442: 名無しさん 2018/06/05(火) 19:27:05.50 ID:23GkhqHEo
拓海「アタシは特攻隊長、向井拓海だぞ?」
拓海「誰かの代わりなんざ、まっぴらごめんだぜ」
夏樹「……って事なんで、悪いね」
武内P「いえ、急なお願いでしたので……当然かと」
拓海「代役じゃなくても、ランドの仕事なんか受けられっかよ!」
拓海「夢の国だぁ? ハッ! ガラじゃな――」
武内P「サンリオピューロランドの担当の方に、連絡しておきます」
拓海「……」
拓海「……サンリオ?」
拓海「誰かの代わりなんざ、まっぴらごめんだぜ」
夏樹「……って事なんで、悪いね」
武内P「いえ、急なお願いでしたので……当然かと」
拓海「代役じゃなくても、ランドの仕事なんか受けられっかよ!」
拓海「夢の国だぁ? ハッ! ガラじゃな――」
武内P「サンリオピューロランドの担当の方に、連絡しておきます」
拓海「……」
拓海「……サンリオ?」
443: 名無しさん 2018/06/05(火) 19:31:25.38 ID:23GkhqHEo
拓海「……オイ、テメエ……今、なんつった?」
武内P「? はい、担当の方に、待ってもらうよう連絡を――」
拓海「その前だよ! その前!」
武内P「? アスタリスクのお二人の代役で、急なお願いで――」
拓海「戻りすぎだコラァ! 何ランドだって聞いてんだよ!」
武内P「?」
武内P「サンリオピューロランド、です」
拓海「……!」
夏樹「拓海? どうかしたのか?」
拓海「っ!?……い、いや……なんでもねえ」
武内P「? はい、担当の方に、待ってもらうよう連絡を――」
拓海「その前だよ! その前!」
武内P「? アスタリスクのお二人の代役で、急なお願いで――」
拓海「戻りすぎだコラァ! 何ランドだって聞いてんだよ!」
武内P「?」
武内P「サンリオピューロランド、です」
拓海「……!」
夏樹「拓海? どうかしたのか?」
拓海「っ!?……い、いや……なんでもねえ」
444: 名無しさん 2018/06/05(火) 19:36:33.79 ID:23GkhqHEo
夏樹「まあ、そういう訳だから他を当たってくれ」
武内P「はい。お手数をおかけして、すみませんでした」
拓海「……オイ、ちょっと待て」
武内P「はい?」
拓海「……内容だけでも、聞いてやろうじゃねえか」
夏樹「おいおい、断る仕事の内容を聞いてもしょうがないだろ?」
拓海「……うるせえな、ちょっと気になっただけだよ」
武内P「パレード・ショーで、キャラクターとの合同LIVEです」
拓海「……!?」
武内P「はい。お手数をおかけして、すみませんでした」
拓海「……オイ、ちょっと待て」
武内P「はい?」
拓海「……内容だけでも、聞いてやろうじゃねえか」
夏樹「おいおい、断る仕事の内容を聞いてもしょうがないだろ?」
拓海「……うるせえな、ちょっと気になっただけだよ」
武内P「パレード・ショーで、キャラクターとの合同LIVEです」
拓海「……!?」
445: 名無しさん 2018/06/05(火) 19:42:43.13 ID:23GkhqHEo
拓海「パレードで……合同LIVEだぁ!?」
武内P「はい」
拓海「オイ……『知恵の木』の周りでやる、アレか!?」
武内P「はい、その予定です」
拓海「キティちゃんも一緒にか!? あぁ!?」
夏樹「……キティちゃん?」
拓海「あ? んだよ、キティちゃんは、キティちゃんだろうが」
夏樹「……」
夏樹「……ああ、そうだな」ニヤァ
武内P「はい」
拓海「オイ……『知恵の木』の周りでやる、アレか!?」
武内P「はい、その予定です」
拓海「キティちゃんも一緒にか!? あぁ!?」
夏樹「……キティちゃん?」
拓海「あ? んだよ、キティちゃんは、キティちゃんだろうが」
夏樹「……」
夏樹「……ああ、そうだな」ニヤァ
446: 名無しさん 2018/06/05(火) 19:47:30.59 ID:23GkhqHEo
武内P「……そうですね、合同ですので、当然一緒になります」
