672: 名無しさん 2019/05/28(火) 20:01:44.40 ID:T+96hGymo
周子「そそ、だから手伝って欲しいんだよねー」 

武内P「お話はわかりましたが……」 

周子「食には関心があるって聞いてるから適任かなぁ、ってね」 

武内P「ええ、まあ……」 


周子「和菓子好きが増えたらさ?」 

周子「仕事の時の差し入れ、和菓子になる確率が上がるでしょ?」 

周子「だから、よろしゅーこ♪」ニコッ! 


武内P「……良い、笑顔です」 

武内P「貴女のモチベーションにも関わってくるお話だ、と」 

武内P「……そう、思いましたので……協力させて頂きます」


引用元: ・武内P「援助交際、ですか」

673: 名無しさん 2019/05/28(火) 20:08:08.56 ID:T+96hGymo
  ・  ・  ・ 

周子「はいはーい、寄ってらっしゃい見てらっしゃーい」 

武内P「あの……塩見さん?」 

周子「あたし達が、和菓子の魅力をアピールするからね~」 

武内P「打ち合わせ等、一切していないのですが……」 


周子「メインパーソナリティーの、シューコちゃんで~す♪」 

周子「アシスタントの、プロデュー……あっ」 

周子「アシスタントプロデューサーだから、ちょっと偉くなくなった?」 


武内P「塩見さん……あの、私は何をさせられるのですか……!?」 


周子「それじゃあ、はりきっていってみよー♪」 


武内P「塩見さん!? あの、塩見さん!?」 


アイドル達「……」

674: 名無しさん 2019/05/28(火) 20:13:48.26 ID:T+96hGymo
周子「この人、食には関心があります」 

周子「……そうだよね?」 

武内P「……はい、そうですね」 

周子「なので、これから皆には――」 


周子「この人が、和菓子を食べてるのを見て」 

周子「――和菓子って良いなぁ」 

周子「と思ったら、手を上げて貰います」 


武内P「私が……和菓子を食べるのですか」 


周子「それで、手を上げた人の中から……」 

周子「――あたしが、テキトーに指名した人」 

周子「その人は、その和菓子を食べる権利をゲット出来るよー」 


アイドル達「……」

675: 名無しさん 2019/05/28(火) 20:18:32.53 ID:T+96hGymo
周子「皆、ルールはオッケーかな?」 


アイドル達「……」コクリ 


武内P「あの……皆さん、何故無言なのですか?」 

周子「それじゃあ、せーの――」 

武内P「えっ?」 

周子「和菓子、よろしゅーこー♪」ビシッ! 

武内P「し、塩見さん?」 

周子「……せーの――和菓子、よろしゅーこー♪」ビシッ! 

武内P「あ、あの……?」 

周子「……せーの――」 


周子「和菓子、よろしゅーこー♪」ビシッ! 

武内P「わ、和菓子……こっ、こー」ヘニャリ 


アイドル達「……」

676: 名無しさん 2019/05/28(火) 20:23:25.22 ID:T+96hGymo
周子「最初の和菓子は――」 

ガサガサッ… 

周子「――たい焼き、だよ~」 

武内P「それを頂けば良いのでしょうか?」 

周子「あんこたっぷり、甘さ控えめ♪」 

武内P「……どうも、ありがとうございます」 


武内P「では……頂きます」 

ぱくっ! 

武内P「ん……これは、とても美味しいですね」ホッコリ 


アイドル達「……」

677: 名無しさん 2019/05/28(火) 20:29:39.65 ID:T+96hGymo
周子「んー、グルメリポートのお仕事は無理そうだねぇ」 

武内P「す、すみません……」 

周子「とりあえず、二口目をどうぞー」 

武内P「は、はあ……わかりました」 


武内P「……」 

ぱくっ! 

周子「――あたしも一口もーらいっ」 

ぱくっ! 

武内P「っ!? んっ……んっ、ゴホッ! ゴホッ!」 

周子「んんー……」モグモグ…ゴクンッ! 


