888: 名無しさん 2019/04/25(木) 21:01:37.25 ID:AA+m6EZ1o
瑞樹「そうなのよ! 緊急事態なの!」 

楓「あの……どうしたら良いと思いますか?」 

武内P「……そう、言われましても」 


武内P「お二人とも、変わりない様に見えますが……」 


瑞樹・楓「……」 


武内P「……」 

武内P「あの……川島さん? 高垣さん……?」








引用元: ・武内P「泥酔、ですか」

889: 名無しさん 2019/04/25(木) 21:04:13.42 ID:AA+m6EZ1o
瑞樹「ねえ、楓ちゃん。今の聞いた?」 

楓「ふふっ! 胸に関する旨……うふふっ!」 

武内P「いえ、あの……」 


瑞樹・楓「えっち」 


武内P「!?」 


武内P「ま、待ってください!」 

武内P「確かに、先程の発言は……ん、んんん!」 

武内P「……すみませんでした……!」

890: 名無しさん 2019/04/25(木) 21:07:19.82 ID:AA+m6EZ1o
瑞樹「もうっ、ふざけてる場合じゃないわ」 

楓「そうですね、急がなきゃいけないのに……」 

武内P「すみません……事情が、よく」 


瑞樹「今日の朝、起きたら――」 

楓「――早苗さんの胸が、小さくなってたんです」 


武内P「…………」 

武内P「……」 


武内P「はあ、そうですか」

891: 名無しさん 2019/04/25(木) 21:11:46.17 ID:AA+m6EZ1o
瑞樹「……ねえ君、信じてないでしょ?」 

楓「くすん……とても、悲しいです」 

武内P「っ!? す、すみません……!」 

瑞樹「どう見ても鳴き真似じゃないの」 


瑞樹「とにかく、本当の事だわ」 

楓「早苗さんの胸……誰かに、盗まれてしまったんでしょうか?」 

瑞樹「あっ! 早苗ちゃんが検挙した犯人が、恨みで!?」 


武内P「……あの」 

武内P「何故、私にそれを……?」

892: 名無しさん 2019/04/25(木) 21:14:54.21 ID:AA+m6EZ1o
瑞樹「実際に見ないと、信じないつもりね」 

楓「部屋の外で、呼ばれるのを待ってるんです」 

武内P「あの……何故、私に!?」 


瑞樹・楓「――どうぞ!」 


ガチャッ! 


武内P「っ――!?」 


武内P「……いえ、あの」 

武内P「誰も……居ませんが……?」

893: 名無しさん 2019/04/25(木) 21:16:53.27 ID:AA+m6EZ1o
瑞樹「……最低だわ」 

楓「……!」 

バシバシ! 

武内P「たっ、痛っ……えっ? あの……」 


瑞樹「そこに居るじゃない、早苗ちゃん」 

瑞樹「はぁ……男って、本当に胸ばっかり見てるのね」 


武内P「えっ!?」 

楓「……!」 

バシバシ! 

武内P「えっ!?……えっ!?」

894: 名無しさん 2019/04/25(木) 21:20:40.31 ID:AA+m6EZ1o
武内P「あの……ドッキリか何か、ですか?」 

瑞樹「早苗ちゃん、何かアイドルっぽい事やって」 

武内P「……川島さん。私は、仕事中なので――」 


早苗「バキューン!」ニコッ! 


武内P「――っ!?」 

武内P「い、一瞬見えて……消えた!?」 

楓「……!」 

バシバシ! 

武内P「あ、あの……どうして、叩かれているのですか……!?」

896: 名無しさん 2019/04/25(木) 21:25:56.90 ID:AA+m6EZ1o
瑞樹「叩かれて当然だわ」 

武内P「えっ? すみません……何故、ですか?」 

楓「その話、お受け出来ません」 

武内P「私と話をして頂けますか?」 


早苗「タイホしちゃうぞ!」ニコッ! 


武内P「っ!?」 

武内P「また、消えた……!?」

897: 名無しさん 2019/04/25(木) 21:32:49.21 ID:AA+m6EZ1o
瑞樹「でも、これでわかったでしょう?」 

武内P「あの……一瞬のことなので、よく」 

楓「早苗さん、もう少し眺めなアイドルらしい事を……」 


ぎゅっ! 

武内P「っ!? う、おおっ!? 手に何かが!?」 

早苗「あたしよ」 

武内P「あの……どなたd」 

早苗「あたしよ」 

ぎゅううっ! 

武内P「っ!? 手が! 手が!」 


瑞樹「凄い握手会だわ」 

楓「ふふっ! 握手は、好手……うふふっ!」

898: 名無しさん 2019/04/25(木) 21:37:38.65 ID:AA+m6EZ1o
武内P「お、お願いします……どうか、手を!」 

早苗「手を?」 

ぎゅううっ! 

