1: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:16:40.52 ID:OZQV0ZSn0
ifストーリー、多少の地の文と擬音あり
原作で死ななかったキャラが死ぬ、死んだキャラが生きる等あり

一部キャラ崩壊あり
ベジータ、ナッパ、ラディッツ、栽培マンの強さが原作よりかなり上
作者はサイヤ人三人が好きなため、かなりの厚待遇設定なる
サイヤ人三人が強くなるのに合わせて、敵味方が強くなったり弱くなったりする
ベジータがヘタレじゃない

GTとアニオリ、映画設定は入らない
(作者が原作前後と公言のジャコと神と神の設定は入るかも)

かなりの長文
(サイヤ人編~ブウ編まで)
書き溜めは少しだけなので投下速度は遅め&不定期


これらが嫌な方はそっとブラウザバック
読んでくださる方は生温く見守ってください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421767000

引用元: ・悟空「ベジータ、オメエがNo.1だ

2: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:18:12.61 ID:OZQV0ZSn0
悟空がピッコロを倒し天下一武道会で優勝してから五年の年月が過ぎた

そんなある日のこと

ヒューン、ドォオオン

「な、何だ?隕石か!?」


「ここが地球か……カカロットの奴め
地球人はたくさん生きている、やはり使命を忘れてやがったな」

「何だおめえ!!く、来るなぶっ殺すぞ!!」

「ふん、脆い民族め。む、大きな戦闘力……カカロットか?」ビュンッ


ピッコロ「な、何だ!?大きなパワーが近付いてくる!!孫悟空か!?」

「ち、カカロットじゃない」

ピッコロ「何者だ貴様は、この俺に何の用だ」

「貴様になど用はない」

ピッコロ「貴様、オレ様が誰だかわかっているのか!!」

「知らんな」

ピッコロ「でやあっ!!」ズアッ

「何だ埃を巻き上げるだけか、ならお手本を見せてやろう
む?この星一番の戦闘力を持った奴がかなりのスピードで移動している
今度こそカカロットか!!」

ピッコロ「こ、このオレが一歩も動けなかった……」


謎の男は戦闘民族サイヤ人で悟空の兄、ラディッツだった
一撃で悟空を倒したラディッツは悟空の息子、悟飯を連れ去ってしまった
悟空は悟飯を助けるために、ピッコロと一時的に手を組むのであった

3: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:19:08.71 ID:OZQV0ZSn0
ラディッツ「泣くな鬱陶しい!!煩いから宇宙船に閉じ込めて――」

ラディッツの記憶に幼い頃に泣き虫ラディッツと、そして今も仲間に弱虫ラディッツと呼ばれている事が頭に浮かぶ

ラディッツ「ちっ、おとなしくしていろ。
それにしてもカカロットの息子か……オレの甥っ子?
お、伯父さんだぞー」

悟飯「伯父……さん?」

ラディッツ「そうだ――二つの戦闘力が近付いてくる!!片方はカカロットと同じ戦闘力だ」

悟空「悟飯を返せ!!」

ラディッツ「なるほど、もう一人は貴様だったか
まさか二人なら勝てるなどという甘い考えではなかろうな」

悟空「へへ、こっちには作戦があるんだ」

ラディッツ「重りを外して戦闘力が僅かにあがったか、しかし気にするほどの物ではない!」

悟空「なっ!?」

ピッコロ「速いっ!!」

ラディッツ「格の違いを見せてやろう」ドゴッ

悟空「カハッ……なんて威力だ……」

ピッコロ「た……たった一撃で……」

ラディッツ「ほう、加減してやったとは言え今のを耐えたか
と言っても緑の方は腕がもげてしまったようだがな
そうだ、良いことを教えてやろう
オレにはあと二人仲間がいるんだが
ソイツらはこのオレより遥かに強いぞ」

悟空「何!?」

ピッコロ「あ、あと二人も……コイツより強いだと……!?
孫悟空、貴様何か新しい技はないのか」

悟空「何もねえ」

ピッコロ「ちっ、オレは貴様を殺すために必死で編み出したというのに、本来貴様に使う予定だったが今使ってやる
ただそれをするのに少し時間がかかる、貴様一人で時間を稼げ」

悟空「片手でも撃てるんか?わかった、何とか稼いでみせる」

ラディッツ「お喋りは終わったか?ではゆくぞ!!」

4: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:22:44.23 ID:OZQV0ZSn0
悟空「こっちだ!!」

ラディッツ「遅い!!」

悟空「がっ……くそっか・め・は・め……」

ラディッツ「戦闘力924だと!?こっちは1330まで上がってやがる!!
      くそっコイツら自在に戦闘力を操りやがる!!」

悟空「波ァ――――ッ!!!!」ゴオッ

ラディッツ「ふんっ」ボッ

悟空「!?お、押し返され――ぐわぁああ!!」

ピッコロ「今だ!!魔貫光殺砲」ドッ

ラディッツ「くっ、この鎧を貫くとは中々の威力だな」

ピッコロ「あ、あのスピードを……よ、避けられた」

ラディッツ「貴様は後でじっくり殺してやる、カカロット貴様には失望した、死んでしまえ!!」ゲシッ

悟空「うぎゃあああぐわぁあああ」

悟飯「お、お父さんを……虐めるなあ!!」

ラディッツ「戦闘力1307だと!?くっ」

ゴッ

悟飯「きゅうう」

ラディッツ「今度は1まで下がった……チッ」

悟空「や、やめろ!!やめてくれ、ソイツはまだ――」

ラディッツ「まだ子供だからと言いたいのか?このガキは貴様ら二人より強い!!」

悟空「くそっ」ガシッ

ラディッツ「な……尻尾を……」ガクッ

悟空「ピッコロ――ッ!!今だー撃てーッ!!」

ピ「言われなくてもッ!!」ズオッ

5: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:24:36.91 ID:OZQV0ZSn0
ラディッツ「……くっ」ブチッ

悟空「なっ」ズボオッ

ラディッツ「カハッ……チクショウ……少し腹をかすったか……
だが残念だったなカカロット
その気になれば尻尾など自分で切る事が出来るのだ
その傷ではお前は助からない、無駄死にだったな!!」

ピッコロ「ふんっその傷であればお前を倒すのも容易だ
孫悟空は生き返れる、無駄死になどではない」

ラディッツ「何?」

ピッコロ「この星にはドラゴンボールという何でも願いを叶えるボールがある
孫悟空はそれで生き返れる」

ラディッツ「ソイツは良いことを聞いた、一年後だ
一年後にオレは傷を完治させて遥かにパワーをあげて戻ってくるぞ
仲間も二人連れてな、そのボールとやらを使わせて貰おう」

ピッコロ「生きて帰れると思ったか!!くたばれ!!」ズアッ

ラディッツ「くくっ」ズッ

ピッコロ「ガハッ……」

ラディッツ「ふん、この程度の傷、貴様ごときの相手には何のハンデにもならん
貴様ナメック星人だな?おおかた何とかボールとやらを作ったのは貴様だろう?
オレ達がそのボールを使うときまでは生かしといてやる」


悟空という大きな犠牲を払って、ラディッツを何とか追い返す事は出来た
来るべき一年後の闘いに向けて死んだ悟空は神様の力を借りて北界王様の元で
ピッコロは悟飯を連れて、クリリンはラディッツが落として行った戦闘力を測定する
装置を使って、ヤムチャ天津飯餃子ヤジロベーと共に神様の元で修行に励むのだった

6: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:26:02.75 ID:OZQV0ZSn0
そして11か月後

悟空が帰らぬ地球に、サイヤ人達が襲来したのであった

「地球っていったな…まあまあの星じゃないか」

「ピーピーうるさいひよこ達に挨拶してやろうかな」クン

ズァオ

「へへっちょっと挨拶が丁寧になりすぎたかな?」

「その辺にしておけナッパ、ここいらにドラゴンボールがあったら来た意味がなくなるぞ」

ナッパ「わ、わりいベジータ」

ベジータ「ラディッツ、確かナメック星人がいると言っていたな
まずはナメック星人の元に行ってドラゴンボールとやらの事を吐かせるぞ」

キュン

ナッパ「くっくっく…いたいた…!1匹増えてお強そうなのが3匹……」

ベジータ「ラディッツ、貴様が前に闘ったのはあのナメック星人か?」

ラディッツ「ああ、横のちびがカカロットの息子だ。ハゲの方はカカロットの仲間だ」

クリリン「あいつらがサイヤ人か…悟空の兄貴もいやがる…三人とも物凄い気だ」

ピッコロ「念のために聞くが貴様らここにいったい何しにきやがった!」

ラディッツ「言っただろう?ドラゴンボールとやらを手に入れるためだ」

ナッパ「いくらナメック星人でもオレ達には蠅みたいなもんだ、おとなしくドラゴンボールをよこしな」

ピッコロ「蠅みたいなもんかどうか…試してみやがれ!!」

ベジータ「いいだろう…力ずくではかせてやる」

ナッパ「981…1220…1083…ばかめ!その程度の戦闘力でオレ達に歯向かうつもりか」

ベジータ「スカウターを外せナッパ、奴らは状況に応じて戦闘力を変化させる、無意味だ」

ナッパ「そういや弱虫ラディッツが引き返してきたのもスカウターの値に油断したからだったな」

ラディッツ「うるさい!!オレにやらせろ、この前の失態は取り返してみせる」

クリリン「よ、弱虫だって?あんな馬鹿でかい気を持ってるってのに、あのでかいのはもっと強いのか!?」

7: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:28:10.93 ID:OZQV0ZSn0
ベジータ「まあ待て、ナッパ確か栽培マンがあと六粒程あっただろ。出してやれ」

ナッパ「へっへっへ…お遊びが好きだなベジータも…
たしかに六粒だ、この土ならいい栽培マンが育つぜ」

「「「ぎぎぎ……」」

ベジータ「標的はあの三人だ痛めつけてやれ」

クリリン「こ…こいつらもすごいパワーだ…ん?
天津飯!!餃子もっ、ヤムチャさん!!」

天津飯「サイヤ人とやらは三人じゃなかったのか?」

クリリン「色々あってね…増えたみたい」

ベジータ「丁度そちらも6匹か、おいお前らゲームをしないか?
こちらの兵と一匹ずつ順に闘ってみんか、なんならそっちは二匹でやってもかまわんぞ」

ピッコロ「ゲームだと!?ふざけやがって!!」

クリリン「まあまあいいじゃないか!こっちにとっちゃ好都合だよ、悟空もまだきてないんだしさ」

天津飯「良いだろうオレからやってやる、さあかかってこい!」

ナッパ「だははは…あいつら栽培マンがどんなに強いか知ったらぶったまげやがるぜ」

ベジータ「こっちの奴からいけ、おもいっきりやるんだいいな?」

「キエ―――ッ」

天津飯「つあっ!!!!」

「ギエッ!?」

天津飯「はああ――――――ッ!!!!」ドンッ

餃子「やったあ」

クリリン「流石天津飯だぜ!」

天津飯「ふう」

ナッパ「おいおい、栽培マンを甘く見過ぎだぜ?」

「ギギっ」ドゴッ

天津飯「が……あ…」

「ギギ――ッ」ドカッドカッガッバキッ

クリリン「は、はやい――」

餃子「て、天さん!!」

ズザアーッ

天津飯「ぐ…ああ……あ」

「ギヒッ」ポウッ

クリリン「まずいっ」

ヤムチャ「ハア―――ッ」バゴッ

8: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:30:02.28 ID:OZQV0ZSn0
クリリン「ヤムチャさん!!」

ヤムチャ「狼牙風風拳――ッ!!」ズダダダダ・・・

ヤムチャ「はい―――ッ!!」バゴオッ!

天津飯「す、すまない…助かった…」

ヤムチャ「良いってことよ、二人でやるぞ」

天津飯「ああ、気をつけろ…アイツ見た目に反してとんでもないパワーだ」

ヤムチャ「それにとんでもないタフさだな、全然こらえちゃいねえ」

ナッパ「栽培マンの戦闘力は2400だ、パワーだけなら1年前のラディッツに匹敵するぞ」

ベジータ「一年前の弱虫ラディッツはよく歯向かわれてやられていたな」

ラディッツ「う、うるさいっ、今のオレは一年前よりかなりパワーアップした」

ナッパ「3000だろうと6000だろうと大した変化じゃねえぜ
オレやベジータには掠り傷すらつけらんねえよ」

ベジータ「おっと無駄話をしてる間に終わりそうだぞ?」

ヤムチャ「ぐあっ」

天津飯「ごふっ」

クリリン「そんな…二人がかりでも全く歯が立たないなんて…まだ他に5体いるんだぞ…
それにサイヤ人達はもっと強いっていうのに、悟空の奴一体何してんだよ……」

「ギギギギッ」ズシッ

天津飯「うおおおおおっ!!!」

餃子「天さ――――んッ!!!」

ベジータ「もろい民族だ」

クリリン「腕が…危ない!!」

「ギエエ―――ッ」カッ

ドオオオオオオンッ!!

クリリン「天津は―――んッ!!」

餃子「天さんっ!!!

9: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:31:33.33 ID:OZQV0ZSn0
シュウゥゥウウウウ

天津飯「や……ヤムチャ………何故オレを……」

ヤムチャ「へへ…無事……みたい…だな」ドサッ

天津飯「ヤムチャ―――ッ!!」

クリリン「ヤムチャさ――――んッ!!
く…くそったれ!!皆離れてろ!!
修行の成果を見せてやる!!」バッ

ギャウッ

ピッコロ「凄まじいエネルギーだがスピードがない!!」

クリリン「ばっ!!!!!」ギュオッ

ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ

グオオオオオオ……ン

天津飯「や…やった」

クリリン「はあ……はあ……」

悟飯「す…すごいや……」

ベジータ「くっくっく…おしかったな
オレ達に当てる分まで拡散させなければ
一体ぐらいは倒せたかもしれなかったぞ?」

天津飯「ば、馬鹿な…まともに食らったはずだぞ…
全くこらえていない…それどころか一体も倒せていないだと?」

クリリン「お…オレは…フルパワーでやったのに……」

天津飯「はっ、餃子!!餃子はどこだ!?」

クリリン「ま、まさかオレの技に巻き込まれたのか!?」

ピッコロ「あそこだ!!」

クリリン「餃子!!!!」

「ギギッ!?」

餃子「さよなら天さん…どうか死なないで」

天津飯「ま、まさか…やめろ―――ッ餃子―――!!」

ドゥグオ――ン!!!!

ズズズズ……ン

天津飯「……チャ…チャ……オ……ズ
餃子―――――――――――――っ!!!!!!!」

ピッコロ「じ、自爆して相討ちとはな…それでもまだ一体……」

天津飯「っ!!」

クリリン「あ…ああ…そんな……」

「ギ…ギィ―――!!」

10: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:33:31.28 ID:OZQV0ZSn0
ベジータ「はっはっは、二匹死んでも一匹も倒せんとはな!!
思った以上に弱い連中だ、こんな奴らに逃げ帰って来るとはな
とんだサイヤ人の面汚しだな、弱虫ラディッツよ」

ナッパ「ベジータに感謝するんだな、ベジータの心が広くなかったら今頃お前はこの世にはいねえぞ?」

ラディッツ「く……」

天津飯「や、ヤムチャだけじゃなく餃子までも……許さんぞ……気功砲!!!!!」カッ

ラディッツ「!?」

ナッパ「くっ」

ズ・・・・ン

シュウウウゥゥゥ……

ナッパ「ふう」

ラディッツ「驚かせやがって」

ベジータ「低い戦闘力にしては中々の威力だ、半分以上の栽培マンが消し飛んだぞ」

「ギ…」

天津飯「む…無念……」ドサッ

ナッパ「バカめ、力尽きてまた無駄死にしやがった」

クリリン「ま…まだ二体残ってる…そんな…天津飯まで……
悪夢だよ……次々に皆死んじゃうなんて……
悟空―――――――!!!はやくきてくれ――ッ!!!!」

ベジータ「ごくう……?さっきから一体……」

ラディッツ「確かカカロットの事だ、そう名乗っていやがった」

ベジータ「そうか…カカロットか
はーはっは!!まさかお前達の頼みの綱があのカカロットとはな
ラディッツにすら歯が立たんような奴が来たところで何ができる」

クリリン「この前とは違うはずだ!!ずっとずっと強くなって帰って来る!!」

ピッコロ「孫悟空をなめるなよ…」

悟飯「お、お父さんがお前達なんかやっつけてくれるんだ!!」

ベジータ「ふっふっふ、たいした信頼だな
よかろう…カカロットが来るまで待っててやる」

ラディッツ「何だと!?」

ナッパ「冗談だろベジータ!?」

ベジータ「ただし五時間だけだ、それ以上は待ってやらん」

ナッパ「五時間!?五時間も何してろってんだ!!
これまでずーっと寝てたんだ、バカバカしい!!そんなことならオレは今遊ぶぞ!!」

ベジータ「こいつらは栽培マンすら倒せん雑魚だ、お前が楽しむなんてことはできん
それならまだ楽しめる可能性のあるカカロットを待つ方がマシだ
そんなに暇なら栽培マン相手の方がまだ楽しめるぞ?」

ボンッ

ナッパ「こんな雑魚相手に楽しめるか!!いい加減にしろベジータ!!」

ラディッツ「そうだぞ!!オレはあのナメック星人にやりかえしたくてうずうずしてるんだ!!」

ピッコロ「あ、あいつら…あの化け物を一瞬でバラバラにしやがった…」

ベジータ「……そんなに不服ならこのオレが相手をしてやろうか?」

ナッパ「いい!?す…すまねえ……つい調子に乗っちまって……」

ラディッツ「そ…そんなつもりで言ったんじゃねえんだ…悪い…」

ベジータ「そういう事だ、寿命が少し伸びたんだ、感謝しろ

11: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:36:29.58 ID:OZQV0ZSn0
クリリン「さっきの悟空の兄貴とあのでかいのが化け物を倒した時の気…
あのとんでもない化け物よりずっとでかかったぞ…
それにあのでかい奴…悟空の兄貴よりめちゃくちゃ強いぞ…」

ピッコロ「ああ一年前とは比べものにならないぐらいにパワーアップしている
しかし問題は今の孫の兄とあのでかぶつの怯え方だ…
あのチビは更にもっととんでもない強さだということだ…」

三時間後…

ピピピ…

ベジータ「む?」

ピッコロ「な…なんだこの凄まじい気は…!?」

悟飯「ほ…ほんとだ…凄いけど懐かしい気…」

ピッコロ「奴しかいない…孫悟空だ!!」

ナッパ「カカロットが…?」

ベジータ「カカロットかどうかはしらんが、
あと4分程でここにくるだろう
戦闘力5000程の奴がな」

ナッパ「5000?」

ラディッツ「ばかな!!何かの冗談だろう?」

ベジータ「確かに以前のカカロットからは考えられん数値だ
しかもこの星の奴らは自由に数値を変化させられる…
最低でも5000といううわけだ
くっくっく…どうやらオレの考えは正しいかもしれん」

ナッパ「どういうことだ?」

ベジータ「ラディッツの戦闘力は6000と下級戦士からは考えられん
数値にまでなっているし、お前も王の戦闘力をとっくに超えているだろう?」

ナッパ「ああ、ベジータも信じられねえぐれえに戦闘力がたけえしな」

ベジータ「そこでオレは考えた、サイヤ人という民族の強さの上限はまだまだ上なのではないかとな」

シュタッ

ベジータ「あくまで仮説だったが…カカロット貴様を見て確信に変わったよ」

クリリン「悟空!!」

悟飯「お父さん!!」

ピッコロ「待ちくたびれたぞ孫悟空!!」

12: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:37:52.20 ID:OZQV0ZSn0
悟空「…天津飯………ヤムチャ……」

ナッパ「バカな仲間共が死んじまってショックか?
そういやもう一匹バラバラになったチビもいたっけな
悲しむ必要はないぜ?すぐに貴様も仲間入りだ」

悟空「そうか…餃子まで……」

ベジータ「(戦闘力がどんどんあがってやがる…)」

悟空「遅れてすまなかったな三人とも…よくこらえてくれた…」

クリリン「……こらえたんじゃないんだ…オレかなり腕を上げたつもりだった…
でも、あいつらが連れてきた化物にさえオレ達歯が立たなくて…
面白みがないってあいつらが悟空を待っててくれたんだ…」

悟空「そうか…悟飯おまえも見違えたぞ…よく修行したな」

悟飯「うん…ピッコロさんがね……」

悟空「ピッコロ、サンキュー」

ピッコロ「ふん…貴様も含めて四人でやれば一人ぐらいは何とかなるかもしれん」

クリリン「そ、そうだよ!!界王ってすげえ人のとこで修行したんだろ!?」

悟空「ああ……だけどあいつらとはオラ一人でやる」

ピッコロ「な、何を言っている!!貴様は奴らを甘く見過ぎだ!!」

クリリン「いくら悟空だってそりゃ無茶だ!!奴らの強さは想像を遥かに超えている!!」

悟空「…………」

クリリン「……悟空の言うとおりにしよう」

悟飯「でも…!!」

ピッコロ「貴様まで何を言い出す!?」

クリリン「いいから早く!!
(あれ程の怒りを見せた悟空は初めてだ…オレ達の立ち入る隙がない…)」

ラディッツ「カカロットよ、兄であるこのオレに勝てると思うのか?」

ナッパ「何だその面は?気にいらねえな…そんなにあっさり殺してほしいのか?」

悟空「許さんぞ………!!貴様ら―――――!!」ゴゴゴゴゴゴ…

ベジータ「戦闘力7000…8000…!!バカな…!!」

悟空「はあっ!!」ゴオッ!!

ナッパ「べ、ベジータ!!カカロットの戦闘力はいくつになった!!」

ベジータ「8000以上だ…!」

13: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:40:11.70 ID:OZQV0ZSn0
ラディッツ「8000だと!?バカな、スカウターの故障だ!!」

悟空「心配すんな…おめえにはまだ界王拳は使わねえ」

ベジータ「カイオウケン?」

ラディッツ「貴様なんかがこのオレに敵うはずがないんだ!!」

ズン

ベジータ「(何っ!?)」

ラディッツ「う…うぐ…いつの間に後ろに…き…貴様ぁ―――!!!!」

悟空「前は強かったけど…今はたいしたことねえな」

ラディッツ「な…!!なんだとお――!!!」

ベジータ「(妙だ…前にラディッツと闘った時とはまるで戦闘力が違う…
ラディッツの奴もかなりパワーアップしている筈のに…
足元にも及ばなかったカカロットがこの短期間でどうやって…)」

ラディッツ「オレがたいしたことないだと…!!」

悟空「そうだ、今の攻撃でわかった」

ラディッツ「どうわかったのかじっくり教えてもらおうか!!」

ブオオオオオオッ!!

ラディッツ「うおおお――!!!!」

悟空「こっちだ」ズン

ラディッツ「ぐ…うぐぐぐ……!!」

悟空「今の一発は餃子の恨みだ!!」

ラディッツ「でやあっ!!」ブン

悟空「ヤムチャの恨み!!」バギッ

ラディッツ「こ…このォォ―――!!!くたばれェ―――!!」ドオオッ

悟空「かめはめ…波っ!!!!」バッ

ラディッツ「な…なんだと……」

悟空「天津飯の恨み!!」ドゴッ

ドゴオオン!!

ラディッツ「が……ち…ちくしょう…」

14: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:44:51.62 ID:OZQV0ZSn0
ナッパ「おいラディッツがやられちまったぜ?」

ベジータ「所詮弱虫ラディッツか、ナッパ代わってやれ」

ナッパ「へっへっへ、そうこなくっちゃな。というわけだ、次はオレが相手になるぜ?」

ラディッツ「くそ……」

ナッパ「喜べカカロット、貴様のような下級戦士がエリートのこのナッパ様に遊んでもらえるんだからな
サイヤ人は生まれてすぐ戦士の素質を検査される…そのときの数値の低い落ちこぼれは
貴様のように大した敵のいない星に送られる…要するにてめえは落ちこぼれだ」

悟空「そのおかげでオラは地球に来れたんだ、感謝しなきゃな
それによ、落ちこぼれだって必死に努力すりゃエリートを超えることがあるかもよ?」

ナッパ「へっ、おもしれえ冗談だ」

ビッ

ダダダダダダ

ブオンッガッ

ナッパ「どうしたカカロット!!てめえの力はその程度か!?
さっさと真の力を…カイオウケンとやらを…見せてみろ!!」ドガッ

クリリン「ふ、二人共何てスピードだ…」

悟空「ぐっ…奴はまだ全然本気じゃねえのにスピードも技もオラを超えてやがる…
わかったよ!見せてやるさ…界王拳!!!!」ブア・・・ン

ギャウン

バキィッ

ドガガガガガ

ナッパ「ふんっ!!」ドカ

悟空「ぐっ!!!…………!!!!」

ナッパ「どうしたカカロット、今のが限界だとしたらとんだ期待はずれだぜ
てめえの死に土産に見せてやる…エリートサイヤ人の圧倒的なパワーをな!!
はああああ………………」ズゴゴゴゴゴゴ…

悟空「な…なんて気だ……!!これじゃあ二倍の界王拳でも歯が立たねえ…!!」

クリリン「あわわわ……ば…化物だ……」

ナッパ「しめえだ……カカロット!!!!」ドゴオッ

悟空「くっ!!!!」バッ

ナッパ「後ろだ!!」ドカッ

悟空「!!」

ボッ

悟空「3倍界王拳!!!!」

ナッパ「へっ」ズアッ

悟空「ぐ…」

15: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:47:04.49 ID:OZQV0ZSn0
ナッパ「よく避けたじゃねえか、つってもわざと避けやすくしてやったんだがな」

悟空「3倍の界王拳ですらついていけねえ…ぐっ…やっぱり3倍の界王拳はきついな…
でも…4倍にしたとしてもてんで勝てる気がしねえ……でも…やるしかねえ!!
カラダもってくれよ!!5倍界王拳!!」シュウウウ…

ベジータ「!!カカロットの戦闘力がナッパと同じまで上がっただと!?」

ナッパ「なに!?」

バキィッ

バシュッ

ナッパ「このお!!」ガッ

悟空「ぐ…でややややや!!!」ダダダダダダ

ナッパ「どりゃあ!!」ドガ

悟空「3倍の界王拳でも無理あんのに…5倍じゃほとんどもたねえ
なのにまだ…奴を倒せねえ…オラのカラダ…
もう少しだけ頑張ってくれよ、6倍だあ―――――っ!!!!」ズギャン

ドゴオ

ナッパ「が…」

ベジータ「ナッパの戦闘力を超えやがった!!」

悟空「か…め…は…め…波―――――――っ!!!!」ズオッ

ナッパ「ぐわあああああ―――――っ!!!!」ドオオン

悟空「はあ…はあ…ぐうっ…やった…か?」

ナッパ「こ…このお……!!!」

悟空「くそったれ……」

ナッパ「死ねええ――――――――っ!!!!」カッ

クリリン「悟空――――!!!!」

バッ

悟空「!?」

クリリン「…!!」

ドオ―――――ンッ!!