周子「……このたい焼き、めっちゃ甘いわ~」 


アイドル達「はいっ!」バッ! 


周子「おおう、全員手を上げてるねー!」 

武内P「ゴホッ!……し、塩見さん……!?」

678: 名無しさん 2019/05/28(火) 20:37:48.25 ID:T+96hGymo
武内P「先程の行動は、あの……!」 

周子「いやホラ、確認しといた方が良いかと思ってさ」 

武内P「何をですか……!?」 

周子「しっぽまで、あんこが詰まってるか」 

武内P「でしたら、私が食べている時でなくとも……!」 


周子「うん、そうだねぇ」 

周子「さーて、だ・れ・に・し・よ・う・か・な~、っと……」 


武内P「塩見さん、待ってください!」 

武内P「サラリと聞き流さないで頂けますか!?」 


周子「それじゃあ――」 

周子「はいっ! >>680の人!」

681: 名無しさん 2019/05/28(火) 20:48:50.11 ID:T+96hGymo
>>680 
美嘉把握

682: 名無しさん 2019/05/28(火) 20:55:09.52 ID:T+96hGymo
美嘉「…………アタシ? マジで?」 


周子「マジでマジで」 

周子「ほらほら、こっちおいで~」チョイチョイッ! 


美嘉「う、うん……行く……///」 


周子「うんうん、LiPPSに和菓子好きが増えるのは良いよねぇ」 

周子「ありすちゃんも上げるのは早かったんだけどさ?」 

周子「タイミングの問題もあるからね~」 


ありす「橘です!」 

ありす「タイミングの問題って何ですか!」 

ありす「わ、私だってクローネで一緒なのに……!」 


周子「まま、次の機会によろしゅーこー♪」

683: 名無しさん 2019/05/28(火) 20:59:05.77 ID:T+96hGymo
周子「はい、たい焼きだよ~」 

…ぽんっ 

美嘉「……えっ?」 

周子「ん?」 

美嘉「ねえ……コレで終わり?」 

周子「たい焼きはあげたよ?」 

美嘉「いや……それだけ?」…チラッ 


武内P「……」 


周子「……あっ、あー……!……そういう事?」 

美嘉「……」 

周子「オッケー、りょーかーい」 


周子「美嘉ちゃん、さっきのやりたいってさー」 


美嘉「!?」 


武内P「!?」

684: 名無しさん 2019/05/28(火) 21:05:44.74 ID:T+96hGymo
美嘉「なんっ、ななな、ほっ……ホアア!?///」 

周子「あっれ? 違った?」 

美嘉「そういうカンジのアレなワケ!?///」 

周子「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」 

美嘉「何言ってんの!?///」 


周子「それじゃあ、ほいっ」 

武内P「あ、あの……本当にやるのですか!?」 

周子「メインパーソナリティーは、あたしだからねぇ」 

武内P「いえ、ですが……」 


周子「やってくれないと、盛り上がらないってー」 

周子「良いの? あたし、ちょっと本気でダダこねるよ?」 

周子「乙女に、床で手足をバタバタさせたいなら……しょーがないけどさ」 


武内P「……!?」

685: 名無しさん 2019/05/28(火) 21:15:28.57 ID:T+96hGymo
武内P「……!」 


周子「ほらほら、美嘉ちゃん待ってるよー」 

美嘉「ま、待ってるって言い方やめてくれる……!?///」 


武内P「わかりました……いただきます……!」 

ぱくっ! 

美嘉「じゃ、じゃあ……アタシも……!///」 

美嘉「あっ……んぁ……お……恥っず!///」 

美嘉「はーっ、ムリぃ!/// チョーヤバいんですケドぉ!///」 

美嘉「すぅ……はぁ……!/// すぅ……はぁ……!///」 

美嘉「あー……んむっ///」 

ぱくっ! 


