132: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:11:12.35 ID:qVSzOpISo
楓「私達が?」 

武内P「……」 

今西部長「……いや、違うよ?」 

楓「……」 

武内P「……」 

部長「……」



                                                                                                       引用元: 
・武内P「大人の魅力、ですか」
133: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:13:34.55 ID:qVSzOpISo
部長「君もいい歳だ、そろそろ真剣に考えても良いんじゃないかね」 

武内P「いえ、しかし……」 

楓「私はまだ25ですし、まだまだアイドル活動を続けたいです」 

武内P「……」 

部長「……うん、そうだね」 

楓「……」 

武内P「……」 

部長「……」

134: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:15:49.11 ID:qVSzOpISo
部長「何だい、まさか恋人でもいるのかね?」 

武内P「今は」 

楓「仕事が恋人ですね」 

武内P「……」 

部長「……いるのかね?」 

武内P「い」 

楓「まは仕事が恋人ですね」 

武内P「……」 

部長「……」

135: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:18:35.53 ID:qVSzOpISo
部長「少し、二人で話そうか」 

楓「若い二人で、ですか?」 

武内P「……」 

部長「……いや、違うね?」 

楓「もう、私はまだまだ若いですよ」 

武内P「……」 

部長「……」

136: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:22:32.15 ID:qVSzOpISo
部長「君に、良い縁談話が持ち上がっていてね」 

武内P「それは……」 

楓「そのお話、お受け出来ません」 

武内P「……」 

部長「……高垣君に、じゃなくね?」 

楓「それを聞いて安心しました」 

武内P「……」 

部長「……」

137: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:25:27.36 ID:qVSzOpISo
部長「先方が乗り気でね」 

武内P「そう、ですか」 

楓「けれど、その方と私の歩む道は違う」 

武内P「……」 

部長「……うん、それはそうだね」 

武内P「……」 

部長「……」

138: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:28:36.11 ID:qVSzOpISo
部長「どうだね? この話、受けてみる気はないか?」 

武内P「……」 

楓「共に、階段を登っていき――あっ、違う」 

楓「そのお話、お受け出来ません」 

武内P「……」 

部長「……」 

楓「……」

139: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:33:06.72 ID:qVSzOpISo
部長「どうだい、悪い話ではないと思うが」 

武内P「……」 

楓「私は、そうは思いません」 

武内P「……」 

部長「……うん、高垣くんには聞いてないね?」 

武内P「……」 

楓「……」

140: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:36:28.13 ID:qVSzOpISo
部長「この縁談、受けてみる気はないか」 

武内P「……」 

楓「その話、」 

武内P「高垣さん」 

楓「おうけ……はい」 

武内P「少し、部長と話をしますので」 

楓「……」 

部長「……」

141: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:39:40.30 ID:qVSzOpISo
部長「どうなんだね?」 

武内P「はい、とても良いお話だと私は思いました」 

楓「!?」 

バシバシ! 

武内P「私には、勿体無い話です」 

楓「!」 

バシバシ! 

部長「……」

142: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:42:50.90 ID:qVSzOpISo
部長「そうか、それでは……」 

楓「……!」 

ぐにー! 

武内P「ふぇふふぁ」 

部長「……高垣君」 

楓「……」 

武内P「……」 

部長「……」

143: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:44:49.46 ID:qVSzOpISo
部長「もう一度良いかな」 

楓「……!」 

バシバシ! 

武内P「はい」 

楓「……!」 

バシバシ! 

武内P「ですが、その話、お受け出来ません」 

楓「!」 

バシバシ!

144: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:47:23.41 ID:qVSzOpISo
部長「本当に受けないのかね?」 

武内P「はい、まだまだプロデュース活動に専念したいと思っています」 

楓「♪」 

バシバシ! 

部長「……その、痛くないのかね?」 

武内P「痛いです」 

楓「~♪」 

バシバシ!

145: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:50:55.10 ID:qVSzOpISo
部長「そうか、それは残念だ」 

武内P「申し訳ありません。今は、仕事が恋人ですから」 

楓「♪」 

部長「……なるほど、そうか」 

武内P「申し訳ありません」 

楓「♪」

146: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:53:02.70 ID:qVSzOpISo
武内P「今は、担当するアイドルと共に階段を登っていきたいと思っています」 

楓「ふふっ……――笑顔で!」 

武内P「……」 

部長「……彼は、高垣君の担当じゃないね?」 

楓「!?」 

武内P「……」 

楓「……!」 

バシバシ!

147: 名無しさん 2017/11/14(火) 23:59:08.73 ID:qVSzOpISo
部長「やれやれ、断りをいれるのは億劫だなぁ」 

武内P「今日は奢りますので、ご勘弁を」 

楓「居酒屋で大丈夫ですよ~」 

武内P「……」 

部長「……彼女も、かい?」 

楓「……」 

武内P「……」 

楓「……」 



武内P「……お猪口で、ちょこっとだけですよ」 

楓「!?」 

バシバシ 



おわり