1: 名無しさん 19/05/11(土)17:51:47 ID:00u
べるりんとぅざですぴきあ!

引用元: ・【アズレンSS】指揮官「悔しいよぉ」明石「にゃ?」

2: 名無しさん 19/05/11(土)17:53:48 ID:00u
母港職員「おいそこのお前、ジュース買ってこい」

指揮官「!?」

母港職員「何ボサッとしてるんだ?さっさと行け!」

指揮官「あの俺ここの指揮官なんスけど」

母港職員「それがどうした?上の命令に逆らうつもりか?」

指揮官「ええとね貴方は母港の職員、俺は母港の責任者、ドゥーユーアンダスタン?」

3: 名無しさん 19/05/11(土)17:54:43 ID:00u
母港職員「うだうだうるせえな!さっさと買いに行けってんだよ!」ダンッ

指揮官「ヒエッ!?あの今ならまだその無礼は不問にしますからあまり怒らないで」

母港職員「チッ……いいか?てめえは軍曹、俺は少佐だドゥーユーアンダスタン?」

指揮官「あっ……」

4: 名無しさん 19/05/11(土)17:56:16 ID:00u


指揮官「うぅ……あんまりだよぅ。なんだよこの階級制度、昨日まで大将だったのに週を跨いだらリセット……軍曹からやり直しなんて」

明石「指揮官、お悩みのようだニャ」

指揮官「明石えもーん!助けてよ!母港の人たちが僕をアゴで使うんだ!さっきまで書類の束から3時間もホチキスの針を外す作業をやらされていたんだ!」

明石「ふむふむ、そういうことかニャ。それならこの明石が助けてあげるニャ」

5: 名無しさん 19/05/11(土)17:57:17 ID:00u
指揮官「えっ?何もしかして秘密の道具を出してくれるのかい?」

明石「……道具を出すのは容易いニャ。でも……」

指揮官「えっ?なになに?もったいぶらないでよダイヤならいくらでも出すから!」

明石「甘ったれるニャ!!!」バシーン

指揮官「ヒギィ!!!?ぶったね!?というよりも殴ったね!?レンチで思いっきり殴るとかちょっと頭から血が止まらないよ!」

明石「ギャグ次元だから問題ないニャ!とにかく階級を上げるために指揮官には今から……」

指揮官「今から……?」ゴクリ

6: 名無しさん 19/05/11(土)17:58:28 ID:00u
明石「演習を消化してもらうニャ!」テレッテレー

指揮官「ナンダッテー!?ってそれ当たり前のことや内科医!」

明石「ニャアン?なんか文句あるんか軍曹?」

指揮官「いやね、このパターンだとこうやっぱり凄い道具出してくれるとか、今まで考え付かなかったようなアイデアとか、じゃないと明石が登場した意味ないじゃん!」

明石「うるさーい、にゃ!!!」バシーン

指揮官「ヒギィ!!!」

7: 名無しさん 19/05/11(土)22:00:26 ID:00u


指揮官「こんにちはー、あっどうも演習に参りました。本日はよろしくお願いしまっ……えっとつかぬ事をお聞きしますがそちらの編成は長門赤加賀で……あっどうやらこちらの手違いだったようですはい失礼します」

明石「まーた演習相手の変更かニャ?」

指揮官「うん、勝てないもんあんなの。余は長門はい余は長門で終わりだよ」

明石「しょうがないにゃあ」

8: 名無しさん 19/05/11(土)22:01:26 ID:00u
指揮官「あっくっそ今度はこれみよがしに開発艦並べやがって自慢かこの野郎!変更だ!」

明石「……なんだかにゃあ」

指揮官「ちきしょうもう時間無いのにケッコン艦オンリーかよふざけんな!変更だ!」

明石「くあぁ……眠くなってきたにゃ」

指揮官「おっこれいいじゃん戦力値低め!これこれこういう編成を待ってたんだよ、ってクソがぁ!!!Lv120のエンプラ雪風じゃねえか何が終わりだ馬鹿にしやがって!勝てねえわチクショーメ!おっぱいぷるんぷるーん!」

明石「zzz」

9: 名無しさん 19/05/11(土)22:02:16 ID:00u


指揮官「……」

明石「それから指揮官はなんだかんだ言いながら順調に階級を上げていったニャ」

指揮官「……」

明石「でも精魂尽き果てたのか真っ白になって放心状態にゃ。もう限界かもしれないね」

ヴェスタル「明石ちゃんお疲れ様。指揮官さんの具合はどう?」

10: 名無しさん 19/05/11(土)22:03:15 ID:00u
明石「ヴェスタルもお疲れ様だニャ。それで指揮官は見ての通りだニャ」

指揮官「……」

明石「演習に疲れ果ててもはや魂の抜け殻だよ」

ヴェスタル「やはりこうなってしまうのですね」

明石「……酷な事だというのは分かってる。でも演習はきちんとやらないといけないニャ。今回はなんとか元帥になる事ができたよ」

11: 名無しさん 19/05/11(土)22:04:43 ID:00u
ヴェスタル「そう……ですか。本当に残酷な事ですね。明日の朝にはまた軍曹からやり直さなければならないなんて」

明石「もう何十回もこの繰り返し、決して終わることの無い……演習という名の無限地獄。このままだと指揮官の精神が壊れるのは時間の問題ニャ」

ヴェスタル「はい、演習期間が終了する度に指揮官さんの記憶を消してきましたが徐々に効果が薄れているようです」

指揮官「あ……違う……駄目だ……交代だ」

明石「あはは、指揮官……夢の中でも演習してるニャ」

12: 名無しさん 19/05/11(土)22:05:51 ID:00u
ヴェスタル「……そろそろ幕引きを考えなければなりませんね。その用意はできています」

明石「!!!」

明石「そんにゃ!それじゃあ……指揮官があまりにも可哀想………あんまりだにゃ!」

ヴェスタル「いつかこの時が来ると分かっていたはずです。明石ちゃん、辛いのであれば私ひとりで処置を行います」

明石「いいにゃ、大丈夫だ……にゃ。明石もちゃんと立ち会って指揮官にお別れを言うにゃ」

指揮官「……」

明石「指揮官、今までありがとう、さよなら」

13: 名無しさん 19/05/11(土)22:06:44 ID:00u
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??「おい!!!」

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14: 名無しさん 19/05/11(土)22:07:15 ID:00u
??「そこのお前、ジュース買ってこい!」

指揮官「!?」

15: 名無しさん 19/05/11(土)22:07:45 ID:00u
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明石「なーんてニャ」

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16: 名無しさん 19/05/11(土)22:08:20 ID:00u
指揮官「なんだ明石か、びっくりさせるなよ」

明石「そうそう指揮官、今日の演習はちゃんと消化したかにゃ?」

17: 名無しさん 19/05/11(土)22:08:40 ID:00u
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おわり