1: 名無しさん 2020/03/23(月) 16:56:09.598 ID:3uJ0EOrL0
勇者「……え?」

魔法使い「はい」

勇者「いや、はいじゃないが」

魔法使い「…なんすか、断った方が良かったんすか」

勇者「そうじゃなくて、いやにあっさりだな」

魔法使い「もうすでに長い付き合いじゃないっすか、魔王も倒して世の中もある程度平穏を取り戻してきたからって告ってきたわけでしょ勇者様?」

勇者「そうだけど…そうだけどさ。なんか俺の思ってた反応と違うっていうか」

魔法使い「どんなのを御所望で?」

勇者「もっと…ドギマギしてくれるかと思ってた」

魔法使い「私がですか?私にそんな僧侶さんみたいなウブな反応を求められても困るっす」

勇者「えぇ…ええぇぇぇ、俺だけ?俺だけなのか!?今日お前に言うって決めてたせいで昨日眠れなかったのに!!」

魔法使い「ええわかります。くっきりとクマも出来てるし、もう可愛いんだから勇者様」

勇者「つか何?婚姻?結婚!?俺でいいの???というかその口ぶり、元々そのつもりだったの!?」

魔法使い「何を今更ダラダラと交際しようとしてるんスか、こちとら勇者様の前でゲボ吐いたり、泣き顔見られたり、瀕死のザマ晒したり、挙句の果てに温泉で裸まで披露してたりするんスよ?勇者様が貰ってくれなきゃ色々と手遅れな女なんすよ」

勇者「いやその節はほんとすまんかった」


みたいなヒロインのいるRPGがやりたい

引用元: ・勇者「結婚を前提に付き合ってください」魔法使い「え、なんなら今すぐ婚姻してもいいっすよ」

20: 名無しさん 2020/03/23(月) 17:19:58.767 ID:3uJ0EOrL0
勇者「いやでも!ほら大事じゃん交際期間っていうか、お互いのこと知る時間っていうか」

魔法使い「私、勇者様の事なら知らない事はなんにもないっすけど」

勇者「知り尽くされてるの俺!?」

魔法使い「勇者様について論文書いて学会に提出すらできる自信すらあるっす」

勇者「本当にやりかねないなお前!」

魔法使い「逆に私の何を知りたいんっすか?」

勇者「え……?」

勇者「う、うーーん?ちょっと待ってくれ、知らない事…知らない事……」

魔法使い「ほら、そりゃ人間全部を全部とはいかないでしょうけど、勇者様も充分すぎるくらい私の事を知ってくれている筈っす」

勇者「……そりゃ仲間の事はちゃんと知っておかないと…あんな戦いには挑めないからな」

魔法使い「まあそこで私の事を単なる仲間だと思っていたからこの状況に陥っているんでしょうけど」

勇者「で、でもほらデートとかしてみたいじゃん!!恋人とどっか出かけるの夢だったんだよ俺!」

魔法使い「またこの男は…じゃああれは?魔法都市で田舎者の私を連れ回してくれた事があったじゃないっすか」

勇者「いやまあ覚えてるけど」

魔法使い「他にもみんなで海に行った時、砂浜を二人きりで歩いて夕焼けを眺めたじゃないっすか」

勇者「あ、うん」

魔法使い「イーグルに二人乗りして空中庭園飛び回ったり」

勇者「…おう」

魔法使い「バザールでショッピングした時、ラピスラズリの首飾り選んでくれたのもポイント高いっす」

勇者「いや、あれは魔法の道具だろ」

魔法使い「デートなんかたっくさんしたじゃないっすか」

勇者「で、デートだったのか!?あれ」

魔法使い「世間一般的にはあれはデートっす。……それとも違ったんすか?」

勇者「ッ!…違わない……のか?」

魔法使い「私はデートだと思ってたっす、あとところどころ勇者様がドギマギしてたのも知ってるっす」

勇者「言えよ!!」

29: 名無しさん 2020/03/23(月) 17:40:44.339 ID:3uJ0EOrL0
魔法使い「デートなんか結婚したって、いくらでも行けるんですからどーでもいいっす」

勇者「お前の恋愛観がわからない…悲しい」

勇者「ん…?恋愛?つかこれだけは聞かせてくれ?お前俺のこと好きなの?」

魔法使い「いや、結婚したい相手が好きじゃないわけないでしょう。それともなんすか、私が世界を救った勇者の玉の輿を狙ってる打算だらけの女に見えるんスか?」

勇者「いやお前普通にそういうタチ悪い事しそうだしなぁ」

魔法使い「なっ…!ゴホン、んまあそういう風にに見られがちな性格なのは自覚してるっす」

勇者「普段が普段だからなぁ、それで?」

魔法使い「それでって?」

勇者「…俺の事どう思ってるんだ?」

魔法使い「さっき言いませんでした?」

勇者「ハッキリ言ってくれないと、俺は鈍感だからわからないんだ」

魔法使い「言って欲しいだけでしょ勇者様」

勇者「言ってくれよぉ、それくらいいいだろぉ?」

魔法使い「めんどくさいなこの男…」

魔法使い「私は勇者様の事を愛しています。本当っす。私の故郷をボロボロになりながら守ってくれた時に気になり始めて、私が泣いてた時に側にいてくれた時にはもうメロメロでした」

勇者「……あの時からだったのか?」

魔法使い「あの時の私、相当めんどくさい奴だったと思ってるっす。でも勇者様はずっといてくれた。正直この人しかいないって思ったっす」

勇者「そっか、そうかぁ…アハハ~」

魔法使い「嬉しそうっすね」

勇者「まぁな~」

31: 名無しさん 2020/03/23(月) 17:55:29.206 ID:3uJ0EOrL0
魔法使い「もういいでしょ、ていうか勇者様。私には好きって言わせましたけど、あんたまだ私に対して好きって言ってないっすからね?」

勇者「え?そうだっけ」

魔法使い「結婚を前提に付き合ってくださいって言っただけっす」

勇者「あ、本当だ。そっか言ってないのか…大丈夫だ俺も本当にお前のこと……」

魔法使い「あーいいっすいいっす。分かってますし、これ一つ貸しにしとくんで、夕食でも食べながら今後の予定でも考えるっす」

勇者「……」

勇者「待て魔法使い」

魔法使い「…どうしたんすか突然手ぇ引っ張って」

勇者「俺たちは夫婦になるんだろ!夫婦で貸し借りはなしにしたい」

魔法使い「勇者様…?」

勇者「俺はお前の事が大好きだ。大、大、大好きだ!!」

魔法使い「……!」

勇者「だから、結婚………するのは決まってるんだよな…んーつまり…えっと」

魔法使い「」

勇者「魔法使い?」

魔法使い「……」

勇者「もしかして、照れてるのか?」

魔法使い「…だから、貸しにしたかったんすよ、こんな顔、見せたくなかったのに」//

勇者「魔法使い…」

魔法使い「こ、これはこれで貸しっす!!そうだ!焼き鳥!焼き鳥奢るっす!!」

勇者「やべえなんか俺超幸せだ」

魔法使い「うるさいっす、私なんかもっと前から幸せっす、さあ連れて行ってください本当にお腹すいたんですから!!」







僧侶「なにあの二人…すごく可愛い!!!」

ーfinー