830: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:05:30.85 ID:bxPobDXno
部長「ああ、そうだ」 

武内P「待ってください! それは、あまりにも!」 

部長「何だと言うんだね?」 

武内P「……!?」 

部長「考えてもみたまえ」 


部長「彼女達の奇行の責任は、君にもあるのだからね」 


武内P「!?」



引用元: ・武内P「結婚するなら、ですか」

831: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:07:32.72 ID:bxPobDXno
武内P「私に、責任が……!?」 

部長「その様子だと、気付いていなかったか」 

武内P「それは……あの、どういった部分、でしょうか?」 

部長「君は、叱りはするが反撃はしないだろう」 

武内P「はい。彼女達は、アイドルですので」 

部長「そこが問題だ」 


部長「叱られはするが、反撃は無いと侮られているのさ」 


武内P「!?」

832: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:09:27.62 ID:bxPobDXno
部長「それも、滅多に叱りはしないのだろう?」 

武内P「そう……ですね」 

部長「君が彼女達を叱るのは、どんな時だい?」 

武内P「人として、越えてはいけないラインを越えた時です」 

部長「かーっ! 甘い! ハチミツよりも甘いよそれは!」 

武内P「……」 


部長「君も男なら、たまには反撃の一つもしてみたまえよ!」 


武内P「……」

833: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:11:43.84 ID:bxPobDXno
部長「君も男なのだと意識させれば、彼女達も変わるはずさ」 

武内P「……本当に、そうでしょうか」 

部長「ああ、変わるとも」 

武内P「……」 

部長「彼女達はまだ子供だ」 

武内P「そう……ですね。そう、思います」 


部長「ここいらで、大人の男の怖さを見せておいた方が良いと思うがね」 


武内P「……」 

武内P「……わかり、ました」

834: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:15:29.16 ID:bxPobDXno
部長「うんうん、それが彼女達のためにもなるだろう」 

武内P「そうですね、このままでは、逮捕者が出てしまいますから」 

部長「……若さゆえの、無鉄砲さは怖いからねぇ」 

武内P「部長の仰る通り、私は少し甘かったかも知れません」 

武内P「彼女達に、私の気持ちを知ってもらう必要もあります」 

武内P「……そうすれば、きっと」 


部長「うむ! 頑張りたまえよ!」 


武内P「はい。相談に乗っていただき、ありがとうございます」

835: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:19:32.39 ID:bxPobDXno
  ・  ・  ・ 

凛「……ふぅ、ダンスレッスンで、結構汗をかいちゃった」 

凛「早くシャワーを浴びて、サッパリしよう」 


武内P「――渋谷さん」 


凛「……プロデューサー?」 

武内P「少しだけ、お時間をいただけますか?」 

凛「待って。シャワーを浴びてからで良い?」 

武内P「いえ、すぐに済みますので」 

ズイッ! 

凛「え……なんだか、近くない?」 

武内P「いえ、そのようなことは、決して」 

凛「……」

836: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:23:26.03 ID:bxPobDXno
武内P「今後のスケジュールに関してなのですが――」 

ズイッ! 

凛「ちょ、ちょっと待って! 私、ホラ、汗かいてるでしょ?」 

武内P「そう、ですね。なので、手早く済ませましょう」 

ズイッ! 

凛「あ、汗の臭いとかするから!」 

武内P「私は、気にしませんので」 

凛「そうじゃなくて、私が匂いを嗅がれるのが嫌なの!」 

武内P「!」 


武内P(やはり……部長の言うことは、正しかった) 


武内P「嫌……ですか?」 

凛「当たり前でしょ。デリカシーなさすぎ」 


武内P(このままいけば……!)

837: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:28:16.24 ID:bxPobDXno
凛「普通、匂いを気にされるのって嫌だと思う」 

武内P「そう、ですね。その通りだと、思います」 

凛「プロデューサーも、汗臭いと嫌でしょ?」 

武内P「……」 

凛「だから、無理しなくて良いから」 

武内P「……」 


武内P「――そんな事は、ありません」 

武内P「渋谷さんのその汗は、貴女の努力の結果によるものです」 

武内P「私は、決してそれを臭いとは思いません」 

武内P「むしろ、とても好ましいと、そう、思います」 


凛「なっ、何言ってるの!?///」 

武内P「思っている事を……はい、そのまま」 

凛「ふーん/// そ、そう……///」

838: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:31:18.99 ID:bxPobDXno
  ・  ・  ・ 

武内P「……渋谷さん」 

武内P「顔を赤くして、走り去ってしまいましたね」 


武内P(恐らく、今までの自分の異常性に気付いてくれたのだろう) 

武内P(人にされて嫌なことは、しない) 

武内P(……とても当たり前で、大事な事です) 


武内P「……」 


武内P「今のは――パーフェクトコミュニケーションですね」

839: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:35:41.75 ID:bxPobDXno
  ・  ・  ・ 

文香「……また、お邪魔しても……良いでしょうか」 

文香「紡がれた物語を音に乗せ、届ける……届けたい」 


武内P「――鷺沢さん」 


文香「あっ……おはよう、ございます」 

武内P「少しだけ、お時間をいただけますか?」 

文香「ここで……ですか?」 

武内P「はい。すぐに済みますので」 

ズイッ! 

文香「あ、あの……距離が、近いように思えるのですが」 

武内P「いえ、そのようなことは、決して」 

文香「は……はい……」

840: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:39:34.35 ID:bxPobDXno
武内P「鷺沢さんが持ってこられる本の内容についてですが――」 

ズイッ! 