美嘉「……――ぅ甘ああああああいっ★★★」 

美嘉「和菓子サイッコーなんだケド――っ!★★★★★★」 


アイドル達「……!」イラァ!

686: 名無しさん 2019/05/28(火) 21:20:41.93 ID:T+96hGymo
周子「うんうん、和菓子って美味しいよねぇ!」 

美嘉「チョー美味しい!★ ヤバい!★ 最の高!★」 

周子「和菓子、好き?」 

美嘉「好き!★ チョー好き!★ しゅき~~っ!★」 

周子「良いね~、カリスマも溢れちゃってるよー」 


武内P「あ、あの……もう……!」 


周子「それじゃあ、次の和菓子にいってみよー♪」 

周子「せーの――」 


周子・アイドル達「和菓子、よろしゅーこー♪」ビシッ! 


武内P「!?」 

武内P「待ってください! まだ続けるのですか!?」

687: 名無しさん 2019/05/28(火) 21:24:53.03 ID:T+96hGymo
周子「続いての和菓子は――」 

ガサガサッ… 

周子「――わらび餅、だよ~」 

武内P「あの、先程の様な事は……!」 

周子「わらび餅は出来ないって、きなこでむせちゃうし」 

武内P「……確かに」 

周子「これからの季節に最適、さあさあ召し上がれ~」 


武内P「では……頂きます」 

ぱくっ! 

武内P「ん……これは、良いわらび粉を使っていますね」ホッコリ 


アイドル達「……」

689: 名無しさん 2019/05/28(火) 21:31:33.97 ID:T+96hGymo
周子「きなこも、かなり上質なのを使ってあるよん」 

武内P「はい……とても、良い風味です」 

周子「あたしも、ちょっと貰って良い?」 

武内P「はい、勿論です」 


周子「あーん」 

武内P「えっ?」 

周子「楊枝持つのメンドーだから、あーん」 

武内P「は……はあ、わかりました」 

すっ… 

周子「あんむっ」 

ぱくっ! 


周子「……冷やしてあるのに、ポカポカするわ~」 


アイドル達「はいっ!!」バッ! 


周子「おおう、皆もノってきたねー!」 

武内P「あの、まさか……食べさせるのも込み、ですか!?」

690: 名無しさん 2019/05/28(火) 21:39:33.97 ID:T+96hGymo
周子「んー? その位なら良いんじゃない?」 

武内P「まあ……確かに、先程のに比べれば」 

周子「でしょ?」 

武内P「……塩見さん、少し宜しいですか?」 

ごそごそっ… 

周子「ん? どしたの?」 

武内P「口の端に、きなこが……」 

…フキフキ 

周子「……」 


周子「…………」 

周子「さ、さーて……だ・れ・に・し・よ・う・か・なぁ~……///」 


アイドル達「はいっ! はいはい、はいっ!」バッ! バッ! 


周子「そっ、それじゃあ――」 

周子「はいっ! >>692の人!」

694: 名無しさん 2019/05/28(火) 21:42:46.71 ID:T+96hGymo
>>692 
夏樹把握

695: 名無しさん 2019/05/28(火) 21:51:48.88 ID:T+96hGymo
夏樹「――ハハッ! 手を上げてみるもんだな!」 


周子「夏樹っつぁんは、面白くなりそうだからねぇ」 

周子「ほらほら、こっちおいで~」チョイチョイッ! 


