489: 名無しさん 2013/09/17(火) 22:46:52.41 ID:xMd4pdMO0

マヤ「目標沈黙!!」

ミサト「っしゃあ!!」

リツコ(………決定的ね、勝率なんて0.000001%よ?それを掴み取るなんて普通はあり得ない)




リツコ(……ミサトに何かある訳ではないわね、やはり…シンジくんだわ、わざわざ勝率の低い作戦を強引に承諾していたのもなにか知っているから)

引用元: ・シンジ「強くてニューゲーム」

491: 名無しさん 2013/09/17(火) 23:00:19.29 ID:dYoZHg2E0

シンジ「…………ふぅ、なんとかなった」

アスカ「今回はちょっとヒヤヒヤしたわ、流石に」

綾波「でも、生きてる、私達も、他の人も」

アスカ「…そうね」

シンジ「ミサトさんのおかげだよ、あの人ギャンブルとかでも勘のみで億万長者になれるような人だから」

アスカ「なにそれ」

綾波「……?」

シンジ「あとはコンビニのクジとか引かせると一番良いの必ず引く、パチンコ行かせると夜までにその月の月給分稼いで来たり」

アスカ「なにそれ」

綾波「碇くん、例えが良くわからない」

492: 名無しさん 2013/09/17(火) 23:18:05.17 ID:l5LFm1720

………

リツコ「…シンジ君、ちょっと良いかしら?」

シンジ「はい?」

リツコ「……率直に言うわ、貴方…未来を知ってるわね?」

シンジ「……どうしてそう思うんですか?」

リツコ「貴方は私達、ネルフとエヴァを常に誘導している節がある、違うかしら?」

シンジ「はい、合ってますよ」

リツコ「…っ!!」

シンジ「そうでもしないと何も変わらないですから」

リツコ「……一体どんな方法で未来を知るのかしら?」

シンジ「ただの暗記ですよ、勉強だって繰り返して覚えるでしょ?」

リツコ「…成る程ね、だからミサトの無茶な作戦を聞き入れたの」

シンジ「はい、ミサトさん抜きじゃあ一度も倒せた事ない使徒でしたから」

リツコ「…ミサトの作戦採用時の勝率は?」

シンジ「……そうだな…だいたい7割弱っての所めすね」

リツコ「………どんな勘と強運なのよミサト」

シンジ「セカンドインパクトの爆心地に居ても死なない程度の悪運ですね」

リツコ「……それは、凄まじいわね」

545: 名無しさん 2013/09/19(木) 23:40:57.69 ID:fPremNx+0
リツコ「それでシンジ君、貴方はこの先何を行うつもり?貴方や私達、この世界の行く末は貴方の望む世界ではないのでしょう?」

シンジ「ええ、その通りです」

リツコ「……人は滅ぶの?」

シンジ「滅びとはちょっと違うんじゃないかな…ヒトと言う種の結末ではあるでしょうけど」

リツコ「………そう、つまりは委員会の望むものが待っているのね、私達には」

シンジ「だとしたら、どうします?」

リツコ「…………」

546: 名無しさん 2013/09/19(木) 23:58:22.81 ID:fPremNx+0
…南極

冬月「…ここがセカンドインパクトの中心、全ての始まりの地か」

ゲンドウ「ああ」

冬月「…こうして科学技術に守られねば人は立ち入る事も出来んとはな」

ゲンドウ「科学は人の力だよ」

冬月「生物が生きていけぬ死の世界、か…」

ゲンドウ「だが、罪が浄化された穢れの無い世界でもある」

冬月「……私は穢れていても人に溢れた世界を望むよ」

556: 名無しさん 2013/09/21(土) 00:30:20.14 ID:PQhuGndO0

ゲンドウ「…………」

冬月(…ロンギヌスの槍か、果たしてこれのもたらす事象はどんな物なのだろうな…)

ゲンドウ「……どうやら第10の使徒を殲滅出来たようだな」

冬月「ふむ、通信が正常に戻っている所をみるとそのようだな」

ゲンドウ「本部に繋げ」

ネルフ職員「了解です」

冬月「たまには息子に労いの言葉でもかけてやったらどうだ?」

ゲンドウ「………………ああ」


ゲンドウ「私だ、報告を聞こう」

『碇司令…使徒との戦闘のさい、私の独断により初号機を損壊させてしまいました、申し訳ございません』

ゲンドウ「構わん、使徒殲滅が我々の目的なのだ、多少の損害ならば気に病む必要などない」

『……はっ、ありがとうございます』

ゲンドウ「……ところで初号機パイロットはいるか?」

『はい、近くに』

ゲンドウ「………………変わってくれ」

『はい、少々お待ち下さい』

ゲンドウ「…………」ウロウロ

冬月「落ち着け」

ゲンドウ「…なんと言えば良い、冬月」

冬月「…この男は…」

ゲンドウ「協力すると言った手前無視も出来んのだ…」

冬月「………父親ならばそのくらい自分で考えたらどうだ?」

ゲンドウ「…………」ソワソワ

冬月「…………よくやったな、とでも言えばよかろう」

ゲンドウ「……ああ」

559: 名無しさん 2013/09/21(土) 00:42:02.86 ID:xBqawGJB0
『…父さん、なに?』

ゲンドウ「…話は葛城三佐から聞いた……………………………よくやったな、シンジ」

冬月「…世話の掛かる男だ」

『おだててもアダm…ゴホン、例の物は渡さないよ父さん?』

ゲンドウ「…………」

『ああそれと父さん』

ゲンドウ「………なんだ」

『ミサトさんの階級、聞き間違いじゃないよね?』

ゲンドウ「………ああ」

『ミサトさーん!!昇進ですって!!良かったでs…』ブツッ

ゲンドウ「おい、シンジ」

ゲンドウ「…もしもし?」

ゲンドウ「…………」

『』ツー、ツー…

ゲンドウ「おい冬月、ダメだったぞふざけるな貴様」

冬月「…他人のせいにするな馬鹿者め」

561: 名無しさん 2013/09/21(土) 01:12:16.90 ID:dUQ0EaTM0
………

シンジ「僕ネギ味噌で」

アスカ「あたしチャーシュー麺油多め!!」

綾波「私、豚骨ラーメンチャーシュー抜きで」

ミサト「ホントにラーメンで良かったのあんた達?」

アスカ「給料日前のクセに大口叩かれてもねぇ?」

ミサト「お金なら平気よ?子供はそんな心配しないの」

アスカ「ふーん?まあでもファーストが肉嫌いって言うし、ラーメンなら来るっていっているから良いんじゃないの?」

シンジ「ミサトさん、加持さんのお金使い込んじゃダメですよ?」

ミサト「なんで加持の奴からお金預かってるの知ってんのシンジ君」

シンジ「本人から聞きましたし」

ミサト「……あの野郎」

アスカ「え…ミサト、加持さんからお金せびったの?」

ミサト「…人聞き悪いわねぇ、勝手に渡して来たのよ、迷惑料だって!!」

シンジ「加持さんの貯金ってかなりの額ですよね?」

ミサト「………あいつ、そういうの良いからちゃんとして欲しいのに、まったく…」

アスカ「で、使ってんの?」

ミサト「まさか、手付かずでそのままにしてるわよ」

シンジ「結婚資金としての備蓄ですか?」

ミサト「ぶふぉっ!?」

アスカ「…………」

綾波「………」フキフキ

シンジ「ああもう、いきなり吹き出すから綾波に被害が…」

ミサト「ないから!!あいつだけはないから!!」

シンジ「お似合いなのに」

アスカ「…………」

綾波「おしぼりください」

店主「はいよ!!」


563: 名無しさん 2013/09/21(土) 01:26:25.28 ID:BlcON5qw0
予 告

テーンテテーテテーテテテテーテテーテーンテテーテテー♪

ネルフ本部へと侵入した使徒に対しエヴァ抜きで戦うネルフ、だが丸々はしょられるリツコの活躍、MAGIの出番

イロウル『』

そして、続く第十二使徒すら割愛。

シンジ「三機で影かこんでフィールド全開、それで倒せますから」

レリエル『』

次回「新たなる適格者」

この次もサービスサービス!!(テーテン♪)

585: 名無しさん 2013/09/21(土) 23:42:09.88 ID:CpTPle6O0
リツコ「……報告は以上です」

冬月「エヴァ3号機、及び4号機…まさかS2機関搭載型として完成するとはな」

ゲンドウ「………」

リツコ「……初号機パイロット、シンジ君からS2機関運用の注意事項を聞けた事が大きいですね」

冬月「……底が知れんな、少々危険ではないかね?」

リツコ「…それは、エヴァ3号機と4号機の事ですか?それともシンジ君の事で?」

冬月「両方だよ、我々には過ぎた力かもしれんぞ?」

ゲンドウ「危険は承知だ、今更後戻りなど出来ん」

リツコ「………」

…………

588: 名無しさん 2013/09/22(日) 00:02:05.56 ID:Ca11ylbc0
…時は少し遡り、第十使徒殲滅の翌日

シンジ「リツコさん、これ」

リツコ「…この書類は?」

シンジ「S2機関の運用マニュアルです」

リツコ「え?」キョトン

シンジ「ドイツの第二支部で4号機、アメリカでは3号機が建造中でしたよね?」

リツコ「……ええ、そうよ」

シンジ「そして、僕が倒した第四使徒のもの、アスカが倒した第六使徒のS2機関を実装させて、後日運用実験をすると」

リツコ「……その通りよ、既にS2機関の取り付けは完了、後は実験までの時間で細かな調整をする所までいっているわ」

シンジ「そのまま運用しようとしたら大事故が起きますよ」

リツコ「……貴方が言うならそうなのよね…何が問題なのかは?」

シンジ「そのマニュアルに記載されてますよ」

リツコ「……このマニュアル、何処で入手したの?」

シンジ「暗記した内容をPCのテキストで書き込みして印刷したんですけど」

リツコ「…あり得ないわ、どれだけ難解な物だと思ってるの」

シンジ「実際大変でしたよ?そのマニュアルを形にする為に軽く二十回はリツコさんとかマヤさんと勉強と研究漬けになりましたもん」

リツコ「…二十回?」

シンジ「はい、一回ごとにリツコさん達に説明しなきゃならないし苦労しましたよ」

リツコ「……無茶苦茶だわ」

589: 名無しさん 2013/09/22(日) 00:19:04.64 ID:tkEIuEI10
……現在

リツコ(……シンジ君か、確かに底が知れないわね)