ナッパ「へっ」

16: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:54:41.59 ID:OZQV0ZSn0
ナッパ「……!?」

悟空「ぴ…ピッコロ……」

悟飯「ピッコロさん……ピッコロさ―――ん!!」

悟空「ピッコロ…何でオラを庇って…」

ピッコロ「貴様ら親子のせいだ…甘さがうつっちまった…
それに孫悟空…貴様を殺すのはこのオレだ……」

悟空「ピッコロ!!最後の仙豆だ、食え!!」

ピッコロ「オレはもうダメだ……自分で使うんだな…」

悟飯「ピッコロさん!!死なないで!!」

ピッコロ「悟飯…貴様といた数か月…悪くなかったぜ…死ぬ…なよ…悟……飯……」

悟空「ピッコロ!!」

悟飯「うわああああああああ!!!!」

悟空「悟飯!?ぐ…」

悟飯「魔閃光――――――っ!!!!!」ギャウウッ

ナッパ「ぐああっ…ガキイっ!!」

クリリン「まずいっ気円―」

ナッパ「邪魔だあ!!」グワッ

クリリン「うわああっ!!」

悟空「クリリン!!」

ベジータ「ちっ、ナッパ!!止まれ!!」

ナッパ「ガキもろともくたばれえ!!」カパッ

悟空「も、もうダメだ…!!」

ビッ

ドゴオオオオン!!

悟空「!!」

悟飯「!?」

ナッパ「あ…ぐ……う……べ…ベジータ……!!!」

クリリン「あ…あいつ…仲間をやりやがった…
しかも悟空でさえ歯が立たなかった奴を一撃で……」

ラディッツ「べ…ベジータ…どうして……」

ベジータ「オレは止まれと言ったんだ単細胞のバカめ
ナメック星人を殺しやがって…おかげでオレ達の不老不死がぱあだ
殺されなかっただけありがたく思うんだな、次はないぞ
ラディッツ、そのバカを連れて先に帰れ」

17: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 00:58:12.58 ID:OZQV0ZSn0
ラディッツ「え…?」

ベジータ「聞こえなかったか?」

ラディッツ「わ、わかった。ベジータはどうするんだ?」

ベジータ「お前とそのバカの傷を治療した後、ナメック星に向かえ
ナメック星に行けばここのものよりもっと強力なドラゴンボールがあるはずだ」

ラディッツ「ああ…わかった……」ギュン

ベジータ「さて、カカロット」ビッ

悟空「ぐわあっ」

クリリン「悟空!!」

ベジータ「心配するな、殺してはいない。
さあ、さっさとさっきのナメック星人に与えようとしていた薬を使うんだな」

クリリン「どういうつもりだ!!」

ベジータ「早くしろ、でないと死んでしまうぞ?」

クリリン「くっ、悟空仙豆だ…なんとか飲み込んでくれ…」

悟空「う…さんきゅークリリン」

ベジータ「…思ったどおりどうやら完全に体力を回復する薬のようだな、それに傷も癒えてるようだ」

悟空「おめえ何考えてんだ…」

ベジータ「サイヤ人は死のふちから復活するたびに遥かに戦闘力が増す
今の貴様ならナッパを倒せるぐらいにはパワーアップしてるはずだ」

悟空「本当だ…でもおめえがオラのパワーを上げて何の得がある?」

ベジータ「サイヤ人は戦闘民族だ、闘いこそがオレ達の求めるものだ
カカロットよ、オレとゲームをせんか?」

悟空「ゲームだと…?」

ベジータ「そうだ、オレに少しでもダメージを与えれば貴様らの勝ち
貴様ら3人ともが死ねば、オレ様の勝ちだ
貴様らが勝てば今回だけは貴様らを見逃してやろう
オレが勝てば地球人は皆殺しにする。どうだ?悪い条件ではなかろう?」

悟空「受けないって言ったらどうすんだ?」

ベジータ「今すぐ貴様らを殺して、この星の住人共も消す」

悟空「そりゃあ受けるしかねえじゃねえか…場所を変えるぞ」

ベジータ「好きにするといい」

18: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 01:00:50.84 ID:OZQV0ZSn0
クリリン「良いのかよ悟空?」

悟空「どう足掻いたってオラ達じゃ奴には勝てねえ
それならまだこっちの方が勝機がある」

クリリン「でもよ…アイツはさっきのでかぶつよりずっと強いんだぜ?」

悟空「作戦がある…オラには界王様に教えてもらった必殺技があんだ
でも、それをするのに時間がかかんだ
だから少しの間、悟飯とクリリンの二人で時間を稼いでくれ」

クリリン「わ…わかった、やれるだけやってみるよ…」

ベジータ「相談は終わりか?さっさとかかってこい」

悟空「行くぞ!!五倍界王拳!!」シュウウウ

ドッ

ガシイ

ベジータ「いいぞ、さっきナッパに一撃いれたときよりパワーが増している!!」

クリリン「でやああ」

悟飯「うわあ――」

ベジータ「邪魔だ!!」ズアッ

クリリン「くっ悟飯!!」

ベジータ「ほう、動きだけはなかなかのものだ」

悟空「でややややや!!!」バババババ

ベジータ「その程度かっ」ズン

バキッドゴガッ

悟空「あが…あ……」

ベジータ「死ね」ブウン

クリリン「はあ――ッ!!」グアッ

ベジータ「ふんっ」ボッ

クリリン「!?」

悟飯「魔閃光――!!」ドウンッ

ドオオオン!!

ベジータ「ほう!この距離で打ち消すか!!」

クリリン「うおおおっ」

ベジータ「消えろ」

クリリン「太陽拳!!」カッ

ベジータ「うおっ!!!!ぐおお――っ!!!!め、目があっ!!!!」

悟空「今だ、この距離なら!!
大地よ、海よ、そして生きている全ての皆……
このオラにほんのちょっとずつだけ元気をわけてくれ……」スーーッ

ベジータ「うっ…ぐうう…!!ちくしょう!!め…目がっ……!!」

クリリン「はああ…気円斬!!だあっ!!!!」ギャウン

ベジータ「くっ」

19: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 01:02:29.97 ID:OZQV0ZSn0
ベジータ「くっ」

クリリン「避けられた!!」

ベジータ「そこか!!」ガシッ

クリリン「う…あ…ああ…」

悟飯「クリリンさん!!」

ベジータ「このまま絞め殺してやる」

悟空「くそっ!!元気玉の完成までまだちょっとかかる…このままじゃ……」

悟飯「うわああああ!!!!」

ベシッ

悟飯「あが…し…尻尾を……?」

ベジータ「何をするつもりだったか知らんが、どうやら意味がなかったようだな
カカロット、貴様はこいつとガキ後に片づけてや―――」

ザンッ

ベジータ「なに…!?もう一匹だと…!!」

クリリン「ヤジロベー!!」

ベジータ「貴様…オレ様の大事な尻尾を……くたばれえ!!!!」ヴンッ

ヤジロベー「げっ!!」

ズオッ

悟飯「あ…ああ…」

悟空「できた…あたれえ――――っ!!!!」

ベジータ「ぬっ!?何だこれはっ!?こんなもの!!」ガッ

悟空「いっけえ――っ!!」

ベジータ「こ…こんな……ぐわあああああ――――!!!!」ズァボッ

バチバチバチバチッ

ベジータ「ぎゃああああああああ……!!」ズオオオオッ

クリリン「あ……あ……」

悟飯「はは……」

悟空「や…やった……」

クリリン「ひゃっほ――っ!!やった!!やったぞ悟空!!」

悟飯「お父さん!!」

悟空「やったな…あ」

クリリン「え?」

ドサッ

悟飯「サイヤ人が……!!」

20: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 01:17:18.47 ID:OZQV0ZSn0
ベジータ「くっくっく…今のはオレも死ぬかと思ったぜ……」

悟空「!!!!」

クリリン「そ…そんな!!」

ベジータ「ニタ」ズァウォッ

ズゴゴゴゴゴ……

クリリン「あ……う……」

悟空「……」ピク…ピク…

ベジータ「ふ…ついムキになってしまったぜ……
3匹ともまだかろうじて生きてやがるな…
はっはっは!!このオレにここまでのダメージを与えたことは誉めてやる!!
約束どおり今回だけは見逃してやる…
カカロットとその息子よ…オレ達サイヤ人は闘うたびに強くなる
相手が強ければ強いほどな…もっと強くなってこのオレを楽しませてくれ」

悟空「ま…待て……」

ベジータ「何だ」

悟空「どこに…行く…つもりだ……」

ベジータ「もう動ける体力は残ってないはずだ、折角見逃してやったのに死ぬつもりか?
そんなに闘いたければもっと強くなるんだな、オレは上の命令でヤードラットに向かうが…
ナッパとラディッツにはナメック星にドラゴンボールをとりに行かせる」

悟空「ナメック星?」

ベジータ「あと40日程でナメック星を攻め始めるだろう、それまでに傷を癒しもっと強くなるんだな
貴様がこの星にやってきたポッド…あれなら30日程でナメック星に行けるはずだ」

悟空「傷を治すのを含めても間にあわねえ……」

ベジータ「やれるだけやってみるんだな
できなければナメック星人と地球人共が滅ぶだけだ」

そうしてベジータは地球を去っていった
はたして悟空達はナメック星でサイヤ人達の野望を阻止することができるのだろうか


悟空「オッスオラ悟空!!ナメック星にはサイヤ人達以外にも
つええ奴らがドラゴンボールを狙ってやってきているらしいぞ?

クリリンが言うにはベジータよりもっととんでもねえ奴がいるらしいんだ
アイツよりつええ奴なんて全く想像できねえや

オラももっともっと腕あげてナメック星に向かわねえとな

次回、ドラゴンボールZ!!
新たな敵!宇宙の帝王フリーザ

オラなんだかワクワクしてきたぞ」


サイヤ人編完
おまけ
サイヤ人終了時の生存者の戦闘力
悟空:12000(通常時)~60000(5倍界王拳)、悟飯:3000、クリリン:1770
ナッパ:40000、ラディッツ:6000
ベジータ:不明、60000以上

25: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 18:13:13.51 ID:OZQV0ZSn0
再開

ナメック編


サイヤ人達の強さは悟空達の想像を遥かに超え、多くの犠牲を出してしまった。

強力なサイヤ人のベジータとのかけに何とか勝ち、追い返すことに成功した悟空達は
死んだ仲間を生き返らせる、またサイヤ人との再戦のためナメック星に向かうことになった
しかし悟空の傷はかなり酷く、クリリン、悟飯、ブルマの三人が先に神様の宇宙船で
ナメック星に向かうことになったのだった……

神様の宇宙船でナメック星に行くには一か月程かかる

ベジータ達が去ってから18日目…惑星フリーザNo.79

「ん?何かきた!丸型戦闘員だぞ!!」

「この信号はナッパ様とラディッツさんだ!!」

「妙だな帰還連絡はうけてないぞ!何かあったんだろうか?」

「こちら管制室!!ナッパ様とラディッツさんがお着きになる!!至急出迎えろ!!」


「来たぞ!!」

「二機だけだ…ベジータ様は!?」

ドズン

「出ていらっしゃらないぞ…」

「おい!!生命維持装置を使っておられる!!
はやく治療室に運ぶんだ!!」


ナッパ「ちくしょうベジータの野郎…」

ラディッツ「命令を無視したお前が悪いんだろう。
ベジータの命令だ、治り次第ナメック星に向かえだと」

ナッパ「ベジータは?」

ラディッツ「フリーザ様の命令でギニュー特戦隊の手伝いらしい」

キュイ「ようナッパ、酷い目にあったらしいな
ベジータはいないみたいだがやられちまったのか?
天下無敵のはずのサイヤ人の王子がやられちまうだなんてな!!」

ナッパ「ふん雑魚が、死にたくなかったら消えろ」

キュイ「まあ聞けよ、フリーザ様はお前達の勝手な行動にお怒りだったぜ?
だが許してくださるらしいぜ?お前達が素晴らしい発見をしたからってな」

ナッパ「何だと!?じゃあフリーザ様が出かけたってのは…」

キュイ「ナメック星さ」

ナッパ「ちっ、ベジータをオレ達から遠ざけたのはそれが目的か!!」

キュイ「おいナッパ!!ラディッツ!!」

26: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 18:16:02.52 ID:OZQV0ZSn0
更に三週間後…ナメック星

クリリン「ここがナメック星か…」

悟飯「クリリンさん…あっちに強い気がたくさん…」

クリリン「ああ…しかもやたら強そうなのが…サイヤ人達も来るらしいけど
それじゃあ数が合わない…どういうことだ…?」

ブルマ「やーね、何言ってんのよそれナメック星人よ
神様やピッコロがあの強さなんだから本家がそれより強くたって何の不思議もないわ」

クリリン「そ、そうだよな。なーんだ」

悟飯「あ、あれ…」

クリリン「サイヤ人の宇宙船だあ――!!」

ブルマ「ちょっと、何で2つくんのよ!?」

クリリン「ベジータって奴が言ってた…悟空の兄貴とナッパって奴だ!!」

悟飯「ん?」

クリリン「い!?」

ブルマ「そ…そんな何で…!?」

悟飯「ベジータでしょうか…?」

クリリン「いや違う、ベジータよりは小さい気だ。
でも凄まじい気の持ち主であることは確かだ!!」


「ありました!!フリーザ様」

フリーザ「これであと3つになりましたね、大切に持ってなさいドドリアさん
ナッパとラディッツが狙ってるらしいですからね」

ドドリア「は!!」

ザーボン「たった今ナッパとラディッツを追ってキュイが到着しました」

フリーザ「問題はわたしに逆らったサイヤ人共の始末ですね
ベジータにはギニュー特戦隊を仕向けたので問題はないでしょう」

ザーボン「キュイがそのままラディッツとナッパの元に向かうはずです
ラディッツは栽培マンに毛が生えた程度ですし、
ナッパとキュイは実力は同じぐらいだったはずです
少なくとも無事ではすまないでしょう」


キュイ「ナッパとラディッツは別行動か…丁度いい
聞こえてるかラディッツ、ナッパ!!これで堂々と貴様ら猿を殺せるわけだ!!
まずはラディッツ貴様からだ!!」

ラディッツ「笑わせるな、貴様なんぞがオレ達サイヤ人に勝てると思うのか!!」

キュイ「スカウターの値を見てみろ!!貴様程度足元にも及ばんわ!!」

27: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 18:21:28.99 ID:OZQV0ZSn0
キュイ「へっへっへ…ラディッツ……
ベジータとナッパといつも一緒にいるからと調子に乗りやがって
戦闘力2500…栽培マンの方が強いんじゃないか?」

ラディッツ「くっくっく…このオレはベジータやナッパと共に腕を上げてきた」

キュイ「腕を上げてその程度か?はーはっは、雑魚め」

ラディッツ「雑魚だと?ではいいものを見せてやろう
オレ達は地球に行ったときに奴らから面白いことを学んできた」

キュイ「逃げ足をか?弱虫ラディッツにはお似合いだな!!」

ラディッツ「戦闘力のコントロールをだ!!はああ……」ゴゴゴゴ

キュイ「戦闘力8000…15000……18000……20000
25000だと!?貴様がこのオレと互角の戦闘力だと!?バカな!!」

ラディッツ「バカめ!!オレ達は絶えず実戦で闘ってきたんだ
いつまでも貴様らの下だと思うな!!」

キュイ「なめるなあ!!」


ザーボン「……」

ドドリア「どうした?」

ザーボン「いや故障だと思うが、ラディッツにセットしたスカウターの値が25000にまで上がってな」

ドドリア「そいつはホントに故障だぜ、お前のスカウターは旧型だからな
オレので正しい数値を調べてやるよ……
そんな馬鹿な、オレの新型も故障か?25000だ」

フリーザ「驚くことはないでしょう…そいつはきっとナッパですよ」

ドドリア「じゃあもう片方の18000は?」

フリーザ「そちらがラディッツでしょう、彼らは絶えず最前線で闘ってきたのですからね
おそらく地球で何かのコツをつかんだのでしょう
たかが25000です、貴方達の敵ではないでしょう
さあナメック星人達の反応があった場所に行きますよ」



クリリン「!!隠れろ!!あっちから怪しい気が近づいてくる!!オレ達のことバレたのか…?」

悟飯「きたっ!!」

ヒュンヒュンヒュンヒュン

キイイ……ン

ブルマ「行っちゃった、よかったわ私達が目的じゃなかったみたい
あっ、さっき集まってた4つのドラゴンボールが凄いスピードで動いてる!!
あいつらが持ってたんだわ!!」

クリリン「悟飯…見たか?前から2番目に飛んでた奴…」

悟飯「はい…見ました……物凄い気を感じました…
ベジータよりももっと凄まじい……」

ブルマ「べ、ベジータってあんた達と孫君が全員でかかっても
傷一つつけられなかったっていうサイヤ人でしょう?
そのベジータより強いっていったい何者なの?」

クリリン「わかりませんよ…でもベジータの仲間だと思う、同じような服を着ていた
くそーあんな奴からどうやってドラゴンボールを奪うっていうんだよ…
悟空が敵わなかったナッパって奴もこの星にいるんだぞ…」

ブルマ「ね、ねえさっきの連中、ここのドラゴンボールにまっすぐ進んでるわよ?」

クリリン「さっきナメック星人達の気を感じたところだ!!
オレそこに行って様子を見てくる!!」

悟飯「僕も行きます!!」

ブルマ「私は亀じいさんと孫君にこのこと連絡しとくわ!!」

28: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 18:28:41.43 ID:OZQV0ZSn0
その頃地球――

悟空「何だって!?ベジータよりつええ奴が?」

亀仙人「そうじゃ、それに宇宙船を壊されて地球には戻ってこれんらしい」

ポポ「悟空」

悟空「ポポ!!」

ポポ「仙豆ができたから全部持ってきた」

悟空「ホントか!?早く食わせてくれ!!
よし、オラナメック星に行ってくる!!」

ポポ「残りももってけ」

悟空「さんきゅー、カリン様にも礼言っといてくれ。筋斗雲――!!」


こうして悟空はナメック星に飛び立った、凄まじい修行をしながら




再びナメック星

フリーザ達に襲われているナメック星人を放っておけなかった悟飯達は
唯一の生き残ったナメック星人デンデを連れて、追ってくるドドリアから逃げていた


クリリン「悟飯!!オレの方を見るな!!目をつぶれ!!
これでもくらえ…太陽拳!!!!」カッ

ドドリア「うがあ!!目が…」

クリリン「やった上手くいったぞ!!悟飯隠れるんだ!!」

悟飯「あ…ああ…」

クリリン「どうしたごは――ッ!!」

ザーボン「ふふふ…」

ドドリア「ザーボン!!」

ザーボン「くだらん手にひっかかりおって」

クリリン「お…おしまいだ……」

29: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 18:50:15.08 ID:OZQV0ZSn0
キュイ「ま、待て――」

ラディッツ「くたばれ――!!」

ズアッ!!

キュイ「!!」

ボンっ!!

ラディッツ「はあ…はあ……汚い花火だぜ。
む?近くにドドリアとザーボンがいるな?
それに小さい気が3つ…フリーザはいないみたいだ
少し様子を見に行ってみるか」ギュン


クリリン「こうなったらやぶれかぶれだ!!うおお――!!」

ガシッ

ドドリア「ふん、雑魚が!!」

クリリン「くそ…」

悟飯「魔閃光!!」ズボッ

ザーボン「何かしたかな?」

悟飯「そんな…」

ドドリア「死になって言いたいところだが、フリーザ様の命令は捕まえることなんでな」

ドンッ!!

ドドリア「ぐあっ!?何者だ!!」

ラディッツ「よう…」

ザーボン「ラディッツ!!」

クリリン「悟空の兄貴!?」

ラディッツ「地球人のチビとカカロットの息子…それにナメック星人か」

ドドリア「地球人だと…?」

ラディッツ「カカロットの息子よ!!」

悟飯「え!?」

ラディッツ「ここはオレが引き受ける、さっさと消えるんだな」

悟飯「え…?」

クリリン「悟飯行こう!!」

悟飯「は、はい!!」ギュン

ドドリア「待て!!くそっテメエ地球人と手を組みやがったのか!?」

ラディッツ「ふん、貴様には関係のない話だ」

ザーボン「待てよ、ドドリア。カカロットという名はサイヤ人だ」

ドドリア「何だと?そういや地球に何とかって奴とその息子がいるって言ってたな」

ザーボン「ああ、そして確かそいつはラディッツの弟だったはずだ」

ドドリア「そういうことか、テメエ甥っ子を助けるためだけに現れやがったか!!
キュイよりもずっと弱くて臆病な弱虫ラディッツが、血族にはお優しいこって」

ラディッツ「キュイの野郎はオレが片づけた、次は貴様らの番だ!!」

30: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 19:05:39.91 ID:OZQV0ZSn0
クリリン「凄い気のぶつかり合いだ…悟空の兄貴ずっと腕を上げてるぞ」

悟飯「はい…それにスカウターての着けてなかった…
きっと気を探る能力を身に着けたんですよ」

クリリン「げ…まさかナッパって奴も身に着けてるのか?
アイツに来られたら全て終わりだぞ」

悟飯「大丈夫ですよきっとうんと遠くにいるみたいだし、
ほらブルマさんのいる洞窟あそこですよ」

クリリン「ああ…ふう、生きた心地がしなかったぜ
でも何で悟空の兄貴はオレ達を助けたんだ?」

悟飯「わからないけど…もしかしたらそんなに悪い人じゃないのかも…」

クリリン「そういやベジータもオレ達を見逃してくれたもんな……でもなあ」

ブルマと合流したクリリン達は互いに状況を話し、
悟空がナメック星に向かっていることを知った
一方その頃ナッパはナメック星人の村を襲いドラゴンボールを手に入れ水の中に隠した
それを察知したクリリンとデンデは最後のドラゴンボールの在処
ナメック星の最長老の元に向かうのだった
そして悟空は宇宙船の中で不眠不休で厳しい修行を続けていた

一方ラディッツは――

ラディッツ「かは……」

ボチャンッ

ザーボン「ふん、手こずらせよって」

ドドリア「思った以上にねばりやがったな…今から探しても見つけれっこねえぞ」

ザーボン「やむを得ん、フリーザ様のところに戻るぞ」


ザーボン「フリーザ様、今戻りました」

フリーザ「あのチビ共はどうしました?」

ザーボン「すみません、ラディッツに邪魔をされました
どうやらあのチビ達は地球人と地球にいるサイヤ人の子供のようです」

フリーザ「サイヤ人……ですか、そうですか
二度もサイヤ人に邪魔をされたわけですか」

ドドリア「ラディッツの奴がキュイを片づけたらしいです」

フリーザ「そうですか。で、ラディッツは死んだのですか?」

ザーボン「死体を確認したわけではありませんが、
万が一生きていたとしても相当の重傷を負っているはずです」

フリーザ「どうして確認してこなかったのですか?」

ザーボン「え?その…ラディッツが水没してしまったものですから」

フリーザ「水に潜ればよろしいでしょう
貴方達は濡れてしまうのを嫌って、確認を怠った」

ザーボン「申し訳ありません!今すぐ確認に――」

「フリーザ様!!村を発見したのですが既に破壊されていました!!」

フリーザ「何ですって!?」

ザーボン「まさかラディッツが!?だが奴はドラゴンボールを持ってなかった!!」

フリーザ「ザーボンさんすぐにラディッツを連れてきなさい!
今度は生きている方に望みをかけるんですね!!そしてドドリアさんはナッパを連れてきなさい!!
アプールはギニュー特戦隊にここに来るよう知らせなさいもちろんスカウターは持ってくるように」

ザーボン・ドドリア「はっ!!」

そうしてザーボンは生きていたラディッツを回収しメディカルマシーンで治療を
そしてドドリアはナッパに返り討ちにされて死んだ

31: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 19:34:37.79 ID:OZQV0ZSn0
そして一日余りが過ぎた
クリリンはドラゴンボールを手に入れ最長老に潜在能力を開放してもらい
そして悟飯はドラゴンレーダでナッパの隠したドラゴンボールを手に入れた
ナッパはラディッツを助け、フリーザのドラゴンボールを全て奪った
その後、追ってきたザーボンをナッパがあっさりと殺し
更に三日あまり過ぎたころ、
悟飯の潜在能力を最長老に引き出してもらったときに、ナッパ達にとうとう見つかった
しかし近づいてくる5つの巨大な戦闘力に一時休戦をすることになったのであった


「リクーム!」

「バータ!」

「ジース!」

「グルド!」

「ベジータ!」

「「「「「ベジータ特戦隊!!」」」」」

フリーザ「ま、待っていましたよ…どうやらうまくやったようですね」

ベジータ「はい、相手は完全に油断していましたからね
フリーザ様、今回の我々の使命をお教えください」

フリーザ「裏切り者のナッパとラディッツを連れてきて
わたしのドラゴンボールをどこに隠したか吐かせなさい」

ベジータ「たやすい御用です、では行ってまいります!」

バシュシュッ

悟空「あと10分でナメック星に着く…ん?
あれはベジータ達が乗ってた宇宙船?ナメック星に向かってるみてえだ…
中にいる奴、ベジータ達と同じ服を着てやがる…フリーザって奴の仲間かなんかなんか…?」


