221: 名無しさん 2018/12/21(金) 18:29:55.45 ID:NONYgVd5o


https://www.youtube.com/watch?v=2J5odGvh_qM




おねがいサスケ しんでれら・がぁるず大騒動


引用元: ・武内P「笑顔です……変身ッ!」

222: 名無しさん 2018/12/21(金) 18:36:45.99 ID:NONYgVd5o
子並重五兵衛(こなみ じゅうごへえ)「ぐ……くくっ!」

子並「くっそーーーっ!!」

子並「どうして僕の邪魔をするんだ!!」

子並「もうちょっとで、江戸中の女の子が僕のものになったのに!!!」


????「てやんでぇ!!」

????「そんな事させてたまるかってんだ!!!」


子並「お前は、一体誰なんだ!!」


????「へっへっへ! このおいらを知らねぇとはな!」

????「知らねぇんなら教えてやるぜっ!」


エビス丸「江戸一番のプレイボーイ!」

エビス丸「エビス丸とは、わての事でんがな!」


????「だーーーっ! エビス丸、邪魔すんじゃねえ!」

223: 名無しさん 2018/12/21(金) 18:44:15.51 ID:NONYgVd5o
????「……ごほんっ!」


ゴエモン「天下の大泥棒、ゴエモン様とはおいらの事よっ!!」


子並「ご、ご、ゴエモンだってーーーっ!?」

子並「それに、泥棒なんて悪い奴じゃないか!」

子並「ばーか!! ばーーーか!!」


ゴエモン「うるせぇやい! お前なんかにゃ言われたくねえってんだ!」

エビス丸「なんや、名前の通り子供みたいな奴でんなぁ」


子並「うるさいうるさいうるさーーーいっ!!」

子並「お前達なんか、僕の作ったすーぱーめかでやっつけてやる!!」

子並「その後、ゆっくり女の子達を僕のものにしてやるんだ!!」


ゴゴゴゴゴゴッ…!!


ゴエモン「なんでぇ、この音は!?」

エビス丸「わての腹の音とちゃいまっせ!」

エビス丸「わての腹の音は、もっとせくしーやさかい!」

ゴエモン「ふざけてる場合じゃねえ! 来るぜ、エビっ!」

224: 名無しさん 2018/12/21(金) 18:51:35.43 ID:NONYgVd5o
https://www.youtube.com/watch?v=rOpfnmJQ_pw



スーパー・コナミ『ふっふっふ! 謝ったって、許してあげないぞ!!』


ゴエモン「へっ! そいつぁこっちの台詞でぃ!」

エビス丸「めかに乗っても、口だけでっか?」


コナミ『うるさいうるさいっ! くらえっ、ミサイル攻撃!!』


ドンッ! ドンッ! ドンッ!


ゴエモン「はっ! それっ! あらよっと!」

ぴょんっ! さっ! ぴょんっ!


エビス丸「ほいっ! ほいなっ!」

ぴょんっ! さっ!

…ズガァンッ!

エビス丸「はれーっ!?」


ゴエモン「エビス丸!?」


コナミ『やったやった! これで、女の子達は僕のものだ!!』

225: 名無しさん 2018/12/21(金) 18:57:42.43 ID:NONYgVd5o
コナミ『よーーーし!! とどめだっ!!』


エビス丸「はらほろひれはれ……!?」

ゴエモン「しっかりしろ、エビス丸!」

ゴエモン「ちっくしょう! こうなったら――」チャキンッ♪

ゴエモン「……!」キラキラキラキラッ…!



コナミ『いくぞ!! ミサイル発射――』


ゴエモン「させるかってんだ!」

ゴエモン「くらえっ!! 波動小判っ!!」

ヒュンッ―


ズガァアンッ!!


コナミ『――出来ないっ!?』

コナミ『そ、そ、そんなーーーっ!? 僕の、スーパーコナミが!!』

コナミ『うわあああああああああんっ!!』

226: 名無しさん 2018/12/21(金) 19:05:34.35 ID:NONYgVd5o
コナミ『くっそーーーっ! 動かないよーーーっ!!』


ゴエモン「どうやら、めかは壊れたみたいだな!」

ゴエモン「さあ、観念しやがれっ!!」

エビス丸「わてとゴエはんの愛の力には敵いまへんでしたな!」

ゴエモン「お前は何もしてねえじゃねえかっ!!」


コナミ『こうなったら……!!』


コナミ『わーぷ装置で、お前達の手の届かない所に逃げてやる!』

コナミ『くやしいだろう!! ばーか! ばーーーか!!』

ぎゅおおおっ…!


ゴエモン「な、何だ!? あの、黒い穴みてえのは!」

エビス丸「あれは、でっかいおはぎとちゃいまっか?」

ゴエモン「だーーーっ! そんな訳ねえだろ!!」


コナミ『わーぷした先で、女の子達を僕のものにするんだ!!』


ゴエモン「な、何ぃっ!?」

227: 名無しさん 2018/12/21(金) 19:15:27.52 ID:NONYgVd5o
コナミ『こんな、ちんちくりんしか居ない世界に興味なんかないもんね!』

コナミ『ばいばいびー!! ばーーーーーーか!!』

ぴょんっ――しゅうううん!


ゴエモン「あっ! こらっ、待ちやがれっ!!」

エビス丸「追いまひょ、ゴエモンはん!」

ゴエモン「言われるまでもねえぜっ!!」



「――待つでござる!!」



ゴエモン・エビス丸「!?」

ゴエモン「お、お前は――」



サスケ「サスケ参上!」



ゴエモン「サスケ!!」

228: 名無しさん 2018/12/21(金) 19:21:12.73 ID:NONYgVd5o
ゴエモン「サスケ、どうして止めるんでぃ!」

ゴエモン「まさか、ものしりじいさんと子並がグルで……」

エビス丸「二人で、女の子達を独占しようっちゅう魂胆でんな!?」


サスケ「違うでござるよ!」

サスケ「二人と言えども、ものしりじいさんの悪口は――」


ピッ!

ものしりじいさん『その手があったかーーーっ!!』


サスケ「も、ものしりじいさん!?」

サスケ「勝手に、拙者の目をかめらにしないで欲しいでござる!」

サスケ「それに、その手があったか、とは……!?」


じいさん『……は、はて?』

じいさん『そんな事、言ったかのう?』


ゴエモン・エビス丸・サスケ「……」

229: 名無しさん 2018/12/21(金) 19:27:02.99 ID:NONYgVd5o
じいさん『ご、ごほんっ!!』

じいさん『とにかく、生身で‘わーぷ・ほーる’に入るのは危険じゃ!』

じいさん『衝撃で、体がバラバラになってしまうぞ!』


ゴエモン「な、何だってーーーっ!?」

ゴエモン「じいさん、そいつぁ本当かっ!?」


じいさん『うむ!! 子並のボンボンは、めかに乗っておったからの!』

じいさん『だから、わーぷの衝撃にも耐えられるんじゃ!』


ゴエモン「くっ、危ねえ所だったぜ!」

エビス丸「じいさん、上手く誤魔化しはりましたなぁ」

ゴエモン「でもよ、だったらどうすりゃ良いってんだ!」

ゴエモン「あの野郎、逃げた先で悪さをするに決まってらぁ!」


じいさん『そこで! 生身ではない――』


サスケ「拙者の出番でござる!!」


ゴエモン「そうか! サスケはからくり忍者だから――」

エビス丸「――わーぷしても、大丈夫っちゅう事でんな!」

230: 名無しさん 2018/12/21(金) 19:35:18.19 ID:NONYgVd5o
サスケ「拙者が、奴の後を追うでござるよ!」


エビス丸「サスケはん、お土産は頼んまっせ~!」

ゴエモン「おいらは、美味い食いもんが良いな!」


サスケ「真面目にやってくだされ!」

サスケ「ゴエモンどの! エビス丸どの!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


ゴエモン「へへっ、悪い悪い!」

エビス丸「場を和ます、じょーくでんがな」


じいさん『わーぷしたら、通信は出来ん!』

じいさん『サスケ、気をつけるんじゃぞ!』


ゴエモン「頼んだぜ、サスケっ!!」

エビス丸「気ぃつけてや~!」


サスケ「承知!」

サスケ「それでは……行ってくるでござる!」

ぴょんっ――しゅうううん!

231: 名無しさん 2018/12/21(金) 19:40:17.59 ID:NONYgVd5o
  ・  ・  ・

じいさん「サスケ……無事に戻れよ!」

じいさん「……」

じいさん「あっ」


じいさん「し、し、し、し……しまったーーーーーっ!!」


じいさん「戻ってくる方法を考えとらんかったーーーーーーっ!!!」


  ・  ・  ・


ゴエモン「……さぁて、帰るか!」

エビス丸「ゴエモンはん、もうわてお腹ペコペコですわ」

ゴエモン「言われてみりゃあ、おいらも腹が減っちまったな」


ゴエモン「よ~し! 子並の件はサスケに任せたし!」

ゴエモン「おみっちゃんの所で、メシにするかっ!!」

エビス丸「はいな!!」


ゴエモン・エビス丸「はっはっはっはっはっ!!!」

232: 名無しさん 2018/12/21(金) 19:50:43.14 ID:NONYgVd5o
https://www.youtube.com/watch?v=X9jsAAhLLdc




おねがいサスケ しんでれら・がぁるず大騒動


▶ ひとりであそぶ   つづきからあそぶ

 ふたりであそぶ   おぷしょん

233: 名無しさん 2018/12/21(金) 20:02:21.11 ID:NONYgVd5o
  ・  ・  ・
わーぷ中


サスケ「ぬっ!? くっ!?」

サスケ「一体、いつになったらわーぷは終わるでござるか!?」

サスケ「い、いくら拙者がじいさんに作られたと言っても……」

サスケ「こ……このままではもちそうにないでござる……!」


――キランッ!


サスケ「! あの光は!」

サスケ「さては、あそこがごーるでござるな!」

サスケ「……ならばっ!」


サスケ「飛び込むでござるっ!!!」


しゅうううんっ!

234: 名無しさん 2018/12/21(金) 20:12:02.42 ID:NONYgVd5o
346プロダクション・正面入口


――スタッ!


サスケ「しゅたっ!」

サスケ「ここは、一体……?」

サスケ「大きな建物ばかりで――」



芳乃「そなたは、何処から来たのでしょうー?」



サスケ「うわっ!?」ビクッ!

サスケ「な、何者でござるか!?」



芳乃「わたくし依田は、芳乃でしてー」



サスケ「び……びっくりしたでござる……!」

235: 名無しさん 2018/12/21(金) 20:20:06.22 ID:NONYgVd5o


  すてえじ一  ぱっしょんぐるーゔ

236: 名無しさん 2018/12/21(金) 20:39:51.02 ID:NONYgVd5o
芳乃「そなたは、何処から来たのでしょうー?」


サスケ「……」

サスケ(なにやら、不思議な感じのする女子でござるな)

サスケ(しかし、悪人ではなさそう……)

サスケ(格好を見るに、町娘でござろうか)


サスケ「……拙者は、からくり忍者のサスケでござる」

サスケ「とある輩を追って、江戸から来たでござるよ」


芳乃「ふむー」


芳乃「……時を超えたのではなくー」

芳乃「……此処では無い場所からー」


サスケ「時を……?」

サスケ「しかし、如何にも!」

サスケ「拙者は、わーぷして此処に来たでござるよ!」

237: 名無しさん 2018/12/21(金) 20:55:43.82 ID:NONYgVd5o
サスケ「芳乃殿! 一つ、尋ねたい事が!」

サスケ「子並という名前に、聞き覚えはござらんか?」

芳乃「それは―――」



?「おう、ワレ! うちのモンに、何の用じゃ!」



サスケ「むむっ!?」

サスケ「この感じ――堅気の者ではござらんな!」


巴「おどれ、何を言うとんのじゃ!!」

巴「うちの組は、お天道様に顔向け出来ん真似はしとらん!」


サスケ「しかし、うちのモンとは……」

サスケ「芳乃殿、お知り合いでござるか?」

芳乃「はいー、同じ事務所の――」


芳乃「あいどるでしてー」


サスケ「……」ジッ…


巴「……何見とんのじゃ!!」

238: 名無しさん 2018/12/21(金) 21:08:26.64 ID:NONYgVd5o
サスケ「……芳乃殿、悪いことは言わないでござる」

サスケ「普通の町娘に戻るでござるよ!!」

芳乃「おおー?」


拓海「おい、事務所の前で騒いでんじゃねえよ」

雫「イライラしてる時は、牛乳ですよー」

愛梨「にぎやかで、なんか暑くなってきちゃいました~」

…たぷんっ!!


サスケ「!? 新手!?」


拓海・雫・愛梨「あらて?」

…たぷんっ!!


サスケ「芳乃殿! 拙者の後ろに隠れるでござる!」

サスケ「奴ら、爆弾を二つずつ懐に隠しているでござるよ!!」


拓海・雫・愛梨「……」

…たぷんっ!!


拓海「ケンカ売ってんのかコラァ!!」

…たぷーんっ!!

240: 名無しさん 2018/12/21(金) 21:18:57.95 ID:NONYgVd5o
  ・  ・  ・
だんわ・すぺーす


サスケ「――面目次第もござらん!!」ドゲザー!


雫「良いんですよー、そんなに謝らなくてもー」

愛梨「もう顔を上げて、ねっ?」


サスケ「ないすばでーを爆弾と誤解するなど……!」ドゲザー!

サスケ「頭を上げる気になれないでござるよ……!」ドゲザー!


拓海「……チッ! 良いから顔を上げろ」

巴「……おう、言う通りにせぇ」


サスケ「……かたじけない」


拓海「……それで?」

雫「あなたは一体――」

愛梨「――どこの誰なんですか~?」

241: 名無しさん 2018/12/21(金) 21:30:55.00 ID:NONYgVd5o
サスケ「拙者は、からくり忍者のサスケでござる」

サスケ「とある輩を追って、此処まで来たでござるよ」


雫「うちの誰かが作ったんでしょうかー」

愛梨「ねえ、サスケちゃんは誰が作ったの~?」

拓海「っつーか、面倒だ」

拓海「とある輩とか言ってねえで、全部話せ」


サスケ「みょ、妙に飲み込みが早いでござるな……!?」


サスケ「実は……これこれしかじか」


拓海・雫・愛梨「かくかくうまうま……なるほど」


拓海「子並なんて名前、聞いたことねえな」

雫「はいー。子牛だったら、牧場に沢山いるんですけどー」

愛梨「その人を探すお手伝いをしようか?」


サスケ「ま、まことでござるかっ!?」


巴「……」

242: 名無しさん 2018/12/21(金) 21:44:02.34 ID:NONYgVd5o
サスケ「しかし、迷惑をかけるわけには……」


拓海「あぁ? その野郎は、舐めた真似をしようってんだろ?」

雫「女の子を狙うなら、アイドルも狙われるでしょうからー」

愛梨「えへへ、ボディーガードもお願いできる?」


サスケ「勿論でござる!!」

サスケ「拙者の命に代えても、お守りするでござるよ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


巴「……ふん」

巴(……魂の無いロボットが、何が命じゃ)


芳乃「ねーねー、サスケー」


サスケ「む? 何でござるか、芳乃殿」



芳乃「捜し人が見つかるまでの二週間、よろしくお願いいたしますー」



サスケ「こちらこそ、宜しくお願いするでござる!」

243: 名無しさん 2018/12/21(金) 22:00:44.51 ID:NONYgVd5o
https://www.youtube.com/watch?v=bAHVeU7IEa8



  ・  ・  ・

サスケ「ちひろ殿」

サスケ「この資料は、何処に運べばいいでござるか?」


ちひろ「あっ、ちょっとわかりにくい場所なの」

ちひろ「だから、私も一緒に行くわね」


サスケ「かたじけない」


ちひろ「それより、ちひろさん、って呼んで欲しいな」

ちひろ「殿って付けられるの、なんだか照れくさくって」


サスケ「いや、ちひろ殿は、ちひろ殿でござる」

サスケ「あいどるの皆も――」

サスケ「――ちひろ殿を畏れ敬っている故!」


ちひろ「……畏れ?」

ちひろ「ねえ、それって誰の話?」

244: 名無しさん 2018/12/21(金) 22:08:31.59 ID:NONYgVd5o
  ・  ・  ・

拓海「ん? あれは――」


サスケ「……!」アセアセ!

しゅたたたたたっ!


拓海「おい、なんで慌ててんだよ?」


サスケ「たっ、拓海殿!」アセアセ!

サスケ「しばしの間、背に隠れさせて欲しいでござる!」


拓海「あぁ? 隠れるって……お前、逃げてんのか?」

拓海「……チッ! ダセエ真似してんじゃねえぞ」

拓海「そんなんで、守るとかよく言えたもんだな、オイ」


サスケ「め……面目ない……!」

サスケ「アイドルの方達に――」

サスケ「――改造させろ」

サスケ「などと言われて……!」


拓海「……」

拓海「サスケ、ぜってぇ捕まるんじゃねえぞ?」

245: 名無しさん 2018/12/21(金) 22:21:30.48 ID:NONYgVd5o
  ・  ・  ・

雫「はー、肩凝ったー……」

雫「もぉー、どうにかなりませんかねー」

愛梨「ねー、どうして肩が凝るんだろう」

愛梨「あっ、もしかしてこの服が重くて……」


―スタッ!

サスケ「しゅたっ!」


雫・愛梨「サスケちゃん?」


サスケ「拙者がまっさーじをするでござる!」

サスケ「なので、服はそのままで!」


雫「えー? 良いんですかー?」

愛梨「マッサージなら、服を脱いだ方が……」


サスケ「お願いでござる!」

サスケ「お願いでござるから、服はそのままで!」

246: 名無しさん 2018/12/21(金) 22:35:03.18 ID:NONYgVd5o
  ・  ・  ・

サスケ「……むむ」

芳乃「サスケー」

サスケ「……むむむ」

芳乃「ねーねー、サスケ―」

サスケ「……むむむむむ!」


芳乃「……」

スッ―


サスケ「こ、これは芳乃殿!」

サスケ「考え事をしていた故、気づかずすまなかったでござる!」


芳乃「考え事ー?」

―スッ


サスケ「……そうでござる」

サスケ「実は――」

247: 名無しさん 2018/12/21(金) 22:44:38.54 ID:NONYgVd5o
  ・  ・  ・

巴(……姉御達は、あのロボットを信用しとるようじゃな)

巴(じゃが、うちはあんな物と馴れ合うつもりは無い)

巴(所詮、アレは魂の無いロボットじゃけぇの)

巴「……ふんっ!」


巴「……こういう時は、将棋に限る!」

巴「ネット対戦は、便利じゃからのぉ」

たぷたぷ


巴「……うん?」

巴「うちに、挑戦じゃと?」

巴「ほぉ……面白い!」

巴「一体、どこのどいつじゃ!」



『SASUKE』



巴「……」

248: 名無しさん 2018/12/21(金) 22:53:32.65 ID:NONYgVd5o
  ・  ・  ・

サスケ「芳乃殿」

たぷたぷ

芳乃「何でしょうー?」

サスケ「この、将棋のねっと対戦をすれば――」


サスケ「巴殿と、仲良くなれるでござるか?」

たぷたぷ


芳乃「語り合う術は、一つではありませぬゆえー」

サスケ「出会った時に、無礼を働いてしまったでござるからなぁ……」

たぷたぷ

サスケ「……むむっ」

芳乃「笑い合える日は、遠くないのでしてー」


サスケ「御免……しばし、長考を……」


芳乃「……」

ぽちっ!