ゲンドウ「……3号機、及び4号機もこのネルフ本部での運用が決定している、赤木博士……パイロットは選定出来るか?」

リツコ「…現時点でパイロットとして起用可能な者は二名おりますが」

ゲンドウ「ならばマルドゥック機関を通して必要な手続きを済ませてくれ」

冬月「……委員会がよく五機ものエヴァの運用を許したものだな」

ゲンドウ「…連中も焦っているのだろう、既に例の計画のシナリオからは大きく逸脱している」

冬月「……たった一人を除き、誰にも予測出来ぬレールへと乗ってしまったと言う訳か」

ゲンドウ「なに、連中のシナリオから離れようと我々の目的は変わらない、問題など無い」

冬月「…ならば良いがな」

590: 名無しさん 2013/09/22(日) 00:31:42.27 ID:zl7bFYDf0

……

カヲル「ん、当たりだ」

トウジ「お?ええのぉツイとるやんけ」

シンジ「良かったねカヲルくん」

カヲル「明日の買い食い代が浮いたかな?」

トウジ「なんや、今交換すればええやないかい」

カヲル「今日はもういいよ、楽しみはとっておくタイプだからね、僕は」

トウジ「要らんのならワシによこせ渚!!」

カヲル「…いらないとは言ってないよ?」

シンジ「トウジは当たらなかった?」

トウジ「ハズレや」

シンジ「ふーん、残念だったね」


591: 名無しさん 2013/09/22(日) 00:39:33.95 ID:tP8ChTQM0

ケンスケ「………」

シンジ「…ケンスケ?」

トウジ「なんや?ケンスケ調子でも悪いんかい」

ケンスケ「…いや、ちょっと考え事」

カヲル「悩み事かな?」

ケンスケ「……まあ、そうかも」

シンジ「………」

ケンスケ「…なあ碇、新型のエヴァ、ここに来るって本当か?」

トウジ「新型ぁ?なんやまだ作っとんのか」

シンジ「………」

592: 名無しさん 2013/09/22(日) 10:17:48.05 ID:JSgGQvRI0
ケンスケ「パイロットって…もう決まってるのか?」

シンジ「……どうだろ?」

ケンスケ「はぁ…俺に乗らせてくれないかなぁ」

トウジ「そんな事でなやんどんのかい…アホらしいの」

カヲル「気持ちは少し分かるけど…なりたくてなれるものじゃないんじゃないかな?そうだろシンジくん?」

シンジ「…まあ、そうだね…僕も最初は乗りたくて乗った訳じゃないし」

ケンスケ「俺は半端な気持ちで乗りたいって思ってる訳じゃないぞ!!本気でパイロットになりたいんだよ!!」

シンジ「ケンスケ」

ケンスケ「…なんだよ?」

シンジ「憧れだけが動機じゃ、例えパイロットになっても辛い目に合うだけだよ、諦めて」

ケンスケ「…なんだよそれ、なんで碇がそんな事言うんだよ」

シンジ「僕だから言うんだよ、エヴァに乗っていても良かった事なんて一つも無いから」

ケンスケ「…………」

593: 名無しさん 2013/09/22(日) 10:46:13.62 ID:MQS2THuz0

ケンスケ「…そんなの碇だけかもしれないだろ、綾波はよくわかんないけど惣流は喜んで乗ってるっぽいじゃないか」

シンジ「綾波もアスカもエヴァがあるから辛い目に合ってる、傍目にはわからないだろうけど」

ケンスケ「……別に少しぐらい辛くたって良いだろ、乗れるってだけで幸運なのに」

シンジ「ケンスケにはわからないよ」

ケンスケ「………もういい、お前に聞いたのが間違いだった」スタスタ

シンジ「…………」

トウジ「…先行ってもうたな、良かったんかいなセンセ?」

シンジ「……良くはないかな」

カヲル「ならどうしてあんな事を?シンジくんらしくなかった気がするけど」

シンジ「悪気は無いのは分かるけど、考えがあまりにも甘いから」

トウジ「…なんや、シンジ怒っとるのか?」

シンジ「怒ってなんかないよ」

トウジ「…怒っとるやん」

カヲル「やめなよ、シンジくんは僕らにはわからない苦労とか色々あるんだろうから」

シンジ「………」

594: 名無しさん 2013/09/22(日) 11:01:58.13 ID:ugie9aPk0
………

シンジ「リツコさん、エヴァ3号機と4号機ってどうなりました?」

リツコ「現在両機ともこちらへ輸送中よ、数日後には松代の実験場で起動テストが出来るわね」

シンジ「パイロットは?」

リツコ「………フォースチルドレンは既に本部に到着しているわ」

シンジ「ん?既に?」

リツコ「ええ、直接会った方が話は早いわね、入って」

シンジ「え?」

マリ「はーい、こんにちは♪」

リツコ「紹介するわ、先日四人目の適格者として認定されたフォースチルドレン、真希波・マリ・イラストリアスよ」

マリ「よろしく、にゃ♪」

シンジ「誰だてめぇ」


595: 名無しさん 2013/09/22(日) 11:04:47.53 ID:ugie9aPk0
第八話




る 適格者

599: 名無しさん 2013/09/22(日) 11:17:02.28 ID:qyawHvH90
シンジ「ホントに誰だよ」

マリ「え?初対面だしわからくても普通じゃない?」

シンジ「初対面なのが大問題なんだよホント誰だよ」

マリ「そんな事言われてもにゃ?」

リツコ「……初対面、なの?」

シンジ「はい」

リツコ「どういう事かしら?」

シンジ「とりあえず聞きますよ?どっから連れて来たんですかこのメガネ」

マリ「ちゃんとマリって呼んで欲しいんだけど?」

シンジ「ごめん黙ってて、というか話するからどっか行ってて」

マリ「えー」

リツコ「マリ、悪いけれど退室していて、お願い」

マリ「…はーい」

601: 名無しさん 2013/09/22(日) 11:30:08.51 ID:oQW9kv6J0

シンジ「……それで、どこから連れて来たんですか」

リツコ「海外よ、シンジ君の学校以外にも候補者を集めた学校施設があるのは知っているでしょう?」

シンジ「ほぼお飾りじゃなかったでしたっけ?それ」

リツコ「メインがこの第三新東京市にあるというだけよ、使徒との戦闘などで候補者が全員死亡したという事態も考えられるのだから世界各地に同じ目的の施設は複数あるべきでしょう?」

シンジ「……それはそうですけど」

リツコ「アスカだって初等部まではそういった目的の学校へ通っていたし、そう考えれば不可解では無いはずよ?」

シンジ「……てっきりトウジかケンスケになると思ってたのに、予想外だ」

603: 名無しさん 2013/09/22(日) 12:03:52.92 ID:Ca11ylbc0
シンジ「…せっかくケンスケのモチベーション上げるのに色々言っといたのに…」

リツコ「…ケンスケ?ああ…シンジ君の友達の…彼も最終候補にはリストアップされていたわよ、鈴原トウジくんもだけれど」

シンジ「それでなんであの娘なんです?」

リツコ「単純に適性が彼女の方が上だと判断したからよ、他意はないわ」

シンジ「………そうですか」

リツコ「…それと、4号機のパイロットとなるフィフスチルドレンなのだけれど」

シンジ「そっちは変わる事なんてないはずです」

シンジ「…カヲルくんですよね?」

リツコ「…ええ、そうよ」

605: 名無しさん 2013/09/22(日) 12:13:09.43 ID:8BvYDsKl0
リツコ「予定としては3日後に起動テストを行うわ」

シンジ「……ちょっと待って下さい、まだ準備が終わってません」

リツコ「準備?」

シンジ「はい、これ追加のマニュアルです」

リツコ「……なんの書類かしら?」

シンジ「ダミーシステムのバージョンアップ概要と調整マニュアルです」

リツコ「……ダミーシステムまで」

シンジ「起動テストはダミーシステムでやって下さいね、パイロットとのシンクロテストはそれ次第って事で」


606: 名無しさん 2013/09/22(日) 12:29:40.88 ID:1mVYWElp0
数日後、松代

ミサト「S2機関搭載型のエヴァにダミーシステムでの起動実験、更にそれが2機か、不安になる内容ね」

リツコ「準備は万端よ、心配しなくて良いわ」

3号機『………』

4号機『………』

シンジ「………」

初号機『………』

ミサト「……初号機の配置、この場所とエヴァを隔てるようにしてるように見えるのよね」

リツコ「…そうね」

シンジ(………どっちにくる?)

リツコ「……時間ね、エヴァ3号機から実験開始、ダミーシステム起動させて」

617: 名無しさん 2013/09/22(日) 22:42:31.21 ID:RJvNQtFN0
「エヴァ3号機、起動実験を開始」

「ダミープラグとの接続開始……システムオールグリーン、問題無し」

リツコ「…よし、エヴァ3号機起動」

「了解、エヴァンゲリオン3号機、起動します」

ミサト「………」

3号機『…………』カッ

シンジ「………」

リツコ「……問題は?」

「今のところ何も、全て正常値です」

リツコ「……成功、か」

3号機『……ッッ』ギンッ!!

「っ!?ダミーシステムに異常発生、3号機への命令系統が拒否されています!!修正不能!!」

「3号機のシグナルパターンが変化!!パターンオレンジから青!!」

リツコ「なんですって!?」

ミサト「まさか、使徒!?」

バルディエル『ヴォォォッッ!!』

シンジ「ATフィールド全開!!」

初号機『………!!』キィィィィン!!

┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛ォォォ ッッ!!

622: 名無しさん 2013/09/22(日) 23:03:44.47 ID:KawUblUI0
ミサト「シンジくん!!」

リツコ「っ…!!初号機のATフィールドで爆発を防いでくれた!?」

シンジ「ミサトさん!!無事なら早く避難を!!」

ミサト「…!!わかったわ、頑張ってねシンジくん!!」

バルディエル『……ォォォ…』

リツコ「…まさか、使徒に乗っ取られるなんて」

ミサト「リツコ!!早く避難するわよ!!」

リツコ「え、ええ…」

シンジ「…さてと」

バルディエル『………ヴォォォ…』

シンジ「……再運用出来るぐらいに加減して倒すつもりだったけど、パイロットに不確定な要素が出たし…」クン

初号機『………っ…』ブンッ!!

バルディエル『』ぐしゃ

ミサト「総員退避急いで………って…あれ?」

シンジ「踵落とし、あっ、でもS2機関搭載してるから自己再生するんだ確か…なら!!」ブワッ

初号機『………』グッ

バルディエル『…ヴォ…』グラリ

シンジ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!!!」

初号機『ヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!』┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛ォォッ!!!!

肉片『』ぐしゃあっ

シンジ「ふぅ…」スッキリ

初号機『………』バーン!!

シンジ「あ、S2機関は潰しとかないと」

初号機『………』プチン

挽き肉『』ベチャ

ミサト「」

リツコ「」

マリ「私のエヴァ…」ガーン

625: 名無しさん 2013/09/22(日) 23:16:51.59 ID:tzNBAa7C0
ミサト「」

リツコ「」

シンジ「ミサトさーん!!リツコさーん!!無事ですかー?」

ミサト「あ、はい無事です」ガタガタ

リツコ「…ほ、北●百烈拳?」

シンジ「え?いやどっちかというとスター●ラチナのイメージで習得したんですけど」

リツコ「どっちにしろ非科学的な動きよ!?エヴァの総重量どのくらいだと思っているの!?無茶苦茶だわ!!」

シンジ「ちょっとコツ掴んで修行すれば出来ますって」

ミサト「……そのうちカメ●メ波も打ちそうね」

シンジ「ATフィールドを応用してそれっぽいものなら撃てますよ?前第五使徒に使ったやつに貫通力持たせるだけだし」

ミサト「……シンジくん一人で世界が滅ぼせる気がしてきた」

リツコ「…同感だわ」

630: 名無しさん 2013/09/22(日) 23:33:03.54 ID:v8t7rj0u0
……後日

「4号機とのシンクロ、安定…実験成功です」

カヲル「…………」

4号機『…………』

カヲル「…これが、エヴァの中、シンジくんが居る場所か」

リツコ「…実験は終了よ、上がって良いわ」

カヲル「…はい」

マリ「あの、私は?」

シンジ「帰っていいよ?乗るものないからいらないし」

マリ「…え…」

リツコ「……一応予備のパイロットとして在籍はさせるわ、エヴァはないけど」

マリ「…新しいの作ってよ」

ミサト「予算が無いのよ、諦めて」

マリ(´・ω・`)ショボーン




カヲル「………エヴァ、か…」

4号機『………』

カヲル「何故だろうね…初めて乗ったのに懐かしく感じる」

634: 名無しさん 2013/09/22(日) 23:44:27.73 ID:JSgGQvRI0
予 告

テーンテテーテテーテテテテーテテーテーンテテーテテー♪

保有するエヴァが4体となり、さらに守りが硬くなったネルフ

だが、それをもってしても太刀打ち出来ぬ最強の使徒の出現に戦慄するのだった

そした、シナリオから外れ始めた世界にシンジは何を思う

ネルフに取り憑くエヴァくれくれお化けとはなんなのか?

次回「男の戦い」

この次もサービスするわよんっ!!(テーテン♪)

653: 名無しさん 2013/09/23(月) 14:09:53.01 ID:8PUc9jHz0

アスカ「…あーあ、使徒が出たってのに出番すらなかったなんて屈辱だわホント!!」スタスタ

綾波「………」スタスタ

アスカ「あんたはそう思わないわけ?」スタスタ

綾波「別に」スタスタ

アスカ「つまんない奴ね、ホント」スタスタ

綾波「…………」

アスカ「次の奴はあたしが倒してやるわ、絶対に、バカシンジなんかにいい顔されたくないんだから」

シンジ「今回はたまたまだよアスカ、実験に同伴してたのが僕ってだけなんだから」ヒョコ

アスカ「ひぅ?!」ビクッ

綾波「碇くん」

シンジ「ごめん、驚かせちゃった?」

綾波「大丈夫」フルフル

アスカ「…相変わらずいきなり出てくるわね」

シンジ「ごめんアスカ、ちょっと助けて欲しくて」

アスカ「助け?なによいきなり」

綾波「………?」

シンジ「……しつこくて困ってるんだ、なんとかならないかな、あれ」

マリ「みっけ!!まだ話終わってないのに逃げないでよ!!」

アスカ「……あれって確か」

綾波「フォース、4番目の子」

シンジ「…じゃ、あとよろしく」タタタ

アスカ「え?ちょっとバカシンジ!!」

綾波「………?」

マリ「わんこ君は逃げたか、まーいっか♪」

アスカ「……なに?」

綾波「…………」

マリ「エヴァちょーだい」

アスカ「はぁ?」

マリ「私どうしてもエヴァ乗りたいの、だからちょーだい?」

綾波「………」

マリ「だめ?」キョトン

アスカ「なにいってんのこいつ?」

綾波「さあ」

654: 名無しさん 2013/09/23(月) 14:21:28.64 ID:DFD6FulF0
マリ「私のエヴァさ、使徒として処理されちゃったじゃん?だから私の乗るエヴァないのよね」

アスカ「あっそう、だから?」

マリ「ちょーだい?」

アスカ「ふざけんな」

マリ「ふざけてないよ?」

アスカ「ふざけてるわよ、なんであたしの弐号機をあんたなんかに渡さなきゃならないのよ!!」

マリ「む、そこは譲りあいの精神ってことでね?」

アスカ「お断り!!」

マリ「けち」

アスカ「そういう問題じゃないっての!!」

マリ「だってさぁ、司令に新しいエヴァ作ってってお願いしたら他のパイロットに貸して貰えって」

アスカ「無理、あたしは絶対イヤ、他当たって」

マリ「ぶー」

アスカ「……」イラッ

綾波「………」

655: 名無しさん 2013/09/23(月) 14:32:15.43 ID:j0dEX3EM0
マリ「じゃあ弐号機は一旦諦めるとして、零号機ちょーだい?」

綾波「どうして?」

マリ「私が乗りたいから♪」

綾波「エヴァに乗ってどうするの?」

マリ「…理由なんていらないよ、エヴァに乗る為に適格者としてここにいるのに乗らない方が不自然じゃないかにゃ?」

綾波「そう」

マリ「じゃあ、ちょーだい?」

綾波「だめ」

マリ「どうして?」

綾波「あなたが言った事が真実なら、私はエヴァに乗らないと不自然だから」

マリ「…む…」

綾波「だから渡せない、諦めて」

アスカ「というかパイロットは間に合ってるんだからどっか行きなさいよ」

マリ「…むぅー…」トボトボ

綾波「…………」

アスカ「…エヴァに乗らないと不自然、か…」

綾波「うん」

アスカ「ま、確かそうかもね、あんたもあたしも、バカシンジも」

綾波「…………」

656: 名無しさん 2013/09/23(月) 14:36:13.73 ID:j0dEX3EM0
第九話

男の戦い

657: 名無しさん 2013/09/23(月) 14:50:26.30 ID:Cc6XuXfF0

カヲル「………」

シンジ「…どうかした?カヲルくん」

カヲル「…先日の僕のシンクロテストの結果、シンジくんは知ってる?」

シンジ「…知らない、聞いてないから」

カヲル「シンクロ率42.3%…シンジくん、惣流さんに次いで高いシンクロ率だって」

シンジ「…………」

カヲル「………どうして僕なんだろう、相田くんや他の人だって乗りたいって思っていた人はたくさん居たのに」

シンジ「…カヲルくん、カヲルくんはどうしてエヴァに乗るって決めたの?断る事だって出来たはずなのに」

カヲル「決まってるよ、キミの助けになるかもしれないって思ったからさ」

シンジ「………」

カヲル「だから乗る事にしたんだ、シンジくんが戦っているから」

シンジ「………そっか」

658: 名無しさん 2013/09/23(月) 15:02:56.74 ID:tQrPAbgV0
カヲル「……ちょっと気持ち悪いかな?」

シンジ「…なんで?」

カヲル「僕はさ、シンジくんが本当の友達だと思ってるんだ」

シンジ「うん」

カヲル「……でもさ、学校とかでちょっとね…」

シンジ「………あー、まさか…」

カヲル「……ちょっと前に隣のクラスの子にさ…付き合ってるの?って聞かれた…」

シンジ「なんて答えたの」

カヲル「…シンジくんとは友達だよとだけ…」

シンジ「そしたら?」

カヲル「………複数の女の子たちが好奇の目を向けてひそひそとどっちが受けでどっちが責めだの左側なのか右側なのかとか色々と…」

シンジ「……………」

カヲル「……僕って、そんな風に見えるのかな?」

シンジ「……えっと」

カヲル「…ごめん、シンジくんに話す内容じゃなかったよね…」

シンジ「………あんまり気にしない方が良いよ、仕方ない事の一つだから、それ」

カヲル「…うん、わかったよ」

シンジ(………この話題はもう触れないようにしなきゃ、何度か危険な状況になったことあるし)

667: 名無しさん 2013/09/23(月) 17:13:14.66 ID:fUIEefyt0

…数日後

ゼルエル『…………』

「目標依然進行中!!突破されます!!」

「自走式対空砲、自動迎撃ミサイル砲塔効果ありません!!」

ゼルエル『…………』

「…やはりネルフでないと対応出来んか!!」

「総員退却急げ!!第三新東京市へ連絡、対応させろ!!」

ゼルエル『…………』キュゴォッッ!!

