1: 名無しさん 2015/10/08(木)18:27:26 ID:jvG
~某鎮守府~

マルハチマルマル


ガチャ

赤城「提督、おはようございます」

提督「ん、あぁ、おはよう」ファーア

赤城「…また、夜更かししたんですか?」

提督「んー、遅くまでゲームしてたんだよ」

赤城「どなたと、ですか?」ジト

提督「え、川内とだけど」

赤城「……また、あの娘ですか」ボソッ

提督「え?なんて?」

赤城「ゲームをするな、とは言いませんが翌日に響く程しないで下さいと言ったんです」

提督「耳が痛い」


赤城「…因みに何のゲームをしていたんですか?」

提督「スーパーカンコレ大戦D」

赤城「……主人公機は?」

提督「………カーガシュヴォリアー」

赤城「………」グイッ

提督「…耳が痛い」ヒッパラレ

引用元: ・【艦これSS】提督「赤城のヤキモチ」

2: 名無しさん 2015/10/08(木)18:30:30 ID:jvG


マルキュウマルマル


ガチャ!

天龍「遠征部隊、帰投したぜ!」

提督「お疲れさん、首尾は?」

天龍「バッチリ大成功!家具箱のおまけ付きだ!」

提督「おぉ、やったな」

天龍「だろ?俺にかかればこんなもんさ」

提督「どれ、褒美をやろう」ナデナデ

天龍「ちょ、撫でんなよ」ニヘラ

提督「そうか、それは失礼」パッ

天龍「あっ」シュン

提督「ほら間宮券だ、人数分ある」

天龍「…お、おう、じゃあな」バタン

赤城「………」

提督「檜風呂まで後少しだな」

赤城「………」スッ

提督「ん?赤城、家具箱を開けてどうしぎゃああああああ!!」

赤城「………」ムシャムシャー

提督「ああああああああ!!おい食うな!ぺっしなさい!まだ間に合うから!」

赤城「………」ムシャムシャゴクン

提督「」

赤城「…あまり美味しくないですね」ゲフゥ

提督「頭が痛い」

3: 名無しさん 2015/10/08(木)18:35:10 ID:jvG


ヒトマルマルマルマルマルマル


ガチャ


明石「提督!10時休憩ですよ!」

提督「ここは現場じゃねぇ」

明石「まぁまぁ、それより提督」

提督「ん?…まさか」

明石「そのまさかです、ついに完成しました」

提督「ほんとか!!」ガタッ

明石「本当も本当!さ、工廠に行きましょう」

提督「…よし、ついにアレが…」

赤城「?」

4: 名無しさん 2015/10/08(木)18:38:05 ID:jvG
ー工廠ー


明石「見てください!工作艦明石の技術の賜物!」

提督「おぉ…素晴らしい」

赤城「明石さん、これは?」

明石「赤城さん!よくぞ聞いてくれました!これは1/1スケール烈風改二ファイナルギャラクシーフロントホックカスタムヤーマンカスタムマークツーサバンナです!」

赤城「はい?」ギロッ

明石「…えっと、原寸大烈風です」

赤城「どうしてこんなものを?」ジト

明石「えっ、えっと…そこで少年の目をしている提督に聞いてもらえますか?」

5: 名無しさん 2015/10/08(木)18:41:33 ID:jvG
提督「………」キラッキラ

赤城「提督」

提督「なんだ赤城」キラキラッ

赤城「これは、なんですか?」

提督「これはな…烈風だ」キッラキラ

赤城「そんな事見れば分かります」

提督「だろ?」ッキラキラ

赤城「……これは、なんですか?」カタガシッ

提督「だから、烈pああああああああ」メキメキ

赤城「こんな物作って、どうするつもりなんですか?」メキメキ

提督「眺めて日々の疲れをおおおおおおおお」

赤城「…明石さん」ニコッ

明石「アッハイ」

赤城「たまに提督が夜な夜な出歩いていましたが、ここに?」イッコウセンニラミ

明石「……アッハイ」

赤城「………」メキメキグシャア

提督「肩が痛い」

6: 名無しさん 2015/10/08(木)18:46:51 ID:jvG

ヒトヒトマルマル


ガチャ!

瑞鳳「て、い、と、く♪」

提督「瑞鳳か、たべりゅ」

瑞鳳「なんで先読みしちゃうのー!」プンスコ!

提督「後ろ手に隠してる卵焼きを出しなさい、怖くないから、さぁ!!」ドンッ!

瑞鳳「キャーこわーい♪海に捨てるー♪」

提督「卵焼きなんか捨ててかかってこい!」

瑞鳳「野郎ぉ、卵焼きにしてやるぅ♪」

キャッキャウフフカクノウコマサグリチョ、テイトク!?

赤城「………」

7: 名無しさん 2015/10/08(木)18:52:28 ID:jvG
ー10分後ー

瑞鳳「ならぁ♪いつものね?」ニコッ

提督「あぁ、いつでもこい」キリッ

赤城「………」

瑞鳳「瑞鳳が~…」


瑞鳳「徹底した衛生管理下で飼料から拘った飼育環境と農家の方々から教わった伝統の知恵を活かして」

瑞鳳「近代技術と古くから受け継がれてきた日本の養鶏技術を融合した夢の新旧タッグによって生まれた栄養価の高い新鮮な卵から」

瑞鳳「鮮度を落とさぬうちに行われる調理は、和洋中、英、米、仏、伊と各国の一流シェフから学び」

瑞鳳「そこから更なる進化を施した調理技術、そこから導き出された答えはまさに完璧。」

瑞鳳「その頂点の名を欲しいままにした卵焼き」


瑞鳳「た、べ、りゅ?」ニコッ

提督「たぁべぇりゅー」

瑞鳳「もぉ~、しょうがないなぁ♪…あれ?」

提督「どうした?」

瑞鳳「卵焼き…なくなっちゃった…」

提督「え?」

8: 名無しさん 2015/10/08(木)18:54:05 ID:jvG
瑞鳳「あれ…ほんとにどこいったんだろ…」

提督「………」チラッ

赤城「………」モキュモキュ

瑞鳳「………」

赤城「………」モグモグガバッ

提督「うわっ、あか…んむっ!」

赤城「んぐんぐ」チュゥ

瑞鳳「!!!!!」

提督「ちょ、あはひ、ふいほうがみへるはら…」ムグムグ

赤城「むぐ」ムッ

赤城「んむ!」ガリッ

提督「んぅぁぁぁぁあ!アウチ検事!!」

赤城「ぷは、上々ね!」

瑞鳳「………」ポカーン


提督「し、舌が痛い」

9: 名無しさん 2015/10/08(木)18:57:45 ID:jvG



ヒトフタマルマル


赤城「提督!お昼です!」

提督「そうだな」

赤城「お昼ご飯です!」

提督「そうだな」

赤城「どうしたんですか!早く食堂に行きましょう!」

提督「誰かさんにもののけ姫プレイされた後に俺のタンをもののけ姫されたから今は舌が痛くてもののけ姫なんだよ」

赤城「もののけ姫が何の隠語か分からなくなってるじゃないですか」

提督「誰のせいだと思ってんだ、飯が食いたきゃ1人で行ってくるんだな」

赤城「……わかりました」ガチャ、パタン

ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー

10: 名無しさん 2015/10/08(木)18:59:11 ID:jvG

ガチャ


赤城「提督、ただいまもどりました」

提督「ん、おかえり」

赤城「…そのお皿は?」

提督「あぁ、時雨がおにぎりを持ってきてくれてな、さっきまで一緒に昼飯を食べてたんだが」

赤城「………」

提督「塩気が上タンに少ししみたが美味しかった、たまには握り飯もいいもんだな」ゲフゥ

赤城「…では、食後のお茶をいれましょうか?」

提督「いいねぇ、いただこうか」


赤城「………」コポポ

赤城「どうぞ……あっ」ツル

提督「ありがああああああっっ!!」アチィ

提督「ち〇んち〇んが!!」

提督「ちん〇ちんが痛い!!」

11: 名無しさん 2015/10/08(木)19:02:01 ID:jvG


ヒトサンマルマル


ガチャ!


長門「提督!演習の結果報告に来たぞ!」

提督「おぉ、どうだった?」ドキドキ

長門「…それがな?」ニヤッ

提督「…おぉう」ドキドキ

長門「…今回の演習」

提督「………」ドキドキ

長門「…なんと」

提督「………」ドキドキドキ

長門「…元帥相手に」

提督「………」ドキドキドキドキ

長門「…S勝利が」

提督「………」ドキドキドキドキドキドキドキドキ

長門「…なんと!」

提督「………」ゴックン


12: 名無しさん 2015/10/08(木)19:03:39 ID:jvG



長門「…できませんでしたー」

提督「」

赤城「………」

提督「……んで、勝ったのか?」

長門「……なんと」

提督「………」ドキドキ

長門「……今回の演習」

提督「………」ドキドキ







ー30分後ー


長門「……これで」

提督「………」ドキドキ

長門「………報告は」

提督「………」ドキドキ

長門「……以上だ」

提督「おう、お疲れさん」

長門「ではな」ガチャ、パタン

13: 名無しさん 2015/10/08(木)19:05:21 ID:jvG



提督「いやー、勝ててよかった」ホッコリ

赤城「…提督」

提督「ん?」

赤城「………なんと」

提督「ん?」

赤城「………今回の赤城は」

提督(今回の赤城ってなんだろ)

赤城「………えーと、ですね」

提督「……?」

赤城「……私の、えーと」


提督「なんだよ言いたいことあるならさっさと言えよこっちは忙しグパァ!」ハラパン

赤城「…もういいです」プイ

提督「お腹が痛い」

14: 名無しさん 2015/10/08(木)19:08:01 ID:jvG
申し送れましたイッチです。

誤字脱字とかあったら皆さんで補完お願いします。

夜ご飯食べてまた再開します。

見てる人いるのかいな

15: 名無しさん 2015/10/08(木)19:34:28 ID:jvG


ヒトヨンマルマル


提督「…ふぁーあ」

赤城「提督、気が抜けてますよ?」フフッ

提督「最近は深海凄艦の動きも衰退してきてるからな…」ファーア

赤城「この周辺はとりわけ平和そのものですから…分からないこともないですが」

赤城「他の艦娘への示しもありますので…」

提督「あぁ、わかってるよ」

16: 名無しさん 2015/10/08(木)19:35:22 ID:jvG

ガチャ!

金剛「テートクー!teatimeネー!」

提督「お、もうそんな時間か」

赤城「ちょ、まだ早いですよ!」

金剛「ヘーイアカギー、細かい事はnoproblemデース!」

提督「そうだぞ赤g」
赤城「提督」イッコウセンニラミ

提督「…金剛、また後でな」

金剛「…アカギ?提督にbattleshipeyeを向けるのをやめるデース」

赤城「あら?私は戦艦ではありませんよ?」

金剛「それこそ細かい事ネ、アカギはいつも提督を一人占めしてズルイデス」キッ

赤城「秘書艦なんですから、他より提督と御一緒する時間が長いのは当たり前です」

金剛「なら!ちょっとは遠慮してくだサイ!」

赤城「遠慮?知らない子ね」

金剛「やんのかコラ」

赤城「黙りなさい」ガチイッコウセンニラミ

金剛「」ビックゥ

金剛「f、fu〇k!覚えてるネー!」

バタン!!

シーーーン

提督「………」

赤城「さて、と」カリカリ

提督「頭痛が痛い」

17: 名無しさん 2015/10/08(木)19:39:39 ID:jvG

ヒトゴーマルマル


ガチャ!

金剛「テートク!今度こそteatimeネー!」

金剛「…って」

提督「……?」キョトンモグモグ

赤城「………」モグモグ

金剛「ナァァンデ既にteatimeしてるんdeath!!!?」

赤城「なんでって、休憩だからですが」

金剛「shit!先を越されまシタか!」

金剛「テートクもテートクデス!さっき後でねって言ったじゃないデスカー!」

提督「いやだって赤城が美味そうな破れ饅頭出すもんだからさ…テヘペロ」キャピ

金剛「クゥ…テートクが和菓子にdon'teyeなのは知っていた筈なのに…」

金剛「とんだ邪魔が入りまシタ…出直して来るとしまショウ…」

18: 名無しさん 2015/10/08(木)19:40:24 ID:jvG

赤城「金剛さん、一緒にどうですか?」

金剛「…武士の情けデスカ?」ジト

赤城「そんな大層なものではありません、皆で食べた方が美味しいでしょう?」ニコ

金剛「…この際デス、テートクの隣でteatimeできれば何でもいいデス」

金剛「デハ、いただきマス」

赤城「はい、ではどうぞ」スッ

金剛「………」

赤城「………」

提督「………」ムシャー

金剛「おい腐れ報酬空母」

赤城「なんでしょうエセ口調戦艦」

提督「………」ゴクー

金剛「…これは、何デスか?」ワナワナ

赤城「土ですが?」シレ

提督「………」モグモグ、ゴクン

金剛「………」

赤城「………」

提督「………」フゥ…ン?

提督「金剛、お前土食うのか?」キョトン

金剛「」ブチッ

金剛「テートクの馬鹿ァァア!!」ドゴォン!

金剛「モウいいデーーース」ビエーーン


赤城「大丈夫ですか?」

提督「…前が見えねぇ」

19: 名無しさん 2015/10/08(木)19:59:52 ID:jvG


ヒトロクマルマル


ガチャ

日向「失礼する」

提督「日向か、どうした?」

日向「君、まだいたんだ」

提督「まだってなんだよ!そもそも俺に用があったんじゃないのかよ!」

日向「ふふふ、冗談だ」

提督「ったく、で?」

日向「いやな、新しい瑞雲n」
提督「黙れ、今あるので我慢しろ」

日向「…まぁ、そうなるな」ガチャ、パタン

赤城「………」

20: 名無しさん 2015/10/08(木)20:00:29 ID:jvG

赤城「提督」

提督「なんだー?」

赤城「あの烈風、使えないですかね?」

提督「あんなおっきいのどうするんだよ」

赤城「烈風を放って突撃します」

提督「特攻させる気満々じゃないのよ」

赤城「あれだけ大きいなら破壊力もあるのでは?」

提督「ダメだっつってんだろ!あれは大事なもんなんだから!」

提督「…第一、動かねぇし」

赤城「え?」

提督「ハリボテだよ、あんなの」シレッ

赤城「………」スクッ

提督「あれ?どこいくの?」

赤城「烈風改ができるまで開発してきます」

提督「ちょ!それダメなやつだから!資源空っぽになるやつだから!!」

赤城「私も新しい艦載機欲しいです」

提督「…優先してやるから、な?」

赤城「…約束ですよ?」

提督「……出費が痛い」

21: 名無しさん 2015/10/08(木)20:02:18 ID:jvG

ヒトナナマルマル


ガチャ

木曽「提督、入るぞ」

提督「木曽か、どうした?」

木曽「なぁに、お前が真面目に仕事してるか確認に来ただけさ」

提督(暇だったんだな)

提督「心配しなくても真面目にやってら」

木曽「どうだかな」フッ

提督「でも、ここに来てもなんもないぞ?」

木曽「いいんだよ、大人しくしてるから」

提督「そっか」

赤城「………」

22: 名無しさん 2015/10/08(木)20:02:50 ID:jvG



プーーーーン


23: 名無しさん 2015/10/08(木)20:04:04 ID:jvG

提督「畜生、なんだってこの時間帯になると増えてくるんだ?」パシッ

提督「逃がしたか…足かゆ」ポリポリ

赤城「………」ジーーー

提督(真剣な目で蚊を追ってる、可愛い)

赤城「………ふっ!」パァン

提督「やったか!?」ガタッ

赤城「…ダメでした」

木曽「だらしねぇな、俺に任せな」スクッ

木曽「………」ジーーー

提督(無意識に口が開いてる…可愛い)

木曽「そこだっ」パシッ

提督「やったか!?」ガタッ

木曽「貴様に最高の勝利をくれてやる!」テノヒラミセ

提督「おぉ!やるなぁ!」ナデナデ

木曽「んなっ///」バッ

赤城「………」

提督「あれ、やだったか?」

木曽「い、嫌じゃないがいきなりは驚くだろ?」アタフタ

提督「そうだな。なら木曽、撫でるぞ」

木曽「あ、ぁぁ」プシゥ-

赤城「………」

24: 名無しさん 2015/10/08(木)20:05:00 ID:jvG



ー木曽が帰った後ー



……ププーーーーン


25: 名無しさん 2015/10/08(木)20:06:02 ID:jvG


提督「畜生、また湧きやがった」

赤城「………」ジィーーー

提督(コイツ、ガチの目ぇしてやがる…間違いねぇ…狩る者の目だ)


プーーーーン


赤城「………」ジィーーー

提督(でも可愛い)


プーーーーン


赤城「………」ジィーーー


プーーーーピト


提督「……え?」

赤城「天誅ッ!!」スパーーン!

提督「あべし!!!」ガシャーン!!

赤城「ふっ、上々n…提督!?」ハッ

提督「や、やったか?」プルプル

赤城「…は、はい」

提督「そ、そうか…よくやった」

赤城「あ、はい」

26: 名無しさん 2015/10/08(木)20:06:54 ID:jvG


赤城「………」アタマズイッ

提督「…?」

赤城「………」ズイズイ

提督「………」ナデナデ

赤城「……♪」ポワポワ






提督「頬が痛い」ヒリヒリ

27: 名無しさん 2015/10/08(木)20:11:19 ID:jvG

ヒトハチマルマル


ガチャ!!


青葉「司令官!」ドタドタ

提督「どうした!?敵か!それとも比叡がまた何か作ったのか!?」ガタッ

青葉「いえ、司令官の事で少し」

提督「そうなの?」

青葉「はい」

赤城(最初の慌てようは何だったのでしょう…)

青葉「瑞鳳さんから、司令官と赤城さんか熱いベーゼを交わされたと聞きました!詳しくお話を伺おうかと思いまして!」

提督「」

赤城「」

28: 名無しさん 2015/10/08(木)20:12:07 ID:jvG

提督「何で赤城まで固まってんの?」

赤城「…いえ、あの」カァ

提督「何で照れてんの!?」

青葉「おぉ、初々しいですねぇ」ニマニマ

赤城「…あぅ」マッカ

提督「青葉もはやし立てるんじゃない」

提督「そもそもあれはだなーーー」ゾッ

赤城「………」イッコウセンニラミ

青葉「司令官?」

提督「…いや、何でもない」

青葉「つまり!事実と受け取っていいんですね!?」

提督「…あまり振って回らないでくれよ?」

青葉「いえいえ御心配には及びません!
青葉!聞いちゃいました!」タタタバタン!

提督(あ、これダメなやつだ)

赤城「…提督?」

提督「…なんだ」

赤城「困りましたね♪」

提督「」


29: 名無しさん 2015/10/08(木)20:12:44 ID:jvG

赤城「どうしましょう、提督をお慕いしている方達が黙っていませんね♪」

提督「」ダラダラ

赤城「大和さん、長門さんを筆頭に…金剛さん榛名さん…扶桑さんに山城さん…」

提督「」ブルブル

赤城「二航戦に五航戦、隼鷹さんに鳳翔さん」

提督「」ガタガタ

赤城「一番問題なのは…加賀さんですかね?」ニコッ

提督「」チーン

赤城「提督、安心して下さい」

提督「…?」

赤城「この赤城、一航戦の誇りにかけて提督の貞操と命をお守り致します!」

30: 名無しさん 2015/10/08(木)20:13:22 ID:jvG


提督「………大体な」ボソ

赤城「はい?」

31: 名無しさん 2015/10/08(木)20:14:04 ID:jvG

提督「あんなのカウントされるわけないだろ!?もののけ姫だぞ!?雰囲気もクソもあったもんじゃない!」

赤城「えっ」

提督「それにお前が強引に仕出かしたことだろ!事故だ事故!あんなもん!」

赤城「……」

提督「何が熱いベーゼだよ…加賀やんが怖いだろうなぁ…」チラ

赤城「」ポロポロ

提督「!?」

提督「何で泣いてんの」

赤城「…提督は、嫌だったのですか?」ポロポロ

提督「…はぁ?」

赤城「…私は、提督をお慕いしていますから、例え口移しだったとしても…触れ合えた事を嬉しく思っていたのに…」ボロボロ

提督「………」

赤城「…しかし提督は、私に普通に接している裏で、嫌悪感を抱いていたのですね…」グスッ

提督「そ、そこまで…」

赤城「…いえ、いいんです。元はといえば私が悪いのですから…」

赤城「…勝手ながら、明日から秘書艦も加賀さんに変わっていただきますね…でも安心して下さい。一航戦として、せめて戦力としてだけでも提督のお役に立ちーー」

32: 名無しさん 2015/10/08(木)20:15:25 ID:jvG

提督「ああもう!」ダキシメ

赤城「……提督?」

提督「……嫌だったなんて誰が言ったよ」ボソ

赤城「……え?」

提督「……何でもない」

赤城「……本当、ですか?」

提督「…聞こえとるやないか」

赤城「…赤城の事、嫌いになってないのですか?」

提督「なってたら、あの日から秘書艦が加賀やんになってら」

赤城「……そう、ですか」

33: 名無しさん 2015/10/08(木)20:16:05 ID:jvG

赤城「………あの」


提督「……なんだよ」


赤城「……提督は」


提督「…?」




赤城「……キス、したことありますか?」

34: 名無しさん 2015/10/08(木)20:16:39 ID:jvG


提督「……うるさい」

赤城「………えへへ」

赤城「私も、初めてでした」

提督「…そうかよ」

赤城「……ちゃんと、しなおしませんか?」

提督「こ、断るっ!」

赤城「そうですか♪」

提督「……クソッ」プイ


ーーー
ーー

35: 名無しさん 2015/10/08(木)20:17:47 ID:jvG



提督「いつまでこうしてるつもりだ?」

赤城「……夜ご飯までです」ギュー

提督「……ハァ」タメイキ

赤城「乙女を泣かした責任はとらないといけません」

提督「……誰が乙女だよ」ボソ

赤城「……はい?」ニッコリ




提督「……晩飯まで、だからな」


赤城「……上々、ね♪」






加賀「………」ジィーーー




提督(…視線が…痛い…?)


36: 名無しさん 2015/10/08(木)20:19:14 ID:jvG


ヒトキュウマルマル


加賀「提督、夜ご飯の準備ができました」

提督「あ、あぁ」

加賀「…つかぬ事をお聞きしても?」

提督「…なんだ?」

加賀「何で提督と赤城さんは抱き合っているのかしら?」ジト

提督「…なんでだろうか」シラ

加賀「何で提督と赤城さんは抱き合っているのかしら?」イッコウセンニラミ

提督「…いや、あのな…」

提督(助けて赤えもん)ボソ

赤城「!」

赤城「誤解です加賀さん」

加賀「どういう誤解なの?」


赤城「………」

37: 名無しさん 2015/10/08(木)20:20:24 ID:jvG

赤城「いえその」ニヘラ

加賀「」カチン

加賀「頭にきました」スタスタ

提督「お、おちけつ加賀やん!これには訳が!」

加賀「聞く耳持ちません」スタスタスタギュッ

提督「ヒィィィ…あれ?」

加賀「………」ギュウ

赤城「か、加賀さん!?」

加賀「…鎧袖一触よ」

提督「…そうすか」

赤城「……」ムー

加賀「…負けませんから」ボソッ

赤城「!」

赤城「わ、私だって!」ギュ--

提督「いだだだだ」メキメキ

38: 名無しさん 2015/10/08(木)20:23:13 ID:jvG


フタマルマルマル


ー食堂ー


加賀「提督、好き嫌いはよくありません」

提督「玉ねぎだけは絶対に無理だ」

加賀「食べ物を粗末にしてはいけません」

提督「加賀やん、何故玉ねぎを切った時に人が涙を流すのか知ってるか?」

加賀「…詳しくは存じませんが、そういった成分が玉ねぎに含まれるから、ですか?」

提督「…それは、玉ねぎを売りたい人間が後から作ったデタラメなんだよ」

提督「本当はな…人間と玉ねぎは相容れない運命なんだ、だから人間が玉ねぎを切ると涙を流すんだ」

提督「人間の奥にある本能が…それを…玉ねぎを切るという行為を、拒否しているんだ」

提督「だから、本来人間は玉ねぎを食べるべきではないんdーー」

39: 名無しさん 2015/10/08(木)20:24:06 ID:jvG

加賀「残したら鳳翔さんが悲しみますよ」

提督「うっ」

加賀「厨房の方をご覧下さい」

提督「…?」チラ

鳳翔「………」ジト-

提督「………」ウワァ

赤城「………」チョイチョイ

提督「……?」

赤城「………」タベマショウカ?

提督(あ、赤えもん!)ブワァ

赤えもん「………」ニコ

加賀「…赤城さん?」ゴゴゴ

提督「うわぁ!加賀やんにバレた!」

赤城「…残さなければいいのでしょう?」

加賀「提督を甘やかしてはいけません」

赤城「嫌なものを強制するのはよくありません」

40: 名無しさん 2015/10/08(木)20:25:22 ID:jvG

加賀「…ならば私が食べます」ヒョイパク

赤城「あああっ!」

加賀「やりました」ペロッ

赤城(加賀さん、あまつさえ提督のお箸を使って…!!)

赤城「………なら」

赤城「私は提督のハンバーグを食べます!」ヒョイパク

提督「あぁ!俺のハンバーグが!」

加賀「頭にきました」ヒョイパク

提督「あぁ!俺のポテトサラダが!」

赤城「負けません!」ヒョイパク

提督「あぁ!俺の唐揚げが!」

加賀「鎧袖一触よ」ヒョイパク

提督「あぁ!俺のエビフライが!」

赤城「まだです!」ゴクリ

提督「あぁ!俺のコーンスープが!」

加賀「やりました」パクパク

提督「あぁ!白ご飯まで!」

41: 名無しさん 2015/10/08(木)20:25:51 ID:jvG

赤城「いい加減にして下さい!」ヒョイ…

赤城「…あれ?」スカスカ

提督「……俺の夜ご飯が」

赤城「………」

加賀「………」

提督「…俺の…夜ご飯」

提督「……もういいよ」グスッ スタスタスタ

赤城「」ズーン

加賀「」ズーン


42: 名無しさん 2015/10/08(木)20:27:11 ID:jvG
イッチです。

少ないですが書き溜めはここまで

また後でくるかと

44: 名無しさん 2015/10/08(木)21:43:34 ID:jvG
イッチです。
ちょこっと再開します

<<43乙ありです、激しく同意。

45: 名無しさん 2015/10/08(木)21:44:38 ID:jvG


フタヒトマルマル


ー執務室ー


ガチャ


赤城「…提督?」

提督「………なんだ」カキカキ

赤城「…あの、ですね」

提督「………」カキカキ

赤城「…夜ご飯の件、なんですが」

提督「………」カキカ…ケシケシ

赤城「…その…ごめんなさい」

提督「………」ケシケシ…ケシケビリッ

赤城「……あの…あぅ」

提督「………」クシャクシャ ポイ

赤城「………」シュン

パコッ…コロコロ…

ちくわ大明神「FRISK sharpens you up!」

提督(誰だ今の)

赤城(…入りませんでしたね)スタスタ ポイ

46: 名無しさん 2015/10/08(木)21:45:15 ID:jvG

赤城「……あの、提督」

提督「………」カキカキ

赤城「…もしよろしければ、私に今からご夕食を作らせてもらえませんか?」

提督「………」カキカ ピタッ

赤城「私は…あまりーーーですが」ボソ

提督「……?」

赤城「て、提督のお口にあうものを頑張ってお作り致しますので…」

提督「………」グゥゥ

赤城「…お願いします、提督」

提督「……わかっーー」

ガチャ

47: 名無しさん 2015/10/08(木)21:46:41 ID:jvG

加賀「提督」

提督「………加賀やんか」

加賀「はい。食堂で提督の夜ご飯を食べてしまったので」

加賀「謝罪の意味も込めて、夜ご飯を作ってまいりました」

赤城「………」

加賀「鳳翔さんの料理には劣りますが、提督の為に作りました」スッ

提督(…肉じゃがか)←肉じゃが大好き

提督「……いただこうか」

赤城「………っ」ダッ

タタタッ…パタン

48: 名無しさん 2015/10/08(木)21:49:20 ID:jvG


加賀「…タイミングが悪かったかしら」

提督「…よくはなかったな」モグモグ

加賀「赤城さんも反省してます」

提督「知ってるよ」モグモグ

加賀「…許してあげて下さい」

提督「分かってるよ」モグモグ

加賀「赤城さん、少し泣いてましたよ」

提督「…それは知らなかった」

加賀「後で優しくしてあげて下さい」

提督「……そうする」

加賀「…そうですか」


加賀「………」チラ

提督「………」モグモグ

加賀「………」ジーー

提督「………美味しいよ、ありがとう」

加賀「やりました」

49: 名無しさん 2015/10/08(木)21:50:16 ID:jvG

提督「加賀やん、赤城が部屋にいたら執務室に来るように伝えてくれ」

加賀「はい」

提督「ごちそうさま」

加賀「はい」チラ

提督「……また、作ってくれ」

加賀「はい」

加賀「…では、失礼します」


スタスタ パタン


加賀「……♪」

50: 名無しさん 2015/10/08(木)21:51:52 ID:jvG

フタフタマルマル


ガチャ


加賀「…提督」

提督「加賀やん、赤城は?」

加賀「…部屋にいなかったのでもしも、と思って厨房に向かったのですが…」

提督「うん」

加賀「………」

提督「………」

提督「……え?続きは?」

加賀「…後はご自分で確かめられた方がいいかと思います」

提督「……あー、うん」

加賀「…では、私はこれで」

提督「あぁ、ありがとう」


スタスタ…ピタ


加賀「……提督」

提督「ん?」

51: 名無しさん 2015/10/08(木)21:52:30 ID:jvG



加賀「あの人、本当はーーーんです」ボソ

提督「えっ、何て?」


…パタン


52: 名無しさん 2015/10/08(木)21:53:07 ID:jvG


提督「………行くか」ガタッ


ーーー
ーー



ー厨房ー


提督「………」コソコソ

提督「……灯りがついてる」コソコソ



ゴソゴソ


提督「…赤城だ」コソ


53: 名無しさん 2015/10/08(木)21:53:46 ID:jvG


「…材料はこれで…大丈夫でしょうか…」


提督「………」


「あっ、卵の殻が混じってしまいました…」


提督「………」


「…上手く、混ざりませんね…」コネコネ


提督「………」


「…こうして、空気を…あっ」ポロ


提督「………」


「…あつっ、ええと…弱火で…弱火ってこれくらいでしょうか…」

54: 名無しさん 2015/10/08(木)21:54:30 ID:jvG


『私は…あまりーーーですが』

55: 名無しさん 2015/10/08(木)21:54:59 ID:jvG

提督「………」


「あぁ…焦げてしまいました…」

56: 名無しさん 2015/10/08(木)21:55:32 ID:jvG


『頑張ってお作り致しますので…』

57: 名無しさん 2015/10/08(木)21:56:01 ID:jvG

提督「………」


「…うぅ、こんなことならもっと…」グスッ

58: 名無しさん 2015/10/08(木)21:56:49 ID:jvG


『赤城さん、少し泣いてました』

59: 名無しさん 2015/10/08(木)21:57:17 ID:jvG

提督「………」


「…提督に…ハンバーグ…作って…」ポロポロ

60: 名無しさん 2015/10/08(木)21:57:55 ID:jvG


『後はご自分で確かめられた方がいいかと思います』

61: 名無しさん 2015/10/08(木)21:58:26 ID:jvG

提督「………」


「……うぅ…提督…」ポロポロ

62: 名無しさん 2015/10/08(木)21:58:54 ID:jvG


『あの人、本当はーーーんです』

63: 名無しさん 2015/10/08(木)21:59:24 ID:jvG

提督「………!」



「…いいえ、諦めては…ダメ」グスッ

64: 名無しさん 2015/10/08(木)21:59:50 ID:jvG

私は…あまりーーーです
あの人、本当はーーーです

65: 名無しさん 2015/10/08(木)22:00:26 ID:jvG


私は…あまり
『料理が得意ではない』です
あの人、本当は

66: 名無しさん 2015/10/08(木)22:01:13 ID:jvG


「…あつっ!!」ジュッ


ガシャン!!