サスケ「」ちょいーんっ!

サスケ「……よっ、芳乃殿!」

サスケ「耳のボタンを押して、マゲを伸ばさないでくだされ!」

249: 名無しさん 2018/12/21(金) 23:08:38.93 ID:NONYgVd5o
  ・  ・  ・

巴「――くっ、そう来るか!」


ちひろ「うふふっ!」

ちひろ「巴ちゃん、最近本当にネット将棋にハマってるのね」


巴「なら……こうじゃ!」

たぷたぷ


ちひろ「……」

芳乃「今は、将棋でお話中でしてー」

ちひろ「そ……そう、なの?」

芳乃「はいー」

ちひろ「良かった……悲しくなる所だったわ」

芳乃「哀しみと怒りは流れすぎー、喜びと楽しみが舞い降りるー」

ちひろ「……」



巴「……はっは! どうじゃ!」ニコッ!



ちひろ「……ふふっ」

ちひろ「確かに、とっても楽しそうね」

250: 名無しさん 2018/12/21(金) 23:21:48.29 ID:NONYgVd5o
  ・  ・  ・

拓海「――それじゃ、行ってくるぜ」

雫「ミニライブ、絶対に成功させましょー」

愛梨「早苗さんは、先に現地に行ってる、って」


ちひろ「皆、頑張ってね!」グッ!

サスケ「御武運を!」


拓海「くくっ、御武運はねえだろ!」

拓海「……おう! 任せとけ!」ニコッ!

雫「はーい♪ 楽しんできますー!」ニコッ!

愛梨「ファンの皆をい~っぱい喜ばせてきますねっ♪」ニコッ!


ガチャッ、バタンッ


ちひろ「……サスケちゃんは、行かなくてよかったの?」

サスケ「お三方の修行の成果を見たくはありましたが……」

サスケ「拙者は、子並の行方を探す使命があるでござる」

ちひろ「でも、インターネットで調べても、何も――」



ドガァァンッ!!!



サスケ・ちひろ「!?」

251: 名無しさん 2018/12/21(金) 23:29:47.53 ID:NONYgVd5o
サスケ「なっ、何でござるか今の音は!?」

サスケ「あいどる事務所というのは、爆発も!?」

ちひろ「しないわよ!?」

サスケ「では、何事が――」



『あー、テステス!』



ちひろ「この声……拡声器!?」

サスケ「正面入り口の方から聞こえるでござるよ!」



『我々は、573プロダクション!!』

『新たに設立された、アイドル事務所だ!!』

『だが、アイドルは――誰も居ないっ!!』



サスケ「それでは、ただの事務所でござる!!」



『だから――346プロダクションの!!』

『アイドルを貰いに来た!!』



ちひろ「え……ええっ!?」

252: 名無しさん 2018/12/21(金) 23:43:34.71 ID:NONYgVd5o
ちひろ「貰いに来たって……!?」

サスケ「573ぷろだくしょん……」

サスケ「はっ!? まさか――」


サスケ「子並重五兵衛が、関わっているでござるか!?」



『子並社長の考えは素晴らしい!!』

『――やっぱり、女の子はおっぱいだよね!』

『……俺もそう思う!!!!!』

『その言葉に従い、おっぱいの大きいアイドルは全て頂く!!!』



サスケ「! やはり、子並の奴が!!」

ちひろ「最低!! 本当……最低!!」



『抵抗するちんちくりんには容赦しない!!』

『――以上だ!!』

253: 名無しさん 2018/12/21(金) 23:53:15.39 ID:NONYgVd5o
ガチャッ!


巴「――大変じゃっ!」

芳乃「意思無き者達が、わらわらとー」


サスケ「芳乃殿! 巴殿!」

ちひろ「大変って、何が起こってるの!?」


巴「わけのわからん、黒いPの被り物をした奴らが!」

芳乃「押し寄せて来ているのでしてー」

巴「この部屋の、すぐそこまで来とるんじゃ!」


ちひろ「え、ええっ!?」

サスケ「……」


サスケ「拙者に、任せてくだされ!」

サスケ「拙者は、ぼでぃーがーどを引き受けたでござるからな!」


サスケ「命に代えても、お守りするでござるよ!!!」


サスケは はどうクナイ をしゅうとくした!!!

255: 名無しさん 2018/12/22(土) 14:31:44.94 ID:aXL6oYGXo
芳乃「サスケの気が、より強く、たくましくなりましてー」

巴「……おう」


サスケ「? 何でござるか?」


巴「今の所、ワレとの勝負は五分と五分じゃ」

巴「相手が居んようになったら、うちも困る」

芳乃「そなたと出会えた事は、何かの導きー」

芳乃「この試練、必ずや乗り越えられるでしょうー」



サスケ「巴殿……芳乃殿……」


巴「じゃから、その……――きばれや、サスケ!」グッ!

芳乃「ふふ、皆で笑い合える日はすぐそこでしてー」


サスケ「合点承知!!」


ちひろ「あっ、このおにぎりを持っていって!」

ちひろ「きっと、役に立つはずよ!」


サスケ「かたじけない!」

256: 名無しさん 2018/12/22(土) 14:37:32.52 ID:aXL6oYGXo
ガチャッ、バタンッ!

https://www.youtube.com/watch?v=itd3_D1Pi8A



三階、通路


黒Pヘッド「あいどる、あいどる」


サスケ「むむっ! 奴は――」

ピピッ!


黒Pヘッド「あいどる、あいどる」


サスケ「――からくりでござるか!?」

サスケ「しからば、手加減は無用でござるな!」


黒Pヘッド「あいどる、あいどる」


サスケ「正面入口まで、急ぐでござる!」

サスケ「てやぁーっ!!」


シュピンッ!


黒Pヘッド「あいどる、あいど――」

ボボォンッ!

257: 名無しさん 2018/12/22(土) 14:41:27.39 ID:aXL6oYGXo
三階→二階、階段


黒Pヘッド「あいどる、あいどる」

スチャッ!


サスケ「ば、ばずーか!?」


黒Pヘッド「あいどる、あいどる」

ポンッ! ポンッ!


サスケ「はっ! やっ!」

ぴょいんっ! ぴょいんっ!

サスケ「――ふっ!!」


シュピンッ!


黒Pヘッド「あいど――」

ボボォンッ!


サスケ「こんな物まで持ち出しているとは!」

サスケ「先を急ぐでござる!」

258: 名無しさん 2018/12/22(土) 14:47:09.59 ID:aXL6oYGXo
二階→一階、階段


黒Pヘッドい「あいどる、あいどる」

黒Pヘッドろ「あいどる、あいどる」


サスケ「まだ居たでござるか!」

サスケ「てやぁーっ!!」


シュピンッ!


黒Pヘッドい「あい――」

ボボォンッ!


黒Pヘッドろ「あいどる、あいどる」

ぴょいんっ!


サスケ「むむっ、上から!?」

サスケ「――ならばっ!」

ぽちっ!

サスケ「」ちょいーんっ!


黒Pヘッドろ「あ――」

ボボォンッ!


サスケ「うう……この手は、あまり使いたくなかったでござる……!」

260: 名無しさん 2018/12/22(土) 14:55:39.39 ID:aXL6oYGXo
一階、通路


黄Pヘッド「ほれ、いっちに! いっちに!」

黄Pヘッド「お前たち、ちゃきちゃき運ぶんだ!」


黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」

拓海「テメエ、コラァ! 離せってんだよ!」

雫「もぉー! 何処触ってるんですかー!?」

愛梨「こんなに人が多いと、暑くなってきちゃいます~!」

たぷーんっ!!


黄Pヘッド「うひょひょ~っ!!」

黄Pヘッド「やっぱり、女の子はおっぱいだよね!!」


黒Pヘッド隊「おっぱい、おっぱい」

拓海「ふざけんじゃねえ! タイマン張れコルァ!」

雫「えー、私はお乳は出ませんよー!?」

愛梨「あっ、えっちなのは駄目なんですからね~!」



サスケ「サスケ参上!」



拓海・雫・愛梨「サスケ(ちゃん)!!」

261: 名無しさん 2018/12/22(土) 15:02:22.58 ID:aXL6oYGXo
黄Pヘッド「むむむっ! 何だお前は!」

黄Pヘッド「黒Pヘッド隊は、何をしていた!」


サスケ「道中の奴らなら、拙者が倒したでござる!」

サスケ「観念して、お三方を離すでござるよ!!」


黄Pヘッド「ぐ、ぐぬぬぬっ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!

黄Pヘッド「せっかく手に入れたおっぱい――」

黄Pヘッド「――いやさ、アイドルを返す訳にはいかないな!」



ゴゴゴゴゴゴッ…!!



拓海「なっ、何だこの音は!?」

雫「見てくださいー! 入り口の方から――」

愛梨「――黄色い、ロボットが!!」

262: 名無しさん 2018/12/22(土) 15:10:10.63 ID:aXL6oYGXo
https://www.youtube.com/watch?v=rOpfnmJQ_pw



パッション・コナミ『はっはっは! 社長の作った、無敵のロボット!』

パ・コナミ『こいつでお前をぎったんぎったんにしてやるぜ!!』


サスケ「それはこっちの台詞でござる!」

サスケ「ものしりじいさんが作った、からくり忍者のサスケ!」

サスケ「――参るっ!!」


パ・コナミ『くらえっ! 突進攻撃ー!!』

グワアアアッ!


サスケ「でかい図体のせいで、足元ががらあきでござるよ!」

さっ!


パ・コナミ『ぐぬぬっ! なら、パンチで叩き潰してやる!!』

ゴウッ!


サスケ「隙ありっ!!」

ぴょいんっ!


パ・コナミ『なあっ!? 腕の上に乗っただとーっ!?』


サスケ「てや――っ!!」

シュピンッ!


パ・コナミ『ぐああああっ!?』

ボゥンッ!

263: 名無しさん 2018/12/22(土) 15:17:35.52 ID:aXL6oYGXo
パ・コナミ『ち、ちくしょうっ!!』

パ・コナミ『なら、このおっぱいミサイルで全部吹き飛ばしてやる!!』

ジャキンッ!!


サスケ「あの巨大な二つの膨らみが、ミサイル!?」

ぴょんっ! ぴょんっ!

サスケ「――そうはさせんでござるよっ!!」

ぴょいんっ!


パ・コナミ『あっ、こらズルいぞ!? 膝の上に乗るんじゃない!!』


サスケ「ふんっ! ふんっ! はっ!」

シュピンッ! シュピンッ! シュピンッ!


パ・コナミ『やめて、斬らないで! おっぱいは優しく!!』


サスケ「てやぁ――っ!!」


シュピィンッ!


パ・コナミ『乱暴にしちゃ駄目ええええええっ!!』

ボボォンッ!!

264: 名無しさん 2018/12/22(土) 15:26:55.79 ID:aXL6oYGXo
https://www.youtube.com/watch?v=VspPy67YLEs



サスケ「――やはり、正義は勝つでござるな!」

サスケ「それに、ものしりじいさんも言っていたでござる」

サスケ「――ぎゃるは、胸だけでなく尻も大事だ、と!」


芳乃・巴「……」


サスケ「よ、芳乃殿! 巴殿!」アセアセ!

ぴょんっ! ぴょんっ!

サスケ「い、今のは拙者が思っている事では無いでござるよ!?」


芳乃「……ほー」

巴「……ほう」


サスケ「と、と、と、とにかく!」

サスケ「お三方は助け出し――……」


サスケ「居ないっ!!?!!」


サスケ「それに、あの黄色い頭巾を被った奴も……」



ズシィィンッ! ズシィィンッ!



サスケ・芳乃・巴「!?」

265: 名無しさん 2018/12/22(土) 15:36:39.49 ID:aXL6oYGXo
サスケ「何でござるか、この地響きは!?」

巴「事務所の外から聞こえてきとるぞ!」

芳乃「どしどしどしー、足音が如きー」

タッタッタッタッ!



パッション・コナミDX『はーっはっはっはっ!!』

パ・コナミDX『大は小を兼ねる!』

パ・コナミDX『巨乳は、貧乳を兼ねる!』

パ・コナミDX『さっきは、ちょびっとばかり油断したが……』


パ・コナミDX『きょだい・めか!!!』


パ・コナミ『デラックスなコイツで、あの世へ送ってやるぜ!!』



巴「な、な、何じゃ!? あのデカブツは!?」

サスケ「あんな物まで用意しているとは!?」

266: 名無しさん 2018/12/22(土) 15:42:25.54 ID:aXL6oYGXo
芳乃「あちらを見てくださいー」


黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」

拓海・雫・愛梨「む~っ!?」


巴「あのままじゃ、姉御達が!」


サスケ「くっ!」

しゅたたたたたっ!


サスケ「てやぁ――――っ!!」

シュピィィンッ!


黒Pヘッド隊「あいど――」

ボボボォンッ!

…ドサッ!

拓海・雫・愛梨「いたっ!」



サスケ「なんとか、間に合ったでござる!」



パ・コナミDX『はっはっは! おいでませ~!』

267: 名無しさん 2018/12/22(土) 15:49:19.01 ID:aXL6oYGXo
サスケ「まずいっ!? 避けられ――」



パ・コナミDX『ほ~れ、ぷちっ!!!』

ズンッ!!!



芳乃・巴「サ――」


ひゅ~んんん……コロンッ! コロコロコロ……



サスケ頭部「」



芳乃・巴「サスケっ!!!!!」

たったったったっ!

巴「おい……おい、しっかりせぇ! サスケ!」

芳乃「サスケー、ねーねー、サスケ―」



サスケ頭部「」

しん……

268: 名無しさん 2018/12/22(土) 15:54:56.62 ID:aXL6oYGXo
巴「何を……何をしとるんじゃ、お前は!」

芳乃「サスケー、ねー……ねー、サスケー……」


サスケ頭部「」


巴「うちとの将棋の決着、ついとらんじゃろうが!!」

芳乃「……」

スッ―


サスケ頭部「――ぷはぁっ!」

サスケ頭部「びっくりして、気を失ってしまったでござる!」


巴「うおおっ!? 首が喋ったじゃとぉ!?」


サスケ頭部「? 拙者は、からくり忍者でござるからな!」



パ・コナミDX『むむっ、しぶとい奴だ!』



サスケ頭部「しかし、首だけになってしまっては……!」

269: 名無しさん 2018/12/22(土) 16:06:53.44 ID:aXL6oYGXo
パ・コナミDX『今度こそ、踏み潰してやるぜ!!』



サスケ頭部「何か、奴に対抗する術は――」


芳乃「……」

…キランッ!


サスケ頭部「よ、よ、よ、よ、芳乃殿!?」

サスケ頭部「その手に持っているのは――」


芳乃「ほらがい、でしてー」


サスケ頭部「やはりっ!!」

サスケ頭部「いや、しかし……来てくれるかどうかは……」


巴「――来る」

芳乃「――来るでしょうー」


サスケ頭部「お、お二方……?」


巴「サスケが根性を……魂を見せたんじゃ!」

巴「ここで――呼ばんのは、女が廃る!!」

芳乃「わたくし依田は芳乃でしてー」

芳乃「必ずや、糸を手繰り寄せてみせましょうー」

270: 名無しさん 2018/12/22(土) 16:20:35.54 ID:aXL6oYGXo
サスケ頭部「芳乃殿……巴殿……」

サスケ頭部「――拙者も、信じるでござるっ!!」

巴・芳乃「!」コクリ!

サスケ頭部「呼ぶ名前は――で、ほらがいを――」

巴・芳乃「!」コクリ!



パ・コナミDX『あ~らよっ……』



巴「ゴエモン・いんぱくと!!!!!」


芳乃「ぶおお!! ぶおお!! ぶおおおおおおおおおっ!!!!!」



…キラァ――ンッ!!



パ・コナミDX『……ん? 何だ?』

パ・コナミDX『何か光って……こっちに、向かってくる!?』

271: 名無しさん 2018/12/22(土) 16:28:39.95 ID:aXL6oYGXo

…ズシィィンッ!!


パ・コナミDX『な、な、な、何だ!?』

パ・コナミDX『あの――』



ゴエモン・いんぱくと『……』



パ・コナミDX『――ぶさいくな、きょだい・めかは!?』



いんぱくと『……』

スッ…


サスケ頭部「芳乃殿! 巴殿!」

サスケ頭部「いんぱくとに、乗り込むでござる!」


巴「乗り込む言うが、これは……!?」

芳乃「丸呑みでしてー」


https://www.youtube.com/watch?v=HPwjssuCWBo




いんぱくと『……』ゴクンッ!

272: 名無しさん 2018/12/22(土) 16:32:53.79 ID:aXL6oYGXo
ひゅ~んんん……!


芳乃「……!」

ぎゅっ!

サスケ頭部「安心するでござるよ!」


巴「あれは……椅子か!」


サスケ頭部「ゴエモン・いんぱくとの……操縦席でござる!」


…ストンッ! ウィィ~~ンンン……!


ガコォンッ!


いんぱくと『――!』

キラァンッ!


いんぱくと『!』


いよぉ~~~っ!!!

273: 名無しさん 2018/12/22(土) 16:49:48.39 ID:aXL6oYGXo
パ・コナミDX『ええ~いっ!!』

パ・コナミDX『そっちがきょだい・めかを出してm』


いんぱくと『ワリャ、たいがいにせぇよ!!』

いんぱくと『うちのモンに手ぇ出した報い……』

いんぱくと『きっちり受けさせたるわ!!』


パ・コナミDX『ひ、ひええっ!?』


いんぱくと『ぶちまわす!!!』



サスケ頭部「す、凄い迫力でござるな……!?」


巴「当たり前じゃ! 容赦する気ぃは、さらさら無い!!」


サスケ頭部「と、とりあえず!」

サスケ頭部「拙者の頭を操縦席にセットするでござる!」

サスケ頭部「そうすれば、性能があっぷするでござるよ!」


芳乃「駄目ー」

ぎゅっ!

サスケ頭部「よ、芳乃殿……? いや、しかし……」

芳乃「駄目でしてー」

ぎゅうっ!

サスケ頭部「そ、そうでござるか……」

274: 名無しさん 2018/12/22(土) 17:00:57.48 ID:aXL6oYGXo
https://www.youtube.com/watch?v=whOETWg735w



パ・コナミDX『や……やっぱりお子様は駄目だな!』

パ・コナミDX『何より、おっぱいが小さい!』

パ・コナミDX『及川牧場の牛乳を飲め、牛乳を!』


いんぱくと『わたくしと雫さんは、同い歳でしてー』


パ・コナミDX『えっ!? 嘘でしょ!?』


サスケ「芳乃殿、それはさすがにじょーくでござろう?」

芳乃「……」

ぽちっ!