「退r…

┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛…


ゼルエル『…………』

668: 名無しさん 2013/09/23(月) 17:23:12.43 ID:PGRXEwnX0

ネルフ本部

マヤ「旧小田原防衛線壊滅!!目標は依然進行中!!」

日向「戦自からの通信途絶、現地の状況は不明!!」

青葉「……!!観測レーダーに感!!目標の映像出ます!!」

-live-

ゼルエル『…………』


ゲンドウ「………来たか」

冬月「第十四の使徒、最強の拒絶タイプか…」

マヤ「目標の現在地、第三新東京市より距離およそ15000!!」

ミサト「エヴァ各機出撃準備急いで!!」


669: 名無しさん 2013/09/23(月) 17:37:45.90 ID:jru9EB8v0
アスカ「ふん、使徒が来たってあたしがいればおちゃのこさいさいよ!!」タタタ

マリ「わっ!!」

アスカ「ひぅ?!」ビクッ

マリ「ちょっと気が引けるけど、ゴメンね?」グイッ

アスカ「んっ?!もがっ!?」

マリ「だいじょぶだいじょぶ、後遺症が残るような薬品じゃないから、安心して気絶しててね?」ギュ

アスカ「んー?!んんっ!?」ジタバタ



アスカ「ん………」クタッ

マリ「…流石即効性、よく効くにゃ?」

シンジ「…終わった?」

マリ「うん、きちんと気絶させたよ」

シンジ「よし、ならすぐに行こう、リツコさんが弐号機のコアの書き換えしてるはずだからすぐに出撃出来る」

マリ「りょーかい、でもホントに良かったの?」

シンジ「…うん、今回だけはアスカのご機嫌取ってる余裕、無いから」

マリ「………ま、わたしはエヴァに乗れればなんでもいいけどね、深くは関わらないよ」

シンジ「うん、そうしてくれると嬉しいかな」

アスカ「」グッタリ

シンジ(…アスカ、ごめんね…でも利用出来るものは利用しないとダメなんだホントに、アレと戦えばアスカは一気にプライドがズタズタにされるから)

670: 名無しさん 2013/09/23(月) 17:47:20.26 ID:AQFEnttm0

ゼルエル『…………』キュゴォッッ!!

┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛!!!!

日向「っ!?特殊装甲が第一から十八まで崩壊!!」

ミサト「…二十二層もある装甲が一撃でここまで…!!」

青葉「攻撃翌力が桁違いだ!!なんて野郎だ!?」

ミサト「エヴァの地上迎撃は間に合わない!!エヴァ各機はジオフロント内に配置!!急いで!!」

マヤ「目標に再び高エネルギー反応!!第二波来ます!!」

ミサト「くっ!!」

ゼルエル『…………』キュゴォッッ!!


672: 名無しさん 2013/09/23(月) 17:57:57.46 ID:EJEjvhFX0
シンジ「…よし、綾波、カヲルくん、真希波、リフトオフと同時にフィールド展開、目標のATフィールドを全機で中和しつつ砲撃、全弾撃ち尽くしたら綾波は左、真希波は右、カヲルくんが背後から同時に攻撃するよ、いいね?」

綾波「了解」

カヲル「やってみるよ」

マリ「はいはい」

シンジ「……ミサトさん!!」

ミサト「…頼んだわよ、エヴァ全機リフトオフ!!」

初号機『…………』
零号機『…………』
4号機『…………』
弐号機『…………』

ガタンッ!!

ゼルエル『…………』

677: 名無しさん 2013/09/23(月) 18:48:58.97 ID:zoLakH8S0
シンジ「フィールドっ!!」

初号機『………』ブァッ!!

綾波「ATフィールド、全開…!!」

零号機『………』ィィィィッ!!

カヲル「フィールド展開!!」

4号機『………』キィィィンッ!!

マリ「……あはっ♪」クンッ

弐号機『………』ダンッ!!

シンジ「真希波!?勝手に近づいちゃダメだ!!」

マリ「…じょーだんっ!!これだけおあずけ食らって我慢なんか出来ないっての!!」

シンジ「…っ!!」ギリッ

マリ「さあ行くよ弐号機!!ブチ殺せ!!」グッ

弐号機『………ッ!!』ビキィィィン!!

678: 名無しさん 2013/09/23(月) 19:00:50.63 ID:tQrPAbgV0

ゼルエル『…………』ヒュン

シンジ「ッ!!真希波!!」クンッ

初号機『………ッ』ジャコッ!!

マリ「うらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

弐号機『………』ブァッ!!

ゼルエルの側面から、猛々しく吠え、刃を向ける弐号機。

ゼルエルとの距離はおよそ50m…そこから跳躍しグレイブにて貫こうと殺意を込めて。

だが。

ゼルエル『…………』

使徒の腕、その折り畳まれた紙のような腕部が突然伸びる。

マリ「ッ!!?」

恐ろしく鋭利で、凄まじい速度の刃が弐号機の頭部を縦に割らんと迫る。

シンジ「ッ!!」

679: 名無しさん 2013/09/23(月) 19:13:12.96 ID:Cc6XuXfF0
マリ「やばっ!?」

弐号機『………』

回避を試みようにも遅い、跳躍した弐号機、この至近距離ではどんな回避方法も無駄でしか無い。

マリ「…死っ…」


ザシュッ!!




マリ「…がっ、ぐっ!?」


ゼルエル『………っ…?』

しかし、使徒の腕、その刃は弐号機の頭部を割るには至らなかった。


刃の進行方向は途中から強引に曲げられ、狙いを外れて弐号機の肩を裂くに留まっている。

シンジ「……間に合った…!!」

初号機『………』

初号機の持つライフルの、銃身から上がる硝煙。

マリ「……さんきゅ、助かった」

シンジ「………だから勝手に動くなって言ったのに」

ライフルの銃弾を無数に当て、刃の進行方向をねじ曲げた、シンジが行ったのはそれである。

681: 名無しさん 2013/09/23(月) 19:21:49.54 ID:12zeI/mC0
シンジ「…真希波は一旦後退、綾波、カヲルくん!!予定通り二人は銃撃!!」

綾波「わかったわ」

カヲル「…うかつに近づいたらヤバいのはわかったよ」

零号機はガトリンク砲、4号機はロケットランチャーで砲撃、たちまち使徒を中心に爆煙が立ちこめる。

ゼルエル『…………』

だが、その攻撃は通らない。

使徒の強力過ぎるATフィールド が全てを阻んでいる。

シンジ「……やっぱり通らないか、仕方ない!!」

初号機『…………』ダンッ!!

次は初号機が正面から突撃する。

682: 名無しさん 2013/09/23(月) 19:30:37.17 ID:ummRsSPW0
綾波「碇くん!?」

カヲル「シンジくん!?危険過ぎる!!」

銃撃を止めぬまま、二人が静止する、が…聞き入れるつもりはない

シンジ「…至近距離まで行けば僕ならフィールドを中和出来る…!!」

初号機『………』ダンッ!!

ゼルエル『………っ…』シュン!!

繰り出される二つの刃、その隙間を縫うように初号機は使徒に接近する。

シンジ「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

初号機『……ォォォッ!!』

ゼルエル『………!!』

685: 名無しさん 2013/09/23(月) 19:40:50.69 ID:4pDckxNb0
ゼルエル『……!!』キュゴォッッ!!

刃を回避された使徒の次なる攻撃。

地上とジオフロントを隔てる装甲を一撃で大破せしめた光線。

それが間近まで接近していた初号機を襲う。

シンジ「フィールド全開!!」

初号機『…………』キィィィンッ!!

直後、激しい振動と光が初号機を襲う。

カヲル「シンジくん!!」

綾波「……!!」

シンジ「…ぐっ…!!今だ、綾波!!カヲルくん!!」

初号機『…ォォォッ!!』ブワッ!!

綾波「…っ!!わかった」

カヲル「自分を囮に…無茶をして!!」

初号機が囮となり、そしてフィールドを中和する。その隙に側面と背後から攻撃、シンジの戦術はこうだった。

686: 名無しさん 2013/09/23(月) 19:49:09.02 ID:6HM4TZzU0
だが。


ゼルエル『………』カッ!!

シンジ「っ!!?」

綾波「!!」

カヲル「ぐっ!?」

正面の初号機に光線の追撃。

側面、背後の二体にはそれぞれ、左右の刃を繰り出す使徒

自身への攻撃を防ぐのが限界の初号機。

胴体を貫かれる零号機。

右腕を裂かれ、頭部の一部を削られる4号機。

攻撃は何一つ届かなかった。

687: 名無しさん 2013/09/23(月) 19:55:09.36 ID:PGRXEwnX0
ミサト「零号機と4号機の神経接続解除!!早く!!」

マヤ「は、はい!!」

ミサト「同時に緊急回収!!あの二体はもう戦闘継続は無理よ!!」

ゲンドウ「………」

冬月「………手加減して倒せる使徒ではなかろうに」

ゲンドウ「…それがシンジの弱さだ、何かを決定的に恐れている」

冬月「どうする?」

ゲンドウ「任せるしかない、シンジと………ユイにな」

冬月「………そうか」

688: 名無しさん 2013/09/23(月) 20:06:40.14 ID:j0dEX3EM0
零号機『』

4号機『』

ゼルエル『………』

マリ「……やっばいにゃーこいつ、どんだけ強いの?」

シンジ「………………………………………………」

初号機『…………』

マリ「…弐号機は右腕動かないけどまだやれるよ、どうする?」

弐号機『………』グググ…

シンジ「……………」

マリ「……聞いてる?私一人じゃ負けは見えてるから協力したいんだけど、さっき勝手に動いた埋め合わせも含めて」

シンジ「………以前より強い…違う…動きが高度なんだ、前はここまで苦戦しなかった…」ブツブツ

マリ「…ちょっと、なに独り言言ってんの」

シンジ「……真希波、下がってて…僕がなんとかするしかないみたいだから…」

マリ「…え?」

シンジ「…………母さん、お願い」

初号機『………』

マリ「……母さん?」

ゼルエル『…………』

初号機『…グォ…ヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!』バクン

689: 名無しさん 2013/09/23(月) 20:16:08.33 ID:jru9EB8v0
マヤ「っ!!初号機のシンクログラフに異常発生!!」

ミサト「なんですって!?」

マヤ「シンクロがどんどん上昇していきます!!…信じられませんシンクロ率が400%を越えています!!」

リツコ「まさか!?そんな!?」



初号機『ヴオォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!』

ゼルエル『…!!』キュゴォッッ!!

初号機『ガァッ!!』ビキィィィン!!

ミサト「あの使徒の光線を難なく弾き返した…!!」

初号機『……グルルルァ…!!』

冬月「………やはり、こうなるか」

ゲンドウ「…ああ、全てはこれからだ」

ゲンドウ「そして、アレの意思がとうだろうと、結末は変わらないのかもしれん」

690: 名無しさん 2013/09/23(月) 20:22:33.65 ID:DFD6FulF0
アスカ「………う…」クラッ

アスカ「……くそ、あたし眠らされたの?使徒が来てるってのに…」フラフラ

アスカ「…使徒……そうだ、どうなったの使徒は!?」ノソノソ

アスカ「……畜生…あのメガネ…!!後でぶっ殺してやる…!!」ギリッ

アスカ「…………とりあえず…司令室ね…状況把握にはそこがいちばんだわ…」ヨロヨロ

アスカ「………………畜生…」

691: 名無しさん 2013/09/23(月) 20:29:29.79 ID:go0nAkOX0

アスカ「……着いた」フラフラ

アスカ「………戦闘は……」

マリ『…聞いてる?私一人じゃ負けは見えてるから協力したいんだけど、さっき勝手に動いた埋め合わせも含めて』

アスカ「…っあのやろう!!あたしの弐号機を!!」ギリッ

シンジ『………母さん、お願い』

マリ「……母さん?」

アスカ「……………母さん?……ママ…バカシンジの……?」

初号機『…ヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!』

アスカ「……………え…?」

692: 名無しさん 2013/09/23(月) 20:37:03.27 ID:Lqr4S6B40
ゼルエル『……っ!!?』ガクン

初号機『…ガァ…!!』

グチャ

グチュ…ガジュ…

初号機『………ォォォォォォ…!!』

ミサト「使徒を…食ってる…?」

マヤ「うっ…!?」

リツコ「……S2機関を自ら取り込んでいると言うの!?初号機が…?」

初号機『ガァァァァァァァァァ!!!!』

ゼルエル『』

マリ「……なに、これ…」

アスカ「………これが…エヴァ…」

ゲンドウ「……………」

冬月「……果たして、この先救いが訪れてくれるかな、お前の息子には」

ゲンドウ「………さて、な」

693: 名無しさん 2013/09/23(月) 20:46:07.00 ID:PGRXEwnX0
予 告

テーンテテーテテーテテテテーテテーテーンテテーテテー♪

内部にシンジを残したまま凍結される初号機。

母親という言葉に揺れるアスカ、そして芽生える殺意。

惑う者達はそれぞれになにを思うのか?

