr!prrrr!

武内P「……」

19: 名無しさん 2019/03/23(土) 12:14:04.60 ID:nVPl9tZ2o
武内P「……もしもし」

武内P「申し訳ありませんが、私は――」


『ちょっと君ぃ! 美優ちゃん困らせるなんてタイホよ!』
タイホ? タイホ? タイ? ホー! ホーッホホアッホアッホアッ!
『わかるわー! うん、えっ? 何がって? わかるわかる!』
ワカランワー! ワワワッ、ワッ、フククッ、プーッフフフフフッ!
『長島やりまーす! あ、一茂の方ね! 一茂の!』
ヨイショオッ! アッ、ゴメーン! コレ、イチローダッター! アッハハハー!
『キャハッ! ウサミン星在住の、ってそんな星ないですからー!』
イツマデヤルンデショーネー!? キャハッ、ハッ、ウグウウゥッ……!
『信じえばあるぞ☆ ないけど☆ ないない、なーんにも無いぞ☆』
スウィーティー? ノー、ビター! ジンセイ、ブラック! オッ、フッ、ウフウウゥッ…!


武内P「……」

武内P「……これはひどい」

20: 名無しさん 2019/03/23(土) 12:22:20.39 ID:nVPl9tZ2o
美優『す、すみません! 携帯を取られてしまって……!』

『ふふっ! 出しっぱなしでしまってませーん♪ うふふっ!』


武内P「いえ、お気になさらず」


美優『でも、こっちの状況は伝わりましたよね……!?』

『ふふっ! ジョー、今日の状況で上京、うふふっ!』


武内P「はい」


美優『お願いします……! 助けてください……!』

『おーねがいー♪ シーンデレラー♪ ふふっ♪ うっふふふっ♪』


武内P「……」

21: 名無しさん 2019/03/23(土) 12:27:08.94 ID:nVPl9tZ2o
武内P「あの……一つ、お聞きしても?」

美優『はい、飲んでる場所ですか!?』

武内P「いえ、そうではなく」

美優『それじゃあ、何が聞きたいんですか!?』


武内P「皆さん、担当プロデューサーがいらっしゃいます」

武内P「なのに……何故」

武内P「何故、私に助けを求めるのでしょうか?」


美優『……』

22: 名無しさん 2019/03/23(土) 12:34:35.28 ID:nVPl9tZ2o
美優『私以外の、担当プロデューサーさんに……という意味ですよね?』

武内P「はい」

美優『答えたら、来て頂けますか?』

武内P「納得のいく理由でしたら」


美優『皆さん、電源が入っていないか電波が届かない所に居るみたいなんです』


武内P「……」

武内P「今日、飲み会だと皆さんは伝えて?」


美優『……た、みたいです』


武内P「……」

武内P「成る程」

23: 名無しさん 2019/03/23(土) 12:41:56.59 ID:nVPl9tZ2o
武内P「お話はわかりました」

美優『! それじゃあ!』

武内P「他の方に、助けを求めましたか?」

美優『誰も、電話が通じません!』


武内P「……本当に、私しか居ませんか?」

武内P「他に、誰か……居ないのでしょうか?」

武内P「そもそも、自分たちで何とかするという選択肢は……」

武内P「……切れている」


ヒュポッ!


武内P「LINEに……地図が」

武内P「……行かないよう、努力はしてみましたが」


武内P「泥沼、ですか」



おわり