1: 名無しさん 2020/03/27(金) 12:48:48.96 ID:Uy/jrPEDO

【街中】

果穂「ん~!ちょこ先輩オススメのベルギーワッフル、外はサクサク中はフワフワでと~っても美味しいです!」

智代子「でしょでしょ!?この冬期限定ダブルショコラワッフル、チョコアイドルとしては絶対外せないなと思って楽しみにしてたんだ~」

凛世「こちらの抹茶味のワッフルも……とても美味です……」

夏葉「さすが智代子のセレクトね。◯◯駅の近くにこんなお店があるなんて知らなかったわ」

樹里「わざわざ電車に乗ってまで行く価値あるのかと思ってたけど、たしかにこれはウメーな」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1585280928

引用元: ・【シャニマスSS】果穂「放課後クライマックスガールズ、尾行開始です!」

2: 名無しさん 2020/03/27(金) 12:52:22.78 ID:Uy/jrPEDO

智代子「えへへ、みんなに満足してもらえて光栄です!
 ワッフル屋さんってパン屋さんみたいにお店から良い香りが漂ってくるから、フラフラ~っとつい寄っちゃうよね」

樹里「あんまり食いすぎると、また体重計で泣きを見るぞー」

智代子「だ、大丈夫だもん!ダンスレッスンでいっぱい動いて消費してるから!」

夏葉「ふふ、次のダンスレッスンを楽しみにしてるわ。
 ところで、この後はどこに行こうかしら?特に予定は決めてなかったわよね」


3: 名無しさん 2020/03/27(金) 12:56:26.53 ID:Uy/jrPEDO

智代子「そうだなぁ……さっき駅を降りた時にショッピングモールが見えたよね。あそこに行ってみる?」

樹里「いいんじゃねーの」

果穂「えーっと、駅はどっちでしたっけ。
 ……あれっ?あっちの通りにプロデューサーさんがいます!」

智代子「えっ?どこどこ?」

樹里「おー、ホントだ。よく見つけたな果穂……ん?」

果穂「おーい!プローー」

夏葉「ちょっと待って果穂。よく見て。隣に誰かいるわ」

凛世「女性の方です……」

樹里「……ウチのアイドルじゃねーよな?誰だ?」

智代子「う~ん……知らない人だね。みんなは知ってる?」

智代子以外(フルフル)


4: 名無しさん 2020/03/27(金) 12:58:42.04 ID:Uy/jrPEDO

果穂「あっ!もしかしてプロデューサーさんが付き合ってる人じゃないですか?」

智代子「えっ?」
樹里「なっ……」
夏葉「そんな訳……」
凛世「…………(フラッ)」

智代子「あっ!凛世ちゃんが倒れる!」

樹里「うわっ!危ねーぞ凛世!しっかりしろ!」

夏葉「ナイスキャッチよ!樹里!」

果穂「凛世さん、大丈夫ですか!?」


5: 名無しさん 2020/03/27(金) 13:02:16.74 ID:Uy/jrPEDO

凛世「……ハッ。凛世は……一体……」

果穂「あの女の人とプロデューサーさんが付き合ってるかも、って話してる時に倒れたんです!」

樹里「おい、果穂……」

凛世「そんな……プロデューサー様が……プロ……プ、プロロ……」

智代子「マズイよ!凛世ちゃんが壊れかけのCDみたいになってる!」

夏葉「しっかりして、凛世!まだあの人がプロデューサーの彼女だと決まった訳ではないわ!
 プロデューサーに彼女がいるなんて話、聞いたことないでしょう?」

凛世(フルフル)