拓海「……マジで言ってんのかよ、それ」
武内P「はい」
拓海「……キティちゃんと合同LIVE……!」
夏樹「――まあ、もう良いだろ? 行こうぜ、拓海」
拓海「あ……?」
夏樹「この仕事は、もう断っただろ」
拓海「……ま、まあ……そうだけど、よ」
夏樹「だろ? あんまり長居しても、邪魔になる」ニヤニヤ
拓海「……マジで言ってんのかよ、それ」
武内P「はい」
拓海「……キティちゃんと合同LIVE……!」
夏樹「――まあ、もう良いだろ? 行こうぜ、拓海」
拓海「あ……?」
夏樹「この仕事は、もう断っただろ」
拓海「……ま、まあ……そうだけど、よ」
夏樹「だろ? あんまり長居しても、邪魔になる」ニヤニヤ
447: 名無しさん 2018/06/05(火) 19:54:31.83 ID:23GkhqHEo
武内P「いえ、ご足労頂いたのは、こちらの方ですので」
夏樹「ん? ゆっくりしてっても良いのかい?」
武内P「はい。次の、代役の方を探す作業はしますが……」
拓海「……」
夏樹「なあ、アタシらが受けたら、パレードでどんな事をしてたんだい?」
拓海「! お、おぉ! そりゃ、確かに気になるな!」
武内P「そうですね……向井さんの場合、ですが」
拓海「……」
武内P「ネコを模した衣装で、ハローキティとペアで動く形に」
拓海「キティちゃんとタイマンだぁ!?」
夏樹「拓海、ペアだペア」
拓海「お……おう」
夏樹「ん? ゆっくりしてっても良いのかい?」
武内P「はい。次の、代役の方を探す作業はしますが……」
拓海「……」
夏樹「なあ、アタシらが受けたら、パレードでどんな事をしてたんだい?」
拓海「! お、おぉ! そりゃ、確かに気になるな!」
武内P「そうですね……向井さんの場合、ですが」
拓海「……」
武内P「ネコを模した衣装で、ハローキティとペアで動く形に」
拓海「キティちゃんとタイマンだぁ!?」
夏樹「拓海、ペアだペア」
拓海「お……おう」
448: 名無しさん 2018/06/05(火) 20:04:38.80 ID:23GkhqHEo
武内P「木村さんには、多田さんの代理をお願いするので……」
夏樹「ああ、だりーの代わりってことは、ギターをひくのか」
武内P「ええ、ペンギンを模した衣装で――」
夏樹「あっ! それ、アイツだろ?」
夏樹「しかく……さんかく?」
拓海「ばつ丸だコラァ!」
夏樹「ああ! そう言えば、そうだった!」
夏樹「あの、悪そうな奴な!」
拓海「あぁ!? ひねくれ者に見えるけど、本当はイイヤツ――」
夏樹「へえ?」ニヤァ~
拓海「――……かは、知らねえが」
夏樹「ああ、だりーの代わりってことは、ギターをひくのか」
武内P「ええ、ペンギンを模した衣装で――」
夏樹「あっ! それ、アイツだろ?」
夏樹「しかく……さんかく?」
拓海「ばつ丸だコラァ!」
夏樹「ああ! そう言えば、そうだった!」
夏樹「あの、悪そうな奴な!」
拓海「あぁ!? ひねくれ者に見えるけど、本当はイイヤツ――」
夏樹「へえ?」ニヤァ~
拓海「――……かは、知らねえが」
449: 名無しさん 2018/06/05(火) 20:11:10.53 ID:23GkhqHEo
夏樹「だけど、あんな真っ黒だしなぁ」
拓海「……んだと? 見た目と中身は関係ねえだろうが!」
夏樹「目つきも、かなり悪いし」
拓海「そこがシブいんだろうが! 喧嘩売ってんのか!?」
夏樹「いやいや……そういや、アンタちょっと似てるよな」
武内P「私が、ですか?」
拓海「チッ! どこが似て――」
武内P「……」
拓海「――ばつ丸君じゃねーか」
武内P「えっ!?」
拓海「い、いや、違う! 何でもねえ!」
夏樹「……」ニヤニヤ
拓海「……んだと? 見た目と中身は関係ねえだろうが!」
夏樹「目つきも、かなり悪いし」
拓海「そこがシブいんだろうが! 喧嘩売ってんのか!?」
夏樹「いやいや……そういや、アンタちょっと似てるよな」
武内P「私が、ですか?」
拓海「チッ! どこが似て――」
武内P「……」