ナッパ「あそこだ!!」

クリリン「そろった――!!」

ギュッ

ベジータ「ようナッパちゃん」

ナッパ「ベジータ!?」

クリリン「速い…接近がわからなかった…」

ベジータ「おやそいつがドラゴンボールって奴かい?
七個そろってるじゃないか、こいつはフリーザ様がお喜びになるぞ」

ナッパ「どうしたんだベジータ!!何でギニュー特戦隊の奴らといやがる!!」

ベジータ「ふふっこれで七個全て頂いた」

クリリン「えっ!?いつの間に!?」

ベジータ「オレはフリーザ様にドラゴンボールを持って行こう
ではジャンケンで一番勝った奴がナッパ、次のがラディッツとチビ二匹を
セットでな、仲良くやれよ?オレは優しいだろ――――!!!」

「「「「お――!!最高っすよ―――!!!」」」」

リクーム「オレがナッパだ!!」

グルド「オレがラディッツとチビ二匹か」

ベジータ「これでフリーザ様は不老不死が手に入る!!」

ナッパ「ベジータ!!」

ベジータ「何だナッパちゃん、お前の相手はリクームだ
じゃあな、は――っはっは!!!!」

ナッパ「いったいどうしちまったっていうんだ……?」

32: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 19:50:45.72 ID:OZQV0ZSn0
グルド「ちぇっ、ラディッツとチビか…こりゃあっという間に終わっちまいそうだぜ」

クリリン「悟飯、気を開放しろ!!!!」

ドン

ラディッツ「ふん」ビッ

ドオオオン

クリリン「へ…?」

ジース「おいおいおい、グルドの奴あっさりやられちまいやがったぜ」

バータ「こ、困ったぞ」

リクーム「我々のファイティングポーズは1人かけると美しくない
ギニュー隊長には四人でできる新しいポーズを考えていただかねば」

バータ「おいラディッツの奴、戦闘力30000まで上がってるぜ?」

ジース「チビ二人も1万まであがってやがる…
グルドの代わりはオレ達二人でやるか?」

バータ「そうだな」

リクーム「おいナッパちゃん、次はオレ達の番だよー
二匹のおチビちゃん達、ラディッツちゃんどんどんナッパちゃんの
手伝いしていいから遠慮しないでどんどん卑怯な手使うんだよ?」

ジース「おいおいナッパ以外は殺すなよ」

バータ「オレ達が殺すんだからな」

ナッパ「嘗めくさりやがって、はああ!!」グオオオオオ

リクーム「ほおお!?」

ジース「おいおい、ナッパの奴80000まで上昇したぞ」

ドン

ナッパ「うおおおお!!!」

ブオオオオオッ

ドゴッ

ガッ

ナッパ「でりゃああ!!」

バゴーン

ナッパ「はあっ!!」カパ

ドグアアアアア

ヒュウウウ…

ナッパ「へっ……なに!?」

リクーム「は――あい」

クリリン「そ、そんな…」

悟飯「ほとんどダメージを受けてない」

33: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 20:14:42.51 ID:OZQV0ZSn0
リクーム「リクーム…キック!」ガツン

ナッパ「ぐあ…くそがあ!!」

ドガガガバババババ

リクーム「思ったよりやるじゃないのナッパちゃん、とう」ガン

バギッ

ギュン

ナッパ「ぐ…ああ…あ――!!!!!」

ドゴッ

リクーム「おいおいつまんねえなあ、もっとビシッとした技ないの?
ないならそろそろ殺しちゃうけど、お命頂戴!!とうっ!!
こいつでフィニッシュだ、リクーム…イレイザーガン!!」グワッ

ラディッツ「だああっ!!」

ドゴッ

ガギッ

カッ

ドグオオオオオン

ナッパ「な、何故オレを助けた…テメエも奴を攻撃すればよかっただろう」

悟飯「え…?あ……」

ラディッツ「これはオレ達サイヤ人の闘いだ…何故地球人の貴様が」

クリリン「オレ達だってお前らに殺された皆を生き返らせるためにここまで来たんだ
たとえ敵のお前らでも、そのためにだったら助けだってするさ
……それにお前にはこの前助けてもらった借があるからな」

リクーム「今の不意打ちはよかったぞ、おかげで歯が…ちょっと頭にきちゃったかな?
おーい、他の3匹もオレにやらせてくれー!!いいだろ!な!?」

ジース「しょうがないな、まあいい。お前の好きにしろー!!」

バータ「そのかわり後でチョコレートパフェおごれよー!!」

リクーム「へっへっへ、そういうことだ」ドギャッ

悟飯「クリリンさーん!!クリリンさん!!」

クリリン「ぐふ…骨が…たった一撃でこの様だ……
はっきり言ってオレ達はもう終わりだ…」

悟飯「ぼ、ボクやれるだけやってみます…」


その後悟飯とラディッツの二人がかりで闘うも、たった一人に手も足も出なかった
フリーザはドラゴンボールを手に入れたが願いを叶えれなかったため最長老の元へむかった

そしてとうとう待ちに待った悟空が到着した

悟空の仙豆で、悟飯クリリンナッパラディッツは回復し
悟空はあっというまに特戦隊の三人を倒した
そしてジースに呼ばれてやってきたベジータとの戦いが始まるのだった

34: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 20:17:22.96 ID:OZQV0ZSn0
ベジータ「なるほどあいつか…オレの見立てではあいつの実力は12万程とみた」

ジース「そんな!!奴はサイヤ人なんですよ!?」

ベジータ「ありえんことはない、現にベジータはオレの戦闘力を遥かに超えていた」

悟空「ベジータ…なんか地球であったときと雰囲気ちがくねえか?」

ラディッツ「カカロット、おそらく奴はギニューという奴だ
なんらかの方法でベジータを操ったか、体をのっとたかだ」

悟空「何?」

ベジータ「いくぞ!!」バッ

悟空「くっ!?」

ジース「いいぞ、ギニュー隊長の戦闘力を
遥かに上回るベジータのカラダを手に入れたんだ!!
奴が勝てるはずがない!!」

ベジータ「ぐはははは、どうだジースオレの戦闘力は!!」

ジース「20万です!!」

ギニュー「20万か、ふははははっ!!」

悟空「二倍界王拳!!」ガシッ

ギニュー「何!?」

悟空「地球で闘ったベジータはもっと強かったぞ!!」

ナッパ「そうだぜ、何たってベジータの本来の戦闘力は36万だからな」

ベジータ「何!?」

ナッパ「ベジータには地球での恨みがあったんだ」

ドカッバキッ

ベジータ「ぐわああ…!!ジ――ス!!何してる貴様も闘わんか!!」

ジース「は、はい」

ラディッツ「おっと貴様の相手はオレだ」

ジース「なっ」

ラディッツ「くたばれ」ドン

ベジータ「ジースがラディッツに……」

ナッパ「よそ見してていいのかよ!!」ドズッ

バキィッドカッ

ナッパ「でやあ!!」ギャンッ

ドゴオオオッ

ベジータ「あ…ぐぐ…ぐ……」

ナッパ「とどめだ」

ベジータ「にやっ、チェ―――――ンジ!!!!」

悟空「な、何だあれは…まずい!!」

35: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 20:23:01.66 ID:OZQV0ZSn0
「このときを待ってたぜ」

ベジータ「何!?貴様ついてきてたのか――」

悟空「あいつはあの時の――」

カッ

ベジータ「ぐ…あ…へっ…ようやく元に戻れたぜ……」

ナッパ「な…何だ……?」

ギニュー「くそ…今度こそナッパと入れ替わってやる…」

ラディッツ「はあっ!!」ズオッ

悟空「波――っ!!」ズドッ

ギニュー「な――」

ドゴオオン


ベジータ「ナッパ…随分とオレ様の体をいためつけてくれたな」

ナッパ「へっ、地球でのお返しだ。今ならテメエを簡単に消せるな」

悟空「おいっ」

ベジータ「ふん、お前にはオレは殺せん。
オレがいなければフリーザを倒せんからな…」

ナッパ「そういうこった」

その後、ベジータはメディカルマシーンに入れられた

その頃ネイルはフリーザ相手に時間稼ぎをしていた

ナッパとラディッツの隙をつき悟空達はドラゴンボールでピッコロを生き返らせ
二つ目の願いでピッコロをナメック星に連れてきてもらった
しかし、そこでドラゴンボールは石になってしまい
その上、フリーザもやってきてしまった
はたして悟空達に勝ち目はあるのか…?

悟空「オッスオラ孫悟空

ナッパ達の隙をついて神龍を呼び出したまでは良かったけど
三つ目の願いを叶える前にドラゴンボールが石になっちまった

しかもフリーザまでやってきちまった
フリーザは今までのどの相手よりもうんとつええ
こうなったら元気玉に全てかけるしかねえ

次回、ドラゴンボール
怒り爆発!!伝説の戦士・超サイヤ人

オレは怒ったぞ、フリーザ―――ッ!!!!!」

ナメック編完、フリーザ編とは分けました
おまけ
ギニュー特戦隊と闘ってた時の戦闘力
悟空→12万(通常時)~24万(二倍界王拳)、クリリン→13000、悟飯→14000
ラディッツ→3万(復活前)、ナッパ→8万 (復活前)、ベジータ→36万

グルド→10000、リクーム、ジース、バータ→10万
ギニュー→15万(元の肉体)~20万(ベジータの肉体)

クリリン悟飯グルドは原作と同じぐらい
悟空とギニュー特戦隊は原作の+3~5万

ベジータはサイヤ人編から一度も瀕死になってない
というわけで原作サイヤ人編の20倍

ナッパとラディッツも原作サイヤ人編の20倍まで成長

原作の20倍で更に大猿化(10倍)しても第一形態フリーザ様に勝てないラディッツ……

36: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 20:28:39.16 ID:OZQV0ZSn0
フリーザ編

フリーザ「絶対に許さんぞ虫ケラ共!!!!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!!!」

グゴゴゴゴゴゴゴゴ 

悟空「な、何て気だ…!!」


(ピッコロネイルと同化、省略)


クリリン「何て気だ…勝てるわけない…」

フリーザ「当たり前だ、たった5匹の蟻が恐竜に勝てると思ったか!!」

悟空「やってみなきゃわかんねえ!!」

フリーザ「戯言を…む?この顔どこかで…
そうだ惑星ベジータを滅ぼしたときに最後まで抵抗した
バーダックとかいうサイヤ人にそっくりなんだ!!」

ラディッツ「何!?親父がだと!?」

フリーザ「親父…?そうか、確かそのサイヤ人はラディッツの弟…
親子揃って歯向かいやがって…やはりサイヤ人は根絶やしにする必要がありますね!!」

ナッパ「こうなったらやるしかねえ!!」

悟空「5倍界王拳!!」グゴゴゴゴ

ドッ!!

ガッダダダダダダ

悟空「でややややや!!!!」

フリーザ「くっ…どうやら少しはやるようですね」

クリリン「ははっいいぞ!!」

悟空「(何だ…こいつの妙な落ち着きは?)」

フリーザ「そういえばナッパ、お前はザーボンさんの変身を見たか?」

ナッパ「あ?見てねえよ、あいつもオレ達と同じ変身型だったのか?」

フリーザ「実はこのわたしも変身型の宇宙人でね…ほああああ」

悟空「!!」

クリリン「き…気がどんどん強くなっていく…!!」

ドン

ナッパ「!!」

ドン

ラディッツ「!!」

フリーザ「はあっ!!」ドオッ

ナッパ「こ…こんなことが…」

ラディッツ「あ…ああ……!!」

悟飯「こ、殺される…」

クリリン「あ、悪夢だ…」

フリーザ「こうなってしまったら前程優しくはないぞ?」

37: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 20:38:28.26 ID:OZQV0ZSn0
フリーザ「ちなみに戦闘力は200万以上は確実か…」

ナッパ「何!?」

フリーザ「ばっ!!」グアッ

ドッオオ…ン

フリーザ「はっはっは、今のはほんの挨拶がわりだ
サイヤ人にだってできる、なあナッパ」

ナッパ「く…」

フリーザ「さあてどいつから地獄を見せてやろうか……決めた!!!」ギャオッ

ズン

ラディッツ「速い…」

悟空「く…クリリ――――ン!!!!」

悟飯「クリリンさ――――ん!!!!」

ズッ

クリリン「うがあっ!!」

ザパーン

悟空「クリリン!!」

悟飯「クリリンさん!!」

フリーザ「おっと、あいつを助ける気か?無駄だすぐ死ぬ」


悟空「邪魔だあ――――ッ!!!!」

悟飯「どけ――――っ!!!!」

バギィッ

ズゴゴゴゴ

バキィ

悟飯「わ――――!!!!」ズドドドド

悟空「でややややや!!!!」バババババ

ドオオン

悟空「か・め・は・め…」ゴゴゴゴ

悟飯「魔閃光―――!!!!」ズボアッ

悟空「波――――っ!!!!!」ズオッ


ドゴオオオオッ

悟空「はあ…はあ…クリリン!!」

デンデ「大丈夫です!!まだなんとか息が!!」

悟空「良かった…」

悟飯「クリリンさん…死なないで」

ラディッツ「カカロット!!」

悟空「!?」

グゴゴゴゴゴ

悟飯「ふ、フリーザの気が…もっと強くなっていく」

ナッパ「奴も戦闘力をコントロールできたのか…!!」

38: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 21:12:20.55 ID:OZQV0ZSn0
フリーザ「サイヤ人共め…!!」

悟飯「あ、ああ…」

悟空「悟飯逃げろ!!」

バギッ

悟飯「あ…あうう…ううううう………」

悟空「ごは―――ん!!」ギャウ

ガッ

ドゴッ

悟空「あぐ…ぐぐ……」

フリーザ「そう慌てるなよ、あの餓鬼のあとでじっくり遊んでやる」

悟空「させるか!!」ブン

フリーザ「ふん」ズン

悟空「あ…が…ああ……」

ドズッ

バチイッ

ドゴオオッ

悟空「……あ…ああ……あが…」

フリーザ「終わりか、死ね」グググ

悟空「うぎゃああああ…ああああああ!!!!」メキメキ

悟飯「お父さ―――ん!!!!」ギュオッ

フリーザ「はっ」ドゴ

悟飯「あ…ああ……」

ラディッツ「ちくしょ―――!!」

ナッパ「待て!!テメエが行って何になる!!」

ラディッツ「だが…!!」

悟飯「ぐああ…あああああ!!!!」ミシミシ

悟空「あ…ああ…あああ……」ググググ


フリーザ「三代に渡って歯向かいやがって、ホント目障りな猿だな!!
どうしたナッパ!!ラディッツ!!助けに来んのか!!もうすくこいつらは死ぬぞ!!…!?」バッ

ザンッ

フリーザ「うぐっ!!!!なっ!?」

ナッパ「何!?」

フリーザ「何故あいつが…少なくとも相当の重傷だったはずだ…!!!!」

クリリン「気円斬―――!!」ズオオオオ

フリーザ「おのれ―――!!
どうやって復活したのかしらんが、よくもこのフリーザ様の尻尾を切ってくれたな!!
今度は二度と復活できぬよう粉々にしてくれるぞ!!!!」

39: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 21:49:40.76 ID:OZQV0ZSn0
クリリン「太陽拳!!」

フリーザ「あうっ!!?くっ…目が…!!」

クリリン「ナッパ――!!ラディッツ――!!今だ――!!攻撃してくれ――!!」

デンデ「今なおしてあげるからね」

悟飯「はっ」

悟空「体が…サンキュー」

悟飯「驚いたよデンデ!!ありがとう!!」

ラディッツ「良かった…」

ナッパ「テメエ何であのナメック星人にあんな能力があるのを黙っていた!!」

クリリン「オレ達だって知らなかったんだよ!!」

悟飯「はあっ」ゴゴゴゴ

ラディッツ「良いぞ、サイヤ人の血を引くだけあって大幅にパワーアップしている」

悟空「妙だ…信じられねえ程パワーが湧き上がってくるぞ…」

フリーザ「バカな…!あの二人も蘇りやがった!」

悟空「!?何かくる!!」

ギャウッ

悟飯「ぴ、ピッコロさん!!」

ピッコロ「待たせたな…」

悟飯「よかったー、待ってたんですよピッコロさん!!」

ピッコロ「なるほど…奴がフリーザか。確かにとんでもないバケモンだ」

ナッパ「ちっ、誰がきたかと思えば地球でオレがぶっ殺した野郎じゃねえか
ドラゴンボールでこんな役に立たねえカスなんか生き返らせやがって…」

ピッコロ「カスで悪かったな…しかし覚えておけ、フリーザのあとは貴様らの番だ」

ナッパ「へっ、ナメック星人にもジョークは言えるみてえだな」

ピッコロ「さて、宇宙のゴミを片づけてやるか」

フリーザ「まだナメック星人が生き残っていたとはな」

ピッコロ「だっ!!」

フリーザ「!!」

フリーザ「!!」

バギッ

ドッギャウッ

バギッ

ピッコロ「ぐっ!!」

ドンッ

ピッコロ「だあああ!!」バチイッ

フリーザ「はじきとばした!?」

ズオッ

ドゥオン

フリーザ「おのれ…!!」

40: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 22:59:39.96 ID:OZQV0ZSn0
クリリン「すげえ!!めちゃくちゃすげえぞ!!」

悟飯「やっぱり凄いやピッコロさんは!!」

ナッパ「どういうこった!?地球で奴をやってからろくに時間もたってねえってのに」

悟空「……」

フリーザ「にた…」バギ

ドゴッ

「「「「!?」」」」

フリーザ「があ!!」ガンッ

ドゴ―――ン

フリーザ「くっくっく」

クリリン「や、野郎…これまで本気じゃなかったんだ!!」

フリーザ「くっくく…さっきは悪かったな。貴様をなめていたんだ
だが想像以上できるんだな…実力を見せることにした…実力をな」

ピッコロ「オレもだ…本気でやろう…」

フリーザ「なんだと!?今までのは本気じゃなかったっていうのか?」

ピッコロ「貴様らに殺されたナメック星人の怒りを思い知れ!!!!」

悟飯「勝てる!!」

フリーザ「勘違いしてるようだが今見せたのが本気だと思ったのか!!」ギュン

ピッコロ「速い!?」

ドゴオッ

ピッコロ「ぐ……」

クリリン「そんな……」

悟空「はあっ」ボッ

クリリン「悟空!?物凄い気だ…!!」

悟空「だああ!!」バキイッ

フリーザ「が…何だと!?」

悟空「でややややや!!!!」

ダダダダダダ

悟空「おりゃ――っ!!!!」ギュオ

ドオウン

フリーザ「く…どういう事だ…さっき復活してから遥かにパワーが増している…
奴がサイヤ人ということを考えても異常な程のパワーアップだ……」

悟空「オメエじゃオラには勝てねえ」

フリーザ「!?くく……は――はっは!!オレが貴様に勝てないだと!?
よおし、絶望感を与えておいてやろう…どうしようもない絶望感をな…
このオレは変身をするたびにパワーが遥かに増す…
その変身をあと二回オレは残している…この意味がわかるな?」

ピッコロ「なんだと…!?」

悟空「二回…!?」

フリーザ「見せてやろう!!このフリーザ様第二の変身を!!かあああ……!!!!!
ぬうううう……!!!!おああああああああ…!!!!かはあっ!!」シュウウウウ

ピッコロ「くうっ…」

フリーザ「おまたせしましたね…さあて第2回戦といきましょうか」

41: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/21(水) 23:20:25.01 ID:OZQV0ZSn0
ピッコロ「バケモノめ……!!パワーがテメエならスピードはオレだ!!」ギュオン

悟空「待てピッコロ!!!!」

ピッコロ「!!」

フリーザ「これはこれは…おひさしぶり……ひゃあ!!!!」ドン

ピッコロ「お…おあ…!!!!」

フリーザ「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ……!!!!」ビビビビビッ

ズドドドドド

ピッコロ「ぐああっ!!!!」

悟飯「やめろ――――!!!!」

ラディッツ「なっ」

クリリン「くそっ」

ナッパ「無駄だ!!てめえらが行ったところで無駄だ!!!
それよりこのオレを半殺しにしやがれ!!!!」

クリリン「え!?」

ラディッツ「何を考えてやがる!?」

ナッパ「テメエも知ってのとおりオレ達サイヤ人は死のふちから蘇るたび遥かにパワーを増す
一瞬で治療することのできるあのナメック星人がいたことは幸運だったぜ!!!!」

ラディッツ「だがベジータももうすぐ復活するはずだぞ…」

ナッパ「ベジータが復活したところで今のカカロットより強くなってる保証はねえ!!早くしろ!!」

ラディッツ「くっ!!だああ!!」ズボッ

ナッパ「そうだ…それでいい……」

悟飯「お前なんて死んじゃえ!!フルパワーだ――!!!!」ズアッ

フリーザ「だあっ!!」

悟飯「!?」

ピッコロ「はあっ!!」バシュ

悟飯「ありがとうピッコロさん……」

フリーザ「がきぃいい!!」

悟空「2倍界王拳!!はああ!!」ギャアアン

フリーザ「ぐ…サル共が調子に乗りやがって!!いいだろう!!
殺す前に見せてやろう!!死よりも恐ろしい究極のパワーを!!
わたくしの最後の変身を……わたくしの真の姿を!!!!」グゴゴゴゴ

フリーザの変身の間にデンデにピッコロとナッパを復活させてもらった
だがフリーザの変身がおわり、デンデが殺されてしまったのだった

42: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/22(木) 00:10:25.89 ID:AmDweYSC0
ナッパ「くっくっく…てめえらは邪魔だ、下がってな」

フリーザ「たいした自信だねナッパ、それとも恐怖のあまり頭がおかしくなったのかな?」

ナッパ「へっ、今のうちに笑ってやがれ。ここにいるのがテメエの最も恐れていた超サイヤ人だ!!」

フリーザ「冗談きついね」

ピッコロ「(何だ…超サイヤ人というのは?)」

ナッパ「オレはベジータを超えたんだ!!いつまでもオレがあいつの下だと思ったら大間違いだ!!」ギャウッ

フリーザ「ふふ…」フッ

ナッパ「見えているぞ!!何!?どこに行きやがった!?」

フリーザ「はっはっは、ちょっとスピードをあげたら着いてこれないみたいだね
それでも本当に超サイヤ人なのかな?いや、本当にベジータを超えたのかな?
はっきり言ってその程度じゃこのボクにはとても勝てないよ」

ナッパ「お、オレは超サイヤ人だ……くたばれフリーザ!!」

フリーザ「ふ…」ピッ

ズボッ

ナッパ「が……」

ラディッツ「ナッパ!!」ギュン

ラディッツ「し…死んでる…」

フリーザ「さて…お次はどいつだい?」

ラディッツ「カカロット…頼む、ナッパの仇をとってくれ……オレじゃあ到底フリーザには勝てない…
こんな奴でもオレにとっては30年近い付き合いの仲間だったんだ…頼む…頼む……」

悟空「ラディッツ…ナッパの事は大嫌いだったしオメエのことも大嫌いだったけどよ
でもサイヤ人の仲間を思う気持ちは持っていた……オラは地球育ちのサイヤ人だ!
おめえ達にぶっ殺されたサイヤ人のためにも…ここのナメック星人達のためにもおめえをブッ飛ばす!!」

フリーザ「くだらないことを…君の実力はもう見極めたよ
約10%…1割程度の力で君を宇宙の塵にすることができるんだ」

悟空「何?…そいつは大げさだぜ……はったりをかませすぎだ」

フリーザ「…………」

悟空「……!!(はったりじゃねえ!!)」

ドンッ!!

