594: 名無しさん 2019/04/13(土) 14:38:43.71 ID:PISwuEuro
早苗「そっ! 買い出しジャンケン!」 

瑞樹「宅飲みで部屋を使わせてもらってるのに……流石だわ」 

楓「ふふっ! でも、その方が面白そうですね」 

武内P「いえ、私が行ってきますので……」 

早苗「あっ、なんなら……野球拳にする~?」ニヤリ 


友紀「えっ、何々!? 野球の話ー!?」ペカー! 


一同「……」







引用元: ・武内P「泥酔、ですか」

595: 名無しさん 2019/04/13(土) 14:41:27.18 ID:PISwuEuro
菜々「友紀ちゃん……えっと、違いますよ?」 

友紀「えっ? でも……野球って言ってた」 

心「野球拳って言ったんだぞ☆ 落ち着け☆」 

友紀「んっ? でも……野球って言ったよ?」 

早苗「いや……確かに、言ったけどさぁ」 


友紀「だよねー!? やっぱり、野球の話だよね!」ペカー! 


一同「……」

596: 名無しさん 2019/04/13(土) 14:44:34.45 ID:PISwuEuro
楓「ふふっ! 友紀ちゃんは、本当に野球が好きなのね」 

友紀「うん! 好きー!」ペカー! 

美優「だから……や、野球拳って言葉にも反応しちゃったのね」 

友紀「するするぅー! だって、野球でしょー!?」ペカー! 

武内P「あの……では、行ってきますね」 


友紀「ちょおっと待ったー!」 

友紀「買い出しに行きたいなら……あたしと野球拳で勝負だよ!」ペカー! 


一同「……」 

一同「!?」

597: 名無しさん 2019/04/13(土) 14:47:30.05 ID:PISwuEuro
早苗「友紀ちゃん、何言ってんの!?」 

友紀「? 野球の話だよ?」 

瑞樹「野球拳で勝負って言ったわ」 

友紀「? だって、野球ってついてるよね?」 

武内P「姫川さん……冗談、ですよね?」 


友紀「あっはっは! やだなー、もー!」ペカー! 

友紀「……そうやって、あたしを油断させようとしてるね?」ニヤリ! 


一同「……!」 

一同(この子……本気で言ってる!)

598: 名無しさん 2019/04/13(土) 14:52:30.10 ID:PISwuEuro
菜々「だだっ、駄目ですよそんな事しちゃ!」 

友紀「いやいや、だって野球拳って……野球でしょ?」 

心「野球の名前を冠したジャンケンだぞ☆ 全然野球じゃないから!」 

友紀「もしかして、皆……あたしが負けると思ってる?」 

美優「いや、その……だって、ジャンケンだし」 


友紀「……ふっ――」 

ググッ… 

友紀「!」 

…ピタッ! 

友紀「――ふうっ!」 

ヒュンッ! 


一同「……」 

一同(何故……投球モーションを……?)

599: 名無しさん 2019/04/13(土) 14:55:18.15 ID:PISwuEuro
早苗「友紀ちゃん……今の、何?」 

友紀「……見たでしょ?」 

瑞樹「そりゃ見るわ」 

友紀「今のを見たんなら……わかるよね?」 

一同「……?」 


友紀「声援よろしくぅ!」ペカー! 

友紀「――さあ、勝負!」キリッ! 


一同「……!?」

600: 名無しさん 2019/04/13(土) 14:58:37.75 ID:PISwuEuro
早苗「まあ……今日の友紀ちゃん、割と重ね着してるし」 

武内P「か、片桐さん?」 

瑞樹「そうね……買い出し、早く行って欲しいわ」 

武内P「か、川島さん!?」 


一同「……プレイボール!」 

友紀「しゃいしゃいー!」ペカー! 


武内P「……わかり、ました」 

武内P「では……三球勝負で、お願いします」

601: 名無しさん 2019/04/13(土) 15:02:21.16 ID:PISwuEuro
菜々「あっ! 三回なら……セーフですね!」 

心「考えたな☆ 考えざるを得なかっただけかな?」 

美優「三回勝負なら、きちんと決着も着きますね」 

武内P「ええ、それに……」 


友紀「へっへっへ! オッケー、三球勝負ね!」ペカー! 

友紀「良いね良いね、燃えてきたよー!」ペカー! 