武内P「は、離して下さい!」 

早苗「あたしの胸が小さくなったら、なんで見えなくなるのよ?」ニコッ! 

ぎゅううっ! 

武内P「っ……!?」 


武内P「そのお話は、後ほど……!」 

武内P「アイドルの方と手をつなぐのは、その……いけません……!」 


早苗「……」 

早苗「え、そっち?」

899: 名無しさん 2019/04/25(木) 21:43:38.00 ID:AA+m6EZ1o
  ・  ・  ・ 

瑞樹「……っぷふっ! に、似合うわ……!」ピクピク…! 

楓「あの、一緒に写真を撮っても良いですか?」ニコニコ! 


早苗「駄目に決まってるでしょ!?」 

早苗「――よりによって、とときら学園のスモック!?」 


武内P「……その」 

武内P「とても……その、はい……似合っています」 


早苗「そうね! あたし、童顔だもんねぇ!?」 


瑞樹「っふうっ!? あ、あはっ、あはははは!」ケラケラ! 

楓「一枚だけ。お願いします、一枚だけで良いですから」ニコニコ!

900: 名無しさん 2019/04/25(木) 21:49:05.96 ID:AA+m6EZ1o
瑞樹「に、似合うわ! あはっははは!」ケラケラ! 

早苗「もうヤケクソよ! セクシーでしょ!?」ウッフン! 

楓「は~い♪ 撮りま~す♪」ニコニコ! 


楓・早苗「♪」ニコッ! 

…パシャッ! 


早苗「――だから! 撮らないでって言ったわよね!?」 


武内P「……良い、笑顔でした」 

瑞樹「カメラを向けられたら笑顔になるあたり、アイドルよねぇ」

901: 名無しさん 2019/04/25(木) 21:54:50.68 ID:AA+m6EZ1o
早苗「もう……どうしてこんな事に……!?」 

武内P「朝起きたら、‘そう’なっていた……と?」 

早苗「そうよ! 寝て起きたら、‘こう’なってたの!」 

武内P「……前日の夜に、何か変わったことは?」 


早苗「別に、何もしてないわよ!」 

早苗「瑞樹ちゃんの家で、皆で飲んでて……!」 

早苗「酔った勢いで、痩せるクリームを胸に塗って……!」 

早苗「……変わった事なんて、別に何もしてないったら!」 


武内P「…………」 

武内P「……」 


武内P「あの」

902: 名無しさん 2019/04/25(木) 22:00:01.16 ID:AA+m6EZ1o
瑞樹「待って、早苗ちゃん」 

武内P「! 川島さん……」 

早苗「な、何よ? そんな顔して……」 

瑞樹「……」 


瑞樹「私が買い出しに行ってる間、そんな事してたの!?」 

瑞樹「あのクリーム、高かったのよ!?」 


武内P「!? 待ってください!」 


早苗「楓ちゃん以外は全員使ったわ!」 

楓「私は……これ以上痩せたらダンスが」 

早苗「……はぁ~、羨ましいわ~」 


武内P「お願いします! どうか、話を!」

903: 名無しさん 2019/04/25(木) 22:06:18.88 ID:AA+m6EZ1o
武内P「塗ったという、痩せるクリームが原因では!?」 

瑞樹「あり得ないわ」 

武内P「えっ?」 

瑞樹「……あのねぇ」 


瑞樹「痩せるクリームだって、そんなに効果は無いわよ」 

瑞樹「注意書きには――」 

瑞樹「――効果には個人差があります」 

瑞樹「――体に異常を感じた場合、すぐお近くの医師に相談を」 

瑞樹「……って書いてあるけど、ねぇ?」 


早苗・楓「うんうん」コクコク! 


