1: 名無しさん 2019/10/25(金) 22:39:02.761 ID:n5bUJrU0M
桃「......え!」
シャミ子「もう私のお腹にも赤ちゃんがいるんです。だから桃にもちゃんとして、あ、ちょっと、それは生活費なんです!それがないと私達は──きゃあ!や、やめ...っ....うっ、桃....いやっ....もう殴らないで......」プルプル
桃「......は?」
シャミ子「ごめんなさい桃、もう逆らわないから....やめて....お願い」
桃「......はぁ?」
シャミ子「いやぁ....お願い桃....私が悪かったです。もう何も言いません口答えもしませんなんでも言うこと聞くから──ぐっ....うぅ....やめ、お腹だけは....」
シャミ子「もう私のお腹にも赤ちゃんがいるんです。だから桃にもちゃんとして、あ、ちょっと、それは生活費なんです!それがないと私達は──きゃあ!や、やめ...っ....うっ、桃....いやっ....もう殴らないで......」プルプル
桃「......は?」
シャミ子「ごめんなさい桃、もう逆らわないから....やめて....お願い」
桃「......はぁ?」
シャミ子「いやぁ....お願い桃....私が悪かったです。もう何も言いません口答えもしませんなんでも言うこと聞くから──ぐっ....うぅ....やめ、お腹だけは....」
3: 名無しさん 2019/10/25(金) 22:40:04.014 ID:n5bUJrU0M
壁が薄い隣の部屋の桃(シャミ子は一体なんのシミュレーションをしているんだ......)
桃(そういえば私は普段静かだから、シャミ子は壁が薄いことを知らないのかもしれない)
桃(とりあえずシャミ子の部屋に行ってみよう)
桃(そういえば私は普段静かだから、シャミ子は壁が薄いことを知らないのかもしれない)
桃(とりあえずシャミ子の部屋に行ってみよう)
4: 名無しさん 2019/10/25(金) 22:41:02.014 ID:n5bUJrU0M
桃「シャミ子?開けて?」ドンドン
シャミ子「......!」シュバババガチャ
桃「あ、早いねシャミ子」
シャミ子「こんにちは桃、どうしたんですか?」
桃「いや、シャミ子は今何してるのかなって」
シャミ子「料理の練習をしていました!」
桃「そうなんだ....それじゃあ入ってもいい?味見役になるよ」
シャミ子「い、いえ、大丈夫です!」
桃「......本当に?」
シャミ子「本当に本当です!とにかく桃は帰ってください!」ズンズン
桃「わ、わかったよ」
シャミ子「......!」シュバババガチャ
桃「あ、早いねシャミ子」
シャミ子「こんにちは桃、どうしたんですか?」
桃「いや、シャミ子は今何してるのかなって」
シャミ子「料理の練習をしていました!」
桃「そうなんだ....それじゃあ入ってもいい?味見役になるよ」
シャミ子「い、いえ、大丈夫です!」
桃「......本当に?」
シャミ子「本当に本当です!とにかく桃は帰ってください!」ズンズン
桃「わ、わかったよ」
7: 名無しさん 2019/10/25(金) 22:42:07.558 ID:n5bUJrU0M
桃(部屋に帰ってきてしまった。とりあえず聞き耳立ててみよう)
シャミ子「お金持ってかれちゃった....これからどうしよう」
桃(さっきの続きか。暴力的な私がお金を持って行っちゃったんだね)
シャミ子「お腹を殴られたけど、この子は大丈夫でしょうか....」
シャミ子「でもきっとこの子が生まれたら、桃も今よりちゃんとしてくれるはずです」
桃(現実の私は今もちゃんとしてる、してるんだよシャミ子!)
シャミ子「お金持ってかれちゃった....これからどうしよう」
桃(さっきの続きか。暴力的な私がお金を持って行っちゃったんだね)
シャミ子「お腹を殴られたけど、この子は大丈夫でしょうか....」
シャミ子「でもきっとこの子が生まれたら、桃も今よりちゃんとしてくれるはずです」
桃(現実の私は今もちゃんとしてる、してるんだよシャミ子!)