提督「赤城っ!」ハッ


赤城「て、提督!?」ビクッ

提督「大丈夫か!?火傷とかしてないか!?」

赤城「だっ、大丈夫ですから…」

提督「見せてみろ…赤くなってるじゃないか」

赤城「…っ、大丈夫です、この位…」

提督「そんな事あるもんか…ほら、冷やして」キュキュ ジャー

赤城「………」

提督「………」


ーーー
ーー

70: 名無しさん 2015/10/09(金)21:11:32 ID:0NF


フタサンマルマル


提督「………」

赤城「………」ウツムキ

提督「…お皿、割れちゃったな」

赤城「………」

提督「手とか切ってないか?」

赤城「………」コクン

提督「…そうか」

赤城「………」ウツムキ

提督「………」キマズイ

提督「………なぁ、赤g」
赤城「…提督」

提督「ん?」

71: 名無しさん 2015/10/09(金)21:12:09 ID:0NF

赤城「……その、ごめんなさい」

提督「…もういいよ、怒ってないから」

赤城「…でも」

提督「怒って欲しいの?」

赤城「……」フルフル

提督「だったらもう謝るな」ナデナデ

赤城「………」

赤城「……いつから、厨房に?」

提督「……卵割るの失敗した時」

赤城「………」

72: 名無しさん 2015/10/09(金)21:12:38 ID:0NF


赤城「………」プルプル ジワァ

提督「!!」

73: 名無しさん 2015/10/09(金)21:12:59 ID:0NF

提督「え、えーと…お腹が、空いたなぁ!」

赤城「!」

提督「加賀やんの肉じゃがは美味しかったんだけど…」

赤城「………」シュン

提督「…なんか、アレだな」


74: 名無しさん 2015/10/09(金)21:13:21 ID:0NF




「ハンバーグが、食べたいな」



75: 名無しさん 2015/10/09(金)21:13:55 ID:0NF


赤城「………」

赤城「………」ウル

提督「…こんな時間だと、もう無理かな」

赤城「………」ウルウル

提督「でも、今日はとりわけお腹が空いてるな」

赤城「………」ポロポロ

提督「……助けて、赤えもん」

赤城「………」ブワァ

提督「…だめかな?」

赤城「……でもっ、ハンバーグ…焦げて、しまって…」グスッ

赤城「とても、提督に、お出しできるものでは…」ヒクッ

提督「………」

76: 名無しさん 2015/10/09(金)21:14:29 ID:0NF

提督「………」スゥー、ハァー

提督「あーー!お腹が空いたーー!」

提督「ちょっと焦げた位のハンバーグが食べたい気分だなーー」

提督「赤えもんが、一生懸命作ったハンバーグがー」

提督「たーべーたーいーなー!」ヤケクソ

赤城「分かりました!分かりましたからぁ…」アセアセ

提督「はーやーくー」バンバン

赤城「あ、温め直してきますから…待っていて下さい」タタタッ




提督「……あー恥ずかし」マッカ


77: 名無しさん 2015/10/09(金)21:15:00 ID:0NF


ー物陰ー


加賀えもん「…赤城さん、大丈夫そうですね」スッ






78: 名無しさん 2015/10/09(金)21:15:41 ID:0NF


フタヨンマルマル


赤城「ど、どうぞ」カチャ

提督「…ふむ」

赤城「………」

赤城「…だから言ったじゃないですか」シュン

提督「だぁあ!泣くんじゃない!」

提督「食べるぞ!いただきます!」パンッ


提督「………」モグモグ

赤城「………」ドキドキ

提督「………」モグモグ

赤城「………」ドキドキ

提督「………」 フゥ カンショク

赤城「………」シュン

提督「だからー」

赤城「ですが…やはり美味しいものでは…」

79: 名無しさん 2015/10/09(金)21:16:09 ID:0NF

提督「…確かに焦げてるな」

赤城「……っ」

提督「焦げてる味もする」

赤城「………」シュン

提督「ハッキリ言って…焦げてる」

赤城「………」ウル

提督「……でもな」

赤城「………」

提督「……なんか、こう…アレだ」

赤城「……?」

提督「…お前の、頑張りが伝わったと言うか…、うん」

提督「…美味しかった、ごちそうさま」

赤城「…はっ、はいっ」ウルウル

提督「ほら、もう泣くなって」ナデナデ

赤城「でっ、も…ていとっ…」ダキッ

提督「…慣れないのに、よく頑張ったな」
ナデナデ

赤城「わた、もっと頑張っ…ていとくに、おいしい…ハンバーグ、」ギュウ

提督「分かった分かった、楽しみにしてるから」ナデナデ

赤城「…うぅ、ぐすっ」ギュウ

提督「………」ナデナデ

80: 名無しさん 2015/10/09(金)21:16:59 ID:0NF


ー30分後ー


赤城「………」zzz

提督「寝てら」スッ

赤城「………」ギュ

提督「…離してもくれん」グイ

赤城「……んっ、ていとく」zzz

提督「はいはい、提督はここにいますよーっと」ダッコ

赤城「………」zzz

提督「うぉ!こいつ重てぇ!」グググ

赤城「……いやぁ」ギュ

提督「がぁあ掴むな!首!締まってる!」

赤城「……らーめん」zzz

提督「畜生!部屋まで運べねぇよ!」グググ

赤城「……えへへぇ」zzz ギュウ

提督「でけぇのは身体だけか!くそ、俺のベッドで勘弁してくれ!」ポイー …ポスッ

赤城「……んぅ」モゾ

提督「ったく…今晩はソファだな」コキコキ



提督「…おやすみ、赤城」キィ パタン

81: 名無しさん 2015/10/09(金)21:17:39 ID:0NF


マルゴーマルマル


ー提督の私室ー


赤城「………」グゥグゥ

赤城「それは私のおはぎです!」ガバッ

赤城「……あれ、ここは…?」

赤城「……提督のお部屋ですね」

赤城「………」チラ

赤城(…提督のお布団)

赤城「………」スッ

赤城(だ、だめよ赤城!耐えなさい!)バッ

赤城(…でも、提督のお布団…)ゴクッ

赤城(さっきまでここで寝ていましたし…今更なのでは?)ウンウン

赤城(…一航戦の誇り…提督のお布団)グラグラ

赤城「………」

82: 名無しさん 2015/10/09(金)21:18:24 ID:0NF

赤城「……ぇぃ」ポフッ

赤城「………」スゥー

赤城「……はぁ///」ウットリ

赤城(…こ、これは…上々なんてものではありません…)スリスリ

赤城(…く、癖になってしまいます)スリスリ


ガタッ


赤城「ぴゃぁぁあ!」ガバッ


赤城「ち、違うんです!…あれ?」


シーーン


赤城「…気のせいでしたか」ホッ

赤城「………」

赤城(そういえば、提督のお部屋初めて入りますね…)

赤城「………」キョロキョロ

赤城「!」

赤城「…これは、烈風のポスター?」

赤城(そんなに烈風が好きなんでしょうか…)

赤城「………」キョロキョロ

赤城「…棚の上、何か飾ってありますね」

赤城「…これは」

83: 名無しさん 2015/10/09(金)21:18:50 ID:0NF

赤城「空母の模型、ですね」

赤城「いち、に、さん…沢山ありますね」

赤城(提督は…空母が、好き…?)

赤城「瑞鶴、翔鶴、飛龍、蒼龍…」

赤城「…雲龍、天城、葛城、大鳳…」

赤城「………私達だけ、ありません」シュン

赤城「………」

赤城「…提督はどこでお休みになられているのでしょう」

赤城「執務室ですかね…」

スタスタ…ガチャ

ーーー
ーー

84: 名無しさん 2015/10/09(金)21:19:19 ID:0NF


赤城「………」

提督「zzz」グースカピー

赤城「………」

赤城(だ、だめよ赤城!それは慢心です!)

赤城(いくら意中の殿方が目の前で無防備な寝姿を晒していようとも…)チラ

提督「………」スヤァ

赤城「………」ゴクッ

赤城(…見方によっては、慢心しているのは提督なのではないでしょうか)

赤城(いえ、いけません。もし提督が目を覚まされた時に、私が添い寝をしている事で嫌悪感を抱かれたら…)ゾッ

赤城(流石にそれはないでしょうけど、提督は上司であらせられる人ですから…いくら何でもそれは失礼に値するのでは…)スッ

赤城(しかし、提督がこんなところでお休みになられているのは私のせい…)ゴソゴソ

赤城(…もう朝方は少し冷えてきましたから、掛け布団もないソファで…提督が万が一にでも風邪を引かれたら…)ギュウ

赤城(そうです…慢心しては…だめ)ウツラウツラ

赤城「………」zzz

85: 名無しさん 2015/10/09(金)21:19:49 ID:0NF


マルロクマルマル


提督「……んぁ」ムクッ

赤城「……zzz」スヤァ

提督「」

提督「えっ」

赤城「……zzz」ムニャ

提督「………」ゴシゴシ

提督「………」チラ

赤城「……zzz」

提督「……はぁ」タメイキ

提督「……ったく」ナデナデ

赤城「……んへへ」ニヘラ

提督「…幸せそうな寝顔しよってからに」

提督(そういえば今何時だ?)チラ

提督(風呂入ってくるか)

提督「………」ウワギカケ

赤城「……て…とく」ギュウ

提督「………」ジィ

提督「……くそ」

提督(…不覚)


スタスタ パタン

86: 名無しさん 2015/10/09(金)21:20:24 ID:0NF

マルナナマルマル


ーお風呂ー


カポーーン

提督「朝風呂はいいものだな」

提督「…早く檜風呂が欲しいぜ」

提督「……ふぅ」パチャ


カラカラ


提督「…はっ?」クルッ

??「…て、提督!?」

提督「なっ、なぁ…なんで」バシャ

提督「…大和が!?」

87: 名無しさん 2015/10/09(金)21:29:18 ID:0NF


「それは、まさに桃源郷。

一糸纏わぬその姿は、見る者全てを魅力する圧倒的な存在感

一昔、日ノ本の国。帝国海軍の切り札とも言えた大戦艦『戦艦大和』のそれを受け継いだと断言できる程のーーー」



88: 名無しさん 2015/10/09(金)21:29:49 ID:0NF


提督「…何言ってんだ?」シラ-

大和「いえ、提督の心の内を代弁して差し上げようかと♪」ニコ

提督「かと、じゃねぇよ自画自賛は嫌われるぞ?」

大和「本当は思ってませんから♪」チャプン

提督「…何当たり前に入ってんだ?」オイ

大和「?」

提督「だーかーらー」

大和「…提督は、入浴するつもりの全裸の女性に洗い場で待てと仰るのですか?」ジト

提督「俺は鬼か?そうじゃないだろ」ハァ

提督「あと全裸でもないだろ」

大和「あら♪」

提督「あら♪じゃない、男がいる風呂に何不用意に入ってんだ、と聞いたんだ」

大和「提督ですから、大丈夫です♪」ニコ

提督「何で俺だったら大丈夫なんだなよ…」

大和「…そんなの、決まってます」

89: 名無しさん 2015/10/09(金)21:30:29 ID:0NF


大和「…お慕い、していますから」カァ

90: 名無しさん 2015/10/09(金)21:30:54 ID:0NF

提督「………」

提督「……なにいっへふんはほ」ブクブク

大和「本当なんですよ?」ムッ

提督「………ふーん」ブクブク

大和「信じていませんね?」ピトッ

提督「ふぉわぁっ!」バシャア

大和「どうしたんですか?」

提督「どうもこうもあるか!いきなりくっついてきやがって!」ズザザ

大和「ふふっ、初心ですね」クス

提督「くそぅ!馬鹿にしやがってぇえ!」バタバタ!バタン!

大和「あっ、ていとーー」

大和「………」ポツネン

大和「……ふぅっ」

大和「…あぁ、緊張しちゃった」ドキドキ

大和「…私だって、こんな気持ち初めてなんですよ…提督?」テレ


アァ…ノボセチャウ、アガロウカシラ





提督「…聞こえてんだよ」ボソ

92: 名無しさん 2015/10/09(金)22:57:18 ID:0NF
>>91
ありがとうやる気でるでち

あとちょっと待ってね

93: 名無しさん 2015/10/09(金)23:21:42 ID:0NF

マルハチマルマル


ー執務室ー


提督「……ふぅ」ガチャ

赤城「…あ、提督」

提督「おう、おはようさん」

赤城「お、おはようございます」タジ

提督「…?どうした?」

赤城「いえ…あの、これ…」ウワギ

提督「畳んでくれたんね、ありがとう」

赤城「…はぃ」

提督「どしたの?」

赤城「…えっと、その…昨日の」マッカ

提督「あぁ、気にすんな」

赤城「で、ですが…」

提督「…また、作ってくれ」

赤城「!」パァ

赤城「………はい!」ニコッ

提督「よし、いい笑顔だ」ニッ

赤城「っ///」ドキ

提督「…?どうした?」

赤城「い、いえ!何でもありません!」

提督「そうか?」キョトン

赤城(……やっぱり私はーーー)

94: 名無しさん 2015/10/09(金)23:22:08 ID:0NF


マルキュウマルマル


ー執務室ー


ガチャ

瑞鶴「提督さーん」

提督「ずいずいやん、どうした?」

瑞鶴「ずいずい言うな!」プンスコ

提督「まぁまぁ…で?」

瑞鶴「適当すぎ!ふてくされるぞー」プクー

提督「…どうしろってんだよ」ハァ

瑞鶴「あ!そうだった、えーとね…」

95: 名無しさん 2015/10/09(金)23:22:33 ID:0NF

瑞鶴「翔鶴ねぇがと一航戦の青い方が喧嘩してるんだけど…」

提督「加賀やんか…お前その呼び方」ハァ

瑞鶴「そこはいいの!早く止めてきてよ!」

提督「はぁ、ったく…赤城、行くぞ」ガタ

赤城「はい」


ーーー
ーー

96: 名無しさん 2015/10/09(金)23:22:59 ID:0NF

翔鶴「何で加賀さんに提督に話しかけるのを禁止させられないといけないんですか!」

加賀「あなたの不幸が提督に移るからよ」

翔鶴「そんな事ありません!デタラメです!」

加賀「何でそう言えるのかしら?」

翔鶴「それを言うなら加賀さんだってそうじゃないですか!」

加賀「そう声を上げないでもらえる?うるさいわ」ハァ

翔鶴「…話になりません!提督に話に行きます!」

加賀「待ちなさい、そこは譲れません」

翔鶴「聞けません!そこを退いて下さい!」

加賀「黙りなさい、南部鉄板の不幸な方」

翔鶴「んなっ!?」ワナワナ

97: 名無しさん 2015/10/09(金)23:23:29 ID:0NF

提督「はーいそこまでー」パンパン

加賀「提督」

翔鶴「提督!」

赤城「加賀さん、何があったのですか?」

加賀「五航戦が提督を不幸にしようとしていたので」

赤城「…はぁ」

翔鶴「提督」テテテッ

加賀「!」

提督「ん、なんだ?」

翔鶴「加賀さん、私が提督に話かけると提督が不幸になると言うんです」

翔鶴「…提督、不幸になりますか?」ウワメ

提督「…えー」チラ

加賀「………」プイ

提督「あー、なんないよ」

翔鶴「で、ですよね!」パァ

加賀「………」イラッ

加賀「………」スタスタ

加賀「提督」ズイッ

提督「な、なんだ?」

加賀「ここは譲れません」ギュ

98: 名無しさん 2015/10/09(金)23:24:00 ID:0NF

翔鶴・赤城「!!」

提督「…」

赤城「!」

提督「加賀やん、どうしたんだ?」

加賀「…………です」

提督「…え?」

加賀「構って欲しかっただけです」ボソ

赤城「………」

提督「…そうか、ごめんな」ナデナデ

加賀「やりました」チラ

翔鶴「!」

加賀「………」ドヤァ

翔鶴「………」ムー!

翔鶴「私だって構って欲しいです!」プクー

赤城「…!」

提督「あ、あぁ…翔鶴もおいで?」

翔鶴「…はい!」パァ

加賀「……浮気はいけません」ギュウ

翔鶴「どいて下さい!」

加賀「嫌よ」


ギャーギャー!ワタシダッテ!ユズレマセン


提督「………はぁ」タメイキ

赤城「………」

99: 名無しさん 2015/10/09(金)23:24:32 ID:0NF

ヒトマルマルマル


ー執務室ー


提督「…だぁあ、疲れた」グッタリ

赤城「加賀さんも不器用ですね」ニコ

提督「…お前もだよ」チラ

赤城「…で、ですかね?」ニガワライ

提督「まぁ…提督冥利に尽きるが」

提督「もう少し…なぁ」グデー

赤城「………」スクッ テクテク

赤城「…失礼しますね?」カタモミ

提督「……おぉう」

赤城「一航戦の肩もみはどうですか?」モミモミ

提督「…あぁ、鎧袖一触だ」

赤城「何ですかそれ」フフッ

提督「……最高ってこった」

赤城「ふふっ、上々ね♪」


ーーー
ーー

100: 名無しさん 2015/10/09(金)23:25:23 ID:0NF


提督「…ふぅ、ありがとう」

赤城「いえいえ」ニコ

提督「…何か、お返しをしないとな」

赤城「そんな、大丈夫です」アセ

提督「そんな事言わずに、な?」ニッ

赤城「!」

赤城(その笑顔…ずるいです…)

赤城「……なら」シナダレ

提督「……赤城?」

赤城「…少しだけ、このままでいいですか?」

提督「…お安い御用で」

107: 名無しさん 2015/10/11(日)01:47:59 ID:0sb


ヒトヒトマルマル


ガチャ

陸奥「て、い、と、く♪」

提督「むっちゃんか、どうした?」

陸奥「午前中の演習終わったわよ」

提督「お、そうか。おつかれさん」

陸奥「いーえ」ニコ

提督「それで、どうだった?」

陸奥「どうだったと思う?」

提督「質問に質問で返すなよ…まぁ、むっちゃんが無傷みたいだから勝ったんじゃないか?」ニヤ

陸奥「失礼しちゃうわ」プクー

提督「そう膨れるな、ほら間宮券」スッ

陸奥「?…なんで?」

提督「演習頑張ったご褒美だよ」

陸奥「…今日の編成に駆逐艦はいないわよ?」

提督「知ってるよ、いらないのか?」

陸奥「そりゃまぁ、欲しいけど」

提督「なら遠慮しない、ほら」

陸奥「明日は雪ね」ウケトリ

提督「…むっちゃんが無傷だったからな」

陸奥「まだ言うの?」ジト

提督「嘘だ、うーそ」ベェ

陸奥「まったく」ハァ

陸奥「………」

108: 名無しさん 2015/10/11(日)01:49:19 ID:0sb

陸奥「………ねぇ」

提督「ん?」

陸奥「…もし、私が実戦で…轟沈しそうになったらどうする?」

提督「うちは中破以上で即撤退がルールだ、ありえんよ」

陸奥「…万が一があるじゃない」

提督「加えてむっちゃんは戦艦だからな、余程の事がない限りーー」

陸奥「私だからでしょ?」

提督「………」

陸奥「不慮の事態…それこそ、火薬庫の爆発だって有りえるわけじゃない?」

陸奥「…そうなったら、どうするの?」ジィ

提督「………」

提督「すぐ、助けに行く」

提督「俺が行く、絶対に沈ませない」

提督「…絶対に、だ」

陸奥「ふーん」

提督「何でそんな事聞くんだ?」

陸奥「なーんとなくよ♪」ニコ

提督「…変なヤツ」

陸奥「余計なお世話ですー、それじゃ甘いもの食べてくるわねー」


スタスタ パタン

109: 名無しさん 2015/10/11(日)01:50:16 ID:0sb

提督「何だったんだ?あいつ」ハテ

赤城「………」

赤城「…提督は」ボソ

提督「ん?」

赤城「…私が轟沈しそうになったら、どうされますか?」

提督「……さぁな」

赤城「え?」

提督「お前ら一航戦は、ウチの最高戦力だ」

提督「轟沈はありえない、考えた事もない」

赤城「私達、随分と信頼されているのですね」ニコ

赤城「ですが、例えば…だったら?」

提督「………」

提督「…轟沈なんて、させるわけないだろ」

提督「沈む前に助けてやる」

赤城「………」

提督「だから、そんな悲しい事を言うんじゃない」

提督「…例え話でも、だめだからな?」

赤城「……はぃ」シュン

提督「おいおい、怒ってる訳じゃないから」

提督「な?」ナデナデ

赤城「は、はぃ」カァ

ーーー
ーー

110: 名無しさん 2015/10/11(日)01:51:44 ID:0sb


ーちょっと前、陸奥が部屋から出た後ー


陸奥「………」テクテク

雪風「陸奥さん!こんにちはぁ!」

陸奥「…あら雪風じゃない」ニコ

雪風「演習の報告、終わったんですかぁ?」

陸奥「えぇ、今終わったところよ」

雪風「そうなんですか!…あれぇ?」

陸奥「どうしたの?」

雪風「いえ!陸奥さん、風邪引いちゃったんですかぁ?」

陸奥「えっ?どうして?」

雪風「陸奥のお顔、まっかですから!」

陸奥「っ!」ドキ

陸奥「あ、あらあら~…風邪かもしれないわね~」アセアセ

雪風「気をつけて下さいね!それでは!」バイバイ

陸奥「じゃ~ね~」フリフリ

陸奥「………」カガミチラ

陸奥「あ、あらあら~…ホントね~」マッカ

陸奥(貴方のせいなんだから…)

陸奥(…提督♪)

111: 名無しさん 2015/10/11(日)01:52:57 ID:0sb


ヒトフタマルマル


赤城「提督!お昼です!」ワクワク

提督「ご飯になると元気になるよな」アキレ

赤城「」ピシ

提督「……あー、沢山食べる女性っていいよなー」

赤城「」ピシピシ

提督「えーと…いっぱい食べる君が好き」

赤城「」ハッ

赤城「好き!?///」ボッ

提督「そこだけ掻い摘むなよ、ほら行くぞ」

赤城「あっ、はい」ドキドキ


ーーー
ーー

112: 名無しさん 2015/10/11(日)01:53:41 ID:0sb


ー食堂ー


ギャーギャー!

提督「…なんか騒がしいな」

赤城「何かあったのでしょうか?」

提督「あっちだな、行きたくないが…」

赤城「ですねぇ」ニガワライ

提督「まぁ、揉め事なら見逃せないしな」

113: 名無しさん 2015/10/11(日)01:56:53 ID:0sb


瑞鶴「だーかーらー!提督さんはカツ丼が好きだって言ってるでしょ!?」

加賀「これだから五航戦は…」ハァ

加賀「いい?提督は私の作った肉じゃがが好きなの、分かって貰えたかしら」

瑞鶴「五航戦言うな!それと!何で加賀さんの限定なの!?」

加賀「妻の作る料理が一番なのは当たり前です」

瑞鶴「えっ…提督さん、加賀さんとケッコンしてたの…?」アゼン

翔鶴「瑞鶴!?間に受けないで!」

瑞鶴「嘘だったの!?」

加賀「嘘ではないわ」

114: 名無しさん 2015/10/11(日)01:57:55 ID:0sb

提督「いや、嘘だろ」

赤城「加賀さん嘘はよくないです」マガオ

加賀「………」

瑞鶴「やっぱり嘘じゃない!」

加賀「………」

瑞鶴「なに?加賀さんの妄想だったの?」ニヤ

加賀「…ち、違うわ」

瑞鶴「でも今、提督さんが嘘だって言ってたじゃない!」ビシッ

加賀「………」

瑞鶴「どうなの!」

加賀「………」ジワッ

提督「こらずいずい、加賀やん虐めたら怒るぞー」ペシ

瑞鶴「いたっ」

加賀「…提督」ヒシ

瑞鶴「あっ!どさくさに紛れて提督さんに引っ付くなー!」

加賀「提督、南部鉄板ツインテールが私を陥れようとします」ギュ

瑞鶴「なにそれ!馬鹿にしてるの!?」

加賀「こ、怖いわ」

瑞鶴「嘘付け!!」

115: 名無しさん 2015/10/11(日)01:59:22 ID:0sb

提督「お前ら、落ち着けって」ハァ

提督「何があったんだ?話してみろ」

赤城(…ケッコン)モワンモワン



ズイズイカクカクシカジカ


瑞鶴「それで、提督さんが好きな食べ物を話してたの」

提督「なるほどな」

加賀「…」ギュウ

翔鶴(何だかんだ加賀さんずっと提督に引っ付いてますね)ムー

提督「しかし、何でそれで喧嘩になるんだ?」

瑞鶴「だって加賀さん、嘘ばっかりなんだもん」ムー

提督「…ケッコンがどうとかって話か?」

加賀「………」カクレ

赤城(提督の背中の方に隠れましたね、まだ抱き着いたままですが)ムー

瑞鶴「それもだけど…提督さんが一番好きなの、自分が作った肉じゃがだって…」

116: 名無しさん 2015/10/11(日)02:00:11 ID:0sb

提督「それは本当だけど」

加賀「!!」

五航戦「「…え?」」

加賀「……提督」ギュウ-

提督「はいはい」ナデナデ

赤城「………」ムー

瑞鶴「な、なら!二番目は!?」

加賀「見苦しいわよ、五航戦」ドヤァ

提督「こら、加賀やん」

瑞鶴「提督さん!どうなの!?」イライラ

赤城(あぁ、この話やだなぁ…)

提督「二番目は…そうだなー」

赤城(早くご飯食べたい)モンモン

提督「ハンバーグかな」

加賀「!」

瑞鶴「そうなの!?」

翔鶴(そうなのね…覚えとこう)

赤城(…そうなんですね、覚えと…え?)

117: 名無しさん 2015/10/11(日)02:01:09 ID:0sb

提督「そうなんだよ、なー赤城ぃ」

赤城「えっ!そそそうなんですねー」ギクシャク

瑞鶴「……?」ハテ

翔鶴「……!」フム

加賀(赤城さん、やりますね…)

提督「そういうこった」

赤城「あ、あははー」

提督「もうくだらん事で喧嘩するんじゃないぞ、あと加賀やんは離れなさい」

加賀「嫌です」ギュウ

提督「ならそのままでいい、飯だ飯だ」スタスタ

赤城「あっ、待って下さい!」タタタッ

翔鶴(背中に引っ付いたまま一緒に歩いていっちゃった…)

瑞鶴(一航戦って、あんな人達だったっけ?)



118: 名無しさん 2015/10/11(日)02:01:42 ID:0sb


ヒトサンマルマル


ー執務室ー

提督「………」カキカキ

赤城「………」カキカキ


バタン!


比叡「提督!新しいカrー」

提督「飯の後だ帰れ」バタン

119: 名無しさん 2015/10/11(日)02:02:38 ID:0sb

比叡「提督ー!」ドンドン

カチャ

提督「…なんだよ」

比叡「だから!新しいカレーを」

バタン

比叡「何で閉めるんですか!」ドンドン

カチャ

提督「カレーなら間に合ってます」

比叡「そんな事言わずに!今度は素晴らしい出来ですから!」キラキラ

提督「なんだ?新しい兵装でも作ったのか?開発を許可した覚えはないぞ」

比叡「え?開発はしていませんが」クビカシゲ

提督「………」

赤城(見事なまでのボケ殺しね)

比叡「とにかく!食べてみて下さい!」キラキラ

提督「それはアレか?毒味的な意味でか?」

比叡「え?毒は入ってませんよ?」クビカシゲ

提督(こいつ嫌いかもしれない)

比叡「よく分からない事ばかり言わないで!さぁ!」

提督「…た、助けて…赤えもん」クルッ

120: 名無しさん 2015/10/11(日)02:03:17 ID:0sb

赤城「…ぐ、ぐーぐー」zzz

提督「………」チッ

赤城「!?」

比叡「あれ?赤城さん寝てますね…」

提督「あぁ、寝てる み た い だな」

赤城「………」ダラダラ

比叡「そんな事より提督!」キラキラ

提督「さっきも言ったが、昼飯を食べたばかりだ、すまないが…」

比叡「……あ」

比叡「そ、そうでしたか…それは…」

比叡「……失礼、しました」

121: 名無しさん 2015/10/11(日)02:04:10 ID:0sb

提督「……いや、本当に」

比叡「…いえ、私のタイミングが悪かっただけなので…それでは、失礼しました」パタン

提督(これじゃ俺が悪者みたいじゃないか…)


ドアゴシ


比叡「…ひっ、ひえぇ」ポロポロ

比叡「て、提督の…為に…作った、のに…」

比叡「……ひえぇぇん」ポロポロ


提督(あ、みたいじゃなくて悪者だこれ)


バタン


比叡「ひえっ!?」ビク

提督「ほらよこせよ」

比叡「……?」カシゲ

提督「何でだよ、カレー…食わせろって」

比叡「!」

比叡「食べて、くれるんですか!」ゴシッ

提督「…あ、あぁ」

比叡「頑張って作った甲斐がありました!」キラキラ

提督(だ、大丈夫かな)ダラダラ

122: 名無しさん 2015/10/11(日)02:05:12 ID:0sb

ー実食ー

比叡「さぁ!比叡特製カレーNo.13です!」スッ

提督(とりあえず不吉な番号なのは気のせいとして…)

提督(この異次元な色した…なんだろう?これ)

123: 名無しさん 2015/10/11(日)02:05:59 ID:0sb

比叡「今回は、今まで使っていた従来のカレースパイスを一切使用していない完全オリジナルカレーです!」ドヤァ

提督「わ、わぁ!すごいなぁ!」

提督(カレースパイスを使わないこれは、既にカレーではないのでは?)

比叡「その変わり、ではありませんが比叡考案のスパイスを使っていますので…あっ、何を使ったかは秘密です!」ニコ

提督「そ、そうなのかー」

提督(安全な食の為に是可否にも公開していただきたい)

比叡「それでは、どうぞ!」キラキラ

提督「お、おいしそうだなー」

提督(くぅ、なんだこれ…ルーがやっすいゼリーみたいにボソッとしてる…)

提督(し、白ご飯に絡めて…)

124: 名無しさん 2015/10/11(日)02:06:39 ID:0sb

白ご飯「ウニッ」

提督(な!今なんか1粒動いた!)

125: 名無しさん 2015/10/11(日)02:07:09 ID:0sb

提督「………」ダラダラ

比叡「どうしたのですか?」キョトン

提督「いや…なんでも、ない」

提督「………」スゥ、ハァー

提督「いただきまーー」パク

提督「ーーぁぁああああっしゃ!!」バターン

比叡「提督!?大丈夫ですか!?ていとーー


ーーー
ーー

126: 名無しさん 2015/10/11(日)02:08:04 ID:0sb

※お使いの端末は正常です



????


ー???ー


ガチャ


??「てv_r@q〆々?/!!」

提督「々〒÷|+→+?」アレ

??「<々1→7・々^・〒|+・=」

提督「$♪・|]-%〆々::・=×」ナンデ

??「lx|+:=―|,:=・||%・…÷」ツカツカ

提督「|〒:=:|・|^…<$!!!」マテ、ヤメロ

??「|$1:|<××〆!!」ガッ

提督「=?6…<=%|〆」イヤダヤメロ

??「÷$:<|=%÷々:|―→〒÷」

??「〆〆〆〆〆〆〆〆〆!!!」


127: 名無しさん 2015/10/11(日)02:08:36 ID:0sb


提督「うわぁぁぁぁあ!!!!!」ガバッ



ヒトヨンマルマル


ー救護室ー

128: 名無しさん 2015/10/11(日)02:09:12 ID:0sb


「だ、大丈夫ですか!」ビク

提督「やめろ!来るな!!」

「落ち着いて下さい」ギュウ

提督「離せ!離せ…あれ?」パチクリ

提督「…加賀やん」ホッ

加賀「大丈夫です、提督」ギュウ

赤城「よ、よかった」ヘナヘナ

提督「あれ?俺…」

加賀「司令室から赤城さんがこの世の終わりかの様な表情で出てきたので行ってみたら」

加賀「表現できない色でもがき苦しむ提督と、真っ青になった比叡を発見したのでここに運ばせていただきました」

提督「そうか、俺比叡のカレー食べて…」ウッ

加賀「運ばれている最中に心肺停止になった時は本当にどうなるかと…」

提督「…ははっ、そんななってたの?」タラ

赤城「本当に、心配したんですから!」グスッ

129: 名無しさん 2015/10/11(日)02:09:58 ID:0sb

提督「え?誰?」

赤城「えっ?」

130: 名無しさん 2015/10/11(日)02:11:31 ID:0sb

加賀「…提督、まさかあまりのショックで記憶喪失に…?」

提督「いや、加賀やんは分かる。てかこの人以外の事は全部覚えてる」

赤城「」

加賀「?」

提督「上官の命懸けの救難信号をたぬき寝入りでスルーする部下なんて覚えてない」ハッキリ

赤城「」

加賀「赤城さん…?」

赤城「」

提督「とにかくだ、俺はもう大丈ー」フラッ

加賀「まだ動いてはいけません」

提督「…みたいだな」

提督「そういえば、比叡は?」

加賀「…今は部屋にいます」

提督「そうか、大丈夫そう?」

加賀「…恐らく」

提督「動ける様になったら行ってやらんとな」ハァ

131: 名無しさん 2015/10/11(日)02:12:21 ID:0sb

加賀「…提督は、優しいのね」ボソ

提督「え?」

加賀「なんでもありません」

加賀「それより、もう少しお休みになられて下さい」

提督「…そうだな、お言葉に甘えよう」ポフ

加賀「それでは、何かあったら隣の部屋に明石がいますので…」

加賀「行きますよ赤城さん」

赤城「」


パタン


提督「……死にかけたんだ、俺」

135: 名無しさん 2015/10/12(月)22:32:36 ID:i6p

ヒトゴーマルマル


ー提督の部屋ー


コンコン

提督「はぁいー」

赤城「…提督」ガチャ

提督「…赤…誰ですか?」

赤城「………」

提督「……なんだよ」

赤城「…おやつをお持ちしました」

提督「そっか」

赤城「…今日はおはぎです」コト

提督「…うん」

赤城「………」

提督「………」モグモグ

赤城「……あの」

提督「ん」

赤城「…カレーの件、すいませんでした」

提督「………」

136: 名無しさん 2015/10/12(月)22:33:06 ID:i6p

提督「…いいよ、別に」

赤城「………」シュン

提督「怒って言ってる訳じゃないからな」

赤城「…はい」

提督「よくよく考えたら、お前も比叡カレーの被害者だったしな」

赤城「………」

提督「俺がお前の立場だったら同じようにしてるよ」

赤城「ですが、提督は命の危機に…」

提督「まぁ、生きてるからいんじゃね?」

赤城「………」

提督「結果オーライだよ、ほら」スッ

赤城「……えっ」パチクリ

137: 名無しさん 2015/10/12(月)22:33:40 ID:i6p

提督「おはぎだよ、どうせ赤城の事だ」

提督「申し訳ないとか思って持ってきてないんだろ?」

赤城「そ、そうですが」

提督「だから、ほら」アーン

赤城「いや、でも」アセアセ

提督「なんだいらないのか?」ヒッコメ

赤城「あっ」

提督「おはぎ、好きなんだろ?」

赤城「……好きです」ボソ

提督「知ってる」ニッ

赤城「……っ」カァ

提督「あーん」スッ

赤城「………」アーン

ぱく

赤城「………」モ、モグモグ ゴクン

赤城「………」ウツムキ

提督「うまいか?」

赤城「……は、はい」カァ

提督「そっか」ニコ

138: 名無しさん 2015/10/12(月)22:34:22 ID:i6p

提督「さ、俺ちょっと比叡のとこ行ってくるから」ヨットコサ

赤城「あっ、まだ動いては!」アセ

提督「大丈夫だって、ほら」ムキ

赤城「もう…」

赤城「気を付けて下さい、ね?」コマリエガオ

提督「あぁ、分かってる」ニッ


スタスタ バタン


赤城「………」

赤城「………」カァァア

赤城「……もう」ポフ

赤城「………」フトンギュ

139: 名無しさん 2015/10/12(月)22:35:03 ID:i6p


ヒトロクマルマル


コンコン

比叡「……はい」

提督「お、起きてるな」ガチャ

比叡「てててっ、提督!?」ガバッ

提督「何で布団被るんだよ」

比叡「…だって」

比叡「……会わせる顔が、ありません」

提督「今に始まった事じゃないだろ?」ニッ

比叡「……ごめんなさい」マルッ

提督「じ、冗談だよ」アセ

比叡「………」

140: 名無しさん 2015/10/12(月)22:35:48 ID:i6p

提督「…あのな、比叡」

比叡「……はぃ」

提督「確かにお前のカレーは…ちょっと兵器的だ」

比叡「………」モゾマルッ

提督「…だけど、俺の為に作ってくれた事は嬉しかった」

比叡「………」モゾ

提督「だから…」

比叡「……ひぇ」グス

142: 名無しさん 2015/10/12(月)22:41:19 ID:i6p

提督「…また、カレー作ってくれ」ポリ

比叡「…ひぇ?」モゾ チラ

提督「だーかーらー」

提督「またカレー食わせろって言ってんだよ!」ガバッ

比叡「ひぇぇ!布団返して下さい!」イヤイヤ

提督「嫌だね、またカレー作るなら返してやる」

比叡「…それは」

比叡「また大変な事に、なりますから…」

提督「……あー、だったらな」

提督「レトルトカレーでいいから」

比叡「………それは嫌です」プイ

143: 名無しさん 2015/10/12(月)22:41:43 ID:i6p

提督「なら、どうする?」

比叡「………練習します」

提督「そうだな」ニコ

比叡「…絶対、美味しいカレー作ります」

提督「楽しみにしてる」

比叡「その時は、食べてくれますか?」ウワメ

提督「あぁ、もちろんだ」ナデナデ

比叡「…ひぇっ」カァ

提督「元気でたか?」ナデナデ

比叡「は、はい」ナデラレ

提督「よし、なら俺は戻るぞ」スクッ

比叡「あっ」

提督「え?」

比叡「…いえ」

提督「そっか、じゃーなー」ノシ


バタン


比叡「…提督」ボソ

比叡「…ありがとうございました」ニコ

144: 名無しさん 2015/10/12(月)22:42:30 ID:i6p


ヒトナナマルマル


ー執務室ー


バァンッ!!

