865: 名無しさん 2019/03/10(日) 22:35:30.31 ID:IOlHiZZ0o
りあむ「棟方さん……って、愛海ちゃん?」 

武内P「ご存知なのですか?」 

りあむ「愛海ちゃん、顔がいいから!」 

武内P「そう、ですね……」 

りあむ「でも、なんで注意しなきゃなの?」 

武内P「それは……」 


愛海「――おはようございます♪」ニコッ! 


りあむ「! お、おおっ、おはよう! うひぃ!」 

りあむ「か、可愛い~! 癒やされるぅ~!」 

武内P「棟方さん……! おはよう、ございます……!」


引用元: ・武内P「理由あって、飲み会」


866: 名無しさん 2019/03/10(日) 22:40:08.31 ID:IOlHiZZ0o
愛海「新人の方、ですよね?」ニコニコ! 


りあむ「う、うん! ぼく、りあむちゃんだよ!」 

武内P「夢見さん、彼女に近づいてはいけません!」 


愛海「棟方愛海です、これから宜しくお願いします♪」ニコニコ! 


りあむ「おお、おおぅ……と、尊いよぉ!」 

武内P「夢見さん、彼女から離れてください!」 

りあむ「もう、うるさいなぁ! やむよ!?」 

武内P「彼女は、危険ですから……!」 


愛海「……」ニコニコ!

867: 名無しさん 2019/03/10(日) 22:45:18.52 ID:IOlHiZZ0o
愛海「危険だなんて、ひどいです……」ウルルッ! 


りあむ「!? ああっ、ほら! 何て事言うのさ!」 

武内P「ですが、事実です!」 

りあむ「はー!? そんな訳ないよ! よ!!」 


愛海「私、新人の人と仲良くなりたいだけなのに……」ウルウル! 


りあむ「うわーん! やまないでー!?」 

武内P「夢見さん!」 

りあむ「甘やかすぅー! しゅきしゅきするぅー!」 


愛海「……」 

愛海「!」ギラリ!

868: 名無しさん 2019/03/10(日) 22:52:33.45 ID:IOlHiZZ0o
りあむ「泣かないで! ぼくが癒やしてあげ――」 


愛海「うっひょひょ~い! 山登りの始まりだ――っ!」 

ぴょい~んっ! 


りあむ「――ひえっ!?」ビクッ! 


愛海「春の風に誘われて! あたし、行っきま~すっ!」ワキワキ! 

…わしっ! 


りあむ「っ!?」 

りあむ「……!」 

りあむ「……あれ?」 


愛海「馬鹿な……! あの一瞬で、割り込んだだと……!?」 

わしわしわしわし! 

武内P「んっくっ……! うっ、お、おおっ……!」ビクンビクンッ! 


りあむ「地獄絵図!」

869: 名無しさん 2019/03/10(日) 22:59:02.95 ID:IOlHiZZ0o
愛海「もうっ! どうして邪魔するの!?」 

もみもみもみもみっ! 

武内P「え、笑顔で……すんっ!」ビクンッ! 

愛海「……笑顔?」 

もみもみもみもみっ! 

武内P「くうっ!? おっ、は……はいっ……!」ビクビクッ! 

愛海「……」 

すっ… 


愛海「……今回は、この位にしておいてあげるね」 

愛海「でも、次こそは――その山、登らせて貰うから」 


武内P「はぁ……! はぁっ……!」 

武内P「止めてみせます……ええ、何度でも」 


りあむ「ね、ねえ! ぼくの事忘れてない!? やむ!!」

870: 名無しさん 2019/03/10(日) 23:03:58.53 ID:IOlHiZZ0o
愛海「……新人さん」 

愛海「――そのお山、預けておくね」 


りあむ「あ、預けるも何も、ぼくのなんだけど!?」 

りあむ「……って、行っちゃったし」 

武内P「……夢見さん」 

武内P「私の言葉の意味が、わかりましたか?」 

りあむ「えと、もしかして……」 


りあむ「ち……ちっ、ちちを揉まれるの?///」 


愛海「――全身全霊でね」ワキワキ! 


りあむ「っ!?」

871: 名無しさん 2019/03/10(日) 23:12:13.95 ID:IOlHiZZ0o
りあむ「いつの間に後ろに――!?」 


愛海「山ある所、あたしあり……」 

愛海「ちちある所、母なる大地!」 


りあむ「うわーん!? 意味がわかんないよ! よ!!」 


愛海「うっひょひょ~い! 身をもって教えてあげるよ――っ!」ワキワキ! 

ぴょい~んっ! 


…わしっ! 


愛海「……んー! この触り心地! あはっ♪ またしても――」 

わしわしわしわし! 

武内P「あっ、かっ……! ん、んんうっ……!」ビクンビクンッ! 


りあむ「地獄絵図!」

872: 名無しさん 2019/03/10(日) 23:19:33.01 ID:IOlHiZZ0o
愛海「もおおっ! 何で!?」 

もみもみもみもみっ! 

武内P「あ、貴女は……おぁっ!」ビクッ! 

愛海「何?」 

もみもみもみもみっ! 

武内P「ちょ、挑戦する心を……わっ、すれない方ですか、らっ!」ビクゥッ! 

愛海「……」 

すっ… 


愛海「……わかった。今度こそ、今回はあたしの負けだよ」 

愛海「だけど、次は――その山、登頂するからね」ニコッ! 