拓海「――ばつ丸君じゃねーか」
武内P「えっ!?」
拓海「い、いや、違う! 何でもねえ!」
夏樹「……」ニヤニヤ
450: 名無しさん 2018/06/05(火) 20:19:34.77 ID:23GkhqHEo
夏樹「ちなみに、アタシだけ受けるってのは可能かい?」
拓海「オイ、夏樹!? テメエ……どういうつもりだ!?」
夏樹「この人には、借りがあるからな」
拓海「サンリオの仕事を一人で受けようってのか!?」
夏樹「どうだい? ばつ丸くん」
武内P「はい……それは、可能です」
拓海「!?」
武内P「木村さんが引き受けて頂けると……はい、とても助かります」
夏樹「なるほどね」
夏樹「――それじゃあ、アタシは乗るぜ、この話!」
拓海「!!?」
拓海「オイ、夏樹!? テメエ……どういうつもりだ!?」
夏樹「この人には、借りがあるからな」
拓海「サンリオの仕事を一人で受けようってのか!?」
夏樹「どうだい? ばつ丸くん」
武内P「はい……それは、可能です」
拓海「!?」
武内P「木村さんが引き受けて頂けると……はい、とても助かります」
夏樹「なるほどね」
夏樹「――それじゃあ、アタシは乗るぜ、この話!」
拓海「!!?」
451: 名無しさん 2018/06/05(火) 20:23:26.06 ID:23GkhqHEo
武内P「木村さん……よろしいのですか?」
夏樹「ああ! スケジュールの調整は、頼めるんだろ?」
武内P「はい、勿論です」
拓海「オイ! あ、アタシは、その……良いのか!?」
武内P「はい?」
夏樹「おいおい、別に拓海は借りがあるわけじゃないだろ?」
拓海「……そりゃ、そうだけどよ」
夏樹「なっ、ばつ丸くん!」
武内P「は……はあ」
拓海「……!」
夏樹「ああ! スケジュールの調整は、頼めるんだろ?」
武内P「はい、勿論です」
拓海「オイ! あ、アタシは、その……良いのか!?」
武内P「はい?」
夏樹「おいおい、別に拓海は借りがあるわけじゃないだろ?」
拓海「……そりゃ、そうだけどよ」
夏樹「なっ、ばつ丸くん!」
武内P「は……はあ」
拓海「……!」
453: 名無しさん 2018/06/05(火) 20:27:16.78 ID:23GkhqHEo
夏樹「この仕事のプロデュース、宜しく頼むぜ!」
武内P「はい、可能な限り、要望には応えようと思います」
夏樹「へー! 随分気前が良いじゃないか!」
武内P「当然の結果です」
夏樹「そりゃまた……どうしてだい?」
武内P「困っている時に……助けていただけるのですから」
拓海「!」
夏樹「まっ、困った時はお互い様、って言うしな」
拓海「!!」
武内P「はい、可能な限り、要望には応えようと思います」
夏樹「へー! 随分気前が良いじゃないか!」
武内P「当然の結果です」
夏樹「そりゃまた……どうしてだい?」
武内P「困っている時に……助けていただけるのですから」
拓海「!」
夏樹「まっ、困った時はお互い様、って言うしな」
拓海「!!」
454: 名無しさん 2018/06/05(火) 20:37:26.40 ID:23GkhqHEo
拓海「……チッ! ったく、しょーがねーなー!」
武内P「向井さん?」
拓海「オイ、夏樹」
夏樹「んー? どうした?」
拓海「テメエだけに良い格好させてたまるかってんだよ!」
武内P「! それでは……?」
拓海「亜威怒流、上等! アタシが――」
夏樹「里奈、サンリオ好きみたいな事言ってたな」
武内P「! 藤本さんに、連絡を取っていただけると?」
拓海「おぉ、やってやんよ! 夜露士苦ゥ!」
拓海「……」
拓海「あぁ!?……あっ……あぁん!?」
武内P「向井さん?」
拓海「オイ、夏樹」
夏樹「んー? どうした?」
拓海「テメエだけに良い格好させてたまるかってんだよ!」
武内P「! それでは……?」
拓海「亜威怒流、上等! アタシが――」
夏樹「里奈、サンリオ好きみたいな事言ってたな」
武内P「! 藤本さんに、連絡を取っていただけると?」
拓海「おぉ、やってやんよ! 夜露士苦ゥ!」
拓海「……」