武内P「……収集が、つきそうにありませんから」 

一同「……あはは」

602: 名無しさん 2019/04/13(土) 15:07:10.79 ID:PISwuEuro
一同「――や~きゅ~う~す~ぅるなら~♪」 


友紀「――今、あたしの魂が燃え上がる!」 

武内P「……はあ」 


一同「こういう具合にしやしゃんせ~♪」 


友紀「――44ソニック・オン・スマ――イルッ!」ニッコリ! 

武内P「!……良い、笑顔です」 


一同「アウト♪ セーフ♪ ヨヨイノヨイ♪」 


友紀「!」・武内P「……」 

グー・パー 


一同「……」 


友紀・武内P「……」

603: 名無しさん 2019/04/13(土) 15:11:03.97 ID:PISwuEuro
友紀「へへっ……やるじゃん?」 

…パサッ! 

友紀「今のあたしは、バッターに対する気持ちでグーを放った」 

友紀「……だけど、それが間違いだったね」 

友紀「そっちは、バッターじゃなく……キャッチャーの気持ちだった」 

友紀「そりゃ、剛速球を投げてもパーに吸い込まれるよ」 


友紀「……でも! もうタネはわかった!」カッ! 

友紀「これからの二球は、掠らせもしないよー!」ペカー! 


早苗「えっ? 毎回こんなコメント挟まるの?」 

瑞樹「早苗ちゃん、面倒臭がっちゃ駄目よ」 

一同「……」

604: 名無しさん 2019/04/13(土) 15:13:58.46 ID:PISwuEuro
一同「――や~きゅ~う~す~ぅるなら~♪」 


友紀「――あたしは目指す、アイドルの星を!」 

武内P「……はあ」 


一同「こういう具合にしやしゃんせ~♪」 


友紀「――いくよ! シンデレラボール一号――ッ!」ニッコリ! 

武内P「!……良い、笑顔です」 


一同「アウト♪ セーフ♪ ヨヨイノヨイ♪」 


友紀「!」・武内P「……」 

グー・パー 


一同「……」 


友紀・武内P「……」

605: 名無しさん 2019/04/13(土) 15:21:23.63 ID:PISwuEuro
友紀「いやいや……大したものだよ」 

…パサッ! 

友紀「よく、あの一瞬でシンデレラボールの弱点を見抜いたね」 

友紀「シンデレラボールは……球質が、軽い」 

友紀「アイドルは体重が軽いから、仕方ない所ではあるけどさ」 

友紀「……まさか、あんなに簡単にスタンドまで運ばれるとはだよ」 


友紀「……でも! 次の球は違うよ!」カッ! 

友紀「次の一球で、そのバットを粉々にするからね!」ペカー! 


菜々「ば、バットを粉々って……え、ええっ!?///」 

心「おーい、パイセン!? 何考えてるんだ!?」 

一同「……」

606: 名無しさん 2019/04/13(土) 15:22:55.73 ID:PISwuEuro
一同「――や~きゅ~う~す~ぅるなら~♪」 


友紀「――女の魂、充電完了!」 

武内P「……はあ」 


一同「こういう具合にしやしゃんせ~♪」 


友紀「――おおおっ! 女球――ッ!」ニッコリ! 

武内P「!……良い、笑顔です」 


一同「アウト♪ セーフ♪ ヨヨイノヨイ♪」 


友紀「!」・武内P「……」 

グー・パー 


一同「……」 


友紀・武内P「……」

607: 名無しさん 2019/04/13(土) 15:28:45.99 ID:PISwuEuro
友紀「あっはっは……やるじゃん!」 

…パサッ! 

友紀「魂と魂のぶつかり合いを制したのは……そっちだったね」 

友紀「……でも、知ってる?」 

友紀「あたしは、試合の最後まで諦めないんだよね」 

友紀「そうじゃないとさ、申し訳ないじゃん?」 


友紀「……応援してくれる、ファンの皆に!」カッ! 

友紀「そして何より――野球が好きな、自分にね!」ペカー! 


楓「えっと……靴下を発掘した……うふふっ!」 

美優「脱いでた靴下を履かせて、続行させるんですか……?」 

一同「……」

608: 名無しさん 2019/04/13(土) 15:34:18.08 ID:PISwuEuro
  ・  ・  ・ 

友紀「……あたし、野球好きだからぁー!」 

…パサッ! 

