1: 名無しさん 2019/05/12(日) 23:04:57.681 ID:4L0Xr7uZ0
唯「PUBGしよう!」

律「おっ、知ってるのか唯!やろうぜー」

澪「ぴ、PUBGってなんだ?」

紬「シューティングゲームでね、100人のプレイヤーが最後のワンチームの生き残りをかけて戦うバトルロワイヤルゲームなの!」

律「ムギ詳しいな!」

紬「えへへ、みんなとPUBGやってみるの夢だったの!」

澪「ゲームなら、ゲーム機がないとダメなんじゃないか?」

唯「そ、それはムギちゃんがなんとか…」

紬「人数分あるわよ~」

律「おっ、さすがムギだな!梓もやるか?」

梓「わ、私はちょっと遠慮しておきます」

引用元: ・唯「PUBGしよう!」(けいおん)

4: 名無しさん 2019/05/12(日) 23:06:51.642 ID:4L0Xr7uZ0
唯「ええ~なんで~、みんなでプレーした方が楽しいじゃん…」

梓「練習がないなら、今日はもう帰ります。それに唯先輩、PUBGは1チームは4人までしか組めませんよ」

唯「えっそうなの?」

梓「知らずにやろうとしてたんですか…」

澪「じゃあ、どこでやるんだ?部室だとネットには繋げないぞ」

紬「なら、私の家にいらっしゃい!みんな初めてでしょ?うちに来るの」

唯「いいの!?」

紬「どんとこーい!」

律「そういう訳だから、みんなムギの家に行ってくるよ。じゃあな梓」

梓「…あ、はい。ありがとうございました」

梓(……唯先輩、PUBGはゲームなんかじゃないんですよ………)

6: 名無しさん 2019/05/12(日) 23:18:45.671 ID:4L0Xr7uZ0
ムギの家

律「うっわあっ、でっかい家!」

澪「こんな建物、この街にあったんだ…」

律「別荘よりこりゃまた一段と大きなお屋敷…」

唯「で、ムギちゃん!ゲームはどこなの?」

紬「そんなに慌てなくても、案内するわよ。みんな、ついてきて!」



唯「ムギちゃんの家って広いね。結構歩いたと思うけど…」

澪「ムギ、後どれくらい歩けば部屋に着くんだ?」

紬「ええと…、あ!この部屋よ!」

律「ついたーー!それじゃあ失礼して…」

7: 名無しさん 2019/05/12(日) 23:24:36.636 ID:d2Vhd7xBd
ガチャ(ドアの音)

律「な、なんじゃこりゃあ!」

澪「うわぁー…。まるで宇宙船だ…」

紬「ようこそ。私のゲーム部屋へ!」

唯「すごいよりっちゃん!この部屋、なんかカッコいい!!」

紬「部屋は薄暗いから気をつけて。4つパソコンが並べてあるから好きなところに座ってちょうだい」

澪「PUBGって、パソコンでプレーするのか…。PCゲームって初めてだから、なんかドキドキするなあ」

紬「解るわ~。初めてPCでゲームする時、すごいワクワクするよね!」

律「それにしても本格的だな~。私もPCでプレーしてるけど、こんなプロみたいな部屋でプレーするのは初めてだ…」

唯「おお!パソコンが透けてる!なんかカラフルで綺麗な光が出てるよ!」

律「ガラスで中を透けさせて、さらにLEDなんて、シャレオツなカスタムしてんねぇ~ムギってば!」

紬「薄暗い部屋で、蛍光色の光の隣でゲームをする…。これがすごく楽しいの!みんな、早くプレーしよう!」

9: 名無しさん 2019/05/12(日) 23:35:35.228 ID:d2Vhd7xBd
澪「って、まずアカウント設定だけど…」

律「私は持ってるから、それを使ってログインするぞー!」

澪「律分かるか?教えて欲しいんだけど…」

律「おっ、どれどれ~…」

澪「このIDっていうのは、どんなのにした方がいいんだ?」

律「IDってのは名前みたいなもんだからな~。自分で決めた方がいいぜ~」

澪「名前…。じゃ、じゃあakiyama_mioっと」

律「あらあらみおちゃん。IDを本名にしていらっしゃるの?」

澪「えっ…」

唯「ネットに本名あげちゃうと、怖い男の人に襲われちゃうかもよ…?」

澪「ひぃぃぃ!!襲われるのなんて怖い…!!」

律「あ~ら、みおちゃんったら、男の人に襲われちゃう事なんて考えちゃって…。いつからそんなえっちな子になっちゃったのかしら?」

澪「りーつぅーー!!(殴」

律「ごめんなしゃい…」

10: 名無しさん 2019/05/12(日) 23:43:06.400 ID:d2Vhd7xBd
唯「ところでこの部屋、少し寒くない?エアコン効きすぎじゃない?」

