1: 名無しさん 2019/05/08(水) 21:54:36.67 ID:N1WNpYJUo
アーニャ「ダー! 援助交際、です!」

武内P「……それが必要なことだ、と?」

アーニャ「プロデューサー、お願いがあります」

武内P「……何でしょうか?」


アーニャ「私と、援助交際してください」


武内P「……」

武内P「その話、お受けできません」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1557320076

引用元: ・武内P「援助交際、ですか」

2: 名無しさん 2019/05/08(水) 21:59:21.74 ID:N1WNpYJUo
アーニャ「!? どうして、ですか!?」

武内P「理由を言う必要がありますか?」

アーニャ「イズヴィニーチェ……すみません」

武内P「……」


アーニャ「アーニャに、魅力がないから……ですね?」

アーニャ「だから、プロデューサーは、援助交際してくれない……」

アーニャ「……悪いのは、アーニャです」


武内P「待ってください、そういった理由ではありません」

3: 名無しさん 2019/05/08(水) 22:04:29.93 ID:N1WNpYJUo
アーニャ「シトー? 違いましたか?」

武内P「貴女の魅力の有無は関係ありません」

アーニャ「……フフッ! プロデューサーは優しい、です」

武内P「えっ?」


アーニャ「援助交際は――女の子の魅力が、とても大切ですね?」

アーニャ「プロデューサーにとって、アーニャはそうではない、です」

アーニャ「……大丈夫、全部わかってます」


武内P「待ってください、アナスタシアさん」

武内P「お言葉ですが、何一つわかって頂けていません」

4: 名無しさん 2019/05/08(水) 22:08:45.66 ID:N1WNpYJUo
アーニャ「シトー? ンー、難しい、です」

武内P「いえ、とても簡単な話です」

アーニャ「アー……アーニャは、魅力的ですか?」

武内P「はい、勿論です」


アーニャ「……ハラショー♪」ニコッ!

アーニャ「やっぱり、援助交際してくれるんですね?」

アーニャ「フフッ! プロデューサーのドッキリ、大成功、です♪」ニコニコ!


武内P「いえ、あの……」

武内P「……しませんよ?」

5: 名無しさん 2019/05/08(水) 22:14:36.27 ID:N1WNpYJUo
アーニャ「フフッ♪ もうひっかからない、です♪」クスクスッ!

武内P「あの、本当に……」

アーニャ「……援助交際は、必要、です」

武内P「……何故、ですか?」


アーニャ「私の歌うラブ・ソングは、アー、綺麗過ぎると言われました」

アーニャ「だから、男の人と付き合う経験をして……」

アーニャ「――もっと、ファンの人を笑顔にしたい、です!」


武内P「……すみません」

武内P「ファンの方も、困惑した表情しか出来なくなると思います」

6: 名無しさん 2019/05/08(水) 22:19:48.56 ID:N1WNpYJUo
アーニャ「本当に恋人が出来たら、そうだと思います」

武内P「しかし、だからと言って援助交際はあまりにも……」

アーニャ「フフッ! 心配ない、です♪」ニコッ!

武内P「えっ?」


アーニャ「援助交際は、本当に付き合うのとは違いますね?」

アーニャ「でも、学べる事、たくさんあると思います」ニコッ!


武内P「……良い、笑顔です」

武内P「……」

武内P「アナスタシアさん、少しゆっくりお話をしましょう」

7: 名無しさん 2019/05/08(水) 22:29:48.05 ID:N1WNpYJUo
アーニャ「ダー♪ 話し合い、とっても大事、です♪」ニコニコ!

武内P「アナスタシアさん」

アーニャ「シトー? どうかしましたか?」

武内P「援助交際とは、どういったものでしょうか?」

アーニャ「フフッ! バッチリ、調べました!」ニコッ!


アーニャ「援助は――困ってる人に、力を貸す」

アーニャ「交際は――付き合うこと、です」

アーニャ「……私は、曲のイメージが掴めなくて、困っています」


武内P「そのアナスタシアさんに、曲のイメージが掴めるように……」

武内P「……付き合っている様に振る舞って協力して欲しい、と」

武内P「そういう事でしょうか?」


アーニャ「ハラショー♪ その通り、です♪」ニコニコ!