友紀「野球ってついてるから、野球拳もいけると思ってぇー!」 

友紀「でもー! 延長しても、ボッコボコでぇー!」 

友紀「……ぐやじぐっでぇー!」ウルッ! 

友紀「……!」 

…ごしごし! 


友紀「……うっし! 泣き言は、もうやめ!」キリッ! 

友紀「へへへっ、ここからが本当の勝負だよ!」ペカー! 


武内P「待ってください! あの、タイムで!」 

武内P「次に負けたら、下着が……待ってください!」

609: 名無しさん 2019/04/13(土) 15:43:25.50 ID:PISwuEuro
友紀「やああだああっ! 勝負するのおおっ!」ピー! 

武内P「姫川さん、落ち着いてください!」 


早苗「――ねえ、キミ……逃げるの?」 

瑞樹「――あり得ないわ。勝負するべきよ」 

菜々「――お願いします! ナナからも、お願いします!」 

心「――はぁ、全く……やってやれって☆ やれよ☆」 

美優「――それが、野球が好きな友紀ちゃんのためです」 

楓「――ふふっ! じゃけん、ジャンケンしましょうね? うふふっ♪」 


友紀「皆……!」ジーン…! 


武内P「……ほ」 

武内P「ほだされている……!」

610: 名無しさん 2019/04/13(土) 15:50:39.35 ID:PISwuEuro
友紀「あたし……今、皆の魂を背負ってる!」ペカー! 

友紀「具体的には、ランナーが六人出てる状態ね」 

友紀「ダイヤモンド二個分、オッケー!」 

友紀「つまり……勝ったら、一気に七得点!」 

友紀「逆転満々塁の、サヨナラホームランになる!」 


友紀「さあ……正々堂々、勝負!」キリッ! 

一同「ファイトー!」 

友紀「声援、ありがとー!」ペカー! 


武内P「待ってください!」 

武内P「正々堂々とは、一体……!?」

611: 名無しさん 2019/04/13(土) 15:59:50.45 ID:PISwuEuro
  ・  ・  ・ 

友紀「あっはっははは! あはっはははは!」ケラケラ! 

…パサッ! 

友紀「勝てねー! ホンット勝てないね、あっははは!」ケラケラ! 

友紀「連敗連敗、大連ぱ――いっ!」ケラケラ! 

友紀「下着が見えるからって、目隠しもしてもらってさー!」ケラケラ! 

友紀「何? 何その打法? 座頭市打法? あっははは!」ケラケラ! 


友紀「ちくしょう……チクショオオオオ!」 

友紀「もう、脱ぐものが何も無いよおおっ!」 

友紀「あたし……あたし、もうプレイが出来ないよおおおっ!!」 


武内P「わ、わかりましたから!」 

武内P「あの……服を着て頂けますか!?」

612: 名無しさん 2019/04/13(土) 16:06:00.47 ID:PISwuEuro
早苗「諦めちゃ駄目よ、友紀ちゃん!」グスッ! 

友紀「早苗さん……」 

瑞樹「わかるわ。伝わった、野球への愛が」グスッ! 

友紀「瑞樹さん……」 

菜々「ナナも……ナナも、ひっぐ……えぐうっ!」グスグスッ! 

心「こらこらー☆ 泣いたら……泣い、ひーん!」グスグスッ! 

美優「ごめんなさい……もっと、応援出来てれば……ううっ!」グスグスッ! 

友紀「皆……」 


友紀「ごめん……ごめん、皆……!」ウルッ! 

友紀「あたし……勝てなかった……!」ウルウルッ! 


武内P「あの……目隠しをしていて、見えないのですが!」 

武内P「一体、何がどんな状況になっているのですか……!?」

613: 名無しさん 2019/04/13(土) 16:15:01.68 ID:PISwuEuro
楓「……友紀ちゃん」グスッ! 

友紀「こんな滅多打ちにされたら、一軍にはいられ――」 


友紀「――はっ!?」 


友紀「……あった」 

一同「……友紀ちゃん?」 

友紀「あった! あったよ! あたしには、まだ残されてた!」 


友紀「一軍に居続けるためには……」 

友紀「……怪我があったら、駄目だよね!」 

友紀「そう――毛が!」ペカー! 