紬「大丈夫よ唯ちゃん!パソコンが熱くなるからゲームが始まれば丁度いい温度になるわよ!」

律「さて、準備もできたし、そろそろ行きますか!」

唯「わーい」

澪「楽しみだなあ」

紬(みんな…。ここからは戦場よ!)

マッチ開始

ゴウンゴウンゴウンゴウン…

唯「飛行機から始まるなんて、すごい壮大だね」

澪「この飛行機の後どうするんだ?」

紬「好きなタイミングで、この飛行機からダイビングすることができてね、比較的自由な場所からゲームを始めることができるの」

律「マップを見てみよう。航路はほぼ中央を上から下に流れる感じだから、割とどこでも行ける感じだな」

唯「この、プリモルスクってところどうかな?」

紬「センスいいわね、唯ちゃん」

律「確かに、この距離なら行けなくもないか。じゃあそろそろ降りようぜ!」

11: 名無しさん 2019/05/12(日) 23:54:21.582 ID:d2Vhd7xBd
唯「降下!」

澪「うわあーーー!!すごい!!」

律「すごいだろ、澪?今のゲームってこんなにリアルなんだぜ?」

唯「すっごいー!!空飛ぶなんて気持ちいいね!」

紬「陸地が近くなったら、自動でパラシュートが開いてくれるから、今度は、降りたい建物の近くまで、パラシュートを操作するだけよ」

律「武器や装備は降下先の建物にあるから、自分で探すんだぞ!」

バッ!(パラシュート展開)

澪「パラシュート落ちるの遅いな…」

律「初心者には仕方ないよ。パラシュートにも早く降りるやり方があるから」

唯「おお~!着地成功!」

紬「ここからが勝負よ!唯ちゃん!」

律「こっちも着地した。じゃあまずはこの家から物資を漁るぜ!」

12: 名無しさん 2019/05/13(月) 00:04:21.661 ID:WT18dP4I0
澪「おっ、SKSっていう武器拾った。これ、強いのか?」

紬「ラッキーね。敵がこの街に降りて来てるのは見てないから、撃ってみてもいいわよ」

澪「それじゃあちょっと」

バスン!バスン!バスン!

澪「すごい…!律、これすごいよ!」

律「そうだよな~。ゲームで初めて銃撃つ時って、言葉に表せない感動があるんだよな~」

唯「ゲームの魅力に落ちた澪ちゃん…」

律「澪、SCARあったぞ。初心者ならこれは持ってて」

澪「ありがとう。SCARはどういう武器だ?」

紬「連射できて、扱いやすい武器よ。PUBGだと、黄色で可愛い武器なの」

13: 名無しさん 2019/05/13(月) 00:05:57.242 ID:qAz04R0dd
唯「武器って何か選ぶ基準ってあるの?」

律「もちろんあるさ。連射の速さ、反動の少なさ、弾速の速さとか色々あるけど、初心者は扱いやすい武器を……」

唯「AKMって武器拾った!なんか強そう!」

律(聞いちゃいねぇーー)

バリリリリ!バリリリリ!

紬「まあっ!」

澪「うわ!いきなり乱射するな!」

唯「すごい…なにこの武器。可愛い…」

律「唯ちゃんこりゃまたエライの選びましたね~」

紬「癖のある武器って、頑張って扱えるようになる瞬間が一番楽しいのよね~」

澪「唯もゲームの魅力に落ちたな!」

唯「これはどういう武器なの?」

紬「反動が大きくて扱いにくいから、武器がAKしかない時にしか使わないわ。でも使えるようになると、とても強いの!」

唯「えっへん!AKがあれば大丈夫!どっからでもかかって来なさい!」

パーン!