赤城「何ですか!!?」

提督「クソ野郎が、始末してやる」ジャカッ!

赤城「なっ、提督!それは!?」

提督「スパス12」チャッ

赤城「そういう事を聞いているのではーー」

提督「シッ!」

赤城「!!」ング


シーーン


赤城(あれ?開いた扉の所…誰もいません)

提督「…んー」


クルッ!


提督「…甘いねぇ」チャキ

??「………」ジュウコウムケラレ

145: 名無しさん 2015/10/12(月)22:43:07 ID:i6p

提督「…なー、川内?」ニコ

川内「また負けちゃったぁ」ニヘヘ

赤城「いつの間に提督の後ろに!?」

川内「それはこっちのセリフだよ」

川内「何で後ろにいたのバレたのかなぁ」ハァ

提督「移動してる間はマジでわからんかったけどな」

提督「お前、ギリギリんとこで殺気を隠せてないんだもん」

川内「ほんとー?完全に消せてたと思ってたのになー」ショボン

146: 名無しさん 2015/10/12(月)22:43:33 ID:i6p

赤城「殺気って、殺すつもりだったんですか?」

川内「だったら?」キョトン

赤城「………」スッ ギチッ

提督「お、おい」

川内「なにしてるの?」スッ

赤城「提督を殺そうとしたんでしょう?」キッ

川内「だったら、何?」チャキッ

赤城「私が、させません」ギリギリ

川内「そんなものーー」

147: 名無しさん 2015/10/12(月)22:43:57 ID:i6p


ダァンッ!!


赤城「きゃあ!」

川内「っ!!」

提督「やめんか貴様ら」

提督「喧嘩するにも限度があるだろ」ジャカッ

…コロン

148: 名無しさん 2015/10/12(月)22:44:30 ID:i6p

赤城「ですが!」

提督「こら」ペシッ

赤城「あいたっ」

川内「先に矢を向けてきたのは赤城さーー」

提督「お前も」ペシッ

川内「きゃんっ」

提督「ったく、川内は下手な挑発をするんじゃないの」

川内「…はーい」プイ

提督「赤城、お前も感情的になったらだめでしょ」

赤城「………」

提督「川内がほんとに俺を殺すと思うか?」

赤城「………」

提督「こいつなりのスキンシップなんだよ」

川内「そうだそうだー」ヤイヤイ

提督「…おい」ギロ

川内「あ、いや」ゾクッ

提督「川内、部屋に戻れ」

川内「…はぁい」


ーーー
ーー

149: 名無しさん 2015/10/12(月)22:44:55 ID:i6p

提督「…赤城」

赤城「なんですか?」

提督「いや、えーと」

提督「離れてくれない?」

赤城「嫌です」ギュウ

提督「なんで?」

赤城「提督が殺さたら嫌なので」

提督「…だからぁ」ハァ

赤城「提督は私が護ります」ギュウ

提督「…それじゃあ護れないよね」

赤城「大丈夫です」ギュウゥゥ

提督「離しあだだだ」

赤城「………ダメです」ギュウゥゥ

154: 名無しさん 2015/10/13(火)23:57:31 ID:VwL


ヒトハチマルマル


提督「…やっと開放された」グッタリ

赤城「提督が悪いです」ムー

提督「まぁまぁ、俺は死なんから、な?」

赤城「…はい」

…パラ

提督「ん?」ミアゲ

赤城「え?」ミアゲ

テンジョウアナダラケ

赤城「提督、これって」

提督「…あぁ」タラー

赤城「これは…不味いですね…」

提督「…鳳翔さんにだけは見つかったらだめだ」

赤城「ほ、鳳翔さん…ですか」ダラダラ

提督「…そ、そうだ」ダラダラ


コンコン


提督・赤城「!!!?」ビックゥ

提督「だだだ誰だぁ!?」ウラゴエ

155: 名無しさん 2015/10/13(火)23:58:12 ID:VwL

鳳翔「…?鳳翔です」

赤城(積みました)

鳳翔「ご夕飯の件なんですが…入ってもよろしいでしょうか?」

提督「」

赤城(…あ、クシャミがでそうです)ムズムズ

提督「…いっ」

提督「今…今、全裸だから!」

赤城「!?」

鳳翔「えっ?何故ですか?」アセ

提督「…それは…その…」

赤城(咄嗟の誤魔化しが適当すぎます…あ)ムズ

鳳翔「…提督?」

赤城(はっ)



赤城「くしゅん」

156: 名無しさん 2015/10/13(火)23:58:46 ID:VwL


鳳翔「………」

提督「…ほ、鳳翔?」ダラダラ

鳳翔「……///」カァァア

赤城「…?」ズズー

鳳翔「ま、まだ日も落ちてない内から何を…!!」

提督「は!?」

鳳翔「赤城も赤城です!」

赤城「!?」ハナチーン

鳳翔「二人が中睦まじいのは存じていましたが!もう少し節度を持って下さい!」

鳳翔「加賀の事もあります!あの娘、泣きますよ!?」

鳳翔「し、心配して損しました!失礼します!」スタスタスタ

提督「ちょ、ちょっと鳳翔!?」


シーーン


提督「…あ」

提督「…参ったな」ポリ

赤城「………」




赤城「……よし」グッ

157: 名無しさん 2015/10/14(水)00:01:26 ID:TbI


ヒトキュウマルマル


ー食堂ー


ワイワイガヤガヤ

アッ!ワタシノエビフライ!ガイシュウイッショクヨ


提督「賑やかだな」

赤城「今日はみんな非番でしたから」

提督「…そうか」ソワ

赤城「どうされました?」

提督「いや、天井の事でな」ボソ

赤城「あぁ、そういえばでしたね」ボソ

提督「うん、バレる前に治さないと」コソ

赤城「何で鎮守府の長が怯えているんですか」コソ

提督「いや、鳳翔怖いし」ボソ

赤城「分かります」ボソ

158: 名無しさん 2015/10/14(水)00:02:31 ID:TbI

提督「とりあえずご飯食べたら行動だ」コソ

赤城「慢心してはダメですね」コソ

提督「そうだ、とりあえず今は周りに悟られないように毅然としていよう」ボソ

赤城「そうですね」ボソ

提督「…あと、鳳翔がすんごい軽蔑の視線を送ってきてるんだけど…」

赤城「それは大丈夫です♪」フンス

サクセンハ、ノーキルノーアラートダ

ナンデスカソレ?

コソコソボソボソ

159: 名無しさん 2015/10/14(水)00:02:54 ID:TbI

周りの艦娘「アノフタリナニシテルノカナ?」ザワザワ

瑞鶴「エビフライ返せー!」グイグイ

加賀「…あの2人、仲良さそうね」ガンメンオサエ

160: 名無しさん 2015/10/14(水)00:03:28 ID:TbI



フタマルマルマル


ー執務室ー


…パラ


提督「くそ、やばいな」サッサッ

赤城「…落ちてきそうですね」

提督「物騒な事言うなよ、俺の真上なんだから」ビク

赤城「急がないといけませんね」

提督「大丈夫だ、作戦は考えてある」

161: 名無しさん 2015/10/14(水)00:04:18 ID:TbI

ー作戦会議ー


鬼軍曹「いいか、赤g…コードネーム『烈風』、これより作戦名『ドキがムネムネ!執務室の天井をコッソリ明石にチップを渡して直してもらおう』を発動する」キリッ

烈風「作戦名が慢心ですよ提t…軍曹殿」

烈風「あと…烈風?知らない子ね」シレ

鬼軍曹「テンプレご苦労、あと慢心って何?ぼくお子様だからわからない」

烈風「無駄話が多いです。そういうのを慢心と言うんですよ」

鬼軍曹「無駄口が多いのは貴様だ、吾輩は『マッチョも黙る鬼軍曹』なるぞ」ドヤァ

烈風「なんですかそれ…」

鬼軍曹「ぐっ、ノリの悪い奴だな」

鬼軍曹「まぁいい、早速作戦の説明に移ろう」

鬼軍曹「今回の作戦はこうだ」パチン

162: 名無しさん 2015/10/14(水)00:05:36 ID:TbI

シュタッ


夜戦「はぁーい!」

烈風「うわっ、川内さん!?」

夜戦「川内じゃないよ!コードネーム『夜戦』だよ」キリッ

烈風「あ、そうでしたか」

鬼軍曹「うむ、今回の作戦の要は川内…夜戦だ」

夜戦「えっ!?夜戦!?」キラキラ

鬼軍曹「ええい紛らわしい!お前打ち合わせの時からその下り何回目だよ!」

烈風(打ち合わせ?)

夜戦「そうだったね」ショボン

鬼軍曹「自分で名乗っておきながら何なんだよ…」

烈風「…それで、作戦内容とは?」

鬼軍曹「あぁ、話が脱線してしまったな」

鬼軍曹「作戦は、こうだっ!!」バーーン

163: 名無しさん 2015/10/14(水)00:06:57 ID:TbI

川内がニンジャしながら明石の元へ

明石に事情を説明

盗聴不可プライベートライン(携帯電話)を使って明石に状況を伝え、報酬をチラつかせる

必要最低限の道具と材料を持って執務室へ

作業の音を誤魔化す為に執務室クラブ化

天井はばっちり治った!

Congratulation!!


鬼軍曹「こんな感じだ」

烈風「これ、私いりませんよね」ジト

鬼軍曹「何を言うか烈風」

鬼軍曹「貴様が俺の隣に待機している事が、どれだけ心の支えになると思っている?」

烈風「…提督」キュン

烈風「分かりました。一航戦赤城、提督の心の支えになります」

提督「…あ、おう」テレ

鬼軍曹「んんっ、では作戦を始動する」

鬼軍曹「夜戦、頼んだぞ」

夜戦「えっ!夜戦!?」キラキラ

鬼軍曹「ぶっ〇すぞ早く行け」

夜戦「あっ、そっか」

夜戦「行ってきまーす」シュタッ

164: 名無しさん 2015/10/14(水)00:07:25 ID:TbI


赤城「私達はじっとしているだけですが、慢心の無い完璧な作戦ですね」キリ←慢心

提督「だろ?」ドヤァ←慢心

165: 名無しさん 2015/10/14(水)00:08:10 ID:TbI


フタヒトマルマル


『こちら夜戦、これより工廠に潜入する』

『了解、てか時間かかり過ぎだろ!?』

『ニンジャしてたからねー』ニヒヒ

『あんま変な事して怪しまれんなよ』ハァ

『はーい』ルン♪

『余計な話は終わりだ、頼んだぞ』

『了解』

166: 名無しさん 2015/10/14(水)00:09:47 ID:TbI


提督「…ふぅ」

赤城「暇ですね」

提督「気を抜くな赤城、作戦は終わるまでが作戦だ」

赤城「は、はい…」

赤城(変なコードネームはやめたんですね)

提督「…問題なく事が運べばいいけど」フム

赤城「何か気がかりが?」

提督「…何か嫌な予感がする」

赤城「はぁ」

提督「…杞憂だったらいいけどね」

赤城(露骨なフラグですね)

提督「んー、緊張したら喉が乾いた…」

赤城「お茶、煎れましょうか?」

提督「あぁ、頼mーー」

コンコン

ーーー
ーー


167: 名無しさん 2015/10/14(水)00:11:08 ID:TbI


シュタ

川内「ダクトの中からこんにちは~♪」

明石「あら、どうしたの?」

川内「ちょっとお話が」

明石「…これ?」シーッ

川内「はい」

明石「提督絡みでしょ?」ボソ

川内「…うん」

明石「了解♪ついてきて」スタスタ

川内(明石さん、対応に慣れてる…)

川内(これ、普段から提督と何かしら企んでるのかな)ニシシ


スタスタスタ



明石「ここよ、入って」ガチャギィィ

川内「ここ…地下?」

明石「そ、ここなら盗聴の心配もないから大丈夫」ドヤッ

川内「は、はぁ」

168: 名無しさん 2015/10/14(水)00:11:42 ID:TbI

ー地下室ー


川内「割と広いんだね」ミワタシ

明石「まぁねぇ」ドヤァ

川内「あれ何?」ユビサシ

明石「んー、どれ?」

川内「あの、黒いベールがかかってるおっきいやつ」

明石「あっ、あれねー…機械?」

川内「…何で疑問形なのさ」ジト

明石「え、えーとね、あれは…」シドロモドロ

川内「………」ジトー

明石「…提督の大切な物なの」

川内「…へぇ」

川内「…見ていい?」ジッ

明石「だっ、ダメに決まってるでしょ!?」

明石「あれは私ですら提督の許可なく触れないんだから」アセアセ

川内(…明石さんの目、嘘ついてないね)

川内「…わかったよー」

明石「ごめんね…あと…」

川内「…口外厳禁なんでしょ?」ニコ

明石「話が早くて助かるわ」ニコ

明石「それで、提督絡みの話ってのは?」

川内「あぁ、それがねーーー」

172: 名無しさん 2015/10/16(金)21:34:39 ID:GUQ


フタフタマルマル


ー執務室ー


コンコン

提督「!」

赤城「…誰でしょうか?」ボソ

提督「わからんが…」ボソ

提督「…誰だ?」

加賀「私です」

提督「加賀やんだ」ボソ

赤城「なら大丈夫じゃないですか?」ボソ

提督「…いやしかし、あまり事を大きくしたくないんだよなぁ」ボソ

173: 名無しさん 2015/10/16(金)21:35:18 ID:GUQ

加賀「…提督?」

提督「あっ、加賀やん…えーとね」

加賀「…中に入れてもらえないかしら」

提督「あの…それがねー…」

加賀「…私、邪魔でしたか?」

提督「えっ?」

加賀「いえ、提督の歯切れが悪かったので」

提督「いや、邪魔とかじゃないんだけど…」

加賀「私に、隠し事ですか?」イッコウセンニラミ

提督「加賀やん多分怒ってるねこれ」ボソ

赤城「提督が大好きですからね」ボソ

提督「…うん、まぁ…うん」テレ

赤城「…加賀さんには、教えてもいいのでは?」ボソ

加賀「提督?」

提督「そうだねぇ、機嫌損ねてもアレだしーー」

174: 名無しさん 2015/10/16(金)21:35:44 ID:GUQ

加賀「頭にきました」ガチャ

提督「おおう!?」

加賀「………」イッコウセンニラミ

提督「……やぁ、加賀やん」ヒキツリ

加賀「………」チラ

赤城「…こんばんは、加賀さん」アセアセ

加賀「二人とも、私に何を隠しているの?」

提督「えっとな…赤城?」

加賀「………」

赤城「提督が言って下さいよ」

加賀「提督」

提督「…はい」

加賀「泣きますよ」

提督「泣かないで、言うから」

175: 名無しさん 2015/10/16(金)21:36:20 ID:GUQ

ズイズイカクカク


加賀「…なるほど」ギュウ

提督「あのさ」

加賀「嫌です」ギュウゥ

提督「でもさ、赤城が…」チラ

赤城「………」プイ

提督「な?」

加賀「…提督は私をのけ者にしました」

提督「のけ者って」

加賀「赤城さんばっかりずるいです」ギュウ

加賀「私は、必要ないですか?」ジッ

提督「………」

提督「…馬鹿だな」ギュ

加賀「あ…」

赤城「………」ムーッ

176: 名無しさん 2015/10/16(金)21:37:07 ID:GUQ

赤城「………」ムーッ

赤城「……んんっ!」セキバライ

提督「…赤城?」

赤城「…今は作戦中なのでは?」イッコウセンニラミ

提督「あ、あぁそうだったな」

提督「加賀やん、すまないが…」

加賀「……はい」ハナレ

加賀「…ごめんなさいね」イッコウセンチラミ

赤城「………」

加賀「………」


ズズズズズ…

177: 名無しさん 2015/10/16(金)21:37:56 ID:GUQ

提督「こらお前ら、やめんか」

赤城「…はい」バチバチ

加賀「…わかりました」バチバチ


pipipipipi


提督「…あ、川内だ」ピッ

提督「川内かーーー

178: 名無しさん 2015/10/16(金)21:38:22 ID:GUQ


フタサンマルマル

ー地下室ー


川内「はい、明石さん」スッ

明石「はいよ、もしもしー」


ズイズイカクカク


明石「了解、すぐ行きますねー」ピッ

明石「なんだー、天井の修理かー」ザンネン

川内「何で残念そうなの…?」

明石「ううん、なんでも♪」

明石「さ、行きましょうか」

川内(腑に落ちないなぁ)


スタスタスタ

179: 名無しさん 2015/10/16(金)21:38:49 ID:GUQ

ーーー
ーー




ー執務室ー


提督「さて、二人が到着するまでに済ませたこれこそが」

赤城「今回の作戦においての要とも言える部分ですね」

加賀「流石に気分が高揚します」キラキラ

提督「しかしアレだな、結構かかったな」

赤城「家具コインも殆ど残ってないですね」

提督「!?」

加賀「何を驚いているの?」

提督「このセット作るのに家具コイン使うの…?」

赤城「…知らずに用意していたんですか?」

提督「そ、そんな…檜風呂が…」チーン

180: 名無しさん 2015/10/16(金)21:39:25 ID:GUQ

加賀「……」ナデナデ

提督「か、加賀やぁぁん」ビエー

赤城「!?」

加賀「また頑張って貯めましょう?」ナデ

提督「…ぅん」グスッ

加賀(そしたら一緒に入ってくれるかしら)

赤城(とか考えてるんでしょうね)

赤城(まぁ、私もなんですけど)


コンコンココン


提督「お、明石だ、入れ入れ」


ガチャ

181: 名無しさん 2015/10/16(金)21:39:58 ID:GUQ

明石「提督、きましたyうぉい!」

提督「?」

明石「何ですかこの馬鹿が夜な夜な集まって重低音を垂れ流してそうなセットは!?」

提督「川内から聞いてないの?」

明石「…あぁ、これのこと言ってたのね」

提督「そういうワケだ」ドヤァ

明石「まぁ何でもいいですけど、それより問題の箇所は?」

提督「あぁ、ここ」ユビサシ↑

明石「え?あぁ…なるほど」

明石「これならそんなに時間かかりませんよ!オマケで金ダライでも落ちるようにしておきましょうか?」

提督「俺はいかりやか」

明石「何ですかそれ?」

提督「いや、何でもない」

182: 名無しさん 2015/10/16(金)21:40:23 ID:GUQ

明石「では、早速始めますね」

提督「お、そうか」

提督「赤城、MusicStart!!」ビシッ

赤城「は、はい!」ポチ

183: 名無しさん 2015/10/16(金)21:41:41 ID:GUQ

ドゥーンドゥーンドゥーンドゥーン!!

イエイエイエイエー!!マザファッカー!!

加賀「うるさいです」

提督「えー!なんてー!?」キコエナイ

赤城「提督!うるさいです!」ガァ

提督「我慢だ!」ミミフサギ

明石「うるっせぇぇえ!!!」ナオシナオシ


ドゥーンドゥーンドゥーンドゥドゥドゥーン

ーーー
ーー

184: 名無しさん 2015/10/16(金)21:42:55 ID:GUQ



ドゥーン…ドゥドゥドゥーン…ファファファファーン…




ー駆逐艦寮ー


ネー、ナンカウルサクナイー?

ウッルサーイ!


ー軽巡・重巡寮ー

ナンダヨウルセーナ

シラネーヨ、ドウセテイトクダロ


ー空母・軽空母寮ー

ナンノオトヤロ?

ンー?ナンカウルサイネェ


ー戦艦寮ー

ナンダコノオト!ウルサイゾ!

シラナイネー!デモテイトクノヘヤカラキコエマース!

185: 名無しさん 2015/10/16(金)21:45:58 ID:GUQ



ー居酒屋鳳翔ー



ドゥーンドゥーン…


トントングツグツ


??「……何でしょうか」カタ

186: 名無しさん 2015/10/16(金)21:47:14 ID:GUQ





??「…執務室からですね」スッ




187: 名無しさん 2015/10/16(金)21:52:55 ID:GUQ
★唐突で今更な登場人物★


・提督
烈風に乗りたくて海軍に志願するも、その時には既に艦娘が存在していた為その夢は儚く散ってしまった空母大好き提督
女の涙に確定四倍の弱さ

・赤城
提督大好き空母
この鎮守府初の空母で、練度は加賀とツートップ
ヤキモチ妬きの面倒臭い赤いの
慢心ダメ絶対

・加賀
提督大好き空母
クールな振る舞いをしているつもりだが実は構ってちゃんな青いの
提督メーターがemptyになると瑞鶴にちょっかいをかける

・翔鶴
提督大好き空母
常に提督の周りを回る赤と青の甲羅が提督への接近と追い越しを許さない
なかなかチャンスがないのは運のせい

・瑞鶴
提督はお兄ちゃん的存在
提督に構って欲しい時の加賀の標的

・二航戦
まだ出番がない

188: 名無しさん 2015/10/16(金)22:07:18 ID:GUQ

・大和
提督は未来の旦那さんカッコカリ(独断)
提督の空母LOVEをどうにか大和LOVEに書き換えたいと日々悶々している

・長門
提督は公私共に信頼のおける上司
真面目に真面目じゃないビッグセブン
提督と馬鹿なやり取りをするのが楽しみ

・陸奥
提督は仲の良い男友達
そう思っていた時期が私にもありました

・金剛
ここでもやっぱり提督LOVE
一航戦のエベレスト級に高い壁が提督への距離をチョモランマ級に遠くする
加賀と仲が悪い

・榛名
提督をこっそり慕う乙女
榛名は(遠目から見ているだけで)大丈夫です
未登場

・比叡
提督は兄貴的存在
作るカレーはマダンテ
その他の料理もイオナズン
被害者は今のところ提督と赤城

・霧島
未登場メガネ
第二土曜日の夜になると色違いの霧島を見たという目撃情報がちらほら

今のところ確認されているのは黒、赤、桜、金

・扶桑型
まだ出番がない

・日向
提督は瑞雲をくれる人(あまりくれない)

諸君、私は瑞雲が好きだ

189: 名無しさん 2015/10/16(金)22:08:35 ID:GUQ
・扶桑型
不幸不幸とうるさいので他所から押し付けられた自称不幸姉妹
なんやかんやここの環境と提督のやり方は気に入っているようで、最近はあまり不幸といわなくなった
後、未登場

・鳳翔
提督は信頼できる上司
提督が心の底から恐れている軽空母
普段はお艦しているが、提督にのみ最恐の女になるが下い話は苦手な初心である
料理はベホマズン級

・瑞鳳
提督はお兄ちゃん
卵焼きに特化した軽空母
たべりゅ?

・川内
提督は尊敬する兄貴
提督に用がある時は暗殺するつもりで挑んでいるがいつも軽くいなされてしまう
ドーモ、センダイ=サン

・天龍
提督は撫でてくれる人
フフ怖

・明石
提督はイタズラ仲間
よく提督と色々な開発をしては資材を溶かしている
おっきい烈風を作った人

・木曽
提督は癒し系
暇な時は執務室に出向く重雷装巡洋艦

・青葉
提督はネタの宝庫
提督が困るタイミングでエンカウントする迷惑スピーカー

・雪風
提督は優しいお父さん
登場が一瞬

192: 名無しさん 2015/10/18(日)20:25:05 ID:ope


マルロクマルマル


ドゥーンドゥーンドゥーン!ディジェーテートーク!ファファファファーン


明石(これ提督のREMIXなんですね)トンテンカン

提督「ーー♪ーーーッ♪」

赤城(提督ノリノリですね)

加賀「……♪……♪」ユラユラ

赤城(加賀さん、無表情だけど楽しそう)

明石(頭痛くなってきた、早く終わらせよ)

…コンコン

……トク

193: 名無しさん 2015/10/18(日)20:25:36 ID:ope

提督「イェア!フゥ!」ノリノリ

赤城「……?」

提督「イェスメーン!」ノリノリ

…トク!テイトク!

赤城「……あ」タラー

赤城「提督!提督!」ユサユサ

提督「なにー!?」

赤城「まずいですよ!誰か来ました!」

ドンドンドン!

提督「えっ、まじ!?誰!?」

赤城「分かりません!」

提督「とりあえず音楽止めて!」

ブツッ!シーーン

194: 名無しさん 2015/10/18(日)20:26:16 ID:ope

加賀「…♪……?」キョトン

提督「…で、誰が来たって?」

赤城「分かりませんが、確かにノックの音が聞こえました」

加賀「誰か来たの?」


pipipipipi!


提督「あ、川内だ」ピッ

提督「どうした?えっ?」

提督「………まじ?」

提督「…あぁ、多分もう遅いと思う」

提督「お前は部屋に戻ってな、後は大丈夫だから」

提督「うん、じゃあな」ピッ

赤城「…提督、なんと?」

提督「……鳳翔が、こっちに向かったって」

明石「てことは…」

提督「………」スタスタ


ドアノマエ

195: 名無しさん 2015/10/18(日)20:26:56 ID:ope


提督「…あのー」


ドアゴシ


??「開けなさい」

提督「ヒィ!」

赤城「」

加賀「」

明石「」

??「聞こえませんでしたか?」

提督「…い、いやー、えっと」

提督「……き、聞こえませんでした」

??「………」ガチャガチャ


シーーン

196: 名無しさん 2015/10/18(日)20:29:04 ID:ope


提督「……?」


CABOOOOM!!!!!


提督「ひぃぃぃい!」

赤城「きゃっ!!」ガバッ

明石「ウボァ」ウボァ

加賀「!!?」ギュウ



…パラパラ



提督「そ、そんな…執務室の扉が…」



サァァ…


鳳翔「………」デデンデンデデン!


赤城「…ほ、鳳翔さん」

鳳翔「………」

加賀「それ、私の烈風」

鳳翔「………」ギロ

加賀「…っ」ギュウ

鳳翔「…提督」

提督「ひっ」

鳳翔「何があったんですか?」ニコォ

提督「」

197: 名無しさん 2015/10/18(日)20:29:41 ID:ope

鳳翔「…提督?」

提督「」

明石「…え?」チラ

提督「」

加賀「…失神しているわ」ササエ

赤城「睨まれただけで?」

提督「」

鳳翔「…ならば仕方ありません」

鳳翔「提督には後程お話を伺うとして」

鳳翔「まずは、貴方達からです」ニコォ

赤城「」

加賀「」

明石「」

鳳翔「一言一句間違いなく、可及的速やかに報告しなさい」

鳳翔「分かりましたか?」ゴゴゴ

赤城「はい」

加賀「はい」

明石「はい」

鳳翔「よろしい」


ーーー
ーー

198: 名無しさん 2015/10/18(日)20:30:26 ID:ope


ヒトロクマルマル


提督「食うのだけは勘弁してくれ!!!」ガバッ


提督「………?」

提督「あ、さ…か」

提督「……あー」ポリポリ

提督「はぁ…行くか」

スタスタ バタン

199: 名無しさん 2015/10/18(日)20:31:02 ID:ope


ー執務室ー

提督(あ、扉治ってる)

提督「うーい、おはよー」ガチャ

赤城「…おはようございます」

加賀「…おはようございます」

提督「…?加賀やんもいるんだ」ヨッコラショ

赤城「………」

加賀「………」

提督「…どしたの?」

赤城「…あの、提督」

提督「んー?」

赤城「鳳翔さんが…その」

提督「あー、そっか」

加賀「…提督、大丈夫?」

提督「大丈夫…と思う」

赤城「一晩経ってますから多少収まっているとは思いますが…」

提督「うん…行ってくる」

200: 名無しさん 2015/10/18(日)20:31:44 ID:ope

ーーー

赤城「…提督、大丈夫かしら」

加賀「………」シンパイ

ーーー
ーー

201: 名無しさん 2015/10/18(日)20:32:20 ID:ope


ー居酒屋 鳳翔ー


トントン グツグツ


カラカラ…


提督「あ、あのー」

鳳翔「お店はまだですが」

提督「…いやー、あのね」

鳳翔「お仕事はいいのですか?」

提督「……えーと」

提督「ご迷惑をおかけしました」アタマサゲ

鳳翔「何を謝っているのでしょうか」

提督「いや、だからさ」

鳳翔「…もう少し、自覚をもってください」

提督「え?」

鳳翔「だから、提督としての自覚をもってくださいと言っているんです」

提督「あ…はい」

鳳翔「…それだけです」

提督「……はい」

提督「……すいませんでした」ペコ


カラカラ…ピシャ


鳳翔「…もう」

鳳翔「…仕方ない人なんですから」ハァ

205: 名無しさん 2015/10/21(水)23:16:04 ID:m5r


マルナナマルマル


ー廊下ー


提督「…はぁ」トボトボ

提督(ガツンと怒られてない分モヤっと感が残るなぁ…)

提督「……?」クル

サッ

提督「………」クル スタスタ

ジィー

提督「………」ピタ

提督「………」クル

サッ

206: 名無しさん 2015/10/21(水)23:16:46 ID:m5r

提督「……榛名」ボソ

コソ

提督「……あー」

提督「何か榛名に会いたいなー」ボウヨミ

榛名「はい!」バッ

提督「おー榛名じゃんか」

榛名「はい、榛名です」

提督「元気かな?」

榛名「今元気になりました!」

提督「そっかー、何でかなー?」

榛名「…えっと」モジ

榛名「……その」

提督「どうしたのー?」

榛名「…て、提督に…」モジモジ

提督「俺にー?」

榛名「…その…提督に…」カァァ

提督「うん、榛名は可愛いなぁ」ナデナデ

榛名「は、榛名はぁ」ナデラレ

榛名「……はぅ」ウットリ

提督「で、何で隠れてたのかなー?」

榛名「」

207: 名無しさん 2015/10/21(水)23:17:17 ID:m5r

提督「どうした?」

榛名「……榛名は」ウツムキ

提督「うん」

榛名「…大丈夫じゃ、ないんです」ギュウ

提督「どしたの?」

榛名「…提督は、空母の方々が好きです」

提督「うん……うん?」

榛名「なので提督は榛名達に構ってくれません」

提督「どうなんだろう」

榛名「間違いありません!」ドーン

提督「アッハイ」

208: 名無しさん 2015/10/21(水)23:17:55 ID:m5r

榛名「なのに提督は、いつも一航戦のお二人を侍らせています」

提督「侍らせるって」オイ

榛名「だから榛名は、提督にお近づきできるチャンスを伺っていたのです!」ハルナーン

提督「あいつらいても来たらよかったんに」

榛名「それはダメです」キッパリ

提督「なんでさ」

榛名「…一航戦のお二人は」

提督「うん」

榛名「榛名が提督に近づくと」

提督「うん」

榛名「ものすごく睨んでくるんです」ブルッ

提督「うん……そうなの?」

榛名「はい…すごく怖いです」

提督「あー、それは…」ワカル

榛名「今はお二人はいません!」ムン

提督「そうだね」

榛名「だから榛名は大丈夫なんです!」ダキッ

提督「おぉう!?」

209: 名無しさん 2015/10/21(水)23:18:25 ID:m5r

榛名「…はぁあああ、榛名提督に抱きついています///」スリスリ

提督「ちょ、榛名」

榛名「い、いえ!榛名は大丈夫です!」ギュウ

提督「いやいや、俺が大丈夫じゃないんだって」

榛名「……っ」スッ

提督「あれ?」

榛名「………」シュン

提督「…榛名?」

榛名「…提督は、榛名が抱きつくと大丈夫じゃないです」

榛名「…でしたら、榛名は…」シュン

提督「………」

提督「……ふむ」

榛名「…榛名は、失礼します」ペコリ

提督「榛名」ガシ

榛名「きゃっ」


ギュ

210: 名無しさん 2015/10/21(水)23:18:49 ID:m5r

提督「…構ってやれなくて、ごめんな?」

榛名「……はぃ」

提督「あいつらにも言っとくから」

榛名「…しかしそれは」

提督「まぁ、お互いに程々にな?」ニコ

榛名「…はい」テレ


榛名「…榛名は、大丈夫です♪」ギュウ

211: 名無しさん 2015/10/21(水)23:19:21 ID:m5r


マルハチマルマル


ー執務室ー


ガチャ


提督「うーい」

赤城「あら、提督」

加賀「早かったのね」

提督「うん、厳重注意で済んだよ」

赤城「そうでしたか、良かったです」ホッ

提督「加賀やん、書類整理手伝ってくれてたのね」ウンウン

加賀「提督」スタタ

提督「んー?」

加賀「構ってくださーー」ピタ

212: 名無しさん 2015/10/21(水)23:19:49 ID:m5r

加賀「………」ジト

提督「あれ、どうしたの?」

加賀「…高速戦艦の匂いがします」

赤城「………」ガタ スタスタ

赤城「………」スッ

赤城「………」ジト

提督「えっ、二人とも…」

加賀「どういうことですか?」

提督「いや、あのさ」

赤城「浮気ですか?」

提督「なんでやねん」ビシ

加賀「冗談ではありません」ジロ

提督「…なんでだよ」

213: 名無しさん 2015/10/21(水)23:20:23 ID:m5r

加賀「…あのエセ戦艦ですか?」ギラ

提督「違うよ」

赤城「カレー兵器ですか?」ギラ

提督「なんだよそれ」

加賀「七色眼鏡ですか?」

提督「初耳なんだけど」

赤城「だったら」

加賀「戦艦榛名ですね」

赤城・加賀「どうなんですか?」ズイッ

提督「…そうだけど」


アタマニキマシタ

ゲキオコデス


バタン!!!