樹里「たしかに、ねーよな」


6: 名無しさん 2020/03/27(金) 13:04:07.61 ID:Uy/jrPEDO

凛世「聞いた事が無くとも……彼女でないとは限りません……」

智代子「凛世ちゃんの様子がいつもと違う……」

樹里「いつになくネガティブだな……」

果穂「凛世さん!ここで話してても何もわかりません。確かめましょう!」

凛世「確かめ……?」

夏葉「どうするつもりなの、果穂?」

果穂「はい!それは……尾行、です!!!」

夏葉・樹里・智代子「尾行!?」

樹里「おい、それは流石にマズイんじゃねーのか?色んな意味で」


7: 名無しさん 2020/03/27(金) 13:06:20.60 ID:Uy/jrPEDO

果穂「〈解決戦隊タンテイジャー〉のレッドが言ってました……『先の見えない道のりでも、一歩ずつ進めば必ず真実に辿り着ける』って。
 だから、今はとにかく動きましょう!」

夏葉「たしかに……今ここで話してても情報のピースが少なすぎて結論は出せないわね」

智代子「夏葉ちゃんまで!?」

果穂「あまり迷ってるとプロデューサーさん達を見失なっちゃいます!凛世さん、行きますか?」

凛世「……はい!」

樹里「あーもう!仕方ねーな、行くか!」

智代子「えぇと……それなら私も!」

果穂「全員参加ですね!放課後クライマックスガールズ、尾行開始です!」

□□□□□□□


8: 名無しさん 2020/03/27(金) 13:21:37.71 ID:Uy/jrPEDO

【1時間後・ショッピングモール】

夏葉『エージェントDからエージェントKへ。現在のマル被の状況を報告して オーバー』

果穂『エージェントKからエージェントDへ!マルヒさん達は駅の近くのショッピングモールに入った後、色々と見て回って今はカフェで休憩してます!……あっ、オーバー!』


9: 名無しさん 2020/03/27(金) 13:23:12.12 ID:Uy/jrPEDO

樹里「隣にいるのになんでわざわざ電話で話してんだよ……」

凛世「ふふっ……エージェントRからエージェントJへ。楽しいからで……ございましょう……」

樹里「……ん?あっ、もしかしてエージェントJってアタシの事か?」

智代子「みんなお待たせ~!アンパンと牛乳買ってきたよー」

果穂「ありがとうございます、エージェントC!」

智代子「あはは、懐かしいねそのコードネーム」


10: 名無しさん 2020/03/27(金) 13:24:27.26 ID:Uy/jrPEDO

樹里「おー、サンキューな。けど、チョイスがおかしくねーか?」

智代子「チッチッ、樹里ちゃんはわかってませんな~」

夏葉「ええ、さすが智代子ね」

凛世「刑事の張り込みには……アンパンと牛乳が付き物……。古来より決められた……作法でございます……」

樹里「アタシらは刑事じゃなくて“アイドル”だ!」


11: 名無しさん 2020/03/27(金) 13:26:20.01 ID:Uy/jrPEDO

果穂「刑事さん!カッコいいです!あたし、刑事さんのドラマ見たことあります!
ターラーラターラーラターラーララ~って曲が流れてるやつです!」

夏葉「あら、それって古畑任三郎のテーマじゃない?よく知ってるわね、果穂」

果穂「えへへ、お父さんが好きで家にDVDがあるんです。刑事さんの『え~、今回の犯人はですね~』って喋り方がとっても面白くてマネしてました!」