14: 名無しさん 2019/05/13(月) 00:14:16.158 ID:qAz04R0dd
パーン!

律「スナイパーだ!しかもログを見たらヘッドショットだぞ!」

澪「唯!」

紬「唯ちゃん大丈夫!?」

唯「ごめんなさい…。調子乗ってたらどこからか撃たれて気絶しちゃいました…」

律「唯!どこか近くの遮蔽物の陰に隠れてろ!」

紬「唯ちゃん!私が蘇生するわ!」

律「ムギ、気をつけろよ」

紬「もちろんよ」

紬(唯ちゃんの頭を抜ける位置にいる敵ってことは…)

紬(あの三階建の家が怪しいわね)

紬「唯ちゃん、近くに足音はない?」

唯「足音は聞こえないけど…」

15: 名無しさん 2019/05/13(月) 00:23:42.641 ID:qAz04R0dd
紬(なら、あの三階建を制圧してからでも遅くないわね)

チラッ

パーン!

紬「くっ!」

紬「やっぱ、ここだわ」

澪「ムギ大丈夫か!?」

紬「唯ちゃん近くの三階建の家が怪しいと思って近づいたら、窓から撃ってきたわ」

紬(こんな時は…)

ピンッ、ガチャ……、ポイ!

バーーン!!

紬「やった!!」

唯「うわあ、なんの音?」

律「さすがムギだな。一つの家にまとまった敵には手榴弾が一番だよな」

律「っておい、待て!1人唯の方に向かっていったぞ!」

紬「えっ!?」

唯「助けてー!!こっち来てるよーー!!」

17: 名無しさん 2019/05/13(月) 00:34:33.826 ID:qAz04R0dd
紬(武器、武器はどこ!?)

紬(…あっ、AK…)

唯「ムギちゃん助けてよぉ!!!」

紬(使うしかないわね)

紬「仕留めきれなかったら、ごめんなさい」

バリリリリ!バリリリリ!バリリリリ!

紬「やった!!」

律「よっしゃあ!!」

澪「ナイスだムギ!!」

唯「すごいよ!ムギちゃん!」

澪「あの状況で仕留めたのはイケメンだな」

律「ムギってAK使ってたんだな~」

紬「ううん。三階建の家の一階にあったから咄嗟に手にしたわ」

律「つまり、武器は手榴弾しかなかったのに助けに行ったのか…?」

紬「えへへ、ごめんなさい。つい熱中しちゃって」

律「あはは!ムギって面白いやつだな!」

澪「さてと、これで唯の蘇生も終わり!」

唯「みんな~~!ありがとう~、感謝してもしきれません…!」

律「さてと一段落したところで、物資漁り再開するぞ!」

唯「おーー!」

紬「おーー!」

18: 名無しさん 2019/05/13(月) 00:47:00.818 ID:qAz04R0dd
紬「あ!ラッキー!」

律「どうしたー?」

紬「唯ちゃんを撃った相手のスナイパーライフルを奪い取ったの!Kar98kだわ」

唯「私はM416っていうの拾ったけど」

律「それは運いいな、唯。1番の当たり武器だぞ!」

唯「そうなんだあ~、AKとは違ってかっこいいね!」

律「そういえば、私も武器が見つからなくてなー…」

澪「M16ってやつなら落ちてたぞ」

律「おっ、それじゃあ頂くぞ」

律(M16って一番ハズレだけどな…。無いよりマシか)

紬「そろそろ安全地帯が変わる頃だけど…」

唯「あんぜんちたい?」

律「そう。このゲームでは終盤に進むにつれて、プレーできるエリアが縮まっていくんだ」

唯「そうなんだ~」

澪「なんかマップに安全地帯出てきたぞ」

律「あちゃ~、面倒な動きだな」

紬「これは南方の島へ渡らせるつもりね…」

律「そうとなったら、行くぞみんな!」

澪「了解だ!」

律「車もあるし、移動には困らんな」

紬「二台あるから、二手に分かれましょう」

19: 名無しさん 2019/05/13(月) 00:54:50.936 ID:qAz04R0dd
ブロロロロ…(移動中)