夏樹「オーケー! ご指名、サンキューな!」 


周子「うんうん、ロックな所を見せてくれると嬉しいなー」 

周子「卯月ちゃんと志希ちゃんも迷ったんだけどねー」 

周子「志希ちゃんだと、LiPPS続きになっちゃうしさ?」 

周子「卯月ちゃんは、なんか……妙に必死だったら、ね?」 


志希「むーっ! 良い香りのわらび餅だったから、ざーんねーん!」 

卯月「なんにも無い……私には、何にも無い……!」 


武内P「し、島村さん……え、笑顔です!」

696: 名無しさん 2019/05/28(火) 21:56:49.58 ID:T+96hGymo
周子「はい、わらび餅だよ~」 

…ぽんっ 

夏樹「……へぇ、かなりプルプルしてるんだな」 

周子「パクパクいける、おすすめだよー」 

夏樹「良いね! 楽しみだ!」 

周子「さっ、どうぞ~」 


武内P「……」 


夏樹「……ハハッ! 何か忘れてないかい?」 

周子「ん? 何か、って?」 

夏樹「おいおい……頼むぜ」 


周子「食べさせて貰うのは、自分で言うんだよー?」 


夏樹「!?」 


武内P「……」

698: 名無しさん 2019/05/28(火) 22:01:31.22 ID:T+96hGymo
夏樹「ちょっと待ってくれ! アタシが!?」 

周子「そうだよ?」 

夏樹「このアタシが、食べさせてくれって頼むのかい!?」 

周子「? あたしが言った方が良い?」 

夏樹「頼む!」 

周子「ま、しょーがないか」 

夏樹「……!」ホッ! 


周子「――食べさせて~」 

武内P「はあ……」 

周子「あーん」 

武内P「……えっ?」 


夏樹「……」 

夏樹「!?」

699: 名無しさん 2019/05/28(火) 22:04:47.65 ID:T+96hGymo
周子「あーん」 

武内P「ど、どうぞ……」 

すっ… 

周子「あんむっ」 

ぱくっ! 


周子「……うん、美味しい!」ニコッ! 


夏樹「おかしい!!」 


周子「? 和菓子で、美味しいよー?」 

夏樹「そうじゃなくてだな!?」 

周子「ほら、今度はきなこつけてない」 

夏樹「そんな細かい話はしてないからな!?」 


周子「ほらほら、夏樹っつぁんも! 和菓子食べなー」 


夏樹「……!?」

700: 名無しさん 2019/05/28(火) 22:13:16.24 ID:T+96hGymo
夏樹「……わかったよ、アタシも覚悟を決めた」 

夏樹「別に、食べさせてくれって頼むだけだろ?」 

夏樹「なぁに、簡単な事じゃないか!」 

夏樹「……恥ずかしがる必要なんて、どこにも無い!」 

夏樹「照れるなんて、ロックの辞書には書いちゃいないぜ!」ビシッ! 


武内P「……」 


夏樹「――よう、元気かい!」 

夏樹「ハハッ、アンタも変な事に巻き込まれちまったな!」 

夏樹「苦労してるのはいつもの事だがな、って……」 

夏樹「アッハハ! そんな目で見るなって、悪かったよ!」 

夏樹「それで……まあ、何だ」 

夏樹「……」 

夏樹「……新しいギターケースを買ったんだ! これがイカしててさ!」 


武内P「……」

701: 名無しさん 2019/05/28(火) 22:20:25.46 ID:T+96hGymo
夏樹「シンプルなデザインだが、ゴールドのラインが入ってるんだ!」 

夏樹「今持ってきちゃいないんだが、今度見せるよ!」 

夏樹「アンタも、きっと気にいると思うぜ!」 


武内P「……木村さん」 


夏樹「おっ、興味があるのかい?」 

夏樹「ハハッ、アンタは本当に仕事熱心だな!」 

夏樹「オーケー、後で見せn」 


武内P「食べさせますので……」 

武内P「……あーん、して頂けますか?」 


夏樹「あーんっ!?///」 

夏樹「ハハハ、まさか……あーんっ!?///」

702: 名無しさん 2019/05/28(火) 22:26:24.68 ID:T+96hGymo
夏樹「おいおい、そいつはロックじゃな……」 

武内P「木村さん」 

夏樹「いや……ホラ、皆見てるだろ?///」 

武内P「……」 


武内P「あーん」 

すっ… 

夏樹「うっ……あっ……!?///」 

武内P「……」 

夏樹「っ……!///」 

ぱくっ! 


