149: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:00:52.00 ID:yuli92kpo
美波「はい……! もう、限界です……!」 

アーニャ「美波! しっかりしてください!」 

武内P「あの……人妻が溢れそう、とは……?」 

美波「落ち着くのよ美波……! 私、まだ独身……独身……?」 

アーニャ「ダー! 美波は、まだ結婚してない、です!」 

武内P「……!?」



引用元: ・武内P「起きたらひどい事になっていました」

150: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:03:21.11 ID:yuli92kpo
武内P「あの、新田さん……?」 

美波「新田さんだなんて、もう! 昔の呼び方ですか?」 

アーニャ「ニェート! いけません、美波!」 

武内P「昔も何も……私は、いつも通りに……」 

美波「美波、って呼ぶ約束でしょう?」 

武内P「!?」 

アーニャ「いけません……! アー、人妻が、溢れてしまいました!」

151: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:06:48.84 ID:yuli92kpo
武内P「人妻が、溢れた……?」 

アーニャ「ダー。今の美波は、アー、貞淑な人妻、です」 

美波「優しい夫。だけど、刺激が無く、物足りない日常……」 

武内P「待ってください! 不穏なモノローグを語りだしています!」 

アーニャ「ダー。所詮は、人妻です」 

美波「今は、とても幸せ。そう、そのはずなのに……」 

武内P「新田さん! 戻ってきてください、新田さーん!」

152: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:10:53.59 ID:yuli92kpo
アーニャ「このままでは、美波が!」 

美波「私は、何を求めているのかしら?」 

武内P「これは……一体、どうすれば!?」 

アーニャ「このままでは……寝取られ? て、しまいます!」 

武内P「アナスタシアさん、そんな言葉をどこで!?」 

美波「わからない……誰でも良い……教えてちょうだい」 

アーニャ「美波に教わりました♪」 

武内P「新田さーん!?」

153: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:14:10.29 ID:yuli92kpo
ガチャッ 

今西部長「――おお、ここに居たのかい」 

武内P「! 部長! 新田さんの様子が、おかしいのです!」 

部長「何?」 

美波「お義父さん……あっ、駄目です……!」 

アーニャ「ニェート! 部長は、お義父さんではない、です!」 

部長「ふむ……何が、駄目だと言うのかね?」 

武内P「部長も乗らないでください!」

154: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:19:27.30 ID:yuli92kpo
美波「駄目……いけません、こんなの……!」 

部長「だから、何が、駄目だと言うのかね?」 

美波「駄目よ美波……! 夫を裏切れないわ……!」 

アーニャ「プロデューサー! 夫として、美波を止めてください!」 

武内P「何故、私が!?」 

アーニャ「はやくしないと、取り返しがつかなくなります!」 

美波「夫もアーニャちゃんも見てます……! いけません……!」 

武内P「どんなシチュエーションですか、一体!?」

155: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:22:37.96 ID:yuli92kpo
美波「でも、もう……駄目ぇ……!」 

武内P「! 待ってください!」 

美波「!? あ、アナタ……これは、違うの!」 

武内P「新田さんは、私の大切な担当アイドルです」 

美波「アナタ……いえ、プロデューサーさん……」 

部長「ほう……ならば、目を離すべきではなかったねぇ」ニヤリ 

武内P「部長、少し黙っていてください」

156: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:26:07.71 ID:yuli92kpo
武内P「申し訳ありません、新田さん」 

美波「……いえ、そんな」 

武内P「貴女の人妻が溢れるのを止めることが出来ませんでした」 

部長「何を言っとるんだねキミは」 

武内P「……私も、何を言っているかわかりません」 

美波「でも……おかげで、人妻が溢れるのを抑えられました」 

アーニャ「ハラショー! プロデューサー、すごいです!」 

武内P「はぁ……そう、でしょうか」

157: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:31:13.93 ID:yuli92kpo
武内P「しかし……これは、困りましたね」 

美波「はい……私も、困ってたんです」 

アーニャ「いつもは、私が、アー、当て身をして止めていました」 

武内P「気絶させて止めていたのですか!?」 

アーニャ「ダー。そうでないと、止められなかった、です」 

武内P「……!?」 

部長「ふむ……これは、キミのお手並みを拝見するとしようか」 

武内P「待ってください! これは、かなりの大問題では!?」

158: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:36:57.73 ID:yuli92kpo
武内P「なんとか、人妻を溢れるのを止めなくては……!」 

美波「頼りにしてます……アナタ♡」 

武内P「もう早速溢れているじゃないですか!」 

アーニャ「美波、とっても幸せそう! 美波、可愛い、です!」 

美波「ふふっ、アーニャちゃんも祝福してくれてますね♪」 

武内P「助けてください、部長!」 

部長「すまない、ちょっと煙草吸ってきても良いかい?」 

武内P「はい!? よりによって、今ですか!?」

159: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:42:05.89 ID:yuli92kpo
部長「ちょっと吸ってくる間に、何とかしておきなさい」 

武内P「待ってください! それは、あまりにも!」 

部長「キミに、一つだけ忠告しておこう」 

武内P「っ……忠告、ですか?」 

部長「……」 

ガチャ…バタンッ 

武内P「――何も言わないのですか、部長!」 

美波「ふふっ……二人っきり、ですね♡」 

武内P「違いますから! アナスタシアさんがいらっしゃいます!」

161: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:46:59.23 ID:yuli92kpo
武内P「アナスタシアさん! 新田さんを止めてください!」 