澪「律、このゲームはよくやるのか?」

律「まあな、最初は聡がやってたからな」

澪「なんか、こういうゲームやってるの意外だったよ」

律「え?どゆこと?」

澪「こういうゲームって、女の子が少ないって思ってたから、まさか友達がやってるなんて想像もつかなかったんだ」

律「私もそう思ってたよ。でもこのゲーム、本当に楽しいよ!」

澪「色々してくれてありがとな、色々教えてくれたり、武器くれたり、嬉しいよ」

律「なーに言ってんだよ!初心者には当たり前だろ?」

澪「そうだね…」

唯「ムギちゃんって運転上手だね」

紬「そう?」

唯「私いつも酔い止め飲んでるんだけど、今日は必要なかったよ」

紬「そっか」

紬「南の島に行ける道は二つしかないんだけどね、今度は橋の前の建物で、次の安全地帯が動くまで待とうと思うの」

唯「了解であります!」

……キキィッ!(到着)

22: 名無しさん 2019/05/13(月) 01:06:10.801 ID:qAz04R0dd
律「さてと、着いた。次の安全地帯までここで暇つぶしってことね?」

澪「待て!遠くから車が来てる!」

唯「えっ!どうしようムギちゃん…」

紬「多分、私たちと同じ考えなら、この建物に来るはず…。ここには私達がいることをアピールしましょう!」

律「じゃあ、…撃てっ!!!」

紬「ああ…、言われちゃった…」

律「え?」

紬「こういう場面で、撃てって合図するのに憧れてたの…」

律「そういうことか…、ごめんな。」

紬「大丈夫よ!それより今は…」

バリリリリ!バリリリリ!

バババン!バババン!バババン!

ドドドドド!ドドドドド!

澪「やった!1人落とした!」

律「ナイスだ澪!!よくやった!」

唯「すごいよ澪ちゃん!…あ、車が端の方へ行っちゃう…」

紬「良かったわよ、澪ちゃん!車は私たちを避けていったしいい感じね」

律「それじゃあ、この敵さんにトドメの方を…」

澪「と、トドメ?私には無理だよ!」

律「そんな慌てなくても、これはゲームだぞ、澪」

澪「律がやってよぉ……」

律「わ、私!?しょうがないな…」

テクテク…

律「敵さんよぉ、私たちの視界に入っちまったのが最期だったなあ。あばよ!」

バン!

ガーン!

23: 名無しさん 2019/05/13(月) 01:08:13.229 ID:qAz04R0dd
バン!

ガーン!

澪「律!!!」

唯「りっちゃん!!」

紬「みんな、スモークグレネードは無い?りっちゃんの近くに焚いてあげて!」

唯「スモークあるよ!待っててりっちゃん!」

律「すまねえ…油断してた…。敵はおそらく橋の向こうからのスナイパーだ…」

澪「もしかして私達が撃ったやつ…。ごめん、律!私が中途半端に威嚇するから…」

律「へへっ、心配すんなって。スモークも焚けば、相手は下手には撃ってこない」

紬「あの特徴的なスナイパーライフルの音…あれはもしかして、M24ね!」

紬「澪ちゃんは、りっちゃんを蘇生してあげて!M24の相手は私、Kar98kよ!」

24: 名無しさん 2019/05/13(月) 01:10:11.691 ID:WT18dP4I0
ブロロロロ…

梓「面倒な安全地帯になってきた…」

憂「でも、難しいくらいがちょうどいいよ、このゲームも」

純「橋に待ち伏せしてるやつ居なければ良いな~」

梓「いても居なくても、倒すまでよ!」

純「今日の梓、なんかカッコいいね!どうしたの?」

梓「どうもしないけど!」

バリリリリ!バリリリリ!

バババン!バババン!バババン!

ドドドドド!ドドドドド!

憂「うわっ!撃たれてる」

梓「っち、飛ばすよ!」

純「あっ、野良の人が1人落ちた!」

梓「……仕方ないわ、行きましょう」

憂「でも、これでやっと3人だけのプレーができるよ」

純「そうだな、本番はここからだ!」

…キキィッ(停車)

純「梓?」

梓「ここで待ち伏せするよ。やつら、絶対橋を渡るはずだから!」

梓「さてと、私のM24、力を貸して…」

(M24スコープで対岸を見る梓)

梓「何あの人たち、気絶した人の前で煽ってるの?」

梓「まあ、ちょうどいいわ、ここらで1発仕返しさせてもらう!」

ガーン!