サスケ「」ちょいーんっ!

サスケ「よっ、芳乃殿!?」

芳乃「……」

ポチポチポチポチッ!


いんぱくと『――!』

ババババババババッ!


ズガガガガガガンッ!

パ・コナミDX『ぐおおおっ!? 鼻から小判の弾が!?』

275: 名無しさん 2018/12/22(土) 17:07:21.01 ID:aXL6oYGXo
パ・コナミDX『こ、こうなったら接近戦で!』

グワアアッ!


巴「……ぶちまわすと――」

いんぱくと『言うたじゃろうがっ!!』


グワッ――


――ズガァンッ!


パ・コナミDX『んひいいっ!?』


芳乃「……」

ぽちっ! ポチポチポチポチッ!

サスケ頭部「」ちょいーんっ!

サスケ頭部「せ、拙者のぼたんは押さなくても!」


いんぱくと『――!』

ババババババババッ!


ズガガガガガガンッ!

パ・コナミDX『ぐわああああっ!?』

276: 名無しさん 2018/12/22(土) 17:13:45.55 ID:aXL6oYGXo
巴「……ん? 何じゃ、このボタンは」

芳乃「これは、マイクの絵でしょうかー?」

サスケ頭部「あいや、それは!」


パ・コナミDX『くっそ~~~っ!』

パ・コナミDX『こうなったら、一旦引いて体勢を立て直す!』


巴・芳乃「ぽちっ、と」

ポチッ!!


パ・コナミDX『必ず、アイドル達は頂くから――』


いんぱくと『き・せ・る・ぼ・む!!!』


ポンッ!


パ・コナミDX『ん? 何を投げ――』


ブワアアアァァァッ――!!


パ・コナミDX『お、お、お、お、覚えてろ~~~っ!!』


…ドカァァンッ!!

277: 名無しさん 2018/12/22(土) 17:24:44.80 ID:aXL6oYGXo
https://www.youtube.com/watch?v=0JsiEcLgot0



サスケ頭部「――やったでござるな、芳乃殿! 巴殿!」


芳乃・巴「……」

ぺちっ!


サスケ頭部「あいたっ!?」

サスケ頭部「な、何をするでござるかっ!!」


芳乃「無茶をした、お仕置きでしてー」

巴「サスケは、言ってもわからん奴じゃろうからな」


サスケ頭部「しかし、拙者は……」


芳乃・巴「拙者は?」

スッ…


サスケ頭部「……今後、無茶は控えるでござるよ」


芳乃・巴「……ふふふっ!」ニコッ!


サスケ頭部「……いやはや」

サスケ頭部「手も足も出ないとは、この事でござるなぁ……」

278: 名無しさん 2018/12/22(土) 17:25:48.57 ID:aXL6oYGXo


すてえじ一  ぱっしょんぐるーゔ


くりあー!

279: 名無しさん 2018/12/23(日) 20:44:30.56 ID:EtFjhLbVo
https://www.youtube.com/watch?v=mn2n4yQ3p04




ちひろ「はい、どうぞ」

ことっ


サスケ「ややっ! これはかたじけない!」


ちひろ「ふふっ!」

ちひろ「それにしても、日本茶が好きだなんて……」

ちひろ「サスケちゃんたら、嗜好が渋いのね」


サスケ「拙者は、ものしりじいさんに作られたでござるからな」

サスケ「好きなものも、似てしまったでござるよ」


ちひろ「あら!」

ちひろ「じゃあ、サスケちゃんも可愛いギャルが好きなのかしら?」


サスケ「ち、ち、ちひろ殿!」

ぴょんっ! ぴょんっ!

サスケ「拙者は、硬派なからくり忍者でござる!」


ちひろ「うふふっ! ジョークよ、ジョーク♪」

280: 名無しさん 2018/12/23(日) 20:51:52.15 ID:EtFjhLbVo
ちひろ「それにしても……」

ちひろ「元の世界には、帰らなくていいの?」


サスケ「拙者は、子並重五兵衛を懲らしめに来たでござる」

サスケ「その使命を果たさぬ内は……」

サスケ「それに! 子並の奴めは、この事務所の――」

サスケ「――あいどるを狙っているようでござるからな!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


ちひろ「573プロダクション、とか言ってたわね……」

ちひろ「……サスケちゃん!」

ちひろ「頼りにしてるわよ!」


サスケ「合点承知!」


ちひろ「もしもの時は、私の事も守ってね?」


サスケ「はて?」

サスケ「ちひろ殿は、あいどるでは無かったはずでは?」


ちひろ「……も~っ! サスケちゃんったら!」

281: 名無しさん 2018/12/23(日) 20:57:34.52 ID:EtFjhLbVo
一方、その頃……

https://www.youtube.com/watch?v=Jo61haOwH3w




子並重五兵衛「ぐ、ぐぬぬぬぬぬっ!!」

子並「この世界でも、僕の邪魔をする奴が居るのか!!」


黄Pヘッド「しゅ……しゅみましぇん……」ボロッ…!


Pヘッドの影「――社長! 次は、私めにお任せを!」


子並「おおっ! お前は!」


Pヘッドの影「ふふふっ! 可愛いは、正義!」

Pヘッドの影「可愛いものが好きな私もまた、正義です!」

Pヘッドの影「正義は、必ず勝つものなのですよ!!」


子並「……影になってて、黒Pヘッドと見分けがつかないなぁ」


Pヘッドの影「しゃ、社長~~~っ!!」


スッ…


赤Pヘッド「必ずや、キュートなアイドルを頂いて来ます!!」

282: 名無しさん 2018/12/23(日) 20:58:48.07 ID:EtFjhLbVo


  すてえじ二  きゅーとぐるーゔ

 

283: 名無しさん 2018/12/23(日) 21:09:13.37 ID:EtFjhLbVo
https://www.youtube.com/watch?v=bAHVeU7IEa8



  ・  ・  ・

だんわ・すぺーす


サスケ「奴らの手がかりは、今の所無し……」

サスケ「いんぱくと殿も、郊外で待機しているでござるからな……」

サスケ「……うむむ!」



「助手! サスケを見なかったか?」

「あたしも専門外だけど、キョーミしんし~ん♪」



サスケ「こ、こ、こ、この声はっ!?」

ぴょんっ! ぴょんっ!

サスケ「そ……そうでござるっ!」

サスケ「事務所を回って、あいどると接し――」


サスケ「子並の、次の作戦を予想するでござるよ!」


サスケ「しからば、御免っ!」

ぼうんっ!!

284: 名無しさん 2018/12/23(日) 21:19:59.03 ID:EtFjhLbVo
  ・  ・  ・

事務所内・かふぇ


菜々「ピピッ! いらっしゃいませー!」


サスケ「菜々殿!」

サスケ「菜々殿は、あいどるでござろう?」

サスケ「どうして、ここで女給をしているでござるか?」


菜々「うぐっ!?」

菜々「それは、まあ……生活費とか……」ボソボソ

菜々「……これが、ウサミン流の修行なんですよ!!」


サスケ「そ、そうでござったか!」

サスケ「うさみん流の修行方法は、変わっているでござるなぁ」


菜々「ご、ご注文は何にしますか!?」



「ぜ~ったい、ネコミミで可愛い方が良いにゃ!」

「キュートなアイドルが、一番にゃ!」



菜々「あああ!? また、ケンカしてる!?」


サスケ「ま、また出直すでござるよ!」

285: 名無しさん 2018/12/23(日) 21:27:46.36 ID:EtFjhLbVo
  ・  ・  ・

れっすん・ほーる


まゆ「ふぅ…………」


サスケ「ま、まゆ殿?」

サスケ「れっすんで、疲れたでござるか?」


まゆ「サスケちゃん」

まゆ「うふ、まゆはまだまだ元気ですよ」


サスケ「しかし、今のため息は尋常ではござらん」

サスケ「ため息をつくと、幸せが逃げてしまうでござるよ!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


まゆ「まゆから溢れた幸せが、プロデューサーさんに届けば……」

まゆ「……まゆは、それだけで満足です……・」

まゆ「ふぅ…………」


サスケ「な、なんだか意味がわからんでござるが……」

サスケ「元気を出すでござるよ!」

286: 名無しさん 2018/12/23(日) 21:38:52.29 ID:EtFjhLbVo
まゆ「元気を出しても、壁が立ちはだかるの……」

まゆ「乗り越えられない程、高くて、厚い……大きな壁が……」

まゆ「ふぅ…………」


サスケ「むむむっ!」

サスケ(これは、れっすんで行き詰まって居るようでござるな)


▶ふぁいとでござる!   人生、諦めも肝心でござる!


サスケ「――ふぁいとでござる!」

サスケ「たとえ、乗り越えられない壁でもっ!」

サスケ「よじ登れば良いでござるよっ!!」


まゆ「!!!」

まゆ「……うふ……確かに、その通りですよねぇ?」

まゆ「運命の赤い糸をつたって、登って行けば良いのよねぇ……!」ニヤァ~ッ…!


サスケ「その意気でござるよ、まゆ殿!」

サスケ(……なんだかとんでもない後押しをしてしまった気がするでござる)


サスケは クナイかべのぼり をしゅうとくした!!

287: 名無しさん 2018/12/23(日) 21:50:25.00 ID:EtFjhLbVo
  ・  ・  ・

なかにわ


サスケ「ややっ」


智絵里「あっ、サスケちゃん」

かな子「どうしたの? お散歩でもしてるの?」


サスケ「そのようなものでござる」

サスケ「智絵里殿かな子殿は、何をしているでござるか?」


智絵里「えへへ、お天気の良い日はこうやって……」

かな子「中庭で、お茶をしながらお菓子を食べてるの♪」


サスケ「ほほう! 野点とは、雅でござるな!」


智絵里「良かったら、サスケちゃんも一緒にどう……かな?」


サスケ「お気持ちだけ、ありがたく受け取っておくでござるよ」

サスケ「拙者は、先程ちひろ殿に日本茶を頂いた故……」


かな子「美味しいから大丈夫だよ~♪」


サスケ「か、かな子殿?」


……結局、一緒にてぃー・たいむとなったでござる

288: 名無しさん 2018/12/23(日) 21:59:09.98 ID:EtFjhLbVo
  ・  ・  ・

コンコン、ガチャッ!


サスケ「お邪魔するでござる」


着物の女性(?)「……ううっ、しくしく!」


サスケ「その着物の柄は……紗枝殿?」

サスケ「って、泣いているでござるか!?」

ぴょんっ! ぴょんっ!


着物の女性(?)「ひっく! ぐすっ、うっ、ううっ!」


サスケ「拙者でよければ、涙の理由を話すでござるよ!」



ケンスケ「あ~ん、ゴエモンさ~ん!!」

ケンスケ「ケンスケは此処に居るわっ!!」

ケンスケ「早く会いに来てぇ~~~ん!!!!!」



サスケ「紛らわしいでござるっ!!」


バタンッ!!

289: 名無しさん 2018/12/23(日) 22:07:56.90 ID:EtFjhLbVo
  ・  ・  ・

事務所内・つうろ


サスケ「ううっ……なんだか、どっと疲れたでござるよ……」


フレデリカ「ふんふんふふーん、ふんふふー♪」

フレデリカ「フレデリカー♪」


サスケ「……ふれでりか殿?」

サスケ「なんだか、みょ~にご機嫌でござるな」


フレデリカ「えっ? フレちゃんってご機嫌だったの?」

フレデリカ「わお! 気づかなかったよ、ありがとっ♪」ニコッ!


サスケ「い、いや……拙者は何もしてないでござるよ」


フレデリカ「何だってー!? じゃあ、どういたしまして♪」ニコッ!

フレデリカ「良かったね、サスケちゃん♪」ニコニコ!


サスケ「……そうでござるな!」

サスケ「ふれでりか殿に、元気を貰ったでござるよ!」

290: 名無しさん 2018/12/23(日) 22:20:24.06 ID:EtFjhLbVo
  ・  ・  ・

せんむ・るぅむ


美城専務「キミの活躍は聞いている」

専務「先の騒動を収めた手腕も、見事だった」


サスケ「拙者は、ものしりじいさんが作ったからくり・忍者」

サスケ「あれ位、朝飯前でござるよっ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


専務「け……謙遜することはない」ソワソワ

専務「その身を挺して、アイドル達を守ってくれた事……」

専務「本当に、感謝している」


サスケ「いんぱくと殿の体に、すぺあ・ぼでぃーが積んであったでござるからな」

サスケ「専務殿!」

サスケ「しばしの間、よろしく頼むでござるよっ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


専務「こ、こちらこそ……宜しく頼む」ソワソワ

専務「と、所で……お小遣いをあげよう」


サスケ「えっ?」


サスケは 500両――もとい! 5万円 を手に入れた!

291: 名無しさん 2018/12/23(日) 22:34:55.71 ID:EtFjhLbVo
  ・  ・  ・

だんわ・すぺーす


サスケ「元の場所……」

サスケ「……結局、何もわからなかったでござる」



??「フフーン! カワイイボクはわかってますよ!」



サスケ「……また、同じあいどるを狙ってくるのでござろうか」

サスケ「それとも、次は別のあいどるを……」



??「フフーン! 次は、カワイイアイドルです!」



サスケ「うぬぬっ! 全然わらかんでござるよっ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!



幸子「ちょいちょいちょーい!?」

ぴょんっ! ぴょんっ!

292: 名無しさん 2018/12/23(日) 22:48:53.13 ID:EtFjhLbVo
https://www.youtube.com/watch?v=GOCJJyBT7_0




サスケ「おや、これは幸子殿」

サスケ「こんな所で、何をしているでござるか?」


幸子「いやいや、明らかに聞こえてましたよね!?」

幸子「カワイイボクの、カワイイ声が!」


サスケ「勿論でござるよ」

サスケ「しかし、聞く所によると幸子殿は――」

サスケ「――あいどるの、芸人枠!」


幸子「げ、げ、げ、芸人枠!?」

ぴょんっ! ぴょんっ!


サスケ「そんな幸子殿に、普通に反応したとあっては失礼でござるからな」

サスケ「いわゆる、するー・ぱすでござるよっ!!」


幸子「ふ……フフーン! ボクに期待してたんですね!」

幸子「どうですか、今のリアクションは! カワイかったでしょう!」ドヤァ!


サスケ「そこそこでござる」


幸子「ちょいちょいちょいちょーい!?」

ぴょんっ! ぴょんっ!

293: 名無しさん 2018/12/23(日) 23:02:19.35 ID:EtFjhLbVo
サスケ「……っと、じょーくはこのあたりにして」

サスケ「幸子殿は、次に狙われるのが誰か見当が?」


幸子「うぅ……! ひょうきんな音楽が流れてる気がする……!」

幸子「とっ、とにかく!」

幸子「573プロダクションは、アイドルを狙っている!」

幸子「だったら、カワイイ子を見逃すはずありませんよ!」


サスケ「しかし……」

サスケ「黄色いぴーの頭巾を被った輩は――」

サスケ「――ちんちくりんには容赦しない」

サスケ「と、言っていたでござるが」


幸子「フフーン! ボクはカンペキですから!」

幸子「カワイイ系でも、セクシー系でも何でもこいです!!」ドヤァ!


サスケ「そ、そうでござったか!」

サスケ「ならば……幸子殿! 教えて欲しいでござる!!」

サスケ「次に狙われるあいどるが、誰なのか!!」


幸子「ボク!! カワイイボクですよ!! ぶっとばしますよ!?」

294: 名無しさん 2018/12/23(日) 23:14:49.89 ID:EtFjhLbVo
サスケ「しかし……」


幸子「次に狙われるのは、ボクです!!」

幸子「絶対、確実に、間違いありません!!!!!」


サスケ「す、凄い自信でござるな……」


幸子「ああっ! ボクがカワイイばっかりに!」

幸子「カワイイは罪なら、ボクは大罪人です!」

幸子「カワイイ大罪人は、捕まるのが運命!」

幸子「むしろ、ボクはカワイイという罪そのもの!!」


サスケ「わっ、わかったでござる!」

サスケ「幸子殿から、目を離さないようにするでござるよ!」


幸子「フフーン♪ 照れなくても良いですよ!」

幸子「サスケも、ボクの魅力にメロメロですね!」ドヤァ!


サスケ「違うでござるよ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!

295: 名無しさん 2018/12/25(火) 09:16:35.61 ID:DtzIR3MDo
https://www.youtube.com/watch?v=JtsApDTnEVM



  ・  ・  ・

てれび局・控室


幸子「今日は、バラエティ番組の収録ですよ!」

幸子「カワイイボクは、全ての場所で需要がありますからね!」

幸子「他のアイドルも出演しますが……」


幸子「狙われるのは、このボクに間違いないです!!」


「そ……それはいいでござるが……」


幸子「フフーン! ようやくサスケもわかったようですね!」

幸子「ボクが、狙われるだけのカワイさが有るという事に!」



サスケ(メイド)「――どうして拙者が女給の格好をしなければ!」

サスケ(メ)「菜々殿をはじめ、皆妙にのりのりだったでござるよ!」

ぴょんっ! ぴょんっ!



幸子「当然じゃないですか!」

幸子「からくり忍者でも、アイドルが男連れは駄目ですからね!」

296: 名無しさん 2018/12/25(火) 09:32:10.87 ID:DtzIR3MDo
コンコン、ガチャッ


舞「――失礼します」


サスケ(メ)「ややっ、これは舞殿!」

サスケ(メ)「収録まで、まだ時間があるでござるが……」

サスケ(メ)「むっ! まさか、子並の奴が現れたでござるか!?」


舞「あっ、ち、違います!」

舞「今日は、友紀おねぇさんの代わりに出演するので……」

舞「収録前に、幸子さんにご挨拶しておこうと思って」

舞「今日は、よろしくお願いします!」


幸子「フフーン! それは、良い心がけですね!」

幸子「ボクには及びませんが、カワイイと思うので……」

幸子「今日は、よろしくお願いしますよ!」


サスケ(メ)「舞殿は、本当に礼儀正しいでござるなぁ」

サスケ(メ)(それに比べて……)


幸子「ん? ボクの顔に、カワイイがついてますか?」

297: 名無しさん 2018/12/25(火) 09:41:24.92 ID:DtzIR3MDo
舞「あと……えへへ♪」

舞「サスケくんが、メイドさんの格好をしてるって聞いてたので」


サスケ(メ)「ま、ま、舞殿!」

サスケ(メ)「あまり、からかわないで欲しいでござるよ!」


舞「ええっ、からかうつもりなんてないですよ?」

舞「サスケくん、すっごく似合ってます♪」


サスケ(メ)「そ、そうでござるか?」

サスケ(メ)「なんだか照れるでござるよ……///」


幸子「な~にデレデレしてるんですか!」

幸子「それと! ‘くん’付けは駄目ですよ!」

幸子「呼び捨てじゃないなら、‘ちゃん’付けじゃないと!」


舞「あっ、確かにそうですね!」

舞「ねっ、サスケちゃん♪」ニコッ!


サスケ(メ)「や、やはり照れるでござるな……///」


幸子「も――っ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!