12: 名無しさん 2020/03/27(金) 13:28:50.51 ID:Uy/jrPEDO

樹里「何話してるのか全然わかんねーぞ……」

智代子「う~ん……古いドラマなのかな?凛世ちゃんは知ってる?」

凛世「古畑任三郎は……1990年代に放送された……倒叙ものの刑事ドラマです……。今泉巡査が……大変面白く……ふふ」

樹里「アタシらが生まれる前のドラマか。そりゃ知ってるわけねーよな」

智代子「トウジョもの?ってどういう意味?」

夏葉「犯行の様子を先に視聴者に見せるタイプのミステリーの事よ」


15: 名無しさん 2020/03/27(金) 14:39:04.89 ID:bRVll14V0

樹里「犯人が最初から分かってるって事か?そんなの見てて面白いのかよ」

夏葉「ええ、完璧だと思われた犯行の真相を古畑警部補が推理力と話術で明らかにしていく……犯人が自供に追い込まれるラストには一種のカタルシスが感じられるわ!」

智代子「おぉ、結構熱く語ってる……。夏葉ちゃんって難しい本をたくさん読んでるイメージだったから、そういうドラマにも詳しいのはちょっと意外かも」

夏葉「あら、私はどんなジャンルの小説やドラマも見るわよ。
 作品の視聴は作者との対話。エンタメ・SF・ミステリー・ホラー・恋愛……どんなジャンルでも新たな知識と視点を得られる可能性はあるもの。間口は広くしておくに越した事はないわ」


16: 名無しさん 2020/03/27(金) 14:41:21.62 ID:bRVll14V0

果穂「夏葉さん、かっこいいです!でもあたし、小説ってなんだか難しそうであんまり読めてなくって……」

夏葉「初めから難しい本を無理に読もうとしなくてもいいのよ。私も小学生の頃は、図書室で子供向けのミステリーを読んでいたわ。はやみねかおるの〈夢水清志郎シリーズ〉とか」

智代子「あー!青い鳥が背表紙に書かれてる本だよね!懐かしいな~。
 私も12歳くらいの時に〈パスワード探偵団〉のシリーズ読んでたよ。恋愛要素もあって楽しいし、クイズとかなぞなぞが多いから果穂も読みやすいかも」

果穂「なぞなぞならあたしにも解けるかもしれません!夏葉さんとちょこ先輩の教えてくれた本、今度図書室で探してみます!」


17: 名無しさん 2020/03/27(金) 14:42:58.17 ID:bRVll14V0

樹里「へー、チョコも小説なんて読んでたんだな」

智代子「えへへ……最近は漫画ばっかりになっちゃったけど。
 あ、でもミステリー漫画も面白いよね!『ジッチャンの名にかけて!』みたいなカッコいい決め台詞、私も言ってみたいよー」

樹里「チョコの爺ちゃんって別に探偵でもなんでもないだろ」

智代子「そうだけど!もぅ、樹里ちゃんは夢がないなぁ」


18: 名無しさん 2020/03/27(金) 14:44:36.39 ID:bRVll14V0

果穂「『犯人はお前だ!』って決め台詞でビシッと犯人さんを指差すの、憧れちゃいます!」

凛世「決め台詞……
 どんと来い……超常現象……なぜベストを……尽くさないのか……」

夏葉「ふふ……もう、凛世ったら。それは決め台詞じゃなくて本のタイトルでしょう?
 TRICKの決め台詞といえば『お前らのやった事は、全部全てまるっとお見通しだ!』じゃないかしら」

樹里「またよくわかんねー話してるよ」

果穂「樹里ちゃんはどんな決め台詞が好きですか?」

樹里「え、アタシか?……って言われてもミステリーなんて見ないしなぁ……」

果穂(ジーーっ)