武内P「……」 

武内P「冗談、ですよね?」

614: 名無しさん 2019/04/13(土) 16:32:24.33 ID:PISwuEuro
  ・  ・  ・ 

武内P「……」 


早苗「これ、ちゃんとメモのやつ買ってきてね」 

瑞樹「友紀ちゃんのためなの。お願いね」 

楓「ふふっ! 結局、薬局にも行く事に、うふふっ!」 

菜々「まさか、全く勝てないとは思わなかったですよねぇ……」 

心「勝負は時の運って言うしな☆ そういう時もあるある☆」 

美優「外は寒いので、暖かい格好をして行った方が良いですね」 


カチャリ…ひょこっ! 

友紀「お酒も、忘れずにねっ!」ニコッ! 

…パタンッ 


武内P「……試合に勝って、勝負に負けた、と」 

武内P「しかし、当初買ってくる予定だった物とは……」 


武内P「点数差が、凄いことになってしまいましたね」 



おわり

624: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:05:21.55 ID:3eR6Ke4go
書きます 


凛「プロデューサーが家に泊まる」

625: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:09:58.94 ID:3eR6Ke4go
未央『えっ、そうなの?』 

凛「うん。なんか、そういう話になって」 

未央『どういう流れでそうなったのさ?』 

凛「ほら、ちょっと家の――花屋の人手が足りないから、って……」 

未央『休日だから、プロデューサーが手伝ってくれたんだよね?』 

凛「うん」 


凛「良いから、って言ったのに」 

凛「――いつも助けられていますから」 

凛「……って」 


未央『何々ー?』 

未央『しぶりん、なんか声が嬉しそうじゃーん!』

626: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:14:17.54 ID:3eR6Ke4go
凛「別に、そんなんじゃないから」 

未央『はいはい! それで?』 

凛「せっかくだから、夕食も一緒にー、ってなって……」 

未央『しぶりんと、しぶりんパパママと……プロデューサーの?』 

凛「うん、四人で」 


凛「それで、プロデューサーとお父さんが盛り上がっちゃって……」 

凛「ねえ、男同士で話すのってそんなに楽しいの?」 

凛「途中から、私とお母さんが置いてきぼりだったんだけど」 


未央『そんなもんだよ? 多分』

627: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:18:33.69 ID:3eR6Ke4go
凛「まあ、そんな感じで……かなりお酒飲んで」 

未央『パパリンはプロデューサーを気に入ったんだね!』 

凛「ぱ、パパリン?」 

未央『ままま、それは置いといて!』 

凛「……お母さんも、仕方ないわねぇって感じで笑っててさ」 


凛「お父さんが――良かったら泊まっていってください」 

凛「まだまだ話したりませんし、飲みたりませんから」 

凛「……って、今も下で飲んでる」 


未央『うわー……何の話してるんだろうねぇ』

628: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:22:56.48 ID:3eR6Ke4go
凛「とりあえず、客間にお布団敷いて寝るみたい」 

未央『しぶりんのベッドで寝れば良いじゃん』 

凛「良い訳ないでしょ」 

未央『あっはは! そりゃそうか!』 

凛「……もう」 


凛「っと、もうこんな時間」 

凛「あんまり喋ってるとハナコが眠れないし、切るね」 

凛「――それじゃ、おやすみ」 


未央『はいはーい、おやすみん!』 

未央『ああっ、遂にしぶりんが大人の階段を登るのね!』 


凛「ちょっと、未央!」

629: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:24:51.95 ID:3eR6Ke4go
  ・  ・  ・ 

凛「……」 

…ごろん 

凛「……」 

…ごろんっ 

凛「……」パチッ 


凛「……全然、眠れない」 


凛「……」 

凛「……何なの?」

630: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:28:05.58 ID:3eR6Ke4go
凛「……」 

凛(プロデューサー……もう、寝てるかな) 

凛(……っていうか、何なの?) 

凛(私のプロデューサーでしょ?) 

凛(せっかくの機会なのに、お父さんとばっかり話して……) 


凛(……ちょっと待って) 


凛(‘せっかくの機会’って、何?) 


凛「……」 

…ごろんっ

631: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:30:47.02 ID:3eR6Ke4go
凛「……」 

凛(今日のお礼も、ちゃんと言えなかったし……) 

凛(いや……それは良いのかな?) 