武内P「……美味しいですか?」 


夏樹「…………わ」 

夏樹「わかんなかったから……もう一個、良いかな……?///」モジモジ! 



李衣菜「なつきち――っ!? ロックって何!? なつきち――っ!!」 

みく「シッ! 李衣菜ちゃん! 静かにするにゃ! シーッ!」

703: 名無しさん 2019/05/28(火) 22:31:42.42 ID:T+96hGymo
周子「はいはーい、時間も押してるからここまでー」 

夏樹「んなっ!? ちょっと待ってくれ!」 

周子「続きは、後で二人の時によろしゅーこ」 

夏樹「……良いのかい?」 

周子「和菓子は?」 

夏樹「……サイコーだな! ロックな食べ物だぜ、和菓子は!」 


武内P「あ、あの……後で、とは……?」 


周子「それじゃあ、最後の和菓子にいってみよー♪」 

周子「せーの――」 


周子・アイドル達「和菓子、よろしゅーこー♪」ビシッ! 


武内P「……!」ホッ! 

武内P「……」 

武内P「待ってください! 最後と聞いて安心しましたが……」 

武内P「私は、私の仕事があるのですが!?」

704: 名無しさん 2019/05/28(火) 22:40:00.32 ID:T+96hGymo
周子「最後の和菓子は――」 

ガサガサッ… 

周子「――やっぱり定番、お団子だよ~」 

武内P「塩見さん、あの……!」 

周子「八ツ橋とかは、またの機会かなー」 

武内P「またの機会!? 今回で終わりでは!?」 

周子「それは、あたしの気が向くままってことで一つ」 

武内P「……!?」 


周子「さあさあ、みたらし、こしあん、よもぎの粒あん」 

周子「どれでも好きなのをお食べー」 


武内P「……では、みたらしを」 

ぱくっ! 

武内P「ん……甘すぎず、団子もモチモチとして……美味しいです」ホッコリ 


アイドル達「……」

705: 名無しさん 2019/05/28(火) 22:44:59.82 ID:T+96hGymo
周子「あたしは、こしあんを……」 

ぱくっ! 

武内P「そちらは、如何ですか?」 

周子「……んー! 甘すぎず、あんこもなめらか♪」ニコッ! 

武内P「……良い、笑顔です」 


周子「みたらし一個ちょーだいな」 

武内P「ええ、どうぞ」 

すっ… 

周子「あんむっ」 

ぱくっ! 

周子「……んー」 

すっ… 

武内P「は、はあ……頂きます」 

ぱくっ! 


アイドル達「……」 

アイドル達「!?」

706: 名無しさん 2019/05/28(火) 22:51:43.01 ID:T+96hGymo
周子「……んー! みたらしも美味しいねぇ」 

武内P「……はい、こしあんも……美味しいです」 

周子「この二本に、粒あんもついてくるなんてお得~♪」ニコッ! 

武内P「……良い、笑顔です」 


周子「――さあ、そんなお得で美味しいお団子三本!」 

周子「今なら、食べさせ合いっこも出来ちゃうよ~」 


武内P「…………」 

武内P「!? 待ってください! 今のは、無意識で!」 


アイドル達「っ!!……っ!!……っ!!」バッ!…バッ!…バッ! 


周子「さーて、だ・れ・に・し・よ・う・か・な~、っと……」 

周子「それじゃあ――」 

周子「はいっ! >>708の人!」

710: 名無しさん 2019/05/28(火) 23:00:13.10 ID:T+96hGymo
卯月「…………私で、良いんですか?」 


周子「うんうん、卯月ちゃんだよー」 

周子「だからほら、ねっ?」 

周子「表情をなくしてあたしを見るの……やめよ?」 


卯月「~~っ、はいっ!」ニコッ! 

卯月「島村卯月、頑張りますっ♪」ニッコニコ! 


