1: 名無しさん 2019/10/21(月) 22:45:28.582 ID:ZiPmY2Re0
シャミ子「すみません、ミカンさん。床に置いていたごせん像で
こけてしまって、ミカンさんも巻き込んでしまいました」

ミカン「あいたた…いいのよ気にしないで」

桃「……ただいま」

シャミ子「あっ、桃っ、おかえりなさい」

桃「……、シャミ子も家に来てたんだ。けどごめん。
わたし、今日はもう疲れたから部屋で寝るね」

ミカン「え、あ、あの桃っ?」

シャミ子「桃、どうしたんでしょうか、体調でも悪いんでしょうか」

ミカン「え、あ、ああ…そうね?どうしたのかしら…?」

引用元: ・シャミ子「うわっ…こけそうですっ…!」 ミカン「ちょっ、シャミ子大丈…きゃっ」バタン 桃「ただいま…え?」

4: 名無しさん 2019/10/21(月) 22:54:37.696 ID:ZiPmY2Re0
次の日
ごおおおお…

シャミ子「な、なんですか、この地鳴りはっ、まさか地震っ!?」

リリス「わからぬが河川敷のほうからものすごい魔力のオーラを感じる、シャミ子よ
行ってみるのだっ」

シャミ子「は、はいっ」


河川敷

シャミ子「ミカンさんも来ていたんですかっ」

ミカン「ええ…、こっちのほうからすごい力を感じて…、それに朝から
桃も家にいなくて…いったいどうなって……、え?」

桃「……」シュウウウウ…

シャミ子「あ、あれ、桃じゃないですか、ってけどあれ…?なんか少し
見た目幼いような?それにその恰好は…」

桃「桃じゃない…、わたしは、殺意の波動に目覚めた桃」

ミカン「ええ…?」

6: 名無しさん 2019/10/21(月) 23:07:42.158 ID:ZiPmY2Re0
シャミ子「ちょ、なに言ってんですか桃っ、もしかしてさっきの地鳴りも桃が
やったんですか?いったいどうして」

桃「私の目的はこの世界のすべてを破壊すること」

シャミ子「な、何をいって!も、桃、冗談ですよねっ」

リリス「いやシャミ子よ、今の桃はどういうわけかか退行現象をおこして
いるが、ものすごい闇のパワーと悪っぽいオーラを感じる…本気かもしれん」

シャミ子「そ、そんな、昨日まで普通だったのになんでっ」

リリス「わからぬが、ここまで極度に闇落ちするということは、昨日
ものすごく衝撃をうけた出来事があったのかもしれん…」

シャミ子「え!?そうなんですか桃っ」

9: 名無しさん 2019/10/21(月) 23:15:39.221 ID:ZiPmY2Re0
ミカン「昨日って何かあったかしら……?昨日、昨日…、え?まさか」

リリス「何か心あたりでもあるのか、ミカンよ」

シャミ子「桃、バカなこと言ってないで、いいから早く元の桃に戻ってください」

桃「ふん、君みたいないやらし魔族に指図する言われはないな」

シャミ子「いやらし魔族っ!?なんですかそれはっ」

11: 名無しさん 2019/10/21(月) 23:20:31.908 ID:ZiPmY2Re0
桃「だ、だってっ、そこの魔法少女を、お、押し倒して
シようとしてたくせにっ、え、エッチなことっ、しようとしてたくせにっ」

桃「ふ、普段からそういうこと隠れてしてたのかな、ほ、ほんとエッチだな君はっ
このいやらしまぞくっ、ほんとそういうトコ良くない、良くないと思うっ」

シャミ子「は、はあ?も、桃っ、何言ってんですか、言っていることがよく
分からないのですが」

ミカン・リリス「………」

14: 名無しさん 2019/10/21(月) 23:25:47.971 ID:ZiPmY2Re0
桃「おバカなのかな君はっ…!しらばっくれたって、昨日ちゃんと目撃して」

ミカン「あ、あの…桃。その昨日あなたが家に帰ってきたときのことを
言ってるのなら、誤解よそれ」

ミカン「あれはシャミ子がこけて、かくかくしかじかで」

桃「え?」

ミカン「あのだから、わたしとシャミ子はそんな関係でないわ…、
当然だけど…」

シャミ子「そんな関係ってどんな関係ですか??」

桃「………」シュウウウウウ…

シャミ子「あれ?元の桃に戻っていきますよっ!?」

ミカン・リリス「ええ…」

16: 名無しさん 2019/10/21(月) 23:37:19.477 ID:ZiPmY2Re0
桃「……」

シャミ子「や、やりましたミカンさん、ご先祖っ。完全に元の桃に戻りましたよっ」

シャミ子「けどあれ?そもそもなんであんな姿になってたんですか、桃」

桃「い、いやいい…、ごめん、ごめんなさい。お騒がせしましたすみません
わたし、もう今日は、体調悪いから帰るね、ちょ、ほんと通してください…」

シャミ子「え?ちょ、ちょっと桃。聞きたいことが山ほどあるんですがっ
何でさっきは”殺意の波動に目覚めた桃”とか言ってたんですか!?ちょっとカッコよかったですけどっ!
詳しく伺いたいっ」わくわく

桃「お、おバカっ!そこ正確に覚えてなくていいからっ!も、もう私帰るから、
帰らせて、お願いっ!」

シャミ子「それにいやらしまぞくって私のことですか?それって一体どういうことですか、
って、あれ?それになんでそんな顔真っ赤なんですか!?詳しく教えてくださいっ」

桃「ほんとごめんなさいっ、シャミ子っ、今日はもう帰らせてっ」

リリス「ミカンよ、同じ魔法少女として、今後、桃のことは徹底監視するように」

ミカン「はい、すみません…」


おわり