アーニャ「ニェート。それは、出来ません」 

武内P「!? 何故、ですか!?」 

アーニャ「アーニャと呼んでくれないと、駄目、です」 

武内P「……!?」 

アーニャ「夫婦だから、アー、愛称も無しはいけませんよ♡」 

武内P「溢れた人妻の影響を受けてるじゃないですか!?」

162: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:51:52.88 ID:yuli92kpo
美波「ねぇアナタ……♡」 

アーニャ「マーマでも良い、です……パーパ♡」 

武内P「……!?」 

武内P「お二人とも、いけません!」 

武内P「私達は、プロデューサーとアイドルです!」 

武内P「それに、まだお昼ですよ!」 

武内P「嬉しいですけど……夜まで我慢なさってください♡」 

武内P「……」 

武内P「――私にも人妻の影響が!?」

163: 名無しさん 2018/01/08(月) 16:57:08.73 ID:yuli92kpo
武内P「いけない……! 気をしっかりもたなくては……!」 

武内P「私はプロデューサーだ……! 決して、人妻ではない!」 

武内P「人妻には、決して負けない!」 

美波「もう……意地悪言わないでください♡」 

アーニャ「ロシアでは……普通、です♡」 

武内P「ダーメ! ゴハンとお風呂を済ませてから、ね♡」 

武内P「……」 

武内P「んあああああ!?」

164: 名無しさん 2018/01/08(月) 17:02:40.17 ID:yuli92kpo
武内P(どうすれば……どうすれば、人妻から逃れられる!?) 

武内P(助けを……いや、駄目だ。人妻が増えるだけだ) 

武内P「……」 

武内P「!」 

武内P「――そう言えば、お二人ともそろそろお子さんは?」 

美波・アーニャ「えっ?」 

武内P「……」 

武内P(私だけ、人妻で無いから夫にされてしまうのだ……) 

武内P(ならば……私も人妻になってしまえば良い!)

165: 名無しさん 2018/01/08(月) 17:07:15.86 ID:yuli92kpo
美波「子供……ですか」 

アーニャ「それは……アー」 

武内P「子供って、良いですよね」 

美波・アーニャ「……」 

武内P「お二人の子供だから、やっぱりアイドルになったり」 

美波・アーニャ「……」 

武内P「あっ、もうこんな時間。それじゃあ、私はこれで……」 

ガチャッ…バタン 

武内P「……」 

武内P「……なんとか、脱出する事が出来た……!」

166: 名無しさん 2018/01/08(月) 17:11:13.73 ID:yuli92kpo
武内P「部屋の外までは、人妻の影響は無いようですね……」 

武内P「新田さんと、アナスタシアさんには申し訳ないですが……」 

武内P「……落ち着くまで、中に居て貰うしかありません」 

ドンッ! 

武内P「!? いけません、今、外に出ては!」 


美波『開けてください! どうして、閉じ込めるんですか!?』 

アーニャ『ひどい、です! これは、アー、家庭内暴力、です!』 

ドンドンッ! 


武内P「違います! これは、そういうのではないですから!」

167: 名無しさん 2018/01/08(月) 17:19:53.85 ID:yuli92kpo
美波『閉じ込めておきたいほど、愛してるって事ですか!?』 

アーニャ『ハラショー! そこまで、私を愛して!?』 

ドンドンッ! 


武内P「なんてパワーだ!? ドアが悲鳴を上げている……!?」 

武内P「落ち着いてください! お二人とも、落ち着いてください!」 


美波『「さよならだね」って、さ~い~ご~のこ~とば♪』 

アーニャ『耳に、残る、から、い~たいよ今も♪』 

美波・アーニャ『愛し~ているから♪』 

ドンドンドンドンドンドンドンドンッ! 


武内P「うおおおおおおっ!?」 

武内P「何故『Memories』を歌うとパワーが急激に上がるんですか!?」

168: 名無しさん 2018/01/08(月) 17:24:17.73 ID:yuli92kpo
武内P「これが……パワーオブスマイル……!?」 


未央「ねえ……何、やってるの?」 

卯月「中に……誰か、閉じ込めてるんですか?」 

凛「ねえ、どういうこと? 説明して」 


武内P「! 皆さん、これには、事情が……!」 


美波『!? 今、女の人の声がしたわ!』 

アーニャ『ニェ――ット! どういう事、です!?』 


武内P「それはしますよ! アイドル事務所ですから!」

169: 名無しさん 2018/01/08(月) 17:29:45.05 ID:yuli92kpo
蘭子「我が友よ! この狂乱の宴は、一体何事ぞ!?」 

智絵里「閉じ込めるのは……可哀想、です」 

かな子「クレープ美味しい~♪」 

杏「良いなー、杏も引きこもって楽したいよー」 


武内P「これには、事情が!」 


美波『事情って何ですか!? ひどい……ひどすぎるわ!』 

アーニャ『泣かないでください、美波。償いは、きっちりとさせましょう』 


みく「うっわ……Pチャン、最低にゃ」 

李衣菜「見損ないましたよ、プロデューサー」 


武内P「待ってください! 本当に、事情があるのです!」

170: 名無しさん 2018/01/08(月) 17:37:00.45 ID:yuli92kpo
莉嘉「とにかく、二人を出してあげようよ!」 

みりあ「うんうん! さんせー!」 


武内P「待ってください! そんな事をしては!」 


きらり「閉じ込めたりしないで、皆でハピハピするにぃ☆」 

ガチャッ! 


武内P「……ああ、なんてことだ」 


CPアイドル達「……さあ、説明してください」 

CPアイドル達「ねっ、アナタ♡」 



武内P「人妻が溢れてしまった」 



おわり