25: 名無しさん 2019/05/13(月) 01:11:28.447 ID:WT18dP4I0
梓「ワンダウンです。ヘッドショット。」

純「梓やるね~!」

梓「…やっぱり、このキルログ、律先輩の名前だ!会えた!会えたよ!」

純「どうしたんだ梓?」

梓「今日、先輩たち、部室でPUBGやるって話してたの。だから、もしかしてと思って私もみんなを誘ってPUBGしたら、同じマッチにいた!やった!」

憂「だからそんなに様子がいつもと違ったんだね」

梓「おっ、早速スモーク焚いてる。慣れてる動きです」

パーン!

ビュン!

梓「え…」

梓(何今の。なんなの。もう少し右だったら、私完全に頭抜かれてた…)

梓(面白くなってきたです。やっぱネトゲはそう来なくちゃ)

26: 名無しさん 2019/05/13(月) 01:25:31.486 ID:WT18dP4I0
ガーン!パーン!

紬「相手もなかなかやるわね。本気で、頭当てに来てるわ」
パーン!

梓「上手い。でも私と戦ってるうちは勝てないです」
ガーン!

梓「撃った後のコッキングの隙もしっかりと隠す。上手いです」

紬「遮蔽物の少なさで言えばこっちは不利。だから動き回って相手の予想をズラしていく」

澪「蘇生完了したぞ!」

律「待たせたな!さて、ココからは私が反撃させてもらうよ!」

ゴウンゴウン…

唯「飛行機が飛んできたよ!」

澪「なんか落とした!」

澪「律、これは一体…」

律「このゲームは1試合に数回、ランダムのタイミングとランダムの位置に救援物資が落ちるんだ!」

紬「その中身は、とても普通の建物には落ちてないような、豪華な装備や強力な武器が入っているの」

紬「りっちゃん、中身は!?」

律「…グローザだ!!」

紬「おおお!!素晴らしいわ!!」

律「みんな!持ってるスモークをいっぺんに焚け!なるべく遠くに投げるんだ!」

紬(グローザは近距離最強武器…りっちゃん、詰めるのね)

紬「みんな、車に乗って。一気に詰めるわよ!」

梓「まずい!対岸に救援物資が落ちた!」

憂「えっ!?」

純「それマズくないか?」

梓「待って、救援物資がなんなのか、確認する!」

梓「…どうやらグローザみたい。みんな!先輩たちは詰めてくるはず!そうなったら終わりだから、橋の真ん中まで来たら退きましょう!」

憂純「「了解!」」

ガーン!ガーン!

ドドドドド!ドドドドド!

ボンボンボン!ボンボン!

28: 名無しさん 2019/05/13(月) 01:42:05.135 ID:WT18dP4I0
唯「うわあああああ!!怖いいいい!!」

律「大丈夫だぞ唯、相手もいつまでも撃っては来ないはずだ」

澪「怖くない怖くない怖くない怖くない…」

律「澪もこんな調子だから、さっさとやっちゃうか」

唯「相手、車で逃げようとしてるよ!」

律「ムギ!もう少ししたら、止めてくれ!相手が車に乗って走り出す瞬間まで進むんだ!」

紬「ラジャー!!」

キキィッ!

律「おりゃああああああ!!!!」

ビリリリリリリリリリリ!ビリリリリリリ!

ビリリリリリリ!

