1: 名無しさん 2012/04/22(日) 16:08:10.52 ID:E8k5h5gB0
コナン「え、遠慮しとくよ……ははは」

和葉「何で?蘭ちゃんとは入ってるんやろ?」

コナン「そ、それは……」

灰原「……もう誰かと一緒にお風呂に入る年じゃないのよ」ズイッ

コナン(灰原?)

和葉「ふーん……」ニヤニヤ

引用元: ・和葉「コナン君一緒にお風呂はいろーや!」灰原「!?」

22: 名無しさん 2012/04/22(日) 16:14:33.12 ID:E8k5h5gB0
服部と和葉が東京に遊びにきていて、服部は小五郎と事件の捜査。蘭は空手の合宿だ。
残った和葉は博士の家に泊まる事に。博士は仕事でいない。

<風呂場>

和葉「ふんふーん♪」シャアアアアアア

<リビング>

コナン「……」

灰原「……残念って顔ね」

コナン「な……バーロー!そんな事……」

灰原「彼女に手を出したら西の名探偵が黙ってないわよ?」

コナン「子供と一緒に風呂入ろうとしただけだろ」

灰原「彼女はそうでも、あなたはどうなのかしら?」スタスタ

コナン「バーロー……」

35: 名無しさん 2012/04/22(日) 16:19:08.82 ID:E8k5h5gB0
和葉「あ、バスタオル忘れたわー」

和葉「コナンくーん!哀ちゃーん!どっちかバスタオル持ってきてー!」

コナン「わ、わかったー!」スタスタ

灰原「……」シュタタタタ!

むんずっ

コナン(奪われた……)



灰原「はいどうぞ、入る前に確認した方がいいわよ」

和葉「えへへ、サンキューな」フキフキ

コナン「……」ギリッ

46: 名無しさん 2012/04/22(日) 16:27:21.57 ID:E8k5h5gB0
灰原「……」スタスタ

コナン「ははは……灰原って気がきくな……」

灰原「……誰かさんが下心丸出しだったからね」スタスタ

コナン「ババババーロー!俺はただ純粋にバスタオルを……」

和葉「ふー、いいお湯やったわー、1番風呂ありがとな」フキフキ

コナン(……風呂上がりって色っぽいよな)ポー

灰原「どっちが先に入る?」

コナン「へ?」

灰原「あなたが先に入ってもいいわよ、私地下室でやりたい事あるし」

コナン「あ、じゅあ……先入るわ……」

和葉「地下室?この家地下室あるんか!見たい!」

灰原「だめ、いろんな秘密が……」

和葉「ええやんええやん!ケチな女は男に嫌われるで?」

キャッキャッ

57: 名無しさん 2012/04/22(日) 16:33:50.92 ID:E8k5h5gB0
<風呂場>

チャポーン…

コナン「……」

コナン(使用済みのお湯……か……)

コナン「……」

<地下室>

和葉「うわぁー!難しそうな本がいっぱいやなー!」

灰原(強引な人ね……)カタカタ

和葉「……」ジー

灰原「……」カタカタ…ターンッ!

和葉「何してるん?英語と数字がいっぱいや」

灰原「プログラミングよ」カタカタ

和葉「へぇー……子供なのに難しい事できるんやなぁー」

灰原(しまった……)

66: 名無しさん 2012/04/22(日) 16:41:59.25 ID:E8k5h5gB0
灰原「博士に教えてもらったんだ!最初は難しそうだけど、慣れればゲームみたいで面白いんだ!」ニパァ!

和葉「へぇー(なんや、意外とかわいらしい子やん)」

灰原(疲れるわ……)

和葉「ゲームならこんな暗いトコやのうてリビングでしようや!」グイッ

灰原「え……」

和葉「子供は元気に明るくせな!」ニコッ

灰原「う、うん……」ドキドキ

<風呂場>

コナン「……ふぅ」

コナン(よし、そろそろあがるかな、あんな関西人に欲情するとかどうかしてたまんがな)キリッ

73: 名無しさん 2012/04/22(日) 16:48:30.95 ID:E8k5h5gB0
キャッキャッ

コナン「……ん?」

和葉「あーアカン!やられる!」

灰原「……」ドキドキ

ピキューン!ピキューン!