悟空「く…!!ちつ!!!」ガッ

ズン

悟空「ぐふっ…!!!あ…あぐぐ……だあ!!」ブン

ドギャッ

悟空「ぐ…はあ…はあ…」

フリーザ「ふふ」

ピッコロ「孫はとんでもない気だっていうのに、フリーザはそれを遥かに上回ってやがる…」

悟飯「そんな…」


界王「ダメだ…強すぎる…ここまでとは……」

天津飯「今の悟空は10倍ぐらいまでの界王拳に耐えられるんでしょう?
今相手の1割程度なら十分に勝てる可能性はある」

ヤムチャ「そうか!!」

界王「残念じゃったな…既に10倍界王拳を使って1割じゃ…」

天津飯「何ですって!?」

43: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/22(木) 00:43:23.23 ID:AmDweYSC0
悟空「くそっ…!!ま…まいったな……勝てねえ……
界王拳を20倍に引き上げたとしても…でもやるしかねえ!!うおおおお!!!!」ドン

ズゴゴゴゴ

悟空「だっ!!」ギャウ

悟空「か…め…は…め…波――――っ!!!!」ブオッ

フリーザ「かあっ!!!!」カッ

悟空「く…くそったれ……!!」

ピッコロ「野郎!!…孫のあの凄まじいかめはめ波を気合いだけでかき消しやがった!!!」

フリーザ「さっきまでの勢いはどうしたんだい?
どうやら今のでパワーを使い果たしたみたいだね…そろそろ死―」ドオン

フリーザ「何だ!?」

ベジータ「よう、フリーザさん」

フリーザ「貴様…ギニュー隊長とカラダが入れ替わってたはずじゃ…」

ベジータ「そんなことどうでもいいだろう?」

悟空「ベジータ…!!無理だ!!いくらオメエでも!!」

ベジータ「そんなことはわかっている…貴様の闘いを見ていた
カカロット…地球でオレに使った技…あれは使えないのか?」

悟空「え?元気玉のことか?使えっけど…
フリーザを倒す程の元気玉を作ろうと思ったら数分はかかる」

ベジータ「ならオレがその時間を稼ぐ…テメエはその元気玉とやらを作るのに集中しろ」

悟空「でも…!!」

フリーザ「ベジータ、君もバカじゃないはずだ…ボクに敵わないのはわかってるだろ?」

ベジータ「オレ達サイヤ人は月を見ると大猿に変身する…
そして大猿になると戦闘力が10倍にもなるんだ」

フリーザ「知ってるよ、だがそれがどうした。この星には月はない」

ベジータ「ああ、だがこれは知らんかっただろう!!
限られたサイヤ人だけに人工的に小さな満月を作り出すことができるのを!!」

フリーザ「何だと?」

ベジータ「はじけて混ざれ!!」カッ

フリーザ「く…まさか…そんなことが!!」

大猿ベジータ「ぐは――はっは!!!!!」

悟空「お、大猿の化け物…そうかじいちゃんを踏みつぶして殺しちまったのはこのオラだったのか
それより今は…このナメック星と近くにあるたくさんの星よ
ほんのちょっとずつでいい……オラに元気をわけてくれ!!!!」

クリリン「元気玉だ…悟空は元気玉を使うつもりだ!!」

大猿ラディッツ「ベジータは時間を稼ぐつもりか…ならばオレも」ギュオッ

ピッコロ「悟飯、クリリン!!残った気をオレによこせ!!はやく!!」

49: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/22(木) 22:32:32.58 ID:AmDweYSC0
大猿ベジータ「はーはっは!!これで貴様もおしまいだ!!」

フリーザ「ちっ、でかい図体で動きまくりやがって!!」

ドゥン

フリーザ「く…あの大猿は…ラディッツか!!猿共が調子に乗りやがって」

大猿ベジータ「死ね!!超ギャリック砲!!」

フリーザ「ぐう…こんなもの…!!」

大猿ベジータ「はじかれた…!!!!」

大猿ラディッツ「こ、こっちにくる…ダメだ避けたら悟飯達が…くそったれ!!」

ズウン

悟飯「ああ!!伯父さんが…!!」

ピッコロ「よけいなことは考えるな!!気を集中させろ!!」

フリーザ「おやおや、サルは残り三匹になりましたね
心配なく、残りもまとめてあの世に送ってやる!!」

ズッ

ベジータ「し…しまった…尻尾を――」

フリーザ「死になさい!!」ビッ

ベジータ「が…がはっ……」

悟空「ベジータ…!!ちくしょう…!!」

フリーザ「心配しなくても貴方も貴方の息子もまとめてあの世に…な、何だアレは!?
ま、まさかエネルギーの塊!?そうか、ベジータとラディッツはただの囮…!!
だが残念だったな、折角の苦肉の策も無駄になって…消えろ!!」

バカッ

ズッバーン

悟空「ピッコロ!!」

ピッコロ「さっさと元気玉とやらを完成させちまえ!!」

悟空「すまねえ」

フリーザ「まだうろうろしてやがったか、あのナメック星人め――!!」

ズバンズバン

ピッコロ「あいつら…残り少ない気で無茶しやがって…」

フリーザ「ふふふ…まったく人をイライラさせるのがうまい連中だ!!
もうここまでだ!!この星もろとも貴様らをゴミにしてやる―――!!!」ブーーーン

悟空「できた!!」

ピッコロ「やれえ―――――!!!!」

ブアッ

フリーザ「し、しまった!!こ、こんなもの…こんな…
こっ…うあああ―――――――――――――っ!!!!!!!」

クアッ

ドゥウウーーーン

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/22(木) 19:08:59.62 ID:xz5ZpC88o
ボディチェンジのところでベジータがどっから出てきたのかわからん

50: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/22(木) 22:36:32.13 ID:AmDweYSC0
>>48
悟空がナメック星に着く前に見かけたのがギニュー体のベジータです
悟空より遅れてナメック星に到着したところ、悟空達が闘ってたので隠れてチャンスをうかがってた感じです

51: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/22(木) 22:38:26.64 ID:AmDweYSC0
悟空「さあ帰るか、オラの乗ってきた宇宙船なら5日で地球に帰れるぜ」

クリリン「あっ、すっかりブルマさんのこと忘れてた」

悟空「おどかすなよ、またフリーザが出てきたかと思ったじゃねえか」

クリリン「ある意味ブルマさんの方がフリーザより怖いよ」

「「「「あははははは」」」」

悟空「さ、さっさとブルマを探して地球に帰ろう」

クリリン「あっ!!そ…そんな……フリーザだ――――っ!!!!!」

ビッ

悟飯「ピッコロさ――んっ!!!!」

フリーザ「流石のオレも今のは死ぬかと思ったぞ…」

悟空「逃げろおめえ達!!さっさとブルマを連れてこの星を離れろ!!」

フリーザ「貴様らを許すと思うか一匹残らず生かしては返さんぞ!!」

クリリン「うっうわああ―――っ!!」

悟空「クリリ―――――ンっ!!!やめろフリーザ―――――ッ!!!!!!」

クリリン「悟空―――――――っ!!!!!」ド――ーン

フリーザ「くっくっく、お次はガキの方かな?」

悟空「ゆ…ゆ……ゆるさんぞ………よくも……よくも……くっ…くく……」

プチン

ゾワッ

ヒュインヒュインヒュインヒュイン

フリーザ「な…なに!?なんだアイツの変化は……!!?サイヤ人は大猿にしか変わらんはず…!!」

超悟空「悟飯…ピッコロを連れてさっさと地球へ帰れ!!まだかすかに生きている!!」

悟飯「あ…あ…」

超悟空「オレの理性が残ってるうちにさとっとと消えるんだ!!!!
はやくしろ悟飯!!ピッコロが死ねば神様も死ぬ!!」

悟飯「はい…ありがとうお父さん…ありがとう…」

フリーザ「逃がすと思うか?」

超悟空「いい加減にしろ……この屑野郎!!
罪もないものを次から次へと殺しやがって…く、クリリンまで…
オレは怒ったぞ―――ッ!!!!フリーザ―――――ッ!!!!」


悟飯「僕にはわかったよ…お父さんはなれたんだ!!超サイヤ人に!!!!」


ギャオッ

ドカッ

フリーザ「偉そうなことを言いやがって…
貴様らサイヤ人は罪のないものを殺さなかったとでもいうのか?」

超悟空「だから滅びた…」

フリーザ「オレが滅ぼしたんだ、サイヤ人は気にいらないんでね」

超悟空「今度はこのオレが貴様を滅ぼす」

フリーザ「調子に乗りやがって…貴様がこのオレに勝てるわけない…
たとえ本当に貴様が超サイヤ人だったとしてもだ!!!!」ドウッ

ゴガガガガガ

52: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/22(木) 22:40:01.34 ID:AmDweYSC0
ヒュウウウ

フリーザ「何!?」

超悟空「お前はもうあやまってもゆるさねえぞ」ドン

フリーザ「うがっ!?くっ」バッ

ガ、ガガッ、ダンッ

フリーザ「はあ!!」ビッ

ドンッ

超悟空「…星は壊せてもたった一人の人間は壊せないようだな…」

フリーザ「な…なにものだ……」

超悟空「とっくにご存知なんだろ?オレは地球から貴様を倒すためにやってきたサイヤ人……
穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士…超サイヤ人孫悟空だ!!!!!」

フリーザ「どうやら本当に超サイヤ人らしい…」

超悟空「終わりだフリーザ…」

フリーザ「終わり?くくく…オレがさっきのガキを逃がしたと思ってるのか?
オレは宇宙空間でも生きていけるぞだが貴様らサイヤ人はどうかな?この星を消す!!」

超悟空「しまったあ!!!!」

カッ


ズゴゴゴゴゴゴ

超悟空「パワーを抑えすぎたな…自分が星の爆発に巻き込まれるのを恐れたからだ」

フリーザ「そいつは違うな、星の中枢は破壊した…あと五分もすればこの星は大爆発し宇宙の塵になる
何故一瞬で消さなかったかというと…このオレ様のフルパワーを貴様に見せてやるためだ!!」

ドンッ!!

超悟空「ぐあっ!?」

フリーザ「どうした?まだ70%ほどだぞ?そしてこれがお待ちかねの100%だ!!」

悟空「気が溢れ充実していく…いよいよ100%パワーのおでましって奴か」

界王『悟空~何をしておるんだ!!フリーザがパワーを集中しかけている今が攻撃のチャンスだ!!
悟空!!わしの声が聞こえんのか!!そんなはずなかろう!!今しか――』

超悟空「聞こえてますよ界王様」

界王『え!?』

超悟空「確かにこんなチャンス二度とないかもしれない……
宇宙一強い野郎のフルパワーを見るチャンスは…」

界王『何だと?』

超悟空「フルパワーのフリーザと闘いそして勝つ!!」

界王『相手の実力のわからんお前じゃなかろ――!!どう考えてもフリーザの方が上だ!!』

超悟空「クリリンの仇を討つんだ!!!あいつは二度死んだ!!もうドラゴンボールでも生き返れない!!
クリリンは良い奴だった…本当に良い奴だった…一番の仲間……
それを…それを―――!!!こ……粉々にしやがって――――ッ!!!!」

界王「あ…あやつはもう孫悟空ではない……怒りの戦士・超サイヤ人だ」

フリーザ「待たせたな…こいつがお望みのフルパワーだ」

超悟空「はやいところ片を付けようぜ…」

53: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/22(木) 23:05:24.29 ID:AmDweYSC0
界王「バカめ…」

『界王様…界王様!地球の神ですが』

界王「聞こえておるよ、またなにか?」

神『たった今すべてのドラゴンボールが集まりました
すぐにそこにいるヤムチャと天津飯を生き返らせますので
しかし先ほど申し上げたように餃子は残念んがら…』

界王「ああ…確か二度死んだものは無理だったな…待てよ?
おい神よ!!そのドラゴンボールは二人同時に生き返らすことができるのか!?」

神『え?はい、条件が同じものならば…』

界王「そいつは地球から遠く離れた星でも叶うのか!?」

神『ええ多分…有効なのは一年以内に死んだものに限られますが』

界王「寿命で死んだ者も生き返るかね?」

神『それは無理です…自然死では』

界王「だが悪人と出会ったことで直接的でないにしろわずかでも寿命を縮めてしまった場合は?」

神『確証は持てませんがそのわずかに縮まったぶんぐらいは生きてられます』

界王「よし願いを変えてくれ!!『フリーザ一味に殺された者達を生き返らせてくれ』と
それでナメック星人達も、それに最長老もわずかに生き返るはずだ…
そうすればナメック星での最後の願いが叶えられるはずだ
その願いでフリーザ以外のナメック星にいるもの全てを地球に瞬間移動させるのだ
急いでくれ!!ナメック星そのものが消えてしまいそうなのだ!!」

神『そういうことでしたか!!では今すぐ!!』


フリーザ「どうした?まだ準備運動だぞ?」

超悟空「くそったれ……!!」

フリーザ「うおおお!!」ブーーン

超悟空「くたばれフリーザ―――ッ!!!」ギュオオオ

ブアアアアア

ドゴオ

ズァオッ

フリーザ「どうだ!!貴様ごときがこのフリーザに勝てるわけがなかったんだ!!
ん?空が…何だ!?星が爆発する前の異常か?」


界王「やったぞ――!!皆生き返った!!
ナメック星の最長老よ、わしは北銀河の界王だ
今からいうことをよく聞いてほしい」


フリーザ「どうやらすぐにこの星を離れた方が良いようだな…」

超悟空「はあ…はあ…まだだ…まだ…終わってねえぞ!!」

フリーザ「このしつこいくたばりぞこないめ……!!良いだろう!!!!
今度は木端微塵にしてやる!!あの地球人のように!!!!」

超悟空「あの地球人のように…?クリリンのことか…クリリンのことか――――ッ!!!!!」

54: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/22(木) 23:25:59.24 ID:AmDweYSC0
界王「そういうわけだ、今すぐ神龍に頼んでくれ!!」

最長老「わかりました…」

超悟空『変えてくれその願い!!フリーザとこのオレを除いた全ての者達…に!!』

界王「聞いておったのか悟空、気持ちはわかるが今のお前では勝ち目は…」

超悟空『今ここで決着をつけなければ、オレは一生アンタを恨む!!』

界王「わかった…お前がそれほど望むのならもう何も言わん…」


ナッパ「何だ?オレは生き返ったのか…?」

ラディッツ「オレは死んだはずじゃ…」


フリーザ「あれは…ドラゴンボール!!」

超悟空「あれがナメック星の神龍…」

ドッ

超悟空「くっ!!!!」

フリーザ「このフリーザを…不老不死にしろ―――――っ!!!!」

超悟空「しまった!!!」

デンデ「フリーザ!?○?▽☆$□!!」

ポルンガ「いいだろう…ではここにいる二人と拒絶された者を残して全員を地球に移動させる」

フリーザ「な!?」

超悟空「どうやらここの言葉で言わないとダメだったようだな、オレも一瞬ヒヤッとしたぞ」

フリーザ「あのガキが叶えた願いはなんだ!?第一あれはオレが殺したはず…!!」

超悟空「地球の神龍で生き返らせたんだ…そしてここのでオレと貴様以外を地球に飛ばした」

フリーザ「そうまでしてこのフリーザに殺されたいらしいな!!」

ドガッ

ゴッ

ズン

バギッ

超悟空「ぐ…!!だああ!!」

フリーザ「甘い!!」

ズン

悟空「あぐ…ああ……あが……!!」

フリーザ「変身が解けたようだな…とどめだ…」

悟空「ちくしょう…」

フリーザ「死n―」バゴッ

ドゴオッ

悟空「な!?」

ベジータ「何だカカロットその様は!!」

悟空「べ、ベジータ!!」

55: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/22(木) 23:55:09.63 ID:AmDweYSC0
フリーザ「ベジータだと!?貴様もドラゴンボールで生き返ったのか!?」

ベジータ「カカロット貴様オレを差し置いて超サイヤ人になっておきながら何をしてやがる」

悟空「え…?」

ベジータ「ちっ、貴様はそこでオレの闘いを見ていろ!!」

フリーザ「超サイヤ人でも勝てなかったのにお前にオレが倒せるはずなかろう!!」

ドッ

ベジータ「一度死んで蘇ったオレは更にパワーを増した!!」ガッ

フリーザ「どうやらそのようだな…だが所詮オレの相手ではない!!」グオッ

バチイッ

超悟空「ベジータ、二人でやるぞ」

ベジータ「それが超サイヤ人か…」

フリーザ「何人で来ようと同じことだ!!この星はあと二分ほどで爆発する!!」

超悟空「それまでに終わらせる!!」

ガッ

ブン

ダダダダドドドドドド

ガシィッ

フリーザ「お前の攻撃はもう見切った!!消し飛べ――!!」ブン

ベジータ「ギャリック砲!!」ズオッ

バチバチバチバチィッ

超悟空「ベジータ!!かめはめ波―ッ!!」ゴオッ

ドゴオオオッ

超悟空「いない!?奴はどこに――」

フリーザ「後ろだ!!」ドギャッ

超悟空「く…くそ……」

ベジータ「カカロット!!」

フリーザ「他人の心配をしている場合か?」ドガ

超悟空「ベジータ!!」ドゴオッ

超悟空「ぐわああ!!」

フリーザ「はっはっは!!とんだ足でまといのようだな!!」

悟空「く…うう……」

ベジータ「カカロット……!!くそったれ…このオレが足を引張ってるというのか!?
サイヤ人の王子であるこのオレがカカロットより劣っているだと…!?
オレにはこれが限界だというのか…!?ちくしょおお―――――ッ!!」ドオオッ

シュゴーシュインシュインシュインシュイン

超ベジータ「な、何だ……この湧き上がるパワーは……?」

悟空「べ…ベジータ!!」

超ベジータ「なるほど…これが超サイヤ人か!!は―――はっは!!!!」

フリーザ「な…何だと!?ベジータまで!?」

超ベジータ「これが真の超サイヤ人の力だ!!くたばれフリーザ!!」

56: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 00:11:49.74 ID:J1T7kLoa0
超ベジータ「でや――っ!!」ドゴ

ダダダ

フリーザ「こっちだぞ!!」ブン

超ベジータ「後ろだ!!」ドカ

フリーザ「ぐわああ!!」

超ベジータ「死にやがれえ」ブン

シュン

フリーザ「なめるな!!」

超ベジータ「何!?ぐわ…ぐ……」ダダダダ

フリーザ「だあ!!」ブン

シュン

超ベジータ「させるかあ!!」バシッ

フリーザ「うわあ!!」

超ベジータ「はっ!!」ブン

シュン

フリーザ「かかったな」スカ

シュン

超ベジータ「こっちだ!!」ドン

フリーザ「でいや――っ!!」ゴッ

超ベジータ「ぐおっ!?」

悟空「すげえ…互角に戦ってやがる…いやベジータが押してる!!」

超ベジータ「くたばれえ!!」バキ

フリーザ「くっ!!こいつはかわせんぞ!!」ブン

ババッ

超ベジータ「遅い!!」シュン

フリーザ「何だと!?」

超ベジータ「でやっ!!」ボン

フリーザ「ぐあ…あぐ…ちくしょ……はっ!?」

超ベジータ「後腐れのないように粉々にしてやるぜ、あばよフリーザ」

フリーザ「ま…まて―――」

超ベジータ「はあっ!!」ドオオオン

57: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 00:25:43.35 ID:J1T7kLoa0
その後ベジータと悟空はナメック星をなんとか脱出した
ナメック星のポルンガは何度でも生き返らせることができるらしい
130日後、一つ目の願いでクリリンの魂を地球に連れてきて
二つ目の願いでクリリンが、三つ目の願いでヤムチャが生き返った
更に130日後、
一つ目の願いで天津飯が、二つ目の願いで餃子が生き返った
そして三つ目の願いでナメック星人達は新たな星へと旅だっていった

そしてそれから約一年の時が過ぎた
悟空とベジータはまだ地球に帰ってこない…

悟飯「お父さんどうしちゃったんだろ…!!この気は…おじさん!!」

ラディッツ「ああ!!間違いない…フリーザだ!!」


クリリン「フリーザの気だ!!」

亀仙人「お前らこんな化け物相手に闘ってたのか」


ナッパ「ちっ、カカロットとベジータの野郎!!とどめをさしやがらなかったな!?」

ヤムチャ「この気は本当にフリーザなのか!?」


天津飯「ばかでかい気が二つ…!!」

餃子「そんな…!!」


ピッコロ「こ、こんなことが!!」


悟飯「大変だ大変だ!!」

チチ「ちょっと悟飯ちゃん、ラディッツさもどこ行くだ!!」



「コルド大王様、クウラ様、地球に着陸いたします」

コルド「フリーザを消したのはサイヤ人のベジータと孫悟空だったか?」

クウラ「二匹相手とはいえ猿ごときにやられるとは…フリーザもまだまだ甘い!!」

58: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 00:55:40.52 ID:J1T7kLoa0
クウラ「地球か…悪くない星だ」

コルド「サイヤ人共が来るまで三時間といったところか、待つのか?」

クウラ「ああ、だけどその前に地球人共を皆殺しに…誰だ!!」

「ほう…完全に気を隠してたつもりなんだけどな」

クウラ「何か用でもあるのか?地球人」

「お前達を殺しにきた…」

クウラ「殺しにきた?オレ達をか?何も知らんというのはいいものだな」

「知ってるさ…フリーザだろ?」

クウラ「くく…はーはっは!!」

「何がおかしい!!」

「待て!!そいつはフリーザじゃない!!」

「え?」

クウラ「そうだ、オレはフリーザなどではない!!フリーザの兄、クウラだ!!」

「フリーザの兄だって!?」

「(おかしい…ここに来るのはフリーザとその父親のはず…)
気をつけろ、オレ達の知っている歴史とは違うようだ」

「はい」

クウラ「やるなら早くやろうじゃないか
オレ達は超サイヤ人がくる前に地球人を片づけたいんでね」

「誤算だったな、超サイヤ人は孫悟空さんだけじゃない」

「ここにも二人いたということだ!!」

クウラ「ほう…これが超サイヤ人とかいうのか?」

コルド「さあな、ただ邪魔するなら消すだけだ」


ピッコロ「バカでかい気が二つ現れやがった!!」

悟飯「お父さんだ!!あの時のお父さんと同じ気だ!!」

クリリン「ってことは悟空とベジータか!?」

悟飯「クリリンさんあそこ!!」

クリリン「あれはフリーザ!?闘ってるのは亀仙流の胴着と知らない奴だ!!」

ヤムチャ「悟空とベジータじゃない!!」

ピッコロ「あの亀仙流の奴妙だな…悟飯とよく似た気をしてるぞ…」

悟飯「え?」

クリリン「ダメだ…おされてる!!」

ピッコロ「敵か味方かわからんが加勢するぞ!!」


「ぐわあ!!」

「トランクス!!くっ」

クウラ「どうした?超サイヤ人と言ってもその程度か?」

「くっ(オレの時代のフリーザよりずっと強い!!いやもしかしたら――)」

クウラ「そろそろ死ぬか?」ドン

「うわあああ!!へ…?助かった…ありがとうございま――ピッコロさん…」

ピッコロ「貴様…何故オレを知っている?貴様らはオレ達の敵か味方どっちだ」

60: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 01:33:32.01 ID:J1T7kLoa0
「敵ではないです」

ピッコロ「そうか…では一緒に闘うぞ」

「はい!!」

悟飯「大丈夫ですか?」

「ありがとうございます…」

クウラ「うるさい蠅がいっぱい湧いてきたようだね」

コルド「まとめて消すか…」ブーーン

ピッコロ「な、何て気だ!!」

クリリン「まずい!!」

コルド「消えろ」ズアッ

シュン

バチイッ

コルド「何!?」

悟飯「お父さん!!」

悟空「おっす皆待たせたな」

ベジータ「これはこれは、クウラにコルドじゃないか」

クウラ「ベジータ…」

ベジータ「オレはコルドをやる、カカロット貴様はクウラとやれ
フリーザと闘った時より強くなったところを見せてみろ」

超悟空「言われなくたって見せてやるさ」シュインシュイン

超ベジータ「ではどちらが先に倒せるか競争だ」シュインシュイン

ピッコロ「ぐう…!!凄まじい気だ!!」

コルド「なめられたものだな」

超ベジータ「では行くぞ!!」

コルド「はや――」ドオン

超ベジータ「ふん、オレ様の勝ちのようだな」

超悟空「ずるいぞベジータ!!」

クウラ「親父を一瞬で…オレは弟より更に一段階多く変身できるのだ!!」シャキン

超悟空「くっ一気に気がでかくなりやがった!!」

ベジータ「それでもコルドよりは弱いはずだ」

クウラ「ほざけ!!」

超悟空「おっと貴様の相手はオレだぜ?波――っ!!」ドゴオ

クウラ「な…なに…ぐわあ―――!!」

ベジータ「どうやらちゃんと修行してたようだな」

悟空「へへ、今度おめえとやるときは負けねえぞ」

ベジータ「そういう台詞はもっと強くなってから吐くんだな」

「「…………」」

悟空「そういやそっちの奴らは誰なんだ?超サイヤ人になってたみてえだけど
それにそっちのお前、亀仙流の胴着にそっくりだし、気もどことなく悟飯ににてっぞ」

「あ、あのオレ…ボクは……孫悟飯です…19年後の」

「「「え――――っ!!」」」

61: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 01:35:09.17 ID:J1T7kLoa0
未悟飯「それでこっちは僕の弟子です。まだこの時代には存在しないので名前は言えませんが」

「ど、どうも」

悟空「へー、未来の悟飯かあ。どうやって来たんだ?」

未悟飯「ブルマさんにタイムマシンを作ってもらって…」

悟空「どっひゃー、あいつそんなのまで作れるんか」

クリリン「お、おい悟空。信じるのかよ?」

悟空「ああ、誰が何と言おうとこいつはオラの息子の悟飯だ」

未悟飯「お父さん……」

悟空「何だ悟飯そんな顔してどうした?」

未悟飯「いえ…なんでもないです」

悟飯「19年後のボクかあ…あれ?左腕がない…」

悟空「ほんとだ、さっきやられちまったのか!?はやく仙豆を!!」

未悟飯「い、いえこれは――」

その後未来から来たという悟飯が語ったのは
一年後に悟空は死に、更に二年後に現れた人造人間によって
悟飯以外は皆殺されてしまうという悲惨な未来だった

未悟飯「それでこの腕は三年前に人造人間に…」

悟空「おめえよく無事だったなあ」

未悟飯「あ、はい、殺されかけたときにあの世から戻ってきたお父さんに助けられたんです
それで折角タイムマシンって希望ができはじめてるのに、その前に死ぬなって」

悟空「そっか、未来じゃオラ死んじまってるんだったな」

未悟飯「これがその心臓病の特効薬です…でもこの時代はボク達の時代とは大幅に違うので」

悟空「そうなんか?」

未悟飯「はい、フリーザに兄なんていなかったし、フリーザの父親も
父さんもベジータさんもこの時代ほど強くなかったんです
ラディッツやナッパも地球にきたときに死んでますし…
人造人間がどれほど強くなって現れるのかとても…」

悟空「そうなんか…」

未悟飯「それではボク達はそろそろ戻ります」

悟空「そっか変わるといいな、未来」

未悟飯「はい…」

悟空「また会えるか?」

未悟飯「生き残れていれば、必ず三年後に応援にきます」

悟空「死ぬなよ悟飯、それにそっちの奴もな」

「はい」

未悟飯「あの…お父さん…」

悟空「ん?どうした?」

未悟飯「えっと…その…」

悟空「頑張れよ」ポン

未悟飯「はい!!」

こうして未来から来た悟飯達は帰っていき
悟空達は来るべき三年後の闘いに向けて修行を始めた
果たして悟空達は人造人間に勝てるのだろうか?