次回「揺れ動く世界」

この次も、サービスサービス!!(テーテン♪)

707: 名無しさん 2013/09/24(火) 18:32:40.96 ID:hldXt2tS0

「…………………」



「…………またこうなっちゃたよ、母さん」

『………………………………………………………………』

「……うん、僕も母さんに会いたかった」

『………………』

「…ふふっ、そうだね…ずっと一緒か、エヴァに乗っていれば」

『……………』

「それでもさ、やっぱり言いたいんだ」



「会いたかった、お母さん…」

708: 名無しさん 2013/09/24(火) 18:34:43.15 ID:hldXt2tS0
第拾話




く、世界

709: 名無しさん 2013/09/24(火) 18:59:24.76 ID:tS7uNz910

ミサト「凍結?!初号機を!?」

リツコ「…碇司令の決定よ」

ミサト「シンジくんはどうするのよ、初号機に取り込まれたままなのよ!?」

リツコ「……………わかっているわ」

ミサト「なんとかしなさいよ!!あんたが作った物でしょ!?」

リツコ「…………」

711: 名無しさん 2013/09/24(火) 19:09:31.59 ID:m/DU54oC0

リツコ「……なんとか出来る可能性はあるわ」

ミサト「なら!!」

ゲンドウ「…駄目だ、初号機は現状のまま時期が来るまで凍結する」ツカツカ

ミサト「…碇司令!!」

リツコ「……司令、パイロット救出の可能性があるなら実施すべきです」

ゲンドウ「決定事項だ、変更は無い」

ミサト「………シンジくん…貴方の子供が大変な事になっているのですよ?それでもですか?」

ゲンドウ「………変更は無い、何度も言わせるな」ツカツカ

ミサト「………ッッ!!」ギリッ


713: 名無しさん 2013/09/24(火) 19:16:56.83 ID:wrol2KjH0
…………

「………だいたい3日ぐらいかな、経過したの」

『…………』

「うん、そろそろ行かないと」

『…………』

「……うん、最初の頃は出たいって思うだけで外へ出られたんだけどね、何度も繰り返す内に僕の力だけじゃ出られなくなっちゃった」

『………………』

「…謝らないで母さん、絶対に母さんのせいなんかじゃないから」

『……………』

「………きっと、この場所…母さんの中に馴染み過ぎたんだと思う…僕の魂が」

715: 名無しさん 2013/09/24(火) 19:25:17.73 ID:Cl41754/0
『…………』

「大丈夫、手は打ってあるから」

『…………』

「MAGIに完全番サルベージ計画のデータ打ち込んどいたからリツコさんなら気付いてくれると思う」

『…………』

「…うん、だから向こうからアプローチがあるまではゆっくりしてるよ」

716: 名無しさん 2013/09/24(火) 19:35:59.34 ID:SyvVC6L30
………

冬月「…良いのか、碇よ」

ゲンドウ「問題ない」

冬月「………何を考えておる」

ゲンドウ「今の内にアダムを手に入れる、シンジが常に持ち歩いていた可能性は低い、無論エヴァの中へなど持っていくまい」

冬月「…協力すると言ったのではなかったのか?約束を反古すれば委員会の老人共より厄介かもしれんぞ」

ゲンドウ「だからこそだ、いつまでも子供に主導権を握らせておく訳にはいかん」

冬月「…居ないと随分強気だな」

ゲンドウ「…………」


冬月「…そういえばユイ君が居た頃もそうだったな?二人で居る時のお前は随分とヘコヘコしていたぞ」

ゲンドウ「…だまれ」

717: 名無しさん 2013/09/24(火) 19:51:01.16 ID:cUowct4h0
…病室

カヲル「………っ…ぐ…」

マリ「やっほ、目が覚めた?」

カヲル「………ここは…」

マリ「病院だよ」

カヲル「………そうか、僕は使徒にやられて…」

マリ「…キミだけじゃないけどね、ほら、わたしも包帯してるし」プラプラ

カヲル「……他の…シンジくん達は?」

マリ「……目に見える怪我ならキミが一番重症、私は見ての通り腕だけで済んだしファースト、レイにゃんも重症は重症だけどなんとか大丈夫」

カヲル「……そっか、みんな無事なんだね…無事って事は使徒も倒せた」

マリ「………まあね、使徒は倒せたよ、わんこ君が倒したから」

カヲル「……わんこ?」

マリ「犬っぽいじゃん?碇シンジくんって、撫でたら甘えてきそう♪」ニヤッ

カヲル「……あ、はは…どうだろ…」

マリ「…ま、そんな事出来ないかもしれないけどね、このままなら」

カヲル「……………え?」

718: 名無しさん 2013/09/24(火) 20:05:58.07 ID:SyvVC6L30

………

綾波「…………」

初号機『……………』

綾波「………碇くん、そこにいるの?」

初号機『…………』

綾波「…………」

アスカ「……何してんのよあんた」

綾波「…………何、って…どうして?」

アスカ「…エヴァなんかに話し掛けたって意味ないって言ってんのよ」

綾波「……そんなこと、ないわ」フルフル

アスカ「………なんでそう思うわけ?」

綾波「エヴァには心がある、碇くんの心も、今エヴァの中にある」

アスカ「…………バカみたい、エヴァなんて兵器でしかないのに!!」

綾波「違う、あなたもわかってるはず」

アスカ「………………なら、聞くわ」

綾波「…なに?」

アスカ「……ママ…いや、シンジが言ってた母さんってなに?教えて」

綾波「……お母さん?」

アスカ「そうよ、知ってるでしょ、あんたなら何か!!」

綾波「………知らない」

アスカ「……なんでよ」

綾波「……私、親なんて居ないから、知らない…ごめんなさい」

アスカ「………親、居ないの?」

綾波「居ない、だからどんなものか分からないの」

アスカ「…………わかったわ、邪魔したわね」

綾波「…大丈夫」

アスカ「………ふん」スタスタ

719: 名無しさん 2013/09/24(火) 20:22:06.16 ID:mVDkMrlS0
…一ヶ月後

「どういうことだよ」

『……………』オロオロ

「…母さんが慌てても仕方ないでしょ?ていうか慌ててるとまたゲージ破壊しちゃうよ、抑えてホント」

『……………』シュン

「母さんってわりとおっちょこちょいだよね、初号機のサイズでおっちょこちょいは凄い危険だけど」

『…………///』テレッ

「………えと、モニター起動っと、外の様子は…」
………

「硬化ベークライト緊急注入!!なんとか動きを止めろぉぉぉぉ!!」

「格納庫付近の人員は緊急避難!!隔壁閉鎖!!万が一に備えて地上の兵装ビルも緊急起動しておけ!!」

「衛生兵!?衛生へぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッ!!」

…………

「…………………………」

『…………………………』

「…母さん」

『……………』ショボン

720: 名無しさん 2013/09/24(火) 20:33:33.75 ID:wtiSvhNt0
「…………とりあえず、サルベージが一向に始まらない、そろそろ出ないと色々詰む」

『……………』コクリ

「…………仕方ない、あんまりやりたくなかったけど最終手段を取ろう」

『……………?』

「初号機に回線繋がってるよね、そこからMAGIにアクセスして強制的にサルベージプログラム起動させる」

『…………』エッ

「出来るんだなこれが、リツコさんすら知らないMAGIのマスターコードのパスワード知ってるからね」

『…………』キョトン

「…なんで今までやらなかったのかって?いや、このパスワード知ったら母さん、怒るから…」

『………………』

「………うん、まあ、言うけど暴れないでね?」


724: 名無しさん 2013/09/24(火) 20:39:01.81 ID:LnOt5XY90
「……GENDO.NAOCO.LOVELOVE(*≧∀≦*)」

『』

「…ちゃんと顔文字まで入力してね母さん」

『……………』ペッ

「………だからやりたくなかったのに…ああもう」

731: 名無しさん 2013/09/24(火) 20:56:56.07 ID:deJ7DweH0
青葉「……ん…これは?」

日向「どうした?」

青葉「…ちょっと待て、何かおかしいぞ…」カタカタ

ミサト「今度は何!?初号機の暴走で大変な時に!!」

青葉「……ッッ!!緊急事態発生!!何者かにMAGIのコントロールを奪取されました!!」

冬月「なに!?馬鹿な!!」

日向「…っ!?こちらでも確認しました!!この司令室のアクセス権限がロストしています!!」

リツコ「そんな!?あり得ないわ?!」

マヤ「メルキオール、バルタザール、カスパー!!ほぼ同時に占拠されています!!うそ!?どうして?!」

冬月「原因を調べろ!!外部からのハッキングが一瞬でMAGIを掌握するなど考えられん!!」

青葉「は、はい!!」カタカタ

日向「…が、外部からの侵入の痕跡ありません!!対ハッキング用の防御プログラムは正常に作動中!!」

マヤ「……っ!!アクセスルート発見しました!!これは…初号機!?」

ミサト「なっ!?」

ゲンドウ「」ビクッ

冬月「初号機だと?何故このような事が…」

738: 名無しさん 2013/09/24(火) 21:12:26.95 ID:Z+oNikJS0
リツコ「初号機…まさかシンジくんが!?」

ゲンドウ「手動で電源をカットしろ、急げ!!」

ミサト「……司令!!せめてシンジくんがなにをしたいのか見極めてから!!」

ゲンドウ「命令に従え…!!次は越権行為とみなすぞ葛城三佐…」ダンッ

ミサト「…くっ…!!」ギリッ

リツコ「…仕方ないわね」

マヤ「は、はい…手動での電源カット、開始します」

青葉「…よし、カウント頼む」チャキ

日向「…いくぞ、3…2…1…!!」カチリ

青葉「…!!」カチリ

日向「………駄目です!!電源切れません!!」

冬月「対応速度が尋常ではないな、MAGIとこちらの人員の挙動を知り尽くしている…」

ゲンドウ「」カタカタカタ

リツコ「…シンジくん…何をするつもり?」

741: 名無しさん 2013/09/24(火) 21:26:10.88 ID:deJ7DweH0
マヤ「初号機のアクセスルートを検索、これは…サルベージプログラム?」

ミサト「…!!」

リツコ「…まさか…痺れを切らして自ら!?」

ゲンドウ「冬月」

冬月「なんだ」

ゲンドウ「後を頼む」スタスタ

冬月「おい、取り押さえておけ」

職員「…はい?」

職員2「構わないのですか?」

冬月「息子が父親に会いたがっているとして、お主達は父親が逃げようとしていたらどうする?」

職員「………司令、申し訳ありません!!」グイッ

職員2「会ってあげれはよいではないですか!!司令!!」

ゲンドウ「ふぐっ!?冬月貴様!!」

冬月「…ユイ君に嫌われるぞ碇」

ゲンドウ「…………覚えておけ…!!」

冬月「私も歳だからな、そうそう物を覚える事など出来んな」

743: 名無しさん 2013/09/24(火) 21:37:12.67 ID:hldXt2tS0
マヤ「初号機からのアクセスによりサルベージプログラムが起動!!」

日向「それ以外には特にいじられた形跡はありません、本当にそのプログラムを起動する事だけが目的のようです」

青葉「…どうしますか?なんか問題起こそうとしてる訳じゃないみたいですが」

ミサト「放置するわ、いや…シンジくんが心配な職員は初号機格納庫へ集合、おかえりなさいって言ってあげましょ!!」ニコッ

リツコ「…司令、よろしいですね?」

ゲンドウ「…………好きにしろ」

冬月「貴様も行くのだ、おい…」クイッ

職員「さあ、歩いて下さいお父さん」グイッ

職員2「息子の生還なんて喜ぶべき事でしょうお父さん」グイッ

ゲンドウ「…………」ズルズル


750: 名無しさん 2013/09/24(火) 21:48:58.69 ID:lrmLO93F0

………

リツコ「………みんな行ったわね」カタカタ

リツコ「……シンジくん、一体どうやってMAGIを掌握したの?」

リツコ「…母さんなら分かるかしら?」クスッ

ピッ

リツコ「…なにかしら?」

『離婚届け受理申請』

リツコ「………初号機から…よね?」

『審議』

メルキオール『否決』

バルタザール『否決』

カスパー『承認』

リツコ「…………」

『慰謝料請求申請』

メルキオール『条件付き可決』

バルタザール『否決』

カスパー『逆請求』

リツコ「なにこれ」


756: 名無しさん 2013/09/24(火) 21:59:23.02 ID:ZNeSFs+n0
シンジ「………ふぅ」カパッ

ミサト「シンジくん!!」

シンジ「あ、ミサトさん…」

ミサト「よかった…ホントに無事で…」ギュ

シンジ「………すいません、心配かけて」

ミサト「いいの、良いのよ…」グスッ

シンジ「………ミサトさんは、泣いてくれるんですね」

ミサト「……当たり前、でしょ?」ニコリ

シンジ「……ただいま、でいいですよね?」

ミサト「ええ、おかえりなさい」

ゲンドウ「…………」

冬月「何か言わんのか?」

ゲンドウ「……私が掛ける言葉など無い、掛ける理由もな」

シンジ「あ、父さん」

ゲンドウ「……」ビクッ

シンジ「母さんが浮気者は許さないだって」

ゲンドウ「………………………………なんのことだ」

シンジ「………ふっ…」ニヤッ

ゲンドウ「」カタカタカタカタカタカタ

冬月「愚か者が」

760: 名無しさん 2013/09/24(火) 22:13:07.94 ID:sFikrZvs0
アスカ「…………」

シンジ「早く謝ったほうが良いよ父さん…あ、父さん母さんに会えなかったっけ」

ゲンドウ「」

ミサト「……あの、シンジくん?」

シンジ「ミサトさん、浮気する男ってどう思います?」

ミサト「[ピーーー]ばいいのに」

シンジ「ですよね」

ゲンドウ「…………」

シンジ「サルベージプログラム作動させなかったのどうせ父さんでしょ?それも怒ってたよ」

ミサト「……話が見えないわね」

ゲンドウ「………」

シンジ「ミサトさんには近いうちに話します、話さなきゃならない事、結構あるから」

ミサト「…………真面目な話みたいね」

シンジ「はい、僕や父さん、そして…母さんの事を」

アスカ「……………」タタタ

シンジ「……?」クルッ

ミサト「シンジくんどうかしたの?」

シンジ「……いえ、誰かいたような気がして」

762: 名無しさん 2013/09/24(火) 22:30:44.68 ID:3x96LFD90
数日後

リツコ『全員揃ってのシンクロテストも久しぶりね…じゃあ、初めてちょうだい』

綾波「……はい」

カヲル「了解…」

シンジ「………ん…」

マリ『……わたしは?』

リツコ『エヴァが無いでしょ』

マリ『…………またおあずけかぁ…はぁ…』

アスカ(………………本当に、本当にそうなの?)