文香「ぁ……はぃ……」 

武内P「私も、声に出して読んでみようかと、そう、思いまして」 

ズイッ! 

文香「……えっ?」 

武内P「目だけで感じるものと、口にも出すのとは、やはり違うかと」 

文香「わ、私に読み聞かせると……そういう意味でしょう、か?」 

武内P「!」 


武内P(この戸惑い方……やはり、部長は正しかった) 


武内P「聞いて……頂けますか?」 

文香「あ……ゎ……うぅ……」 


武内P(このままいけば……!)

841: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:45:01.33 ID:bxPobDXno
文香「で、では……本当に、少しだけ……」 

武内P「はい。内容が、内容ですし、ね」 

文香「……」 

武内P「それでは、聞いて下さい」 

文香「は、い……」 

武内P「……」 


武内P「――男は、それまでと態度を一変させ、女に詰め寄った」 

武内P「本当は、自分がこうされたかったんだろう?」 

武内P「屈服させられ、支配され、蹂躙されたかったんだろう?」 

武内P「素直になれ。そうすれば、望みを叶えてやる」 


文香「はぁ……ほ、あ……///」 

武内P「どう、でしたでしょうか?」 

文香「ぇぁ……ぃぅ……///」

842: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:47:33.86 ID:bxPobDXno
  ・  ・  ・ 

武内P「……鷺沢さん」 

武内P「顔を赤くして、逃げ出してしまいましたね」 


武内P(恐らく、昨日までの自分の狂いぶりを理解したのだろう) 

武内P(人に迷惑をかけるのは、いけない) 

武内P(……とても当たり前で、大事な事です) 


武内P「……」 


武内P「今のも――パーフェクトコミュニケーションですね」

843: 名無しさん 2018/03/13(火) 22:56:15.37 ID:bxPobDXno
  ・  ・  ・ 

美波「はぁ、もう暖かくなってきたし、すっかり春ね」 

美波「陽気に誘われて、なんだかエッチな気分になってきちゃった」 


武内P「――新田さん」 


美波「あっ、プロデューサーさん、良いところに!」 

武内P「少しだけ、お時間をいただけますか?」 

美波「わかりました、休憩ですね」 

武内P「はい。すぐに済みますので」 

ズイッ! 

美波「もっ、もう! 気が早いですよ!」 

武内P「いえ、そのようなことは、決して」 

美波「そうですか? ふふっ、しょうがないですね」

844: 名無しさん 2018/03/13(火) 23:01:03.13 ID:bxPobDXno
武内P「新田さんの、プライベートに関する話なのですが――」 

ズイッ! 

美波「プライベート、ですか?」 

武内P「はい。休日の行動について、です」 

ズイッ! 

美波「あの、それが何か?」 

武内P「少し、気になったものですから」 

美波「気になる、って……その、どういう意味で……?」 

武内P「!」 


武内P(やはり……部長の言うことは、正しかった) 


武内P「アイドルとして、相応しい行動をとっていますか?」 

美波「アイドルとして……」 


武内P(このままいけば……!)

845: 名無しさん 2018/03/13(火) 23:06:30.39 ID:bxPobDXno
美波「えっと、どうしてそんな事を?」 

武内P「とても、心配になるからです」 

美波「心配? えっと……」 

武内P「……」 

美波「私の、何が心配なんですか?」 

武内P「……」 


武内P「――全てが、心配です」 

武内P「私の見ていない所で、(他の方が)危険な事をしていないか」 

武内P「知っておかないと、はい、不安になります」 

武内P「新田さん、貴女が、(刑務所に)消えてしまわないか、と」 


美波「えっ/// ヤダ、ええっ!?///」 

武内P「私は、貴女が一番心配です」 

美波「急にそんな事言われても……///」

846: 名無しさん 2018/03/13(火) 23:08:59.58 ID:bxPobDXno
  ・  ・  ・ 

武内P「……新田さん」 

武内P「目を泳がせて……やはり、何かしていたのですね」 


武内P(しかし、これで休日の行動はある程度制限できたはず) 

武内P(人は、服を着ることで発展してきた) 

武内P(……とても当たり前で、大事な事です) 


武内P「……」 


武内P「圧倒的――パーフェクトコミュニケーションですね」

847: 名無しさん 2018/03/13(火) 23:11:57.53 ID:bxPobDXno
  ・  ・  ・ 

部長「――やあやあ! 結果はどうだったかね!」 

武内P「……部長」 

部長「うん? どうした、浮かない顔をして」 


武内P「彼女達――アイドルは、時に私達の予想を越えてきますね」 


部長「まあ……そうだが」 

武内P「私は、彼女達を見誤っていたようです」 

部長「きみ、一体何があった?」 

武内P「……」

848: 名無しさん 2018/03/13(火) 23:23:18.62 ID:bxPobDXno
武内P「やられたら、やり返す」 

武内P「それでは、悲しみの連鎖は終わりません」 


ガチャッ! 


凛「ぜひゅーっ! ぜひゅーっ!」ボタボタッ! 

凛「家から走っ……かっ、はっ! ぜひゅーっ!」ボタボタッ! 


文香「声に出すのでしたら……是非、これらの書を」 

ドサドサドサドサッ! 


美波「美波、急いで駆けつけました!」 

美波「早く二人っきりで触れ合って、安心してください……♡」 


武内P「――彼女達は困難を乗り越え、新しい姿を見せました」 

部長「この状況……ああ、この言葉が相応しいね」 

武内P「……はい、彼女達には――」 


武内P・部長「余計な手出しは無用」 



おわり