63: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 01:50:09.41 ID:J1T7kLoa0
未来悟飯「初めまして、ボク孫悟飯です
お父さんが心臓病で死んじゃって、しかも人造人間に皆殺されて
人造人間は町を襲い続けているんです

次回ドラゴンボール番外編
絶望への反抗!残された超戦士!!
ちくしょう、人造人間め!!許さないぞ!!」

おまけ
元々サイヤ人だけを強くするつもりだったのに見せ場作ろうとか、
俺つええじゃなくしようとしたら敵もとんでもなくなった

対フリーザ時の戦闘力
悟空:320万~1億6000万(超サイヤ人)
ベジータ:500万~5000万(大猿)~2億5000万(超サイヤ人)
フリーザ:53万(第一)~200万以上(第二)~600万(第三)~1億2000万(50%)~2億4000万(フル)
悟飯:150万
ピッコロ:180万

対クウラ、コルド
クウラ:3億
コルド:3億2000万
トランクス:1億(超サイヤ人)
未来悟飯:1億2000万(超サイヤ人)
悟空:3億2000万(超サイヤ人)
ベジータ:4億(超サイヤ人)

フリーザの戦闘力は第一以外二倍、53万ですだけは変えたくなかったため

次回からおまけの戦闘力なくします
公式の出てないキャラは戦闘力考察で荒れる可能性あるんで

64: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 01:52:36.77 ID:J1T7kLoa0
今日はこれで終わります
次回は未来悟飯と未来トランクスの世界の話です

対戦前台詞、対戦後台詞はメテオ参考にしてます

67: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 21:00:40.16 ID:J1T7kLoa0
番外編
絶望への反抗!残された超戦士

これはある未来の話である

ナメック星での闘いから一年以上経った頃
悟空に復讐するために、フリーザとその父親が地球にやってきた

ピッコロ「くそ!!孫の奴はまだか!?」

悟飯「はい…まだ帰ってきてないです…」

クリリン「ちくしょー悟空の奴何やってんだよ!!」

フリーザ「ナメック星で殺した地球人・・・ドラゴンボールで生き返ったのか…
今度は復活すらできないように塵一つ残らないように消してあげるよ」

クリリン「くっ」

べジータ「待ちな」

フリーザ「べ、べジータ!?貴様も生き返ったのか!?」

べジータ「ただ生き返っただけじゃない!!はああ!!」ドゴオオ

シュインシュインシュンシュイン

フリーザ「何!?べジータまで!?」

コルド「これが超サイヤ人という奴か…」

超べジータ「行くぞ!!」ギャッ

ズガガガガガ

クリリン「強い…はは良いぞべジータ!!」

ピッコロ「だ、だが流石に二人相手では無理だ!!」

超べジータ「だあ!!」ドガッ

フリーザ「ぐっ」

コルド「ふん」バキッ

超べジータ「く…!!邪魔だあ――!!」ドン

コルド「ぬ…ぬおおお!!」

フリーザ「こっちだよ!!」ビッ

超べジータ「ぐわあ!!く…くそったれ!!」

ピッコロ「あのままではやられるのも時間の問題だ!!」

クリリン「そんなあ」

シュン

ピッコロ「何!?」

悟空「よっ」

悟飯「お父さん!!」

クリリン「悟空!!」

悟空「悪いな、話は後だ…はあ!!」ドグアア

超悟空「べジータ!!オレがフリーザと闘う!!」

超べジータ「カカロット…今まで何してやがった!!」

68: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 21:02:09.89 ID:J1T7kLoa0
フリーザ「待っていたよ孫悟空…木端微塵にしてやる!!」

超悟空「まだこりてなかったんか?」

フリーザ「きえ――ッ!!」

超悟空「でやあ!!」

ドン

ダダッガッ

超悟空「だりゃあ!!」ブン

フリーザ「こっちだぞ!!」ドガッ

超悟空「ぐわ!!ちっ!!」

フリーザ「そこだ!!」ビッ

超悟空「こっちだ!!」ドガッ

フリーザ「何!?」

ズゴゴゴドン

フリーザ「なめるなあ!!」ゴオッ

超悟空「ぐわあ!!」

超ベジータ「ちっ何をやってやがる!!」

コルド「余所見をしてていいのか?」スカ

超ベジータ「どこを見ている!!」ズボッ

コルド「がはっ……」

超ベジータ「消えろ…ギャリック砲――っ!!」ドン

コルド「ぎゃ――」

超ベジータ「ふん…」


超悟空「でりゃりゃっ!!波――っ!!」ズオッ

フリーザ「ふっふっふ、どうした?威力が落ちているぞ?」

超悟空「ハアッ…ハアッ…くそっ!!」

フリーザ「この星もろとも、きれいな花火になりなさい!!」ブウーーン

超悟空「ま…まずいっ!!かめはめ…波―――ッ!!」ゴオッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

超悟空「だ…ダメだ…おされ……っ」

フリーザ「ほ――ほっほ!!」

69: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 21:08:50.83 ID:J1T7kLoa0
超ベジータ「世話のやける野郎だぜ!!はあ――ッ!!」ズボッ

フリーザ「な、なに…!?く…くそ―――ッ!!」

ドオオン

超ベジータ「カカロット貴様この一年何してやがった!!」

超悟空「ハアッ…ハアッ…ハアッ…」

ベジータ「てんでよわっちいじゃねえか!!サボってやがったのか!!」

悟空「す…すまねえ…」ドサッ

ベジータ「おいどうした?」

悟空「ハアッ…ハアッ…ハアッ…ハアッ!!」

ベジータ「おいカカロット!!カカロット!!」

悟飯「お父さん!!」

クリリン「だ、誰か仙豆!!仙豆を持ってないのか!?」

悟空「う…うう…ハアッ…ハアッ……」

悟飯「お父さん!!お父さん!!」

悟空「だ、大丈夫だ……長旅で疲れてただけだ……
宇宙船中でずっと動いてなかったから、久しぶりの運動がきつかったみてえだ」

ベジータ「ちっ、心配させやがって…」

悟空「へへ…すまねえ」

ベジータ「か…勘違いするな!!貴様を倒すのはこのオレだというだけだ!!」

悟空「はは…ありがとな」

ベジータ「ちっ、オレは先に帰る」

クリリン「とりあえず悟空を家まで連れて行こう、早く休ませてやんねえとな」

悟空「わりいクリリン…」

クリリン「気にすんなって、さ、悟飯行こう」

悟飯「はい…お父さん、本当に大丈夫?」

悟空「はは…はあ…ああ…休んでだらだいぶ楽になってきた…」

クリリン「ったくよお、ちゃんと休んどけよ?」

悟空「そうだな」

70: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 21:10:30.91 ID:J1T7kLoa0
それから何事もなく半年の月日が過ぎたある日…

悟飯「お父さーん!!早く早く――!!」

悟空「ここかあ、サイヤ人が来る前はよく遊びにきたなあ」
よーし悟飯!!どっちがでっけえ魚捕まえっか勝負だ!!」

悟飯「負けないよー!!」ザブン

悟空「はは…元気だなあ。ぐ…ハアッ…ハアッ…
ちくしょう…オラのカラダどうしちまったんだ…
地球に帰ってきてからずっとこの調子だ…
ハアッハアッハアッハアッち…ちき…しょ……」

ザバッ

悟飯「へへ…お父さん見てよ!!この勝負ボクの勝ちだ…お父さん!!
お父さんしっかりして!!お父さん!!お父さん!!ねえってば!!」



「ううむ…」

チチ「先生!!悟空さは…悟空さはどうしちまっただか!!」

「落ち着いて聞いてください奥さん、ご主人はウイルス性の心臓病だと思われます」

チチ「心臓病!?それは治るんか!?治るんだよなあ!?」

「……このウイルスは今まで発見例がありません、なので治療のしようが…」
今の状態から見るに長くても半年…短かければ三か月もたないでしょう」

チチ「そんな……」

牛魔王「チチ!!チチ!!しっかりするだ!!」

悟飯「先生!!どうしようもないの?ねえ、ねえってば!!」

「……」

悟飯「そんな…そうだ…ドラゴンボール…ドラゴンボールなら…」

牛魔王「こ、こら悟飯!!どこ行くだ!!」


ブルマ「ええ!?孫君が病気で!?わかった、はいドラゴンレーダ」

悟飯「ありがとうございます…」

クリリン「おい待てよ悟飯、オレも集めるの手伝うよ」

ヤムチャ「オレも手伝うぜ」

悟飯「クリリンさん…ヤムチャさん…ありがとうございます!!」

71: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 21:12:12.47 ID:J1T7kLoa0
神龍「さあ願いを言え…どんな願いも一つだけ叶えてやろう……」

悟飯「お父さんの…孫悟空の心臓病を治してください!!」

神龍「……むう…それはできない…孫悟空の力は神の力を大きく超えている」

悟飯「そんな!?」

クリリン「な、なんとかできないのかよ!?」

神龍「心臓病を治すにはその者の肉体に大きく干渉する必要がある
だが、わたしの力を超えているものの体に関しては手出しできないのだ」

ブルマ「じゃあこういうのはどう!?孫君の心臓病を治せる特効薬を出して!!」

神龍「それも無理だ…孫悟空の心臓病は既に治せるものではなくなっている」

悟飯「そんな…」

神龍「他に願いはないのか?ないのなら帰るぞ?」

クリリン「どうにかして…どうにかして治す方法はないのか!?」

神龍「そういわれても無理なものは無理なのだ…ではさらばだ」

ヤムチャ「ああっ!!」

悟飯「そんな…神龍でも無理だなんて……」


それから更に半年の月日が経った

悟空「ハアッハアッハアッハアッ!!」

チチ「悟空さ!!」

悟空「ご…悟飯は……?」

チチ「悟飯ちゃんなら今カリン様のとこに薬草をもらいに行ってるだ」

悟空「すまねえなチチ…オラ…もうダメみてえだ……」

チチ「な、何言ってるだ!!せめて…せめて悟飯ちゃんが戻って来るまで…」

悟空「わ…わりいけど…それまで…もちそうにねえかな……」


カリン「む…悟飯急いで家に帰るのじゃ!!」

悟飯「え?」

カリン「悟空の気が消えかけとる!!し、死んでしまう!!」

悟飯「そんな…お父さん!!」


チチ「悟空さ!!じきに悟飯ちゃんも帰ってくるだ!!だから悟空さ!!」

悟空「すまねえチチ…最後まで迷惑かけちまって……」

チチ「最後なんていわないでけれ!!」

悟空「すまねえ…悟飯にもすまねえって…言っとい…て……」

チチ「悟空さ?悟空さ!!悟空さ――――っ!!!!」

バタン

悟飯「おとう…さん?おとうさん……」

72: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 21:13:34.52 ID:J1T7kLoa0
悟空は死んだ

それから数日後

ブルマ「あら悟飯君、今日も来てたの?」

悟飯「あ、はい…」

ブルマ「ベジータもいい加減付き合ってあげたらどうなのよ?」

ベジータ「ふん、ピッコロに付き合ってもらえばいいだろう」

悟飯「ピッコロさんが今は休んで心を落ち着かせろって…
お母さんも今はゆっくりしてろって、でもボク修行がしたいんです!!
早く…早くお父さんのように強くなりたいんです!!」

ベジータ「ちっ勝手にしろ。加減はせんぞ」

悟飯「は、はい!!」


それから二年の時が流れた

ヤムチャ「お?今日もベジータと修行か?」

悟飯「はい!!ヤムチャさんは…」

ヤムチャ「トランクスのおもりだよ、ブルマは買い物行くからってさ
ベジータの奴父親のくせに一度も抱いてやったことないんだぜ?」

ブルマ「ただいまー、そこでクリリン君にあったから荷物持ってもらちゃった」

クリリン「お、ヤムチャさんも来てたんですか?」

ヤムチャ「クリリン!!」

TV『今日午前10時ごろ、南の都の南西9キロ地点にある島にて
謎の三人組が現れ、街が襲撃されるという事件が起こりました
現在街の住人とは連絡がとれず――』

ブルマ「あらー、物騒ねえ」

TV『いまだその三人組の正体は掴め――な、何だお前ら!?うわああ!!

ワタシの名前はドクター・ゲロ、そして後ろの二人はわたしの作った人造人間17号と18号だ
今朝の街を襲撃したのはわたしの作った人造人間達だ。こやつらの力はさっき見せたとおり…
こやつらの力を使ってわたしはかつて我がレッドリボン軍がなしえなかった世界征服を――
なんだ、貴様何をする17号――貴様を作ったのはわたグシャッ

やあ人間共聞こえるかい?オレ達はさっきの奴が言った通り人造人間だ
だけど世界征服なんてものは興味がない、ただお前ら人間達を殺すだけさ
まずは手始めにこの街、西の都の連中を殺すとするよザザ…ザ―――』

クリリン「な、何だって!?」

ドゴオオッ

73: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 21:15:18.31 ID:J1T7kLoa0
クリリン「く…皆!!無事か!?」

ヤムチャ「な、なんとかトランクスは守ったぜ」

ブルマ「あ、ありがとう悟飯君」

悟飯「い、いえ…でも家と研究所が……」

ブルマ「…!!とうさん!!かあさん!!」

クリリン「ひ…ひでえ街中むちゃくちゃだ…」

ヤムチャ「だ、だがこれ程にするような気は感じなかったぞ」

悟飯「じ…人造人間…人造人間だから気がないんだ!!」

クリリン「何だって!?」

「おや、18号。こんなとこに面白い奴らがいるぞ」

「ホントだ。ドクター・ゲロのデータにあった連中だね」

ヤムチャ「悟飯、トランクスを頼む!!」

悟飯「え?はい!!」

ヤムチャ「お前達ただじゃすまさねえぞ…狼牙風風拳!!」

17号「遅いな」ズン

ヤムチャ「あがっ…ぐおお……」

クリリン「ヤムチャさん!!くっ…こいつら強い!!」

17号「なあお前達、孫悟空はどこにいるか知ってるか?」

クリリン「悟空は二年前に死んだ!!それがどうした!?」

17号「何だって?孫悟空はもうこの世にいないのか?」

18号「どうする17号?」

17号「死んでしまったものはしょうがない、とりあえずこいつらは殺すか」

悟飯「クリリンさん!!ボクも闘います!!」

ベジータ「貴様は下がっていろ」

悟飯「ベジータさん!!」

ベジータ「てめえら人のうちを壊しやがって、ただではすまさんぞ」

17号「ベジータか、お前には用はない」

ベジータ「カカロットに用があったらしいな…このオレが相手だ!!」ゴッ

17号「へえ、少しは楽しめそうじゃないか」

超ベジータ「ぬかせっ!!」

ドガッダダダドン

ドゴオオ

クリリン「やった――!!」

74: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 21:16:39.92 ID:J1T7kLoa0
17号「へえ、データよりは強いじゃないか。でも」

シュン

超ベジータ「何!?ぐわあ――!!」

クリリン「ベジータ!!」

ヤムチャ「くそお!!」

18号「行かせないよ」ズン

ヤムチャ「……っ!!」

18「死んじゃいな――」

天津飯「気功砲!!」ドオン

18号「新手かい?」

天津飯「き…効いてないのか…」

ドオオン

ブルマ「ベジータ!!」

超ベジータ「来るんじゃねえ!!悟飯!!ブルマとトランクスを連れてさっさと消えろ!!」

悟飯「で、でも!!」

クリリン「悟飯!!ベジータの言うとおりに――」

18号「死にな」バッ

悟飯「!?」

バチイッ

悟飯「ピッコロさん!!」

ピッコロ「悟飯、さっさとここから離れるんだ!!」

悟飯「ピッコロさん、でも!!」

クリリン「うわああ!!」

天津飯「む…無念」

餃子「天さ――」ボン

ピッコロ「はやくしろ!!」

悟飯「わかりました…ブルマさん」ギュン

18号「逃がさないよ!!」ゴッ

ピッコロ「くそおっ!!」バッ

ドオオン

悟飯「ピッコロさ―――ん!!」

75: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 21:20:52.37 ID:J1T7kLoa0
超ベジータ「止まるんじゃねえ!!オレが二匹共食い止める!!」

悟飯「ベジータさん…!!」

17号「一人でオレ達とやりあおうってのかい?」

18号「命知らずだねえ」

ドッダダダダ

ドーン

ガッゴッ

超ベジータ「だああ!!」ブン

17号「く…!!」

18号「あはは!!苦戦してるようだね」

17号「うるさい!!お前も手伝え」

18号「しょうがないねえ」ドン

超ベジータ「くっ」

17号「こっちだ」

ドゴオ

超ベジータ「が…く…」

17号「消えちまいな」

ドオオン

18号「やったかい?」

超ベジータ「まだだ!!ビックバン・アターック!!」ボン

17号「この服はお気に入りだったんだ…さすがにムッとするな」ズン

超ベジータ「ぐ…が…まだだ…まだやられんぞ!!」

18号「しつこい奴は嫌いだよ」ドオン

ベジータ「がはっ…まだだ…まだやられるわけにはいかん!!」

18号「17号」ブーーン

17号「そうだな」ブーーン

ベジータ「く…くそったれ―――ッ!!」

カッ


悟飯「…!!ベジータさんの気が消えた…
皆…皆人造人間にやられてしまったんだ
くっそ――っ!!人造人間め……!!」

76: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 21:42:15.81 ID:J1T7kLoa0
更に13年後…

ラジオ『人造人間達は無差別に攻撃を繰り返しています!!うわああ!!ガガ』


トランクス「遅かった……くう…!!悟飯さん!!人造人間達は一体何のためにこんなことを!!」


トランクス「悟飯さん…オレもっと強くなりたい!!
オレにもっと厳しい修行をつけてください!!」

悟飯「あいつらの強さは半端じゃないぞ?」

トランクス「はい、ボク頑張ります!!」

ブルマ「あら、悟飯君来ていたの?ご飯食べてく?」


ブルマ「ほんとその胴着着ているとお父さんそっくりね」

悟飯「この胴着、お父さんみたいに強くなりたいって
作ったんですけど、なかなかそうはいかないです」


悟飯「そこだ、トランクス!!」

トランクス「はい!!」

悟飯「そこまでだ!!人造人間!!」

17号「何だまたお前か…」

悟飯「トランクス、下がってろ」

トランクス「はい!!」

超悟飯「だあ!!」ブン

ダダダダダダ

17号「ちっ」

トランクス「勝てる…勝てるぞ!!」

18号「でやあ!!」バッ

トランクス「悟飯さん危ない!!」

18号「くっガキが!!死にな!!」ゴォ

超悟飯「トランクス!!」

17号「逃がすか」ズオッ

ドオオン

超悟飯「ぐ…ああ……」

トランクス「ご、悟飯さん!!」

18号「消えな」

カッ


悟飯「ぐ…う…仙豆……い…一個しかない…
トランクス…お前が飲むんだ……」

77: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 22:04:44.47 ID:J1T7kLoa0
一年後

悟飯「随分良くなってきたぞトランクス、あと何か月かしたらオレも追い抜かれそうだ」

トランクス「仙豆さえなくならなかったらその腕もなくならないで済んだのにね」

悟飯「うん…でもまあなくなっちゃったものはしょうがないさ
あのとき逃げられただけでも幸運だと思わなくちゃ…」

ドオオン

トランクス「あっ!!」

悟飯「人造人間…またこの街に来たのか!!もう許せない……!!はあ!!」ボウッ

トランクス「悟飯さんその腕じゃ!!」

超悟飯「トランクス君はここに残るんだ!!」

トランクス「嫌だ!!悟飯さんが行くならボクも行く!!」

超悟飯「あ!!」

トランクス「え?」

ガッ

超悟飯「もし君まで死んでしまったら地球を守る戦士はいなくなってしまう…」


17号「久しぶりだな孫悟飯…あれでよく生きて逃げれたな」

超悟飯「今度はやられないように修行した…やられるのはお前達の番だ!!」

17号「期待させて悪かったな、この目は半分のパワーも使ってなかったんだ」

超悟飯「なに!?」

17号「今度は殺す」ギュン

超悟飯「ぐわっ…が…あ…くっでやああ!!」ブン

17号「おっと」

超悟飯「魔閃光!!」ドッ

17号「ぐっ…この服は同じのあと4着しかないんだぞ?
ったくそろそろ終わりにしようか…18号」

ドドドドドドガッ

超悟飯「ぐ…うが…うわっ!!」

17号「終わりだ」

ヒュンヒュンヒュンヒュンーー

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

超悟飯「うわああああああああ!!!!」

ドオオオン

17号「ふう…ん?死体がない」

18号「消しとんだんじゃない?」

17号「それもそうか…行こう」

78: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 22:55:50.84 ID:J1T7kLoa0
トランクス「う…ん…は!!ごっ悟飯さん!?か…感じられない…悟飯さんの気が!!」


トランクス「悟飯さん…悟飯さん…!!あれは…悟飯さんの胴着の切れ端だ
血…血がこんなにたくさん辺りに……そんな悟飯さん…うわああああああ」ドン

シュゴーシュインシュインシュインシュイン

超トランクス「悟飯さん!!…!!と、遠くの方にわずかだけど悟飯さんの気を感じる!!」


チチ「悟飯ちゃん…人造人間なんてどうでもいいから帰ってきてくれ…」

シュン

悟空「チチ!!」

チチ「ご…悟空さ!?それに悟飯ちゃん!?ひ…ひでえ怪我じゃねえか!?」

悟空「事情は後で話す!!このままじゃ悟飯は死んじまう!!
オラはカリン様探して連れてくっから、チチは止血を頼む!!」

チチ「わ…わかっただ!!」


カリン様「ふむ…これでひとまず大丈夫じゃろ」

悟空「サンキューカリン様」

チチ「悟空さ、そろそろ説明してけろ」

悟空「ああ、占いババに頼んだら一日だけこの世に帰ってくることができんだ
それで悟飯が人造人間に殺されそうになってたからこの世に戻ってきたんだ」

悟飯「ぐ…うう…人造人間めえ……!!」

カリン様「悪いのう、仙豆はもう切らしておってな
あれを作るのは特殊な環境が必要なんじゃが…
カリン塔は人造人間に倒されてしまったからの…」

悟空「悟飯の傷はそれぐらいで治んだ?」

カリン様「かなり酷い傷じゃからのう…完治に一年半、あとはリハビリ次第じゃな」

悟空「そっか…」

チチ「悟空さはあとどんぐらいこっちにいられるんだ!?」

悟空「22時間ってとこかな、悟飯が目覚めるときにはもうここにはいねえ」

チチ「そんな…」

カリン様「悟空、お前は人造人間を倒せるか?」

悟空「無理だ、オラ死んで肉体失っちまったからな
死んだときから強くなってねえんだ…人造人間には勝てねえ」

カリン様「そういえばそうじゃったの…む?誰か近づいてくる」

悟空「人造人間に気はねえんだろ?敵じゃねえよ」

トランクス「悟飯さん…!!」

チチ「トランクス!!」

トランクス「チチさん!!悟飯さんは…ってあなたは?」

悟空「おめえがベジータの息子か…確かにベジータに似てるや」

トランクス「と、父さんを知ってるんですか?」

悟空「ああ、オラとベジータはライバルだったかんな」

トランクス「あ!!悟飯さんは!?」

悟空「あぶねえとこだったけど、何とか命は助かった
今は気を失ってる、1週間ぐらいは多分目は覚めねえと思う」

トランクス「そうですか…」

79: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 22:57:36.84 ID:J1T7kLoa0
悟空「なあ、あの世から見てたんだけどブルマは今タイムマシン作ってんだろ?」

トランクス「ええ、あと数か月で完成するはず…ってあの世?」

悟空「ああ、オラ死んでるんだ。ほら頭の上にわっかあんだろ?」

トランクス「はあ…」

悟空「あの世に戻る前に悟飯に説教してやっかな」

トランクス「?」


悟飯の精神世界

悟飯「くそお人造人間め!!」

悟空「悟飯!!」

悟飯「お父さん!?」

悟空「悟飯、おめえ自分の命を粗末に扱い過ぎだぞ
あと少しでタイムマシンって希望が完成するんだろ?
良いか?耐えるんだ…おめえ達が人造人間に勝てるそのときまで」

悟飯「お父さん…」

悟空「じゃあな悟飯、おめえはオラやクリリン達の分もいっぺえ生きろ」

悟飯「お父さん!!」


チチ「悟飯ちゃん!!気がついただか!?」

悟飯「お母さん…」

チチ「オラにはもう悟飯ちゃんしか残ってねえんだ。もうバカなマネしねえでくれ
片方の腕まで失っちまって…本当に大馬鹿だ…」

悟飯「ごめんなさい…お母さん…ボクお父さんに助けられたんだ…」

チチ「そうだぞ…悟空さが1日だけおめえを助けるために帰って来たんだ
言いたいことはいっぺえあるだが、まずは傷を全部治せ?」

悟飯「はい」


そして更に2年後

トランクス「ほら悟飯さん」

悟飯「はあ…はあ…悪いなトランクス。リハビリに付き合ってもらって」

トランクス「気にしないでください。でもよかったですね
前とほとんど同じように動けるようになって……」

悟飯「トランクスのおかげさ…この2年間ずっとオレのリハビリに付き合ってくれただろ?
そのせいで2年間ほとんど修行できなかったみたいだけど…」

トランクス「そうだ、ようやくタイムマシンの往復エネルギーが溜まったらしいですよ」

悟飯「本当か?じゃあもうすぐ出発するのか?」

トランクス「はい、悟飯さんのリハビリ間に合いましたね」

悟飯「そっか…久しぶりに皆と会えるのか…」

トランクス「オレは父さんに会えるのが楽しみだなあ」

悟飯「トランクス」

トランクス「はい?」

悟飯「絶対に平和な未来を取り戻そうな」

トランクス「もちろんです!!」


こうして悟飯とトランクスは希望を胸に過去へと飛び立ったのであった

80: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/23(金) 23:05:25.50 ID:J1T7kLoa0
悟空「おっすオラ悟空

いよいよ待ちに待った人造人間達との闘いだ
くそぉ…オラのカラダ一体どうしちまったっていうんだ
それにセルって新たなバケモノまででてきやがるし
一体どうなっちまうんだ?

