1: 名無しさん 20/09/11(金)23:09:49 ID:LiX
店員「いらっしゃっせー! お一人っすか!」
貴族令嬢「ひとりですわ。あと瓶のおビールとお餃子二人前」
店員「はいこちらビール! お疲れ様です!」トクトクトク
貴族令嬢「あどーもどーも」
店員「えい! リャンガーコーテー!!」
貴族令嬢「このコールを聞くだけでも来る価値がありますわねぇ…」グビグビ
貴族令嬢「ひとりですわ。あと瓶のおビールとお餃子二人前」
店員「はいこちらビール! お疲れ様です!」トクトクトク
貴族令嬢「あどーもどーも」
店員「えい! リャンガーコーテー!!」
貴族令嬢「このコールを聞くだけでも来る価値がありますわねぇ…」グビグビ
引用元: ・庶民の食事に触れる貴族令嬢「餃子の王将…?よくもこんなところに貴族を…」
2: 名無しさん 20/09/11(金)23:10:45 ID:LiX
3: 名無しさん 20/09/11(金)23:14:45 ID:LiX
店員「はい餃子二人前!」カタッ
貴族令嬢「王将は『餃子のタレ』が置いてあるのですわね。関東の私としてはタレは醤油ラー油などでつくるのもの、あらかじめタレがあるなんてと驚いたものですわ」トクトク
貴族令嬢「王将の餃子…常にハイスピードで出てくるまさに王将の魂ですわ」モグモグ
貴族令嬢「今時はにんにくのない餃子も増えましたが…やはりこのにんにくが利いてる王将の餃子はいいものですわね…そしてビール…」グビグビ
貴族令嬢「ノスタルジィ…」
貴族令嬢「やはり仕事を早上がりしての昼のみは素晴らしいですわ。むしろ酒は昼から飲むのが健康的、夜に飲むのは不健全ですわ」
貴族令嬢「王将は『餃子のタレ』が置いてあるのですわね。関東の私としてはタレは醤油ラー油などでつくるのもの、あらかじめタレがあるなんてと驚いたものですわ」トクトク
貴族令嬢「王将の餃子…常にハイスピードで出てくるまさに王将の魂ですわ」モグモグ
貴族令嬢「今時はにんにくのない餃子も増えましたが…やはりこのにんにくが利いてる王将の餃子はいいものですわね…そしてビール…」グビグビ
貴族令嬢「ノスタルジィ…」
貴族令嬢「やはり仕事を早上がりしての昼のみは素晴らしいですわ。むしろ酒は昼から飲むのが健康的、夜に飲むのは不健全ですわ」
4: 名無しさん 20/09/11(金)23:16:43 ID:LiX
貴族令嬢「さて、次手はなにをすべきか…ここはやはりジャストサイズを活用したいですわね」
貴族令嬢「ニラレバ、エビチリ、ジャストサイズで。あとチューリップお願いしますわ」
店員「あいよー!」
貴族令嬢「中華メニューの充実レベル、やはりその辺は日高屋とは比べものにならない高さですわね…」
貴族令嬢「ニラレバ、エビチリ、ジャストサイズで。あとチューリップお願いしますわ」
店員「あいよー!」
貴族令嬢「中華メニューの充実レベル、やはりその辺は日高屋とは比べものにならない高さですわね…」
6: 名無しさん 20/09/11(金)23:20:17 ID:LiX
貴族令嬢「今日も9月とは思えない気温ですわねぇ…私が子供のころはもう少し涼しかった記憶があったのに…」グビグビ
貴族令嬢「それにだんだん仕事が落ちてきましたわねぇ…コロナ自粛復活から上がったテンションが落ちてきたような…」
貴族令嬢「Uber EATSもあまり稼げなくなってきたし…やはりなにか副業か転職を…」