武内P「……!」ホッ!

8: 名無しさん 2019/05/08(水) 22:37:50.35 ID:N1WNpYJUo
武内P「しかし……え、援助交際という言葉は……ですね」

アーニャ「ニェート。プロデューサー、いけません」

武内P「えっ?」

アーニャ「理由が、あります」


アーニャ「仕事中に、恋人の様にするのはいけない、です」

アーニャ「仕事と、プライベートは、ちゃんと分けます」

アーニャ「――だから、援助交際、です」

アーニャ「プロデューサーの、プライベートの時間を使ってしまいます」

アーニャ「だから、助けて貰うアーニャは、お金を払うべきですね?」


武内P「……し」

武内P「しっかりしているのか、そうでないのか……!?」

9: 名無しさん 2019/05/08(水) 22:43:54.66 ID:N1WNpYJUo
武内P「……待ってください?」

アーニャ「プロデューサー?」

武内P「アナスタシアさんは……私に、お金を払うつもりですか!?」

アーニャ「ダー! 勿論、です!」


アーニャ「お金、アー、経費も、アーニャが出します」

アーニャ「……」

アーニャ「話すのは、その事では?」


武内P「……お願いします、アナスタシアさん」

武内P「少しだけ、私の話を聞いて頂けますか?」

10: 名無しさん 2019/05/08(水) 22:50:39.57 ID:N1WNpYJUo
アーニャ「シトー? 何ですか?」

武内P「……アナスタシアさん」


ガチャッ

凛「おは――」


武内P「そもそも、貴女は援助交際という言葉を勘違いしています」

アーニャ「勘違い?」

武内P「援助交際というのは、あまり良い言葉ではありません」

アーニャ「ニウジェーリ!? 本当ですか!?」


凛「――よ……う」


武内P「!? し、渋谷さん!?」

アーニャ「リン、おはようございます♪」ニコッ!


凛「……ふーん」

11: 名無しさん 2019/05/08(水) 22:56:05.63 ID:N1WNpYJUo
凛「へぇ……ふーん」

ツカ、ツカ、ツカ、ツカ!


武内P「お、おはようございます……あの!」

武内P「今の会話は……!」


凛「……」

…ボスンッ!

凛「私に気にせず、続けて良いから」


武内P「い、いえ……ですが……!」


凛「話、続けなよ」


武内P「……!」


…バタンッ!

12: 名無しさん 2019/05/08(水) 23:03:12.69 ID:N1WNpYJUo
アーニャ「援助交際は、良い言葉じゃない……」

武内P「え、ええ……その通りです」

アーニャ「……わかりました!」ニコッ!

武内P「それは……よ、良かったです」

凛「……」ジーッ!

武内P「な、なので……」


アーニャ「援助交際という言葉は、もう、使いません」

アーニャ「それで、お金の話の続き、です」

アーニャ「――ホ別3で、どうですか?」


凛「ふざけないで! 一体、何なの!?」ギロォッ!