提督「何であいつら金剛型を目の敵にしてるんだ?」


提督「………」


提督「…参ったなぁ」ハァ

214: 名無しさん 2015/10/21(水)23:20:50 ID:m5r


マルキュウマルマル


ー金剛型の部屋ー


金剛「エェ!?テイトクとハグしたんデスカ!?」

榛名「はい」ホッコリ

比叡「羨ましい!」ヒエー

金剛「ぐぬぬ…流石mysisterデース」

榛名「榛名は…えへへ」ニヨニヨ

霧島「………」メガネフキフキ

金剛「フーム、姉妹でも油断できないネー」

金剛「ワタシも早速テイトクにーー」


ガチャ

215: 名無しさん 2015/10/21(水)23:24:41 ID:m5r


加賀「失礼します」

金剛「へーイ、まだノックの返事もしてないネー」

加賀「それどころではありません」

金剛「常識知らずもホドホドにしてくだサーイ」

加賀「………」イラ

金剛「まぁ、それはいいデス。何の用デスカ?」

加賀「提督を誑かした貴女の妹に用があります」

榛名「」ビク

金剛「…嫉妬デスカ?」

加賀「……っ」

金剛「テイトクが嫌がっていた訳ではないでショウ?」

加賀「………」

金剛「見苦しいデース」

加賀「…例え見苦しくても」

加賀「提督の隣は、譲れません」キッ

金剛「…フゥーン」

216: 名無しさん 2015/10/21(水)23:25:07 ID:m5r

金剛「でも、秘書艦の座は譲れるんですネ」

加賀「………」

金剛「テイトクの隣、簡単に捉えれば秘書艦デス」

金剛「ソノ権利を赤城が牛耳っているのに、テイトクの隣は譲れないんデス?」

金剛「アナタの言う、テイトクの隣とは何なのデスか?」

加賀「……に」ボソ

金剛「?」

加賀「…貴女なんかに、何が分かると言うの?」ギリ

加賀「…分かったかの様に言いたい放題言って」

加賀「私がどんな思いでいるかも知らないで」

加賀「いい加減にしなさい」イッコウセンニラミ

金剛「加賀の気持ちなんて知らないネー」

金剛「ワタシはただ、聞きたい事をーー」

加賀「………」ドン!

金剛「何デスか?」ジロ

加賀「貴女、私を舐めるのも大概にして欲しいものね」イッコウセンニラミ

金剛「だったら」ニィ

217: 名無しさん 2015/10/21(水)23:29:30 ID:m5r


金剛「勝負、しますカ?」

加賀「勝負ですか、いいでしょう」


加賀「鎧袖一触よ」


ーーー
ーー

218: 名無しさん 2015/10/21(水)23:30:05 ID:m5r


ー同時刻 赤城の自室ー


赤城「………」ゴロ

赤城(加賀さんは戦艦寮に殴り込みに行きましたが…)

赤城(私は…行けませんでした)

赤城(提督が榛名さんと仲良くしていた)

赤城(それを考えただけで…)

赤城(とても嫌な気持ちになりました)

赤城(まるで心に雲がかかったようになって)

赤城(…榛名さんも提督をお慕いしているのでしょう)

赤城(そして恐らく、ただじゃれ合っていただけなんでしょう)

赤城(分かってはいるんですが…)

赤城「………」ゴロ

赤城(…提督にも、強く当たってしまいました)

赤城(もし、愛想を尽かされていたら…)

赤城「……っ」ウル

219: 名無しさん 2015/10/21(水)23:34:08 ID:m5r

赤城(加賀さんは、不器用に見えて)

赤城(提督に曲がりなりにも真っ直ぐに好意を、気持ちをぶつけています)

赤城(から回る事もありますが、それでも…)

赤城(提督の隣に居たいと、努力しています)

赤城(それに比べて私は…)

赤城(秘書艦であるのをいい事に)

赤城(心の何処かに余裕を持っていました)

赤城(提督の一番は私、だと)

赤城(その自信が戦力としてなのか)

赤城(それとも、違う感情によるものなのかは自分でも分かりません)

赤城(ですが、加賀さんは着任から一度も旗艦を務めていないにも関わらず)

赤城(気が付けば練度は同じ…)

赤城(加賀さんは恐らく)

赤城(秘書艦が無理ならば、別の方法で提督の側にいようと…)

赤城(それも、秘書艦より更に近い関係に)

赤城(ーーーケッコンカッコカリ)

220: 名無しさん 2015/10/21(水)23:35:55 ID:m5r
赤城「………」

赤城(今のままでは加賀さんに負ける)

赤城(提督の、一番が…)

赤城「……私では…」


コンコン


赤城「……?」モゾ

赤城「…はい」

加賀「私です」

赤城「か、加賀さん?」ガチャ

赤城「どうしたのですか?」アセ

加賀「…単刀直入に言います」

赤城「え?」

加賀「高速戦艦姉妹と、勝負する事になりました」

赤城「勝…負?」キョトン

221: 名無しさん 2015/10/21(水)23:37:26 ID:m5r



ヒトマルマルマル


ー執務室ー


提督「…何だって?」

長門「だから、一航戦と金剛型が提督を独占する為に勝負をしていたぞ、と言ってるんだ」

提督「また何でそんな事…」ハァ

長門「提督は慕われているんだな」

提督「まぁ、提督冥利に尽きるが…」アタマカカエ

長門「しかし、仲間内での争い事は見逃せない…と?」

提督「それもあるが、独占って何だよ」ハァ

長門「英雄色を好む、と言うからな」フム

提督「馬鹿野郎、逆だよ」

長門「そうなのか?私はてっきり…」

提督「皆まで言うなよ?このSSはR18指定してないんだぞ」

222: 名無しさん 2015/10/21(水)23:37:53 ID:m5r

長門「何だそれ」

提督「いや、何でもない」

長門「まぁなんだ、少し見に行かないか?」

提督「…それが目的だったんだな」

長門「それもあるが、提督を慕っての行動だぞ?」

長門「可愛いもんじゃないか」ウンウン

提督「だがなぁ…」

長門「勿論内密に、だぞ?」

提督「…うーん」ナヤミ

長門「提督として、鎮守府内部の争い事を無視するのか?」

提督「卑怯だな」

長門「まぁ、な」ニコ

223: 名無しさん 2015/10/21(水)23:38:14 ID:m5r

提督「しゃあない、あんまり酷かったら止めるからな」ヨッコイショ

長門「そうこなくてはな」ヨッコイショ


ーーー
ーー

224: 名無しさん 2015/10/21(水)23:38:56 ID:m5r


ー地下闘技場ー


提督「」

長門「どうした?」

提督「ここなに?僕しらない」ガクガク

長門「ここか?地下闘技zーー」

提督「そういう事じゃねぇんだよ」

長門「…?何が言いたい」

提督「オレ ココノ テイトク」ユビサシ

長門「そうだな」

提督「テイトク ココデ イチバンエライ」

長門「しかし、提督はそれをひけらかす事をしないからな」

長門「私も、信頼しているぞ」グッ

提督「そこじゃねぇけどありがとよ」

長門「?」

225: 名無しさん 2015/10/21(水)23:40:04 ID:m5r

提督「だーかーらー」

提督「何で俺の鎮守府に俺の知らない施設があるのかって聞いてんだよ!」

長門「あぁ、そんな事か」

提督「そんな事だぁあ?」ハンニャ

長門「そう怒るな、提督は怒ったら怖い」

提督「そうか?」スッ

長門「あぁ怖い、そして強い」ウンウン

長門「何で艦娘を相手に力で勝つんだ?」

226: 名無しさん 2015/10/21(水)23:40:32 ID:m5r

提督「男はな、意地で生きるもんなんだよ」

長門「ほう」

提督「…ことに腕力に関しては特にそうあるんだ」

長門「………」

提督「お前らは艦娘である以前に女だと俺は思っている」

長門「そ、そうか?」テレ

提督「うん、だからこそ負けられないんだよ」

長門「…どっかで聞いたようなセリフだな」

提督「…受け売りだが俺の意思でもあるからな」

長門「フフ…そうか」

提督「まぁ、な」

長門「…でも、カッコよかったぞ」プイ

提督「お、おう」テレ

227: 名無しさん 2015/10/21(水)23:40:58 ID:m5r


提督「……だからそうじゃねぇって」マジデ



ーーー
ーー

228: 名無しさん 2015/10/21(水)23:41:44 ID:m5r


ワーワーキャーキャー


青葉「皆さん恐縮です!青葉ですぅ!」

青葉「建設以来初めての使用となる、ここ!地下闘技場で今回行われるのは…」

青葉「一航戦VS金剛型一番艦三番艦によるー!」


青葉「『チキチキ!空母VS戦艦!提督の心は誰のもの!?3番勝負!』です!!」


ワーワーナンダソレー


青葉「はい!青葉もそう思います!」

229: 名無しさん 2015/10/21(水)23:42:39 ID:m5r

ー物陰ー


提督「俺もそう思う」ウン

長門「私は面白そうで良いと思う」ウン


230: 名無しさん 2015/10/21(水)23:43:10 ID:m5r


青葉「さて!それではメインの方々に登場してもらいましょう!どうぞ!」

青葉「まずはー…」

青葉「提督ForeverLove!この人無しに美味しい紅茶など有り得ないッ!」

青葉「提督Love勢筆頭(自称)!金剛型一番艦!金剛ッッ!!」


金剛「へーイ!!」バッ

231: 名無しさん 2015/10/21(水)23:44:46 ID:m5r


青葉「続いてはーッ!」

青葉「いつも影から見守っています!自慢のダズル迷彩は提督をも幻惑するのかー!?」

青葉「榛名は提督の隣なら大丈夫です!金剛型三番艦!榛名~ッッ!」


榛名「その紹介の仕方は大丈夫ではありません!///」カァァ

232: 名無しさん 2015/10/21(水)23:49:00 ID:m5r


金剛「イエー!」デース

榛名「……うぅ」ハルナーン

ワーワー!

青葉「あ、補足ではないですが」

青葉「金剛型の残りのお二人についてですね」

青葉「金剛型二番艦比叡さんは、勝負の内容の一部に料理が含まれているので参加不可」

青葉「金剛型四番艦霧島さんは、眼鏡が決まらないとかなんとか」


ー物陰ー


提督「あ、危ねぇ…」ヒキ

長門「よかったな」ポン

233: 名無しさん 2015/10/21(水)23:50:44 ID:m5r


青葉「それでは逆サイドの登場です!」


青葉「我が鎮守府最強の矛!提督の隣は絶対に譲れません!」

青葉「提督になら飛行甲板もお触りOK!加賀型航空母艦一番艦!加賀ァァ!」


加賀「鎧袖一触よ」

234: 名無しさん 2015/10/21(水)23:51:42 ID:m5r


青葉「続いて~ッ!」


青葉「我が鎮守府最強の盾!制空権より提督!大盛りより提督!」

青葉「提督には慢心しても!戦場での慢心はダメ!赤城航空母艦一番艦!赤城ィィ!!」


赤城「私だけカッコ悪くないですか?」

235: 名無しさん 2015/10/21(水)23:53:22 ID:m5r


加賀「…提督に会いたいわ」カガーン

赤城「私もです」アカギーン

ヤバイニゲナキャ!ズイカクドコニイクノ!?


青葉「さて!双方揃ったところで意気込みをお聞きしましょう!」

青葉「まずは金剛さん!今のお気持ちをどうぞ!」

金剛「ハーイ!」

236: 名無しさん 2015/10/21(水)23:55:04 ID:m5r

金剛「正妻気取りの空母には絶対負けまセン」

金剛「テイトクに相応しいのはワタシ達だってことを証明してみせマス」

青葉「はい!煽りまくりでしたね!続いて榛名さん!」

榛名「はい!お二人ばかり提督のお近くにいるのはずるいです!」ムン

榛名「それでは榛名、大丈夫ではありません!」ハルナーン!

青葉「はい!頑張って下さい!」


青葉「それでは!一航戦のお二人にお聞きしましょう!」

青葉「加賀さん!一言お願いします!」

237: 名無しさん 2015/10/21(水)23:55:37 ID:m5r

加賀「………」

青葉「あれ?加賀さん?」

加賀「………」イッコウセンオーラゼンカイ

青葉「」タラー

青葉「で、では赤城さん!お願いします!」

赤城「は、はい!ががが頑張ります!」カチコチ

青葉「はい!ありがとうございます!」


ワーワーイイゾーハヤクヤレー

238: 名無しさん 2015/10/21(水)23:56:11 ID:m5r


ー物陰ー


提督「何だろう…加賀やんが怖えぇ」

長門「MIの時より気合い入っている様に見えるな」

243: 名無しさん 2015/10/29(木)00:40:34 ID:3fj


ヒトヒトマルマル



ー地下闘技場ー


青葉「さて!最初の勝負です!」

青葉「勝負の内容はもうすぐお昼ご飯ということで!」

青葉「『ランチキ!提督に手作りお昼ご飯!その舌を唸らせるのはどっちのランチ!?』です!」

ナンダソレー(アイノテ)


ー物陰ー

提督「何だろう」

長門「何だろうな」

244: 名無しさん 2015/10/29(木)00:41:04 ID:3fj


青葉「はい!ありがとうございます!では簡単なルール説明をします!」

青葉「本当に単純明快!司令官にお昼ご飯を作ってどっかが美味しいかを競う!」

青葉「女たるものまずは胃袋を掴め!ということですねー」

青葉「制限時間は1時間!司令官のお昼ご飯に合わせています!これは遅れるわけにはいきませんね!」

青葉「司令官は執務室にいらっしゃると思うので、そこで判定していただきます!」

青葉「なお、司令官はこの勝負の事を知りません!ついでに誰が作ったお昼ご飯かも伝えずにジャッジしてもらいます!」

青葉「そうでないと司令官は空母勢に贔屓する可能性がありますからね!」ニヤ

245: 名無しさん 2015/10/29(木)00:41:33 ID:3fj

ー物陰ー

提督「してねぇよ…してねぇよな?」

長門「…自分の胸に手を当ててみろ」

提督「してない」

長門「提督がそう言ってる内は争いが絶えないと思っておくんだな」フン

提督「なんなんだよ…」

提督「てかこれ、戻んないとまずいやつだね」

長門「そうみたいだな」

提督「あと、知らない体になってるね」

長門「それに関してはすまないと思ってる」

提督「まぁ上手くやるよ」

長門「そっちが落ち着いたら戻ってくるのか?」

提督「一応そのつもりだ、じゃあな」コソコソ


ーーー
ーー

246: 名無しさん 2015/10/29(木)00:42:13 ID:3fj


青葉「皆さんキッチンスペースにつきましたね!それでは!レディー…ゴー!!」


ゴワァァァン!!


金剛「さーて、手早く済ませますヨ!」

榛名「私達は何を作るのですか?」

金剛「それはーーー」



加賀「さて、私達も始めましょう」

赤城「私、料理は…」シュン

加賀「大丈夫です、赤城さんにも出来ることはありますから」

赤城「は、はい!」


青葉「おー、流石皆さん」

青葉「本妻の座を狙っているだけはありますね、手際が違いますね!」

青葉「さて皆さんが調理をしている間、観客の皆さんにはコレを見ていていただきましょう!」

青葉「執務室前に衣笠さんを中継しています!衣笠さーん!」


ーーー

247: 名無しさん 2015/10/29(木)00:42:40 ID:3fj

オッキイモニター

衣笠「はーい、こちら司令室前より衣笠さんでーす」

衣笠「みんなの調理が終わるまでの間つなぎは衣笠さんにお任せーってことで」ガチャ

提督「お、おう衣笠か」ゼェハァ

衣笠「?…何か息が切れてるけど大丈夫?」

提督「あ、あぁ…大丈夫だ」

衣笠「そう?それなら早速だけど…」

提督「…どうした?」(お昼ご飯か?)

衣笠「提督に質問のコーナー!ぶっちゃけ金剛型と一航戦ってどうなの?からでーす!」

提督「…えっ?」

ーーー

金剛「ホワッツ!?」ガタン

榛名「えええっ!?」ビクン

提督「何それ!?」

ーーー

248: 名無しさん 2015/10/29(木)00:44:00 ID:3fj

衣笠「それでは聞いてみましょう!」

衣笠「金剛さんってどう思います?」マイクサッ

提督「…お前質問の仕方下手だな」

衣笠「もー!衣笠さんの事はいいのー!」

提督「あ、あぁ…でもどう思います?って聞かれてもなぁ」

衣笠「えーと、じゃあ…」

衣笠「好きなの?」

ーーー

金剛「な、何を聞いてるんデス!?」

ーーー

提督「またど直球な聞き方だなぁ」

衣笠「で、どうなの?」

提督「うーん」

提督「嫌いじゃない、寧ろ好印象なのを前提にだけど…」

衣笠「だーけーどー?」

提督「金剛なぁ、あいつ加賀やんとしょっちゅう喧嘩するからなぁ…」

ーーー

金剛「」チーン

ーーー

衣笠「つまり?」

提督「だからそれが気がかりなだけで嫌いとかじゃないんだよ、仲良くして欲しいだけ」

衣笠「うーん、微妙な返答だね」

提督「悪かったな」

衣笠「じゃあ!榛名さんは?」

249: 名無しさん 2015/10/29(木)00:44:33 ID:3fj

ーーー

金剛「え!?ワタシのターン終わりデスか!?」ガーン

榛名「え、えっと…榛名はえぇと…」アタフタ

ーーー

提督「榛名か?あいつ可愛いよな」

衣笠「おおおっ!可愛いいただきました!」

ーーー

加賀「」ピタ

赤城「」ピタ

金剛「榛名との扱いの差に絶望デース」

榛名「かっ、かわわわわ」プシュー

ーーー

衣笠「で!?どこらへんが可愛いの!?」ワクワク

提督「何だろうこう、守ってあげたくなるというか…」

衣笠「うんうん」

提督「褒めたら喜ぶし、寂しいとシュンってするし、そこら辺が可愛いよね」

衣笠「なるほど~」

ーーー

250: 名無しさん 2015/10/29(木)00:44:55 ID:3fj

加賀「ズルい女ですね」

赤城「彼女はあれが素だから怖いんです」

ーーー

衣笠「…でもそれってチワワ的なアレだよね」

提督「あぁー、それに近いな」

ーーー

金剛「…アチャー」ミケンオサエ

榛名「」

加賀「………」フッ

赤城「………」ホッ

ーーー

提督「何だろうなぁ、こう保護欲を擽られるようなそれだよね」

ーーー

榛名「榛名はそれでも大丈夫です」

金剛「顔が笑ってないネー」

ーーー

251: 名無しさん 2015/10/29(木)00:45:15 ID:3fj

衣笠「なら一航戦の二人はどうなの?練度も二人がツートップだし、何かあるんじゃないの?」

提督「そうさなぁ…」

衣笠「なら、加賀さんから!」

提督「加賀やんかぁ…あいつはな…」

ーーー

加賀「………」バックンバックン

ーーー

提督「加賀やんは普段、感情の起伏が超緩やかだろ?」

衣笠「確かにそうよねー」

提督「でもな?あいつすっごい可愛い時あるんだよ」

ーーー

252: 名無しさん 2015/10/29(木)00:45:42 ID:3fj

加賀「!!」キラキラ

赤城(多分提督はこういうのを言ってるんでしょうね)

ーーー

衣笠「へぇー、以外だなぁ」

衣笠「で?どの辺が可愛いの?」

提督「掻い摘んで話すけど…」

提督「まず、加賀やんはもんのすごい構ってちゃんなんだよそれでそれを遠まわしにせずにストレートで伝えてくるのそれがすっごい可愛いくて決して甘えた声とか表情とかはない普段の凛とした加賀やんなのにそこから発せられる要求が構ってだぜ?それはもうチート級だよ
それとな?まだあるんだ加賀やんの魅力はなんといってもーー」

衣笠「全然掻い摘んでない!」

提督「これからがいいとこなのに」

ーーー

金剛「ぐぬぬ」

加賀「気分が高揚します」ウットリ

赤城「加賀さん!焦げてしまいますよ!?」

ーーー

253: 名無しさん 2015/10/29(木)00:46:09 ID:3fj

衣笠「じゃあ、赤城さんは?」

提督「赤城か、あいつはな…」

ーーー

赤城「………」ドキドキ

ーーー

提督「普段は頼れる秘書艦なんだけどな?」

衣笠「なんだけど?」

提督「あいつ…すっごい可愛い時あるんだよ」

ーーー

赤城「かわっ!?」ビクン

加賀「…はぁ、提督」モジモジ

ーーー

衣笠「えっ?」

提督「どうした?」キョトン

衣笠「いや、加賀さんの時と同じだなぁって」

提督「そうだっけ?まぁ聞いてよ」

衣笠「掻い摘んでね?」

提督「あぁ、赤城はな…」

254: 名無しさん 2015/10/29(木)00:46:35 ID:3fj

提督「まず、赤城が何かを食べてるところを見るだろ?そしたら幸せそうな笑顔で食べてるんだよそれがたまらなく可愛くておはぎが好きなとことかもう堪らんよなあとたまに積極的になる時があってな普段感じさせない可愛さみたいなのを醸し出してるよな
それにこの前も一生懸命ハンバーグを作ってくれてすごい嬉しかっーー」

衣笠「以上!執務室からでした!」

提督「お、おい!何でーー」


プチュン


赤城「//////」プシュー

加賀(赤城さん、よかったわね)

金剛「………」チーン

榛名「………」チーン

金剛「……ハッ、気を失ってる場合ではありまセン!」

榛名「そ、そうでした!」

加賀「私達も仕上げにかかりましょう」

赤城「そうですね!」

255: 名無しさん 2015/10/29(木)00:47:11 ID:3fj


ヒトフタマルマル


ー執務室ー


コンコン


衣笠「あ、きたね!」ガチャ

提督「あぁ、さっき言ってたお昼ご飯か」

衣笠「そうだよ!」

提督「あれ?配膳台だけ?」

衣笠「うん、誰が作ったか教えられないからね」

提督「そ、そーなの?」

衣笠「うん、恥ずかしいんだって!」

提督「そうなんだー」ボウヨミ

衣笠「?」

提督「…どうした?」

衣笠「いや、なんでもないよ」

衣笠「じゃあ、お昼ご飯食べちゃう?」

提督「ああ、いただこうかな」


ーーー

256: 名無しさん 2015/10/29(木)00:47:37 ID:3fj


青葉「さぁ!モニターをご覧下さい!司令官の元に二チームの料理が届きました!」

赤城「ねぇ加賀さん…本当に大丈夫でしょうか?」

加賀「私達の提督よ、問題があると思って?」

赤城「そうですが…」


金剛「何やら向こうは雲行きが怪しそうデース」ニヤ

榛名「この勝負、いただきました!」ムン


ーーー


提督「ん?フードカバーがふたつあるな」

衣笠「そうなの!提督にお昼ご飯を作ったのは1人じゃないからね!」

提督「へ、へー…嬉しいなー」

衣笠「?」

衣笠「じゃあまずはこっちからねー」

衣笠(これ、どっちがどっちの料理なの?)


パカ


提督「…これは」

提督「カツ丼か」フム

衣笠「美味しそうだね!」

提督「うん、カツ丼好きだしね」

ーーー

257: 名無しさん 2015/10/29(木)00:48:04 ID:3fj

青葉「おーっと!最初の料理はカツ丼だー!」

金剛「ハーイ!前にテイトクがカツ丼好きって言ってましタ!」

榛名「これなら大丈夫です!」

ーーー

提督「じゃあいただこうかな」

提督(これは…どっちかな?)モグ

提督「………」モグモグ

衣笠「……どう?」

提督「…、…うん!美味しいな!」モグモグ

提督(これは、多分金剛達だな)

提督(トンカツの下拵えにおろしたニンニクを少し使ってる…赤城はともかく、加賀は俺の食べる料理にニンニクを絶対使わない)

提督(…俺が、ニンニク料理で胃がもたれる事を知ってるからな)

提督(そんなだから俺もニンニクの味に敏感になってる部分もある…まぁ下味位なら問題ないし、ニンニクが嫌いってわけじゃない)

提督(味も俺の好みに合わせてるし、美味しいのは間違いないな)

ーーー

258: 名無しさん 2015/10/29(木)00:48:25 ID:3fj

青葉「おぉー!美味しいいただきました!」

金剛「イエーイ!」

榛名「やりましたね!」

加賀「………」

加賀(提督が一瞬眉を潜めました)

加賀(あの反応…カツ丼の何処かの工程で大蒜を使いましたね)

加賀(提督は大蒜の刺激に敏感なんです)

加賀(そんな事も知らないで提督に料理を振舞おうなどと…)

加賀「……っ」ギリ

赤城「………」

赤城(さっきの提督…一瞬でしたが…)

赤城(本当はカツ丼苦手なんですかね…)

赤城(いえ…そんな事はない筈ですが)

赤城(…と言うか加賀さんがすごく怖い顔をしています)アセ

ーーー

259: 名無しさん 2015/10/29(木)00:48:50 ID:3fj

提督「…ふぅ」カンショク

衣笠「次の食べれそう?」

提督「おう、大丈夫」

衣笠「じゃあ今度はこっちー」

パカ

提督「…これは」

提督「肉じゃがに…ハンバーグ?」

ーーー

青葉「おーっと!これは変わった料理をだしましたねー!」

加賀「私達の得意な料理であり、提督が好きな料理のトップ2です」ドヤァ

金剛「ナン…ダト…」

榛名「…そんな」

青葉「さすがは正妻と言える把握能力!しかし肉じゃがの中にハンバーグが浸かっているのは異彩ですねー」

ーーー

260: 名無しさん 2015/10/29(木)00:49:10 ID:3fj

提督(ふむ、ハンバーグの焼き加減が絶妙だな)

提督(煮込みハンバーグと同じか…いや、汁気が多い分もう一つ手間をかけている)

提督(多分加賀が手ほどきを加えたんだろうが、形があの時のハンバーグと似てるな)

提督(隕石みたいな、歪な形…普通の人が見れば顔をしかめそうなものだが…)

提督(俺からすれば特別なハンバーグだ、赤城…頑張ったな)ウン

衣笠「なんかすごいね」

提督「確かにな」

衣笠「美味しい…のかな?」

提督「ん?美味しいさ」イタダキマース

衣笠「なんで分かるの?」

提督「なんででもさ」モグモグ

提督「うん、美味しいねぇ」

ーーー

261: 名無しさん 2015/10/29(木)00:49:34 ID:3fj

青葉「……なんか、もうこれーー」

金剛「皆まで言わないでくだサーイ」イラ

榛名「…いいなぁ」

加賀「やりました」

赤城「上々ね」

青葉「さて!司令官が二組の料理を完食しましたので…ジャッジをしていただきましょう!」


ー客席ー

鳳翔「二人共…そんな料理漫画風脳内解説をしなくても…」クス

鳳翔「加賀さん、成長しましたね」ニコ

ーーー

衣笠「それじゃあ決めてもらおうかな!」

提督「な、何を?」

衣笠「そりゃあどっちが美味しかったかに決まってるでしょー」

提督「…えー」

衣笠「さぁさぁ!どっちが美味しかった!?」

提督「……えーと」

ーーー

262: 名無しさん 2015/10/29(木)00:50:54 ID:3fj

青葉「どっちでしょうか」ドキドキ

金剛「………」チラ

加賀「………」チラ

金剛「………」フンッ

加賀「………」ムカ

赤城「………」ドキドキ

榛名「………」イイナァ
ーーー

提督「…どっちも、美味しかった」

提督「じゃあ、だめ?」

衣笠「……へっ?」キョトン

提督「いやさ、せっかく作ってくれたのに、優劣なんてつけれないって」

提督「重ねて言うけど、どっちも本当に美味しかったしね」

衣笠「な、なるほど」

ーーー

263: 名無しさん 2015/10/29(木)00:51:13 ID:3fj

青葉「なっ、なんとぉー!」

青葉「一回戦目は…ドローです!」

加賀「そんな…」

金剛「ドロー、ですカ」ホッ

赤城「………」

加賀「…納得できません」

赤城「加賀さん」

加賀「なんですか?」

赤城「私達の、提督なのでしょう?」ニコ

加賀「………」

加賀「そうですね」



長門「…提督、ずるいな」クス

264: 名無しさん 2015/10/29(木)00:51:40 ID:3fj


ヒトサンマルマル


青葉「それでは二回戦目をはじめます!」

青葉「第二回戦の勝負はー?」

『アイラブ提督をどこまで知ってる!?ストーカーギリギリサドンデスクイズ対決!』

青葉「…これ、誰が考えてるんですかね」

赤城「知りませんよそんなの」

青葉「名前はともかくルール説明です!」

青葉「先攻後攻を決めてもらって、あとは青葉の出すクイズに答えていただきます!」

青葉「交互に答えていって不正解が出たところで終了!不正解者のチームが負け、と言うものです!」

青葉「補足として相手にパスが各自1回、相方にパスが各自1回、シンキングタイムは毎10秒とさせていただきます!」

265: 名無しさん 2015/10/29(木)00:52:02 ID:3fj

青葉「あ!あとですね!」

青葉「一回戦目が終わったあと、衣笠さんが司令官に事情を説明し許可をいただきました!」

キョカトルノオソーイ

青葉「私もそう思います!」

青葉「それで!今回の対決からは、執務室からの中継で司令官もご覧になりますので!」

提督「はーい、俺に内緒でこんなもの作った無作法者共、存分に楽しんでくれたまえよー」

青葉「は、ははっ」ニガワライ

加賀「…私も知りませんでした」シラ

赤城「あっ!加賀さんだけずるいですよ!?」

金剛「私は建設計画に直接加担してますから…バレたらヤバいネー」ボソ

提督「金剛聞こえたからな」

金剛「OMG!」

266: 名無しさん 2015/10/29(木)00:52:21 ID:3fj

青葉「それでは開始しましょう!」

青葉「加賀さん、金剛さん!前へ!」サッ

加賀「なんですか?殴り合いなら歓迎です」

金剛「ハァン?殴り合いは戦艦の十八番デスガ?」

加賀「は?」イッコウセンニラミ

金剛「あ?」ギロ

青葉「お、落ち着いて下さい!」

青葉「ただ、順番を決めるだけですから!」

加賀「そうですか」

金剛「つまらないネー」

青葉「まぁまぁ、それではジャンケンして下さい!」

青葉「はい!最初はグー」

青葉「ジャンケン…」

ポン!