拓海「あぁ!?……あっ……あぁん!?」
455: 名無しさん 2018/06/05(火) 20:46:52.95 ID:23GkhqHEo
夏樹「里奈とか、ああいう系統の子はサンリオ好きが多いしな」
武内P「はい……そう、思っていたのですが」
夏樹「へえ、知ってたのか」
武内P「ええ、なので……向井さんにも、お話を」
夏樹「まあ、里奈なら引き受けてくれると思うぜ」
夏樹「――なっ、拓海!」
拓海「あっ? あ、いや、どう……だろうな?」
夏樹「おいおい、さっきの威勢はどうしたんだよ?」
拓海「う、うるせえな!」
夏樹「特攻隊長の名が泣くんじゃないのかい?」ニヤニヤ
拓海「!」
拓海「……夏樹……テメエ……!?」
武内P「はい……そう、思っていたのですが」
夏樹「へえ、知ってたのか」
武内P「ええ、なので……向井さんにも、お話を」
夏樹「まあ、里奈なら引き受けてくれると思うぜ」
夏樹「――なっ、拓海!」
拓海「あっ? あ、いや、どう……だろうな?」
夏樹「おいおい、さっきの威勢はどうしたんだよ?」
拓海「う、うるせえな!」
夏樹「特攻隊長の名が泣くんじゃないのかい?」ニヤニヤ
拓海「!」
拓海「……夏樹……テメエ……!?」
456: 名無しさん 2018/06/05(火) 20:59:23.34 ID:23GkhqHEo
武内P「お話によれば、猫も好き……と、聞いていたので」
拓海「おっ、おう! 動物系の仕事は、まあ、それなりにな!」
夏樹「だけど、代役ってのは嫌なんだろ?」
拓海「そうは言ったけどよ……言ったけど!」
武内P「向井さんならば適任だと、そう、考えての事でした」
拓海「まっ、まあ? そこまで言われちゃ、アタシだって考えなくも――」
夏樹「拓海は、一度決めたら最後まで突っ走るからなぁ」
夏樹「キティちゃんくらい、動かすのは大変だぜ?」
拓海「あぁ!? りんご三個分くらい、余裕に決まってんだろうが!」
拓海「……じゃねえ! アタシは、そんなに軽くねえぞ、コラァ!」
武内P「……りんご三個分?」
拓海「おぉ、キティちゃんの体重が、りんご三個分なん……」
武内P「……」
夏樹「あっはっはっはっは!」
拓海「おっ、おう! 動物系の仕事は、まあ、それなりにな!」
夏樹「だけど、代役ってのは嫌なんだろ?」
拓海「そうは言ったけどよ……言ったけど!」
武内P「向井さんならば適任だと、そう、考えての事でした」
拓海「まっ、まあ? そこまで言われちゃ、アタシだって考えなくも――」
夏樹「拓海は、一度決めたら最後まで突っ走るからなぁ」
夏樹「キティちゃんくらい、動かすのは大変だぜ?」
拓海「あぁ!? りんご三個分くらい、余裕に決まってんだろうが!」
拓海「……じゃねえ! アタシは、そんなに軽くねえぞ、コラァ!」
武内P「……りんご三個分?」
拓海「おぉ、キティちゃんの体重が、りんご三個分なん……」
武内P「……」
夏樹「あっはっはっはっは!」
458: 名無しさん 2018/06/05(火) 21:16:31.93 ID:23GkhqHEo
夏樹「たっ、拓海……詳しす……あっはっは!」
拓海「夏樹ィ! お前、マジで、お前……んあああ!」
夏樹「ヒー……ヒー……! あはは、悪い悪い!」
武内P「その……向井さんは、サンリオがお好きなのですか?」
拓海「あぁ!? そりゃ、お前……」
武内P「……」
拓海「……チッ!」
拓海「ああ、だったらどうした!? 文句あんのか、あぁん!?」
拓海「キティちゃん、カワイイだろうが! えぇ、オイ!」
武内P「では、この仕事……」
夏樹「引き受けてくれるかな?」
拓海「いいとも!」
拓海「……夏樹ィィィ! テメエ、マジ調子ん乗るなよ!?」
夏樹「あはっはっは! はっは……ゴホッ! あっはははは!」
拓海「夏樹ィ! お前、マジで、お前……んあああ!」
夏樹「ヒー……ヒー……! あはは、悪い悪い!」
武内P「その……向井さんは、サンリオがお好きなのですか?」
拓海「あぁ!? そりゃ、お前……」
武内P「……」
拓海「……チッ!」