貴族令嬢「ダメですわ…呑んで、呑んで不安を忘れるのよ!」
店員「はいご注文の品お待たせしましたー」
貴族令嬢「それにだんだん仕事が落ちてきましたわねぇ…コロナ自粛復活から上がったテンションが落ちてきたような…」
貴族令嬢「Uber EATSもあまり稼げなくなってきたし…やはりなにか副業か転職を…」
貴族令嬢「ダメですわ…呑んで、呑んで不安を忘れるのよ!」
店員「はいご注文の品お待たせしましたー」
8: 名無しさん 20/09/11(金)23:23:53 ID:LiX
貴族令嬢「きたきた…色々な品を少なめに頼めるのがジャストサイズの良いところですわ…」
貴族令嬢「エビチリ…! 甘辛のソースにエビの旨味…超大好きですわこれ…!」モグモグ
貴族令嬢「大好物のニラレバ…! レバーの旨味とニラもやしの香ばしい歯触り…ビールを呼んでいる!」グビグビ
貴族令嬢「あぁ…ビールもう一本いこうかしら…それともチューハイを」
???「……もし、あなたは?」
貴族令嬢「え」
貴族令嬢「エビチリ…! 甘辛のソースにエビの旨味…超大好きですわこれ…!」モグモグ
貴族令嬢「大好物のニラレバ…! レバーの旨味とニラもやしの香ばしい歯触り…ビールを呼んでいる!」グビグビ
貴族令嬢「あぁ…ビールもう一本いこうかしら…それともチューハイを」
???「……もし、あなたは?」
貴族令嬢「え」
9: 名無しさん 20/09/11(金)23:28:17 ID:LiX
貴族令嬢「あなたは…お姉さまではありませんか!?」
先輩令嬢「ごきげんようね」
貴族令嬢「ごきげんようですわお姉さま…!」
先輩令嬢「こんなところで会うなんて…一体いつぶりでしょうか」
貴族令嬢「お姉さまが貴族子女工業高校を退学なって実家に帰って以来…五年ぶりですわ」
先輩令嬢「もうそんなに経ったのね。あなたの綺麗な金髪ですぐに思い出した。変わっていないのね」
貴族令嬢「お姉さまもおかわりなく…あれからどうしていたのですか?」
先輩令嬢「実家の関西に帰って家業を手伝っていたのよ。岸和田の」
貴族令嬢「お姉さまはたしか実家は神戸のほうだと」
先輩令嬢「…ええ、神戸よ、岸和田は家業の支店があるほうね」
先輩令嬢「ごきげんようね」
貴族令嬢「ごきげんようですわお姉さま…!」
先輩令嬢「こんなところで会うなんて…一体いつぶりでしょうか」
貴族令嬢「お姉さまが貴族子女工業高校を退学なって実家に帰って以来…五年ぶりですわ」
先輩令嬢「もうそんなに経ったのね。あなたの綺麗な金髪ですぐに思い出した。変わっていないのね」
貴族令嬢「お姉さまもおかわりなく…あれからどうしていたのですか?」
先輩令嬢「実家の関西に帰って家業を手伝っていたのよ。岸和田の」
貴族令嬢「お姉さまはたしか実家は神戸のほうだと」
先輩令嬢「…ええ、神戸よ、岸和田は家業の支店があるほうね」
11: 名無しさん 20/09/11(金)23:35:25 ID:LiX
先輩令嬢「実家が関東に支店を出すことになって、その準備にこっち戻ってきたのよ」
貴族令嬢「まあ! お姉さまのお家の家業とはどんなお仕事ですの?」
先輩令嬢「解体業よ……いろいろなものの」
おっさん「若頭! 逃げた債権者の居場所つかみしたで! どないしますか!」
先輩令嬢「外じゃ専務と呼べいうたろうがこのホンダラがぁ!」ガンッ!
おっさん「アダッ!!?」
貴族令嬢「」
先輩令嬢「昔のツレん前で恥かかすなやボンクラがぁ!」ガンッ!