周子「良いねぇ、和菓子を食べてもっと笑顔になっていこー」 

周子「杏ちゃんは、寝てるフリしてこっそり上げてたよね?」 

周子「んふふ、可愛い所あるなぁ」 


杏「別に~……ただ、手を上げるのが面倒だっただけだよ」 


周子「あはは、そういう事にしとこっか」

711: 名無しさん 2019/05/28(火) 23:10:07.24 ID:T+96hGymo
周子「楓さんは――」 


楓「――渇い~た風が~♪」スイ~ッ、スイッ♪ 

楓「心~通り抜~ける♪」スウ~ッ、クイクイッ♪ 


周子「……いや、なんで歌ってるのん?」 


楓「溢れ~る思い♪」ヒュヒュスウ~ッ… 

楓「連れ去っ~て欲しい♪」フワァ~ッ… 


卯月「え、えへへ……よ、宜しくお願いしますっ!///」ペコリ! 

武内P「は、はあ……宜しく、お願いします」 


楓「二~人の影……何気~ない会話も……」…パタンッ 


一同「……」 


楓「……よもや、よもぎが食べられないなんて……ふふっ!」 


周子・アイドル達「…………そっち?」

712: 名無しさん 2019/05/28(火) 23:17:37.12 ID:T+96hGymo
周子「……まっ、気を取り直して」 

周子「はい、お団子だよ~」 

…ぽんっ 

卯月「ははは、はいっ!///」 

周子「んふふ、めちゃ緊張してるねー」 

卯月「うぇあっ!?/// は、はいっ!///」 


武内P「……」 


卯月「! あ、あのっ!/// あのっ!?///」 

周子「安心しなって、食べさせ合いっこは決まってるから」 

卯月「っ!/// はいっ!/// 頑張ります!/// 頑張ります!///」 


周子「これ……しないとは言えないよね?」 


卯月「……!///」モジモジ! 


武内P「……はい……そう、ですね」

713: 名無しさん 2019/05/28(火) 23:24:48.73 ID:T+96hGymo
卯月「えっ、えっと……その……!///」モジモジ! 

武内P「あの……島村さん?」 

卯月「わ、私、何をすれば良いですか!?///」 

武内P「えっ?」 

卯月「あ、あはは……食べさせ合いっこですよね!///」 

武内P「は、はい……」 

卯月「おだっ、お団子を……どうすれば良いんでしょうか!?///」 

武内P「……島村さん」 


武内P「お好みの団子を一本選んで頂き……」 

武内P「……串を手にとって頂けますか?」 


卯月「は、はいっ!///」 

卯月「えーとえーと……じゃあ、粒あんのよもぎを……」 

すっ… 

卯月「これをプロデューサーさんにたっ、食べさせ……まっ、ママ――ッ!///」 


武内P「……」

714: 名無しさん 2019/05/28(火) 23:32:40.24 ID:T+96hGymo
武内P「……では、私は先程と同じく、みたらしを」 

卯月「そっ、それを食べさせてくれるんですよね!///」 

武内P「……はい」 

卯月「りっ……凛ちゃ――んっ!/// 未央ちゃ――んっ!///」 


凛「卯月、大丈夫!? 代わる!? 代わる!?」 

未央「しぶりん、そういうの良くないよ!?」 

凛「だって、卯月は友達だから! そうでしょ!?」 

未央「しぶりん、友達失くすよ!?」 


卯月「……頑張りますっ!///」 

卯月「島村卯月……頑張るのを頑張りますっ!///」 


凛「……わ、私! 別に和菓子とか好きじゃないから!」 

未央「わかったから! わかったから、しぶりん!」 

凛「好きなの、チョコレートだし!っふ……ふうううぅぅぅん……!」

715: 名無しさん 2019/05/28(火) 23:37:09.95 ID:T+96hGymo
卯月「えっと……食べさせて貰うのが、みたらしで……!///」 

武内P「はい」 

卯月「私が食べるのが、粒あんで……あれ? みたらし?」 

武内P「……島村さん?」 

卯月「あれっ? あれっ? 食べて、食べさせて貰って……あれっ?」グルグル… 

武内P「お……落ち着いて下さい、島村さん」 

卯月「それじゃあ、残ったもう一本は? あれっ? えっ?」グルグル… 

武内P「……!」 


武内P「――島村さん、笑顔です」 


卯月「! は、はいっ!」 

卯月「笑顔だけは、自信がありますっ♪」ニコッ! 