ーーその頃のあずさチームーーーー

梓「みんな!そろそろ車に乗ろう!」

純「分かった!」

憂「よいしょっと」

梓「いくわよっ!!」

ビリリリリリリ…

純「マズい!相手が撃ってきた。梓ちゃん、早く!」

ブロロロロ…

純「あっ!!」

憂「純ちゃん!!!!!」

梓「純!!!!」

純「あーーあ、ごめん2人とも、やられちゃったよ…。もう、先行った方がいいよ」

梓「純…。分かった、純のためにも、ドン勝とるからね!」

30: 名無しさん 2019/05/13(月) 01:44:24.756 ID:WT18dP4I0
律「よっしゃあ!!仕留めたぜ!恨みは晴らした!!」

紬「りっちゃんはやっぱ強いわね」

澪「律…」

律「澪、心配かけて、すまなかったな。一緒に2人で、ドン勝しよう」

唯「もうそろそろゲームも終盤じゃない?ここまで全員生き残ってるなんて奇跡だよ!」

律「そうだな~、残りは7人。私たちは4人全員生きてて、そしてさっきの奴らが2人だから、あと1人が何処かにいるってことだな」

紬「かなり人の減りが早いわね」

律「なーに、私たちなら大丈夫よ!」

律「もう、ここからは歩いて移動してもいいな。安全地帯が近いし、終盤だと車は目立つし」

澪「そうだな」

32: 名無しさん 2019/05/13(月) 01:47:36.279 ID:WT18dP4I0
テクテクテク…(徒歩で移動)

澪「それにしても、草木の表現もリアルなんだな、最近のゲームは」

律「いいところに注目してるね!そうなんだよ!」

澪「銃声も魅力的だし、PUBGって良いゲームだね」

律「そうさ!私とムギが胸を張って言える神ゲーが、このPUBGさ!」

唯「私もパソコン欲しいーー」

紬「初めにPUBG誘ってきたの唯ちゃんじゃなかったの?持ってなかったの?」

唯「わたくし、エアプでございます…」

紬「ああ…、なるほどね。」

ボゴォォンッ!!

律「なんだ今の音は!?」

唯「すごい派手な音!」

35: 名無しさん 2019/05/13(月) 01:52:24.150 ID:WT18dP4I0
澪「みんな…」

律「澪!!!」

唯「澪ちゃん!!」

ボゴォォンッ!!

紬「りっちゃん!」

律「うっ…!痛てぇ……」

律(待て、なかなか聞かないレアな銃声、そしてこのダメージ量……)

律「…まずい」

唯「えっ?」

律「AWMだぁぁああ!!逃げろおおおお!!!」

紬「AWM!?ここは危険だわ!」

律「みんな、ここから離れろ!」

紬「まずは澪ちゃんの蘇生が先よ」

律「蘇生なんて間に合わない!スモークも使い切っちまったし、お前らは今すぐ逃げろ!」

唯「りっちゃんは?」

律「私は…」

律「私は、澪を見捨てることなんて、できないからさ」

澪「律……」

澪「律、ありがとう」

律「ごめんな、澪。早速約束が守れなかったよ」

澪「ううん。私、このゲームをやってて、律のいつもと違う表情を見れた気がして、すごい心がドキドキしたんだ…」

律「澪ってば、そんなこと言っちゃって」

律「おっと、これを言い忘れてた」

律「ドン勝は、唯とムギ、お前らに任せた!」

ボゴォォンッ!!

36: 名無しさん 2019/05/13(月) 01:56:52.244 ID:WT18dP4I0
紬「唯ちゃん、行きましょう…」

唯「うん…」

……

紬「そろそろ、安全地帯が変わるはずよ」

唯「うん」

ササササササッ


紬「待って、足音だわ!」

唯「えっ」

バリリリ!

梓「!?」

唯「あっ、ごめん!撃っちゃった!」

紬「くっ、ええい!!」

バリリリリ!バリリリリ!

梓「きゃあああ!!!」

唯「ごめんムギちゃん、ビックリしちゃって…」

紬「えへへ、大丈夫よ。私もよくやったわ。あと、この子が気絶してるってことは、近くに仲間がいるわね。

唯「あっ、ムギちゃん…」

紬「どうしたの?」

唯「キルログ見てみると、ムギちゃんが倒したこの名前」

紬「super_azunyanって…、これあずさちゃん!?」

唯「そうだよね!?絶対あずにゃんだよね!?」

唯「私たちに黙ってゲームしてたんだ!!」

紬「同じマッチに入れたなんて、これって奇跡ね」

38: 名無しさん 2019/05/13(月) 02:00:33.850 ID:WT18dP4I0
ササササササッ

紬「あっ!唯ちゃん後ろに!!」

唯「えっ」

バリリリリ!バリリリリ!

ドドドドド!ドドドドド!

紬「唯ちゃん!横から敵のそばまで回り込んで!」

唯「分かった!」

バリリリリ!バリリリリ!

ドドドドド!ドドドドド!

チラッ

紬「あれは…、AWM!?」

紬(まずい、あと1人いたんだ!)