武内P「待ってください、渋谷さん!」

武内P「お願いです、私にも驚く時間をください!」

13: 名無しさん 2019/05/08(水) 23:10:33.63 ID:N1WNpYJUo
  ・  ・  ・

凛「……なんだ、そういう事だったの」

アーニャ「? リン?」

凛「う、ううん! 何でも無い!」

アーニャ「……?」

凛「とにかく、その……ちょっと言い過ぎた」


武内P「大丈夫です、お気になさらないで下さい」

武内P「……ですが、渋谷さん」

武内P「私も、傷つくだけの心は持ち合わせている、と」

武内P「……覚えていて頂けると、助かります」


凛「……ごめん」

14: 名無しさん 2019/05/08(水) 23:15:50.01 ID:N1WNpYJUo
凛「っていうか、お金払う必要なんて無いから」

アーニャ「ニェート、ちゃんと払います」

凛「プロデューサーは、役得なんじゃないの?」

武内P「は……はぁ……」

アーニャ「プロデューサー、ホ別3、払います」

凛「だ、だから!/// その言い方は変な誤解を招くから!///」


アーニャ「シトー?」

アーニャ「ホ別3――ホームステイにかかるお金とは別に、3万円」

アーニャ「……という意味では、ありませんか?」


武内P「……ほ」


凛「ホームステイ!?」

16: 名無しさん 2019/05/08(水) 23:25:56.87 ID:N1WNpYJUo
凛「ちょっと待って! 一緒に住む気!?」

アーニャ「? いけませんか?」

凛「駄目に決まってるでしょ!?」

アーニャ「……?」


アーニャ「プロデューサーは、とっても忙しい、です」

アーニャ「仕事が終わったら、クタクタ、です」

アーニャ「――だから、一緒の家に住むしかありません」

アーニャ「そうでないと、ゆっくり恋人のように出来ません」

アーニャ「……違いますか?」


武内P「確かに……仕事が終わった後は難しいですね」

武内P「年齢も考えると、夜22時以降の外出は」


凛「そうじゃないでしょ!?」

18: 名無しさん 2019/05/08(水) 23:31:50.45 ID:N1WNpYJUo
凛「ねえ! なんで少し納得してるわけ!?」

武内P「えっ? しかし、ホームステイならば……」

アーニャ「フフッ♪ 楽しみになってきました♪」ニコッ!

武内P「……良い、笑顔です」


凛「馬鹿じゃないの!? ホームステイって言葉で誤魔化されないで!」

凛「アーニャが言ってるの、ど、同棲だから!///」

凛「アンタ、なんで説得されかかってるの!? 何なの!?」


武内P「……」

武内P「っ!?」ハッ!

19: 名無しさん 2019/05/08(水) 23:39:13.83 ID:N1WNpYJUo
武内P「アナスタシアさん、ホームステイはいけません!」

アーニャ「!? プロデューサー!?」

凛「二人っきりで住むとか、有り得ないから!」

アーニャ「どうしてですか!?」


凛「ぷ、プロデューサーだって男だから!///」

凛「何か怒らないとも限らないでしょ!?///」


武内P「っ……し、渋谷さんの言う通りです!」


アーニャ「ニェート! ニェニェニェニェ――ット!」

アーニャ「アーニャは、プロデューサーを信じて、ます!」

アーニャ「信じるアーニャを、アー! ンー! 裏切らない!」

アーニャ「だから、プロデューサーにお願い、しました!」


武内P「アナスタシアさん……」ジーン…!


凛「なんで私が悪者みたいになってるの!」

20: 名無しさん 2019/05/08(水) 23:48:00.98 ID:N1WNpYJUo
凛「~~っ! とにかく、絶対に駄目!」

武内P「っ! そ、そうです!」

アーニャ「……!」ジィッ…!

武内P「……すみません、アナスタシアさん」


アーニャ「プロデューサーは、アー……」

アーニャ「……何か起こす人、ですか?///」モジモジ!


武内P「いえ、そんな事はありません」

武内P「貴女の――担当のアイドルの方の、信頼」

武内P「それを裏切るような真似は、決して」


アーニャ「……ハラショー♪」ニコッ!


武内P「……良い、笑顔です」


凛「ふざけないでよ!」

21: 名無しさん 2019/05/08(水) 23:55:25.77 ID:N1WNpYJUo
凛「いい加減にして!」

アーニャ「リンは、どうしますか?」

凛「何が!?」

アーニャ「? リンも、言われていましたね?」


アーニャ「――ラブ・ソングが、アー、爽やか過ぎる、と」

アーニャ「リンも、ホームステイするべき、です」

アーニャ「一緒に、ファンの人をもっと笑顔にしましょうー♪」ニコッ!


凛「…………」


武内P「……あの」

武内P「し……渋谷さん……?」

22: 名無しさん 2019/05/09(木) 00:20:51.38 ID:Ze+g0/rEo
  ・  ・  ・

ちひろ「――新曲のラブ・ソング、いい出来でしたね♪」

武内P「はい。お二人とも、今までに無い新しい輝きを見せてくれました」

ちひろ「ええ……ふふっ、私も引き込まれちゃいました」

武内P「……」


ちひろ「――帰らない恋人を待つ、切なさ」

ちひろ「それが、歌声に乗って心に響いてきました」

ちひろ「……プロデューサーさん、何かしたんですか?」


武内P「……いえ、私は何も」


ちひろ「ふふっ♪ そんな事言って~♪」


ちひろ「サポート、したんですよね?」ニコッ!




おわり