298: 名無しさん 2018/12/25(火) 09:50:53.92 ID:DtzIR3MDo
  ・  ・  ・

しゅうろく・すたじお


サスケ(メ)「……」

サスケ(メ)(収録も、つつがなく進んでいるでござるな)

サスケ(メ)(どうやら、幸子殿の取り越し苦労だったようでござる)

サスケ(メ)(しかし……)



幸子「フフーン! 今度は、最後まで落ちませんよ!」

紗枝「幸子はんのおかげで、こないな仕事にぎょうさん恵まれて……」

紗枝「うちは、ほんまに幸せ者やわぁ」

舞「クイズに答えつつ、滑り落ちないようにするんですよね?」

舞「お勉強も、落ちない体勢も予習してきました!」



サスケ(メ)「……」

サスケ(メ)(あいどるというのは、過酷な仕事でござるな)

299: 名無しさん 2018/12/25(火) 10:05:05.47 ID:DtzIR3MDo
幸子「今日は、対戦相手が居ないから……」

幸子「十問! 十問正解すれば、クリアーですよ!」

紗枝「十問でええやなんて、やさしいわぁ」

紗枝「プロデューサーはんには、感謝の気持ちでいっぱいどす」

舞「国語でも、算数でもバッチリです!」

舞「お二人の足をひっぱらないよう、がんばりますね♪」


サスケ(メ)「……」

サスケ(メ)(な、なにやら紗枝殿の言葉にトゲを感じるでござる)

サスケ(メ)(しかし、このまま何も起きなければ――)



ウィィィン…!


幸子・紗枝・舞「!?」

幸子「滑り台の角度が、上がっていきますよ!?」

紗枝「こないなさぷらいずまであるやなんて、いややわぁ!」

舞「り、リハーサルですか!? う、ううっ!」



サスケ(メ)「なっ、何事でござるか!?」

300: 名無しさん 2018/12/25(火) 10:10:40.97 ID:DtzIR3MDo
「ふふふっ! 可愛いは、正義!」



サスケ(メ)「何奴!?」



赤Pヘッド「正義の味方、赤Pヘッド!」

赤Pヘッド「滑り台の上に、只今参上!」



サスケ(メ)「お、お主は!」

サスケ(メ)「あの、黄色い変態ぴーへっどの仲間でござるか!」



赤Pヘッド「あんな奴と一緒にしないで貰おうか!」

赤Pヘッド「私は、おっぱいのサイズには興味など無い!」

赤Pヘッド「――むしろ、小さくてもオッケー!!」

赤Pヘッド「そんな、社長の言葉に賛同する可愛いもの好きだっ!!」



サスケ(メ)「やはり変態ではござらんかっ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!

301: 名無しさん 2018/12/25(火) 10:18:39.16 ID:DtzIR3MDo
赤Pヘッド「変態ではなぁいっ!!」

赤Pヘッド「変態というのはだな――」


ウィィィン…!


幸子「!? 滑り台の下の粉が無くなって……!」

紗枝「なんや、水みたいなんが張られましたなぁ……!」

舞「でも、水にしては……キラキラしてるような……!?」



赤Pヘッド「こうやって、小麦粉と――」

赤Pヘッド「――ローションをすり替えておくものだ!」



幸子・紗枝・舞「!!?」



赤Pヘッド「ぬ、ぬるぬるになったアイドル……た、たまらんっ!!」

赤Pヘッド「この前邪魔してくれたと言う、からくり忍者もいないようだし……」

赤Pヘッド「おじさんが、上からボールを投げてドボンさせちゃおっかな~!」

赤Pヘッド「ふふふふふっ!」

302: 名無しさん 2018/12/25(火) 10:25:35.48 ID:DtzIR3MDo
サスケ(メ)「スタッフの方達、収録を止めるでござる!」


スタッフ達「きゅう……!?」ボロッ…!


サスケ(メ)「!?」

黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」


サスケ(メ)「い、いつの間にっ!?」


赤Pヘッド「よーし、お前たち! カメラを止めるな~!」

赤Pヘッド「紳士な気持ちで、撮影続行だ!」


黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」


赤Pヘッド「ぬるぬるになったアイドル達をお持ち帰りするぞ~!」


赤Pヘッド「それじゃあ、本番いってみよっ!」



サスケ(メ)「――そうはさせんでござるっ!」

バッ!


サスケ「サスケ参上っ!!」

303: 名無しさん 2018/12/25(火) 10:32:23.00 ID:DtzIR3MDo
https://www.youtube.com/watch?v=z3aKAgN_Wck




赤Pヘッド「そうれっ! 紗枝はんをぬ~るぬるっ!」

ぽいっ!


紗枝「ぼ、ボールが降って……!」


サスケ「ていっ!」

ぴょいんっ!

サスケ「ささささささっ!」

しゃかしゃかしゃかしゃかっ!


赤Pヘッド「す、滑り台の手摺を登ってくる!?」


サスケ「てやぁ――っ!」


シュピンッ!


赤Pヘッド「ああっ!? ボールが斬られた!?」

304: 名無しさん 2018/12/25(火) 10:35:47.18 ID:DtzIR3MDo
赤Pヘッド「だったら! まいまいをぬ~るぬるっ!」

ぽいっ!


舞「こ、今度はこっちに……!?」


サスケ「ていっ!」

ぴょいんっ―サクッ!

サスケ「ささささささっ!」

しゃかしゃかしゃかしゃかっ!


赤Pヘッド「手摺を乗り移って……!?」


サスケ「てやぁ――っ!」


シュピンッ!


赤Pヘッド「ぐぬぬっ! またしても!」

305: 名無しさん 2018/12/25(火) 10:43:20.02 ID:DtzIR3MDo
赤Pヘッド「だったら、これならどうだああああっ!!」

ぐ、ぐぐぐっ!


幸子「明らかに大きいボールじゃないですか――っ!?」

幸子「それに、絶対ボクを狙ってますよね!?」

幸子「そんなの、ペチャンコになっちゃ――……っくくっ!?」

幸子「お、落ちる! 落ちちゃう!」


赤Pヘッド「くらえやああああああっ!!」

ぽーいっ!


サスケ「ていっ!」

ぴょいんっ――サクッ!

幸子「ボクの真上に!? それじゃ斬れませんよ!?」

サスケ「こうするでござるよ!」


サスケ「」ちょいーん!


ぼんっ!


赤Pヘッド「!? チョンマゲで打ち返し――」

ずしぃぃんっ!

赤Pヘッド「ぐへえええっ! お、重いいいいっ!」

306: 名無しさん 2018/12/25(火) 10:56:17.47 ID:DtzIR3MDo
https://www.youtube.com/watch?v=3Ag69krPGoo



赤Pヘッド「お、お前たち! このボールをどけろ~!」ジタバタ!

黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」



サスケ「さっ! はっ! しゅたっ!」

…ストッ

紗枝「――おおきに、サスケはん。ぬるぬるにならずに済みましたわぁ」

舞「ありがとうございますっ! その、ぬるぬるの予習はしてなかったので……///」

サスケ「なんのこれしき!」

サスケ「皆が無事で良かったでござるよ!」


赤Pヘッド「はぁ……はぁ、重かった……!」

赤Pヘッド「おのれ! 危うく死ぬ所だったじゃないか!!」


幸子「そんな重い物をボクに投げつけてたんですか!?」


サスケ「さあ! 観念して、大人しく捕まるでござる!」


赤Pヘッド「そうは行くか!」


幸子「ちょいちょいちょいちょ――いっ!?」

ぴょんっ! ぴょんっ!

307: 名無しさん 2018/12/25(火) 11:04:00.00 ID:DtzIR3MDo
赤Pヘッド「きょだい・めかで――」

赤Pヘッド「紗枝はんとまいまいをぬるぬるにしてやるっ!!」

スタコラー!


サスケ「あっ! 待つでござる!!」


幸子「…………」


サスケ「……うぬぬ! しかし、きょだい・めかとは!」

サスケ「ならばっ!」

サスケ「こちらも、芳乃殿から借り受けた、すぺあ・ほらがいで――」

ごそごそっ…!


サスケ「!? な、な、な、ないでござるっ!?」


幸子「……ふ……ふふふふふっ!」

スッ―


幸子「ゴエモン・いんぱくと!!!!!」


「ぶおお!! ぶおお!! ぶおおおおおおおおおっ!!!!!」

308: 名無しさん 2018/12/25(火) 11:30:09.39 ID:DtzIR3MDo
https://www.youtube.com/watch?v=HPwjssuCWBo




いんぱくと『……』ゴクンッ!


ひゅ~んんん……!


幸子「ひゃあああっ!? 落ちるううううっ!?」



サスケ「さ、さ、さ、幸子殿!!」

サスケ「危ないから、待ってるでござるよ!!」


…ストンッ! ウィィ~~ンンン……!


幸子「ふ、フフーン!」

幸子「バンジーに比べたら、落ちる時間は短いですね!」


ガコォンッ!


いんぱくと『――!』

キラァンッ!



いんぱくと『!』


いよぉ~~~っ!!!

309: 名無しさん 2018/12/25(火) 11:43:24.67 ID:DtzIR3MDo
https://www.youtube.com/watch?v=qJARR5e8KuQ



キュート・コナミDX『現れたな、ぶさいくなきょだい・めか!』

キ・コナミDX『だがっ! 私は正義の味方!』

キ・コナミDX『ローションミサイルで身動きを取れなくしてから……』

キ・コナミDX『じっくりねっとり、お前を破壊してやる!』



サスケ「ろ、ろーしょん・みさいる!?」



キ・コナミDX『おっと! 避けようとはしない方が良いぞ?』

キ・コナミDX『お前が避けたら、テレビ局ごと――』

キ・コナミDX『ふふふっ、うひ、ぬひひ……ぬるぬるだ!!』



サスケ「おのれ、卑怯な!」


幸子「そうはさせませんよ!」

幸子「ボクのカワイさを思い知らせてあげますからね!!」

310: 名無しさん 2018/12/25(火) 11:53:09.85 ID:DtzIR3MDo
~  でれでれすてぇじ! のあそび方  ~


1.リズムアイコンが 丸い部分にきたら
  パンチと 鼻小判をつかいわけて うちおとせ!

2.よこのやじるしがある アイコンは その方向にパンチ!

3.キラキラがのびている アイコンは 鼻小判を連射だ!

4.こまけぇことは てやんでぇ!!

311: 名無しさん 2018/12/25(火) 12:01:56.60 ID:DtzIR3MDo
https://www.youtube.com/watch?v=cGnIm-RiINE



キ・コナミDX『そうらっ、いくぞっ!!』


いんぱくと『いやいやいや! 待ってくださいよ!』

いんぱくと『――ボクのカワイさを思い知らせる』

いんぱくと『そう言ったのをもう忘れたんですか!』


キ・コナミDX『えっ?』


いんぱくと『カワイイボクには!』

いんぱくと『カワイイ曲が、相応しい!』

いんぱくと『そう思いますよね! ねっ!?』


キ・コナミDX『は……はぁ』


幸子「フフーン! 敵ながら、物分りが良いですね!」ドヤァ!

サスケ「幸子殿? 何を言ってるでござるか?」

幸子「そんなの、決まってるじゃないですか!」



幸子「ミュージック・チェンジ!!」



サスケ「そ、そうでござるか」

312: 名無しさん 2018/12/25(火) 12:10:25.95 ID:DtzIR3MDo
https://www.youtube.com/watch?v=2ZD1nAVMlBM



キ・コナミDX『き、気を取り直していくぞっ!!!』


バシュウウンッ!


サスケ「来たでござるよ、幸子殿!」

幸子「通学路、定刻~ど~おりの♪」

サスケ「幸子殿!?」

幸子「朝8時♪」キャルンッ♪

サスケ「くっ!」


いんぱくと『!』

ブンッ――


――ボカァンッ!


キ・コナミDX『やるなっ! だが、ミサイルはまだまだあるぞっ!!』


サスケ「幸子殿、操縦! 操縦を頼むでござる!!」

幸子「『おはよう』って! あなたに~向~かって♪」

サスケ「幸子殿!?」


幸子「言えなくて♪」ノンノン♪


サスケ「さ、さ、幸子殿~~~っ!!?」

313: 名無しさん 2018/12/25(火) 12:20:24.47 ID:DtzIR3MDo
  ・  ・  ・

幸子「――さあ、どうですか!」

幸子「ボクのカワイさ、これでわかったでしょう!」ドヤァ!


キ・コナミDX『ぐ、ぐぬぬっ! ミサイルを全て撃ち落とすとは!』


いんぱくと『はぁ……はぁ……!』

いんぱくと『ようやく、ミサイルが尽きたでござるな!』


幸子「あの……もしもーし?」


キ・コナミDX『だがっ! キュート・コナミDXは接近戦が得意!』

キ・コナミDX『ふふふっ!』

キ・コナミDX『子並社長特製のきょだい・めかの力――』

キ・コナミDX『――思い知らせてやるっ!!』


サスケ「なんのっ!」

サスケ「ゴエモン・いんぱくとの力――」

サスケ「――見せてやるでござるよっ!!」


幸子「……」


幸子「私だけの~あなたへstep up!」

314: 名無しさん 2018/12/25(火) 12:28:45.25 ID:DtzIR3MDo
いんぱくと『そ……操縦がきかんでござる!?』


キ・コナミDX『むむっ! チャーンスッ!』

キ・コナミDX『一気に距離を詰めて――』


いんぱくと『い~つ~も~見ているわ♪』

グワアアッ!


キ・コナミDX『!? 逆に、距離を詰められた!?』


いんぱくと『こ~と~ば~だ~~けじゃ~♪』

ゴンッ、ゴンッ、ガッ、ガァンッ!

キ・コナミDX『がっ、うわっ、ぼっ、ボディ!?』


いんぱくと『た~~ぶん~~♪』

ゴンッ、ゴンッ、ガッ、ガァンッ!

キ・コナミDX『まっ、また、ずっと、腹にっ!?』


いんぱくと『伝えき~れない、か・ら♪』

ガガガガガガガガガァンッ!!

キ・コナミDX『ぐわああああっ!?』


キ・コナミDX『お、お、お、覚えてろ~~~っ!!』


…ドカァァンッ!!

315: 名無しさん 2018/12/25(火) 12:41:24.75 ID:DtzIR3MDo
幸子「……ふぅ」


サスケ「お、お見事なこんぼでござる!」

サスケ「拙者、驚いたでござるよ!」


幸子「ど、どうしたんですか?」

幸子「……」

幸子「――はっ!?」

幸子「サスケも、ようやくボクのカワイさがわかったんですね!」


サスケ「えっ?」

サスケ(もしや、今の操縦は無意識で……?)


幸子「フフーン!」ドヤァ!

幸子「全く、気付くのが遅すぎますよ!」ニコッ!

幸子「でもまぁ、カワイイボクは心も広いので許してあげます!」ニコニコ!

幸子「どうです! ボクは、カワイイでしょう!!」


サスケ「……そ」


サスケ「そうでござるなっ!!」

316: 名無しさん 2018/12/25(火) 12:42:47.74 ID:DtzIR3MDo


  すてえじ二  きゅーとぐるーゔ

 
  くりあー!

318: 名無しさん 2018/12/27(木) 20:17:49.25 ID:HBV6qMbYo
https://www.youtube.com/watch?v=1mIy5UbKBx0




ゴエモン「なあ、エビス丸」


エビス丸「どうしたんでっか?」ムシャムシャ

エビス丸「昼メシなら、ついさっき食べたばかりでっせ」ムシャムシャ


ゴエモン「……じゃあ、おめぇの食ってるそいつは?」


エビス丸「ゴエモンはん、見ればわかりますやろ」ムシャムシャ

エビス丸「もちろん、おやつのうなじゅうでんがな!」ムシャムシャ


ゴエモン「だーーーっ!!」

ゴエモン「妙に良いもんをおやつにしてんじゃねえ!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


ゴエモン「……ごほんっ!」

ゴエモン「そいつぁ後に置いておいて、だ」


ゴエモン「最近、サスケの奴の姿を見なくねえか?」

319: 名無しさん 2018/12/27(木) 20:24:18.87 ID:HBV6qMbYo
エビス丸「確かに、言われてみればそうでんなぁ」

エビス丸「最後に見たのは――……」


ゴエモン「ああ、そうでぇ」


エビス丸「なむこなんちゃら言うボンボンの時でんな!!」


ゴエモン「なむこ、じゃねえ!!」

ゴエモン「こ、な、み!!」

ゴエモン「子並重五兵衛だっ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


エビス丸「さすがゴエモンはん、よう覚えてはりますなぁ」

エビス丸「で、それがどないしたんでっか?」


ゴエモン「サスケなら、片がついたら挨拶の一つも来る筈だ」

ゴエモン「なのに、あれから何にもありやしねえ」

ゴエモン「もしかしたらよ、サスケに何かあったんじゃねえか、ってな」


エビス丸「そうでんなぁ……」ムシャムシャ


ゴエモン「だああっ!! 早く食い終われってんだ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!

320: 名無しさん 2018/12/27(木) 20:32:01.07 ID:HBV6qMbYo
エビス丸「しっかし、サスケはんの心配をするやなんて……」

エビス丸「ゴエモンはん、優しすぎますわ~っ!!」

ずずいっ!


ゴエモン「うおおおっ!? よ、寄るんじゃねえ、エビス丸!!」


エビス丸「今のわては、ほんのり甘いでっせ~!」


ゴエモン「そりゃあ、うなじゅうのタレの味じゃねえか!」

ゴエモン「おいらは、昼飯はかけそばだったってのに!!」



ヤエ「こんにちは」

ヤエ「ふふっ、今日もにぎやかね!」


ゴエモン「ヤエちゃん!」

エビス丸「ヤエはん、聞いておくんなはれ!」

エビス丸「ゴエモンはんが、ついにわての愛を受け入れる気に……」

ゴエモン「何言ってんでぇ、エビス丸!」


ヤエ「うふふっ!」

321: 名無しさん 2018/12/27(木) 20:40:55.97 ID:HBV6qMbYo
ヤエ「サスケさんを見かけない、っていう話で合ってるかしら?」


エビス丸「なんや、立ち聞きしてはったんか」


ヤエ「ち、が、い、ま、す!!」

ヤエ「サスケさんとは、時々お仕事を一緒にするの」

ヤエ「なのに、最近何の音沙汰もなくって……」


ゴエモン「く~っ! サスケのやろう!」

ゴエモン「ヤエちゃんに心配させるたぁ、なんて野郎だ!」

エビス丸「せやけど、ゴエはんも心配しとりましたがな」


ヤエ「だから、ものしりじいさんに直接会いに行こうと思って」

ヤエ「便りのないのは良い便り、って言う言葉もあるけどね」


エビス丸「ゴエモンはん、どういう意味でっか?」

ゴエモン「いいっ!? そりゃ、おめぇ、あれだ……」


ゴエモン「頼れなさそうな奴も、いざって時にゃあ力を発揮する!!」

ゴエモン「……ってぇ意味でぃ!」


エビス丸「ほに~っ! まさに、わての事でんな!」


ヤエ「……」

ヤエ(本当は違うけど、長くなりそうだから黙ってようっと)

322: 名無しさん 2018/12/27(木) 20:46:54.89 ID:HBV6qMbYo
ヤエ「それに、ちょうどバズーカの改造も頼んでたの」

ヤエ「だから、サスケさんの事も聞いてみるわ」


ゴエモン「そうだったのか」

ゴエモン「ヤエちゃんに任せておけば安心だな!」

エビス丸「バズーカの改造って、どんな改造なんでっか?」


ヤエ「えっ?」

ヤエ「威力と連射性を上げて、ほーみんぐもするように……」


ゴエモン・エビス丸「!?」


ヤエ「あっ、そうだわ!」

ヤエ「二人も、試し打ちを見に来ない!?」ウキウキ!