267: 名無しさん 2015/10/29(木)00:52:44 ID:3fj

加賀「………」チョキ

金剛「………」グー

青葉「金剛さんの勝ちですね!」

金剛「ヘェーイ、ワタシの勝ちデース」ヘラヘラ

加賀「……くっ」

金剛「ヘェーイヘェーイ、弱いネー」オラオラ

加賀「ジャンケンに勝った位で…」ワナワナ

金剛「勝ちは勝ちネー!」

加賀「……っ」

金剛「ヘヘェーイ!何か言ってみるデース」アオリアオリ

加賀「…な、何が…ジャンケン位で…」プルプル

金剛「泣くんデスカー?ねぇねぇ泣いちゃうノー?」ニンマリ

加賀「……てい、とく」ジワァ

268: 名無しさん 2015/10/29(木)00:53:46 ID:3fj

扉バァン!!


加賀「!!」ビク

金剛「why!?」

提督「………」オニハンニャフェイス

赤城「提督…執務室にいたのでは?」

榛名「というか…あの顔」ガクガク

提督「………」スタスタ

金剛「ア、アァ…」

提督「…オイ、コンゴウ」

金剛「テ、テイトク…その…」

提督「…カガヤンヲナカセタナ」

金剛「ご、ごめんナサイ…マジで」ガタガタ

提督「…ツギハナイカラナ」クル

金剛「は、ハイ」ヘタリ

提督「………」スタスタ

269: 名無しさん 2015/10/29(木)00:54:08 ID:3fj


加賀「…提督」

提督「………」

加賀「…ごめんなさい、お手を煩わせてしまいました」

提督「…大丈夫か?」ニコ

加賀「……っ」ギュウ

提督「よしよし」

加賀「…提督」

提督「ん?」

加賀「…何でもありません」ギュウゥ

提督「そっか」ナデナデ

加賀「……やり、ました」グスッ

提督「そうやね」ナデリコ


サ、ミンナミテルカラ
イヤデス
…ハイハイ


榛名「」ポカーン

青葉「」ポカーン

金剛「」チーン

ソノタオオゼイ「」ポカーン

赤城「………」

270: 名無しさん 2015/10/29(木)00:54:39 ID:3fj



ヒトヨンマルマル


青葉「さ、さぁ!気を取り直して続きと行きましょうか!」

加賀「鎧袖一触よ」キラキラ

赤城「………」

金剛「………」

榛名「………」

青葉「あ、あれ?」

青葉「どうしたんですか皆さん!?」アセアセ

金剛「だってサー」

青葉「はい!金剛さん何でしょう?」

金剛「あんなの見せられたら最早勝負が意味を成さないデス」

榛名「もう、私達の取り尽く島が無いように感じてしまいました」シュン

赤城「………」

青葉「そんなぁ!?」

271: 名無しさん 2015/10/29(木)00:55:12 ID:3fj

金剛「元からデキレースみたいな物だったんデス、もう不戦敗でいいカラーー」

青葉「あ!そういえばさっき司令官がですね」スッ

金剛「………」

青葉「進行を止めてすまないと言って、こんな物を青葉に手渡しました」ピラッ


つ『間宮年間フリーパス』×2


赤城「!!」ガタ

金剛「oh」

榛名「なぁ!?」

加賀「………」キラキラ


青葉「おー、皆さん目の色が変わりましたねぇ」ニヤ

青葉「皆さん?続き…やりますか?」

四人「やります」

青葉「はい!では勝利したお二人にはこれを差し上げます!勝負は続行といきましょう!」


ーーー

272: 名無しさん 2015/10/29(木)00:55:38 ID:3fj


青葉「順番が整いましたので勝負開始です!」

青葉「ではでは!『アイラブ提督をどこまで知ってる!?ストーカーギリギリサドンデスクイズ対決!』開始ぃ!!」


ゴワァァアン!!


ー物陰ー


長門「あの大きな銅鑼はどの位の鋼材を使ったんだ?」ハテ


ーーー


青葉「あ、そういえばーー」ピッ

提督「はーい」モニターウツリ

青葉「司令官も準備OKですかー?」

提督「おう…?準備って…ここで観戦してればいいんじゃないの?」

青葉「まぁ…そうなんですけどね」ニヤ

提督「?」

青葉「それでは先攻の金剛さんから!」

金剛「かかってこいネー」フンス

273: 名無しさん 2015/10/29(木)00:56:14 ID:3fj

デデン!

問1
提督が今一番気に入っている靴の色は?

金剛「…楽勝!赤デース!」

ピンポン

金剛「イエース!」グッ

青葉「流石に簡単過ぎましたか!ではどんどん行きましょう!」

青葉「次は加賀さんですね!」

加賀「鎧袖一触よ」ムン


問2
提督が最近新しく変えた歯ブラシの柄は何色?

加賀「…青よ」

ピンポン

加賀「やりました」


問3
提督が昨日履いていたパンツの色は?

榛名「あ、黒ですっ!」カァ

ピンポン

提督「何で知ってんの!?」


問4
提督が最近気にしているのは?

赤城「鼻毛の伸びの速さです」

ピンポン

提督「」

274: 名無しさん 2015/10/29(木)00:56:36 ID:3fj

問5
提督がお風呂で歌う十八番は?

金剛「…加賀岬デス」チッ

ピンポン

提督「バレてる!?」


問6
提督の好みのタイプは?

加賀「物静かで髪を横に結っている女性です」

ピンポン?

金剛「今のはどうなんデスカ!?」

青葉「…はい、それも書いてあるんです」

榛名「…も?」

青葉「はい、独自の調査によるものなので信憑性は微妙なんですが…」

青葉「司令官の好みは…」

275: 名無しさん 2015/10/29(木)00:57:03 ID:3fj

良く食べる女性
料理が上手な女性
サイドテールの女性
黒髪ロングの女性
弓道着の女性
赤い女性
青い女性
烈風な女性

青葉「てなってます」

金剛「特定余裕じゃないデスか!」

青葉「まぁ、いつもの司令官を調査したからですねぇ」

金剛「…てことは、テイトクに直接聞いたわけではないんデスね?」

青葉「そうですが…」

金剛「なら大丈夫デス!心の内は違う可能性は充分デース!」

提督「いや概ね合ってるぞ」

金剛「……デース」

榛名(く、黒髪ロング…)ドキドキ

加賀「やりました」キラキラ

赤城「………」グッ



長門「烈風な女性てなんだ?」

276: 名無しさん 2015/10/29(木)00:57:27 ID:3fj

問7
提督の通り名は?

榛名「確か…宿毛の空母馬鹿…だったかと」

ピンポン

提督「え?そうなの?」ハツミミ

赤城「…有名ですよ」


問8
提督が好きなおやつは?

赤城「和菓子…とくに破れ饅頭とおはぎです」

ピンポン

提督「赤城なら知ってるだろ」


問9
提督のパンツは全部で何枚?

金剛「ボクサーが26枚とブリーフが1枚デス」

ピンポン

提督「だから何で知ってんだよ!」

277: 名無しさん 2015/10/29(木)00:58:04 ID:3fj

問10
提督のお風呂で最初に洗う場所は?

加賀「左腕です」

ピンポン

提督「まぁ、そうだけど」


問11
提督がトイレに入っている時は?

榛名「ズボンとパンツは全部脱ぎます」

ピンポン

提督「……えー」ヒキ


問12
提督のお気に入りのパンツは?

赤城「迷彩柄に烈風のワンポイントが入ったボクサーです」

ピンポン

提督「お前ら何で俺のパンツ事情に詳しいの!?てかパンツネタ多くね!?」


青葉「さぁ、三周しましたが皆さん余裕ですね!」

青葉「司令官?これまで観戦してどうでしょう?」

提督「う、うん…大丈夫なんじゃないかな」


ーーー
ーー

278: 名無しさん 2015/10/29(木)00:58:41 ID:3fj


問97
提督のピーーのピーーは?

金剛「ピーーはピーーデス」

ピンポン

提督「」


問98
提督がピーーの時ピーーなのは?

加賀「ピーーです」

ピンポン

提督「」


問99
提督はピーーのピーー?

榛名「ピーーがピーーです」

ピンポン

提督「」


青葉「す、すごいと言うか青葉も含め皆さん軽く引いてしまう程ですが…」

提督「」

青葉「司令官はとっくに轟沈しています…」

青葉「さて、残り一問になりました!ここで赤城さんが不正解なら金剛型の勝利です!」

赤城「緊張しますね」

加賀「赤城さんなら大丈夫です」

279: 名無しさん 2015/10/29(木)00:59:01 ID:3fj

金剛(間違えろ間違えろ間違えろ間違えろ間違えろ間違えろ間違えろ間違えろ間違えろ)


青葉「では!ラストクエスチョン!」

デデン!

問100
提督が一番好きな艦娘は?


金剛「エッ!?」

榛名「……っ」

加賀「………」


赤城「………」



赤城「……それはーーー」

283: 名無しさん 2015/11/01(日)21:27:53 ID:1d6


ヒトゴーマルマル


青葉「さて!クイズもドローに終わって最後の勝負!」


『提督を見つけて想いを伝えろ!ファイナル鬼ごっこ!』


青葉「本当にこれ…企画したの誰なんですかね」ウラガエシ

考案者:明石

青葉「………」シラ-

青葉「…ではルール説明をしますねー」

青葉「提督にはこれから鎮守府内を逃走していただきます!」

青葉「四人はスタートと同時に提督を探して下さい!」

青葉「で!見事提督を発見したチームが勝利、という訳です!」

青葉「あと、艤装及び艦載機の使用は禁止とします!」

加賀「…チッ」

金剛「…チッ」

青葉「一部の方々から不満が漏れていますね…」

284: 名無しさん 2015/11/01(日)21:28:11 ID:1d6

赤城「提督は見つけるだけでいいのですか?」

青葉「あ、はい!そうですが?」

赤城「いえ、大丈夫です」

青葉「…想いを伝えるかどうかは本人次第ってことですよ」ボソ

赤城「っ」ピク

榛名「榛名!頑張ります!」フンス

青葉「司令官!準備はいいですか!?」

提督「あ、あぁ…大丈夫だけど…」

青葉「では今から5分待ちますので適当に逃げて下さい!」

提督「逃げるったってなぁ…まぁ分かったよ」スタタ バタン


ーーー
ーー

285: 名無しさん 2015/11/01(日)21:28:34 ID:1d6

ー5分後ー


青葉「それでは5分経ちましたのでスタートします!」

ヨーイ…

加賀「………」ジリ

金剛「………」チラ

榛名「………」ムン

赤城「………」フゥー


パァン!!


加賀「いきます」タッ

金剛「………」スッ

加賀「あっ」アシヒッカカリ

ステーン!

金剛「さっきの仕返しデース」スタタタタ

加賀「…くっ」オキアガリ

赤城「加賀さん、大丈夫ですか?」

加賀「大丈夫です」スク

榛名「あの、金剛お姉様が…」

榛名「…失礼な真似を、すいません」

加賀「…黙りなさい」ギロ

赤城「榛名さんは悪くないですよ」マァマァ

286: 名無しさん 2015/11/01(日)21:28:55 ID:1d6

加賀「…青葉さん」

青葉「はい!なんですか?」

加賀「妨害は、許可されていて?」

青葉「んー、まぁあまり過剰なのでなければ…」

加賀「先程のは、どうなのかしら」

青葉「あまり良しとは言えませんが、ギリギリということで」

赤城「成程」

加賀「分かりました」

加賀「赤城さん、行きましょう」ゴゴゴ…

赤城「はい」スタタ

榛名「………」


ーーー
ーー

287: 名無しさん 2015/11/01(日)21:29:52 ID:1d6

ー執務室ー


ガチャ


金剛「とりあえず最初はここデース」ヒョコ

金剛「灯台もと暗しとはこの事ネー」

金剛「ソシテー」スゥ

金剛「テェートクゥー、見つけたデース!」


…シーーン


金剛「ウーン、違いましたカ」


ゴソゴソ、ガチッ


金剛「…?」

金剛「………」ドアガチャ

ガチャガチャ

ガチャガチャ

金剛「…マサカ」タラ

288: 名無しさん 2015/11/01(日)21:30:25 ID:1d6

加賀「…馬鹿な戦艦ね」ドアゴシ

金剛「…早く開けるデス」

加賀「嫌に決まってるでしょう」

赤城「当然の報いですね」

金剛「貴様ラ…」

加賀「勝負が終わるまでそこにいることね」

赤城「面倒臭い相手が1人減りましたね」

金剛「…後悔させてやるデス」ジャキン

赤城「加賀さん!離れて!」

加賀「っ!」サッ


CABOOOOM!!!!


パラパラ…


赤城「…扉、治したばかりなのに」ギロ

加賀「艤装の使用は禁止の筈ですが」ギロ

金剛「閉じ込めた奴に言われたくありまセン」

加賀「先に仕掛けたのは貴女ではなくて?」

金剛「何の事でショウ?」ニヤ

加賀「…汚い女」イッコウセンニラミ

赤城「流石に見逃せませんね」イッコウセンニラミ

289: 名無しさん 2015/11/01(日)21:30:46 ID:1d6

金剛「フン、力でテイトクの隣を独占している貴様ラに言われたくないデス」

加賀「なら力で奪い返して見たらどう?戦艦なんでしょう、貴女」

赤城「そういう思考だからダメなんですよ」

金剛「…ゴチャゴチャと御託ばかり」ジャキン!

金剛「並べてんじゃネーデス!!」ドッゴォォン!

パラパラ…モクモク

金剛「模擬弾デスが、気を失う位はしたでショウ…サテ」クルッ


ブゥーーン!!


金剛「…チッ!」ガチャ!


パラララ!


金剛「…グッ」ヒダン


ブゥーン!!


金剛「次ッ!?」


ドゴォォン!!


金剛「グウッ!」ヒダン

290: 名無しさん 2015/11/01(日)21:31:04 ID:1d6

加賀「甘いわ、ノーコン戦艦」ギソウテンカイ

赤城「舐めて貰っては困ります」ギソウテンカイ

金剛「………」

金剛(やはりツートップ相手は部が悪いデスね)チラ

金剛(榛名ハ…いませんカ…)

加賀「…貴女は危険だわ」ユミカマエ

赤城「昔の貴女を見てる様です」ユミカマエ

金剛「昔の…ワタシ…」


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

291: 名無しさん 2015/11/01(日)21:31:28 ID:1d6


ー2年前ー



金剛「…は?」ギロ

提督A「お前の素行は目に余るものがあるんだよ!」

提督A「独断先行、対上司暴言、他艦娘への暴力…挙げだしたらキリがない!」ドン!!

金剛「ソレは貴方デショウ?元帥の息子だからって身勝手過ぎマス」

提督A「うるさい!艦隊は個人プレーじゃない!貴様が艦隊にいると輪が乱れるんだよ」

提督A「だから演習も勝てないんだ!」

金剛「負ける度に暴力振るわれタラ、士気だって上がりマセンよ」

金剛「それニ、ココで一番練度が高いのはワタシです、それなのに…」

提督A「力の強さは、免罪符にならねぇんだよ!大和型より弱いくせに偉そうにするな!」

金剛「…フゥン」

提督A「親父は金剛型を使いこなせないと大和型は無理だと言ってる!お前のせいで俺には大和型が来ないんだよ!」バン!

金剛「………」

提督A「…今度下士官の鎮守府と演習だ、格下相手に負けたらどうなるか分かってるよな?」

提督A「以上だ、下がれ」

金剛「……チッ」バタン!!

提督A「………」

提督A「あんなの轟沈すりゃあいいんだよ!!」ドカッ


トビラゴシ

金剛「聞こえてんダヨ、能無しガ」ペッ


ーーー
ーー

292: 名無しさん 2015/11/01(日)21:32:41 ID:1d6

ー演習の日ー


金剛「向こうのアレが演習相手デスか」



提督「よし、烈風の配備は万端だな」ドヤ

赤城「何でスロット全てが烈風なんですか!?」

飛龍「あ、私は1スロだけだ」

蒼龍「私もー」

翔鶴「あら、私もです」ニコ

瑞鶴「ちょっと提督さん!?」←スロットカラッポ

加賀「私は烈風改があります」キラキラ

提督「うんうん…あ、ずいずいの忘れてた」

提督「はいこれ」スッ

瑞鶴「全部烈風!?」

赤城「なんで加賀さんだけ烈風改なんですか!?」

翔鶴「ずるいですよ!前も加賀さんだったじゃないですか!」ムー

飛龍「私は友永隊がいいな…」

蒼龍「今度はじゃんけんって言ったのにー!」ムキー

瑞鶴「ふてくされるぞー!」ムキー

提督「まぁまぁ」ドウドウ


カガサンダケヒイキスルナー

ゼンインヲアイセヨー

ゼンインスキダゾ?

ス、スキ!?//////

293: 名無しさん 2015/11/01(日)21:33:11 ID:1d6


金剛「艦隊が全員空母デスか」

加賀「貴女がそちらの旗艦なのね」

金剛「…舐めてマス」イラ

赤城「はい?」

金剛「舐めてるって言ってんダヨ!!」

瑞鶴「おお、こわ」

金剛「オマケに他所の鎮守府に出向いているのにイチャイチャと」イライラ

飛龍「…羨ましいのかな?」ボソ

蒼龍「ちょっと…聞こえちゃうよ」ボソ

金剛「バッチリ聞こえてるネ!!」

翔鶴「柄の悪い戦艦ですねぇ」ニコ

金剛「ドイツもコイツも……ブッ殺シテやりマス」ジャキン



提督A「上官相手に舐めやがって!負けるんじゃねぇぞ!!」


ーーー
ーー

294: 名無しさん 2015/11/01(日)21:33:42 ID:1d6


金剛「なっ…」ゴウチンハンテイ

その他艦娘「………」ボロボロ

金剛「つ、強い」

金剛(何故…空母のみの編成でコンナ戦い方が…)

金剛(航空戦は圧倒的物量で制空権を取ラレ…)

金剛(後の砲撃戦…マルデ最初から決まっていたかの様な個々の洗練された動き…)

金剛(相手は無傷…コッチは満身創痍)

金剛(練度だってそんな差があったワケじゃないノニ)

金剛(一体ナニが…)


加賀「流石提督です、素晴らしい作戦指揮でした」

飛龍「空母使わせたら提督が宇宙一だよ!」

提督「褒めてもナデナデしかしないぞー」

瑞鶴「ち、ちょっと!」ナデラレ

蒼龍「私もー」クイクイ


金剛(ナルホド…フザケてる様に見えて指揮能力はピカイチなんデスね)

金剛(ウチの能無しと大違いデス)

295: 名無しさん 2015/11/01(日)21:35:48 ID:1d6


提督A「………チッ」

提督A「……なんてザマだ!!」ドカッ

金剛「あうッ!」ドサッ

提督A「あんな舐めた編成に負けやがって!?俺の立場はどうなる!えぇ!?」ドカッドカッ

金剛「…グッ、ハァッ」ケラレ

金剛(演習でやられて…力が入りマセン…)

提督A「お前が!弱いから!負けたんだ!」ガスガス


テイトク!アイテノテイトクガ!

ナンカアッタノ?


金剛「ゲホッ…や、やめる…デス」ボロボロ

提督A「あぁ!?何時もの態度はどこいったよ!?えぇ!?」ドカドカ

金剛「…演習、見てなかったん、デスカ?」

提督A「それがどうした!」

金剛「だったラ、分かった筈デス…何で負けたか、なんて」

提督A「俺のせいだと言いたいのか?」ワナワナ

金剛「…他に、何があるんデスか?」ペッ

提督A「俺の指揮は完璧なんだよ!それを遂行できないお前が悪いんだよ!!」

提督A「ポンコツ戦艦のお前がなぁ!!」グワッ

金剛「ッ!」カガミ


ガシ

296: 名無しさん 2015/11/01(日)21:36:52 ID:1d6


提督A「……あぁ?」ツカマレ

提督A「……何だお前」クル

大和「………」ツカミ

提督A「…おぉ!大和型だ!遂に来たか!」

大和「…はい?」テハナシ

提督A「親父にずっと催促していたかいがあったぜ!」

大和「……提督?」

提督A「なんだ!?」

大和「いえ、貴方ではありません」シラ

提督A「……は?」

大和「私の提督は後にも先にもこの方だけですので」スッ

提督「いやぁ部下が失礼を」ペコ

提督A「…あ?」ギロ

提督「次は第二艦隊の演習をーと思ったんですが何やら揉めている様でしたので」ニコ

金剛「………」

297: 名無しさん 2015/11/01(日)21:37:48 ID:1d6

提督A「……この大和は、貴様のか?」ギロ

提督「…えぇ、そうですが」

提督A「何故貴様が持っている?」

提督「まぁ、色々ありまして」ハハハ

提督A「…そうか」ズイ

提督「?」

提督A「貴様に提案だ」

提督「なんでしょう」

提督A「貴様の大和をこちらに配属してもらおう」

提督「………」

提督A「勿論タダとは言わない」ガッ

金剛「い、痛いデス!」グイ

提督A「こいつとトレードだ、金剛型とじゃ釣り合わないだろうが、練度はそこの大和より高いからな」

提督「………」

提督A「貴様の艦隊の金剛型はこいつ以外配属しているんだろ?だったら丁度いいじゃないか」

提督「………」

提督A「何か言ったらどうなんだ?」

298: 名無しさん 2015/11/01(日)21:38:10 ID:1d6

提督「…とりあえず」

提督A「あぁ?」

提督「その手を離してはどうでしょう」

提督A「…は?」ギロ

提督「金剛が痛がっているではないですか」

提督A「いいんだよ!こんな使えない奴!」

提督「…使えない?」ピク

提督A「そうだ!こいつは貴様の様な舐めた編成相手にもろくすっぽ勝てない無能戦艦なんだよ!」ガッ

提督「………」

金剛「……ッ」ドサ

加賀「頭にきました」

赤城「許せません」

提督「落ち着いて。赤城、加賀やん」

赤城「ですが!」

提督「俺に任せて」

加賀「しかし提督ーーっ!」ビク


提督「………」

299: 名無しさん 2015/11/01(日)21:41:33 ID:1d6

提督「……おい」

提督A「あぁん?」ギロ

提督「………」ドカッ

提督A「ぐはッ!!」ドサ

提督「………」チャキ

提督A「何だーーーッッ!!」

金剛「!」

提督A「なっ!何をしている!?」

提督「………」ゲキテツオコシ

提督A「や、やめろ!!」

金剛「………」

提督A「き、貴様ァ!!」

提督「死ね」チャキ

提督A「やめろぉぉぉ!!」

300: 名無しさん 2015/11/01(日)21:42:28 ID:1d6

赤城「駄目です!!」ギュウ

加賀「提督!」ギュウ

提督「………」スッ

提督A「………」ヘナヘナ ペタン

提督A「ぁ…あぁあ…」オモラシ


大和「提督、これは一旦預からせていただきますね?」ジュウトリアゲ

提督「……あぁ」

金剛「………」

加賀「………」ギュウゥ

赤城「やめて下さい!」ギュウゥ

提督「二人共、もう大丈夫だから」ポンポン

加賀「……よかったです」ハナレ

赤城「はぁぁ」ヘタリ

提督「…さて」スタスタ

金剛「……っ」

提督「えーと、大丈夫かな?」

金剛「…ハイ」

提督「うん、よかった」ニコ

金剛「ッ!」プイ

301: 名無しさん 2015/11/01(日)21:43:27 ID:1d6

提督「…とりあえずこいつを大本営に引き渡そう、証拠は沢山ある筈だからね」

提督A「ふ、ふざけやがって。貴様らどうなるか…」

提督「………」ギロ

提督A「あばばばば」

提督「…お前は黙ってろ」テイトクニラミ

提督A「……あふぅ」キゼツ

提督「…てなわけだから」ニコ

赤城「手配しておきます」

提督「よし、なら事態が収まるまでここで待機してようか」

加賀「了解しました」

提督「金剛?すぐ憲兵さん達が来ると思うから、みんな連れて今の内にバケツ被っておいで」

提督「これから忙しくなると思うよ」ニコ

金剛「は、ハイ」カァ

加賀「!」ムッ

加賀「提督」ギュウ

提督「…加賀やん?どうしたの?」

加賀「なんでもありません」ギュウ

提督「……?」


ーーー
ーー

302: 名無しさん 2015/11/01(日)21:45:20 ID:1d6


ー色々あってー


提督「では、よろしくお願いしますね」

憲兵「はい、ご報告感謝します」

提督「いえいえ」

憲兵「一連の出来事は大本営に通達しておきますので、後はお任せを」

提督「了解、こっちの事は任せておいて」

憲兵「重ね重ね感謝します、では失礼!」バタン

提督「珍しく礼儀正しい憲兵さんだったね」

提督「…てなわけで」クル

金剛「………」

提督「今回の事件で一番の被害者だった君は、特別に他鎮守府への異動が認められたんだけど」

金剛「………」

提督「もしよかったら、俺の同期で超絶ホワイトな鎮守府があるから、こそで良ければ紹介するけど…」

金剛「……嫌デス」

提督「心配しなくて大丈夫だよ、あいつの所は本当にホワイーーおぅ?」

303: 名無しさん 2015/11/01(日)21:48:57 ID:1d6

金剛「………」ギュゥ

提督「……んー」ポリポリ

金剛「……アナタのトコロがいいデス」

提督「…でもほら、ウチは見ての通り空母メインだからさ」

提督「大和ですら、第二艦隊なんだよ?」

金剛「…それでもいいデス」ギュウ

提督「…もっと活躍できる鎮守府の方がいいんじゃない?」

金剛「……やデス、なら解体して下サイ」

提督「本当にいいの?」

金剛「……しつこいデス」ギュウ

提督「そっか」

提督「………」フゥ

304: 名無しさん 2015/11/01(日)21:50:51 ID:1d6

提督「…そういえば」

提督「…ウチには金剛、いないんだよなぁ」

提督「…比叡や榛名、メガn霧島も会いたがってるんだよなぁ」

金剛「!…なら」ウル

提督「…ようこそ宿毛へ、てか?」ニコ

金剛「………!!」ギュウゥ ポロポロ

提督「うん、辛かったね」ナデナデ

金剛「………」ギュウ

提督「もう、大丈夫」ナデナデ

金剛「……ハイ」ギュウ

305: 名無しさん 2015/11/01(日)21:51:18 ID:1d6

金剛「……テイトク?」ウワメ

提督「はいよ」

金剛「……ッ」ゴクッ

提督「……?」

金剛「…バ、バーニング」

金剛「…ラァブ、デース」カァ

提督「………」

金剛「……あぅ」カァ

提督「…ありがと」ニコ

金剛「……ハイ///」ギュウゥ


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

306: 名無しさん 2015/11/01(日)21:51:38 ID:1d6


金剛「………」

加賀「…動きが止まりましたね」

赤城「どうしたんでしょうか」

金剛「………」

金剛「…ワタシは」

金剛「…本当ハ、分かっていたんデス」

金剛「あの時カラ…」スッ

金剛「…テイトクの一番は、アナタ達デシタ」ギソウカイジョ

金剛「………」

金剛「……デモ、それでもワタシは…」

金剛「…テイトクが好きデス」

加賀「………」

赤城「………」

307: 名無しさん 2015/11/01(日)21:51:58 ID:1d6

金剛「…だから、負けマセン」

金剛「モット強くなって」

金剛「…あの人の一番頼レル存在に」

金剛「なってみせマス」

金剛「それが、あの人に拾って貰っタ」

金剛「恩返しに、なりますカラ」

金剛「…今回は譲りマス」クル


スタスタスタ

308: 名無しさん 2015/11/01(日)22:01:26 ID:1d6


加賀「…それでも譲れません」

赤城「いやいや!何いい話で終わらそうとしてるんですか!?」

赤城「執務室、廃墟みたいになってますよ!?」

加賀「…あの戦艦が悪いです」メソラシ

赤城「……はぁ」タメイキ

加賀「…赤城さんの烈風も、急降下爆撃していました」

赤城「………」ギク

加賀「…後で一緒に謝りましょう」

赤城「…そうですね」

309: 名無しさん 2015/11/01(日)22:07:52 ID:1d6



ヒトロクマルマル


ー艦娘寮・中庭ー


スタスタスタ…

ピタ


提督「榛名、か」

榛名「………」

提督「いるんだろ?出ておいで」

榛名「…榛名です」

提督「見つかってしまったね」

榛名「…はい」

提督「……?」

提督「どうした?勝ったのに元気がないように見えるけど」

榛名「……榛名は」

提督「うん」

榛名「……えっと」

提督「………」

榛名「…は、榛名は」

提督「落ち着いて?ゆっくりでいいから」ナデ

310: 名無しさん 2015/11/01(日)22:08:07 ID:1d6

榛名「榛名…やっぱり」ウルウル

提督「うん」

榛名「提督を独占なんて、できません」ウル

提督「なんでそう思ったの?」ナデ

榛名「それはーー」


ーーー
ーー

311: 名無しさん 2015/11/01(日)22:08:31 ID:1d6

ー倉庫前ー


提督「………」スタスタ


ーーー
ーー


榛名『…提督の事を想っている方は、沢山います』


榛名『そして赤城さんと加賀さん、他の空母の方々が提督に良くしてもらっています』


榛名『…他の鎮守府でも』


榛名『戦艦が好きな提督がいたり、駆逐艦が好きな提督がいたりするでしょう』


榛名『それは好みだから、仕方がありません』


榛名『でも、提督は空母以外の私達を蔑ろにしたりはしません』


榛名『皆に優しくて、皆を守ってくれる』


榛名『そんな提督だから、榛名はお慕いしているんです』

312: 名無しさん 2015/11/01(日)22:09:19 ID:1d6

榛名『…でも』


榛名『もし、榛名が提督を独占してしまったら』


榛名『提督は榛名を嫌いになるかもしれません』


提督『そんなことはーー』


榛名『提督だけではありません』


榛名『空母の方々は皆、納得しないでしょう』

313: 名無しさん 2015/11/01(日)22:09:46 ID:1d6

榛名『…赤城さんや加賀さんは』


榛名『ちょっと提督を独り占めしてるとは思いますが』


榛名『それは、提督も空母が好きなので』


榛名『……両想い、ですから』


榛名『だからみんな許せているんだと思います』


榛名『提督の、子供みたいに烈風と…空母が大好きなところ』


榛名『そして、この鎮守府の最大戦力が空母であること』


榛名『これは古参の艦娘でなくても知っている事です』


榛名『そして、そんな鎮守府の方針に誰一人嫌悪感を抱いていません』


榛名『他の鎮守府へ異動希望者がいないことが』


榛名『何よりの証明です』


榛名『金剛お姉様も加賀さんといがみ合っていますが』


榛名『それ以上に、提督の事が大好きです』


榛名『…榛名も、皆もそうです』

314: 名無しさん 2015/11/01(日)22:10:30 ID:1d6

榛名『…だから、榛名は今の関係を、皆のバランスを崩したくありません』


榛名『その為に榛名は……』


榛名『榛名はっ…』ウルウル


提督『…身を、引くと?』


榛名『…は、はい』ポロポロ


榛名『いけません、こんな事では…』グシ

榛名『提督に、ご迷惑を…』グシュ


提督『榛名』


榛名『…はい』


提督『…こんな提督の元で、ごめんね』


榛名『!!』


榛名『そ、そんな!榛名は!』


提督『うん、榛名はいい娘だからね』


提督『我慢、させてたね』


榛名『我慢だなんて!』


提督『…だからってわけじゃないけど』

315: 名無しさん 2015/11/01(日)22:10:55 ID:1d6

榛名『………?』


提督『もう少し、自分を出してもいいんじゃないかなって』


榛名『自分を…出す…ですか?』


提督『そう、嫌なものは嫌。ああして欲しいこうして欲しい、とか』


榛名『………』


提督『分かりやすく言えば…』


提督『ちょっとだけ、悪い子になってもいいってことだよ』


榛名『悪い子…』


提督『うん、我侭とも言うのかな?』


榛名『榛名は…我侭になってもいいんですか?』


提督『まぁ、度が過ぎると困っちゃうけどね』ハハハ

316: 名無しさん 2015/11/01(日)22:11:14 ID:1d6

榛名『…では』


提督『うん』


榛名『今から、榛名はちょっとだけ我侭になってもいいでしょうか?』


提督『うん、いいんじゃないかな』


榛名『では、提督』


榛名『目を、瞑って下さい』


提督『ん、こうかな?』ツムリ


榛名『は、榛名が良いと言うまで開けないで下さい』


提督『(…ビンタでもされるのかな)』

提督『(まぁ、それでスッキリするんならーー)』

317: 名無しさん 2015/11/01(日)22:11:42 ID:1d6



チュ


318: 名無しさん 2015/11/01(日)22:12:13 ID:1d6

提督『……え?』


榛名『…もう、いいですよ』


提督『……榛名』パチ


榛名『…は、榛名は』


榛名『ちょっとだけ悪い子になりました』カァ


榛名『それと…私は、提督を見つけていません』///


榛名『他のところを、探します』///


タタタッ、クル


榛名『提督』


提督『ん?』


榛名『榛名は、大丈夫です!』ニコ


提督『そりゃよかった』ニッ


榛名『はい!』


タタタッ


ーーー
ーー

319: 名無しさん 2015/11/01(日)22:13:03 ID:1d6


提督「…赤城は、カウントするのかな」ツイ


ガサ


提督「…ん?」

??「…提督」ヒョコ

提督「加賀やんか」

加賀「そうです」

提督「うん、よく見つけたね」

加賀「…頑張りました」スタタ

加賀「………」ミアゲ

提督「はいはい、おいで」

加賀「…はい」ギュウ

提督「加賀やんは甘えん坊だね」ナデナデ

加賀「………」ギュウ

加賀「…一航戦が甘えん坊では、いけませんか?」

提督「加賀やんは加賀やんだよ、一航戦の肩書きなんて関係ないさ」ナデナデ

加賀「…そうですか」ギュウ

提督「…それに」スッ

加賀「……?」

320: 名無しさん 2015/11/01(日)22:14:50 ID:1d6

提督「…あんな事があったからなぁ」

加賀「……もういいんです」

加賀「あの時のおかげで、私は提督に出会えたのですから」

提督「…でも、辛かったろう」

加賀「…今でも鮮明に覚えています」



加賀「あれはーー」


ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

323: 名無しさん 2015/11/04(水)20:19:57 ID:t04



ー5年前ー


赤城「提督」ガチャ

提督「はいよ」

赤城「大本営より通達です」

提督「なんて書いてある?」

赤城「最重要事項との事なので、直に目を通されて下さい」

提督「えー、クビとかだったらどうしよう」

赤城「…心当たりが?」

提督「んー、ないねぇ」

赤城「なら問題ないのでは?」

提督「とりあえず開けてみようか」ビリビリ

提督「どれどれ」カサッ


提督「………」

提督「…ん、了解」

赤城「問題が無ければ内容を教えてもらえますか?」

提督「アレだよ、新しい海域を早く開放しろってさ」

提督「有り体に言えば、督促状ってやつ」

赤城「はぁー、緊張しました」フゥ

提督「何で赤城が緊張すんのさ」ハハハ

赤城「提督がクビだったらどうしようかと」

提督「だから問題ねぇって」オイ

提督「………」

324: 名無しさん 2015/11/04(水)20:20:26 ID:t04

提督「あ、そうだ赤城」

赤城「何でしょう」

提督「新しい烈p…艦載機、欲しくないかい?」

赤城「烈風はもういりません」キッパリ

提督「さいですか」

赤城「しかし、新しい艦載機は吝かではありません」

提督「何で上からなんだよ」

提督「まぁいいや、作っておいでー」

赤城「えらく突然ですね」

提督「いやさ、デイリー消化してなかったなーって」

赤城「ふむ…では行ってきますね」

提督「烈風を頼むぞー」

赤城「烈風はたくさんあるじゃないですか!」

スタスタ…パタン





提督「…行ったか」ガサ

提督「………」

325: 名無しさん 2015/11/04(水)20:20:51 ID:t04

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最重要事項
研究所ヨリ被検体ノ脱走ヲ報告セリ
発見次第速ヤカニ処分シ 研究所ニ打電セヨ
被検体ヘノ過度ノ接触ヲ禁止ス
尚 非検体の保護 尋問ハ厳罰ニ処ス

被検体No.26正規空母 加賀

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

326: 名無しさん 2015/11/04(水)20:21:17 ID:t04

提督(…艦娘の…人工的な薬物投与による強化)クシャ

提督(今まで風の噂程度でしか聞いた事がなかったけど…まさか存在してたなんて)

提督(正規空母加賀…赤城の相方…か)

提督(これは…言えないなぁ)

提督(しかし…)

提督(…人間はどこまで残酷になれるんだろうね)ギリ


ーーー
ーー

327: 名無しさん 2015/11/04(水)20:21:48 ID:t04


ー5日後ー


赤城「………」スタスタ

赤城(最近、提督が変です)

赤城(ふと見ると曇った表情をしている時があったり…)

赤城(いつもの様にふざけ半分で執務を終わらせた後、急に真剣な面持ちで調べ物をしだしたり)

赤城(夜が耽た頃、どこかに出歩いていたり)

赤城(しかもそれを私達に悟られまいとしています)

赤城(私にはバレバレですが…)

赤城(そんな素振り、今まで見せたこともした事もないのに…)

赤城「何か原因があるのでしょうか…」ウーン

328: 名無しさん 2015/11/04(水)20:22:14 ID:t04

赤城「……!」

赤城(まさか、先日の通達…)

赤城(提督は督促状だと言ってましたが)

赤城(まさか…)

赤城(本当に、除名だったり…)

赤城(それで提督はあんな行動を…)

赤城(夜な夜な出歩いているのは…)

赤城「……!」

赤城(ヤケになって散財している…?)

