1: 名無しさん 2020/01/16(木) 19:53:25.918 ID:wBBOL40V0
『この先危険な崖のため立ち入り禁止』

根暗少女「……」

男「>>3

引用元: ・自殺に来た根暗少女「……」 男「>>3」

3: 名無しさん 2020/01/16(木) 19:53:53.872 ID:7dfksWVsd
キモ

8: 名無しさん 2020/01/16(木) 19:56:07.270 ID:wBBOL40V0
男「キモ」

根暗少女「……っ」 ビク

根暗少女「……」 キョロキョロ

男「……」 ジィ

根暗少女「私……?」

男「>>10

10: 名無しさん 2020/01/16(木) 19:56:28.310 ID:3CjUv7jV0
きもがすわってるんだな

15: 名無しさん 2020/01/16(木) 19:58:02.981 ID:wBBOL40V0
男「肝が据わってるんだな」

根暗少女「あの……何の話か、分からないです……」

根暗少女「私、急いでるので……」

男「>>18

18: 名無しさん 2020/01/16(木) 19:59:25.466 ID:eNphh8g50
俺は未来から来た

24: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:01:19.925 ID:wBBOL40V0
男「俺は未来から来た」

根暗少女「未来……?」

男「君に会うためにね」

根暗少女「わ、私と会って、何になるんですか……」

男「それは>>25

25: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:01:21.801 ID:KgSMnNUq0
期待

29: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:03:42.751 ID:wBBOL40V0
男「それは期待だよ」

根暗少女「期待……?」

男「俺は君に期待してるんだ」

根暗少女「や、やめてください」

根暗少女「私は、誰かに期待されるような人間じゃ、ありません」

根暗少女「だって私にもう、未来なんてありませんから……」

男「>>32

31: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:04:12.446 ID:wBBOL40V0
kskst

32: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:04:14.648 ID:3CjUv7jV0
あの、死ぬ前にアマギフくれませんか?

37: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:05:49.405 ID:wBBOL40V0
男「あの、死ぬ前にアマギフくれませんか?」

根暗少女「お金も、ないです」

男「そこをどうにか」

根暗少女「ごめんなさい、私何もないんです」

根暗少女「あの、お願いですから、もう放っておいてください」

男「>>39

39: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:05:59.436 ID:16syeJhL0
俺も自殺しようとしたんだけどなお前の死体がクッションになって
ギリギリ死ねなかったんだよだからお前を止めに来た君が自殺しなければ俺は死ねたはずだ

43: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:09:24.116 ID:wBBOL40V0
男「俺も自殺しようとしたんだけどなお前の死体がクッションになって
  ギリギリ死ねなかったんだよだからお前を止めに来た君が自殺しなければ俺は死ねたはずだ」

根暗少女「……ふっ、ふふふっ」

根暗少女「私って、死んでも人の邪魔をしちゃうんですね……」

男「俺の話を信じてるのか?」

根暗少女「わからないです。でも、きっと私なんかより他の人の方が、正しいに決まってるから」

根暗少女「だから多分、私はやっぱりあなたの邪魔をしちゃうんです……」

根暗少女「わかりました。私、他の場所で死にます。ご迷惑おかけしました」

男「>>46

46: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:10:14.108 ID:RWLhx/5pd
何かの縁だ飯でも食いにいこう

58: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:14:07.653 ID:wBBOL40V0
男「何かの縁だ飯でも食いにいこう」

根暗少女「ご飯、ですか?」

男「どうせお互い死ぬんだ、そのくらいいだろ?」

根暗少女「私なんかと一緒に食べたら、ご飯がまずくなっちゃいますよ」

男「ならないから」

根暗少女「……お金、ないですよ?」

男「いいからいいから」


男「この店でいいよな?」

根暗少女「ここって>>61

61: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:14:36.400 ID:RWLhx/5pd
サイゼリヤ

68: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:19:04.970 ID:wBBOL40V0
根暗少女「ここってサイゼリヤですか」

男「ここなら安く済むしな」

店員「いらっしゃいませー。2名様でよろしかったですか?」

男「はい」

店員「それでは席にご案内いたしまーす」


男「何にする?」

根暗少女「私、あまりこういうお店に来ないので」

男「じゃドリアとピザ、サラダとドリンクに、摘まめる物を適当に……と。こんなもんでいいか」

根暗少女「……あの」

男「うん?」

根暗少女「なんで、死のうとしてるんですか?」

根暗少女「私なんかと違って、全然生きてて楽しそうなのに……」

男「>>72

72: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:19:52.052 ID:3CjUv7jV0
すいません、あと村岡バーガーひとつ