アスカ(…バカシンジの初号機にはあいつのママが居るの?なら、あたしは?あたしの弐号機には…誰がいるの?)


マヤ『………!!アスカのプラグ深度140まで下降、自ら下げている模様!!」

リツコ『アスカ?何をしてるの、危険よ!?』

アスカ「…うるさい、確めなきゃいけないのよ」

マヤ『プラグ深度さらに下降!!160!!」

リツコ『っ!!弐号機のプラグを業績排出、急いで!!』

マヤ『駄目です!!プラグ側からロックしています!!』

アスカ「………………………あ…?」

リツコ『アスカ!!』

『……………………………………………』

アスカ「……ウソ……」ジワッ


アスカ「…………ホントに…ママ…?」

766: 名無しさん 2013/09/24(火) 22:40:54.77 ID:Bcvwyewt0
予 告

テーンテテーテテーテテテテーテテーテーンテテーテテー♪

初号機から無事に抜け出したシンジは、新たな問題に直面する

それは、嘘が招いた物なのか、それとも真実が産み出した歪みなのか

弐号機の中で涙する少女は、嘘と真実の狭間に揺れる。

次回「真実の代価」

この次も、サービスサービスぅ!!(テーテン♪)

780: 名無しさん 2013/09/25(水) 18:44:06.76 ID:7y31302x0

あたしは特別。

頭が良くて、周りのどんな子でも解けないような問題だって解ける、みんながあたしをすごいって言ってくる。

あたしは特別なの。

道を歩けば男の子達はみんなあたしの方を振り向いてくる。学校に行けばいろんな所にラブレターが入ってて邪魔なくらいだ、みんなあたしをかわいい、ステキ、好きだって言ってくる、それこそうんざりするほどに。

だから、あたしは特別なんだ。

マルドゥック機関から選出され、汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン、その弐号機のパイロットとして人類の危機に立ち向かう。そんな大任を任された超の付くエリート。

誰でもなれる訳じゃない、あたしだからこそ選ばれたんだ。

あたしが特別だから、あたしだから特別なんだ。

みんながあたしを必要だって言うはずだ。

あたしをいらないなんて言う奴なんか居ないんだ。

だから、ママが居なくたって平気。

ママが居ないなら一人で生きていける。

新しいママなんていらなかった。

新しいママしか見ていないパパもいらなかった。

あたしは特別なんだから、大人の助けなんかいらなかった。

あたしはもう大人なんだから、誰かに縋る必要なんて無い。

あたしを見てくれない奴なんかいらない。

あたしだけを見ない奴もいらない。

あたしは特別なんだ。

あたしは特別だから。

だから、あたしを見て。


782: 名無しさん 2013/09/25(水) 19:01:19.21 ID:97u7t4E/0

………

ミサト「………何故、あんな行動を取ったのか説明して貰える?」

アスカ「…………ふん」

ミサト「…アスカ!!貴女の行動は本当に危険な事だったのよ!?シンジくんの件、わかっていなかった訳が無いはずよ!!」

アスカ「五月蝿い…話掛けないで」

ミサト「…っ!!」パンッ!!

アスカ「っ…!!」ズキンッ

ミサト「……もう一度言うわ、訳を話しなさい…!!」

アスカ「……殴れば言う事聞くと思ってるの?子供扱いすんな」

ミサト「……アスカァ!!」

加持「止めろ葛城、お前が冷静にならないでどうする?」ガシッ

ミサト「………っ…!!」ギリッ

783: 名無しさん 2013/09/25(水) 19:19:14.53 ID:97u7t4E/0

ミサト「………どうしても話さないつもりね?」

アスカ「………」

ミサト「…そう、わかったわ…ならもう聞かないわ、殴ってごめんなさい」

アスカ「………もう良い?あたし出かけるから」

加持「アスカ、こんな夜遅くに何処行く気だ?」

アスカ「……加持さんには関係ないでしょ」スタスタ

バタンッ

ミサト「…アスカ、何があったの?」

加持「…………」

784: 名無しさん 2013/09/25(水) 19:21:39.50 ID:97u7t4E/0
第拾壱話

真実の代価

785: 名無しさん 2013/09/25(水) 19:34:15.49 ID:ZSC1QqP70

初号機『……………』

弐号機『……………』

シンジ「え?」キョトン

初号機『……………』

シンジ「うん、母さんはそうだろうけどさ?おばさんなんで浮かれてるの」

弐号機『……………』

シンジ「ちょっと待って?ホントに?」

初号機『…………』

シンジ「いや僕も母さんと話せるのは嬉しいけどさ、いやちょっとそれ本当に?」

弐号機『…………』コクリ

シンジ「動かないでよ!?怪しまれるから!!」

弐号機『………』ショボン

初号機『…………』オロオロ

シンジ「母さん?」キッ

初号機『………』ピタッ

シンジ「……………動いたのバレたかな?ちょっとだから大丈夫…だよね?」

初号機『………』

弐号機『………』

シンジ「…いや、ごめん謝らなくていいよ母さんとおばさん」

795: 名無しさん 2013/09/25(水) 20:03:11.33 ID:Gofs1E0f0
………

リツコ「」

マヤ「」

リツコ「」

マヤ「先輩、エヴァが…」

リツコ「え?」キョトン

マヤ「エヴァが動いてました…」

リツコ「そうかしら?」シレッ

マヤ「動いてました!!ほら、初号機がオロオロしてるような動きを!!」

リツコ「動いてないわよ」

マヤ「動いてますってば!!」オロオロ

リツコ「………」

マヤ「先輩!?」

リツコ「……マヤ…」ギュ

マヤ「え…っ…」ドキッ

リツコ「…動いてなんかないわ、マヤの見間違い…ね?」スリスリ

マヤ「…あぅ…は、はぃ…」ポー

リツコ(………シンジくん…一つ貸しだからね?)

796: 名無しさん 2013/09/25(水) 20:15:39.06 ID:RR86simd0
初号機『………』

弐号機『………』

シンジ「話を戻すんだけどさ、その、おばさんがアスカと話をしたってホントに?」

弐号機『………』

シンジ「……………まずいな」

初号機『………?』

弐号機『………?』

シンジ「おばさんとアスカは話せるようにならない方が良かったんだ」

弐号機『………!!』ガーン

シンジ「あ、いや、ごめんおばさん…そうだよね、自分の子供と会話出来ないってすごい悲しいもんね、ごめんなさい」

初号機『………』コクコク

シンジ「母さんはいちいち頷かないでゲージ壊れる」

初号機『………』ショボン

弐号機『………』

シンジ「二人ともうかつずぎるよ…図体考えて」

初号機『………』ガーン

弐号機『………!!』

シンジ「元は痩せてるもんじゃなくて…」

799: 名無しさん 2013/09/25(水) 20:23:11.13 ID:+D8R68W00

アスカ「………あ」

初号機『………』

弐号機『………!』

シンジ「…アスカ?どうしてここに…」

アスカ「………来ちゃ悪い?」

シンジ「そんな事ないけど…」

アスカ「…ならいいでしょ?」

シンジ「………うん」

初号機『………』

弐号機『………』

アスカ「……………」

シンジ「……………」

アスカ「……………」

シンジ「……………」

初号機『…………』ソワソワ

弐号機『…………』ソワソワ

シンジ(………そわそわすんなよ…!!)

アスカ「………?」

802: 名無しさん 2013/09/25(水) 20:34:07.98 ID:5l24bBn60


アスカ「………バカシンジ、あんたあたしに言ってなかった事、あるわよね?」

シンジ「………えと」

初号機『…………』

弐号機『…………』

アスカ「…………」ジワッ

シンジ「…アスカ?」

アスカ「…なんで?なんで言ってくれなかったのよバカシンジ!!」

シンジ「…………」

アスカ「あんた知ってたんでしょ!?エヴァの事!!ママの事!!全部!!」

シンジ「…………やっぱり気づいたんだね、アスカ」

アスカ「もっと早くママと話したかったのに!!ちゃんとママが居てくれてるって早く気付きたかったのに!!なんでなんでなんでよバカシンジ!!」

シンジ「…ごめん」

初号機『…………』オロオロ

弐号機『………………』

806: 名無しさん 2013/09/25(水) 20:47:47.88 ID:p0G5JXQv0

アスカ「バカシンジ!!あんたなんかだいっきらい!!」

シンジ「…………ごめん」

初号機『…………』ガーン

弐号機『…………』

アスカ「…謝らないでよ、謝ったってなんにもならないんだから…!!」

シンジ「…………」

初号機『…………』

弐号機『………………』

アスカ「っ!!ママ!?」ピクッ

シンジ「………おばさん」

弐号機『………………』

アスカ「……………う…」ジワッ

シンジ「…………」

アスカ「だって、だってぇ!!」ポロポロ

弐号機『……………』

シンジ「おばさん、アスカは悪くないよ、だから怒らないで?」

初号機『……………』

シンジ「母さんはにやにやしないで」

アスカ「ぅ…うぇ…ひっぐ…ママぁ…ぅぅ……」ポロポロ

807: 名無しさん 2013/09/25(水) 21:04:35.72 ID:2g3T8EJw0
シンジ「……アスカ、そろそろ帰ろ?もう遅いし」

アスカ「……やだ、ママと居る」

初号機『…………』

シンジ「母さんかわいいとかいってないでちょっと黙ってて」

アスカ「ミサトなんかきらい、情けなくなった加持さんもみたくない、ママと一緒が良いもん…」

シンジ「……アスカ…」

アスカ「……シンジはママと一緒に居たくないの?あたしはずっと一緒にいたいからここに居る」

シンジ「…居たくない訳じゃないけどさ、ミサトさん達心配するよ?」

アスカ「そんなの知らないもん…ママが居れば良いもんあたしは」

シンジ「……おばさーん」

弐号機『……………』

アスカ「やだ!!」

シンジ「アスカ、おばさんの言う事聞きなよ、アスカはいい子なんでしょ?」

アスカ「………うぅ…だって…」

弐号機『……………』

シンジ「おばさんはずっとここに居るんだから、いつでも会えるでしょ、アスカ」

アスカ「……………わかった、言う通りにする…」グスッ

初号機『……………』

シンジ「…ああそう、女の子かわいいはわかったから、にやにやしないで母さん」

初号機『…………』ショボン

シンジ「……反抗期とかじゃないから」

810: 名無しさん 2013/09/25(水) 21:27:11.78 ID:gZwpjLFU0

………

シンジ「…ただいま…ミサトさーん?」

ミサト「あ…シンジくん…お帰りなさい」

アスカ「…………」

ミサト「…アスカも、お帰りなさい」

アスカ「…………」タタタ

バタンッ

シンジ「………」

ミサト「……アスカに付いててくれたのね、ありがとシンジくん」

シンジ「…たまたまです、偶然同じ所に来てたから」

ミサト「…そう」

シンジ「帰り、遅くなってごめんなさい」

ミサト「シンジくんが悪い事すると思ってないし、今回はなんにも言わないわ」

シンジ「………そうですか」

ミサト「……ごめんね、私じゃ保護者として力不足よね」

シンジ「ミサトさんは良くしてくれてますよ」

ミサト「………ありがと、でもね、やっぱり私は貴方達の本当の家族にはなれないのかなって…今さらながらね…」

シンジ「………ミサトさんがお母さんっていうのは、確かに変ですね」

ミサト「………そうね」

シンジ「はい」

ミサト「…………」

シンジ「………」

ミサト(………せめてお姉さんって言って欲しかった…)

シンジ(…ミサトさんはおだて過ぎると駄目になるから言いませんよ)

814: 名無しさん 2013/09/25(水) 21:40:24.49 ID:yE8uNKg10

加持「…お、帰ったのかシンジくん」

シンジ「加持さん、はい、今帰ってきました」

ミサト「加持くん、おふろ沸いてる?シンジくんお風呂入らないと」

加持「沸いてるよ、シンジくん一緒に入る?」

シンジ「はい、良いですよ?」

加持「よし、ならさっそく入るか、男同士背中流しあってな♪」ポン

シンジ「じゃあ、タオル持ってきますから先入ってて下さい」

加持「ああ、そうするよ」

ミサト「…あんたもずいぶんとここに馴染んだわねぇー…びっくりするぐらい自然体で過ごしてんじゃないの」ジト

加持「郷に入れば郷に従えってね、無職ってのも悪くないさ」ニカッ

ミサト「そこは悪いって思いなさいよ」

818: 名無しさん 2013/09/25(水) 22:09:48.02 ID:PxktL3HI0

…カポーン

ペンペン「……くぁ」バシャバシャ

加持「………ふぅ、いい気持ちだ」

シンジ「おじさん臭いですね」ゴシゴシ

加持「ま、この歳ならおじさんだろうな、確かに」

シンジ「ミサトさんが怒りますよそんな事言うと」ザパッ

加持「私までおばさんになるでしょ!?って?」

シンジ「違いますよ、加持さんが自分をおじさんって認めてるからですよ」

加持「………ん、女心ってやつか、良くわからんな、こればっかりは歳をとっても理解出来る気がしない」

シンジ「僕もですよ」

ペンペン「くーぁーくぅー」バシャバシャ

821: 名無しさん 2013/09/25(水) 22:25:18.33 ID:LeDmeUO80
加持「…女心…か、シンジくんも苦労してるクチ?」

シンジ「………そうかもしれないです」

加持「アドバイス、いる?」

シンジ「いりません、そっち関連で加持さんのアドバイスが役にたった試しがないんで」

加持「…こりゃ手厳しいね」

シンジ「加持さんはミサトさんにどうやって婚姻届けにハンコ押させるかだけ考えてて下さい」

加持「それも無理難題って所だね、葛城はプー太郎が大嫌いらしいからな」

シンジ「………」ジッ

加持「…ん?なんだ?」

シンジ「ミサトさんじゃなくて加持さん自身が嫌なんでしょ?情けないって思ってるから」

加持「………やれやれ、的確過ぎて反論すら浮かばんな…」

シンジ「……すいません、無理言ってるの僕なのに」

加持「良いさ、葛城に泣かれるよりは怒られていた方がよっぽどな…」

822: 名無しさん 2013/09/25(水) 22:43:43.02 ID:p0G5JXQv0

シンジ「…正直に言いますとね、僕は加持さんがどうのこうのより、ミサトさんの為に加持さんに無職を強要してるだけです、加持さんが居なくなった後のミサトさんはあまり見たくないから」

加持「…わかってるよ」

シンジ「自分勝手なのはわかってるんです…でも、他にどうしようもないから」

加持「…シンジくん」

シンジ「………はい」

加持「どうしてもやり遂げなくちゃならないものがあるなら、男は犠牲なんて気にしたらいけない…俺も真実をつきとめようと命を掛けていたが、止められ、幸運にもあっさり真実を知る事が出来た今でもそれだけは間違っていなかったと思う」

シンジ「………」

加持「だから、後悔なんて今はしたら駄目だ、全て成し遂げてから、初めてすれば良い…後悔なんてしたところで戻ってくるものなんて一つもないんだから」

シンジ「………はい」

823: 名無しさん 2013/09/25(水) 22:52:34.47 ID:GPWVf8YW0

加持「…真実に代価が必要なら、俺は喜んで払うよ、どんなに高くともね」

シンジ「……………」


加持「…ま、格好つけてもその代価が失職なら安いのかな、しかも三食昼寝付き」

シンジ「かっこよさも払ってますね、根こそぎ」

加持「大丈夫、自覚はある」ニカッ

シンジ「………ここだけはミサトさんにホント申し訳ないと思う」

ペンペン「くぁ!!」ザパァン!!