赤城(…いえ、散財はいつもの事ですから)

赤城(…ま、まさか)

赤城(除名のショックで自害を…)サーッ

赤城「………」

赤城「何はともあれ」

赤城「とりあえずあの書類を確認しましょう」

赤城「提督のあの変わりよう、只事ではありませんから」スタタ…

329: 名無しさん 2015/11/04(水)20:22:39 ID:t04

明石「…バレちゃったかな?」

明石「…やっばいな」コソ



ーーー
ーー

330: 名無しさん 2015/11/04(水)20:23:22 ID:t04

ー執務室ー

オヒルスギ

赤城「…失礼します」ヒョコ

赤城「提督は、いませんね」コソコソ

赤城「では早速…」

赤城「ここですね、提督の秘密の引き出し」ゴク

赤城「鍵は…」スッ

赤城「…かかってませんね、不用心です」

赤城「5日前の書類…」ゴソゴソ

赤城「…ん?」

赤城「このファイルは…マル秘?」メクリ

赤城「…航空母艦の写真、ですか?」メクリ

赤城「モノクロのものばかり…まぁ当然ですか、ボロボロのもありますね」メクリ

赤城「あ、加賀さんです」メクリ

赤城「私もありますね」メクリ

赤城「…あれ?次のページも?」メクリ

赤城「………」メクリメクリメクリ

赤城「何でしょう、私達の写真だけやたらと多いんですが…///」パタン

赤城「しかし、軍艦時代の写真だけに複雑ですけど」ナオシ

331: 名無しさん 2015/11/04(水)20:23:45 ID:t04

赤城「……目的を忘れてました」

赤城「………」ゴソゴソ

赤城「…今度はアルバム?見るな、ですか」メクリ

赤城「提督の士官学校時代の写真ですね」メクリ

赤城「うーん」メクリ

赤城「…ふふっ、とっても緊張した顔をしていますね」クスクス

赤城「この頃の提督は真面目だったんでしょうか」メクリ

写真の提督「烈風顔ダブルピース」

赤城「…あんまり変わってないみたいですね」アハハ

赤城「……だから違いますって」パタン

赤城「………」ゴソゴソ

赤城「ん?これは…」カサッ


赤城「あ、これですね」ヨミヨミ


赤城「ーーーっ!!」

赤城「これって…そんな、」

赤城「…まさか、提督」

赤城「……急がなくては!」タタタッ


ーーー
ーー

332: 名無しさん 2015/11/04(水)20:24:08 ID:t04


ー少し前ー


明石「………」カチャカチャ

提督「明石」ガチャ

明石「提督、お待ちしてましたよ」

提督「…それで?」

明石「はい、まずはこれを見て下さい」ピッ

明石「私の開発した無人偵察型烈風による超高高度からの広海域偵察の結果です」

提督「…流石烈風、期待通りだね」

明石「そこは流石明石では?」

提督「烈風でなければ不可能だった、そうは思わないかい?」

明石「いえ、正直艦載機であれば何でもよかったです」

提督「あ、そうなの?」

明石「はい。で、今度はこの映像データです」

333: 名無しさん 2015/11/04(水)20:24:33 ID:t04

提督「…これは無人島か」

明石「はい、この無人島…島と言ってもかなり小規模なものですが」

明石「ここに、3日程前から熱源反応を確認しました。これです」ズーム

提督「うん、人?の様に見えるけど…」

明石「シルエットで言えばそうですが…」

提督「人にしてはちょっと変だなぁ」

明石「あ、気が付きました?」

提督「まずは周囲の状況だね、この島の周辺に船はおろかその残骸すらないよね」

提督「ここ最近大規模な嵐なんて確認されてない、人間が漂着しているとは考えにくいね」

提督「でも、例えば漂着したのが人間だったとして」

明石「はい」

提督「うん、無人島に3日…食料や水のあるなしもあるけど、多少衰弱すると思うんだ」

提督「ここ最近、少し冷えてきたからね」

明石「そうですねぇ」

提督「それでこれだよ、熱源反応から分かるんだけど…この人まだ体温高いね」

明石「はい、それも…」

提督「平均よりも少し高い、人なら発熱してる状態、艦娘だったら加賀だろうね」

334: 名無しさん 2015/11/04(水)20:25:04 ID:t04

明石「…言い切りますね」

提督「まぁ、何にしてもこの人助けないとだね」

明石「うーん、ちょっと私の考察と違うんだけど…」

明石「提督が言うなら間違いないんでしょうね」

提督「まぁね、因みにここ…管理下?」

明石「あ、はい。場所は割り出せてます」カタカタ

明石「ウチの管理下ですね、ギリギリですけど」

提督「鬼ラッキー、じゃあ行ってくるね」

明石「ちょ、ちょっと!行くって何処に!?」

提督「そりゃあ迷子の空母迎えに行くんでしょうがよ」

明石「まだ確実ではないでしょ!それに深海凄艦の罠かもしれないじゃないですか!」

提督「そんときゃそんときってことで」スタスタ

明石「もう!ちょっと待って下さい!」タタタッ


ーーー
ーー

335: 名無しさん 2015/11/04(水)20:25:27 ID:t04

ー港ー


明石「本当に一人で行くんですか?」

提督「うん、あれが例の加賀だった場合、表立って行動できないからね」

明石「てことは、黙って連れてくるってことですか?」

提督「当たり前じゃん」

明石「バレたら大事ですよ?」

提督「バレないよ、多分」

明石「私が密告するかもしれませんよ?」

提督「…するの?」

明石「しませんよ」

提督「なら大丈夫やね」

明石「…せめて護衛の一人くらい」

提督「大丈夫、あの辺は既に開放済みだから」

明石「ですけど…」

提督「心配症だなぁ、明石だから頼んでんのに…」

明石「複雑です」ムー

提督「ここからそんなにかかんないし、今からなら夕方には帰ってくるよ」

明石「…はーい」アキラメ

提督「…でも、万が一の時は頼むね」

明石「全戦力を向かわせます」ムン

提督「お、おう」

明石「では、これの説明をするので乗り込んで下さい」

提督「待ってました」ワクワク

336: 名無しさん 2015/11/04(水)20:26:05 ID:t04


明石「これは私達艦娘が海上を移動する仕組みを応用した超小型船舶です」

明石「今回の救出に合わせた急ごしらえなんで、必要最低限の装備しかないですけど」

提督「うんうん」キラキラ

明石「それでその必要最低限ってのが」

明石「如何なる監視衛星だろうがレーダーだろうが電探だろうがかかってこいや!大本営にも深海凄艦にも見つけられないステルス性能」

明石「核ミサイルでも大丈夫!軽くて丈夫な明石製タフフレーム!」

明石「ゆったり寛げる前後ツーシーター」

明石「馬鹿でも簡単操作!デュアルショック型操縦桿」

明石「急な空腹も安心!間宮羊羹!あとは水とか色々!」

明石「てな感じですね…あ、ステルスに関しては私のみ特定できる仕様なので安心して下さい」

337: 名無しさん 2015/11/04(水)20:26:32 ID:t04

明石「あと、一応拳銃も積んでいます。抑止力程度もあるかどうかですが」

提督「無いよりマシってとこだね」

提督「というか明石って便利だな」

明石「馬鹿にしてます?」

提督「してないよ?」

明石「そうですか」

提督「うん、なら早速出発しようかな」ヨイショ

明石「エンジン始動はPSボタンを長押しです」

提督「おぉ、すごい」ヴォンボボボボ

明石「ステルスとはいえ目視では丸見えですし、この船は非武装です。くれぐれも気をつけて下さいよ」

提督「あいよ、いってきまぁぁぁあはぇええええ!!!」ブイーーン!!

ーーー
ーー

341: 名無しさん 2015/11/07(土)21:04:33 ID:1zR


明石「…いっちゃった」

赤城「行っちゃいましたね」

明石「えっ?」クル

赤城「はい?」ニコ

明石「やば…」タラー


ーーー
ーー




ー明石ラボー


赤城「…さて」

明石「………」グルグルマキ

赤城「提督はどこですか?」

明石「…黙秘します」

赤城「…明石さん、貴女には黙秘権はおろか、この場においては生きる権利以外何も存在しないんですよ」

明石「………」ダラダラ

赤城「それを踏まえて、もう一度聞きます」

赤城「提督は、どこですか?」

明石「…つ、釣りに出かけました」メソラシ

赤城「………」

赤城「………」バキッ

明石「あああっ!?」

342: 名無しさん 2015/11/07(土)21:04:59 ID:1zR

赤城「あら、何か踏み潰してしまいましたね」

明石「そっ、それ!もうすぐ完成する予定だったのに!」

赤城「提督は、どこですか?」

明石「…実家に帰りました」

赤城「……おっと」グシャ

明石「ああああ!提督に頼まれてたミニ烈風フィギュアが!!」

赤城「残念でしたね」

赤城「提督は、どこですか?」

明石「い、言えないんです!提督に口止めされてるんですよ!」

赤城「ダメです、提督の所在を吐くまでこの部屋にある物への慢心は留まることを知りません」

赤城「あ、こんな所に壊し甲斐のありそうなパソコーー」

明石「分かりました吐きます」キッパリ

赤城「よろしい、ではお願いします」

明石「…それがーーー」


ーーー
ーー

343: 名無しさん 2015/11/07(土)21:05:29 ID:1zR

ー2時間位あとー


ババババババ


提督「ちょっと疲れてきたねぇ」

提督「もうそろそろ島が見えてもいい頃なんだけど…」

提督「…お、あれかな?」


ピー、ネンリョウガヤバイデス


提督「…えー、マジで?」

提督「おいおい明石ぃ…」ハァ

提督「せめて島までもってくれよ、エンジンちゃん」


ババババババ…





ー小さな無人島ー


ウィーン、バシュウ


提督「よく頑張ったな、偉いね」

提督「てなわけで着いたんだけど」キョロ

提督「何故か明石と連絡取れないし、小さい島って言っても来てみたらやっぱり大きいね」

提督「…ちょっとうろついてみますか」

提督「あ、拳銃持ってこ」スタスタ…


ーーー
ーー

344: 名無しさん 2015/11/07(土)21:05:55 ID:1zR


ドザーーーーー


提督「ひいぃぃ!!」

提督「何で雨降るんだよ!!畜生!!」

提督「とりあえず雨宿りしないと!」

提督「どこか!なんかないの!?」

提督「お、洞窟?」ピタ

提督「しのごの言ってらんねぇな」

提督「…おじゃましまーす」ボソ

提督「これでとりあえず雨風は凌げる」フゥ

提督「…うわ、この洞窟結構奥まで続いてんなぁ」ナァ…ナァ…

提督「……入口近くにいよう」フクシボリ

提督「あー、寒い」ブル


提督「…加賀は、濡れてないかな?」ボソ


ーーー
ーー

345: 名無しさん 2015/11/07(土)21:06:23 ID:1zR


ー明石ラボー


赤城「…それは、本当ですか?」

明石「はい…黙っててごめんなさい」

赤城「提督の指示とあれば仕方がないでしょう、しかし…」

明石「行きますか?」

赤城「いえ、提督の言う通り私達が出張って表立つのも得策ではありませんからね…」

明石「……あ」

赤城「どうしました?」

明石「無線…忘れてました」スタタ

明石「あちゃあ、やっぱり来てる」カタカタ

カチ

提督『おーい明石ー、なんか燃料が片道切符なんだけどこれって神風特kーーー』ブチ

明石「」サー

赤城「…明石サン?」カタツカミ

明石「…いえその」ガクブル


イヤァァァア…


ーーー
ーー

346: 名無しさん 2015/11/07(土)21:07:48 ID:1zR


ー洞窟・入口ー


提督「………」ブルブル

提督「…さ、さみぃよ」ガチガチ

提督「入口はやっぱり風が…」ヘックシ

提督「ちょっとだけ…お、奥に行ってみるかな」ガタガタ


スタスタ…


提督「………」スタスタ

提督「……あっ」ツマズキ

提督「…っとと、なんかあるなぁ」ライターテラシ

提督「木の枝?しかも沢山…」

提督「…誰か、いるのかねぇ」

提督「何にせよ、とりあえず暖をとろう」


ーーー
ーー

347: 名無しさん 2015/11/07(土)21:08:18 ID:1zR


パチッ、パチパチ


提督「いやぁ、あったかい」ヌクヌク

提督「このまんま服まで乾いてくれないかな」

提督「しかしあれだね、俺ってサバイバルの才能あるよね」←慢心

提督「どうせなら缶詰とか持ってくればよかったかなー」

提督「…雨がやんだら一旦船に戻ってみよう」

提督「……明石、無線気付くかもしれないし」

提督「………うん、流石提督!こんな時でも冷静に状況判断が下せる!ヤダカッコイイ!」

提督「………」

提督「…はぁ、何でこんな事に」オチコミ

提督「…加賀はいねぇし、雨は降るし、寒いし」

提督「……へ、へっ」ムズ

提督「……イーッキシ!!」キシ…キシ…キシ

提督「ふぅ、くしゃみもよく響くね」

348: 名無しさん 2015/11/07(土)21:08:43 ID:1zR


ゴソ、ヒタ…ヒタ…

349: 名無しさん 2015/11/07(土)21:09:13 ID:1zR

提督(…やっば、奥に誰かいるねぇ)カチャ

提督(いや、加賀だったら銃はまずいかな)ナオシ

提督「………」


ヒタ…ヒタ…


提督「…誰かいるのか?」


…ピタ


??「…人間が何の用?」

提督「…君は世紀空母、加賀じゃないのか?」

??「っ、やはり追ってきたのね」…キリ

提督(弦が軋む音…弓を持ってるのか)

??「…出て行きなさい」

提督「待ってくれ、俺は君の敵じゃない」

提督「助けに来たんだ」

??「騙されないわ」

提督(まぁそうなるな)

提督「分かった、両手を挙げておくから姿を見せて欲しいな」

??「………」

??「………」スタスタ

提督「やはり君か」

加賀「………」

350: 名無しさん 2015/11/07(土)21:10:17 ID:1zR

加賀「海軍の人間…私を連れ戻しに来たのね」ギロ

提督「違うよ、助けにきただけ」

提督「本当だ」

加賀「人間の言うことなんて信用しないわ」

提督「…だよねぇ」

加賀「どうせ、貴方以外の人間も外に待機しているのでしょう?」

提督「いないよ、信じちゃもらえないだろうけどね」

加賀「………」


バシュッ!


提督「うわ!!」


ブゥーン


提督(偵察機を外に飛ばしたのか)

加賀「………」

加賀「…本当に一人なのね」

提督「そうだよ」

加賀「…何故?」

提督「君を助けに来たからさ」

加賀「…またそれですか」

提督「どうしたら信じてくれるかな」

加賀「………」

351: 名無しさん 2015/11/07(土)21:10:44 ID:1zR

加賀「…武器は持っていて?」

提督「腰に拳銃がある」

加賀「…両手を挙げたままにしていてください」スタスタ

提督「はいよ」

加賀「これね」チャキ

提督「俺、殺される?」

加賀「抵抗しないなら殺さないわ」

加賀「その代わり縛らせてもらいます」

提督「もしもの時は人質ってわけね」

加賀「それもあります」ウシロデシバリ

提督「これで、話だけでも聞いてもらえるのかな?」

加賀「…分かりました」


ーーー
ーー

352: 名無しさん 2015/11/07(土)21:11:28 ID:1zR


ー明石ラボー


明石「提督ー!提督ー!」ボロッ

赤城「どうですか?」

明石「応答がありませんね、あと全身が痛いです」

赤城「提督は無事なのですか?」

明石「…正直、分かりません」

赤城「………」スッ

明石「イヤァァ!もう烈風はやめてぇ!」ビク

赤城「…まぁいいでしょう」ナオシ

赤城「で?対策はあるのですか?」

明石「そうですねぇ…」

明石「一応場所は特定できてますから、あの船なら沈まない限り追い続けれます」

赤城「縁起でもない事を…」ギロ

明石「じ、事実です!でも船は既に島に着いてますからね」

明石「提督が島にいるのは間違いないですよ」

赤城「ならーー」

353: 名無しさん 2015/11/07(土)21:12:48 ID:1zR

明石「と、ここまではいいんですが」

赤城「…まだ何か問題が?」

明石「はい、最初に言っていた『私達が動く事』です」

赤城「…少人数なら問題ないんじゃないですか?」

明石「まぁそうですが、万が一敵艦隊に出くわしでもしたら」

明石「提督抜きで海戦、ですよ?」

明石「これも万が一ですが、それで誰かしらが轟沈でもした日には…」

明石「提督に会わせる顔がありませんし、提督も傷心されるでしょうから」

赤城「………」

354: 名無しさん 2015/11/07(土)21:13:25 ID:1zR

赤城「…何も、できないって事ですか?」

明石「いえ、非常事態である以上最悪のケースを考慮して動くべきです」

明石「今からでも対策を考えます」

赤城「私に、何か出来ることは?」

明石「…まだ、ありませんね」

赤城「…そうですか」シュン

明石「落ち込むにはまだ早いですよ」

明石「あの提督です、おいそれと死ぬ様な人ではありませんからね」

赤城「…はい」

明石「だから、戻って来た時の為に執務を終わらせといてあげたらどうですか?」ニコ

明石「あの人、執務はてんでダメですからね」ニコ

赤城「………」

赤城「…そう、ですね」ニコ

明石「とりあえずは私に任せて下さい」

明石「何かあればお呼びしますから」

赤城「分かりました」


ーーー
ーー

355: 名無しさん 2015/11/07(土)21:14:01 ID:1zR

ー洞窟ー

提督「やっぱり、研究所は存在してた」

提督「君はそこから逃げて来たんだね?」

加賀「そうよ」

提督「その研究所で…その、何をされたのか教えてくれない?」

加賀「………」

提督「いいや、やっぱりーー」

加賀「研究所では、艦娘の能力を飛躍的に向上させる、と言う体で開発された新薬の実験」

加賀「投薬された後の変化、副作用や人間への影響、実戦データの収集」

加賀「その非検体にされていました」

提督「そうか」

提督「ごめん、嫌な事思い出させちゃったね」

加賀「思い出すも何も、ずっと頭の中に残っていましたから」

提督「…本当に、申し訳ない」

加賀「何故貴方が謝るの?」

提督「…俺も、人間だからだよ」

提督「俺は、君達を人間と同じだと思ってるからね」

提督「だから…君みたいに非人道的な扱いを受けた艦娘がいる事は、許せない」

提督「でも現実、俺なんかじゃ何も変えられない」

提督「それが、申し訳なくてね」

356: 名無しさん 2015/11/07(土)21:14:32 ID:1zR

加賀「……変な人」

提督「よく言われるよ」

加賀「それだけではありません」

提督「…?」

加賀「軍人である貴方は本来あちら側の人間、それなのに立場の弱い艦娘を守ろうとしています」

加賀「だから、変な人」

提督「………」

加賀「だけれど、それなりに信用はしています」

提督「!」

提督「そっか」ニコ


ーーー
ーー

357: 名無しさん 2015/11/07(土)21:15:10 ID:1zR

ー少ししてー


提督「雨、止んだねぇ」

加賀「そうですね」

提督「…なぁ、加賀」

加賀「何ですか?」

提督「俺と一緒に帰らないか?」

加賀「………」

提督「まだ信用に足らないのは分かってるが、このままじゃいけないのも事実だろ?」

加賀「………」

提督「見つかるのも、君の体力が底を尽きるのも、時間の問題だ」

加賀「………」

提督「…守ってやるから、な?」

358: 名無しさん 2015/11/07(土)21:15:47 ID:1zR

加賀「…調子に、乗らないで下さい」チャキ

提督「………」

加賀「貴方を信用した、と言ったのはこの場だけの話です」

提督「だが、このままどうする?」

提督「俺と不通になった部下がいずれ助けに来る」

提督「そしたら大人数の目に触れる事にもなるし、艦娘を海に出した以上報告書も出さなきゃいけない」

提督「俺の部下であると共に、国の戦力でもあるからな」

提督「だからーー」

ダァン!

提督「っ!」

加賀「黙って下さい」

加賀「脅しには屈しません」

提督「………」

加賀「…私は、二度と人間に関わらない」

加賀「あの研究も、関わった人間も…全て」

加賀「いずれーー」

359: 名無しさん 2015/11/07(土)21:16:22 ID:1zR

提督「復讐するのか?」

加賀「…っ」

提督「やめときなよ」

提督「復讐なんて、いいもんじゃない」

加賀「したことがあるの?」

提督「ないけど」

加賀「……は?」

提督「ないけど分かるんだよ」

提督「復讐に囚われた人は、絶対に幸せにはなれない」

提督「仮に目的を果たしたとしても、後に待ってるのは虚無感だけだって」

提督「俺はそう思うけどなぁ」

加賀「…貴方に、私の何が…」

提督「分からないさ」

提督「自分自身の苦しみは、その人にしか分からないからね」

加賀「………」

加賀「…それなら私はーー」

361: 名無しさん 2015/11/09(月)23:27:50 ID:Nsq


??「ここにいるのは分かっている!出てこい!」


加賀「っ!!」

提督「まじか」

加賀「まんまと騙されました」キッ

提督「ちょ、違うよ」

加賀「索敵にかからない場所で待機させていたんでしょう?」

提督「俺は一人で来た、本当だ」

加賀「油断した私が、悪かったわ」

提督「だから違うと」

加賀「もういいわ」

加賀「行きますよ」グイッ

提督「おい、行くって…」


加賀「…信じていたのに」ボソ


提督「…!………」ゴソ


ーーー
ーー

362: 名無しさん 2015/11/09(月)23:28:58 ID:Nsq


ー明石ラボー


赤城「明石さん!」ガチャ

明石「赤城さん、こっちへ!」

赤城「何があったんですか!?」

明石「提督と加賀さんらしき人物が接触したみたいです」

明石「…それと」

明石「提督のいる島にイージス艦が来ました」

赤城「それって…」

明石「はい、大本営の艦です」

赤城「そ、そんな」

明石「恐らく、島にいたあの反応は加賀さんだったんでしょう」

明石「それを大本営もキャッチしていたんですね」

赤城「提督は!提督は無事なんですか!?」

明石「焦らないで下さい、大本営ですよ?提督の同業者です」

363: 名無しさん 2015/11/09(月)23:29:30 ID:Nsq

明石「本来なら何の問題もないんですが…」

赤城「ただ…」

明石「はい、大本営側は恐らく加賀さんを渡すよう提督に言うでしょう」

赤城「提督が素直に引き渡すとは考えにくいですね」

明石「というか絶対拒否しますよ」

赤城「でしょうね」

明石「あぁ…まっずいなぁ」ガシガシ

赤城「……提督」


ーーー
ーー

364: 名無しさん 2015/11/09(月)23:29:56 ID:Nsq

ー洞窟の入口ー



大佐「出てきたか…ん?」

大佐「…何のつもりだ」

加賀「この人を失いたくなければ今すぐここを去って下さい」チャキ

提督「…た、大佐!?」

大佐「貴様、何故ここにいる」

大佐「そして、何故そんな事になっているんだ」

提督「まぁ、色々ありまして」タハハ

大佐「問題児なのは士官学校から変わってないな」

提督「ですかね」

大佐「悪い方にだ、馬鹿者」

提督「…あはは」ニガワライ

大佐「さて、話を戻すが」

大佐「いつまで捕まっているつもりだ?」

提督「あれ、バレてましたか?」

加賀「…?」

365: 名無しさん 2015/11/09(月)23:30:20 ID:Nsq

スルッ…ガシ


加賀「ああっ」ツカマリ

加賀「…全部、演技だったのね」ギリ

提督「ごめんね、騙すつもりはなかったんだ」

加賀「結局貴方も人間だったって事ね」

提督「うーん、物理はあまり好きじゃないだけ、かな?」

加賀「…私が、馬鹿だったわ」ギリッ

大佐「よし、その欠陥品を連れてくるんだ」

提督「………」

加賀「欠陥品だなんて、人間がそうした癖に」

大佐「どうした、早く来るんだ」

366: 名無しさん 2015/11/09(月)23:30:52 ID:Nsq

提督「…大佐」

大佐「ん?」

提督「立場を弁えない発言の許可を下さらないでしょうか」

大佐「…言ってみろ」

提督「…この正規空母加賀を、私の元へ配属させていただけないでしょうか」

加賀「なっ!?」

大佐「…なんだと?」

提督「私の基地には正規空母が赤城しかおりません」

提督「なので、正規空母が欲しいのです」

大佐「…通ると思っているのか?」

提督「思っていないからこそ、大佐にお話しているのです」

加賀「な、何を勝手な!」

提督「黙っていろ」グイ

加賀「………」キッ

367: 名無しさん 2015/11/09(月)23:31:22 ID:Nsq

大佐「…ならば」

大佐「大本営から五航戦二人をよこそう」

提督「………」

大佐「それで手打ちだ、悪くない話だろう?」

提督「…何故そこまでして、この正規空母を?」

大佐「五航戦配属に関しては、発見に伴う報酬とでも伝えておこう」

大佐「旧誼だ、運が良かったな」

提督「…質問の応えになっておりません」

大佐「…貴様は知らなくていい事だ」

提督「私も一介の軍人です」

大佐「手の届かない所の話だよ」

提督「しかし、艦娘を現場で指揮しているのは我々です」

大佐「…相変わらずだな」

大佐「旨い話で転がらない辺りも昔のままだな」

大佐「実に頑固、痛い目を見るぞ」

368: 名無しさん 2015/11/09(月)23:31:45 ID:Nsq

提督「……加賀に話を聞きました」

大佐「ほう、厳罰の対象だな」

大佐「それ以前に、無断で接触した時点で厳罰だったな」

加賀「…どういう事ですか?」

提督「発見次第、処分しろとの命令だったんだ」

加賀「………」

大佐「そいつに何の話を聞いた?」

提督「…研究所、そこで行われている非人道的な実験…その全てです」

大佐「非人道的とは酷い言われようだな」

大佐「それも、深海凄艦との戦いに勝つ為」

大佐「ひいては、人類存亡の為」

大佐「それに伴う多少の犠牲など、仕方がない事だと思わないか?」

369: 名無しさん 2015/11/09(月)23:32:13 ID:Nsq

提督「思いません」

大佐「即答だな、しかし妄言に過ぎん」

大佐「争いに犠牲は付き物だ」

大佐「貴様も、その片棒を担いでいるんだぞ?」

提督「大佐の言う犠牲は、必要の無いものです」

提督「争いに伴う犠牲とは、違う」

大佐「同じだよ」チャキ

提督「………」

大佐「そして貴様もまた、その糧になるか?」

大佐「この場で処罰を下す事も可能だ」

提督「元より覚悟の上です」

大佐「死ぬぞ?」

提督「知っています」

大佐「そいつを渡せば、助かるぞ」

提督「揺るぎません」

大佐「…最後に聞こう」

提督「何なりと」

370: 名無しさん 2015/11/09(月)23:32:44 ID:Nsq

大佐「何故、貴様はその空母に」

大佐「代わりのいる兵器に、命を賭けてまで拘る?」

提督「………」

提督「…運命には、抗えます」

提督「それを証明する為に私は空母で戦う」

提督「空母が私の正義、だからです」

大佐「………」

提督「………」

371: 名無しさん 2015/11/09(月)23:33:39 ID:Nsq

大佐「……くくっ」

提督「……?」

大佐「ハッハッハ!貴様は本当に馬鹿者だ!」

提督「………」

大佐「余程空母を侍らせたいと見た、貴様も好き者だな」ゲラゲラ

提督「そういう訳では…」

大佐「なぁに、分かっている」スタスタ

提督「っ!」チャキ

大佐「身構えるな、銃はしまう」スッ

提督「…一体何が」

大佐「貴様の返答次第では…貼り付けた様な正義を語ろうものなら貴様の眉間に穴が空いていたな」

提督「………」ゾク

大佐「しかし蓋を開けたらこれだ」

大佐「拍子抜けだよ」

提督「…つまり、どういう事なんでしょう」

372: 名無しさん 2015/11/09(月)23:34:39 ID:Nsq

大佐「貴様の処罰は免除、その空母は連れていけ」

提督「良いのでしょうか?」

大佐「貴様がそこまでして見せたんだ、俺だって無理してみせるさ」

大佐「それと、研究所は」

提督「……?」

大佐「先日、廃棄された」

提督「!」

大佐「原因は、ある艦娘の暴走によるものだ」

提督「…まさか」

大佐「いや、加賀ではない」

大佐「加賀はその騒動に紛れて脱走した」

大佐「言わば、唯一の生存者って事だ」

提督「暴走の原因は、やはり…」

大佐「過度な実験による不測の事態、となっているが」

大佐「真相は闇の中だ」

提督「死人に口なしって事ですか」

大佐「まぁ、そうだな」

提督「………」

373: 名無しさん 2015/11/09(月)23:37:51 ID:Nsq

大佐「…実際のところ、俺もあの研究はよく思っていなかった」

大佐「兵器とはいえ、まだ年端の行かぬ娘」

大佐「どうも情が移って仕方がない」

提督「大佐…」

大佐「この立場だ、公私混同などとてもじゃないが、な」

大佐「大方、今の貴様と同じ心境だ」

大佐「…長く話過ぎたな」

提督「………」

大佐「研究所の件は極秘事項だ、他言するなよ」

提督「了解しました」

大佐「…貴様が、昔のままでよかった」

提督「………」

大佐「そうでなかったら、その空母は救えなかったぞ」クル

大佐「…報告書はいらない、ではな」スタスタ

提督「大佐の英断、感謝致します」ケイレイ

大佐「………」テアゲ


ーーー
ーー

374: 名無しさん 2015/11/09(月)23:38:18 ID:Nsq

ー大佐が去ってー


明石「提督!大丈夫ですか!生きてますか!