おっさん「せ、専務! 堪忍して下さい!」
先輩令嬢「はぁ、はぁ、……イヤだわはしたない、つい故郷の神戸の喋り方がでてしまって…」
貴族令嬢「神戸」
先輩令嬢「それでは仕事が入りましたので、名残惜しいですが今日はここまでで、ごきげんよう」スタスタ
先輩令嬢「いくぞグズ!」
おっさん「へ、へい」
貴族令嬢「あ、はいごきげんよう…」
貴族令嬢「……」
貴族令嬢「…チューリップおいしいですわ。あと店員さんビールもう一つ」モグモグ
貴族令嬢「まあ! お姉さまのお家の家業とはどんなお仕事ですの?」
先輩令嬢「解体業よ……いろいろなものの」
おっさん「若頭! 逃げた債権者の居場所つかみしたで! どないしますか!」
先輩令嬢「外じゃ専務と呼べいうたろうがこのホンダラがぁ!」ガンッ!
おっさん「アダッ!!?」
貴族令嬢「」
先輩令嬢「昔のツレん前で恥かかすなやボンクラがぁ!」ガンッ!
おっさん「せ、専務! 堪忍して下さい!」
先輩令嬢「はぁ、はぁ、……イヤだわはしたない、つい故郷の神戸の喋り方がでてしまって…」
貴族令嬢「神戸」
先輩令嬢「それでは仕事が入りましたので、名残惜しいですが今日はここまでで、ごきげんよう」スタスタ
先輩令嬢「いくぞグズ!」
おっさん「へ、へい」
貴族令嬢「あ、はいごきげんよう…」
貴族令嬢「……」
貴族令嬢「…チューリップおいしいですわ。あと店員さんビールもう一つ」モグモグ
12: 名無しさん 20/09/11(金)23:39:29 ID:LiX
貴族令嬢「ショッキングなことがあってもチューリップはおいしいですわね」モグモグ
貴族令嬢「鶏の手羽先を骨抜きして裏返し唐揚げにしたこの逸品、今は注文できるところもすくなくて寂しいものですわ」
店員「はい瓶ビールお待ち!」
貴族令嬢「さて締めに頼むのは…醤油味の焼きそば、大盛で…!」
貴族令嬢「鶏の手羽先を骨抜きして裏返し唐揚げにしたこの逸品、今は注文できるところもすくなくて寂しいものですわ」
店員「はい瓶ビールお待ち!」
貴族令嬢「さて締めに頼むのは…醤油味の焼きそば、大盛で…!」
19: 名無しさん 20/09/11(金)23:48:20 ID:LiX
店員「はい大盛り醤油焼きそばおまち」ゴトッ
貴族令嬢「この醤油とオイスターソースの香りがたまらないですわ!」ズルズル
貴族令嬢「そこに酢を足してさらにサッパリ加減をアップ!」ダクダク
貴族令嬢「焼きそばを飲み込みなかまら追ってビール!」グビグビ
貴族令嬢「ベストコンビネーション!!」パァァ
店員「ありやとやっしたー」
貴族令嬢「ふぅ…王将、日高屋並みに店舗が関東にあったらこちらのヘビーローテーションしてしまうところですね…」
貴族令嬢「……お姉さま、お仕事頑張っているのでしょうね。なんのお仕事かよくわからないですけれど」
貴族令嬢「あ、あっちに新しいやきとん屋開いてる。ちょっとみてこ」
終わり
貴族令嬢「この醤油とオイスターソースの香りがたまらないですわ!」ズルズル
貴族令嬢「そこに酢を足してさらにサッパリ加減をアップ!」ダクダク
貴族令嬢「焼きそばを飲み込みなかまら追ってビール!」グビグビ
貴族令嬢「ベストコンビネーション!!」パァァ
店員「ありやとやっしたー」
貴族令嬢「ふぅ…王将、日高屋並みに店舗が関東にあったらこちらのヘビーローテーションしてしまうところですね…」
貴族令嬢「……お姉さま、お仕事頑張っているのでしょうね。なんのお仕事かよくわからないですけれど」
貴族令嬢「あ、あっちに新しいやきとん屋開いてる。ちょっとみてこ」
終わり
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