紬「唯ちゃん!狙われてるわ!隠れて!!」

唯「えっ」

ボゴォォンッ!!

和「っち…」

ドドドドド!ドドドドド!

憂「やった!」

唯「ムギちゃん!!」

紬「やられちゃったわ。ここからは頑張って唯ちゃん!あなたなら行けるわ!」

紬「初めての武器はAKだったんでしょ?実は、私もね初武器はAKなの!」

唯「ムギちゃーーーん!!!」

40: 名無しさん 2019/05/13(月) 02:05:20.768 ID:WT18dP4I0
ボゴォォンッ!!

唯「ひぃぃぃっ!!」

憂「もしかしてさっきのが紬さんだとしたら、残りはお姉ちゃんとあと1人だけ!?」

憂「やった…、お姉ちゃんは私が倒す!」

ボゴォォンッ!!

ボゴォォンッ!!

和「いい加減出て来なさい。いつまでそうしてるつもり?」

ボゴォォンッ!!

和「弾切れを待っているのなら、そうは行かないわ。いくつもの救援物資を回って、弾を手に入れてるから」

憂「…この音はAWM。お姉ちゃんたちが持ってた救援物資はグローザのはずだから、AWMの奴は部外者ね…」

唯「もう囲まれた…。澪ちゃんもりっちゃんもムギちゃんも居なくなったし…これはもうどうすれば…」

ボゴォォンッ!!

ボゴォォンッ!!

和「今までに何人倒したと思ってるの?こんな下らないこと、そろそろ、やめにしましょう」

41: 名無しさん 2019/05/13(月) 02:08:27.817 ID:WT18dP4I0
憂「私とお姉ちゃんの勝負を邪魔しないで!!お姉ちゃんは私が倒すの!!」

和「あら、ミニとか言うセミスナが、よくAWMの私に喧嘩を売れたわね」

ボゴォォンッ!!

憂「うわああああ!!」

和「さて1vs1よ」

唯「うぅ……」

和「さぁ…。…って、、しまった……」

和「最後の1人に集中しすぎて安全地帯を忘れてた…!!」

唯「来ないでええ!!!」

バリリリリ!バリリリリ!

和「うるさい!」

ボゴォォンッ!!

唯「ひぃぃ…」

唯(顔だしたらすぐに撃たれる…。こんなのできないよ…)

唯(あっ!)

律(ドン勝はお前らに任せたぜ!)

紬(あなたなら行けるわ!)

唯「うん、私なら行ける!」

42: 名無しさん 2019/05/13(月) 02:14:11.814 ID:WT18dP4I0
唯「私が相手よ!敵さん!」

和「あら?」

和「ここに来て突撃?自殺行為だわ。でも、相手にしてあげましょう」

和「まずい、またやらかした…」

和「持ってる武器がAWM…。近距離でスナイパーなんて無理な上、今から武器を持ち替えても間に合わない…」

和「…負けたわ」

唯「うおおおおおおお!!!」

バリリリリ!

和「でもなんでだろう。いつもより楽しかった気がする」

唯「勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!」

43: 名無しさん 2019/05/13(月) 02:16:05.067 ID:qAz04R0dd
唯「やったー!!!!」

律「かっこよかったぞ!唯」

澪「感動した!!この体験は新しい詩にできる!!」

紬「さすが唯ちゃんね。よく頑張ったわ」

律「って、AWMの人の名前…」

唯「nodoka_mって、もしかして和ちゃん!?」

澪「これは明日が楽しみだな。梓と和…。」

紬「和ちゃんのAWMうますぎ…。師匠になってくれないかしら…」

律「そうとなれば、明日は取り調べだ!ムギ!カツ丼持ってこい!」

唯「紅茶もね!」

紬「イエス!マム!」

澪「それって、味的に合うのか…?」

45: 名無しさん 2019/05/13(月) 02:16:41.422 ID:qAz04R0dd
以上になります!
夜遅くまで支援、閲覧ありがとうございました!

47: 名無しさん 2019/05/13(月) 02:19:09.911 ID:qAz04R0dd
ありがとうございます!初SSなのでこの気持ちは忘れません!

48: 名無しさん 2019/05/13(月) 03:15:47.336 ID:WT18dP4I0
けいおん10周年がもっと盛り上がりますように!