提督「死ぬかと思ったけど生きてるよ」

赤城「でいどぐ、私っ、えぇーん」ビエー

提督「ほらほら、泣かないの」

提督「明石、どの位で届く?」

明石「後30分程で届くかと」

提督「はいよ、暮れる前には帰るね」

明石「…絶対ですよ?」

提督「明石まで何だよ」

明石「し、知りません!では!」プチ

375: 名無しさん 2015/11/09(月)23:38:37 ID:Nsq

提督「……よし」

加賀「………」

提督「…加賀は、ここに残るか?」

加賀「………」

提督「資材と食料は遠征がてら届けさせる」

提督「幸いここは俺の管轄下だからね」

加賀「………」

提督「あの洞窟はあんまりだから、小さい家でも建てて、そうだね…軍の備蓄庫って体で…」

377: 名無しさん 2015/11/10(火)00:32:33 ID:p3f

加賀「……貴方は」ボソ

提督「ん?」

加賀「…私を、配属するのではなくて?」

提督「……え?」

提督「…来てくれるの?」

加賀「…守って、くれるんでしょう?」

提督「そりゃ勿論」

加賀「…そう」

提督「…だけど、本当にいいの?」

加賀「………」

提督「俺だって人間だぞ?それに、他の人間とも関わらなくちゃいけなくなる」

提督「それでも、ついて来てくれるかい?」

加賀「…貴方は」ボソ

379: 名無しさん 2015/11/10(火)00:34:00 ID:p3f

提督「?」

加賀「…他の人間とは違ったわ」

提督「………」

加賀「…私を、必要としてくれました」

加賀「他でもない、欠陥品の私を…」

提督「欠陥品だなんて」

加賀「分かりません」

加賀「もしかしたら、もう私は余り長く生きられないかもしれませんから」

提督「………」

加賀「…これから先、環境が変わると」

加賀「私自身、自分がどうなるかも分かりません」

加賀「そんな私を、貴方は本当に引き取ってくれるのかしら?」

提督「…そんな事で、俺の気は変わらないよ」

加賀「……本当に、変な人ね」

提督「本当はもっと変だよ」ニコ

加賀「っ」プイ

加賀「…なら、最後に一つ…聞かせて貰えますか」

提督「…なんだい?」

380: 名無しさん 2015/11/10(火)00:38:51 ID:p3f

加賀「何故、そんなリスクを負ってまで私を選ぶの?」

加賀「私…正規空母加賀は、他にも配属する手段はあります」

加賀「それなのに、何故?」

提督「………」

提督「…うーん」ポリ

提督「…まずは」

加賀「………」

提督「…キミを配属するにあたってのリスク
、これがなんの事だか俺には分からないね」シラ

加賀「だからそれは」

提督「まぁ聞いて」

加賀「っ」ダマリ

381: 名無しさん 2015/11/10(火)00:40:34 ID:p3f

提督「…そして、何で目の前にいる正規空母加賀がいいのか、なんだけど…」

提督「たまたま、だよ」

加賀「………」

加賀「…それで、納得すると思って?」

提督「…うーん、難しいなぁ」

提督「じゃあ、ちょっとカッコつけるからね」

提督「引かないでおくれよん」

加賀「……?」

提督「………」スゥ

382: 名無しさん 2015/11/10(火)00:41:03 ID:p3f



提督「俺は、俺が初めて出会った正規空母加賀が欲しかった」

提督「正直、普通の加賀に比べたらリスクはあるかもしれない」

加賀(…さっきは分からないと言ったのに)

提督「だけど、絶対じゃない」

提督「もし、それが運命だったとしても」

提督「抗ってみせるさ」

提督「運命は、変えられる」

提督「……そうだろ?」ニコ

加賀「………」

提督「……何か言ってよ」

383: 名無しさん 2015/11/10(火)00:42:00 ID:p3f

加賀「…本当に、変な人」

提督「」グサ

加賀「言ってることもまるで物語の主人公、夢物語の様です」

提督「」バコ

加賀「それに間違いもあります」

提督「」ボコォ

加賀「運命は既に変わっているわ」

提督「」チーン

384: 名無しさん 2015/11/10(火)00:42:25 ID:p3f




加賀「もう貴方が、変えてくれました」ニコ



385: 名無しさん 2015/11/10(火)00:42:51 ID:p3f

提督「………」

提督「…もう、辛い思いはさせないからね」

加賀「…信じていいんですね」

提督「勿論」ニコ

加賀「分かり、ました」ジワ

提督「………」

提督「…おいで」テヒロゲ

加賀「…調子に乗らないで下さい」スタスタ


ギュッ


提督「…もう、大丈夫だからね」ダキ

386: 名無しさん 2015/11/10(火)00:43:47 ID:p3f


加賀「……あの」

387: 名無しさん 2015/11/10(火)00:44:09 ID:p3f


提督「ん?」

388: 名無しさん 2015/11/10(火)00:44:28 ID:p3f


加賀「私、これでも今、とっても…」グスッ

389: 名無しさん 2015/11/10(火)00:44:53 ID:p3f



加賀「…幸せ、なのですけれど」ギュウ



390: 名無しさん 2015/11/10(火)00:46:01 ID:p3f

ーーー
ーー




ーエンダァァから30分位後ー


ブゥーーン!ポイ


バサッ…フワフワ…


提督「あ、燃料きた」

加賀「………」ギュウ

提督「ほら加賀、燃料ーー」

加賀「…嫌です」

提督「え?」

加賀「貴方には加賀と呼んで欲しくありません」

提督「…なんで?」

加賀「私にとって貴方は、心の許せる唯一無二の人間です」

加賀「そんな特別な人に、他の人間と同じ呼ばれ方は…嫌です」

提督「うーん…」カンガエ

391: 名無しさん 2015/11/10(火)00:46:36 ID:p3f

提督「…じゃあ…加賀やん?」

加賀「………」

提督「…あー、えーと今のはーー」アセ

加賀「やりました」キラキラ

提督「え?」

加賀「もう一度呼んで下さい」ジッ

提督「え…加賀やん?」

加賀「はい」

提督「えーと、気に入ってくれたのかな?」

加賀「はい」

提督「そっか、加賀やん」

加賀「そうです」ギュッ

提督「…じゃあ、燃料取りに行こうか」

加賀「嫌です」ギュウ

提督「…えー」

加賀「離れたくありません」

提督「…以外と甘えん坊なんだね」ナデナデ

加賀「………」ギュウ

提督「おぶってやるから、行こうね」

加賀「やりました」


ーーー
ーー

392: 名無しさん 2015/11/10(火)00:47:09 ID:p3f


ー鎮守府近海ー


加賀「…あれが、貴方の…」

提督「そうだよ」

加賀「…船着場に誰かいます」

提督「うげっ、あいつら来てる…」

加賀「貴方の、部下の艦娘?」

提督「そうさ、皆いい奴だから安心して」

加賀「はい」



ブゥゥゥン…プスン


提督「帰りもギリかよ」

明石「提督!」タタタッ

提督「おう、明石」

明石「よかった、本当に…」ウル

提督「はは、泣いてら」

明石「…ごめんなさい、私のせいで…」

提督「明石のせい?」

提督「おかげの間違いだね」

提督「ついでに流石も付けとこう」

明石「………」

393: 名無しさん 2015/11/10(火)00:47:41 ID:p3f

提督「明石の協力が無かったら、助けられなかった」

提督「感謝してるよ」ナデナデ

明石「……はぃ」グス

赤城「でいどくぅうう!!」バタバタ


ガバッ


提督「おっとと、どうしたのよ」

赤城「じんばいじたんですから!」ギュウゥ

提督「あぁ、ごめんごめん」ナデナデ

赤城「もうどごにもいがないでくだざい!」ビエー

提督「あぁ、約束するから泣き止んで」

赤城「いやでず!」ズビ

提督「あ、そうだ赤城」

赤城「なんでずが?」ズズ

394: 名無しさん 2015/11/10(火)00:48:03 ID:p3f

加賀「赤城さん」スタ

赤城「か、がさん」

加賀「久しぶりね」

赤城「~~ッ」ガバッ


ウワーンカガサーン

アカギサンナキヤンデクダサイ

ムリデスー


提督「………」フゥ


ーーー
ーー

399: 名無しさん 2015/11/14(土)01:32:29 ID:WdG


ー執務室ー


提督「それじゃ、改めて」

提督「ようこそ、加賀やん」ニコ

加賀「はい、一生尽くさせて頂きます」

赤城「えっ?」

加賀「何か?」

赤城「いや、今一生尽くすって…」

加賀「はい、そうですが」

赤城「…提督?」ニコ

提督「はい」

赤城「何をして加賀さんを誑かしたんですか?」ニコォ

提督「いや誑かすって」オイ

赤城「知りません」プイ

加賀「………」

400: 名無しさん 2015/11/14(土)01:32:56 ID:WdG

加賀「…赤城さん」

赤城「何ですか?」

加賀「…お互い、頑張りましょう」

赤城「…そうですね」ニコ

提督「ま、まぁ…とりあえず赤城」

提督「加賀やんに鎮守府内を案内して来てくれ」

提督「ついでに間宮っといで」ピッ

赤城「了解しました」キラキラ

赤城「それでは加賀さん、行きましょう」

加賀「はい」


スタスタ パタン

401: 名無しさん 2015/11/14(土)01:33:30 ID:WdG

コンコン


提督「ほいよ」

明石「入れ違いになりましたね」ガチャ

提督「んー、そっちの方が良かったんじゃない?」

明石「そうでもなかったですよ?」

提督「…そっか」フゥ

明石「見事な脱力ですねぇ」クス

提督「そりゃあそうさ」

提督「で、どんなだった?」

明石「はい、頭の先から爪先までくまなく調べました」

明石「その結果、残留した薬物や後遺症の心配はないですね」

提督「うん、良かった」

明石「そうですね、しいて言うなら」

明石「精神面ですね、表面上問題なさそうですが…かなり疲弊しています」

提督「うむー…どうしようかねぇ」ウーン

明石「簡単ですよ?」

提督「え?そうなの?」

402: 名無しさん 2015/11/14(土)01:34:31 ID:WdG

明石「彼女の心の支えは今や地球上で提督ただ一人と言っていいでしょう」

提督「地球上って」

明石「なんなら銀河系でもいいです、それ位彼女は提督を信頼しますし、悪く言えば依存します」

提督「…しゃあないよねぇ」

明石「ですから万が一でも提督が彼女を見放す様な事があればその時は…」

提督「しないよ、そんなこと」

明石「知ってます」ムン

提督「で?どうすればいいのさ」

明石「簡単です、守ってあげればいいんですよ」ニコ

提督「…守る、か」

明石「違う言い方をするなら、味方であり続ける」

明石「どんな些細な事でも、絶対に彼女の味方であり続ける」

明石「…例え世界を敵に回してでも」

提督「何でそんな言い回し?」

明石「ちょっとカッコよかったでしょ?」

提督「ちょっとね」

403: 名無しさん 2015/11/14(土)01:34:53 ID:WdG

明石「まぁ、そんなところでしょうね」

明石「それも時間が解決してくれるでしょうし」

提督「それはそれで寂しいなぁ」ショボン

明石「もう、どっちなんですか」ケラケラ


ーーー
ーー

404: 名無しさん 2015/11/14(土)01:35:25 ID:WdG

ー廊下ー


加賀「ところで赤城さん」スタスタ

赤城「なんですか?」スタスタ

加賀「赤城さんは、提督の事が好きなの?」

赤城「んー、そうですねぇ」

赤城「好き、なんでしょうね」

加賀「……そう」フイ

赤城「あら、加賀さんも?」

加賀「私は提督が全てですから」

赤城「提督は変な人ですよ?」クス

加賀「…知っています」

加賀「私を助けて頂いた時も、変でしたから」

赤城「多分、空母が~とか言ってませんでした?」

加賀「…言っていました」オドロキ

赤城「でしょう?」クス

405: 名無しさん 2015/11/14(土)01:35:51 ID:WdG

加賀「…提督の事、詳しいのね」イッコウセンオーラ

赤城「あら、嫉妬ですか?」ニコ

加賀「提督の一番は、譲れません」

加賀「例え、赤城さんでも」

赤城「…ふふ」

赤城「古参、舐めないで下さいね」ニコ

加賀「恋敵、ですか」

赤城「そうなりますねぇ」

赤城「…負けませんよ」

加賀「私も、負けません」

赤城「…まぁ、とりあえず腹ごしらえですね」

赤城「腹が減っては何とやら、です」マミヤケンピラ

加賀「そうですね」キラキラ


イッコウセンアカギ、タベマス!

ガイシュウイッショクヨ



ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

406: 名無しさん 2015/11/14(土)01:36:47 ID:WdG


ヒトナナマルマル


ー回想終わりー



提督「…あれから俺は」

提督「ちゃんと、加賀やんの味方でいられてるかな」

加賀「…提督は、ずっと私を守ってくれていました」

加賀「過失があっても、叱っても、最後は私の味方でいてくれました」

加賀「あのエセ戦艦も、瑞鶴もきっと納得がいかなかったかもしれません」

加賀「それでも、私は嬉しかったです」

提督「そっか…」

提督「よかった」ニコ

407: 名無しさん 2015/11/14(土)01:37:12 ID:WdG

加賀「………」

加賀「……提督」

提督「ん?」

加賀「…もし、私と赤城さん」

加賀「どちらかしか救えなかったら」

加賀「…提督は、どちらをーー」

提督「どっちもだよ」

加賀「!」

加賀「……それは、ずるいです」

提督「俺は、選べない」

提督「どっちかしか救えないのなら、俺が死んででも両方助ける」

加賀「…そうですか」

提督「なんでそんな事を?」

加賀「…不安になるんです」

提督「不安?」

408: 名無しさん 2015/11/14(土)01:37:45 ID:WdG

加賀「………」

加賀「…赤城さんは、ずっと秘書艦をしています」

加賀「それは、私がここに来る以前からずっとだったんでしょう?」

提督「そうだね、赤城は俺が鎮守府に着任してすぐに配属されたから」

提督「ほとんど赤城だったね」

加賀「………」

409: 名無しさん 2015/11/14(土)01:38:28 ID:WdG

加賀「…私は」


加賀「秘書業務をしても、海に戦いに出ても」


加賀「赤城さんに、遠く及びませんでした」


加賀「そして、そんな赤城さんは」


加賀「いつも、私の最愛の人を独占していました」


加賀「悔しかったです」


加賀「どうにかして、あの場所に」


加賀「提督の隣に、立ちたい」


加賀「しかし、秘書艦では赤城さんには敵いません」

410: 名無しさん 2015/11/14(土)01:38:53 ID:WdG


加賀「なら、せめて戦力としてだけでも」


加賀「提督の一番になろう、と」


加賀「そして、この鎮守府で最初の最高錬度になって」


加賀「提督と、最初のケッコンは私がしたい」


加賀「それだけを、ずっと…」


加賀「ずっと、頑張ってきたのに」


加賀「…消えないんです」


加賀「このままじゃ、提督が」


加賀「赤城さんだけを、見る様になってしまうのではないか、と」ウル


加賀「皆に優しい提督のまま」


加賀「私にも、平等に優しいまま」


加賀「赤城さんだけが、提督の…」ポロッ


加賀「……それがずっと、怖くて」ポロポロ

411: 名無しさん 2015/11/14(土)01:39:51 ID:WdG


提督「…加賀やん」

??「話は聞かせてもらいました」

提督「…お、お前」

加賀「あ……」グス

提督「赤城…」

赤城「やっと見つけましたよ、提督」

提督「うん、見つかったな」

赤城「はい、それと加賀さん」

加賀「…何でしょう」

赤城「不安なのは加賀さんだけではありません」

加賀「………」

赤城「私だって、怖いんですから」

加賀「赤城さんも、怖い…」

赤城「そうです」

赤城「この鎮守府初の正規空母として配属されて、提督には子供の様に喜んでいただきました」

赤城「それからはずっと秘書艦を任せて頂いて…」

提督「いやぁ」テレ

赤城「ですが…」

412: 名無しさん 2015/11/14(土)01:40:17 ID:WdG

赤城「私が提督の一番だと、ずっと思っていたのに…」

赤城「気付けば鎮守府には他の空母もいて」

赤城「提督は右に左にデレデレして」

提督「いやぁ…え?」

赤城「加賀さんには特別優しくて」

加賀「いえ」テレ

赤城「提督は私には辛辣な態度を取る時すらあると言うのに」

提督「いや無いだろ」

赤城「そして第一艦隊は空母まみれ、皆目を疑う速度で練度を上げました」

赤城「その中でも、加賀さんの成長は鬼気迫る気迫がありました」

赤城「そんな中、私は…」

赤城「いつか、私が今いる立場すら危うくなるのではないかと」

赤城「そうでなくとも、性能で言えば皆私より優秀だと言うのに…」

提督「…赤城?」

赤城「唯一、皆より秀でていた練度すらも並ばれたら」

赤城「提督は私を、必要としてくれなくなるのではないかと」

提督「お、おいおい」

赤城「…所詮私は報酬でしかありません」

赤城「だからーーー」

417: 名無しさん 2015/11/16(月)23:03:38 ID:Xfd


ペチン


赤城「っ…」ホホオサエ

提督「滅多な事言うもんじゃないよ」

赤城「…事実です」

提督「違うでしょ?」

赤城「………」

提督「どうなの?」

赤城「……事実、です」

提督「………」カチン

提督「まぁ、確かに他の提督はそうかもしれないね」

提督「おおよその提督は初めて配属する空母は赤城だろうさ」

提督「性能…確かに他より秀でた所は装甲と耐久位か?」

提督「それですらトップではないしね」

赤城「…だから」

418: 名無しさん 2015/11/16(月)23:04:04 ID:Xfd

提督「あぁ、赤城の言っていた事は概ね事実さ」

提督「同じ一航戦の正規空母加賀は、最強さ」

提督「二航戦は改二で化けるな」

提督「五航戦だって改二になるな」

提督「あれ?赤城だけだな」

赤城「………」

提督「赤城だけ、何もないよな」

赤城「っっ…」ズキ

加賀「提督、やめて」

提督「事実なんだろ?」

赤城「…そう、です」フルフル

加賀「提督、これ以上はーー」

419: 名無しさん 2015/11/16(月)23:04:29 ID:Xfd



提督「で、それがどうした?」



赤城「……ぇ」

加賀「………」

提督「だから、それがどうしたって聞いてんの」

赤城「…それは」

提督「俺が他の提督と同じなら、赤城はどうだ?」

提督「性能で勝る空母が来て、それが使い物になったらお払い箱」

提督「ここでも、そうか?」

赤城「………」

提督「……赤城」

赤城「……はぃ」

提督「俺を、舐めないで欲しいね」



スタスタスタ

420: 名無しさん 2015/11/16(月)23:04:57 ID:Xfd

赤城「………」

加賀「……赤城さん」

赤城「…ははは」

赤城「…馬鹿みたいですね」

加賀「………」

赤城「これだと、本当にお払い箱…ですね」

加賀「……提督は」

加賀「そんな事、微塵も考えていません」

赤城「…しかし」

加賀「私の…」

加賀「私達の提督です」

赤城「………」

加賀「…何故、提督は怒ったと思いますか?」

赤城「………」

加賀「提督は、本気で打ちましたか?」

赤城「…いいえ」

加賀「提督、悲しそうでした」

加賀「…少し考えてみて下さい」

加賀「私は、部屋にいますので」スタスタ

赤城「………」


ーーー
ーー

421: 名無しさん 2015/11/16(月)23:05:32 ID:Xfd


ヒトハチマルマル


ー執務室ー


コンコン


提督「不在だ」


ガチャ


加賀「提督」

提督「…あ、うん」

加賀「私が来た理由、分かっていて?」

提督「…当たり前やん」

加賀「よかったです」

提督「で、どうしたの?」

加賀「…怒っていますか?」

提督「怒っちゃないけど…」

加賀「このままにしておくわけにはいかないでしょう」

提督「まぁ、ね」

422: 名無しさん 2015/11/16(月)23:05:55 ID:Xfd

加賀「赤城さんの事、嫌いになりましたか?」

提督「ないね」

加賀「秘書艦は変えますか?」

提督「ないね」

加賀「だそうですよ」

提督「え?」


ガチャ


赤城「………」

提督「な、加賀やん…」

加賀「では、私は失礼します」

提督「ちょ、待ってよ」

加賀「待ちません、でも後で構って下さい」


スタスタ


加賀「…赤城さん」ボソ

赤城「………」

加賀「一つ貸しにしておきます」スタスタ


パタン

423: 名無しさん 2015/11/16(月)23:06:21 ID:Xfd

提督「………」

赤城「………」

赤城「……提督」

提督「なに?」ムス

赤城「っ…」

赤城「私が、着任した時の事…覚えていますか?」

提督「……忘れた」プイ

赤城「本当ですか?」

提督「…嘘」

赤城「よかったです」ホッ

赤城「あの時の提督…私は一生忘れませんから」

提督「………」

赤城「あの日…私がここに配属されて」

赤城「提督に出会った日ーーー」



ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


424: 名無しさん 2015/11/16(月)23:07:25 ID:Xfd


ー5年前ー


「ここが、今日から配属される鎮守府ですか…」スタスタ

「艦娘の姿が見当たりませんね」スタスタ

「着任している提督は少し問題児だと聞いていますが…」スタスタ

「まさか、鎮守府として機能していない…なんて」スタスタ

「…はぁ、変な人でなければいいんですけど」スタスタ

「あ、ここですね」ピタ


コンコン


??「どうぞ」


ガチャ

425: 名無しさん 2015/11/16(月)23:07:52 ID:Xfd

赤城「本日付けで配属となりました、一航戦赤ーーー」


パァンパパァン!!


赤城「なぁ!!?」ビクッ

??「ウェール!↑カァーム!↓」クネクネ

赤城「……?」

??「トゥー…」グッ

赤城「あ、あの」

??「赤城だー!」バァーン

赤城「は、はぁ」

赤城(英語は得意じゃないのですね)

??「おっと、俺とした事が」ストン

赤城「貴方が、ここの提督でしょうか?」

提督「如何にも、ここの提督だが」

赤城「ええと、私は一航戦赤gーー」

提督「知ってるよ」

赤城「あ、はい」

提督「うん、ようこそ」

赤城「ありがとうございます」

426: 名無しさん 2015/11/16(月)23:08:31 ID:Xfd

提督「………」

赤城「………?」

提督「………」ジーーッ

赤城「…あの」

提督「なんだい?」ニコニコ

赤城「何故凝視するんですか?」

提督「……ん?」

赤城「い、いえ、何でもありません」

提督「………」ジーーッ

赤城「だ、だからですね」オロ

提督「え?」

赤城「何故見るのですか?」

提督「見たらダメなの?」

赤城「いえ、そうではありませんが…」

提督「………」ジーーッ

赤城「り、理由を!」

提督「……は?」

赤城「理由を聞かせて下さい!」

提督「そんなの決まってるやん」

427: 名無しさん 2015/11/16(月)23:08:52 ID:Xfd


提督「空母が好きだからだよ」


赤城「…そうなんですね」

提督「うん、オッケー?」

赤城「あ、はい」

赤城(やっぱり変な人でしたけど、悪い人ではなさそうですね…)

赤城(それに、好きと言われて悪い気もしませんね…)

提督「………」ジーー


ーーー
ーー

428: 名無しさん 2015/11/16(月)23:09:23 ID:Xfd

ー5分後ー


提督「………」ジーー

赤城(しまかぜ、ぜですか……ぜかまし)

提督「………」ジーー

赤城(ぜかまし……しょうかく)

提督「……よし」

赤城「はい?」

提督「空母ニウム補給完了っと」

赤城「え?」

提督「何でもないよ」

赤城「あ、はい」

提督「じゃあ、早速艦載機の配備をしようか」

赤城「了解しました」

赤城(やっとそれらしくなってきました)


ーーー
ーー

429: 名無しさん 2015/11/16(月)23:10:01 ID:Xfd

ー廊下ー


スタスタ


赤城「ところで提督」

提督「ん?」

赤城「見たところ、他の艦娘が見当たりませんが…」

提督「あぁ、いないよ」

赤城「い、いない?」

提督「うん…あ、明石ならいるけど」

赤城「それもおかしいですが、初期艦は何処に行かれたのですか」

赤城(まさか…もう轟沈させたのでは…)

提督「最初からいなかったよ」

赤城「…それは、何故でしょうか」

提督「俺がさ、空母じゃないならいらないって言ったの」

提督「そしたら向こう怒っちゃってさ」

提督「ならあげないって」

提督「今は後悔してるよ」アハハ

赤城「…そんなに空母がいいのですか?」

提督「うん、空母がいい」キラキラ

赤城「…そうですか」

赤城(…最初に増して変な人ですね)

430: 名無しさん 2015/11/16(月)23:10:40 ID:Xfd

提督「さ、ここだ」

赤城「…明石、ラボ?」

提督「そ、工廠とも言う」

赤城「寧ろそっちが正解なのでは?」

提督「明石が嫌っていうんだよ」

赤城「…そうですか」

提督「あーかーしー」コンコン

明石「はーいー」


ウィーン、プシュー…ガチャン


赤城「何故扉だけこんなにハイテクなんですか?」

提督「明石に聞きなよ」

明石「提督どうしましたーって…」チラ

明石「…ほう、やっとですか」

提督「長かったよ」

赤城「……?」

提督「さ、赤城」

提督「君にはこれを使ってもらう」ズラッ

赤城「…な、これは」


赤城「烈風?」

431: 名無しさん 2015/11/16(月)23:13:06 ID:Xfd


提督「へぇ、知ってるんだ」オドロキ

赤城「…いえ、知らない子ですが」

赤城「何故烈風が?しかもこんなにたくさん…」

明石「ですよねー」ケラケラ

提督「いや、烈風いるだろ」

赤城「いくら何でも作り過ぎでは?」

提督「後五人分いるだろ」

赤城「……え?」キョトン

明石「アッハッハッハ」ゲラゲラ

提督「だからさ」

提督「加賀、飛龍、蒼龍、翔鶴、瑞鶴」

提督「オッケー?」

赤城「………」

赤城「駆逐艦すらいないのに、空母を?」

明石「あぁ!腹筋が痛い!」バクショウ

提督「…赤城は真面目だなぁ」

赤城「あ、ありがとうございます」

提督「まぁ、そういう事だから」レップウワタシ

赤城「は、はい」ウケトリ

432: 名無しさん 2015/11/16(月)23:13:42 ID:Xfd

赤城(最初から烈風を大量に持っているのも疑問ですが…)

赤城(何故、スロットが全て烈風なんでしょうか?)

赤城「………」ウーン

提督「おい明石、掴み悪かったかな?」ボソ

明石「そりゃあ困惑するでしょ」ボソ

提督「喜んでくれるとばかり」ボソ

明石「突然アレされて喜べるの、多分提督だけかと」ボソ

赤城「……?」

提督「ま、まぁとりあえずこれ使っといて」

提督「また別の必要になったら作るから」

赤城「はい…あの」

提督「ん?」

赤城「艦娘を建造せずに、ずっと艦載機を開発されていたのですか?」

提督「そうだけど」

赤城「私達を…空母を出迎える為に?」

提督「……うん」

赤城「それで烈風を?」

明石「最初は偵察機ばかりでブチ切れてましたもんね」

提督「お、おい」

提督「まぁ、それは置いといて」ジェスチャー

提督「来てすぐに烈風があったら、みんな嬉しいかなって」

提督「でも、そうでもなかったみたいだね…」シュン

赤城「っ…」キュン

433: 名無しさん 2015/11/16(月)23:14:47 ID:Xfd

赤城「……や、」

赤城「…やったぁ!烈風だ!」

赤城「うれしいなー」ヘタクソ

提督「…気を使わせたね」シュシュン

赤城「」

明石「今のは演技が下手なのも悪いです」

赤城「そんなぁ…」


ーーー
ーー

434: 名無しさん 2015/11/16(月)23:15:12 ID:Xfd

ー執務室ー


赤城「まぁ、仕方がないですよね」

提督「何が?」

赤城「私が秘書艦をしている現状です」

提督「まぁ、明石はラボ特化だからね」

赤城「問題はそこではありませんよ」

提督「……?」キョトン

赤城「本気ですか?」

提督「………」ウーン

提督「……!」

提督「わかった!今すぐ空母レシpゴパァ」

赤城「ふぅ、多分そう来ると思っていました」

提督「痛い!赤城がぶった!」

提督「数多の上司にぶたれてきたのに!」

赤城「ならいいではないですか」

提督「ひどいなぁ」

435: 名無しさん 2015/11/16(月)23:16:31 ID:Xfd

赤城「それで、これからどうするんです?」

提督「…うーん、そうさなぁ」

赤城「今後の方針、と言いますか」

提督「うん、とりあえず空母を…」

赤城「提督が空母を侍らせたいのはもう十二分に分かりましたから」

提督「侍らせたいって」オイ

赤城「満足に空母を配属できるようになるまで我慢して」

赤城「まずは違う艦種もバランス良くですね」

提督「わあったよ」

赤城「全然分かってないでしょう?」

提督「うん」

赤城「…はぁ」ゲンナリ

赤城(まぁこれも、次の秘書艦に引き継ぐまでの間だけですから…)


