1: 名無しさん 2019/05/22(水) 00:41:01.185 ID:SuWwQkQL0
二日後 仕事場

クライアント「なんでまだベータ版なの?マスターアップしたものでバグ少なめのやつお願いしたよね?」
俺「死にたいのかお前(すいませんでしたすぐやりますので」

この差よ

引用元: ・俺「なんで最初から印籠使わないんだろうねぇ」

3: 名無しさん 2019/05/22(水) 00:44:32.508 ID:SuWwQkQL0
TV「戦隊ものやりますので視聴wwwwしろよwww」
俺(なんで必殺技をすぐ使わないんだ?)


 ~仕事場~

俺「はい、クソザコ社です。ええ?不具合?パッチ送りますので...はいサーセンした」
俺(どうして理論値が出せないのだ)

6: 名無しさん 2019/05/22(水) 00:57:07.411 ID:SuWwQkQL0
別の日

会議室
同僚「~~~このフロア(流れ)で行く、技術的にはこちらの方がノウハウがある分安定する。以上」
俺「待て。先週報告書に上がったa方式を使う こうすれば20%は効率が上がり...」
同僚「すまない」
俺「?」
同僚「まだ確立されていない方法は採用できない。詰まり、反対だ」
俺「(どうして?)分かった、それで通そう」

オフィス
俺(ああは言ったが、旧方式でやる気なんか出るわけ無いだろう, 然し他にどうしようもない これで進めるしか...)
同僚「進んでいるか」 俺「全く」
同僚「...孫子曰、昔之善戰者、先爲不可勝、以待敵之可勝」
俺「知っている」
同「戻ってくれ」 俺「ああ」

7: 名無しさん 2019/05/22(水) 01:01:05.576 ID:SuWwQkQL0
自宅 時刻11:45

独白
「彼は、寝る前に必ず 日記を書いている 記録と,欺瞞だ」
俺("~~~、今日の仕事は非常に好調だった。同僚君のお陰だと思う 会議で案を出したが反対され 結果的にはそれで効率が...") 「ここまでで、止めておこう」

8: 名無しさん 2019/05/22(水) 01:04:12.536 ID:SuWwQkQL0

鳥「ホーwwwホ゛ォ゛゛ホホーwww」
鳥2「ホ,ホホ-↑ホホ↓- ホッ!」

9: 名無しさん 2019/05/22(水) 01:11:11.843 ID:SuWwQkQL0
観測者「彼は、がんばり屋だし 土壇場で根性を振るわせて戦う意思がある。けど、それは酷く時代錯誤なものだ
   いつしか、昇進の道を諦めて 現場に居つくようになった 本当は彼の為にはならないんだけど人には居場所が必要!考える性がある
   彼の同僚は、上手く立ち振る舞って...能力はないが人を惹き付ける性質がある さて少し時間を先に進めようか」

10: 名無しさん 2019/05/22(水) 01:15:35.164 ID:SuWwQkQL0
だいたいの場合 夜は寝付けない
いつものように早目に会社に到着し 自分の机に向かう てきるだけ馴れ合いはしない
もともと少しの睡眠で体は動くものではあったが その日は少し違った

会社 時刻:昼過ぎ
上司「あー、俺君 話があるから少し」
俺「ハゲに用事はない(すぐ行きます)」


上司「もう少し皆と協調して仕事をして...欲しいんだけど」
それは彼の苦手とする注文だ
俺「分かりました」

11: 名無しさん 2019/05/22(水) 01:18:06.510 ID:SuWwQkQL0
間もなく、上司に他部署で連絡が回り 別階層へと向かう
上司「...アレが最後のチャンスなんだぞ。解っているのか...!!」プルプル

12: 名無しさん 2019/05/22(水) 01:22:59.819 ID:SuWwQkQL0
遅い昼休み

屋外 オフィス街の公園
同僚「よっ、どうしてこんな所に?」
俺「...お前には関係ないだろ」
同僚「そう言うなって 仲良くしろよ 昔みたいに」

他愛のない話が、続く

ところで
俺「そういえば」
同僚「?」
俺「獣の姿が減った」
同僚は、ゆっくりと辺りを見回して
同僚「いや...気づかなかった、気づくか?普通。」

13: 名無しさん 2019/05/22(水) 01:25:10.324 ID:SuWwQkQL0
少しだけ未来 その日の夜
住宅地 ある家の中
同僚「...確かに、最近は動物の気配がしない...ような?」

こちらの彼は非常に単純 すぐ眠る

15: 名無しさん 2019/05/22(水) 01:27:33.725 ID:SuWwQkQL0
時は戻って 公園

俺「そうか」

少しの間沈黙

prrr
同僚「はい...あ、お局さん これはこれは、戻れって?あー...まあ、いいけど。」
スーツに着いた埃を払う
同僚「そーゆーことなんで、俺は先に戻って仕事の準備。しておくから それから」
俺「何だ」

16: 名無しさん 2019/05/22(水) 01:27:49.982 ID:SuWwQkQL0
同僚「余り。気を落とすなよ」

18: 名無しさん 2019/05/22(水) 01:34:52.195 ID:SuWwQkQL0
時間ギリギリまで散歩をしてから持ち場に戻る彼

 仕事時間中
俺(またこのコードのミス...誰だよ、ここの設計は)
ID:00003195
俺 ブチッ

15分後

同僚「待て待て待て...俺が悪かった、お前に確認せずコードを弄ったこと それと多分傘をパクった犯人も僕だ だから手を離せって」
 支えを失なった同僚はそのままリノリウムに接触する
俺「離してやった」
同僚「いきなり、離すな!」
俺「仕事を!!しろ!!」ワナワナ

上司「二人とも...静かに...してくださいね」

19: 名無しさん 2019/05/22(水) 01:39:05.281 ID:SuWwQkQL0
納期20時間前

上司「ギリギリでしたね」
ミスが無ければ ...というかそもそも息があってない
クライアント「確認したよォ...まあ、いいでしょこんなもんで」

支払いを確認した
上司「二足三文でしたね...次に移りましょう」
すまないが少し休ませてくれ
同僚「顔色悪いぞ お前」

20: 名無しさん 2019/05/22(水) 01:45:53.368 ID:SuWwQkQL0
 就業終了一時間前

ピヨピョ
上司「メール」
同僚「アイツだろ」
カチカチッ
上司「当たりですね」
同僚「早退するとは...そんなにキツかったか?今回」
上司「違いますね...精神的にやりきれない所がいったんでしょう」
あまり理解していない同僚君の顔

上司「人は機械には成れないし、
機械もまた人間にはなれません。からね」
                  END