次回、ドラゴンボール
極悪非道!?人造人間の恐怖!!
バイバイみんな…」

82: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/25(日) 02:09:21.15 ID:/oDJOtEs0
人造人間編

三年の月日が経ち、とうとう人造人間の現れる日がやってきた
現れた人造人間達と闘うために場所を変えた悟空達だったが
悟空が未来とかかる時期の変わった心臓病で倒れてしまったのだった

現れた二人の人造人間のうち片方を倒したベジータだったが
その人造人間は未来で暴れているのとは異なる人造人間だった

20号「くっ!!」

ベジータ「ピッコロ!さっさと片付けてしまえ!」

ピッコロ「言われなくとも」

クリリン「だ、誰だ!?」

悟飯「あれは…」

ピッコロ「未来の悟飯とトランクス…!!」

ベジータ「(トランクスだと!?オレのガキと同じ名前だ…!!
未来から来た…!!そうか……奴はオレの息子の成長した姿!!)」

トランクス「だ、誰なんですかあいつは…あいつと闘ってたんでしょ?」

ベジータ「誰っててめえらの言っていた人造人間だろう!!」

トランクス「どういうことだ…」

ピッコロ「ち…違うのか……!?」

未悟飯「いや…待てあの顔どこかで……!!思い出した!!
ドクター・ゲロだ…間違いない!!あいつはドクター・ゲロだ!!」

クリリン「ドクター・ゲロだって!?」

20号「データにない奴だ…!!」

未悟飯「お前が…お前が全ての元凶だったのかッ!!」

20号「何者かは知らんが…ワシの野望の邪魔はさせんぞ!!」

クリリン「おい…あれブルマさんのだろ!?」

ブルマ「やっほー!!」

未トランクス「あ、危ない!!きちゃダメだ!!」

20号「いまだ!!貴様らには絶対に勝ち目はないぞ!!
17号と18号が今に貴様らを殺しにくるぞ!!」ブオオ

カッ

ブルマ「きゃー!!」

未トランクス「母さん!!」

ピッコロ「あの野郎!!」

ナッパ「消えた!!逃げやがった!!」

ブルマ「トランクス!!良かった…ありがとう君!」

ベジータ「くそ!!逃がさんぞ」

未トランクス「あなたは今何故助けなかったんですか!?あなたの奥さんや子供でしょう!!」

ベジータ「くだらん…オレには関係のないことだ」

83: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/25(日) 02:10:06.18 ID:/oDJOtEs0
未トランクス「……!!」

未悟飯「ブルマさん!!」

ブルマ「あら未来の悟飯君じゃない、相変わらず孫君そっくりねー」

未悟飯「そんなことよりドクター・ゲロの研究室の場所を知りませんか?
おそらくそこに未来をめちゃくちゃにした17号と18号がいるはずです!!」

ピッコロ「奴が言ってた17号と18号ってのがお前達の言っていた人造人間か
教えろそいつらの特徴を……もう間違えるのはごめんだ」

未悟飯「17号は黒いスカーフをしている長い黒髪の少年です
18号は女の子タイプで服装はトランクスみたいな感じで……」

ブルマ「え…トランクス?」

未トランクス「その……」

未悟飯「もう隠す必要はないだろう」

未トランクス「貴方の抱いている赤ん坊の成長したのがオレです」

ブルマ「え…ってことは……アンタが未来のトランクス」

未トランクス「はい…母さん」

ブルマ「トランクスあんた結構いい男に成長するんじゃない!!
ベジータに似て目つき悪いから悪いから心配しちゃったわよ母さん」

ピッコロ「今はそんなことを言ってる場合じゃないだろう
ゲロの研究所を知っているのか知らないのかどっちだ」

ブルマ「ゲロの研究所ね…確か北の都の近くの山だったはずよ」

ベジータ「北の都の近くか…」

未トランクス「人造人間達が動き始める前に破壊するんですね」

ベジータ「ふん、そんなことはせん」

ナッパ「オレ達は戦闘民族だ、動き始めてからぶっ壊す」

トランクス「父さん達は人造人間を甘く見ています!!動き出す前に破壊するべきだ!!」

未悟飯「それが間に合わなかったらお父さんの病気が治るまで闘いは――」

ベジータ「お前達の時代でカカロットは強かったかもしれんが
この時代ではオレの方がはるかに実力は上だ…邪魔はさせんぞ」

ナッパ「そういうわけだ…オレ達は動いてる人造人間と闘いそして勝つ」


未悟飯「これは遊びじゃないんだぞ!!」

ラディッツ「そうだ!!オレ達が勝てなかったら地球はどうなる!!」

ナッパ「勘違いすんじゃねえ、弱虫ラディッツはくだらねえ家族ごっこに夢中みてえだが
オレ達は仲良しごっこなんかに興味はねえんだ、邪魔するなら先にてめえらを消す」

未トランクス「なんだって…!?」

ナッパ「おいベジータ待てよ」ギュオッ

未悟飯「地獄のような未来はもうたくさんだ!!行くぞトランクス!!」バッ

未トランクス「はいっ!!」ゴッ

84: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/25(日) 02:10:46.17 ID:/oDJOtEs0
クリリン「そうだ…ラディッツが悟空と仲良さげだから忘れてたけど
ベジータとナッパはオレ達の仲間になったわけじゃなかったんだ…」

悟飯「ブルマさん、このことをお父さんに知らせておいてください
もし病気が早くなおったなら来てほしいって……」

ブルマ「良いけど飛行機は壊れちゃったわよ?」

ピッコロ「悟飯お前が連れていってやれ、人造人間のほうは任せろ」

悟飯「は…はい…では気をつけて……」

ピッコロ「よし行くぞ!!かならずベジータとナッパより先に見つけるんだ!!」


ピッコロ達はすぐにベジータとナッパの後を追ったが
ゲロの研究所を見つけたとき、既に17号と18号は動き始めていた
そして17号はドクター・ゲロを殺してしまい、
未来には存在しなかった16号も現れてしまった

人造人間達と闘うベジータ達だったが、未来のものよりずっと強い
人造人間達になすすべなくあっさりとやられてしまった

仙豆でなんとか一命をとりとめた一同だったが
人造人間達との実力差にベジータはどこかへ飛び去ってしまい、
クリリン達は悟空の場所を変えるために、そしてピッコロは神のもとへ向かった

人造人間とは別の謎の新たな脅威が未来から現れ、
ピッコロと神は融合し元の一人のナメック星人に戻りその脅威の元へ向かうのだった

ピッコロ「(な…なんだこいつから感じられる気は…!!)」

「ピッコロ大魔王…オレはお前の兄弟だ」グァオッ


クリリン「おいどうなってるんだ!!この気は…!?」
悟飯「フリーザとその父親の気…!!」

未悟飯「お、お父さんの気とピッコロさんの気…それにベジータさんの気まで」

未トランクス「悟飯さんの気も…」

未悟飯「オレは行って確かめてくる…!!」

未トランクス「オレも行きます!!」

悟飯「ぼ…ボクも!!」

未悟飯「いやオレ一人でいい、トランクスとこの時代のオレは
ここに残ってもしもの時のためにお父さんを人造人間から守ってくれ!!」

ベジータ「どういうことだ…これは…」


ピッコロ「貴様の正体は何だ…詳しく話すんだな!!」

「その必要はない…お前はすぐにわたしの食事になるからな」

ピッコロ「やはり何も話すつもりはないようだな
なら…何も聞かずに貴様の息の根をとめてやろう…」

「ピッコロ大魔王がこのわたしを倒すつもりか?」

ゴオッ

ピッコロ「残念だったな…人違いだ!!」

85: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/25(日) 02:11:47.93 ID:/oDJOtEs0
クリリン「また新たなでけえ気が現れたぞ…」

未悟飯「ピッコロさんだ!!」

クリリン「そうか!!神様と融合したんだ!!
こりゃすげえぞ…完全にベジータを超えている!!」


「か…め…は…め…」

ピッコロ「何!?」

「波――――っ!!」グオッ

ピッコロ「くっ」

「命はもらったぞ」

ピッコロ「ぬっ!!ぐああああ!」

「くっくっく…うまく逃れたが片腕が使えなくなってしまったな」

ピッコロ「…貴様に吸収される前にぜひ聞かせてくれ……
貴様は何者なんだ…なぜ悟空やフリーザ達の気を持ちかめはめ波まで使える…」

「いいだろう…どうせ死ぬのだ教えてやろう…わたしの名は“セル”人造人間だ
生み出したのはドクター・ゲロの使っていたコンピュータだ」

ピッコロ「またドクター・ゲロか…!!」

謎の怪物・セルは、ドクター・ゲロのコンピュータが集めた
戦闘の達人達の細胞を合成させて作った人造人間だった

セルは完全体になるために17号と18号吸収しにこの時代にやってきていた
セルは太陽拳を使ってその場を逃げ出し、街を襲い人々を吸収してパワーを上げていった
セルや人造人間のパワーを前にベジータは超サイヤ人を超える決心をする

そしてようやく悟空の心臓病が治り、悟空達は
一日で一年の修行ができる精神と時の部屋で修行することになったのだった

悟空「まずでっけえ方の悟飯とトランクスが入れ。その後にオラと悟飯が入る」

ベジータ「待て、オレとナッパが先に入る」

悟空「しょうがねえな…じゃあベジータ達が入れよ」


そしてベジータとナッパが精神と時の部屋に入って丸一日が経ち
ベジータ達と入れ替わりに未来から来た二人が入った
そしてそれから更に一日が経ち、入れ替わりに悟空達が中に入ったころ
亀ハウスに人造人間が現れ、ピッコロと人造人間の闘いが始まった


未悟飯「ピッコロさんが闘ってる!!相手の気は感じられない…人造人間だ!!」

未トランクス「悟飯さん!!セルの気が!!」

未悟飯「行くぞトランクス!!」

ベジータ「待て!!セルと闘うのはこのオレだ」

未トランクス「そんなのどちらでもいいです!!早くしないとピッコロさんが!!」

未悟飯「!!ピッコロさんの気が消えた…ピッコロさんが死んだ!!」

ラディッツ「この人でなし!!」

未悟飯「セルの気がどんどん膨れ上がっていく…」

ベジータ「どうやら少しは楽しめそうだ…行くぞナッパ付いてこい!!」

86: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/25(日) 02:12:30.76 ID:/oDJOtEs0
セル「おのれ…天津飯ごときに邪魔をされたか!!
ほっておいても死にそうだが…………消してやる」

バッ

セル「貴様は…ベジータ!!」

超ベジータ「てめえがセルか……」

未悟飯「ピッコロさんの気…ピッコロさんはまだ生きている!!」

ラディッツ「悟飯、オレがピッコロと天津飯を神殿まで運ぶ…
情けないが超サイヤ人になれんオレは足手まといだ」

未悟飯「伯父さん…頼みます」

超ベジータ「きさまのそのいやらしいうすら笑いを消してやるぜ」

ナッパ「ベジータの野郎…いきなりあれになるつもりか!!」

超ベジータ「はああああ……!!」ボウッ

カッ

シュウウーー

超ムキータ「はああ……」

未トランクス「…………」

未悟飯「流石ベジータさんだ…やはりオレ達と同じ域に達している」

ズムッ

バキッ

超ムキータ「まじめにやれよ…セル」

セル「少しはやるようだな…」ブン

ガシッ

ダン

バガッ

セル「ぐ…本気にさせたいようだな……このわたしを……」

超ムキータ「とっくに本気だと思ってたがな…そういううことならやってくれ」

セル「はああああ!!」ゴゴゴゴゴ

超ムキータ「かなりの戦闘力の飛躍だ…だがそれがどうした?」

セル「でやああーっ!!」バギ

超ムキータ「やはりこの程度か…どうやら修行で差がつきすぎたようだな」

セル「ばかな…きさまはベジータだろ!?ちがうのか…?」

超ムキータ「ちがうな…オレは超ベジータだ!!」

セル「こ…こんなことがあってたまるか!!」スカ

ドゴオオ

超ムキータ「ちっ、これじゃあ拍子抜けだぜ」

セル「ちくしょう…ちくしょおおお―ーーっ!!!!完全体に…
完全体になれさえすれば…!!あんな奴ごときに……!!」

87: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/25(日) 02:13:01.30 ID:/oDJOtEs0
超ムキータ「ほう…完全体になればこのオレに勝てるというのか?」

セル「そのとおりだ…絶対に負けはせん!!」

超ムキータ「じゃあなるがいい!!楽しみにしてるぞ!!」

未悟飯「何だと!?」

未超トランクス「させるか!!父さんが見逃してもこのオレは見逃さんぞ!!」

超ナッパ「邪魔すんじゃねえ!!」ビッ

未超トランクス「ぐわああ!!」

セル「……見つけた!!」

未超悟飯「こんなとこにいたのか!!おーい!!セルに見つかったぞ!!」

超ムキータ「ほう…都合よくこの辺りに隠れてやがったか
邪魔はさせんぞトランクス!!悟飯!!」バゴオ

未超ムキ飯「ぐわあ!!くっベジータさんは間違ってる!!」

未超トランクス「そうです!!セルがオレ達の強さを超えてしまったらどうするんですか!!」

超ムキータ「なさけない奴らだ…どう強くなるのか見たいとは思わんのか」

未超トランクス「オレはそんなものは見たくない!!
父さんを倒してでも奴の完全体を阻止してやる!!」ズッ

ドウッ

ギュンっ

セル「太陽拳!!」

未超トランクス「うっ!!!」

未超ムキ飯「しまった…!!」

クリリン「目が…!!」

超ムキータ「くそ…トランクスの奴……!!ん?
セルが変化してゆく…いよいよ完全体とやらのおでましか!!」

クリリン「ちくしょう!!よくも18号を!!」

セル「しゃあッ」バキイッ

未超トランクス「クリリンさん!!仙豆です!!なんとか飲み込んでください!!」

超ムキータ「どうやら完全体になってもたいしたことはなさそうだな」

セル「では…キミがわたしのウォーミングアップを手伝ってくれるかな?」

超ムキータ「ウォーミングアップで終わりにしてやるぜ」

シャッ

ドガアア

超ムキータ「くっ!!」ブン

セル「おっと」ズン

超ムキータ「ぐおおお…」

セル「どうしたさっきまでの勢いは…笑えよベジータ」ドズッ

超ムキータ「がはっ……!!」

88: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/25(日) 02:14:00.63 ID:/oDJOtEs0
未超ムキ飯「ベジータさ―――ん!!」

セル「おっと」ガシッ

未超ムキ飯「うぎぎ……ギャリック砲!!」ドギャウ

セル「何!?驚かせおって…」

未超ムキ飯「き…効いてない……!!」

セル「どうやら貴様はベジータに鍛えられた世界の孫悟飯のようだな」

バゴオ

未超ムキ飯「うわああ!!」

未超トランクス「悟飯さん!!」ガシッ

未悟飯「す…すまない……トランクス……」

超ムキータ「うおおおおお!!!!」ブウーーン

バチッバチバチッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

未超トランクス「父さん……!!」

クリリン「あいつ…何をするつもりだ……!!」

超ムキータ「セル――――ッ!!
貴様にこいつをまともに受け止める勇気があるか―――っ!!!!
ムリだろうな!!貴様はただの臆病者だ―――――ッ!!!」

セル「ふふん」

未超トランクス「セルを挑発している…攻撃を避けさせないために…」

クリリン「冗談じゃない!!あんな技地球上でするつもろかよ!!!」

未超トランクス「やめてください!!地球が――!!地球そのものが―――!!」

クリリン「逃げろトランクス――――ッ!!!!」

超ムキータ「ファイナルフラ――――ッシュ!!!!!!!」ヴオッ

グアッ

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

セル「し…しまったあ……!!」

超ムキータ「くくく…はっはっは…」

セル「ち……ちくしょおおお…………!!!!!」

超ムキータ「は――――っはっはっはっは!!!!」

セル「なーんちゃって」

超ムキータ「何!?」

セル「わたしにはピッコロ血も流れているのだよ、がっかりしたかな?」

バギイッ

ズン

クリリン「あ…あいつ超サイヤ人じゃなくなった!!意識を失ったのか!?それとも…」

89: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/25(日) 02:15:05.69 ID:/oDJOtEs0
未超トランクス「うああああああ!!!!」ボッ

セル「な…何だあれは……トランクス!?」

未超トランクス「クリリンさん…悟飯さんと父さんを頼みます」

クリリン「あ…ああ……」

未超トランクス「お前を殺すぞ…セル!!」

セル「強気な台詞だなトランクス……
孫悟飯やベジータが勝てなかったのにお前が勝てると思うのか」

未超トランクス「オレは悟飯さんや父さんを超えてしまった…」

セル「ほう!!では…真の力をみせてみろ」

未超トランクス「ではいくぞセル!!」グアアアア

ビビッビビビ

未超ムキンクス「…これから見せるのがほんとうの力だ!!!!」

セル「なるほど…確かにすばらしいパワーだ…わたしを十分超えている
……だがそれではこのわたしに勝てない……ぜったいにな」

未超トランクス「ふん…根拠のない強がりをいいやがって」バウッ

ババババババ

ブン

ブン

スカ

未超ムキンクス「バカな…何故あたらない!!」

セル「そんなこともわかってなかったのか…そんな変身ならたやすい」グゴゴゴ

未超トランクス「な!?」

セル「こんなパワーアップだけの変身では何も生み出せない…バカだお前は」

未トランクス「…だから悟飯さんも父さんもこの変身をしなかったのか……
こうなることがわかってて…なんて間抜けなんだオレは……殺せ」

セル「貴様たちは短時間でかなりのパワーアップをした…
時間があれば更なるアップも可能か?」

未トランクス「やってみなければわからない!!」

セル「では…武闘大会を開いてやる」

こうして十日後にセルゲームが行われることが決定した
そして悟空と悟飯が精神と時の部屋から出てきた

セルと会ってきた悟空はセルに勝てないと断言したが
精神と時の部屋に入る必要はないと述べたのだった

94: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 21:48:44.16 ID:eN8J4AHD0
ピッコロ「なぜだ…まだ丸一日入ってられるだろう」

悟空「オラと悟飯はもう十分鍛えた…別におめえ達が入るのに
文句言うわけじゃねえ。まだ鍛える余地は十分残ってるみてえだしな」

ベジータ「気にいらんな…その言い方だと貴様の方が
このオレより実力が上のように聞こえる……」

悟空「ああ…ずっと上だと思う…いや待てよ?
ベジータおめえ次一人で入るって言ってたな?」

ベジータ「ああ、ナッパは弱すぎて話にならん」

悟空「トランクスと入ってやれよ、親子なんだしさあ」

未トランクス「え?オレは悟飯さんと…」

悟空「でっけえ方の悟飯、おめえはオラが鍛えてやる
おめえは片腕ねえから、この時代の悟飯程強くはなれねえかもしんねえけどよ
それでも今よりはずっと強くなれるはずだ…もう随分鍛えてもらってねえんだろ?」

未悟飯「あ、はい…ベジータさんもピッコロさんも死んじゃいましたから…」

悟空「だろ?おめえはオラとじゃ嫌か?」

未悟飯「そんなことないです!!オレを鍛えてください!!」

悟空「そういうわけだ、いいだろベジータ」

ベジータ「ふん…トランクスが悟飯より強くなっても文句は言うなよ?」

悟空「オラの方が強くしてみせるさ…」


ベジータ「トランクス…貴様はまず凄い変身をするという考えを捨てろ」

未トランクス「え?」

ベジータ「あの変身は肉体への負担が大きい上にスピードも落ちる
そして何よりもエネルギーの消費が激しく戦闘に向かん…
そいつは貴様も十分にわかったはずだ……」

未トランクス「じゃあどうやって大幅なパワーアップを……」

ベジータ「だからその考えを捨てろと言ってるんだ
バランス的には普通の超サイヤ人が一番いい…
まずは寝るとき以外は常に超サイヤ人でいろ」

未トランクス「いつも!?」

超ベジータ「そうだ…この状態を肉体に慣らし落ち着かない気分を消すんだ
そこから基本的なことを地道に繰り返す…遠回りになるがそれが一番だ
おそらくカカロットもそうやったのだろう…妙な落ち着きがあった」

未超トランクス「それはどういう効果が…?」

超ベジータ「普段から慣らしておけば大幅に戦闘力をアップさせても
肉体への負担は少しで済む…より効率的に戦えるというわけだ
わかったらまずは模擬戦からゆくぞ…加減はせんぞ?
貴様は実戦数が少ないからその経験を積むんだ」

未超トランクス「は…はい!!」

95: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 21:49:34.06 ID:eN8J4AHD0
未トランクス「(父さんはここ最近ろくに寝ずに何かを考えている…一体なにを…)」

超ベジータ「く…くく……」シュインシュインシュインシュイン

未トランクス「(オレが寝ている間いつも気を全開にしている…)」

超ベジータ「はああああ!!」ゴゴゴゴゴゴゴ

未トランクス「(相変わらずめちゃくちゃな気だ…父さんを超えたなんて…)」

超ベジータ「はああ―――っ!!!」バチバチバチィッ

未トランクス「(!!…凄まじい気だ!!セルを超えてるんじゃ…一体どうなって――)」

ベジータ「はあ…はあ…はあ…はあ…くそったれ…まだ何かが足りん……」


未トランクス「(結局あれからずっと同じことを繰り返してたけど
何もつかめなかったみたいだ…父さんは何をしようとしていたんだ?)」


悟空「トランクスおめえ随分腕上げたみてえだな。さ、悟飯。次はオラ達の番だ」

未悟飯「は、はい」

超悟空「外で言ったように寝るとき以外はずっと超サイヤ人だいいな?」

未超悟飯「はい!!へへ…」

超悟空「何だおめえ…急に笑い出して……」

未超悟飯「オレの時代のお父さんはずっと昔に死んじゃったから…
またこうして一緒に何かをできるってのが嬉しくて……」

超悟空「そっか…ようし悟飯!!いっぺえ修行して平和な未来を取り戻すんだ!!」

未超悟飯「はい!!」

超悟空「そうだ悟飯、おめえに瞬間移動教えてやっよ」

未超悟飯「瞬間移動……ですか?」

超悟空「ああ覚えんのに結構時間かかっちまうかもしんねえけどさ
覚えることができたらナメック星に行ってナメック星のドラゴンボール使えんだろ?」

未超悟飯「あ!!そしたら皆…!!」

超悟空「ああ、生き返ることができるし人造人間達に壊された街もってああ!!」

未超悟飯「どうしたんですか!?」

超悟空「そうだよ何で気づかなかったんだ!!
ナメック星行って新しい神様連れてこりゃよかったんだ!!
ようしさっさと修行はじめっぞ悟飯!!」

未超悟飯「はい!!」


こうして悟空達はセルゲームまで修行した

その間に新ナメック星からデンデを連れてきてドラゴンボールが復活した…

96: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 21:50:30.72 ID:eN8J4AHD0
そしてセルゲーム当日


「セルゲームまで残り15分…セルはいまだリング付近に現れておりません」

サタン「はーはっは!!セルめ…オレに恐れをなして逃りげやがったな?」

「おっとあれは…セルです!!セルが飛んできました!!」

サタン「と…トリックだ!!」

「む…何か抱えてるような…人です!!人を連れてきました!!」

セル「折角の武闘会だ…武道の知識のある審判がいた方がよかろう」

「セルが連れてきたのは天下一武道会おなじみのあの人です!!」

「ひー、殺されるかと思いましたよ…え?わたしが司会?」

「おーっと次々にわけのわからん連中がとんできました!!
セルとサタンの闘いを見学に来たのでしょうか!!何とも危機感のない――」

「ああ!!孫悟空君じゃないか!!」

悟空「おっ?久しぶりだなあ」

「へ?彼らのことを知ってるんですか?」

「もーこの前の天下一武道会なんで来てくれなかったんですか!!
君たちがいないとレベルが低いの何の…」

「な…何を言ってるんですか!?われらが世界チャンピオンのミスターサタンが…」

「ああ、彼はサタンの前の優勝者ですよ」

「ええ!?」

「それにかつて武道の神と呼ばれた武天老師様のお弟子さんなんですよ?」

「むてんろうし…?」

「武天老師様をしらないんですか!?10年程前に引退なされましたが
世界中武道をやってない人でも知らないものはいないと言われた程の達人ですよ!?」

「そ…そうなんですかミスター・サタン?」

サタン「さ…さあ?」

「それにね、さっきのはトリックじゃなくて武術の一つですよ?
達人の中の達人…超達人の人達のみが使える…そんなことも知らないんですか?」

サタン「う…」

97: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 21:51:02.88 ID:eN8J4AHD0
セル「時間だ…誰から始める?」

悟空「オラから行かせてもらう」

セル「一番の楽しみは最後にとっておきたかったんだがな…」

超悟空「はっ」

セル「…こい!」


ビッ

ドガガガ

ダッ

ブン

バッ

「おーっとセルと孫選手激しい猛攻です!!」

超悟空「かめはめ…波―――!!」ドンッ

サタン「と…トリックだ!!」

ギャン

バキッ

ドギャン

ダンッ

「孫選手、かめはめ波を陽動に後ろに回りましたが地面にたたきつけられてしまいました」

セル「準備運動はこれぐらいでいいだろう」

超悟空「はあ!!」グオッ

セル「は!!」ボッ

シュウウーーー

「何かが爆発したと思ったら無名の選手とセルから炎のようなものが…」

サタン「つ…つまらんトリックがはやって……」

「二人共本気になった模様です!!全身を覆うのは激しい闘気でしょうか!!」

クリリン「やっぱあの人すげえよな…」

ピッコロ「オレが昔島を爆発させた時も普通に司会をやってたからな…」

セル「こいよ…」

超悟空「ああ」

ガウッ

ドカッ

バキッ

セル「良いぞ孫悟空!!闘いはやはりある程度実力が近くなければ面白くない」

超悟空「ああ…オラもそう思う」

セル「か…め…」

超悟空「や…やめろ!!そんなにパワーを上げた状態でかめはめ波を…」

98: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 21:51:49.22 ID:eN8J4AHD0
セル「は…め…」ブーーン