ーーー
ーー

436: 名無しさん 2015/11/16(月)23:17:49 ID:Xfd

ー1年後ー


加賀「それではよろしくお願いします」

提督「一航戦が揃ったね」キラキラ

加賀「私達以外誰もいませんね」

赤城「資材貯めたのに、使わずに…」

437: 名無しさん 2015/11/16(月)23:18:12 ID:Xfd

ー2年後ー


瑞鶴「こんな所に飛ばされるなんて!」

翔鶴「こら瑞鶴、こんな所とか言ってはダメよ?」

提督「五航戦だーっ」

加賀「………」ムー

赤城「…大本営から、ですか」アゼン


ーーー
ーー



提督「突発的戦艦レシピ回しまくりたい衝動に駆られた、もう止まらない」ポチポチポチ

赤城「あああっ!ダメですよ!」

長門「殴り合いなら任せーーぐはぁ」

提督「なんだってぇ?」シュッシュッ

長門「…ほぅ、面白い」ニヤ

赤城「ちょ、ちょっと!執務室でタイマンはやめて下さい!」


榛名「頑張ります!」

比叡「気合い!入れて!ry!」

霧島「………」フキフキ


提督「戦艦を揃えて物理で殴れば…」

赤城「殴ってあげましょうか?」ピクピク

提督「やめて!」

438: 名無しさん 2015/11/16(月)23:19:08 ID:Xfd

ー3年後ー


金剛「空母二人は提督の何なんデスか?」ギロ

加賀「やりますか?」イッコウセンニラミ

赤城「まぁまぁ、二人とも…」

金剛「貴女もデスよ?アカシロさん」

赤城「あかぎ、ですが」イッコウセンニラミ

提督「まぁまぁ、お前ら…」


ーーー
ーー



大和「副砲がちょっと重いの…」

提督「やーまーとーだー!」ウオー

赤城「提督!大型建造したんですか!?」

提督「いんや、帰り道で会った」

赤城「はい?」

大和「運命の出会いです♪」

加賀「黙りなさい」


ーーー
ーー

439: 名無しさん 2015/11/16(月)23:19:41 ID:Xfd

日向「瑞雲は何処だ?瑞雲を出せ」

提督「お帰りはあちらから」

日向「君は、冷たいな」

提督「嘘だよ、ほら」つ瑞雲

日向「私は君が好きだ」

日向「でも瑞雲はもっと好きだ」

提督「そりゃあよかった」

提督「俺は烈風が好きだ」

提督「でも空母はもっと好きだ」

日向「気が合うな」

提督「航空戦艦だからだろう」

日向「まだ戦艦だよ」

提督「なら戦火を挙げねばな」

赤城「面白くないです」

提督「」

日向「ふふっ、良い所に配属されたな」

440: 名無しさん 2015/11/16(月)23:20:11 ID:Xfd

ー4年後ー


飛龍「ここが私達の鎮守府かぁ」

蒼龍「のどかなとこだね」

提督「へーイ!二航戦ー!」ルパンダイブ

金剛「へーイ!ウェルカーム!」ルパンダイブ

飛龍「っ!!」ガスッ

蒼龍「きゃあ!」ボコッ

提督「ウボェア」ドゴーン

金剛「グボァ」バゴーン

飛龍「な、何?今の…」

蒼龍「へ、変態かな」

赤城「て、提督ー!」タタタッ

飛龍「…提督?」ヤバ

蒼龍「提督だったの!?」サーッ

加賀「貴女達…?」イッコウセンニオウダチ

飛龍・蒼龍「」

金剛「わ、ワタシは…?」ガクッ


ーーー
ーー

441: 名無しさん 2015/11/16(月)23:20:39 ID:Xfd

提督「そろそろ他の艦種も配属しようか」

赤城「ステーキばかりのフルコースみたいな鎮守府ですからね」

提督「赤城は食べるの好きだからなぁ」

赤城「もう!怒りますよ!」プンスコ

提督「赤城が怒ったー」スタタタタ

赤城「…ったく提督は」ハァ


コンコン


赤城「はい」


ガチャ


扶桑「…大本営から参りました…超不幸戦艦、姉の扶桑です」

山城「…同じく山城です」ムス

赤城「」イモタレ

扶桑「あの…提督は、どこに…?」

赤城「提督なら逃げて行きました」

山城「配属早々逃げられるなんて」

扶桑「不幸だわ…」

赤城「提督ー!もう怒ってませんから戻ってきて下さい!」


ーーー
ーー

442: 名無しさん 2015/11/16(月)23:21:09 ID:Xfd



「そう言えば、あれからーーー」



「私はずっと、秘書艦をしていました」



「沢山の仲間が増えてーーー」



「私よりも秘書業務に向いていそうな艦娘もいたと言うのに」



「それでも提督はーーー」



ーーー
ーー

443: 名無しさん 2015/11/16(月)23:22:29 ID:Xfd


「おーい赤城!烈風を作るぞ!」


「烈風はもういいでs」


「…何か改なんだけど」


「そんな筈は!?」


「ほら」


「…本当ですね」


「はい」


「え?私に?」


「うん」


「私なんかより加賀さんにーー」


「まぁ、後々は皆で使う事になるけどーー」


444: 名無しさん 2015/11/16(月)23:23:16 ID:Xfd



「最初は赤城にって」




「…そう、ですか」




ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

447: 名無しさん 2015/11/19(木)22:25:25 ID:pLq


ー回想終わりー


提督「………」

赤城「…提督が、私の心配しているような事をする人でないのは」

赤城「…本当は、分かっていた筈だったんです」

提督「………」

赤城「ですが、環境が変わって…」

赤城「時間が経つに連れて、それも何処かに置いてきてしまって」

赤城「…気が付いた時には、不安要素ばかり」

赤城「しかし、いくら考えても仕方がありませんから」

赤城「私は、決心しました」

赤城「今、私のできる精一杯をしようと」

赤城「いつか、役目を終える日がくるまで」

赤城「せめてそれまではーーー」

448: 名無しさん 2015/11/19(木)22:25:55 ID:pLq

提督「なぁ」

赤城「…はい」

提督「それで、いいんだろ?」

赤城「……はい」

提督「だったらさ」


提督「…なんで、泣いてんの?」


赤城「…え?」ポロ

赤城「あれ?お、おかしいですね」ポロポロ

赤城「泣く事なんてないんですが…」グシグシ

提督「………」

赤城「ご、ごめんなさい…私…すぐに泣き止んでーーー」

449: 名無しさん 2015/11/19(木)22:26:22 ID:pLq

提督「ばーか」

赤城「…っ」

提督「泣く程嫌なんだろ?」

赤城「…そ、そんな事はっ」

提督「そんな事あるよ」

赤城「…いえ、私は…」

提督「…赤城の言ってるそれはな?」

提督「決心じゃない、諦めだ」

赤城「………」

提督「他の赤城が辿った…正規空母赤城の運命だから」

提督「仕方がないから受け入れます」

提督「俺には、そう聞こえるんだけど」

赤城「それは…」

提督「………」

提督「赤城」

赤城「…はい」

450: 名無しさん 2015/11/19(木)22:26:51 ID:pLq

提督「兵器の第一条件って知ってるか?」

赤城「……いぇ」

提督「まぁ、人それぞれだわな」

提督「性能、威力、コスト…どれも必要な要素だな」

提督「でも、俺はそのどれでもない」

赤城「………」

提督「…仮に、拳銃としようか」

提督「最新式の拳銃と、長年使ってきた拳銃、どっちがいい?」

赤城「……兵器は、自分の命を守る目的もあります」

赤城「だったら…敵の持つ兵器に勝るには性能で上回る必要がありますから…」

提督「満点だよ、他所ではな」

赤城「…他所、では?」

提督「そうさ」

提督「兵器で一番必要な要素」

提督「俺は…信頼、そして信用だ」

451: 名無しさん 2015/11/19(木)22:27:22 ID:pLq

赤城「………」

提督「自分の命を、信用出来ないものに任せられるか?」

提督「使い慣れない兵器程、信頼出来ないものはない」

提督「なら、この手に馴染んだ今の拳銃を俺は選ぶ」

提督「共に積み重ねた過去を信用して、その経験を信頼するんだ」

提督「俺の立場だと少し違うけどな」

提督「…俺の場合だったらな」

提督「出撃する際に、艦隊を…六人の命を預かっている俺が」

提督「一番信頼している奴に旗艦を任せるのは明白だな」

提督「勿論、他を宛にしてない訳じゃない」

452: 名無しさん 2015/11/19(木)22:27:41 ID:pLq



提督「赤城に、一目の信頼を置いているだけさ」

453: 名無しさん 2015/11/19(木)22:28:06 ID:pLq

赤城「…て、提督」ジワ

提督「前線で一番の古参は誰?」

赤城「…私です」

提督「秘書艦の経験が一番多いのは?」

赤城「…私です」

提督「一番練度が高いのは加賀やんと誰?」

赤城「…私です」

提督「じゃあ」

提督「俺の隣に、一番長く並んでたのは」

提督「誰?」

赤城「……私、です」ブワッ


提督「おぉ、二航戦にも五航戦にも」

提督「加賀やんにも、優ってるね」

提督「ー番ばっかり」

赤城「…うわぁぁ」ボロボロ

提督「データ上の数値も大事だけど、俺はちゃんとこの目で見てるから」

赤城「…はい」グシュ

提督「だから、あんまり気にするな」

赤城「……っ…」コクン

454: 名無しさん 2015/11/19(木)22:28:27 ID:pLq

提督「よし、じゃあ泣き止んで」

赤城「………」ジッ

提督「お前は加賀やんか」オイデ

赤城「………」ギュウ

提督「…ハンバーグ以来だな」

赤城「………」ギュウ

提督「落ち着くまでこうしてな」ポンポン

赤城「……はぃ」


ーーー
ーー

455: 名無しさん 2015/11/19(木)22:28:53 ID:pLq

ヒトキュウマルマル


提督「こいつは泣き寝入りのプロか」ヨイショ

赤城「…zzz」スゥ

提督「…さて、加賀やんのとこ行かないと」

提督「ウチの一航戦はほんと手がかかるねぇ」スタスタ


バタン


ーーー
ーー

456: 名無しさん 2015/11/19(木)22:29:14 ID:pLq


ー空母寮・一航戦の部屋ー


コンコン


加賀「はい」

提督「俺だよ」

加賀「!」タタタ


ガチャ


加賀「待っていました」ジッ

提督「あぁ、ごめんよ」

提督「加賀やんの相方が…ね?」アハハ

加賀「仕方がないですね、許します」

提督「ありがと」

加賀「では、どうぞ上がって下さい」スッ

提督「お邪魔しまーす」

加賀「はい」

457: 名無しさん 2015/11/19(木)22:29:39 ID:pLq

提督「それで?」ヨッコラ

加賀「失礼します」スッ

加賀「………」ヨリソイ

提督「…そういえば加賀やんも」

提督「不安だって言ってたね」

加賀「…はい」

提督「赤城の話で途切れちゃったけど」

加賀「それは、もう大丈夫です」

提督「そうなの?」

加賀「はい、不安なのは私だけではないと分かったので…」フイ

提督「んー」

加賀「…なにか?」

提督「本当に、そう?」

加賀「…っ」

458: 名無しさん 2015/11/19(木)22:30:04 ID:pLq

提督「思い違いならそれでいいけど」

提督「加賀やんが抱えてる不安は加賀やんだけのものだからね」

提督「他の人が同様の不安を抱えてるからって、自分を押さえ込む必要はないよ」

提督「吐き出さなきゃ、やってらんないからね」

提督「…それこそ、赤城みたいに」

加賀「…そう、ですか」

提督「そ」

加賀「………」

加賀「提督にそう言って貰えたら、本当に大丈夫な気がしてきました」

加賀「今まであった不安が嘘のよう」

提督「俺そんなにすごいの?」

加賀「私にとっての提督はそういう存在ですから」フンス

提督「買い被り過ぎじゃない?」

加賀「…私の勘違いだと言いたいの?」

提督「うーん、それを言われるとねぇ」ポリ

加賀「そんな所も提督らしいです」

提督「そうかな」ニコ

加賀「そうです」ムン

459: 名無しさん 2015/11/19(木)22:30:25 ID:pLq

提督「うん、でもよかった」

加賀「……?」カシゲ

提督「加賀やんも泣いてたから」ニヤ

加賀「っ…」カァ

提督「照れてやんの」

加賀「…頭にきました」プイ

提督「おーこーんーなーよー」

加賀「知りません」

提督「………」

提督「……えい」ヨコバラツン

加賀「!!?」ビックゥ

提督「ビクって」ケラケラ

加賀「ーーっ///」カァァ

加賀「………」スクッ

提督「あれ、どうしたの?」

加賀「………」スタスタ

460: 名無しさん 2015/11/19(木)22:30:57 ID:pLq


ズルズル


提督「お布団なんかだして…」


ゴソ


提督「寝るのかよ」オイ

加賀「寝ます」

提督「俺いるのに?」

加賀「提督は意地悪します」

提督「ちょっとしたイタズラやんかぁ」

加賀「……寝ます」

提督「じゃあ帰るわ」スク

加賀「っ……」モゾ

提督「………」チラ

加賀「………」

提督「おやすみー」ガタ

加賀「待って下さーー」ガバ

提督「なに?」メノマエ

加賀「ーーっ//////」プルプル

提督「かーがーやん?」ナデナデ

加賀「………」

461: 名無しさん 2015/11/19(木)22:31:18 ID:pLq

加賀「……ぅ」ジワ

提督「え?」

加賀「……ゃ」ジワァ

提督「あ、加賀やん、待って」アセ

加賀「………」ポロ

提督「マジで、悪かったから」アセアセ

加賀「……提督が」ポロポロ

提督「あぁあ」

加賀「いじわる、しました」グス

提督「」

加賀「……うぅ」

提督「…やっちまったぁあ」ウワァ

加賀「…提督なんて嫌いです」

提督「嫌われちゃった」

加賀「…嘘です」グス

提督「よかった」

加賀「でも、いじわるします」ジト

提督「それはごめん」モウシワケナイ

加賀「…許しません」

提督「どうしても?」

462: 名無しさん 2015/11/19(木)22:31:41 ID:pLq

加賀「………」ジー

提督「………」テヒロゲ

加賀「………」ポス

提督(あ、抱きつかないんだ)

加賀「…撫でて下さい」

提督「あ、うん」ナデナデ

加賀「…やり、ました」グス

提督「そうですか」ナデリコ

加賀「…はい」


…ツカレタ

テガトマッテマス

…ハイ


ーーー
ーー

463: 名無しさん 2015/11/19(木)22:31:59 ID:pLq

フタマルマルマル


提督「こいつもプロか」

加賀「……スゥ」zzz

提督「布団が近くてよかった」ヨイショ


ソデクイ


提督「あら」

加賀「……ん」スヤ

提督「しゃあないか?」

提督「…部下の部屋から朝帰りはなぁ」ウーン

提督「…ないな」ウン

提督「少し、様子見かぁ…」


ーーー
ーー

464: 名無しさん 2015/11/19(木)22:32:22 ID:pLq


ー20分後ー


加賀「………」パチ

加賀「…提、督?」ゴソ

提督「お、起きた?」

加賀「ずっと、居てくれていたの?」ウト

提督「気にしなくていいよ」

加賀「…いえ、起きます」オコシ

提督「寝てていいのに」

加賀「嫌です」

提督「ならいいけど…眠くない?」

加賀「目が覚めました」

加賀「そして思い出しました」ジト

提督「……あっ、あぁ」タラ

提督「あ、あのね…その、ごめんね」

加賀「………」

提督「えーとね、えーと…」

465: 名無しさん 2015/11/19(木)22:32:41 ID:pLq

加賀「……一つ」ボソ

提督「…え?」

加賀「…一つ、お願いがあります」

提督「…うん」

加賀「聞いてくれますか?」

提督「そうだね、聞ける範囲でーー」

加賀「聞いてくれますか?」

提督「…アッハイ」


ーーー
ーー

466: 名無しさん 2015/11/19(木)22:33:16 ID:pLq


提督「これが、お願い?」

加賀「そうです」

提督「お酒?」

加賀「隼鷹から頂きました」

提督「加賀鳶だね」

加賀「そうです」キラキラ

提督「加賀やんと一緒だね」

加賀「気分が高揚します」キラキラ

提督「お酒好きだったっけ?」

加賀「飲んだことがありません」キラキラ

提督「……ないの?」

加賀「はい、だから提督と飲んでみたいです」フンス

提督「な、なるほどね」

加賀「…お酒は、嫌いでしたか?」シュン

提督「そんなことないよ、人並みだけど」

加賀「ではご一緒して下さい」

加賀「それが、お願いです」ジィ

提督「まぁ、それくらいなら」

加賀「やりました」キラキラ


ーーー
ーー

467: 名無しさん 2015/11/19(木)22:33:54 ID:pLq

ー乾杯ー


加賀「匂いが独特ですね」スン

提督「そうだねぇ」コク

加賀「これは、美味しいんですか?」ジー

提督「人によりけりじゃないかな」

加賀「………」ジー

提督「…やめとく?」

加賀「……え?」

提督「別に今無理して飲まなくても、ね?」

加賀「…やめません」

加賀「鎧袖一触よ」グイ

468: 名無しさん 2015/11/19(木)22:34:12 ID:pLq

ゴクゴクゴク


提督「うわ、そんな一気に飲んだらダメだって」

加賀「……ぐ」プハ

加賀「…苦いです」

提督「ほら、無理しちゃダメだよ」

加賀「………」

提督「加賀やん?」

加賀「……と」ボソ

提督「……え?」

加賀「………」フラァ

提督「加賀やーん!!」


ーーー
ーー

472: 名無しさん 2015/11/20(金)21:53:35 ID:VCn


フタヒトマルマル


提督「ちょ、加賀やんってば」

加賀「だめです」ベタベタ

提督「だめです、じゃなくて…」

加賀「いやです」ギュウゥ

提督「ほら、一旦離れてさ…」

加賀「わたしがきらいなんですか?」ウル

提督「いや、そんな事はないけど」

加賀「すきなんですか?」ジッ

提督「…えー」

加賀「すきなんですか?」ウル

提督「あー、好きだよ?」

加賀「やりましたぁ」

提督(加賀やん超酔ってるやん)

473: 名無しさん 2015/11/20(金)21:54:18 ID:VCn

加賀「…あ」

提督「どしたの?」

加賀「あの…提督」モジ

提督「具合わるいの?」

加賀「いえ、すきです」テレ

提督「…うん、ありがとう」

提督(参ったなぁ…さっきからずっとこれの繰り返しだよ…)

提督(無限ループって怖くね?)

加賀「提督、提督」クイクイ

提督「なぁーにー」クル

474: 名無しさん 2015/11/20(金)21:54:52 ID:VCn


ズキュゥゥン


提督「なん、だと…」

加賀「…ふぅ」ウットリ

提督「加賀やん…」

加賀「初めてです」テレ

提督「ファーストキス頂きました…じゃなくて」

提督「酔った勢いとかダメでしょ」

加賀「…提督にだけですよ」ムッ

提督「それは嬉しいけど」

加賀「提督も初めてなの?」

提督「え…」

475: 名無しさん 2015/11/20(金)21:55:14 ID:VCn

加賀「……そう」

提督「ご、ごめん」

加賀「相手は、誰ですか?」ジッ

提督「……赤城」

加賀「………」

提督「………」ダラダラ

加賀「なら許します」

提督「あ、ありがとう?」

加賀「はい」

提督「………」

加賀「………」

476: 名無しさん 2015/11/20(金)21:55:41 ID:VCn

提督(うぉぉお!鬼気まずい!)

加賀「……では」ピト

提督「……ん?」

加賀「…夜伽の初めては、私がいいです」カァ

提督「なぁっ」

加賀「…まさか」シュン

提督「いやいや、初めてだけど…」

提督「いや、そうじゃなくて」

加賀「やりました」

提督「いや、まだやってないから」オイ

加賀「今からですね」

提督「だからさぁ」

提督「酔ってする事じゃないでしょ」

加賀「………」

提督「ね?」

477: 名無しさん 2015/11/20(金)21:56:10 ID:VCn

加賀「…わたしも」

提督「……?」

加賀「…提督との初めてが欲しいです」

提督「…そうは言ってもねぇ」ポリ

加賀「………」ジッ

提督「…うーん」

加賀「………」ウルル

提督「……わかった」ガシ

加賀「えっ…」

478: 名無しさん 2015/11/20(金)21:56:36 ID:VCn


チュ


加賀「……ぁ」

提督「…これで、いいかな」プイ

加賀「…でも、初めては赤城さんって…」

提督「…えーと、その…」ポリ

提督「…俺からしたのは、初めてなんだけど…」

提督「これじゃ、だめかな?」

加賀「………」

加賀「…提督」

提督「なに?」ソッポ

加賀「………」セナカギュ

提督「…どうしたの?」

加賀「……すき、です」ウズメ

提督「…ありがとう」

加賀「………」

479: 名無しさん 2015/11/20(金)21:57:06 ID:VCn

提督「…加賀やん?」

加賀「……スゥ」zzz

提督「あら、寝ちゃった」

提督「………」

提督「…好き、かぁ」

提督「………」

提督「…ふぁ、俺も…」

提督「だ、め…だって…」ウツラ


ーーー
ーー

480: 名無しさん 2015/11/20(金)21:57:27 ID:VCn


マルロクマルマル



提督「……んぁ」パチ

提督「…やべ、あのまま寝ちゃったんか」


ズシ


提督「…背中が重い」


ヌク


提督「…して、背中があったかい」


ズキ


提督「…あと、頭が痛い」

481: 名無しさん 2015/11/20(金)21:57:59 ID:VCn

提督「おーい、加賀やぁん」

加賀「…ぅ、…ん…」スヤァ

提督「あちゃあ、寝てるよ」

提督「…どうしよう」

提督「こんなとこ、誰かに見られたら…」


コンコン


提督「っ!?」ビク

赤城「加賀さん、起きていますか?」

提督(ま、まずい…)

提督「加賀やん、起きて」ボソ

加賀「……んっ」

提督「お願いマジで起きて」ユサユサ

加賀「……んん、はぃ…」

加賀「…提督……?」ネボケ

提督「よかった、赤城が来たんだよ」ホッ

482: 名無しさん 2015/11/20(金)21:58:52 ID:VCn

加賀「…提督の、背中…?」スリ

提督「…加賀やん?」

加賀「…あぁ、幸せです」スリスリ

提督「……ちょっと、まさか」

加賀「………」スゥ

提督「やっぱり」


カチッ、ガチャ


赤城「加賀さん?提督が見当たらなーー」



提督「………」

加賀「……んぅ」スヤスヤ

赤城「………」ポカン

483: 名無しさん 2015/11/20(金)21:59:27 ID:VCn

提督「やぁ、おはよう」キリッ

赤城「…え……提督?」

提督「なんだい?」イケメンスマイル

赤城「………」イッコウセンニラミ

提督「ごめんなさい誤解なんです」

赤城「まだ何も聞いてませんが」

提督「マジで待って下さい」

赤城「何もするつもりはありませんが」

提督「いやだってさ」

赤城「なんでしょう」

提督「赤城…めっちゃ怒ってるやん?」

赤城「…怒っていませんよ?」ニコォ

提督「ヒィィ」ガクブル

赤城「昨晩は、お楽しみでしたね」ニッコォォ

提督「あばばばば」

484: 名無しさん 2015/11/20(金)22:00:02 ID:VCn

加賀「…五月蝿いですね」ネオキ

提督「か、加賀やん」

加賀「……提督?」

提督「頼む!誤解を解いてくれ!」

加賀「……何で、提督が?」ウーン


ポクポクポク…チーン


加賀「……あ、ぁあ」カァァ

提督「…加賀やん?」

加賀「い、いえ何でもありません」メソラシ

加賀「………」クチビルナゾリ

提督「」

485: 名無しさん 2015/11/20(金)22:00:24 ID:VCn

赤城「ふーん、そうなんですねぇ」

提督「違うってば!」

赤城「とりあえず、定時には執務室にいらして下さいね」ニコ

提督「赤城…話を…」

赤城「それでは、失礼します」バタン

提督「…なんてこったい」ハァ

加賀「………」


ーーー
ーー

486: 名無しさん 2015/11/20(金)23:18:37 ID:VCn


ヒトナナマルマル


ー食堂ー


加賀『ごめんなさい、私は頭が痛いのでもう少し横になっています』

加賀『その後、赤城さんには私から誤解を解いておきますのでーーー』


提督(て事で人生初の二日酔いに苦しむ加賀やんを残して来たんだけど)

赤城「………」モグモグ

提督(なんでこうタイミングが悪いかなぁ…)

赤城「………」モグモグ

提督(鬼の勢いで気まずいけど、加賀やんが復活するまでは自分でどうにかするしか…)

赤城「………」パクパク

提督(そもそも俺はやましい事をした訳じゃないし、当然後ろめたい事も…まぁない)

赤城「………」モグモグ

提督(よって、避けたりする方がよっぽど怪しく見えちゃうから…)

赤城「………」モグモグ、ゴクン

提督(ここは、いつもの如く自然に振舞えばオッケーって事で…)

487: 名無しさん 2015/11/20(金)23:19:06 ID:VCn

赤城「………」パクパク

提督「や、やぁ赤城!今日も朝から箸が進んでるねぇ!」ヤァ

赤城「………」ムシ

提督「隣、いいかな?」スワリ

赤城「………」ムシ

提督「そうだよねー、食事中は喋ったらダメだよねー」

赤城「………」ムシ

提督「…あれ?赤城ー?」ニコニコ

赤城「………」ムシ

提督「…無視っすかー?」ヘラヘラ

赤城「………」スクッ

提督「お、完食じゃーん」オドロキ

赤城「………」チラ

提督「いやぁ、流石だねー」ニコニコ

赤城「………」プイ


スタスタスタ




488: 名無しさん 2015/11/20(金)23:19:27 ID:VCn


提督「………」イラ

提督「……んだよ」モグモグ




長門「おい陸奥、あれは何だったんだ?」モグモグ

陸奥「知らないわよ、喧嘩でもしたんじゃないの?」

長門「にしては提督がえらく低姿勢だったな」

陸奥「どうせまた勝手に烈風作ったんでしょ」ハァ

長門「まぁ、そんな所だろうな」ハハハ


提督「………」イライラパクパク

489: 名無しさん 2015/11/20(金)23:19:50 ID:VCn

川内「ねぇ、提督が何かヤバくない?」

天龍「そぉかぁ、普通だろ?」

川内「そんなだから…」

天龍「言わせねぇよ!?」

川内「それはいいけど…とにかくヤバいよ」

天龍「どうヤバいんだよ」

川内「なんて言うか…オーラ?」

天龍「ははっ、どう見ても普通にぼっち飯してるだけにしか見えねぇけどなぁ」


提督「………」イライラモグモグ

490: 名無しさん 2015/11/20(金)23:20:09 ID:VCn

瑞鶴「あ、翔鶴姉!提督が朝ご飯食べてるよ!」

翔鶴「提督だってご飯は食べるでしょう?……て一人!?」

瑞鶴「一航戦のどっちもいないとか珍しいね」

翔鶴「…ハァハァ、孤高に食事をされる提督…カッコイイです…」ハァハァ

瑞鶴「翔鶴姉…?」

翔鶴「どうしたの?」

瑞鶴「いや、なんでもない」ハテ?


キョウハアサカライイヒダワ

ショウカクネェバナナノカワガ!

キャアア ステーン


ガッシャアアアアン…


提督「…うるせぇなぁ」イライラ

491: 名無しさん 2015/11/20(金)23:20:42 ID:VCn


バタン!


青葉「やっっと見つけましたよ!司令官!」


タタタッ


提督「……青葉か」

青葉「全くもう!あれから青葉がどれだけ大変だったか分かってるんですか!?」プンスコ

提督「………」

青葉「最後の勝負で何故か金剛型の二人は棄権するし、一航戦の二人と司令官はいないし!」

提督「……あぁ」

青葉「全く!何処かでよろしくしてたんじゃないんですか!?」

提督「………」ピキ

青葉「しかも会場に残された皆さんは結果が分からず終い、青葉一人で納めるのにどれだけ苦労したか!」

青葉「こっちの身にもなって下さいよ!」

提督「……あぁ」

492: 名無しさん 2015/11/20(金)23:21:11 ID:VCn

川内「天龍…ここ、出ようか」スクッ

天龍「え?まだ食ってる途中ーー」

川内「そんなだからずっと遠征番長なんだよ」

天龍「なんだと!」ガタッ

川内「はいはい、私にゃ勝てないでしょ、早く出るよ」ツカミ、スタスタ

天龍「はーなーせー」ジタバタ



長門「おい陸奥、面白い事になってきたぞ」

陸奥「あれ、青葉大丈夫なの?」

長門「どうなるんだろうか」ワクワク

陸奥「…はぁ、どうなっても私達が止めなきゃでしょ?」タメイキ

長門「…それは陸奥に頼む」

陸奥「なんでよ!」

長門「怒った提督は怖いからだ」

陸奥「…そうなの?」

長門「まぁ見てろ」

493: 名無しさん 2015/11/20(金)23:21:44 ID:VCn

青葉「さっきから聞いてれば生返事ばかりで!本当に反省してるんですか!?」

提督「………」ピク

提督「……反省?」

青葉「えぇ、そうですよ!」

提督「………」ビキ

青葉「黙ってちゃ分かりませんよ!」

提督「………」プッ…プツ…

青葉「何とか言ったらどうなんですか!?」

提督「………」ブチ


提督「なぁぁんとかぁあああ!!!」ゴォッ!

青葉「ひっ」

494: 名無しさん 2015/11/20(金)23:22:19 ID:VCn



長門「おぉ!キレたぞ!」ガタッ

陸奥「あれは…キレたの?」



提督「だぁまって聞いてりゃ好き勝手言いやがってやぁ!」

提督「そもそもお前が勝手に初めて俺を勝手に巻き込んだんちゃうんけ?」

提督「違うんかオルルァン!?」

青葉「ひぃ」ビク

提督「あの地下闘技場かて俺は知らんかったしやなァ…」

提督「訳の分からんモンに資材アホ程使いやがってやぁ…」

提督「アレどないすんねんちゅう話や」

提督「あ?君解体したくらいじゃ糞の足しにもならんのんちゃうん」

提督「どないなってんねんオォォン!?」

青葉「し、司令官…」ビクビク

495: 名無しさん 2015/11/20(金)23:23:00 ID:VCn


長門「提督はキレると関西弁になるのか」ホウ

陸奥「…え、知らなかったの?」

長門「…あれはまだキレてるだけだからな」

陸奥「?」

長門「本当に怒った提督しか私はしらん」

長門「普段は、殆ど怒らんだろう?」

陸奥「まぁ、そう…ね」ウーン

長門「キレた提督は面白いな」クスクス

陸奥「経験者は違うわね」ハァ

陸奥「因みに、本当に怒った提督は何語で怒るの?」

長門「…いつもと同じだが一億倍怖いぞ」

陸奥「一億倍って…小学生じゃないんだから…」ハァ

496: 名無しさん 2015/11/20(金)23:23:21 ID:VCn


ー五分後ー



提督「……まぁ、あれだ」

青葉だったもの「」

提督「俺の知らない所であまり無茶苦茶しないでくれ」

青葉だったもの「」

提督「青葉だけじゃないのは分かってるんだけど…」

提督「俺にも立場ってもんがあるからさ」

提督「そこんとこだけ、頼むね」スタスタ



長門「おぉ、ちょっと落ち着いたら戻るのか…」キラキラ

陸奥「提督はどこ出身なの?」

長門「…知らん」

陸奥「やっぱり変な人ね」

長門「そこがいいんだ」フンス

陸奥「…貴女も大概よ」

陸奥(私も…ね)ハァ


ーーー
ーー

499: 名無しさん 2015/11/23(月)23:20:14 ID:2Ws

マルハチマルマル


ー執務室ー


提督「おはようさん」ガチャ

赤城「おはようございます」

提督「はい、おはよう」ヨイショ

赤城「………」カキカキ

提督「…さーて」ペラ

赤城「………」カキカキ

提督「ふむ…」ペラ

赤城「………」カキカキ

提督「………」パサ

赤城「………」カキカキ チラ

提督「………」ポケー

赤城「………」カキカキ

提督「………」チラ

赤城「………」カキカキ

500: 名無しさん 2015/11/23(月)23:21:23 ID:2Ws

提督「…赤城」

赤城「………」ムシ

提督「………」イラ

提督「…いつまで無視すんのよ」

赤城「………」

赤城「…提督が悪いんです」

提督「なんでだよ」

赤城「私を執務室に置いて加賀さんと夜伽に励むなんて…」

提督「だから違うって」

赤城「加賀さんのあの態度、間違いありません」

提督「まだ憶測だろ?間違いなくないだろ?」

赤城「いえ、間違いありません」

提督「えらく強情なんだな」

赤城「認めない提督もですね」

501: 名無しさん 2015/11/23(月)23:21:47 ID:2Ws

提督「何だって?」

赤城「それに加賀さんに対しても、その態度では失礼です」

提督「………」イライラ

赤城「無言は肯定と受取りますね」

提督「…だからさぁ」イライラ

赤城「もういいです、執務に戻りますので」

提督「………」ムゥ

提督「もういいよ、分からずやの赤城なんてしーらない」

赤城「なっ」

提督「人の話、全然聞かないし」

提督「コレって決めつけて揺るがないし」

提督「それで、無視もするんだろ?」

提督「…無理じゃんそんなの」

赤城「それは提督が!」

提督「じゃあ俺にどうしろってのよ」

赤城「うっ…」

502: 名無しさん 2015/11/23(月)23:22:15 ID:2Ws

提督「ね、そんなんじゃん」

赤城「…人の気も知らないで」

赤城「この、浮気者!」ガタッ

提督「誰が!俺はまだ独身だ!」ガタッ

赤城「この朴念仁!」

提督「うるさい大食漢!」

赤城「なんですって!」ガルル

提督「なんだよ!」ガルル


ーーー
ーー

503: 名無しさん 2015/11/23(月)23:23:02 ID:2Ws

マルキュウマルマル


赤城「大体、提督は節操無しなんです」

赤城「誰彼構わずちょっかいかけて」

提督「はぁ?してないんですけど~」

提督「してたとしても、それは艦娘との円滑なコミュニケーションを取るための手段の一つなだけなんですけど~」

赤城「その喋り方やめて下さい」

赤城「腹が立つので」

提督「元からこんなんなんですけど~」

赤城「ちっ…」

提督「おいおいおい、この人上司に向かって舌打ちしやがったよ」

提督「一航戦の教育、どうなんってんのよ」

赤城「誰かさんが甘やかした結果なのでは?」

赤城「加賀さんなんて、提督にべったり」

赤城「あれは鎮守府の風紀としてどうなのですか?」

504: 名無しさん 2015/11/23(月)23:23:57 ID:2Ws

提督「加賀やんはいいんです~」

赤城「でた、加賀さんはいい」

赤城「艦隊を束ねる長がまさかの贔屓ですか?」

赤城「困ったものですね」

提督「なに?やきもち?」

提督「いくら餅って付いててもこの餅は食えませんが?」

赤城「は?」イッコウセンニラミ

提督「あ?」テイトクニラミ


ーーー
ーー

505: 名無しさん 2015/11/23(月)23:24:18 ID:2Ws

ヒトマルマルマル


赤城「提督はもっと仕事をして下さい」

赤城「さっきだって書類片手に上の空」

赤城「ここは休憩室ではないんですが」

提督「俺はフットワークで仕事するタイプなんですー」

提督「そのスタンスを貫いてるだけですー」

赤城「そんなだからいつまで経っても昇進しないんですよ」

提督「大きなお世話だよ馬鹿野郎」

赤城「私達にも迷惑がかかるのですが?」

提督「お前の働きがたりないんじゃない?」

赤城「ずっと旗艦と秘書艦をさせている艦娘によくそんな事が言えますね」

赤城「尊敬すら覚えます」

506: 名無しさん 2015/11/23(月)23:26:54 ID:2Ws

提督「だったらそのまま尊敬してろよ」

提督「その勢いで補給も節約しやがれ」

赤城「なら節約した分しか働きませんが?」

提督「そしたらお前寝るだけになるじゃねぇか」

赤城「本当に寝たきりになってあげましょうか?」

提督「太るぞ」

赤城「やる気ですか?」

提督「提督舐めんなよ?」


ーーー
ーー

508: 名無しさん 2015/11/24(火)00:01:51 ID:54P


ヒトヒトマルマル



赤城「この!浮気者!」ヒュンヒュン

提督「何が!俺は独身だって!」ガァン!ガァン!


スタッ


提督「クソが、艦載機もタダじゃねぇってのに…」カチャカチャ、ジャコン

赤城「艦載機を叩き落としてるのは提督でしょう?」スッ、ギチ

提督「なら急降下爆撃をやめやがれってんだ」

赤城「それは無理です!」バシュッ

提督「何でだよ!!」スタタッ


ダァン!

ダダダダッ

ドガァン!

509: 名無しさん 2015/11/24(火)00:02:20 ID:54P

赤城「これでもっ!」バシュッ!

提督「グレネードをくらいやがれ!」ポイ



ガチャ!


大和「ちょっと!何があったんですか!?」

提督「あっ」

赤城「あっ」

大和「えっ」



ズガァァン!!!



ーーー
ーー