凛(――家での働きぶりも今後の参考になります) 

凛(……なんて言ってたから) 


凛「……」 

…むくっ 


凛(……一応) 

凛(一応、お礼だけは……言っておこうかな)

632: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:35:48.73 ID:3eR6Ke4go
凛「……」 

凛(いや、でも……この格好はどうなんだろ) 

凛(シャツにハーパン……って、どうなの?) 

凛(確か、卯月が見せたのってパジャマで……) 

凛(……ピンクで、可愛いやつだったよね) 


凛「……」 


凛(それに比べて……って思われるのって、なんか癪) 

凛(だけど、着替えるのも何だし……とりあえず、保留)

633: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:39:09.07 ID:3eR6Ke4go
凛「……」 

凛「っ……///」 

凛(……いや! いや、何考えてるの!?) 

凛(未央が変な事言うから! あり得ないから!) 

凛(そんなの、絶対に無い!) 


凛「……」 


凛(……っていうのも、何かモヤッとする) 

凛(なんだか……そう、プライドの問題っていうか)

634: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:44:00.31 ID:3eR6Ke4go
凛「……」 

…ごそごそっ 

凛(うわっ……そうだった) 

凛(白やピンク、せめて青とかなら……) 

凛(……グレーって、ちょっと) 


凛「……」 


凛(全然! 全然、関係ないんだけど!) 

凛(万が一! そう! 万が一の場合を考えてだから!)

635: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:47:49.89 ID:3eR6Ke4go
凛「……どうしよ」 

凛(着替える?) 

凛(いや、でも……) 

凛(気合を入れた格好をするのも……変だよね) 

凛(ダサいとか、子供っぽいと思われるのも……何か、イヤ) 


凛「……」 


凛(出来るだけ、自然で……) 

凛(それでいて、大人っぽい寝る前の格好って……)

636: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:53:37.79 ID:3eR6Ke4go
  ・  ・  ・ 

客間・前 


凛「……」 

凛「――へくちっ!」 

凛「うぅ……寒っ……」 

凛(でも……これなら、大丈夫かな) 


凛「うん」 


凛(全裸だったら、自然だし大人っぽいと思う) 


凛「……」 


凛(…………ぜ) 

凛(全然大丈夫じゃない! 駄目でしょ!? あり得なくない!?)

637: 名無しさん 2019/04/14(日) 20:57:53.39 ID:3eR6Ke4go
凛「……!」 

凛(何で!? どうしてこうなったの!) 

凛(確かに、服装について触れられる事は無いけど!) 

凛(は……早く!) 

凛(早く、部屋に戻らないと――) 


トン、トン、トン、トン―― 


凛「!?」 


凛(誰か、下から上がってくる!?) 

凛(ちょっと待って! ねえ、嘘でしょ!?)

638: 名無しさん 2019/04/14(日) 21:00:51.24 ID:3eR6Ke4go
  ・  ・  ・ 

客間・中 


凛「……!……!」 


トタトタトタトタ… 


凛「……!」 

凛(気付かれなかった……よね!?) 

凛(全裸で部屋の間に居たの、バレなかったよね!?) 


凛「っ――!?」 


武内P「……zzz」スヤァ… 


凛「……!」ホッ…! 

凛(良かった……寝てた……良かった……!)

639: 名無しさん 2019/04/14(日) 21:05:59.62 ID:3eR6Ke4go
凛「……」 

凛(咄嗟に中に入る時、電気が点いてなかったから……) 

凛(だから、大丈夫だと思ったけど……本当に良かった……!) 

凛(バレたら、絶対大変な事になってから……!) 


武内P「……zzz」スヤァ… 


凛「……」 

凛(何だろ……この、何て言うか……) 

凛(私が、これだけ焦ったのに、ぐっすり寝てるなんて……) 

凛(……なんか、ちょっとモヤッとする)

640: 名無しさん 2019/04/14(日) 21:10:31.07 ID:3eR6Ke4go
武内P「……zzz」スヤァ… 


凛「……」 

凛(……でも、今日は疲れたんだろうな) 

凛(慣れない仕事を手伝ってくれて……それも、嫌な顔をせず) 

凛(――重たいものは、自分が) 

凛(なんて……私だって、時々やってる仕事なんだから) 


武内P「……zzz」スヤァ… 


凛「……」 

凛(――ありがとう、プロデューサー) 

凛(今日は、お疲れ様) 


凛「――へくちっ!」

641: 名無しさん 2019/04/14(日) 21:12:57.21 ID:3eR6Ke4go
凛「っ!?」 

凛(まず――) 


武内P「……zzz」スヤァ… 


凛「……」 

凛(――く、無かった) 

凛(なんか……全然起きそうにない) 


武内P「……zzz」スヤァ… 


凛「……」 

凛「…………」

642: 名無しさん 2019/04/14(日) 21:16:01.90 ID:3eR6Ke4go
  ・  ・  ・ 

武内P「……zzz」スヤァ… 

凛「……」 

武内P「……zzz」スヤァ… 

凛「……」 


凛(――いや! これはさすがにまずいでしょ!) 