ゴエモン「え、遠慮しとくぜぃ……!」

エビス丸「わてらの事は気にせず、遠慮なくぶっ放しとくんなはれ……!」


ヤエ「そう、わかったわ……」


ヤエ「それじゃあ、何かわかったらまた来るわね!」

323: 名無しさん 2018/12/27(木) 21:24:48.41 ID:HBV6qMbYo
  ・  ・  ・

ものしりじいさん「……よし! わーぷ・装置の完成じゃ!」

じいさん「この間は、装置の誤作動で……」


じいさん「いんぱくと殿が、どこかへ行ってしまったからのう!」


じいさん「しかし、幸いサスケもいんぱくと殿も同じ世界に居るようじゃ」

じいさん「このままバレずに、この装置で連れ戻さんとな」

じいさん「……もしバレたりしたら」


じいさん「皆に、何を言われるかわかったもんじゃないわい!」


ヤエ「何て言われると思う?」


じいさん「あいつらめ、年寄りを労らんからのぉ」

じいさん「じゃから、内緒じゃぞ!」


ヤエ「……」


じいさん「……」

じいさん「い、い、い、いつからそこに居ったんじゃ!?」

ぴょんっ! ぴょんっ!


ヤエ「わーぷ・装置の完成じゃ、からよっ!!」

324: 名無しさん 2018/12/27(木) 21:31:07.89 ID:HBV6qMbYo
じいさん「そ、そんな事より……」

じいさん「ほれ、頼まれてたバズーカじゃ!」


ヤエは ほーみんぐ・ばずーか をてにいれた!!


ヤエ「ありがとう、ものしりじいさん!」ニコッ!


じいさん「ほほほ、気にすることはないわい!」

じいさん「それじゃあ、もう用は済んだじゃろ?」


ヤエ「誤魔化されないわっ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!

ヤエ「サスケさんと、いんぱくとさんを早く助けに行かないと!」


じいさん「そ、そうじゃの~……」

がちゃっ!

じいさん「今じゃ! わーぷ・装置で脱出――」


ヤエ「――させませんっ!!」


とんっ!


じいさん「ぬおおっ!? そんなぁっ!?」


がちゃりっ!


ヤエ「…………へっ?」

325: 名無しさん 2018/12/27(木) 21:36:53.95 ID:HBV6qMbYo
ヤエ「えっ? ちょっと!」

がちゃがちゃっ!

ヤエ「……閉じ込められた!?」


ぎゅおおおっ…!


じいさん「いかん! 衝撃で、わーぷが始まっておる!!」


ヤエ「くっ! こうなったら、装置を壊してでも!」


じいさん「駄目じゃあああっ!!」

じいさん「そんな事をしたら、大爆発が起きるっ!!」


ヤエ「ええっ!?」

ヤエ「それじゃあ、どうすれば良いの!?」


じいさん「…………」

じいさん「サスケと、いんぱくと殿によろしくの~!」


ヤエ「嘘でしょっ!?」


……しゅうううん!


ヤエ「きゃーーーーーーっ!?」

326: 名無しさん 2018/12/27(木) 21:39:25.87 ID:HBV6qMbYo


  すてえじ三  くーるぐるーゔ

 

327: 名無しさん 2018/12/27(木) 21:55:18.26 ID:HBV6qMbYo
https://www.youtube.com/watch?v=jNZ0hShLGZw




子並重五兵衛「ええい、揃いも揃ってだらしない!」


黄Pヘッド「も、申し訳……」

赤Pヘッド「ありません……!」


子並「こうなったら、僕が自分であいどるを連れてくる!」

子並「それで、僕のものにしてやるんだ!」


Pヘッドの影「オーゥ! 待ってくだサーイ!」


子並「おおっ! お前は!」

子並「って、このくだりはもうやったから良い!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


Pヘッドの影「オー、ソーリー!」


スッ…


青Pヘッド「ミーに、任せてくだサーイ!!」

328: 名無しさん 2018/12/27(木) 22:04:36.90 ID:HBV6qMbYo
子並「何か作戦でもあるのか!」


青Pヘッド「ありマース! ありまくりマース!」

青Pヘッド「ミーは、とってもクール!!」

青Pヘッド「そこの、パプリカンとは違いマース!」


黄・赤Pヘッド「「ぱ、ぱ、パプリカン!?」」


青Pヘッド「ミーの、クールな作戦はこうデース!」

青Pヘッド「調査員の情報によれば――」


青Pヘッド「――346プロの一部アイドル達が旅行をするそうです」

青Pヘッド「目的地は北海道の帯広市、日程は二泊三日」

青Pヘッド「城に攻め込むよりも、アイドル達を攫うのは容易……」

青Pヘッド「……この機会を逃すべきでは無いでしょう」


黄Pヘッド「な、なんて卑怯な!」

赤Pヘッド「それに、日本語ペラペラじゃないか!」


青Pヘッド「オーゥ! 日本語ワッカリマセーン!!」

329: 名無しさん 2018/12/27(木) 22:11:57.10 ID:HBV6qMbYo
子並「よし! 失敗したら許さないからな!」


青Pヘッド「ミーに、任せてくだサーイ!」

青Pヘッド「ファンタスティック! クゥゥール・ジャパァン!!」

青Pヘッド「澄ました顔が、とってもクール! クール! クール!」

青Pヘッド「その顔が歪むのを見るのが、楽しみデース!」


黄・赤Pヘッド「「な、なんて恐ろしい奴だ!」」

黄Pヘッド「社長! コイツに任せて大丈夫ですか!?」

赤Pヘッド「アイドル達に危険が及ぶ可能性が!」


子並「大丈夫だ!」


青Pヘッド「クーデレ、最高デース!」


黄・赤Pヘッド「「……あ、確かに」」


青Pヘッド「フゥッフ――――ッ!!」

330: 名無しさん 2018/12/27(木) 22:20:26.68 ID:HBV6qMbYo
https://www.youtube.com/watch?v=Hbdh_2Uds_o



  ・  ・  ・

おびひろし


ちひろ「ん~っ! ようやく着いたわね!」

ちひろ「……ごほんっ!」

ちひろ「皆さ~ん!」

ちひろ「バスの車内に、忘れ物はありませんか~?」



「は~い!!」



ちひろ「……」

ちひろ(車内で飲んでる人も居たし、一応確認しておこうかしら)



―スタッ!

サスケ「しゅたっ!」

サスケ「ちひろ殿、忘れ物の類は無かったでござるよ」



さすけ「まあ! ありがとう、サスケちゃん♪」

331: 名無しさん 2018/12/27(木) 22:23:06.85 ID:HBV6qMbYo
誤)>さすけ「まあ! ありがとう、サスケちゃん♪」

正)>ちひろ「まあ! ありがとう、サスケちゃん♪」

332: 名無しさん 2018/12/27(木) 22:46:17.08 ID:HBV6qMbYo
サスケ「なんのこれしき」

サスケ「しかし、本当に拙者も来て良かったでござるか?」

サスケ「この旅行は、あいどるのためのものと……」

サスケ「拙者はからくり・忍者で、あいどるでは無いでござるよ」


ちひろ「それなら、私も来ちゃ駄目、って事になるでしょ?」

ちひろ「それに、うちのアイドルの皆は……ほら」

ちひろ「放って置くと、何をするかわからないから……」


サスケ「うむむ、確かにそれもそうでござるな」


ちひろ「ふふっ!」

ちひろ「サスケちゃんも、たまには休まないと」

ちひろ「この旅館の温泉、凄く評判が良いんだから♪」


サスケ「おおっ、そうなのでござるか!」

サスケ「拙者、熱い風呂は大好きなので、楽しみでござるよ!」


ちひろ「そ、そうだったのね」

ちひろ(からくり・忍者でも……お風呂が好きだったりするのね)

333: 名無しさん 2018/12/28(金) 00:30:16.48 ID:pjCP2zQ1o
  ・  ・  ・

旅館・廊下


サスケ「ガンバレ♪ SO ガンバレ♪」

サスケ「あきら~め~ない~で~♪」

サスケ「~♪ ~♪」


サスケ「……おっと、つい歌ってしまったでござる!」

サスケ「拙者の使命は、子並重五兵衛を捕らえる事」

サスケ「温泉旅行を楽しんでいる暇は無いでござるよ!」


サスケ「……」


サスケ「しかし、この旅行の最中を狙ってくるとも限らないでござるからな!」

サスケ「温泉にゆっくりつかり、英気を養うでござるよ♪」


サスケ「く~ち~ぶえふき♪」

サスケ「さあ あるき~だそうよ――」


ドンッ!


サスケ「うわっ!?」


??「きゃっ!?」

334: 名無しさん 2018/12/28(金) 00:38:15.60 ID:pjCP2zQ1o
サスケ「すっ、すまないでござる!」

従業員?「――もっ、申し訳ありません!」


サスケ・従業員?「お怪我は――」


https://www.youtube.com/watch?v=3Ag69krPGoo




サスケ・ヤエ「!?」


サスケ「や、や、や、や、ヤエ殿!?」


ヤエ「さ、さ、さ、さ、サスケさん!?」


サスケ「ヤエ殿が、どうして此処に居るでござるか!?」

サスケ「それに、その格好!」

サスケ「まさか、秘密特捜忍者を辞めて、この旅館に就職!?」


ヤエ「そんなわけないでしょ!」

ヤエ「サスケさんこそ、どうしてこの旅館に!?」

ヤエ「今日から二泊三日で、アイドルの人達が来る筈じゃ!」


サスケ・ヤエ「……!?」

335: 名無しさん 2018/12/28(金) 00:44:54.79 ID:pjCP2zQ1o
サスケ「拙者は……かくかくしかじか、でござる」


ヤエ「私は――これこれうまうま、なの」


サスケ「なんと! わーぷ・装置が暴走!?」


ヤエ「そうなのよ……」

ヤエ「それで、右も左もわからない所を――」

ヤエ「この旅館の女将さんに助けてもらったの」


サスケ「なるほど」

サスケ「恩返しをしつつ、情報を集めていたでござるか」


ヤエ「団体さんが来るのに、人手が足りないらしくて」

ヤエ「着物だったら着慣れてるしね」


サスケ「よく似合っているでござるよ!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


ヤエ「……」


サスケ「や、ヤエ殿?」

336: 名無しさん 2018/12/28(金) 00:51:49.84 ID:pjCP2zQ1o
サスケ「ど、どうかしたでござるか?」


ヤエ「あ、ごめんなさい」

ヤエ「サスケさんって、やっぱりものしりじいさんが作ったんだな、って」

ヤエ「……やっぱり、作った人に似るのかしらね」


サスケ「どういう意味でござるか?」


ヤエ「私が苦労してるのに……」

ヤエ「サスケさんは、女の人に囲まれて温泉旅行……」

ヤエ「普段は歌わない、歌まで歌っちゃって……」


サスケ「そ、それは……!?」


ヤエ「あ、良いのよサスケさん」

ヤエ「当旅館で、ゆっくり疲れを癒やしていってくださいね♪」


サスケ「せ、拙者もお手伝いするでござるよ!」

サスケ「体を動かしていないと、落ち着かないでござるからな!」


ヤエ「さすがサスケさん、頼もしいわ♪」ニコッ!


サスケ「うぅ……!」

サスケ(拙者は、温泉に入れるのでござろうか……?)

337: 名無しさん 2018/12/28(金) 21:25:27.10 ID:pjCP2zQ1o
https://www.youtube.com/watch?v=89Yh9aWwFA8



  ・  ・  ・

きゃくま


トントンッ

サスケ(着物)「失礼するでござる」


「はい、どうぞ」


ススッ―

サスケ(着物)「……」


千秋「……って、サスケじゃないの」

千秋「どうしたのよ、その格好は」


サスケ(着物)「これには、深い訳があるでござるよ……」


千秋「そ、そうなのね」

338: 名無しさん 2018/12/28(金) 21:30:45.78 ID:pjCP2zQ1o
サスケ(着物)「何か、設備について聞きたい事は無いでござるか」


千秋「特に、これと言って無いわ」

千秋「それに、ここには一度来たことがあるの」


サスケ(着物)「なんと、そうでござったか」


千秋「北海道は、出身地だから」

千秋「有名なのよ、十勝川温泉って」


サスケ(着物)「なるほど……」


サスケ(着物)「――可愛いポーズ!」


千秋「!」ビシッ!


サスケ(着物)「お見事!」

サスケ(着物)「あどりぶの特訓の成果が出てきたでござるな!」


千秋「……アドリブって、こういうものなのかしら」

339: 名無しさん 2018/12/28(金) 21:36:28.40 ID:pjCP2zQ1o
  ・  ・  ・

きゃくま


トントンッ

サスケ(着物)「失礼するでござる」


「はーい、どうぞー」


ススッー

サスケ(着物)「……」


瑞樹「あら、サスケくん……って、その格好は?」

楓「ふふっ! 従業員の着物は頂き物、うふふっ!」


サスケ(着物)「これには、深い訳があるでござるよ……」


瑞樹「でも、似合ってるわー!」

楓「ええ、お人形さんみたいで可愛らしい♪」


サスケ(着物)「拙者は、からくり忍者でござるからな!」

サスケ(着物)「着物を着こなすなど、朝飯前でござるよ!」エッヘン!

340: 名無しさん 2018/12/28(金) 21:42:39.98 ID:pjCP2zQ1o
サスケ(着物)「何か、設備について聞きたい事は無いでござるか?」


瑞樹「そうねぇ……あ、温泉って、もう行っても?」

楓「移動の疲れもありますし、それに……」

瑞樹・楓「楽しみにしてたから♪」


サスケ(着物)「大丈夫でござるよ!」

サスケ(着物)「夕食までは、まだ時間があるでござる」

サスケ(着物)「どうぞ、ごゆるりと!」


楓「はーい♪」

楓「温泉に浸かりながら、お酒が飲みたいでーす♪」

瑞樹「あっ、良いわねぇ!」


サスケ(着物)「……恐れながら!」

サスケ(着物)「当旅館では、風呂の中での飲酒は厳禁でござる!」


瑞樹・楓「……サスケちゃん」


サスケ(着物)「だ、駄目でござるよ!?」

341: 名無しさん 2018/12/28(金) 21:48:21.10 ID:pjCP2zQ1o
  ・  ・  ・

きゃくま


トントンッ

サスケ(着物)「失礼するでござる」


「その声は……サスケくん?」


ススッ―

サスケ(着物)「……さすがはハットリ殿!」


瞳子「ねえ……サスケくん?」


サスケ(着物)「ハットリ殿、以前から申している通り!」

サスケ(着物)「拙者など、呼び捨てにして構わないでござるよ!」

サスケ(着物)「なにせ……」


サスケ(着物)「あの、ハットリ殿でござるからな!」


瞳子「どの!? ねえ、どの服部なの!?」

342: 名無しさん 2018/12/28(金) 21:53:56.64 ID:pjCP2zQ1o
サスケ(着物)「ハットリ殿ならば、説明は一切不要でござろう……」


瞳子「あのね、サスケくん」

瞳子「キミ、何かずっと勘違いしてるわよね?」

瞳子「私は……アイドル、だからね?」


サスケ(着物)「……なるほど」

サスケ(着物)(やはり、今の間は……そういう事でござるな)

サスケ(着物)(まさか、この世界で伝説の忍者に縁のある方と出会えるとは)

サスケ(着物)(拙者、感激でござるよ!!)


瞳子「良い? わかってくれた?」


サスケ(着物)「勿論でござるよ!」

サスケ(着物)「それでは……」

ごそごそっ


サスケ(着物)「この、ちくわをお納めくだされ」

すっ―


瞳子「やっぱりわかってないじゃないの!」

343: 名無しさん 2018/12/28(金) 22:01:24.50 ID:pjCP2zQ1o
  ・  ・  ・

旅館・廊下


サスケ(着物)「さて、次は――」


ヤエ「サスケさんっ!」


サスケ(着物)「ヤエ殿?」

サスケ(着物)「どうしたでござるか、そんなに慌てて」


ヤエ「向こうの廊下が、黒いシミまみれなの」

ヤエ「掃除をするのを手伝ってくれない?」


サスケ(着物)「く、黒いシミ?」

サスケ(着物)(まさか……比奈殿が、気づかぬ内にインクを?)


ヤエ「それに、一緒に眼鏡も散らかってて……」


サスケ(着物)「せ、せ、拙者に全て任せるでござるよ!」

サスケ(着物)(春菜殿は、何故眼鏡を!?)

サスケ(着物)(とにかく、全て片付けねば!!)

344: 名無しさん 2018/12/28(金) 22:19:05.40 ID:pjCP2zQ1o
  ・  ・  ・

旅館・汚れた廊下


サスケ(着物)「うわっ! これはひどいでござるな!」


女将「ああっ、来てくれたのね!」

女将「いつの間にか、こんな事になってて……」


サスケ(着物)「拙者が、ぴかぴかにするでござるよ!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


女将「頼もしいわねぇ!」

女将「ぞうきんがけのコツは――」


女将「えーぼたんでかそく」

女将「びーぼたんでげんそく」

女将「めがねをひろえば、じかんがふえる」


女将「――それだけよ!」


サスケ(着物)「合点承知!」

345: 名無しさん 2018/12/28(金) 22:24:44.57 ID:pjCP2zQ1o
サスケ(着物)「汚れぬように、着物は脱いで――」

バッ!

サスケ「サスケ、参る!」


https://www.youtube.com/watch?v=IrSMZ0q-Rgw




サスケ「しゅたたたたたっ!」

きゅきゅきゅきゅきゅっ!


サスケ「むっ、眼鏡!」

じかん

サスケ「また、眼鏡!」

じかん

サスケ「またまた、眼鏡……」

じかん じかん

サスケ「……」

じかん じかん じかん じかん


サスケ「一体、いくつ眼鏡を落としているでござるか!!」

346: 名無しさん 2018/12/28(金) 22:38:44.02 ID:pjCP2zQ1o
ピッピーッ!


サスケ「……ふぅ」

サスケ「眼鏡は全て回収し、廊下もぴかぴかでござるっ!!」


女将「本当に、お疲れ様!」


サスケ「なんのこれしき!」

サスケ「ものしりじいさんが作った、からくり忍者の拙者から見れば――」

サスケ「――頑固な汚れも、ちょちょいのちょいでござるよ!」


ヤエ「サスケさんっ!!」


サスケ「ヤエ殿?」

サスケ「今度は、どうしたでござるか?」



ヤエ「あいどるの人達の姿が見えないの!」



サスケ「!?」

349: 名無しさん 2018/12/29(土) 20:53:15.59 ID:hIqfZfrzo
  ・  ・  ・

大広間?