コナン(灰原がゲーム?あいつゲームなんてするんだ……)

和葉「ちゃんと温まった?コナン君も一緒にゲームやろうや!」ニコッ

コナン「いや、僕は……」

灰原「いいじゃない、たまには子供に戻ったつもりで……」

コナン「……そうだな」タタタ

和葉「?今も子供やん……」

コナン「うわぁー!このゲーム面白そぉー!いっけー!ずきゅんずきゅーん!」

82: 名無しさん 2012/04/22(日) 16:59:32.33 ID:E8k5h5gB0
和葉「あ、もうこんな時間か、哀ちゃんお風呂まだやろ?入ってき」

灰原「……私今日はいいわ、明日土曜だし」

和葉「駄目や!女の子は綺麗にせな!体臭いと好きな子に嫌われるで?」ニコッ

灰原「……」チラッ

コナン「入っとけよ」

灰原「……そうするわ」スタスタ

和葉「ふふーん、モテモテやな!コナン君!」ツンツン

コナン「へ?(まだシャンプーの香りが……イイ……)」ドキッ

87: 名無しさん 2012/04/22(日) 17:06:58.86 ID:E8k5h5gB0
灰原「……」スタスタ

和葉「あがるの早いなー、ちゃんと肩まで漬かってきたんか?」

灰原「ええ……あまり長く漬かるとのぼせちゃうし……それにお湯が汚れていたからね」

コナン(ドキィッ!)

和葉「あー!さてはコナン君泡がついたまま湯舟に入ったやろ!?」

コナン「え……じ、実はそうなんだ!」アタフタ

和葉「あかんでー、お湯は綺麗に使わな!あたしも子供の頃はした事あるけど」

コナン「ご、ごめんね灰原さん!もうしないよ……」アタフタ

灰原「……ええ、ホントに」スタスタ

97: 名無しさん 2012/04/22(日) 17:16:40.21 ID:E8k5h5gB0
<寝室>

和葉「ベットはふたつかー、どっちかに二人一緒で寝るかたちやな」

灰原(もう一枚布団を出すという選択肢はないのね……)

和葉「哀ちゃんが普段使っているのはどっち?」

灰原「……こっち」ポンポン

和葉「じゃーコナン君は阿笠博士の使っているベットやな!」

コナン「え、僕ひとりで?」

和葉「何やまだひとりで寝るの怖いんか?」ニヤニヤ

コナン「へ、平気だよ!」ドキドキ

灰原「……じゃあもう寝ましょうか、おやすみ江戸川君」

コナン「お、おやすみ灰原」ドキドキ

101: 名無しさん 2012/04/22(日) 17:22:40.82 ID:E8k5h5gB0
和葉「うわぁ、哀ちゃんの肌つるつるやなぁー」

灰原「……眠れないわ、やめて……」

和葉「ええなー、小学生ってええなー」スリスリ

灰原「……もう」

コナン「……」ドキドキ






和葉「スー…スー…」

コナン(くそ……興奮して寝付けないぜ……)ギンギン

灰原「……」スッ

灰原「……」スタスタ

コナン(……灰原?)

106: 名無しさん 2012/04/22(日) 17:26:47.72 ID:E8k5h5gB0
<リビング>

チック…チック…

灰原「……」

コナン「……灰原?」スッ

灰原「!……なに?」ゴシゴシ

コナン「……泣いてるのか?」

灰原「……ホント……あなたってデリカシーないのね……」

コナン「わ、わりぃ……」

灰原「……」

コナン「……」

灰原「……ホットミルクでも飲む?眠れるようになるわよ」

コナン「……もらう」

113: 名無しさん 2012/04/22(日) 17:32:15.22 ID:E8k5h5gB0
チック…チック…

コナン「……」ズズ…

灰原「……」ズズ…

チック…チック…

灰原「……」

灰原「……お姉ちゃんをね」コトッ

灰原「お姉ちゃんを……思い出したのよ……」

コナン「……」

灰原「お姉ちゃんともよく一緒のベットで寝たりしたのよ、ゲームはあまりしなかったけど……」

灰原「お姉ちゃんはやろうって言ってくれたんだけど、私ゲームには興味なくてね……」

灰原「やっておけばよかったな……ゲーム……お姉ちゃんと……一緒に……」グスッ

コナン「灰原……」

125: 名無しさん 2012/04/22(日) 17:45:59.08 ID:E8k5h5gB0
灰原「……以前言ってくれたじゃない?私は一人じゃないって……」

コナン「ああ……お前の席はちゃんとここにあるよ……」

灰原「そうね……私は一人じゃない……少年探偵団のみんながいるし……それに……」

灰原「私を守ってくれる小さな名探偵さんがいるしね?」ニコッ

コナン「……バーロー」



ピキューン!ビキュピキューン!

灰原「……ゲームって意外と面白いのね」カチカチ

コナン「へぇ、お前にもそういう子供っぽいとこあるんだな」カチカチ

灰原「どんなプログラムが組まれてて動いているのか、実に興味深いわ……」カチカチ

コナン(はは、素直じゃない奴)カチカチ

おわり