武内P「……良い、笑顔です」

716: 名無しさん 2019/05/28(火) 23:44:36.18 ID:T+96hGymo
武内P「まずは、手に持っている自分の団子を食べましょう」 

卯月「はいっ!」 

ぱくっ! 

武内P「……美味しいですか?」 

卯月「……はいっ♪ とっても美味しいです♪」ニコッ! 


武内P「では、次にこしあんの団子を持って頂き……」 

卯月「はいっ! こしあんですね!」 

すっ… 

卯月「………あれっ?」 

武内P「私に、食べさせて頂けますか?」 

卯月「っ!/// は、はいっ!/// 島村卯月、頑張りますっ!///」 

すっ… 

武内P「……」 

ぱくっ! 

卯月「ぷっ……プロデューサーさんに、あーんしちゃいました……!///」 


アイドル達「……」

717: 名無しさん 2019/05/28(火) 23:50:21.25 ID:T+96hGymo
卯月「おっ……美味しいですか?///」 

武内P「……はい、とても」 

卯月「えへへ、喜んでもらえて嬉しいですっ!///」 

武内P「では、次は私が……」 

卯月「あっ、そっ、そうでしたね!///」ワタワタ! 


武内P「――どうぞ、島村さん」 

すっ… 

卯月「……あれっ? プロデューサーさん、食べてませんよね?」 

武内P「いえ、私は先程みたらしは食べましたので」 

卯月「あっ、そ、そうでしたね! えへへ……忘れてました!」 

武内P「なので……どうぞ、島村さん」 

すっ… 

卯月「あっ……あーん……///」 

ぱくっ! 

卯月「~~っ!///」クネクネッ! 


アイドル達「……」

718: 名無しさん 2019/05/28(火) 23:56:50.51 ID:T+96hGymo
武内P「みたらしは、美味しいですか?」 

卯月「……はいっ!///」ニコッ! 

武内P「……良い、笑顔です」 

卯月「えへへ……///」テレテレ! 


卯月「ぷっ……プロデューサーさんと、食べさせ合いっこして……///」 

卯月「かっ、間接キぃ……スぅ~……あぅぅ……!///」 


アイドル達「……」 

アイドル達(してない!!!!!) 


武内P「島村さん?」 

卯月「ななっ、何でもありません!/// あは、あはははは!///」ニコッ! 

卯月「島村卯月、笑顔で頑張ります!/// 頑張っちゃいますよ~!///」ニッコニコ! 

武内P「……良い、笑顔です」 


アイドル達「……」 

アイドル達(……けど、黙ってよう)

719: 名無しさん 2019/05/29(水) 00:03:10.48 ID:oB4ImF9Jo
周子「はーい、とりあえず今日はここまで~」 

卯月「はいっ♪」ニッコ~ッ! 

周子「あはは、すっごくいい笑顔だねー」 

卯月「はいっ♪ これも、和菓子のおかげです♪」ニッコニコ! 

周子「和菓子って、本当に素晴らしいよね?」 

卯月「……私、和菓子が大好きになりましたっ♪」ニコッ! 


武内P「……」 

武内P(やっと……終わってくれた……) 


周子「それじゃあ、来週もこの時間にー♪」 


武内P「!? 待ってください!」 


周子「せーの――」 



周子・アイドル達「和菓子、よろしゅーこー♪」ビシッ! 



武内P「やりませんよ!?」 

武内P「あの……本当に、やりませんからね!?」 




おわり