超悟空「こっちだセル―――っ!!」

セル「波―――――っ!!!!」ズッ

超悟空「くっ」シュン

セル「はっ!!!」

バキッ

セル「く…あのかめはめ波ならまちがいなく当たっていた…」

超悟空「瞬間移動だ…オラにはそいつができる」

セル「瞬間移動?そいつは厄介だ」ガッ

超悟空「ぐっ!!」ぶん

ガッ

バンッ

ギャンッ

超悟空「くっ…!!」

セル「わたしもスピードには自信があるんだ…瞬間移動とまではいかないがね」

ドカカカカカカ

「セルの激しいラッシュ!!孫選手押されている―――!!」

シャッ

ズン

ブン

クリリン「な…なんて速さだ二人共…」

悟飯「……」

ベジータ「(こ…このガキ…セルとカカロットの動きが見えてやがる…)」


セル「ふははははは!!」バババババババ

ズドドドドドド

超悟空「くっ!!か…め…は…」

セル「ふはははは!!貴様はその位置からかめはめ波をうてん!!
撃てば地球そのものが大変なことになってしまう!!」

超悟空「め…」

セル「お…おい…!!」

ピッコロ「悟空の奴フルパワーでかめはめ波を撃つつもりか!?」

クリリン「撃つわけがない!!あんな位置関係で撃ったら地球が破壊されてしまう!!」

セル「……!!まさか……!!」

ベジータ「撃つつもりだ!!」

99: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 21:52:42.85 ID:eN8J4AHD0
セル「し…しまっ――」

超悟空「波――――ッ!!!!」ズッ

ズズズズーーーン

超悟空「はあっ…はあっ…はあっ…」

セル「ふう、今のは少しひやっとしたぞ」

超悟空「……効いてないんか」

セル「ベジータのときのようにわざとやられたふりをしてもよかったんだがね
二度も同じ真似をするのは少々芸がないかと思ってな……」

超悟空「だあっ!!」

ガシッ

セル「それにしても孫悟空…貴様には失望させられたぞ…まさかこの程度とはな」

超悟空「くそっ!!」ブン

セル「こっちだ」ゴッ

超悟空「ぐわぁ!!」

セル「どうした孫悟空…もう本当に何も手はないのか?」

超悟空「……」スッ

悟空「降参だ」

セル「孫悟空…その言葉の意味することがわかるか?」

悟空「勘違いすんな…次に闘う奴はオラが指定していいか?
多分そいつが勝てなかったらもうオメエに勝てる奴はいねえ」

セル「貴様より強い奴がいるというのか?ベジータやトランクス…
それに未来から来た孫悟飯も腕を上げていたとしても貴様よりは劣っているはずだ」

悟空「オラはそいつならオメエを倒せると思う」

セル「なら聞こうか…その存在するはずのない者の名を…」

ベジータ「待て!!」

悟空「な…なんだよベジータ」

ベジータ「次はオレがやる」

セル「貴様の実力は把握している…無駄な試合だ」

悟空「ベジータ…わりいけどとてもじゃねえが……」

ベジータ「ああ、オレにはセルを倒せんだろう」

悟空「だったら何で…」

ベジータ「貴様が何を考えているかは先ほどの闘いで予想はついた」

悟空「!!だったら何で」

ベジータ「セルと貴様には実力の差があまりに大きいとわかった…
あれではセルの闘い方など到底わからん…だからオレがやる」

悟空「ベジータ…わかった…でも無理だけはすんなよ」

ベジータ「貴様に言われるまでもない…悟飯!!」

悟飯・未悟飯「「は…はいっ!?」」

ベジータ「オレの闘いをよおく見ておくんだな」

悟飯「は…はい!!」

未悟飯「わ…わかりました!!」

トランクス「(父さんはいったい何を…?)」

100: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 21:53:30.80 ID:eN8J4AHD0
超ベジータ「はあ!!さあセル!!いつでもかかってこい」シュインシュインシュインシュイン

セル「ほお…これは驚いた。思ったよりは楽しめそうじゃないか」

シュン

超ベジータ「そこだ!!」ゴウッ

セル「ぐっ…!!」

超ベジータ「はあっ!!」ブン

セル「こっちだ」バッ

超ベジータ「どこを見ている!!」ゴッ

セル「く…!!」

超ベジータ「(……やはりあのガキ…オレとセルの動きについてきてやがる)」

セル「余所見をしてていいのか!!」ドゴ

超ベジータ「ちっ!!」ボウッ

セル「ぐ!!!」

超ベジータ「うおおおおおっ!!!!」バババババババ

ズドドドドドドドドドドドドドドドド

セル「ぐ…お…お………!!!ずぁ―――っ!!」カッ

ブンッ

超ベジータ「ちっ…」

セル「ふう…このわたしにバリアーをはらせた貴様の攻撃は評価するぞ。だが」シュン

バガッ

超ベジータ「ぐおおっ!?」

セル「ふははははは!!どうしたベジータ!!」

ダダダダダダダダダ

超ベジータ「くそっ!!」ブン

バキッ

セル「確かに孫悟空よりは強いようだ…だがそれでもわたしには届かん!!」

ドゴオッ

トランクス「父さん!!」

超ベジータ「はあはあ…勘違いしてるようだなセル……」

セル「何?」

ベジータ「くやしいがオレはただの前座だ……
そしてそれはこれを見せるための布石に過ぎん!!
はあああああああ…………ッ!!!!!」ゴゴゴゴゴゴ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ―――――

悟空「こ…これは!!」

悟飯「……」

未悟飯「な…なんて気だ!!」

トランクス「こ…この気は!!精神と時の部屋での――!!!」

超ベジータ「はああ……」バチバチッバチィッ

セル「な…何だと……」

超ベジータ「ニッ」スッ

101: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 21:54:12.14 ID:eN8J4AHD0
セル「き…消えた…!!どこだ!!」

超ベジータ「後ろだ!!」ドゴオッ

セル「ぐああ!!このおっ!!」バギイ

超ベジータ「くっ!!だあ!!」ガッ

ドガッ

ゴッ

ドン

ズン

セル「ふ…ふははは!!いいぞベジータ!!まさかここまでやるとは思わなかったぞ!!
短期間で素晴らしいパワーアップだ…まさかわたしにここまでダメージを与えるとはな」

超ベジータ「はあ…はあ…」

セル「仙豆を食えベジータ、そうすればもっと素晴らしい闘いになる」

ベジータ「ふう……」

セル「な!?何故戻る!!」

ベジータ「終わりだ…オレも降参だ……」

セル「何だと!?」

ベジータ「言ったはずだ…オレはただの前座に過ぎん。悟飯!!お前の出番だ!!」

悟飯「え!?」

ピッコロ「あのバカ何を言ってやがるんだ!!」

悟空「やっぱベジータは気づいてたんか…悟飯!!行って来い!!」

悟飯「ぼ…ボクがですか…?」

悟空「ああ!!」

未悟飯「何を言ってるんですか!!お父さんは過去のオレを死なせるつもりですか!!」

ラディッツ「そうだカカロット!!貴様自分の息子を殺す気か!!」

悟空「行けるな悟飯」

ピッコロ「無茶を言うな悟空!!相手は貴様やベジータでも敵わなかったセルだぞ!!」

未悟飯「そうですよ!!やるならオレが!!」

悟空「こう言っちゃなんだが片腕のねえオメエが闘える程セルは甘い相手じゃねえ」

ピッコロ「ふざけるな!!いくら強くなったとしても悟飯はまだ――」

ベジータ「テメエらが思ってる以上に凄まじい実力をこいつは持っている
現にこいつはオレやカカロット…セルの動きを完全についていけていた」

ピッコロ「な…なんだと!?そうなのか悟飯!?」

悟飯「は…はい…だってお父さんもベジータさんも本気で闘ってなかったでしょ?」

悟空「セルはどうかしんねえがオラは本気でやってたさ」

ベジータ「オレもだ」

悟飯「で…でもベジータさんのさっきの超サイヤ人は!!」

ベジータ「あれは未完成だ…セルを超えてはいない。
悟飯、オレが貴様に見ておけと言ったのはあれが少しは参考になると思ったからだ」

悟飯「……」

悟空「大丈夫さ、オメエならやれる…やれ悟飯!!
平和な世の中をとりかえしてやるんだ…学者さんになりたいんだろ?」

悟飯「わかりました…やってみます……」

102: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 21:54:48.89 ID:eN8J4AHD0
悟空「クリリン仙豆持ってるだろ?」

クリリン「あ…ああ。お前もベジータも疲れてるもんな…」

ベジータ「オレはいらん」

クリリン「そうか?ほら悟空」

悟空「サンキュー、セル!!そいつが仙豆だ!!食え!!」

クリリン「ば…バカお前何を!!」

セル「ふん…バカな奴だ…わたしは貴様とベジータとの連戦でかなり消耗していた
わたしは遠慮なくもらうことにする…きさまはすぐ後悔することになっても知らんぞ」

ゴク

セル「はぁ―――!!なるほど……こいつはいいものだ……」

超悟飯「はあっ!!」ドウッ

未悟飯「!!」

ピッコロ「あ…あれが悟飯か……」

セル「なるほど…どうやら孫悟空のいったことははったりではなさそうだ
だがとてもじゃないが先ほどのベジータを超えているとも思えない」

超悟飯「……」スッ

セル「生意気なガキだ…すっかりその気か…はあっ」ドガァッ

トランクス「ご…悟飯さん…!!」

セル「ちょっとやりすぎたかな?さあベジータ!!さっさと仙豆を食べて降りてこい!!」

ベジータ「慌てるな…後ろを見てみろ」

セル「なに!?こいつは驚いた……ことのほかタフじゃないか…」

超悟飯「もうやめようよ…こんな闘い意味がないよ……
ボクは本当は闘いたくないんだ…殺したくないんだよ…
…たとえお前みたいに酷い奴でも………」

セル「わたしを殺したくないという意味がよくわからんな
きさまには百年経ってもこのわたしを殺すことはできん」

超悟飯「ボクは昔から怒りでカッとなると自分の意思を超え
とんでもない力でめちゃくちゃな闘いを始めてしまうらしいんだ…」

セル「ほお…わたしはどうしても貴様を怒らせてその力を見たくなったぞ」

バキッ

ドガッ

超悟飯「が……!!」

セル「さあ怒れ!!怒って真の力をみせてみろ!!」ブン

ガキィッ

クリリン「せ…セルが尻もちをついたぞ!!」

セル「……何がなんでも貴様を怒らせてやるぞ!!」

超悟飯「!!」

103: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 21:55:26.12 ID:eN8J4AHD0
ガシッ

ググググググ

超悟飯「あ…!!があああ……!!」ミシミシ

セル「さあどうした!!怒れ!このまま死ぬのは嫌だろう!!」

超悟飯「ぎゃ…あ…ああ…あ…」

ピッコロ「もう我慢できん!!悟空!!貴様が何と言ってもオレは行くぞ!!
忘れるな!!実力はナンバーワンになったとしてもあいつはまだ子供だ!!」

悟空「……クリリン!!オラに仙豆をくれ!!」

クリリン「お…おう!!」

ドサ

超悟飯「はあっはあっ」

超悟空「!?」

セル「強情な奴だ…どうやら自分の痛みだけでは怒りはわいてこないらしい
……ではお前らの仲間たちに相談してみることにするか」バッ

超悟飯「やっやめろ――――っ!!」

クリリン「うわっ!?」

セル「こいつに仙豆が入ってるんだろ?いただいていくぞ」

超悟空「しっしまった!!」

セル「1…2…3…4…10人か…よし」

超悟飯「何をするつもりだ!!」

ボッ

「ウキキ……」

ピッコロ「な…何だあれは…!?」

セル「さあ行けセルジュニア達よ…あそこにいる10人が相手だ
痛めつけてやれ!!なんなら殺してしまってもかまわんぞ」

「キ―――――ッ!!」

超悟空「気をつけろ!!こいつらおそろしく強いぞ!!」

セル「無駄だ絶対に勝てはせん、小さくてもわたしの子供だぞ」

ヤムチャ「そ…そんな!!」

超ベジータ「くそったれ!!」

クリリン「ち…ちくしょう!!」ブン

「こっちだよー」バキッ

ドカッ

クリリン「ぐわあ!!」

104: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 21:55:59.99 ID:eN8J4AHD0
超悟飯「や…やめろ…」

セル「む…?」

超悟飯「トランクスさんと未来のボク以外は二度とドラゴンボールで生き返れないんだぞ」

「セルが生み出した10匹のバケモノ達に全員手も足も出ません…!!
こ…この世は…一体どうなってしまうのでしょうか!!ひいい!!」

サタン「よ…よかった…こっちには来なくて…」


セル「さあ早く真価を見せんと取り返しのつかんことになるぞ?
よく見るがいい、未来の貴様やトランクスでやっと互角の闘いだ…
体力を失っている孫悟空やベジータでは勝ち目はない」

超悟空「み…皆すまねえ…!!」

ゴッ

超ベジータ「くそ…さっき仙豆を食っておけばよかったぜ!!」ブン

「キキッ」ドガッ

未超トランクス「つ…強い!!」

未超悟飯「このっ!!」

ボキッ

ヤムチャ「ぎゃああ―――――!!」

ナッパ「くそっ!!このナッパ様がこんなチビに…!!」

ラディッツ「ぐおお!!」


超悟飯「や…やめて…やめてくれって言ってるだろ……」

セル「ふっふっふ…あともうひと押しといったところだな…
セルジュニア達よ!!遊びは終わりだ殺してしまえ!!」

超悟飯「!!」

セル「いいぞもう少しだ…!?16号!!」

16号「お前達を巻き込んでしまうことを許してくれ!!オレはセルと共にじば――」

ドオッ

セル「邪魔だ」

超悟飯「人造人間!!」

16号頭「す…すまない…何の役にも立てなかった…だが孫悟飯…
これだけは言わせてくれ…正しいことのために闘うことは罪ではない…
精神を怒りのまま自由に開放してやれ…気持ちはわかるが我慢することはない」

セル「いいアドバイスだが…わたしはわたしのやり方でやっているのだ」

16号「お…オレの好きだった自然や動物達を…守ってやってくれ……」

グシャアッ

超悟飯「!!」

セル「よけいなお世話だできそこないめ」

プツン

超悟飯「うわああああ――――っ!!!!」グオッ

105: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 22:01:18.26 ID:eN8J4AHD0
シュウウウウ・・・

セル「か…変わった……」

ブ・・・ン

超2悟飯「もう許さないぞ…お前達………」

セル「や…やっと真の力を見せたか…これで面白く…え?貴様仙豆を!!」

ブン

「きき…ひゃあっ!!」

ボンッ

悟空「へへ…や…やっぱりな……」

ベジータ「とうとうなりやがったか…待たせやがって……」

「「ぐぎぎ…キャアア――――ッ!!!」」

超2悟飯「あ―――――――ッ!!!!」

ボッ

ドン

ズドドドド

ボウッ

ズギャン

ガッ

ダンッ

「ひいっ!!」バッ

ギャッ

ボゴウッ

セル「……!!」

ピッコロ「あ…あれが悟飯か……」

未超トランクス「……」ボーゼン

未超悟飯「お…オレ達が苦戦してたあの化物達を一瞬で…!!」

悟空「ざ…ざまあみろセル…おめえは失敗した……」

超2悟飯「これで皆を…」

未超トランクス「あ…はい」

106: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 22:02:12.82 ID:eN8J4AHD0
セル「良い気になるなよ…まさかこのわたしを倒せると思ってるんじゃないだろうな」

超2悟飯「倒せるさ」

セル「…ふん…ならば見せてやるぞ!!このセルの恐ろしい真のパワーを!!」

ズゴゴゴゴゴ

セル「ああっ!!!!」ドンッ

未悟飯「ぐっ!!」

セル「はあああ…どうだ…これが本気になったわたしだ」

超2悟飯「それがどうした」

セル「くっくっく」ギャウッ

バギッ

セル「ふ……何!?」

ドンッ

セル「あ…ぐうっ……!!ぎっ!!」ブン

ギャンッ

セル「ぐ…おお……ば…バカな…何故わたしがたった二発のパンチでこれほどの…」

超2悟飯「はあ!!」バキイ

ズザアア

セル「し…信じられん……!!このわたしのパワーが完全に負けている…だが勝敗は別だぞ…」

ブアッ

セル「か…め…は…め…」

悟空「あの野郎!!」

セル「くらえ!!全力のかめはめ波だ!!よければ地球が吹っ飛ぶぞ!!」

ヤムチャ「よ…よしやがれ!!」

クリリン「冗談じゃねえぞ!!」

ブウウ・・・ン

セル「波――――――っ!!!!」ドン

ナッパ「お…終わった…」

超2悟飯「かめはめ……波――――!!!!」ズオッ

セル「おおおおお……!!!!ぐああああ―――――っ!!!!」

「な…なんとセルのバカでかいかめはめ波をそれより大きいかめはめ波で……」

セル「うぎ…うぎぎぎぎ……」

悟空「悟飯何をしているとどめだ!!すぐにとどめをさせ!!!」

超2悟飯「もうとどめを?ふふ…まだ早いよお父さん…もっと苦しめてやらないきゃ」

悟空「な…なんだと!!」

107: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 22:02:42.42 ID:eN8J4AHD0
ピッコロ「何言ってるんだあ…あいつ…」

悟空「悟飯……」

未悟飯「この時代のボクはいったいどうしてしまったんだ…」

セル「だあああああああ!!!!」

悟空「悟飯!!とどめをさせるのはお前だけだはやくやれ!!
これ以上あいつを追い詰めるな!!何するかわかんねえぞ!!」

セル「ち…ちくしょう…ちくしょおおおお!!!!かあっ!!」

ドズーン

セル「きさまなんかに…きさまなんかに負けるはずないんだああ!!」

ドグアア

未トランクス「パワーを気にし過ぎた変身でスピードがついていってない!!
オレに言ったミスをセル自身が…!!あいつ逆上している……」

バキイッ

セル「あが…うおおう…おごおっ!!」

ドサッ

天津飯「な…何だ!?」

クリリン「18号だ!!18号を吐き出したんだ!!」

セル「おおお―――!!」バッ

未トランクス「戻った…完全体じゃなくなった!!」

超2悟飯「ちぇ…つまらない…それじゃあお前ももう終わりだな」

セル「ゆ…許さなーい…ゆるさなあ―――――い!!!」グググググ

「ど…どういうことでしょうか…セルが風船のように膨らんで…」

悟空「ま…まずい!!」

セル「ぐふふふふ!!貴様らはもう終わりだあ…!!!
オレはあと一分で自爆する…地球ごと全部巻き添えだあああ!!」

超2悟飯「な…何!?そうはさせるか!!」

セル「おっと攻撃せん方がいい…おこのオレに衝撃を与えた瞬間爆発するぞ」

超2悟飯「く…ぼ…ボクのせいだ…はやくとどめをさしておけば…」

「セルは地球ごと自爆するつもりです…地球のみなさんさようなら!!」

未トランクス「あと十秒…」

ピッコロ「地球がなくなる!!」

セル「あ――っはっはっはっはっはっはっはっは!!!」

悟空「……」ボッ

クリリン「な…なんだ悟空…」

超悟空「やっぱこれしか地球が助かる道は思い浮かばなかった…」

クリリン「え…!?」

超悟空「バイバイみんな…」

108: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 22:04:07.46 ID:eN8J4AHD0
クリリン「悟空お前まさか…」

未悟飯「と…父さん……」

セル「あと四秒…この勝負引き分けに終わったが貴様らの苦しむ顔が見れて満足だ」

ビッ

クリリン「悟空――――っ!!」

未悟飯「父さ――――んっ!!」

セル「え!?」

超悟空「ここまでよくやったな悟飯凄かったぞ」

超2悟飯「お…お父さん…」

超悟空「母さんにすまねえって言っといてくれ、いつも勝手なことしちまってよ」

ビッ

界王「ば…バカそんな奴連れてくるなあ!!」

超悟空「わりい界王様ここしかなかったんだ」

界王「そ…そんなこと言ったって」

セル「くっそお―――――っ!!!!」

ド・・・ン


ピッコロ「き…消えた……悟空の気が……」

クリリン「悟空――――――っ!!!!」

超2悟飯「おとうさ――――――ん!!!!!」

未悟飯「父さん……」

「な…なんと孫悟空さん…自らを犠牲に地球を救いました……」

超2悟飯「うっううっう……」

クリリン「……おわったな…お前と悟空が終わらせたんだ…」

超2悟飯「ぼ…ボクのせいだ…あのときボクにはセルを殺せたのに……」

クリリン「だがお前の力がなかったら地球は助からなかった…さあ帰ろう…
……悟空は満足そうな顔をして死んでいった…お前の成長が嬉しかったんだ…」

未悟飯「クリリンさん…その人造人間をどうするつもりですか
生きているなら今のうちに片づけるべきだ……!!」

クリリン「待てよ悟飯、こいつはお前の時代のと違ってそれほど悪い奴じゃないんだ」

109: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 22:04:43.41 ID:eN8J4AHD0
悟空「わりいなバブルスおめえまで巻き添えにしちまって」

界王「全く信じられんことをする奴だ!!わしは界王だぞ!!宇宙で一番偉いんだぞ!!」

悟空「だから何度も謝ってんじゃねえか…界王様もしつけえな」

界王「しつこいとはなんだ!!しつこいとは!!」

悟空「そういやセルの魂はいねえけどあいつは直接地獄に行ったんか?」

界王「そ…そういえば…ど…どこにもおらん!!」

悟空「……どういうことだよ」

界王「セルはまだ生きている…」

悟空「な…何!?」


グオッ

ピッコロ「なっなんだ!!」

未悟飯「こ…この気は!!」

未トランクス「ま…まさか……」

ピッコロ「…そんな……」

ビッ

ベジータ「トランクス!!」ドンッ

未トランクス「え…」

ズボッ

ベジータ「か…かはっ……」

ズシャアッ

セル「くっくっく…当たったのはベジータか…」

ヤムチャ「なぜだ…なぜなんだ!!」

「な…なんとセルは生きてました…ご…悟空さんの犠牲は……」

セル「わたしの頭の中にわたしの核がある…
そいつが破壊されん限りこのカラダは再生され続ける
自爆したときに幸運なことに核が傷つかずに済んだのだ
しかも嬉しいことに復活したわたしのカラダは18号抜きで完全体として再生していた
しかも孫悟飯のように更にパワーあっぷしてな…孫悟空の瞬間移動も学習できた
孫悟空はわたしを倒すどころか色々プレゼントしてしまったようだ…」

未トランクス「と…父さん…何故オレを庇って……」

超2悟飯「はあ!!」ブン

セル「何がおかしい…気でもふれたか?」

超2悟飯「お父さんの仇が討てて嬉しいんだ。貴様はぜひ…この手で殺したかった」

セル「今度はそううまくいくとは思えんがな」

110: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 22:05:10.62 ID:eN8J4AHD0
未トランクス「と…父さん……くっそお――――っ!!!!」ダッ

未悟飯「待てトランクス!!」

未超トランクス「はあああ―――っ!!!」ズッ

未超トランクス「うおおおお!!」ボボボボボボ

フッ

超2悟飯「あ!!!」

バチイッ

ドサッ

未トランクス「あ…うぐ……」

セル「消えてろトランクス!」ビッ

超2悟飯「くっ!!!!」

ドオオオン

セル「おやおや……こいつは思わぬ収穫だ」

超2悟飯「ぎ…」

ピッコロ「ご…悟飯!!右腕が…!!」

クリリン「トランクスのバカ野郎!!ベジータが何のために庇ったと思ってんだ!!」

セル「お遊びはもうせんぞ…すぐに終わらせてやる」

超2悟飯「(セルのパワーが思った以上にアップしていた…)

ピッコロ「仙豆はもうないのか!!」

クリリン「ぜ…全部使っちまった!!」

セル「地球ごと消えてなくなれ!!」ブン

グゴゴゴゴゴゴゴ

超2悟飯「お父さんごめんなさい…セルから守れたはずの地球を守れなかった……」

未トランクス「ご…ごめんなさい悟飯さん…またオレのせいで腕を……」

ピッコロ「くそ――――っ!!!!うらむぞ…お…オレ達の力のなさを!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

セル「ふはははははどうだ!!地球どころか太陽系全てが吹き飛ぶぞ!!」

「ど…どうやら今度こそ地球は終わりのようです…」

セル「どうした孫悟飯!!最後の抵抗を見せてみろ!!」

超2悟飯「やれよ…抵抗したって無駄なことぐらいわかってる」

セル「つまらん…あっけない幕切れだったな…では遠慮なく……」

111: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 22:07:49.76 ID:eN8J4AHD0
『おいこら諦めるなんてねえだろ悟飯!!』

超2悟飯「お父さん!?ま…まさか…ど…どこ!?」

悟空『あの世さ!界王様に手伝ってもらって今だけ特別に喋ってんだ
おめえもおもいっきりかめはめ波をぶちかましてやれ!!そうすりゃかならず勝てるさ!!」

超2悟飯「だ…だけど今のボクは右腕は使えないし……」

未超悟飯「右腕ならここにある!!」

超2悟飯「!!」

未超悟飯「父さんに何度も救ってもらった命だ!!簡単に諦めるな!!」

超2悟飯「……」

悟空『大丈夫勝てる!!自分の力を信じろ!!最後に見せてくれ…オラ達でつくった力を!』

超2悟飯「わかりました…やれるだけのことはやってみます」

悟空『がんばれ!!このままやられたんじゃオラ達はただの犬死にだ』

超2悟飯「ごめんなさいお父さん…ボクが調子に乗ってしまったせいで…」

悟空『気にすんな!!オラはこっちで界王様と楽しくやっからよ!
おめえは地球で楽しく生きるんだ!!わかったか!!』

超2悟飯「はい!!!!」ボウッ

超2悟飯・未超悟飯「「か…め…は…め…」」ズオオオオ

セル「ふん…」

グオオオオオオ

ピッコロ「ダメだ!!やはり勝てない!!悟飯達の気の方が弱い!!」

セル「くたばれ――――っ!!!」ドウッ

超2悟飯・未超悟飯「「だああ――――っ!!!!」」ズッ

カッ

ドグアッ

ズゴゴゴゴゴゴオッ

超2悟飯「ぐっぐぐぐ…!!!」

未超悟飯「ぐううう……!!!!」

ググググググググ

ピッコロ「やはりだめだ!!完全に押されている!!」

セル「さあ終わりだ…終わりにしてやる!!!」

悟空『こらえろ!!!こらえるんだ悟飯!!!!まだおめえは力の全部を出し切ってねえぞ!!』

超2悟飯「全力でやっています…もうこれ以上は……」

悟空『おめえは地球へのダメージを心のどこかで考えてんだ!!
気にするな!!ダメージはドラゴンボールで元に戻る!!』

112: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 22:09:03.01 ID:eN8J4AHD0
超2悟飯「で…でも……もう…!!」