千秋「予定の時間より、随分早い夕食ね」

瑞樹「まあ、たまには良いんじゃない?」

楓「これは、ゆっくりと飲んで欲しいという事でしょうか?」

瞳子「……それは、さすがに違うんじゃ?」


  ・  ・  ・

コックピット


青Pヘッド「フゥッフー!」


青Pヘッド「――旅館の大広間に見せかけた、移動戦艦」

青Pヘッド「アイドルは、知らぬ間に連れ去られている……」

青Pヘッド「……という手はずでしたが」


比奈「この縄をほどいて欲しいっス!」ジタバタ!

比奈「ネタが! 良いネタが思いついたんスよ~っ!」ジタバタ!

春菜「眼鏡! せめて、落とした眼鏡を!」ジタバタ!

春菜「私の大事な眼鏡達が、置き去りに!!」ジタバタ!


青Pヘッド「オーゥ! ちょっとしたミスですネー!」

350: 名無しさん 2018/12/29(土) 21:00:57.69 ID:hIqfZfrzo
青Pヘッド「しかぁし! 計画は順調デース!」

青Pヘッド「このまま、雪山の山頂に移動!」

青Pヘッド「か~ら~の~!」

青Pヘッド「空の旅へご招待しマース!」


黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」


青Pヘッド「ヘーイ! そこまで、安全運転プリーズ!」

青Pヘッド「流石に、この大人数に気づかれたら厄介デース!」

青Pヘッド「手荒な真似はしたくありまセーン!」


黒Pヘッド「あいどる、あいどる」


青Pヘッド「何?」

青Pヘッド「スノーモービルで……追ってきている奴らが居るだと?」


黒Pヘッド「あいどる、あいどる」


青Pヘッド「何としてでも、足止めしろ!」

351: 名無しさん 2018/12/29(土) 21:10:55.17 ID:hIqfZfrzo
https://www.youtube.com/watch?v=G5Rkpg9FTCc



  ・  ・  ・

ゆきやま


ブオオオオッ!

サスケ・ヤエ「……!」


サスケ「ヤエ殿! 助太刀、感謝するでござる!」

ヤエ「気にすること無いわ、サスケさん!」

ヤエ「だって私は、正義のくノ一だからね!」

サスケ「むっ!? あれは!」


シャーッ! ズザーッ!

黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」


サスケ「やはり、子並の手の者の仕業だったでござるか!」

ヤエ「スキーで滑って……邪魔をする気ね!」


サスケ・ヤエ「――ならばっ!」


サスケ「サスケ参上っ!!」


ヤエ「ヤエ、参上っ!!」

352: 名無しさん 2018/12/29(土) 21:16:56.13 ID:hIqfZfrzo
サスケ「すのー・もーびるの操縦は任せるでござる!」

ヤエ「わかったわ! それじゃあ、私は――」

すちゃっ!


シャーッ!

黒Pヘッド「あいどる、あいどる」


ヤエ「えいっ!」

ポンッ!


黒Pヘッド「あいど」

ボボォンッ!


ヤエ「……!」

ピピピピピキランキランキランッ…!


ヤエ「そいや――っ!!」

ポポポンッ!


黒Pヘッド隊「あい」

ボボボォンッ!


ヤエ「ああっ……か・い・か・ん♪」

サスケ「げ、迎撃は任せたでござる!」

353: 名無しさん 2018/12/29(土) 21:24:05.19 ID:hIqfZfrzo
ブオオオオッ!

サスケ「ヤエ殿、あれを見るでござる!」

ヤエ「! あの白いドームは!」

サスケ「きっと、あいどるの皆はあの中に!」



ウィィィン…!



ヤエ「見て! 後ろのハッチが開いていくわ!」

サスケ「奴は!」



青Pヘッド「ぐぬぬ、しつこい奴らデース!」

青Pヘッド「こうなったら、ミーがやっつけてやりマース!」

青Pヘッド「この、ボンバー・ミサイルで!」

青Pヘッド「その綺麗な顔をふっとばしマース!」



サスケ「来るでござるっ!!」

354: 名無しさん 2018/12/29(土) 21:28:12.46 ID:hIqfZfrzo
https://www.youtube.com/watch?v=aQGwFIDk2CQ



青Pヘッド「ファイヤ!」

ぽんぽんぽんっ!


サスケ「ヤエ殿っ!」

ヤエ「任せて!」

ピピピピピキランキランキランッ…!

ヤエ「ていや――っ!」

ポポポンッ!


ボボボゥンッ!


青Pヘッド「――今デース!」


ズザーッ!

黒Pヘッド「あいどる、あいどる」


ヤエ「甘いわっ!」

ぽちっ!

サスケ「」ちょいーんっ!


ボボゥンッ!


サスケ「か、勝手に拙者のまげを使わないで欲しいでござるよ!」

355: 名無しさん 2018/12/29(土) 21:33:32.35 ID:hIqfZfrzo
ヤエ「諦めて、抵抗するのはよしなさい!」

すちゃっ!



青Pヘッド「オーゥ! とってもおバカさんデース!」



ヤエ「な、な、な、何ですって!?」



青Pヘッド「そんな物を撃っては、大変ネー!」

青Pヘッド「この移動戦艦も、ひとたまりもないデース!」

青Pヘッド「中のアイドルごと、ジ・エーンドゥ!」



サスケ「ならばっ!」

サスケ「このまま取り付いてやるでござるよっ!」



青Pヘッド「そうはいきまセーン!」

青Pヘッド「ここまで来れば――」


青Pヘッド「――カモン、きょだい・めか!!」


ゴゴゴゴゴッ…!



サスケ・ヤエ「!?」

356: 名無しさん 2018/12/29(土) 21:46:52.97 ID:hIqfZfrzo
クール・コナミDX『――』


青Pヘッド「きょだい・めかでユー達を倒し!」

青Pヘッド「クールなアイドル達を頂いていきマース!」



ヤエ「くっ……!」

ヤエ「ここまで逃げていたのは、そのためだったのね!」

サスケ「どうやら、今までの頭巾達とは違うようでござるな!」



青Pヘッド「オフコース! 勿論デース!」

青Pヘッド「ぶさいくな、きょだい・めかのデータは揃っていマース!」

青Pヘッド「……万に一つも、勝ち目はないだろう」



ヤエ「そうはいくもんですかっ!!」


サスケ「行くでござるよっ!!」

ごそごそっ…!


サスケ「ゴエモン・いんぱくと!!!!!」


「ぶおお!! ぶおお!! ぶおおおおおおおおおっ!!!!!」

357: 名無しさん 2018/12/29(土) 21:50:11.32 ID:hIqfZfrzo
https://www.youtube.com/watch?v=HPwjssuCWBo




いんぱくと『……』ゴクンッ!


ひゅ~んんん……!


サスケ・ヤエ「――!」


…ストンッ! ウィィ~~ンンン……!


ガコォンッ!


いんぱくと『――!』

キラァンッ!


いんぱくと『!』


いよぉ~~~っ!!!

358: 名無しさん 2018/12/29(土) 22:01:48.43 ID:hIqfZfrzo
https://www.youtube.com/watch?v=N8Vpe1NZvsA



ク・コナミDX『ノーノーノォーゥ!』

ク・コナミDX『……勝ち目がない、と言う日本語がわからないか?』

ク・コナミDX『日本語、ベンキョーした方が良いネー!』


いんぱくと『そっちこそ、異国かぶれの喋りをやめるでござる!』

いんぱくと『そうよ! 聞いてて、なんだかムズムズするわ!』


ク・コナミDX『……オーゥ』

ク・コナミDX『その減らず口をたたけないようにしてやるっ!』

グワアアアッ!


サスケ「ていっ!」

いんぱくと『――!』


グワッ――


――ズガァンッ!


ク・コナミDX『ぐおおっ!?』

ク・コナミDX『何だ、データよりも動きが良い!』

359: 名無しさん 2018/12/29(土) 22:06:33.04 ID:hIqfZfrzo
ク・コナミDX『……だがっ!』

ク・コナミDX『遠距離のレーザーには耐えられまい!』

ギュウウウンッ…!


ヤエ「えいっ!」

いんぱくと『――!』


ボウンッ――


――ガガァンッ!


ク・コナミDX『何いいいっ!?』

ク・コナミDX『なんだ、その攻撃は!?』


ヤエ「ふふふっ!」

ヤエ「鼻小判の――溜め撃ちよっ!」

サスケ「れーざーの、発射口は潰したでござる!」


ク・コナミDX『ぐ……くくっ!』

360: 名無しさん 2018/12/29(土) 22:14:44.86 ID:hIqfZfrzo
ク・コナミDX『……はっはぁ!』

ク・コナミDX『その勢いも、ここまでデース!』

ク・コナミDX『北海道まで飛んできて――』


いんぱくと『……』


ク・コナミDX『その、きょだい・めかのエネルギー!』

ク・コナミDX『ほとんど、空っぽのはずデース!』

ク・コナミDX『持久戦に持ち込めば――』


いんぱくと『――!』


ポンッ!


ク・コナミDX『ボムはデータにありマース!』

ク・コナミDX『一発では、倒されま――』


いんぱくと『――!』


ポンポンポンポンポンポンポンポンッ!!!


ク・コナミDX『な、な、何発撃つ気だあああっ!?』


ブワアアアアアアァァァァァァッ――!!!!!


ク・コナミDX『ぬおおおおおっ!?』


…ドカァァンッ!!

361: 名無しさん 2018/12/29(土) 22:25:20.43 ID:hIqfZfrzo
  ・  ・  ・

移動戦艦・内部


サスケ「ていっ!」

ヤエ「そいやっ!」


――シュピンッ!


黒Pヘッド達「あいどる、あい」


ボボゥンッ!!


サスケ「……これで、中の敵は全てやっつけたでござるな!」

ヤエ「早く、捕まってるあいどるの人達を!」

サスケ「勿論でござる!」

ヤエ「――見て! きっと、あの扉の向こうだわ!」

サスケ「恐らく、あそこに全員居るでござるよ!」


ポチッ!


ウィィ~ン…


サスケ「サスケ参上っ!!」

ヤエ「ヤエ、参上っ!!」

362: 名無しさん 2018/12/29(土) 22:33:05.64 ID:hIqfZfrzo
  ・  ・  ・

旅館


ちひろ「……!」

ちひろ「サスケちゃんからの連絡は、まだ無い……」

ちひろ「皆、無事なのかしら……!」


prrrr!prrrr!


ちひろ「!」

ちひろ「――はい、もしもし!」


『ちひろ殿っ! 助けてくだされっ!』


ちひろ「サスケちゃん!?」

ちひろ「どうしたの!? 一体、何があったの!?」



『酔っ払った大人組のあいどるの方達が!』

『そこに、ヤエ殿も勝利の美酒と言われ加わり!』

『あっ、まげは! まげのスイッチはもうやめ――』



ちひろ「……が」

ちひろ「頑張って、サスケちゃん!」

363: 名無しさん 2018/12/29(土) 22:34:05.92 ID:hIqfZfrzo


  すてえじ三  くーるぐるーゔ

 
  くりあー!

364: 名無しさん 2018/12/30(日) 21:16:03.61 ID:gfGuSl1Eo


  ふぁいなるすてえじ  しんでれら・ぷろじぇくと

 

365: 名無しさん 2018/12/30(日) 21:19:55.68 ID:gfGuSl1Eo
https://www.youtube.com/watch?v=9psqAlQs_Wc




武内P「笑顔です」

ずいっ!


ヤエ「キャ――ッ!?」

サスケ「ぷ、ぷろでゅーさー殿!」

サスケ「急にあっぷは、やめて欲しいでござるよ!」


武内P「えっ?」

ずずいっ!


ヤエ「で、で、ですからっ!!」

ヤエ「私、あいどるに興味はありませんからっ!!」


武内P「……」

武内P「貴女は、今……楽しいですか?」


ヤエ「えっ?」


サスケ「! まずいでござる!」

366: 名無しさん 2018/12/30(日) 21:27:18.61 ID:gfGuSl1Eo
武内P「少しでも、キミが夢中になれる何かを探しているのなら……」

ヤエ「……」


サスケ「ヤエ殿っ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


武内P「一度、踏み込んでみませんか?」

ヤエ「……」


サスケ「その言葉に、耳を傾けては駄目でござるよっ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


武内P「そこにはきっと、今までと別の世界が広がっています」


ヤエ「っ……!」ジーン…!


サスケ「目を覚ますでござる、ヤエ殿っ!!」

サスケ「このままでは、あいどるになってしまうでござるよっ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!

367: 名無しさん 2018/12/30(日) 21:33:53.43 ID:gfGuSl1Eo
武内P「何か、質問はありますか?」

ヤエ「ど、どうして私をあいどるに?」


武内P「笑顔です」


ヤエ「え……笑顔?」

ヤエ「私、貴方の前で笑ったことありましたっけ……?」

武内P「いえ……今は、まだ」

ヤエ「もしかして、適当な事言ってます?」


武内P「……」


ヤエ「……」


武内P「貴女の笑顔が見たい、と」

武内P「……そう、思いました」


ヤエ「はうあっ……!?」ジーン…!



サスケ「ま、まずいでござる!」

368: 名無しさん 2018/12/30(日) 21:42:54.19 ID:gfGuSl1Eo
未央「おっ、どうしたんだいスケさんや!」


サスケ「未央殿! ヤエ殿が、すかうとされているでござる!」

サスケ「……って、その呼び方はやめて欲しいでござるよ!」


卯月「サスケくん、おはようございます♪」

卯月「スカウト……ですか?」


サスケ「卯月殿! そうなのでござるっ!」

サスケ「このままでは、ヤエ殿がっ!」



凛「ねえ、なんだか聞き覚えのある台詞だったんだけど」

武内P「し、渋谷さん……! 今のは、ですね……!」


サスケ「……い、今のうちでござるっ!」

ヤエ「え、ええっ! ここは逃げましょう!」


武内P「っ! ま、待ってください!」

武内P「せめて、名刺だけでも!」

369: 名無しさん 2018/12/30(日) 21:52:58.36 ID:gfGuSl1Eo
https://www.youtube.com/watch?v=Jo61haOwH3w



  ・  ・  ・


子並重五兵衛「もおおおっ! 何なんだ、お前ら!」

子並「揃いも揃って、だらしないぞっ!」


黄・赤Pヘッド「も、申し訳ありませんっ!」

青Pヘッド「デース!」


黄Pヘッド「ですが、346プロのアイドルには!」

赤Pヘッド「強力なボディーガードがついているのです!」

青Pヘッド「きょだい・めかも、強くて強くてお手上げデース!」


子並「うるさいうるさいうるさ――いっ!!」

子並「僕は、一体いつになったら女の子達を手に入れられるんだ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


子並「こうなったら……次は、僕が自分で行く!」


黄・赤・青Pヘッド「しゃ、社長自ら!?」

370: 名無しさん 2018/12/30(日) 22:00:21.10 ID:gfGuSl1Eo
黄Pヘッド「無茶はおやめください、社長!」

赤Pヘッド「どうか、考え直してください!」

青Pヘッド「それに、社長は――」


黄・赤・青Pヘッド「女の子と、まともに話せないでしょう!?」


黄Pヘッド「黄色い声援を受けたいけれど」

赤Pヘッド「赤くなって逃げ出しちゃって」

青Pヘッド「涙がこぼれないよう青空を見る」


黄・赤・青Pヘッド「そんな社長には、危険すぎます!」


子並「う、う、う、うるさいうるさいっ!!」

子並「僕だって、作戦くらいたてられるっ!!」


黄・赤・青Pヘッド「作戦?」


子並「……あいどるに、ぼでぃ・がーどがついてるなら」


子並「ぷろでゅーさーを狙えば良いんだ!」


子並「そして、そいつに――女の子をすかうとさせるっ!」


黄・赤・青Pヘッド「なるほどっ!! その手が!!」

371: 名無しさん 2018/12/30(日) 22:14:31.50 ID:gfGuSl1Eo
https://www.youtube.com/watch?v=uenoM_l-nNU



  ・  ・  ・

346ぷろだくしょん・通路


ヤエ「あ、危ない所だったわ……!」

サスケ「ヤエ殿! まだ、あいどるにはなっていないでござるな!?」

ヤエ「えっ!? あいどるって、そういうものなの!?」

サスケ「……拙者も、詳しくはわからないでござるが」


サスケ「ぷろでゅーさー殿は、妙な妖術を使うらしいでござる」

サスケ「何でも、笑顔の力――」



武内P「パワー・オブ・スマイルです」



サスケ・ヤエ「!?」


武内P「せめて、名刺だけでも……受け取って頂けないかと」

スッ…


ヤエ「あいどるには、なりませんからっ!!」

サスケ「にっ、にっ、逃げるでござるよっ!!」

372: 名無しさん 2018/12/30(日) 22:19:18.69 ID:gfGuSl1Eo
  ・  ・  ・

346ぷろだくしょん・通路二


サスケ「こ、ここまで来れば大丈夫でござる!」

ヤエ「今のも、妖術なの!?」

サスケ「恐らくは! そして、捕まったら……」

ヤエ「あいどるにされちゃう……!?」



武内P「あの……」



サスケ・ヤエ「!?」


武内P「話を……聞いて頂きたいのですが」


サスケ「それはこちらのせりふでござるよっ!?」

ヤエ「あいどるには、ならないって言ってるのにっ!」

373: 名無しさん 2018/12/30(日) 22:24:36.22 ID:gfGuSl1Eo
ヤエ「くっ、こうなったら――!」

…ぼむぅんっ!


武内P「っ!?」

武内P「消えた……!?」


サスケ「……」フヨフヨ…

…こそこそっ


武内P「あの……」


サスケ「な、何でござるか?」フヨフヨ…


武内P「その、周囲を飛び回っているひょうたんは、一体……?」


サスケ「……な」フヨフヨ…

サスケ「何でもないでござるよっ!」フヨフヨ…

しゅたたたたたっ!


武内P「……」

374: 名無しさん 2018/12/30(日) 22:54:03.94 ID:gfGuSl1Eo
https://www.youtube.com/watch?v=bAHVeU7IEa8



  ・  ・  ・

だんわ・すぺーす


ヤエ「……ふぅ、ようやく諦めてくれたみたいね」

サスケ「ひぃ……! はふぅ……!」

ヤエ「サスケさん、お疲れ様!」

サスケ「からくり忍者の拙者でも……!」

サスケ「さ、さすがに疲れたでござるよ……!」


ヤエ「私は少しの間、身を隠してるわ」


サスケ「承知でござる!」


ヤエ「あいどるに、興味が無いとは言わないけど……」

サスケ「……三四六ぷろには、既に忍どるが居るでござるしな」


ヤエ「――それじゃっ!」

ぼむぅんっ!