76: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:22:50.495 ID:wBBOL40V0
男「すいません、あと村岡バーガーひとつ」

根暗少女「……私、そういう冗談嫌いです」

男「お、やっと表情変わったな」

根暗少女「えっ?」

男「君の怒った顔が見れた」

根暗少女「……こういう時って、どう反応すればいいんですか?」

根暗少女「なんか……困ります……」

男「>>80

80: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:23:34.984 ID:3CjUv7jV0
あとピザ3追加で
エスカルゴ5皿も

87: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:27:04.723 ID:wBBOL40V0
男「あとピザ3追加で。エスカルゴ5皿も」

根暗少女「……ふっ、ふふふっ、食い意地張りすぎです」

男「君も一緒に食べるんだぞ?」

根暗少女「わ、私そんなの無理です」

男「いいや、ダメだね。食べるまでは死なせないぞ」

根暗少女「そ、そんなぁ」


根暗少女「う、うぅ、もうダメぇ」

男「後は俺が食べるよ」

根暗少女「……人と一緒に食べるご飯って、こんなに楽しいんですね」

男「>>90

90: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:27:31.182 ID:8DZpMENid
ちょっとトイレ

103: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:31:17.442 ID:wBBOL40V0
男「ちょっとトイレ」

根暗少女「あ、はい」

男「……」 スタスタ ジョボボボホ キュッキュ

男「さてと、>>107

107: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:31:42.709 ID:3CjUv7jV0
窓から帰るか

122: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:36:02.927 ID:wBBOL40V0
男「さてと、窓から帰るか」

男「よいしょっと」 スタッ


店員「いらっしゃいませー……?」

男「……」

店員「ええと、お忘れ物……ですか……?」

男「1名様です」

店員「あ、はい、ご案内します。……こちらへどうぞ」

男「ドリンクのみで」

店員「あ、はい」

根暗少女「……」

男(向こうはまだ気付いてないな)

男「よし、>>125

125: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:36:31.784 ID:nFOzmpnqa
婚約指輪は買えた

136: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:38:41.738 ID:wBBOL40V0
男「よし、婚約指環は買えた」 キラ

男「近くに宝石屋があって本当によかった」

男「ふぅ、心の準備もできた。行くか」 スタスタ

根暗少女「あ……おかえりなさい」

男「これを見てくれ」 キラ

根暗少女「これ……指環、ですか?」

男「ああ、>>142

142: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:39:19.508 ID:UglliYApa
君の赤ちゃんと結婚したい

166: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:44:02.733 ID:wBBOL40V0
男「ああ、君の赤ちゃんと結婚したい」

根暗少女「ど、どうしてそれを……!」

男「君のお腹に子供がいる事か? 言ったろう、俺は未来から来たんだ」

男「君はその事を誰にも言えずに死のうとしてたんだろう?」

根暗少女「だ、だって、こんな事……!」

男「聞いてくれ。俺は君に、君の子供と一緒に生きて欲しいんだ」

男「そんな未来を君に期待したいんだ」

176: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:47:59.523 ID:wBBOL40V0
根暗少女「……この子が、私の娘があなたと未来で結婚するんですか?」

男「ダメかな?」

根暗少女「……そんな、ずっと先の事、私分かりません」

根暗少女「でも、私がこの子と生きる事に、意味があるなら……」

根暗少女「……生きてもいいかなって、思います」

男「ありがとう。それじゃあ俺はもう行くよ」

根暗少女「あの! ……ありがとう、ございました」

根暗少女「それと……私、あなたのこと、ちょっとだけ好きでした」

男「>>185

185: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:49:14.668 ID:3CjUv7jV0
よかった…(もとの時代に戻る)

210: 名無しさん 2020/01/16(木) 20:55:05.848 ID:wBBOL40V0
男「よかった……」 スゥゥゥ

根暗少女「あ……」

根暗少女「……さようなら」


「ねえお母さん、その指輪ってそんなに大切なものなの?」
「……この指輪はね、私の好きだった人がくれたの」
「へえ、なんかいいね。お母さんが羨ましいかも」
「どうして?」
「だってお母さん、その指輪を見てる時って幸せそうなんだもん」
「……そうね、これはあなたにあげるわ」
「え、いいの?」
「ええ。きっとこの指輪を持っていれば、あなたも素敵な人と出会えはずよ」
「ありがとう、お母さん!」

「……きっと、また会えるわよね」

おしまい