825: 名無しさん 2013/09/25(水) 23:00:48.54 ID:pE1IIepK0
………

…………

……………

…ママ

ママはずっと一緒だった

ずっと見てくれてる

あたしを守ってくれてる

ずっと、ずっと一緒だったんだ


…………


826: 名無しさん 2013/09/25(水) 23:04:39.77 ID:7y31302x0

ママは…あたしのママはママを辞めてなんかなかった

あたしを捨ててなんかなかった

あたしをころしてなんて、なかった

ずっとあたしのママでいてくれていたんだ

あたしがわからなかっただけで

…………

………

……

827: 名無しさん 2013/09/25(水) 23:12:30.27 ID:pE1IIepK0

どうしてわからなかった?

どうして気付いてあげられなかったの?

どうして教えてくれなかったの?

どうして?

ママの脱け殻をママだとずっと思ってたから?

ちがう

ママの脱け殻を土に埋めたから?

…ちがう

ママが弐号機の中に居るって、知らなかったから?

そうかもしれない

ママが、ママの姿をしてないなんて考えもしなかったから?

たぶん、そうだ…

…………

829: 名無しさん 2013/09/25(水) 23:20:31.17 ID:Sbq1k++C0

なら、どうしてママはエヴァの中にいるの?

…………

ママの心は、どうしてママの身体から離れたの?

…………

ママがエヴァの部品になっているのは何故?

………………………………。

ママにこんな酷い事をしたのは誰だ

ママをあたしから取り上げたのは誰だ

ママをヒトから外れさせたのは誰だ

許さない、絶対に許さない。



殺してやる


必ず、ママに酷い事した奴みんな、みんな殺してやる。

830: 名無しさん 2013/09/25(水) 23:28:51.85 ID:GPWVf8YW0
予 告

テーンテテーテテーテテテテーテテーテーンテテーテテー♪

真実に触れ、憎悪に支配されるアスカ

弐号機が憎しみの咆哮を上げるとき、その楔は解き放たれ…その力は未知の使徒すら寄せ付けなかった。

そして、シンジは…

次回「せめて、人間らしく」

この次も!!サービスサービス!!(テーテン♪)

851: 名無しさん 2013/09/26(木) 22:24:47.51 ID:h0E5aeVQ0
………

リツコ「…………」

マヤ「…凄いですね、シンジくんに匹敵するシンクロ率ですよ、アスカ…」

リツコ「ええ、そうね…」

アスカ『…………』

ミサト(………シンジくんに匹敵、か…アスカにもなにか、シンジくんと同じ領域に達するきっかけがあったようね…)

ミサト(……だとすれば、この前のテストの時の騒動か…)

リツコ「…他の子は問題点無しね、順調に上がっている」

シンジ『………』

綾波『…………』

カヲル『………』

マヤ「シンジくんが182.1%、アスカが181.9%…レイが45.3%で渚くんが63.7%…成長率で言うなら渚くんも優秀ですね、二ヶ月程でこれだけシンクロ率が伸びるなんて」

リツコ「確かにね、でも予想の範囲内の成長でしかないわ」

ミサト(…リツコも感覚マヒしてるわね、まあ仕方ないんでしょうけど)
マリ「…あの、わたしは?」

873: 名無しさん 2013/09/27(金) 23:17:49.97 ID:jEHBd/Q30
………

シンジ「……………」

カヲル「…シンジくん、どうかしたの?」

シンジ「…ちょっと考え事」

カヲル「困ってるなら相談にのるけど」

シンジ「……いや、大丈夫だよカヲルくん、心配してくれてありがとう」

カヲル「大丈夫ならいいけど…」

シンジ(………アスカ大丈夫かな…まずい方向に行かなければいいけど…)

カヲル「そういえば、惣流さん凄いね、短期間であそこまでシンクロ率が上がるなんて」

シンジ「え、ああ…そうだね…」

カヲル「…あんまり歓迎してないみたいだね?どうして?」

シンジ「…いろいろとね、難しいんだ」

カヲル「悩んでるのって惣流さんの事かな?言いたくないみたいだから詳しくは聞かないけどね」

シンジ「…ごめんカヲルくん」

カヲル「謝る必要なんてないよ、僕が関わったらダメな事なんだろうからね」

シンジ(…カヲルくんが知るにはほんの少し早いからね、ごめん)


シンジ(……今はアスカだ、アスカが最悪な方向に向かわないようになんとかしなくちゃ…)

シンジ(……聞く耳持ってくれないからかなりハードだけど)ゲンナリ

874: 名無しさん 2013/09/27(金) 23:21:05.12 ID:jEHBd/Q30
第拾弐話




、人間らしく

877: 名無しさん 2013/09/27(金) 23:36:12.39 ID:s6vYUG4r0

アスカ「………ん、ファースト」スタスタ

綾波「……なに?」

アスカ「別に、なんでもないわよ」

綾波「そう」

アスカ「そうよ」

綾波「…………」

アスカ「…………」

綾波「…………」

アスカ「…………」

綾波「…………」

アスカ「…………」

綾波「…………」

アスカ「あんたさ、何者?」

綾波「…どうして?」

アスカ「あんたからバカシンジと同じ匂いがすんのよ」

綾波「…碇くんと、同じ?」

アスカ「最近気付いたのよ、バカシンジとあんた、似た者同士だわ」

綾波「……よく、わからない」

アスカ「…あっそ、まあどうでも良い事だけど」

878: 名無しさん 2013/09/27(金) 23:49:57.06 ID:dytF1sHZ0
綾波「……碇くんと同じ…」

アスカ「…なに?なんか思う所でもあるわけ?」

綾波「……わからない、けど…私と碇くんは違う」

アスカ「なんでよ?」

綾波「碇くんは碇くんで、私は私だから」

アスカ「……ふーん?」

綾波「…………」

アスカ「…質問を変えるわ」

綾波「なに?」

アスカ「あんたはどこまで知ってる、エヴァの事、ネルフの事、あたし達が何故パイロットに選ばれたのかって事」

綾波「どうしてそんな事聞くの?」

アスカ「…良いから答えろ、殴るわよ?」グイッ

綾波「……私の知ってる事はあなたとあまり違いは無いと思う、碇司令や赤木博士から受けた説明と、配布されたマニュアルの知識だけ」

アスカ「……嘘じゃないわよね?」

綾波「嘘なんかつく理由、ないもの」

アスカ「…………そう、ならいいわ、悪かったわね」

綾波「別に、いい」

879: 名無しさん 2013/09/28(土) 00:10:59.19 ID:yItzrumi0

シンジ「…あれ、アスカ、それに綾波」

カヲル「こんな所で何してるんだい?」

アスカ「…別に」

綾波「セカンドと話をしていただけ」

カヲル「…君らが会話してるなんて珍しいね、どうかしたの?」

アスカ「うっさいわね、黙ってなさいよホモ面」

カヲル「ほっ!?なんだそれ!?」ガーン

シンジ「………アスカ、その呼び方は酷いよ」

アスカ「はい、バカシンジも庇ったからホモね」ビシッ

シンジ「怒るよ?」

アスカ「うっさい、同性愛菌がうつるから話しかけないで」

シンジ(………こ、このヤンデレ女…人が悩んでやってんのになんつう言いぐさだよ…)イラッ

綾波「…碇くん」クイクイ

シンジ「…なに、綾波?」

綾波「ホモって、なに?」

シンジ「………アスカ、見なよ綾波を、少しは見習えよ!!」

アスカ「しらなーい」

カヲル「……………」ドンヨリ

880: 名無しさん 2013/09/28(土) 00:28:23.47 ID:SucblXyE0
アスカ「まあいいわ、あんたら二人にも聞くわ、どこまで知ってる?」

シンジ「…良くないけど」

アスカ「話が先進まないからさっさと答えなさいよ、バカシンジはどこまで知ってるのよ」

シンジ「何に対して?」

アスカ「全部よ全部、洗いざらい吐きなさい」

シンジ「全部?」

アスカ「全部よ」

シンジ「……言わないとダメ?」

アスカ「当たり前よ」

シンジ「………ミサトさんがアスカのパンツ履いてたよ」

アスカ「そういう事じゃないわよ!!ミサトは後でとっちめるけど!!」

シンジ(…ちっ、誤魔化されないか)

綾波「あなたなら分かる?ホモって、なに?」

カヲル「僕に聞かないで…」

881: 名無しさん 2013/09/28(土) 00:40:13.34 ID:nj5wiNjB0

シンジ「……わかったよアスカ、言うからちょっと二人で話そっか」

アスカ「ここじゃダメなの?」

シンジ「…まあね………ねぇ、綾波」

綾波「なに?」

シンジ「………父さんに聞けば分かると思うよ、言ってきなよ」ニコリ

カヲル「…シンジくん?」

シンジ「カヲルくんも綾波に付き添ってあげてよ、綾波の説明じゃ誤解されるかもしれないから」

カヲル「…まあいいけど」

綾波「…じゃあ、碇司令に聴いてくるわ…ありがとう碇くん」

シンジ「うん、分かるといいね」

アスカ「まだ?早くしてよ」

シンジ「わかってるよ、僕らも行こう」

916: 名無しさん 2013/09/28(土) 23:25:53.04 ID:0CpyynZj0

………

シンジ「…それでアスカ、具体的にどんな事が聞きたいの?」

アスカ「……そーね、これだけは聞いとかないとダメってのから言うわ」


アスカ「ママ、あたしのママやあんたのママに酷い事したのは誰?」

シンジ「やっぱりそれか…」

アスカ「…やっぱりって事はおおよその事情は知ってるってこよね?」

シンジ「まあね」

アスカ「なら……教えて」

シンジ「……………」

アスカ「はやく言いなさいよ!!」

シンジ(……どこでミスしたのかな、よりによって一番最悪なパターンだ)

アスカ「……ねぇ、聞いてんの?」

シンジ(……どうしよっかな…ぶっちゃけ堕とせばこの問題はうやむやになってアスカはある意味幸せになれるんだけど)

アスカ「………ねぇってば、ちょっとバカシンジ!!」

シンジ(…………いや、やっぱりダメだ、メンヘラからヤンデレになるだけで目先の問題しかどうにか出来ないし……飼うつもりがいつの間にか飼われてた(逆パターンもあり)ってオチも綾波やミサトさんやカヲルくんと会話しただけで刺されるか剃られるのパターンはもう僕は嫌だ…)


シンジ「……わかった、話すよ」

アスカ「ずいぶんと考え込んでたわね…そんなに言いづらいの?」

シンジ「……まあね」

シンジ(…仕方ない、普通に説得しても聞く耳持たないだろうし、流れに乗ってその場その場で判断して対応するしかない)

917: 名無しさん 2013/09/28(土) 23:43:07.80 ID:UcYBqk0I0
アスカ「……あんたが言いづらいってのはどうして?主犯格があたしの予想通り碇司令で、一応肉親だから売るのは憚れるから?」

シンジ「父さんは主犯じゃないよ、あとあんなの売っても返品されちゃうから売らないよ一応」

アスカ「……なら誰?リツコ?副司令?それともあたしの知らない他の誰か?」

シンジ「本人が主犯だよ」

アスカ「………は?なに、どういう意味?」

シンジ「母さん達は自らの意思でエヴァに留まったんだよ、おばさんの方は僕も詳しくないけど…おばさんをエヴァから救助しようとして、肉体だけサルベージされたって事実があるからまず間違ってないと思う」

アスカ「…………………ウソよ、そんなの信じない」

シンジ「…………」

アスカ「絶対違う!!あたしはそんなの信じない!!」タタタ

シンジ「アスカ!!」


シンジ「………なんとか出来るかな、自信無いや…」ハァ

920: 名無しさん 2013/09/28(土) 23:49:54.18 ID:gZ1lC2fX0

シンジ「…………」

ビーッ!!ビーッ!!