375: 名無しさん 2018/12/30(日) 23:04:06.14 ID:gfGuSl1Eo
明日は早いので、今日はもう寝ます

2018年、大変お世話になりました
来年どうするかは、現在進行中のが終わってから考えます

それでは皆さん、良いお年を

378: 名無しさん 2019/01/02(水) 20:57:31.83 ID:vuDb21G5o
サスケ「さて……これから、どうするでござるかな」

サスケ(子並重五兵衛の一党も、近頃はめっきり姿を見せぬでござる)

サスケ(まさか、諦めた訳ではないでござろうが……)


武内P「……」


サスケ「む、あれは……」


武内P「!」

武内P「サスケさん……だけ、のようですね」


サスケ「そ、そうでござるよ!」

サスケ「ヤエ殿は、何処かへ行ってしまったでござる!」


武内P「そう、ですか」


サスケ「……」


武内P「……」


サスケ「……」

サスケ(……き、気まずいでござる!!)

379: 名無しさん 2019/01/02(水) 21:01:26.55 ID:vuDb21G5o
https://www.youtube.com/watch?v=pFUD4f9m1-8




武内P「……」


サスケ「ぷ、ぷろでゅーさー殿!」


武内P「? はい、何でしょうか?」


サスケ「ぷろでゅーさー殿は、何故、ぷろでゅーさに?」

サスケ「拙者が見た所、ぎゃるが好き、という感じはしないでござる」

サスケ「そこが、少々気になっていたでござるよ」


武内P「それは……」


サスケ「それは?」


武内P「笑顔です」


サスケ「またそれでござるか!」

サスケ「もう少し、詳しく話してくだされ! ぷろでゅーさー殿!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


武内P「は、はあ……」

380: 名無しさん 2019/01/02(水) 21:11:12.51 ID:vuDb21G5o
武内P「サスケさんには、好きなものはありますか?」


サスケ「拙者は、日本茶と熱い風呂でござるな!」

サスケ「しかし、それに何の関係が?」


武内P「……」

武内P「サスケさんにとっての、日本茶と熱い風呂が」

武内P「私にとっての、笑顔……と、いった所でしょうか」


サスケ「うむむ……」


武内P「……」

武内P「お茶を煎れている時、風呂を沸かす時」

武内P「貴方は、どう思っていますか?」


サスケ「それは、当然楽しみでござる!」


武内P「はい」

武内P「私は、それを仕事に選んだのです」


武内P「アイドルの方が、笑顔でいられる手助けをする」

武内P「そんな、プロデューサーという職業を」


サスケ「……」

381: 名無しさん 2019/01/02(水) 21:18:25.15 ID:vuDb21G5o
サスケ「……なるほど」

サスケ「つくづく、ぷろでゅーさー殿は仕事人間でござるな!」


武内P「……はい」

武内P「よく、言われます」


サスケ「あいどるの皆が、ぷろでゅーさー殿を信頼する理由が一つわかったでござる!」

サスケ「拙者の頼れる――……仲間も!」

サスケ「人々の笑顔のために、悪と戦っているでござるからな!」

サスケ「まあ、しばしば役人に追い回されるでござるが……」


武内P「それは……」

武内P「……」

武内P「私も、警察の方に職務質問を……はい、よく……」


サスケ「はっはっは!」

サスケ「ぷろでゅーさー殿も、中々じょーくがうまいでござるな!」


武内P「いえ……」

武内P「……良い、笑顔です」

382: 名無しさん 2019/01/02(水) 21:25:00.39 ID:vuDb21G5o
武内P「なので、皆さんを守ってくださっている――サスケさん」

武内P「そして、北海道の時から――ヤエさん」

武内P「お二人には、本当に感謝しています」ペコリ


サスケ「あ、頭を上げてくだされ!」

サスケ「子並の輩は、元々拙者達の世界の者!」

サスケ「そういう意味では、迷惑をかけているのはこっちでござる!」


武内P「それは、違います」ペコリ


サスケ「し、しかし」


武内P「何故なら――」



黒Pヘッド「……」

…チラッ



サスケ「! あれは……子並の兵隊っ!!」

武内P「えっ!?」

383: 名無しさん 2019/01/02(水) 21:30:04.50 ID:vuDb21G5o
武内P「また、事務所内のアイドルの方を狙って……!?」

サスケ「プロデューサー殿! 拙者は、奴を追うでござる!」

武内P「っ、はい……!」

サスケ「あの一体の他にも、潜り込んだねずみが居るかもしれんでござる!」

サスケ「あいどるの皆に、一人にならぬよう!」

武内P「わかりました……!」



サスケ「奴は、拙者に任せてくだされ!」



武内P「はい、お願いします……!」

武内P「どうか、お気をつけて」



サスケ「拙者のことならば、心配ご無用っ!!」

サスケ「――では、行くでござるっ!!」

しゅたたたたたっ!



武内P「……」

384: 名無しさん 2019/01/02(水) 21:38:52.54 ID:vuDb21G5o
黒Pヘッド「あいどる、あいどる」

たったったったっ!


サスケ「逃さんでござるよっ!!」

しゅたたたたたっ!

サスケ「――はっ!」

ぴょいんっ!


黒Pヘッド「あいどる、あいどる」

たったったったっ!


――すたっ!

サスケ「しゅたっ!」


黒Pヘッド「あいどる、あいどる」

ききーっ!


サスケ「てやぁ――っ!!」



――シュピィンッ!



黒Pヘッド「あいどる、あい」

ボボゥンッ!

385: 名無しさん 2019/01/02(水) 21:49:49.33 ID:vuDb21G5o
サスケ「……こやつ、何が目的だったでござるか?」

サスケ「……何の手応えもなかったでござる」

サスケ「それに、あいどるを狙っているというより……」

サスケ「何かから、離れているような……」



「プロデューサ――ッ!!」



サスケ「むっ!?」

サスケ「あいどるの……しんでれら・ぷろじぇくとの皆の声!!」

サスケ「……はっ!? まさか!!」


サスケ「狙いは、ぷろでゅーさー殿だったでござるか!?」

ぴょんっ! ぴょんっ!


サスケ「今の声は、中庭から聞こえたでござるっ!」

サスケ「ならばっ!」


がらっ!


サスケ「壁を伝って行くのが、さいたん・るぅとでござるっ!!」

ぴょいんっ――しゃかしゃかしゃかしゃかっ!

386: 名無しさん 2019/01/02(水) 21:59:56.63 ID:vuDb21G5o
  ・  ・  ・

なかにわ


子並重五兵衛「はっはっはっは――っ!!」

子並「シンデレラプロジェクトのプロデューサー!」


スーパー・コナミ『僕が、貰っていっちゃうもんね――っ!!』

コナミ『それで、あいどるをいっぱいスカウトさせるんだ!!』

がしいっ!

武内P「う、ぐあっ!?」



莉嘉「ちょっと! Pくんを離してよっ!!」

みりあ「プロデューサ――ッ!!」

きらり「ふ、二人共! 近づいたら、危ないにぃ!」

杏「あのロボットに踏まれたら、怪我じゃ済まないよ」



コナミ『もう、346プロのアイドルなんかいらないもんね!』

コナミ『573プロの、僕だけのあいどるをゲットするんだ!!』

387: 名無しさん 2019/01/02(水) 22:08:25.32 ID:vuDb21G5o
コナミ『そのためには……』

ウィィン…!

武内P「!? な、何を……!?」


美波「あれは……黒い、Pヘッドの被り物!?」

アーニャ「ニェート! どうするつもり、ですか!?」


コナミ『こうするのさっ!!』

ずぼっ!

武内・黒Pヘッド「っ!?」


みく「Pチャンに被せ……まさか――洗脳っ!?」

蘭子「我が友っ! 我が、わっ、わ、プロデューサ――ッ!」

李衣菜「プロデューサ――ッ! ロックな想いで、抵抗してくださいっ!」



武内・黒Pヘッド「皆さんっ!」

武内・黒Pヘッド「私に構わず、逃げてくださいっ!!」


コナミ『ただの、573プロの制服だっ!!』



CPアイドル達「紛らわしいっ!!!!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!

388: 名無しさん 2019/01/02(水) 22:17:38.95 ID:vuDb21G5o
コナミ『身だしなみも整えた事だし……』

コナミ『ついでに、何人か貰っていこうかな!!』


凛「ふざけないでよ!!!!!」

凛「何なの!!?!!」


コナミ『や、やっぱりやめておこう!!』


凛「はぁっ!!?!!」

未央「し、しぶりん! しぶりん、ステイ!」

卯月「落ち着いてください、凛ちゃん!」

卯月「プロデューサーさんが、捕まってるんですから!」


武内・黒Pヘッド「私に構わず、どうか逃げてください!」


凛「ふざけないでよ!!!!!」

凛「アンタ、私のプロデューサーでしょ!!?!!」


武内・黒Pヘッド「……」

武内・黒Pヘッド「逃げてください!」

コナミ『そ、そうだな! そうしよう!!』


凛「はぁっ!!?!!」

389: 名無しさん 2019/01/02(水) 22:25:56.25 ID:vuDb21G5o
コナミ『そぉ~ら! 邪魔すると、ぺちゃんこだぞ~!』


CPアイドル達「っ!?」


ちひろ?「皆っ、早く逃げてっ!」


CPアイドル達「でもっ!?」


コナミ『おっ!』

コナミ『その格好は、346プロのあしすたんとだなっ!』

コナミ『丁度良いっ! ついでに、さらって行こうかなっ!!』

グワァアアッ!


CPアイドル達「!? ちひろさんっ!!」


ちひろ?「……ひっかかったわね!」

ぴょいんっ!


コナミ『よ、避けられた!?』


ちひろ?「そんな、見え見えの突進なんて――」

バッ!


ヤエ「――当たるはず無いでしょっ!!」

390: 名無しさん 2019/01/02(水) 22:33:19.31 ID:vuDb21G5o
https://www.youtube.com/watch?v=g2YSjL0STrM




コナミ『くっそ――っ!』

コナミ『お前、ただのあしすたんとじゃないな!?』


ヤエ「ふふっ!」

ヤエ「科学特捜忍者のくノ一……」

ヤエ「ヤエ、参上!」ニコッ!


武内・黒Pヘッド「……良い、笑顔です」

武内・黒Pヘッド「ヤエさん、やはり……アイドルに興味はありませんか?」


ヤエ「言ってる場合じゃないでしょっ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!

ヤエ「……ごほんっ!」

ヤエ「今ので、あいどるの人達から離れたわよっ!」

ヤエ「さあ……ぷろでゅーさーさんを離しなさい!!」

チャキッ!

391: 名無しさん 2019/01/02(水) 22:43:26.73 ID:vuDb21G5o
コナミ『ぐぬぬぬぬっ!』

コナミ『あっかんべーっ! やーだよーっ!』

コナミ『こいつには、さっきみたいに女の子をすかうとさせるんだ!』

コナミ『怖い顔も隠れてるし、いっぱいすかうと出来るっ!!』


ヤエ「なら、力づくでも!」


コナミ『おっと! こいつは人質でもあるんだぞっ!』

がしいっ!

武内・黒Pヘッド「ぐああっ!?」


CPアイドル達「プロデューサー(さん)!!」


ヤエ「くっ……卑怯よ!」


コナミ『くやしいだろう!! ばーか! ばーーーか!!』

ゴゴゴゴゴゴッ…!

コナミ『ばいばいびー!! ばーーーーーーか!!』

ゴゴゴゴゴッ――


――キランッ!


CPアイドル達「プロデューサ――っ!!」

392: 名無しさん 2019/01/02(水) 22:54:02.88 ID:vuDb21G5o
――すたっ!

サスケ「しゅたっ!」


ヤエ「サスケさん!」


サスケ「ヤエ殿っ!」


サスケ「ぷろでゅーさー殿は、無事でござるか!?」

ヤエ「いえ……子並に、連れ去られたわ」

サスケ「くっ! 一足遅かったでござるか!」

ヤエ「まさか、ぷろでゅーさーさんを狙ってくるなんて……」


CPアイドル達「……」ボーゼン


サスケ「……」

ヤエ「サスケさん?」

サスケ「ヤエ殿、三四六ぷろだくしょんの、守りをお願いするでござる」

ヤエ「えっ?」



サスケ「拙者が、ぷろでゅーさー殿を連れ戻しに行くでござるよっ!!」



CPアイドル達「っ!!」

393: 名無しさん 2019/01/02(水) 23:02:27.99 ID:vuDb21G5o
https://www.youtube.com/watch?v=iDxyHgiMw8c



サスケ「その間、此処が攻められぬとも限らないでござる」

サスケ「ヤエ殿、お頼み申す」


ヤエ「無茶よ!」

ヤエ「一人で、敵の本拠地に乗り込むなんて!」


サスケ「ぷろでゅーさー殿は、言ったでござる」

サスケ「――あいどるの方が、笑顔でいられる手助けをする」

サスケ「……と」


CPアイドル達「……!」


サスケ「ならば、拙者は――その手助けをするでござるっ!」


サスケ「……しばしの間でござったが、わかったでござるよ」


サスケ「あいどるには――笑顔が似合うでござる!!」


サスケ「ゴエモン殿には、及ばぬでござるが……」


サスケ「ぷろでゅーさー殿を頂いてくるでござるよっ!!」

394: 名無しさん 2019/01/02(水) 23:11:10.04 ID:vuDb21G5o
ヤエ「サスケさん……止めても無駄みたいね」

ヤエ「……わかったわ!」

ヤエ「此処の守りは、私にまかせて頂戴!!」


サスケ「……!」コクリ!


CPアイドル達「……!」


サスケ「心配無用! 絶対に、連れ戻すでござる!」

サスケ「拙者は、ものしりじいさんが作ったからくり忍者!!」

サスケ「だから、安心して待っていてくだされ!」



CPアイドル達「――お願い! サスケ!!」



サスケ「合点承知っ!!」


ヤエ「所で……子並が何処にいったかわかってるの?」

サスケ「勿論でござる!」


サスケ「ちひろ殿が言うには……」

サスケ「――いつ職務質問されても場所がわかるよう」


サスケ「ぷろでゅーさー殿のすまーと・ふぉんには!」

サスケ「じぃ・ぴぃ・えす……とやらが搭載されているでござるよ!!」


CPアイドル達「…………そうだったの!!!!?」

395: 名無しさん 2019/01/02(水) 23:25:15.46 ID:vuDb21G5o
https://www.youtube.com/watch?v=B8_76nrIKdE



  ・  ・  ・

だんわ・すぺーす


サスケ「……さて」

サスケ(絶対に、失敗は出来ないでござる)

サスケ(可能な限り、速やかに準備を整えて――)

サスケ(プロデューサー殿を救出しに行くでござるよっ!!)



ダダダダダダッ!

茜「ボンバ――ッ!!」



サスケ「うわっ!?」

サスケ「び……びっくりしたでござる……!」

サスケ(しかし……ぼんばー……)


サスケ(花火爆弾の強化が、何とか出来ないものか……)

396: 名無しさん 2019/01/03(木) 21:52:34.75 ID:fidIimwho
  ・  ・  ・

???


コンコン、ガチャッ


サスケ「失礼するでござる」



じーにあす「おや、これはこれは……」

ぎふてっど「珍しいお客サーン♪」

じーにあす「どうした? 改造される気になったのか?」

ぎふてっど「それとも、アブない進化をする気になったのかにゃ~?」



サスケ「……左様でござるっ!!」

サスケ「ぷろでゅーさー殿を救い出すために……」


サスケ「拙者をぱわー・あっぷして欲しいでござるよっ!!」ドゲザー!



じーにあす・ぎふてっど「……」

397: 名無しさん 2019/01/03(木) 22:01:55.58 ID:fidIimwho
https://www.youtube.com/watch?v=96bmZG38_8c



サスケ「お二方の力を貸して欲しいでござるっ!!」


じーにあす「そういう事なら……」

ぎふてっど「そこのベッドへ、ゴロンとしちゃって~♪」


サスケ「……これでござるか?」

ゴロンッ


じーにあす「さぁ、君の悩みを解決してあげよう!」

ぎふてっど「さぁ、打ち明けなさーい♪」


サスケ「とにかく、強くなりたいでござる!」


じーにあす「強く?」

ぎふてっど「どんな事があっても、強くなりたいのかにゃ~?」


サスケ「そうでござるっ!!」

398: 名無しさん 2019/01/03(木) 22:07:43.70 ID:fidIimwho
じーにあす「そのためには、大きな危険を伴う」

ぎふてっど「成功率も、高くないんだよねー♪」


サスケ「お、大きな危険!?」


じーにあす「君は、それでも強くなりたいか?」


サスケ「……」


考え直す  ?やっぱり強くなりたい


サスケ「無論! 強くなりたいでござる!」


ぎふてっど「んふふふふ! イイ返事だね~!」


ガチャンッ!

サスケ「う、動けないでござるっ!?」



じーにあす「では、改造を始めよう……」

ぎふてっど「努力無しに生まれ変わるのが、どんな痛みを伴うか……」



じーにあす・ぎふてっど「身をもって知るが良い!」

399: 名無しさん 2019/01/03(木) 22:14:31.42 ID:fidIimwho
サスケ「は、博士!?」

サスケ「本当に、ダイジョーブなのでござるかっ!?」


じーにあす「神にでも悪魔にでも……」

ぎふてっど「好きな方に、お祈りしよーう♪」


サスケ「め、め、め、目が怖いでござるよっ!!」


ビリビリビリッ!


サスケ「うわ――っ!?」


ビリビリビリッ!

ビリビリビリッ!


サスケ「む、無念……!」

……がくっ!


じーにあす・ぎふてっど「おおっ!」

じーにあす「奇跡だ! 成功したぞ!」

ぎふてっど「化学は、別に何の進歩もしてないけどねん♪」

400: 名無しさん 2019/01/03(木) 22:19:44.66 ID:fidIimwho
https://www.youtube.com/watch?v=B8_76nrIKdE



  ・  ・  ・

だんわ・すぺーす


サスケ「……ハッ!!」

サスケ「おや、ここは……」

サスケ「むむ、何があったか覚えていない……」

サスケ「何か、ひどいことをされたような気がするでござるが……」

サスケ「……考えない事にするでござる」


らいふのさいだいちが あっぷ した!

こうげきりょくが あっぷ した!

いどうそくどが あっぷ した!

まげのさいだいきょりが あっぷ した!


サスケは けみかる花火爆弾 をしゅうとくした!

401: 名無しさん 2019/01/03(木) 22:30:48.09 ID:fidIimwho
  ・  ・  ・

なかにわ


サスケ「芳乃殿、此処に居たでござるか」


芳乃「そなたの言いたい事は、わかっているのでしてー」


サスケ「……やはり、芳乃殿は不思議な方でござるな」

サスケ「しかし、それならば話は早いでござる」

ごそごそっ…


サスケ「お借りしていた、すぺあ・ほらがい」

サスケ「芳乃殿に、お返しするでござる」

すっ…


芳乃「それは、なにゆえにでしょうかー」


サスケ「ぷろでゅーさー殿は、必ず救出するでござる」

サスケ「しかし、拙者が無事に帰れるという保証は無いからでござる」


芳乃「……」

402: 名無しさん 2019/01/03(木) 22:36:51.98 ID:fidIimwho
https://www.youtube.com/watch?v=KHOnP8fbrwo



芳乃「……」


芳乃「……」

ぽちっ!