凛(一緒の布団に入るなんて……それも、私裸だから!) 

凛(無い! 有り得ない! この状況は何なの!?) 


武内P「……zzz」スヤァ… 

凛「……」 


凛(……あったかい)

643: 名無しさん 2019/04/14(日) 21:20:31.82 ID:3eR6Ke4go
武内P「……zzz」スヤァ… 

凛「……」 

…もぞもぞっ 

武内P「……zzz」スヤァ… 

凛「……」 


凛(――ちょっと! 何考えてるの!?) 

凛(どうせだったら腕枕……って、はあっ!?) 

凛(プロデューサーが起きなかったから助かったけど!) 


武内P「……zzz」スヤァ… 

凛「……」 


凛(……まあ、悪くないかな)

644: 名無しさん 2019/04/14(日) 21:26:33.56 ID:3eR6Ke4go
武内P「……zzz」スヤァ… 

凛「……」 

…ぎゅっ 

武内P「……zzz」スヤァ… 

凛「……」 


凛(――違うから! 別に、そんなんじゃないから!) 

凛(くっついてないと、寒いから! そう、あったかい抱き枕!) 

凛(しょうがないでしょ!? 私、何も着てないんだから!) 


武内P「……zzz」スヤァ… 

凛「……」 


凛(……ふーん)

645: 名無しさん 2019/04/14(日) 21:30:29.01 ID:3eR6Ke4go
武内P「……zzz」スヤァ… 

凛「……」 

ぎゅっ 

武内P「……zzz」スヤァ… 

凛「……」 

すりすり… 


武内P「……zzz」スヤァ… 


凛「……」 

凛(これは……朝まで起きそうになさそう) 


武内P「……zzz」スヤァ… 

凛「……」 


凛「……zzz」スヤァ…

646: 名無しさん 2019/04/14(日) 21:38:50.12 ID:3eR6Ke4go
  ・  ・  ・ 

翌日 


未央「……ん? あれは……」 

未央「ふっふっふ! 早速からかってあげますかー!」 

タッタッタッタッ! 


未央「おっはよー! しーぶりんっ!」 


凛「未央?」キラキラッ! 


未央「うおおおっ!? 何その輝き!?」 


凛「ふふっ、輝き?」キラキラッ! 

凛「どうしたの急にそんな事言いだして」キラキラッ! 


未央「……!?」

647: 名無しさん 2019/04/14(日) 21:44:54.74 ID:3eR6Ke4go
未央「えっ、しぶりん!? まさか……マジで!?」 

凛「何が?」キラキラッ! 

未央「大人の階段登る君はまだシンデレラさ!?」 

凛「ちょっと、何言ってるの」キラキラッ! 


未央「ねえ……昨日、何があったの!?」 

未央「正直に言ってよ! ここだけの話! ねっ!?」 

未央「プロデューサー、何してくれてんの!?」 


凛「プロデューサー、ずっと寝てたよ」キラキラッ! 


未央「……へっ? そうなの?」

648: 名無しさん 2019/04/14(日) 21:55:06.96 ID:3eR6Ke4go
  ・  ・  ・ 

武内P「――はい。特にこれと言って……何も無かったかと」 

未央「……本当に?」 

武内P「はい」 

未央「……どうやら、嘘はついてないみたいだけど」 


凛「ね? だから言ったでしょ?」キラキラッ! 


未央「……あれ、どうして?」 

武内P「さあ……私にも、わかりません」 


凛「ふふっ! アンタ、私のプロデューサーでしょ?」キラキラッ! 

凛「ちゃんと見ててよね」キラキラッ! 


武内P「……良い、笑顔です」 

武内P「ですが……そう、ですね」 

武内P「ハッキリと思い出せないのですが……今朝方――」 



武内P「心臓が止まるような思いをした気がします」 




おわり