896: ミサカ19696「師匠・・・!?」 2010/05/11(火) 22:03:19.28 ID:cVlOZ4Yo
前回の19696のミサカネットワークの後日談みたいなの。
つーか、この子使いやすい・・・。

ミサカ19696「どうぞどうぞ、あがってください。」

ミサカ13876「ミサカは正直言って信じられません、こんな所で生活しているなんて。」

96「いえいえ、住めば都と言った物です、とミサカは13876号に座るのを勧めます。」

76(石に座るのか・・・。)


96「所で今日は何故ここに?とミサカは理由を聞きます。」

76「いえ、以前ミサカネットワークで流れた情報を耳にして気になって来てみました。」

96「なるほど、あれは数週間前の事でしたね、とミサカは思い出します。」

76「一番気になったのですが、13247は・・・?」

96「どうやら、学園都市内には住んでおらず、別の地域に住んでいるようなのでまだ会った事もありません、とミサカは説明します。」

76「なるほど・・・。」


96「ん・・・?」

「な、なんだこれ。同じ人が二人いる・・・。」

76「来客のようですね。とミサカは少年を見ます。」

「うわぁ・・・えっと、夢じゃない?」

96「頬をつねってはどうですか?とミサカは勧めます。」

「いたたた、痛かったよ。」

76「とりあえず、貴方もここに来てみては?とミサカは席を空けます。」

「う、うん。」

引用元: ・▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ2冊目」【超電磁砲】

897: ミサカ19696「師匠・・・!?」2/5 2010/05/11(火) 22:04:40.27 ID:cVlOZ4Yo
76「何故このような所に?とミサカは聞きます。」

「・・・。」

96「お母さんは?とミサカはおそらく迷子なのだろうと思ったので、警官の事情聴取のように聞きます。」

「お母さんなんて居ないよ。」

76(まさか・・・。)

「お父さんも居ない。」

96(これは・・・。)

「兄弟も居ないよ。」

96&76(置き去り(チャイルドエラー)!?)

96「み、ミサカは悪い事を聞いた事を謝ります。」

「大丈夫、会う人には必ず聞かれるから。」

76「歳はいくつぐらいなのでしょうか?とミサカは問います。」

「僕は11歳だよ。施設に入れられてたけど、途中で研究に使われる事が分かって逃げてきたんだ。」

96「なるほど・・・確かに、置き去りは研究に使われているとよく聞きます。まさか本当だったとは、とミサカは驚愕します。」

76「お名前はあるのですか?」

「圭太だよ。施設の先生がつけてくれたんだ。」

96「なるほど、良いお名前ですね、とミサカは褒めます。」

圭太「ところで・・・僕の事よりお姉さん達のほうが気になるんだけど。」

898: ミサカ19696「師匠・・・!?」3/5 2010/05/11(火) 22:05:54.78 ID:cVlOZ4Yo
96「何と言いましょうか。」

76「ミサカ達は姉妹です、とミサカは説明します。」

圭太「姉妹?双子ってこと?」

96「まぁそういう事で良いでしょう、とミサカははぐらかします。」

圭太「ふーん・・・。」

96「所で、お腹がすいていませんか?逃げ出してきたと言うからには・・・。」

圭太「べ、別に!僕は一人で生きていけるたくましい人間だからね!その気になれば盗みだって働くんだぞ!」

76(すごい意地の張り方です・・・とミサカは驚きます。)



96「はい、焼けましたよ。」

圭太「うげぇ!?こんなの食べられないよ!!」

96「いえいえ、食べると美味しいのですよ?この虫は栄養素が抜群で、こっちの爬虫類系の物も栄養素が凄く取れるのです。」

圭太「うぐぐぐ・・・こんなの食べるくらいなら食べないほうが。」

76(流石にこれはねーよ、とミサカは思います。)

96「美味しいのに、もったいないです。では、こちらの魚を食べてみてください。」

圭太「ん・・・こっちは大丈夫かな。普通に焼き魚だし・・・いただきます。」

96「はい、召し上がれ。とミサカは受け答えます。」

圭太「もぐもぐ・・・ん、美味しい!」

96「新鮮で取れたての物ですから。とミサカは自慢します。」

76「しかし、このあたりは工場が無く川も綺麗なので魚も食べられるのですね・・・とミサカは驚愕します。」

96「はい、そのような場所を選んだので。とミサカはまたも自慢をします。」

76「計算済みだったのですね、流石です・・・。」

圭太「ぷはー!美味しいなぁ!こんな美味しい魚食べたの初めてだよ!」

96「ふふふ、それはよかったです。とミサカは自分なりの笑顔で見届けます。」

899: ミサカ19696「師匠・・・!?」4/5 2010/05/11(火) 22:06:48.85 ID:cVlOZ4Yo
76「それにしても、電化製品まであるのは驚きました。」

96「はい、テレビにミニノートPCに、ストーブ 扇風機 冷蔵庫。すべてあります。無いのは家だけです。とミサカは言います。」

76「ミサカ達が自力で電気を作る事が出来るので、こんな荒技が出来るだけであって、普通の人では出来ません、とミサカは一応注意しておきます。」

圭太「誰も真似しないでしょ・・・。」



76「さて・・・思う存分みる事が出来たのでミサカはこの辺で。とミサカは帰る支度をします。」

96「もう帰ってしまわれるのですか?とミサカは言います。」

76「下校時刻を過ぎると、交通手段が面倒なので・・・とミサカは補足します。」

96「なるほど、分かりました。とミサカは納得します。」

圭太「あの・・・。」

96「はい?」

圭太「僕も・・・ここに住ませてくれないかな?」

76(なんと、同棲要求ですか。この子なかなか侮れません。とミサカは考えます。)

900: ミサカ19696「師匠・・・!?」5/5 2010/05/11(火) 22:07:55.10 ID:cVlOZ4Yo
96「まぁ、一人増えたくらいでは生活に変化はありません。しかしながら、この生活は苦しく毎日が戦いです、とミサカは忠告します。」

圭太「大丈夫!僕、決心したんだ。研究で使われるくらいなら一人で生きていけるようになったほうがいいって!」

96「なるほど、しかしミサカについてこれるでしょうか?」

圭太「うん!ミサカ師匠!お願いします!」

96(師匠・・・!?キュンュ)

76(19696の体がビクンッとなりました・・・。)

96「分かりました、そこまでの覚悟があるなら認めましょう。とミサカは許可をします。」

圭太「本当!?やったぁ!!」

76(これは・・・ミサカネットワーク行きだな。とミサカは早速帰ります。)

76「そ・・・それではミサカは失礼させてもらいます。」

96「あ、はい。またいつでも来て下さい。ミサカはいつでも優遇します。とミサカは手を振ります。」

圭太「またねー おねえちゃーん。」

76(お姉ちゃん・・・良い響です・・・。)


96「それではまず、魚のつかみ取りから始めましょうか。」

圭太(いきなり難易度高いなぁ・・・。でも・・・。)「はい!」

おわり。
オリキャラ注意とか、書かなくて申し訳ない。
投下宣言もしてねぇし・・・すまない。