179: 名無しさん 2019/07/05(金) 20:48:58.70 ID:CTgrNMTTo
奏「ふふっ、そんなに警戒しないでも大丈夫よ」 

フレデリカ「うんうん! ふわっと軽~く答えてね♪」 

志希「フレちゃんフレちゃん、それじゃ軽快だよ~!」 

周子「まあ、答えるのはあたし達じゃなくてね?」 

美嘉「答えるのはアンタ★ そこんトコよろしく★」 


武内P「……一つ、質問が」 

武内P「私に、拒否権はありますか?」 


LiPPS「?」キョトン 


武内P「……すみません、何でもありません」


引用元: ・武内P「ラッキースケベです」

180: 名無しさん 2019/07/05(金) 20:52:50.79 ID:CTgrNMTTo
奏「言っておくけど、誤魔化すのは無し。良い?」 

フレデリカ「ゴマは体に良いけどね! セサミン!」 

志希「植物由来の化学物質で、老化防止にどうぞどうぞ~♪」 

周子「ちゃんと答えてくれないと、どうなるんだろうねー?」 

美嘉「アハハ……まあ、うん。ねっ★」 


武内P「……あの」 


LiPPS「それじゃあ、いってみよ~♪」 


武内P「……」 

武内P「はい、わかりました」

181: 名無しさん 2019/07/05(金) 20:58:53.78 ID:CTgrNMTTo
武内P「……」 


LiPPS「……」 


奏(……彼には言ってないけど、裏のルール) 

フレデリカ(んふふ! どんな質問をしようかな~!) 

志希(自分が、一番だと言わせるようにシツモ~ン♪) 

周子(……でも、それだけだと簡単過ぎるから) 

美嘉(一番と言われて……その上で、一番攻めた質問をする!) 


LiPPS「……!」フンス! 

LiPPS(一番駄目だった人が、罰ゲーム!) 


武内P「……妙に、気合が入っていますね……?」

182: 名無しさん 2019/07/05(金) 21:02:32.40 ID:CTgrNMTTo
奏「――それじゃあ、私から質問させて貰おうかな」 

武内P「はい、わかりました」 

奏「答えなかったら、承知しないんだから」 

武内P「……はい」 

奏「それじゃあ、質問」 


奏「――LiPPSで、誰か一人とキスをしなければいけないとしたら」 

奏「チャーミングな貴方は、誰を選ぶのかしら?」ニコッ! 


武内P「……えっ!?」 


フレデリカ・志希・周子・美嘉「……!」 

フレデリカ・志希・周子・美嘉(せ……攻めてるぅ~~っ!)

183: 名無しさん 2019/07/05(金) 21:06:59.38 ID:CTgrNMTTo
奏「さあ、答えて貰うわよ」 

武内P「み、皆さんの中で……ですか!?」 

奏「ええ、そうよ。答えて頂戴」 

武内P「し、しかし……!?」 


奏「……もし、答えてくれないのなら」 

奏「無理矢理にでも、その唇に聞いちゃおうかな」ニコッ! 


武内P「っ!?」 

武内P「みっ――宮本さんです!」 


志希・周子・美嘉「えっ?」 

フレデリカ「……ほえっ?」 


奏「……」 

奏「んっ?」

184: 名無しさん 2019/07/05(金) 21:14:34.46 ID:CTgrNMTTo
奏「……どういう事? フレデリカ?」 

武内P「その、皆さんの中で……ですね」 

奏「うん」 

武内P「一番、社会的に問題が無いのに加え……」 

奏「それで?」 

武内P「性格的にも、今後の影響が最も少ないだろう、と……」 

奏「なるほどね」ニコッ! 


フレデリカ・志希・周子・美嘉「……」 


奏「…………はい、次の人質問どうぞ」…ボソッ 


フレデリカ・志希・周子・美嘉「……」

185: 名無しさん 2019/07/05(金) 21:19:40.80 ID:CTgrNMTTo
フレデリカ「――はいは~い! はい、宮本さん質問どうぞ!」 

武内P「……あの、答えやすい質問でお願いします」 

フレデリカ「うんうん♪ 高いのよりも、安い方が嬉しいもんね♪」 

武内P「え、ええ……」 

フレデリカ「ピンポンんピンポーン! 正解です! いえ、質問です!」 


フレデリカ「――LiPPSで、誰か一人と一緒に映画を見るとしたら」 

フレデリカ「フンフンフフーン♪ 誰と見る~? それとも、見られちゃう?」ニコッ! 


奏「!」 


武内P「そう、ですね……」 


志希・周子・美嘉「……!」 

志希・周子・美嘉(フレちゃんが……空気を読んだ!?)