9: 名無しさん 2019/10/25(金) 22:42:59.952 ID:n5bUJrU0M
シャミ子「この子の名前はもう決めてます....」
桃(決めてるんだ....どんなだろう)
シャミ子「男の子なら桃太郎、女の子ならシャ美、きっといい子になります」
桃(やばい、やばいよシャミ子。ネーミングセンスがやばいやつだよ...)
桃(ていうか私との子供なの?一体何が起きて子供ができちゃったのかな!?)
桃(決めてるんだ....どんなだろう)
シャミ子「男の子なら桃太郎、女の子ならシャ美、きっといい子になります」
桃(やばい、やばいよシャミ子。ネーミングセンスがやばいやつだよ...)
桃(ていうか私との子供なの?一体何が起きて子供ができちゃったのかな!?)
10: 名無しさん 2019/10/25(金) 22:43:54.561 ID:n5bUJrU0M
シャミ子「妊娠して十二ヶ月....お腹が随分と大きくなりました」
桃(シャミ子のおばか!そんなに経ってるならもう性別もわかってるだろうし、そもそも生まれているのでは!?)
桃(シャミ子はおばかだから、知識があやふやなんだ....だからシミュレーションが少しおかしいんだ!)
桃(ていうかパンパンのお腹を殴り飛ばす私は一体なんなんだ...)
桃(シャミ子のおばか!そんなに経ってるならもう性別もわかってるだろうし、そもそも生まれているのでは!?)
桃(シャミ子はおばかだから、知識があやふやなんだ....だからシミュレーションが少しおかしいんだ!)
桃(ていうかパンパンのお腹を殴り飛ばす私は一体なんなんだ...)
13: 名無しさん 2019/10/25(金) 22:44:47.470 ID:n5bUJrU0M
桃(もう我慢できない。シャミ子のところへ急ごう!)タタタ
桃「シャミ子!開けて!」ドンドン
シャミ子「......!」シュバガチャ
桃「シャミ子入れてくれる?」
シャミ子「......え、今はちょっと」
桃「あのさ、実はさっきから壁越しに聞こえてたんだ」
シャミ子「......な!?」
桃「だから入れてよ、ちょっと話がしたいんだ」
シャミ子「......わかりました」
桃「シャミ子!開けて!」ドンドン
シャミ子「......!」シュバガチャ
桃「シャミ子入れてくれる?」
シャミ子「......え、今はちょっと」
桃「あのさ、実はさっきから壁越しに聞こえてたんだ」
シャミ子「......な!?」
桃「だから入れてよ、ちょっと話がしたいんだ」
シャミ子「......わかりました」
17: 名無しさん 2019/10/25(金) 22:45:44.830 ID:n5bUJrU0M
シャミ子家
桃「いったいどうしてあんなシミュレーションをしていたのかな?シャミ子はでぃーぶいまぞくなのかな?」
シャミ子「うぅ...まさか壁が薄いなんて...丸聞こえだったなんて...まぞく最大の失敗です....!」
桃「あのね...さすがにあの妄想はどうかと思うよ。本当の私はシャミ子に優しいんだよ...すごく大切な人なんだから....///」テレッ
シャミ子「桃......」
桃「それでどうしてあんなことしてたの?」
シャミ子「......聞いても引かないですか?」
桃「引かないよシャミ子、私はシャミ子の全てを受け入れるよ」
シャミ子「ありがとうございます....」
シャミ子「......私、桃に殴られたいんです」
桃「え」
桃「いったいどうしてあんなシミュレーションをしていたのかな?シャミ子はでぃーぶいまぞくなのかな?」
シャミ子「うぅ...まさか壁が薄いなんて...丸聞こえだったなんて...まぞく最大の失敗です....!」
桃「あのね...さすがにあの妄想はどうかと思うよ。本当の私はシャミ子に優しいんだよ...すごく大切な人なんだから....///」テレッ