サスケ「」ちょいーんっ!

サスケ「よっ、芳乃殿! 何をするでござるか!?」


芳乃「わたくし依田は、芳乃でしてー」

芳乃「……」

芳乃「そなたは、何でしょうかー?」


サスケ「……!」

サスケ「拙者は、ものしりじいさんが作った――」


サスケ「三四六ぷろの、ぼでぃ・がーどを任された!」


サスケ「からくり忍者の、サスケでござるっ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


芳乃「……ふふっ」ニコリ

403: 名無しさん 2019/01/03(木) 22:46:28.94 ID:fidIimwho
芳乃「それならば、帰れぬ道理はありませぬー」

芳乃「言の葉にー、魂を込めて紡ぎましょうー」


サスケ「芳乃殿っ!」

サスケ「拙者は、必ず戻ってくるでござるよっ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


芳乃「よきかなーよきかなー」


サスケ「しかし、すぺあ・ほらがいはお返しするでござる」


芳乃「……」


サスケ「そ、そういう意味ではござらんっ!」

サスケ「ほらがいは、大きいので……」

サスケ「全力で動くために、でござるよっ!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


芳乃「……それならば、良いでしょうー」

404: 名無しさん 2019/01/03(木) 22:51:32.31 ID:fidIimwho
サスケ「……」

すっ…

芳乃「……」


サスケは すぺあ・ほらがい をかえした!


芳乃「……」

すっ…

サスケ「芳乃殿、これは?」


サスケは いしころ をてにいれた!


芳乃「お守り、でしてー」

サスケ「お、お守りでござるか?」

芳乃「わたくしの、お気に入りでしてー」

サスケ「……有り難く、頂戴するでござるよ」



芳乃「……」



サスケ「――行って来るでござるっ!!!」

405: 名無しさん 2019/01/03(木) 22:58:11.60 ID:fidIimwho
https://www.youtube.com/watch?v=FrdB6C1rTrw



  ・  ・  ・

通行人A「……」



しゅたたたたたっ!

ブワァッ!



通行人A「きゃっ!? い、今の風は何!?」



しゃかしゃかしゃかしゃかっ!



通行人B「ん? ビルを何かが登ってる……?」



ぴょいんっ!



通行人B「……居ない? 気のせいだったのか……」

406: 名無しさん 2019/01/03(木) 23:03:35.23 ID:fidIimwho
https://www.youtube.com/watch?v=HpBRNScCEBk



  ・  ・  ・

573ぷろ・がいへき


サスケ「……!」

しゃかしゃかしゃかしゃかっ!

サスケ「ふっ!」

ぴょいんっ!


―すたっ!

サスケ「しゅたっ!」


黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」


サスケ「……高い壁の中に、これ程の警備」

サスケ「まさに、悪党の構える城でござるなっ!!」


黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」

ぞろぞろっ…!


サスケ「……おっと、拙者としたことが」



サスケ「サスケ参上っ!!!!!」

407: 名無しさん 2019/01/03(木) 23:12:11.05 ID:fidIimwho
サスケ「はっ!」

シュピィンッ!

黒Pヘッド「あいど」

ボボゥンッ!


サスケ「てやぁ――っ!」

シュピィンッ!

黒Pヘッド「あいどる、あ」

ボボゥンッ!


サスケ「……!」

しゅたたたたっ!


黒Pヘッド「あいどる、あいどる」

ぴょんっ!


サスケ「! 上から来るならばっ!」

ぽちっ!


サスケ「」ちょい――――――んんっ!!


黒Pヘッド「あ」

ボボゥンッ!


サスケ「これは、さすがにまげが伸びすぎではござらんかっ!?」

408: 名無しさん 2019/01/03(木) 23:20:41.96 ID:fidIimwho
黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」

ぞろぞろっ…!


サスケ「くっ、次から次へと!」

サスケ「こうなったら――」

カキンッ

サスケ「……!」

ピピピピピキランキランキランッ…!


黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」

ぞろぞろっ…!


サスケ「けみかる花火爆弾っ!!てりゃ――っ!!」

ぽいっ!


…ぼむぅんっ!


黒Pヘッド隊「あいどる、あい――どる♡」

黒Pヘッド隊「あいどる♡ あいどる♡」

ちゅっ♡ ちゅっ♡ ぶちゅうっ♡


サスケ「奴ら、同士討ちを……いや、あれは……」

サスケ「……」

サスケ「と、とにかく! 今の隙にっ!!」

しゅたたたたたっ!

409: 名無しさん 2019/01/03(木) 23:37:35.58 ID:fidIimwho
https://www.youtube.com/watch?v=jNZ0hShLGZw



  ・  ・  ・

573ぷろ・しゃちょうしつ


子並重五兵衛「おい! いい加減、すかうとに行け!」

子並「誰も助けになんか来ないんだからなっ!」


武内・黒Pヘッド「……あの」


子並「何だ!」


武内・黒Pヘッド「縛られていて、身動き一つ取れません」

武内・黒Pヘッド「……なので……はい」


子並「う、う、う、うるさいうるさいっ!」

ぴょんっ! ぴょんっ!

子並「口答えした罰に、下半身すっぽんぽんにしてやるっ!!」

ぐいぐいっ!


武内・黒Pヘッド「っ!? 待ってください!」ジタバタ!

武内・黒Pヘッド「せめて、下着だけでも!」ジタバタ!

410: 名無しさん 2019/01/05(土) 22:25:01.54 ID:riMqflaIo
ガチャッ!


黄・赤・青Pヘッド「社長っ!!」

黄Pヘッド「大変ですっ!!」

赤Pヘッド「あの、さんざん我々の邪魔をしてきた奴がっ!!」

青Pヘッド「建物内に、侵入してきたデース!!」


子並「ふっふっふ! よいではないか、よいではないか!!」

ぐいぐいっ!

武内・黒Pヘッド「いけません! 待ってください、いけません!」ジタバタ!


黄・赤・青Pヘッド「しゃ、しゃ、しゃ、社長っ!!?」


子並「おおっ、良い所に来た!」

子並「お前たちも手伝うんだっ!!」

ぐいぐいっ!

武内・黒Pヘッド「お願いします! やめてください!」ジタバタ!


黄・赤・青Pヘッド「そ、そ、そんな事を言われましても!!?」

411: 名無しさん 2019/01/05(土) 22:32:02.08 ID:riMqflaIo
https://www.youtube.com/watch?v=eibsfNIFk38



  ・  ・  ・

573ぷろ・びるないぶ


サスケ「じぃ・ぴぃ・えすの反応によれば……」

サスケ「ぷろでゅーさー殿は、この建物の最上階に居るでござる!」


黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」

ぞろぞろっ…!


サスケ「ならば、えれべーたーで一気に最上階に行くでござるっ!!」

しゅたたたたっ!


黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」

ぞろぞろっ…!


サスケ「はっ!」

ぴょいんっ――


黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」ワタワタ!


――すたっ!

サスケ「しゅたっ!」

サスケ「上への警戒が甘い……」


サスケ「れっすんが、足りていないでござるなっ!!」

412: 名無しさん 2019/01/05(土) 22:36:31.56 ID:riMqflaIo
サスケ「はっ!」

さっ!

サスケ「むむっ! 使用中止!?」


黒Pヘッド隊「あいどる、あいどる」

じりじりっ…!


サスケ「ならばっ!」

ぽちっ!

サスケ「」ちょい――――――んんっ!!


ズドォンッ!…ガラガラガラッ!


サスケ「うわっ!?」

サスケ「げほっ! げほっ……!」

サスケ「……天井を壊し、中をよじ登るだけでござるっ!!」

ぴょいんっ!


サスケ「……!」

しゃかしゃかしゃかしゃかっ!!

413: 名無しさん 2019/01/05(土) 22:40:56.94 ID:riMqflaIo
サスケ「むっ!?」

しゃかしゃかしゃかしゃかっ!


ウィィーン…

黒Pヘッド「あいどる、あいどる」


サスケ「えれべーたーの、どあが……」

サスケ「まさか奴め、だいぶしてくるつもりでござるかっ!?」


黒Pヘッド「あいどる、あいどる」

ぴょいんっ!


サスケ「甘いっ!」

ぴょいんっ! さくっ!


黒Pヘッド「あいどる、あいど――」


ヒュ~ンンン……ボボゥンッ!


サスケ「……」

サスケ「……先を急ぐでござるっ!」

しゃかしゃかしゃかしゃかっ!

414: 名無しさん 2019/01/05(土) 22:48:58.30 ID:riMqflaIo
https://www.youtube.com/watch?v=R8hG17wHd-I



  ・  ・  ・

573ぷろ・しゃちょうしつ



「てやぁ――っ!」


シュピィンッ!

…ガラガラガラッ!


サスケ「サスケ参上っ!!」



子並「ふっふっふ! よく此処まで来られたな!」

武内・黒Pヘッド「!? サスケさんっ!?」



サスケ「ぷ、ぷろでゅーさー殿っ!?」

サスケ「被り物はともかく……」

サスケ「どうして、他は下着だけなのでござるかっ!?」

ぴょんっ! ぴょんっ!



子並「おい、僕を無視するんじゃないっ!」

ぎゅうっ!

武内・黒Pヘッド「うーふっ!? な、何故乳首を!?」

415: 名無しさん 2019/01/05(土) 22:56:22.34 ID:riMqflaIo
サスケ「子並重五兵衛っ!」

サスケ「ぷろでゅーさー殿を返すでござるっ!!」


子並「そんなに返して欲しいなら、返してやるっ!」


ウィィ――ンンン……!


サスケ「むっ!? 床が割れて……」


子並「今までの分の借りを――」

ぽいっ!

武内・黒Pヘッド「うわっ!?」


ガシャンッ!


『――左腕担当、パッション!』

『――右腕担当、キュート!』

『――左足担当、クール!』

『……こ、ここは……右足!?』


子並「この、すーぱーめか!!」

ウィィン……ガションッ!


トリコロール・コナミ『とりころーる・こなみで!!!』

ト・コナミ『きっちり、返させてもらうんだからなっ!!!!!』

416: 名無しさん 2019/01/05(土) 23:08:51.32 ID:riMqflaIo
https://www.youtube.com/watch?v=r-wIlXwUJm8



ト・コナミ『お前をやっつければ、あとは簡単だ!』

ト・コナミ『女の子達を僕のものにするんだっ!!』

ガションッ! ガションッ!


サスケ「そうはさせんでござるっ!!」

しゅたたたたっ!


ト・コナミ『やれっ、右腕!』

ト・コナミ『ローション・ミサイル!』

ボウンッ!


サスケ「!?」

ききーっ!


…ぬらぁあああっ……!


ト・コナミ『はっはっはっ!』

ト・コナミ『これで、走ってこっちまでは来られないぞっ!!』

417: 名無しさん 2019/01/05(土) 23:13:47.84 ID:riMqflaIo
サスケ「しかしっ!」

サスケ「これでは、そちらも動けないでござるよっ!」


ト・コナミ『ふっふっふ!』

ト・コナミ『やれっ、左腕!』

ト・コナミ『ビーム攻撃!』

ピピピピピピ…!


サスケ「び、びーむ!?」


ト・コナミ『くらえええっ!』

ビ――ッ!!


サスケ「ふっ!」

ぴょいんっ!


ト・コナミ『こらーっ! 避けるな――っ!!』

ビ――ッ!! ビ――ッ!!


サスケ「こ、このままでは……!?」

ぴょいんっ! さっ!

418: 名無しさん 2019/01/05(土) 23:18:18.38 ID:riMqflaIo
サスケ「この距離ならば……」

サスケ「じゃんぷで、一気に近づくでござるっ!!」

ぴょいんっ――


ト・コナミ『今だっ、左足!』

ト・コナミ『キ――ック!!』

ぐわっ!


サスケ「!?」


ドゴォンッ!


サスケ「ふぐっ!?」

ぽ~んっ……


武内・黒Pヘッド「さ、サスケさんっ!!」


…べちゃりっ!

サスケ「ちゃ、着地失敗でござる……!」

419: 名無しさん 2019/01/05(土) 23:25:43.14 ID:riMqflaIo
ト・コナミ『さあっ、右足!』

ト・コナミ『とどめの、ミサイル攻撃だっ!』


しーん…


ト・コナミ『おいっ! ミサイルだって!!』


しーん…


黄Pヘッド『しゃ、社長?』

赤Pヘッド『右足には、さらってきた奴が……』

青Pヘッド『それに、縛ってて動けないデース!』

子並『そ、そ、そ、そんな事くらいわかってたし!!』


ガシャッ!


ト・コナミ『トドメをさすまで、部屋の隅で大人しくまってろ!』

ぶんっ!


武内・黒Pヘッド「っ!? 外に放り出され――」


ぬるぬるぬるぬるっ!


武内・黒Pヘッド「――ろ、ローションで!」

武内・黒Pヘッド「滑って……うおおおっ!?」

420: 名無しさん 2019/01/05(土) 23:33:14.46 ID:riMqflaIo
ト・コナミ『……よし、僕が制御出来るようにしたぞ!』

ト・コナミ『さあ! このミサイルで、木っ端微塵になれ!!』

ガションッ!


サスケ「くっ……!」

…ぽろっ

サスケ「! これは――!」



ト・コナミ『くらえっ! ミサイ――』



サスケ「てやぁ――っ!!」

ヒュッ――



ボボゥンッ!!



ト・コナミ『な、な、な、なんだっ!?』

ト・コナミ『ミサイルが……発射前に、爆発した!?』



サスケ「……芳乃殿」

サスケ「お守りの――いしころ!」

サスケ「有り難く、使わせて貰ったでござるよっ!!」

421: 名無しさん 2019/01/05(土) 23:41:05.86 ID:riMqflaIo
ト・コナミ『び、ビームだ! ビームで攻撃だっ!』

ピピピピピピ…!


サスケ「先程の、ぷろでゅーさー殿のぬるぬるっぷり!」

サスケ「……そして!」

サスケ「ゴエモン殿の!」

サスケ「ちぇーん・きせるを参考にすればっ!!」

ぽちっ!

サスケ「」ちょい――――――んんっ!!


――どすっ!!



ト・コナミ『やれ――っ!!』

ビ――ッ!!



サスケ「まげが戻る時、滑りながら近づけるでござるっ!」


ぬるぬるぬるぬるっ!


ト・コナミ『な、なんだとおおおっ!?』

422: 名無しさん 2019/01/05(土) 23:48:41.29 ID:riMqflaIo
サスケ「そして、ここまで近づければっ!」

シュピィンッ!


…ボボゥンッ!!


ト・コナミ『ああっ!? 左足が!!』


サスケ「からくり忍者の!」

シュピィンッ!


…ボボゥンッ!


ト・コナミ『み、右腕までっ!?』


サスケ「そして、笑顔の力!」

シュピィンッ!


…ボボゥンッ!


ト・コナミ『うわあっ!? 左腕もやられたっ!!』


サスケ「ぱわー・おぶ・すまいるの敵ではござらんっ!!」


シュピィンッ――


ボボボォオオンッ!!!


ト・コナミ『そ、そ、そ、そんなああああっ!?』

423: 名無しさん 2019/01/05(土) 23:58:22.82 ID:riMqflaIo
https://www.youtube.com/watch?v=P4pefGt3AN0



  ・  ・  ・

サスケ「――ぷろでゅーさー殿、お怪我は?」

武内P「いえ、特にこれといって……ありません」



子並「くっそーっ! どうして皆、僕の邪魔をするんだ!」

子並「僕は、女の子達を手に入れたいだけなのにっ!!」



サスケ「子並め! まだ、あんな事を!」

武内P「待ってください」

サスケ「ぷろでゅーさー殿?」

武内P「……」


武内P「貴方が手に入れたい、女の子と言うのは……」

武内P「輝きを失ってしまった、アイドルの方なのでしょうか?」


子並「そんなわけがあるかっ!」

子並「僕が、女の子……あいどるを手に入れたかったのは――」



武内P「――キラキラと、輝いているから、ですね?」



子並「っ!?」

424: 名無しさん 2019/01/06(日) 00:05:56.34 ID:bqHhr6UQo
武内P「彼女達が、輝いているのは……」

武内P「夢に向かって、日々、頑張っているからです」

武内P「貴方がしようとしていた事は……」

武内P「その輝きを失わせてしまう事です」


子並「そ、そんなっ……!」

子並「それじゃあ、僕はどうしたら良かったんだ!!」


武内P「……」

武内P「笑顔です」


子並「え、笑顔?」


武内P「彼女達が笑顔でいられるよう……」

武内P「笑顔で応援する――ファンになれば良い、と」

武内P「……そう、思います」


子並「それじゃあ、手に入らないじゃないか!!」

ぴょんっ! ぴょんっ!


武内P「……」

武内P「夜空で輝く星に手を伸ばすのは、決して無駄ではありません」

武内P「その輝きは、目を離さない限り――降り注ぐのですから」


子並「!!!!!」

425: 名無しさん 2019/01/06(日) 00:17:17.67 ID:bqHhr6UQo
https://www.youtube.com/watch?v=es6PNneP3zs



  ・  ・  ・

573ぷろ・しきちがい


卯月「プロデューサーさん……サスケちゃん……!」

美波「! あれを見て、皆っ!」

CPアイドル達「!!」


武内P「み、皆さん!?」ヌルヌルッ

サスケ「こ、此処まで来てしまったでござるか!?」ヌルヌルッ


未央「いや、心配で……って……」

凛「だから来たんだ……けど……」

CPアイドル達「……」


武内P「……ご心配、おかけしました」ヌルヌルッ

サスケ「子並の奴ら、このまま役人を待つそうでござるっ!」ヌルヌルッ

サスケ「……罪を償ったら――」ヌルヌルッ

サスケ「――きらきらした、皆のらいぶを見たいそうでござるよっ!!」ヌルヌルッ


アーニャ「アー……ヌルヌル、ですね?」

CPアイドル達「……うん」


武内P・サスケ「……」

武内P・サスケ「えっ?」

426: 名無しさん 2019/01/06(日) 00:26:42.20 ID:bqHhr6UQo
https://www.youtube.com/watch?v=qp7tIxmc7Ik



  ・  ・  ・


「それでは皆さん……笑顔で、楽しんできてください」

「はいっ!!」


「拙者も、精一杯応援するでござるよっ!!」

「ふふっ! ゴエモンさん達が、羨ましがるわね!」


「……ヤエさん、やはりアイドルに」


「なりませんっ!! らいぶが終わったら、帰るんですから!」

「またの機会には、ゴエモン殿達も連れてくるでござる!」


「ねーねー、サスケー」


「どうしたでござるか?」


「お気に入りの石ころは、どうしたのでしてー?」


「……あっ」


「……」



ちょい――――――んんっ!!




おわり

427: 名無しさん 2019/01/06(日) 00:30:33.67 ID:bqHhr6UQo
https://www.youtube.com/watch?v=TIjToge5t8E




  ふぁいなるすてえじ  しんでれら・ぷろじぇくと


  くりあー!


…ぽちっ!


https://www.youtube.com/watch?v=2J5odGvh_qM




がちゃんっ!