武内P「待ってください!」 

武内P「あの……これは、異常では!?」

904: 名無しさん 2019/04/25(木) 22:13:28.58 ID:AA+m6EZ1o
楓「――プロデューサーは、アイドルの事を知っている」 

武内P「高垣さん?」 

楓「だから、心当たりは無いかと思って……」 

武内P「あの、クリーム……高垣さん?」 


楓「早苗さんは、アイドルの仲間であり――」 

楓「――大事な、お友達です」 

楓「確かに、今の早苗さんは可愛らしいけれど……」 

楓「……あら?」 

楓「――可愛い、かはいい、ですか? 置いておいて」 

楓「……う~ん、イマイチ」 


早苗「あの……もうちょっと深刻になれない?」 

武内P・瑞樹「……」

905: 名無しさん 2019/04/25(木) 22:21:27.17 ID:AA+m6EZ1o
楓「ふふっ! 深刻な申告は、深呼吸をしてから……うふふっ!」 


瑞樹「……駄目だわ。羽みたいに軽く見てる」 

早苗「もう……どうすれば良いのよ……!」 

武内P「医師の方へ相談してみては?」 

早苗「医者に? どうしてよ!」 

武内P「えっ!? どうしてと、言われましても……」 


早苗「豊胸手術でもすれば良い、って言うの!?」 

早苗「タイホするわよ!? タイホ!」 


武内P「ち、違います!」 

武内P「皮膚科に! いや……皮膚科……!?」 

武内P「とにかく、医師の方にご相談を!」

906: 名無しさん 2019/04/25(木) 22:28:21.28 ID:AA+m6EZ1o
早苗「セクシー……すぎるから!」 

早苗「――あたし、もう少し胸が小さくても良いわー」 

早苗「なんて言ってた昨日のあたしをタイホしたいわよ!」カーッ! 


瑞樹「勝手に使ったから、とりあえず窃盗罪だわ」 


早苗「このままじゃ、アイドルなんて続けられない……!」ブンブン! 


瑞樹「聞きなさいよ」 

瑞樹「っていうか、本当に楓ちゃん以外全員使ったの?」 


早苗「――また、婦警に!」 

早苗「合法ロリータ・キューティーポリスになるしかないじゃない!」 


武内P「……少し、乗り気ですね」 

瑞樹「……前向きだわ。で、どうなの楓ちゃん?」 

楓「すみません……焼酎が美味しくて、覚えていなくて……」

907: 名無しさん 2019/04/25(木) 22:38:30.71 ID:AA+m6EZ1o
武内P「……片桐さん」 

早苗「何よ!?」 

武内P「アイドルは、今のままでも続けられます」 

早苗「いい加減な事言わないで!」 


武内P「笑顔です」 


早苗・瑞樹「はっ?」 


武内P「片桐さんの笑顔の輝きは、何一つ変わっていません」 

武内P「貴女が笑顔になった時は――」 

武内P「――とときら学園のスモックを着ていなくても」 

武内P「私にも、貴女の姿が確認でき」 

楓「……!」 

バシッ! 

武内P「ったぃ……すみません」

908: 名無しさん 2019/04/25(木) 22:42:21.31 ID:AA+m6EZ1o
瑞樹「そうね……彼の言う通りだわ」 

早苗「瑞樹ちゃん……」 

楓「早苗さん、一緒に――笑顔で!」 

早苗「楓ちゃん……」 


早苗「二人とも……!」ウルッ! 


瑞樹「今の気持ち、わかるわ」 

楓「はい。けれど……」 

早苗「……ええ、そうね!」 


早苗・瑞樹・楓「ふふっ♪」ニコッ! 


武内P「……良い、笑顔です」

909: 名無しさん 2019/04/25(木) 22:47:03.44 ID:AA+m6EZ1o
  ・  ・  ・ 

ちひろ「あ、あの……それで!?」 

武内P「痩せるクリームの効果は一時的なものだったらしく……」 

ちひろ「えっ!?」 


武内P「ご自宅に帰り、やけ酒をして寝たら――」 

武内P「――元に、戻っていたそうです」 


ちひろ「どうして、一時的なものなんですか!?」 


武内P「? 千川さん?」 

ちひろ「……なんでもありません」 

武内P「……?」

910: 名無しさん 2019/04/25(木) 22:52:32.19 ID:AA+m6EZ1o
武内P「ですが……とても役に立つ情報でした」 

ちひろ「えっ?」 

武内P「一時的にせよ、効果があるようですので」 

ちひろ「……ああ」 


ガチャッ! 

かな子「――おはようございます♪」ニコッ! 

かな子「プロデューサーさん、ちひろさん♪」ニコニコ! 

かな子「良いクリームがあるから、って……」ニコニコ! 

かな子「えへへ、どんなクリームなんだろう~♪」ニコニコニコニコッ! 


ちひろ「……なるほど」 

武内P「……」

911: 名無しさん 2019/04/25(木) 23:00:26.76 ID:AA+m6EZ1o
武内P「三村さんに、是非試していただきたいクリームが」 

スッ… 

かな子「わぁ~! ステキな容れ物ですね~♪」ニコニコ! 

武内P「これは、痩せるクリームです」 

かな子「……えっ?」 


武内P「効果に個人差があるようですが、試してみて下さい」 

武内P「……もうすぐ、LIVEがあります」 

武内P「今は、お腹が……その……大きく……はい」 


かな子「えっ、と……」 

かな子「あれ? 痩せるクリーム……?」 

かな子「――食べるクリームじゃ、ないんですか!?」 


武内P「はい」 

武内P「ですが、万が一にでも効果が得られた場合――」 



武内P「美味しいから、大丈夫です」 




おわり