樹里「あ、あぁ、アレなんかどうだ?『真実はいつも一つ!』(ビシッ)ってやつ」


19: 名無しさん 2020/03/27(金) 14:46:27.16 ID:bRVll14V0

智代子「あはは、ポーズまで決めちゃって、樹里ちゃんノリノリだね」

夏葉「メガネと蝶ネクタイを着ければ中々似てるんじゃない?」

凛世「ふふ……名探偵ジュリさん……」

樹里「う、うるせーな!なんとなくやっちまっただけなのにそんなにツッコまなくていーだろ!」


20: 名無しさん 2020/03/27(金) 14:48:40.36 ID:bRVll14V0

果穂「名探偵…!私も名探偵になりたいです!」

智代子「名探偵カホだね!」

樹里「果穂の場合、名探偵より“明”探偵の方が合ってる気がするけどなー」

夏葉「ふふ、それなら名探偵さんの考えを聞かせてもらいたいわね。
 今はあのカフェで寛いでいるプロデューサーと隣の女性の関係を、果穂はどう見ているのかしら?」

果穂「うーんと……私はやっぱりプロデューサーさん達は友達なんじゃないかって思いました」

夏葉「そう考えた理由は?」

果穂「歩く時に手を繋いでないからです!付き合ってるなら手を繋いで歩くはずですから!」

夏葉「果穂はそう考えるのね。“スキンシップが少ない”というのは良い着眼点だと思うわ」

果穂「えへへ……褒められちゃいました」


21: 名無しさん 2020/03/27(金) 14:51:47.84 ID:bRVll14V0

夏葉「ただ、“友達”で結論付けるには少し引っ掛かる点があるわね」

凛世「お相手の……年齢が……」

智代子「うん、私も気になってたんだよね。遠目だからハッキリとは言えないけど、たぶんあの人夏葉ちゃんと同じくらいの歳だと思うよ」

樹里「まぁ、たしかに大学生っぽく見えるな」

夏葉「同感よ。そうなると、2人の年齢が少し離れているのよね……友達になるのに年齢は関係ないとは思うのだけど、何か違和感が残るわ」

(※注※ このSSのPは25歳の設定です)


22: 名無しさん 2020/03/27(金) 14:53:12.97 ID:bRVll14V0

樹里「正直、アタシは妹なんじゃないかって思ってるんだけどな」

智代子「おっ、名探偵ジュリの本領発揮ですか?」

樹里「それはもういいっての。
 ただの消去法だけどさ。恋人でもなくて、友達でもなさそうなら、“家族”しかねーだろ」

果穂「あ、妹さんの可能性もあるんですね……でも、プロデューサーさんに妹さんなんていましたっけ?」

全員「…………」


23: 名無しさん 2020/03/27(金) 14:55:30.08 ID:bRVll14V0

夏葉「そこなのよね……私が腹立たしく思っているのは」

凛世「夏葉さん…?」

夏葉「プロデューサーに妹が“いる”とも“いない”とも言い切れない自分が腹立たしいの。
 短くない付き合いなのに、兄妹がいるかどうかすら知らないなんて……」

凛世「夏葉さんが悪い訳では……ありません……」

樹里「プロデューサーって自分の話は全然しないもんな」

果穂「いつも、あたし達の話ばかりしてくれます!」

夏葉「そうね……ただ、今回の件でプロデューサーとはもっとコミュニケーションをとる必要があるのが分かったわ。知っていれば、こんなに悶々とする必要なんて無かったんだもの」


27: 名無しさん 2020/03/27(金) 17:56:17.25 ID:bRVll14V0

樹里「今更だけどさ、尾行なんてする必要無かったんじゃねーの?恋人がいるかどうかなんて、明日プロデューサーに聞いてみればわかる話だろ」

夏葉「……心の準備の時間が欲しかった、というのが本音かしら。
 いきなり答えを聞くより、恋人かどうかを考える時間があった方が、事実を受け入れる準備が出来て万が一の場合のショックが少ないと思ったの」