シンジ「……使徒、か」


シンジ「次は……十五使徒、あいつか…」

921: 名無しさん 2013/09/29(日) 00:07:59.54 ID:NKfZWb4v0

……

マヤ「監視衛星から最大望遠で目標の存在を確認、距離、25000」

ミサト「動きは?」

日向「ありません、衛星軌道上に突然出現してから現時刻まで身動き一つ取ってません」

ミサト「…ポジトロンライフルは?」

青葉「射程距離外です、戦自の所有する陽電子砲も目標のATフィールドを突破するだけの出力を確保できずに狙撃に失敗しています」

ミサト「………そう、さて、どうしたもんかしら」

937: 名無しさん 2013/09/30(月) 07:30:10.23 ID:WnfXMgeO0

アスカ「………………」

弐号機『………』

ミサト「アスカ、目標に対して砲撃して、どうにかしてこちらに引き付けないとどうにもならないわ!!」

アスカ「………」

ミサト「……アスカ、返事は?」

アスカ「…聞こえてるわよ、一々確認してこないで」クンッ

弐号機『………』ガシャッ


ダンッ!!ダンッ!!

…………



アラエル『……………』


キィン!!


日向「ダメです、やはり距離がありすぎてATフィールドを突破できません」

ミサト「………向こうの出方を見るしかない、か…後手に回っても良いことないってのに」

青葉「…あの、初号機は出撃しないのですか?シンジくんならなんとか出来るんじゃ…」

ミサト「……初号機は凍結中よ、シンジくんは出てきたけど作戦には参加させられないの、碇司令の絶対命令でね」

マヤ「え、シンジくん司令の命令に従ってるんですか?」

日向「てっきり無視してやりたい放題すると思いましたよ」

青葉「だな、正直シンジくんって司令を顎で使うイメージがあるし」

ゲンドウ「………」

ミサト「………ゴホン、作戦中の私語は慎みなさい、みんな集中して」

ゲンドウ「…………」

冬月「……舐められているな、まあ、仕方なかろうがな」

938: 名無しさん 2013/09/30(月) 08:07:02.17 ID:9LYa7TDu0
アラエル『…………』

カッ!!

アスカ「……!!」

弐号機『…………!!』

日向「使徒から弐号機に対し正体不明の光源!!」

ミサト「…っ!!攻撃!?」

青葉「解りません!!各種センサーには感無し、肉眼のみでしか確認出来ません!!」

ミサト「弐号機への影響は!!」

マヤ「シンクログラフに若干の乱れがありますがそれ以外は…」

アスカ「……………あたしに触るな!!」

弐号機『……グォォォォッッ!!』ビキィィィン!!

マヤ「弐号機、肉眼で確認出来る程強力なATフィールドを展開!!シンクロ率も226.8%に上昇!!」

日向「正体不明の光源、尚も照射!!」

アラエル『…………!!』

ミサト「………どうなってるの、一体?」


939: 名無しさん 2013/09/30(月) 08:29:08.71 ID:G1/W4S0l0

アラエル『…………』


日向「…!!目標が衛星軌道上より降下開始、近づいてきます!!」

ミサト「……!!距離は!?」

青葉「現在高度24000…23950…23900……ダメです、未だ射程距離外!!目標が有効射程距離に到達するまで約3時間と5分17秒!」

アスカ「………っ!!」


マヤ「弐号機パイロット、シンクログラフの乱れが増大しています!!現状では支障は出ない程度ですがこれ以上増大すると危険です!!」

リツコ「……精神に触れているというの?あの光は?」

ミサト「……射程距離まで接近するまでアスカが無事な保証は無い、か……どうする…?」ギリッ


941: 名無しさん 2013/09/30(月) 08:50:11.20 ID:/pkPs/XY0

あたしに触れるな

あたしの心を覗こうとするな…

あたしを本当にわかってくれる奴なんていない

だから覗くな…

あたしはママだけ居れば良い。

だから触れるな

ママ以外はあたしをわかってなんかくれない

だから理解しようとなんてするな

ママ以外は敵だ

あたしをわかってくれない奴あたしを見てくれない奴あたしを騙そうとする奴みんなみんな全部敵だ、使徒も人間も関係ない。

…敵は殺せば良い、簡単だ。


942: 名無しさん 2013/09/30(月) 08:58:04.55 ID:lmyBWh1A0

その時、弐号機から光が溢れた。

その光は巨大な十字架のような形だった。

獣のような雄叫びを、憎しみに満ちた、声を。

弐号機は吼えた。

943: 名無しさん 2013/09/30(月) 09:11:44.91 ID:bxmFE4lM0

アラエル『…………!?』

弐号機『…ォォォ…!!』

ミサト「…状況は!!アスカはどうなったの!?」

マヤ「し、シンクロ率が350%に到達!!これは…先日の初号機の状況に酷似しています!!」

リツコ「なんですって!?何故…!?」

ミサト(………!!アスカまで…やっぱりエヴァには何か、あの子達に共通するものがあるの?)

944: 名無しさん 2013/09/30(月) 09:20:20.79 ID:hsZfP9Ee0

シンジ「……!!」

初号機『……………』

シンジ「…うん、こうなるから…アスカには知られたくなかったんだ」

初号機『…………』

シンジ「………行こう母さん、アスカを止めなきゃならないから」



シンジ「綾波が…アスカを殺してしまう前に」

初号機『……ォォォ…ヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!』バクン

945: 名無しさん 2013/09/30(月) 09:30:44.54 ID:T37PdSsj0

ゲンドウ「……………」

冬月「…唯の駒に過ぎん弐号機が目覚めるか…完全にシナリオから外れた事態だな」

ゲンドウ「…………レイ、聞こえるか」

綾波「はい」

零号機『…………』

ゲンドウ「ドグマに降りて槍を準備しろ」

綾波「……はい」

零号機『…………』ズンッ

冬月「……ロンギヌスの槍を使うのか?老人達が黙っておらんぞ」

ゲンドウ「構わん、事態は急を要する」

冬月「…標的はどちらなのだ、使徒か、それとも…」

ゲンドウ「…………」

947: 名無しさん 2013/09/30(月) 18:49:56.87 ID:eSYIzTxP0

カヲル「………これは…」

4号機『………』



弐号機『ヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!』


カヲル「………エヴァの暴走? これが…」

ミサト「渚くん!!弐号機から可能な限り距離を取って!!今の弐号機が敵味方の区別が付くか不明な以上近くに居るのは危険よ!!」

カヲル「…しかし!!使徒はどうすれば!?」

ミサト「………っ…!!わかってるわ、今碇司令に初号機の出撃を要請するから、なんとか持ちこたえて!!」

カヲル「…く…綾波も後退して僕一人…どうすれば…!!」

948: 名無しさん 2013/09/30(月) 19:11:44.19 ID:p7NcYkUU0
ミサト「…碇司令、状況は一刻を争います、初号機の出撃許可を!!」

ゲンドウ「駄目だ」

ミサト「司令!?弐号機が都合良く使徒を攻撃して、殲滅後活動を停止する保証などないのですよ!?」

ゲンドウ「命令に変更はない、初号機は現状のままだ」

ミサト「…………このままでは最悪の場合、使徒のセントラルドグマへの侵入を許してしまう可能性があったとしてもですか?」

ゲンドウ「…………」

ミサト「…………」

ミサト(………まるでそれだけは無いとでも言いたげね、なにか、現状を打破するものが存在するの?……レイを下がらせた理由はそれ?槍って何なの?)ギリッ

リツコ「……………ミサト、冷静になって…指揮に支障が出るわよ」

ミサト「…もう作戦指揮なんてあって無いようなものよ…!!私では解らない事が多すぎる…!!」

リツコ「………………」

ミサト(私には知る権利すらないの?何も知らないままで、あの子達に命令をしなくてはならないの?そんな事が許されて良いの!?)

ミサト(……誰か教えて、加持くん……お父さん…)ギュ

949: 名無しさん 2013/09/30(月) 20:01:56.30 ID:UBlPXTyx0

マヤ「……葛城三佐!!初号機が!!」

ミサト「……シンジくん!?」

ゲンドウ「……!!」ガタッ

初号機『ヴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!』バクン

マヤ「し、初号機が起動!!ゲージを破壊して射出カタパルトへ向かっています!!」

ミサト「……碇司令!!」

ゲンドウ「………シンジ、今すぐ初号機から降りろ、命令違反は許さんぞ」

シンジ「………父さん、ロンギヌスの槍は誰に向けさせるつもり?」

ゲンドウ「…………」

シンジ「綾波は父さんの道具じゃない、アスカも、カヲルくんも、ミサトさんもリツコさんもみんなそうだ、リリンが…人が人を道具として使うなんてそんなもの間違ってるんだよ」

ゲンドウ「…………シンジ、それは…」

シンジ「子供の意見だよ、わかってる、でも…間違ってるなんて言わせない」

冬月「……耳が痛いな」

リツコ「……………」

シンジ「結局父さんは変わらない、あんなに苦労して小さい頃からいびってビビらせて、僕に対しては産まれたての小鹿みたいな反応するようにしたのになにも…!!」

ゲンドウ「…やはり意図的にか、シンジ」

シンジ「……もういいよ父さん、父さんと話すことはもうない、アスカは殺させない…!!」

ミサト「…っ!!アスカを?」

ゲンドウ「……………」

冬月「……やはりか、碇…来るべき時、最後の敵と戦う手駒を今捨てるつもりか、間違いなく量産型と対峙する事となるのはお前も承知だったはずだぞ?」

ゲンドウ「既に我々のシナリオなど宛にはならん、今は最優先で障害となりうるものを排除する、それだけだ」

950: 名無しさん 2013/09/30(月) 20:27:33.28 ID:pOmKjHhW0

シンジ「ミサトさん、無理を承知でお願いします、僕を地上まで射出して下さい」

ミサト「……シンジくん」

ゲンドウ「…………」

マヤ「し、シンジくん!!碇司令の命令がなければあなたを出撃させる訳には!!」オドッ

リツコ「…マヤ、止めなさい、あなたの説得に応じるなら初めからこんな事しないわ、シンジくんは」

マヤ「で、でも…」

ミサト「………」

リツコ「ミサト、どうするの?」

ミサト「……シンジくん、命令違反は厳罰対象よ、わかってるわね?」

シンジ「ええ、もちろん」

ミサト「……ならいいわ、日向くん」

日向「…了解です、エヴァ初号機は直ちに拘束、緊急事態の為カタパルトデッキの予備リフトへ一時固定します、シンジくん、すまないが自力でリフトに上がってくれ」

シンジ「了解です」

初号機『…………』ズンッ

日向「…よし、セーフティレバー固定、一時的に初号機の拘束を行います」カタカタ

バシュゥゥゥゥ!!

日向「あ、間違えた」テヘ

青葉「…おいおい、そんなミスすんなよ?あーあ、戦闘区域直行ルートに設定してあるじゃないか」

日向「ヤバいな、こりゃ下手したら解雇だな…どうしましょう葛城さん?」

ミサト「間違いは誰でもするわ、気にしないで日向くん、ありがとう…」

日向「…いえ、処罰は受けますよ、けじめですから」

ミサト「……そうね、私も付き合うわ、責任者は責任を取るためにいるんだしね」ニコリ

青葉「…ヒュー、カッコイー!」

ゲンドウ「……………」

冬月「…こういった時、人望というのは必要だと感じるな碇よ」

ゲンドウ「…ああ」

951: 名無しさん 2013/09/30(月) 20:50:18.67 ID:Nf5UqkFM0

…………

アラエル『………………』


弐号機『…ヴォォォォ…!!』


カヲル「…使徒には攻撃は届かず、弐号機はあの状態……僕に出来る事は何がある?」

4号機『……………』

カヲル「……お前も下手したらあんな風になるのかな?4号機…?」クスッ

弐号機『………ガァァァァ!!』

ガンッ!!

カヲル「見境なく暴れてる…どうしてだ?何をそんなに憎んでる?惣流さん」クンッ

4号機『……………』ダッ!!

カヲル「……使徒への対応は現時点で僕には出来ない、なら…せめて弐号機を止めなくては!!」

4号機『……………』ブンッ!!

弐号機『………ゥゥ…!!』

ズダンッ!!

カヲル「ッ!!早い!!」

4号機『…………』ズシャ!!

弐号機『ガァァァァ!!』キィィィン!!

カヲル「ATフィールド?!まずい!!」

4号機『…………!!』キィィィン!!

弐号機『………!!』

カヲル「ふぃ、フィールド全開!!」ギリッ

4号機『…………』キィィィン!!

カヲル「……な、なんとか耐えた…けど!!」ギギギ…

弐号機『…ガァァァァ…!!』グググ…

バァン!!

カヲル「っ!!突破され!?」

ガッ!!

カヲル「かはっ?!ぐ…!?」グググ…

4号機『………っ!!』ギチギチギチギチ…

弐号機『ォォォ!!!!』グググ

カヲル「い、息が……!!」

952: 名無しさん 2013/09/30(月) 21:13:23.95 ID:Mq/YKjMc0

カヲル「ま…ず…」グググ…

4号機『………!?』ギチギチ

弐号機『…ォォォ…』


『……邪魔するな、殺すわよ?』

カヲル「…!?そ、惣流さん…?」

弐号機『………!!』ピクッ

カヲル「…?な、に…?」

ズズン…

4号機『』

弐号機『………………』

ガダンッ!!

初号機『……………』

カヲル「…!!初号機…シンジくん?」

シンジ「カヲルくん!?大丈夫!?」

カヲル「な、なんとか…」

シンジ「よかった、無事なんだね?」

カヲル「…うん、でも……僕より弐号機だ、暴走したまま暴れて手が付けられない」

シンジ「……わかってる、だから僕が来たんだ…どうにか出来るように」

初号機『……………』ズンッ

弐号機『…ォォォ!!!!』

シンジ「……使徒は…あそこか…」チラッ


アラエル『……………』

シンジ「…カヲルくん、頼みたい事がある、動ける?」

カヲル「……ああ、大丈夫だよシンジくん、何をすれば良いの?」

シンジ「アスカは僕が止める、だから…カヲルくんは使徒をお願い」

カヲル「使徒を?でも、どうやって…」

シンジ「…そろそろ綾波がドグマから槍を持ってくる、その槍を使えば使徒は一撃で消し飛ぶ」

カヲル「…槍?」

シンジ「…そう、槍だよ…綾波を説得しても良いし、無理なら奪ってでも使徒に槍を投げて欲しい」

カヲル「…奪う?よく理解出来ないな、そんな強力なものなら尚更使徒に対して使うはずじゃ」

シンジ「……綾波は、父さんの命令には逆らわない、弐号機を殲滅対象にしてるはずだ」

カヲル「……なんだって?何故…」

シンジ「説明してる時間は無い!!お願いカヲルくん!!」

カヲル「…わ、わかった!!」

953: 名無しさん 2013/09/30(月) 21:41:03.86 ID:Tpoj/U+L0

弐号機『…ヴォォォォ!!』

シンジ「…アスカ!!」

初号機『…………ォォォ!!!!』

ガッ!!