シャミ子「桃......」
桃「それでどうしてあんなことしてたの?」
シャミ子「......聞いても引かないですか?」
桃「引かないよシャミ子、私はシャミ子の全てを受け入れるよ」
シャミ子「ありがとうございます....」
シャミ子「......私、桃に殴られたいんです」
桃「え」
20: 名無しさん 2019/10/25(金) 22:46:31.752 ID:n5bUJrU0M
シャミ子「私と桃が宿敵になった時から、私は桃に負けてばかりでした」
シャミ子「時には運動で負け、時には頭で負け、そんな日々の中で、私は桃に負けるのが気持ちいいって思い始めたんです....///」
桃「シャミ子......」ドンビキ-
シャミ子「今でも思い出すんです!あの日フレッシュピーチハートシャワーの、寸止めじゃなくて直撃を食らったらどれだけ気持ちよかったかって!」
シャミ子「時には運動で負け、時には頭で負け、そんな日々の中で、私は桃に負けるのが気持ちいいって思い始めたんです....///」
桃「シャミ子......」ドンビキ-
シャミ子「今でも思い出すんです!あの日フレッシュピーチハートシャワーの、寸止めじゃなくて直撃を食らったらどれだけ気持ちよかったかって!」
22: 名無しさん 2019/10/25(金) 22:47:18.792 ID:n5bUJrU0M
シャミ子「お願いします桃!私を殴って!」
桃「だめだよシャミ子、私はそんなことできない......」
シャミ子「お願いします!お願いします!桃!」
シャミ子「このままじゃ私、前に進めない!」
桃「で、でも......」
シャミ子「全てを受け入れてくれるって言ったじゃないですか!」
桃「うっ......それを言われると....」
シャミ子「一回だけでいいから!」ドゲサッ!
桃(シ、シャミ子!土下座まで!)
桃「だめだよシャミ子、私はそんなことできない......」
シャミ子「お願いします!お願いします!桃!」
シャミ子「このままじゃ私、前に進めない!」
桃「で、でも......」
シャミ子「全てを受け入れてくれるって言ったじゃないですか!」
桃「うっ......それを言われると....」
シャミ子「一回だけでいいから!」ドゲサッ!
桃(シ、シャミ子!土下座まで!)
26: 名無しさん 2019/10/25(金) 22:48:35.894 ID:n5bUJrU0M
桃「わかったよシャミ子....一回だけだからね」
シャミ子「やった!やった!」ピョンピョン
シャミ子「変身して!変身して殴って!早く殴って!殴って殴って!」ワクワク
桃「お、落ち着いてシャミ子」
桃「へ、変身!」ピカ-ッ!
シャミ子「やった!やった!」ピョンピョン
シャミ子「変身して!変身して殴って!早く殴って!殴って殴って!」ワクワク
桃「お、落ち着いてシャミ子」
桃「へ、変身!」ピカ-ッ!
29: 名無しさん 2019/10/25(金) 22:49:50.783 ID:n5bUJrU0M
桃「それじゃあ行くよ!」
シャミ子「はい!どんとこいです!」
🍊「お邪魔するわよ~♪」ガチャッ
桃「まぞくちねりパンチ!」
😈💥🤛ドグワシャッ!!
シャミ子「ぐぴゃあっ!?」ドンガラガッシャン
🍊「!!!??!?!!?!!」
その日誤解が解けるまで🍊は暴走を続けた
完
シャミ子「はい!どんとこいです!」
🍊「お邪魔するわよ~♪」ガチャッ
桃「まぞくちねりパンチ!」
😈💥🤛ドグワシャッ!!
シャミ子「ぐぴゃあっ!?」ドンガラガッシャン
🍊「!!!??!?!!?!!」
その日誤解が解けるまで🍊は暴走を続けた
完
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