拓海「ああ、だったらどうした!? 文句あんのか、あぁん!?」
拓海「キティちゃん、カワイイだろうが! えぇ、オイ!」
武内P「では、この仕事……」
夏樹「引き受けてくれるかな?」
拓海「いいとも!」
拓海「……夏樹ィィィ! テメエ、マジ調子ん乗るなよ!?」
夏樹「あはっはっは! はっは……ゴホッ! あっはははは!」
459: 名無しさん 2018/06/05(火) 21:26:23.80 ID:23GkhqHEo
・ ・ ・
武内P「――木村さん、向井さん、お疲れ様でした」
武内P「今回は、非常に助かりました」
武内P「改めて、お礼を言わせてください」
夏樹「なあに、良いって良いって。なっ、拓海」
拓海「おぉ、やると決めたからには、スジを通しただけだ」
夏樹「アタシ、あんなニコニコした顔初めて見たぜ?」
拓海「バッ……おま……!? にっ、ニコニコなんてしてねえ!」
夏樹「って言ってるけど、アンタはどう思う?」
拓海「オイ! ニコニコなんてしてねえよな!? なっ!?」
武内P「はい」
武内P「とても……キラキラした、良い、笑顔でした」
夏樹「……っくく!」
拓海「……」
武内P「――木村さん、向井さん、お疲れ様でした」
武内P「今回は、非常に助かりました」
武内P「改めて、お礼を言わせてください」
夏樹「なあに、良いって良いって。なっ、拓海」
拓海「おぉ、やると決めたからには、スジを通しただけだ」
夏樹「アタシ、あんなニコニコした顔初めて見たぜ?」
拓海「バッ……おま……!? にっ、ニコニコなんてしてねえ!」
夏樹「って言ってるけど、アンタはどう思う?」
拓海「オイ! ニコニコなんてしてねえよな!? なっ!?」
武内P「はい」
武内P「とても……キラキラした、良い、笑顔でした」
夏樹「……っくく!」
拓海「……」
461: 名無しさん 2018/06/05(火) 21:35:03.87 ID:23GkhqHEo
夏樹「なあ、次の合同LIVEはいつだい?」
武内P「次、ですか?」
夏樹「一回限りの代役ってわけでも……無いんだろ?」
武内P「そう、ですね……先方と、検討してみます」
夏樹「だってよ! 良かったな、拓海!」
拓海「……チッ! うるせえな!」
拓海「……オイ、夏樹」
拓海「何で、アタシに最初……サンリオの仕事って言わなかったんだ?」
拓海「ランドなんて言ったら、勘違いするに決まってんだろーが」
夏樹「ん?」
夏樹「そりゃあ、勘違いすると思ったからだよ」
拓海「……あぁ!?」
武内P「次、ですか?」
夏樹「一回限りの代役ってわけでも……無いんだろ?」
武内P「そう、ですね……先方と、検討してみます」
夏樹「だってよ! 良かったな、拓海!」
拓海「……チッ! うるせえな!」
拓海「……オイ、夏樹」
拓海「何で、アタシに最初……サンリオの仕事って言わなかったんだ?」
拓海「ランドなんて言ったら、勘違いするに決まってんだろーが」
夏樹「ん?」
夏樹「そりゃあ、勘違いすると思ったからだよ」
拓海「……あぁ!?」
462: 名無しさん 2018/06/05(火) 21:41:53.81 ID:23GkhqHEo
拓海「オイ! そりゃ、一体どういう意味だ!?」
夏樹「ああいう流れじゃないと、素直に仕事を受けるって言わないだろ?」
拓海「んなことねー……事も……無い、な」
夏樹「だろ?」
拓海「お前……まさか、それで?」
夏樹「まあ、それに、珍しいものも見れたからな! っくく!」
拓海「オイ、コラ夏樹! マジで調子――」
武内P「――はい」
武内P「木村さんも……とても、キラキラした、良い笑顔でした」
夏樹「はっ?」
拓海「あっ?」
武内P「えっ?」
夏樹「ああいう流れじゃないと、素直に仕事を受けるって言わないだろ?」
拓海「んなことねー……事も……無い、な」
夏樹「だろ?」
拓海「お前……まさか、それで?」
夏樹「まあ、それに、珍しいものも見れたからな! っくく!」
拓海「オイ、コラ夏樹! マジで調子――」
武内P「――はい」