弐号機『…ガァァァァ!!』グググ

初号機『…ォォォ…!!』ギチギチ

シンジ「……!!もうほとんど同化してる!?アスカぁ!!」

初号機『ヴォォォォ…!!』ブンッ!!

弐号機『…!!』ズダンッ!!

シンジ「アスカ!!やめろ、こんな事なんにもならない!!アスカ!!」

『…だまれ』

弐号機『ガァァァァ!!』キィィィン!!

シンジ「ぐっ!?がぁ!?」ズキン

初号機『……!!』ブシュッ

シンジ「…ぐ…肩が……くそ、アスカ!!」

『…うるさい、ウソつきの癖に』

『ママがこんな姿に自らなる訳なんかない』

シンジ「…ッ!!フィールド!!」

『あたしが一番ママに一緒に居て欲しかった時にママはあたしをひとりぼっちになんかしない』

初号機『グォォォ!!』キィィィン!!

『ママはあたしを利用する為に犠牲になったんだ、絶対にそうだ、間違ってなんか無い』

弐号機『……グォォォ!!』ダンッ!!

『だから、だから殺す、殺すのよみんな、ママを見殺しにしたパパも、ママからパパを取り上げたあの女も、ママとあたしを利用して裏で何かしてる連中も、ひどい事ばっかり言ってあたしとママをいじめるウソつきも全部全部全部全部!!』

シンジ「………!!くっ!!」

初号機『…………』

アスカ『消えろ!!みんなみんな!!嫌な奴みんな!!消えちゃえ!!』

弐号機『………!!』

954: 名無しさん 2013/09/30(月) 22:00:41.85 ID:AhMyhfbn0

………

綾波「…………」

零号機『…………』グググ…

綾波「……命令は、弐号機の暴走阻止、この槍を使って」

零号機『…………』

綾波「ロンギヌスの槍で貫けば停まる、でも、死ぬ」

綾波「……………セカンドは間違いなく死ぬ、弐号機の心と共に」

綾波「…ごめんなさい」クンッ

零号機『…………』ダンッ!!

カヲル「待ってくれ」

4号機『…………』ガシッ

綾波「……フィフス…渚くん」

カヲル「…本当に撃つの?仲間を」

綾波「………命令だから」

カヲル「命令なんて関係ない、僕が聞きたいのはキミの意思だ」

綾波「………私の、意思?」

カヲル「そう、キミの中の正直な思いを僕は聞きたい、綾波は惣流さんを本当に撃って良いと思うの?」

綾波「…でも、碇司令は」

カヲル「だから、違うんだよ、それは他人の意見に忠実なだけだ、キミの意思じゃない」

綾波「……私は…」

カヲル「…僕は聞いたよ、今、弐号機を討とうとしたキミは確かに言ったんだ」



カヲル「ごめんなさい、って…!!」

綾波「……………」

955: 名無しさん 2013/09/30(月) 22:16:23.92 ID:mk2rm1D40

カヲル「その言葉の意味、わからない訳じゃないよね?」

綾波「………私は」

カヲル「惣流さんを殺したい?それとも、殺したくない、どっちなのか聞いてるんだ、僕は」

綾波「………でも、命令は従わなくちゃだめだから」

カヲル「キミは人形かな?命令に従うだけの操り人形」

綾波「……私は人形じゃない」フルフル

カヲル「なら、もっと考えて、従う事しかしないっていうのが正しいなんて誰言わないし、言ったらダメなんだ」

綾波「………自分の、意思…」

カヲル「そう、それが生きるって事だろ、きっと…」

綾波「…………」

カヲル「…それに」クルッ

綾波「………?」

カヲル「弐号機の暴走を止めるのが命令なら、シンジくんに任せた方が上手く行くよ、きっとね」

綾波「……碇くん…?」

カヲル「…そう、だから、僕らはその槍を別の標的に使うべきだ、ほら」

綾波「………!!」



アラエル『…………………』

カヲル「……あれ、放置は出来ないだろ、綾波」ニコリ

綾波「……………わかった…」コクリ

956: 名無しさん 2013/09/30(月) 22:32:25.53 ID:q+WX2K0J0

ガクンッ

アスカ『………!?なに…?』ガチガチ

弐号機『……………』

シンジ「…止まった?アスカ、おばさん…?」

初号機『…………』

アスカ「………ママ!?なんで動かないの!?あたしはママの為に!!」

弐号機『…………』

アスカ「…………え…?なんでママが謝るの?ママは悪くないんでしょ!?」

シンジ「………そっか、おばさんが止めてくれたんだ」

初号機『……………』

アスカ「違う、違う違う違う違うぜったいに違う!!どうしてそんな事言うの!?ママはそんな事なんかしないもん!!」

弐号機『……………』

シンジ「……アスカ、なら、アスカも直接会って、本当の事聞いてみなよ」

初号機『…………』

アスカ「……直接?どういう事?」

シンジ「僕と同じだよ、エヴァの中に溶け込むんだよ、僕はそこで母さんと会ってる、エヴァっていう殻ごしじゃない、本当の意味での母さんそのものと」

アスカ「……え」

シンジ「アスカなら出来るよ、大丈夫、サルベージは慣れてるから」

弐号機『…………』

アスカ「……ママ…わかった、やってみる」


957: 名無しさん 2013/09/30(月) 22:42:58.83 ID:Nf5UqkFM0

シンジ「…じゃあ、行くよ、アスカ」

アスカ「…………ママ…!!」ギュ

弐号機『…………………』




アラエル『…………!!!!』


ググググ…グボォ!!


ボッ!!


カヲル「……本当に一撃か、なんて威力なんだ…」

綾波「……………」

カヲル「…この選択が正しいかどうかは、時間がたてば分かるよ、綾波」

綾波「……ええ、でも、少しだけ心が軽い」

カヲル「ホッとしたのさ、誰だって友達を殺せだなんて命令、嫌なんだからさ」

綾波「友達?」

カヲル「あれ?違った?」

綾波「わからない、考えた事、ないから…」


970: 名無しさん 2013/10/01(火) 20:46:01.88 ID:xVxgAeMO0

…………

……………

………………

アスカ「…………ここは…」


アスカ「………エントリープラグの中? 」


アスカ「…………!!」

『……………』

アスカ「……ママ…」




『ゴメンね、アスカちゃん』


……………

………


971: 名無しさん 2013/10/01(火) 21:03:42.57 ID:RfQzgCn20

マヤ「………弐号機、完全に活動を停止しました」

ミサト「……シンジくん、なんとか出来たのね」

リツコ「マヤ、弐号機のプラグ内部の映像、出せる?」

マヤ「はい、メインモニターに映します」


『』


ミサト「…これは、シンジくんの時と同じ…」

リツコ「…活動停止の直前、シンクロ率があの時のシンジくんと同等の数値まで上昇していたわ、もしやと思ったけれど案の定ね」

ミサト「……サルベージプログラム、弐号機にも使えるわよね?」

リツコ「ええ、すぐに準備するわ」

シンジ「待って下さい」

ミサト「シンジくん、どうして?」

シンジ「ほんのすこしで良いんです、二人っきりにさせてあげて下さい」

ミサト「……二人?」

リツコ「……どのくらいの時間かしら?あまり悠長に待ってもいられないわよ?」

シンジ「…………数時間で構わないですよ、多分、それだけあれば自分なりに納得する答え、見つけられると思います」

リツコ「…そう、わかったわ」

ミサト「…私にも教えなさいよ、いい加減除け者は嫌よ私は」

マリ「そーだそーだ!」


973: 名無しさん 2013/10/01(火) 21:32:17.21 ID:mP6DxyiN0

ゲンドウ「……………」

冬月「これで良かったのか、碇よ」

ゲンドウ「………さあ、な………だが、邪魔な存在であったロンギヌスの槍、あれを回収不能にしただけでも良しとする他ないな」

冬月「シナリオ通りに事が運ぶのか?私はそこが疑問だよ」

ゲンドウ「………運ぶさ、多少筋書きが変わろうとも本筋は変わらん、今日ようやくその確信を得られた」ニヤリ

冬月「…弐号機の件か」

ゲンドウ「ああ、俺は自らのシナリオを一度破綻させる覚悟であれの処分を下した…だが」

冬月「結果は弐号機は残存…ロンギヌスの槍は貴様の本来の筋書き通り使徒の殲滅に使用され、誰の手も届かぬ空の彼方か…」

ゲンドウ「それを促したのは紛れもなくシンジだ、あれの意思はどうなのか知らんがな」

冬月「そして、アダムも手の内か…」

ゲンドウ「ああ、駒は揃いつつある」カシュ

カパッ


『UCCコーヒー(フィギュア付き)』

ヒラリ

「何回同じ手に引っ掛かるの父さん?」

ゲンドウ「………」

冬月「………」

ゲンドウ「………」カシュ、グビグヒ

ゲンドウ「我々の目指すものは後少しだ、冬月」ゲフ

冬月「…………そうか、そうだとよいな…」

974: 名無しさん 2013/10/01(火) 21:49:22.93 ID:3VWA5G9u0

……数日後

アスカ「………ん…ここは…?」

シンジ「アスカ、気が付いた?」

アスカ「…………ベッドの上、病院?」ムクリ

シンジ「うん、エヴァの中からサルベージされてもう2日過ぎてる、その間ここでずっと寝てたんだ」

アスカ「………そっか、そうね」キョロキョロ

シンジ「アスカ?キョロキョロしてどうしたの?」

アスカ「え、ああ…久しぶりだからね、つい」

シンジ「…確かにアスカはあんまり病院の世話にならないかな、そっか」

アスカ「いや、生身の身体が久しぶりだから?」

シンジ「え?」

アスカ「うん」

シンジ「どういうこと?」

アスカ「シンジくん気付いてくれないのね」

シンジ「はい?」

アスカ「ちなみにアスカちゃんはまだ寝てるわよ、一緒に居るけど」

シンジ「んん?」

アスカ「アスカちゃんが私がエヴァの中に居るのは可哀想だからって、無理矢理ね?」

シンジ「………………………………………………………………………………おばさん?」ダラダラ

アスカ「あ、やっとわかった?鈍感ねぇユイさんの言った通りだわ」ニコリ

シンジ「どうなってんだこれ」

アスカ「あ、そうそう」チョイチョイ

シンジ「………なんですか」

アスカ「おばさんはヤメテ」ジロリ

シンジ「………」

975: 名無しさん 2013/10/01(火) 22:04:15.78 ID:RL6MBO7p0

…………

リツコ「…ありえないわ」ゲンナリ

シンジ「ですよね、僕もこれは未経験です」

アスカ「そうかしら?一つの身体に魂が二つっていうのはそこまで珍しい事ではないわよ?二重人格とか精神疾患の類いではあるけれど稀にこんな感じの事例も…」

リツコ「聞いたことないわ、しかも貴女の場合後天的で人為的じゃないですか、科学と医学を馬鹿にしてるわ!!」

シンジ「…どうするんですかこれから」

アスカ「私がアスカちゃんの身体に引っ越ししちゃったからパイロットは無理ねぇ?とりあえず普通の中学生をアスカちゃんと楽しもうかしら?」

リツコ「……弐号機のコアがまっさらな状態になってたのはこれがげんい

977: 名無しさん 2013/10/01(火) 22:18:07.66 ID:R0ympRGz0

リツコ「…弐号機のコアがまっさらな状態になってたのはこれが原因な訳ね……どうしてくれるのよ貴重な戦力を!!」

アスカ「アスカちゃんをエヴァに乗せるのはおしまい、だから諦めて」

シンジ「……それが理由ですか?」

アスカ「私はね、自分が誰に恨まれようと自らの進む道を変えようとなんて思わなかったの、だからあの実験の被験者にもなった、それが例え、誰かに仕組まれ、利用される為のものだったとしても」

アスカ「……でもね、この子は別、この子まで利用されるのは耐えられない」

シンジ「………」

アスカ「ずっと後悔してた、ずっとこの子に謝ってた、人として守る事が出来ない事に、母親である事を捨ててしまった事を…」

アスカ「…だからね、シンジくんには感謝してる、ありがとう」

シンジ「…おばさん」

アスカ「だからおばさんはヤメテ」ジロリ

979: 名無しさん 2013/10/01(火) 22:44:53.58 ID:Lc2A1te/0

-ゼーレの間-

『先の弐号機の件、もはや静観しうる事ではない』

『忌むべき存在であるエヴァ、その弐号機までもが単なる駒という範疇を越えた、由々しき事態だよ』

『問題は目覚めた事などではない…その先だ』

『魂の流動、よもやこんな簡単にしうるものか?』

『全てはエヴァ、その存在が我々の計画に影響を与えておる、今回の事態は我々の目指すものを不完全ながらも形にしたと言える』

『…だが、あまりにも歪過ぎる』

『なればこそ我々も対応を考えねばならないな』

『…全ては、人類補完計画の為に』

『まずは、シナリオを完遂させねばならない、ネルフはその為に存在する』

『残る使徒は二体』

『ダブリスよ』

「…………聞いていたよ」

『……貴様が何を知るのか、それは我々とて知り得ぬ…だが…』

『貴様は神などではない、それだけは心しておけ、よいな?』

シンジ「………神?」



シンジ「…知ってるよ、そんなこと」


983: 名無しさん 2013/10/01(火) 23:05:50.20 ID:Lc2A1te/0

次 ス レ 予 告

テーンテテーテテーテテテテーテテーテーンテテーテテー♪

繰り返す命、止まらぬ連鎖、その環の中で戦い続けた少年、碇シンジ。

何故繰り返すのか?

何故、自分なのか?

その答えのあるのは過ぎ去った過去なのか、それとも未だ見ぬ、結末の中か。

次回、次スレ
シンジ「強くてニューゲーム2」ーシ者、転生ー

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