未超悟飯「諦めるな!!オレ達が地球に平和を取り戻すんだ!!オレ達は孫悟空の息子だ!!」

超2悟飯「そうだ…ボクはお父さんの…孫悟空の血が流れているんだ!!」

セル「さらばだ…ぐああっ!?べ…ベジータ!?」

超2ベジータ「はあ…はあ…ビックバン・アターック!!」ズァオッ

セル「ま…まずいっ!!」

悟空『今だ―――っ!!!!』

超2悟飯「うあ――――――っ!!!!」

ドウッ

セル「し…しま――ぎえええええ……!!!そ…そんな…この…わた…し…が………」

ボウッ

超2悟飯「はあ…はあ…はあ…はあ…・」フッ

未悟飯「はは…やった……」

ベジータ「て…手間どりやがって……」

未トランクス「父さん!!」ガシッ

ピッコロ「あ……」

悟空『ついにやったな悟飯!!』

ピッコロ「やりやがったあいつら……」

ヤムチャ「やった…やった――――!!!!」

「やりました!!遂にセルを倒しました!!孫悟空親子によって我々は救われたのです!!」

クリリン「本当にすごかったぞ悟飯!!やったな!!すぐにデンデのとこに連れてってやるぞ!!
あいつにさわってもらえば仙豆がなくてもバッチリだ!!助かったんだオレ達は!!」

未トランクス「父さん?父さん!!」

ベジータ「ちっ…静かにしろ…傷に響くだろうが……」

ピッコロ「相当な重症だ…早くデンデのとこに連れて行こう」

未トランクス「はい!!」

ベジータ「くそ…カカロットめ……あんな死に方しやがって……」

113: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 22:10:20.03 ID:eN8J4AHD0
ヤムチャ「デンデ早く離れた方がいい!!殺されるぞ!!」

クリリン「そんなことないって、ここは神様の神殿だよ
大丈夫、完全体になったセルは悟飯達が倒した」

18号「悟飯が!?」

ピッコロ「クリリンに礼を言うんだな…セルから吐き出されたお前を懸命にかばった」

18号「…………」

クリリン「い…いやただなんとなく放っておくわけには……」

悟飯「わかった!!クリリンさん18を好きなんだ!!」

クリリン「はっきり言うな!!」ガンッ

ヤムチャ「マジかよ!?」

未悟飯「あ…相手は人造人間なんですよ!?」

18号「ふん…ふざけんじゃないよ」バッ

ヤムチャ「あのヤロ――ッ何だあの態度はよう!!ブッ飛ばされっぞ!!」

天津飯「お前には無理だ」

ピッコロ「そんなことよりセルに殺された人間達を生き返らせるのが先決だ」

悟飯「大丈夫ですよクリリンさん!!友達だったらボク達がいるじゃないですか!!」

クリリン「うるせ~~」


18号「何故急に暗く…なんだあれは!?」

ヤムチャ「セルに殺された人たちを生き返らせてあげてください!」

神龍「たやすいことだ……」

18号「…………!!」

ピッコロ「やはり悟空の気は感じられない…ダメか……」

神龍「あと二つ願いを叶えられる…二つ目の願いを言え……」

ヤムチャ「二つ分の願いを使ってもいい…孫悟空はなんとか生き返らせれませんか?」

神龍「孫悟空は既に一度生き返ったことがある…それは不可能だ他の願いを言え」

ヤムチャ「やっぱ不可能だってよ」

ピッコロ「いやきっと何か方法があるはずだ…考えろ」

悟空『皆悟空だ!!あの世から喋ってんだけどちょっと聞いてくれ』

クリリン「悟空!?」

悟空『オラがいねえほうが地球は平和だって気がすんだ
それによオラ地球を救ったりしたから特別にカラダ付けてくれるってさ!
しかも死んでるからトシくわねえんだぜ?あの世には過去の達人とかいるしさ
…だからようチチや悟飯には悪いけど生き返らせてくんなくていいや
悟飯は既にオラよりしっかりしてるしな』

悟飯「そんなことないよお父さん…」

悟空『というわけだじゃあな!いつかおめえらが死んじまったらまた会おうな!
それにでっけえ方の悟飯!!頑張れよ…未来の平和はおめえが守るんだ』

未悟飯「は…はい!!父さん…オレ頑張るよ…」

悟空『そんじゃ…っと一つ忘れてた。神龍死人のオラでも一つ頼んでいいか?』

クリリン「悟空…どうするつもりだ?」

114: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 22:12:15.61 ID:eN8J4AHD0
神龍「かまわん…願いは何だ…」

悟空『でっけえ方の悟飯の無くなっちまった左腕って治すことってできっか?』

未悟飯「!!」

神龍「もとに戻すだけなら可能だ…」

悟空『そんじゃあ頼む!!』

未トランクス「お…オレからもお願いします!!」

神龍「はああ……」カッ

神龍「……願いは叶えた……さあ最後の願いを言え……」

未悟飯「!!お…オレの腕が…う…動く…ちゃんと動くぞ…!!」

未トランクス「悟飯さん!!良かった…本当に良かった……!!」

未悟飯「父さん!!神龍も…ありがとうございます……」

悟空『なあに気にすんな!そんじゃ今度こそバイバ―――イ!!』

クリリン「…あいつ死人のくせに明るいからあんまり悲しくなかったな……」

神龍「さあどうした…最後の願いをいえ…それとももう願いがないのか?」

ヤムチャ「お…オレの彼女が高級なネックレス欲しがってんだけど……ダメかな?」

ピッコロ「…………」

ヤムチャ「ジョークだよジョーク!!大事な願いにそんなこと頼むわけないじゃないか!!」

ナッパ「オレ達サイヤ人の不老不死ってのはどうだ?オレ達の目的はそれだったろ」

ベジータ「ふん…そんなものにもう興味はない」

ナッパ「そ…そうか…そうだよな……」

クリリン「しぇ…神龍!!人造人間の17号と18号を元の人間に戻してやってくれ!!」

18号「!!」

神龍「それはできない…二人の人造人間はわたしの力を大きく超えている…」

クリリン「や…やっぱりダメか…」

ヤムチャ「どうして17号まで…どっちにしたってあいつは死んだんじゃ…」

ピッコロ「いや…おそらく一つ目の願いで生き返っているだろう…」

クリリン「それじゃあ……この願いはどうかな?
あの二人の体の中にとりつけられてる爆破装置を取り除いてやってくれないか?」

神龍「それならば可能だ…よし二人の爆破装置は取り除いたぞ…ではさらばだ!!」

115: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 22:13:03.11 ID:eN8J4AHD0
未トランクス「クリリンさんどうして今のような願いを…」

クリリン「だって可哀相じゃないか…カラダの中に爆弾があるなんてよ」

悟飯「優しんですね…」

18号「…………」

天津飯「それにしてもクリリン…何故17号の奴まで?」

クリリン「う…うん…確かにオレ18号のこと好きだったけどさ
18号にはやっぱ17号がさあ…お似合いだろ?それで……」

ピッコロ「恋愛という奴か…わ…わからない…」

バッ

18号「バ――カ!!17号とわたしは双子の姉弟だよ!!だからってその気になるなよ
爆弾のことだって全然感謝なんかしてないんだからな!!タコ!!……またな」バッ

ヤムチャ「おい!またななんつったってことは少しは希望が見えてきたんじゃないか!?」

ピッコロ「さっぱりわからない…」

クリリン「ははは…嬉しいのも半分ぐらいだ…やっぱ悟空がいないとさびしいや」

ヤムチャ「…………」

天津飯「……オレはもう帰る…餃子が心配しているだろうしな
多分皆にはもう会うことはないと思う……じゃあ達者でな」

ヤムチャ「お前もな」

悟飯「さようなら…餃子さんによろしく」

天津飯「悟飯とトランクス、今のお前達なら簡単に人造人間を倒せるだろうが頑張れよ」

未悟飯・未トランクス「「はい!!」」

悟飯「未来のボクとトランクスさんはいつ未来へ発つのですか?」

未トランクス「今日一晩ぐっすり寝て明日経とうと思ってます」

未悟飯「早く未来も平和にしなきゃいけないからな」

クリリン「じゃあ明日見送りに行くよ」

悟飯「ピッコロさんはここで暮らしていくのですか?」

ピッコロ「ああそのつもりだ」

悟飯「ときどき遊びにきてもいいですか?」

ピッコロ「もちろんだ」

未トランクス「父さん!!」

ベジータ「……何だ」

未トランクス「助けてくれてありがとう…」

ベジータ「……ふん」バッ

116: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 22:14:02.03 ID:eN8J4AHD0
翌日…

ブルマ「元気でねトランクス」

未トランクス「はい!!」

未悟飯「母さんのことを頼んだぞ」

悟飯「うん!!未来のボクも頑張って」

未悟飯「はは…オレも君に負けないように頑張るよ」

未トランクス「……」ニコ

ベジータ「……」フッ


未来の西の都

トランクス「ただいま母さん!!」

ブルマ「おかえり!!トランクス、それに悟飯君も…ってその腕!!」

悟飯「実は…」


ブルマ「そっか…結局孫君死んじゃったのか…でも悟飯君達が仇を討ったのね」

トランクス「はい、やっぱり父さんは母さんや悟飯さんが言ったようにただの冷たい
人じゃありませんでした。オレがセルにやられかけた時に守ってくれたんです」

ブルマ「で…でしょ!?だから言ったじゃない」

トランクス「はい」

ブルマ「(へえーあのベジータにそんな一面が…)」

『また番組の途中ですが人造人間の情報です!!現在襲われているのは――』

悟飯「行くぞトランクス!!」

トランクス「はい!!」

ブルマ「ほんとに大丈夫なの!?」

トランクス「大丈夫です!そのために悟空さん達に会ってきたんですよ!」

ブルマ「気をつけてね!!」

17号「孫悟飯とトランクス…生きていたのか……」

18号「もうあっさり殺っちゃってもいいだろう?うっとうしいからさ」

17号「遊びが一つ減ってしまうがまあいいだろう、好きにしろ」

超悟飯「トランクス下がっててくれ…皆の仇はオレが討つ」

トランクス「わかりました…」

18号「ふんこりないね」バッ

シュッ

ドグワッ

パラパラ

17号「!!なんだ…何をしたんだ!?何故お前ごときに18号が……」

超悟飯「今のはクリリンさんとヤムチャさん…天津飯さんと餃子さんの分だ…そして」

ギュオッ

17号「ぐわあっ!!」

超悟飯「これがピッコロさんとベジータさんの分だ!!消えろ――ッ!!」ズアッ

ドウンッ

悟飯「ふう…終わった…仇は討ちましたよ……あとは一番厄介な奴だけだ」

117: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/29(木) 22:15:30.84 ID:eN8J4AHD0
トランクス「セルはタイムマシンを奪いにくるはずですよね?」

悟飯「ああ…となると三年後か。オレはナメック星に行ってくるよ」

トランクス「えっ?」

悟飯「過去の父さんに瞬間移動を教わったんだ、新しいナメック星の場所も知ってるし」

シュン


悟飯「連れて来たぞ…この人が新しい神様だ」

トランクス「デンデさん!!」

デンデ「どうも…ボクは初めましてなのに貴方は初めましてではないんですよね?
何だか不思議な気分です…では早速ドラゴンボールの復活を……」

悟飯「デンデ、ドラゴンボールで生き返らせれるのは何年前ぐらいに死んだ人までなんだ?」

デンデ「1年前です」

悟飯「1年か…ってことはこの世界の皆は生き返らないのか…でも街の復興はできる」

トランクス「悟飯さん、チチさんの元へ一度帰ったらどうでしょうか?」

悟飯「そうだな、帰って母さんを安心させてあげなきゃ…」

三年後…

セル「…どういうことだ…人造人間達がどこにもいない…
それに孫悟飯とトランクスの実力が大幅なアップしている…
残っている人間達を吸収してもとてもじゃないが足りない…」

「お前なかなかのエネルギーを持ってるみたいだねえ」

セル「何者だ!?」

「完全体か…ボクの魔術で完全体にしてあげるよ…ふふふ」


悟飯「!!この気はセル!!」

トランクス「ど…どういう事だ!?過去の完全体のものより遥かに大きい気だ!!」

「ほう…なかなかの上質なエネルギーだ……」

悟飯・トランクス「「!!」」

人造人間編・完


悟飯「こんにちはボク孫悟飯です

セルを倒してからあれから七年…ボクは高校生になりました
えっお父さんがこの世に一日だけ帰ってくるだって!?
な…何だあいつら…不気味な奴らだなあ……

次回ドラゴンボール
不死身の怪物!!魔人ブウ襲来

久しぶりにお父さんに会えるんだ…楽しみだなあ」

122: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/30(金) 17:25:57.36 ID:4yxECJmy0
今夜の九時から再開予定

未来については
①救いはない絶望エンド
②救いがあるハッピーエンド
の二通り、再開までに希望が多い方を投下
レスがなかった場合は強制的に①で

123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 17:35:33.22 ID:w7ROlzCm0
②で
未来に幸あれ

130: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/30(金) 21:05:36.11 ID:4yxECJmy0
再開
まさかの②しかなかった…②で行きます
②はストーリーの展開上ブウ編の後に投下します

131: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/30(金) 21:07:41.23 ID:4yxECJmy0
魔人ブウ編

孫親子らに地球が救われてから七年…
悟空は地球を救った英雄としてあちこちで像が建てられていた

悟飯「こんにちはー」

ブルマ「あら悟飯君、今日もベジータとトレーニング?」

悟飯「はい、未来のボクに負けてられませんから」

ブルマ「そう、ベジータならトランクスと一緒に重力室よ」

悟飯「え?トランクス君と?」

ブルマ「そうよ、そろそろ本格的に鍛えていい歳になったからってさ
トランクスを悟飯君や悟天君より強くしたいらしいわ」

悟飯「それはこわいなあ」

「うわああ!!」

悟飯「あ…」

ブルマ「またか…こりないわねあのおっさんも」

ベジータ「だから貴様には10倍の重力でも無理だと言っただろ!!何度言ったらわかるんだ!!」

「そんなこと言ったって師匠~」

ベジータ「む…悟飯来ていたのか丁度いい…こいつをデンデのとこに連れていけ」

悟飯「ええまたですか…」

ベジータ「こいつに仙豆はもったいない」

悟飯「サタンさんほらしっかり」

サタン「す…すまん…」

セルゲームが終わってから毎日のようにミスター・サタンはベジータのもとへ来ていた

サタン「そういや悟飯くん、明日からオレンジスター・ハイスクールに通うんだったか?」

悟飯「はい」

サタン「あそこにはオレの娘が通っているんだよ」

悟飯「そうなんですか?」

サタン「ああ!!すっごく可愛いぞお。でもだからといって手を出すなよ」

悟飯「は…はは…ほらサタンさん行きますよ」

ナッパ「悟飯、オレが連れていってやるぜ」

悟飯「本当ですか?頼みます」

ナッパ「ほらちゃんとつかまれよ」ガシッ

サタン「ひい―――!!」

悟飯「あ…相変わらず嵐のような人だな…」

ブルマ「でも結構人気らしいじゃない、バラエティにもいっぱい出てるみたいだし」

悟飯「そうみたいですね」

ベジータ「悟飯、トレーニングするなら早く始めるぞ」

悟飯「あ、はい。それじゃあブルマさんまた後で」

ブルマ「頑張ってねー」

132: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/30(金) 21:08:52.25 ID:4yxECJmy0
翌日…
セルがいなくなって平和が訪れていた…
だがその平和な暮らしが続くと愚かな者が増え始めてくるのである…

悟飯「あれ…ちょっとのんびり来過ぎちゃったかな…ん?」

強盗A「はーっはっはっは!!」ドカカカカ

悟飯「またか…しょうがないなまったく…正体がバレないように変身しなきゃ」

ボッ

強盗B「おらおらなにしてんだかかってこいよポリ公!!」

バキッ

ガッ

強盗C「な…なんだてめえ!!」ズガガガ

強盗C「え?」

パラパラ

ドガッ

強盗D「ば、バケモンだ!!」

強盗D「逃げろ!!」ブオーン

超悟飯「はっ!!」

ドンッ

警察「ど…どうなっているんだ…」

悟飯「ふう」

「ねえ!!」

悟飯「!!」

「あれ誰がやったの?まさか警察じゃないわよね?」

悟飯「さ…さあ……見てなかったから…」

「せっかく飛んできたのに…誰かしらいったい…」

「あ、ビーデル様、わたし見ましたよほら例の金色の戦士ですよ!!」

ビーデル「金色の戦士!!また…」

「オレンジスター・ハイスクールの生徒じゃないですかね
彼もつけていましたよ!その学校のバッジ!!」

ビーデル「え!?うちの学校の生徒!?いたかな…そんなやつ……」


ビーデル「ねえシャプナーあんたじゃないよね金色の戦士」

シャプナー「残念だったなオレじゃない」

「えー今日から新しく編入した生徒を紹介します、君入って」

133: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/30(金) 21:10:21.12 ID:4yxECJmy0
悟飯「こ…こんにちは孫です…孫悟飯…よろしく…」

「あら結構可愛いじゃない」

ビーデル「あいつどこかで会ったような…」

シャプナー「いかにもおとなしい勉強の虫ってとこだな…」

「おい待てよ今孫って…」

「嘘!?まさかあの孫悟空さんの親戚か何か!?」

「マジかよ!?」

ざわざわ…

「静かに!!さああいてる席に適当に座りなさい」

悟飯「あ…はい……えっと」

「ここよ!ここ」

悟飯「ど、どうも」

「あたしイレーザよろしくね、こっちの子はビーデル」

悟飯「あ…」

イレーザ「ねえあなた孫悟空の息子なの!?」

悟飯「え…まあ…はい」

イレーザ「やっぱり!!うわー!!」

ビーデル「そうだ貴方今朝銀行強盗が逮捕された現場の人でしょ!!」

悟飯「あ…はい」

イレーザ「ああ金色の戦士が現れたっていう?」

悟飯「金色の戦士!?何ですかそれ?」

イレーザ「ここ十日で三回現れた正義の戦士よ!!逆立った金色の髪の男の子!!」

悟飯「(ぼ…ボクのことだ!!)」

ビーデル「目撃者に聞いたら金色の戦士はこの学校のバッジをつけてたらしいんだけど」

シャプナー「相手を見て言えよ、そいつが戦士ってガラだと思うか?第一黒髪だ」

ビーデル「でも孫悟空はセルゲームの時に黒髪から金色の逆立った髪になってたわ
その息子ってことは髪が金色に変化させることができたって不思議じゃないわ」

イレーザ「そういや孫悟空と同じ服装で悟飯君に似た人いなかった?」

悟飯「(み…未来のボクのことだ!!)」

シャプナー「何言ってんだよ、七年前に大人だった奴だろ?こいつのわけがねえ」

悟飯「そ、そうですよ!!他人のそら似ですよ…ボクは父さんと違って金髪にはなれないし」

イレーザ「なあんだ」

ビーデル「(あやしい…)」

イレーザ「そうだ、ビーデルのパパってあのミスター・サタンなのよ?」

悟飯「いい!?君がサタンさんの娘さん!?に…似てない…」

イレーザ「でしょー?」

放課後…

悟飯「金色の戦士か…ばれないように工夫が必要だな…
お父さんの息子ってので怪しまれてるし…よしブルマさんに相談しよう」

134: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/30(金) 21:12:58.25 ID:4yxECJmy0
ブルマ「ふーん、正体がばれないように完全な変身をね」

悟飯「はい…何かいい方法はありませんか?」

ブルマ「あるわよ、作ってあげるわ。二時間ぐらい待ってて」

トランクス「悟飯さん!!いつ来たの!?」

悟飯「さっき来たばかりさ!!お父さんに修行してもらってるんだって?」

トランクス「うん!」

ベジータ「悟飯か」

悟飯「あ、ベジータさんこんにちは」

サタン「うぐ…」

悟飯「サタンさん今日も来てたんですか?」

サタン「あ…ああ。今日は西の都で撮影の番組があってな…」

悟飯「大丈夫ですか?」

サタン「す…少し休めば……」

ベジータ「ただの人間の割に根性だけはある奴だ…」

悟飯「あ…あはは」

トランクス「ねえ何やって遊ぼうか!」

悟飯「ん?そうだなあ」


悟飯「この赤い方のスイッチを押せばいいんですね?」

ブルマ「そうよ」

トランクス「いいなあ、お母さんボクにも作ってよ!!」

ピッ

悟飯「あっ!!かっこいいじゃないですか!!うはー!!いい!!凄く良いですよ!!」

ブルマ「でしょ――!!」

トランクス「ボクやっぱりいらない…」


悟飯「どうもありがとうございましたー!!」

トランクス「また来てねバイバ―イ!!」


悟飯「ひゃっほー!!早い早い!!ん?暴走車発見!!もう変身してるけどへんし――ん!!」バッ

「わっ!!このくそったれヤロー死にてえのか!!」

悟飯「そんな無茶な運転はしてはいけない!!
これから町の中ぐらいは安全運転をするとわたしに誓え!!」

「なにもんだてめえは!!」

悟飯「え…なにもの?そうだなあ…えーっと」

「お前今考えているだろ」

悟飯「わたしは正義を愛する者!!グレートサイヤマンだ!!!」

「……ぷっ!!ぐはははは!!だせー!!」

悟飯「ば…バカにするなあ!!」ドゴオッ

悟飯「一生懸命考えた名前だぞ!!」

「ご…ごめんなさい……よく考えたらかっこいい名前でした…安全運転…安全運転…」

悟飯「(わかってくれた…)」

135: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/30(金) 21:14:38.52 ID:4yxECJmy0
翌日

悟飯「それじゃあ行ってきます!!」

チチ「飛行機には気をつけるだぞ」

悟飯「はい」パッ

「やっぱりいいなあー、お兄ちゃんかっこいい!!」

悟飯「だろー?そのうち悟天の分もブルマさんに頼んでやるよ!!
今日から筋斗雲はお前が使っていいぞ――!!」

チチ「兄ちゃん嬉しそうだなー、昨日から何回も変身してよ」

ラディッツ「あ…あれが…かっこいい…のか?」


ピピー

ビーデル「はい!こちらビーデル」

『隣のランドセルタウンで二人組の強盗です!!現在ルート81を山に向かって逃走中!!』

ビーデル「先生ちょっと行ってきます!!」

「ごくろうさま、気をつけてね」

悟飯「ど…どうしたんですかビーデルさん」

イレーザ「あああの子強いからよく警察に頼まれたりすんのよ」

悟飯「ええ!?あの人が?」

シャプナー「ビーデルを甘くみるなよ?ミスター・サタンに匹敵する実力の持ち主さ」

悟飯「(サタンと匹敵…危ないんじゃないか?)
すいません便所行ってきます!!」

悟飯「とう!!…どこだろうルート81って…」

強盗a「ひゃっほー!!」

強盗b「ん?」

ビーデル「武器を捨てておとなしくつかまりなさい」

強盗a「おいあいつミスター・サタンの娘だぜ!!」

強盗b「へえあいつの娘にしちゃ結構可愛いじゃねえか…そら!!」バッ

バキッ

強盗b「ぐっ!!」

悟飯「見つけた彼女の気だ!!」

ガキッ

ビーデル「まだやる気なの!?」

強盗b「当たり前だ!!」

悟飯「へえ驚いた。ほんとに結構強いや…サタンより強いんじゃないかな?」

強盗a「く…くそ―――!!」チャッ

ビシッ

バキバキ

ビーデル「!!」

強盗a「なっ…なななんだてめえは!!」

悟飯「それは…次のレスで教えてやる」

136: ◆k0aleZFSMjhu 2015/01/30(金) 21:15:45.18 ID:4yxECJmy0
強盗a「も…もう一回聞くぞ!!何者だお前は!!」

悟飯「では約束通り教えてやろう…わたしは……」

ババッ

悟飯「悪は絶対に許さない!!正義の味方!!」バッ

ババババババン!!

バッババッビッ

悟飯「グレートサイヤマンだ!!」

強盗a「…………」

悟飯「(ばっちり決まった!!夕べ二時間も練習したもんね!!)」

ビーデル「か…かっこわるい……」

悟飯「抵抗しても無駄だ!!さあビーデルさんこいつに手錠を」

ビーデル「(わたしの名前を知ってる…やっぱり……)」

強盗a「こんなみっともない奴につかまってたまるか!!」

悟飯「おろかものめ…逃しはせんぞ!!」

ビーデル「と…とんだ!!トリックじゃない!!」

ガンッ

悟飯「ビーデルさんこいつどうしましょう?」

ビーデル「ここに置いとけばいいわ、わたしが連絡しておくから」

悟飯「わかりました」

ビーデル「強いんだねあんた…でやっぱり正体は秘密なわけ?」

悟飯「ええまあ…そうです」

ビーデル「でも孫悟飯君、どうやって授業抜け出してきたの?」

悟飯「便所に行きたいっていって…あ!!」

ビーデル「やっぱり!!あんたの正体は孫悟飯君だったのね!!」

悟飯「し…しまった!!」

ビーデル「ねえ一か月後の天下一武道会あんたも出ない?
前チャンピオンとその前のチャンピオンの子供が闘うってなったら
絶対に面白いと思うんだけど…でなきゃばらすわよ皆に」

悟飯「ええ!?そんなあ!!」

ビーデル「いいじゃないのグレートサイヤマンで出場すればわかんないんだし」

悟飯「だけど…」

ビーデル「ばらすわよ」

悟飯「わかりました…出場しますよ…」

ビーデル「やったあ決まり!!あ、あと空飛ぶの教えなさいよ。フェアじゃないわ」

悟飯「え…あ…はい……まいったなあ」