樹里「心の準備?誰のためのだよ。……あ、凛世か」

夏葉「……はぁ、アナタってたまに、本気で言ってるのか分からない時があるのよね」

樹里「ど、どういう意味だよ」


28: 名無しさん 2020/03/27(金) 17:58:09.16 ID:bRVll14V0

凛世「あ……プロデューサー様が……」

智代子「カフェから出てきたね!」

樹里「なぁ、もう尾行はいいんじゃねーか?ほとんど結論は出ただろ?」

夏葉「そうね、そろそろ終わりにーー」

果穂「あっ!プロデューサーさんが女の人に腕を引かれてお店に入りました!」

凛世「あれは……」

全員「ジュエリーショップ!?」


29: 名無しさん 2020/03/27(金) 18:01:34.27 ID:bRVll14V0

樹里「兄妹でジュエリーショップなんて行くかフツウ…? アタシは行こうとも思わないけど」

智代子「と、とにかく何を買おうとしてるのか見てみようよ!」

樹里「……店員から何か受け取ってるみたいだな」

夏葉「……指輪見たいね。薬指に嵌めてるわ」

智代子「えっ……ってことはもしかして、結婚指輪?」

果穂「えっ!!!プロデューサーさん、結婚するんですか!?」

樹里「おい果穂、そんなに騒いだら……」

凛世「プロデューサー様が……け、けっこ……(フラリ)」

樹里「おっと。あーあ……やっぱこうなるか……
 凛世、しっかりしろ。……ダメだ、反応がねー」

夏葉「仕方ないわね。尾行は中止して休憩出来る場所に行きましょう。
 真相の究明は、明日に持ち越しね……」

□□□□□□□


31: 名無しさん 2020/03/27(金) 18:14:37.72 ID:bRVll14V0

【翌日・283プロ 事務所】

夏葉「これからプロデューサーに昨日の話を聞くわけだけど……本当に果穂にお願いしていいの?」

果穂「はい!任せてください!あの女の人が誰なのか、バッチリ聞きます!」

智代子「もう一度確認しておくけど、尾行してた事は……」

果穂「秘密なんですよね、大丈夫です!探偵は仕事の話を簡単に漏らしたりしませんから!」

樹里「そんじゃ、プロデューサーのとこに行くか。……凛世も行けるか?」

凛世「はい……。覚悟は……出来ております……」

□□□□□□□


32: 名無しさん 2020/03/27(金) 18:18:26.52 ID:bRVll14V0

果穂「プロデューサーさん、お疲れ様です!今、お話ししても平気ですか?」

P「大丈夫だよ。みんなしてどうしたんだ?」

果穂「あの、あたし達昨日みんなでお出かけしてたんですけど、◯◯駅の近くのショッピングモールでプロデューサーさんを見かけたんです」

P「へぇ、みんなもいたのか。全然気付かなかったよ」

樹里(そりゃ隠れて見てたからな……)

果穂「知らない女の人と一緒にいたから声は掛けなかったんですけど、あの人は誰なんだろうって気になっちゃって……教えてくれませんか?」

智代子(すっごいストレートに質問するなぁ……果穂じゃなきゃ出来ないよこんな聞き方)


33: 名無しさん 2020/03/27(金) 18:22:22.65 ID:bRVll14V0

P「あぁ、あれは従妹だよ。流行りのアーティストのライブを観るために遠征して遊びに来ててな。久し振りに会ってたんだ」

果穂「イトコさんだったんですね…!」

果穂以外(ホッ……)

智代子(……え?なんで私ホッとしたんだろ?)

樹里「ま、どうせそんなこったろうと思ったよ。
 でもさ、アタシ達が“たまたま”見かけたのがジュエリーショップに入るところだったんだけど、なんでイトコとあんな店行ったんだ?」


34: 名無しさん 2020/03/27(金) 18:24:12.75 ID:bRVll14V0

P「あれか……変なところ見られてたんだな。
 従妹は21歳で6年付き合ってる恋人がいるんだが、社会人になったら結婚するって息巻いてるんだ。それで結婚指輪の下見に付き合わされたんだよ。気が早すぎるとは思ったんだけど、一人で見に行くのは格好がつかないからって強引に連れてかれてな」