186: 名無しさん 2019/07/05(金) 21:24:40.55 ID:CTgrNMTTo
志希(……つまり、これはもうサイアクの事態の一歩手前) 

周子(……シューコちゃん的にもギリギリだと思ってたからねー) 

美嘉(……ホント、たまにこうやってお姉ちゃんするんだから★) 


奏「……」ソワソワ! 


フレデリカ「さあさあ! 答えた答えた! 答えは答えは?」ニコニコ! 


武内P「もし、二人で映画を見るとしたら……」 

武内P「……一ノ瀬さん、でしょうか?」 


フレデリカ・周子・美嘉「!?」 


志希「……!?」 


奏「……」スン…

187: 名無しさん 2019/07/05(金) 21:31:38.73 ID:CTgrNMTTo
フレデリカ「……わ、わ~お! そう、なんだ~!」 

武内P「はい、一ノ瀬さんですね」 

フレデリカ「どうしてか、聞いても良いかな? いいとも~!」 

武内P「英語が非常に堪能なようなので……」 

フレデリカ「そうだね! ペラペラ! ノートの束みたい!」 

武内P「字幕映画を見ながら、訳に関して色々と聞ければ……」 

フレデリカ「あっ、それ楽しそう! 今度かいつかやってみよ~♪」ニコッ! 


周子・美嘉「……」 


フレデリカ「……はい、次はお任せ! シェフの気まぐれランチ!」 


志希「……!」 


奏「…………」

188: 名無しさん 2019/07/05(金) 21:37:49.95 ID:CTgrNMTTo
志希(……にゃはは、セキニンじゅうだ~い♪) 

志希(もしコレで駄目だったら、残されたチャンスは半分!) 

志希(でも、フレちゃんに任されたからね~♪) 

志希(……実験じゃなく、ただの結果発表~♪ どんどんぱふぱふ~♪) 


奏「…………」ジッ… 


志希「……う、お……」 

志希「りっ……り……」 

志希「……LiPPSで、一番髪が短いのは?」 


武内P「? 塩見さん……でしょうか?」 


フレデリカ・周子・美嘉「ちょっと待って」 


奏「…………」スン…

189: 名無しさん 2019/07/05(金) 21:47:13.89 ID:CTgrNMTTo
フレデリカ(シキちゃん!? それは三択、サンタクロースだよ!) 

志希(だって! すっごい見てくるんだも~ん!) 

周子(って言うか、一番でも……髪が短いから何? ってなったなー) 

志希(あ……アメリカじゃ褒め言葉! イエ~イ!) 

美嘉(どうしたのギフテッド!? ギフト、どっかに置き忘れてきた!?) 

志希(はいはい、ソーリーソーリー! ごめんなさ~いね~!) 


奏「…………」 


フレデリカ・志希・周子・美嘉「……」 

フレデリカ・志希・周子・美嘉(……うん、本気でやろう) 


武内P「……皆さん?」

190: 名無しさん 2019/07/05(金) 21:54:23.99 ID:CTgrNMTTo
周子「――それじゃ、次はあたしが質問するよー」 

武内P「はい、わかりました」 

周子「そうだねー、これは答えやすいと思うな」 

武内P「それは……助かります」 

周子「じゃあ、聞いちゃおうかなー」 


周子「――LiPPSで、もしも誰かを頼るとしたら」 

周子「真っ先に……誰を頼る? 気楽に答えてね~」ニコッ! 


奏「!!」 


武内P「そう、ですね……」 


フレデリカ・志希・美嘉「……!」 

フレデリカ・志希・美嘉(……これはもう、いったでしょ!!)

191: 名無しさん 2019/07/05(金) 22:00:19.08 ID:CTgrNMTTo
周子「なーに? 迷う必要なんて無いんじゃなーい?」 

武内P「真っ先に、と言われたら……」 


奏「……」ソワソワソワソワ! 

奏「……」サッ、サッ… 

奏「……」…ニコッ! 


フレデリカ・志希・美嘉「……」 

フレデリカ・志希・美嘉(髪まで整えて……すっごい良い笑顔) 


武内P「……城ヶ崎さん、ですね」 


美嘉「……ぅえっ!?」ビクッ! 


フレデリカ・志希・周子「……」 


奏「…………」スン…

192: 名無しさん 2019/07/05(金) 22:06:04.94 ID:CTgrNMTTo
美嘉「あっ、アタシ!? マジで!?」 

武内P「えっ? ええ……城ヶ崎さんです」 

美嘉「ちょっ、待っ……ええ~っ?///」 

武内P「シンデレラプロジェクト始動前から、面識がありましたし……」 

美嘉「あっ、うん……そうだよね」 

武内P「それに、何度も協力して頂いているので……」 

美嘉「まっ、まーね! 先輩として、トーゼンっしょ★」 

武内P「これからも、ご迷惑をおかけするかも知れませんが……」 

美嘉「困った時はお互い様、ってね★」 


美嘉「カリスマJKアイドル、城ヶ崎美嘉を頼りにしといて★★★」ニッコニコ! 