武内P「木村さんも……とても、キラキラした、良い笑顔でした」
夏樹「はっ?」
拓海「あっ?」
武内P「えっ?」
463: 名無しさん 2018/06/05(火) 21:50:34.22 ID:23GkhqHEo
夏樹「ま、待ってくれよ! アタシが、キラキラしてたって?」
武内P「? はい」
拓海「オイ、詳しく聞かせろって、なぁ」
夏樹「何かの間違いだろ?」
武内P「……こちらが、LIVEの時の写真になります」
スッ…
夏樹・拓海「……」
武内P「私には、木村さんも……とても、楽しんでいるように見えました」
拓海「……夏樹?」
夏樹「……まあ、なんだ」
夏樹「アタシだって、こういう時もある」
拓海「あぁ、なるほどな」
拓海「……って、それで納得すると思ってんのか!? オイ、夏樹ィ!」
武内P「? はい」
拓海「オイ、詳しく聞かせろって、なぁ」
夏樹「何かの間違いだろ?」
武内P「……こちらが、LIVEの時の写真になります」
スッ…
夏樹・拓海「……」
武内P「私には、木村さんも……とても、楽しんでいるように見えました」
拓海「……夏樹?」
夏樹「……まあ、なんだ」
夏樹「アタシだって、こういう時もある」
拓海「あぁ、なるほどな」
拓海「……って、それで納得すると思ってんのか!? オイ、夏樹ィ!」
466: 名無しさん 2018/06/05(火) 22:00:36.65 ID:23GkhqHEo
夏樹「いや……だって、名前に『バッド』なんて付いてるんだぜ?」
夏樹「存在からして、もうロックで……な、わかるだろ?」
拓海「わかる。ばつ丸くんの、媚びねえ態度は憧れるぜ」
夏樹「だろ? つまり、そういう事だよ」
拓海「……なるほどな」
拓海「お前も好きだったんじゃねーか! ふざけんじゃねえぞ!?」
夏樹「……オイオイ、アタシがいつ嫌いだなんて言った?」
拓海「言ってねえな! ああ、確かに言っちゃいねえ!」
拓海「そういや、『知恵の木』もサラッと受け入れてたよなぁ!?」
夏樹「拓海、お前……よく覚えてるな」
拓海「クソッ! お前……お前……!?」
夏樹「ははは、悪い悪い」
夏樹「存在からして、もうロックで……な、わかるだろ?」
拓海「わかる。ばつ丸くんの、媚びねえ態度は憧れるぜ」
夏樹「だろ? つまり、そういう事だよ」
拓海「……なるほどな」
拓海「お前も好きだったんじゃねーか! ふざけんじゃねえぞ!?」
夏樹「……オイオイ、アタシがいつ嫌いだなんて言った?」
拓海「言ってねえな! ああ、確かに言っちゃいねえ!」
拓海「そういや、『知恵の木』もサラッと受け入れてたよなぁ!?」
夏樹「拓海、お前……よく覚えてるな」
拓海「クソッ! お前……お前……!?」
夏樹「ははは、悪い悪い」
468: 名無しさん 2018/06/05(火) 22:20:59.44 ID:23GkhqHEo
拓海「オイ! テメエも何とか言え!」
武内P「私が……ですか?」
拓海「そもそも、テメエが話を持ってきたから、こんな事になったんだろーが!」
夏樹「まあ、確かにそうだな。ホラ、アタシ何か言うことは?」
武内P「えっ!?」
拓海・夏樹「……」
武内P「……次の合同LIVEも、頑張ってください」
拓海・夏樹「……それだけ?」
武内P「……笑顔で、頑張ってください」
夏樹「……あっはっはっはっは! オーケー! あっはは!」
拓海「……喧嘩上等! 行くぞ、オラァ!」
おわり
武内P「私が……ですか?」
拓海「そもそも、テメエが話を持ってきたから、こんな事になったんだろーが!」
夏樹「まあ、確かにそうだな。ホラ、アタシ何か言うことは?」
武内P「えっ!?」
拓海・夏樹「……」
武内P「……次の合同LIVEも、頑張ってください」
拓海・夏樹「……それだけ?」
武内P「……笑顔で、頑張ってください」
夏樹「……あっはっはっはっは! オーケー! あっはは!」
拓海「……喧嘩上等! 行くぞ、オラァ!」
おわり
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