凛世「プロデューサー様…!凛世は……凛世は信じておりました…!」

P「わっ!いきなり近づかれると驚くだろ凛世……なんで涙目なんだ?」

夏葉「……アナタが結婚して、遠くに行ってしまうんじゃないかと心配していたのよ」

P「はは、恋人と勘違いしてたのか?心配しなくても、俺がみんなのプロデュースをやめるなんてあり得ないよ。これから先もずっと一緒だ。そういう約束だろ?」


35: 名無しさん 2020/03/27(金) 18:26:23.49 ID:bRVll14V0

果穂「はい!プロデューサーさんと放課後クライマックスガールズは、一心同体ですから!」

夏葉「プロデューサーがそう思ってくれているなら話は早いわ。今日の仕事終わり、みんなで食事に行きましょう」

P「そうだな、行こうか。ただ、なんで突然『食事に行こう』なんて言い出したんだ?」

夏葉「今回の件で、私たちはアナタの事を何も知らないって思い知ったからよ」

智代子「そうですよ!プロデューサーさんってばいつも私たちの話を聞いてくれてばかりで、自分の話は全然してくれないじゃないですか」


36: 名無しさん 2020/03/27(金) 18:29:40.58 ID:bRVll14V0

P「それは……俺の話なんてしても面白くないしなぁ」

樹里「“なんて”、なんて言うなよな」

夏葉「えぇ、謙遜は美徳と言うけれども、自己評価が低すぎるのも考えものだわ。
 アナタ、もしかして自分の立場をアイドルよりも下に置いてるんじゃない?」

P「それはそうだろう。みんなが主役で、俺はみんなを裏で支える役目だ」


37: 名無しさん 2020/03/27(金) 18:32:21.13 ID:bRVll14V0

夏葉「それはファンの目線での話ね。私たちの意見は違うわ」

凛世「プロデューサー様がいてこそ……凛世達は輝けるのです……」

夏葉「アイドルとプロデューサーは両輪の関係なのよ。互いの息が合わなければ、真っ直ぐには進まない。アナタが私たちをよく理解してくれていても、私たちがアナタを理解できていなければ十分な働きは出来ないわ」


38: 名無しさん 2020/03/27(金) 18:34:51.55 ID:bRVll14V0

P「両輪、か。そんな風に言ってもらえて嬉しいよ。
 ……なるほど、今回の件で余計な心配をかけたのも、コミュニケーションの不足が原因ってことか。だから食事なんだな」

夏葉「えぇ、アナタのプライベートな話を聞くなら、いつもの職場とは違うリラックス出来る空間がいいと思って。
 みんなも、アナタに質問したい事があるそうよ?」

果穂「はい!質問したいこと、いーっぱいあります!
 えーっと、まず、プロデューサーさんには兄弟さんはいるんですか!?」

智代子「私も!学生の時のあだ名があったら教えてほしいです!」

樹里「なんか部活とかやってたのか?」

凛世「好みの家庭料理を……お聞かせください……」

P「はは、わかったわかった。食事の時には全部答えるから、質問責めは一旦やめてくれ」

夏葉「ふふ、長い夜になりそうね。覚悟してて、私たちのプロデューサー」

(fin)


39: 名無しさん 2020/03/27(金) 18:42:22.24 ID:bRVll14V0
この後めちゃくちゃコミュニケーションした。

最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。

途中にミステリーの長い雑談があるのは、あそこ書いてからSSにするために尾行の話を考えたからです。好きなものをアイドルに話してもらって懐かしみたかった。青い鳥文庫とか知ってる人いるんかな。

40: 名無しさん 2020/03/27(金) 18:47:03.85 ID:bRVll14V0
途中でノクチルのオチの話があったけど、流行に合った良いオチだと思う。

ノクチルの追加も楽しみだけど、何よりも4月1日からのストレイイベント・ガシャが楽しみすぎる。早く限定あさひのコミュが見たい。

41: 名無しさん 2020/03/27(金) 18:51:27.60 ID:bRVll14V0
最近書いたシャニマスSSを置いておくので、良ければ読んでみてください。

【シャニマスSS】はづき「アイドルと付き合うとしたら誰がいいですか?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1583545816/

【シャニマスSS】冬優子「なんで愛依の部屋にAVなんてあるのよ」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1581210224/