武内P「はい、ありがとうございます」 


フレデリカ・志希・周子「ちょっと待って」 


奏「…………」

193: 名無しさん 2019/07/05(金) 22:11:52.38 ID:CTgrNMTTo
美嘉(聞いた?★ ねえ皆、今の聞いた~?★) 

フレデリカ(ミカちゃん! あとは、ミカちゃんに託された!) 

美嘉(はっ? 何が? もー、な~に~が~?★) 

志希(にゃはは、ゴキゲ~ン♪ だ・け・ど、フキゲ~ン♪) 

美嘉(…………んああああ!? ) 

周子(コレで失敗したら、どうなるんだろうねー……) 

美嘉(プレッシャーかけないで!? ホント、マジで!) 


奏「…………」 

奏「……っふ」…ヘラヘラッ 


フレデリカ・志希・周子・美嘉「っ……!」 

フレデリカ・志希・周子・美嘉(変な……笑顔です……!) 


武内P「……?」

194: 名無しさん 2019/07/05(金) 22:19:26.46 ID:CTgrNMTTo
美嘉「――じゃ、じゃあ次の質問はアタシが……!」 

武内P「……はい、どうぞ」 

美嘉「えっ、と……その……」 

武内P「……」 


奏「…………ふふっ」…ヘラヘラッ 


フレデリカ・志希・周子「……!」ジーッ…! 


美嘉「りっ、ぷー、うー……すー、うー……」 

美嘉「…………」 

美嘉「……待って待ってヤバイヤバイ! ヤバイって!」 

美嘉「何か変な汗出てきたんだケド! マジヤバイってこのカンジ!」

195: 名無しさん 2019/07/05(金) 22:27:25.96 ID:CTgrNMTTo
フレデリカ(ミカちゃん、ファイトだよ! 一発しか残ってないけど!) 

志希(カリスマのお手並みはいけ~ん♪ や~ん道連れになっちゃ~う♪) 

周子(まー、美嘉ちゃんだからねぇ。緊張せず、楽にいこー) 

美嘉(……アンタら、あんまり期待してなくない!?) 


武内P「……」 

武内P「すみません、待ってください」 


美嘉「なっ……何?」 


武内P「速水さん」 

武内P「今すぐに、医務室に行きましょう」 


奏「…………」 

奏「えっ? 私? い……医務室?」

196: 名無しさん 2019/07/05(金) 22:33:24.48 ID:CTgrNMTTo
奏「何? どうしたの、急に……」 

武内P「顔色が優れないように見えましたので」 

奏「別に……医務室に行くほどじゃないわ」 

武内P「速水さん……」 

奏「……」 


武内P「……笑顔です」 

武内P「いつもの貴女の笑顔は、夜空に輝く月のように輝いています」 

武内P「ですが、今は分厚い雲に覆われている……」 

武内P「……私は、それを見過ごすことが出来ません」 


奏「……」 


フレデリカ・志希・周子・美嘉「……!」

197: 名無しさん 2019/07/05(金) 22:37:28.32 ID:CTgrNMTTo
奏「……ふぅん、そうなんだ?」 

武内P「はい」 

奏「医務室まで、エスコートしてくれるのかな?」 

武内P「当然です」 

奏「……」 


奏「……ふふっ!」ニコッ! 

奏「ベッドのある場所へ、弱った女を連れて行こうだなんて……」 

奏「……貴方って、そういう人だったのね?」ニコリ! 


武内P「えっ!?」 

武内P「いえ、決して……そういう意味では!」 


フレデリカ・志希・周子・美嘉「……!」ホッ!

198: 名無しさん 2019/07/05(金) 22:50:13.64 ID:CTgrNMTTo
奏「美嘉、困った狼さんに質問したら?」 

美嘉「えっ!? あっ、うん! そうだね!★」 

フレデリカ「んふふー♪ どんな事を聞くんだろうね!」 

志希「きっと、あたし達が想像もしてないようなすっごい事だよ~!」 

周子「ハードル上げるなー。ま、気が楽になったからしょーがないか」 


美嘉「――LiPPSで、一番カリスマを感じるのは?」 

美嘉「アハッ★ これなら、ヨユーで答えられるでしょ★」ニコッ! 


奏・フレデリカ・志希・周子「……ズルっ!?」 



武内P「……速水さん、ですね」 



美嘉「……」 

美嘉「えっ?」 





おわり