武内P「はぁ……! はぁっ……!」 

武内P「……良い、笑顔です」 


りあむ「やっぱりぼくの扱い雑いよね!? やむ!!」

873: 名無しさん 2019/03/10(日) 23:24:42.15 ID:IOlHiZZ0o
愛海「……りあむちゃん」 

愛海「――今度、一緒にシャワー浴びようね」 


りあむ「えっ!? 急に距離感近くない!?」 

りあむ「……って、行っちゃったし」 

武内P「……夢見さん」 

武内P「シャワー室までは、助けに行けません」 

りあむ「言われなくても、それ位わかるよう!」 


りあむ「と、とりあえず……その……」 

りあむ「……助けてくれて、ありがと」ボソボソッ… 


武内P「いえ、当然の事をしたまでです」 


りあむ「うわーん! 何でバッチリ聞こえてるの!? やむ!!」

874: 名無しさん 2019/03/10(日) 23:30:56.97 ID:IOlHiZZ0o
武内P「ですが……今後は、気をつけてください」 

りあむ「ううっ、山じゃなくて人として見て欲しい……」 

武内P「夢見さん……」 

りあむ「愛海ちゃん、ぼくのちちしか見てなかった……やむ」 

武内P「……」 


武内P「夢見さん」 

武内P「世の中には、持つ者も居れば……持たざる者も居ます」 

武内P「なので……その……」 

武内P「特定の方の前では、そういった発言は控えた方が良いかと」 


りあむ「……あ、はい」

875: 名無しさん 2019/03/10(日) 23:37:04.08 ID:IOlHiZZ0o
武内P「では、私はこれで……」 

りあむ「うぅ、放置プレイ? やむ」 

武内P「……いえ、そうではありません」 

りあむ「だって、さっきみたいな事があったら……」 

武内P「……」 


武内P「大丈夫です」 

武内P「――私を信じてください」ニゴォッ! 


りあむ「明らかに大丈夫だと思ってない顔だようわーん!!」 


武内P「……すみません、笑顔は苦手で」

876: 名無しさん 2019/03/10(日) 23:44:55.79 ID:IOlHiZZ0o
武内P「それでは……レッスン、頑張ってください」 

りあむ「頑張りはするけど、もっと甘やかして……」 

武内P「……そう、言われましても」 

りあむ「……」 


武内P「レッスンを真面目に頑張れば……」 

武内P「CDデ」 


りあむ「レッスン、やるぅー!」ペカー! 

りあむ「めちゃ目立てるな!? な!?」ニコニコッ! 


武内P「……良い、笑顔です」

877: 名無しさん 2019/03/10(日) 23:49:05.50 ID:IOlHiZZ0o
  ・  ・  ・ 

りあむ「ウッ! ハッ! ウッ! ハッ!」 

りあむ「う~っ……!」 

りあむ「狼牙風風拳♪」 

りあむ「……って、これじゃ本当にヤムチャだ! だー!!」 

りあむ「……」 

りあむ「ロンリ~ウ~ルフ~♪」 


愛海「……」 


りあむ「……」 

りあむ「!?」

878: 名無しさん 2019/03/10(日) 23:54:35.95 ID:IOlHiZZ0o
りあむ「こ、こんにちは……!?」 


愛海「――レッスン」 

愛海「それは、激しい運動をする時間」 

愛海「なればこそ、アイドルはそのための服に着替える……」 

愛海「……開始前の、更衣室」 

愛海「……そして、終了後のシャワー室」 


愛海「――ビフォー! そして、アフター!」 

愛海「あたしは、どっちのお山も素晴らしいと思うんだよね!」 


りあむ「ぼ、ぼくが今からやるのはボイスレッスンだよ!?」 


愛海「えっ!? じゃあ……ワキワキさせて♪」 


りあむ「じゃあ、って何!?」

879: 名無しさん 2019/03/10(日) 23:59:00.91 ID:IOlHiZZ0o
愛海「大丈夫、怖くない怖くない……ぐへへ!」 

りあむ「いやいや! その顔!」 

愛海「顔?」キャルンッ! 

りあむ「あ……可愛い……」 

愛海「えへへ♪」ニコニコ! 

りあむ「と、尊い……!」 



武内P「――待ってください!」 



りあむ「!」 


愛海「ちいっ! またしても、邪魔をする気!?」

880: 名無しさん 2019/03/11(月) 00:07:01.22 ID:vwvkyAJfo
愛海「でも、その距離なら何も出来ないよ! うっひょひょ~い!」ワキワキ! 

ぴょい~んっ! 


りあむ「っ!? たっ、助け――」 



武内P「プロデュースゾーン!!」 

ゴゴゴゴゴゴ! 



愛海「山登りの始ま……何!? 引き寄せられ――」 

ぐ…くくっ……! 


…わしっ! 


武内P「……説明しましょう」 

武内P「アイドルの方が、プロデューサーを見かけた時」 

武内P「何故か、近寄っていく時に気持ち早足になってしまう……」 

武内P「その気持ちを最大まで引き出すのが、プロデュースゾー」 


愛海「もおおおおっ! あとちょっとだったのにいいいいっ!」 

もみもみもみもみっ! 

武内P「んんんんんんっ!?」ビクンビクンッ! 


りあむ「何度この絵面を見せられるの!? やむ!!」

881: 名無しさん 2019/03/11(月) 00:19:22.90 ID:vwvkyAJfo
  ・  ・  ・ 

部長「……どうだね? 新しく入った子達の様子は?」 

武内P「皆さん、とても頑張っていると思います」 

部長「おお、そうかそうか! それは良かった!」 

武内P「……はい」 

部長「だが……気をつけなければいけない」 


部長「スキンシップは、程度によっては構わないさ」 

部長「だがね……」 

部長「胸を揉ませるというのは、さすがにまずい」 

部長「……本当に、頼むよ?」 


武内P「はい、勿論です」 


部長「……本当の本当に、頼むよ?」 


武内P「……待ってください! 誤解です!」 


武内P「棟方さんに注意してください!」 




おわり